JP5644320B2 - 画像表示装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、フォトフレームなどの表示機器を利用した画像表示装置およびその制御プログラムに関する。
近年、フォトフレームが実用化され一般家庭をはじめ様々な場所で利用されている。
フォトフレームは、高画質で容易に複数の画像を切り替えて表示させることができるため、絵画に代わるインテリアとしての利用も高まっている。
そこで、前記フォトフレームに表示させる画像を変化させて楽しむために、例えば写真撮影された原画像の画像データを処理して水彩画調の画像や水墨画調の画像などに変換する技術の利用が考えられる(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
一方、ロビーや室内等に複数台のフォトフレームを近接して配置する場合に、各フォトフレームが表示する各画像は何の関連性もなく、独自の画像を表示することになるが、表示される各画像が違いすぎると違和感を生じてしまう。
そこで、複数台のフォトフレームを近接して配置する場合に、当該複数台のフォトフレームの全体で1枚の画像が表現されるように、各フォトフレームにその数に応じて分割した画像をそれぞれ与え、当該画像のスクロール等において連携して表示させる技術の利用が考えられる(例えば、特許文献3参照。)。
特開平08−044867号公報 特開平11−120334号公報 特開2009−100470号公報
従来、ロビーや室内等に複数台のフォトフレームを近接して配置する場合に、当該複数台のフォトフレームの全体で1枚の画像が表現されるように、連携して表示させることが考えられているが、この場合には、1台のフォトフレームで任意の複数の画像を表示できるという、フォトフレーム本来の特徴を生かし切ることができない。
また、例えばギャラリーのように、複数台のフォトフレームをある空間の中で近接して配置した場合、鑑賞者はその全体を眺めることがあるが、フォトフレームに表示されている各画像の種類が異なれば各フォトフレーム全体として調和がとれなくなる。調和をとるためには、複数台のフォトフレームが近接して配置されているか否かに応じて各フォトフレームに表示される各画像の選択をその都度手動で設定しなければならない。
本発明は、このような課題に鑑みなされたもので、複数台の表示端末を近接して配置した場合に、各表示端末にて表示される各画像を、全体として調和のとれた表示にすることが可能になる画像表示装置およびその制御プログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の画像表示装置は、複数種類の画像テーマに分類された画像を記憶する画像記憶手段と、複数の端末装置の位置情報を取得する位置情報取得手段と、この位置情報取得手段により取得された各端末装置の位置情報に基づき、お互いに近接する端末装置をグループ化する端末装置グループ化手段と、この端末装置グループ化手段によりグループ化された端末装置のグループ毎に、画像テーマの種類を設定する画像テーマ設定手段と、前記端末装置グループ化手段によりグループ化された端末装置のグループ毎に、当該グループ内の各端末装置に対応付けて、前記画像テーマ設定手段により設定された該当するグループの同じ画像テーマに分類されて前記画像記憶手段に記憶された画像の中から再生対象の画像を指定する再生画像指定手段と、この再生画像指定手段により指定された各端末装置の各々に対応する再生対象の画像を前記画像記憶手段に記憶された画像の中から読み出し、各対応する端末装置へ出力して表示させる画像出力手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の画像表示装置は、前記請求項1に記載の画像表示装置において、前記再生画像指定手段は、指定される再生対象の画像が、前記画像記憶手段に記憶された該当する画像テーマの画像の中で終了したかを判断するテーマ内画像終了判断手段を備え、前記画像テーマ設定手段は、設定された画像テーマの種類を、前記テーマ内画像終了判断手段による画像終了の判断に応じて別の種類の画像テーマに更新して設定するテーマ更新設定手段を有する、ことを特徴としている。
請求項3に記載の画像表示装置は、前記請求項1に記載の画像表示装置において、前記再生画像指定手段は、同じグループ内の各端末装置で異なる再生対象の画像を指定することを特徴としている。
請求項4に記載の画像表示装置は、前記請求項1に記載の画像表示装置において、前記端末装置グループ化手段によりグループ化された端末装置のグループを示すグループ情報と、前記画像テーマ設定手段により設定された該当するグループの画像テーマと、当該グループ情報が示すグループ内の各端末装置を示す端末識別情報と、当該端末識別情報が示す各端末装置の各々に対応して前記再生画像指定手段により指定された再生対象の画像を指定する再生画像指定情報とを対応付けて記憶する対応情報記憶手段を備え、前記画像出力手段は、前記対応情報記憶手段に記憶された再生画像指定情報に従い、該当するグループ内の各端末装置の各々に対応する再生対象の画像を前記画像記憶手段に記憶された該当する画像テーマの画像の中から読み出し、各対応する端末装置へ出力して表示させる、ことを特徴としている。
請求項5に記載の画像表示装置は、前記請求項1に記載の画像表示装置において、前記画像出力手段は、再生対象の画像を同じグループの各端末装置へ順次所定時間毎にずらして出力して表示させることを特徴としている。
請求項6に記載の画像表示装置は、前記請求項1に記載の画像表示装置において、前記位置情報取得手段は、所定時間毎に複数の端末装置の位置情報を取得し、前記端末装置グループ化手段は、前記位置情報取得手段により所定時間毎に取得された各端末装置の位置情報に基づき、端末装置をグループ化する、ことを特徴としている。
