JP5599123B2 - 電池制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、組電池を制御する電池制御装置に関する。
電気自動車(EV)やハイブリッド自動車(HEV)などの電動車両においては、二次電池セル(単電池セル)を複数直列に接続したセルグループを多数個、直並列に接続して大容量とした組電池を含む蓄電装置が用いられている。蓄電装置には、この組電池の充放電を制御するための電池監視装置(セルコントローラ)やこの電池監視装置を制御する上位制御装置(マイクロコンピュータ、以降マイコンと称する)が備えられている。EVやHEVなどの電動車両では、その制御のために、これらセルコントローラやマイコンなど多くの電子回路が用いられており、これらの電子回路の消費電力を低減することが要求されている。
セルコントローラは、EVやHEVを始動する際に、蓄電装置の低電圧側にあるマイコンからの起動信号がセルコントローラの起動回路に送信されて起動される。蓄電装置には高電圧の組電池が内蔵されており、この組電池を監視・制御するセルコントローラも高電位の状態となっているため、前記の低電圧側の上位制御装置であるマイコンからの起動信号を蓄電装置の高電圧側にあるセルコントローラの起動回路に伝送する場合には、低電圧側のマイコンの出力部と高電圧側のセルコントローラの起動回路の入力部との間に絶縁回路を設け、この絶縁回路を介して信号伝送を行う必要がある。この絶縁回路にはフォトカプラ(例えば特許文献1参照)や絶縁トランス(例えば特許文献2参照)が一般的に使用されているが、フォトカプラには暗電流の問題があり、また絶縁トランスは高価である。
特開2008−281464号公報 特開2010−081756号公報
従来、電動車両において用いられる蓄電装置において、高電位側にある組電池を制御するセルコントローラの起動回路の入力部に用いられる回路は、安価かつ低消費電力となっていなかった。
本発明に係る電池制御装置は単電池セルを複数個直列に接続した組電池の充放電を制御するセルコントローラと、当該セルコントローラを起動する起動信号を発生する起動回路部と、前記起動信号を発生させるために前記起動回路部に起動トリガ信号を入力する上位コントローラとを備え、前記起動回路部はコンデンサを用いた絶縁回路を備える電池制御装置であって、前記起動回路部は、ラッチ回路と、ラッチ解除回路と、前記絶縁回路を介して前記起動トリガ信号を受信し前記ラッチ回路のトランジスタをOnとする起動トリガ受信トランジスタとを備え、前記ラッチ回路は、前記上位コントローラからの停止トリガ信号が前記絶縁回路を介して前記ラッチ解除回路に入力されるまで、前記起動信号の電圧をHigh状態に維持する、ことを特徴とする
本発明に係る他の電池制御装置は単電池セルを複数個直列に接続した組電池の充放電を制御するセルコントローラと、当該セルコントローラを起動する起動信号を発生する起動回路部と、前記起動信号を発生させるために前記起動回路部に起動トリガ信号を入力する上位コントローラとを備え、前記起動回路部はコンデンサを用いた絶縁回路を備える電池制御装置であって、前記起動回路部は、単安定マルチバイブレータ回路と、前記絶縁回路を介して前記起動トリガ信号を受信し前記単安定マルチバイブレータ回路をOnとする起動トリガ受信トランジスタとを備え、前記単安定マルチバイブレータ回路は、前記起動トリガ受信トランジスタによって前記起動トリガ信号が所定の時間間隔以下で連続して受信されている間は、前記起動信号の電圧をHigh状態に維持する、ことを特徴とする
本発明に係る蓄電装置は、上記の電池制御装置と、この電池制御装置により充放電が制御される組電池とを備えている
本発明に係る電動車両の駆動装置は、上記の蓄電装置と、この蓄電装置を電源としてインバータ回路によって駆動される電動発電機とを備えている
本発明によるセルコントローラの起動回路では、この起動回路の入力部に暗電流が非常に小さいシリコントランジスタを使用することができ、セルグループとセルコントローラを流れる暗電流を大幅に低減することができる。
ハイブリッド自動車用回転電機の駆動装置に本発明を適用した場合の構成例の概要を示すブロック図である。 本発明による第1の実施形態である電池制御装置の構成例を示す図である。 図2の電池制御装置に含まれるセルコントローラの内部構成の1例を示す図である。 図2に示す、セルコントローラの起動回路の構成を示す図である。 図4の起動回路の動作を説明するタイミングチャートである。 本発明による第2の実施形態である電池制御装置の構成例を示す図である。 図6に示す電池制御装置における、セルコントローラの起動回路の構成を示す図である。 図7の起動回路の動作を説明するタイミングチャートである。 本発明による第3の実施形態である電池制御装置の構成例を示す図である。 本発明による第4の実施形態である電池制御装置の構成例を示す図である。 本発明による第5の実施形態である電池制御装置の構成例を示す図である。 本発明による第6の実施形態である電池制御装置の構成例を示す図である。 図3に示すセルコントローラの構成例にさらにセルコントローラ間での起動信号の伝送機能を加えた構成例を示す図である。 図13に示すセルコントローラを用いて、セルコントローラ間の通信を行う構成の概略を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について、図1〜8を参照して、本発明をハイブリッド自動車用モータ駆動装置に適用した場合を例にして説明する。なお、以下の説明で、リチウム電池セルなどの単電池セルを複数個直列に接続したものをセルグループとし、このセルグループを複数個直列または並列または直並列に接続したものを、電池モジュールとしている。ただし、単電池セルを複数個接続したものを、一般に組電池と呼称している。したがって、セルグループおよび電池モジュールも含めて組電池と呼んでいる。
<電池制御装置を含むモータ駆動装置の全体構成>
まず図1を参照して、本発明による電池制御装置を含む、電気自動車およびハイブリッド型自動車などの電動車両に用いられる回転電機(電動発電機)に適用可能な、駆動システムの全体構成について説明する。
