JP5626124B2 - パターン形成方法 - Google Patents
パターン形成方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5626124B2 JP5626124B2 JP2011123363A JP2011123363A JP5626124B2 JP 5626124 B2 JP5626124 B2 JP 5626124B2 JP 2011123363 A JP2011123363 A JP 2011123363A JP 2011123363 A JP2011123363 A JP 2011123363A JP 5626124 B2 JP5626124 B2 JP 5626124B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- carbon atoms
- branched
- cyclic
- linear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Materials For Photolithography (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
ポジ型レジスト膜を用いてダイポール照明によりX方向のラインパターンを形成し、レジストパターンを硬化させ、その上にもう一度レジスト組成物を塗布し、ダイポール照明でY方向のラインパターンを露光し、格子状ラインパターンの隙間よりホールパターンを形成する方法(非特許文献1:Proc. SPIE Vol. 5377, p.255 (2004))が提案されている。高コントラストなダイポール照明によるX、Yラインを組み合わせることによって広いマージンでホールパターンを形成できるが、上下に組み合わされたラインパターンを寸法精度高くエッチングすることは難しい。X方向ラインのレベンソン型位相シフトマスクとY方向ラインのレベンソン型位相シフトマスクを組み合わせてネガ型レジスト膜を露光してホールパターンを形成する方法が提案されている(非特許文献2:IEEE IEDM Tech. Digest 61 (1996))。但し、架橋型ネガ型レジスト膜においては、超微細ホールの限界解像度がブリッジマージンで決まるために、解像力がポジ型レジスト膜に比べて低い欠点がある。また、架橋型ネガ型レジストを用いたアルカリ現像では膨潤によるパターン倒壊が顕在化する傾向がある。
即ち、ポジ型レジスト組成物のX、Yラインのダブルダイポールの2回露光によりドットパターンを作製し、この上にLPCVDでSiO2膜を形成し、O2−RIEでドットをホールに反転させる方法、加熱によってアルカリ可溶で溶剤不溶になる特性のレジスト組成物を用いて同じ方法でドットパターンを形成し、この上にフェノール系のオーバーコート膜を塗布してアルカリ現像によって画像反転させてホールパターンを形成する方法、ポジ型レジスト組成物を用いてダブルダイポール露光、有機溶剤現像による画像反転によってホールを形成する方法である。
有機溶剤によるネガティブトーン現像用のArFレジスト組成物としては、従来型のポジ型ArFレジスト組成物を用いることができ、特許文献1〜7(特開平07−199467号公報、特開2008−281974号公報、特開2008−281975号公報、特開2008−281980号公報、特開2009−53657号公報、特開2009−25707号公報、特開2009−25723号公報)にパターン形成方法が示されている。
請求項1:
下記一般式(1)で表されるカルボキシル基が酸不安定基により保護された構造を有する繰り返し単位(a1)を1種又は2種以上含有するベース樹脂[A]と光酸発生剤[B]と架橋剤[C]と有機溶剤[D]を共に含み、架橋剤[C]がオキシラン環又はオキセタン環から選ばれる官能基を分子内に2つ以上有する化合物であるレジスト組成物を基板上に塗布し、塗布後加熱処理(ポストアプライドベーク)をして作製したレジスト膜を高エネルギー線で露光し、露光後加熱処理(ポストエクスポージャーベーク)を施した後に、有機溶剤を含有する現像液によりレジスト膜の未露光部分を選択的に溶解させることを特徴とするネガ型パターン形成方法。
請求項2:
ベース樹脂[A]が更に下記一般式(2)で表される構造の繰り返し単位(a2)を1種又は2種以上含むことを特徴とする請求項1に記載のパターン形成方法。
請求項3:
ベース樹脂[A]が更に下記一般式(3)で表される構造の繰り返し単位(a3)を1種又は2種以上含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のパターン形成方法。
請求項4:
下記一般式(4)で表されるカルボキシル基が酸不安定基により保護された構造を有する繰り返し単位(a1)を1種又は2種以上含有するベース樹脂[A]と光酸発生剤[B]と架橋剤[C]と有機溶剤[D]を共に含み、架橋剤[C]がオキシラン環又はオキセタン環から選ばれる官能基を分子内に2つ以上有する化合物であるレジスト組成物を基板上に塗布し、塗布後加熱処理(ポストアプライドベーク)をして作製したレジスト膜を高エネルギー線で露光し、露光後加熱処理(ポストエクスポージャーベーク)を施した後に、有機溶剤を含有する現像液によりレジスト膜の未露光部分を選択的に溶解させることを特徴とするネガ型パターン形成方法。