請求項7に記載のプログラムは、複数の端末装置との通信機能を有する電子機器のコンピュータを制御するためのプログラムであって、前記コンピュータを、複数種類の画像テーマに分類された画像をメモリに記憶させる画像記憶手段、前記複数の端末装置の位置情報を取得する位置情報取得手段、この位置情報取得手段により取得された各端末装置の位置情報に基づき、お互いに近接する端末装置をグループ化する端末装置グループ化手段、この端末装置グループ化手段によりグループ化された端末装置のグループ毎に、画像テーマの種類を設定する画像テーマ設定手段、前記端末装置グループ化手段によりグループ化された端末装置のグループ毎に、当該グループ内の各端末装置に対応付けて、前記画像テーマ設定手段により設定された該当するグループの同じ画像テーマに分類されて前記画像記憶手段により記憶された画像の中から再生対象の画像を指定する再生画像指定手段、この再生画像指定手段により指定された各端末装置の各々に対応する再生対象の画像を前記画像記憶手段により記憶された画像の中から読み出し、各対応する端末装置へ出力して表示させる画像出力手段、として機能させることを特徴としている。
本発明によれば、複数台の表示端末を近接して配置した場合に、各表示端末にて表示される各画像を、全体として調和のとれた表示にすることが可能になる画像表示装置およびその制御プログラムを提供できる。
本発明の画像表示装置の実施形態に係る画像表示サーバ10を備えた画像表示システムの全体構成を示すブロック図。 前記画像表示システムにおける画像表示サーバ[S]10の電子回路の構成を示すブロック図。 前記画像表示サーバ[S]10の画像記憶部13に記憶される画像データの内容を示す図。 前記画像表示サーバ[S]10の各種テーブル記憶部14に記憶されるグループテーブル14aを示す図。 前記画像表示サーバ[S]10の各種テーブル記憶部14に記憶される変換テーブル14bを示す図。 前記画像表示サーバ[S]10の各種テーブル記憶部14に記憶される端末画像テーブル14cを示す図。 前記画像表示システムにおけるフォトフレーム端末[F]20の電子回路の構成を示すブロック図。 前記画像表示システムの画像表示サーバ[S]10による端末グループ生成処理(その1)を示すフローチャート。 前記画像表示システムの画像表示サーバ[S]10による端末グループ生成処理(その2)を示すフローチャート。 前記画像表示システムの画像表示サーバ[S]10による画像出力処理を示すフローチャート。 前記画像表示システムの各フォトフレーム端末[F1]20a,[F2]F2,…による端末処理を示すフローチャート。
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の画像表示装置の実施形態に係る画像表示サーバ10を備えた画像表示システムの全体構成を示すブロック図である。
この画像表示システムは、画像表示サーバ[S]10と、この画像表示サーバ[S]10と相互に通信する機能を有する複数台のフォトフレーム端末[F1]20a,[F2]20b,…とを備えて構成される。
複数台のフォトフレーム端末[F1]20a,[F2]20b,…は、会社やホテルのロビーなど、人が出入りする空間の適宜な位置に配置される。
各フォトフレーム端末[F1]20a,[F2]20b,…は、画像を表示する機能に加え、GPS(Global Positioning System)などの自己の位置を計測する機能を備え、同図中の(p013)(p015)(p016)(p021)(p022)(p028)は当該各端末[F1]20a〜[F6]20fにて検出された位置情報を示している。
画像表示サーバ[S]10は、各フォトフレーム端末[F1]20a〜[F6]20fから受信される位置情報(p013)…(p028)に基づき、予め設定された相互に近接する範囲内に配置された各端末同士をグループ化して管理する。
ここでは、端末[F1]20a〜[F3]20cをグループ情報“g001”、端末[F4]20d,[F5]20eをグループ情報“g002”、端末[F6]20fをグループ情報“g003”として管理する。
なお、同図中のフォトフレーム端末[F3]20cは、前記画像表示サーバ[S]10のグループ情報“g001”にて管理される範囲内に、途中その範囲外から移動されて配置されたイメージを示している。
図2は、前記画像表示システムにおける画像表示サーバ[S]10の電子回路の構成を示すブロック図である。
この画像表示サーバ[S]10は、例えばPC(Personal Computer)を用いて構成され、コンピュータであるCPU(Central Processing Unit)11を備えている。
このCPU11には、記憶部12、画像記憶部13、各種テーブル記憶部14、時計回路15、入力部16、通信部17、表示部18が接続される。
前記CPU11は、前記記憶部12に記憶されたサーバ制御プログラム、あるいはCD−ROMなどの記録媒体から記憶部12に読み込まれたサーバ制御プログラム、あるいは通信ネットワーク上のプログラムサーバからダウンロードされて記憶部12に読み込まれたサーバ制御プログラムに従い回路各部の動作を制御する。
図3は、前記画像表示サーバ[S]10の画像記憶部13に記憶される画像データの内容を示す図である。
この画像記憶部13には、例えばデジタルカメラにより撮影された多種多様な画像データが、風景画像,人物画像,被写体別画像、撮影年月日別画像などの任意の画像テーマT11,T21,T31,…,Tnmに分類され、その画像テーマT11,T21,T31,…,Tnm毎に多数の画像データQ11−Q1i,Q21−Q2j,Q31−Q3k,…が記憶される。
図4は、前記画像表示サーバ[S]10の各種テーブル記憶部14に記憶されるグループテーブル14aを示す図である。
このグループテーブル14aには、本画像表示サーバ[S]10の管理対象である各フォトフレーム端末[F1]20a,[F2]20b,…の端末識別情報“0053”“0153”…に対応付けて、通信部17を介して受信される各端末[F1]20a,[F2]20b,…の位置情報“p013”“p015”…、グループ情報“g001”…、該グループ情報“g001”…を生成するための仮グループ情報“k001”…が記憶される。
なお、同図に示すグループテーブル14aにおいて、フォトフレーム端末[F3]20cの端末識別情報“0021”に対応するところのグループ情報がブランク“−”なのはグループ情報が設定される前の状態を示している。
図5は、前記画像表示サーバ[S]10の各種テーブル記憶部14に記憶される変換テーブル14bを示す図である。
