JP5593171B2 - 階層符号化データ伝送方法、無線基地局、ユーザ端末及びリソース割り当て装置 - Google Patents

階層符号化データ伝送方法、無線基地局、ユーザ端末及びリソース割り当て装置 Download PDF

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Description

本発明は、品質が異なる複数の層を有するように符号化された階層符号化データを伝送する階層符号化データ伝送方法、無線基地局、ユーザ端末及びリソース割り当て装置に関する。
近年、解像度、フレームレート、画質などの品質が異なる複数の層を有するように、映像などの配信データを符号化する階層符号化技術として、H.264/SVC(Scalable Video Coding)が注目されている(例えば、非特許文献1)。H.264/SVCでは、品質が低い基本層(Base Layer)と、品質が基本層よりも高い拡張層(Enhanced Layer)とを有するように配信データを階層符号化できるので、ローエンドのユーザ端末は基本層の階層符号化データを復号し、低品質の映像を再生でき、ハイエンドのユーザ端末は基本層及び拡張層の双方の階層符号化データを復号し、高品質の映像を再生できる。
一方、3GPPでは、例えば、20MHzの周波数帯域であるコンポーネントキャリアを複数使用することにより、高速・大容量通信を実現するキャリアアグリゲーションが検討されている。このキャリアアグリゲーションでは、LTE方式などの既存通信方式とLTE−A方式などの次世代通信方式の双方で利用可能なプライマリコンポーネントキャリアと、次世代通信方式で利用可能なセカンダリコンポーネントキャリアとを、組み合わせることにより、次世代通信方式に対応したユーザ端末に対して高速・大容量通信を実現しながら、既存通信方式のみに対応したユーザ端末に対するバックワードコンパチビリティを確保している。
ISO/IEC 14996-5:2001/FDAM 19,"Reference Software for Scalable Video Coding", October 2008
しかしながら、品質が異なる複数の層を有するように符号化された階層符号化データを、上述のキャリアアグリゲーションを用いて伝送しようとする場合、プライマリコンポーネントキャリアの利用効率が低下する場合があるという問題点があった。プライマリコンポーネントキャリアで通信を行うユーザ端末の多くは、次世代通信方式に対応しておらず、復号性能も低い。このため、プライマリコンポーネントキャリアを用いて全ての層の階層符号化データを伝送しようとすると、拡張層の階層符号化データの伝送に用いられるプライマリコンポーネントキャリアの周波数帯域が無駄になってしまい、プライマリコンポーネントキャリアの利用効率が低下し易いのである。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、品質が異なる複数の層を有するように符号化された階層符号化データを、各層に応じた適切なコンポーネントキャリアで伝送可能な階層符号化データ伝送方法、無線基地局、ユーザ端末及びリソース割り当て装置を提供することを目的とする。
本発明の第1側面に係る階層符号化データ伝送方法は、品質が異なる複数の層を有するように符号化された階層符号化データを伝送する階層符号化データ伝送方法であって、各層の階層符号化データに対して、ユーザ端末との通信に用いられる周波数帯域の基本単位であるコンポーネントキャリアを層毎に異なるように割り当てる工程と、無線基地局が、層毎に割り当てられたコンポーネントキャリアを用いて、前記各層の階層符号化データをユーザ端末に伝送する工程と、を有し、前記複数の層は、品質が低い基本層と、前記基本層よりも品質が高い拡張層とを含み、前記コンポーネントキャリアは、既存通信方式と次世代通信方式との双方で利用可能なプライマリコンポーネントキャリアと、次世代通信方式で利用可能なセカンダリコンポーネントキャリアとを含み、前記割り当てる工程において、前記基本層の階層符号化データに対して前記プライマリコンポーネントキャリアを割り当て、前記拡張層の階層符号化データに対して前記セカンダリコンポーネントキャリアを割り当て、前記伝送する工程において、前記無線基地局は、前記プライマリコンポーネントキャリアを用いて前記基本層の階層符号化データを伝送し、前記セカンダリコンポーネントキャリアを用いて前記拡張層の階層符号化データを伝送することを特徴とする。
