JP5626053B2 - 電子装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子装置に関する。
コネクタを有した電子装置が知られている。特許文献1〜3には、コネクタを備えた電子装置が開示されている。
特開2001−195153号公報 特開平10−240405号公報 特開平7−311827号公報
このようなコネクタは、相手方コネクタを挿入可能な挿入口を有している。コネクタの挿入口は、筺体に形成された露出口を介して露出している。防水性や防塵性を考慮して、露出口にカバーを設けたものがある。また、カバーの厚み等を考慮して、コネクタが露出口から若干離れた筐体の奥側に配置される場合がある。
このような露出口が筺体の側面に設けられている場合、露出口が小さい方が筺体を薄型化できる。また、防塵性や防水性を考慮すれば、このような露出口は小さいほうがよい。しかしながら露出口が小さいと、相手方コネクタの大きさによっては露出口に相手方コネクタを挿入できないおそれがある。従って、露出口の大きさは、相手方コネクタが大きい場合であっても挿入可能な程度に設定されている。このため、筺体の薄型化や防塵性、防水性の確保に一定の制約がある。
本発明は、筐体に収納されたコネクタを露出する露出口の大きさを抑制した電子装置を提供することを目的とする。
本明細書に開示の電子装置は、相手方コネクタを挿入可能な挿入口を有したコネクタと、露出口を有し前記コネクタを収納した筐体と、前記挿入口が前記筐体内に位置し前記露出口から露出した第1位置と前記挿入口が前記第1位置よりも前記露出口に接近し前記露出口から露出した第2位置との間を前記コネクタが移動可能に前記コネクタを保持し前記筐体に対してスライドするスライダと、を備えている。
筐体に収納されたコネクタを露出する露出口の大きさを抑制した電子装置を提供できる。
図1Aは電子装置の斜視図であり、図1Bは電子装置の分解斜視図である。 図2は、筐体からパネルを取り外した電子装置の正面図である。 図3は、スライダの拡大図である。 図4は、コネクタを保持し取っ手が取付けられたスライダの拡大図である。 図5A、5Bは、スライダの動きの説明図である。 図6は、スライダの動きの説明図である。 図7A、7Bは、スライダの動きの説明図である。 図8は、スライダの動きの説明図である。 図9A、9Bは、スライダの動きの説明図である。 図10は、スライダの動きの説明図である。 図11A、11Bは、スライダの動きの説明図である。 図12は、スライダの動きの説明図である。 図13A、13Bは、スライダの動きの説明図である。 図14は、スライダの動きの説明図である。 図15A、15Bは、スライダの動きの説明図である。 図16Aは、第1位置にあるコネクタに相手方コネクタを挿入した状態を示した断面図であり、図16Bは、第2位置にあるコネクタに相手方コネクタを挿入した状態を示した断面図である。 図17は、本実施例とは異なる構造を有した筐体内に配置されたコネクタに相手方コネクタを挿入した状態を示した断面図である。
図1Aは電子装置1の斜視図であり、図1Bは電子装置1の分解斜視図である。電子装置1は例えば携帯電話である。電子装置1は、筐体10、筐体10を塞ぐパネル20、筐体10に対してスライド可能に支持されたスライダ30、スライダ30に保持されたコネクタ50を含む。図1Bにおいては、筐体10内に配置される電子部品は省略してある。筐体10の側面には露出口12が形成されている。パネル20には画面22が形成されている。画面22は、例えば液晶画面であるが画像を表示可能であればこれに限定されない。また、パネル20にはこのような画面が形成されていなくてもよい。
筐体10の内側の露出口12近傍に2つの支持部13が形成されている。2つの支持部13は、露出口12から遠ざかるように筐体10の内側面から突出している。支持部13は、スライダ30をスライド可能に支持するレールとして機能する。カバーCは筐体10の露出口12を塞ぐ。カバーCは例えばゴム製であるがこれに限定されない。カバーCは、露出口12を介して筐体10内部に埃や水が浸入することを防止している。スライダ30には取っ手40が取付られている。