図1は車両用回転電機の駆動システムを示すブロック図である。図1に示す駆動システムは、電池モジュール20、電池モジュール20を監視する電池制御装置1、電池モジュール20からの直流電力を3相交流電力に変換するインバータ装置220、および車両駆動用の電動発電機230を備えている。電動発電機230は、インバータ装置220からの3相交流電力により駆動される。インバータ装置220と電池制御装置1とはCAN通信で結ばれており、インバータ装置220は電池制御装置1に対して上位コントローラとして機能する。また、インバータ装置220は、さらに上位の制御装置である車両コントローラ6(図1参照)からの指令情報に基づいて動作する。
図1に示す電池モジュール20は、リチウム電池セルなどの二次電池セル(単電池)を複数個直列に接続したセルグループ2を2個直列に接続して構成されている。各々のセルグループは、それぞれのセルグループに対応して設けられるセルコントローラ11によって監視・制御される。これらのセルコントローラ11は電池制御装置1に組み込まれている。
2つのセルグループ2は、スイッチとヒューズとが直列接続された保守・点検用のサービスディスコネクト(SD)3を介して直列接続される。このサービスディスコネクトSD−SWが開くことで電気回路の直列回路が遮断され、仮に電池ジュールブロック20のどこかで車両との間に1箇所接続回路ができたとしても電流が流れることはない。このような構成により高い安全性を維持できる。又、点検時に作業者がHV+とHV−の間を触っても、高電圧は人体に印加されないので安全である。
インバータ装置220のパワーモジュール226は、導通および遮断動作を高速で行い直流電力と交流電力間の電力変換を行う。このとき、大電流を高速で遮断するので、直流回路の有するインダクタンスにより大きな電圧変動が発生する。この電圧変動を抑制するため、パワーモジュール226に接続される強電ラインHV+,HV−間には、約700μF〜約2000μF程度の大容量の平滑キャパシタ(不図示)が設けられている。これにより、電池制御装置1に設けられた集積回路に加わる電圧ノイズが低減される。
電池モジュール20とインバータ装置220との間の強電ラインHV+には、リレーRL,抵抗RpおよびプリチャージリレーRLpを備えた電池ディスコネクトユニットBDUが設けられている。抵抗RPとプリチャージリレーRLpとの直列回路は、リレーRLと並列に接続されている。
インバータ装置220の動作開始状態では平滑キャパシタの電荷は略ゼロであり、リレーRLを閉じると大きな初期電流が平滑キャパシタへ流れ込む。そして、この大電流のためにリレーRLが融着して破損するおそれがある。この問題を解決するために、モータ制御マイコン(MCU)222は、さらに車両コントローラ6からの命令に従い、電動発電機230の駆動開始時に、プリチャージリレーRLpを開状態から閉状態にして平滑キャパシタを充電し、その後にリレーRLを開状態から閉状態として、電池モジュール20からインバータ装置220への電力の供給を開始する。平滑キャパシタを充電する際には、抵抗Rpを介して最大電流を制限しながら充電を行う。このような動作を行うことで、リレー回路を保護すると共に、電池セルやインバータ装置220を流れる最大電流を所定値以下に低減でき、高い安全性を維持できる。
なお、インバータ装置220は、電動発電機230の回転子に対するパワーモジュール226により発生する交流電力の位相を制御して、車両制動時には電動発電機230を発電機として動作させる。すなわち回生制動制御を行い、発電機運転により発電された電力を電池モジュール20に回生して電池モジュール20を充電する。電池モジュール20の充電状態が基準状態より低下した場合には、インバータ装置220は電動発電機230を発電機として運転する。電動発電機230で発電された3相交流電力は、パワーモジュール226により直流電力に変換されて電池モジュール20に供給される。その結果、電池モジュール部20は充電される。
一方、電動発電機230をモータとして力行運転する場合、MCU222は車両コントローラ6の命令に従い、電動発電機230の回転子の回転に対して進み方向の回転磁界を発生するようにドライバ回路224を制御し、パワーモジュール226のスイッチング動作を制御する。この場合は、電池モジュール20から直流電力がパワーモジュール226に供給される。また、回生制動制御により電池モジュール20を充電する場合には、MCU222は、電動発電機230の回転子の回転に対して遅れ方向の回転磁界を発生するようにドライバ回路224を制御し、パワーモジュール226のスイッチング動作を制御する。この場合は電動発電機230から電力がパワーモジュール226に供給され、パワーモジュール226の直流電力が電池モジュール20へ供給される。結果的に電動発電機230は発電機として作用することとなる。
電池制御装置1は、主にセルグループ2を構成する各単電池セルのセル電圧の測定、総電圧の測定、電流の測定、セル温度およびセルの容量調整等を行う。そのために、上記のようにセルコントローラ11として、複数の電池制御用IC(集積回路)が設けられている。
なお、図1の電池モジュール20は1つの例として、2つのセルグループで構成された場合を示してある。電池モジュール20は、電気自動車やハイブリッド自動車で必要とされる電圧および電流を得るために、上記のようなセルグループを複数個直列または直並列に接続して構成される。また、更に複数のこのような電池モジュールを直列または直並列に接続してもよい。セルコントローラ11はこれらの各々のセルグループに対応して設けられる。
<第1の実施形態>
図2は、本発明による第1の実施形態である組電池(電池モジュール20)の電池制御装置1の構成例を示す図である。この第1の実施形態では、リチウムイオン電池を12個直列に接続したセルグループ2を、サービスディスコネクト3を介して2個直列に接続している。電池モジュール20の正極に接続される正極側バスバー端子7と負極に接続される負極側バスバー端子8から、インバータ装置220(図1参照)へ電池モジュール20の直流電力を供給する。
組電池の電池制御装置1は、セルグループ2の総電圧、セルグループ2を構成する単電池セルのセル電圧、電流センサ4から入力されるセルグループ2の充放電電流、および、図示しない温度センサから入力されるセルグループ2の温度を検出し、上位のコントローラにあたる車両コントローラ6へ、通信ライン61経由で送信する。