本発明の第2側面に係る無線基地局は、品質が異なる複数の層を有するように符号化された階層符号化データを伝送する無線基地局であって、ユーザ端末との通信に用いられる周波数帯域の基本単位であり、かつ、層毎に割り当てられるコンポーネントキャリアを用いて、各層の階層符号化データを伝送する伝送部を具備し、前記複数の層は、品質が低い基本層と、前記基本層よりも品質が高い拡張層とを含み、前記コンポーネントキャリアは、既存通信方式と次世代通信方式との双方で利用可能なプライマリコンポーネントキャリアと、次世代通信方式で利用可能なセカンダリコンポーネントキャリアとを含み、前記コンポーネントキャリアは、前記基本層の階層符号化データに対して前記プライマリコンポーネントキャリアが割り当てられ、前記拡張層の階層符号化データに対して前記セカンダリコンポーネントキャリアが割り当てられ、前記伝送部は、前記プライマリコンポーネントキャリアを用いて前記基本層の階層符号化データを伝送し、前記セカンダリコンポーネントキャリアを用いて前記拡張層の階層符号化データを伝送することを特徴とする。
本発明の第3側面に係るユーザ端末は、品質が異なる複数の層を有するように符号化された階層符号化データを受信するユーザ端末であって、ユーザ端末との通信に用いられる周波数帯域の基本単位であり、かつ、層毎に割り当てられるコンポーネントキャリアを用いて、伝送された各層の階層符号化データのうち、自端末が利用可能なコンポーネントキャリアを用いて伝送された層の階層符号化データを受信する受信部と、前記受信部によって受信された階層符号化データを復号する復号部と、前記復号部によって復号された復号データの再生処理を行う再生処理部と、を具備し、前記複数の層は、品質が低い基本層と、前記基本層よりも品質が高い拡張層とを含み、前記コンポーネントキャリアは、既存通信方式と次世代通信方式との双方で利用可能なプライマリコンポーネントキャリアと、次世代通信方式で利用可能なセカンダリコンポーネントキャリアとを含み、前記コンポーネントキャリアは、前記基本層の階層符号化データに対して前記プライマリコンポーネントキャリアが割り当てられ、前記拡張層の階層符号化データに対して前記セカンダリコンポーネントキャリアが割り当てられ、前記プライマリコンポーネントキャリアを用いて前記基本層の階層符号化データが伝送され、前記セカンダリコンポーネントキャリアを用いて前記拡張層の階層符号化データが伝送されることを特徴とする。
本発明の第4側面に係るリソース割り当て装置は、品質が異なる複数の層を有するように符号化された階層符号化データを伝送するためのリソースを割り当てるリソース割り当て装置であって、各層の階層符号化データに対して、ユーザ端末との通信に用いられる周波数帯域の基本単位であるコンポーネントキャリアを層毎に異なるように割り当てる割り当て部と、前記割り当て部による割り当て結果を無線基地局に通知する通知部と、を具備し、前記複数の層は、品質が低い基本層と、前記基本層よりも品質が高い拡張層とを含み、前記コンポーネントキャリアは、既存通信方式と次世代通信方式との双方で利用可能なプライマリコンポーネントキャリアと、次世代通信方式で利用可能なセカンダリコンポーネントキャリアとを含み、前記割り当て部は、前記基本層の階層符号化データに対して前記プライマリコンポーネントキャリアを割り当て、前記拡張層の階層符号化データに対して前記セカンダリコンポーネントキャリアを割り当て、前記割り当て結果に基づいて、前記無線基地局によって、前記プライマリコンポーネントキャリアを用いて前記基本層の階層符号化データが伝送され、前記セカンダリコンポーネントキャリアを用いて前記拡張層の階層符号化データが伝送されることを特徴とする。
本発明によれば、品質が異なる複数の層を有するように符号化された階層符号化データを、各層に応じた適切なコンポーネントキャリアで伝送可能な階層符号化データ伝送方法、無線基地局、ユーザ端末及びリソース割り当て装置を提供できる。
本発明に係る階層符号化データ伝送方法の概念図である。 本発明の第1の実施形態に係る階層符号化データ伝送システムの概略構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る階層符号化データ伝送システムを説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係るMCE及びeNBの機能構成図である。 本発明の第1の実施形態に係るUEの機能構成図である。 本発明の第1の実施形態に係るeNBの動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るUEの動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る階層符号化データ伝送システムの動作を示すシーケンス図である。
