JP5643456B1 - 冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷蔵室を遮蔽する遮蔽扉が棚板の前方に突出しない状態で開閉することができると共に、棚板の裏面下にコンパクトに格納され、さらに両手を使って冷蔵室内の食品の出し入れが容易にできる様にする。【解決手段】棚板と遮蔽扉とスライドレールとで構成され、該棚板は、冷蔵庫の棚段に載置される矩形の平板状に形成されて成り、遮蔽扉は、矩形の遮蔽板の一側端に回転ローラを両側に備える回動軸を設けて成り、スライドレールは、垂直フレームと下辺フレームとでL字状に成型されて棚板の裏面下に冷蔵庫の奥行き方向に対して平行且つ左右対称に垂設され、垂直フレームは、内側面の最前部ならびに最奥部にスライドストッパー部を突設し、下辺フレームは、遮蔽扉が回動可能にスライドする幅小の軌道フレーム部と、該軌道フレーム部の奥行き方向に延設されて遮蔽板の左右両端部が重なり合って係止される幅大の係止フレーム部とで形成される。【選択図】図1

Description

本発明は、冷蔵室を遮蔽する遮蔽扉が棚板の前方に突出しない状態で開閉することができると共に、棚板の裏面下にコンパクトに格納され、さらに両手を使って冷蔵室内の食品の出し入れが容易にできる冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置に関する。
一般家庭で使用される電気製品で消費される電力のうち、コンセントをつけっ放しの状態にした待機消費電力が占める割合は全体の約6%とされ、その割合を家庭一世帯の電力使用量に当てはめると、待機消費電力の総量は年間285kwhに上り、電力量1kwhあたり22円で計算すると年間6270円の電気料金が掛かるものと試算されている。その中で最も待機消費電力を消費するのが冷蔵庫で、全体消費量の約14.2%を占め、その消費量を年間の電気料金に換算すると約886円にも上ることから、一般家庭で誰でもが簡単にできる節電対策法としては、ドアの開閉頻度や開閉時間を少なくする、必要なものを素早く取る、冷蔵庫内に必要以上の食品を詰め過ぎない、冷蔵庫内の温度設定を季節によってこまめに調節するなどの処置をとることで無駄な消費電力を抑えることができるが、実際にその行動を日常生活を営む中で習慣的に行うことは難しく、消費者ニーズとしては、それらの省エネ機能が冷蔵庫の標準仕様として備わっていることが望まれるものであった。
しかしながら、製造メーカーとしてそれらの省エネ機能を標準仕様とするには製品価格ならびに研究開発費の高騰に繋がることから,現在に至るまで本格的な冷気遮断機能を備える冷蔵庫の販売は実現されることはなかった。そこで単純な小型・軽量の省エネ対策装置を装備することによって、一定の省エネ効果が得られることになれば消費者ならびに製造メーカーにとって両得となることから、従来より冷蔵庫内の冷気が外部に流出することを遮蔽するカーテン方式、横開放ドア方式、シャッター方式、スライド収納方式などの多様な冷蔵庫用の冷気遮断装置が提案され、周知技術となっている。
例えば、上記カーテン方式の暖簾式に関しては、突っ張り棒で上部を吊持して取り付けられることによりカーテン自体が揺らいで取り出し難いことや、取り出し口が上部から下部に亘るため開口口が大きくなることによって冷気遮断効果が低下する問題があるもので、またスライド式に関しては、冷蔵庫開閉面の半分が閉鎖状態になることや、取り出す際の回動扉の開け閉めの作業の煩わしさが残るといった問題点があるものであった。
また横開放ドア方式に関しては、開放ドアの取り付け手段が冷蔵庫の内壁面に取り付けられることから、製造時における部品調達と取り付け作業コストの増大に繋がると共に、開閉領域が冷蔵庫の幅寸法を要することから、開閉スペースの確保が困難になるといった問題点があるものであった。
またシャッター方式に関しては、作動扉が屈曲自在のシャッター構造となることから部品単価の高騰に繋がると共に、ガイドレールの取り付け構造も複雑になるといった問題点があるものであった。
またスライド収納方式に関しては、取り付け手段が冷蔵庫の内壁面に取り付けられることから部品単価の高騰に繋がると同時に部品構造が複雑になり、さらに組立作業コストの増大に繋がるといった問題点があるものであった。
従来より、本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置と目的を同じくするシャッター方式に関する提案がなされている。例えば、「シャッター付冷蔵庫」(特許文献1参照)や、「冷蔵庫の補助シャッター装置」(特許文献2参照)が提案されている。
しかしながら上記の提案の何れも、シャッターのガイドレールが冷蔵庫の内壁に装着される構造から、上述した取り付け手段が冷蔵庫の内壁面に取り付けられることから部品単価の高騰に繋がると同時に部品構造が複雑になり、さらに組立作業コストの増大に繋がるといった問題点を解決することができないものであった。
また、スライド収納方式に関する提案がなされている。例えば、「冷蔵庫」(特許文献3参照)や、「冷蔵庫」(特許文献4参照)や、「庫内扉の支持機構」(特許文献5参照)が提案されている。