また、電池制御装置1は、セルグループ2を構成する単電池の電圧が、あらかじめ定められた値よりばらついている場合、ばらつきを減らす容量調整処理を行う。
セルグループ2の電池制御装置1は、電池制御マイコン(BCU)10、セルコントローラ11、総電圧測定回路14、温度センサ入力回路15、電流センサ入力回路16、起動回路部52、デジタルアイソレータ13、電源回路16、通信回路17から構成される。BCU10は、電池制御装置1内の測定回路で測定された電池情報を収集し、通信回路17から通信ライン61経由で、車両コントローラ6へ送信する。また、BCU10は、車両コントローラ6からの、セルグループを構成する複数の単電池セル各々の容量を調整する容量調整指示を、セルコントローラ11へデジタルアイソレータ13経由で送信する。セルコントローラ11は、容量調整機能を内蔵する集積回路である。
なお、デジタルアイソレータ13には様々の仕様のものが市販されており、図2の例では双方向通信可能な多チャンネル型の仕様のものを想定している。ただし、一方向にのみ通信可能な仕様のデジタルアイソレータを複数個用いて、双方向通信を行うことも可能であり、この場合は図2のデータ伝送は一方向にのみ信号伝送を行う伝送経路を複数使用する。
電源回路16は、車両コントローラ6からの起動信号62により動作を開始し、バッテリー5から供給されるバッテリー電圧を入力し、電池制御装置1内のBCU10,通信回路17、およびデジタルアイソレータ13のBCU側にこれらの動作電源となる、定電圧5V(VDD)を配線(電源ライン)141を介して供給する。電源回路16、BCU10、通信回路17、およびデジタルアイソレータ13のBCU10側は、バッテリー5のマイナス端子が接地され、電動車両のシャーシ電位50をGND電位として動作する。
セルコントローラ11は、セルグループ2から正極につながる高電圧の電源ライン(VCC)28を通して電源を供給され、起動回路部52からの起動信号111の電圧がHigh(VCC)になると動作を開始し、起動信号111の電圧がLow(GND)になると動作を停止する。動作停止中は、セルコントローラ11の内部回路が停止するため、消費電流は発生しない。また、セルコントローラ11は、セルグループ2の負極電位ライン29をGND基準としており、車両のシャーシ30とは、電気的に絶縁されている。
セルコントローラ11を起動する場合は、起動回路部52にBCU10からセット信号Sがパルス(5V)入力される。後述するように、この起動回路部52は内部に絶縁回路を備えており、この絶縁回路を介して低電圧側と高電圧側に分かれている。
従来この絶縁回路には、前述のように、フォトカプラあるいは絶縁トランスが用いられたいたが、価格の面からフォトカプラが用いられることが多かった。
フォトカプラを絶縁回路に用いた場合、フォトカプラの受光側であるフォトトランジスタは蓄電装置側に設けられているので、このフォトトランジスタには蓄電装置側の電源電圧が印加されている。蓄電装置の外側にあるフォトカプラの発光側である発光ダイオードから、上位制御装置からの起動信号に対応して光信号が発生すると、受光側のフォトトランジスタはこの光信号を受光して電流が流れる。すなわちフォトトランジスタはOnとなる。上位制御装置からの信号が無い場合は、フォトトランジスタはOffとなっているが、このフォトトランジスタには常に電源電圧が印加されているため、EVやHEVが非作動時であっても僅かな暗電流が流れている。この暗電流は僅かではあるものの、長時間に渡ると、蓄電装置の二次電池セルに蓄電された電力を放電する。
蓄電装置のセルグループの充放電を制御する制御装置であるセルコントローラは、セルグループ毎に設けられている。近年蓄電装置の大容量化と制御回路の省電力化のために、各セルグループにおける直列に接続される二次電池セルの数が増加している。これにより、セルグループの電圧が高くなり、これを電源電圧に用いている上記のフォトトランジスタに印加される電圧も大きくなってきている。フォトトランジスタの電源電圧が大きくなると、上記の暗電流も大きくなる。また、この暗電流は高温の状態では、さらに増加するので、特に夏期にEVやHEVの非作動状態が長期に渡る場合には、この暗電流を減少することが重要となっている。また、フォトトランジスタを含むフォトカプラの特性は、製品毎にある程度バラついているので、暗電流を安定して少なくなるようにするためには、選別をおこなうための選別工程が必要である。
本発明による電池制御装置では、以下に説明するように、起動回路部52の絶縁回路にコンデンサ結合を用いている。更に低電位側にある上位制御装置からの起動信号を受信する、高電位側にある起動回路部52の入力部の回路に消費電力の少ないシリコントランジスタを用いている。このような構成の起動回路部により、安価かつ低消費電力の起動回路が実現されている。
セルコントローラ11への、起動信号111(High、VCC)は、起動回路部52が内蔵する高電位側のラッチ回路により、High(VCC)に保持される。セルコントローラ11を停止する場合は、BCU10からのリセット信号Rが起動回路部52に入力され、起動信号111の出力電圧をHighに保持していたラッチ回路が解除され、起動信号111の電位がLow(GND)となり、セルコントローラ11は、動作を停止する。
起動回路部52のセルコントローラ11側は、セルグループ2からの電源ラインである正極電位ライン28から電源供給を受け、セルグループ2の負極電位ライン29の電位をGND電位として、起動信号111の電圧出力を行う。起動回路部52は、漏れ電流が非常に小さいシリコントランジスタで構成されており、起動信号111を出力しない場合、すなわち起動信号111の電圧をLow(GND電位)の状態では、電源ライン28から起動回路部52へ流れ込む漏れ電流を非常に小さく出来る。
デジタルアイソレータ13は、セルコントローラ11と接続する一次側と、BCU10と接続する二次側を絶縁しながら通信を行う素子である。この素子は、BCU10とセルコントローラ11の間で、CLOCKとDATAの2本の信号により、シリアル通信を行う。デジタルアイソレータ13は、一次側と二次側それぞれに電源供給が必要であり、セルコントローラ11側は、セルコントローラ11から出力されるVDD出力電圧を電源として供給し、BCU10側は、電源回路16から低電圧電源(5V)を電源ライン141を介して供給する。
