JP5611310B2 - 無線通信方式の切換制御プログラム - Google Patents

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Description

この発明は、クライアント端末をネットワークに接続するための無線通信方式を切り換えるための技術に関するものである。
外出先などでユーザーがノートPCなどのクライアント端末をインターネットなどのネットワークに無線接続するために、無線ルーター機能を有するモバイル端末を中継基地局として利用するテザリング技術が注目されている。
ユーザーが、テザリングが可能なモバイル端末(テザリング端末)を1台所有するだけで、無線通信が可能なクライアント端末とインターネット接続を共有させることができる。このため、クライアント端末にインターネットへの接続機能を持たせる(すなわち、プロバイダ契約する)必要がなく、その分の通信コストを抑えられるメリットがある。
しかしながら、テザリングサービスを利用していると、テザリング端末の電池の消耗が激しいため、外出先で電池が切れてしまい、使用不可能となるおそれがあった。また、クライアント端末にも、外出先で電源に接続できなければ同じ問題が生じる。
一方で、消費電力を低減するなどの目的で無線通信の通信方式を変更する技術も存在した(特許文献1〜4)。
引用文献1には、携帯電話を用いた電気製品の遠隔制御において、予め測定した携帯電話と電気製品の距離と、各通信方式の通信可能距離と消費電力に基づいて、通信方式を選択する技術が記載されている。
引用文献2には、アプリケーションの設定情報や起動情報といった少量のデータ通信と、アプリケーションの動作といった大きなデータ通信とで、通信方式を切り替える技術が記載されている。
引用文献3には、予め送信元と送信先との間で、送信しようとするデータに適した通信方式を指定する技術が記載されている。
引用文献4には、データの伝送速度によってデータサイズを算出し、そのサイズに応じて近接無線か近距離無線かを切り替える技術が記載されている。
特開2006−109094号公報 特開2010−213334号公報 特開2011−71602号公報 特開2012−80289号公報
しかしながら、ユーザーが持ち歩いて利用するテザリング端末(無線ルーター機能を有する端末、無線ルーターなど)の電力消費を抑制するための有効な方法は存在しなかった。
この発明は、中継端末の状態またはクライアント端末の状態に応じて、高消費電力の高速無線通信または低消費電力の低速無線通信を適切に切り換えてデータ通信を行うことにより、テザリング端末の消費電力を抑制することを目的とする。
(1、2)この発明のクライアント端末プログラムは、
通信ネットワークに接続された中継端末と、当該中継端末と高速無線通信または低速無線通信を行うクライアント端末との間の無線通信方式を切換制御するためのクライアント端末プログラムであって、
コンピュータを、
前記中継端末の状態または前記クライアント端末の状態を検知する検知手段、
前記検知手段から受けた前記中継端末の状態または前記クライアント端末の状態に基づいて、前記中継端末との間で用いる通信を高速無線通信または低速無線通信に切り換えて制御する無線通信切換手段、
として機能させること、
を特徴とする。
これにより、中継端末の状態またはクライアント端末の状態に応じて、高消費電力の高速無線通信(Wi-Fi(商標)など)または低消費電力の低速無線通信(bluetooth(商標)など)に切り換えることが可能となり、中継端末の電池の持ちを長くすることができる。
(3)この発明のクライアント端末プログラムは、
前記検知手段が、前記クライアント端末において行われた入力操作を、前記クライアント端末の状態として検知すること、
を特徴とする。
これにより、中継端末の状態またはクライアント端末において入力された内容に応じて、高消費電力の高速無線通信(Wi-Fiなど)または低消費電力の低速無線通信(bluetoothなど)に切り換えることが可能となり、中継端末の電池の持ちを長くすることができる。
(4)この発明のクライアント端末プログラムは、
前記無線通信切換手段は、前記クライアント端末における入力操作内容に基づいて、当該入力に続く処理において、前記クライアント端末と前記中継端末との間で予測される通信量が大きくなるか小さくなるかを判断して、高速無線通信または低速無線通信の切り換えを行うこと、
を特徴とする。
これにより、クライアント端末において入力された内容に応じて、通信量が多いと予測されるときには高消費電力の高速無線通信(Wi-Fiなど)に、通信量が少ないと予測されるときは低速無線通信(bluetoothなど)に切り換えることが可能となり、中継端末の電池の持ちを長くすることができる。
(5)この発明のクライアント端末プログラムは、
前記検知手段は、前記クライアント端末においてメールソフトまたはWebブラウザが起動しているか否か、および前記クライアント端末における入力操作を検知し、
前記無線通信切換手段は、メールソフトまたはWebブラウザが起動している場合には、前記入力操作内容に基づいて予測される通信量に応じて、高速無線通信と低速無線通信を切り換えること、
を特徴とする。
これにより、クライアント端末でメールソフトまたはブラウザを起動している場合に、中継端末の電池の持ちを長くすることができる。
(6)この発明のクライアント端末プログラムは、
前記無線通信切換手段は、所定時間内における、前記クライアント端末の文字キーからの入力数が所定値より大きく、かつ、スクロール操作数が所定値より小さい場合には、予測される通信量が大きいと判断し、現在、低速無線通信を用いている場合には、高速無線通信に切り換えること、
を特徴とする。
これにより、クライアント端末でメールソフトまたはブラウザを起動している場合に、クライアント端末において入力された内容に応じて、低速無線通信から高速無線通信に切り換えることができる。
(7)この発明のクライアント端末プログラムは、
前記無線通信切換手段は、所定時間内における、前記クライアント端末の文字キーからの入力数が所定値より小さい場合、またはスクロール操作数が所定値より大きい場合には、予測される通信量が小さいと判断し、現在、高速無線通信を用いている場合には、低速無線通信に切り換えること、
