JP5599525B1 - 液体観察容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】複雑な形状の管内を液体が移動する様子を観察でき、且つ、かかる管を衝撃から保護する。
【解決手段】外部から目視できるように液体を収容した上部容器2及び下部容器3と、上部容器2内の空間と下部容器3内の空間とを連通させ、外部から目視できるように上部容器2と下部容器3との間で液体を移動させる管5と、上部容器2内の空間及び下部容器3内の空間からなる全体の空間を上下に隔てる隔壁4とを備えている。上部容器2は容器内外を連通させた連通口6を有している。管5が、隔壁4から下部容器3内の空間を通って下部容器3の内底面403aより上方の位置まで延びている。管5に沿って上部容器2に向かう経路が、一方向に向かう第1の部分と、水平方向及び上下方向の少なくともいずれかに関して一方向とは逆方向に向かう第2の部分とを含んでいる。
【選択図】図3

Description

本発明は、内部に収容した液体が目視可能な液体観察容器に関する。
従来、図1、図2に示すようなフランクリン沸騰器と呼ばれる玩具が存在する(非特許文献1及び2参照)。この玩具は、ガラス管によって互いに接続されたガラス製の上部容器及び下部容器を有している。下部容器を温めることで、中の揮発しやすい液体が気体になり、下部容器内の圧力が高まる。これにより、下部容器内の液体及び気体がガラス管中を上昇して上部容器に向かう。フランクリン沸騰器は、ガラス管の上部から噴き出た液体が沸騰しているように見える様子を楽しむ玩具として、子供から大人まで広く楽しまれている。
"フランクリン沸騰器"、平成26年2月28日検索、インターネット〈URL:https://www.sciencetoys.jp/products/detail.php?product_id=49〉
"フランクリン沸騰器"、平成26年2月28日検索、インターネット〈URL:http://www.aliexpress.com/item/free-shipping-wholesale-100pcs-lot-hand-boiler-scientific-educational-toy-demonstrade-heat-transfer/566024817.html〉
図1のフランクリン沸騰器は、渦巻き形の複雑な形状のガラス管が外部にむき出しになっており、衝撃に弱く壊れやすい構造をしている。また、このフランクリン沸騰器は、渦巻き形のガラス管の上端が上部容器を支えるという不安定な構造を有している。図2のフランクリン沸騰器は、ガラス管が直線の構造であり、複雑形状をした管の中を液体が上がっていく様子を見て楽しむことができない。
本発明の目的は、複雑な形状の管内を液体が移動する様子を観察でき、かつ、かかる管が衝撃から保護された液体観察容器を提供することにある。
本発明の液体観察容器は、外部から目視できるように液体を収容した上部容器及び下部容器と、前記上部容器内の空間と前記下部容器内の空間とを連通させ、外部から目視できるように前記上部容器と前記下部容器との間で液体を移動させる管と、前記上部容器内の空間及び前記下部容器内の空間からなる全体の空間を上下に隔てる隔壁とを備えており、前記上部容器が容器内外を連通させた連通口を有し、前記管が、前記隔壁から前記下部容器内の空間を通って前記下部容器の内底面より上方の位置まで延びており、前記液体が、前記下部容器内にあるときに前記管の開口部が液面よりも下になり得る量であり、前記管に沿って前記上部容器に向かう経路が、一方向に向かう第1の部分と、水平方向及び上下方向の少なくともいずれかに関して前記一方向とは逆方向に向かう第2の部分とを含んでいる。
本発明によると、管に沿った経路が第1の部分及び第2の部分を有している。これらの部分は、水平方向及び上下方向の少なくともいずれか一方に関し、互いに反対方向に延びている。したがって、管内を移動する液体の動きが複雑になるので、本発明の容器は液体の動きを楽しめるものになる。一方、このように管が複雑な形状を有していると、外部にむき出しの構造である図1のように、衝撃に弱く壊れやすいおそれがある。しかし、本発明によれば、管が下部容器内に収容されているため、図1の器具と比べて管が衝撃から保護され、壊れにくい。
ところがこのように構成する場合、複雑な構造の管を収容させるため、下部容器を比較的大きくする必要がある。仮に、図2のように容器全体が密閉されているとすると、下部容器の大型化に伴って上部容器も大型化せざるを得ない。これは以下の理由による。容器全体が密閉されている場合、上部容器内の空間が下部容器内の空間に対して小さいと、上部容器内の圧力が上昇しやすくなる。このため、液体が下部容器から上部容器へと向かいにくくなる。したがって、仮に容器全体を密閉したとすると、液体を移動させやすくするため、下部容器の大型化に伴って上部容器も大きくしなければならない。これでは容器全体が大きくなり過ぎるおそれがある。