コネクタ50は、略直方体の外形を有した筒状の本体51を含む。本体51の先端には挿入口52が形成されている。本体51の基端にはフレキシブルプリント基板(以下、FPCと称する)58が取付られている。本体51内には導通可能な金属片が配置されている。この金属片はFPC58と電気的に接続されている。コネクタ50は、相手方コネクタと接続可能である。相手方コネクタとは、例えばイヤホンのプラグである。コネクタ50は、ジャックとも称される。コネクタ50は、挿入口52が筐体10の露出口12から露出するように配置される。コネクタ50の挿入口52に相手方コネクタの端子を挿入することにより、本体51内の金属片とプラグが電気的に接続される。コネクタ50は、メス型のコネクタに相当する。コネクタ50に接続可能な相手方コネクタは、オス型のコネクタに相当する。筐体10、パネル20は、コネクタ50を収納する単一の筐体に相当する。露出口12は、コネクタ50の挿入口52を露出するために形成されている。
図2は、筐体10からパネル20を取り外した電子装置1の正面図である。尚、図2においては、カバーCは取り外された状態を示している。パネル20内には硬質のプリント基板60が配置される。プリント基板60には符号は付していないが複数の電子部品が実装されている。電子部品は、例えばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を含む。これら電子部品は携帯電話としての機能を実現する。例えば、これら電子部品はパネル20の画面22に画像を表示させる。プリント基板60は、支持部13に係合したスライダ30と干渉しないようにスライダ30周辺が切欠きされている。FPC58はプリント基板60のパターンと電気的に接続されている。これにより、コネクタ50の挿入口52に相手方コネクタの端子を挿入すると、相手方コネクタとプリント基板60のパターンとが電気的に接続される。本実施例では、挿入口52にイヤホンのプラグを挿入すると、イヤホンから音が出力可能な状態となる。
図3は、スライダ30の拡大図である。スライダ30は例えば合成樹脂製であるがこれに限定されない。スライダ30は、低壁部31、低壁部31の周縁に設けられた2つの側壁部33及び基端壁部35、を含む。左右の側壁部33は同一形状である。コネクタ50は低壁部31上に配置される。コネクタ50は、例えば、低壁部31に形成された凹凸部とコネクタ50に形成された凹凸部とが係合することによりスライダ30に固定される構造であってもよい。また、コネクタ50は、接着剤や両面テープによりスライダ30の低壁部31に固定されるものであってもよい。
基端壁部35には、FPC58を逃がすための孔358が形成されている。スライダ30には、支持部13と係合する溝333、取っ手40と係合する溝334が形成されている。溝333は、所定方向に延びている。これにより、スライダ30は筐体10の支持部13により所定方向にスライド可能に支持される。側壁部33の先端の外側面には係合部336が形成されている。係合部336は、側壁部33の外側に突出している。側壁部33のそれぞれには、内側面に2つの突部337が形成されている。隣接した突部337の間には凹部338が形成されている。溝333、334、凹部338は同一方向に延びている。スライダ30は、詳しくは後述するが第1位置と第2位置との間をスライド可能である。尚、FPC58は、スライダ30のスライドを許容する程度の長さを有している。FPC58の代わりにケーブルを用いてもよい。
図4は、コネクタ50を保持し取っ手40が取付けられたスライダ30の拡大図である。取っ手40は、例えばある程度弾性変形可能な金属製であるがこれに限定されない。取っ手40は、略コ字状である。取っ手40は、挿入口52の正面側に位置する把持部41、把持部41から略直角に延びた腕部42、スライダ30の溝334に係合した端部44、を含む。把持部41は、挿入口52の軸方向に略直交する方向に延びている。腕部42は、挿入口52の軸方向に略平行に延びている。挿入口52の軸方向とは、即ちコネクタ50の軸方向である。腕部42は、コネクタ50と側壁部33との間に位置している。図4では見えていないが、2つの側壁部33の溝334のそれぞれに、取っ手40の2つの端部44がそれぞれ係合している。溝334は、コネクタ50の軸方向に延びている。このため、取っ手40はスライダ30に対して溝334の延びた方向にスライド可能である。