しかしながら上記の提案の何れも、スライド遮蔽板の支持機構が冷蔵庫の内壁に装着される構造から、上述した取り付け手段が冷蔵庫の内壁面に取り付けられることから部品単価の高騰に繋がると同時に部品構造が複雑になり、さらに組立作業コストの増大に繋がるといった問題点があると共に、開閉時にスライド遮蔽板が冷蔵室の前方に突出するため冷蔵庫の前扉を完全に開放した状態でないと遮蔽扉を開閉することができないものであった。また「庫内扉の支持機構」(特許文献5参照)においては、本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置同様に遮蔽扉を回動させながら押し込むことができる構造を採用しているが、遮蔽扉を押し込んだ状態で水平状態を維持することができないため、冷蔵室内の食品を両手を使って取り出すことができない問題点があるものであった。
本出願人は、従来の冷気遮断装置の中で未だ冷蔵庫の前扉を完全に開放した状態でないとスライド遮蔽板を開閉することができない問題や、両手を使って冷蔵室内の食品の出し入れができない問題点や、冷機遮断装置の取り付け手段が複雑な現状に着目し、軽量且つ安価な手段を用いてそれらの問題点を一挙に解決することができないものかという着想の下、冷蔵室を遮蔽する遮蔽扉が棚板の前方に突出しない状態で開閉することができると共に、棚板の裏面下にコンパクトに格納され、さらに両手を使って冷蔵室内の食品の出し入れが容易にできる冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置を開発し、本発明における「冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置」の提案に至るものである。
公開実用新案昭57-16791号公報 公開実用新案昭64-35359号公報 実用新案登録平1-25269公報 特開平4-110589公報 実用新案登録平8-1433公報
本発明は、上記問題点に鑑み、冷蔵室を遮蔽する遮蔽扉が棚板の前方に突出しない状態で開閉することができると共に、棚板の裏面下にコンパクトに格納され、さらに両手を使って冷蔵室内の食品の出し入れが容易にできる冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置の提供を図ることを目的とする。
本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置は、上記課題を解決するためになされるもので、冷蔵庫内の複数の冷蔵室を仕切る棚板と、該冷蔵室の前面を遮蔽する遮蔽扉と、該遮蔽扉が冷蔵庫の奥行き方向にスライドして支持されるスライドレールとで構成される冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置であって、前記棚板は、冷蔵庫の棚段に載置される矩形の平板状に形成されて成り、前記遮蔽扉は、矩形の遮蔽板の一側端に回転ローラを両側に備える回動軸を設けて成り、前記スライドレールは、垂直フレームと下辺フレームとでL字状に成型されて前記棚板の裏面下に冷蔵庫の奥行き方向に対して平行且つ左右対称に垂設され、前記垂直フレームは、内側面の最前部ならびに最奥部にスライドストッパー部を突設し、前記下辺フレームは、前記遮蔽扉が回動可能にスライドする幅小の軌道フレーム部と、該軌道フレーム部の奥行き方向に延設されて前記遮蔽板の左右両端部が重なり合って係止される幅大の係止フレーム部とで形成されて成り、前記遮蔽扉の下端部を持ち上げながら前記遮蔽板の左右両端部を前記係止フレーム部の前端部に当接させ、さらに前記スライドレールの最奥部までスライドさせて押し込むことによって、前記軌道フレーム部および前記係止フレーム部から成る前記下辺フレームを、遮蔽扉の回転ローラが奥行き方向にスライドするフレーム部として機能させると共に、前記遮蔽扉が垂下することを制限されて略水平状態を維持して、前記棚板の前方に突出しない状態で開閉することができる手段を採る。
また本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置は、前記垂直フレームの内側面の最前部両端に前記遮蔽板の回転ローラを係止する弾性係止片を設けた手段を採る。
また本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置は、前記棚板と前記スライドレールとが、嵌め合い構造によって着脱自在に設けられる手段を採る。
また本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置は、前記嵌め合い構造が、冷蔵庫の内壁天井部と前記スライドレールとで構成される手段を採る。
また本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置は、前記棚板と前記スライドレールとが、連結金具を介して連結される手段を採る。
また本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置は、前記連結金具と前記スライドレールとが、一枚の金属板で成形される連結レール金具から成る手段を採る。
本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置によれば、冷蔵室の前面を遮蔽する遮蔽扉が棚板の前方に突出しない状態で開閉することができると共に、棚板の裏面下にコンパクトに格納され、さらに両手を使って冷蔵室内の食品の出し入れが容易にできるといった優れた効果を奏する。