を特徴とする。
これにより、クライアント端末でメールソフトまたはブラウザを起動している場合に、クライアント端末において入力された内容に応じて、高速無線通信から低速無線通信に切り換えることができる。
(8)この発明のクライアント端末プログラムは、
前記検知手段は、前記中継端末を介して接続されているサーバのファイルを、前記クライアント端末において開いているか否か、および前記クライアント端末における入力操作を検知し、
前記無線通信切換手段は、前記クライアント端末が前記サーバのファイルを開いている場合には、前記入力操作内容に基づいて予測される通信量に応じて、高速無線通信と低速無線通信を切り換えること、
を特徴とする。
これにより、クライアント端末から共有サーバを利用している場合に、中継端末の電池の持ちを長くすることができる。
(9)この発明のクライアント端末プログラムは、
前記無線通信切換手段は、低速無線通信から高速無線通信への切り換えを行うと、少なくとも所定時間は、切り換えた高速無線通信をそのまま維持し、所定時間経過後に、さらに切り換えを行うか否かを判断すること、
を特徴とする。
これにより、所定時間毎に、高消費電力の高速無線通信(Wi-Fiなど)または低消費電力の低速無線通信(bluetoothなど)の何れに切り換えるべきか判定するとがができる。
(10)この発明のクライアント端末プログラムは、
前記検知手段は、前記中継端末が通信ネットワークと通信している通信速度を、前記中継端末の状態として検知し、
前記無線通信切換手段は、前記中継端末と通信ネットワークとの通信速度が、前記低速無線通信の通信速度よりも小さい場合、現在、高速無線通信を用いている場合には、低速無線通信に切り換えること、
を特徴とする。
これにより、中継端末とネットワークの間で通信状況が悪化したような場合に、中継端末の電池の持ちを長くすることができる。
(11)この発明のクライアント端末プログラムは、
低速無線通信にて前記クライアント端末と中継端末が接続されている状態において、前記検知手段は、前記中継端末の中継機能を起動する指令が前記低速無線通信にて中継端末に送信されたことを検知し、
前記無線通信切換手段は、当該中継機能を起動する指令が送信されたことに応じて、高速無線通信に切り換えること、
を特徴とする。
これにより、中継端末を操作せずに、低速無線通信を介してテザリングを行うためのアプリケーションを起動することができる。
(12)この発明のクライアント端末プログラムは、
前記無線通信切換手段は、前記クライアント端末と前記中継端末との間で常時低速無線通信を確立しておき、高速無線通信を開始または切断すること、
を特徴とする。
これにより、高消費電力の高速無線通信(Wi-Fiなど)による接続だけをオン/オフ制御し、低消費電力の低速無線通信(bluetoothなど)は常時接続しておくことができるため、処理が容易である。
(13)この発明のクライアント端末プログラムは、
前記無線通信切換手段は、低速無線通信から高速無線通信への切り換え処理開始から、高速無線通信が確立されるまでの間は、引き続き低速無線通信によるデータ通信を行うこと、
を特徴とする。
これにより、低速無線通信から高速無線通信に復帰するまでのタイムラグを考慮して、高速無線通信が確立した後に、シームレスにデータ通信を切り換えることができる。
(14)この発明のクライアント端末プログラムは、
高速無線通信から低速無線通信への切り換えを行った後、前記検知手段が、前記クライアント端末における通信量が大きい処理を開始するための特定の入力操作を検知した場合に、前記無線通信切換手段が、直ちに、高速無線通信に切り換えること、
を特徴とする。
これにより、クライアント端末からURLなどのリンクをクリックしたり、メールソフトの送信ボタンを押下するなど、通信量が大きくなる特定の入力操作内容に基づいて低速無線通信から直ちに高速無線通信に切り換えることができる。
(15)この発明のクライアント端末プログラムは、
高速無線通信から低速無線通信への切り換えを行った後、前記検知手段が、前記クライアント端末における通信量が大きい処理を開始することが予測される特定の入力操作を検知した場合に、前記無線通信切換手段が、直ちに、高速無線通信に切り換えること、
を特徴とする。
これにより、クライアント端末からメールにファイルを添付したり、アップロードするファイルを選択するなど、通信量が大きくなる可能性が高い操作が行われた場合に、予め低速無線通信から高速無線通信に切り換えることができる。
(16、17)この発明の中継端末プログラムは、
通信ネットワークに接続された中継端末と、当該中継端末と高速無線通信または低速無線通信を行うクライアント端末との間の無線通信方式を切換制御するための中継端末プログラムであって、
コンピュータを、
前記中継端末が通信ネットワークと通信している通信速度を検知する検知手段、
前記検知手段から受けた前記中継端末と通信ネットワークとの通信速度が、前記低速無線通信の通信速度よりも小さい場合、現在、高速無線通信を用いている場合には、低速無線通信に切り換えるように制御する無線通信切換手段、
として機能させること、
を特徴とする。
これにより、中継端末とネットワークの間で通信状況が悪化したような場合に、中継端末の電池の持ちを長くすることができる。
なお、この実施形態において、「プログラム」とは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソース形式のプログラム、圧縮処理がされたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む概念である。
なお、この実施形態において、「検出手段」とは、図4のステップS14、図5のステップS20、図7のステップS44、図10のステップS66、図11のステップS70、図13のステップS92、図15のステップS100の処理が該当する。
