JP5602097B2 - 無線ネットワークのリソースブロックにおいて暗黙的に埋め込まれたパイロットシンボルを有するデータシンボルを符号化する方法 - Google Patents

無線ネットワークのリソースブロックにおいて暗黙的に埋め込まれたパイロットシンボルを有するデータシンボルを符号化する方法 Download PDF

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Description

この発明は、包括的には、無線通信ネットワークにおける信号符号化に関し、より詳細には、変調コンステレーションのセットから選択されたデータシンボルを、多入力多出力(MIMO)直交周波数分割多重(MIMO−OFDM)ネットワーク及びMIMO−OFDMベースのリレー支援協調通信ネットワーク上において複数の送信機アンテナでデータサブキャリアにマッピングすることに関する。
無線通信ネットワークにおいて、直交周波数分割(OFDM)及び多入力多出力(MIMO)の送受信機は、より広い伝送帯域幅にわたって周波数選択フェージングチャネルの信頼性を改善することができ、また、マルチユーザーセルラー(移動)ネットワークにおける周波数選択性スケジューリング利得(frequency-selective scheduling gain)を利用することもできる。
MIMO技法は、絶え間なく拡大する高性能無線ネットワークをサポートするために必要とされるデータレートの莫大な増加を、帯域幅の追加を必要とすることなく提供する。さらに、OFDM変調を有するMIMO技法は、セルラーネットワークにおいて、時間周波数選択性チャネルフェージングに対する信頼性、マルチユーザーダイバーシティ、及び干渉軽減が改善されたより広い伝送帯域幅にわたって高いデータレート能力を提供する。
空間領域、時間領域、及び周波数領域においてMIMO−OFDM無線チャネルを推定するために、未知の送信データシンボルと共に既知のパイロットシンボルを明示的に送信することが従来技術において一般的に行われている。これらのパイロットシンボルは、受信機が検出する必要がある。
米国特許第6185258号明細書
しかしながら、パイロットシンボルを別途送信することは、電力、時間、及び帯域幅(周波数)を浪費する。これらの電力、時間、及び帯域幅は、パイロットシンボルを別途送しないならば、データレートを増加させるのに用いることができる。より重要なことに、固定数のパイロットシンボルは、高速に変化するチャネルを推定するのに十分でないことがある。あまり変化しないチャネルを固定数のパイロットシンボルで推定することも効率的でない。
たとえば、MIMO技術及びOFDM技術に基づくIEEE802.11n標準規格、IEEE802.16e標準規格、及び3GPP LTE標準規格に従って設計された既存のネットワークでは、既知のパイロットシンボル及び未知の変調されたデータシンボルは、異なった所定時間周波数リソースユニットにスパンする。すなわち、これらのパイロットシンボル及びデータシンボルは重なり合っていない。パイロットシンボル及びデータシンボルを重なり合わない形式で時間周波数リソースブロック(RB)に配置する際に、多くの異なる構成が起こりうるので、その結果、従来のRBの設計及び実施では柔軟性が低い。
例として、従来のネットワークにおいて、空間多重化(SMUX)を有するMIMO−OFDMネットワークのRB設計は、アラモウチ符号化等の空間周波数符号化又は時空間符号化を有するMIMO−OFDMネットワークのRB設計とは異なる。これについては、アラモウチ他の2001年2月6日付けの米国特許第6,185,258号(特許文献1)の「Transmitter diversity technique for wireless communications」を参照されたい。
同様にして、従来のRB設計は、マルチユーザーMIMO−OFDMネットワーク、協調した複数の基地局を有するMIMO−OFDMネットワーク(協調マルチポイント送信(CoMP)とも呼ばれる)、及び複数のリレー局を利用して信頼性を増加させると共にカバレッジを強化する協調通信ネットワーク等のいくつかのネットワークについて極めて柔軟性がない。
この発明の実施の形態は、MIMO技法及びOFDM技法に基づくネットワークのリソースブロックを符号化する方法を提供する。
この方法は、埋め込みリソースブロック(ERB:embedded resource block)においてデータシンボルにパイロットシンボルを暗黙的に埋め込む。これらの暗黙的なパイロットシンボルは、マッピング機能を用いて未知の変調されたデータシンボルに埋め込まれる。
その結果、従来技術のように送信時間及び帯域幅等の貴重なリソースを割り当てて既知のパイロットシンボルを明示的に搬送する必要がない。これによって、時間及び帯域幅のリソースが大幅に節約され、それにより、全体的なネットワークスペクトル効率が改善される。
この発明のERB設計におけるデータシンボルのすべては、暗黙的なパイロットシンボルの一部を含むので、この発明は、チャネル推定の正確度を改善し、それによって、変動が大きなチャネルにわたって信頼性及び性能を改善すると共に、ほとんど変動しないチャネルにわたってリソース利用の効率を改善する。
パイロットシンボルをこの発明のERBに暗黙的に埋め込むために使用するマッピング関数は、送信データシンボルの平均値エネルギーに基づく。パイロットシンボルを明示的に送信しないものの、チャネルを推定することができ、次いで、元のデータシンボルを回復することができる。
