JP5623631B2 - 受信機、データ受信方法、ならびにチャネル推定装置およびその方法 - Google Patents
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Description
本発明は無線通信技術に関し、特に、受信機、データ受信方法、ならびにマルチユーザ干渉信号のチャネル推定装置およびその方法に関する。
セルラー移動電話は人々の通信に極めて大きな便利さをもたらし、第2世代グローバル移動通信システム(GSM:Global System for Mobile Communication)はデジタル通信技術を採用して、移動通信の通話品質をさらに向上させる。第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP:3rd Generation Partnership Project)は、移動通信分野での重要な組織として、第3世代移動通信技術(3G:The Third Generation)の標準化の進展を大幅に促進し、広帯域符号分割多元接続(WCDMA:Wide Code Division Multiple Access)、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA:High Speed Downlink Packet Access)、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA:High Speed Uplink Packet Access)などを含む一連の通信システム規格を制定した。
広帯域アクセス技術の挑戦に対処し、かつ、増加しつつある新たなサービスの需要を満たすために、3GPPは2004年末から3G長期的な進化(LTE:Long Term Evolution)技術の標準化作業を開始したことで、スペクトル効率をさらに向上させ、セル端ユーザの性能を改善し、システム遅延を低下させ、高速移動ユーザに更なる高速のアクセスサービスを提供することなどを図る。LTE−A技術はさらにLTE技術を基に、周波数帯域幅を数倍増加させ、データレートを倍的に向上させ、もっと多くの移動ユーザに、更なる高速であって性能がさらに優れたサービスを提供する。
LTE−Aシステムでは、マルチユーザ多入力多出力(MU−MIMO)技術がサポートされている。即ち、LTE−Aシステムでは、同じ周波数リソースにおいて複数のユーザ機器(UE)を同時にスケジューリングすることができる。つまり、LTE−Aシステムにおいて、複数のUEは、例えばリソースブロック(RB:Resource Block)などのような周波数リソースを共有することができる。同じ周波数リソースを共有する複数のUEは、MU−MIMO伝送に参加する協調伝送グループと呼ぶことができる。また、UEの透過性によって、UEを透過UEと非透過UEとの2種類に分けることができる。ここで、透過UEとは、自局のデータ復調情報(例えば、自局に割り当てられたRBのデータストリーム数(Rank)や復調基準信号(DM−RS)ポートなど)のみを知ることができるが、本協調伝送グループ内にほかのUEがあるかどうかを知ることができないUEを指す。つまり、透過UEは、自局がシングルユーザ多入力多出力(SU−MIMO)ユーザであるか、それともMU−MIMOユーザであるかを知らない。この条件に基づくMU−MIMO技術は、透過MU−MIMO技術と呼ばれる。一方、非透過UEとは、自局のデータ復調情報を知ることができる以外に、本協調伝送グループ内のほかのUEの復調情報(例えば、協調伝送グループ内のUEに割り当てられたRBのRankやDM−RSポートなど)も知ることができるUEを指す。つまり、非透過UEは、自局がSU−MIMOユーザであるか、それともMU−MIMOユーザであるかを知ることができる。LTE−Aの標準化プロセスのリリース10(Rel−10)では、LTE−Aシステムは透過MU−MIMO技術をサポートする必要があると規定されている。
なお、透過MU−MIMO技術をサポートするLTE−Aシステム(MU−MIMOシステムと略称)において、UEは、隣接セルからのセル間干渉(ICI:Inter−cell Interference)を受ける以外に、本協調伝送グループ内のほかのユーザからのマルチユーザ干渉(MUI:Multi−user Interference)も受ける。透過UEは、本協調伝送グループ内のほかのユーザの復調情報を知らないため、MUIに対して干渉除去を行うことができない。例えば、干渉除去合成(IRC:Interference Rejection Combining)受信機のような先進的な受信機を使用すると、干渉を抑制してかなりの利得をもたらすことができる。しかし、従来の方法では、透過UEが本協調伝送グループ内のほかのユーザの復調情報を知ることができないため、IRC受信機を使用しても、MUIに対する干渉除去を精確に実現することができない。
図1は従来のIRC受信機の内部構成を示す。図1に示すように、従来のIRC受信機は、受信信号の物理下り制御チャネル(PDCCH)から、例えば自局のDM−RSポート識別子(ID)やDM−RSのスクランブリングシーケンスインデックス(SCID:Scrambling Sequence Index)などのような自局の復調情報を抽出する復調情報取得手段101と、上記自局の復調情報に基づいて自局の下りデータチャネルに対してチャネル推定を行う第1チャネル推定手段102と、受信信号におけるMUI信号に対するチャネル推定を行う第2チャネル推定手段103と、受信信号におけるICI信号に対するチャネル推定を行う第3チャネル推定手段104と、第1チャネル推定手段102と、第2チャネル推定手段103と、第3チャネル推定手段104とのチャネル推定結果に基づいて、受信係数を生成する受信係数生成手段105と、生成された受信係数に基づいて、受信信号の物理下り共有チャネル(PDSCH)における伝送データに対してデータ検出を行い、基地局から自局に送信されたデータを取得するデータ検出手段106と、を備える。
セル選択やハンドオーバなどの操作を行うために、上記のIRC受信機は、受信信号の基準信号受信電力(RSRP)や基準信号受信品質(RSRQ)を測定するためのモジュールをさらに備えるべきである。
透過MU−MIMOシステムにおいて、UEは、MUIの実際の状況を知らず、干渉情報を正確に知ることができないため、IRC受信機の第2チャネル推定手段103は、MUI信号に対するチャネル推定中に、基地局がずっと最大のデータストリーム数でデータを送信すると仮定することしかできない。即ち、本UEが使用していないDM−RSポートおよびSCIDは、既に本協調伝送グループ内のほかのUEにより占用され、かつMUIが生じることをデフォルトとする。従って、信号対雑音比が高い場合、より正確なチャネル推定結果を得ることができるが、信号対雑音比が低い場合、信号に対する雑音の強度が比較的に高くて、このような仮定は、チャネル推定結果の悪化につながり、データ受信性能を悪化させる。
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、本発明の実施例では、データの受信中にチャネル推定の正確度を向上させる受信機、データ受信方法、ならびにMUI信号のチャネル推定装置およびチャネル推定方法が提供されている。
本発明の実施例に係る受信機は、受信信号の物理下り制御チャネル(PDCCH)から自局の復調情報を抽出する復調情報取得手段と、自局に対応するUEが、データの受信中に基地局が同じ周波数リソースにおいて最大のデータストリーム数でデータを送信することが仮定される第1タイプのユーザに属するか、それともデータの受信中に基地局が同じ周波数リソースにおいて最大より小さいデータストリーム数でデータを送信することが仮定される第2タイプのユーザに属するかを決定して、自局に対応するUEが第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかに基づいて、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報を決定するユーザタイプ決定手段と、自局の復調情報に基づいて自局の下りデータチャネルに対してチャネル推定を行う第1チャネル推定手段と、決定されたマルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報に基づいて、受信信号におけるマルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定を行う第2チャネル推定手段と、受信信号におけるセル間干渉信号に対するチャネル推定を行う第3チャネル推定手段と、第1チャネル推定手段と、第2チャネル推定手段と、第3チャネル推定手段とのチャネル推定結果に基づいて、受信係数を生成する受信係数生成手段と、生成された受信係数に基づいて、受信信号の物理下り共有チャネル(PDSCH)に対してデータ検出を行うデータ検出手段と、を備える。
