JP5618883B2 - 認証システム、認証連携装置、認証方法 - Google Patents
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Description
図1は、本実施形態による通信システム1の構成を示すブロック図である。ここでは、企業内においてユーザAが利用する利用端末200がクラウド側のクラウドサービスを利用する際のシングルサインオンを、通信事業者に委託する場合の例を示している。通信システム1は、クラウド側においてクラウドサービスを提供する複数のクラウドサーバ100(クラウドサーバ100−1、クラウドサーバ100−2、クラウドサーバ100−3、・・・)と、それぞれのクラウドサービスにおける認証処理の際に参照されるクラウド認証DB装置110(クラウド認証DB装置110−1、クラウド認証DB装置110−2、クラウド認証DB装置110−3、・・・)とを備えている。ここで、それぞれのクラウドサービスは異なるサービスを提供するものであって良いが、同様の認証処理を行うものであるため、特に区別しない場合には「−1」、「−2」などの表記を省略してクラウドサーバ100、クラウド認証DB装置110として説明する。ここでは、3台のクラウドサーバ100、3台のクラウド認証DB装置110による3つのクラウドサービスを図示して説明するが、それぞれのクラウドサービスは2台以上のクラウドサーバ100によって構成されて良いし、4つ以上のクラウドサービスを利用するものであっても良い。通信システム1は、企業内において利用端末200と、回線接続装置210と、認証DB装置220と、認証サーバ230と、認証情報変換装置300とを備えている。また、通信事業者側において通信機器装置400と、認証連携DB装置500と、認証連携装置600とを備えている。
クラウド認証DB装置110は、クラウドサーバ100によって提供するサービスの利用を許可するユーザのユーザIDとユーザパスワードとの組み合わせが予め記憶されているコンピュータ装置である。
認証DB装置220は、回線接続装置210が通信機器装置400から受信した固有情報が記憶されるコンピュータ装置である。
認証変換処理部330は、認証情報分析処理部310が受信して復号したログインIDと、回線情報取得部320が読み出した固有情報とに基づいて、不可逆計算を行った計算結果である変換IDを生成する。不可逆計算とは、例えばログインIDと固有情報とに基づくハッシュ計算である。ここで、認証変換処理部330は、認証情報変換データ記憶部340に記憶されている不可逆演算鍵を読み出し、ログインIDと固有情報と不可逆演算鍵とに基づいてハッシュ計算を行うこともできる。このように、ログインIDだけでなく、ログインIDと固有情報とに基づいて不可逆計算を行うことで、より確実に一意な変換IDを生成することができる。すなわち、例えば異なる企業に同一のログインIDを持つユーザが存在するような場合にも、このような固有情報に基づけば異なる変換IDが生成されることとなる。
通信部350は、通信事業者の認証連携装置600に接続されたネットワークを介して通信を行う。例えば、通信部350は、認証変換処理部330によって生成された変換IDを認証連携装置600に送信する。
認証連携DB装置500は、変換IDに対応付けて、クラウドサービス毎に予め定められたユーザIDとユーザパスワードとの組み合わせが予め記憶されるコンピュータ装置である。さらに、ここでは、変換ID毎に、その変換IDを送信してくる認証情報変換装置300を識別する回線情報が対応付けられて予め記憶される。認証連携DB装置500に記憶されるデータ例を示す図である。ここでは、変換IDに対応付けて、回線IDと、クラウドIDと、クラウドURLと、ユーザIDと、ユーザパスワードとが記憶される。回線IDは、対応する変換IDを送信した利用端末200が、予め契約している回線を識別する情報である。クラウドIDは、対応する変換IDを送信した利用端末200が利用することが許可されたクラウドサービスを識別する情報である。クラウドURL(Uniform Resource Locator)は、クラウドIDが示すクラウドサービスを提供するクラウドサーバ100に接続するためのURLである。ユーザIDとユーザパスワードは、対応するクラウドサービスを利用するために予め定められた認証情報である。これらの情報は、予め入力されて記憶されているものとする。