この発明の実施の形態による埋め込みリソースブロック(ERB)のブロック図である。 この発明の実施の形態による送信機において単一データストリーム用のERBの符号化のブロック図である。 この発明の実施の形態によるマッピング関数のブロック図である。 この発明の実施の形態による空間多重化用のERBの符号化のブロック図である。 この発明の実施の形態によるアラモウチ符号化ストリームを伴った2つの送信機アンテナ用のERBの符号化のブロック図である。 この発明の実施の形態によるスタックドアラモウチ符号化を伴った4つの送信機アンテナ用のERBの符号化のブロック図である。
以下のシナリオ、すなわち
単一データストリーム用のERB、
空間多重化用のERB、
アラモウチ符号化を伴った2つの送信機アンテナ用のERB、
スタックドアラモウチ(stacked Alamouti)符号化を伴った4つの送信機アンテナ用のERB、及び
リレー支援協調通信ネットワーク用のERB設計、
についてこの発明のERB設計を説明する。
図1は、この発明の実施の形態による埋め込みリソースブロック(ERB)100を示している。2次元時間周波数平面において、ERBは、N個の連続した周波数(又はサブキャリア又はサブチャネル)トーンにわたってN個の連続したデータシンボルによってスパンされた時間周波数リソースユニットにより記載されている。各シンボルは、変調コンステレーションのセットから選択され、送信されるデータを表す。異なるシンボルは異なるコンステレーションから選択することができることに留意されたい。したがって、実際には、変調コンステレーションのうちの1つ又は複数のセットからシンボルを選択することができる。
直交周波数分割多重(OFDM)変調による無線通信では、チャネルコヒーレンス時間は、チャネルがその間一定の状態である連続したOFDMシンボルの数として定義される。チャネルコヒーレンス帯域幅は、チャネルがその間一定の状態である連続したサブキャリアの数として定義される。
OFDMシンボルの数の観点からの時間領域(T)におけるチャネルコヒーレンス(c)は、
Figure 0005602097
によって近似的に与えられる。ここで、関数round(x)はxに最も近い整数を求め、fはドップラースプレッドであり、TはOFDMシンボル長である。
同様にして、サブキャリアの数の観点からの周波数領域(F)におけるチャネルコヒーレンスは、
Figure 0005602097
によって近似的に与えられる。ここで、σRMSは二乗平均平方根(RMS)チャネル遅延スプレッドであり、Δはサブキャリア間隔である。Nがチャネルコヒーレンス時間Nc,Tよりも小さくなるように選択されると共に、Nがチャネルコヒーレンス帯域幅Nc,Fよりも小さくなるように選択されるとき、無線チャネルは、サイズN×Nのリソースユニットのリソースブロック100にわたって一定の状態であるように近似される。
IEEE802.16e標準規格、IEEE802.11n標準規格、及び3GPP LTE標準規格に従って設計されたMIMO−OFDMベースのネットワークで用いられる変調コンステレーションには、4位相偏移変調(QPSK)、16直交振幅変調(QAM)、64−QAM、M位相偏移変調、及びM値2次元変調が含まれる。
これらのいずれをも選択することができる。
単一データストリーム用の埋め込みリソースブロック
図2Aに示すように、長さN−1のデータシンボルのセット210が、1つ又は複数のアンテナからなるセット201を有する送信機200に提供される。これらのシンボルは、変調コンステレーションのセットから選択され、送信されるデータを表す。データシンボルは、D(1),D(2),…,D(N−1)によって表される。D(i)(i=1,…,N−1)のそれぞれが、コンステレーションのセットから選択される。データシンボルは、チャネルにより送信されるマッピングされたデータシンボルX(1),X(2),…,X(N−1)230として、リソースブロック100のN=N×N個のリソースにわたってマッピングされる(220)。後述するサンプル平均のマッピングされたシンボルX(N)も送信される。
ステップ1:N−1個のデータシンボルD(1),D(2),…,D(N−1)210を入力として提供する。データシンボルは、変調コンステレーション(1つ又は複数)のセットから選択され、送信されるデータを表す。正の定数α、α、及びβ211のセットである第1の定数、第2の定数、及び第3の定数を提供する。これらの定数は、エネルギーの対応する第1の関数、第2の関数、及び第3の関数に依存する。平均エネルギー、平均値エネルギー、及びピークエネルギー等の例示の関数は後述される。
データシンボルのセットのサンプル平均mが求められる。
ステップ2:ERB100へのマッピング220を
Figure 0005602097
に従って実行する。
ステップ3:マッピングされたデータシンボルX(1),X(2),…,X(N−1)及びサンプル平均のマッピングされたシンボルX(N)230を、N個の連続した周波数トーンにわたってN個の連続したシンボルによってスパンされたリソースユニットを用いてチャネルによりリソースブロックとして送信する(240)。
上記マッピング関数230において、mはN−1個のデータシンボルD(1),D(2),…,D(N−1)のサンプル平均であり、nは、送信用の利用可能な時間周波数リソースユニットに対するインデックスであり、kはダミー変数である。
