JP5597657B2 - マイクロループ防止設定方法、通信システム、及びマイクロループ防止装置 - Google Patents

マイクロループ防止設定方法、通信システム、及びマイクロループ防止装置 Download PDF

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Description

本発明は、二重化と厳密な経路制御が必要な大規模なネットワークインフラにおいて、その故障時の復旧性改善に関するものである。
近年、二重化と厳密な経路制御が必要な大規模なネットワークが構築されている。このような二重化されたネットワークでの故障時の経路切り替えの例を図1を参照して説明する。
図1(a)は、平常時には0系(現用系)のみで通信を行い、0系故障時には、故障区間のみ1系(予備系)へ迂回するような経路制御を行う、二重化されたネットワークにおける平常時の通信経路を示す。図1(a)に示すように、平常時、0系のルータR1は0系のルータR3へネットワークX宛のパケットを転送する。ルータR3へ直接到達できない場合には、1系のルータR2へ転送する。
また、平常時、ルータR2は、ルータR1へネットワークX宛のパケットを転送する。ルータR1へ直接到達できない場合には、1系のルータR4へ転送する。
図1(b)を参照して故障時の経路を説明する。図1(b)に示すように、ルータR1とルータR3の間で故障が発生したとき、ルータR1では故障をローカルで検知し、経路再計算を行い、転送先をルータR2に高速に切り替える。
一方、1系のルータR2では平常時にはルータR1へ転送するため、ルータR1とルータR2の間でパケットの投げ合いが発生する。これをマイクロループと呼ぶ。つまり、1系のルータR2で0系のルータR1から故障情報が通知されて経路再計算が行われるまで、ルータR1とルータR2の間でパケットの投げ合いが発生し、通信が途絶する。
しばらくして、ルータR1−ルータR3間の故障情報がルータR2へ通知されると、ルータR2で経路テーブルが更新されて、代替のネクストホップであるルータR4へパケットを転送し始め、マイクロループが解消されるが、マイクロループが発生することで、通信可能な伝送路があるにもかかわらず、また、局所的には故障検知が行われているにもかかわらず、通信が途絶してしまう。
この事象の具体例を図2及び図3に示す。図2は、ルータR1−ルータR3間でiBGPとOSPFによる経路制御を行う場合、つまり、iBGPのピアをループバックで接続し、ループバックアドレスはOSPFで経路広告する場合を示す。
図2に示す場合、ルータR1でルータR3へのネクストホップがルータR2になっていて、しかしルータR2ではまだルータR1がネクストホップになっている(OSPFがまだ収束しきっていない)ときにマイクロループが発生する。
図3は、ルータR1−ルータR3間でeBGPによる経路制御を行う場合を示す。すなわち、0系−1系ルータ間がiBGP/OSPFで接続(図2の場合と同様)され、0系、1系それぞれのルータがeBGPで接続されている場合である。
図3の場合、BGPのベストパス計算中、ルータR1でルータR2向きがベストパスとなっているのに、ルータR2ではまだルータR4へ切り替わっていない間にマイクロループが発生する可能性がある。
Cisco IPv6設定例によるポリシー・ベース・ルーティング、http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/110/1101/1101517_policy-based-routing-ipv6-configex.pdf(平成24年2月21日検索)
従来技術では、上記のマイクロループを回避するために、図4に示すように、ルータR2において、ルータR1−ルータR2間リンクから流入するパケットのうち、宛先がXのものは、強制的にルータR4へ転送するようなマイクロループ回避設定を行っている。
例えば、非特許文献1のポリシーベースルーティング機能のように、この機能は多くのルータに実装されている。しかしながら、このマイクロループ回避手法では、どのルータで、どの宛先をもつパケットに対してどんな設定を行えばよいのか、設定者が判断し、設定を投入しなくてはならず、手間がかかるとともに、判断や設定作業に誤りがあった場合には、マイクロループが発生する可能性があるという問題がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、自動的にマイクロループ回避設定を行うべき宛先を検出し、マイクロループ回避設定を行う技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、通信ネットワークを構成する第1通信装置と第2通信装置においてマイクロループを防止するためのマイクロループ防止設定方法であって、