これに対し、本発明では、上部容器に連通口が形成されている。これにより、液体の上昇に伴い、連通口を通じて上部容器から空気が抜ける。このため、上部容器を大きくしなくても液体が上昇しやすいので、容器全体が過大になるのが抑制される。
従来技術に係る玩具の正面図である。 別の従来技術に係る玩具の正面図である。 本発明の一実施形態に係る液体観察容器の正面図である。 図3の液体観察容器の縦断面図である。 第1変形例の正面図である。 第2変形例の正面図である。 第3変形例の正面図である。 第4変形例の正面図である。 第5変形例の正面図である。 第5変形例の部分正面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る液体観察容器1について、図3及び図4を参照しつつ説明する。液体観察容器1は、上部容器2、下部容器3、隔壁4、管5及び液体を有している。液体観察容器1を構成する材質は、透明又は半透明なガラスかプラスチックである。これらの材質の他、内部が観察できるような透明又は半透明な別の材質が用いられてもよい。
上部容器2は、円柱の概略形状を有している。上部容器2は、円柱状の他、角柱、円錐、角錐の形状を有していてもよい。上部容器2の上端には上方に向かって突出した突起部8が形成されている。突起部8には連通口6が形成されている。連通口6は上部容器2内の空間を外部と連通させている。連通口6には栓7が差し込まれる。栓7は、円盤部7aと突起部7bとを有している。栓7は、突起部7bが連通口6に挿入されると共に円盤部7aが突起部8の上端を覆いつつ、突起部8に引っかかった状態を取る。栓7は、この状態で、円盤部7aと突起部8の上端との間に隙間が形成されると共に、突起部7bと突起部8の内表面との間にも隙間が形成されるように構成されている(図4参照)。したがって、突起部8と栓7の隙間からは空気の出入りをさせつつ、容器外の埃等の異物が連通口6を通じて上部容器2内に侵入するのを円盤部7aによって防ぐことができる。
下部容器3は、円柱の概略形状を有している。下部容器3は、円柱状の他、角柱の形状を有していてもよい。下部容器3の下端部は、下方に向かってなだらかに広がっている。なお、当該部位については、広がってなくてもよい。下部容器3内には、液体が収容されている。液体は、水の他、エタノール等どのような液体でもよい。
上部容器2と下部容器3とは互いに接続されている。この接続部(以下、接続部9とする)には隔壁4が形成されている。上部容器2の下端は開放されている。上部容器2の周壁の下端縁は下部容器3の周壁の上端縁と接続している。下部容器3の周壁の上端部は、隔壁4と接続している。隔壁4は、液体観察容器1の内部において接続部9に固定されている。隔壁4は、頂点が下方に配置された円錐の漏斗状に形成されている。つまり、隔壁4は下方に向かうにつれて水平方向に関する幅が小さくなっている。隔壁4は、上部容器2内の空間と下部容器3内の空間からなる全体の空間を上下に隔てている。なお、隔壁4は、上部容器2と下部容器3の間を水平に区切る平板形状であってもよい。
管5は、隔壁4の下端の接続部10において隔壁4と接続されている。管5は、接続部10から下部容器3内の空間へと延び、隔壁4から下部容器3の空間を通って下部容器3の内底面付近まで延びている。管5の上端は隔壁4の上面に開口しており、管5の下端は液面下で開口している。これにより管5は、上部容器2内の空間と下部容器3内の空間とを連通させている。管5の下端部は内底面403a(図4参照)より上方に配置されており、下部容器3の液体に浸かっている。このように、管5は隔壁4にぶら下がっており、管の上端で上部容器2を支える図1と比べて安定する。また、本実施形態においては、隔壁4は下方に向かうにつれて水平方向に関する幅が小さくなっている。つまり、隔壁4は、斜め下方に向かって延びている。これによって、隔壁4は、管5の重量を斜め上方に向かって支持するため、管5を安定に支持できる。
管5は、上方から見て円を描く部分を含んでおり、この部分が上下方向に連続することでらせん状になっている。なお、この円を描く部分が、本発明において「閉じた曲線」に該当する。「閉じた曲線」とは、直線に沿った部分やなめらかな線に沿った部分を含んでよいし、角ばった部分を含んでもよい。円や多角形、五芒星の外形等がこれに該当する。