が、N−1個の送信されるマッピングされたデータシンボルのそれぞれの平均値エネルギーである場合、定数α、α、及びβ211は、以下の関数に従って
Figure 0005602097
としてそれぞれ選択される。
したがって、データシンボルX(1),X(2),…,X(N−1)230のそれぞれがたとえばEの平均値エネルギーで送信されることを確実にすることができる。
図2Bに示すように、本方法のマッピング関数220は、以下のように説明することができる。
(ステップ221)N−1個のデータシンボルからなるセットのサンプル平均mを求め;
(ステップ222)N−1個のデータシンボルのそれぞれがサンプル平均mだけシフトされ、この2番目のステップにおいてシフトされたデータシンボルに第1の定数αを乗算し、次いで、第2の定数βだけオフセットすることによって、N−1個のスケーリングされたデータシンボルが形成され;
(ステップ223)サンプル平均に第3の定数αが乗算され、サンプル平均のマッピングされたシンボルが得られる。マッピングされたデータシンボル及びサンプル平均のマッピングされたシンボルは、その後、時間周波数リソースユニットX(1),X(2),…,X(N)により送信することができる。
この発明の方法によれば、どのパイロットシンボルも明示的に送信されないが、N−1個のスケーリングされたシンボルのそれぞれは、チャネルを推定することを可能にするためにパイロットシンボルを暗黙的に含む。サンプル平均シンボルαmによって、元のN−1個のデータシンボルを回復することが可能になる。以下のこの発明の受信機におけるチャネル推定及びデータ検出の説明において、これらのオペレーションを明らかにする。
ERBマッピングユニットの出力におけるマッピングされたシンボルX(1),X(2),…,X(N−1)及びサンプル平均のマッピングされたシンボルは、N個のサブキャリアトーン及びN個のOFDMシンボルを用いてリソースブロック100により送信される(240)。
従来技術のようにERB内の既知のパイロットシンボルは明示的に送信されない。その代わり、パイロットシンボルは、リソースブロックにおいて各データシンボルに暗黙的に符号化される。その結果、このERBマッピングルールによって達成されるスペクトル効率は非常に高い。N−1個のデータシンボルを送信するのにN個のリソースユニットを用いるので、リソースブロックのスペクトル効率は(N−1)/Nである。
たとえば、N=3個のOFDMシンボル及びN=6個の周波数トーンがあるとき、N=N*N=3*6=18個のリソースユニットがあり、スペクトル効率は17/18=94.5%である。N=1の場合、この発明のERBマッピングルールは、単一のOFDMシンボル内のサブキャリアに適用可能である一方、N=1のとき、この発明のERBマッピングルールは、所与のサブキャリアトーン上のOFDMシンボルに適用可能である。より重要なことに、N=1のとき、この発明のERBマッピングルールは、非OFDMネットワーク(単一キャリア変調ネットワーク等)にも適用可能である。
単一データストリームを伴ったERBのチャネル推定及びデータ復調
次に、上述したマッピングを利用する単一データストリーム及びM個の受信機アンテナのOFDMネットワークについて、チャネルを推定し、元のシンボルD(1),D(2),…,D(N−1)を回復する方法を説明する。この発明のERBマッピングルールは、パイロットシンボルを何ら送信することなくチャネル推定を可能にする。すなわち、チャネルは、暗黙的なパイロットトーンから推定される。
個のOFDMシンボル及びのOFDMシンボル当たりN個のサブキャリアを有するn番目の時間周波数リソースユニット上の受信信号は、
Figure 0005602097
によって与えられる。ここで、l=1,…,Mであり、n=1,…,Nである。
要素Y(n)(l=1,…,M)を1つのベクトル
Figure 0005602097
にスタックし、同様に、
Figure 0005602097
とすると、
Figure 0005602097
と記述することができ、ここで、
Figure 0005602097
は、ベクトル値雑音プラス干渉ベクトルである。
式(1)から、この発明のマッピングルールを逆にしたものを利用すると、チャネルの推定値
Figure 0005602097
は、
Figure 0005602097
として取得することができる。
この発明のERBマッピングルールによる第1のマッピングされたN−1個のシンボルX(1),X(2),…,X(N−1)のそれぞれは、第1の定数αによってスケーリングされかつ第2の定数βだけオフセットされたそのデータシンボルD(1),D(2),…,D(N−1)のサンプル平均シフトバージョンである。この特性のために、サンプル平均のマッピングされたシンボル、すなわち組み込まれたパイロットシンボル、として送信された最初のN−1個の受信シンボルのサンプル平均mによりチャネルを推定することが可能になる。有効雑音確率変数(effective noise random variable)
Figure 0005602097
は、β(N−1)によってスケーリングされることに留意されたい。すなわち、第2の定数β若しくはデータシンボルの数N−1、又は双方を増加させることによって、この雑音の分散を低減することができ、それによって、チャネル推定値
Figure 0005602097
の正確度を改善することができる。
上記チャネル推定値を用いると、シンボルD(1),D(2),…,D(N−1)は、
Figure 0005602097