セルコントローラ11から出力されるVDD出力電圧は、セルコントローラ11が停止状態のときは出力されず、デジタルアイソレータ13への電源電流も流れないため、セルグループ2の漏れ電流には影響しない。
次に、図3により、セルコントローラ11の内部構成を説明する。
セルコントローラ11は、放電回路部21、マルチプレクサ22、ADコンバータ23、放電制御部24、通信回路部25、内部電源回路部26、および、スイッチ27を備えている。
セルコントローラ11は、非作動時に、セルグループ2からセルコントローラ11に流れる電流を遮断するため、セルコントローラ11内にVCC電源を供給するスイッチ27を内蔵しており、このスイッチ27のOn/Offは起動信号111により操作される。
スイッチ27がONとなると、セルグループ2の正極に接続される電源ライン28からセルグループ電圧VCCが内部電源回路部26に供給される。内部電源回路部26はIC内の放電回路部21、マルチプレクサ22、ADコンバータ23、放電制御部24、および通信回路部25へ、これらの動作電源VDDを供給する。
セルコントローラ11はセルグループ2を構成する複数の単電池セルと、各々の単電池に対応して設けられている電圧検出線213で接続され、各単電池セルのセル電圧は、マルチプレクサ22へ入力される。コントロールブロック24からの制御信号により、マルチプレクサで選択された単電池セルの電圧がADコンバータ23へ入力され、ADサンプリング測定を行い単電池セルのセル電圧を測定する。ADコンバータ23によりサンプリング測定された電圧測定値は、コントロールブロック24を介して通信回路25へ送られる。そして、通信回路25は、CLOCKラインと、双方向通信のDATAラインで、収集したセルグループ2を構成する複数の単電池セルの電池情報をIC外部へ送信する。
放電回路部21は、セルグループ2を構成する複数の単電池セルの各々に対応して設けられるバランシング抵抗212とバランシングスイッチ211とで構成される。バランシングスイッチ211は、各々の単電池セルの正極に接続された電圧検出線と負極に接続された電圧検出線との間に接続され、放電制御部24からの制御信号により選択されたバランシングスイッチ211をONすることにより、単電池セルとバランシング抵抗212とバランシングスイッチ211とで、この単電池セル毎の放電回路を構成する。この単電池セル毎の放電回路により、容量調整が必要な単電池セルを放電して、セルグループ全体の単電池セルの容量を揃えるバランシング放電を行う。
次に、図4により、起動回路部52の詳細について説明する。
起動回路部52は、セルグループ2の正極に接続される電源ライン28の電圧(VCC)を起動信号111の電圧として出力するスイッチとなるトランジスタQ3、そのQ3をドライブするトランジスタQ2、トランジスタQ3がONとなった後、その状態を保持するラッチ回路31、そのラッチ状態を解除するラッチ解除回路32、カップリングコンデンサC1〜C4から構成される絶縁回路33と、BCU10からの信号を絶縁回路33へ出力するトランジスタQ1およびQ5を備えている。
トランジスタQ3は、OFF時のエミッタ−コレクタ間の漏れ電流が、フォトカプラのトランジスタに比べて小さいシリコントランジスタを使用しているため、セルグループ2からの漏れ電流をフォトカプラに比べ小さくできる。
絶縁回路33のBCU10側はシャーシ電位50をGNDとする回路に接続されており、セルコントローラ11側はセルグループの負極電位ライン29の電位をGND電位とする回路と接続されている。BCU10側(低電圧側)の回路とセルコントローラ11側(高電圧側)の回路とを直流的に絶縁するため、カップリングコンデンサC1〜C4によるコンデンサ結合となっている。したがって、絶縁回路33のカップリングコンデンサC1〜C4には、セルコントローラ側の高電圧が印加されることになるため、セルコントローラ側の高電圧以上の絶縁耐圧特性を持つコンデンサを使用する。
起動回路部52は、トランジスタQ1とQ2の間が、カップリングコンデンサC1、C2によるコンデンサ結合となっているため、トランジスタQ1とQ2の間で直流電圧を伝達出来ない。そのため、トランジスタQ1の出力で、トランジスタQ2と、トランジスタQ2にドライブされるトランジスタQ3とをON状態に保持することができない。そこで、トランジスタQ3の出力がONとなると、トランジスタQ4がONとなり、トランジスタQ3のON状態を保持するラッチ回路31を設ける。
トランジスタQ3をOFFする場合は、ラッチ解除回路32のトランジスタQ6をONさせ、ラッチ回路31のトランジスタQ4をOFFとし、ラッチ状態を解除する。
次に、起動回路部52の動作について、図5のタイミングチャートを参照して説明する。
尚、図5では、起動回路部入力Sと起動回路部入力Rは、シャーシ電位50をGND基準、それ以外の信号は、セルグループ2の負極電位ライン29の電位をGND基準として記載している。
時刻t1以前は、起動回路部52のトランジスタQ1〜Q6は全てOFFとなっている。時刻t1に、BCU10から起動回路部52にセット信号Sとして立下りパルス(5V→0V)Pが入力されると、トランジスタQ1がONし、コンデンサC1、C2の充電電流が流れる。その電流により、コンデンサC1のセルコントローラ11側に瞬間的に電圧Vが発生し、その電圧により、トランジスタQ2が瞬間的にONとなる。
トランジスタQ2がONすることにより、トランジスタQ3もONとなり、トランジスタQ3のコレクタ電圧はセルグループ2の正極電位(VCC)まで上昇する。
すると、ラッチ回路31を構成するトランジスタQ4のベースに電圧が入力され、トランジスタQ4がONとなり、トランジスタQ3をONに保持するラッチ状態となる。
図5のt2のタイミングで、コンデンサC1、C2の充電電流が流れなくなり、トランジスタQ2はOFFとなるが、トランジスタQ4により、トランジスタQ3のON状態は保持される。
トランジスタQ3がONとなると、コレクタと接続されているセルコントローラ11の起動信号111がHigh(VCC)になり、セルコントローラ11が起動する。