請求項5:
下記一般式(6)で表されるカルボキシル基が酸不安定基により保護された構造を有する繰り返し単位(a1)を1種又は2種以上含有する開環メタセシス重合体水素添加物であるベース樹脂[A]と光酸発生剤[B]と架橋剤[C]と有機溶剤[D]を共に含み、架橋剤[C]がオキシラン環又はオキセタン環から選ばれる官能基を分子内に2つ以上有する化合物であるレジスト組成物を基板上に塗布し、塗布後加熱処理(ポストアプライドベーク)をして作製したレジスト膜を高エネルギー線で露光し、露光後加熱処理(ポストエクスポージャーベーク)を施した後に、有機溶剤を含有する現像液によりレジスト膜の未露光部分を選択的に溶解させることを特徴とするネガ型パターン形成方法。
請求項6:
ベース樹脂[A]が更に下記一般式(8)又は(9)で表される構造の繰り返し単位から選ばれる1種又は2種以上を含むことを特徴とする請求項5に記載のパターン形成方法。
請求項7:
レジスト組成物が更にクエンチャー[E]及び/又は界面活性剤[F]を1種又は2種以上含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
請求項8:
現像液が、2−オクタノン、2−ノナノン、2−ヘプタノン、3−ヘプタノン、4−ヘプタノン、2−ヘキサノン、3−ヘキサノン、ジイソブチルケトン、2−メチルシクロヘキサノン、3−メチルシクロヘキサノン、4−メチルシクロヘキサノン、アセトフェノン、2’−メチルアセトフェノン、4’−メチルアセトフェノン、酢酸プロピル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、酢酸アミル、酢酸ブテニル、酢酸イソアミル、蟻酸プロピル、蟻酸ブチル、蟻酸イソブチル、蟻酸アミル、蟻酸イソアミル、吉草酸メチル、ペンテン酸メチル、クロトン酸メチル、クロトン酸エチル、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸プロピル、乳酸ブチル、乳酸イソブチル、乳酸アミル、乳酸イソアミル、2−ヒドロキシイソ酪酸メチル、2−ヒドロキシイソ酪酸エチル、安息香酸メチル、安息香酸エチル、酢酸フェニル、酢酸ベンジル、フェニル酢酸メチル、蟻酸ベンジル、蟻酸フェニルエチル、3−フェニルプロピオン酸メチル、プロピオン酸ベンジル、フェニル酢酸エチル、酢酸2−フェニルエチルから選ばれる1種以上の有機溶剤を含有し、これら有機溶剤の総濃度が現像液総量に対して60質量%以上であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
請求項9:
高エネルギー線による露光が、波長193nmのArFエキシマレーザーによる液浸リソグラフィー、又は波長13.5nmのEUVリソグラフィーであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
請求項10:
レジスト組成物を基板上に塗布してレジスト膜を形成し、加熱処理(ポストアプライドベーク)後にレジスト膜に保護膜を形成した後、高エネルギー線で上記レジスト膜を露光し、露光後加熱処理を施した後に有機溶剤による現像液を用いて未露光部の保護膜とレジスト膜を溶解させることを特徴とする請求項9に記載のパターン形成方法。
請求項11:
現像後にトレンチパターンを形成することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
請求項12:
ドット状の遮光パターンが配置されたマスクを用い、ドット部分を現像後にホールパターンとすることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
請求項13:
格子状遮光パターンが配置されたマスクを用い、格子の交点を現像後にホールパターンとすることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
請求項14:
ライン状の遮光パターンが配置されたマスクを用いて2回の露光を行う方法であり、1回目の露光と2回目の露光のライン配列の向きを変えることでラインが交差するように重ねて露光し、ラインの交点を現像後にホールパターンとすることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
請求項15:
露光に用いるマスクが透過率3〜15%のハーフトーン位相シフトマスクであることを特徴とする請求項9乃至14のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
なお、本明細書中の一般式において、エナンチオ異性体(enantiomer)やジアステレオ異性体(diastereomer)が存在し得る場合があるが、その場合、一つの平面式あるいは立体異性体の式で立体異性体の全てを代表して表す。これらの立体異性体は単独で用いてもよいし、混合物として用いてもよい。
(式中、破線は結合手を示す。)