この変換テーブル14bには、本画像表示サーバ[S]10の管理対象であるグループ情報“g001”“g002”…毎に、該当グループ(例えば“g001”)内の各フォトフレーム端末([F1]20a〜[F3]20c)に表示させる画像の画像テーマとその切り替え順(T31→T21→…)、現在の画像テーマ(T21)、現在の画像変換種(水彩画)、予め設定された1回の再生時間(初期値)、残り再生時間が記憶される。
図6は、前記画像表示サーバ[S]10の各種テーブル記憶部14に記憶される端末画像テーブル14cを示す図である。
この端末画像テーブル14cには、本画像表示サーバ[S]10の管理対象である各グループ情報“g001”…毎の端末識別情報“0053”“0153”…に対応付けて、当該端末[F1]20a,[F2]20b,…にて再生すべき前記現在の画像テーマT21,…における現在の再生画像の指定情報“Q280”“Q235”…とその再生開始画像の指定情報“Q212”“Q230”…とが記憶される。
つまり、前記図5,図6における変換テーブル14bおよび端末画像テーブル14cにおいて、グループ情報“g001”に属する端末識別情報“0053”“0153”“0021”の各端末[F1]20a,[F2]20b,[F3]20cには、何れも同一の画像テーマT21内の画像を同一の画像変換種[水彩画]で変換して再生対象に設定することを示している。そして、端末[F1]20aの現在の再生画像[T21−Q280]は再生開始画像[T21−Q212]から更新されて設定されたことを示し、端末[F2]20bの現在の再生画像[T21−Q235]は再生開始画像[T21−Q230]から更新されて設定されたことを示し、端末[F3]20cの現在の再生画像[T21−Q221は再生開始画像[T21−Q290]から更新されて設定されたことを示す。
なお、この画像表示サーバ[S]10において、CPU11が、記憶部12に記憶されるサーバ制御プログラムに従い回路各部の動作を制御し、ハードウエアとソフトウエアが協働することにより実行される機能としては、少なくとも次の7つの機能(Ser1)〜(Ser7)が含まれる。
(Ser1) 各フォトフレーム端末[F1]20a,[F2]20b,…から取得される位置情報“p013”“p015”…同士の比較により、所定範囲に含まれる端末[F1]20a,[F2]20b,…をグループ化してグループ情報“g001”“g002”…を付加し、グループテーブル14aを生成する機能。
(Ser2) 変換テーブル14bのグループ情報“g001”“g002”…毎に設定された再生時間の残り再生時間に従い、例えば残り再生時間が“0”になる毎に、該当のグループ情報“g…”に対応付けられた各端末[Fn]…毎の再生画像[Tmx−Qmn]を同一の画像テーマTmx内で更新し、端末画像テーブル14cを生成する機能。
(Ser3) 前記(Ser2)の機能の実行に伴い、何れかの端末[Fn]の更新された再生画像[Tmx−Qmn]がその画像テーマTmx内で一巡したと判断された場合に、該当のグループ情報“g…”に対応付けられた変換テーブル14bの現在の画像テーマTmxを更新し、更新された画像テーマT(m+1)xに基づき、同グループ情報“g…”内の各端末[Fn]…毎の再生画像[T(m+1)x−Qmn]を前記端末画像テーブル14cに新たに設定する機能。
(Ser4) 前記(Ser3)の機能の実行に伴い、該当のグループ情報“g…”に対応付けられた変換テーブル14bの現在の画像変換種を更新する機能。
(Ser5) 前記(Ser2)または(Ser4)の機能の実行に伴い、変換テーブル14bの該当のグループ情報“g…”に対応付けられた現在の画像変換種で、前記端末画像テーブル14cで示される該当のグループ情報“g…”に対応付けられた各端末[Fn]…毎の再生画像[Tmx−Qmn]…を画像変換する機能。
(Ser6) 前記(Ser5)の機能の実行に伴い、画像変換された再生画像[Tmx−Qmn]…を、該当するグループ情報“g…”に対応付けられた各端末[Fn]…に送信して表示させる機能。
(Ser7) 前記(Ser6)の機能の実行に伴い、変換テーブル14b内の該当のグループ情報“g…”に対応付けられた残り再生時間を初期値にリセットする機能。
図7は、前記画像表示システムにおけるフォトフレーム端末[F]20の電子回路の構成を示すブロック図である。
ここでは、前記図1で示した各フォトフレーム端末[F1]20a,[F2]20b,…について、これを代表する符号[F]20として説明する。
このフォトフレーム端末[F]20は、コンピュータであるCPU(Central Processing Unit)21を備えている。
このCPU21には、記憶部22、画像記憶部23、位置計測部24、時計回路25、入力部26、通信部27、表示部28が接続される。
前記CPU21は、前記記憶部22に記憶された端末制御プログラム、あるいはCD−ROM、メモリカードなどの記録媒体から記憶部22に読み込まれた端末制御プログラム、あるいは通信ネットワーク上のプログラムサーバからダウンロードされて記憶部22に読み込まれた端末制御プログラムに従い回路各部の動作を制御する。
前記画像記憶部23は、表示部28のフレームバッファとして機能し、前記画像表示サーバ10から設定再生時間毎に送信されてくる再生画像[Tmx−Qmn]の画像データが記憶される。
前記位置計測部24は、このフォトフレーム端末[F]20自身の存在する位置(位置情報“p…”)を高精度に計測する。
なお、このフォトフレーム端末[F]20において、CPU21が、記憶部22に記憶される端末制御プログラムに従い回路各部の動作を制御し、ハードウエアとソフトウエアが協働することにより実行される機能としては、少なくとも次の2つの機能(Fra1)(Fra2)が含まれる。
(Fra1) 前記画像表示サーバ[S]10からの要求に応じて前記位置計測部24により計測される端末[F]20自身の位置情報“p…”を送信する機能。
(Fra2) 前記画像表示サーバ[S]10から受信された再生画像[Tmx−Qmn]の画像データを画像記憶部23に記憶させ、表示部28に表示させる機能。
次に、前記構成の画像表示システムによる複数台のフォトフレーム端末[F1]20a,[F2]20b,…を用いた統一的画像表示機能について説明する。
図8Aは、前記画像表示システムの画像表示サーバ[S]10による端末グループ生成処理(その1)を示すフローチャートである。