前記第1通信装置が、平常時のネクストホップへの到達性がないと仮定したときに、前記第2通信装置が代替のネクストホップとなる宛先を検出する第1ステップと、
前記第1通信装置が、前記宛先の情報を前記第2通信装置に送信する第2ステップと、
前記第2通信装置が、平常時に前記第1通信装置がネクストホップとなる宛先を検出する第3ステップと、
前記第2通信装置が、前記第2ステップで前記第1通信装置から受信した宛先と、前記第3ステップで検出された宛先の両方に含まれている宛先を抽出する第4ステップと、
前記第2通信装置が、前記第1通信装置に接続されるリンクから受信するパケットのうち、前記第4ステップで抽出した宛先を持つパケットを、前記第1通信装置の代替となるネクストホップの通信装置に転送するように経路設定を行う第5ステップとを有することを特徴とするマイクロループ防止設定方法として構成される。
また、本発明は、通信ネットワークを構成する第1通信装置と第2通信装置においてマイクロループを防止するためのマイクロループ防止設定方法であって、前記第1通信装置と前記第2通信装置は、マイクロループ防止装置と通信可能に接続されており、
前記第1通信装置が、平常時のネクストホップへの到達性がないと仮定したときに、前記第2通信装置が代替のネクストホップとなる宛先を検出し、前記第2通信装置が、平常時に前記第1通信装置がネクストホップとなる宛先を検出する第1ステップと、
前記第1通信装置と前記第2通信装置のそれぞれが、検出した宛先の情報を前記マイクロループ防止装置に送信する第2ステップと、
前記マイクロループ防止装置が、前記第1通信装置から受信した宛先と、前記第2通信装置から受信した宛先の両方に含まれている宛先を抽出する第3ステップと、
前記マイクロループ防止装置が、前記第3ステップで抽出された宛先の指定を含むマイクロループ回避設定指示を前記第2通信装置に送信する第4ステップと、
前記第2通信装置が、前記マイクロループ回避設定指示に基づいて、前記第1通信装置に接続されるリンクから受信するパケットのうち、前記第3ステップで抽出された宛先を持つパケットを、前記第1通信装置の代替となるネクストホップの通信装置に転送するように経路設定を行う第5ステップとを有することを特徴とするマイクロループ防止設定方法として構成することもできる。
また、本発明は、第1通信装置と第2通信装置とを有する通信システム、及びマイクロループ防止装置として構成することもできる。
本発明によれば、平常時には0系のみで通信を行い、0系故障時には、故障区間のみ1系へ迂回するような経路制御を行うネットワークにおいて、故障時にマイクロループが発生しないような経路設定を自動的に行うことができる。これにより、マイクロループを発生させることなく高速な故障復旧を行うことができる。
マイクロループの発生を示す図である。 マイクロループの発生の具体例を示す図である。 マイクロループの発生の具体例を示す図である。 従来技術におけるマイクロループ回避の手動設定を示す図である。 本発明の実施の形態の概要を説明するための図である。 第1の実施の形態における機能構成図である。 第1の実施の形態における処理手順を示すフローチャートである。 マイクロループ回避対象の検出を説明するための図である。 マイクロループ回避のルーティング自動設定を説明するための図である。 第2の実施の形態における機能構成図である。 第2の実施の形態における処理手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。
<実施の形態の概要>
まず、図5を参照して、実施の形態の概要を説明する。本実施の形態においけるマイクロループ回避設定方法では、下記の二段階の動作を平常時(故障発生前)に行う。
第1段階:マイクロループ回避対象の検出(図5(a))。
第2段階:マイクロループ回避のルーティング自動設定(図5(b))。
(1)マイクロループ回避対象の検出
第1段階のマイクロループ回避対象の検出においては、まず、故障によってマイクロループが発生する可能性がある箇所と宛先を事前に検出する。図5(a)の例では、あるルータR1とR2それぞれの経路情報から、下記の2つの条件に該当する宛先を検索する。これに該当する宛先をもつパケットは、ルータR1−ルータR2間リンクにおいてマイクロループが発生する可能性がある。