含窒素化合物を配合する場合、その配合量はベース樹脂100質量部に対し0.01〜10質量部、特に0.1〜5質量部とすることが好ましい。
オニウム塩化合物を配合する場合、その配合量はベース樹脂100質量部に対し0.05〜20質量部、特に0.2〜10質量部とすることが好ましい。
炭素数8〜12のエーテル系溶剤としては、ジ−n−ブチルエーテル、ジイソブチルエーテル、ジ−sec−ブチルエーテル、ジ−n−ペンチルエーテル、ジイソペンチルエーテル、ジ−sec−ペンチルエーテル、ジ−tert−アミルエーテル、ジ−n−ヘキシルエーテル等が挙げられる。
上記現像液は、その他の有機溶剤を含んでもよい。その他の有機溶剤としては、オクタン、デカン、ドデカン等のアルカン類、イソプロピルアルコール、1−ブタノール、1−ペンタノール、1−ヘキサノール、4−メチル−2−ペンタノール等のアルコール類等が挙げられる。
また、上記現像液は、界面活性剤を含んでもよく、界面活性剤としては前述のレジスト組成物に添加してよいものと同様の具体例が挙げられる。
(i)ドット状の遮光パターンが配置されたマスクを用い、ドット部分をネガ現像後にホールパターンとする方法。
(ii)格子状遮光パターンが配置されたマスクを用い、格子の交点をネガ現像後にホールパターンとする方法。
(iii)ライン状の遮光パターンが配置されたマスクを用いて2回の露光を行う方法であって、1回目の露光と2回目の露光のライン配列の向きを変えることでラインが交差するように重ねて露光し、ラインの交点をネガ現像後にホールパターンとする方法。
本発明のレジスト組成物を得るべく、下記表1に示す組成で配合して溶解させ、0.2μmのテフロン(登録商標)フィルターで濾過したレジスト溶液を調製した。また、比較例として架橋剤を含まないレジスト組成物を下記表2に示す組成で上記同様の方法により調製した。また、表1,2中のベース樹脂の構造、分子量(Mw)、分散度(Mw/Mn)を下記表3,4に示す。表3,4中の( )内の数値は各繰り返し単位の構成比率(モル%)を示す。また、表1,2中の光酸発生剤の構造を表5に、表1,2中のクエンチャー成分の構造を表6に示す。また、表1中の架橋剤の構造を表7に示す。
PGMEA:プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
CyHO:シクロヘキサノン
GBL:γ−ブチロラクトン
アルカリ可溶型界面活性剤SF−1(特開2008−122932号公報記載の化合物):ポリ(メタクリル酸3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−2−トリフルオロメチルプロピル・メタクリル酸1,1,1−トリフルオロ−2−ヒドロキシ−6−メチル−2−トリフルオロメチルヘプタ−4−イル共重合物)(下記式)
下記に示した組成で、樹脂(TC用ポリマー1)、有機溶剤を混合、溶解後にそれらをテフロン(登録商標)製フィルター(孔径0.2μm)で濾過し、保護膜形成用組成物(TC−1)を調製した。
TC−1
混合組成:TC用ポリマー1(100質量部)、イソアミルエーテル(2,600質量部)、2−メチル−1−ブタノール(260質量部)
耐エッチング性評価
[評価方法]
HMDS(ヘキサメチルジシラザン)気相中で表面処理(90℃、60秒間)したシリコンウエハー上に、上記表1,2に示したレジスト組成物をスピンコーティングし、ホットプレートを用いて100℃で60秒間ベーク(PAB)し、レジスト膜の厚みを100nmにした。その後、ArFエキシマレーザースキャナー((株)ニコン製、NSR−307E、NA0.85)にてウエハー全面をオープンフレーム露光した。その際の露光量は、脱保護反応に十分な量の酸が光酸発生剤から生じるように、50mJ/cm2とした。その後、120℃で60秒間ベーク(PEB)を施すことにより、レジスト膜を形成するベース樹脂を脱保護状態に変えた。ベース樹脂が脱保護された部分はネガ型現像における不溶部に相当する。露光・PEB処理によるレジスト膜厚減少量の処理前膜厚に対する比率を求めPEBシュリンク量(%)とした。PEBシュリンク量が小さい方がドライエッチング加工時に必要とされる十分な膜厚を確保でき、あるいは初期膜厚を薄膜化できることで解像性において有利となることから好ましい。次にこれをドライエッチャー(東京エレクトロン(株)製、CF4/CHF3ガス)を用いて耐エッチング性評価を行った。1分間当たりの膜厚変化量を求め、エッチレート(nm/min)とした。エッチレートが低いほど、基板加工後の寸法変化やラフネスが抑制されることから好ましい。
下記表8に各レジスト組成物のPEB処理温度とPEBシュリンク量及びエッチレートを記載した。また、下記表9に比較例のレジスト組成物の評価結果を記載した。
パターニング評価(1)トレンチパターンの形成
[評価方法]