また、取っ手40は端部44を支点としてスライダ30に対して回転可能である。図4に示した状態では、取っ手40の腕部42は、隣接する突部337間に形成された凹部338内に保持されており、突部337は取っ手40の腕部42に対向している。また、詳しくは後述するが、取っ手40は、スライダ30をスライドさせる機能、スライダ30を第2位置でロックする機能を有している。
次に、スライダ30の動きについて説明する。図5A〜15Bは、スライダ30の動きの説明図である。図5A、5Bは、コネクタ50が不使用状態での説明図である。図5Aは電子装置1の側面図、図5Bは図5AのA−A断面図である。カバーCは露出口12を塞ぐように筐体10に取付られている。スライダ30の溝333に支持部13が係合することにより、スライダ30は支持部13にスライド可能に支持されている。スライダ30が筐体10に完全に収納されている状態においては、スライダ30は筐体10の最も奥の位置に位置づけられている。この位置を、詳しくは後述するが第1位置と称する。第1位置では、2つの係合部336は、2つの第1被係合部(以下、被係合部と称する)16とそれぞれ当接している。被係合部16は、2つの支持部13の根元にそれぞれ形成されている。
係合部336の面と被係合部16の面とは、コネクタ50の軸方向に対して傾斜している。係合部336の面と被係合部16の面とは相補形状である。筐体10の被係合部16の面は、コネクタ50の軸方向での筐体10の内側から外側にかけてコネクタ50に接近するように傾斜している。被係合部16よりも筐体10の外側に位置し露出口12近くには第2被係合部(以下、係合部と称する)17が形成されている。
図6、7A、7BはカバーCを取り外した電子装置1の説明図である。図6は斜視図、図7Aは側面図、図7Bは図7AのB−B断面図である。この状態においては、コネクタ50の挿入口52は、筐体10の露出口12から突出しておらず、筐体10の内部に位置している。また、挿入口52は、露出口12から露出する。図7Aに示すように、取っ手40の腕部42は、隣接する突部337により画定される凹部338内で保持されている。これにより、取っ手40は水平姿勢が維持され取っ手40のがたつきが防止されている。また、側壁部33の係合部336と筐体10の被係合部16とが当接している。これにより、スライダ30の不用意なスライドが防止されている。また、図7Aに示したように、この状態においては、取っ手40の把持部41がコネクタ50の挿入口52の前にあるため、コネクタ50の挿入口52に相手方コネクタを挿入できない。
図5B、6、7A、7Bに示したスライダ30、コネクタ50は、第1位置に位置づけられている。第1位置とは、コネクタ50の挿入口52が筐体10内に位置しているときのスライダ30及びコネクタ50の位置である。換言すれば、第1位置は、スライダ30がスライド範囲の一端に位置しているときのスライダ30及びコネクタ50の位置である。第1位置においては、コネクタ50の挿入口52は筐体10の露出口12よりも内側に位置している。また、カバーCを取外した状態においては、露出口12から挿入口52が露出している。尚、第2位置とは、第1位置よりもコネクタ50の挿入口52が露出口12に接近したときのスライダ30及びコネクタ50の位置である。
図8、9A、9Bは、取っ手40を下げた状態での電子装置1の説明図である。図8は斜視図、図9Aは側面図、図9Bは図9AのC−C断面図である。端部44を支点として取っ手40を回転させることができる。把持部41が挿入口52から退避するように取っ手40を回転させると、腕部42は突部337を超えて突部337の下方側に移動する。この際、取っ手40の腕部42は若干弾性変形する。これにより、コネクタ50の挿入口52に相手方コネクタを挿入できる。尚、この状態においても、係合部336と被係合部16とが当接することにより、スライダ30が第1位置から第2位置へ不用意にスライドすることが防止される。尚、図9Aにおいては、取っ手40は一方側に回転した状態を示しているが、他方側に回転させてもよい。