・「マイクロループ発生条件1」:ルータR1において、平常時のネクストホップへ到達性がなくなったときに、ルータR2が代替のネクストホップとなる宛先。
・「マイクロループ発生条件2」:ルータR2において、平常時、ルータR1がネクストホップとなる宛先。
この検出を、マイクロループを防止したいすべてのルータ間で行うことで、どの箇所で、どの宛先をもつパケットがマイクロループを生じる可能性があるかを検出できる。
(2)マイクロループ回避のルーティング自動設定
第2段階のマイクロループ回避のルーティング自動設定において、故障時にマイクロループが発生しないように、経路設定を行う。すなわち、第1段階での上記検出方法にて、ルータR1−ルータR2間リンクで宛先Xを持つパケットがマイクロループを発生させる可能性があると検出されたとき、ルータR2において、下記の経路設定を行う。
・「マイクロループ回避設定」:ルータR1−ルータR2間リンクから流入するパケットのうち、宛先がXのものは、強制的にルータR4へ転送する。ここでルータR4は、ルータR2の通常の動作において、ルータR1へ転送できなくなったときに代替のネクストホップとなるルータである。このルータR4は、ネクストホップR1への到達性がないと仮定し、宛先Xまでの経路再計算を行うことにより発見できる。
以下、本発明の実施の形態をより具体的に説明する。以下では、ルータにて自律的にマイクロループ検出とマイクロループ回避設定を行う例を第1の実施の形態として説明し、外部の装置(マイクロループ防止装置と呼ぶ)にてマイクロループ検出とマイクロループ回避設定を行う例を第2の実施の形態として説明する。
<第1の実施の形態>
(システム構成)
本実施の形態では、ルータにて自律的にマイクロループ検出とマイクロループ回避設定を行うので、そのシステム構成は、図5に示したとおりである。本実施の形態では、0系−1系のペアとなるルータペアR1・R2を対象とし、ルータR1にてマクロループ回避対象の検出を行い、ルータR2にてマイクロループ回避のルーティング設定を行う例を説明する。
図6に、本実施の形態におけるルータR1とルータR2の機能構成図を示す。なお、図6は、本実施の形態でのマイクロループ回避設定処理に係る機能のみを主に示すものである。これらの機能は、例えば、各ルータ(通信装置)において当該機能に対応するプログラムを実行することで実現できる。また、機能に対応するハードウェア回路を実装して実現してもよい。
図6に示すように、ルータR1は、経路テーブル格納部11、宛先情報抽出部12、宛先情報送信部13を備える。
経路テーブル格納部11は、ルータR1における経路テーブルを格納する格納部である。経路テーブルは既存のルーティングプロトコルにより作成、格納されている。宛先情報抽出部12は、前述した「マイクロループ発生条件1」の処理を行う機能部である。すなわち、宛先情報抽出部12は、経路計算機能を含み、ルータR1において、平常時のネクストホップへの到達性がなくなったときに、ルータR2が代替のネクストホップとなる宛先を抽出する機能を備える。宛先情報送信部13は、宛先情報抽出部12により抽出された宛先の情報をルータR2に送信する機能部である。
図6に示すように、ルータR2は、経路テーブル格納部21、宛先情報受信部22、対象宛先決定部23、経路設定部24を有する。
経路テーブル格納部21は、ルータR2における経路テーブルを格納する格納部である。経路テーブルは既存のルーティングプロトコルにより作成、格納されている。宛先情報受信部22は、ルータR1から、マイクロループ発生条件1を満たす宛先情報を受信する機能部である。対象宛先決定部23は、「マイクロループ発生条件2」を満たす宛先を検出するとともに、当該宛先と、ルータR1から受信した「マイクロループ発生条件1」を満たす宛先の両方に含まれる宛先を抽出する機能部である。つまり、対象宛先決定部23は、ルータR1から受信した宛先情報に含まれる宛先のうち、ルータR2において、平常時、ルータR1がネクストホップとなる宛先Xを決定する機能部である。経路設定部24は、前述した「マイクロループ回避設定」を行う機能部である。すなわち、経路設定部24は、経路計算機能を含み、ルータR1−ルータR2のリンクから流入するパケットのうち、宛先がXのものを、強制的に、代替のネクストホップとなるルータに転送するように設定を行う機能を有する。