上記表1に示したレジスト組成物を、シリコンウエハーに信越化学工業(株)製スピンオンカーボン膜ODL−50(カーボンの含有量が80質量%)を200nm、その上に珪素含有スピンオンハードマスクSHB−A941(珪素の含有量が43質量%)を35nmの膜厚で成膜したトライレイヤープロセス用の基板上にスピンコーティングし、ホットプレートを用いて100℃で60秒間ベーク(PAB)し、レジスト膜の厚みを100nmにした。下記表10の実施例27、下記表11の比較例10ではレジスト膜の上に更に保護膜形成用組成物TC−1をスピンコーティングし、90℃で60秒間ベークし、保護膜の厚みを50nmにした。
これをArFエキシマレーザー液浸スキャナー((株)ニコン製、NSR−610C、NA1.30、σ0.98/0.78、クロスポール開口60度、Azimuthally偏光照明、6%ハーフトーン位相シフトマスク)を用いて露光量を変化させながら露光を行い、その後任意の温度にて60秒間ベーク(PEB)し、その後現像したが、マスク上のデザイン及び現像条件について下記に記載の4種(Process−1〜4)の条件を用意した。
[Process−1]
マスク上デザイン(1/4倍縮小投影露光のためマスク上実寸法は4倍):60nmライン/160nmピッチ(ライン部分が遮光部)。
現像条件:酢酸ブチルを現像液とし、30秒間現像。その後ジイソアミルエーテルでリンス。
[Process−2]
マスク上デザイン(1/4倍縮小投影露光のためマスク上実寸法は4倍):60nmライン/160nmピッチ(ライン部分が遮光部)。
現像条件:2−ヘプタノンを現像液とし、30秒間現像。その後ジイソアミルエーテルでリンス。
[Process−3]
マスク上デザイン(1/4倍縮小投影露光のためマスク上実寸法は4倍):60nmライン/160nmピッチ(ライン部分が遮光部)。
現像条件:酢酸ブチル/安息香酸メチルの質量比1:1混合溶剤を現像液とし、30秒間現像。その後ジイソアミルエーテルでリンス。
[Process−4]
マスク上デザイン(1/4倍縮小投影露光のためマスク上実寸法は4倍):60nmトレンチ/160nmピッチ(トレンチ部分が光透過部)。
現像条件:2.38質量%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液を現像液とし、30秒間現像。その後純水でリンス。
本発明のパターン形成方法の実施例として、レジスト組成物、評価条件及び評価結果を下記表10に示す。また、比較例のレジスト組成物、評価条件及び評価結果を下記表11に示す。
パターニング評価(2)ホールパターンの形成
[評価方法]
上記表1に示したレジスト組成物を、シリコンウエハーに信越化学工業(株)製スピンオンカーボン膜ODL−50(カーボンの含有量が80質量%)を200nm、その上に珪素含有スピンオンハードマスクSHB−A941(珪素の含有量が43質量%)を35nmの膜厚で成膜したトライレイヤープロセス用の基板上にスピンコーティングし、ホットプレートを用いて100℃で60秒間ベーク(PAB)し、レジスト膜の厚みを100nmにした。下記表12の実施例52、下記表13の比較例20ではレジスト膜の上に更に保護膜形成用組成物TC−1をスピンコーティングし、90℃で60秒間ベークし、保護膜の厚みを50nmにした。
これをArFエキシマレーザー液浸スキャナー((株)ニコン製、NSR−610C)により任意の照明条件にて1回もしくは連続の2回露光を行い、その後任意の温度にて60秒間ベーク(PEB)し、その後現像した。露光照明条件及び6%ハーフトーン位相シフトマスク上のデザイン及び現像条件について下記に記載の4種(Process−5〜8)の条件を用意した。
[Process−5]
露光照明条件:NA1.30、σ0.98/0.78、クロスポール開口20度、Azimuthally偏光。
マスク上デザイン(1/4倍縮小投影露光のためマスク上実寸法は4倍):60nmドット/90nmピッチ、及び55nmドット/80nmピッチ(ドット部分が遮光部)。
現像条件:酢酸ブチルを現像液とし、30秒間現像。その後ジイソアミルエーテルでリンス。ドット位置にホールパターンを形成。
[Process−6]
露光照明条件:NA1.30、σ0.98/0.78、クロスポール開口20度、Azimuthally偏光。
マスク上デザイン(1/4倍縮小投影露光のためマスク上実寸法は4倍):20nmライン/90nmピッチ、及び15nmライン/80nmピッチの格子状マスク(格子形成のライン部分が遮光部)。
現像条件:酢酸ブチルを現像液とし、30秒間現像。その後ジイソアミルエーテルでリンス。格子点にホールパターンを形成。
[Process−7]
露光照明条件:NA1.30、σ0.98/0.78、Azimuthally偏光での連続2回露光。露光1回目はXダイポール開口20度、露光2回目はYダイポール開口20度。ここでX方向とY方向は角度90度異なる。
マスク上デザイン(1/4倍縮小投影露光のためマスク上実寸法は4倍):露光1回目はX方向繰り返しライン、露光2回目はY方向繰り返しラインであり、それぞれ45nmライン/90nmピッチ及び40nmライン/80nmピッチ。露光1回目と2回目とでライン/ピッチの寸法が同一のパターンが交差するように露光。
現像条件:酢酸ブチルを現像液とし、30秒間現像。その後4−メチル−2−ペンタノールでリンス。2回の露光のラインの交差点にホールパターンを形成。
[Process−8]