画像表示サーバ[S]10では、ユーザによって適宜移動容易な各フォトフレーム端末[F1]20a,[F2]20b,…の配置位置を常時監視してグループ化する必要がある。このため、この端末グループ生成処理は、時計回路15により計時される所定時間毎(例えば1分毎)に繰り返し実行される。
この端末グループ生成処理(その1)が起動されると、先ず、各種テーブル記憶部14のグループテーブル14a(図4参照)に記憶されている各端末[F1]20a,[F2]20b,…の端末識別情報“0053”“0153”…に基づき、当該各端末[F1]20a,[F2]20b,…に対して位置情報の取得要求が順次送信される。
そして、前記位置情報の取得要求に応答して、各端末[F1]20a,[F2]20b,…からその位置情報“p013”“p015”…が受信されると(ステップS1(Yes))、当該受信された位置情報“p013”“p015”…は、前記グループテーブル14aの端末識別情報“0053”“0153”…に対応付けられて記憶される(ステップS2)。
なお、前記位置情報の取得要求を送信した端末[Fn]からの応答が無く、その位置情報“p…”が受信されない場合には(ステップS1(No))、位置情報無しの情報(例えば“p999”)が、前記グループテーブル14aの該当する端末識別情報(例えば“0231”)に対応付けられて記憶される(ステップS4)。
この後、前記グループテーブル14aに記憶されている各端末[F1]20a,[F2]20b,…の全ての端末識別情報“0053”“0153”…に対応する位置情報“p…”の取得とその記憶が完了したと判断されると(ステップS3(Yes))、当該グループテーブル14a内の各端末識別情報“0053”“0153”…に対応付けられたデータが、各位置情報“p013”“p015”…に基づいて、例えば画像表示サーバ[S]10に最も近い位置情報“p013”を先頭にしてソートされる(ステップS5)。
ここで、前記グループテーブル14aのアドレスを“i”とし、その先頭アドレスi(=001番地)の仮グループ情報の記憶エリアに初期値“k001”が記憶される(ステップS6)。
すると、前記グループテーブル14aにおけるi(=001番地)の位置情報“p013”とi+1(=002番地)の位置情報“p015”とが比較され(ステップS7)、各位置情報が相対的に近接した所定の範囲内にあるか否か判断される(ステップS8)。
各位置情報“p013”と“p015”とが所定の範囲内にあると判断された場合には(ステップS8(Yes))、i+1(=002番地)の仮グループ情報としてi(=001番地)と同じ仮グループ情報“k001”が記憶される(ステップS9)。
そして、アドレスiがインクリメント(i+1)されてi(=002番地)とされ(ステップS10)、iに対応するグループテーブル14aのアドレスが終了したか否か判断される(ステップS11)。
ここでは、i(=002番地)であり、グループテーブル14aのアドレスは終了していないと判断されると(ステップS11(No))、同iにアドレスされるメモリエリアの端末識別情報に位置情報が無いか有るか判断される(ステップS12)。
ここでは、i(=002番地)の端末識別情報“0153”に対応付けられた位置情報“p015”が有ると判断されるので(ステップS12(No))、前記ステップS7からの処理に戻る。
すると、前記グループテーブル14aにおけるi(=002番地)の位置情報“p015”とi+1(=003番地)の位置情報“p016”とが比較され(ステップS7)、各位置情報が相対的に近接した所定の範囲内にあるか否か判断される(ステップS8)。
この場合も、各位置情報“p015”と“p016”とは所定の範囲内にあると判断され(ステップS8(Yes))、i+1(=003番地)の仮グループ情報としてi(=002番地)と同じ仮グループ情報“k001”が記憶される(ステップS9)。
この後、前記同様にステップS7〜S12の処理が繰り返され、インクリメントされたi(=003番地)の位置情報“p016”とi+1(=004番地)の位置情報“p021”とが比較された際に(ステップS7)、各位置情報が相対的に近接した所定の範囲内にないと判断されると(ステップS8(No))、現在の仮グループ情報“k001”が“k002”に更新される(ステップS13)。
そして、i+1(=004番地)の仮グループ情報として前記更新された仮グループ情報“k002”が記憶される(ステップS14)。
すなわち、前記ステップS7〜S14の処理が繰り返し実行されることで、位置情報“p…”に基づきソートされた各端末識別情報“0053”“0153”…に対応付けて、所定の範囲内に有ると判断された端末の範囲には同じ仮グループ情報“k…”が記憶され、所定の範囲内にないと判断された端末の範囲からは更新された仮グループ情報“k…”が記憶される。
これにより、所定の範囲内に配置された各端末[F]20…の端末識別情報には、同じ仮グループ情報“k…”が対応付けられてグループ化されることになる。
この後、前記ステップS10にてインクリメントされたグループテーブル14aのアドレスiが、例えば最終アドレスになった際に、ステップS12において、端末識別情報“0231”に対応する位置情報として、“p999”が記憶されていることで、位置情報無しと判断されると(ステップS12(Yes))、当該i以降のアドレスに対応する仮グループ情報とグループ情報のメモリエリアに、“null”コードが記憶される(ステップS15)。
こうして、前記グループテーブル14aのi以降のアドレスに対応する仮グループ情報とグループ情報のメモリエリアに、“null”コードが記憶されるか(ステップS15)、または前記ステップS10においてインクリメントされた“i”に対応するグループテーブル14aのアドレスが終了したと判断されると(ステップS11(Yes))、前記仮グループ情報の設定が終了し、図8BにおけるステップS16以降の処理に進む。なお、図4のグループテーブル14aに記載している各情報は以上の処理を行った状態で記憶されている情報である。
図8Bは、前記画像表示システムの画像表示サーバ[S]10による端末グループ生成処理(その2)を示すフローチャートである。