(システムの動作)
以下、図7の手順に沿って、図8、図9を参照して、システムの動作を説明する。
ステップ1)まず、0系ルータであるルータR1の宛先情報抽出部12が、ルータR1において、平常時のネクストホップへの到達性がなくなったときに、ルータR2が代替のネクストホップとなる宛先を抽出する。本例では、図8の右側に示すように、経路テーブル内の各ネクストホップについて、「そのネクストホップへの到達性がない」と仮定し、経路再計算を行う。その結果、平常時と経路が変化する宛先のうち、変化後のネクストホップがルータR2(本例でのR1とのペア)である宛先を抽出する(本例では、宛先YおよびXの経路情報が抽出される)。このとき、経路計算に伴う経路広告は行わない。
ステップ2)図8に示すように、ルータR1の宛先情報送信部13は、ステップ1で得られた宛先情報(宛先YおよびXの経路情報)を、ネクストホップであるルータR2に送信する。ルータR2では、宛先情報受信部22により宛先情報が受信される。
ステップ3)続いてルータR2の対象宛先決定部23は、図8の左側に示すように、自身の経路テーブルの中から、受信した宛先情報に含まれる宛先(XおよびY)のうち、そのネクストホップ(Yに対してはR0、Xに対してはR1)が宛先情報の送信元(ルータR1)と一致する宛先を抽出し、その宛先をマイクロループ対象として決定する(本例では宛先X)。つまり、ルータR2は、自分の持つ経路情報から、「マイクロループ発生条件2」に該当する宛先を検索し、その結果と、ルータR1から受信した宛先の両方に含まれる宛先を抽出する。
ステップ4)次に、ルータR2の経路設定部24が、ルータR1−ルータR2間リンクから流入するパケットのうち、宛先がXのものが、元のネクストホップ(ルータR1)ではなく、代替のネクストホップに強制的に転送されるように経路設定を行う。
より具体的には、図9に示すように、経路設定部24は、宛先Xの元のネクストホップであるルータR1への到達性がないと仮定し、経路再計算を行って、宛先Xの代替のネクストホップがルータR4であることを検出する。そして、入力(R1)と宛先(X)から出力先(R4)を判断する経路ポリシーを作成し、例えば経路テーブル格納部21に格納する。これにより、ルータR1から来た宛先Xのパケットは、ルータR4に転送されることになる。
なお、代替のネクストホップ(ルータR4)が存在しないときには、ルータR1から来た宛先Xのパケットは破棄するように設定するものとする。
また、何らかの理由によって、ステップ1〜3のマイクロループ回避対象の検出を行わない場合には、マイクロループ回避のルーティング設定として、以下の動作をルータR2に設定する。
マイクロループを回避したいインターフェースにおいて、そのインターフェースから流入してきたパケットが同じインターフェースから出力すると経路解決された場合に、パケットを破棄する。すなわち、パケットが流入したインターフェースからは出力しないように経路設定を行う。この場合、設定の対象はすべてのパケットになり、また故障時の通信断は発生するが、マイクロループ自体は回避することができる。
<第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態を説明する。第2の実施の形態では、マイクロループ検出とマイクロループ回避設定をマイクロループ防止装置30が行う。以下では、第1の実施の形態と異なる点を中心に説明する。
(システム構成)
第2の実施の形態では、ルータR1とルータR2にマイクロループ防止装置30がネットワークを介して通信可能なように接続される。図10に、第2の実施の形態における各装置の機能構成を示す。
ルータR1は、経路テーブル格納部11、宛先情報抽出部12、宛先情報送信部14を備える。経路テーブル格納部11、宛先情報抽出部12は第1の実施の形態と同じである。本実施の形態における宛先情報送信部14は、「マイクロループ発生条件1」を満たす宛先情報をマイクロループ防止装置30に送信する機能を有する。
ルータR2は、経路テーブル格納部21、宛先情報抽出部25、宛先情報送信部26、経路設定部27を有する。経路テーブル格納部21は第1の実施の形態と同じである。宛先情報抽出部25は、「マイクロループ発生条件2」を満たす宛先情報を抽出する機能を有する。宛先情報送信部26は、「マイクロループ発生条件2」を満たす宛先情報をマイクロループ防止装置30に送信する機能を有する。経路設定部27は、マイクロループ防止装置27から受信する指示に従って経路設定を行う機能を有する。設定される経路は第1の実施の形態と同じである。