また本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置によれば、冷蔵庫内の冷蔵室をスライド式の遮蔽扉によってコンパクト且つ、冷蔵室毎に効果的に遮蔽することができるため、従来の冷気遮断装置と比して冷気遮断効果が確実に得られるといった優れた効果を奏する。
また本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置によれば、全ての冷蔵室の冷気の遮蔽がスライド式の遮蔽扉で容易に操作できるため開閉作業が単純であると共に、遮蔽扉を略水平状態にして係止することができることによって、両手を使って冷蔵室内の食品の出し入れが容易にできるといった優れた効果を奏する。
また本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置によれば、冷気遮断装置自体が小型且つ軽量に製造されることによって、組み立て作業コストならびに製造コストの低廉が図れるといった優れた効果を奏する。
また本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置によれば、嵌め合い構造が冷蔵庫の内壁天井部とスライドレールとで構成されることによって、冷蔵庫の最上段の冷蔵室の冷気遮断が行えると共に、消費電力の削減効果が確実に上がるといった優れた効果を奏する。
また本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置によれば、冷気遮断装置を単品で製造ならびに販売することができることから、新規ならびに使用中の冷蔵庫に後付けで装着することができるといった優れた効果を奏する。
また本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置によれば、着脱自在な連結金具で本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置を簡単に冷蔵庫内に装着できると共に、新規ならびに使用中の冷蔵庫に後付けで装着できるといった優れた効果を奏する。
また本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置によれば、連結金具とスライドレールとが、一枚の金属板で形成される連結レール金具から成ることによって、さらなる部品点数の削減と製造コストの低廉が図れると共に、新規ならびに使用中の冷蔵庫に後付けで装着できるといった優れた効果を奏する。
本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置における請求項1記載の実施形態を示す説明図である。(実施例1) 本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置における請求項1記載の遮蔽扉の開扉状態を示す説明図である。 本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置における請求項2記載の実施形態を示す説明図である。(実施例2) 本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置における請求項3記載の実施形態を示す説明図である。(実施例3) 本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置における請求項4記載の実施形態を示す説明図である。(実施例4) 本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置における請求項5記載の実施形態を示す説明図である。(実施例5) 本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置における請求項6記載の実施形態を示す説明図である。(実施例6)
本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置10は、冷蔵庫R内の複数の冷蔵室Hを仕切る棚板11と、該冷蔵室Hの前面を遮蔽する遮蔽扉20と、該遮蔽扉20が冷蔵庫Rの奥行き方向にスライドして支持されるスライドレール30とで構成される冷蔵庫用に特化したスライド収納式冷気遮断装置であって、棚板11は、冷蔵庫Rの棚段Tに載置される矩形の平板状に形成されて成り、遮蔽扉20は、矩形の遮蔽板21の一側端に回転ローラ23を両側に備える回動軸22を設けて成り、スライドレール30は、垂直フレーム31と下辺フレーム32とでL字状に成型されて棚板11の裏面下に冷蔵庫Rの奥行き方向に対して平行且つ、左右対称に垂設され、垂直フレーム31は、内側面の最前部ならびに最奥部にスライドストッパー部36を突設し、下辺フレーム32は、遮蔽扉20が回動可能にスライドする幅小の軌道フレーム部33と、該軌道フレーム部33の奥行き方向に延設されて遮蔽板21の左右両端部が重なり合って係止される幅大の係止フレーム部34とで形成されて成り、遮蔽扉20の下端部を持ち上げながら遮蔽板21の左右両端部を係止フレーム部34の前端部35に当接させ、さらにスライドレール30の最奥部までスライドさせて押し込むことによって、軌道フレーム部33および係止フレーム部34から成る下辺フレーム32を、遮蔽扉20の回転ローラ23が奥行き方向にスライドするフレーム部として機能させると共に、遮蔽扉20が垂下することを制限されて略水平状態を維持して、棚板11の前方に突出しない状態で開閉することができる手段を採ったことを最大の特徴とする。以下、本発明の実施形態を図面を基に説明する。