次に、セルコントローラ11を停止する動作を説明する。
時刻t3のタイミングで、BCU10から起動回路部52にリセット信号Rとして立ち下がりパルス(5V→0V)Pが入力されると、トランジスタQ5がONとなり、コンデンサC3、C4の充電電流が流れる。その電流により、コンデンサC3のセルコントローラ11側に瞬間的に電圧Vが発生する。その電圧により、トランジスタQ6がONとなる。すると、トランジスタQ3をON状態に保持しているトランジスタQ4のベース電圧が0V近くまで下がり、トランジスタQ3をON状態に保持しているトランジスタQ4がOFFとなる。その結果、トランジスタQ3がOFFとなり、セルコントローラ11の起動信号111がLow(GND電位)となり、セルコントローラ11は動作を停止する。
以上で説明したように、起動回路部52は、BCU10から入力されるセット信号Sを起動トリガ信号として、起動信号111の電圧をHighとし、またリセット信号Rを停止トリガ信号として、起動信号111の電圧をLowとして、この起動信号111をセルコントローラ11に入力する。この起動信号111の電圧がHighの場合はセルコントローラのスイッチ27がOnとなり、セルコントローラ11の内部電源回路26に電源電圧(VCC)が供給される。さらに、この内部電源回路26から電源電圧(VDD)がセルコントローラ内の回路、およびセルコントローラ11とBCU10との通信を行うデジタルアイソレータ13に供給されることによって、セルコントローラ11が動作する、すなわちセルコントローラ11がOnとなる。
以上説明したように、第1の実施形態による電池制御装置によれば、電動車両の停止時における電池制御装置での暗電流による電力消費を大幅に削減することができる。電池制御装置はこれにより制御される組電池を含む蓄電装置全体に対して、この暗電流を大幅に削減することができる。また、同様にこの蓄電装置を備えた電動車両の駆動装置に対しても、電動車両の停車時の消費電力を削減することに大きく寄与する。
<第2の実施形態>
図6は、第1の実施形態で説明した電池制御装置1の構成例と異なる、第2の実施形態による電池制御装置1の構成例を示す。
第2の実施形態と第1の実施形態との相違点は、起動回路部の構成とこの起動回路部への入力信号(起動トリガ信号)である。図6ではセルコントローラ11に起動信号を出力する起動回路部は参照番号53で示されている。BCU10からの起動回路部53への信号入力は、図2に示す第1の実施形態では起動トリガ信号および停止トリガ信号として、それぞれセット信号Sとリセット信号Rの2つの信号が入力されていた。第2の実施形態では、起動トリガ信号(信号X)のみが入力される構成となる。
BCU10から起動回路部53への起動トリガ信号Xとして、パルス(5V→0V)Pが出力される。この起動パルスPが所定時間間隔以下で起動回路部53へ出力され続けている間は、起動回路53からセルコントローラ11に出力される起動信号111の電圧はHigh(VCC)となる。そして、BCU10からのパルスPの出力が停止すると、起動回路部53からのセルコントローラ11への起動信号111の出力はLowとなる。この構成により、BCU10により、セルコントローラ11の起動、停止を制御することができる。
なお、図6において、図2に示されている構成部分と同一の符号を付された構成部分は、同一の機能を有しており、これらについては説明を省略する
次に、図7により、起動回路部53の詳細について説明する。
起動回路部53は、セルグループ2の正極に接続される電源ライン(正極電位ライン)28の電圧(VCC)を起動信号111の電圧として出力するトランジスタQ13、そのトランジスタQ13をドライブする単安定マルチバイブレータ回路34、単安定マルチバイブレータ回路34へトリガ信号を出力するトランジスタQ12、カップリングコンデンサC11、C12から構成される絶縁回路35と、BCU10からの起動トリガ信号XをカップリングコンデンサC11へ出力するトランジスタQ11から構成される。
トランジスタQ13は、OFF時のエミッタ−コレクタ間の漏れ電流がフォトカプラのトランジスタに比べて小さいシリコントランジスタを使用しているため、セルグループ2からの漏れ電流をフォトカプラに比べ小さくできる。
カップリングコンデンサC11、C12のBCU10側はシャーシ電位50をGND電位とする回路に接続されており、セルコントローラ11側はセルグループの負極電位ライン29の電位をGND電位とする回路と接続されている。BCU10側(低電圧側)の回路とセルコントローラ11側(高電圧側)の回路とを直流的に絶縁するため、カップリングコンデンサC11、C12によるコンデンサ結合となっている。したがって、カップリングコンデンサC11、C12には、セルコントローラ側の高電圧が印加されることになるため、セルコントローラ側の高電圧以上の絶縁耐圧特性を持つコンデンサを使用する。
トランジスタQ13をドライブする単安定マルチバイブレータ回路34は、再トリガ可能なリトリガブル単安定マルチバイブレータとなっており、リセット周期より短いトリガパルスが入力されている間は、トランジスタQ13をONに保持することができる。トランジスタQ12からのトリガパルス入力を停止すると、リセット周期分の時間を経た後、トランジスタQ13はOFFとなる。
トランジスタQ12の駆動信号は、カップリングコンデンサC11によるコンデンサ結合を介してBCU10から送信される起動パルスPである。
次に、起動回路部53の動作について、図8のタイミングチャートを参照して説明する。
尚、図8では、起動回路部を起動する起動トリガ信号Xのみ、シャーシ電位50をGND基準、それ以外の信号は、セルグループ2の負極電位ライン29の電位をGND基準として記載している。
図8において、BCU10から出力される起動トリガ信号Xであるパルス信号Pが、起動回路部53に最初に入力される時刻t0より以前の時刻においては、トランジスタQ11〜Q15は全てOFFとなっている
セルグループ2の正極電位ライン28の電位が、トランジスタQ13のエミッタ−ベース間および抵抗R19とR18、コンデンサC13、ダイオードD11、トランジスタQ15のベース−エミッタ間を通して、コンデンサC13を充電しており、トランジスタQ14のコレクタ電位は、セルグループ2の正極電位(VCC)、トランジスタQ14のコレクタ電位は、セルグループ2の負極電位(GND)となっている。