マイクロループ防止装置30は、宛先情報受信部31、対象宛先決定部32、及び経路設定指示部33を有する。宛先情報受信部31は、ルータR1から「マイクロループ発生条件1」を満たす宛先情報を受信するとともに、ルータR2から「マイクロループ発生条件2」を満たす宛先情報を受信する機能を有する。対象宛先決定部32は、ルータR1から受信した宛先情報とルータR2から受信した宛先情報に基づいて、マイクロループ回避の対象となる宛先を決定する機能を有する。経路設定指示部33は、対象宛先決定部32により決定された宛先に対して、「マイクロループ回避設定」を行うようルータR2に指示する機能を有する。
マイクロループ防止装置30は、例えば、コンピュータ(サーバ)に上記各機能に対応するプログラムを実行させることにより実現できる。また、マイクロループ防止装置30の機能を、ネットワークオペレーションシステムの一部の機能として備えることもできる。
(システムの動作)
以下、図11に示す手順に沿って、第2の実施の形態におけるシステムの動作を説明する。なお、以下の手順での個々の処理の具体的な内容は第1の実施の形態での処理と同じである。また、以下では、ルータR1から宛先情報を先に送信しているが、これは一例に過ぎず、ルータR2が先に送信してもよいし、同時に送信してもよい。
ステップ11)ルータR1の宛先情報抽出部12が、ルータR1において、平常時のネクストホップへの到達性がなくなったときに、ルータR2が代替のネクストホップとなる宛先を抽出する。
ステップ12)ルータR1の宛先情報送信部14は、ステップ11で得られた宛先情報(宛先YおよびXの経路情報)をマイクロループ防止装置30に送信する。
ステップ13)ルータR2の宛先情報抽出部25は、自分の持つ経路テーブルを参照し、平常時に、ネクストホップがルータR1となっている宛先を抽出する。
ステップ14)ルータR2の宛先情報送信部26は、ステップ13で得られた宛先情報(宛先Xの経路情報)をマイクロループ防止装置30に送信する。
ステップ15)マイクロループ防止装置30は、宛先情報受信部31により、ルータR1とルータR2のそれぞれから宛先情報を受信し、対象宛先決定部32は、両方の宛先情報に含まれる宛先(宛先X)を抽出する。
ステップ16)マイクロループ防止装置30の経路設定指示部33は、ルータR2に対し、宛先として宛先Xを指定して、R1−R2間のマイクロループ回避設定を行うように指示し、指示を受けたルータR2の経路設定部27が設定を行う。設定内容は第1の実施の形態と同じである。
ステップ16では、マイクロループ防止装置30の経路設定指示部33が、宛先Xを指定した指示を行い、ルータR4の検出はルータR2が行うようにしてもよいし、マイクロループ防止装置30の経路設定指示部33がルータR2の経路情報を保持して経路計算を行って、代替ネクストホップとしてルータR4を検出し、宛先XとルータR4の情報を含むマイクロループ回避設定指示をルータR2に行うようにしてもよい。また、マイクロループ防止装置30の経路設定指示部33が図9に示した経路ポリシーを作成し、それをマイクロループ回避設定指示としてルータR2に送るようにしてもよい。
本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。
11 経路テーブル格納部
12 宛先情報抽出部
13 宛先情報送信部
14 宛先情報送信部
21 経路テーブル格納部
22 宛先情報受信部
23 対象宛先決定部
24 経路設定部
25 宛先情報抽出部
26 宛先情報送信部
27 経路設定部
30 マイクロループ防止装置
31 宛先情報受信部
32 対象宛先決定部
33 経路設定指示部

Claims (5)

  1. 通信ネットワークを構成する第1通信装置と第2通信装置においてマイクロループを防止するためのマイクロループ防止設定方法であって、
    前記第1通信装置が、平常時のネクストホップへの到達性がないと仮定したときに、前記第2通信装置が代替のネクストホップとなる宛先を検出する第1ステップと、
    前記第1通信装置が、前記宛先の情報を前記第2通信装置に送信する第2ステップと、
    前記第2通信装置が、平常時に前記第1通信装置がネクストホップとなる宛先を検出する第3ステップと、
    前記第2通信装置が、前記第2ステップで前記第1通信装置から受信した宛先と、前記第3ステップで検出された宛先の両方に含まれている宛先を抽出する第4ステップと、
