JP5641970B2 - 操作装置、再生装置及びテレビ受信装置 - Google Patents

操作装置、再生装置及びテレビ受信装置 Download PDF

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本発明は、操作信号を生成する操作装置、再生装置及びテレビ受信装置に関する。
リモコン(リモートコントローラ)により遠隔操作される電子機器が普及している。一方、リモコンを使用せずに、ユーザのジェスチャから電子機器の操作命令を決定する画像認識装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−15553号公報
しかしながら、特許文献1に記載の画像認識装置は、多くの装置と広い空間とを必要とし、簡易に電子機器を操作するには不向きである。例えば、可搬型電子機器を操作する場合、ユーザは可搬型電子機器の近傍に位置することが多く、ジェスチャ入力のために広い空間を確保することは困難である。また、個々のユーザには夫々ジェスチャに癖があり、電子機器はジェスチャ入力に基づく操作命令を常に受け付けることができるとは限らない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものである。その目的は、簡易な構成で、ジェスチャ入力を学習することができる操作装置、再生装置及びテレビ受信装置を提供することである。
本願に係る操作装置は、被写体を撮像する撮像手段と、該撮像手段が撮像した被写体に係る画像に基づいて該被写体の特徴量を算出する算出手段と、該算出手段が算出した被写体の特徴量に基づいて、被写体の特徴量及び被操作機器の操作に関する情報が関連付けて記録された記録部から該情報を検索する検索手段とを備え、該検索手段が検索した前記情報に基づいて、前記被操作機器を操作するための信号を生成する操作装置において、前記検索手段が前記情報の検索に失敗した場合、前記算出手段が算出した被写体の特徴量及び前記被操作機器の操作に関する情報を関連付けて前記記録部に記録する手段と、前記撮像手段が撮像した画像又は前記算出手段が算出した被写体の特徴量を表示する手段とを備えることを特徴とする。
本願に係る操作装置では、被写体の特徴量と被操作機器を操作する情報とが関連付けて記録された記録部を備えている。検索手段は、算出された被写体の特徴量に基づいて、記録部から被操作機器を操作する情報を検索する。操作装置は、検索手段が検索に失敗した場合、算出された被写体の特徴量と、被操作機器を操作する情報とを関連付けて記録部に記録する。
本願に係る操作装置では、撮像した被写体の画像又はその画像に基づいて算出された被写体の特徴量を表示する手段を備えている。
本願に係る再生装置は、前記検索手段が前記情報の検索に失敗した場合、前記撮像手段により新たに撮像された被写体に係る画像に基づいて、前記算出手段が算出した被写体の特徴量及び前記被操作機器の操作に関する情報を関連付けて前記記録部に記録する手段を備えることを特徴とする。
本願に係る操作装置では、検索手段が検索に失敗した場合、新たに撮像された被写体に係る画像に基づいて算出された被写体の特徴量と、被操作機器を操作する情報とを関連付けて記録部に記録する。
本願に係る操作装置は、前記被写体の特徴量は該被写体の移動軌跡又は形状であることを特徴とする。
本願に係る操作装置では、撮像した被写体に係る画像に基づいて、該被写体の移動軌跡又は形状を算出する。
本願に係る操作装置は、前記算出手段が算出した被写体の移動軌跡の形状又は該被写体の形状を簡略化する簡略化手段を備え、前記検索手段は、前記簡略化手段が簡略化した被写体の移動軌跡の形状又は該被写体の形状に基づいて、前記記録部から前記情報を検索するようにしてあることを特徴とする。
本願に係る操作装置では、算出した被写体の移動軌跡の形状又は被写体の形状を簡略化し、簡略化した被写体の移動軌跡の形状又は被写体の形状に基づいて、記録部から被操作機器の操作に関する情報を検索する。
本願に係る再生装置は、被写体を撮像する撮像手段と、該撮像手段が撮像した被写体に係る画像に基づいて該被写体の特徴量を算出する算出手段と、該算出手段が算出した被写体の特徴量に基づいて、被写体の特徴量及び被操作情報が関連付けて記録された記録部から該被操作情報を検索する検索手段と、記録媒体に記録された画像データを再生する再生手段とを備え、前記検索手段が検索した被操作情報に基づいて、前記再生手段により記録媒体に記録された画像データを再生する再生装置において、前記検索手段が被操作情報の検索に失敗した場合、前記算出手段が算出した被写体の特徴量及び被操作情報を関連付けて前記記録部に記録する手段と、前記再生手段が再生した画像データに基づく画像を表示する表示手段とを備え、該表示手段は前記撮像手段が撮像した画像又は前記算出手段が算出した被写体の特徴量を表示するようにしてあることを特徴とする。
本願に係る再生装置では、被写体の特徴量と被操作情報とが関連付けて記録された記録部を備えている。検索手段は、移動する被写体の画像に基づいて算出された被写体の特徴量に基づいて、記録部から被操作情報を検索する。再生装置は、検索手段が検索した被操作情報に基づいて、記録媒体に記録された画像データを再生する。再生装置は、検索手段が検索に失敗した場合、算出された被写体の特徴量と、被操作情報とを関連付けて記録部に記録する。
本願に係る再生装置では、記録媒体に記録された画像データに基づく画像を表示する表示手段を備えている。表示手段は、撮像した被写体の画像又はその画像に基づいて算出された被写体の特徴量を表示する。
本願に係る再生装置は、前記検索手段が被操作情報の検索に失敗した場合、前記撮像手段により新たに撮像された被写体の画像に基づいて、前記算出手段が算出した被写体の特徴量及び被操作情報を関連付けて前記記録部に記録する手段を備えることを特徴とする。
本願に係る再生装置では、再生装置は、検索手段が検索に失敗した場合、新たに撮像された被写体に係る画像に基づいて算出された被写体の特徴量と、被操作情報とを関連付けて記録部に記録する。
本願に係るテレビ受信装置は、被写体を撮像する撮像手段と、該撮像手段が撮像した被写体に係る画像に基づいて該被写体の特徴量を算出する算出手段と、該算出手段が算出した被写体の特徴量に基づいて、被写体の特徴量及び被操作情報が関連付けて記録された記録部から該被操作情報を検索する検索手段と、テレビ放送を受信する受信部とを備え、前記検索手段が検索した被操作情報に基づいて、前記受信部が受信するチャンネルの切り替え、該受信部により受信されたテレビ放送に係る画像又は音声の調整量を操作するテレビ受信装置において、前記検索手段が被操作情報の検索に失敗した場合、前記算出手段が算出した被写体の特徴量及び被操作情報を関連付けて前記記録部に記録する手段と、前記受信部が受信したテレビ放送に係る画像を表示する表示部を備え、該表示部は前記撮像手段が撮像した画像又は前記算出手段が算出した被写体の特徴量を表示するようにしてあることを特徴とする。
本願に係るテレビ受信装置では、被写体の特徴量と被操作情報とが関連付けて記録された記録部を備えている。検索手段は、移動する被写体の画像に基づいて算出された被写体の特徴量に基づいて、記録部から被操作情報を検索する。テレビ受信装置は、検索手段が検索した被操作情報に基づいて、テレビ放送の受信チャンネルの切り替え、テレビ放送に係る画像又は音声の調整量を操作する。テレビ受信装置は、検索手段が検索に失敗した場合、算出された被写体の特徴量と、被操作情報とを関連付けて記録部に記録する。
本願に係るテレビ受信装置では、受信したテレビ放送に係る画像を表示する表示部を備えている。表示部は、撮像した被写体の画像又はその画像に基づいて算出された被写体の特徴量を表示する。
本願に係るテレビ受信装置は、前記検索手段が被操作情報の検索に失敗した場合、前記撮像手段により新たに撮像された被写体の画像に基づいて、前記算出手段が算出した被写体の特徴量及び被操作情報を関連付けて前記記録部に記録する手段を備えることを特徴とする。
本願に係るテレビ受信装置では、検索手段が検索に失敗した場合、新たに撮像された被写体に係る画像に基づいて算出された被写体の特徴量と、被操作情報とを関連付けて記録部に記録する。
本願に係る操作装置等によれば、簡易な構成で、ジェスチャ入力を学習することができる。
記録再生装置の構成を示すブロック図である。 記録再生装置による処理の手順の概要を示すフローチャートである。 記録再生装置による処理の手順の概要を示すフローチャートである。 記録再生装置による処理の手順の概要を示すフローチャートである。 ハンドファイルの内容の一例を示す説明図である。 ジェスチャテーブルの内容の一例を示す説明図である。 ジェスチャテーブルの内容の一例を示す説明図である。 ジェスチャによる軌跡及び操作命令をジェスチャテーブルに登録する処理の手順を示すフローチャートである。 操作命令登録画面の一例を示す説明図である。 記録再生装置による処理の手順の詳細を示すフローチャートである。 記録再生装置による処理の手順の詳細を示すフローチャートである。 記録再生装置による処理の手順の詳細を示すフローチャートである。 指によるジェスチャの軌跡の一例を示す説明図である。 実施の形態2に係る記録再生装置の構成を示すブロック図である。 表示部の画面の一例を示す説明図である。 ジェスチャによる軌跡及び操作命令をジェスチャテーブルに登録する処理の手順を示すフローチャートである。 ジェスチャによる軌跡及び操作命令をジェスチャテーブルに登録する処理の手順を示すフローチャートである。 記録再生装置による処理の手順を示すフローチャートである。 記録再生装置による処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る記録再生装置の構成を示すブロック図である。 ポーズジェスチャテーブル2Tの内容の一例を示す説明図である。 記録再生装置による処理の手順を示すフローチャートである。 記録再生装置による処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施例における操作装置を、実施の形態を示す図面に基づいて説明する。本実施形態に係る操作装置は、被操作機器(以下、本実施の形態では「電子機器」をいう)を操作するインタフェース装置である。操作装置が操作する対象の電子機器、例えば記録再生装置、テレビ受信装置、携帯電話機、電子レンジ、コンピュータ等である。以下では、電子機器の例として、記録再生装置を挙げて説明する。操作装置は、記録再生装置に内蔵されていてもよいし、記録再生装置と有線又は無線により接続される外部の装置でもよい。以下では、操作装置を記録再生装置に内蔵された操作部として説明する。
なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではない。
実施の形態1
図1は、記録再生装置1の構成を示すブロック図である。記録再生装置(再生装置)1は、ポータブル型の記録再生装置であり、操作部(操作装置)2、表示部3、信号処理部4、ディスクドライブ部(再生手段)5及びHDD部(再生手段)6を含む。
なお、記録再生装置1は、図示しないリモコンを含んでいてもよい。
操作部2は、制御部(算出手段、検索手段、記録する手段、表示する手段、表示手段、簡略化手段)21、第1カメラ(撮像手段)22、第2カメラ(撮像手段)23、カメラ信号受信部24、記録部25及びタイマ26を含む。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processor Unit)等のプロセッサであり、操作部2の各構成部を制御する。制御部21は、ジェスチャ入力を受け付け、受け付けたジェスチャ入力に対応する操作信号を生成する。制御部21は、生成した操作信号を信号処理部4に出力する。
第1カメラ22及び第2カメラ23はデジタルカメラであり、例えばCCD(Charge Coupled Device)カメラ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラである。第1カメラ22及び第2カメラ23は、表示部3から見て画面方向を撮像するように表示部3に設置されている。第1カメラ22及び第2カメラ23の配置位置は、ユーザが表示部3の画面に対向した場合、被写体(以下、本実施の形態では「ユーザの手」をいう)が撮像範囲に入るように調整されている。また、第1カメラ22及び第2カメラ23は、互いに離れた位置に配置されることにより、ユーザの手を立体画像として撮像することができる。例えば、第1カメラ22及び第2カメラ23は、夫々表示部3の上部及び側部に離れて配設される。第1カメラ22及び第2カメラ23は、カメラ信号受信部24と有線により接続されている。第1カメラ22及び第2カメラ23は、撮像した画像の画像信号をカメラ信号受信部24に送信する。
なお、第1カメラ22又は第2カメラ23は、魚眼カメラ又はパン・チルト・ズームカメラ(PTZカメラ)であってもよい。魚眼カメラは広い撮像空間を確保することができる。PTZカメラの場合、手部領域が拡大されることにより、ユーザはジェスチャ入力のためにカメラ正面に接近する必要がなくなる。
また、第1カメラ22又は第2カメラ23は、赤外線カメラであってもよい。あるいは第1カメラ22又は第2カメラ23は、赤外線フィルタを装着したカメラであってもよい。これにより、撮像空間の明るさに関係なく、第1カメラ22又は第2カメラ23はユーザのジェスチャをとらえることができる。
第1カメラ22及び第2カメラ23は、カメラ信号受信部24と無線により接続されてもよい。
カメラ信号受信部24は、第1カメラ22及び第2カメラ23から画像信号を受信するインタフェースである。カメラ信号受信部24は、受信した画像信号を制御部21に出力する。
記録部25は、不揮発性メモリ及び揮発性メモリから構成され、制御部21が実行するプログラム、作業変数、一時的な情報及び恒常的な情報を記録する。不揮発性メモリは、例えば、書き換え可能なフラッシュメモリ、FeRAM(Ferroelectric RAM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、UV−EPROM(Ultra-Violet Erasable Programmable Read Only Memory)等である。揮発性メモリは、RAM(Random Access Memory)である。
記録部25は、フレームバッファを兼ねており、第1カメラ22及び第2カメラ23が撮像した画像のフレームを記録する。記録部25には、入力操作に係る画面情報も記録されている。
記録部25は、ハンドファイル1F及びジェスチャテーブル1Tを記録している。ハンドファイル1Fは、第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した様々な手の画像を記録したファイルである。ジェスチャテーブル1Tは、第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した、手のジェスチャにより描かれる軌跡(移動軌跡)と記録再生装置1に対する被操作情報(以下、本実施の形態では「操作命令」をいう)とを対応付けて記録したテーブルである。
タイマ26は、日時を計時し、計時した日時を制御部21に出力する。
制御部21、カメラ信号受信部24、記録部25及びタイマ26は、システムバス2b上に接続されている。システムバス2bは、信号処理部4のシステムバス4bと図示しないインタフェースを介して接続されている。
表示部3は、記録再生装置1が再生した画像を表示する画面を備えており、その画面は例えば液晶(LCD;Liquid Crystal)、プラズマ、有機EL(Electro-Luminescence)、FED(Field Emission Display)、SED(Surface-conduction Electron-emitter Display)等のディスプレイである。また、表示部3は、入力された音声信号に基づいて音声を出力するスピーカ(図示せず)を有している。
信号処理部4は、制御部41、記録部42、インタフェース部43、デジタル信号処理部44、デコーダ45、画像処理部46、第1インタフェース部47及び第2インタフェース部48を含む。
制御部41は、CPU、MPU等のプロセッサであり、信号処理部4の各構成部を制御する。
記録部42は、不揮発性メモリ及び揮発性メモリから構成され、制御部41が実行するプログラム、作業変数、一時的な情報及び恒常的な情報を記録する。
インタフェース部43は、外部のデジタルチューナ(受信部)T、外部の記録再生装置等と接続され、これら外部の装置からMPEG−2PS(Program Stream)、MPEG−2TS(Transport Stream)等のデジタルのストリームデータを受け付ける。インタフェース部43が受け付けるストリームデータは、ネットワークに接続されたサーバ装置、ケーブルテレビの回線等に由来する信号がエンコードされたデジタルデータでもよい。インタフェース部43は、受け付けたストリームデータをデジタル信号処理部44に出力する。
デジタル信号処理部44は、インタフェース部43からストリームデータを受け付ける。デジタル信号処理部44は、受け付けたストリームデータに対して多重ストリームの分離処理を行う。また、デジタル信号処理部44は、分離したパケットについてデジタル放送用のスクランブルを解除する処理等を行う。
デジタル信号処理部44は、受け付けたストリームデータに係る画像コンテンツが視聴される場合、データ処理を施したストリームデータをデコーダ45に出力する。また、デジタル信号処理部44は、受け付けたストリームデータに係る画像コンテンツを記録する場合、データ処理を施したストリームデータをディスクドライブ部5又はHDD部6に出力する。
デジタル信号処理部44からデコーダ45への出力と、デジタル信号処理部44からディスクドライブ部5又はHDD部6への出力とは、両方同時に実行されてもよく、何れか一方のみが実行されてもよい。また、デコーダ45へ出力されるストリームデータと、ディスクドライブ部5又はHDD部6へ出力されるストリームデータとは、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
デコーダ45は、デジタル信号処理部44、ディスクドライブ部5又はHDD部6から符号化されたストリームデータを受け付ける。デコーダ45は受け付けたストリームデータを画像信号及び音声信号に復号化し、復号化した画像信号及び音声信号を画像処理部46に出力する。
画像処理部46は、デコーダ45から画像信号及び音声信号を受け付け、受け付けた画像信号に対して画素の補間、色調整等の画像処理を行う。画像処理部46は、画像処理を施した画像信号及び音声信号を、図示しないインタフェースを介して、LVDS(low voltage differential signaling)により表示部3に出力する。
第1インタフェース部47は、SATA(Serial Advanced Technology Attachment)規格又はATA(Advanced Technology Attachment)規格のインタフェースであり、ディスクドライブ部5と接続されている。
第2インタフェース部48は、SATA規格又はATA規格のインタフェースであり、HDD部6と接続されている。
制御部41は、第1インタフェース部47又は第2インタフェース部48を介して夫々ディスクドライブ部5又はHDD部6との間でデータの交換をする。
制御部41、記録部42、デジタル信号処理部44、デコーダ45、第1インタフェース部47及び第2インタフェース部48は、システムバス4b上に接続されている。システムバス4bは、操作部2のシステムバス2bと図示しないインタフェースを介して接続されている。
ディスクドライブ部5は、インタフェース部51及びディスクドライブ52を含む。
インタフェース部51は、SATA規格又はATA規格のインタフェースであり、第1インタフェース部47と接続されている。
ディスクドライブ52には、DVD(Digital Versatile Disk)、BD(Blu-ray Disc、登録商標)等の可搬性を有するディスク(記録媒体)Dが着脱可能に挿入される。ディスクドライブ52は、ディスクDに記録された画像及び音声データを読み出し、インタフェース部51を介して信号処理部4に出力する。ディスクドライブ52は、自身に入力された画像及び音声データを挿入されたディスクDに記録する。
HDD部6は、インタフェース部61及びハードディスク(記録媒体)62を含む。
インタフェース部61は、SATA規格又はATA規格のインタフェースであり、第2インタフェース部48と接続されている。
ハードディスク62は、記録された画像及び音声データを読み出し、インタフェース部61を介して信号処理部4に出力する。ハードディスク62は、自身に入力された画像及び音声データを記録する。
