JP5633418B2 - 電子情報ボード - Google Patents

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本発明は、大型のディスプレイを有し、電子ペン等を用いてディスプレイ上に自在に書き込み可能な電子情報ボード(いわゆる電子黒板)に関し、特に、電子情報ボードと接続された複数の情報端末の画面をディスプレイに表示可能な電子情報ボードに関する。
会議で利用される大型ディスプレイには、複数のユーザが持ち込んだ複数の情報端末(ノート型のパーソナルコンピュータ:PC、モバイル端末等)の画面情報を一度に大型ディスプレイへ表示して、その大型ディスプレイ上に手書きしたストローク情報を重畳して表示する機能が求められている。
液晶やプラズマなどのフラットパネルやプロジェクタを用いた40インチ〜60インチ程度のサイズの大型ディスプレイに、タッチパネルを搭載した、いわゆる「電子情報ボード」製品が市場に出ている。これらの製品はPCなどの情報端末を接続することで、接続された情報端末の画面情報を大型ディスプレイへ大きく映すことができ、会議におけるプレゼンテーション等に用いられている。電子情報ボードに搭載されたタッチパネル機能を用いてマウス操作の代わりに直接ディスプレイにタッチすることで、ディスプレイ上に表示されている情報端末の操作が可能である。
さらに、接続した情報端末にインストールするための電子黒板アプリケーションソフトウエアがこれらの機器と一緒に提供されている。このアプリケーションソフトウエアは、大型ディスプレイ上にタッチパネルを介して手書き文字などのストローク情報を描く機能や、このアプリケーションがインストールされた情報端末の画面情報を取り込んでその上に手書きしたストローク情報を重畳して描く機能などが提供されている。
例えば、特許文献1には、マルチモニタで構成された大型ディスプレイにユーザが持込んだPCから出力された映像情報の拡大縮小処理やレイアウト変更処理を簡易に行うための映像表示システムを提供することが目的で、レイアウト変更画面を大型ディスプレイ上に表示させて、ユーザがタッチパネルやマウスなどで指示することで、表示された映像情報の拡大縮小処理やレイアウト変更処理を可能にする技術について開示されている。
しかし、今までの電子情報ボード製品では、この電子情報ボードに搭載するタッチパネルが接続された情報端末上でタッチパネル機能を実現させるために、この情報端末にタッチパネル用のドライバソフトをインストールする必要があった。
これらの電子情報ボードの具体的な利用形態の一例として、ユーザが持ち込んだノートPC等の情報端末を電子情報ボードが設置してある場に持ち込み、これを電子情報ボードにその都度接続して利用する形態が考えられる。従来の電子情報ボードで手書き操作を行う場合には、大型ディスプレイ上に設置されたタッチパネルを用いて行う。従来の電子情報ボードでタッチパネルを使用するには、USBなどの手段を介して物理的にノートPCに接続されている必要があり、ノートPCにはタッチパネルを動かすためのドライバソフトがインストールされている必要がある。
しかし、従来の電子情報ボードのシステム構成では、タッチパネルを動かす情報端末と、タッチパネルの接続にかかわる二つの問題があった。第一の問題はタッチパネル機能を利用するためにユーザが持ち込んだノートPCなどの情報端末に映像情報を転送する映像情報転送用ケーブル(VGAケーブル)とは別のUSBケーブルなどを用いて、情報端末とタッチパネルを接続する必要があることである。第二の問題は、ユーザは持ち込んだノートPCなどの情報端末にタッチパネルを動かすためのドライバソフトをインストールする必要があることである。
このようなシステム構成であると、プレゼン時に映像ケーブル以外にUSBケーブルを接続することや、ユーザが自分のノートPCにタッチパネル用のドライバを入れることは、実施されないケースが多い。電子情報ボード自体が機能をわかりやすい形でユーザに提示できていて、ユーザがそれに気付き、その機能を使おうと思っても、そこでドライバが必要なことや、USBケーブルを接続する必要があることに気がつかないからである。
電子情報ボードは会議室のような公共の場所におかれることが多いこと、ユーザが持ち込む情報端末のように個人が常に使う性格のものではないことが主な原因である。さらに、ディスプレイは情報を映すものであること、そのために良く知られている映像情報をディスプレイに転送するVGAケーブルで情報端末とディスプレイを接続すればよいこと、の二つがユーザに強く認知されているためUSB接続まで意識が回らないためである。
その結果として、電子情報ボードは、日常的に、電子情報ボードの機能を理解していて、利用することを強く意識しているユーザだけしか使いこなせない状況に陥ってしまう問題があった。
また、特許文献1の発明では、映像情報を取込み、その映像情報を大型ディスプレイに表示して、取り込んだ映像情報の拡大縮小表示やレイアウト変更処理ができる映像表示システムが提供されているが、この映像表示システムでは、大型ディスプレイのタッチパネルやマウス操作でレイアウト変更処理を指示するので、大型ディスプレイから離れているユーザは、ユーザ自身が所有しているノートPCから出力されている映像情報であってもレイアウト変更処理を実行できないという問題があった。
本発明は、従来の電子情報ボードにある、ユーザの持ち込みノートPCにドライバをインストールしなければならないという問題を解消し、会議室などの公共の場所に設置してある場合などで、自身でノートPCを持ち込んで初めて電子情報ボードにノートPCから出力される映像情報を表示しようとするユーザでも、映像情報を表示するだけではなく、複数のノートPCから送信される映像情報を表示することが可能であり、大型ディスプレイに表示された映像情報のレイアウト変更処理が可能であり、タッチパネルを用いた手書き機能など、主たる機能を簡単に使えてその利便性を享受できる電子情報ボードを提供することを目的とする。