この端末グループ生成処理(その2)に移行されると、先ず、前記グループテーブル14aの先頭から同じ仮グループ情報“k…”の範囲が読み出され(ステップS16)、当該同じ仮グループ情報“k…”の範囲内に既にグループ情報“g…”が対応付けされた仮グループ情報があるか否か判断される(ステップS17)。
ここで、同じ仮グループ情報“k…”の範囲内に既にグループ情報“g…”が対応付けされた仮グループ情報がないと判断された場合、つまり当該同じ仮グループ情報“k…”の範囲に対応する各フォトフレーム端末[F]20…は、何れも前記画像表示サーバ[S]10の管理対象として新たに配置されたものであると判断されると(ステップS17(No))、グループテーブル14aには現在存在しない新規のグループ情報“g…”が生成され、当該同じ仮グループ情報“k…”の範囲に対応付けられて記憶される(ステップS18)。
すると、前記新規のグループ情報“g…”に対して、画像記憶部13にある各画像テーマT11,T21,…,Tnmの中からランダムに選択された画像テーマの切り替え順が設定されると共に、当該切り替え順の中からランダムに選択された現在の画像テーマ、複数の画像変換種の中からランダムに選択された現在の画像変換種、予め設定された再生時間、残り再生時間“0.00”を対応付けた変換テーブル14bが生成される(ステップS19)。
一方、前記グループテーブル14a(図4参照)における同じ仮グループ情報“k001”の範囲が読み出され(ステップS16)、当該同じ仮グループ情報“k001”の範囲内に既にグループ情報“g001”が対応付けされた仮グループ情報があると判断された場合には(ステップS17(Yes))、当該同じ仮グループ情報“k001”の範囲内で最も多いグループ情報“g001”に、他のグループ情報が書き替えられる(ステップS20)。
具体的には、前記同じ仮グループ情報“k001”の範囲内で、新たに配置されたフォトフレーム端末[F3]20cの端末識別情報“0021”に対応付けられたグループ情報のブランク“−”が、グループ情報“g001”に書き替えられる。
こうして、前記グループテーブル14aにおける同じ仮グループ情報“k001”の範囲に対応するグループ情報“g001”が設定され、当該グループ情報“g001”に対応する変換テーブル14bも生成されると、該当グループ“g001”内の各端末[F1]20a,[F2]20b,[F3]20cに対応する端末画像テーブル14c(図6参照)が生成される(ステップS21)。
具体的には、前記端末画像テーブル14cにおける該当するグループ情報“g001”の各端末識別情報“0053”“0153”“0021”に対応する現在の再生画像(指定情報)と再生開始画像(指定情報)について、新規の端末配置に伴い未設定のところがある場合は、前記変換テーブル14bに設定された該当のグループ情報“g001”に対応する現在の画像テーマT21の各画像Q21−Q2jの中から、予め初期設定されるか若しくはランダム設定された画像(指定情報)“Q2n”が、現在の再生画像(指定情報)と再生開始画像(指定情報)として書き込まれる。
ここで、グループテーブル14aから読み出された仮グループ情報“k…”が最後の仮グループ情報であるか、または“null”であるかが判断され(ステップS22)、そうでないと判断された場合は(ステップS22(No))、次の同じ仮グループ情報“k002”の範囲が読み出される(ステップS23)。
そして、当該次の同じ仮グループ情報“k002”の範囲に対応するところのグループ情報“g002”の生成処理、変換テーブル14bの生成処理、端末画像テーブル14cの生成処理が、前記同様に繰り返される(ステップS17〜S21)。
この後、グループテーブル14aから読み出された仮グループ情報“k…”が最後のグループ情報である、または“null”であると判断されると(ステップS22(Yes))、前記グループテーブル14aに設定されたグループ情報“g…”と前記変換テーブル14bに設定されたグループ情報“g…”とが比較され、当該グループテーブル14aに存在しないグループ情報に対応するところの変換テーブル14bのデータが削除される(ステップS24)。
そして、前記グループテーブル14aにおける全ての仮グループ情報“k…”が削除され(ステップS25)、前記一連の端末グループ生成処理は終了される(END)。
こうして、各フォトフレーム端末[F1]20a,[F2]20b,…の位置情報“p013”“p015”…に基づいて、当該各端末[F1]20a,[F2]20b,…が、互いに近接する所定範囲毎のグループ情報“g001”“g002”…によって管理されると共に、グループ毎の画像テーマとその切り替え順、現在の画像テーマ、現在の画像変換種、1画像表示に伴う再生時間が設定される。さらに、グループ毎の各端末[F1]20a,[F2]20b,…に対応する該当画像テーマ内での再生開始画像と現在の再生画像が設定される。
図9は、前記画像表示システムの画像表示サーバ[S]10による画像出力処理を示すフローチャートである。
画像表示サーバ[S]10では、前記変換テーブル14bに設定された再生時間毎に、当該再生時間に対応するグループ内の各フォトフレーム端末[F]20,…に表示させる画像を更新する必要がある。このため、この画像出力処理は、時計回路15による計時時間に基づき、同変換テーブル14bに設定された最短の再生時間よりも短い所定時間毎(例えば1分毎)に繰り返し実行されるか、あるいは同変換テーブル14bに記憶される何れかのグループの残り再生時間が所定値(例えば“0”)になる毎に繰り返し実行される。
この画像出力処理が起動されると、先ず、変換テーブル14b(図5参照)に記憶されている残り再生時間が最も少ないところのグループ情報“g001”が読み出され(ステップP1)、当該グループ情報“g001”に対応付けられて端末画像テーブル14cに記憶されている各端末[F1]“0053”,[F2]“0153”,[F3]“0021”の現在の再生画像(指定情報)が次に更新される。例えば現在の再生画像(指定情報)“Q280”“Q235”“Q221”が次の指定情報“Q281”“Q236”“Q222”に更新される(ステップP2)。