図1は、本発明に係る階層符号化データ伝送方法の概念図である。図1に示すように、本発明に係る階層符号化データ伝送方法においては、映像データが、品質が異なる複数の層を有するように符号化され、各層の階層符号化データに対して層毎に異なるコンポーネントキャリアが割り当てられる。各層の階層符号化データは、層毎に割り当てられたコンポーネントキャリアを用いてユーザ端末に伝送される。
ここで、複数の層には、解像度、フレームレート、画質などの品質が低い基本層(Base Layer)と、基本層よりも品質が高い拡張層(Enhanced Layer)とが含まれる。なお、拡張層は、品質の段階に応じて複数設けられてもよく、例えば、図1では2つの拡張層が設けられている。
また、コンポーネントキャリアとは、ユーザ端末との通信に用いられる周波数帯域の基本単位であり、例えば、20MHzの周波数帯域である。コンポーネントキャリア(以下、CCという)は、プライマリコンポーネントキャリア(以下、PCCという)とセカンダリコンポーネントキャリア(以下、SCCという)とを含む。PCCは、LTE(Long Term Evolution)方式などの既存通信方式と、LTE−A(LTE−Advanced)方式などの次世代通信方式と、の双方で利用可能な周波数帯域である。一方、SCCは、LTE−A方式などの次世代通信方式で利用可能な周波数帯域である。このようなCC構成により、次世代通信方式に対応したユーザ端末は、PCCと一つ以上のSCCとを利用して、高速・大容量通信を行うことができる。一方、次世代通信方式に対応していないユーザ端末は、PCCを利用して通信を行うことができ、次世代通信方式に対応していないユーザ端末に対するバックワードコンパチビリティが確保されている。
本発明に係る階層符号化データ伝送方法においては、各層の階層符号化データに対して層毎に異なるCCが割り当てられ、層毎に割り当てられたCCを用いて各層の階層符号化データが伝送される。したがって、品質が異なる複数の層を有するように符号化された階層符号化データを、各層に応じた適切なCCで伝送できる。
また、本発明に係る階層符号化データ伝送方法においては、基本層の階層符号化データに対してPCCが割り当てられ、拡張層の階層符号化データに対してSCCが割り当てられる。また、PCCを用いて基本層の階層符号化データが伝送され、SCCを用いて拡張層の階層符号化データが伝送される。したがって、PCCを利用可能であるがSCCを利用可能ではないユーザ端末は、基本層の階層符号化データを受信して復号し、低品質の映像を再生できる。一方、PCCとSCCとの双方を利用可能なユーザ端末は、基本層と拡張層との双方の階層符号化データを受信して復号し、高品質の映像を再生できる。
例えば、図1では、映像データが、低品質の基本層と、中品質の拡張層1と、高品質の拡張層2と、を有するように階層符号化されている。また、図1では、PCCとn個のSCCとが設けられている。このような場合、基本層の階層符号化データに対してPCCが割り当てられ、PCCを用いて基本層の階層符号化データが伝送される。また、拡張層1の階層符号化データに対してSCC1が割り当てられ、SCC1を用いて拡張層1の階層符号化データが伝送される。また、拡張層2の階層符号化データに対してはSCC2が割り当てられ、SCC2を用いて拡張層2の階層符号化データが伝送される。
図1に示す階層符号化データ伝送方法によれば、PCCを利用可能であるがSCC1及び2を利用可能ではないユーザ端末は、基本層の階層符号化データを受信して復号し、低品質の映像などを再生できる。また、PCCとSCC1とを利用可能なユーザ端末は、基本層と拡張層1の階層符号化データを受信して復号し、中品質の映像などを再生できる。また、PCCとSCC1とSCC2とを利用可能なユーザ端末は、基本層と拡張層1と拡張層2の階層符号化データを受信して復号し、高品質の映像などを再生できる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
[第1の実施形態]
<階層符号化データ伝送システムの概略構成>
図2は、第1の実施形態に係る階層符号化データ伝送システムの概略構成図である。図2に示すように、第1の実施形態に係る階層符号化データ伝送システムは、コンテンツプロバイダ10と、BM−SC(Broadcast Multicast Service Center)20と、MBMS−GW(MBMS−Gateway)30と、MME(Mobility Management Entity)40と、MCE(Multi−Cell/Multicast Coodination Entity)50と、eNB(eNodeB)60と、UE(User Equipment)70と、から構成される。