なお、この実施形態において、「無線通信切換手段」とは、図4のステップS16およびステップS18、図5のステップS22〜S28、図7のステップS46〜S54、図10のステップS56〜S64、図11のステップS72〜S82、図13のステップS94〜S98、図15のステップS102〜S112の処理が該当する。
本発明の無線通信方式切換制御システム100の要点を示す図である。 中継端末2のハードウェア構成を示す図である。 クライアント端末4のハードウェア構成を示す図である。 クライアント端末プログラムの概略フローチャートを示す図である。 アプリ起動処理(図4のステップS12)の詳細を示すフローチャートである。 アプリ起動プログラム222の起動画面の例を示す図である。 クライアント端末4の入力操作内容に対応した切換制御処理(図4のステップS14、S16)の詳細を示すフローチャートである。 通信量予測DB226のデータ例を示す図である。 高速無線通信を切断した状態を示す図である。 クライアント端末4の入力操作内容に対応した切換制御処理(図4のステップS14、S16)の詳細を示すフローチャートである。 高速無線通信への復帰処理を示すフローチャートである。 高速無線通信への復帰時における通信状態を示す図である。 中継端末2の通信ネットワーク10との接続速度の変化に対応した切換制御処理(図4のステップS14、S18)の詳細を示すフローチャートである。 接続速度の変化に対応して高速無線通信を切断した状態を示す図である。 高速無線通信への復帰処理を示すフローチャートである。 他の実施形態における切換処理を示す図である。
[機能ブロック図]
本発明の一実施形態による無線通信方式の切換制御システム100の機能ブロック図を図1に示す。切換制御システム100は、インターネットなどの通信ネットワーク10に無線接続された中継端末2と、クライアント端末4を備えている。中継端末2とクライアント端末4との間は、Wi-Fiなどの高速無線通信6またはbluetoothなどの低速無線通信8によって通信可能となっている。なお、中継端末2は、ユーザーが契約したプロバイダの無線アクセスポイントを介してインターネット10に接続されている。
クライアント端末4の検知手段5は、当該クライアント端末4または中継端末2の状態を検知する。無線通信切換手段7は、検知したクライアント端末4または中継端末2の状態に基づいて、中継端末2との間で高速無線通信6による通信を行うか低速無線通信8による通信を行うかを切り替える。
これにより、クライアント端末4や中継端末2の状態に応じて、消費電力が大きく、高速である高速無線通信6と、消費電力が小さく、低速である低速無線通信8とを適切に切り替えることができる。
[ハードウェア構成]
図2に、中継端末2(図1)のハードウェア構成を示す。図3に、クライアント端末4(図1)のハードウェア構成を示す。
図2に示すように、中継端末2は、CPU110、メモリ112、タッチセンサ114、ディスプレイ116、スピーカー118、無線通信回路120などを備えている。中継端末2としては、例えば、スマートフォン、携帯電話、無線ルーターなどの端末を用いることができる。
メモリ112は、CPU110に対して作業領域を提供する。また、メモリ112の一部を構成するフラッシュメモリ(図示せず)には、オペレーティング・システム(OS)の他、テザリングアプリケーション122、無線通信方式切換プログラム124が記録されている。
図3に示すように、クライアント端末4は、CPU210、メモリ212、キーボード/マウス214、ディスプレイ216、スピーカー218、無線通信回路220などを備えている。クライアント端末4としては、例えば、ノートPC、タブレットPCなどの端末を用いることができる。
メモリ212は、CPU210に対して作業領域を提供する。また、メモリ212の一部を構成するハードディスク(図示せず)には、オペレーティング・システム(OS)の他、アプリ起動プログラム222、無線通信方式切換プログラム224(中継端末2の無線通信方式切換プログラム124とは別)、通信量を予測するための通信量予測DB226が記録されている。
この実施形態では、中継端末2の無線通信方式切換プログラム124によって中継端末プログラムを構成するようにしている。また、クライアント端末4のアプリ起動プログラム222、無線通信方式切換プログラム224によって、クライアント端末プログラムを構成するようにしている。
なお、上記プログラム、OSは、CD−ROMドライブ(図示せず)を介して、CD−ROM(図示せず)からメモリ112、212にインストールしたものである。
[処理の概要]
図4に、メモリ212に記憶されたクライアント端末プログラム(アプリ起動プログラム222、無線通信方式切換プログラム224)、およびメモリ112に記憶された中継端末プログラム(無線通信方式切換プログラム124)の概略フローチャートを示す。なお、前者がステップS12〜S16、後者がステップS18に対応する。
この実施形態では、まず、図1に示すクライアント端末4から低速無線通信8を介して中継端末2のテザリングアプリケーション122を起動する(ステップS12)。
これにより、中継端末2(スマートフォンなど)自体を直接操作しなくとも、ノートPC側の操作のみで高消費電力通信(Wi-Fiなど)による通信を行うことができる。また、常時は、低消費電力通信(bluetoothなど)による接続であるから、消費電力を削減できる。
さらに、テザリングアプリケーションを起動した状態で中継端末2またはクライアント端末4の状態を検知する(ステップS14)。
クライアント端末4の状態(本実施形態では、クライアント端末4においてユーザーがした入力の内容)に対応して、クライアント端末4において、高速無線通信(Wi-Fi)6または低速無線通信(bluetooth)8といった無線通信方式の切換制御が行われる(ステップS16)。
このように、通信量が大きいと予測されるときにだけ高速無線通信(Wi-Fi)6を利用することで(ステップS16)、中継端末2の電池の持ちをよくすることができる。
また、中継端末2の状態(本実施形態では、通信ネットワーク10との接続速度の変化)に対応して、中継端末2において、高速無線通信(Wi-Fi)6または低速無線通信(bluetooth)8の切換制御が行われる(ステップS18)。