図10、11A、11Bは、取っ手40を引き出した状態での電子装置1の説明図である。図10は斜視図、図11Aは側面図、図11Bは図11AのD−D断面図である。図10、11A、11Bに示した状態は、図6、7A、7Bに示した状態から取っ手40を露出口12から筐体10の外側に引き出した状態である。取っ手40の把持部41を筐体10の外側に引っ張ることにより、図11Bに示すように取っ手40が水平状態のまま端部44が溝334内を移動する。これにより取っ手40の把持部41が露出口12から外側に突出する。尚、この状態においても、側壁部33の係合部336と筐体10の被係合部16とが当接している。
図12、13A、13Bは、更に取っ手40を引き出してスライダ30をスライドさせた状態での電子装置1の説明図である。図12は斜視図、図13Aは側面図、図13Bは図13AのE−E断面図である。図12、13A、13Bに示した状態は、図10、11A、11Bに示した状態から更に取っ手40を外側に引き出した状態である。図10、11A、11Bに示した状態から更に取っ手40を引き出すと、側壁部33が筐体10の被係合部16に押付けられて弾性変形してスライダ30が筐体10に対してスライドする。詳細には、側壁部33の係合部336が被係合部16に押付けられて摺接し、側壁部33の先端部が内側に撓むように弾性変形する。即ち、側壁部33はコネクタ50側に撓むように弾性変形する。この際、取っ手40の腕部42は凹部338内に保持されているので、側壁部33がコネクタ50側に弾性変形しても、腕部42は側壁部33の弾性変形を妨げない。係合部336が被係合部16から離脱して被係合部17に当接するまで側壁部33は弾性変形する。
図13A、13Bに示すように、係合部336が被係合部16から離脱して被係合部17に係合する。被係合部17は、角部に相当する。係合部336と被係合部17とが係合した際には、支持部13は溝333の端部に位置する。これにより、スライダ30はそれ以上筐体10の外側にスライドすることが制限される。このようにして、スライダ30、コネクタ50は第2位置に位置づけられる。第2位置とは、第1位置よりも挿入口52が筐体10の露出口12に接近したスライダ30、コネクタ50の位置である。第2位置において、コネクタ50の先端、即ち挿入口52の先端は、露出口12よりも外側に若干突出しているが、突出していなくてもよい。第2位置においても、挿入口52は露出口12から露出している。
尚、係合部336が被係合部16から離脱して被係合部17に係合する際には、側壁部33の弾性復元力によって側壁部33が元の状態に戻って被係合部17と係合する。このため、側壁部33が何らかの外力によって内側に押されたりして変形しない限り、係合部336と被係合部17との係合が維持される。これにより、スライダ30が不用意に第2位置から第1位置へとスライドすることを抑制している。
図14、15A、15Bは、第2位置でのスライダ30のロックの説明図である。図14は斜視図、図15Aは側面図、図15Bは図15AのF−F断面図である。第2位置において、取っ手40の把持部41を下方に回転させることにより、把持部41はコネクタ50の挿入口52から退避して挿入口52に相手方コネクタを挿入可能となる。
また、取っ手40を回転させることにより、図15Aに示すように取っ手40の腕部42は凹部338から離脱して突部337の一方に当接する。これにより、側壁部33の先端は内側、即ちコネクタ50側に撓みにくくなる。例えば、図13Bに示した状態で側壁部33の先端が内側へ撓むと、係合部336が被係合部17から離脱してスライダ30が第2位置から第1位置へと不用意にスライドするおそれがある。本実施例では、第2位置において取っ手40を回転させて腕部42と突部337とを当接させることにより、側壁部33の弾性変形を制限し係合部336と被係合部17との係合を維持する。これにより、スライダ30は第2位置でロックされる。特に、コネクタ50の挿入口52に相手方コネクタを挿入する際に、スライダ30が押されて第2位置から第1位置へスライドすることが規制される。このように、取っ手40の回転位置に応じて、側壁部30の弾性変形が許容又は制限される。
尚、スライダ30が第2位置からロックされた状態からスライダ30を第1位置に戻すには、取っ手40を図13A、13Bに示したように水平状態に戻してロックを解除する。次に、取っ手40を筐体10の奥へとスライドさせる。次に、スライダ30の2つの側壁部33の先端を内側に押して弾性変形させて係合部336を被係合部17から離脱させる。その状態で側壁部33を筐体10の奥へと押すことにより、スライダ30が第1位置へに戻すことができる。