ここで、前記ユーザタイプ決定手段は、受信信号における自局のサービング基地局の基準信号受信電力(RSRP)または基準信号受信品質(RSRQ)と、その隣接セルのRSRPまたはRSRQとを測定する基準信号測定モジュールと、自局のサービング基地局のRSRP/RSRQとその隣接セルのRSRP/RSRQとを比較し、自局のサービング基地局のRSRP/RSRQとその隣接セルのRSRP/RSRQにおける最大値との差が所定の閾値以上である場合、自局が第1タイプのユーザに属すると決定し、逆に、そのサービング基地局のRSRP/RSRQとその隣接セルのRSRP/RSRQにおける最大値との差が所定の閾値より小さい場合、自局が第2タイプのユーザに属すると決定する第1ユーザタイプ決定モジュールと、自局が第1タイプのユーザに属すると決定した場合、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報として、自局の使用する復調基準信号(DM−RS)ポートIDおよびDM−RSのスクランブルシーケンスインデックス(SCID)を除く全てのDM−RSポートIDとSCIDとの組み合わせを決定し、自局が第2タイプのユーザに属すると決定した場合、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報として空(ブランク情報)を決定する第1復調情報決定モジュールと、を備える。
または、前記ユーザタイプ決定手段は、自局の復調情報に基づいて、自局が第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかを決定する第2ユーザタイプ決定モジュールと、自局が第1タイプのユーザに属すると決定した場合、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報として、自局の使用するDM−RSポートIDおよびSCIDを除く全てのDM−RSポートIDとSCIDとの組み合わせを決定し、自局が第2タイプのユーザに属すると決定した場合、自局の復調情報に基づいて、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報を決定する第2復調情報決定モジュールと、を備える。
前記第2ユーザタイプ決定モジュールは、自局のDM−RSポートIDが所定の閾値より大きいかどうか、かつSCIDが1であるかどうかを決定し、自局のDM−RSポートIDが所定の閾値より大きくかつSCIDが1である場合、自局が第1タイプのユーザに属すると決定し、自局のDM−RSポートIDが所定の閾値より大きくかつSCIDが1であるわけではない場合、自局が第2タイプのユーザに属すると決定し、自局が第2タイプのユーザに属すると決定した場合、前記第2復調情報決定モジュールは、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報として、DM−RSポートIDおよび/またはSCIDが自局の使用するDM−RSポートIDおよび/またはSCIDより小さいDM−RSポートIDとSCIDとの組み合わせを決定する。
あるいは、前記第2ユーザタイプ決定モジュールは、DM−RSポートIDが所定の閾値より大きいかどうかを決定し、DM−RSポートIDが所定の閾値より大きい場合、自局が第1タイプのユーザに属すると決定し、DM−RSポートIDが所定の閾値より大きくない場合、自局が第2タイプのユーザに属すると決定し、自局が第2タイプのユーザに属すると決定した場合、前記第2復調情報決定モジュールは、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報として、DM−RSポートIDが自局の使用するDM−RSポートIDより小さいDM−RSポートIDと任意のSCIDとの組み合わせを決定する。あるいは、前記第2ユーザタイプ決定モジュールは、SCIDが1であるかどうかを決定し、SCIDが1である場合、自局が第1タイプのユーザに属すると決定し、SCIDが1ではない場合、自局が第2タイプのユーザに属すると決定し、自局が第2タイプのユーザに属すると決定した場合、前記第2復調情報決定モジュールは、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報として、SCIDが0でありかつDM−RSポートIDが自局の使用するDM−RSポートIDより小さいDM−RSポートIDとSCIDとの組み合わせを決定する。
本発明の実施例に係るMUI信号のチャネル推定装置は、自局に対応するUEが、データの受信中に基地局が同じ周波数リソースにおいて最大のデータストリーム数でデータを送信することが仮定される第1タイプのユーザに属するか、それともデータの受信中に基地局が同じ周波数リソースにおいて最大より小さいデータストリーム数でデータを送信することが仮定される第2タイプのユーザに属するかを決定して、自局に対応するUEが第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかに基づいて、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報を決定するユーザタイプ決定手段と、決定されたマルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報に基づいて、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定を行う第2チャネル推定手段と、を備える。
本発明の実施例に係るデータ受信方法は、データの受信中に基地局が同じ周波数リソースにおいて最大のデータストリーム数でデータを送信することが仮定される第1タイプのユーザと、データの受信中に基地局が同じ周波数リソースにおいて最大より小さいデータストリーム数でデータを送信することが仮定される第2タイプのユーザとを定義し、UEは、受信信号のPDCCHから自局の復調情報を取得し、UEは、自局が第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかを決定して、自局が第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかに基づいて、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報を決定し、自局の復調情報に基づいて、自局の下りデータチャネルに対してチャネル推定を行い、決定されたマルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報に基づいて、受信信号におけるマルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定を行い、および受信信号におけるセル間干渉信号に対するチャネル推定を行い、チャネル推定結果に基づいて受信係数を生成し、生成された受信係数に基づいて、受信信号のPDSCHに対してデータ検出を行い、基地局から自局に送信されたデータを取得する、ことを含む。
ここで、UEは自局が第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかを決定することは、UEが、自局の地理位置に基づいて、自局が第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかを決定し、自局のサービング基地局との距離が所定の閾値以下である場合、自局が第1タイプのユーザに属すると決定し、自局のサービング基地局との距離が所定の閾値より大きい場合、自局が第2タイプのユーザに属すると決定する、ことを含む。