コンテンツプロバイダ10は、映像データを提供する装置である。コンテンツプロバイダ10は、配信データの階層符号化を行い、階層符号化データを生成する。ここで、階層符号化データとは、品質が異なる複数の階層を有するように符号化された符号化データである。階層符号化データには、後述するDID、TID、QIDなど、階層を識別するための階層識別情報が含まれる。
ここで、階層符号化方式としては、例えば、H.264/SVCが用いられ、解像度、フレームレート、画質などの品質の段階に応じた階層化が行われる。階層化方法としては、空間スケーラビリティと時間スケーラビリティとSNR(Singal to Noie Ratio)スケーラビリティとが挙げられる。
空間スケーラビリティでは、低解像度、中解像度、高解像度のように、解像度に応じて階層化が行われる。空間スケーラビリティの各層は、DID(Dependency_ID)により識別され、空間スケーラビリティによる階層符号化データには、DIDが付与されている。
時間スケーラビリティでは、低フレームレート、中フレームレート、高フレームレートのように、フレームレート(単位時間当たりのフレーム枚数)に応じて階層化が行われる。時間スケーラビリティの各層は、TID(Temporal_ID)により識別され、時間スケーラビリティによる階層符号化データには、TIDが付与されている。
SNRスケーラビリティでは、小符号化雑音、中符号化雑音、大符号化雑音のように、符号化雑音(画質)に応じて階層化が行われる。SNRスケーラビリティの各層は、QID(Quality_ID)により識別され、SNRスケーラビリティによる階層符号化データには、QIDが付与されている。
コンテンツプロバイダ10は、各層の階層符号化データを単一ストリームで、BM−SC20に送信する。例えば、図3に示すように、空間スケーラビリティを用いて配信データが3層の階層符号化データに符号化される場合、コンテンツプロバイダ10は、DID=0で識別される基本層の階層符号化データと、DID=1で識別される拡張層1の階層符号化データと、DID=2で識別される拡張層2の階層符号化データとを、単一ストリームで送信する。
BM−SC20は、コンテンツプロバイダ10から単一ストリームで送信された各層の階層符号化データを受信する。また、BM−SC20は、階層符号化データに含まれる階層識別情報に基づいて当該階層符号化データの層を識別し、各層の階層符号化データを層毎に異なるマルチキャストセッションにマッピングする。かかるマルチキャストセッションは、IPマルチキャストアドレス、APN(Access Point Name)、ポート番号、セッションID、LCID(Logical Channel ID)の少なくとも一つによって識別される。BM−SC20は、各層の階層符号化データを、層毎に異なるマルチキャストセッションで、MBMS−GW30に送信する。
例えば、図3では、BM−SC20は、コンテンツプロバイダ10から基本層、拡張層1、拡張層2の階層符号化データを単一ストリームで受信し、当該階層符号化データに含まれるDIDに基づいて当該階層符号化データの層を識別する。また、BM−SC20は、DID=0の基本層の階層符号化データをIPマルチキャストアドレス「224.0.0.1」で識別されるマルチキャストセッションを用いてMBMS−GW30に送信する。同様に、BM−SC20は、DID=1の拡張層1の階層符号化データをIPマルチキャストアドレス「224.0.0.2」で識別されるマルチキャストセッションを用いてMBMS−GW30に送信する。また、BM−SC20は、DID=3の拡張層2の階層符号化データをIPマルチキャストアドレス「224.0.0.3」で識別されるマルチキャストセッションを用いてMBMS−GW30に送信する。
MBMS−GW30は、BM−SC20から層毎に異なるマルチキャストセッションで各層の階層符号化データを受信し、受信した各層の階層符号化データを層毎に異なるマルチキャストセッションでeNB60に転送する。なお、MBMS−GW30は、BM−SC20から各層の階層符号化データを単一のマルチキャストセッションで受信してもよい。この場合、MBMS−GW30は、BM−SC20の代わりに、階層符号化データに含まれる階層識別情報に基づいて当該階層符号化データの層を識別し、各層の階層符号化データを層毎に異なるマルチキャストセッションにマッピングしてもよい。