すると、前記各端末[F1]“0053”,[F2]“0153”,[F3]“0021”それぞれの更新された現在の再生画像(指定情報)“Q2n1”“Q2n2”“Q2n3”と各対応する再生開始画像(指定情報)“Q212”“Q230”“Q290”とが比較されてその一致の有無が判断され、何れかの端末[Fn]の現在の再生画像(指定情報)“Q2n”がその画像テーマT21内で一巡したか否か判断される。つまり、該当するグループ“g…”の現在の画像テーマ内での再生画像の指定が終了したか否か判断される(ステップP3)。
ここで例えば、該当グループ“g001”内の何れかの端末[Fn]の現在の再生画像(指定情報)“Q3n”がその画像テーマT31内で一巡し、当該画像テーマT31内での再生画像の指定が終了したと判断された場合は(ステップP3(Yes))、変換テーブル14bに設定された画像テーマの切り替え順[T31→T21→…]に従って次の画像テーマT21が読み出され(ステップP4)、現在の画像テーマT21として同変換テーブル14bに書き込まれる(ステップP5)。
すると、更新された現在の画像テーマT21内の画像(指定情報)“Q2n”が、画像記憶部13からランダムあるいは先頭から順に読み出され(ステップP6)、端末画像テーブル14cにおける該当グループ“g001”内の端末[F1]“0053”,[F2]“0153”,[F3]“0021”毎に、その再生開始画像(指定情報)および現在の再生画像(指定情報)として順次書き込まれる(ステップP6〜P9→P6)。
この際、前記更新された現在の画像テーマT21に対応して画像記憶部13から読み出された画像(指定情報)“Q2n”について、端末画像テーブル14cにおける該当するグループ“g001”内の各端末[F1]“0053”,[F2]“0153”,[F3]“0021”の何れかに対して、既に同一の再生画像(指定情報)が設定されていると判断された場合には(ステップP7(Yes))、前記ステップP6に戻り、画像記憶部13からの現在の画像テーマT21に対応した画像(指定情報)“Q2n”の再読み出しが行われ、異なる画像が指定されるまで前記ステップP7(Yes)、ステップP6を繰り返す。この結果、該当するグループ“g001”内の各端末[F1]“0053”,[F2]“0153”,[F3]“0021”に同時に同じ画像が表示されない。
この後、前記端末画像テーブル14cにおける該当するグループ“g001”内の全ての端末[F1]“0053”,[F2]“0153”,[F3]“0021”に対して、前記更新された現在の画像テーマT21内の画像(指定情報)“Q2n”を、その再生開始画像(指定情報)および現在の再生画像(指定情報)として設定する処理が終了したと判断されると(ステップP6〜P9(Yes))、変換テーブル14bに設定されている現在の画像変換種が別の画像変換種(例えば[水墨画]→[水彩画])に更新される(ステップP10)。
なお、前記ステップP2,P3において、各端末[F1]“0053”,[F2]“0153”,[F3]“0021”それぞれの更新された現在の再生画像(指定情報)“Q2n1”“Q2n2”“Q2n3”について、各対応する再生開始画像(指定情報)“Q212”“Q230”“Q290”と何れも一致しないと判断された場合、つまり、該当するグループ“g001”の現在の画像テーマT21内での再生画像の指定が終了(一巡)していないと判断された場合は(ステップP3(No))、前記ステップP4〜P10による各処理(該当グループ“g…”に対応した画像テーマの更新処理、更新された画像テーマ内での各端末に対応した再生開始画像および現在の再生画像の設定処理、画像変換種の更新処理)は実行されない。
こうして、前記ステップP1〜P3またはP1〜P9の処理に従い、変換テーブル14bにおける残り再生時間が最も少ないところのグループ情報、例えば、図5の変換テーブル14bの例では、グループ情報“g001”に属する各端末[F1]“0053”,[F2]“0153”,[F3]“0021”それぞれの現在の再生画像(指定情報)“Qmn”が、統一された画像テーマTmxの中で更新される。また、前記ステップP10の処理に従い、同グループ情報“g001”に対応する現在の画像変換種も更新される。
すると、前記再生時間が最も少ないところのグループ情報“g001”に属する各端末[F1]“0053”,[F2]“0153”,[F3]“0021”それぞれの更新された現在の再生画像Q280,Q235,Q221が画像記憶部13から読み出され、現在の画像変換種「水彩画」により何れも水彩画調の画像に変換される(ステップP11)。
この後、前記変換テーブル14bにて管理される前記グループ情報“g001”の残り再生時間が“0”になり、次の再生時間になったと判断されると(ステップP12)、前記画像変換された同一の画像テーマT21における各再生画像Q280,Q235,Q221が、それぞれ対応するフォトフレーム端末[F1]“0053”20a,[F2]“0153”20b,[F3]“0021”20cに対し、所定時間毎(例えば、数秒毎)に順番に送信される(ステップP13〜P15)。これにより、同じグループ内のフォトフレーム端末に表示される画像の表示開始タイミングを順次づらして表示できる。
そして、前記グループ情報“g001”に属する全ての端末[F1]20a〜[F3]20cに対する再生画像の送信が終了したと判断されると(ステップP14(Yes))、前記変換テーブル14bの残り再生時間が、再生時間と同じ初期値に設定され(ステップP16)、前記一連の画像出力処理が終了される(END)。
これにより、前記変換テーブル14bにて管理される残り再生時間が“0”になったグループ“g…”に対応する各フォトフレーム端末[Fn]20…に対して、当該端末[Fn]20…毎に、統一された画像テーマTmx内で更新された次の画像が画像記憶部13から読み出され、統一された画像変換種で画像変換され送信されるようになる。
図10は、前記画像表示システムの各フォトフレーム端末[F1]20a,[F2]F2,…による端末処理を示すフローチャートである。
フォトフレーム端末[F]20において、前記画像表示サーバ[S]10の端末グループ生成処理(その1)[図8A参照]に従い送信された位置情報の取得要求が受信されると(ステップT1(Yes))、これに応答して位置計測部24により計測された現在位置の位置情報“p…”が前記画像表示サーバ[S]10へ送信される(ステップT2)。