露光照明条件:NA1.30、σ0.98/0.78、クロスポール開口20度、Azimuthally偏光。
マスク上デザイン(1/4倍縮小投影露光のためマスク上実寸法は4倍):60nmホール/90nmピッチ、及び55nmホール/80nmピッチ(四角ホール、ホール部分が光透過部)。
現像条件:2.38質量%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液を現像液とし、30秒間現像。その後純水でリンス。ホール位置にホールパターンを形成。
本発明のパターン形成方法の実施例として、レジスト組成物、評価条件及び評価結果を下記表12に示す。また、比較例のレジスト組成物、評価条件及び評価結果を下記表13に示す。
20 被加工層
30 中間介在層
40 レジスト膜
50 露光
Claims (15)
- 下記一般式(1)で表されるカルボキシル基が酸不安定基により保護された構造を有する繰り返し単位(a1)を1種又は2種以上含有するベース樹脂[A]と光酸発生剤[B]と架橋剤[C]と有機溶剤[D]を共に含み、架橋剤[C]がオキシラン環又はオキセタン環から選ばれる官能基を分子内に2つ以上有する化合物であるレジスト組成物を基板上に塗布し、塗布後加熱処理をして作製したレジスト膜を高エネルギー線で露光し、露光後加熱処理を施した後に、有機溶剤を含有する現像液によりレジスト膜の未露光部分を選択的に溶解させることを特徴とするネガ型パターン形成方法。
- ベース樹脂[A]が更に下記一般式(2)で表される構造の繰り返し単位(a2)を1種又は2種以上含むことを特徴とする請求項1に記載のパターン形成方法。
- ベース樹脂[A]が更に下記一般式(3)で表される構造の繰り返し単位(a3)を1種又は2種以上含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のパターン形成方法。
- 下記一般式(4)で表されるカルボキシル基が酸不安定基により保護された構造を有する繰り返し単位(a1)を1種又は2種以上含有するベース樹脂[A]と光酸発生剤[B]と架橋剤[C]と有機溶剤[D]を共に含み、架橋剤[C]がオキシラン環又はオキセタン環から選ばれる官能基を分子内に2つ以上有する化合物であるレジスト組成物を基板上に塗布し、塗布後加熱処理をして作製したレジスト膜を高エネルギー線で露光し、露光後加熱処理を施した後に、有機溶剤を含有する現像液によりレジスト膜の未露光部分を選択的に溶解させることを特徴とするネガ型パターン形成方法。
- 下記一般式(6)で表されるカルボキシル基が酸不安定基により保護された構造を有する繰り返し単位(a1)を1種又は2種以上含有する開環メタセシス重合体水素添加物であるベース樹脂[A]と光酸発生剤[B]と架橋剤[C]と有機溶剤[D]を共に含み、架橋剤[C]がオキシラン環又はオキセタン環から選ばれる官能基を分子内に2つ以上有する化合物であるレジスト組成物を基板上に塗布し、塗布後加熱処理をして作製したレジスト膜を高エネルギー線で露光し、露光後加熱処理を施した後に、有機溶剤を含有する現像液によりレジスト膜の未露光部分を選択的に溶解させることを特徴とするネガ型パターン形成方法。
- ベース樹脂[A]が更に下記一般式(8)又は(9)で表される構造の繰り返し単位から選ばれる1種又は2種以上を含むことを特徴とする請求項5に記載のパターン形成方法。
- レジスト組成物が更にクエンチャー[E]及び/又は界面活性剤[F]を1種又は2種以上含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
- 現像液が、2−オクタノン、2−ノナノン、2−ヘプタノン、3−ヘプタノン、4−ヘプタノン、2−ヘキサノン、3−ヘキサノン、ジイソブチルケトン、2−メチルシクロヘキサノン、3−メチルシクロヘキサノン、4−メチルシクロヘキサノン、アセトフェノン、2’−メチルアセトフェノン、4’−メチルアセトフェノン、酢酸プロピル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、酢酸アミル、酢酸ブテニル、酢酸イソアミル、蟻酸プロピル、蟻酸ブチル、蟻酸イソブチル、蟻酸アミル、蟻酸イソアミル、吉草酸メチル、ペンテン酸メチル、クロトン酸メチル、クロトン酸エチル、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸プロピル、乳酸ブチル、乳酸イソブチル、乳酸アミル、乳酸イソアミル、2−ヒドロキシイソ酪酸メチル、2−ヒドロキシイソ酪酸エチル、安息香酸メチル、安息香酸エチル、酢酸フェニル、酢酸ベンジル、フェニル酢酸メチル、蟻酸ベンジル、蟻酸フェニルエチル、3−フェニルプロピオン酸メチル、プロピオン酸ベンジル、フェニル酢酸エチル、酢酸2−フェニルエチルから選ばれる1種以上の有機溶剤を含有し、これら有機溶剤の総濃度が現像液総量に対して60質量%以上であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
- 高エネルギー線による露光が、波長193nmのArFエキシマレーザーによる液浸リソグラフィー、又は波長13.5nmのEUVリソグラフィーであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