また、電子情報ボードから離れた場所にいるユーザであっても、映像情報のレイアウト変更処理を実現できる電子情報ボードを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、情報端末と接続して該情報端末の映像情報を転送する映像転送用接続手段と、該映像転送用接続手段により転送された前記映像情報を画面上に表示する映像情報表示手段と、該映像情報表示手段により表示された前記映像情報のレイアウト変更処理を行う映像レイアウト変更手段と、前記映像転送用接続手段の適所に配置されて前記映像レイアウト変更手段へレイアウト変更指示情報を出力する映像レイアウト変更指示手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項1の発明では、映像転送用接続手段の適所に配置された映像レイアウト変更指示手段からレイアウト変更指示情報を送信するようにしたので、ノートPC等の情報端末にドライバをインストールすることなく電子情報ボードのレイアウトを変更できる。
請求項2に記載の発明は、前記画面上に手書きされた位置を検出する手書位置検出手段と、該手書位置検出手段により検出された手書画像を、前記映像情報表示手段から表示された映像情報に重畳して前記画面上に表示する手書重畳表示手段と、該手書重畳表示手段により重畳して表示された前記手書画像のレイアウトを、前記映像レイアウト変更手段による前記映像情報のレイアウト変更処理に合わせて変更する手書表示レイアウト変更手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2の発明では、電子情報ボードに重畳表示された手書画像を、映像情報のレイアウト変更に対応して移動させる。
請求項3に記載の発明は、前記映像レイアウト変更指示手段は、前記映像転送用接続手段の前記情報端末側適所に配置されていることを特徴とする。
請求項3の発明では、映像レイアウト変更指示手段が情報端末の近くに配置されているため、電子情報ボードから離れているユーザであっても、電子情報ボードの映像情報のレイアウト変更を行うことができる。
請求項4に記載の発明は、前記映像レイアウト変更指示手段は、前記映像レイアウト変更手段に対して前記映像情報の拡大縮小処理及びレイアウト切替処理を行うように指示することを特徴とする。
請求項4の発明では、所望の映像情報を任意の大きさにして表示することができる。
請求項5に記載の発明は、前記映像レイアウト変更指示手段は、前記映像レイアウト変更手段に対して前記映像情報を段階的に拡大又は縮小するように指示するとともに、該映像情報の大きさに応じてレイアウト切替処理を行うように指示することを特徴とする。
請求項5の発明では、映像情報を拡大・縮小する際に、映像情報の大きさに適したレイアウトに変更する。
請求項6に記載の発明は、前記映像レイアウト変更指示手段は、前記映像レイアウト変更手段に対して前記映像情報の表示位置を指示することを特徴とする。
請求項6の発明では、所望の位置に映像情報を表示させることできる。
請求項7に記載の発明は、前記画面上の余白部分に前記映像情報を表示するようにレイアウト変更時の表示位置を算出する映像情報表示位置算出手段を備えたことを特徴とする。
請求項7の発明では、画面上の余白を有効活用することができる。
請求項8に記載の発明は、前記映像情報のレイアウト変更時に、前記映像情報の移動情報を前記画面上に表示する映像移動情報表示手段を備えたことを特徴とする。
請求項8の発明では、レイアウト変更により移動して表示された映像情報の位置を容易に確認できる。
本発明によれば、電子情報ボードに映像情報を入力するための映像転送用接続手段の適所には映像レイアウト変更指示手段が配置されており、レイアウト変更指示手段から画面上の映像情報の拡大縮小処理やレイアウト変更処理を実行できるので、画面から離れたユーザであっても、容易に映像情報の拡大縮小処理やレイアウト変更処理が可能な電子情報ボードを提供できる。またユーザが持込んだ情報端末に画面転送やレイアウト変更処理を行うソフトウェアをインストールしなくても映像転送用接続手段を接続するだけで情報端末の画面情報を電子情報ボードの画面上に表示し、その画面上に手書き情報を重畳表示することや、レイアウト変更処理が可能な電子情報ボードを提供できる。
本発明に係る電子情報ボードの利用形態を示す図である。 本発明に係る電子情報ボードの外観図である。 コントローラ部のハードウェア構成図である。 本発明の第一の実施形態に係る電子情報ボードの機能ブロック図である。 映像レイアウトの変更を指示する装置の一例を示す図である。 レイアウト変更処理の一例を示す図である。 レイアウト変更処理の一例を示したフローチャート図である。 本実施の第二の形態に係る電子情報ボードの機能ブロック図である。 映像レイアウトの変更を指示する装置の一例を示す図である。 レイアウト変更処理の一例を示す図である。 レイアウト変更処理の一例を示す図である。 映像表示画面が移動されたことを通知する移動情報の表示例を示す図である。 本発明の第三の実施形態に係る映像レイアウトの変更を指示する装置の一例を示す図である。
本発明の実施の形態を説明する。本発明は、電子情報ボードにユーザが持込んだ複数のノートPCをVGAケーブルで接続して電子情報ボードのディスプレイにノートPCの映像情報を表示して、レイアウト変更処理を実行する処理に際して、以下の特徴を有する。
要するに、電子情報ボードに映像情報を入力するためのVGAケーブルに指示ボタンを取り付けて、指示ボタンを押すことで映像情報の拡大縮小処理やレイアウト変更処理を実現することで、大型ディスプレイ上から離れたユーザであっても、簡易に表示画面の拡大縮小処理やレイアウト変更処理が可能な電子情報ボードを提供することが特徴になっている。またユーザが持込んだノートPCに画面転送やレイアウト変更処理を行うソフトウェアをインストールしなくてもVGAケーブルを接続するだけでPCの画面情報を電子情報ボードの画面上に表示し、その画面上に手書き情報を重畳表示することや、レイアウト変更処理が可能な電子情報ボードを提供することも特徴になっている。