[アプリ起動処理]
図5は、アプリ起動処理(図4のステップS12)の詳細を示すフローチャートである。なお、以下の処理を行う前に、クライアント端末4の電源はオン状態であり、中継端末2との間で少なくとも図1に示す低速無線通信(bluetooth)8のペアリング(有効化)が既に行われた状態である場合を例として説明する。
図5に示すように、クライアント端末4のCPU210は、ユーザーからのアプリ起動入力を受けたか否かを判断する(ステップS20)。図6に、アプリ起動プログラム222の起動画面の例を示す。
ユーザーからのアプリ起動入力を受けたと判断すると(ステップS20のYes)、アプリ起動プログラム222は、低速無線通信(bluetooth)8を介して、高速無線通信(Wi-Fi)6を行うためのアプリケーションを起動するための命令をスマートフォン(中継端末)2に送信する(ステップS22)。
例えば、ユーザーが、アプリ起動プログラム222を起動して、図6に示す開始ボタンBを押下することで、低速無線通信(bluetooth)8を介して、中継端末2のテザリングアプリケーション122を起動する命令が送信される。
中継端末2のCPU110は、低速無線通信(bluetooth)8を介して受けた起動命令を実行し、テザリングアプリケーション122を起動し(ステップS24)、所定の通信プロトコルを用いて高速無線通信を有効化する(ステップS25)。
さらに、中継端末2のテザリングアプリケーション122による高速無線通信が有効化したことをクライアント端末4が電波から検知することにより(ステップS26のYes)、高速無線通信が確立される(ステップS28)。
具体的には、テザリングアプリケーション122と、ユーザーが契約したプロバイダの認証サーバ(図示せず)との間でICCID(中継端末2のSIMの固有番号)を用いた認証を行うことでテザリングアプリケーション122が有効化する。これにより、VPN接続が確立される。
[クライアント端末4の状態(入力操作内容)に対応した切換制御]
図7は、クライアント端末4の入力操作内容に対応した切換制御処理(図4のステップS14、S16)の詳細を示すフローチャートである。以下に、アプリ起動処理(図4のS12、図5)によって、高速無線通信(Wi-Fi)6および低速無線通信(bluetooth)8の何れもが利用可能な状態となっている場合を例として説明する。
図7に示すように、ユーザーからの起動入力を受けて(ステップS40)、クライアント端末4の無線通信方式切換プログラム224が起動される(ステップS42)。なお、アプリ起動処理(図4のステップS12、図5)の際に、無線通信方式切換プログラム224を自動的に起動するようにしてもよい。
これに応じて、無線通信方式切換プログラム224は、タイマーをオンして接続を継続し、クライアント端末4における入力データ(文字キー、マウスなどの操作回数)の通信量予測DB226への蓄積を開始する(ステップS44)。図8に、通信量予測DB226のデータ例を示す。
起動中のアプリケーションが、メールソフトまたはWebブラウザであると判断した場合(ステップS46のYes)、CPU210は、タイマーが所定時間(例えば、5分)経過した後に、通信量予測DB226を参照して、所定時間(例えば、直近の1分間)に蓄積したデータが、高速通信回線を切断する所定基準を満たすか否かを判断する(ステップS48)。
ここで、高速通信回線を切断する所定基準は、本実施形態では、条件(i)文字キー入力数がしきい値以下であること、条件(ii)スクロール数がしきい値より大きいこと、の何れかに該当することとした。これら何れかの条件に該当する場合は、メールを閲覧中またはWebサイトを閲覧中であり、今後通信量が小さくなると予測されるからである。
通信量が小さくなると予測される所定基準に該当する場合(ステップS48のYes)、クライアント端末4のCPU210は、中継端末2に高速無線通信(Wi-Fi)6を切断する切断命令を送信する(ステップS50)。中継端末2のCPU210は、切断命令を受けて、図9に示すように高速無線通信(Wi-Fi)6を切断する(ステップS52)。その後、クライアント端末4は中継端末2との間で、低速無線通信によるデータ通信に切り換えて(ステップS54)、図11に示す復帰フローに移行する。
通信量が小さくなると予測される所定基準に該当しない場合(つまり、条件(i)文字キー入力数がしきい値より大きいこと、および条件(ii)スクロール数がしきい値以下であること、の何れにも該当する場合)、クライアント端末4のCPU210は、再びステップS44に戻って切換判定処理を実行する(ステップS48のNo)。これら何れの条件にも該当する場合は、メールの編集中またはWeb検索中であり、今後通信量が低下しないと予測されるからである。
一方、図7のステップS46において、起動中のアプリケーションがメールソフトまたはWebブラウザではないと判断したときに、インターネット10(図1)を介して接続された共有サーバに関して、図10に示す処理が実行される。なお、ネットワーク上に共有サーバを検知できない場合は、所定時間後にステップS44から判定処理を再開する。
図10に示すアクティブウィンドウ判定で、クライアント端末4のCPU210が、アクティブウィンドウ上で、クライアント端末4から共有サーバ上のファイルを開いていないと判断した場合には(ステップS56のNo)、直ちに、タイマーをオンして接続を継続し、クライアント端末4における操作入力データ(文字キーの入力数、およびマウス、カーソルキー(矢印キー)、スクロールキーによるスクロール回数(スクロール操作数))の蓄積を開始する(ステップS66)。今後共有サーバ上のファイルを移動などして通信量が大きくなると予測されるためである。なお、その後は、再び図7のステップS46に戻る。
図10に示すアクティブウィンドウ判定で、クライアント端末4のCPU210が、アクティブウィンドウ上で、クライアント端末4から共有サーバ上のファイルを開いていると判断した場合(ステップS56のYes)、CPU210は、さらに、通信量予測DB226を参照して、所定時間(例えば、直近の1分間)に蓄積したデータが、高速通信回線を切断する所定基準を満たすか否かを判断する(ステップS58)。