として推定することができる。ここで、n=1,…,N−1であり、「^」は推定値を示す。
上記推定値
Figure 0005602097
は、変調シンボルD(n)の「ソフト」推定値とも呼ばれることに留意すべきである。上記推定値は、データシンボルD(n)が属する任意のコンステレーションについて有効である。従来技術において利用可能な既知の技法を用いると、変調シンボルD(n)において符号化されている各ビットの対数尤度比(LLR)情報、及び推定値
Figure 0005602097
のハード判定復調バージョンを生成することは容易である。
上述したERBマッピングルールは、ERBの出力におけるN個のすべての変調シンボルが1シンボル当たり同じレベルの平均値エネルギーで送信されるときについて考案されていることも特筆しておく。1シンボル当たりの平均値送信エネルギーが等しくないことを可能にするように、上記のERBマッピングルールを非自明な方法で変更することも可能であり、これらの変更を以下で説明する。
シンボルX(n)が送信される平均値エネルギーはE(n)である。次に、以下の2N−1個の定数
Figure 0005602097
を定義して、D(1),D(2),…,D(N−1)からX(1),X(2),…,X(N)へのマッピングを
Figure 0005602097
として行う。
このERBマッピングルールと前述したERBマッピングルールとの間の唯一の相違は、ここでは、3つの定数α、α、及びβを有するのではなく、2N−1個の第1の定数からなるセット{α(1),…,α(N−1)}、α、及び第2の定数のセット{β(1),…,β(N−1)}を有するということである。式(1)で説明した前の受信信号モデルを用いると、チャネルは、
Figure 0005602097
として推定される。
上記推定されたチャネルを用いると、シンボルD(1),D(2),…,D(N−1)は、
Figure 0005602097
として推定することができる。ここで、n=1,…,N−1である。
空間多重化用の埋め込みリソースブロック
単一ストリームSIMO−OFDMネットワークのERBマッピングルールは、複数の送信機アンテナ及び複数のデータストリームを有する送信機に拡張することができる。
K個の送信機アンテナを有するMIMO−OFDMネットワークの符号化ルールを説明する。ストリームの数は、送信機アンテナの数よりも少なくすることができる。簡単にするために、ストリームの数は送信機アンテナの数に等しいものと仮定する。
MIMO−OFDMマッピングの所望の数のシンボルは、各ストリームがN個のシンボルを有するK個のストリームに分割される。チャネル使用の数がN*N=N+Kとなるように、N個のOFDMシンボル及びOFDMシンボル当たりN個のサブキャリアが用いられる。送信機アンテナkにおけるn番目の時間周波数リソース(又はチャネル使用n)のシンボルはD(n)によって示される。
図3は、空間多重化を有するMIMO−OFDMのERBマッピングルールを示している。
ステップ1:すでに述べたように、データシンボルのセットが入力として提供される。シンボルの数Nは、ストリームの数Kで割り切れるように選択される。N*K個のシンボルは、D(1),D(2),…,D(N),…,D(1),D(2),…,D(N)310として再配列される。ここで、D(1),D(2),…,D(N)は、送信機アンテナkに対応するシンボルである。マッピングユニット320には、正の定数α、α、βに加えて第4の定数δも提供される。この第4の定数は、エネルギーの第4の関数に依存する。
一例として、定数α、α、β、及びδは、以下のように選択することができる。Eが1送信機アンテナ当たりの1送信シンボル当たりの平均値エネルギーを示す場合、
Figure 0005602097
を選択することによって、K個の送信機アンテナのそれぞれにおけるN+K個の変調シンボルのそれぞれがEの平均値エネルギーで送信されることを確実にすることができる。
ステップ2:
Figure 0005602097
ステップ3:チャネル使用n(n=1,…,N+K)において、送信機アンテナ1からX(n)を送信し、送信機アンテナ2からX(n)を送信し、以下同様に送信し、送信機アンテナKからX(n)を送信する(330)。
ERBマッピングされたシンボルが送信される時間周波数リソースユニットの総数はK+N=Nに等しいことに留意されたい。すなわち、ERBマッピングルールのスペクトル効率はKN/(K+N)であり、1ストリーム当たりの効率はN/(N+K)である。たとえば、N=3個のOFDMシンボル及びN=6個の周波数トーンのとき、リソースユニットはN=N*N=3*6=18個である。
K=2個のストリームの場合、スペクトル効率は2*16/18=1.7778である一方、1ストリーム当たりの効率は16/18=88.9%である。N=1の場合、この発明のSMUX ERBマッピングルールは、単一のOFDMシンボル内のサブキャリアに適用可能である一方、N=1のとき、この発明のSUMX ERBマッピングルールは、所与のサブキャリアトーン上のOFDMシンボルに適用可能である。
空間多重化を伴ったERBのチャネル推定及びデータ復調
K個の送信機アンテナについて上記マッピングルールによるチャネル推定及びデータ復調を説明する。チャネルがN*N=N+K個のチャネル使用にわたって一定の状態であるようにパラメータN、N、及びKが選択される。これにより、ベクトル値受信信号は以下のように与えられる。
Figure 0005602097