上記記載の本発明の特徴について、以下の図面を用いて詳細に解説する。
図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1を用いて、本実施の形態に係る電子情報ボードの利用形態について説明する。図1は、本発明に係る電子情報ボードの利用形態を示す図である。本発明の電子情報ボード1は、主に会議で利用され、ユーザU(Ua〜Ud)が会議室に持ち込んだノート型のパーソナルコンピュータ(以下「ノートPC」という)11(11a〜11d)等の情報端末と電子情報ボード1を接続ケーブル部23にてケーブル接続することで利用される。ユーザUが持ち込んだノートPC11から出力される映像情報を電子情報ボード1側で取り込んで、取り込んだ映像情報は電子情報ボード1の大型ディスプレイ21上に表示されて利用される。
電子情報ボード1とノートPC11を接続する接続ケーブル部23のコネクタ部分には、電子情報ボード1の大型ディスプレイ21上に表示される映像情報画面のレイアウトを変更するための指示装置が付いており、ユーザUはレイアウト指示装置で指示することで、ユーザUのノートPC11から出力されている映像情報画面の拡大縮小処理や映像表示画面の移動変更処理を実行できる。なお、「映像情報画面」は、大型ディスプレイ21上では各ノートPC11の映像を表示する夫々のウィンドウとして認識される。映像情報画面が大型ディスプレイ21の一部分に表示されているか、全面に表示されているかは問わないが、少なくとも映像情報画面は手書画像(手書ストローク情報)を含まない概念である。
図2を用いて、本実施の形態に係る電子情報ボードの外観について説明する。図2は、本発明に係る電子情報ボードの外観図である。本発明の電子情報ボード1は、会議で利用するコンテンツを表示するための大型ディスプレイ21(大型ディスプレイ部)と、ユーザUが持ち込んだノートPC11等の情報端末を電子情報ボード1と接続するための接続ケーブル部23と、接続ケーブル部23からの情報を取り込み大型ディスプレイ21上に情報表示するためのコントローラ部25と、ユーザUが大型ディスプレイ21上に手書きした位置を検出する手書位置検出部27と、手書きするための手書ペン部29と電子情報ボード1の各種機能を切り替える機能ボタン部31と、から構成される。
大型ディスプレイ21の一例としては、プラズマディスプレイや液晶ディスプレイに代表されるディスプレイデバイスによって構成される。また、大型ディスプレイ21はプロジェクタを利用して大型スクリーンに映像情報を投影することで実現しても良い。プロジェクタの投影方式としては、前方から投影するフロントプロジェクション方式や後方から透過型スクリーンに投影するリアプロジェクション方式などが挙げられる。
手書位置検出部27は、電子情報ボード1の大型ディスプレイ21上に手書きした位置を検出する部分である。位置検出方法としては、様々な方式があり、デジタル感圧型、電磁気型、レーザー型、赤外線・超音波型、光学・赤外線型などがあり、その方式に対応した手書位置検出装置を電子情報ボード1に取り付けて使用する。
ここで、手書き位置検出方法について簡単に説明する。
デジタル感圧型は、2枚の電気伝導性のシートの間に微小な空隙があり、これに触れると表面のシートが接触し、その部分で通電する。シートの電気抵抗値によって接触した座標がわかるようになっている。この方式では指でもスタイラスでも使うことができる。ボード上に指やスタイラスで圧力を加えると2枚のシートが接触して電気信号が発生し、コントローラ部へ渡されるようになっている。
電磁気型は、タブレット型のコンピュータにおける手書き位置検出方法と同じ方式である。即ち、ボード表面の直下にX軸方向とY軸方向のワイヤが埋め込まれていて、コイルを埋め込んだスタイラスとの電磁誘導で接触位置がわかる。スタイラスは電源供給型(バッテリー内蔵か、又は電子情報ボード本体から有線で電源供給する)と電源を使用しない型(電子情報ボード側で電気信号を発生する)がある。電磁気型は、動きを伴うような部品が存在しない。専用の電子ペン/スタイラス以外のもの、たとえば指などは使用できない。電子情報ボード内の磁気センサーが磁気ペンによって活性化され、信号をコントローラ部へ送るようになっている。
レーザー型では、大型ディスプレイの上辺の両端に赤外線レーザーが設置されている。レーザー光線が大型ディスプレイ表面を灯台の光のように監視している。スタイラスやマーカーについている反射板がレーザー光線を反射することで、その位置を検知する。反射テープを電源不要なマーカーあるいはスタイラスに取り付けて使用する方法の他にも、CMOSカメラを使用して、指やスタイラスで位置検出を行う方法がある。
赤外線・超音波型は、上下左右に赤外線発光素子を置き、縦横斜めに赤外線を走らせ遮られた位置を検出することにより、座標を拾う方式である。さらに、大型ディスプレイ表面を押すと専用電子ペンが超音波を発し、2個の超音波マイクロフォンがそれをキャッチし、音の到達時間の差から三角法的に位置を計算することにより検出位置の精度を上げているものもある。指やスタイラスで位置検索を行うので、大型ディスプレイの表面は何でもよい。特殊な例としてマーカーやスタイラスに電源を必要とするものもあり、この場合には電源の入った専用のスタイラス以外のものでは位置を検出できない。
光学・赤外線型には、大型ディスプレイ表面を指やマーカーで押すと大型ディスプレイ表面を監視している赤外線発光装置とCMOSカメラなどの受光装置によって三角法的に位置を計算するDViT方式や、赤外線イメージセンサー方式がある。この場合も大型ディスプレイの表面は何でもよく、指で操作でき特別なペンは不要である。また、赤外線イメージセンサー方式では、複数点のタッチができるなどの利点がある。