利用回線情報取得部620は、通信機器装置400から、企業内の認証情報変換装置300と接続された回線を識別する回線情報を取得する。
認証情報分析部630は、認証連携DB装置500に記憶されている情報を読み出して、利用回線情報取得部620が取得した回線情報が、変換IDに対応する回線情報であるか否かを判定する。また、認証情報分析部630は、利用端末200が利用要求しているクラウドサービスが、変換IDに対応するクラウドサービスであるかを判定する。
クラウド側通信部660は、ネットワークを介してクラウドサーバ100との通信を行う。
まず、回線接続装置210が、通信機器装置400に対して回線接続要求を送信すると(ステップS1)、通信機器装置400は、固有情報を回線接続装置210に送信する(ステップS2)。回線接続装置210は、通信機器装置400から送信された固有情報を受信すると、受信した固有情報を認証DB装置220に記憶させる(ステップS3)。認証DB装置220は、回線接続装置210から送信された固有情報を記憶すると、記憶したことを示す情報を回線接続装置210に送信する(ステップS4)。回線接続装置210は、固有情報を受信したことを示す情報を通信機器装置400に送信する(ステップS5)。通信機器装置400は、回線接続完了を回線接続装置210に通知する(ステップS6)。
なお、本実施形態では、利用端末200からクラウドサービスを利用する際の認証処理をシングルサインオンにより行う例を示したが、企業がシングルサインオンの処理を第三者に委託するような様々な場面に本実施形態を適用することができる。
100 クラウドサーバ
110 クラウド認証DB装置
200 利用端末
210 回線接続装置
220 認証DB装置
230 認証サーバ
300 認証情報変換装置
310 認証情報分析処理部
320 回線情報取得部
330 認証変換処理部
340 認証情報変換データ記憶部
350 通信部
400 通信機器装置
500 認証連携DB装置
600 認証連携装置
610 企業側通信部
620 利用回線情報取得部
630 認証情報分析部
640 クラウド認証情報取得部
650 通信事前処理部
660 クラウド側通信部
Claims (3)
- 予め定められたユーザIDとパスワードとの組み合わせに基づく認証処理を行い、認証成功と判定した場合に情報を提供する複数の情報提供装置にネットワークを介して接続された利用端末に接続された認証情報変換装置と、当該認証情報変換装置および前記情報提供装置に接続され、予め定められた前記利用端末のログインIDに基づいて前記複数の情報提供装置に対するシングルサインオンを代行する第三者の認証連携装置とを備えた認証システムであって、
前記認証情報変換装置は、
前記ログインIDに基づいて認証された前記利用端末から、当該ログインIDを受信するログインID受信部と、
前記ログインID受信部が受信した前記ログインIDに基づいて不可逆計算を行った計算結果である変換IDを生成する変換ID生成部と、
前記変換ID生成部によって生成された前記変換IDを前記認証連携装置に送信する送信部と、を備え、
前記認証連携装置は、
前記変換IDに対応付けて、前記情報提供装置毎に予め定められた前記ユーザIDとパスワードとの組み合わせが予め記憶される変換ID記憶部と、
前記認証情報変換装置から送信される前記変換IDに対応付けられた前記ユーザIDとパスワードとの組み合わせを読み出して前記情報提供装置に送信し、当該情報提供装置に前記認証処理を行わせる認証代行部と、
を備え、
前記認証連携装置は、
前記認証情報変換装置と接続された回線を識別する回線情報を取得する回線情報取得部を備え、
前記変換ID記憶部には、前記変換ID毎に、当該変換IDを送信してくる前記認証情報変換装置を識別する回線情報が対応付けられて予め記憶され、
前記認証代行部は、前記変換ID記憶部に記憶された前記変換IDおよび前記回線情報と、前記認証情報変換装置から送信された前記変換IDおよび、前記回線情報取得部によって取得された、当該変換IDが送信された回線の回線情報とを比較し、当該変換IDと当該回線情報とが一致する場合、前記変換IDに対応付けられた前記ユーザIDとパスワードとの組み合わせを読み出して前記情報提供装置に送信する