MME40は、各層の階層符号化データを伝送するためのマルチキャストセッションの開始及び終了処理などを行う。
MCE50は、各層の階層符号化データを伝送するためのリソースを割り当てるリソース割り当て装置である。具体的には、MCE50は、MME40からの要求に応じて、各層の階層符号化データに対して、層毎に異なるCCを割り当て、割り当て結果をeNB60に通知する。
eNB60は、LTE方式、LTE−A方式などの各種通信方式で無線通信を行う無線基地局である。eNB60は、MBMS−GW30から層毎に異なるマルチキャストセッションで各層の階層符号化データを受信する。eNB60は、セッション識別情報に基づいて、各マルチキャストセッションで受信された階層符号化データの層を識別する。eNB60は、MCE50において層毎に割り当てられたCCを用いて、各層の階層符号化データをUE70に伝送する。
なお、eNB60は、MBMS−GW30から各層の階層符号化データを単一のマルチキャストセッションで受信してもよい。この場合、eNB60は、階層符号化データに含まれる階層識別情報に基づいて当該階層符号化データの層を識別する。そして、eNB60は、MCE50において層毎に割り当てられたCCを用いて、各層の符号化データをUE70に伝送する。
例えば、図3では、eNB60は、MBMS−GW30から基本層、拡張層1、拡張層2の階層符号化データをそれぞれ異なるマルチキャストセッションで受信し、当該マルチキャストセッションのIPマルチキャストアドレスにより受信した階層符号化データの層を識別する。また、eNB60は、IPマルチキャストアドレス「224.0.0.1」で識別される基本層の階層符号化データを、PCCを用いてUE70に伝送する。また、eNB60は、IPマルチキャストアドレス「224.0.0.2」で識別される拡張層1の階層符号化データを、SCC1を用いてUE70に伝送する。また、eNB60は、IPマルチキャストアドレス「224.0.0.3」で識別される拡張層2の階層符号化データを、SCC2を用いてUE70に伝送する。
UE70は、LTE方式、LTE−A方式などの各種通信方式でeNB60と無線通信を行うユーザ端末である。UE70は、PCCを利用できるがSCCを利用できないユーザ端末であってもよいし、PCCとSCCとの双方を利用可能なユーザ端末であってもよい。
<階層符号化データ伝送システムの詳細構成>
次に、第1の実施形態に係る階層符号化データ伝送システムの詳細構成について説明する。下記に示すMCE50、eNB60及びUE70は、それぞれ、プロセッサ、メモリ、送受信回路などを含むハードウェアを有しており、メモリには、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールが記憶されている。後述する各装置の機能構成は、上述のハードウェアによって実現されてもよいし、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって実現されてもよいし、両者の組み合わせによって実現されてもよい。
図4は、第1の実施形態に係るMCE50及びeNB60の機能構成図である。図4に示すように、MCE50は、M3インタフェース部51と、CC割り当て部52と、M2インタフェース部53と、から構成される。
M3インタフェース部51は、MME40とMCE50との間で制御データを送受信する。具体的には、M3インタフェース部51は、MME40から、各層の階層符号化データを伝送するためのCCの割り当て要求を受信する。
CC割り当て部52は、各層の階層符号化データに対して、層毎に異なるCCを割り当てる。具体的には、CC割り当て部52は、基本層の階層符号化データに対してPCCを割り当て、拡張層の階層符号化データに対してSCCを割り当てる。
M2インタフェース部53は、MCE50とeNB60との間で制御データを送受信する。具体的には、M2インタフェース部53は、CC割り当て部52において、各層の階層符号化データに対して割り当てられたCCを示すCC割り当て情報をeNB60に送信する。
eNB60は、M2インタフェース部61と、M1インタフェース部62と、階層識別部63と、PCC伝送処理部64と、SCC伝送処理部65と、から構成される。
M2インタフェース部61は、MCE50とeNB60との間で制御データを送受信する。具体的には、M2インタフェース部61は、MCE50から送信されたCC割り当て情報を受信する。