制御部21又は制御部41の内、いずれか一方はなくてもよい。かかる場合、残りの制御部が記録再生装置1全体の制御を行う。
同様に、記録部25又は記録部42の内、いずれか一方はなくてもよい。かかる場合、残りの記録部が記録再生装置1全体の動作及び制御に係る情報を記録する。
記録再生手段として、ディスクドライブ部5のみを利用する場合、HDD部6及び信号処理部4の第2インタフェース部48はなくてもよい。あるいは、記録再生手段として、HDD部6のみを利用する場合、ディスクドライブ部5及び信号処理部4の第1インタフェース部47はなくてもよい。
次に、記録再生装置1の動作の概略について説明する。
図2及び図3は、記録再生装置1による処理の手順の概要を示すフローチャートである。操作部2は、指を含む手のジェスチャを撮像する(ステップS101)。操作部2は、撮像した画像から指先の位置を逐次算出することにより指先の軌跡を取得する(ステップS102)。操作部2は、取得した指先の軌跡に基づいて、ジェスチャテーブル1Tを検索し、記録再生装置1を操作する操作命令を検索する(ステップS103)。操作部2は、操作命令の検索に成功したか否か判定する(ステップS104)。
操作部2は、操作命令の検索に成功したと判定した場合(ステップS104:YES)、所定時間経過したか否か判定する(ステップS105)。操作部2は、所定時間経過したと判定した場合(ステップS105:YES)、ステップS113に処理を進める。操作部2は、所定時間経過していないと判定した場合(ステップS105:NO)、ステップS101に処理を戻す。
操作部2は、操作命令の検索に成功しなかったと判定した場合(ステップS104:NO)、再度のジェスチャを促す通知を表示部3に表示する(ステップS106)。操作部2は、指のジェスチャを再び撮像する(ステップS107)。操作部2は、撮像した画像から指先の位置を逐次算出することにより指先の軌跡を取得する(ステップS108)。操作部2は、後述する操作命令登録画面を表示する(ステップS109)。操作部2は、ユーザが操作命令登録画面から選択した操作命令を特定する(ステップS110)。操作部2は、取得した指先の軌跡と特定した操作命令とを対応付けてジェスチャテーブル1Tに記録する(ステップS111)。操作部2は、記録した操作命令に対応する操作信号を生成し、生成した操作信号を信号処理部4に出力し(ステップS112)、ステップS114に処理を移す。
なお、操作命令の検索に成功しなかったと判定した場合(ステップS104:NO)、ステップS106からステップS108までの処理を省略してもよい。ステップS111では、操作部2はステップS102で取得した指先の軌跡とステップS110で特定した操作命令とを対応付けてジェスチャテーブル1Tに記録する。これにより、ステップS104で検索に失敗したと判定されたジェスチャをジェスチャテーブル1Tに記録することで、ユーザによる操作の癖を操作部2に学習させることができる。
操作部2は、所定時間経過したと判定した場合(ステップS105:YES)、検索した操作命令に対応する操作信号を生成し、生成した操作信号を信号処理部4に出力する(ステップS113)。信号処理部4は、操作信号を受け付け、受け付けた操作信号に対応する処理を実行し(ステップS114)、処理を終了する。
上述のように、操作部2は、ジェスチャに基づいて操作命令の検索に失敗した場合(ステップS104:NO)、新たなジェスチャ又は検索に失敗した初めのジェスチャに基づく指先の軌跡と操作命令とを対応付けて記録する学習機能を有している。
なお、操作部2は、ステップS105において、所定時間経過していないと判定した場合(ステップS105:NO)、新たなジェスチャを撮像したか否か判定してもよい。
図4は、記録再生装置1による処理の手順の概要を示すフローチャートである。図4は、図2に代わり、新たなジェスチャの撮像に関する判定処理を付加した処理の手順の他例を示すフローチャートである。
操作部2は、所定時間経過していないと判定した場合(ステップS105:NO)、新たなジェスチャを撮像したか否か判定する(ステップS115)。操作部2は、新たなジェスチャを撮像したと判定した場合(ステップS115:YES)、ステップS102に処理を戻す。操作部2は、新たなジェスチャを撮像していないと判定した場合(ステップS115:NO)、ステップS105に処理を戻す。
なお、ステップS105及びステップS115の処理は、誤動作を防止するための処理である。ユーザがジェスチャ入力後、すぐに新たなジェスチャ入力を行う場合、後から行ったジェスチャがユーザの真の意志を示していると考えられる。そこで、操作部2は、ジェスチャ入力後、新たなジェスチャ入力がないことを確認するため、所定時間待機する(ステップS105及びステップS115:NO)。操作部2は、所定時間経過する前に、新たなジェスチャ入力があった場合(ステップS115:YES)、ステップS102に処理を戻す。
記録再生装置1の動作の詳細について説明する。
操作部2の記録部25には、予めハンドファイル1Fとジェスチャテーブル1Tとが記録されている。
図5は、ハンドファイル1Fの内容の一例を示す説明図である。図5は、右手の形状の一例を示している。ハンドファイル1Fには、人差し指1本のみを伸ばした手の画像、人差し指及び親指の2本を伸ばした手の画像、人差し指及び親指を丸めた手の画像等が記録されている。ハンドファイル1Fに記録されている画像は、右手と相似の形状をなす左手の形状も含む。また、ハンドファイル1Fに記録されている画像は、各手の形状が指の曲がり具合、撮像方向、撮像位置等に応じて異なる画像を含む。これらの手は、手のひらを表示部3の画面に向けて第1カメラ22又は第2カメラ23により撮像したものである。
図6及び図7は、ジェスチャテーブル1Tの内容の一例を示す説明図である。図6の上段は、左から右へ向かって、再生開始、再生中の再生停止、再生中の再生一時停止の各操作命令に対応する指先の軌跡を示している。図6の下段は、左から右へ向かって、録画準備、録画準備中の録画開始、録画中の録画停止、録画中の録画一時停止の各操作命令に対応する指先の軌跡を示している。
操作部2は、ジェスチャの方向を判別して操作命令を特定することができる。図7の上段は、左から右へ向かって、音量増大、音量低下、消音の各操作命令に対応する指先の軌跡を示している。音量増大の操作命令は、右斜め上方向に直線を描くジェスチャに対応する。音量低下の操作命令は、右斜め下方向に直線を描くジェスチャに対応する。消音の操作命令は、下方向に直線を描くジェスチャに対応する。図7の下段は、左から右へ向かって、ホームメニュー表示、画像拡大、画像縮小の各操作命令に対応する指先の軌跡を示している。画像拡大の操作命令は、右斜め方向に人差し指と親指との間の距離を広げるジェスチャの軌跡に対応する。画像縮小の操作命令は、右斜め方向に人差し指と親指との間の距離を縮めるジェスチャの軌跡に対応する。サイズを変更する対象の画像は、動画でもよいし静止画でもよい。あるいは、サイズを変更する対象の画像は、一時的に再生停止した場合の画像でもよい。図7の例は、ジェスチャの方向を示す矢印を含むが、実際のジェスチャテーブル1Tに記録された軌跡は矢印を含まず、ジェスチャテーブル1Tには軌跡の方向を示す他の情報が含まれる。この他の情報は、例えば軌跡と整合的なベクトルである。
図6及び図7に示したジェスチャはあくまで一例である。どのようなジェスチャをどのような操作命令に対応させるかということは自由であり、新規にジェスチャを記録再生装置1の操作命令に登録することも可能である。
図8は、ジェスチャによる軌跡及び操作命令をジェスチャテーブル1Tに登録する処理の手順を示すフローチャートである。図8の処理は、ジェスチャ入力を可能にするための前準備に該当する。なお、以下のステップS201からステップS205までの処理は、ステップS206の判定結果に基づいて、繰り返し実行される。
制御部21は、第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像を記録部25から読み込み、手部領域を抽出する(ステップS201)。手部領域を抽出するために、撮像した画像に対して輪郭を抜き出すエッジ抽出、肌色抽出、背景差分法等が利用されてよい。制御部21は、ハンドファイル1Fに記録された画像とのテンプレートマッチングにより、手の位置及び形状を決定する(ステップS202)。ステップS202において、制御部21はユーザのジェスチャが1本指のジェスチャか2本指のジェスチャかも決定する。
制御部21は、決定した手の位置及び形状から指先位置を算出する(ステップS203)。ステップS203において、制御部21は、ジェスチャが2本指のジェスチャである場合、人差し指と親指との指先位置を算出する。
なお、制御部21は、1本指のジェスチャである場合、指先位置の代りに手部領域の重心位置を算出してもよい。かかる場合、制御部21は手部領域の重心位置の軌跡を算出する。
制御部21は、算出した1つ又は2つの指先位置を配列に格納して記録部25に記録する(ステップS204)。制御部21は、現時点までの指先の軌跡を算出し、算出した軌跡を記録部25に記録する(ステップS205)。すなわち、制御部21は前回に記録部25に記録した指先位置を読み出し、ステップS203で算出した指先位置との差から指先位置の移動量及び移動方向(ベクトル)を算出する。制御部21は、新しく算出した指先位置の移動量及び移動方向に基づいて、新たな軌跡部分を算出する。制御部21は、前回に記録した軌跡に新たな軌跡部分を継ぎ足す計算を実行する。制御部21は、新たな軌跡部分が継ぎ足された軌跡を現時点までの指先の軌跡として、記録部25に記録する。
制御部21は、ジェスチャテーブル1Tに登録するための指先の軌跡を取得したか否か判定する(ステップS206)。ここで、ジェスチャテーブル1Tに登録するための指先の軌跡とは、ユーザがジェスチャ入力を開始してから終了するまでの間に指先が描いた軌跡のことである。従って、ステップS206において、制御部21はジェスチャ入力の終了を判定する。例えば、その判定方法として、制御部21は取得した軌跡の長さ(本発明では、「距離」をいう)が所定時間継続して所定値の範囲内にある場合、ジェスチャ入力は終了したと判定する。
制御部21は、指先の軌跡を取得していないと判定した場合(ステップS206:NO)、ステップS201に処理を戻す。制御部21は、指先の軌跡を取得したと判定した場合(ステップS206:YES)、操作命令登録画面を表示する(ステップS207)。
