JP5602590B2 - エンコーダ異常検出装置 - Google Patents
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Description
特許文献1のように、エンコーダからのパルス幅を規定値と比較する方法においては、一定速度で動作し続けるモータでない場合はエンコーダからのパルス出力の異常を検出することができない。このため、エンコーダ動作異常の検出ができない場合が考えられる。
したがってマルチリーフコリメータのリーフ位置を検出するエンコーダが正常動作でないなどの異常時を早期発見でき、粒子線治療を効率よく実施することが可能となる。
以下、この発明の実施の形態1におけるマルチリーフコリメータのエンコーダ異常検出装置を図1、図2、図3に基づいて説明する。
図1において、リーフ位置制御回路101は、モータ111に回転指令102を与えると共にエンコーダ141からの出力パルス(エンコーダパルス)142のパルス数を検出してリーフ(図示省略)の位置を検出する。またリーフ位置制御回路101はエンコーダパルス診断開始/停止信号103(開始信号103a、停止信号103b)も出力する。
エンコーダパルス142のパルス幅は、モータ111の速度が速くなれば短くなり、モータ11の速度が遅くなれば長くなる。
また、エンコーダ141はモータ111の回転方向が異なっても同様なパルスを出力し、リーフが閉方向に移動しているときは正の数でパルス数がカウントされ、リーフが開方向に移動しているときは負の数でパルス数がカウントされるようになって、リーフの位置が検出できるようになっている。
この発明はこのようなエンコーダパルス142の異常を検出するものである。
割合値については、一例として下記(1)式が適用される。
なお、上記した割合値は、今回入力したエンコーダパルスのHi状態のパルス幅tnaおよびLow状態のパルス幅tnbと、前回入力したエンコーダパルスの1パルス幅Tnとを比較するようにしているが、Hi状態のパルス幅tnaとLow状態のパルス幅tnbのどちらか一方と1パルス幅Tnとを比較してもよい。また、今回入力したエンコーダパルスのHi状態のパルス幅tnaと前回入力したエンコーダパルスのHi状態のパルス幅tn−1aというようにHi状態のパルス幅同士を比較してもよい。
図3において、左がリーフ位置制御回路101による処理内容300である。右がエンコーダパルス診断制御回路121とエンコーダパルス異常検出回路131による処理内容310である。
まず、リーフ位置制御回路101はモータ111を駆動するためモータ回転指令102を出力し、モータ111が制御開始する(ステップS301)。その際にリーフ位置制御回路101はエンコーダパルス診断制御回路121に対して、エンコーダパルス診断開始信号103aを出力する。これに従い、エンコーダパルス診断制御回路121は、診断処理をスタートする(ステップS311)。具体的にはエンコーダパルス診断制御回路121は、エンコーダパルス異常検出回路131に対して異常検出設定信号122を与える。
同時に、リーフ位置制御回路101はエンコーダパルス診断制御回路121に対して診断終了信号103bを出力する。
エンコーダパルス異常検出回路131は、エンコーダ141から出力されるエンコーダパルス142を入力して、エンコーダパルス幅Tn、tna、tnbの取得を行なう(ステップS312)。
エンコーダパルス異常検出回路131は、まず異常検出設定信号122に含まれる「割合値」に基づいて、(1)式により、今回入力したエンコーダパルスのHi状態のパルス幅tnaおよびLow状態のパルス幅tnbと、前回入力したエンコーダパルスの1パルス幅Tnとを比較する(ステップS313)。
エンコーダパルス異常検出回路131は、次に異常検出設定信号122に含まれる「カウント規定値」とカウントした異常パルス数とを比較し(ステップS315)、異常パルス数が「カウント規定値」を超えた場合(ステップS315YES)、エンコーダパルス診断制御回路121に対してエンコーダ異常信号132を出力する(ステップS316)。
このエンコーダ異常信号132は上位システムに提供することや、リーフ位置制御回路101に提供するなど、システムに応じたモータ制御処理を実施することができる。
なお、この実施形態では、前回パルスと比較するという処理の都合上、エンコーダパルス診断はモータ111が定速動作に到達後に開始することを基本とする。
次にこの発明の実施の形態2におけるマルチリーフコリメータのエンコーダ異常検出装置を図4、図5に基づいて説明する。
実施の形態2の発明は、実施の形態1におけるエンコーダパルス異常検出回路131が正常に動作するか確認するための診断回路を設けたものである。
その他の構成は実施の形態1における図1と同じ構成につき、同じまたは相当部分には同じ符号を付して説明を省略する。
実施の形態2では、実エンコーダパルス出力に若干の診断用パルス(ノイズパルス)の
重ね合わせを簡易に行うことができるように内部で切り替え処理を可能とする、診断用パルス出力回路151とエンコーダパルス選択回路161を具備している。
図5(a)はエンコーダパルスと診断用パルス(ノイズパルス)が加算(パルス重畳)されて重ね合わせられる例を、図5(b)はエンコーダパルスと診断用パルス(ノイズパルス)が減算(パルス欠け)されて重ね合わせられる例をそれぞれ示す。