ことを特徴とする認証システム。 - 予め定められたユーザIDとパスワードとの組み合わせに基づく認証処理を行い、認証成功と判定した場合に情報を提供する複数の情報提供装置にネットワークを介して接続された利用端末に接続され、ログインIDに基づいて認証された前記利用端末から、当該ログインIDを受信するログインID受信部と、前記ログインID受信部が受信した前記ログインIDに基づいて不可逆計算を行った計算結果である変換IDを生成する変換ID生成部と、前記変換ID生成部によって生成された前記変換IDを送信する送信部と、を備えた認証情報変換装置と、当該認証情報変換装置および前記情報提供装置に接続され、予め定められた前記利用端末のログインIDに基づいて前記複数の情報提供装置に対するシングルサインオンを代行する第三者の認証連携装置とを備えた認証システムにおける前記認証連携装置であって、
前記変換IDに対応付けて、前記情報提供装置毎に予め定められた前記ユーザIDとパスワードとの組み合わせが予め記憶される変換ID記憶部と、
前記認証情報変換装置から送信される前記変換IDに対応付けられた前記ユーザIDとパスワードとの組み合わせを読み出して前記情報提供装置に送信し、当該情報提供装置に前記認証処理を行わせる認証代行部と、
を備え、
前記認証情報変換装置と接続された回線を識別する回線情報を取得する回線情報取得部をさらに備え、
前記変換ID記憶部には、前記変換ID毎に、当該変換IDを送信してくる前記認証情報変換装置を識別する回線情報が対応付けられて予め記憶され、
前記認証代行部は、前記変換ID記憶部に記憶された前記変換IDおよび前記回線情報と、前記認証情報変換装置から送信された前記変換IDおよび、前記回線情報取得部によって取得された、当該変換IDが送信された回線の回線情報とを比較し、当該変換IDと当該回線情報とが一致する場合、前記変換IDに対応付けられた前記ユーザIDとパスワードとの組み合わせを読み出して前記情報提供装置に送信する
ことを特徴とする認証連携装置。 - 予め定められたユーザIDとパスワードとの組み合わせに基づく認証処理を行い、認証成功と判定した場合に情報を提供する複数の情報提供装置にネットワークを介して接続された利用端末に接続された認証情報変換装置と、当該認証情報変換装置および前記情報提供装置に接続され、変換IDに対応付けて、前記情報提供装置毎に予め定められた前記ユーザIDとパスワードとの組み合わせが予め記憶される変換ID記憶部を備え、予め定められた前記利用端末のログインIDに基づいて前記複数の情報提供装置に対するシングルサインオンを代行する第三者の認証連携装置とを備えた認証システムの認証方法であって、
前記認証情報変換装置が、
前記ログインIDに基づいて認証された前記利用端末から、当該ログインIDを受信するステップと、
受信した前記ログインIDに基づいて不可逆計算を行った計算結果である変換IDを生成するステップと、
生成した前記変換IDを前記認証連携装置に送信するステップと、
前記認証連携装置が、
前記認証情報変換装置から送信される前記変換IDに対応付けられた前記ユーザIDとパスワードとの組み合わせを読み出して前記情報提供装置に送信し、当該情報提供装置に前記認証処理を行わせるステップと、
を備え、
前記認証連携装置が、前記認証情報変換装置と接続された回線を識別する回線情報を取得する回線情報取得ステップをさらに備え、
前記変換ID記憶部には、前記変換ID毎に、当該変換IDを送信してくる前記認証情報変換装置を識別する回線情報が対応付けられて予め記憶され、
前記認証連携装置が、前記認証処理を行わせるステップにおいて、前記変換ID記憶部に記憶された前記変換IDおよび前記回線情報と、前記認証情報変換装置から送信された前記変換IDおよび、前記回線情報取得ステップによって取得された、当該変換IDが送信された回線の回線情報とを比較し、当該変換IDと当該回線情報とが一致する場合、前記変換IDに対応付けられた前記ユーザIDとパスワードとの組み合わせを読み出して前記情報提供装置に送信する
ことを特徴とする認証方法。
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