手書ペン部29は、手書位置検出部27における位置検出方法に対応してペンデバイスを変更する。例えば、電磁気型であればペンに手書位置検出部の磁気センサーを反応させるような磁気ペンを用いる必要がある。また、赤外線・超音波型であればペンに超音波を発信するような仕組みのある専用ペンを用いる必要がある。
機能ボタン部31は、電子情報ボード1が提供する機能をユーザが選択するためのボタンである。ボタンを押すことで、各種機能を切り替えて利用する。本発明では、接続ケーブル部23にボタンが取り付けられており、ボタンを押すことによってレイアウト変更処理を実現できるが、機能ボタン部31にもレイアウト変更処理を実現するボタンを設置しても良い。
コントローラ部25は、電子情報ボード1の情報処理を行う部分である。接続ケーブル部23から送信される映像情報の取込み処理や、取り込んだ映像情報の表示処理を実行する。また、手書位置検出部27で検出された位置情報から手書ストローク情報を生成して表示する処理や映像情報画面のレイアウト変更処理などの様々な処理を実行する部分である。
接続ケーブル部23は、ユーザが持ち込んだノートPC11と電子情報ボード1を接続する接続ケーブル24及びコネクタ33を備えている。一般にノートPCの映像出力用コネクタはD−Sub15形式のVGAケーブルで接続するようになっているので、本発明の接続ケーブル24も映像情報の転送用ケーブルとしてVGAケーブルを利用した例を記載する。本発明の接続ケーブル24は、映像情報の転送用のVGAケーブル53と、レイアウト変更指示情報が送れるような情報通信ケーブル55とで構成されている(図5参照)。ここでレイアウト変更指示情報を送る情報通信ケーブル55の一例としては、USBケーブルを利用することが挙げられる。
またVGAケーブル53のコネクタ33には、ユーザからレイアウト変更指示が出せるように指示ボタン51が付いており、ユーザが指示ボタン51を押すと情報通信ケーブル55を介して、レイアウト変更指示情報がコントローラ部25へ送信されるようになっている。ここで、接続ケーブル部23は有線ケーブルを利用する一例を記載したが、無線ケーブルを利用しても良い。無線ケーブルを利用する場合には、ノートPC11に無線通信用(UWB、Bluetooth、ZigBeeなど)のコネクタを接続し、このコネクタにユーザからレイアウト変更指示が出せるようなボタンが付いている形状とする。
図3は、コントローラ部のハードウェア構成図である。電子情報ボード1のコントローラ部25は、中央演算装置(CPU)41、ランダムアクセスメモリ(RAM)42、ハードディスク43、映像出力デバイス44、ネットワークインタフェース47がシステムバス48で相互に接続された一般的な計算機である。なお、本実施の形態における電子情報ボード1のコントローラ部25は、必ずしも一般的な計算機で構成する必要はない。
また電子情報ボード1のコントローラ部25には、映像入力デバイス45、レイアウト指示情報受信デバイス46がシステムバス48で相互に接続された形式になっている。電子情報ボード1のコントローラ部25とユーザの持込みノートPC11を接続する接続ケーブル24は、映像入力デバイス45とレイアウト指示情報受信デバイス46を介してシステムバス48に接続されており、ノートPC11から出力される映像情報の取り込み処理や、ユーザが指示したレイアウト変更指示情報の取り込み処理が実行される。取込み処理された映像情報は、映像出力デバイス44を介してディスプレイデバイスとしての大型ディスプレイ21に表示される。また、コントローラ部25はネットワークインタフェース47を介してネットワーク49に接続され、外部と通信できる。
〔第一の実施形態〕
図面を参照しながら、本発明の第一の実施形態について説明する。図4は、本発明の第一の実施形態に係る電子情報ボードの機能ブロック図である。
映像転送用接続手段101は、ユーザが持込んだノートPCから出力された映像情報を電子情報ボード1へ転送する手段であり、図2の接続ケーブル部23に相当する。映像情報の転送はノートPCから電子情報ボード1に有線ケーブルを接続することで実現する。映像情報の転送ケーブルとしては、アナログ映像信号の入出力を行うVGAケーブルや、デジタル映像信号の入出力を行うDVIケーブルや、デジタル家電向けの映像信号の入出力を行うHDMIケーブルなどを利用することが挙げられる。また、映像情報の転送ケーブルとしては、映像転送用のケーブルだけではなく、USBやLANケーブルを利用して映像情報を転送するようにしても良い。一般にノートPCには、VGAケーブルの接続コネクタ(D−Sub15形式)が付いているケースが多いので、以下の実施の形態では、VGAケーブルを利用する形態に関して記載する。VGAケーブルでは、アナログRGBコンポーネント映像信号が入出力される。
映像情報取込手段103は、映像転送用接続手段101であるVGAケーブルで接続したノートPCから出力された映像情報を電子情報ボード1のコントローラ部25(図2参照)に取り込む手段である。図3の映像入力デバイス45に相当する。
VGAケーブルでは、アナログRGBコンポーネント映像信号が入力される。アナログRGBコンポーネント映像信号をコントローラ部25に入力するためには、映像入力デバイス(映像キャプチャ用ボード)を利用する。映像キャプチャ用ボードは、PCIeバスのインタフェースに接続されるケースが多い。映像キャプチャ用ボードは、アナログ信号をデジタル信号に変換するためのAD変換チップと、デジタル信号変換された映像情報をコントローラ部25で利用できるような映像情報信号に変換する映像信号変換チップと、PCIeバスのインタフェースに合わせるためのPCIe接続用チップで構成される。
また、映像情報の容量を削減するためにMpegエンコーディングを行う処理を実行するエンコード用チップが搭載されている映像キャプチャカードを利用しても良い。なお映像情報のエンコード処理を実行した場合には、映像情報を表示する際に、コントローラ部25のCPU41(図3参照)や映像出力デバイス(ビデオカード)44でエンコードされた映像情報をデコードして表示する。