各送信アンテナから受信アンテナアレイへのチャネルの推定値は、
Figure 0005602097
である。
上記において、t=1〜Kである。
×Kの行列Gを、
Figure 0005602097
となるように定義する。
次に、データ検出が2つのステップで進む。第1のステップにおいて、中間変数m1,1,mK,1,…,mK,K
Figure 0005602097
として検出される。
1,1,mK,1,…,mK,Kの上記推定値を用いると、マッピング前のシンボルD(1),D(2),…,D(N),…,D(1),D(2),…,D(N)は、
Figure 0005602097
として検出することができる。
アラモウチ送信用の埋め込みリソースブロック
アラモウチブロック符号化は、2つの送信機アンテナによるデータ伝送に広く用いられている送信機ダイバーシティ技法である。この発明のERBマッピングルールを有しない従来のアラモウチ符号化では、2つの連続したチャネル使用時における2つの変調シンボルS及びSは、以下のように2つの送信機アンテナから送信される。
第1のチャネル使用の期間中、送信機アンテナ1はSを送信し、アンテナ2はSを送信する。第2のチャネル使用の期間中、アンテナ1は−S を送信し、送信機アンテナ2はS を送信する。ここで、*は複素共役を示す。2つの送信機アンテナによる2つのチャネル使用にわたるこれらの2つのシンボルは、行列形式で
Figure 0005602097
として表される。
上記行列において、列はチャネル使用を表し、行は送信機アンテナを表す。チャネル使用が、周波数領域、たとえばOFDMシンボルの2つの連続したサブキャリアトーンにある場合、上記アラモウチ符号化は空間周波数ブロック符号(SFBC)に関連する。チャネル使用が、時間領域、たとえば2つの連続したOFDMシンボルにわたる所与の周波数トーンにある場合、上記アラモウチ符号化は時空間ブロック符号(STBC)に関連する。
上記行列は直交している。その結果、チャネルが2つのチャネル使用にわたってあまり変化しない場合、受信機は、最大比合成(MRC)受信機等の単純な線形受信機でフルダイバーシティを抽出する。
従来のアラモウチ符号化は、受信機がデータ検出前にMIMOチャネルを推定することができるように、既知のパイロットシンボルを送信機から明示的に送信することを要する。
図4に示すように、この発明は、アラモウチ符号化及び”暗黙的な”パイロットシンボルを用いた2つの送信機アンテナ及びM個の受信機アンテナを有するOFDMネットワークのERBマッピングルールを提供する。この発明のマッピングルールは、アラモウチ符号化のSTBCバージョン及びSFBCバージョンの双方に等しく適用可能である。このマッピングルールは、N*N=2N+2個のチャネル使用にわたって送信を行うのに2N個のシンボルを要する。マッピングユニットの概念図が図4に示されている。
ステップ1:2N個のシンボルのうちD(1),D(2),…,D(N)410は第1の送信機アンテナに入力される一方、D(1),D(2),…,D(N)は第2の送信機アンテナに入力される。マッピングユニット420には、この発明の4つの定数α、α、β、及びδが提供される。
一例として、定数α、α、β、及びδは、以下のように選択することができる。Eが2つの送信機アンテナのそれぞれ当たりの1送信シンボル当たりの平均値エネルギーを示す場合、
Figure 0005602097
を選択することによって、2つの送信機アンテナのそれぞれにおける各変調シンボルがEの平均値エネルギーで送信されることを確実にすることができる。
ステップ2:マッピングユニットは以下の演算
Figure 0005602097
を実行して、シーケンスX(1),X(2),…,X(N+1),及びX(1),X(2),…,X(N+1)を取得する。
ステップ3:チャネル使用2k−1(k=1,…,N+1)において、送信機は送信機アンテナ1からX(k)を送信する一方、送信機2からX(k)を送信する。チャネル使用2k(k=1,…,N+1)において、送信機は送信機アンテナ1から−X (k)を送信する一方、送信機アンテナ2からX (k)を送信する(430)。
SFBC/STBC符号化を伴ったERBのチャネル推定及びデータ復調
ERBマッピングされたシンボルがアラモウチ符号化で送信される時間周波数リソースユニットの総数は2N+2=Nに等しいことに留意されたい。すなわち、この発明のERBマッピングルールのスペクトル効率は2N/(2N+2)=N/(N+1)であり、1ストリーム当たりの効率もN/(N+1)に等しい。
たとえば、N=3個のOFDMシンボル及びN=6個の周波数トーンのとき、リソースユニットは2N+2=N*N=3*6=18個である。これにより、スペクトル効率は2*8/18=88.9%であり、これは、1ストリーム当たりの効率にも等しい。N=1の場合、この発明のERBマッピングルールは、単一のOFDMシンボル内のSFBC送信に適用可能である一方、N=1のとき、この発明のERBマッピングルールは、所与のサブキャリアトーン上のSTBC送信に適用可能である。
次に、2つの送信機アンテナによる上述したマッピングルールを用いたチャネル推定及びデータ復調の方法を説明する。チャネルは、N=2N+2個のチャネル使用にわたって一定の状態であると仮定すると、ベクトル値受信信号は以下のように与えられる。
Figure 0005602097
上記において、
Figure 0005602097