M1インタフェース部62は、MBMS−GW30とeNB60との間でユーザデータを送受信する。具体的には、M1インタフェース部62は、MBMS−GW30から各層の階層符号化データを受信する。なお、M1インタフェース部62は、MBMS−GW30から、層毎に異なるマルチキャストセッションで各層の階層符号化データを受信してもよいし、単一のマルチキャストセッションで各層の階層符号化データを受信してもよい。
階層識別部63は、M1インタフェース部62で受信された階層符号化データの層を識別する。具体的には、階層識別部63は、M1インタフェース部62において各層の階層符号化データが層毎に異なるマルチキャストセッションで受信された場合、当該マルチキャストセッションのセッション識別情報に基づいて、受信した階層符号化データの層を識別する。
また、階層識別部63は、M2インタフェース部61で受信されたCC割り当て情報に基づいて、識別した基本層の階層符号化データをPCC伝送処理部64に入力し、識別した拡張層の階層符号化データをSCC伝送処理部65に入力する。
PCC伝送処理部64は、PCCを用いて、基本層の階層符号化データの伝送処理を行う。具体的には、PCC伝送処理部64は、PCCのMTCH(Multicast Traffic Channel)を用いて、基本層の階層符号化データをマルチキャスト伝送する。また、PCC伝送処理部64は、PCCのMCCH(Multicast Traffic Channel)を用いて、上述のPCCのMTCHに関するMTCH情報や、SCCの階層伝送情報を報知する。かかる階層伝送情報には、SCCで階層符号化データが伝送されているか否かを示す伝送情報や、SCCの周波数チャネルを示す周波数チャネル情報や、SCCで伝送される階層符号化データの層を識別する階層識別情報などが含まれる。なお、図示しないが、これらの階層伝送情報は、SIB(System Information Block)又はMIB(Master Information Block)により報知されてもよい。
SCC伝送処理部65は、SCCを用いて、拡張層の階層符号化データの伝送処理を行う。具体的には、SCC伝送処理部65は、SCCのMTCHを用いて、拡張層の階層符号化データをマルチキャスト伝送する。また、SCC伝送処理部65は、SCCのMCCHを用いて、上述のSCCのMTCHに関するMTCH情報を報知する。
なお、図4では、eNB60が基本層及び拡張層の2層の階層符号化データを伝送する場合のeNB60の機能構成を示したが、eNB60が基本層とn個(nは2以上の整数)の拡張層の階層符号化データを伝送する場合は、n個のSCC伝送処理部65が設けられる。
図5は、第1の実施形態に係るUE70の機能構成図である。図5に示すように、UE70は、制御データ復調/復号部71と、制御部72と、階層符号化データ復調/復号部73(受信部、復号部)と、再生処理部74と、から構成される。
制御データ復調/復号部71は、eNB60から報知された制御データを受信し、受信した制御データを復調及び復号し、復号された制御データを制御部72に出力する。具体的には、制御データ復調/復号部71は、PCCのMCCHを用いてMTCH情報やSCCの階層伝送情報を受信し、受信したMTCH情報及び階層伝送情報を復調及び復号する。なお、制御データ復調/復号部71は、eNB60からSIB又はMIBを用いて階層伝送情報を受信し、受信した階層伝送情報を復調及び復号してもよい。また、制御データ復調/復号部71は、後述する制御部72の指示に従って、SCCのMCCHを用いてMTCH情報を受信し、受信したMTCH情報を復調及び復号してもよい。
制御部72は、制御データ復調/復号部71から入力された制御データに基づいて階層符号化データ復調/復号部73を制御する。具体的には、制御部72は、制御データ復調/復号部71から入力されたPCCのMTCH情報に基づいて、階層符号化データ復調/復号部73に受信すべきPCCのMTCHを指示する。また、制御部72は、制御データ復調/復号部71から入力された階層伝送情報に基づいて、SCCのMCCHを受信するように制御データ復調/復号部71に指示する。また、制御部72は、自端末がSCCを利用可能な端末である場合、制御データ復調/復号部71から入力されたSCCのMTCH情報に基づいて、階層符号化データ復調/復号部73に受信すべきSCCのMTCHを指示する。
階層符号化データ復調/復号部73は、制御部72からの指示に従って、階層符号化データを受信する。具体的には、階層符号化データ復調/復号部73は、制御部72の指示に従って、PCCのMTCHを用いて基本層の階層符号化データを受信し、受信した階層符号化データを復調及び復号する。また、階層符号化データ復調/復号部73は、制御部72の指示に従って、SCCのMTCHを用いて報知された拡張層の階層符号化データを受信し、受信した階層符号化データを復調及び復号する。