映像情報表示手段105は、映像情報取込手段103で取り込んだ映像情報と、電子情報ボード1のコントローラ部25内部で生成された画面情報を大型ディスプレイ21上に表示する手段である。図3の映像出力デバイス44に相当する。映像情報は映像キャプチャカードからシステムバス48を介して、映像出力デバイス(ビデオカード)44へ転送される。また、電子情報ボード1のコントローラ部25内部で生成された映像情報も同様に映像出力デバイス44へ転送される。映像出力デバイス44へ転送された映像情報は、電子情報ボード1の大型ディスプレイ21上に表示される。
映像レイアウト変更指示手段107は、電子情報ボード1の大型ディスプレイ21上に表示される、ユーザの持込みノートPC11から出力された映像情報画面の、レイアウト変更を指示する手段である。映像レイアウトの変更指示方法としては、電子情報ボード1とノートPC11とを接続する接続ケーブル部23のコネクタ33に取り付けた指示装置(指示ボタン)をユーザが押すことによって指示する。ユーザによるボタン押圧操作を受けて、映像レイアウト変更指示手段107は、電子情報ボード1へレイアウト変更指示情報(信号)を受け渡す。
図5は、映像レイアウトの変更を指示する装置の一例を示す図である。図5はノートPCに接続する接続ケーブル部を示している。VGAケーブル53のコネクタ33には、レイアウト変更用の指示ボタン51(映像レイアウト変更指示手段)が付いており、ユーザが指示ボタン51を押すことによって、電子情報ボード1のコントローラ部25へレイアウト変更指示情報が送信される。
電子情報ボード1のコントローラ部25とVGAケーブル53との接続は、映像入力デバイス(映像キャプチャ用カード)45を介して行われる。また、コントローラ部25と情報通信ケーブル55との接続は、レイアウト指示情報受信デバイス46を介して行われる。ノートPCから出力される映像情報は、VGAケーブル53を通って映像入力デバイス45に送信される。また、指示ボタン51を押すことによって生成されたレイアウト変更指示情報はVGAケーブル53に併設された情報通信ケーブル55を通ってレイアウト指示情報受信デバイス46に送信される。ここでレイアウト指示情報受信デバイス46の一例としては、USB機器を利用することが挙げられる。
これより、ユーザはノートPCに接続するVGAケーブル53のコネクタ33に付属された指示ボタン51を押すことで、電子情報ボード1へレイアウト変更指示を送信することができる。
映像レイアウト変更手段109は、映像レイアウト変更指示手段107で指示されたレイアウト変更指示情報を受信して、映像情報表示手段105で表示されているノートPCから出力された映像情報の表示画面レイアウトを変更する手段である。図3のCPU41が本手段として機能する。表示画面のレイアウト変更では、表示画面の拡大縮小処理や表示位置の変更処理が実行される。
図6は、レイアウト変更処理の一例を示す図である。図6は電子情報ボードの大型ディスプレイを示した図である。大型ディスプレイ21は、電子情報ボード1に接続した各ノートPC11(11a〜11d)の一覧表示画面121と、大型ディスプレイ21の中央にコンテンツを表示するためのメイン画面123との二つの領域に分かれている。映像レイアウト変更手段109では、接続ケーブル部23の指示ボタン51が押されたノートPC11の映像情報125をメイン画面123に出力する(レイアウト変更処理)。
図6(a)では、メイン画面123に接続された複数のノートPC11のうち、ユーザUa(図1参照)が使用するノートPC11aの映像情報125aが選択されて表示されている。この状態で、ユーザUbが使用するノートPC11bと接続されたVGAケーブル53のコネクタ33に付属された指示ボタン51が押されると、メイン画面123にノートPC11bの映像情報125bが選択されて表示される。
手書位置検出手段111は、電子情報ボード1の大型ディスプレイ21上に手書きした位置を検出する手段である。図2の手書位置検出部27に相当する。位置検出方法としては、上述したように、デジタル感圧型、電磁気型、レーザー型、赤外線・超音波型、光学・赤外線型など、様々な方式がある。本発明の電子情報ボード1はどの方式の位置検出方法を利用しても良い。
手書重畳表示手段113は、手書位置検出手段111で検出された位置情報から手書ストローク情報を生成して、映像情報表示手段105で表示されている映像情報画面の上から、生成した手書ストローク情報を重畳表示する手段である。図3のCPU41が本手段として機能する。
手書ストローク情報は、手書位置検出手段111で検出された位置の点群を単純に直線で結ぶことによって生成しても良いし、ベジェ曲線などを用いて点群情報の補間処理を行うことで滑らかな曲線ストローク情報を生成しても良い。また、手書位置検出手段111で筆圧等を感知できる方式であれば、筆圧が高い部分の線幅を太くするなどのストローク生成処理を行っても良い。映像情報画面への重畳表示の一例としては、透明なサーフェイス画面(透明ウィンドウ)にストローク情報を描画し、透明なサーフェイス画面を映像情報画面の上に重ねて表示することで実現する。
手書表示レイアウト変更手段115は、映像レイアウト変更手段109で変更された映像情報画面に、重畳する手書ストローク情報が描画された透明なサーフェイス画面のレイアウト変更を行う手段である。図3のCPU41が本手段として機能する。レイアウト変更方法としては、レイアウト変更された映像情報画面に合わせて、透明なサーフェィス画面のレイアウト変更を行う処理を実行する。
以上の手段を実現することで、大型ディスプレイから離れたユーザであっても、容易に表示画面の拡大縮小処理やレイアウト変更処理が可能な電子情報ボードを提供できる。またユーザが持込んだノートPCに画面転送やレイアウト変更処理を行うソフトウェアをインストールしなくても電子情報ボードの接続ケーブルを接続するだけでPCの画面情報を電子情報ボードの画面上に表示し、その画面上に手書き情報を重畳表示することや、レイアウト変更処理が可能な電子情報ボードを提供できる。