は、第1の送信アンテナ及び第2の送信アンテナからM個の受信機アンテナのそれぞれへのM×1のチャネル利得である。上記式における他のすべてのボールド体の変数も、長さM×1のベクトルである。
上述したこの発明のマッピングルールを利用すると、チャネル
Figure 0005602097
の推定値は、
Figure 0005602097
として取得することができる。
中間変数m及びmの推定値は、
Figure 0005602097
として取得することができる。
及びmの上記推定値を用いると、元のシンボルD(1),D(2),…,D(N)及びD(1),D(2),…,D(N)を以下のように検出することができる。
Figure 0005602097
スタックドアラモウチ送信用の埋め込みリソースブロック
2つの送信機アンテナ及びアラモウチ符号化を有するOFDMネットワークについて説明したERBマッピングルールと同様に、この発明は、4つの送信機アンテナ及びスタックドアラモウチ符号化を有するOFDMネットワークのマッピングルールを提供する。
まず、ERBを有しない従来のスタックドアラモウチ符号化を簡単に説明する。2つのチャネル使用で送信される4つのシンボルS、S、S、及びSについて、ERBを有しない従来のスタックドアラモウチ符号化オペレーションは以下のように説明される。
第1のチャネル使用の間、送信機アンテナ1からSを送信し、送信機アンテナ2からSを送信し、送信機アンテナ3からSを送信し、送信機アンテナ4からSを送信する。第2のチャネル使用の間、送信機アンテナ1から−S を送信し、送信機アンテナ2からS を送信し、送信機アンテナ3から−S を送信し、送信機アンテナ4からS を送信する。
上記手順は、行列形式で
Figure 0005602097
として記述することもできることに留意されたい。
最初の2×2部分行列
Figure 0005602097
は直交していることを指摘しておくことは重要である。その結果、そのエントリS及びSは、最大可能ダイバーシティ利得を提供するために線形受信機で検出することができる。
同様にして、2番目の2×2部分行列
Figure 0005602097
も直交しており、そのエントリS及びSも、最大可能ダイバーシティ利得を提供するために線形受信機を用いて検出することができる。しかしながら、最初の部分行列S及び2番目の部分行列Sは互いに直交していないことに留意されたい。その結果、或る形態の干渉除去(又は緩和)手順を用いて、部分行列Sにより部分行列Sに対して引き起こされる干渉及びその逆の干渉が最小にされる。
チャネル使用が、周波数領域、たとえばOFDMシンボルの連続したサブキャリアトーンにある場合、上記スタックドアラモウチ符号化はスタックドSFBCと呼ばれる。チャネル使用が時間領域(たとえば、2つの連続したOFDMシンボルにわたる所与の周波数トーン)にある場合、上記アラモウチ符号化はスタックドSTBCと呼ばれる。上述したスタックドSFBC符号化及びスタックドSTBC符号化は、受信機がデータ検出の前にMIMOチャネルを推定することができるように、送信機からの既知のパイロットシンボルの送信を要することを指摘しておくことは重要である。
図5に示すように、この発明は、スタックドSTBC/SFBC符号化による、4つの送信機アンテナ及びM個の受信機アンテナを有するOFDMネットワークのERBマッピングルールを提供する。このマッピングルールは、N=2N+4個のチャネル使用にわたって送信を行うのに4N個のシンボルを要する。
ステップ1:シンボル510の数Nが2で割り切れるように選択される。4N個のシンボルは、D(1),D(2),…,D(N)が第1の送信機アンテナに入力され、D(1),D(2),…,D(N)が第2の送信機アンテナに入力され、D(1),D(2),…,D(N)が第3の送信機アンテナに入力され、D(1),D(2),…,D(N)が第4の送信機アンテナに入力されるように再配列される。
ERBマッピングユニット520には、正の定数α、α、β、及びδが提供される。
一例として、定数α、α、β、及びδは、以下のように選択することができる。Eが2つの送信機アンテナのそれぞれ当たりの1送信シンボル当たりの平均値エネルギーを示す場合、
Figure 0005602097
を選択することによって、スタックドSTBC/SFBC方式による2つの送信機アンテナのそれぞれにおける各変調シンボルがEの平均値エネルギーで送信されることを確実にすることができる。
ステップ2:
Figure 0005602097
ステップ3:チャネル使用2n−1(n=1,2,…,N+2)において、送信機アンテナ1からX(n)を送信し、送信機アンテナ2からX(n)を送信し、送信機アンテナ3からX(n)を送信し、送信機アンテナ4からX(n)を送信する。チャネル使用2n(n=1,2,…,N+2)において、送信機アンテナ1から−X (n)を送信し、送信機アンテナ2からX (n)を送信し、送信機アンテナ3から−X (n)を送信し、送信機アンテナ4からX (n)を送信する(530)。
スタックドSTBC/SFBCによるERBのチャネル推定及びデータ復調
ERBマッピングされたシンボルがスタックドSTBC/SFBCにより送信される時間周波数リソースユニットの総数は2N+4=Nに等しい。すなわち、ERBマッピングルールのスペクトル効率は4N/(2N+4)=2N/(N+2)であり、1ストリーム当たりの効率はN/(N+2)に等しい。