尚、本発明における冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置10は、以下に述べる実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内、すなわち同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で適宜変更することができる。
図1は、本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置における請求項1記載の実施形態を示す説明図である。
図1(a)は分解斜視図を示し、図1(b)は全体斜視図を示す。
本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置10は、冷蔵庫R内の冷蔵室Hを仕切る棚板11と、該冷蔵室Hの前面を遮蔽する遮蔽扉20と、該遮蔽扉20が冷蔵庫Rの奥行き方向にスライドして支持されるスライドレール30とで構成される。
棚板11は、冷蔵庫Rの棚段Tに載置される矩形の樹脂製の平板であって、冷蔵庫Rの複数の冷蔵室Hを仕切ると共に、上側には冷蔵する食品が載置され、裏面下にはスライドレール30が射出成型加工にて一体成型されて設けられる。
遮蔽扉20は、冷蔵室Hの前面を遮蔽する樹脂製の透明扉であって、矩形の遮蔽板21の一側端に回転ローラ23を両側に備える回動軸22を設けて成り、冷蔵庫Rの棚板11の裏面下に設けられるスライドレール30によってスライド収納される。なお、回動軸22の両側に回転ローラ23を備えない仕様とすることも可能である。
スライドレール30は、垂直フレーム31と下辺フレーム32とでL字状に成型されて棚板11の裏面下に冷蔵庫Rの奥行き方向に対して平行且つ、左右対称に垂設される。またスライドレール30の奥行き方向の寸法は、冷蔵室Hを遮蔽する遮蔽扉20の高さ寸法内に留まることから、冷蔵室Hの奥壁に設けられる冷蔵庫Rの冷機吹き出し口に影響のない状態で装着される。
垂直フレーム31は、内側面の最前部ならびに最奥部にスライドストッパー部36が突設されると共に、遮蔽扉20の回転ローラ23のスライドガイドの役目を果たす。
下辺フレーム32は、遮蔽扉20が回動可能にスライドする幅小の軌道フレーム部33と、該軌道フレーム部33の奥行き方向に延設されて遮蔽板21の左右両端部が重なり合って係止される幅大の係止フレーム部34とで形成される。
軌道フレーム部33は、遮蔽扉20の回転ローラ23が奥行き方向にスライドするフレーム部であり、遮蔽板21の左右両端部が接触しないように幅小に設けてあり、遮蔽扉20のスライドと回動を可能にするゾーンを形成する。
係止フレーム部34は、軌道フレーム部33の奥行き方向に延設されて遮蔽板21の左右両端部が重なり合って係止される幅大の係止フレーム部であり、遮蔽扉20のスライドのみを可能にするゾーンを形成する。
前端部35は、係止フレーム部34の前方に位置し、遮蔽板21の左右両端部が当接することによって遮蔽扉20の回動状態から略水平状態に制限して両手を使って冷蔵室H内の食品を取り出すことができる機能を有する。なお、前端部35の形状は、突出片や突起状のダボであっても良く、その場合、軌道フレーム部33が延長されて係止フレーム部34が省略された仕様となる。
スライドストッパー部36は、垂直フレーム31の内側面の最前部ならびに最奥部に設けられ、遮蔽扉20がスライドレール30からの飛び出すのを阻止する形状で設けられる。
図1(c)は本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置10の冷蔵庫R内の取り付け状態を示す説明図である。
図示の上段は、冷蔵室Hが遮蔽扉20によって遮蔽されている状態を示し、下段は、冷蔵室Hが遮蔽扉20によって開放されている状態を示す。
冷蔵庫R内の棚段T毎の冷蔵室Hをスライド式の遮蔽扉20によってコンパクト且つ、効果的に遮蔽することができるため、従来に増して冷気遮断効果が確実に得られる。
以上で構成される冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置10は、棚板11の裏面下にコンパクトに格納されることによって遮蔽扉20が棚板11の前方に突出しない状態で開閉することができると共に、両手を使って冷蔵室H内の食品の出し入れを容易にする。
図2は、本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置における請求項1記載の遮蔽扉の開扉状態を示す説明図である。
図2(a)は遮蔽扉20の開扉前の状態を示す説明図である。
遮蔽扉20が垂下状態となることによって冷蔵庫Rの冷蔵室Hが個別に冷気遮断される。
図2(b)は遮蔽扉20の開扉途中の状態を示す説明図である。
遮蔽扉20の下端部を持ち上げながら遮蔽板20の左右両端部を係止フレーム部34の前端部35に当接させることによって、遮蔽扉20が棚板11から前方に突出しない省スペース空間で回動状態から略水平状態になって開扉することができる。