図7は、電子情報ボードのレイアウト変更処理の一例を示したフローチャート図である。
事前準備として予め、ノートPC11と電子情報ボード1とを接続ケーブル24を用いて接続する。ケーブル接続は、接続ケーブル部23のコネクタ33をノートPC11のD−Sub15形式の映像出力用コネクタに接続することにより行う。接続によりノートPC11から出力される映像情報125は、電子情報ボード1のコントローラ部25に取り込まれる。電子情報ボード1と接続するノートPC11は複数台あり、各ノートPC11a〜11dから映像情報125a〜125dが出力されている。
ステップS1では、ノートPC11から取り込んだ映像情報125を電子情報ボード1の大型ディスプレイ21上に表示する。電子情報ボード1に表示される映像情報125のレイアウトの一例としては、図6に記載したように電子情報ボード1に接続したノートPC11の一覧表示画面121と、大型ディスプレイ21の中央にコンテンツを表示するためのメイン画面123との二つの領域に分かれて表示される。初期においてメイン画面123に表示する映像情報125としては、一番初めに電子情報ボード1に接続されたノートPC11から出力される映像情報125を表示するように設定する。
ステップS2では、コネクタ33に取り付けられたレイアウト変更用の指示ボタン51が押されたか否かを判断する。指示ボタン51が押されるとレイアウト変更指示情報が送信されるので、その情報をコントローラ部25で受信したか否かを判定する。ステップS2でレイアウト変更指示情報を受信した場合にはステップS3へ、それ以外の場合にはステップS4へ進む。
ステップS3では、ステップS2でレイアウト変更指示情報を受信した接続ケーブル24から出力される映像情報125を、電子情報ボード1のメイン画面123に出力するようにレイアウト変更処理を実行する。これにより、ノートPC11と接続しているケーブルのコネクタ33に取り付けてある指示ボタン51を押すことで、映像情報125をメイン画面123に表示するようにレイアウト変更処理を行うことができる。また、手書ストローク情報を映像情報125に重畳表示している場合には、手書ストローク情報が描画された透明なサーフェィス画面も映像情報画面のレイアウト変更処理に合わせてレイアウト変更処理を行う。これにより、映像情報画面のレイアウト変更処理が実行されても、手書ストローク情報が描画された透明なサーフェィス画面も追随して重畳表示できる。
ステップS4では、ユーザによって電子情報ボード1の終了処理が実行されたかを判定する。電子情報ボード1の終了処理が実行されていなければ、ステップS2に戻って、レイアウト変更指示情報を受信したか否か判定を行うとともに、判定結果に応じて映像情報の表示処理を実行し続ける。電子情報ボード1の終了処理が実行されたらば、ノートPC11から出力される映像情報125の取込み処理を中断して、映像情報125の表示処理を終了する。
以上のステップを処理することで、大型ディスプレイから離れた位置にいるユーザであっても、容易に表示画面の拡大縮小処理やレイアウト変更処理が可能な電子情報ボードを提供できる。またユーザが持込んだノートPCに画面転送やレイアウト変更処理を行うソフトウェアをインストールしなくても接続ケーブルを接続するだけでPCの画面情報を電子情報ボードの画面上に表示し、レイアウト変更処理が可能な電子情報ボードを提供できる。
〔第二の実施形態〕
図面を参照しながら、本発明の第二の実施形態について説明する。図8は、本実施の第二の形態に係る電子情報ボードの機能ブロック図である。
図8の映像転送用接続手段、映像情報取込手段、映像情報表示手段、手書位置検出手段、手書重畳表示手段、手書表示レイアウト変更手段は、図4の機能ブロック図に示された各手段と同様の機能を有するため、第一の実施形態と同一の符号を付すとともに、説明を省略する。
第一の実施形態に係る映像レイアウト変更指示手段と映像レイアウト変更手段は、電子情報ボードの大型ディスプレイ上のメイン画面に表示する映像情報の切替処理を行っていたが、本実施形態に係る映像レイアウト変更指示手段131と映像レイアウト変更手段133は、映像情報の表示画面のレイアウト処理(画面の拡大縮小など)を段階的に変更する処理を行う。
映像レイアウト変更指示手段131から段階的なレイアウト変更指示を送出するためにユーザが利用する映像レイアウト変更用の指示装置の一例を図9に記載する。図9のレイアウト変更用の指示ボタンは、実施形態1における図5のレイアウト変更用の指示ボタンと同様にOnとOffの2値を判定するボタン形式を採用しても良いが、ユーザがボタンを押した量(ボタンの変位)が分かるようなボタン形式を採用しても良い。例えば(a)に示す指示ボタン61は、コネクタ33内に出没自在に支持されている。ユーザの押し込み量に応じて指示ボタン61が図中下側に移動する形式になっており、ユーザがボタンを押した量が指示ボタン61の位置でわかるようになっている。また、例えば(b)に示す指示ボタン63では、スライダー形式のボタンを利用しており、コネクタ33にスライド自在に支持されている。ユーザがスライダー形式ボタンを移動させた量が指示ボタン63の位置でわかるようになっている。
指示ボタンの位置、すなわち指示ボタンを押した量又は移動した量に対する数値を、レイアウト変更指示情報として映像情報表示位置算出手段135に受け渡す。この数値の大きさに応じて、映像表示画面の拡大や縮小等のレイアウト変更処理が行われる。なお、指示ボタンにOnとOffの2値を判定するボタン形式を採用する場合には、ボタンが押されている時間だけ映像情報画面が拡大又は縮小するように映像情報表示位置算出手段135へレイアウト変更指示情報を受け渡す。
映像情報表示位置算出手段135は、映像レイアウト変更指示手段131から送信されるレイアウト変更指示情報を参照して映像情報画面の表示位置を算出する手段である。映像レイアウト変更手段133では、映像情報表示位置算出手段135で算出された表示位置情報を参照して、ノートPC11から出力された映像情報を映像表示画面に表示する手段である。