- レジスト組成物を基板上に塗布してレジスト膜を形成し、加熱処理後にレジスト膜に保護膜を形成した後、高エネルギー線で上記レジスト膜を露光し、露光後加熱処理を施した後に有機溶剤による現像液を用いて未露光部の保護膜とレジスト膜を溶解させることを特徴とする請求項9に記載のパターン形成方法。
- 現像後にトレンチパターンを形成することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
- ドット状の遮光パターンが配置されたマスクを用い、ドット部分を現像後にホールパターンとすることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
- 格子状遮光パターンが配置されたマスクを用い、格子の交点を現像後にホールパターンとすることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
- ライン状の遮光パターンが配置されたマスクを用いて2回の露光を行う方法であり、1回目の露光と2回目の露光のライン配列の向きを変えることでラインが交差するように重ねて露光し、ラインの交点を現像後にホールパターンとすることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
- 露光に用いるマスクが透過率3〜15%のハーフトーン位相シフトマスクであることを特徴とする請求項9乃至14のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011123363A JP5626124B2 (ja) | 2011-06-01 | 2011-06-01 | パターン形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011123363A JP5626124B2 (ja) | 2011-06-01 | 2011-06-01 | パターン形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012252080A JP2012252080A (ja) | 2012-12-20 |
JP5626124B2 true JP5626124B2 (ja) | 2014-11-19 |
Family
ID=47524974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011123363A Active JP5626124B2 (ja) | 2011-06-01 | 2011-06-01 | パターン形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5626124B2 (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6136491B2 (ja) * | 2012-04-24 | 2017-05-31 | Jsr株式会社 | 感放射線性樹脂組成物、表示素子用層間絶縁膜及びその形成方法 |
JP5849152B2 (ja) * | 2012-04-27 | 2016-01-27 | 富士フイルム株式会社 | 化学増幅型ポジ型感光性樹脂組成物、硬化膜の製造方法、硬化膜、有機el表示装置および液晶表示装置 |
JP5828325B2 (ja) | 2013-01-28 | 2015-12-02 | 信越化学工業株式会社 | パターン形成方法 |
JP6071718B2 (ja) * | 2013-04-10 | 2017-02-01 | キヤノン株式会社 | 感光性ネガ型樹脂組成物 |
JP6159701B2 (ja) * | 2013-11-29 | 2017-07-05 | 富士フイルム株式会社 | 感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物、及び、パターン形成方法 |
JP6210052B2 (ja) * | 2013-12-26 | 2017-10-11 | 信越化学工業株式会社 | レジスト組成物及びパターン形成方法 |
JP6307309B2 (ja) * | 2014-03-07 | 2018-04-04 | 富士フイルム株式会社 | 感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物、パターン形成方法、電子デバイスの製造方法及び電子デバイス |
JP6237551B2 (ja) * | 2014-09-18 | 2017-11-29 | 信越化学工業株式会社 | レジスト組成物及びパターン形成方法 |
WO2016208300A1 (ja) * | 2015-06-24 | 2016-12-29 | 富士フイルム株式会社 | パターン形成方法、積層体、及び、有機溶剤現像用レジスト組成物 |