たとえば、N=3個のOFDMシンボル及びN=6個の周波数トーンのとき、2N+4=N*N=3*6=18個のリソースユニットを有する。これにより、スペクトル効率は4*7/18=1.56であり、1ストリーム当たりの効率は7/9=77.8%に等しい。N=1の場合、この発明のERBマッピングルールは、単一のOFDMシンボル内のスタックドSFBC送信に適用可能である一方、N=1のとき、この発明のERBマッピングルールは、所与のサブキャリアトーンにおけるスタックドSTBC送信に適用可能である。
次に、4つの送信機アンテナを有するスタックドSTBC/SFBC符号化の上述したマッピングルールによるチャネル推定及びデータ復調を説明する。
チャネルは、N=2N+4個のチャネル使用にわたって一定の状態であると仮定すると、ベクトル値受信信号は以下のように与えられる。
Figure 0005602097
上記において、
Figure 0005602097
は、それぞれ、第1の送信アンテナ、第2の送信アンテナ、第3の送信アンテナ、及び第4の送信アンテナからM個の受信機アンテナのそれぞれへのM×1のチャネル利得である。上記式における他のすべてのボールド体の変数も、長さM×1のベクトルである。
このセクションの初めに説明したこの発明のERBマッピングルールを利用すると、チャネル
Figure 0005602097
の推定値は、
Figure 0005602097
として取得することができる。
上記チャネル推定値を用いて、行列Gは
Figure 0005602097
となるように定義される。
行列Gのサイズは2M×4であることに留意されたい。
次に、実際のデータ検出が2つのステップで進む。第1のステップにおいて、中間変数m1,1、m2,1、m3,1、m4,1、m1,2、m2,2、m3,2、及びm4,2
Figure 0005602097
として検出される。
上記を用いると、マッピング前のシンボルD(1),D(2),…,D(N),…,D(1),D(2),…,D(N)を以下の手順に従って検出することができる。
Figure 0005602097
リレー支援通信用の埋め込みリソースブロック
この発明のERBは、基地局、一組の移動局、及び1つ又は複数のリレー局を含むネットワークにも適用することができる。リレー局は、固定のものとすることもできるし、移動できるものとすることもでき、基地局と移動局との間の情報送信の信頼性を改善すると共に送信範囲(又はカバレッジ)を増加させるように意図されている。簡単にするために、移動局をソースと表記し、基地局をデスティネーションと表記し、リレー局をリレーと表記する。同様にして、基地局もソースと表記することがあり、移動局もデスティネーションと表記することがある。
単一ストリームネットワークのERBマッピングと同様に、ソースにおけるN−1個のシンボルからなるセットD(1),D(2),…,D(N−1)は、ERBマッピングユニットに入力され、X(1),X(2),…,X(N)が以下のように生成される。
ステップ1:D(1),D(2),…,D(N−1)を入力し、定数α、α、及びβを入力する。
一例として、定数α、α、及びβは、以下のように選択することができる。EがN個の送信シンボルのそれぞれ当たりの平均値エネルギーを示す場合、
Figure 0005602097
を選択することによって、マッピングされたシンボルX(1),X(2),…,X(N)のそれぞれをEの平均値エネルギーで送信することができることを確実にすることができる。
ステップ2:マッピング
Figure 0005602097
を実行する。
リレー支援通信によるERBのチャネル推定及びデータ復調
リレー支援通信のERBマッピングルールは、さまざまなタイプのリレー機能に適用可能である。一例として、リレーは、固定利得増幅係数又は可変利得増幅係数のいずれかを用いることによって増幅転送を実行することができる。N=1の場合、この発明のERBマッピングルールは、単一のOFDMシンボル内でのソース送信、リレー送信、及びデスティネーション送信に適用可能である一方、N=1のとき、この発明のERBマッピングルールは、所与のサブキャリアトーン上でのソース送信、リレー送信、及びデスティネーション送信に適用可能である。
次に、リレーが増幅転送信号処理を実行する一例示のリレーネットワークについてのリレー及びデスティネーションにおけるチャネル推定、雑音分散推定、及びデータ検出の方法を説明する。
ソースからのデスティネーションにおけるローパスベースバンド受信信号は、
Figure 0005602097
によって与えられる。ここで、
Figure 0005602097
は、サイズM×1を有するベクトル値チャネル利得である。変数
Figure 0005602097
もサイズM×1を有する。また、雑音
Figure 0005602097
の各要素はσSD の分散を有するものと仮定する。
同様にして、ソースからのリレーにおける信号は、
Figure 0005602097
によって与えられる。ここで、
Figure 0005602097
は、サイズM×1を有するベクトル値チャネル利得である。変数
Figure 0005602097
もサイズM×1を有する。また、雑音
Figure 0005602097
の各要素はσSR の分散を有するものと仮定する。
デスティネーションにおける
Figure 0005602097
の推定値は、
Figure 0005602097
によって与えられる。
同様にして、デスティネーションにおける
Figure 0005602097
の推定値は、
Figure 0005602097
によって与えられる。
チャネル推定値
Figure 0005602097