図10に実施形態2における映像表示画面の表示位置算出処理とレイアウト変更処理の一例を示す。図10は電子情報ボードの大型ディスプレイを示したものであり、大型ディスプレイには、電子情報ボードに接続した4台のノートPC11(11a〜11d)から出力される映像表示画面141(141a〜141d)が表示されている。
初めは、(a)に示すように、各映像表示画面141a〜141dは大型ディスプレイ21上に等間隔に表示されるように表示画面の位置が算出される。
次にノートPC11aに接続されている接続ケーブル部23から映像表示画面141aを拡大するレイアウト変更指示情報が送信された場合の表示画面を(b)に示す。(b)では、ノートPC11aの映像表示画面141aが拡大されるために、ノートPC11b〜11dの映像表示画面141b〜141dは大型ディスプレイ21の余白部分(映像表示画面141が表示されていない部分)に移動する。映像情報表示位置算出手段135は、映像表示画面141aが映像表示画面141b〜141dの何れかの映像表示画面と隣り合った時点でディスプレイの余白部分を有効活用するように、表示位置を算出し、映像レイアウト変更手段133が映像表示画面を移動させる。
(c)では、映像表示画面141aの拡大表示処理が実行された表示画面を示す。映像表示画面141b〜141dはディスプレイの端まで移動しているために、それ以上の映像表示画面の移動は行わない。映像表示画面141aは、映像表示画面141b〜141dに重なるように拡大して表示される。従って、映像表示画面141b〜141dの一部が表示されなくなる。
(d)では、映像表示画面の拡大表示がより実行された表示画面を示す。映像表示画面141aによって、映像表示画面141b〜141dは全て表示されなくなっている。このように映像表示画面141b〜141dがすべて表示されなくなってしまう場合には、ユーザにノートPC11a以外のノートPC11b〜11dも電子情報ボード1に接続していることを通知するために、ディスプレイの端にある表示色を変更してノートPC11b〜11dが接続されていることをユーザに通知してもよい。(d)においては、映像表示画面141b〜141dの端縁とディスプレイの端縁とが重なり合う部分に各ノートPC11b〜11dの接続表示143b〜143dを、所定の表示色により表示している。
(e)では、ノートPC11bに接続されているケーブルから映像表示画面を変更するレイアウト変更指示情報が送られた場合の表示画面を示す。(e)では、映像表示画面141bが最前面に表示されるようにレイアウト変更処理が実行される。レイアウト変更処理では、レイアウト変更指示情報が送信された機種の映像表示画面が最全面に表示されるように変更される。
(f)では、映像表示画面141aを縮小するレイアウト変更指示情報が送信された場合の表示画面を示す。(f)では、映像表示画面141aが縮小されるので、映像表示画面141b〜141dが再表示される。また、ディスプレイに余白部分ができるために、映像表示画面141b〜141dが等間隔に整列されるように表示位置情報が算出されて、映像表示画面が表示される。
図10では、ノートPC11aの映像表示画面141aが拡大した場合に、ノートPC11b〜11dの映像表示画面141b〜141dに重なって表示されるレイアウト変更処理の一例を記載したが、図11に示すように映像表示画面141aが拡大した場合に、映像表示画面141b〜141dを自動的に縮小表示することで、互いの映像表示画面が重なって表示されないようにレイアウト変更処理を実行してもよい。すなわち、図10(a)に示す状態から(b)に示す状態となり、さらに映像表示画面141aが拡大表示された場合には、図11に示すように、映像表示画面141b〜141dを縮小して表示してもよい。なお、映像表示画面141aが縮小すれば、映像表示画面141b〜141dは、もとのサイズに拡大されて図10(f)のように表示されるようにレイアウト変更処理が実行される。
図8に示す映像移動情報表示手段137は、映像情報表示位置算出手段135によって算出された映像情報画面の表示位置に対応して映像表示画面が移動されたことをユーザへ通知するために、移動情報を表示する手段である。移動情報を表示した例を図12に示す。図12では、電子情報ボードに接続した3台のノートPC11a〜11cから出力される映像表示画面141a〜141cが表示されている。
初めは、(a)に示すように、各映像表示画面141a〜141cはディスプレイ上に等間隔に表示されるように表示画面の位置が算出される。次にノートPC11aに接続されているケーブルから映像表示画面141aを拡大するレイアウト変更指示情報が送信された場合の表示画面を(b)に示す。(b)では、映像表示画面141aが拡大されるために、映像表示画面141b、141cはディスプレイの余白部分に移動する。ここで映像表示画面141cは映像表示画面141aが拡大されているために縮小表示されているが、映像表示画面141cの左下側(ディスプレイの右下側)に大きな余白部分があるために、(c)のように映像表示画面141cを左下側に移動させることでディスプレイの余白部分を有効活用し、映像表示画面141cをより大きく表示することができる。
しかし、(c)のように映像表示画面141cの表示位置を大きく変更すると、ユーザが映像表示画面141b、141cのうち、どの表示画面を閲覧すれば良いかを戸惑う場合がある。このため、(c)では、映像表示画面141cが元の位置((b)の位置)から左下((c)の位置)へ移動したことを示す移動情報145c(矢印の画像情報)を表示する。この移動情報を表示することで、映像表示画面の表示位置が大幅に変更されても、ユーザがどの表示画面を閲覧すれば良いかを戸惑うことなく閲覧できる電子情報ボードを提供することができる。