なお、冷蔵室H内に食品が満杯になっている状態であっても、冷蔵庫Rの前扉を全開にすることなく、遮蔽扉20を垂下状態から略水平状態に押し込みながら上方に回動することによって、容易に開扉することができる。
図2(c)は遮蔽扉20の開扉後の状態を示す説明図である。
さらに遮蔽扉20をスライドレール30の最奥部までスライドさせることによって、遮蔽扉20が略水平状態となって安定的に開扉状態が維持される。
以上で構成される冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置10は、遮蔽扉20が棚板11の前方に突出しない状態で開閉することができると共に、遮蔽扉20が略水平状態となって維持されることで、両手を使って冷蔵室H内の食品の出し入れが容易にできる。
図3は、本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置における請求項2記載の実施形態を示す説明図である。
図3(a)は要部拡大側面図を示し、図3(b)は要部拡大斜視図を示す。
本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置10は、垂直フレーム31の内側面の最前部両端に遮蔽扉20の回転ローラ23を係止する弾性係止片37を設けて形成される。
弾性係止片37は、垂直フレーム31の内側面の最前部両端に設けられ、遮蔽板21が引き出された状態の回転ローラ23に接触して遮蔽扉20全体のばたつきを抑制する目的で設けられる。なお、弾性係止片37の形状は、回転ローラ23に接触して回動を抑制する形状であれば、特にその構造や形状は限定されない。
以上で構成される冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置10は、垂直フレーム31の内側面に弾性係止片37を設けることによって、冷蔵庫Rの前扉の開閉時における遮蔽扉20全体のばたつきを抑制することができる。
図4は、本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置における請求項3記載の実施形態を示す説明図である。
本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置10は、棚板11とスライドレール30とが、嵌め合い構造12によって着脱自在に設けられる。
嵌め合い構造12は、棚板11の裏面下にスライドレール30が位置する箇所に溝状に設けられるもので、スライドレール30全体が棚板11の嵌め合い溝に嵌め込まれて一体化する構造で形成される。
以上で構成される冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置10は、棚板11と、スライドレール30が別個に製造されて組み立てられることにより、部品単価のコストダウンとメンテナスの簡素化が図れる構造とすることができると共に、メーカー標準部品としては元より後付けの省エネ対策商品として単独で販売することができる。
図5は、本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置における請求項4記載の実施形態を示す説明図である。
本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置10は、嵌め合い構造12が冷蔵庫Rの内壁天井部Sとスライドレール30とで構成される。
図示の上段は、本発明における嵌め合い構造12が冷蔵庫Rの内壁天井部Sに設けられるもので、図示の中段は、冷蔵室Hが遮蔽扉20によって遮蔽されている状態を示し、図示の下段は、冷蔵室Hが遮蔽扉20によって開放されている状態を示すものであり、冷蔵庫R内の全ての冷蔵室Hをスライド収納式冷気遮断装置10によってコンパクト且つ、効果的に遮蔽することができるため、従来にない冷気遮断効果が得られる。
以上で構成される冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置10は、冷蔵庫R本体の内壁天井部Sの製造段階におけるプレス成型工程において本発明による嵌め合い構造12が同時加工されるため、製造コストを上げることなく冷蔵庫Rの最上段の冷蔵室Hに本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置10を設けることができる。
図6は、本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置における請求項5記載の実施形態を示す説明図である。
本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置10は、棚板11とスライドレール30とが、連結金具13を介して連結される構造を有して形成される。
連結金具13は、金属製の薄板でプレス成形加工されて製造されるもので、スライドレール30と棚板11を連結させる形状であれば、特にその構造や形状は限定されない。
以上で構成される冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置10は、棚板11と、スライドレール30が別個に製造されて連結金具13によって組み立てられる構造を採用することにより、部品単価のコストダウンとメンテナスの簡素化が図れると共に、メーカー標準部品としては元より後付けの省エネ対策商品として単独で販売することができる。