再生処理部74は、階層符号化データ復調/復号部73によって復号された復号データの再生処理を行う。具体的には、再生処理部74は、階層符号化データ復調/復号部73によって基本層及び拡張層の階層符号化データが復号された場合、高品質の復号データの表示部への表示処理を行う。一方、再生処理部74は、階層符号化データ復調/復号部73によって基本層の階層符号化データが復号された場合、低品質の復号データの表示部への表示処理を行う。
<階層符号化データ伝送システムの動作>
次に、図6乃至図8を参照し、以上のように構成された第1の実施形態に係る階層符号化データ伝送システムの動作について説明する。なお、図6乃至図8では、階層符号化データが、基本層及び拡張層の2層に階層符号化されるとともに、PCC及びSCCの2つのCCを用いて伝送される場合を示す。しかしながら、本発明は、階層符号化データが、基本層及び2つ以上の拡張層を含む3層以上に階層符号化されるとともに、PCC及び2つ以上のSCCを含む3つ以上のCCを用いて伝送される場合にも適用可能である。
(1)eNB60の階層符号化データの伝送動作
図6は、第1の実施形態に係るeNB60の階層符号化データの伝送動作を示すフローチャートである。
図6に示すように、eNB60は、マルチキャストセッションの開始処理を行う(ステップS101)。具体的には、eNB60は、MME40から、マルチキャストセッションのセッション識別情報を取得する。当該セッション識別情報には、上述のように、IPマルチキャストアドレス、APN、ポート番号、セッションID、LCIDなどの少なくとも一つが含まれる。また、eNB60は、MCE50から、各層の階層符号化データに対して割り当てられたCCを示すCC割り当て情報を取得する。
eNB60は、MBMS−GW30から各層の階層符号化データを受信し、受信した階層符号化データの層を識別する(ステップS102)。eNB60は、層毎に異なるマルチキャストセッションで各層の階層符号化データを受信した場合、当該マルチキャストセッションを識別するセッション識別情報に基づいて、受信した階層符号化データの層を識別する。或いは、eNB60は、単一のマルチキャストセッションで各層の階層符号化データを受信した場合、受信した階層符号化データに含まれる階層識別情報(例えば、DID、TID、QID)に基づいて、受信した階層符号化データの層を識別してもよい。
eNB60は、MCE50からのCC割り当て情報に基づいて、ステップS102で識別された層の階層符号化データをどのCCで送信するかを判断する(ステップS103)。上述のように、CC割り当て情報は、基本層の階層符号化データに対してPCCを割り当て、拡張層の階層符号化データに対してSCCを割り当てることを示すものとする。eNB60は、基本層の階層符号化データをPCCのMTCHで伝送する(ステップS104)。一方、eNB60は、拡張層の階層符号化データをSCCのMTCHで伝送する(ステップS105)。
eNB60は、PCCとSCCとを用いた階層符号化データの伝送を行うか否かを判断する(ステップS106)。PCCとSCCとを用いた伝送を行う場合(ステップS106;Yes)、eNB60は、PCCのMCCHを用いて、PCCのMTCH情報とともにSCCの階層伝送情報を含む制御メッセージ送信する(ステップS107)。上述のように、階層伝送情報には、SCCで階層符号化データが伝送されているか否かを示す伝送情報や、SCCの周波数チャネルを示す周波数チャネル情報や、SCCで伝送される階層符号化データの層を識別する階層識別情報などが含まれる。なお、かかる階層伝送情報は、PCCのSIB又はMIBで報知されてもよい。一方、PCCのみを用いた伝送を行う場合(ステップS106;No)、PCCのMCCHを用いて、PCCのMTCH情報を含む制御メッセージを送信する(ステップS108)。
(2)UE70の階層符号化データの受信動作
図7は、第1の実施形態に係るUE70の階層符号化データの受信動作を示すフローチャートである。
図7に示すように、UE70は、マルチキャストセッションの開始処理を行う(ステップS201)。具体的には、UE70は、MME40からeNB60を介して、マルチキャストセッションのセッション識別情報を取得する。
UE70は、eNB60から、PCCのMCCHを用いて報知された制御メッセージを解析する(ステップS202)。具体的には、UE70は、当該制御メッセージに含まれる階層伝送情報を解析する。なお、UE70は、eNB60から報知されたSIB又はMIBに含まれる階層伝送情報を解析してもよい。