時刻t0において、BCU10から起動回路部53へ起動トリガ信号であるパルス信号Pが出力されると、トランジスタQ11がONし、コンデンサC11、C12の充電電流が流れる。その電流により、コンデンサC11のセルコントローラ11側に瞬間的に電圧Vが発生し、その電圧Vにより、トランジスタQ12が瞬間的にONとなる。
トランジスタQ12がONすることにより、単安定マルチバイブレータ回路34へ、トリガ信号が入力されることとなる。セルグループ2の正極電圧近くまで充電されているコンデンサC13のトランジスタQ14のコレクタ接続側が、セルグループ2の負極電位と略等しくなり、ダイオードD11のアノード側電位は、コンデンサC13の充電電圧の分だけセルグループ2の負極電位ライン29の電位(GND)からマイナス側へ低下する。
すると、トランジスタQ15はOFFのままで、抵抗R15、R17を通して、トランジスタQ14ベースへ電圧が印加され、トランジスタQ14がONとなる。その結果、トランジスタQ13のコレクタ、抵抗R16、コンデンサC13、トランジスタQ14のコレクタ−エミッタ間を通して、コンデンサC13が放電される。コンデンサC13が放電され、さらに逆方向に充電される。コンデンサC13とダイオードD11の接続点の電圧が、トランジスタQ15をONされる電圧まで上昇する時刻t11において、トランジスタQ15がONとなる。すると、トランジスタQ14がOFFとなり、コンデンサC13は再びトランジスタQ13のエミッタ−ベース間、抵抗R19、R18、コンデンサC13、ダイオードD11、トランジスタQ15ベース−エミッタ間の経路で充電される。
コンデンサC13が、トランジスタQ13がOFFとなるところまで充電されるより前に、トランジスタQ12からトリガ信号が入力されると、回路は上記の動作を繰り返す。
また、この間、トランジスタQ13は、ON状態を保持しており、セルコントローラ11の起動信号111の電圧はVCCに維持される。
セルコントローラ11の起動信号111の電圧をLow(GND)とする場合は、BCU10から起動回路の入力Pへの信号を停止する。
図8の時刻t13を最後に、BCU10からの起動トリガ信号Xであるパルス信号Pが停止されると、時刻t14でトランジスタQ14がOFF、トランジスタQ15がONとなり、コンデンサC13は再びトランジスタQ13エミッタ−ベース間、抵抗R19、R18、コンデンサC13、ダイオードD11、トランジスタQ15ベース−エミッタ間の経路で充電される。そして、時刻t15でコンデンサC13が、トランジスタQ13がOFFとなるところまで充電されると、トランジスタQ13はOFFとなる。
以上説明したように、第2の実施形態による電池制御装置によれば、第1の実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
<第3の実施形態>
本発明による電池制御装置1の上記の実施形態では、図2あるいは図6のように複数の単電池セルが直列に接続されたセルグループ2を2つ備え、この2つのセルグループがサービスディスコネクト(SD)3を介して直列に接続される構成の例を説明した。また図3および図4では12個の単電池セルからなるセルグループの例を示した。
各セルグループを構成する単電池セルの数は種々の場合があり、また図2あるいは図6で、サービスディスコネクト3の上側および下側に複数のセルグループが直列に接続される構成の電池モジュールが用いられる場合もある。
図9〜図12は、サービスディスコネクト3の上側および下側にそれぞれ、4個の単電池セルから構成されるセルグループを3つ直列に接続した構成の例を示す。サービスディスコネクト3の上側にはセルグループ2a〜2cが配置され、サービスディスコネクト3の下側にはセルグループ2d〜2fが配置されている。各セルグループ毎に、これらを制御するセルコントローラ12a〜12fが設けられている。
これらの複数のセルコントローラ12a〜12fを起動する場合、およびこれらのセルコントローラに制御信号111を送信し、また単電池セルの電圧測定値や状態フラグおよびセルコントローラの状態のデータをセルコントローラから電池制御マイコン(BCU)10に送信する場合は、上位のセルコントローラ(図9では12cと12f、図10では12f)で受信した起動信号111やデータ/クロックを他のセルコントローラ12a〜12eに伝送している。
なお、セルコントローラ12a〜12fは、図1から図8で説明したセルコントローラ11と同じ構成のものであるが、図9以降では複数のセルコントローラでループ通信を行うための機能についても説明するので、図9以降ではあえて参照番号を変更して説明している。またセルコントローラ12a〜12fは同様の構成であり、どのセルコントローラか特に限定しない場合、単にセルコントローラ12として引用する。
図9に示す例は図2あるいは図6に対応して、サービスディスコネクト3の上側と下側にそれぞれ、電池制御マイコン10からの起動信号111を受信する起動回路部52または53と、セルコントローラ制御用のデータ/クロックを受信するデジタルアイソレータ13を備えている。また、このデータ/クロック信号を上側と下側のそれぞれの3つのセルコントローラが受信したのち、さらに電池制御マイコンに送信するデジタルアイソレータ13を備えている。すなわち、データ/クロックの信号伝送経路はループ型となっている。このようなループ型の信号伝送では、一方向にのみ信号が伝送されるので、デジタルアイソレータ13も一方向にのみ通信可能な仕様のものでよい。なお、簡単のため図9〜図12ではクロック伝送経路とデータ伝送経路をまとめて示してある。
サービスディスコネクト3の上側と下側のセルコントローラおよびこれらの信号伝送は同等であるので、上側のみ図13も参照して説明する。
起動回路部52/53で受信された起動信号111は、まずセルコントローラ12cが受信し、セルコントローラ12cが起動する。そして、セルコントローラ12cはセルグループ2cの最上位セルの電位に対して昇圧された電圧42を、その上側に接続されたセルコントローラ12bの起動信号入力端子へ出力し、さらに、セルコントローラ12bは、セルグループ2bの最上位セルの電位に対して昇圧された電圧42を、その上側に接続されたセルコントローラ12aの起動信号入力端子に出力する。