図9は、操作命令登録画面7の一例を示す説明図である。操作命令登録画面7の上段から下段に向かって、例えば再生開始、録画準備、音量増大及びホームメニュー表示等の各種操作命令を選択するボタン群が表示されている。操作命令の選択は、記録再生装置1の例えばリモコンを操作して操作命令登録画面7のボタンを押下することにより行われる。あるいは、操作命令は、ジェスチャ入力により選択されてもよい。例えば、ユーザは所望のボタンの前に手を移動させ、丸を描くジェスチャをする。制御部21は、第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像から手の位置がどのボタンの前にあるか判定し、丸の軌跡を検出した場合、該当するボタンから選択された操作命令を特定してもよい。
制御部21は、ユーザが操作命令登録画面7から選択した操作命令を特定する(ステップS208)。制御部21は、取得した軌跡と特定した操作命令とを対応付けてジェスチャテーブル1Tに記録し(ステップS209)、処理を終了する。
図10、図11及び図12は、記録再生装置1による処理の手順の詳細を示すフローチャートである。なお、以下のステップS301からステップS305までの処理は、これら以降の判定処理に基づいて、繰り返し実行される。また、ステップS312からステップS316までの処理は、ステップS317の判定処理に基づいて、繰り返し実行される。
制御部21は、第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像を記録部25から読み込み、手部領域を抽出する(ステップS301)。制御部21は、ハンドファイル1Fに記録された画像とのテンプレートマッチングにより、手の位置及び形状を決定する(ステップS302)。制御部21は決定した手の位置及び形状から指先位置を算出する(ステップS303)。制御部21は、算出した1つ又は2つの指先位置を配列に格納して記録部25に記録する(ステップS304)。制御部21は、現時点までの指先の軌跡を算出し、算出した軌跡を記録部25に記録する(ステップS305)。
制御部21は、ジェスチャテーブル1Tを検索するための指先の軌跡を取得したか否か判定する(ステップS306)。ここで、ジェスチャテーブル1Tを検索するための指先の軌跡とは、ユーザがジェスチャ入力を開始してから終了するまでの間に指先が描いた軌跡のことである。従って、ステップS306において、制御部21はジェスチャ入力の終了を判定する。例えば、その判定方法として、制御部21は取得した軌跡が所定時間継続して所定値の範囲内にある場合、ジェスチャ入力は終了したと判定する。
制御部21は、ジェスチャテーブル1Tを検索するための指先の軌跡を取得していないと判定した場合(ステップS306:NO)、ステップS301に処理を戻す。制御部21は、ジェスチャテーブル1Tを検索するための指先の軌跡を取得したと判定した場合(ステップS306:YES)、取得した軌跡に基づいてジェスチャテーブル1Tから操作命令を検索する(ステップS307)。
制御部21は、ジェスチャテーブル1Tから操作命令の検索に成功したか否か判定する(ステップS308)。制御部21は、操作命令の検索に成功したと判定した場合(ステップS308:YES)、タイマ26の計時に基づいて、所定時間経過したか否か判定する(ステップS309)。制御部21は、所定時間経過したと判定した場合(ステップS309:YES)、ステップS322に処理を進める。
制御部21は、所定時間経過していないと判定した場合(ステップS309:NO)、新たなジェスチャを撮像したか否か判定する(ステップS310)。制御部21は、ステップS310において、ステップS301以降と同様の処理を実行し、手部領域の抽出に成功した場合、取得した軌跡に基づいてジェスチャテーブル1Tから操作命令を検索し、操作命令の検索に成功したときは、新たなジェスチャを撮像したと判定する。すなわち、所定時間経過時点での撮像範囲内での最終位置をジェスチャ操作の終了位置と判定する。
あるいは、制御部21は、ステップS305において指先位置の移動量が所定値より大きい場合、ユーザが新たなジェスチャを始めたとして、その旨のフラグを設定する。制御部21は、ステップS310において当該フラグを参照し、新たなジェスチャを撮像したか否か判定してもよい。
制御部21は、新たなジェスチャを撮像したと判定した場合(ステップS310:YES)、ステップS301に処理を戻す。制御部21は、新たなジェスチャを撮像していないと判定した場合(ステップS310:NO)、ステップS309に処理を戻す。
制御部21は、操作命令の検索に成功しなかったと判定した場合(ステップS308:NO)、再度のジェスチャを促す通知を表示部3に表示する(ステップS311)。
なお、ステップS311において、制御部21は表示部3への通知表示と同時に又は別にユーザに対して音声による注意を喚起してもよい。
ステップS311は、詳細には再度のジェスチャを促す通知を表示部3に表示する旨の信号を、制御部21が信号処理部4に送信する処理である。信号処理部4は、当該信号を受信し、再度のジェスチャを促す通知を表示部3に表示する。この通知を受けて、ユーザは第1カメラ22及び第2カメラ23の前で再びジェスチャを行う。
制御部21は、第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像を記録部25から読み込み、手部領域を抽出する(ステップS312)。制御部21は、ハンドファイル1Fに記録された画像とのテンプレートマッチングにより、手の位置及び形状を決定する(ステップS313)。
制御部21は、決定した手の位置及び形状から指先位置を算出する(ステップS314)。制御部21は、算出した1つ又は2つの指先位置を配列に格納して記録部25に記録する(ステップS315)。制御部21は、現時点までの指先の軌跡を算出し、算出した軌跡を記録部25に記録する(ステップS316)。制御部21は、ジェスチャテーブル1Tに登録するための指先の軌跡を取得したか否か判定する(ステップS317)。
制御部21は、ジェスチャテーブル1Tに登録するための指先の軌跡を取得していないと判定した場合(ステップS317:NO)、ステップS312に処理を戻す。制御部21は、ジェスチャテーブル1Tに登録するための指先の軌跡を取得したと判定した場合(ステップS317:YES)、操作命令登録画面7を表示する(ステップS318)。
制御部21は、ユーザが操作命令登録画面7から選択した操作命令を特定する(ステップS319)。制御部21は、取得した軌跡と特定した操作命令とを対応付けてジェスチャテーブル1Tに記録する(ステップS320)。制御部21は、記録した操作命令に対応する操作信号を生成し、生成した操作信号を信号処理部4の制御部41に出力する(ステップS321)。次に、制御部21又は記録再生装置1は、ステップS323に処理を移す。
制御部21は、所定時間経過したと判定した場合(ステップS309:YES)、検索した操作命令に対応する操作信号を生成し、生成した操作信号を信号処理部4の制御部41に出力する(ステップS322)。信号処理部4の制御部41は、操作信号を受け付け、受け付けた操作信号に対応する処理を実行し(ステップS323)、処理を終了する。
記録再生装置1の操作部2によれば、簡易な構成で、ジェスチャ入力を学習することができる。
ジェスチャ入力により電子機器に操作命令を入力する場合、リモコンは不要である。そのため、リモコンの所在が不明になった場合であっても、ジェスチャ入力は電子機器の操作を可能にする。また、ジェスチャ入力は、タッチパネル、ボタン等に指を接触させないので、指に水、油、泥等が付着している場合又はタッチパネル、ボタン等を触りたくない場合でも電子機器に操作命令を入力することができる。しかし、ジェスチャ入力は、予め決められたジェスチャパターン以外のジェスチャを用いて電子機器に操作命令を入力することができない。
図13は、指によるジェスチャの軌跡の一例を示す説明図である。ユーザ毎にジェスチャに癖がある場合がある。そのため、図13の上図が正方形として、図13の中央図が水平線として、又は図13の下図が正三角形としてジェスチャ入力される可能性がある。図6及び図7の軌跡が操作命令と対応付けてジェスチャテーブル1Tに登録されている場合、制御部21は、操作命令の検索に失敗するおそれがある。しかし、記録再生装置1の操作部2は、操作命令の検索に失敗した場合、ユーザによる新たなジェスチャを操作命令と対応付けて、ジェスチャテーブル1Tに追加登録する。この学習機能により、記録再生装置1は、ユーザ毎に癖のあるジェスチャであっても、次回から制御部21は操作命令の検索に成功し、ジェスチャ入力からユーザが所望する処理を実行することができる。すなわち、記録再生装置1の誤動作は低減される。
制御部21は、ユーザのジェスチャから取得した軌跡の形状を簡略化し、簡略化した軌跡の形状に基づいてジェスチャテーブル1Tから操作命令を検索してもよい。例えば、制御部21は、図13の中央図を略水平な直線に簡略化する。あるいは、制御部21は、例えば角が不明瞭な多角形を丸に設定する。これにより、制御部21はジェスチャテーブル1Tにおけるヒット率を上昇させることができる。
また、簡略化した軌跡に基づいてジェスチャテーブル1Tから操作命令を検索することに成功した場合、制御部21は簡略化前の軌跡と検索に成功した操作命令とを関連付けてジェスチャテーブル1Tに追加登録してもよい。これにより、ユーザは操作命令登録画面7から操作命令を選択する手間を省くことができ、操作部2は自動学習機能を有することになる。
簡略化した軌跡に基づいてジェスチャテーブル1Tから操作命令を検索することに失敗した場合であっても、簡略化した軌跡に近い軌跡と対応する複数の操作命令を操作命令登録画面7に表示してもよい。これにより、操作命令登録画面7に表示される操作命令の数を、例えば図9に示した数より少なくすることができる。
例えば、ユーザは丸を描いたつもりでも、簡略化した軌跡の形状は丸にならないことが考えられる。しかし、その場合であっても、制御部21は簡略化した軌跡の形状と丸との一致度を算出する。制御部21は、算出した一致度が所定割合より高い場合、ジェスチャテーブル1Tに丸と対応付けて記録されている操作命令の全て、例えば再生開始、録画開始の2つを操作命令登録画面7に表示する。あるいは、制御部21は、再生開始、録画開始に加えて、丸に形状が似た正五角形と対応付けられた操作命令も操作命令登録画面7に表示してもよい。