管5の外表面には、下部容器3の内表面に向かって突出する突出部51が形成されている。突出部51の代わりに、管5の外表面に向かって突出する突出部が下部容器3の内表面に形成されてもよい。突出部51の先端と下部容器3の内表面との間には隙間が形成されている。つまり、突出部51は下部容器3の内表面には接していない。管5は、上記の通り隔壁4にぶら下がっているため、水平方向に揺れるおそれがある。しかし、仮に管5が揺れたとしても、突出部51が下部容器3の内表面に接触するので、複雑な構造をした管5の本体が下部容器3の内表面にぶつかるのを防止できる。また、液体観察容器1の作製時に、突出部を含めて管5と下部容器3とを作製し、その後、管5を下部容器3の中に挿入するとする。このとき、仮に、突出部と下部容器3との間に隙間がないと、管5を下部容器3の中に挿入する際に、突出部が下部容器3の内表面に接触するため、管5を挿入しにくい。しかし、本実施形態では、突出部が下部容器3の内表面に接していないため、管5を下部容器3に挿入しやすい。
管5はらせん状に構成されていることにより、管5に沿って上部容器2に向かう経路が、図3の矢印A1に示すように右方に向かったり、矢印A2に示すように左方に向かったりする。このように、管5に沿って上部容器2に向かう経路が、一方向に向かう部分と、水平方向に関してその逆方向に向かう部分とを含むことで、複雑な経路を描きつつ上部容器2に向かうことになる。また、管5が複雑な構造を有することで、全体が長くなる。なお、矢印A1及びA2で示す両部分が本発明における第1及び第2の部分に相当する。
下部容器3内に収容された液体は、管5内の液面L1に作用する空気圧と下部容器3内であって管5外の液面L2に作用する空気圧との差、液面L2より上方の液体全体の重量、毛管現象による作用等に基づき、管5内を上下に移動したり、管5内で静止したりする。例えば、上記空気圧の差が、ちょうど液面L1が図1の位置で静止する大きさであったとする。この状態において、下部容器3を手で温める等して下部容器3内の空気を膨張させることにより、液面L2に作用する空気圧が大きくなると、液面L1は管5内を上昇する。逆に、上記の状態において、外気圧の上昇などに起因して連通口6と栓7の隙間から空気が入ることにより、液面L1に作用する空気圧が大きくなると、液面L1は管5内を下降する。液体観察容器1は、上記の通り、全体が透明または半透明な材質から構成されている。このため、管5内を液体が上下するのが容器外から目視可能である。
このように、液体観察容器1は、管5を上昇する液体の動きを楽しむことができる容器である。本実施形態においては、管5がらせん状に形成されていることで経路が複雑になっていると共に管5の流路が長くなっている。よって、液体が上部容器2に到達するのに時間が掛かると共に、複雑な経路に沿って液体が移動する。このため液体の複雑な移動をじっくりと楽しむことができる。一方、このように管5が複雑な形状を有していると、外部にむき出しの構造である図1のように、衝撃に弱く壊れやすいおそれがある。しかし、本実施形態によれば、管が下部容器3内に収容されているため、図1の器具と比べて管が衝撃から保護され、壊れにくい。
ところがこのように構成する場合、複雑な構造の管5を収容させるため、下部容器3を比較的大きくする必要がある。仮に、図1のように容器全体が密閉されているとすると、下部容器3の大型化に伴って上部容器2も大型化せざるを得ない。これは以下の理由による。容器全体が密閉されている場合、上部容器2内の空間が下部容器3内の空間に対して小さいと、上部容器2内の圧力が上昇しやすくなる。このため、液体が下部容器3から上部容器2へと向かいにくくなる。したがって、仮に液体観察容器1全体を密閉したとすると、液体を移動させやすくするため、下部容器3の大型化に伴って上部容器2も大きくしなければならない。これでは液体観察容器1全体が大きくなり過ぎるおそれがある。
これに対し、本実施形態では、上部容器2に連通口6が形成されている。これにより、液体の上昇に伴い、連通口6を通じて上部容器2から空気が抜ける。このため、上部容器2を大きくしなくても液体が上昇しやすいので、液体観察容器1全体が過大になるのが抑制される。
以下、上記の実施形態に係る第1〜第5の変形例について説明する。各変形例において、上記実施形態と同様の構成については上記と同じ符号を用いると共に、その説明を適宜省略する。第1の変形例に係る液体観察容器501は、図5に示すように、上記管5とは異なる管505が容器内に収容されている。管505は文字形状に沿った文字部分とらせん状のらせん部分とを含んでいる。なお、らせん部分はなくてもよい。文字部分は、一筆書きで表現されたアルファベットの「C」「R」「C」の文字形状に沿って延びている。「C」の文字部分とそれに連なる部分は、水平方向から見て閉じた曲線を描いている。文字部分には、一筆書きで表現されたものであれば、漢字、数字等、どのような文字が使われてもよい。文字部分の上端は隔壁4の下端に接続されている。文字部分の下端にはらせん部分が接続されている。らせん部分の下端は液体に浸されている。第1の変形例では、液体が文字部分を上昇及び下降していく際に、まるで文字を書いているかのような液体の動きを見て楽しむことができる。また、液体は、文字形状に沿って水平方向及び上下方向に関して行ったり来たりする。つまり、文字部分は、本発明における第1の部分及び第2の部分を含んでいる。