デジタルアイソレータ13を介して受信されたデータ/クロックは、まずセルコントローラ12cの通信回路25で受信され(図13参照)、IC内部でレベルシフト回路43によってレベルシフトされ、その上側に接続されたセルコントローラ12bへ通信回路44を介して送信される。セルコントローラ12bへ送信されたデータ/クロック信号は、さらに、セルコントローラ12b内部でレベルシフトされ、その上側に接続されたセルコントローラ12aに送信される。
図13を参照して、セルコントローラ12の詳細を説明する。
図3にて説明した、セルコントローラ11と同一部分は、図3と同一番号で示し、説明を省略する。
チャージポンプ回路41は、セルグループ2の正極電位ライン28に対して昇圧動作を行い、昇圧電圧出力VDDU42を出力する。チャージポンプ回路41は、内部電源回路26起動後に動作を開始するため、内部電源回路停止時は消費電流は流れない。
通信回路44は、通信回路25で受信した信号をレベルシフト回路43を介して、上側のセルコントローラへ出力する。チャージポンプ回路41から出力された電圧は、上側のセルコントローラとの通信回路44に供給され、通信回路44は、正極電位ライン28の電位を基準として動作し、上側のセルコントローラと通信を行う。
なお、図13では通信回路25および44に接続されているデータ伝送経路(DATA)が双方向通信を行うように記載されているが、図9に例示するようなループ型伝送経路では一方向にのみ伝送可能な伝送経路をもちいてもよい。
セルコントローラ12cと12b間の接続について、図14を参照して説明する。
尚、図14では、図13に対し、セルコントローラ間の接続の説明に関係しない部分は省略している。また、説明を容易にするために、セルコントローラ12cと12bで、図13で説明した各回路や信号の参照番号にそれぞれbとcを追記して記載しているが参照番号の数字が同じであれば同じ回路または信号を示している。
セルグループ2cと2bは直列に接続され、セルグループ2cの正極電位ライン28cとセルグループ2bの負極電位ラインは同電位となっている。
そして、セルコントローラ2bの起動信号としてセルコントローラ12cのチャージポンプ回路41cの出力VDDU42cが入力される。
チャージポンプ回路41cは、セルグループ2cの正極電位ライン28cに対して昇圧動作を行う。したがって、チャージポンプ回路41cの昇圧電圧をV1とすると、セルグループ2cの正極電位ライン28cと同電位のセルグループ2bの負極電位ライン29bに対してVDDU42cは、V1の電位を持つことになる。 チャージポンプ回路41cの昇圧電圧V1は、セルコントローラ12bのスイッチ27cがONとなる閾値より大きいため、チャージポンプ回路41cが動作するとセルコントローラ12bが起動することになる。
このような動作をセルコントローラ12bと12aの間でも行い、起動信号をセルコントローラ間では昇圧電圧出力VDDU42として送信する。
次に、データ/クロックの通信について説明する。
セルコントローラ12cの通信回路44cは、チャージポンプ回路41cから電源の供給を受け、セルグループ2cの正極電位ライン28を基準としてクロック/データ信号を入出力する。一方、セルコントローラ12bの通信回路25bは、セルグループ2bの負極電位ライン29bを基準として動作する。セルグループ2cの正極電位ライン28cとセルグループ2bの負極電位ライン29b同電位となっており、通信回路44cと通信回路25bはその基準電位を同じくして動作することになり、通信回路44cと25b間で通信を行うことが可能となっている。
このような動作をセルコントローラ12bと12aの間でも行い、データ/クロック信号をセルコントローラ間で伝達する。図9に示す例と同様に、データ/クロックの信号伝送経路はループ型となっている。なお、このようなループ型の信号伝送では、一方向にのみ信号が伝送されるので、デジタルアイソレータ13も一方向にのみ通信可能な仕様のものでよい。
なお、電池制御マイコン10からの起動信号111を受信する起動回路部52/53のみ本発明による起動回路部を用いており、データ/クロックの伝送とセルコントローラ11cからの起動信号111の電池制御マイコン10への送信は全てデジタルアイソレータ13を介して行われる。前述のように、デジタルアイソレータ13の電源は起動されたセルコントローラから供給されるので、セルコントローラが起動されない限りこれらの消費電力は無い。
<第4の実施形態>
図10に示す電池制御装置1の構成では、データ/クロックの伝送経路に関して、6つのセルコントローラ12a〜12fが全部1つのループ型信号伝送経路に繋がっている。SDの下側の3つのセルコントローラ12d〜12fから上側の3つのセルコントローラ12a〜12cへのデータ/クロック転送はデジタルアイソレータ13を介して行われる。ただし、起動信号111を受信する起動回路部52または53は上側の3つのセルコントローラの起動用と、下側の3つのコントローラの起動用とに1つづつ設けられる。これはデジタルアイソレータ13の電源は起動されたセルコントローラから供給されるためである。
<第5の実施形態>
図11に示す電池制御装置1の構成は、データ/クロックの伝送経路に関して、サービスディスコネクト(SD)3の上側の3つのセルコントローラ12a〜12fと、下側の3つのセルコントローラ12d〜12fが、それぞれ1つのリターン型信号伝送経路に繋がっている。上側の3つのセルコントローラ12a〜12fと下側の3つのセルコントローラ12d〜12fとは同様の接続構成となっているので、上側の3つのセルコントローラについて説明する。
電池制御マイコン(BCU)10からの起動信号111は、起動回路部52/53を介してまずセルコントローラ12cに送信される。セルコントローラ12fは、この起動信号の上方を昇圧電圧出力VDDU42としてセルコントローラ12bに送信する。セルコントローラ12bは同様にして昇圧電圧出力VDDU42をセルコントローラ12a送信する。これによってセルコントローラ12a〜12cが起動される。