そしてこの後、前記画像表示サーバ[S]10の画像出力処理[図9参照]に従い送信された再生画像Qmnが受信されると(ステップT3(Yes))、この受信された再生画像Qmnは画像記憶部23に更新されて記憶され(ステップT4)、表示部28に出力されて表示される(ステップT5)。
したがって、前記構成の画像表示システムによれば、画像表示サーバ[S]10は、複数台のフォトフレーム端末[F1]20a,[F2]20b,…各々の位置情報“p…”を受信し、相互に近接した所定範囲に含まれる端末[F1]20a,[F2]20b,…同士をグループ化して管理する。そして、同一グループ内の各端末[F1]20a,[F2]20b,…に対応してグループ毎に同じ画像テーマ内で順次更新される各画像が画像記憶部13から読み出され、グループ毎に同じ変換種の画像変換が施された後、この各画像が各対応する端末[F1]20a,[F2]20b,…に送信されて表示される。
このため、複数台のフォトフレーム端末[F1]20a,[F2]20b,…を近接して配置した場合に、各端末[F1]20a,[F2]20b,…にて表示される画像を、各画像の内容が違っていても、同じ画像テーマ、同じ画像変換種で統一し、全体として調和のとれた表示にすることが可能になる。
また、前記構成の画像表示システムによれば、前記同一グループ内の各端末[F1]20a,[F2]20b,…に対応して、同一の画像テーマ内で、予め設定された画像再生時間毎に順次更新される各画像は、1つの画像テーマ内で一巡する毎にその画像テーマも共に更新される。
このため、同一グループ内の各端末[F1]20a,[F2]20b,…にてそれぞれ変化に富んだ画像を表示しつつも、当該各画像を常に風景画や人物画に統一するなど、調和のとれた表示にすることができる。
また、前記構成の画像表示システムによれば、同一グループ内の各端末[F1]20a,[F2]20b,…に対して、画像表示の再生時間毎に同一の画像テーマ内で更新して送信する各画像は、所定時間毎に、当該各端末[F1]20a,[F2]20b,…の位置情報“p0053”“p0153”…に従った順番で送信される。
このため、同一グループ内の各端末[F1]20a,[F2]20b,…にて、統一された画像テーマ内で表示される各画像は、その配置位置の順に順序よく切り替えられるようになる。
さらに、前記構成の画像表示システムによれば、前記図8A,図8Bを参照して説明した端末グループ生成処理により、複数台のフォトフレーム端末[F1]20a,[F2]20b,…を、その配置位置に従って相互に近接する所定範囲毎にグループ化する処理は、所定時間毎に繰り返し実行される。
このため、システム内に配置されるフォトフレーム端末[F1]20a,[F2]20b,…が移動あるいは撤去されたり、新たに追加されたりした場合でも、適切にグループ化して管理することができる。
なお、前記実施形態におけるフォトフレーム端末[F1]20a,[F2]20b,…は、PCなどの画像が表示できる端末であればよい。
また、前記実施形態におけるフォトフレーム端末[F1]20a,[F2]20b,…の位置計測部24は、GPSであるとして説明したが、例えば、近接無線で互いの通信電波の強弱から近接状況を求め、これを互いの位置情報“p…”として画像表示サーバ[S]10に送信してもよい。
また、前記実施形態において説明した各フォトフレーム端末[F1]20a,[F2]20b,…同士が近接するとの意味は、その位置情報が略同じである場合も含まれる。
また、前記実施形態において、変換テーブル14bにグループ毎に設定される画像テーマの切り替えの順序は、予め設定された順序かランダムに設定された順序かの何れでもよい。
また、前記実施形態の端末画像テーブル14cにおいて、各端末識別情報に対応付けて初期に設定される現在の画像テーマTmx内の現在の再生画像(指定情報)“Qmn”[初期は再生開始画像と同じ]は、画像記憶部13の該当する画像テーマTmxからランダムに選択されて設定されるか、画像テーマTmx毎に予め設定されるかの何れでもよい。
また、前記実施形態では、同一グループ“g…”に属する各フォトフレーム端末[F1]20a,[F2]20b,…の現在の再生画像“Qmn”は、例えば風景画という同じ画像テーマの中の画像であって、例えば水彩画調という同じ画像変換種で変換して表示した。これに対し、同一グループ“g…”に属する各端末[F1]20a,[F2]20b,…の現在の再生画像“Qmn”を、同じ画像テーマの中の画像として設定しさえすれば、異なる画像変換種で変換して表示しても、調和のとれた画像として表示できるのは勿論である。
また、前記実施形態の画像表示サーバ[S]10による画像出力処理(図9 ステップP13〜P15)において、同一グループ“g…”内の各端末[F1]20a,[F2]20b,…に対して送信する各画像は、所定時間毎に順番に送信するのではなく、ほぼ同時に送信して切り替え表示させてもよい。この場合は、同じグループ内のフォトフレーム端末に表示される画像の表示開始タイミングは同時である。
また、前記実施形態の画像表示システムにおけるフォトフレーム端末[F1]20a,[F2]20b,…を、シンクライアント端末装置とすることで、当該端末装置側で画像が複製されるのを防止する構成としてもよい。この場合、各端末装置の位置情報“p…”は、画像表示サーバ[S]10へのログオン時に送信すればよい。
さらに、前記実施形態の画像表示システムでは、画像表示サーバ[S]10は各フォトフレーム端末[F1]20a,[F2]20b,…と別体のものとして構成したが、何れかのフォトフレーム端末[Fn]20が当該画像表示サーバ[S]10の機能を併せ持つ構成としてもよい。