具体的に、UEは、自局のサービング基地局のRSRP/RSRQとその隣接セルのRSRP/RSRQとを比較し、自局のサービング基地局のRSRP/RSRQとその隣接セルのRSRP/RSRQにおける最大値との差が所定の閾値以上である場合、自局が第1タイプのユーザに属すると決定し、そのサービング基地局のRSRP/RSRQとその隣接セルのRSRP/RSRQにおける最大値との差が所定の閾値より小さい場合、自局が第2タイプのユーザに属すると決定する。前記マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報を決定することは、自局が第1タイプのユーザに属する場合、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報として、自局の使用するDM−RSポートIDおよびSCIDを除く全てのDM−RSポートIDとSCIDとの組み合わせを決定し、自局が第2タイプのユーザに属する場合、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報として空を決定する、ことを含む。
あるいは、前記UEは自局が第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかを決定することは、UEが、自局のDM−RSポートIDおよびSCIDに基づいて、自局が第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかを決定する、ことを含み、前記マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報を決定することは、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報として、DM−RSポートIDおよび/またはSCIDが自局の使用するDM−RSポートIDおよび/またはSCIDより小さいDM−RSポートIDとSCIDとの組み合わせを決定する、ことを含む。
本発明の実施例に係るMUI信号のチャネル推定方法は、データの受信中に基地局が同じ周波数リソースにおいて最大のデータストリーム数でデータを送信することが仮定される第1タイプのユーザと、データの受信中に基地局が同じ周波数リソースにおいて最大より小さいデータストリーム数でデータを送信することが仮定される第2タイプのユーザとを定義し、UEは、自局が第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかを決定して、自局が第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかに基づいて、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報を決定し、決定されたマルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報に基づいて、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定を行う、ことを含む。
ここからわかるように、本発明では、基地局がずっと最大のデータストリーム数でデータを送信することをいちずに仮定することなく、UEを異なるタイプに分けて、UEのタイプに基づいて、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報を決定することにより、チャネル推定の正確度を向上させることができる。これにより、データ受信の性能を向上させ、ユーザおよびセルのスループットを向上させるという目的を達成する。
本発明の目的、解決手段およびメリットをさらに明確にするために、以下、図面を参照して実施例を挙げながら、本発明をさらに詳しく説明する。
データ受信の性能を向上させるために、本発明は受信機を提供している。図2に示すように、その内部は主に以下のものを備える。
復調情報取得手段101は、受信信号の物理下り制御チャネル(PDCCH)から、例えば自局のDM−RSポートIDやSCIDなどのような自局の復調情報を抽出する。
ユーザタイプ決定手段201は、自局に対応するUEが第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかを決定して、自局に対応するUEが第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかに基づいて、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報を決定する。ここで、第1タイプのユーザは、データの受信中に、基地局が同じ周波数リソースにおいて最大のデータストリーム数でデータを送信することが仮定され、第2タイプのユーザは、データの受信中に、基地局が同じ周波数リソースにおいて最大より小さいデータストリーム数でデータを送信することが仮定される。例えば、最大のデータストリーム数が4である場合、第1タイプのユーザは、データの受信中に、基地局が同じ周波数リソースにおいて送信するデータストリーム数が4であることが仮定されるが、第2タイプのユーザは、データの受信中に、基地局が同じ周波数リソースにおいて送信するデータストリーム数が4より小さいことが仮定される。
第1チャネル推定手段102は、自局の復調情報に基づいて自局の下りデータチャネルに対してチャネル推定を行う。
第2チャネル推定手段202は、決定されたMUI信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報に基づいて、受信信号におけるMUI信号に対するチャネル推定を行う。
第3チャネル推定手段104は、受信信号におけるICI信号に対するチャネル推定を行う。
受信係数生成手段105は、第1チャネル推定手段102と、第2チャネル推定手段202と、第3チャネル推定手段104とのチャネル推定結果に基づいて、受信係数を生成する。
データ検出手段106は、生成された受信係数に基づいて、受信信号の物理下り共有チャネル(PDSCH)に対してデータ検出を行い、基地局から自局に送信された下りデータを取得する。
受信機は、信号を受信した後に、まず、受信信号に対して、時間領域から周波数領域への変換(例えば、高速フーリエ変換(FFT))を行う必要がある可能性があり、それから、復調情報取得手段101に送信する、ということを当業者であれば理解することができる。また、セル選択やハンドオーバなどの操作を行うために、上記の受信機は、受信信号のRSRPまたはRSRQを測定するためのモジュールを備えるべきである。
図1に示す従来のIRCの内部構成に比べて、本発明に係る受信機と従来のIRCとの最大の相違点は、本発明では、従来の第2チャネル推定手段103を、ユーザタイプ決定手段201および第2チャネル推定手段202に替えて、受信信号におけるMUI信号に対するチャネル推定を行うことにある。本発明では、上記のユーザタイプ決定手段201と第2チャネル推定手段202とをあわせてMUI信号チャネル推定装置2と呼ぶことができる。説明すべきところとして、上記のMUI信号チャネル推定装置2は、ほかの受信機に適用することもできる。
上記の受信機に対応して、本発明はデータ受信方法も提供している。その実現フローは、図3に示すように、主に以下のステップを含む。
ステップ301で、データの受信中に基地局が同じ周波数リソースにおいて最大のデータストリーム数でデータを送信することが仮定される第1タイプのユーザと、データの受信中に基地局が同じ周波数リソースにおいて最大より小さいデータストリーム数でデータを送信することが仮定される第2タイプのユーザとを定義する。
ステップ302で、UEは、受信信号のPDCCHから、例えばDM−RSポートIDやSCIDのような自局の復調情報を取得する。
ステップ303で、UEは、自局が第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかを決定して、自局に対応するUEが第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかに基づいて、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報を決定する。
ステップ304で、自局の復調情報に基づいて、自局の下りデータチャネルに対してチャネル推定を行い、決定されたMUI信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報に基づいて、MUI信号に対するチャネル推定を行い、およびICI信号に対するチャネル推定を行う。
ステップ305で、チャネル推定結果に基づいて受信係数を生成する。
ステップ306で、生成された受信係数に基づいて、受信信号のPDSCHに対してデータ検出を行い、基地局から自局に送信された下りデータを取得する。
説明すべきところとして、上記方法のステップ301、303、および、304における決定されたMUI信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報に基づいて、MUI信号に対するチャネル推定を行う部分は、単独にMUI信号に対するチャネル推定方法として、ほかの従来のデータ受信方法に適用することができる。
上記の受信機の内部構成やMUI信号チャネル推定装置2の内部構成、および上記のデータ受信方法からわかるように、本発明では、基地局がずっと最大のデータストリーム数でデータを送信することをいちずに仮定することなく、UEを、Full−rankタイプと呼ばれる第1タイプのユーザと、Non−full−rankタイプと呼ばれる第2タイプのユーザとの異なるタイプに分けて、UEのタイプに基づいて、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報を決定することにより、チャネル推定の正確度を向上させる。即ち、第1タイプのユーザは、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に、基地局が同じ周波数リソースにおいて最大のデータストリーム数でデータを送信することが仮定されることで、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報を直接に決定することができるが、第2タイプのユーザは、自局の復調情報に基づいて、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報を決定する必要がある。これにより、データ受信の性能を向上させ、ユーザおよびセルのスループットを向上させるという目的を達成する。
以下、具体的な実施例により、上記の受信機およびデータ受信方法において、UEは、自局が第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかを決定して、自局に対応するUEが第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するか、および自局の復調情報に基づいて、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報を決定する方法を詳しく説明する。
(実施例1)
本実施例1では、UEは、自局の地理位置に基づいて、自局が第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかを決定する。具体的に、上記の地理位置は、UEとそのサービング基地局との間の距離、サービング基地局からUEまでの経路損失、シャドーフェージングの影響、および隣接セル干渉などのパラメータの1つまたは任意の組み合わせで表すことができる。例えば、自局とそのサービング基地局との間の距離が所定の閾値以下である(サービング基地局に近い)場合、自局が第1タイプのユーザに属すると決定し、逆に、自局とそのサービング基地局との間の距離が所定の閾値より大きい(サービング基地局に遠い)場合、自局が第2タイプのユーザに属すると決定する。または、そのサービング基地局から自局までの経路損失が所定の閾値以下である(サービング基地局に近い)場合、自局が第1タイプのユーザに属すると決定し、逆に、そのサービング基地局から自局までの経路損失が所定の閾値より大きい(サービング基地局に遠い)場合、自局が第2タイプのユーザに属すると決定する。または、隣接セル干渉が所定の閾値以下である(サービング基地局に近い)場合、自局が第1タイプのユーザに属すると決定し、逆に、隣接セル干渉が所定の閾値より大きい(サービング基地局に遠い)場合、自局が第2タイプのユーザに属すると決定する。上記のように、UEが第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかを決定する基本原則は、UEがサービング基地局に近い場合、第1タイプのユーザに属し、逆に、UEがサービング基地局に遠い場合、第2タイプのユーザに属する。UEの地理位置を表すことが可能なパラメータが多いため、一々例を挙げることができないが、上記で挙げた方法の簡単な修正および変形などは全て本発明の保護しようとする範囲を超えることがない、ということを当業者であれば理解することができる。
本実施例1では、UEは、自局の地理位置に基づいて、自局が第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかを決定する。具体的に、上記の地理位置は、UEとそのサービング基地局との間の距離、サービング基地局からUEまでの経路損失、シャドーフェージングの影響、および隣接セル干渉などのパラメータの1つまたは任意の組み合わせで表すことができる。例えば、自局とそのサービング基地局との間の距離が所定の閾値以下である(サービング基地局に近い)場合、自局が第1タイプのユーザに属すると決定し、逆に、自局とそのサービング基地局との間の距離が所定の閾値より大きい(サービング基地局に遠い)場合、自局が第2タイプのユーザに属すると決定する。または、そのサービング基地局から自局までの経路損失が所定の閾値以下である(サービング基地局に近い)場合、自局が第1タイプのユーザに属すると決定し、逆に、そのサービング基地局から自局までの経路損失が所定の閾値より大きい(サービング基地局に遠い)場合、自局が第2タイプのユーザに属すると決定する。または、隣接セル干渉が所定の閾値以下である(サービング基地局に近い)場合、自局が第1タイプのユーザに属すると決定し、逆に、隣接セル干渉が所定の閾値より大きい(サービング基地局に遠い)場合、自局が第2タイプのユーザに属すると決定する。上記のように、UEが第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかを決定する基本原則は、UEがサービング基地局に近い場合、第1タイプのユーザに属し、逆に、UEがサービング基地局に遠い場合、第2タイプのユーザに属する。UEの地理位置を表すことが可能なパラメータが多いため、一々例を挙げることができないが、上記で挙げた方法の簡単な修正および変形などは全て本発明の保護しようとする範囲を超えることがない、ということを当業者であれば理解することができる。
実際の応用では、受信信号のRSRP/RSRQを用いて自局とそのサービング基地局との間の距離を表してもよい。この場合、上記受信機の内部構成は、図4に示すように、主に以下のものを含む。
復調情報取得手段101は、受信信号のPDCCHから、例えば自局のDM−RSポートIDやSCIDなどのような自局の復調情報を抽出する。
ユーザタイプ決定手段201は、基準信号測定モジュール2011と、第1ユーザタイプ決定モジュール2012と、第1復調情報決定モジュール2013と、を備える。
ここで、基準信号測定モジュール2011は、受信信号における自局のサービング基地局のRSRPまたはRSRQと、その隣接セルのRSRPまたはRSRQとを測定する。
第1ユーザタイプ決定モジュール2012は、自局のサービング基地局のRSRP/RSRQとその隣接セルのRSRP/RSRQとを比較し、自局のサービング基地局のRSRP/RSRQとその隣接セルのRSRP/RSRQにおける最大値との差が所定の閾値以上である場合、自局が第1タイプのユーザに属すると決定し、逆に、そのサービング基地局のRSRP/RSRQとその隣接セルのRSRP/RSRQにおける最大値との差が所定の閾値より小さい場合、自局が第2タイプのユーザに属すると決定する。
第1復調情報決定モジュール2013は、自局が第1タイプのユーザに属すると決定した場合、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報として、自局の使用するDM−RSポートIDおよびSCIDを除く全てのDM−RSポートIDとSCIDとの組み合わせを決定し、自局が第2タイプのユーザに属すると決定した場合、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報として空を決定し、即ち、マルチユーザ干渉のチャネル推定を行う必要がない。
第1チャネル推定手段102は、自局の復調情報に基づいて自局の下りデータチャネルに対してチャネル推定を行う。
第2チャネル推定手段202は、決定されたMUI信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報に基づいて、受信信号におけるMUI信号に対するチャネル推定を行う。
第3チャネル推定手段104は、受信信号におけるICI信号に対するチャネル推定を行う。
受信係数生成手段105は、第1チャネル推定手段102と、第2チャネル推定手段202と、第3チャネル推定手段104とのチャネル推定結果に基づいて、受信係数を生成する。
データ検出手段106は、生成された受信係数に基づいて、受信信号の物理下り共有チャネル(PDSCH)に対してデータ検出を行い、基地局から自局に送信された下りデータを取得する。
本実施例では、上記のユーザタイプ決定手段201と第2チャネル推定手段202とをあわせてMUI信号チャネル推定装置2と呼び、ほかの受信機に適用するようにしてもよい。
上記の受信機に対応して、本実施例ではデータ受信方法も提供されている。図3に示す方法に比べて、本実施例の改善点は主にステップ303にある。該ステップ303で、UEは、まず、受信信号における自局のサービング基地局のRSRPまたはRSRQとその隣接セルのRSRPまたはRSRQとを測定し、自局のサービング基地局のRSRPまたはRSRQとその隣接セルのRSRPまたはRSRQとを比較し、自局のサービング基地局のRSRP/RSRQとその隣接セルのRSRP/RSRQにおける最大値との差が所定の閾値以上である場合、自局が第1タイプのユーザに属すると決定してから、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報として、自局の使用するDM−RSポートIDおよびSCIDを除く全てのDM−RSポートIDとSCIDとの組み合わせを決定し、逆に、そのサービング基地局のRSRP/RSRQとその隣接セルのRSRP/RSRQにおける最大値との差が所定の閾値より小さい場合、自局が第2タイプのユーザに属すると決定してから、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報として空を決定し、即ち、マルチユーザ干渉のチャネル推定を行う必要がない。
本実施例では、UEの地理位置に基づいて、UEを異なるタイプに分ける。ここで、そのサービング基地局に近い(RSRP/RSRQの差が大きく、即ち信号対雑音比がよい)Full−rankタイプのユーザは、MUIに対するチャネル推定時に、依然として、基地局がずっと最大のデータストリーム数でデータを送信するが仮定されるが、サービング基地局に遠い(RSRP/RSRQの差が小さく、即ち信号対雑音比が悪い)Non−Full−rankタイプのユーザは、マルチユーザ干渉のチャネル推定を行う必要がない。この場合、UEは、MUIに対するチャネル推定時に、自局がSU−MIMOユーザであると認めることになる。本実施例に係る構成を有する受信機、および本実施例に係るデータ受信方法によれば、信号対雑音比が低い場合に、あるMUI信号に対するチャネル推定を避けることができるため、チャネル推定結果の正確度を向上させ、データ受信性能を向上させることができる。
(実施例2)
本実施例2では、UEは、自局の復調情報に基づいて、自局が第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかを決定する。上記のように、復調情報はDM−RSポートIDおよびSCIDを含み、基地局が昇順方式でUEにDM−RSポートおよびSCIDを割り当てると、UEの自局のDM−RSポートIDおよび/またはSCIDの値より小さいDM−RSポートIDおよびSCIDだけが、ほかのUEに割り当てることができる。この場合、上記の受信機の内部構成は、図5に示すように、主に以下のものを含む。
本実施例2では、UEは、自局の復調情報に基づいて、自局が第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかを決定する。上記のように、復調情報はDM−RSポートIDおよびSCIDを含み、基地局が昇順方式でUEにDM−RSポートおよびSCIDを割り当てると、UEの自局のDM−RSポートIDおよび/またはSCIDの値より小さいDM−RSポートIDおよびSCIDだけが、ほかのUEに割り当てることができる。この場合、上記の受信機の内部構成は、図5に示すように、主に以下のものを含む。
復調情報取得手段101は、受信信号のPDCCHから、例えば自局のDM−RSポートIDやSCIDなどのような自局の復調情報を抽出する。
ユーザタイプ決定手段201は、第2ユーザタイプ決定モジュール2014と、第2復調情報決定モジュール2015と、を備える。
ここで、第2ユーザタイプ決定モジュール2014は、自局の復調情報に基づいて、自局が第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかを決定する。
第2復調情報決定モジュール2015は、自局が第1タイプのユーザに属すると決定した場合、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報として、自局の使用するDM−RSポートIDおよびSCIDを除く全てのDM−RSポートIDとSCIDとの組み合わせを決定し、自局が第2タイプのユーザに属すると決定した場合、自局の復調情報に基づいて、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報を決定する。
第1チャネル推定手段102は、自局の復調情報に基づいて自局の下りデータチャネルに対してチャネル推定を行う。
第2チャネル推定手段202は、決定されたMUI信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報に基づいて、受信信号におけるMUI信号に対するチャネル推定を行う。
第3チャネル推定手段104は、受信信号におけるICI信号に対するチャネル推定を行う。
受信係数生成手段105は、第1チャネル推定手段102と、第2チャネル推定手段202と、第3チャネル推定手段104とのチャネル推定結果に基づいて、受信係数を生成する。
データ検出手段106は、生成された受信係数に基づいて、受信信号の物理下り共有チャネル(PDSCH)に対してデータ検出を行い、基地局から自局に送信された下りデータを取得する。
上記の思想に基づき、以下の規則の1つによって、自局が第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかを決定することができる。
規則1)DM−RSポートIDが所定の閾値(例えば7)より大きくかつSCIDが1である場合、自局が第1タイプのユーザに属すると決定し、DM−RSポートIDが所定の閾値より大きくかつSCIDが1であるわけではない場合、自局が第2タイプのユーザに属すると決定する。
規則2)DM−RSポートIDが所定の閾値(例えば7)より大きい場合、自局が第1タイプのユーザに属すると決定し、DM−RSポートIDが所定の閾値より大きくない場合、自局が第2タイプのユーザに属すると決定する。
規則3)SCIDポートが1である場合、自局が第1タイプのユーザに属すると決定し、SCIDポートが1ではない場合、自局が第2タイプのユーザに属すると決定する。
上記の規則1)を使用すると、上記の第2ユーザタイプ決定モジュール2014は、DM−RSポートIDが所定の閾値(例えば7)より大きいかどうか、かつSCIDが1であるかどうかを決定し、DM−RSポートIDが所定の閾値より大きくかつSCIDが1である場合、自局が第1タイプのユーザに属すると決定し、DM−RSポートIDが所定の閾値より大きくかつSCIDが1であるわけではない場合、自局が第2タイプのユーザに属すると決定する。このとき、第2復調情報決定モジュール2015は、自局が第1タイプのユーザに属すると決定した場合、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報として、自局の使用するDM−RSポートIDおよびSCIDを除く全てのDM−RSポートIDとSCIDとの組み合わせを決定し、自局が第2タイプのユーザに属すると決定した場合、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報として、DM−RSポートIDおよび/またはSCIDが自局の使用するDM−RSポートIDおよび/またはSCIDより小さいDM−RSポートIDとSCIDとの組み合わせを決定する。例えば、自局の使用するDM−RSポートIDおよびSCIDはそれぞれ8および0であると、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報として、DM−RSポートID1〜7とSCID0との組み合わせを決定することができ、あるいは、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報として、DM−RSポートID1〜7とSCID0または1との組み合わせを決定することができる。
上記の規則2)を使用すると、上記の第2ユーザタイプ決定モジュール2014は、DM−RSポートIDが所定の閾値(例えば7)より大きいかどうかを決定し、DM−RSポートIDが所定の閾値より大きい場合、自局が第1タイプのユーザに属すると決定し、DM−RSポートIDが所定の閾値より大きくない場合、自局が第2タイプのユーザに属すると決定する。このとき、第2復調情報決定モジュール2015は、自局が第1タイプのユーザに属すると決定した場合、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報として、自局の使用するDM−RSポートIDおよびSCIDを除く全てのDM−RSポートIDとSCIDとの組み合わせを決定し、自局が第2タイプのユーザに属すると決定した場合、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報として、DM−RSポートIDが自局の使用するDM−RSポートIDより小さいDM−RSポートIDと任意のSCIDとの組み合わせを決定する。例えば、自局の使用するDM−RSポートIDおよびSCIDはそれぞれ7(所定の閾値以下)および1であると、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報として、DM−RSポートID1〜6とSCID0または1との組み合わせを決定することができる。
上記の規則3)を使用すると、上記の第2ユーザタイプ決定モジュール2014は、SCIDが1であるかどうかを決定し、SCIDが1である場合、自局が第1タイプのユーザに属すると決定し、SCIDが1ではない場合、自局が第2タイプのユーザに属すると決定する。このとき、第2復調情報決定モジュール2015は、自局が第1タイプのユーザに属すると決定した場合、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報として、自局の使用するDM−RSポートIDおよびSCIDを除く全てのDM−RSポートIDとSCIDとの組み合わせを決定し、自局が第2タイプのユーザに属すると決定した場合、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報として、SCIDが0でありかつDM−RSポートIDが自局の使用するDM−RSポートIDより小さいDM−RSポートIDとSCIDとの組み合わせを決定する。例えば、自局の使用するDM−RSポートIDおよびSCIDはそれぞれ8および0であると、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報として、DM−RSポートID1〜7とSCID0との組み合わせを決定することができる。
本実施例では、上記のユーザタイプ決定手段201と第2チャネル推定手段202とをあわせてMUI信号チャネル推定装置2と呼び、ほかの受信機に適用するようにしてもよい。
上記の受信機に対応して、本実施例ではデータ受信方法も提供されている。図3に示す方法に比べて、その主な改善点もステップ303にある。本実施例では、UEは、自局のDM−RSポートIDおよびSCIDに基づいて、自局が第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかを決定し、かつ、DM−RSポートIDおよび/またはSCIDの値が自局のDM−RSポートIDおよび/またはSCIDの値より小さいDM−RSポートIDとSCIDとの組み合わせのみを、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報とする。即ち、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報として、DM−RSポートIDおよび/またはSCIDが自局の使用するDM−RSポートIDおよび/またはSCIDより小さいDM−RSポートIDとSCIDとの組み合わせを決定する。そのため、本実施例では、UEの復調情報に基づいてUEを異なるタイプに分けて、昇順で復調情報を割り当てる規則により、Full−rankタイプのユーザについて、MUI信号に対するチャネル推定時に、依然として、基地局がずっと最大のデータストリーム数でデータを送信することが仮定されるが、Non−full−rankタイプのユーザについて、DM−RSポートIDおよび/またはSCIDの値が自局のDM−RSポートIDおよび/またはSCIDの値より小さいDM−RSポートIDとSCIDとの組み合わせに基づいて、MUI信号に対するチャネル推定を行う。このように、本実施例に係る構成を有する受信機、および本実施例に係るデータ受信方法によれば、信号対雑音比が低い場合に、チャネル推定結果の正確度を向上させ、データ受信性能を向上させることができる。
説明すべきところとして、上記の実施例2では、復調情報を昇順で配列して割り当てることを例として説明したが、ほかの方式(例えば降順方式)で復調情報を割り当てても、割当方式に一定の規律があれば、本実施例に類似する変形方法を使用して、UEの自局の復調情報に基づいてUEを分類することにより、MUI信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報を決定することができ、本発明の保護しようとする範囲を超えることがない、ということを当業者であれば理解することができる。
(実施例3)
本実施例3は、実施例1の方法と実施例2の方法とを組み合わせたものである。本実施例3では、UEは、自局の地理位置および自局の復調情報に基づいて、自局が第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかを決定する。
本実施例3は、実施例1の方法と実施例2の方法とを組み合わせたものである。本実施例3では、UEは、自局の地理位置および自局の復調情報に基づいて、自局が第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかを決定する。
例えば、まず、実施例1に係る方法によって、自局がそのサービング基地局に遠い(RSRP/RSRQの差が小さく、即ち信号対雑音比が悪い)ユーザであるかどうかを決定する。自局がそのサービング基地局に遠いユーザであると決定した場合、自局がマルチユーザ干渉のチャネル推定を行う必要がないと決定し、即ち、自局がSU−MIMOユーザであると認める。一方、実施例1に係る方法によって、自局がそのサービング基地局に近い(RSRP/RSRQの差が大きく、即ち信号対雑音比がよい)ユーザであると決定した場合、さらに、実施例2に係る方法によって、自局が第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかを決定し、さらに、実施例2に係る方法によって、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報を決定することができる。
または、まず、実施例2に係る方法によって、自局が第1タイプのユーザに属するかどうかを決定し、自局が第1タイプのユーザに属すると決定した場合、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報として、自局の使用するDM−RSポートIDおよびSCIDを除く全てのDM−RSポートIDとSCIDとの組み合わせを決定し、自局が第1タイプのユーザに属しないと決定した場合、さらに、実施例1に係る方法によって、自局がそのサービング基地局に遠い(RSRP/RSRQの差が小さく、即ち信号対雑音比が悪い)ユーザであるかどうかを決定する。自局がそのサービング基地局に遠いユーザであると決定したとき、自局がマルチユーザ干渉のチャネル推定を行う必要がないと決定し、即ち、自局がSU−MIMOユーザであると認める。実施例1に係る方法によって、自局がそのサービング基地局に近い(RSRP/RSRQの差が大きく、即ち信号対雑音比がよい)ユーザであると決定したとき、実施例2に係る方法によって、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報を決定する。
本実施例3では、実際にUEがFull−rankタイプのユーザと、Non−full−rankタイプのユーザと、MUI信号に対するチャネル推定を必要としないSU−MIMOユーザとに分けられ、さらに細分化されたUEタイプにより、チャネル推定をさらに正確にすることができ、データ受信の性能をさらに向上させ、UEおよびセルのスループットを増加させる。
本発明に係る受信機およびデータ受信方法による有益効果をよりよく説明するために、従来のIRC受信機を採用するシステム、理想システム、および本発明の実施例1と2に係る受信機を採用するシステムそれぞれのセル平均スループットおよびセル端スループットをシミュレーションした。各セクタごとに10個のUEがあると仮定する。シミュレーション結果は、下記の表1に示す通りである。
上記の表1からわかるように、本実施例1と2に係る方法によれば、異なる程度で、セル平均スループットおよびセル端スループットを、理想システムのスループットに近づくように同時に改善することができる。そして、実施例1に係る方法では、所定の閾値(所定のRSRP/RSRQの差の閾値)を調節することによっても、セル平均スループットおよびセル端スループットを変化させることができる。
上記は、本発明の好ましい実施例にすぎず、本発明の保護範囲を限定するものではない。本発明の精神と原則内で行われる種々の修正、均等置換え、改善などは全て本発明の保護範囲内に含まれるべきである。
本出願は、2011年4月22日出願の201110111902.9に基づく。この内容は、全てここに含めておく。
Claims (12)
- 受信機であって、
受信信号の物理下り制御チャネル(PDCCH)から自局の復調情報を抽出する復調情報取得手段と、
自局に対応するUEが、データの受信中に基地局が同じ周波数リソースにおいて最大のデータストリーム数でデータを送信することが仮定される第1タイプのユーザに属するか、それともデータの受信中に基地局が同じ周波数リソースにおいて最大より小さいデータストリーム数でデータを送信することが仮定される第2タイプのユーザに属するかを決定して、自局に対応するUEが第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかに基づいて、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報を決定するユーザタイプ決定手段と、
自局の復調情報に基づいて自局の下りデータチャネルに対してチャネル推定を行う第1チャネル推定手段と、
決定されたマルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報に基づいて、受信信号におけるマルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定を行う第2チャネル推定手段と、
受信信号におけるセル間干渉信号に対するチャネル推定を行う第3チャネル推定手段と、
第1チャネル推定手段と、第2チャネル推定手段と、第3チャネル推定手段とのチャネル推定結果に基づいて、受信係数を生成する受信係数生成手段と、
生成された受信係数に基づいて、受信信号の物理下り共有チャネル(PDSCH)に対してデータ検出を行うデータ検出手段と、
を備えることを特徴とする受信機。 - 前記ユーザタイプ決定手段は、
受信信号における自局のサービング基地局の基準信号受信電力(RSRP)または基準信号受信品質(RSRQ)と、その隣接セルのRSRPまたはRSRQとを測定する基準信号測定モジュールと、
自局のサービング基地局のRSRP/RSRQとその隣接セルのRSRP/RSRQとを比較し、自局のサービング基地局のRSRP/RSRQとその隣接セルのRSRP/RSRQにおける最大値との差が所定の閾値以上である場合、自局が第1タイプのユーザに属すると決定し、逆に、そのサービング基地局のRSRP/RSRQとその隣接セルのRSRP/RSRQにおける最大値との差が所定の閾値より小さい場合、自局が第2タイプのユーザに属すると決定する第1ユーザタイプ決定モジュールと、
自局が第1タイプのユーザに属すると決定した場合、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報として、自局の使用する復調基準信号(DM−RS)ポートIDおよびDM−RSのスクランブルシーケンスインデックス(SCID)を除く全てのDM−RSポートIDとSCIDとの組み合わせを決定し、自局が第2タイプのユーザに属すると決定した場合、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報として空を決定する第1復調情報決定モジュールと、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の受信機。 - 前記ユーザタイプ決定手段は、
自局の復調情報に基づいて、自局が第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかを決定する第2ユーザタイプ決定モジュールと、
自局が第1タイプのユーザに属すると決定した場合、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報として、自局の使用するDM−RSポートIDおよびSCIDを除く全てのDM−RSポートIDとSCIDとの組み合わせを決定し、自局が第2タイプのユーザに属すると決定した場合、自局の復調情報に基づいて、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報を決定する第2復調情報決定モジュールと、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の受信機。 - 前記第2ユーザタイプ決定モジュールは、自局のDM−RSポートIDが所定の閾値より大きいかどうか、かつSCIDが1であるかどうかを決定し、自局のDM−RSポートIDが所定の閾値より大きくかつSCIDが1である場合、自局が第1タイプのユーザに属すると決定し、自局のDM−RSポートIDが所定の閾値より大きくかつSCIDが1であるわけではない場合、自局が第2タイプのユーザに属すると決定し、自局が第2タイプのユーザに属すると決定した場合、前記第2復調情報決定モジュールは、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報として、DM−RSポートIDおよび/またはSCIDが自局の使用するDM−RSポートIDおよび/またはSCIDより小さいDM−RSポートIDとSCIDとの組み合わせを決定する、ことを特徴とする請求項3に記載の受信機。
- 前記第2ユーザタイプ決定モジュールは、DM−RSポートIDが所定の閾値より大きいかどうかを決定し、DM−RSポートIDが所定の閾値より大きい場合、自局が第1タイプのユーザに属すると決定し、DM−RSポートIDが所定の閾値より大きくない場合、自局が第2タイプのユーザに属すると決定し、自局が第2タイプのユーザに属すると決定した場合、前記第2復調情報決定モジュールは、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報として、DM−RSポートIDが自局の使用するDM−RSポートIDより小さいDM−RSポートIDと任意のSCIDとの組み合わせを決定する、ことを特徴とする請求項3に記載の受信機。
- 前記第2ユーザタイプ決定モジュールは、SCIDが1であるかどうかを決定し、SCIDが1である場合、自局が第1タイプのユーザに属すると決定し、SCIDが1ではない場合、自局が第2タイプのユーザに属すると決定し、自局が第2タイプのユーザに属すると決定した場合、前記第2復調情報決定モジュールは、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報として、SCIDが0でありかつDM−RSポートIDが自局の使用するDM−RSポートIDより小さいDM−RSポートIDとSCIDとの組み合わせを決定する、ことを特徴とする請求項3に記載の受信機。
- マルチユーザ干渉(MUI)信号のチャネル推定装置であって、
自局に対応するUEが、データの受信中に基地局が同じ周波数リソースにおいて最大のデータストリーム数でデータを送信することが仮定される第1タイプのユーザに属するか、それともデータの受信中に基地局が同じ周波数リソースにおいて最大より小さいデータストリーム数でデータを送信することが仮定される第2タイプのユーザに属するかを決定して、自局に対応するUEが第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかに基づいて、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報を決定するユーザタイプ決定手段と、
決定されたマルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報に基づいて、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定を行う第2チャネル推定手段と、
を備えることを特徴とする装置。 - データ受信方法であって、
データの受信中に基地局が同じ周波数リソースにおいて最大のデータストリーム数でデータを送信することが仮定される第1タイプのユーザと、データの受信中に基地局が同じ周波数リソースにおいて最大より小さいデータストリーム数でデータを送信することが仮定される第2タイプのユーザとを定義し、
UEは、受信信号のPDCCHから自局の復調情報を取得し、
UEは、自局が第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかを決定して、自局が第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかに基づいて、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報を決定し、
自局の復調情報に基づいて、自局の下りデータチャネルに対してチャネル推定を行い、決定されたマルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報に基づいて、受信信号におけるマルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定を行い、および受信信号におけるセル間干渉信号に対するチャネル推定を行い、
チャネル推定結果に基づいて受信係数を生成し、
生成された受信係数に基づいて、受信信号のPDSCHに対してデータ検出を行い、基地局から自局に送信されたデータを取得する、
ことを含むことを特徴とする方法。 - 前記UEは自局が第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかを決定することは、UEが、自局の地理位置に基づいて、自局が第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかを決定し、自局のサービング基地局との距離が所定の閾値以下である場合、自局が第1タイプのユーザに属すると決定し、自局のサービング基地局との距離が所定の閾値より大きい場合、自局が第2タイプのユーザに属すると決定する、ことを含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
- 前記UEは自局が第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかを決定することは、UEが、自局のサービング基地局のRSRP/RSRQとその隣接セルのRSRP/RSRQとを比較し、自局のサービング基地局のRSRP/RSRQとその隣接セルのRSRP/RSRQにおける最大値との差が所定の閾値以上である場合、自局が第1タイプのユーザに属すると決定し、そのサービング基地局のRSRP/RSRQとその隣接セルのRSRP/RSRQにおける最大値との差が所定の閾値より小さい場合、自局が第2タイプのユーザに属すると決定する、ことを含み、
前記マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報を決定することは、自局が第1タイプのユーザに属する場合、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報として、自局の使用するDM−RSポートIDおよびSCIDを除く全てのDM−RSポートIDとSCIDとの組み合わせを決定し、自局が第2タイプのユーザに属する場合、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報として空を決定する、ことを含む、
ことを特徴とする請求項8に記載の方法。 - 前記UEは自局が第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかを決定することは、UEが、自局のDM−RSポートIDおよびSCIDに基づいて、自局が第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかを決定する、ことを含み、
前記マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報を決定することは、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報として、DM−RSポートIDおよび/またはSCIDが自局の使用するDM−RSポートIDおよび/またはSCIDより小さいDM−RSポートIDとSCIDとの組み合わせを決定する、ことを含む、
ことを特徴とする請求項8に記載の方法。 - マルチユーザ干渉(MUI)信号のチャネル推定方法であって、
データの受信中に基地局が同じ周波数リソースにおいて最大のデータストリーム数でデータを送信することが仮定される第1タイプのユーザと、データの受信中に基地局が同じ周波数リソースにおいて最大より小さいデータストリーム数でデータを送信することが仮定される第2タイプのユーザとを定義し、
UEは、自局が第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかを決定して、自局が第1タイプのユーザに属するか、それとも第2タイプのユーザに属するかに基づいて、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報を決定し、
決定されたマルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定時に使用される復調情報に基づいて、マルチユーザ干渉信号に対するチャネル推定を行う、
ことを含むことを特徴とする方法。
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