以上の手段を実現することで、大型ディスプレイ上から離れたユーザであっても、簡易に表示画面の拡大縮小処理やレイアウト変更処理を段階的に変更することが可能な電子情報ボードを提供できる。
〔第三の実施形態〕
図面を参照しながら、本発明の第三の実施形態について説明する。
本実施形態では、レイアウト変更指示手段によって、ユーザが映像表示画面の表示位置を手動で指示できる電子情報ボードを提供する。図13(a)、(b)は、本発明の第三の実施形態に係る映像レイアウトの変更を指示する装置の一例を示す図であり、指示ボタンの拡大斜視図である。
(a)に示す指示ボタン71は、いわゆるポインティング・スティック形式のボタンであり、指示ボタン71をケーブルの軸方向とこれに交差する方向の合計4方向に移動させることができる。指示ボタン71の各方向への移動量から、映像表示画面の表示位置の移動及びその方向を指示するレイアウト変更指示情報を電子情報ボード1のコントローラ部25へ送信する。映像情報表示位置算出手段135は映像レイアウト変更指示手段131によって送信されたレイアウト変更指示情報を参照して、映像情報画面の表示位置を算出する。映像レイアウト変更手段133は算出された表示位置情報を参照して、映像情報画面の表示位置を変更する。
また、(b)に示す指示ボタン73は、トラックボール式のボタンになっており、ユーザはトラックボールの移動をさせることで映像表示画面の表示位置を指示する形態になっている。
以上の手段を実現することで、大型ディスプレイ上から離れたユーザであっても、簡易に表示画面の拡大縮小処理だけでなく、表示位置の移動を指示できる電子情報ボードを提供できる。
なお、図9(b)のスライダー、図13のポインティング・スティック及びトラックボール式のボタンと、図5に示す押しボタン式のボタンとを組み合わせて実施することができる。つまり、例えば図13(a)のポインティング・スティックを図中上下方向に押圧可能に構成して、さらにON−OFF二値を検知可能な指示ボタンとしてもよい。
1…電子情報ボード、11…ノートPC、21…大型ディスプレイ、23…接続ケーブル部、24…接続ケーブル、25…コントローラ部、27…手書位置検出部、29…手書ペン部、31…機能ボタン部、33…コネクタ部、41…CPU、43…ハードディスク、44…映像出力デバイス、45…映像入力デバイス、46…レイアウト指示情報受信デバイス、47…ネットワークインタフェース、48…システムバス、49…ネットワーク、51…指示ボタン、53…VGAケーブル、55…情報通信ケーブル、61、63、71、73…指示ボタン、101…映像転送用接続手段、103…映像情報取込手段、105…映像情報表示手段、107…映像レイアウト変更指示手段、109…映像レイアウト変更手段、111…手書位置検出手段、113…手書重畳表示手段、115…手書表示レイアウト変更手段、121…一覧表示画面、123…メイン画面、125…映像情報、131…映像レイアウト変更指示手段、133…映像レイアウト変更手段、135…映像情報表示位置算出手段、137…映像移動情報表示手段、141…映像表示画面、141b…各ノートPC、143b…接続表示、145c…移動情報
特開2008−27196公報

Claims (8)

  1. 情報端末と接続して該情報端末の映像情報を転送する映像転送用接続手段と、
    該映像転送用接続手段により転送された前記映像情報を画面上に表示する映像情報表示手段と、
    該映像情報表示手段により表示された前記映像情報のレイアウト変更処理を行う映像レイアウト変更手段と、
    前記映像転送用接続手段の適所に配置されて前記映像レイアウト変更手段へレイアウト変更指示情報を出力する映像レイアウト変更指示手段と、を備えたことを特徴とする電子情報ボード。
  2. 前記画面上に手書きされた位置を検出する手書位置検出手段と、
    該手書位置検出手段により検出された手書画像を、前記映像情報表示手段から表示された映像情報に重畳して前記画面上に表示する手書重畳表示手段と、
    該手書重畳表示手段により重畳して表示された前記手書画像のレイアウトを、前記映像レイアウト変更手段による前記映像情報のレイアウト変更処理に合わせて変更する手書表示レイアウト変更手段と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の電子情報ボード。
  3. 前記映像レイアウト変更指示手段は、前記映像転送用接続手段の前記情報端末側適所に配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の電子情報ボード。
  4. 前記映像レイアウト変更指示手段は、前記映像レイアウト変更手段に対して前記映像情報の拡大縮小処理及びレイアウト切替処理を行うように指示することを特徴とする請求項3記載の電子情報ボード。
  5. 前記映像レイアウト変更指示手段は、前記映像レイアウト変更手段に対して前記映像情報を段階的に拡大又は縮小するように指示するとともに、該映像情報の大きさに応じてレイアウト切替処理を行うように指示することを特徴とする請求項3記載の電子情報ボード。
  6. 前記映像レイアウト変更指示手段は、前記映像レイアウト変更手段に対して前記映像情報の表示位置を指示することを特徴とする請求項3記載の電子情報ボード。
  7. 前記画面上の余白部分に前記映像情報を表示するようにレイアウト変更時の表示位置を算出する映像情報表示位置算出手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項記載の電子情報ボード。
  8. 前記映像情報のレイアウト変更時に、前記映像情報の移動情報を前記画面上に表示する映像移動情報表示手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項記載の電子情報ボード。
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