ここで、高速通信回線を切断する所定基準は、図7のステップS48の場合と同様に、条件(i)文字キー入力数がしきい値以下であること、条件(ii)スクロール数がしきい値より大きいこと、の何れかに該当することとした。これら何れかの条件に該当する場合は、共有サーバ上のファイル内容を閲覧中であり、今後通信量が小さくなると予測されるからである。
通信量が小さくなると予測される所定基準に該当する場合(ステップS58のYes)、クライアント端末4のCPU210は、中継端末2に高速無線通信(Wi-Fi)6を切断する切断命令を送信する(ステップS60)。中継端末2のCPU210は、切断命令を受けて、高速無線通信(Wi-Fi)6を切断する(ステップS62、図9)。その後、クライアント端末4は中継端末2との間で、低速無線通信によるデータ通信に切り換えて(ステップS64)、図11に示す復帰フローに移行する。
通信量が小さくなると予測される所定基準に該当しないと判断(ステップS58のNo)した場合(つまり、条件(i)文字キー入力数がしきい値より大きいこと、および条件(ii)スクロール数がしきい値以下であること、の何れにも該当する場合)には、再び、タイマーをオンして接続を継続し、クライアント端末4における操作入力データ(文字キーの入力数、およびマウス等によるスクロール回数(スクロール操作数))の蓄積を開始する(ステップS66)。これら何れの条件にも該当する場合は、共有サーバ上のファイルを編集中であり、今後通信量が低下しないと予測されるからである。その後、再び図7のステップS46に戻って処理を実行する。
図7および図10に示す切換処理によって、高速無線通信が切断され、低速無線通信によるデータ通信に切り換えられた後は、図11に示す復帰処理に移行する。
高速無線通信が切断された状態で、ユーザーが、メールの送信ボタンを押下したり、URLをクリックする等の通信量を必要とする特定の入力操作を行ったことを検知すると(図11に示すステップS70のYes)、クライアント端末4のCPU210は、直ちに、低速無線通信(bluetooth)8を介して、直ちに高速無線通信(Wi-Fi)6を行う命令を中継端末2に送信する(ステップS72)。
中継端末2のCPU110は、低速無線通信(bluetooth)8を介して受けた起動命令を実行し、テザリングアプリケーション122による高速無線通信(Wi-Fi)6を開始する(ステップS74)。さらに、中継端末2のテザリングアプリケーション122による高速無線通信(Wi-Fi)6が有効化したこと(ステップS76)をクライアント端末4が電波から検知するまで(ステップS78のNo)、低速無線通信から高速無線通信に復帰するまでのタイムラグΔt(図12)を考慮して、低速無線通信(bluetooth)8によるデータ通信を継続する(ステップS80)。
中継端末2のテザリングアプリケーション122による高速無線通信が有効化したことをクライアント端末4が検知すると(ステップS78のYes)、高速無線通信が確立される(ステップS82)。これにより、高速無線通信によるデータ通信が可能な状態となる。
以上の復帰処理により、低速無線通信から高速無線通信に復帰するまでのタイムラグΔt(図12)を考慮して、高速無線通信が確立(ステップS82)した後に、シームレスにデータ通信を行うことができる。なお、タイムラグΔt(図12)は、高速無線通信(Wi-Fi)6を行う命令を中継端末2に送信(ステップS72)してから、安定した電波を探知して高速無線通信が確立される(ステップS82)までの時間である。
[中継端末2の状態(通信状態)に対応した切換制御]
図13は、中継端末2の通信ネットワーク10との接続速度の変化に対応した切換制御処理(図4のステップS14、S18)の詳細を示すフローチャートである。
中継端末2の無線通信方式切換プログラム124が起動されると(ステップS90のYes)、CPU110は、図14に示すインターネット10と中継端末2の間(上流)の通信速度を検知して(ステップS92)、インターネット10と中継端末2の間(上流)の通信速度が、低速無線通信(bluetooth)8の通信速度より低下した(小さくなった)か否かを判断する(ステップS94)。なお、テザリングアプリケーション122を起動(図4のステップS12)した際に、中継端末2の無線通信方式切換プログラム124を自動的に起動するようにしてもよい。
中継端末2のCPU110は、インターネット10と中継端末2の間(上流)の通信速度が、低速無線通信(bluetooth)8の通信速度より低下した(小さくなった)と判断したとき(ステップS94のYes)、高速無線通信(Wi-Fi)6を切断する(ステップS96)。図14に、上流の通信速度が、低速無線通信(bluetooth)8の通信速度より低下ときに、高速無線通信(Wi-Fi)6を切断した状態を示す。
その後、クライアント端末4は中継端末2との間で、低速無線通信によるデータ通信に切り換えられ(ステップS98)、図15に示す復帰フローに移行する。
このように、通信状態が良好なときだけ高速無線通信(Wi-Fi)6を利用し、通信状態が悪化したときに低速無線通信(bluetooth)8に切り換えることで、中継端末2の電池の持ちをよくすることが可能となる。
図15に示す復帰処理に移行すると、中継端末2のCPU110は、所定時間毎に、インターネット10と中継端末2の間(上流)の通信速度を検知して(ステップS100)、インターネット10と中継端末2の間(上流)の通信速度が、中継端末2とクライアント端末4の間(下流)における低速無線通信(bluetooth)8の通信速度を上回った(大きくなった)か否かを判断する(ステップS102)。
上流の通信速度が、下流における低速無線通信(bluetooth)8の通信速度を上回った(大きくなった)と判断したとき(ステップS102のYes)、中継端末2のCPU110は、テザリングアプリケーション122による高速無線通信(Wi-Fi)6を開始する(ステップS104)。