なお、前記実施形態において記載した画像表示システムによる各処理の手法、すなわち、図8A,図8Bのフローチャートに示す画像表示サーバ[S]10による端末グループ生成処理、図9のフローチャートに示す前記画像表示サーバ「S」10による画像出力処理、図10のフローチャートに示すフォトフレーム端末[F]20…による端末処理などの各手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の記録媒体に格納して配布することができる。そして、サーバ(10)や表示端末(20…)のコンピュータ(CPU11,21)は、この記録媒体に記憶されたプログラムを記憶装置(12,22)に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記各実施形態において説明した複数台の表示端末(20…)に対するグループ化機能およびグループ毎の画像生成出力機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワーク上を伝送させることができ、この通信ネットワークに接続されたコンピュータ装置(プログラムサーバ)から前記のプログラムデータを取り込んで記憶装置(12,22)に記憶させ、前述した複数台の表示端末(20…)に対するグループ化機能およびグループ毎の画像生成出力機能を実現することもできる。
なお、本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が異なる形態にして組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
10 …画像表示サーバ[S]
20a〜20f…フォトフレーム端末[F1]〜[F6]
11,21…CPU
12,22…記憶部
13,23…画像記憶部
14 …各種テーブル記憶部
14a…グループテーブル
14b…変換テーブル
14c…端末画像テーブル
24 …位置計測部
15,25…時計回路
16,26…入力部
17,27…通信部
18,28…表示部

Claims (7)

  1. 複数種類の画像テーマに分類された画像を記憶する画像記憶手段と、
    複数の端末装置の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    この位置情報取得手段により取得された各端末装置の位置情報に基づき、お互いに近接する端末装置をグループ化する端末装置グループ化手段と、
    この端末装置グループ化手段によりグループ化された端末装置のグループ毎に、画像テーマの種類を設定する画像テーマ設定手段と、
    前記端末装置グループ化手段によりグループ化された端末装置のグループ毎に、当該グループ内の各端末装置に対応付けて、前記画像テーマ設定手段により設定された該当するグループの同じ画像テーマに分類されて前記画像記憶手段に記憶された画像の中から再生対象の画像を指定する再生画像指定手段と、
    この再生画像指定手段により指定された各端末装置の各々に対応する再生対象の画像を前記画像記憶手段に記憶された画像の中から読み出し、各対応する端末装置へ出力して表示させる画像出力手段と、
    を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記再生画像指定手段は、指定される再生対象の画像が、前記画像記憶手段に記憶された該当する画像テーマの画像の中で終了したかを判断するテーマ内画像終了判断手段を備え、
    前記画像テーマ設定手段は、設定された画像テーマの種類を、前記テーマ内画像終了判断手段による画像終了の判断に応じて別の種類の画像テーマに更新して設定するテーマ更新設定手段を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記再生画像指定手段は、同じグループ内の各端末装置で異なる再生対象の画像を指定することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  4. 前記端末装置グループ化手段によりグループ化された端末装置のグループを示すグループ情報と、前記画像テーマ設定手段により設定された該当するグループの画像テーマと、当該グループ情報が示すグループ内の各端末装置を示す端末識別情報と、当該端末識別情報が示す各端末装置の各々に対応して前記再生画像指定手段により指定された再生対象の画像を指定する再生画像指定情報とを対応付けて記憶する対応情報記憶手段を備え、
    前記画像出力手段は、前記対応情報記憶手段に記憶された再生画像指定情報に従い、該当するグループ内の各端末装置の各々に対応する再生対象の画像を前記画像記憶手段に記憶された該当する画像テーマの画像の中から読み出し、各対応する端末装置へ出力して表示させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  5. 前記画像出力手段は、再生対象の画像を同じグループの各端末装置へ順次所定時間毎にずらして出力して表示させることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  6. 前記位置情報取得手段は、所定時間毎に複数の端末装置の位置情報を取得し、
    前記端末装置グループ化手段は、前記位置情報取得手段により所定時間毎に取得された各端末装置の位置情報に基づき、端末装置をグループ化する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  7. 複数の端末装置との通信機能を有する電子機器のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    複数種類の画像テーマに分類された画像をメモリに記憶させる画像記憶手段、
    前記複数の端末装置の位置情報を取得する位置情報取得手段、
    この位置情報取得手段により取得された各端末装置の位置情報に基づき、お互いに近接する端末装置をグループ化する端末装置グループ化手段、
    この端末装置グループ化手段によりグループ化された端末装置のグループ毎に、画像テーマの種類を設定する画像テーマ設定手段、
    前記端末装置グループ化手段によりグループ化された端末装置のグループ毎に、当該グループ内の各端末装置に対応付けて、前記画像テーマ設定手段により設定された該当するグループの同じ画像テーマに分類されて前記画像記憶手段により記憶された画像の中から再生対象の画像を指定する再生画像指定手段、
    この再生画像指定手段により指定された各端末装置の各々に対応する再生対象の画像を前記画像記憶手段により記憶された画像の中から読み出し、各対応する端末装置へ出力して表示させる画像出力手段、
    として機能させるためのプログラム。
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