を用いると、リレーにおけるソース信号X(n)(n=1,…,N)の推定値は、
Figure 0005602097
によって与えられる。ここで、GAFはリレーの増幅器利得である。
リレーが自身の信号をデスティネーションに送信するとき、デスティネーションにおける受信信号は、
Figure 0005602097
によって与えられる。
デスティネーションにおける
Figure 0005602097
の推定値は、
Figure 0005602097
によって与えられる。
ソース及びリレーに起因したデスティネーションにおける雑音分散の推定値は、
Figure 0005602097
である。
最後に、デスティネーションにおけるD(1),…,D(N−1)の推定値は、
Figure 0005602097
によって与えられる。
上述したような定数α、α、及びβの選択された値は例示にすぎず、ERBマッピングユニットの出力において可変の送信電力でシンボルを送信することを可能にするα、α、及びβの他の選択肢も可能であることを指摘しておくことは重要である。

Claims (13)

  1. 無線ネットワークの送信機においてデータシンボルを符号化する方法であって、
    送信されるデータシンボルのセットを送信機に提供するステップであって、各該データシンボルは、変調コンステレーションのセットから選択されるものと、
    前記データシンボルのセットのサンプル平均を求めるステップと、
    各前記データシンボルを前記サンプル平均だけシフトしてシフトされたデータシンボルを取得するステップと、
    前記シフトされたデータシンボルに第1の定数を乗算してスケーリングされたデータシンボルを取得するステップであって、前記第1の定数は前記データシンボルのセットのエネルギーの第1の関数に依存するものと、
    前記スケーリングされたデータシンボルに第2の定数を加算してマッピングされたデータシンボルを取得するステップであって、前記第2の定数は前記データシンボルのセットの前記エネルギーの第2の関数に依存するものと、
    前記サンプル平均に第3の定数を乗算してサンプル平均のマッピングされたシンボルを取得するステップと、
    前記マッピングされたデータシンボルのセット及び前記サンプル平均のマッピングされたシンボルをリソースブロックとしてチャネルにより送信するステップと、
    を含み、前記ステップは前記送信機において実行される、方法。
  2. 前記リソースブロックは、N個の連続したマッピングされたデータシンボルによってスパンされた時間周波数リソースユニットを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記時間周波数リソースユニットがN個の連続した周波数トーンにわたって前記N個の連続したデータシンボルによってスパンされたものであって、Nは1よりも大きく、N=1である、請求項2に記載の方法。
  4. 前記時間周波数リソースユニットがN個の連続した周波数トーンにわたって前記N個の連続したデータシンボルによってスパンされたものであって、Nは1に等しく、Nは1よりも大きい、請求項2に記載の方法。
  5. 前記時間周波数リソースユニットがN個の連続した周波数トーンにわたって前記N個の連続したデータシンボルによってスパンされたものであって、N及びNは共に1よりも大きい、請求項2に記載の方法。
  6. 前記変調コンステレーションは、4位相偏移変調、16直交振幅変調(QAM)、及び64QAMからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
  7. 前記データシンボルのセットはD(1),D(2),…,D(N−1)であり、定数のセットはα、α、及びβであり、前記マッピングは
    Figure 0005602097

    に従い、ここで、X(1),X(2),…,X(N)はマッピングされたデータシンボルであり、mは前記N−1個のデータシンボルD(1),D(2),…,D(N−1)のサンプル平均であり、X(N)はサンプル平均のマッピングされたシンボルであり、nは送信用の前記時間周波数リソースユニットのインデックスであり、kはダミー変数である、請求項2に記載の方法。
  8. は、前記N個のマッピングされたデータシンボルX(1),X(2),…,X(N)のそれぞれの平均エネルギーであり、前記定数α、α、及びβは、以下の関数に従って
    Figure 0005602097

    としてそれぞれ選択される、請求項7に記載の方法。
  9. 前記リソースブロックのスペクトル効率は(N−1)/Nである、請求項7に記載の方法。
  10. 前記マッピングされたデータシンボルを受信シンボルとして受信するステップと、
    前記受信シンボルを合計として合算するステップと、
    前記合計をβ(N−1)によってスケーリングするステップと、
    をさらに含む、請求項7に記載の方法。
  11. 有効雑音確率変数
    Figure 0005602097

    がβ(N−1)によってスケーリングされる、請求項7に記載の方法。
  12. 雑音の分散を低減させるβを選択するステップ、
    をさらに含む、請求項10に記載の方法。
  13. 前記マッピングされたデータシンボルの数を増加させて雑音の分散を低減させるステップをさらに含む、請求項10に記載の方法。
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