上述の処理により、操作命令登録画面7に表示される操作命令の数が減らされるため、操作命令を選択するユーザの負荷を低減することができる。
ハンドファイル1Fに記録された画像は、人差し指又は親指以外の画像を含まない。指のパターンを上記の人差し指又は親指に限定することにより、制御部21が実行するテンプレートマッチングの処理を軽減することができる。
なお、上述の人差し指、親指は、ジェスチャ入力で使用する指の一例である。制御部21のスペックに応じて、ハンドファイル1Fに記録する画像の種類及び数は、変更されてよい。
ハンドファイル1Fには、人差し指及び親指が伸ばされた2本指の手のパターンが含まれる。また、ジェスチャテーブル1Tには、図7の下段の中央及び右端に例示した2本指によるジェスチャの軌跡が含まれている。従って、記録再生装置1は、人差し指及び親指の2本指によるジェスチャを操作命令に割り当てることができる。なお、上述の人差し指及び親指は、2本指によるジェスチャ入力で使用する指の一例である。例えば、記録再生装置1の操作部2は、左手の人差し指と右手の人差し指との夫々のジェスチャを組み合わせたジェスチャに基づくジェスチャ入力を受け付けてもよい。そのためには、制御部21は1つの画像から2つの手部領域を独立して抽出すればよい。
記録再生装置1の操作部2は、撮像手段として、2つの第1カメラ22及び第2カメラ23を有している。第1カメラ22及び第2カメラ23は、離れた位置に設置されることにより、ユーザの手及び指を3次元で撮像することができる。従って、操作部2は奥行方向のジェスチャも扱うことが可能である。ユーザのジェスチャには乱れがあり、3次元で検出したジェスチャを仮想的な2次元平面に投影した方が、ジェスチャの検出精度は向上する場合がある。この仮想的な2次元平面は表示部3の画面と平行な平面でもよいし、立体的なジェスチャの軌跡に最も一致する平面でもよい。
あるいは、3次元で検出したジェスチャを仮想的な2次元平面に投影するのではなく、3次元分布の指先の軌跡により操作命令を特定してもよい。制御部21の処理能力が高い場合、2次元よりも情報量が増大した3次元分布の指先の軌跡を制御部21に処理させても大きな負荷とはならない。
例えば、予めジェスチャテーブル1Tに、3次元分布の指先の軌跡と操作命令とを関連付けて記録しておく。制御部21は、第1カメラ22及び第2カメラ23が撮像した2つの画像から3次元の指先位置を算出する。制御部21は、算出した3次元の指先位置に基づいて3次元における指先の軌跡を算出する。制御部21は、算出した3次元における指先の軌跡に基づいてジェスチャテーブル1Tから操作命令を検索する。
また、操作部2は、2つのカメラを有することにより、仮に一方のカメラに不具合が生じた場合、残りの他のカメラを用いてユーザのジェスチャを撮像することができる。
図8のステップS201及び図10のステップS301において、制御部21は手部領域の抽出から処理を開始する。かかる場合、制御部21は処理を開始するために、手部領域を監視し続けなければならない。そこで、制御部21は、所定の信号を受け付けた場合、処理を開始してもよい。
例えば、第1カメラ22又は第2カメラ23を赤外線カメラとする。制御部21は、ユーザが第1カメラ22又は第2カメラ23に手を接近させた場合、第1カメラ22又は第2カメラ23が所定値より大きな赤外線強度を検出したときに、処理を開始してもよい。あるいは、第1カメラ22及び第2カメラ23と別に、赤外線センサを表示部3に設置してもよい。
あるいは、記録再生装置1にマイクを設け、当該マイクを介して所定値以上の音声波形の振幅を検出した場合に、制御部21はジェスチャ入力の受付処理を開始してもよい。
図8のステップS204又は図10のステップS304において、制御部21はタイマ26から受け付けた日時とともに指先位置を記録部25に記録してもよい。制御部21は、配列に格納した指先位置と日時とからユーザのジェスチャ動作速度を算出する。これにより、同じジェスチャであっても、速い動作と遅い動作とに異なる操作命令を振り分けることができる。例えば、制御部21は、水平に直線を描くジェスチャに対して、ユーザが所定速度より速く直線を描いた場合は再生停止の信号を生成し、所定速度より遅く直線を描いた場合は再生一時停止の信号を生成する。
ジェスチャ入力のためのジェスチャは単純なものが好ましい。また、ポータブル型の記録再生装置に手のジェスチャ入力をする場合、手のジェスチャを行う空間は狭い。そのような狭い空間で行われる単純な手のジェスチャの種類には限りがあるため、ジェスチャに対応させる操作命令の数も限られる。しかし、ジェスチャの動作速度の違いをジェスチャの形態に組み合わせることにより、ジェスチャの種類が増大し、ジェスチャに対応させる操作命令の数も増やすことができる。その際、ジェスチャの速度の違いを人間の感覚と整合する操作に対応させてもよい。例えば、再生画像の早送り速度をジェスチャの速度に比例して変更してもよい。また、ジェスチャの動作方向が逆になった場合、巻き戻しによって画像の再生箇所を戻してもよい。
操作部2が受け付けるジェスチャの種類を絞り込むために、ジェスチャによる軌跡の組み合わせを操作命令と対応付けてジェスチャテーブル1Tに記録してもよい。例えば、丸と三角とを続けて描くジェスチャが行われた場合、所定の操作命令を実行するようにしてもよい。
図8のステップS206及び図10のステップS306において、夫々制御部21はジェスチャテーブル1Tに登録する指先の軌跡又はジェスチャテーブル1Tから検索する指先の軌跡を取得したか否か判定する。かかる判定方法は、ジェスチャ入力の終了に係る判定を含み、この判定には様々な形態が利用されてよい。
一例として、ジェスチャ終了の判定時はこぶしを握り、じゃんけんの「グー」のようなポーズを1秒以上継続するなど、ジェスチャ入力終了の判定基準となる取り決めをデフォルトの命令として記録部25に記録しておく。あるいは、ユーザが手を第1カメラ22又は第2カメラ23の前から他の場所へ移動した場合、ジェスチャ入力は終了するものと決めておいてもよい。かかる場合、制御部21は第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像から手部領域を抽出することができない。そこで、制御部21は、第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像から手部領域を抽出することができない場合、ジェスチャ入力に係る軌跡の全てを取得したと判定してもよい。
あるいは、ジェスチャ入力の終了を示す特定のジェスチャを決めておいてもよい。例えば、人差し指と親指とを接触させるポーズをジェスチャ入力の終了ポーズに決め、該終了ポーズをハンドファイル1Fに予め記録しておく。制御部21は、手部領域を抽出した場合、常に終了ポーズの手の形状についてテンプレートマッチングを行う。制御部21は、手の形状が終了ポーズと一致した場合、ジェスチャが終了したと判定する。
さらには、ジェスチャ入力の終了を示す特定のジェスチャは、ポーズではなく指又は手による特定の動作であってもよい。例えば、制御部21は、指又は手による動作が表示部3に対して前後方向であることを判定した場合、ジェスチャが終了したと判定する。
制御部21は、ジェスチャの軌跡を取得するために、手の位置及び形状から指先位置を算出した。しかし、第1カメラ22又は第2カメラ23が次々と撮像する画像の前後フレームを比較し、その差分を求めることによりジェスチャに基づく軌跡を取得してもよい。かかる場合、撮像対象の手は、げんこつでもよいし、人差し指及び親指以外の指を伸ばした状態の手でもよい。また、撮像対象は手に限らず、例えばペンであってもよい。
図8に、ジェスチャによる軌跡及び操作命令をジェスチャテーブル1Tに登録する処理を示した。図8の処理では、ジェスチャによる軌跡を算出するために、第1カメラ22又は第2カメラ23でジェスチャを撮像したが、他のカメラでジェスチャを撮像してもよい。あるいは、ジェスチャテーブル1Tに予め登録する軌跡は、カメラで撮像した画像に基づく軌跡ではなく、例えばCAD(Computer-Aided Design)を用いて描かれた図形あるいは模様であってもよい。
実施の形態2
実施の形態2は、表示部の画面に第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像をモニタ表示する形態に関する。
図14は、実施の形態2に係る記録再生装置10の構成を示すブロック図である。操作部(操作装置)20は、表示部27を含む。表示部27は、システムバス2bに接続されている。
表示部27の構成は、表示部3の構成と同じである。
表示部27は、デジタルチューナT、ディスクドライブ部5又はHDD部6に基づく画像信号及び音声信号を信号処理部4の画像処理部46から受け付ける。表示部27は、受け付けた画像信号及び音声信号に基づいて、画像を画面に表示し、音声をスピーカから出力する。
制御部21は、第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像の画像信号を表示部27に出力する。あるいは、第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像は、制御部21を介在せずに、直接表示部27に表示されてもよい。
図15は、表示部27の画面271の一例を示す説明図である。表示部27の上枠中央部分には第1カメラ22が設置されている。表示部27の右枠中央部分には第2カメラ23が設置されている。画面271の右上角部には、子画面272が表示されている。画面271に対する子画面272の大きさは、所定のサイズに設定してもよいし、ユーザが変更できるようにしてもよい。
表示部27の画面271には、例えばディスクドライブ部5からの再生画像が表示されている。一方、子画面272には、第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像が表示されている。
制御部21は、指先の軌跡を算出した場合、当該認識した軌跡を第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像に重畳して子画面272に表示する。制御部21は、この軌跡をユーザが認識しやすい色で子画面272に表示してもよい。ユーザは子画面272に表示される軌跡をモニタしながら、ジェスチャ入力を行う。