以下、第2の変形例について説明する。第2の変形例に係る液体観察容器601は図6に示すように、上部容器602、下部容器603及び隔壁604を含んでいる。上部容器602及び隔壁604は、上記の上部容器2及び隔壁4よりも幅が広くなっていること以外には、上記の上部容器2及び隔壁4と同様に構成されている。隔壁604の下端には管605が接続されている。
管605は、五芒星に沿って延びる星部分とらせん部分とを含んでいる。なお、らせん部分はなくてもよい。星部分の上端は隔壁604に接続されている。星部分の下端はらせん部分と接続されている。らせん部分の下端は液体に浸されている。らせん部分は星部分より幅が狭い。液体が星部分を上昇する際に星形を形作る複雑な液体上昇を見て楽しむことができる。
下部容器603の一部は、管605のらせん部分に対応する領域において、内部空間の管605方向へくぼんでいる。くぼみの部分は、管605の星部分より幅が狭い。このくぼみにより、下部容器603内であって管605外の空間の容積が小さくなる。これにより、例えば下部容器603内の空気を温めた際に、下部容器603内であって管605外の空間の圧力が上昇しやすくなる。よって、液体が管605を上昇しやすくなるので、液体観察容器601が液体の動きを楽しみやすいものとなる。また、くぼんでいるところが持ち手になり、運びやすいという効果もある。
以下、第3の変形例について説明する。第3の変形例に係る液体観察容器701は、図7に示すように、上部容器702、下部容器703及び管705を有している。上部容器702は、上方に向かってすぼまった円錐形状をしている。上部容器702の上端は、突起部702aが突出しており、上方に向かって開口している。蓋707が突起部702aにその側面との間に隙間を空けつつ覆いかぶさっている。さらに、突起部702aの上端部と蓋707の間にも隙間が形成されるように構成されている。したがって、突起部702aと蓋707の隙間からは空気の出入りをさせつつ、容器外の埃等の異物が突起部702aから侵入するのを防ぐことができる。蓋707は、上方部が膨らみ、下方部が窄まっている。なお、上方部は膨らんでいなくてもよい。
下部容器703は、上端部及び下端部いずれにおいてもへこみも膨らみもない、円柱概略形状をしている。このような構造を取ることにより、下部容器703の内部にある管の構造や液体の動きに目をひきやすい。
管705は全体がらせん状に形成されている。管705の上端は、隔壁4にぶら下がっている。管705の下端は、下部容器703の液体に浸っている。管705の上半部は、下方に向かうほど水平方向に関するらせんの幅が小さくなっている。また、管705の下半部は、上方に向かうほど水平方向に関するらせんの幅が小さくなっている。したがって、管705の幅は上半部及び下半部の境界において最も小さくなっている。これにより、水平方向に関するらせんの幅が小さくなっている箇所を液体が上昇する際に、他のらせん部分に比べて液体が上下方向に早く上昇するという液体の動きを見て楽しむことができる。
以下、第4の変形例について説明する。第4の変形例に係る液体観察容器801は、図8に示すように上部容器802、下部容器803、隔壁804及び管805を有している。図面には表れていないが、上部容器802、下部容器803及び隔壁804は、上記の上部容器2及び隔壁4よりも幅が狭くなっている。このこと以外には、上記の上部容器2及び隔壁4と同様に構成されている。管805は、球状部分とらせん部分とを含んでいる。球状部分で管全体の容積が大きくなり、液体が上部容器802に短時間で上昇するのを防ぐことができる。
下部容器803には、貫通孔810がある。貫通孔810は下部容器803内の空間を外部と連通させている。貫通孔810には栓811が差し込まれる。栓811の材質は、ゴムである。貫通孔810を密閉できる材質であれば他の材質でもよい。貫通孔810及び栓811により、液体観察容器801の液体の交換が容易になる。また、栓811を外すことにより、下部容器803内であって管805外の空気を出入りさせ、液面L2に作用する空気圧を変化させることができる。それにより、管805内の液体の動きが変化することとなる。下部容器803の一部は、液体観察容器801の上下方向に中間部に対応する領域において、内部空間の管805方向へくぼんでいる。このくぼみにより、下部容器803内であって管805外の空間の容積が小さくなる。これにより、第2の変形例と同様に液体が管805を上昇しやすくなるので、液体観察容器801が液体の動きを楽しみやすいものとなる。