さらに、中継端末2のテザリングアプリケーション122による高速無線通信(Wi-Fi)6が有効化したこと(ステップS106)をクライアント端末4が電波から検知するまで(ステップS108のNo)、低速無線通信(bluetooth)8によるデータ通信を継続する(ステップS110)。
最終的に、中継端末2のテザリングアプリケーション122による高速無線通信が有効化したことをクライアント端末4が検知することで(ステップS108のYes)、高速無線通信が確立される(ステップS112)。これにより、高速無線通信が可能な状態となる。
以上の復帰処理により、図12に示す場合と同様に、低速無線通信から高速無線通信に復帰するまでのタイムラグΔtを考慮して、高速無線通信が確立(ステップS112)した後に、シームレスにデータ通信を行うことができる。
[その他の実施形態]
なお、上記実施形態では、高速無線通信として、Wi-Fiを用いたが、例えば、3G、WiMAX、LTE、UWB、無線LAN(Wireless LAN)などを用いてもよい。
なお、上記実施形態では、低速無線通信として、bluetoothを用いたが、例えば、ジグビー(ZigBee)、Wireless USBなどを用いてもよい。
なお、上記実施形態では、中継端末2とクライアント端末4の間の低速無線通信8を常時接続とした状態で、高速無線通信6をオン・オフ制御することとしたが、中継端末2とクライアント端末4の間の低速無線通信8を常時接続とせずに、高速無線通信6をオンするときに、低速無線通信8をオフ(切断)するように制御したり、高速無線通信6をオフ(切断)するときに、低速無線通信8をオンするように制御してもよい。一般には、低速無線通信8として、ブルートゥース(bluetooth)よりジグビー(ZigBee)を用いた方がスリープからの復帰時間が短い、省電力であるといった利点があるため、上記のような切換制御に適している。
なお、上記実施形態では、中継端末2をインターネット10に接続することとしたが、社内LANなどに接続するようにしてもよい。また、上記実施形態では、中継端末2をインターネット10に無線接続することとしたが、有線接続するようにしてもよい。
なお、上記実施形態では、無線通信をアプリケーションの操作などに利用したが、シンクライアントの接続、OSのバージョンのアップデートに利用してもよい。
なお、上記実施形態では、クライアント端末4における文字キーの入力数、マウス等によるスクロール回数(スクロール操作数)に基づいて、今後通信量が小さくまたは大きくなると予測したが、他の基準(例えば、テンキーの入力数、マウスのクリック数、マウスの移動回数または移動距離など)を用いて上記予測を行うようにしてもよい。
また、メールソフト、ブラウザなどのアプリケーション毎に予め設定した、2以上の入力操作内容の履歴の組み合わせに該当するか否かに基づき、高速無線通信または低速無線通信の切換処理を行うようにしてもよい。
例えば、図16に示すように、所定時間経過時に直前の操作およびその前に行っていた1以上の操作に基づいて、高速無線通信または低速無線通信の切り換え処理を行うようにしてもよい。
図16によれば、起動中のアプリケーションがメールソフトである場合に、過去の入力履歴において、直前の操作が「閲覧」に対応するスクロールなどの操作であり(条件b)、さらに、その直前の操作がメールを「受信」する操作である(条件a)場合には、(それ以前の操作にかかわらず)高速無線通信による通信を切断する。また、過去の入力履歴において、直前の操作がメールを「返信」する操作であり(条件b)、さらに、その直前の操作がメールを「受信」する操作である(条件a)場合には、(それ以前の操作にかかわらず)高速無線通信による通信を維持する。
上記では、2つの操作の組合せによって切換の判断をしているが、3つ以上の操作によって切換の判断をするようにしてもよい。
また、1つの特定操作によって切換の判断をするようにしてもよい。例えば、所定時間経過時に、共有サーバを利用している場合に、過去の入力履歴において、直前の操作がファイルの「コピー」、「移動」、「削除」の操作である(図16の条件a)場合に、(それ以前の操作にかかわらず)高速無線通信による通信を開始(継続)する。
なお、上記実施形態では、無線通信をインターネットへの接続に利用したが、シンクライアントの接続、OSのバージョンのアップデートに利用してもよい。
なお、上記実施形態では、中継端末2の無線通信方式切換プログラム124を実行することにより、中継端末2と通信ネットワーク10との間の通信速度の変化に対応した切換制御処理(図4のステップS14、S18)を行うこととしたが、クライアント端末4から、中継端末2と通信ネットワーク10との間の接続速度の変化を検知して、切換制御処理(図4のステップS14、S18)を中継端末2に実行させるようにしてもよい。
なお、上記実施形態では、通信方式を維持した際に(図7のステップS48など)、切り替えた通信方式を所定時間(例えば、5分間)維持するようにしている。これにより、頻繁な切り替えが発生することによる、処理負担を軽減するようにしている。このような方法に代えて、あるいは、加えて、高速無線通信から低速無線通信への切り替えのしきい値と、低速無線通信から高速無線通信への切り替えのしきい値を異なるものとしてもよい。
例えば、文字キーの入力数が多いほど通信量が大きくなると予測して切り替えを行う場合に、高速無線通信から低速無線通信へ切り替える場合のしきい値(例えば、文字キーの入力数が30入力以下であると低速化する)よりも、低速無線通信から高速無線通信へ切り替える場合のしきい値を大きく(例えば、50入力を超えないと高速にしないように)するようにしてもよい。
なお、上記実施形態では、高速無線通信から低速無線通信に切り換える際に、ユーザーによって行われた過去の操作に基づいて、将来行われるであろう処理を予測し、その通信量が小さければ、低速無線通信に切り換えを行うようにしている。しかし、通信量が小さいと予測される処理(クライアント端末にキャッシュされている大量の画像のスライドショーなど、クライアント端末のみで行われる処理であって、その処理時間が長いもの)が開始されたことを検知し、あるいは通信量が小さいと予測される処理を開始するための操作が行われたことを検出して、低速無線通信に切り換えるようにしてもよい。