セルコントローラ12c、12b、12aが順に起動され、セルコントローラ12aが起動されると、起動が完了した信号がデータの伝送経路を経由してBCU10に送信される。この起動完了信号の送信は、データの伝送経路を経由して逆方向で送信されるので、このような信号伝送経路をリターン型信号伝送経路と称している。
ここではデータの伝送経路(DATA)は、図13に示すように双方向通信が可能であるとしているが、一方向ににのみ通信可能な伝送経路を複数用いて双方向通信を行うようにしてもよい。この場合デジタルアイソレータ13には、双方向通信可能な多チャンネル型の仕様のものを用いてよく、また一方向に通信可能な仕様のものを複数用いてもよい。
<第6の実施形態>
図12に示す電池制御装置1の構成は、データ/クロックの伝送経路に関して、全てのセルコントローラ12a〜12fが、それぞれ1つのリターン型信号伝送経路に繋がっている。ただし、SDの下側の3つのセルコントローラ12d〜12fから上側の3つのセルコントローラ12a〜12cへのデータ/クロック転送はデジタルアイソレータ13を介して行われる。
第5の実施形態で説明したように、データの伝送は一方向ににのみ通信可能な伝送経路を複数用いて双方向通信を行うようにしてもよい。この場合デジタルアイソレータ13には、双方向通信可能な多チャンネル型の仕様のものを用いてよく、また一方向に通信可能な仕様のものを複数用いてもよい。
ここで起動信号111を受信する起動回路部52または53は上側の3つのセルコントローラ12a〜12cの起動用と、下側の3つのコントローラ12d〜12fの起動用とに1つづつ設けられる。これはデジタルアイソレータ13の電源は起動されたセルコントローラから供給されるためである。
この第6の実施形態での各セルコントローラ間での信号伝送は、セルコントローラ12cと12dの間の信号伝送がデジタルアイソレータを介して行われる以外は上述の実施形態と同様であるので省略する。
<第3乃至第6の実施形態の変形実施例>
上記の第3乃至第6の実施形態では、各セルグループを構成する単電池セルを4個としたが、前述のように、各セルグループを構成する単電池セルの個数は4個以外であってもよく、従来は5個、6個のセルグループの構成が主に用いられている。第1および第2の実施形態で説明したように、12個の単電池セルから構成されるセルグループも可能であり、単電池セルの数とセルグループの総電圧に対応して設計されたセルコントローラが用いられる。
以上で説明したように、上記の実施形態で説明したデジタルアイソレータ13の代わりにフォトカプラを用いることも可能である。このフォトカプラにも様々な仕様のものがあり、双方向通信可能な多チャンネル型のものを用いることも可能である。
また、データの伝送経路は、伝送するデータ信号の仕様および伝送方法(ループ型/リターン型)に合わせて、様々な形態が可能である。この伝送経路の絶縁に使用するデジタルアイソレータあるいはフォトカプラも、この伝送経路の形態に合わせて、一方向にのみ送信する仕様のものや、多チャンネル仕様のもの、双方向通信が可能な多チャンネル仕様のものなどを適宜使用する。
上述したように、本発明による電池制御装置では、起動信号によって起動されたセルコントローラからフォトカプラに電源を供給することによって、セルコントローラが停止中でのフォトカプラの暗電流あるいは消費電力をゼロとすることができる。ただし、前述のようにフォトカプラの特性にはかなりバラツキがあること、またデジタルアイソレータよりも消費電力が大きいので、上記で説明した実施形態ではデジタルアイソレータを採用した例を示している。
なお、上述した各実施形態はそれぞれ単独に、あるいは組み合わせて使用しても良い。それぞれの実施形態での効果を単独あるいは相乗して奏することができるからである。また、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではない。

Claims (5)

  1. 単電池セルを複数個直列に接続した組電池の充放電を制御するセルコントローラと、
    当該セルコントローラを起動する起動信号を発生する起動回路部と、
    前記起動信号を発生させるために前記起動回路部に起動トリガ信号を入力する上位コントローラとを備え、
    前記起動回路部はコンデンサを用いた絶縁回路を備える電池制御装置であって、
    前記起動回路部は、ラッチ回路と、ラッチ解除回路と、前記絶縁回路を介して前記起動トリガ信号を受信し前記ラッチ回路のトランジスタをOnとする起動トリガ受信トランジスタとを備え、
    前記ラッチ回路は、前記上位コントローラからの停止トリガ信号が前記絶縁回路を介して前記ラッチ解除回路に入力されるまで、前記起動信号の電圧をHigh状態に維持する
    ことを特徴とする電池制御装置
  2. 単電池セルを複数個直列に接続した組電池の充放電を制御するセルコントローラと、
    当該セルコントローラを起動する起動信号を発生する起動回路部と、
    前記起動信号を発生させるために前記起動回路部に起動トリガ信号を入力する上位コントローラとを備え、
    前記起動回路部はコンデンサを用いた絶縁回路を備える電池制御装置であって、
    前記起動回路部は、単安定マルチバイブレータ回路と、前記絶縁回路を介して前記起動トリガ信号を受信し前記単安定マルチバイブレータ回路をOnとする起動トリガ受信トランジスタとを備え、
    前記単安定マルチバイブレータ回路は、前記起動トリガ受信トランジスタによって前記起動トリガ信号が所定の時間間隔以下で連続して受信されている間は、前記起動信号の電圧をHigh状態に維持する
    ことを特徴とする電池制御装置
  3. 請求項またはに記載の電池制御装置において、
    前記起動トリガ受信トランジスタは、シリコントランジスタである、ことを特徴とする電池制御装置
  4. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の電池制御装置と、この電池制御装置により充放電が制御される組電池とを備えた、ことを特徴とする蓄電装置。
  5. 請求項に記載の蓄電装置と、この蓄電装置を電源としてインバータ回路によって駆動される電動発電機とを備えた、ことを特徴とする電動車両の駆動装置。
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