    前記第2通信装置が、前記第1通信装置に接続されるリンクから受信するパケットのうち、前記第4ステップで抽出した宛先を持つパケットを、前記第1通信装置の代替となるネクストホップの通信装置に転送するように経路設定を行う第5ステップと
    を有することを特徴とするマイクロループ防止設定方法。
  2. 通信ネットワークを構成する第1通信装置と第2通信装置においてマイクロループを防止するためのマイクロループ防止設定方法であって、前記第1通信装置と前記第2通信装置は、マイクロループ防止装置と通信可能に接続されており、
    前記第1通信装置が、平常時のネクストホップへの到達性がないと仮定したときに、前記第2通信装置が代替のネクストホップとなる宛先を検出し、前記第2通信装置が、平常時に前記第1通信装置がネクストホップとなる宛先を検出する第1ステップと、
    前記第1通信装置と前記第2通信装置のそれぞれが、検出した宛先の情報を前記マイクロループ防止装置に送信する第2ステップと、
    前記マイクロループ防止装置が、前記第1通信装置から受信した宛先と、前記第2通信装置から受信した宛先の両方に含まれている宛先を抽出する第3ステップと、
    前記マイクロループ防止装置が、前記第3ステップで抽出された宛先の指定を含むマイクロループ回避設定指示を前記第2通信装置に送信する第4ステップと、
    前記第2通信装置が、前記マイクロループ回避設定指示に基づいて、前記第1通信装置に接続されるリンクから受信するパケットのうち、前記第3ステップで抽出された宛先を持つパケットを、前記第1通信装置の代替となるネクストホップの通信装置に転送するように経路設定を行う第5ステップと
    を有することを特徴とするマイクロループ防止設定方法。
  3. 前記第1ステップにおいて、前記第1通信装置は、記憶手段に保持する経路テーブルを参照し、全ての宛先のネクストホップのそれぞれについて、到達性がないと仮定して宛先への経路再計算を行い、その結果、ネクストホップが前記第2通信装置に変化する宛先を検出する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のマイクロループ防止設定方法。
  4. 通信ネットワークを構成する第1通信装置と第2通信装置を有する通信システムであって、
    前記第1通信装置は、
    平常時のネクストホップへの到達性がないと仮定したときに、前記第2通信装置が代替のネクストホップとなる宛先を検出する手段と、
    前記宛先の情報を前記第2通信装置に送信する手段と、を備え、
    前記第2通信装置は、
    平常時に前記第1通信装置がネクストホップとなる宛先を検出する宛先検出手段と、
    前記第1通信装置から受信した宛先と、前記宛先検出手段で検出された宛先の両方に含まれている宛先を抽出する手段と、
    前記第1通信装置に接続されるリンクから受信するパケットのうち、前記抽出した宛先を持つパケットを、前記第1通信装置の代替となるネクストホップの通信装置に転送するように経路設定を行う手段と、を備える
    ことを特徴とする通信システム。
  5. 通信ネットワークを構成する第1通信装置と第2通信装置に通信可能に接続されたマイクロループ防止装置であって、
    前記第1通信装置は、平常時のネクストホップへの到達性がないと仮定したときに、前記第2通信装置が代替のネクストホップとなる宛先を検出する手段を備え、前記第2通信装置は、平常時に前記第1通信装置がネクストホップとなる宛先を検出する手段を備え、前記第1通信装置と前記第2通信装置のそれぞれが、検出した宛先の情報を前記マイクロループ防止装置に送信する手段を備えており、
    前記マイクロループ防止装置は、
    前記第1通信装置から受信した宛先と、前記第2通信装置から受信した宛先の両方に含まれている宛先を抽出する手段と、
    前記抽出された宛先の指定を含むマイクロループ回避設定指示を前記第2通信装置に送信する手段と、を備え、
    前記マイクロループ回避設定指示は、前記第2通信装置に、前記第1通信装置に接続されるリンクから受信するパケットのうち、前記抽出された宛先を持つパケットを、前記第1通信装置の代替となるネクストホップの通信装置に転送するように経路設定を行わせる指示である
    ことを特徴とするマイクロループ防止装置。
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