なお、上記実施形態では、メールの送信ボタンのクリック操作やURLのクリック操作に応じて(図11に示すステップS70のYes)、低速無線通信から高速無線通信に切り換えることとしたが、通信量が大きい処理を開始するためのその他の操作、例えば、Web上のファイルをダウンロードする操作、Web上にファイルをアップロードする操作などがユーザーによって行われたことを検知して、高速無線通信に切り換えるようにしてもよい。さらに、そのような通信量の大きい処理が実際に開始されたことを検知して、高速無線通信に切り換えるようにしてもよい。
また、上記通信量が大きい処理を開始するための操作が行われると予測される(可能性が高い)特定の入力操作を検知して高速無線通信に切り換えるようにしてもよい。例えば、(i)メールの送信ボタンをクリックする前に予測される操作であるメールへのファイル添付の操作、(ii)Web上のファイルをダウンロードする前に予測されるダウンロード用のWebページに遷移する操作、ダウンロード先のフォルダを指定する操作、ダウンロードするファイルを選択する操作など、(iii)Web上にファイルをアップロードする前に予測されるアップロード用のWebページに遷移する操作、アップロードするファイルを選択する操作などを検知し、予測される通信量が大きいと判断して高速無線通信に切り換えるようにしてもよい。さらに、そのような操作を検知して将来予測される通信量(単位時間当たりの通信量)を算出し、当該通信量が大きいと判断した場合に高速無線通信に切り換えるようにしてもよい。

Claims (17)

  1. 通信ネットワークに接続された中継端末と、当該中継端末と高速無線通信または低速無線通信を行うクライアント端末との間の無線通信方式を切換制御するためのクライアント端末プログラムであって、コンピュータを、
    前記中継端末の状態または前記クライアント端末の状態を検知する検知手段、
    前記検知手段から受けた前記中継端末の状態または前記クライアント端末の状態に基づいて、前記中継端末との間で用いる通信を高速無線通信または低速無線通信に切り換えて制御する無線通信切換手段として機能させ、
    前記検知手段は、前記クライアント端末においてメールプログラムまたはブラウザプログラムが起動しているか否か、および前記クライアント端末における入力操作を検知し、
    前記無線通信切換手段は、メールプログラムまたはブラウザプログラムが起動している場合には、少なくとも前記クライアント端末の文字キーからの入力数または前記クライアント端末におけるスクロール操作数に基づいて、通信量を予測し、高速無線通信と低速無線通信とを切り換えることを特徴とするクライアント端末プログラム。
  2. 通信ネットワークに接続された中継端末と、当該中継端末と高速無線通信または低速無線通信を行うクライアント端末との間の無線通信方式を切換制御するクライアント端末であって、
    前記中継端末の状態または前記クライアント端末の状態を検知する検知手段と、
    前記検知手段から受けた前記中継端末の状態または前記クライアント端末の状態に基づいて、前記クライアント端末と前記中継端末との間の通信を高速無線通信または低速無線通信に切り換えて制御する無線通信切換手段とを備え、
    前記検知手段は、前記クライアント端末においてメールプログラムまたはブラウザプログラムが起動しているか否か、および前記クライアント端末における入力操作を検知し、
    前記無線通信切換手段は、メールプログラムまたはブラウザプログラムが起動している場合には、少なくとも前記クライアント端末の文字キーからの入力数または前記クライアント端末におけるスクロール操作数に基づいて、通信量を予測し、高速無線通信と低速無線通信とを切り換えることを特徴とするクライアント端末。
  3. 請求項1のクライアント端末プログラムまたは請求項2のクライアント端末において、
    前記無線通信切換手段は、所定時間内における、前記クライアント端末の文字キーからの入力数が所定値より大きく、かつ、スクロール操作数が所定値より小さい場合には、予測される通信量が大きいと判断し、現在、低速無線通信を用いている場合には、高速無線通信に切り換えることを特徴とするクライアント端末プログラムまたはクライアント端末。
  4. 請求項1〜3のいずれかのクライアント端末プログラムまたはクライアント端末において、
    前記無線通信切換手段は、所定時間内における、前記クライアント端末の文字キーからの入力数が所定値より小さい場合、またはスクロール操作数が所定値より大きい場合には、予測される通信量が小さいと判断し、現在、高速無線通信を用いている場合には、低速無線通信に切り換えることを特徴とするクライアント端末プログラムまたはクライアント端末。
  5. 通信ネットワークに接続された中継端末と、当該中継端末と高速無線通信または低速無線通信を行うクライアント端末との間の無線通信方式を切換制御するためのクライアント端末プログラムであって、コンピュータを、
    前記中継端末の状態または前記クライアント端末の状態を検知する検知手段、
    前記検知手段から受けた前記中継端末の状態または前記クライアント端末の状態に基づいて、前記中継端末との間で用いる通信を高速無線通信または低速無線通信に切り換えて制御する無線通信切換手段として機能させ、
    前記検知手段は、前記中継端末を介して接続されているサーバのファイルを、前記クライアント端末において開いているか否か、および前記クライアント端末における入力操作を検知し、
    前記無線通信切換手段は、前記クライアント端末が前記サーバのファイルを開いている場合には、前記入力操作内容に基づいて予測される通信量に応じて、高速無線通信と低速無線通信を切り換えることを特徴とするクライアント端末プログラム。
  6. 通信ネットワークに接続された中継端末と、当該中継端末と高速無線通信または低速無線通信を行うクライアント端末との間の無線通信方式を切換制御するためのクライアント端末であって、
    前記中継端末の状態または前記クライアント端末の状態を検知する検知手段、