ここで表示部27に表示される指先の軌跡は、ユーザがジェチャにより軌跡を描き始めてから描き終わるまでの一連の動作に伴うものである。この軌跡はユーザのジェスチャに追随し、子画面272上に連続的に描かれる。
なお、子画面272は、なくてもよい。かかる場合、制御部21は、指先の軌跡を算出した場合、当該軌跡を第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像に重畳して表示部27の画面271に表示する。その際、第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像及び制御部21が算出した指先の軌跡は、ディスクドライブ部5又はHDD部6に基づく画像に重ねて表示部27の画面271に表示されてもよい。
上述の場合、制御部21は第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像の画像信号及び算出した指先の軌跡を、信号処理部4の制御部41に出力する。制御部41は受け付けた第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像の画像信号及び指先の軌跡を、デコーダ45を介して画像処理部46に出力する。画像処理部46は、受け付けた第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像の画像信号及び指先の軌跡を、子画面272の画像として処理し、処理した画像信号を表示部27に出力する。かかる場合、表示部27の画面271にはディスクドライブ部5又はHDD部6に基づく画像が表示され、子画面272には第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像及び指先の軌跡が表示される。
あるいは、画像処理部46は、第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像及び指先の軌跡が、ディスクドライブ部5又はHDD部6に基づく画像と重なるように画像信号を処理し、処理した画像信号を表示部27に出力する。かかる場合、表示部27の画面271には、ディスクドライブ部5又はHDD部6に基づく画像と、第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像と、指先の軌跡とが重なった状態で表示される。
制御部21は、第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像の画像信号及び指先の軌跡とは別に、操作用の入力画面に係る画像信号及び音声信号を生成し、表示部27に出力する。例えば、制御部21は操作命令登録画面7の情報を記録部25から読み込み、操作命令登録画面7の画像信号を表示部27に出力する。
かかる場合、制御部21は、第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像及び算出した指先の軌跡を、操作用の入力画面に含まれる子画面画像として処理して表示部27に表示してもよい。あるいは、制御部21は、第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像及び算出した指先の軌跡を、操作用の入力画面に重なる画像に処理して表示部27に表示してもよい。
操作用の入力画面と、第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像及び指先の軌跡とを重畳する画像処理は、信号処理部4の画像処理部46が行ってもよい。かかる場合、制御部21は操作用の入力画面に係る情報を記録部25から読み込み、読み込んだ操作用の入力画面に係る情報から画像信号を抽出し、信号処理部4の制御部41に出力する。また、制御部21は、第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像の画像信号及び算出した指先の軌跡を、信号処理部4の制御部41に出力する。
信号処理部4の制御部41は、受け付けた操作用の入力画面に係る画像信号、第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像の画像信号及び指先の軌跡を、デコーダ45を介して画像処理部46に出力する。画像処理部46は、操作用の入力画面に係る画像信号、第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像の画像信号及び指先の軌跡を、受け付ける。画像処理部46は、第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像及び指先の軌跡が子画面272として操作用の入力画面に含まれる画像信号を生成し、生成した画像信号を表示部27に出力する。あるいは、画像処理部46は、第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像及び指先の軌跡を、操作用の入力画面に重なる画像に処理して表示部27に出力してもよい。
制御部21は、第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像から手部領域を抽出できない場合、注意通知を表示部27に表示する。この注意通知は、例えば「人差し指を出して下さい」、「手をカメラに近づけて下さい」、「手をカメラから離して下さい」、「手のひらをカメラに向けて下さい」等である。
制御部21は、注意通知表示と同時に又は別に音声によりユーザに対して上記の注意を喚起してもよい。
図16及び図17は、ジェスチャによる軌跡及び操作命令をジェスチャテーブル1Tに登録する処理の手順を示すフローチャートである。なお、以下のステップS402からステップS408までの処理は、ステップS409における判定処理に基づいて、繰り返し実行される。
制御部21は、第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像を表示部27に表示する(ステップS401)。なお、第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像は、ジェスチャ入力の処理が終了するまで継続して表示部27に表示される。
制御部21は、第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像を記録部25から読み込み、手部領域を抽出したか否か判定する(ステップS402)。制御部21は、手部領域を抽出していないと判定した場合(ステップS402:NO)、表示部27に注意通知を表示し(ステップS403)、ステップS402に処理を戻す。制御部21は、手部領域を抽出したと判定した場合(ステップS402:YES)、ハンドファイル1Fに記録された画像とのテンプレートマッチングにより、手の位置及び形状を決定する(ステップS404)。
なお、ステップS401は、ステップS402とステップS404との間に移動してもよい。すなわち、制御部21は、手部領域を抽出したと判定した場合(ステップS402:YES)、第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像を表示部27に表示してもよい。これにより、ジェスチャ入力の受付準備が整った場合にのみ、第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像が表示部27に表示される。
制御部21は決定した手の位置及び形状から指先位置を算出する(ステップS405)。制御部21は、算出した1つ又は2つの指先位置を配列に格納して記録部25に記録する(ステップS406)。制御部21は現時点までの指先の軌跡を算出し、算出した軌跡を記録部25に記録する(ステップS407)。制御部21は、算出した軌跡を第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像に重畳して表示部27に表示する(ステップS408)。
制御部21は、ジェスチャテーブル1Tに登録するための指先の軌跡を取得したか否か判定する(ステップS409)。制御部21は、ジェスチャテーブル1Tに登録するための指先の軌跡を取得していないと判定した場合(ステップS409:NO)、ステップS402に処理を戻す。制御部21は、ジェスチャテーブル1Tに登録するための指先の軌跡を取得したと判定した場合(ステップS409:YES)、操作命令登録画面7を表示する(ステップS410)。
制御部21は、ユーザが操作命令登録画面7から選択した操作命令を特定する(ステップS411)。制御部21は、取得した軌跡と特定した操作命令とを対応付けてジェスチャテーブル1Tに記録し(ステップS412)、処理を終了する。
図18及び図19は、記録再生装置10による処理の手順を示すフローチャートである。なお、図18及び図19では、図10、図11及び図12における処理と重複する一部の処理を省略している。
制御部21は、第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像を表示部27に表示する(ステップS501)。なお、第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像は、ジェスチャ入力の処理が終了するまで継続して表示部27に表示される。
制御部21は、第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像を記録部25から読み込み、手部領域を抽出したか否か判定する(ステップS502)。制御部21は、手部領域を抽出していないと判定した場合(ステップS502:NO)、表示部27に注意通知を表示し(ステップS503)、ステップS502に処理を戻す。制御部21は、手部領域を抽出したと判定した場合(ステップS502:YES)、現時点までの指先の軌跡を算出し、算出した軌跡を第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像に重畳して表示部27に表示する(ステップS504)。
制御部21は、ジェスチャテーブル1Tを検索するための指先の軌跡を取得したか否か判定する(ステップS505)。制御部21は、ジェスチャテーブル1Tを検索するための指先の軌跡を取得していないと判定した場合(ステップS505:NO)、ステップS502に処理を戻す。制御部21は、ジェスチャテーブル1Tを検索するための指先の軌跡を取得したと判定した場合(ステップS505:YES)、取得した軌跡に基づいてジェスチャテーブル1Tから操作命令を検索する(ステップS506)。