US10649339B2 (en) * | 2016-12-13 | 2020-05-12 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. | Resist material and method for forming semiconductor structure using resist layer |
US11681218B2 (en) * | 2018-02-14 | 2023-06-20 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Compound, resist composition and method for producing resist pattern |
US11550220B2 (en) * | 2019-10-31 | 2023-01-10 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. | Negative tone photoresist for EUV lithography |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5656413B2 (ja) * | 2009-01-30 | 2015-01-21 | 富士フイルム株式会社 | ネガ型レジストパターン形成方法、それに用いられる現像液及びネガ型化学増幅型レジスト組成物、並びにレジストパターン |
JP5444813B2 (ja) * | 2009-04-23 | 2014-03-19 | Jsr株式会社 | 感光性絶縁樹脂組成物および絶縁膜 |
JP5452102B2 (ja) * | 2009-07-02 | 2014-03-26 | 東京応化工業株式会社 | レジスト組成物及びレジストパターン形成方法 |
JP5707281B2 (ja) * | 2010-08-27 | 2015-04-30 | 富士フイルム株式会社 | パターン形成方法及び該方法で用いられるリンス液 |
JP5736233B2 (ja) * | 2011-05-18 | 2015-06-17 | 富士フイルム株式会社 | パターン形成方法、及び、電子デバイスの製造方法 |
-
2011
- 2011-06-01 JP JP2011123363A patent/JP5626124B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012252080A (ja) | 2012-12-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5682542B2 (ja) | ネガ型パターン形成方法 | |
JP5626124B2 (ja) | パターン形成方法 | |
JP5737092B2 (ja) | パターン形成方法及びレジスト組成物 | |
JP5353943B2 (ja) | パターン形成方法 | |
JP5803957B2 (ja) | パターン形成方法及びレジスト組成物 | |
TWI497209B (zh) | 圖案形成方法及光阻組成物 | |
JP5733167B2 (ja) | ネガ型パターン形成方法及びネガ型レジスト組成物 | |
JP5482722B2 (ja) | パターン形成方法 | |
KR20120134045A (ko) | 패턴 형성 방법 및 레지스트 조성물 | |
JP2011170316A (ja) | パターン形成方法 | |
JP5807552B2 (ja) | パターン形成方法及びレジスト組成物 | |
JP2013092723A (ja) | パターン形成方法及びレジスト組成物 | |
EP2950143B1 (en) | Resist composition and patterning process | |
TWI440977B (zh) | 圖案形成方法及光阻組成物 | |
KR20130030227A (ko) | 패턴 형성 방법 및 레지스트 조성물 | |
JP6237551B2 (ja) | レジスト組成物及びパターン形成方法 | |
JP2013003206A (ja) | パターン形成方法及びレジスト組成物 | |
KR20120122945A (ko) | 패턴 형성 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130524 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140507 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140603 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140902 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140915 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5626124 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |