JP5622022B2 - Shutter device - Google Patents
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- E06B—FIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
- E06B9/00—Screening or protective devices for wall or similar openings, with or without operating or securing mechanisms; Closures of similar construction
- E06B9/02—Shutters, movable grilles, or other safety closing devices, e.g. against burglary
- E06B9/08—Roll-type closures
Description
本発明は、複数のスラットを開閉方向に沿って並設して形成されたシャッタカーテンを有するシャッタ装置に関する。 The present invention relates to a shutter device having a shutter curtain formed by arranging a plurality of slats side by side in the opening and closing direction.
従来、左右方向に延設されたスラットを高さ方向に沿って複数個並設して形成されたシャッタカーテンと、巻取体と、シャッタカーテンおよび巻取体を有する基部とを備えるシャッタ装置が開示されている。巻取体が一方向へ回転すると、シャッタカーテンが巻取体の外周部に巻き取られる。巻取体が逆方向へ回転すると、巻取体の外周部に巻き取られているシャッタカーテンの巻きが外される。 2. Description of the Related Art Conventionally, a shutter device including a shutter curtain formed by arranging a plurality of slats extending in the left-right direction along the height direction, a winding body, and a base having the shutter curtain and the winding body. It is disclosed. When the winding body rotates in one direction, the shutter curtain is wound around the outer periphery of the winding body. When the winder rotates in the reverse direction, the shutter curtain wound around the outer periphery of the winder is unwound.
この種のシャッタ装置によれば、シャッタカーテンを構成するスラットを開放姿勢のまま下降させ、シャッタカーテンの先端部の座板が着地して全閉したことに伴い、最下端側のスラットから順次回動させて、開放姿勢のスラットを閉鎖姿勢とするものが知られている(特許文献1,2)。スラットを閉じる方向に常に付勢させる付勢要素がスラット自体に設けられている。これにより防犯性が高められている。スラットを閉じる方向に付勢させる付勢要素の付勢力は、防犯上、所定値以上が要請される。付勢力が弱いと、防犯上好ましくない。更に、上記シャッタ装置では、巻取体から巻きが外されたスラットの長さ方向の端部を基部の案内通路に案内させるガイド部が設けられている。
According to this type of shutter device, the slats constituting the shutter curtain are lowered in the open posture, and the seat plate at the front end of the shutter curtain is landed and fully closed, so that the shutter curtain sequentially rotates from the slat on the lowermost side. It is known that a slat in an open posture is moved to a closed posture (
上記したシャッタ装置によれば、シャッタカーテンを閉じるときにおける静粛性を確保するように種々の方策が採用されている。しかし近年、益々、静粛性が要請されている。ここで、シャッタシャッタカーテンが閉じるときには、巻取体に巻き取られていたスラットの長さ方向の端部がガイド部から基部の案内通路に向かう。このとき、ガイド部とスラットの拘束が解除されるため、摩擦変動等の影響で、スラットが瞬間的に開放方向(図15に示す矢印a1方向)に変位し、その後、スラットがもつ付勢要素の付勢力により直ちに閉じる方向(図15に示す矢印a2方向)に変位する傾向がある。この場合、付勢要素の付勢力の影響で、直ちに閉じる方向に変位したスラットが、直下に隣接するスラットの壁面に当接するおそれがある。この場合、微小音であるものの、異音として当接音が発生するおそれがある。防犯性を高めるため付勢部材の付勢力を強くするほど、当接音が大きくなる傾向がある。シャッタカーテンにおいてはスラットは多数固並設されているため、スラット毎に当接音を発生させると、静粛性が損なわれるおそれがある。特に夜間等の時刻、場所等において静粛性が要請されている。 According to the shutter device described above, various measures are adopted so as to ensure quietness when the shutter curtain is closed. In recent years, however, quietness has been increasingly demanded. Here, when the shutter shutter curtain closes, the end portion in the length direction of the slat wound around the winding body moves from the guide portion to the guide passage of the base portion. At this time, since the restraint between the guide portion and the slat is released, the slat is instantaneously displaced in the opening direction (in the direction of the arrow a1 shown in FIG. 15) due to the influence of frictional fluctuations, and then the urging element of the slat. There is a tendency to be displaced immediately in the closing direction (in the direction of arrow a2 shown in FIG. 15) by the urging force. In this case, the slats displaced in the closing direction immediately under the influence of the urging force of the urging element may come into contact with the wall surface of the adjacent slats immediately below. In this case, although it is a minute sound, there is a possibility that a contact sound is generated as an abnormal sound. The contact noise tends to increase as the urging force of the urging member is increased in order to improve crime prevention. Since many slats are arranged side by side in the shutter curtain, if a contact sound is generated for each slat, quietness may be impaired. In particular, quietness is required at times and places such as at night.
本発明は上記した実情に鑑みてなされたものであり、シャッタカーテンを閉鎖させる方向に移動させるとき、異音としての当接音の発生を抑制し、静粛性を確保させるのに有利なシャッタ装置を提供することを課題とするにある。 The present invention has been made in view of the above-described circumstances, and is advantageous in that, when the shutter curtain is moved in a closing direction, generation of contact noise as an abnormal noise is suppressed and silence is ensured. It is in the subject to provide.
(1)様相1に係るシャッタ装置は、(i)案内通路をもつ基部と、(ii)基部に設けられ、複数のスラットを開閉方向に沿って並設して形成された巻取可能なシャッタカーテンと、(iii)スラットに設けられスラットを常に閉じる方向に付勢させるための付勢要素と、(iii)基部に回転可能に設けられ、一方向への回転に伴いシャッタカーテンを巻取り、逆方向への回転に伴いシャッタカーテンを巻き外すための巻取体と、(iv)基部に設けられ、巻取体を回転させるための駆動機構と、(v)巻取体から巻きが外されたスラットの長さ方向の端部を基部の案内通路に案内させるガイド部と、(vi)スラットの長さ方向の端部がガイド部から基部の案内通路に向かうときにおいてスラットが開放方向に変位することを抑制させるための変位抑制部とを具備することを特徴とする。
(1) A shutter device according to
様相1によれば、シャッタカーテンが閉じるときには、巻取体に巻き取られていたスラットの長さ方向の端部がガイド部から基部の案内通路に向かう。このとき、スラットとガイド部との拘束が解除されるため、摩擦変動等の影響で、スラットが瞬間的に開放方向に変位し、その後、スラットがもつ付勢要素の付勢力により直ちに閉じる方向に変位する傾向がある。この場合、前述したように、付勢要素の付勢力により直ちに閉じる方向に変位したスラットが、直下に隣接するスラットに当接するおそれがある。この場合、当接音として異音が発生するおそれがある。この点様相1の本発明によれば、スラットの長さ方向の端部がガイド部から基部の案内通路に向かうときにおいて、変位抑制部は、スラットが開放方向に変位することを抑制させる。このため、開放方向に変位したスラットが付勢要素の付勢力により直ちに閉じる方向に変位して当接する現象が抑制される。従って、異音としての当接音の発生が抑制される。当接音が発生することがあるとしても、当接音は小さくなる。
(2)様相2に係るシャッタ装置によれば、複数のスラットのうち所定枚数のスラットは、回動可能な回動スラットとされており、基部は、(vii)シャッタカーテンが閉鎖方向に移動するとき、移動する前記スラットのうちの少なくとも一部に係合してスラットを開放姿勢に回動させ且つ隣設する前記スラット間に開口を形成する係合位置と、移動する回動スラットに係合せず回動スラットを開放姿勢に回動させない退避位置とに切り替え可能に設けられた作動体と、(viii)基部に設けられ、係合位置と退避位置とに作動体を切り替えるための作動体切替機構とを具備することを特徴とする。
According to the
(2) According to the shutter device according to
様相2によれば、開口をスラット間に形成しない場合には、シャッタカーテンが閉鎖方向に移動するとき、作動体切替機構により作動体は係合位置ではなく、退避位置に設定される。このため、閉鎖方向に移動するシャッタカーテンのスラットの少なくとも一部と作動体とは互いに係合しない。このため、回動スラットの回動開放は制約され、隣設するスラット間に開口が形成されない。
According to the
これに対して隣設するスラット間に開口を形成する場合には、シャッタカーテンが閉鎖方向に移動するとき、作動体切替機構により作動体は、退避位置から係合位置に切り替えられる。このため、閉鎖方向に移動するシャッタカーテンのスラットの少なくとも一部に、係合位置の作動体が係合する。この結果、スラットが開放姿勢に回動し、隣設するスラット間に開口が形成される。上記した開口は、採光、通風、視認等の少なくとも一つの機能を果たす。このようにように様相2の本発明によれば、作動体切替機構により作動体を係合位置に切り替えれば、スラットを開放姿勢に回動させることができる。このようにシャッタカーテンの先端部の座板が着地したとしても、シャッタカーテンを構成するスラットを開放姿勢に維持することができ、開口を維持することができる。故に、シャッタカーテンの先端部の座板を着地させてシャッタカーテンを閉鎖させたまま、採光、通風、視認等の少なくとも一つの機能を果たす開口を維持できる。
In contrast, when an opening is formed between adjacent slats, when the shutter curtain moves in the closing direction, the operating body is switched from the retracted position to the engaged position by the operating body switching mechanism. For this reason, the operating body at the engaging position is engaged with at least a part of the slat of the shutter curtain that moves in the closing direction. As a result, the slat rotates to the open posture, and an opening is formed between adjacent slats. The opening described above performs at least one function such as lighting, ventilation, and visual recognition. Thus, according to the
様相2によれば、前述したように、作動体切替機構は、作動体がスラットの一部に係合する係合位置と、スラットに対して係合しないように作動体を退避させる退避位置とに作動体を切り替える。
According to the
様相2によれば、様相1と同様に、シャッタカーテンが閉じるときには、巻取体に巻き取られていたスラットの長さ方向の端部がガイド部から基部の案内通路に向かう。このとき、ガイド部とスラットの拘束が解除されるため、スラットが瞬間的に開放方向に変位し、その後、スラットがもつ付勢要素の付勢力により直ちに閉じる方向に変位する傾向がある。この場合、前述したように、付勢要素の付勢力により直ちに閉じる方向に変位したスラットが、直下に隣接するスラットに当接するおそれがある。この場合、当接音として異音が発生するおそれがある。この点様相2の本発明によれば、スラットの長さ方向の端部がガイド部から基部の案内通路に向かうときにおいて、変位抑制部は、スラットが開放方向に変位することを抑制させる。このため、開放方向に変位したスラットが付勢要素の付勢力により直ちに閉じる方向に変位して当接する現象が抑制される。従って、異音としての当接音の発生が抑制される。当接音が発生することがあるとしても、当接音は小さくなる。
According to
本発明によれば、スラットの長さ方向の端部がガイド部から基部の案内通路に向かうときにおいて、変位抑制部は、スラットが開放方向に変位することを抑制させる。このため前述したように、シャッタカーテンを閉鎖させる方向に移動させるときにおいて、当接音の発生が抑制され、静粛性を確保させるのに有利である。 According to the present invention, when the end portion in the length direction of the slat is directed from the guide portion to the guide passage of the base portion, the displacement suppressing portion suppresses the slat from being displaced in the opening direction. For this reason, as described above, when the shutter curtain is moved in the closing direction, the generation of the contact noise is suppressed, which is advantageous in ensuring quietness.
好適形態によれば、変位抑制部は作動体に一体的に設けられている。この場合、作動体が退避位置に存在するとき、変位抑制部は、スラットの長さ方向の端部がガイド部から基部の案内通路に向かうときにおいてスラットが開放方向に変位することを抑制させることが好ましい。また、作動体が係合位置に存在するとき、変位抑制部は、スラットに干渉しない非干渉位置に退避することが好ましい。好適形態によれば、作動体が係合位置に移動してスラットを回動させるときには、変位抑制部は、スラットと干渉しない非干渉位置に移動する構成とされている。さらに、非干渉位置に移動する変位抑制部が基部の壁部分に衝突しないように、基部の壁部分には切欠状の空間が形成されていることが好ましい。この場合、非干渉位置に移動する変位抑制部が基部の壁部分に衝突することが回避される。好適形態によれば、回動スラットは、係合位置に存在する作動体に係合することにより、スラットを開放姿勢に回動させるための第1係合部と、開口形成方向に回動したスラットの開放姿勢を維持するために基部の一部に係合するための第2係合部とを備えている。この場合、スラットの開放姿勢が良好に維持される。 According to a preferred embodiment, the displacement suppressing portion is provided integrally with the operating body. In this case, when the operating body is in the retracted position, the displacement suppressing portion suppresses the displacement of the slat in the opening direction when the end portion in the longitudinal direction of the slat moves from the guide portion to the guide passage of the base portion. Is preferred. Further, when the operating body is present at the engagement position, the displacement suppression unit is preferably retracted to a non-interference position that does not interfere with the slat. According to a preferred embodiment, when the operating body moves to the engagement position and rotates the slat, the displacement suppression unit is configured to move to a non-interference position that does not interfere with the slat. Further, it is preferable that a notch-shaped space is formed in the wall portion of the base portion so that the displacement suppressing portion that moves to the non-interference position does not collide with the wall portion of the base portion. In this case, it is avoided that the displacement suppressing portion moving to the non-interference position collides with the wall portion of the base portion. According to a preferred embodiment, the rotating slat is rotated in the opening forming direction with the first engaging portion for rotating the slat to the open posture by engaging the operating body existing at the engaging position. A second engaging portion for engaging with a part of the base portion in order to maintain the open posture of the slat. In this case, the open posture of the slat is maintained well.
部品の寸法関係の条件の如何によっては、変位抑制部と第2係合部とが干渉するおそれがある。そこで好適形態によれば、第2係合部は、スラットの長さ方向の一端部および他端部のうち、作動体および変位抑制部から相対的に遠い側の端部に設けられている。且つ、第2係合部は、スラットの長さ方向の一端部および他端部のうち、作動体および変位抑制部から相対的に近い側の端部には設けられていない。変位抑制部と第2係合部とが干渉するおそれがあるためである。 There is a possibility that the displacement suppressing portion and the second engaging portion interfere with each other depending on the dimensional relationship of the parts. Therefore, according to a preferred embodiment, the second engaging portion is provided at an end portion on the side relatively far from the operating body and the displacement suppressing portion among the one end portion and the other end portion in the longitudinal direction of the slat. And the 2nd engaging part is not provided in the edge part on the near side from an operation body and a displacement control part among the one end parts and other end parts of the length direction of a slat. This is because the displacement suppressing portion and the second engaging portion may interfere with each other.
(実施形態1)
以下、本発明の実施形態1について図面を参照して説明する。まず、全体構成を説明する。複雑化を避けるため、図面ではハッチングが省略されている。図1は、建築物等の構造物の開口を開閉するように、構造物に据え付けられるシャッタ装置の正面図を模式的に示す。シャッタ装置は、スラット6を高さ方向(矢印H方向)に沿って複数個並設して形成されたシャッタカーテン1と、シャッタカーテン1を巻き取る巻取体2と、巻取体2を回転させる駆動機構の主要素であるモータ3と、巻取体2を回転可能に保持する基部の一部を構成する横フレーム4と、シャッタカーテン1の両側の側方に設けられた基部の一部を構成する2個の縦支柱5とを備えている。モータ3を制御するスイッチ(図示せず)が設けられている。
(Embodiment 1)
スイッチによりモータ3が駆動し、巻取体2が回転中心線2xを中心として一方向へ回転すると、シャッタカーテン1は矢印H2方向(シャッタ閉鎖方向)に移動し、座板6xが着地する。スイッチによりモータ3が逆動し、巻取体2が逆方向へ回転すると、巻取体2からシャッタカーテン1が巻き下され、矢印H1方向(シャッタ開放方向)に移動する。
When the
スラット6は、2個の縦支柱5間において、左右方向(L方向)に沿って延設されている。巻取体2またはモータ3には、巻取体2の回動を不能とするブレーキ部20が設けられている。図1はあくまでも概念図を示しており、スラット6の数は図1に限定されるものではない。図1に示すように、シャッタカーテン1の左右両側には、チェーン状の線状連結部材7がそれぞれ設けられている。線状連結部材7は、シャッタ装置の高さ方向(矢印H方向)に隣設する各スラット6の端部同士を連結すると共に、高さ方向(矢印H方向)に沿って伸縮可能とされている。
The
図2に示すように、シャッタカーテン1は、シャッタカーテン1の開閉方向(矢印H方向)において並設された複数のスラット6を備えている。スラット6は、金属または樹脂製のスラット本体60と、スラット本体60の長手方向の両端部に固定された樹脂製のスラットキャップ62とを備えている。図3および図4に示すように、スラットキャップ62は、スラット本体60の端部に取り付けられた被着部63と、被着部63から外方向(スラット6の延設方向)に軸状に突出する軸状突出部64とを備えている。軸状突出部64は線状連結部材7に連結されている。ここで、複数のスラット6のうち、上側の所定枚数(例えば3枚)のスラット6は開放姿勢になり得るように設定されている。図3および図4はスラット6の要部を示す。図3は、開放姿勢になり得るように設定されているスラット6o(o:open,回動スラット)のスラットキャップ62を示す。図3に示すように、スラット6oの樹脂製のスラットキャップ62には、第1係合部67および第2係合部68が樹脂材料を基材として一体成形されている。第1係合部67は軸状突出部64の外壁面に突設されている。第2係合部68は被着部63の外壁面において軸状突出部64とほぼ平行に外方に向けて突設されている。第1係合部67の中心および第2係合部68の中心は、スラット6の長手方向(矢印L方向)において間隔ΔL(図3参照)を隔てて形成されている。シャッタカーテン1を構成する複数のスラット6のうち、スラット6o以外のスラット6s(s:shut)は、開放姿勢にならないように設定されている。主として防犯上の理由により、必要以上に開口6eが形成されることを抑えるためである。図4は、開放姿勢にならないように設定されているスラット6sのスラットキャップ62の要部を示す。図3および図4の比較から理解できるように、スラット6sの樹脂製のスラットキャップ62には、第1係合部67および第2係合部68が成形されていない。
As shown in FIG. 2, the
図5および図6は、開放姿勢に設定可能なスラット6oが開放姿勢とされておらず、閉鎖姿勢とされている状態のシャッタカーテン1を示す。図6に示すように、スラット6の上側には、凸状の上側嵌合部60uが形成されている。スラット6の下側には、凹状の下側嵌合部61dが形成されている。上側嵌合部60uは、上側に隣設するスラット6の下側嵌合部61dに対して嵌合可能および離脱可能とされている。下側嵌合部61dは、下側に隣設するスラット6の上側嵌合部60uに対して嵌合可能および離脱可能とされている。尚、図6において12は室外を示し、10は室内を示す。スラット6をこれが閉鎖する方向に常に付勢させる付勢要素69(図7参照)が、スラット6の軸状突出部64に設けられている。付勢要素69は捻りコイルバネで形成されている。
5 and 6 show the
図9に示すように、縦支柱5には、第1案内通路51および第2案内通路52を形成するガイドレール部53が基部の一部として設けられている。第1案内通路51、第2案内通路52およびガイドレール部53は、高さ方向(矢印H方向)に沿って延設されている。
As shown in FIG. 9, a
図5および図6に示すように、基部の一部となる縦支柱5のガイドレール部53の上端部には、アクチュエータ8が脱着可能に取り付けられている。アクチュエータ8は、基部の一部となるように縦支柱5のガイドレール部53の上端開口53fを塞ぐようにガイドレール部53の上端部に固定されたガイドレールキャップ部材80と、ガイドレールキャップ部材80に取り付けられた樹脂製の蓋部材81と、蓋部材81に取り付けられた硬質樹脂または金属製の作動体83と、ガイドレールキャップ部材80に取り付けられた作動体切替機構84(図5参照)とを備えている。ガイドレールキャップ部材80の下部を形成する嵌合部80aは、縦支柱5のガイドレール部53の最上端の上端開口53f内に嵌合されている。嵌合部80aは取付具80d(図11参照)でガイドレール部53に取り付けられている。
As shown in FIGS. 5 and 6, the
本実施形態によれば、図8〜図10に示すように、作動体83は矢印E1,E2方向に移動できるように、アクチュエータ8の蓋部材81にスライド可能に支持されている。即ち、図8に示すように、蓋部材81は、作動体83を矢印E1,E2方向(直動方向、シャッタカーテン1の開閉方向と直交する方向)に移動させる移動通路81bと、作動体83の上側面83uに対面して規制するばね部82とを備えている。ばね部82は板ばねとするが、コイルばねや線ばねでも良い。このように作動体83は、係合位置Aと退避位置Bとの間において、シャッタカーテン1の開閉方向(矢印H方向)に対して交差する方向に沿って移動可能に、アクチュエータ8の蓋部材81に搭載されている。図8に示すように、ばね部82の基端部82aは、蓋部材81に揺動可能に連結されている。ばね部82の突起状をなす先端部82cは自由端状とされており、作動体83の一部である上面83uに対面し、作動体83の姿勢を定位置(ほぼ水平位置)に維持する機能をもつ。蓋部材81は、長孔81xと孔81yとをもつ。
According to this embodiment, as shown in FIGS. 8 to 10, the operating
作動体83は、ばね部82により規制されているものの、ばね部82の付勢力に抗して回避方向(図8に示す矢印F1方向,上方)に変位することができる。このように作動体83の位置が変位したとしても、ばね部82の付勢力により作動体83は復帰方向(図8に示す矢印F2方向)に戻り、定位置に復帰することができる。
Although the
図9は、ガイドレール部53の軸直角方向の断面図を示す。図9に示すように、作動体83は、スラット6の軸状突出部64に向けて突出している作動突起83eを有する。図9は、作動体83の作動突起83eの面83eoがガイドレール部53の外壁面53eから距離S2離間して、作動体83が退避位置Bに切り替えられている状態を示す。この場合、図9に示すように、スラット6の長手方向(矢印L方向)において、作動体83の作動突起83eとスラット6の第1係合部67とは寸法LW離間している。この結果、スラット6が下降したとしても、スラット6の第1係合部67と作動体83の作動突起83eとは係合(当接)できないようにされている。
FIG. 9 shows a cross-sectional view of the
これに対して、図10は、作動体83が係合位置Aに切り替えられている状態を示す。この場合、図10に示すように、スラット6の長手方向(矢印L方向)において、スラット6の第1係合部67と作動体83の作動突起83eとは対面可能とされており、このため作動体83の作動突起83eと第1係合部67とは係合(当接)可能である。
On the other hand, FIG. 10 shows a state where the operating
図5に示すように、作動体切替機構84は、作動体83を係合位置Aおよび退避位置Bに切り替えるものであり、ガイドレール部53の上端部に保持されたガイドレールキャップ部材80に搭載されている。作動体切替機構84は、駆動源85と、駆動源85により揺動されるリンク状の揺動体86、揺動体86を退避位置Bに向けて常時付勢する捻りコイルばねで形成された付勢部材86hとをもつ。ここで、付勢部材86hは、揺動体86を退避位置Bに向けて退避方向(矢印E2方向)に常時付勢している。このため、万一、駆動源85が故障したときであっても、揺動体86は、係合位置A(スラット6oを開放姿勢とする位置)ではなく、退避位置B(スラット6oを開放姿勢としない位置)に維持されている。故に、スラット6oが過誤的に開放姿勢となることは防止されており、防犯上好ましい。
As shown in FIG. 5, the operating
駆動源85は、アクチュエータ8のガイドレールキャップ部材80に保持されており、励磁ソレノイド85aと、一方向(K1方向、上方向)に前進すると共に他方向(K2方向、下方向)に後退可能な可動プランジャー85cとをもつ。駆動源85は励磁ソレノイドを有するが、モータでも、空気圧シリンダ、油圧シリンダでも良く、要するに作動体83を係合位置Aと退避位置Bとの間において移動させ得るものであれば良い。
The
揺動体86は、一方向(矢印D1方向)および他方向(矢印D2方向)に揺動可能になるように、アクチュエータ8のガイドレールキャップ部材80において、揺動中心となる取付具87により枢支されている。揺動体86と可動プランジャー85cとはピン状の第1連結具88で揺動可能に連結されている。具体的には、揺動体86の長孔86cと可動プランジャー85cの第1連結具88とは嵌合されている。揺動体86の先端部86eと作動体83の基端部83kとは、ピン状の第2連結具89で揺動可能に連結されている。
The swinging
ここで、駆動源85が一方向(係合方向)に駆動して、可動プランジャー85cを係合方向(矢印K1方向)に移動させると、揺動体86は取付具87の回りで係合方向(矢印D1方向)に移動し、ひいては、作動体83の作動突起83eは係合方向(矢印E1方向)に移動して係合位置A(図10参照)となる。これに対して、駆動源85が他方向(退避方向)に駆動し、可動プランジャー85cを退避方向(矢印K2方向)に移動させると、揺動体86は取付具87を中心として退避方向(矢印D2方向)に揺動し、ひいては作動体83の作動突起83eは退避方向(矢印E2方向)に移動して退避位置Bとなる。
Here, when the
次に、シャッタカーテン1を閉鎖する場合について説明する。この場合、アクチュエータ8の駆動源85がオフであれば、図5に示すように、駆動源85の可動プランジャー85cは退避方向(矢印K2方向)に移動しており、揺動体86は付勢部材86hにより付勢され、揺動体86の回動中心(取付具87)を中心として退避方向(矢印D2方向)に揺動している。ひいては、作動体83は退避方向(矢印E2方向)に移動し、退避位置Bに退避されている(図5,図9参照)。この状態で、モータ3が巻き外し方向に作動し、巻取体2が巻き外し方向(シャッタカーテン1の巻きを外す方向)へ回転すると、巻取体2からシャッタカーテン1の巻きが外され、シャッタ閉鎖方向(矢印H2方向、下方向)に移動する。このとき、前述したように、アクチュエータ8の駆動源85がオフ(断電)であるため、付勢部材86hの付勢力により、作動体83の作動突起83eは退避位置Bに切り替えられている(図5,図9参照)。故に、スラット6が下方に移動したとしても、スラット6の第1係合部67は通路57(図9参照)を支障無く通過できるため、作動体83の作動突起83eとスラット6の第1係合部67とは距離LW(図9参照)離間しており、互いに係合(当接)しない。従ってスラット6oは開放姿勢に回動せず、閉鎖姿勢のまま状態で下方に降ろされる。従って、シャッタカーテン1が閉鎖しているときには、スラット6oはいずれも開放姿勢には回動しておらず、隣設するスラット6o間には開口6eが形成されていない(図6参照)。なお、スラット6が矢印H2方向(下方)に下降するとき、スラット6のスラットキャップ62の軸状突出部64はガイドレール部53の第1案内通路51内を下降する(図9参照)。ここで、図6から理解できるように、縦支柱5の上側には、シャッタカーテン1を構成するスラット6の長さ方向の端部であるスラットキャップ62を第1案内通路51に案内させるガイド面102をもつガイド部100が設けられている。
Next, a case where the
次に、シャッタカーテン1を閉鎖する場合において、スラット6oを開放姿勢にする過程について説明する。この場合、アクチュエータ8の駆動源85をオンさせる。すると、駆動源85の可動プランジャー85cは係合方向(矢印K1方向)に移動しており、揺動体86は係合方向(矢印D1方向)に移動しており、ひいては、作動体83の作動突起83eは係合方向(矢印E1方向)に移動している。この結果、作動体83の作動突起83eは係合位置A(図10参照)に切り替えられている。このように作動体83が係合位置Aに切り替えられている状態において、モータ3が巻き外し方向に作動し、巻取体2が巻き外し方向へ回転すると、巻取体2からシャッタカーテン1の巻きが外され、矢印H2方向(閉鎖方向、下方)に移動する。
Next, a process of bringing the slat 6o into an open posture when the
前述したように、作動体83の作動突起83eが係合位置Aに位置しており、通路57を塞いでいる。このため、図11および図12から理解できるように、スラット6oの第1係合部67が作動体83の作動突起83eに係合(当接)してしまう。従ってスラット6oは、開放姿勢方向(図11に示す矢印M1方向)へ、軸状突出部64を中心として回動する。このように第1係合部67は、スラット6oを開放姿勢方向に回動させる起点となる回動起点部として機能することができる。従ってスラット6は開放姿勢に維持され、開放姿勢の状態で下方に降ろされる(図11,図12参照)。故に、シャッタカーテン1を閉鎖させるとき、第1係合部67が形成されているスラット6oは、開放姿勢方向(矢印M1方向)へ回動する。従って、図11および図12に示すように、隣設するスラット6o間に、開口6eが形成される。開口6eは、通風用、採光用、視認用として機能できる。このようにスラット6oが矢印M1方向へ回動し開放姿勢となるとき、図11に示すように第2係合部68はガイドレール部53の第2案内通路52に進入したまま、矢印H2方向に下降する。この状態では、スラット6oには、付勢要素69によりスラットを閉鎖姿勢とする方向(矢印M2方向)の付勢力が作用しているが、第2係合部68は第2案内通路52の壁面52c(図11参照)に当たるため、スラット6oは閉鎖姿勢とする方向(矢印M2方向)へ回動することができない。このためシャッタカーテン1が閉鎖されているとき、スラット6oを開放姿勢に維持することができる。このように第2係合部68は、スラット6oを開放姿勢に維持する開放姿勢維持部として機能することができる。
As described above, the operating
しかしながら作動体83の作動突起83eが係合位置Aに存在するときであっても、スラット6のうち非開放型のスラット6sは、前述したように第1係合部67を備えていないので、作動突起83eに係合できず、スラット6sは開放姿勢に回動できず、閉鎖姿勢のまま下方向(矢印H2方向)に移動する。従って、非開放型のスラット6sについては、隣設するスラット6s間に開口6eが形成されない。従って本実施形態によれば、開口6eを形成したい位置に相当するスラット6については、第1係合部67および第2係合部68を併有するスラット6oとすれば良い。開口6eを形成したくない位置に相当するスラット6については、スラット6s(第1係合部67および第2係合部68を有しない)とすれば良い。このように複数のスラット6のうち、任意のものをスラット6oとすることができる。一般的には、防犯性等を考慮すると、複数のスラット6のうち、上側の数枚について、第1係合部67および第2係合部68を形成してスラット6oとすることができる。この場合には、スラット6oが開放姿勢方向に回動し、第2係合部68が第2案内通路52の壁面52cを摩擦摺動するとしても、その摩擦摺動距離が短くて澄み、第2係合部68の摩耗が抑制される。なお、第1係合部67および/または第2係合部68はスラットキャップ62と同材質の樹脂で形成しても良いし、あるいは、スラットキャップ62を構成する樹脂よりも摩擦摺動性が更に強力な樹脂(例えばエンジニアプラスチック等)で形成しても良く、場合によってはアルミニウム合金等の金属でも良い。なお、全部のスラット6について、第1係合部67および第2係合部68を形成しスラット6oとしても良いことは勿論である。
However, even when the operating
次に、閉鎖状態のシャッタカーテン1を開放方向(矢印H1方向)に移動させる場合について説明する。この場合、モータ3により巻取体2がこれの回転中心線2xの回りで巻取方向に回動する。すると、巻取体2よりも下方の線状連結部材7は上方(矢印H1方向)に移動し、巻取体2の外周面に次第に巻き取られる。この場合、スラット6oを開放姿勢に設定するための駆動源85はオフであり、作動体83の作動突起83eは退避位置B(図5参照)に退避している。
Next, a case where the
さて、本実施形態によれば、図8〜図11に示すように、作動体83には変位抑制部9がスラット6に向けて突出状態に一体成形で設けられている。従って変位抑制部9は作動体83に連動する。図7に示すように、シャッタカーテン1が閉じるときには、巻取体2に巻き取られていたスラット6の長さ方向の端部であるスラットキャップ32がガイド部100のガイド面102から縦支柱5の第1案内通路51に向かう。このとき、ガイド部100のガイド面102とスラット6のスラットキャップ32との拘束が解除されるため、摩擦変動等の影響で、スラット6が瞬間的に開放方向(図15の矢印a1方向)に変位し、その後、スラット6がもつ付勢要素69の付勢力により直ちに閉じる方向(図15の矢印a2方向)に変位することがある。この場合、前述したように、付勢要素69の付勢力により直ちに閉じる方向(矢印a2方向)に変位したスラット6が、直下に隣接するスラット6の外壁面に当接するおそれがある(図15参照)。この場合、当接音として異音が発生するおそれがある。この点本実施形態によれば、スラット6の長さ方向の端部であるスラットキャップ32がガイド部100のガイド面102から縦支柱5の第1案内通路51に向かうときにおいて、図7に示すように、変位抑制部9は、スラット6のスラットキャップ32に干渉してこれの姿勢を規制し、ひいてはスラット6が開放方向(矢印a1方向)に変位することを抑制させる。このため、従来技術とは異なり、開放方向(矢印a1方向)に変位したスラット6が付勢要素69の付勢力により直ちに閉じる方向に変位して当接する現象が抑制される。従って、異音としての当接音の発生が抑制される。当接音が発生することがあるとしても、当接音は小さくなる。このため前述したように、シャッタカーテン1を閉鎖させる方向に移動させるときにおいて、当接音の発生が抑制され、静粛性を確保させるのに有利である。
Now, according to this embodiment, as shown in FIGS. 8-11, the
更に説明を加える。変位抑制部9は作動体83に一体的に設けられており、一体品として移動する。この場合、図5に示すように、作動体83が退避位置Bに存在するとき、変位抑制部9の抑制面91はスラット6のスラットキャップ32に干渉してこれの姿勢を規制する干渉位置MAに存在する。スラット6の長さ方向の端部であるスラットキャップ32がガイド部100のガイド面102から縦支柱5の第1案内通路51に向かうとき、スラット6は開放方向(矢印a1方向)に変位しようすとするが、図7に示すように、変位抑制部9のうちスラット6に対面する抑制面91は、スラット6のスラットキャップ32の外壁面に当接する。従って従来技術とは異なり、スラット6が開放方向(矢印a1方向)に変位することを抑制させる。このため、従来技術とは異なり、開放方向(矢印a1方向)に変位したスラット6が付勢要素69の付勢力により直ちに閉じる方向(矢印a2方向)に変位して当接する現象が抑制される。従って、異音としての当接音の発生が抑制される。
Further explanation will be added. The
また本実施形態によれば、図10に示すように、作動体83が係合位置Aに存在してスラット6oを回動開放させるときには、変位抑制部9は、スラット6のスラットキャップ32に干渉しない非干渉位置MBに移動されている。作動体83および変位抑制部9は一体的に移動するためである。この場合、変位抑制部9がスラット6のスラットキャップ32と干渉しない。このため、スラット6の第1係合部67が係合位置Aの作動体83の係合突起83eに係合すれば、スラット6oは回動して開放することができる。すなわち、作動体83が係合位置Aとされるときには、変位抑制部9は非干渉位置MBに設定されている。非干渉位置MBに設定されている変位抑制部9は、スラット6oの回動開放機能を阻害させない。
Further, according to the present embodiment, as shown in FIG. 10, when the operating
(実施形態2)
図12は実施形態2を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成および同様な作用効果を果たす。前述したように、スラット6oを回動させるときには、作動体83が矢印E1方向に沿って係合位置Aに移動する。この場合、変位抑制部9は、係合体83と共に矢印E1方向に移動して非干渉位置MBに設定され、矢印E1方向に引っ込む状態とされる(図12参照)。この場合、各部品の寸法条件の如何によっては、非干渉位置MBに向けて矢印E1方向に移動する変位抑制部9が縦支柱5の壁部分に衝突するおそれが発生することがある。そこで、図12に示すように、縦支柱5の壁部分には切欠状の空間59が形成されている。空間59は辺59a,59cで区画されている。このため、変位抑制部9と一体に結合されている作動体83は矢印E1方向に支障無く移動でき、係合体83は係合位置Aに設定される。よって作動体83によってスラット6oを回動開放させ得る機能が損なわれない。
(Embodiment 2)
FIG. 12 shows a second embodiment. This embodiment basically has the same configuration and the same function and effect as the first embodiment. As described above, when the slat 6o is rotated, the operating
(実施形態3)
図13は実施形態3を示す。本実施形態は実施形態1,2と基本的には同様の構成および同様な作用効果を果たす。前述したように、スラット6oを回動させるときには、変位抑制部9は係合体83と共に矢印E1方向に移動して非干渉位置MBに設定される(図12参照)。この場合、各部品の寸法条件の如何によっては、第2係合部68が変位抑制部9に干渉するおそれがあることがある。そこで本実施形態では、図13に示すように、第2係合部68はスラット6の長さ方向の一端部601および他端部602の双方に設ける構造が採用とされていない。即ち、図3に示すように、第2係合部68は、スラット6の長さ方向の一端部601および他端部602のうち、作動体83および変位抑制部9を搭載するアクチュエータ8から遠い側の他端部602に設けられている。しかし、第2係合部68は、スラット6の長さ方向の一端部601および他端部602のうち、作動体83および変位抑制部9を搭載するアクチュエータ8に近い側の一端部601には設けられていない。非干渉位置MBに設定されている変位抑制部9と第2係合部68との干渉を阻止するためである。
(Embodiment 3)
FIG. 13 shows a third embodiment. This embodiment basically has the same configuration and the same function and effect as the first and second embodiments. As described above, when the slat 6o is rotated, the
(実施形態4)
図14は実施形態4を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成および同様な作用効果を果たす。変位抑制部9Bは作動体83ではなく、アクチュエータ8のガイドレールキャップ部材80に一体成形されている。本実施形態では、部品共用化のためアクチュエータが設けられているが、スラット6は回動しない方式とされている。
(Embodiment 4)
FIG. 14 shows a fourth embodiment. This embodiment basically has the same configuration and the same function and effect as the first embodiment. The
(その他)
なお本実施形態によれば、シャッタカーテン1を閉鎖する場合に、スラット6oを開放姿勢にするためにはアクチュエータ8の駆動源85をオンさせると共に、スラット6oを閉鎖姿勢にするときにはアクチュエータ8の駆動源85をオフさせることにしているが、これに限らず、場合によっては、スラット6oを開放姿勢にするためにはアクチュエータ8の駆動源85をオフさせると共に、スラット6oを閉鎖姿勢にするときにはアクチュエータ8の駆動源85をオンさせることにしても良い。本発明は上記し且つ図面に示した実施形態のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施可能である。
(Other)
According to the present embodiment, when the
本発明は例えば建築物、車両、船舶といった構造物の開口を開閉するシャッタ装置に利用できる。 The present invention can be used for a shutter device that opens and closes an opening of a structure such as a building, a vehicle, and a ship.
1はシャッタカーテン、2は巻取体、20はブレーキ部、3はモータ(駆動機構)、4は横フレーム(基部)、5は縦支柱(基部)、51は第1案内通路、52は第2案内通路、53はガイドレール部(基部)、59は切欠状の空間、6はスラット、60はスラット本体、62はスラットキャップ、63は被着部、64は軸状突出部、67は第1係合部、68は第2係合部、69は付勢要素、6eは開口、7は線状連結部材、8はアクチュエータ、80はガイドレールキャップ部材、82はばね部、83は作動体、83eは作動突起、84は作動体切替機構、85は駆動源、85cは可動プランジャー、86は揺動体、Aは係合位置、Bは退避位置、9は変位抑制部、91は抑制面、MAは非干渉位置、MBは干渉位置、100はガイド部、102はガイド面を示す。
1 is a shutter curtain, 2 is a winding body, 20 is a brake part, 3 is a motor (drive mechanism), 4 is a horizontal frame (base part), 5 is a vertical support (base part), 51 is a first guide passage, and 52 is a first guide passage. 2 guide passage, 53 is a guide rail portion (base), 59 is a notch-shaped space, 6 is a slat, 60 is a slat body, 62 is a slat cap, 63 is an attachment portion, 64 is an axial projection, and 67 is a
Claims (6)
前記基部に設けられ、複数のスラットを開閉方向に沿って並設して形成された巻取可能なシャッタカーテンと、
前記スラットに設けられ前記スラットを常に閉じる方向に付勢させるための付勢要素と、
前記基部に回転可能に設けられ、一方向への回転に伴い前記シャッタカーテンを巻取り、逆方向への回転に伴い前記シャッタカーテンを巻き外すための巻取体と、
前記基部に設けられ、前記巻取体を回転させるための駆動機構と、
前記巻取体から巻きが外された前記スラットの長さ方向の端部を前記基部の前記案内通路に案内させるためのガイド部と、
前記スラットの長さ方向の端部が前記ガイド部から前記基部の前記案内通路に向かうときにおいて前記スラットが開放方向に変位することを抑制させるための変位抑制部とを具備することを特徴とするシャッタ装置。 A base with a guide passage;
A retractable shutter curtain provided on the base and formed by juxtaposing a plurality of slats along the opening and closing direction;
An urging element provided on the slat for urging the slat in a direction to be always closed;
A winding body provided rotatably on the base, winding the shutter curtain with rotation in one direction, and unwinding the shutter curtain with rotation in the opposite direction;
A drive mechanism provided at the base for rotating the winding body;
A guide portion for guiding an end portion in the length direction of the slat, which has been unwound from the winding body, to the guide passage of the base portion;
And a displacement restraining portion for restraining the slat from being displaced in the opening direction when an end portion in the length direction of the slat is directed from the guide portion toward the guide passage of the base portion. Shutter device.
前記シャッタカーテンが閉鎖方向に移動するとき、移動する前記スラットのうちの少なくとも一部に係合して前記スラットを開放姿勢に回動させ且つ隣設する前記スラット間に開口を形成する係合位置と、移動する前記回動スラットに係合せず前記回動スラットを開放姿勢に回動させない退避位置とに切り替え可能に設けられた作動体と、
前記係合位置と前記退避位置とに前記作動体を切り替えるための作動体切替機構とを具備することを特徴とするシャッタ装置。 In Claim 1, the predetermined number of slats among the plurality of slats are rotatable slats, and the base is
When the shutter curtain moves in the closing direction, the engagement position engages with at least a part of the moving slats to rotate the slats to an open posture and forms an opening between the adjacent slats. And an actuating body provided to be switchable to a retracted position that does not engage with the moving rotating slat and does not rotate the rotating slat to an open position;
A shutter device comprising: an operating body switching mechanism for switching the operating body between the engagement position and the retracted position.
前記作動体が前記退避位置に存在するとき、前記変位抑制部は、前記スラットの長さ方向の端部が前記ガイド部から前記基部の前記案内通路に向かうときにおいて前記スラットが開放方向に変位することを抑制させ、且つ、
前記作動体が前記係合位置に存在するとき、前記変位抑制部は、前記スラットに干渉しない非干渉位置に退避することを特徴とするシャッタ装置。 In Claim 2, the said displacement suppression part is provided in the said operation body integrally,
When the actuating body is in the retracted position, the displacement suppressing portion displaces the slat in the opening direction when an end portion in the longitudinal direction of the slat is directed from the guide portion to the guide passage of the base portion. To suppress this, and
When the operating body is present at the engagement position, the displacement suppression unit is retracted to a non-interference position that does not interfere with the slat.
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