以下、第5の変形例について説明する。第5の変形例に係る液体観察容器901は、図9及び図10に示すように、上部容器902、下部容器903、隔壁904及び管905を有している。上部容器902及び隔壁904は、上記の上部容器2及び隔壁4よりも幅が狭くなっていること以外には、上記の上部容器2及び隔壁4と同様に構成されている。
管905は、隔壁904の直下で下方に向かって分岐し、L2の液面付近で上方に向かって分岐している。分岐は、上方に向かうもの及び下方に向かうもののいずれか一つでもよい。以下、一方の分岐部を分岐部905a、他方の分岐部を分岐部905bとする。分岐部905aは全体的にらせん状に形成されている。分岐部905bは分岐部905aのらせん部分に取り囲まれるように配置され、図10のように球状部905cが連なる構造をしている。分岐した構造と球形により、複雑な液体の動きを楽しむことができる。また、液体の流路が長くなり、かつ管の容積が大きくなるため、液体が上部容器902に到達するのに時間が掛る。このため、液体観察容器901を見る人は長い時間、液体上昇の動きを楽しむことができる。
L1 液面
L2 液面
1、501、601、701、801、901 液体観察容器
2、602、702、802、902 上部容器
3、603、703、803、903 下部容器
403a 内底面
4、604、804、904 隔壁
5、505、605、705、805、905 管
51 突出部
905a 分岐部
905b 分岐部
905c 球状部
6 連通口
7 栓
7a 円盤部
7b 突起部
702a 突起部
707 蓋
8 突起部
9 接続部
10 接続部
810 貫通孔
811 栓

Claims (8)

  1. 外部から目視できるように液体を収容した上部容器及び下部容器と、
    前記上部容器内の空間と前記下部容器内の空間とを連通させ、外部から目視できるように前記上部容器と前記下部容器との間で液体を移動させる管と、
    前記上部容器内の空間及び前記下部容器内の空間からなる全体の空間を上下に隔てる隔壁とを備えており、
    前記上部容器が容器内外を連通させた連通口を有し、
    前記管が、前記隔壁から前記下部容器内の空間を通って前記下部容器の内底面より上方の位置まで延びており、
    前記液体が、前記下部容器内にあるときに前記管の開口部が液面よりも下になり得る量であり、
    前記管に沿って前記上部容器に向かう経路が、一方向に向かう第1の部分と、水平方向及び上下方向の少なくともいずれかに関して前記一方向とは逆方向に向かう第2の部分とを含んでいることを特徴とする液体観察容器。
  2. 前記隔壁が、下方に向かうに連れて水平方向に関する幅が小さくなっており、
    前記隔壁の下端に前記管の上端が接続されていることを特徴とする請求項1に記載の液体観察容器。
  3. 前記管が、上方及び水平方向の少なくともいずれか一方から見て閉じた曲線を描く部分を含んでいることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体観察容器。
  4. 前記管が、上方から見て前記曲線を描く部分が上下方向に連続することでらせん状に形成されており、
    前記らせん状に形成された部分のいずれか一部において水平方向に関するらせんの幅が小さくなっていることを特徴とする請求項3に記載の容器。
  5. 前記管の一部が球状となっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の容器。
  6. 前記管が、上方又は下方に向かって分岐した部分を含んでいることを特徴とする請求項1又は2に記載の容器。
  7. 前記管の外表面及び前記下部容器の内表面のいずれか一方に、他方に向かって突出する突出部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の容器。
  8. 前記下部容器の外壁に貫通孔が形成されており、
    前記貫通孔を塞ぐ前記貫通孔から取り外し可能な栓をさらに備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の容器。
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