制御部21は、ジェスチャテーブル1Tから操作命令の検索に成功したか否か判定する(ステップS507)。制御部21は、操作命令の検索に成功したと判定した場合(ステップS507:YES)、タイマ26の計時に基づいて、所定時間経過したか否か判定する(ステップS508)。制御部21は、所定時間経過したと判定した場合(ステップS508:YES)、ステップS516に処理を進める。
制御部21は、所定時間経過していないと判定した場合(ステップS508:NO)、新たなジェスチャを撮像したか否か判定する(ステップS509)。制御部21は、新たなジェスチャを撮像したと判定した場合(ステップS509:YES)、ステップS502に処理を戻す。制御部21は、新たなジェスチャを撮像していないと判定した場合(ステップS509:NO)、ステップS508に処理を戻す。
制御部21は、操作命令の検索に成功しなかったと判定した場合(ステップS507:NO)、再度のジェスチャを促す通知を表示部27に表示する(ステップS510)。制御部21は、現時点までの指先の軌跡を算出し、算出した軌跡を第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像に重畳して表示部27に表示する(ステップS511)。制御部21は、ジェスチャテーブル1Tに登録するための指先の軌跡を取得したか否か判定する(ステップS512)。
制御部21は、ジェスチャテーブル1Tに登録するための指先の軌跡を取得していないと判定した場合(ステップS512:NO)、ステップS511に処理を戻す。制御部21は、ジェスチャテーブル1Tに登録するための指先の軌跡を取得したと判定した場合(ステップS512:YES)、操作命令登録画面7を表示する(ステップS513)。
制御部21は、取得した軌跡とユーザが操作命令登録画面7から選択した操作命令とを対応付けてジェスチャテーブル1Tに記録する(ステップS514)。制御部21は、記録した操作命令に対応する操作信号を生成し、生成した操作信号を信号処理部4の制御部41に出力する(ステップS515)。次に、制御部21又は記録再生装置10は、ステップS517に処理を移す。
制御部21は、所定時間経過したと判定した場合(ステップS508:YES)、検索した操作命令に対応する操作信号を生成し、生成した操作信号を信号処理部4の制御部41に出力する(ステップS516)。信号処理部4の制御部41は、操作信号を受け付け、受け付けた操作信号に対応する処理を実行し(ステップS517)、処理を終了する。
なお、制御部21が操作命令の検索に成功しなかったと判定した場合(ステップS507:NO)、ステップS510からステップS512までの処理は、省略されてもよい。かかる場合、ステップS514において、制御部21はステップS504で算出した指先の軌跡とユーザが操作命令登録画面7から選択した操作命令とを対応付けてジェスチャテーブル1Tに記録する。すなわち、ジェスチャテーブル1Tに登録されていない軌跡は、操作命令の検索に失敗する。しかし、検索に失敗した軌跡をジェスチャテーブル1Tに新規登録することにより、前回操作命令の検索に失敗した軌跡は、次回からは操作命令の検索に成功するようになる。つまり、操作部20は、最初操作命令の検索に失敗した軌跡に対応するジェスチャをユーザの癖として学習する。
あるいは、制御部21が操作命令の検索に成功しなかったと判定した場合(ステップS507:NO)、操作部20は操作命令の検索に失敗した軌跡を自動的にジェスチャテーブル1Tに登録する機能を有していてよい。
例えば、制御部21は、操作命令の検索に成功しなかったと判定した場合(ステップS507:NO)、操作命令の検索に成功しなかった(つまり失敗した)軌跡を記録部25に記録し、処理を終了する。操作命令の検索に成功しなかった軌跡の数が所定数に達した場合、制御部21は、タイマ26の計時に基づいて所定時間になった場合、次の処理を実行する。
制御部21は、操作命令の検索に成功しなかった軌跡を、ジェスチャテーブル1Tに記録されている軌跡の形状との類似度に基づいて、グループに分ける。例えば、制御部21は、丸の形状からのずれの度合いが所定値以内にある軌跡のグループ、三角の形状からのずれの度合いが所定値以内にある軌跡にあるグループ等に分ける。そして、夫々のグループに属する軌跡と、グルーピングの基となる丸、三角等に対応する操作命令とを関連付けてジェスチャテーブル1Tに記録する。
記録再生装置10の操作部20によれば、ユーザは第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像を表示部27により見ることができる。
ジェスチャ入力を実行するためには、ユーザの手が第1カメラ22又は第2カメラ23の撮像空間内に存在する必要がある。また、ユーザの手が第1カメラ22又は第2カメラ23に近すぎても遠すぎても、第1カメラ22又は第2カメラ23は操作命令を特定可能な精度で手のジェスチャを撮像することができない。しかし、記録再生装置10の操作部20によれば、ユーザはジェスチャ及び指先の軌跡を示すモニタ画像を見ることによりジェスチャ入力の経過又は結果を確認することができる。これにより、ユーザは記録再生装置10へのジェスチャ入力に失敗した場合でも、自らのジェスチャ動作を修正することが容易となる。
表示部27に表示される第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像は、左右が逆転した画像であってもよい。
第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像が左右逆転されずに表示部27に表示される場合、表示部27に表示されるジェスチャの方向は、ユーザにとって自らの動作方向と左右が逆になる。これはユーザにとって奇異に感じられる場合がる。そこで、制御部21は、第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像が左右逆転した鏡像のように見えるように画像処理を施してもよい。あるいは、第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像が信号処理部4を介して表示部27に表示される場合、制御部21は第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像が左右逆転した鏡像のように見えるように、信号処理部4に指示を与えてもよい。
また同様に、制御部21は、指先の軌跡についても左右逆転した軌跡を表示部27に表示してもよい。
実施の形態1及び2では、記録再生装置1、10は第1カメラ22及び第2カメラ23の2台のカメラを備えている。しかし、記録再生装置1、10は、1台のカメラのみを備えてもよい。
実施の形態2は以上の如きであり、その他は実施の形態1と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態3
実施の形態3は、指のポーズと指のジェスチャとを組み合わせて、記録再生装置を操作する形態に関する。
図20は、実施の形態3に係る記録再生装置100の構成を示すブロック図である。記録再生装置100の構成は、実施の形態2に係る記録再生装置10の構成と、操作部200に含まれる記録部250が異なることを除き、同じである。
記録部250には、ハンドファイル1F及びジェスチャテーブル1Tの他に、ポーズジェスチャテーブル2Tが記録されている。ポーズジェスチャテーブル2Tは、ハンドファイル1Fに記録された手の様々なポーズと、ポーズジェスチャテーブル2Tに記録された様々なジェスチャにより描かれる軌跡との組み合わせに対して、記録再生装置100を操作する操作命令を関連付けて記録している。
図21は、ポーズジェスチャテーブル2Tの内容の一例を示す説明図である。図21の上段は再生開始の操作命令に対応する指のポーズの形状と指のジェスチャによる軌跡とを示している。下段は録画開始の操作命令に対応する指のポーズの形状と指のジェスチャによる軌跡とを示している。記録再生装置100に再生開始の操作命令を入力する場合、まず人差し指を伸ばしたポーズを所定時間継続する。その後、丸を描くジェスチャをする。記録再生装置100に録画開始の操作命令を入力する場合、まず人差し指及び中指を伸ばしたVサインポーズを所定時間継続する。その後、丸を描くジェスチャをする。
なお、記録再生装置100に操作命令を入力する場合、ユーザが行うポーズとジェスチャとの順序はどちらが先でも後でもよい。
指のポーズの形状及び指のジェスチャによる軌跡とは、ポーズジェスチャテーブル2Tに記録されていても、記録されていなくてもよい。例えば、ポーズジェスチャテーブル2Tに指のポーズの形状及び指のジェスチャによる軌跡を記録しない場合、指のポーズの形状及び指のジェスチャによる軌跡を夫々ハンドファイル1F及びジェスチャテーブル1Tに記録する。ポーズジェスチャテーブル2Tは、指のポーズの形状を記録しない代わりに、ハンドファイル1Fの主キーの値を記録する。ポーズジェスチャテーブル2Tは、指のジェスチャによる軌跡を記録しない代わりに、ジェスチャテーブル1Tの主キーの値を記録する。ポーズジェスチャテーブル2Tは、ハンドファィル1Fの主キーの値と、ポーズジェスチャテーブル2Tの主キーの値と、操作命令とを対応づけて記録する。かかる場合、制御部21は、ポーズの形状及びジェスチャの軌跡についてテンプレートマッチングを行う場合、夫々ハンドファイル1F及びジェスチャテーブル1Tにアクセスする。そして、制御部21は、操作命令に関してはポーズジェスチャテーブル2Tから取得する。
図22及び図23は、記録再生装置100による処理の手順を示すフローチャートである。ここでは、ユーザは手のポーズを第1カメラ22又は第2カメラ23に撮像させた後、手のジェスチャを第1カメラ22又は第2カメラ23に撮像させるものとする。
制御部21は、第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像を記録部250から読み込み、手部領域を抽出する(ステップS601)。制御部21は、ハンドファイル1Fに記録された画像とのテンプレートマッチングにより、手の位置及び形状を決定する(ステップS602)。制御部21は、所定時間待機する(ステップS603)。ここでの所定時間は、例えば1秒である。