次に、相手方コネクタの挿入について説明する。図16Aは、第1位置にあるコネクタ50に相手方コネクタ80aを挿入した状態を示した断面図である。図16Bは、第2位置にあるコネクタ50に相手方コネクタ80bを挿入した状態を示した断面図である。相手方コネクタ80a、80bは、同一形状及び大きさの端子84a、84bをそれぞれ有している。端子84a、84bは、プラグとも称される。相手方コネクタ80a、80bは、端子84a、84bをそれぞれ保持した保持部82a、82bを有している。保持部82a、82bは例えば合成樹脂製である。保持部82a、82bは大きさが異なっている。図16A、16Bに示すように、保持部82bの方が保持部82aよりも大きい。詳細には、保持部82aは筐体10の露出口12に挿入可能な大きさである。保持部82bは筐体10の露出口12に挿入不可能な大きさである。
従って、第1位置にあるコネクタ50に相手方コネクタ80bを接続しようとした場合、保持部82bが筐体10に干渉して端子84bをコネクタ50の奥まで挿入することはできない。しかしながら、第2位置にコネクタ50が位置している場合には、コネクタ50の挿入口52は露出口12に接近した位置にある。このため、保持部82bは筐体10に干渉せず、露出口12及び相手方コネクタ80bの保持部82bの大きさに関わらずに相手方コネクタ80bの端子84bをコネクタ50の挿入口52に挿入可能となる。
次に、本実施例とは異なる構造を有した筐体10xについて説明する。図17は、本実施例とは異なる構造を有した筐体10x内に配置されたコネクタ50xに相手方コネクタを挿入した状態を示した断面図である。筐体10x内には、固定された保持部材90x、保持部材90x上に固定されたコネクタ50xが配置されている。筐体10xの露出口12xは、筐体10の露出口12よりも大きく、相手方コネクタ80bの保持部82bを挿入可能な程度の大きさに設定されている。相手方コネクタ80aのみならず相手方コネクタ80bについてもコネクタ50と接続可能とするために、相手方コネクタ80bの保持部82bの大きさを考慮して露出口12xの大きさを設定したからである。このように露出口12xが大きいため、筐体10xの露出口12x周辺の厚みは、筐体10xの他の部分の厚みに比べて厚さが増している。また、露出口12xが大きいため、露出口12xを介して筐体10x内部に埃や水が侵入しやす、防塵性、防水性が低下する恐れがある。
本実施例では、スライダ30が第1及び第2位置間をスライド可能であるため、相手方コネクタ80bの保持部82bの大きさを考慮して露出口12の大きさを設定する必要がない。このため、露出口12の大きさを抑制することができる。露出口12の大きさを抑制できるので、筐体10の厚みを抑制でき、防塵性や防水性の低下を抑制できる。
また、本実施例では、図16Aに示したように、相手方コネクタの大きさによっては第1位置にあるコネクタ50にも挿入可能である。従って、相手方コネクタの大きさによってはスライダ30をスライドさせなくてもコネクタ50と接続可能である。これは、第1位置においてもコネクタ50の挿入口52が筐体10の露出口12から露出しているからである。
本実施例では、スライダ30とコネクタ50とは別体である。このため、コネクタ50が故障した際には、コネクタ50のみを交換することもでき、交換の作業性が向上する。また、コネクタ50を使用しない場合には、図5B等に示したようにコネクタ50が筐体10内に格納されるため、コネクタ50への衝撃等も防止できる。
以上本発明の好ましい一実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
上記実施例のスライダ30、取っ手40、コネクタ50は、携帯電話機以外の電子装置に設けてもよい。例えば、ノート型コンピュータ、携帯ゲーム機、携帯テレビ、携帯オーディオプレーヤ、電子辞書の携帯型の電子装置に設けてもよい。また、デスクトップ型コンピュータや家庭用テレビ、オーディオ等の据置型の電子装置に設けてもよい。露出口12の大きさを小型化することができるので露出口12が形成されている筺体の面の面積を小さくすることができる。これにより、筺体の薄型化又は小型化を達成することができる。