そしてエンコーダパルス異常検出回路131は、エンコーダパルス異常を検出することにより、当該エンコーダパルス異常検出回路131が正常に動作することの確認を実施することができるようになる。
そしてエンコーダパルス異常検出回路131は、エンコーダパルス異常を検出することにより、当該エンコーダパルス異常検出回路131が正常に動作することの確認を実施することができるようになる。
次にこの発明の実施の形態3におけるマルチリーフコリメータのエンコーダ異常検出装置を図6に基づいて説明する。
実施の形態1および2では、モータ111が定速動作しているときの異常検出および診断を想定していたが、実施の形態3の発明はモータ111が可変速動作している場合においても異常検出および診断が行なえるようにしたものである。
その他の構成は実施の形態1における図1および実施の形態2における図4と同じ構成につき、同じまたは相当部分には同じ符号を付して説明を省略する。
したがって加速中は、エンコーダ141から出力されるエンコーダパルス142のパルス幅は短くなるので、その場合の異常検出設定信号122の「割合値」については、一例として下記(2)式が適用され、短くなる側(下限値)の正常判定区間を延ばすようにしている。
次にこの発明の実施の形態4におけるマルチリーフコリメータのエンコーダ異常検出装置を図7に基づいて説明する。
実施の形態1〜3では、エンコーダ141から出力されるエンコーダパルス142がA相、B相と分かれて入力される場合においても、それぞれ個別に異常検出する方式を提案している。
ここで、A相パルスが異常の場合に、前回パルス幅との比較では単純に検出できない場合(A相からのパルス幅の変化がほとんどない故障状態)も想定される。
実施の形態4の発明は、この場合に、B相の前回パルス幅とA相の今回パルス幅を比較することで、さらに細やかな異常検出が可能となるようにしたものである。
このように実施の形態4の考え方でA相、B相のパルスを相互比較する場合は、A−3、A−4ともに異常パルスと検出でき、細やかな故障検出が可能になる。
102:モータ回転指令
103:エンコーダパルス診断開始/停止信号
104:モータの速度情報
111:モータ
121:エンコーダパルス診断制御回路
122:異常検出設定信号
123:診断用パルス出力制御信号
131:エンコーダパルス異常検出回路
132:エンコーダ異常信号
141:エンコーダ
142:エンコーダパルス
151:診断用パルス出力回路
152:診断用パルス
153:エンコーダパルス選択信号
161:パルス選択回路
300:リーフ位置制御回路の処理
310:エンコーダパルス診断制御回路およびエンコーダパルス異常検出回路の処理。
Claims (5)
- マルチリーフコリメータのリーフ位置をモータに接続されたエンコーダのパルスで検出するようにしたものにおいて、前記モータに回転指令を与えると共に前記エンコーダからのパルス数を検出してリーフの位置を検出するリーフ位置制御回路、前記リーフ位置制御回路からの開始信号に基づいて、パルス幅の差を所定値に設定する割合値とこの割合値を外れた回数を所定値に設定するカウント値とからなる異常検出設定信号を出力するエンコーダパルス診断制御回路、前記エンコーダから出力されるパルスを入力して、今回入力したパルスの幅を前回入力したパルス幅と比較し、その差が前記異常検出設定信号で設定された前記割合値を外れ、且つ外れた回数が前記カウント値を超えた時にエンコーダパルスの異常として異常信号を出力するエンコーダパルス異常検出回路を備えたエンコーダ異常検出装置。
- 前記エンコーダパルス異常検出回路は、今回入力したエンコーダパルスのHi状態のパルス幅またはLow状態のパルス幅と前回入力したエンコーダパルスの1パルス幅とを比較するようにした請求項1に記載のエンコーダ異常検出装置。
- 診断用パルスを出力する診断用パルス出力回路と、この診断用パルス出力回路から出力される診断用パルスと前記エンコーダから出力されるパルスを重畳して前記エンコーダパルス異常検出回路に入力する選択回路とを設け、前記エンコーダパルス異常検出回路の健全性確認を行なうようにした請求項1または請求項2に記載のエンコーダ異常検出装置。
- 前記モータの速度情報を前記エンコーダパルス診断制御回路に入力し、速度に応じて前記異常検出設定信号を変更するようにした請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のエンコーダ異常検出装置。
- マルチリーフコリメータのリーフ位置をモータに接続されたエンコーダのパルスで検出するようにしたものにおいて、前記モータに回転指令を与えると共に前記エンコーダから出力される位相のずれたA相、B相の2つのパルスの少なくとも一方のパルス数を検出してリーフの位置を検出するリーフ位置制御回路、前記リーフ位置制御回路からの開始信号に基づいて、パルス幅の差を所定値に設定する割合値とこの割合値を外れた回数を所定
値に設定するカウント値とからなる異常検出設定信号を出力するエンコーダパルス診断制御回路、前記エンコーダから出力されるパルスを入力して、A相パルスのパルス幅とB相パルスのパルス幅を相互比較し、その差が前記異常検出設定信号で設定された前記割合値を外れ、且つ外れた回数が前記カウント値を超えた時にエンコーダパルスの異常として異常信号を出力するエンコーダパルス異常検出回路を備えたエンコーダ異常検出装置。
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