    前記検知手段から受けた前記中継端末の状態または前記クライアント端末の状態に基づいて、前記中継端末との間で用いる通信を高速無線通信または低速無線通信に切り換えて制御する無線通信切換手段とを備え、
    前記検知手段は、前記中継端末を介して接続されているサーバのファイルを、前記クライアント端末において開いているか否か、および前記クライアント端末における入力操作を検知し、
    前記無線通信切換手段は、前記クライアント端末が前記サーバのファイルを開いている場合には、前記入力操作内容に基づいて予測される通信量に応じて、高速無線通信と低速無線通信を切り換えることを特徴とするクライアント端末。
  7. 請求項1〜6のいずれかのクライアント端末プログラムまたはクライアント端末において、
    前記無線通信切換手段は、低速無線通信から高速無線通信への切り換えを行うと、少なくとも所定時間は、切り換えた高速無線通信をそのまま維持し、所定時間経過後に、さらに切り換えを行うか否かを判断すること、
    を特徴とするクライアント端末プログラムまたはクライアント端末。
  8. 請求項1〜7のいずれかのクライアント端末プログラムまたはクライアント端末において、
    前記検知手段は、前記中継端末が通信ネットワークと通信している通信速度を、前記中継端末の状態として検知し、
    前記無線通信切換手段は、前記中継端末と通信ネットワークとの通信速度が、前記低速無線通信の通信速度よりも小さい場合、現在、高速無線通信を用いている場合には、低速無線通信に切り換えることを特徴とするクライアント端末プログラムまたはクライアント端末。
  9. 請求項1〜8のいずれかのクライアント端末プログラムまたはクライアント端末において、
    低速無線通信にて前記クライアント端末と中継端末が接続されている状態において、前記検知手段は、前記中継端末の中継機能を起動する指令が前記低速無線通信にて中継端末に送信されたことを検知し、
    前記無線通信切換手段は、当該中継機能を起動する指令が送信されたことに応じて、高速無線通信に切り換えることを特徴とするクライアント端末プログラムまたはクライアント端末。
  10. 請求項1〜9のいずれかのクライアント端末プログラムまたはクライアント端末において、
    前記無線通信切換手段は、前記クライアント端末と前記中継端末との間で常時低速無線通信を確立しておき、高速無線通信を開始または切断することを特徴とするクライアント端末プログラムまたはクライアント端末。
  11. 請求項10のクライアント端末プログラムまたはクライアント端末において、
    前記無線通信切換手段は、低速無線通信から高速無線通信への切り換え処理開始から、高速無線通信が確立されるまでの間は、引き続き低速無線通信によるデータ通信を行うことを特徴とするクライアント端末プログラムまたはクライアント端末。
  12. 請求項1〜11のいずれかのクライアント端末プログラムまたはクライアント端末において、
    高速無線通信から低速無線通信への切り換えを行った後、前記検知手段が、前記クライアント端末における通信量が大きい処理を開始するための特定の入力操作を検知した場合に、前記無線通信切換手段が、直ちに、高速無線通信に切り換えることを特徴とするクライアント端末プログラムまたはクライアント端末。
  13. 請求項1〜12のいずれかのクライアント端末プログラムまたはクライアント端末において、
    高速無線通信から低速無線通信への切り換えを行った後、前記検知手段が、前記クライアント端末における通信量が大きい処理を開始することが予測される特定の入力操作を検知した場合に、前記無線通信切換手段が、直ちに、高速無線通信に切り換えることを特徴とするクライアント端末プログラムまたはクライアント端末。
  14. 請求項1、3〜5、7〜13のいずれかのクライアント端末プログラムにおいて、
    コンピュータを、さらに、
    前記中継端末が通信ネットワークと通信している通信速度を検知する検知手段、
    前記検知手段から受けた前記中継端末と通信ネットワークとの通信速度が、前記低速無線通信の通信速度よりも小さい場合、現在、高速無線通信を用いている場合には、低速無線通信に切り換えるように制御する無線通信切換手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  15. 請求項2〜4、6〜13のいずれかのクライアント端末において、さらに
    前記中継端末が通信ネットワークと通信している通信速度を検知する検知手段と、
    前記検知手段から受けた前記中継端末と通信ネットワークとの通信速度が、前記低速無線通信の通信速度よりも小さい場合、現在、高速無線通信を用いている場合には、低速無線通信に切り換えるように制御する無線通信切換手段と、
    を備える端末。
  16. 通信ネットワークに接続された中継端末と、当該中継端末と高速無線通信または低速無線通信を行うクライアント端末との間の無線通信方式を切換制御するための中継端末プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記中継端末が通信ネットワークと通信している通信速度を検知する検知手段、
    前記検知手段から受けた前記中継端末と通信ネットワークとの通信速度が、前記低速無線通信の通信速度よりも小さい場合、現在、高速無線通信を用いている場合には、低速無線通信に切り換えるように制御する無線通信切換手段、
    として機能させることを特徴とする中継端末プログラム。
  17. クライアント端末と高速無線通信または低速無線通信を行う、通信ネットワークに接続された中継端末であって、
    前記中継端末が通信ネットワークと通信している通信速度を検知する検知手段と、
    前記検知手段から受けた前記中継端末と通信ネットワークとの通信速度が、前記低速無線通信の通信速度よりも小さい場合、現在、高速無線通信を用いている場合には、低速無線通信に切り換えるように制御する無線通信切換手段と、
    を備える中継端末。
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