図7は、本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置における請求項6記載の実施形態を示す説明図である。
連結金具13とスライドレール30とが、一枚の金属板で成形される連結レール金具38から成る。
連結レール金具38は、連結金具13とスライドレール30とが、一枚の金属板をプレス成形加工にて一体成形されるもので、特に棚板11の連結部分の挟持構造や嵌め込み構造などの形状は限定されるものではない。
以上で構成される冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置10は、棚板11と、スライドレール30が別個に製造される連結レール金具38によって組み立てられることにより、部品単価のコストダウンとメンテナスの簡素化が図れる構造とすることができると共に、メーカー標準部品としては元より後付けの省エネ対策商品として単独で販売することができる。
本発明の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置は、各冷蔵室毎の冷気遮断を確実に行える構造、冷気遮断装置が簡単に取り付けることができる構造、冷蔵室内の食品の出し入れが両手で容易にできる構造、製造コストが低廉な構造、装置自体が小型且つ軽量である構造、新規ならびに使用中の冷蔵庫に後付けで装着できる構造などの消費者ニーズを満足させることができる多様な構造を備えることによって、従来に増して冷蔵庫の消費電力の抑制ができることから、本発明における「冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置」の産業上の利用可能性は極めて高いものと解する。
10 冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置
11 棚板
12 嵌め合い構造
13 連結金具
20 遮蔽扉
21 遮蔽板
22 回動軸
23 回転ローラ
30 スライドレール
31 垂直フレーム
32 下辺フレーム
33 軌道フレーム部
34 係止フレーム部
35 前端部
36 スライドストッパー部
37 弾性係止片
38 連結レール金具
R 冷蔵庫
H 冷蔵室
T 棚段
S 内壁天井部

Claims (6)

  1. 冷蔵庫内の複数の冷蔵室を仕切る棚板と、該冷蔵室の前面を遮蔽する遮蔽扉と、該遮蔽扉が冷蔵庫の奥行き方向にスライドして支持されるスライドレールとで構成される冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置であって、
    前記棚板は、冷蔵庫の棚段に載置される矩形の平板状に形成されて成り、
    前記遮蔽扉は、矩形の遮蔽板の一側端に回転ローラを両側に備える回動軸を設けて成り、
    前記スライドレールは、垂直フレームと下辺フレームとでL字状に成型されて前記棚板の裏面下に冷蔵庫の奥行き方向に対して平行且つ、左右対称に垂設され、
    前記垂直フレームは、内側面の最前部ならびに最奥部にスライドストッパー部を突設し、
    前記下辺フレームは、前記遮蔽扉が回動可能にスライドする幅小の軌道フレーム部と、該軌道フレーム部の奥行き方向に延設されて前記遮蔽板の左右両端部が重なり合って係止される幅大の係止フレーム部とで形成されて成り、
    前記遮蔽扉の下端部を持ち上げながら前記遮蔽板の左右両端部を前記係止フレーム部の前端部に当接させ、さらに前記スライドレールの最奥部までスライドさせて押し込むことによって、前記軌道フレーム部および前記係止フレーム部から成る前記下辺フレームを、前記遮蔽扉の回転ローラが奥行き方向にスライドするフレーム部として機能させると共に、前記遮蔽扉が垂下することを制限されて略水平状態を維持して、前記棚板の前方に突出しない状態で開閉することができることを特徴とする冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置。
  2. 前記垂直フレームの内側面の最前部両端に前記遮蔽板の回転ローラを係止する弾性係止片を設けたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置。
  3. 前記棚板と前記スライドレールとが、嵌め合い構造によって着脱自在に設けられることを特徴とする請求項1または請求項2記載の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置。
  4. 前記嵌め合い構造が、冷蔵庫の内壁天井部と前記スライドレールとで構成されることを特徴とする請求項3記載の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置。
  5. 前記棚板と前記スライドレールとが、連結金具を介して連結されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置。
  6. 前記連結金具と前記スライドレールとが、一枚の金属板で成形される連結レール金具から成ることを特徴とする請求項5記載の冷蔵庫用のスライド収納式冷気遮断装置。
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