上記実施例においては、コネクタ50は、イヤホンのジャックを挿入可能なプラグであるが、これに限定されない。例えば、コネクタ50は、充電用の端子を接続可能なものであってもよい。コネクタ50は、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronic Engineers 1394)コネクタや、USB(Universal Serial Bus)コネクタ、D−Sub(D-Subminiature)コネクタ、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)端子、LAN(Local Area Network)コネクタ、AC(Alternating Current)電源用のコネクタであってもよい。また、コネクタ50はマイク用の入力端子を接続可能なものであってもよい。
上記実施例においては、コネクタ50の一例としてイヤホン用のコネクタについて説明したが、コネクタ50は、直径6.3mm、3.5mm、2.5mmの何れかの接続端子を有したプラグを挿入可能なのものであればよい。
上記実施理例においてコネクタ50の一例としてメス型のコネクタについて説明したが、オス型のコネクタであってもよい。
上記実施例において、筐体10と筐体10を塞ぐパネル20とにより単一の筐体を画定するがこのような構成に限定されない。例えば、3以上の複数の部材が組み合わされて形成された単一の筐体であってもよいし、単一の種類の材料によって形成された筐体であってもよい。
上記実施例においては、スライダ30をスライドさせるためのバネ等の付勢部材又はモータを設けてもよい。
10 筐体
12 露出口
13 支持部
16 第1被係合部
17 第2被係合部
20 パネル
30 スライダ
31 低壁部
33 側壁部
35 基端壁部
333、334 溝
336 係合部
337 突部
40 取っ手
41 把持部
42 腕部
44 端部
50 コネクタ
51 本体
52 挿入口
58 フレキシブルプリント基板

Claims (5)

  1. 相手方コネクタを挿入可能な挿入口を有したコネクタと、
    露出口を有し前記コネクタを収納した筐体と、
    前記挿入口が前記筐体内に位置し前記露出口から露出した第1位置と前記挿入口が前記第1位置よりも前記露出口に接近し前記露出口から露出した第2位置との間を前記コネクタが移動可能に前記コネクタを保持し前記筐体に対してスライドするスライダと、を備え
    前記スライダには、当該スライダに対してスライド可能な取っ手が設けられ、
    前記取っ手は、前記スライダが前記第1位置にある場合に前記筐体内に収納された位置から前記露出口から突出した位置へスライド可能である、電子装置。
  2. 前記スライダは、前記第1及び第2位置のそれぞれで前記筐体と係合する壁部を有している、請求項1の電子装置。
  3. 前記スライダは、前記壁部が弾性変形することによりスライドが許容される、請求項2の電子装置。
  4. 前記スライダには、前記取っ手が回転可能に取付けられており、
    前記壁部は、前記取っ手と対向する突起を有し、
    前記取っ手は、回転位置に応じて前記突起と当接することにより、前記壁部の前記弾性変形を制限する、請求項3の電子装置。
  5. 相手方コネクタを挿入可能な挿入口を有したコネクタと、
    露出口を有し前記コネクタを収納した筐体と、
    前記挿入口が前記筐体内に位置し前記露出口から露出した第1位置と前記挿入口が前記第1位置よりも前記露出口に接近し前記露出口から露出した第2位置との間を前記コネクタが移動可能に前記コネクタを保持し前記筐体に対してスライドするスライダと、を備え、
    前記スライダは、前記第1及び第2位置のそれぞれで前記筐体と係合する壁部を有し、前記壁部が弾性変形することによりスライドが許容され、
    前記スライダには、取っ手が回転可能に取付けられており、
    前記壁部は、前記取っ手と対向する突起を有し、
    前記取っ手は、回転位置に応じて前記突起と当接することにより、前記壁部の前記弾性変形を制限する、電子装置。
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