制御部21は、第1カメラ22又は第2カメラ23が新たに撮像した画像を記録部250から読み込み、手部領域を抽出する(ステップS604)。制御部21は、ハンドファイル1Fに記録された画像とのテンプレートマッチングにより、手の位置及び形状を決定する(ステップS605)。制御部21は、ステップS602で決定した手の位置及び形状並びにステップS605で決定した手の位置及び形状が夫々同一か否か判定する(ステップS606)。
ステップS606の判定処理は、入力されたデータが手のポーズであるか否かを判定する処理である。手のジェスチャの場合、手の位置が動いていくが、手のポーズの場合、手の位置は変わらない。また、手のジェスチャの場合、手の形状は変化する場合があるが、手のポーズの場合、手の形状は所定時間経過した後も変わらない。そこで、制御部21は、所定時間経過前後の手の位置及び形状を比較し、これらが同一である場合、ユーザは手のポーズを第1カメラ22又は第2カメラ23に撮像させたものと判定する。
なお、ステップS606において、制御部21が同一であると判定する場合、比較対象である所定時間経過前後の手の位置及び形状は完全一致しなくてもよい。人間がとるポーズは、時間経過に伴い多少変化することが普通なので、手の位置及び形状の差が所定範囲内にある場合、制御部21はステップS606において同一と判定する。
制御部21は、ステップS606で同一でないと判定した場合(ステップS606:NO)、所定の通知を表示部27に表示し(ステップS607)、ステップS601に処理を戻す。ここでの所定の通知は、例えば「1秒間ポーズを静止して下さい」である。制御部21は、ステップS606で同一であると判定した場合(ステップS606:YES)、ポーズジェスチャテーブル2TからステップS602又はステップS605で決定した手の形状を検索する(ステップS608)。
制御部21は、手の形状の検索に成功したか否か判定する(ステップS609)。制御部21は、手の形状の検索に成功したと判定した場合(ステップS609:YES)、ステップS615に処理を進める。制御部21は、手の形状の検索に成功しなかったと判定した場合(ステップS609:NO)、再度のポーズを促す通知を表示部27に表示する(ステップS610)。手の形状の検索に成功しない場合、この手の形状とジェスチャの軌跡とに基づいてポーズジェスチャテーブル2Tから操作命令を検索しても、操作命令の検索は失敗する。
制御部21は、手のポーズを再び撮像する(ステップS611)。制御部21は、撮像した画像から手の形状を抽出する(ステップS612)。
制御部21は、図示しない操作命令登録画面を表示部27に表示する(ステップS613)。ここでの操作命令登録画面は、例えば図8の各ボタンにジェスチャの軌跡を重畳した画面である。制御部21は、ユーザにより操作命令登録画面のいずれかのボタンが選択された場合、新たなレコードをポーズジェスチャテーブル2Tに記録する(ステップS614)。ここでの新たなレコードとは、新たに撮像したポーズの形状と、ボタンに表示されたジェスチャの軌跡と、ボタンに表示された操作命令とを対応付けたレコードである。
制御部21は、ジェスチャ処理を実行する(ステップS615)。ジェスチャ処理は、第1カメラ22又は第2カメラ23が撮像した画像からジェスチャの軌跡を取得し、ポーズジェスチャテーブル2Tから、上述の手のポーズ及び取得したジェスチャの軌跡に基づいて操作命令を検索する処理を含む。また、ジェスチャ処理は、検索した操作命令に対応する操作信号を生成し、生成した操作信号を信号処理部4の制御部41に出力する処理を含む。ジェスチャ処理は、取得したジェスチャの軌跡がポーズジェスチャテーブル2Tに登録されていない場合、新たにジェスチャを撮像し、操作命令と対応付けて手のポーズ及びジェスチャの軌跡をポーズジェスチャテーブル2Tに記録する処理を含む。すなわち、ジェスチャ処理は、ジェスチャ入力を学習する処理を含む。
ジェスチャ処理は、具体的には例えば図18及び図19のステップS501からステップS516までの処理に該当する。ただし、ジェスチャ処理における検索対象テーブル及び新規登録対象テーブルは、ジェスチャテーブル1Tではなく、ポーズジェスチャテーブル2Tである。
信号処理部4の制御部41は、操作信号を制御部21から受け付け、受け付けた操作信号に対応する処理を実行し(ステップS616)、処理を終了する。
記録再生装置100によれば、静止した手のポーズと移動する手のジェスチャによる軌跡とに基づいて、操作命令に対応した処理を実行することができる。また、手のポーズが予めポーズジェスチャテーブル2Tに登録されておらず、検索に失敗した場合、記録再生装置100は新たに撮像した画像から取得した手のポーズをポーズジェスチャテーブル2Tに新規登録する。これにより、記録再生装置100はポーズ入力について、学習機能を有する。
制御部21は、ユーザのポーズから取得した手の形状を簡略化し、簡略化した手の形状に基づいてポーズジェスチャテーブル2Tから操作命令を検索してもよい。これにより、制御部21は、ポーズジェスチャテーブル2Tにおけるヒット率を上昇させることができる。
実施の形態3は以上の如きであり、その他は実施の形態1、2と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
1、10、100 記録再生装置(再生装置)
2、20、200 操作部(操作装置)
21 制御部(算出手段、検索手段、記録する手段、表示する手段、表示手段、簡略化手段)
22 第1カメラ(撮像手段)
23 第2カメラ(撮像手段)
25、250 記録部
3、27 表示部
5 ディスクドライブ部(再生手段)
6 HDD部(再生手段)
62 ハードディスク(記録媒体)
1T ジェスチャテーブル
2T ポーズジェスチャテーブル
T デジタルチューナ(受信部)
D ディスク(記録媒体)

Claims (8)

  1. 被写体を撮像する撮像手段と、
    該撮像手段が撮像した被写体に係る画像に基づいて該被写体の特徴量を算出する算出手段と、
    該算出手段が算出した被写体の特徴量に基づいて、被写体の特徴量及び被操作機器の操作に関する情報が関連付けて記録された記録部から該情報を検索する検索手段と
    を備え、
    該検索手段が検索した前記情報に基づいて、前記被操作機器を操作するための信号を生成する操作装置において、
    前記検索手段が前記情報の検索に失敗した場合、前記算出手段が算出した被写体の特徴量及び前記被操作機器の操作に関する情報を関連付けて前記記録部に記録する手段と、
    前記撮像手段が撮像した画像又は前記算出手段が算出した被写体の特徴量を表示する手段と
    を備えることを特徴とする操作装置。
  2. 前記検索手段が前記情報の検索に失敗した場合、前記撮像手段により新たに撮像された被写体に係る画像に基づいて、前記算出手段が算出した被写体の特徴量及び前記被操作機器の操作に関する情報を関連付けて前記記録部に記録する手段
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の操作装置。
  3. 前記被写体の特徴量は該被写体の移動軌跡又は形状である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の操作装置。
  4. 前記算出手段が算出した被写体の移動軌跡の形状又は該被写体の形状を簡略化する簡略化手段を備え、
    前記検索手段は、前記簡略化手段が簡略化した被写体の移動軌跡の形状又は該被写体の形状に基づいて、前記記録部から前記情報を検索するようにしてある
    ことを特徴とする請求項に記載の操作装置。
  5. 被写体を撮像する撮像手段と、
    該撮像手段が撮像した被写体に係る画像に基づいて該被写体の特徴量を算出する算出手段と、
    該算出手段が算出した被写体の特徴量に基づいて、被写体の特徴量及び被操作情報が関連付けて記録された記録部から該被操作情報を検索する検索手段と、
    記録媒体に記録された画像データを再生する再生手段と
    を備え、
    前記検索手段が検索した被操作情報に基づいて、前記再生手段により記録媒体に記録された画像データを再生する再生装置において、
    前記検索手段が被操作情報の検索に失敗した場合、前記算出手段が算出した被写体の特徴量及び被操作情報を関連付けて前記記録部に記録する手段と、
    前記再生手段が再生した画像データに基づく画像を表示する表示手段とを備え
    該表示手段は前記撮像手段が撮像した画像又は前記算出手段が算出した被写体の特徴量を表示するようにしてあ
    ことを特徴とする再生装置。
  6. 前記検索手段が被操作情報の検索に失敗した場合、前記撮像手段により新たに撮像された被写体の画像に基づいて、前記算出手段が算出した被写体の特徴量及び被操作情報を関連付けて前記記録部に記録する手段
    を備えることを特徴とする請求項に記載の再生装置。
  7. 被写体を撮像する撮像手段と、
    該撮像手段が撮像した被写体に係る画像に基づいて該被写体の特徴量を算出する算出手段と、
    該算出手段が算出した被写体の特徴量に基づいて、被写体の特徴量及び被操作情報が関連付けて記録された記録部から該被操作情報を検索する検索手段と、
    テレビ放送を受信する受信部と
    を備え、
    前記検索手段が検索した被操作情報に基づいて、前記受信部が受信するチャンネルの切り替え、該受信部により受信されたテレビ放送に係る画像又は音声の調整量を操作するテレビ受信装置において、
    前記検索手段が被操作情報の検索に失敗した場合、前記算出手段が算出した被写体の特徴量及び被操作情報を関連付けて前記記録部に記録する手段と、
    前記受信部が受信したテレビ放送に係る画像を表示する表示部を備え
    該表示部は前記撮像手段が撮像した画像又は前記算出手段が算出した被写体の特徴量を表示するようにしてあ
    ことを特徴とするテレビ受信装置。
  8. 前記検索手段が被操作情報の検索に失敗した場合、前記撮像手段により新たに撮像された被写体の画像に基づいて、前記算出手段が算出した被写体の特徴量及び被操作情報を関連付けて前記記録部に記録する手段
    を備えることを特徴とする請求項に記載のテレビ受信装置。
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