UE70は、階層伝送情報に基づいてPCCとSCCとを用いて階層符号化データが伝送されていると判断された場合、自端末がPCCとSCCとを利用可能であるか否かを判断する(ステップS203)。
UE70は、PCCとSCCとを利用可能であると判断した場合(ステップS203;Yes)、PCCのMTCHを用いて基本層の階層符号化データを受信するとともに、SCCのMTCHを用いて拡張層の階層符号化データを受信する(ステップS204)。UE70は、ステップS204で受信された基本層の階層符号化データと拡張層の階層符号化データの双方を復号する(ステップS205)。UE70は、復号データに基づいて、高品質の映像を再生する(ステップS206)。
UE70は、PCCのみを利用可能であると判断した場合(ステップS203;No)、PCCのMTCHを用いて基本層の階層符号化データを受信する(ステップS207)。UE70は、ステップS207で受信された基本層の階層符号化データを復号する(ステップS208)。UE70は、復号データに基づいて、低品質の映像を再生する(ステップS209)。
(3)階層符号化データの伝送シーケンス
図8は、第1の実施形態に係る階層符号化データ伝送システムの動作を示すシーケンス図である。
図8に示すように、eNB60は、PCCのMCCHを用いて、上述の階層伝送情報を含む制御メッセージを報知する(ステップS301)。上述のように、階層伝送情報は、SIBやMIBを用いて伝送されてもよい。
eNB60は、PCCのMTCHを用いて基本層の階層符号化データを伝送し、UE70は、当該基本層の階層符号化データを受信する(ステップS302)。eNB60は、SCCのMTCHを用いて拡張層の階層符号化データを伝送し、UE70は、自端末がPCCとSCCとの双方を利用可能である場合は、上述の階層伝送情報に基づいて、拡張層の階層符号化データも受信する(ステップS303)。
なお、eNB60は、S301及びS302においてUE70が所望品質で階層符号化データを受信できなかった場合に、当該階層符号化データをUE70が受信できるように、ステップS304〜S307において、S301及びS302と同じ階層符号化データの送信を繰り返す。ステップS308乃至S314は、ステップS301乃至S307と同様であるため、説明を省略する。
<作用・効果>
第1の実施形態に係る階層符号化データ伝送システムによれば、各層の階層符号化データに対して層毎に異なるCCが割り当てられ、層毎に割り当てられたCCを用いて各層の階層符号化データが伝送される。したがって、品質が異なる複数の層を有するように符号化された階層符号化データを、各層に応じた適切なCCで伝送できる。
また、第1の実施形態に係る階層符号化データ伝送システムによれば、基本層の階層符号化データに対してPCCが割り当てられ、拡張層の階層符号化データに対してSCCが割り当てられる。また、PCCを用いて基本層の階層符号化データが伝送され、SCCを用いて拡張層の階層符号化データが伝送される。したがって、PCCを利用可能であるがSCCを利用可能ではないユーザ端末は、基本層の階層符号化データを受信して復号し、低解像度、低フレームレート、低画質などの低品質の映像を再生できる。一方、PCCとSCCとの双方を利用可能なユーザ端末は、基本層と拡張層との双方の階層符号化データを受信して復号し、高解像度、高フレームレート、高画質などの高品質の映像を再生できる。
[その他の実施形態]
上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。
例えば、第1の実施形態では、MCE50が各層の階層符号化データに対して層毎に異なるCCの割り当てる例を説明したが、eNB60がかかる割り当てを行い、MCE50の構成が省略されてもよい。
以上のように、本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
10…コンテンツプロバイダ、20…BM−SC、30…MBMS−GW、40…MME、50…MCE、60…eNB、70…UE、51…M3インタフェース部、52…CC割り当て部、53…M2インタフェース部、61…M2インタフェース部、62…M1インタフェース部、63…階層識別部、64…PCC伝送処理部、65…SCC伝送処理部、71…制御データ復調/復号部、72…制御部、73…階層符号化データ復調/復号部、74…再生処理部

Claims (9)

  1. 品質が異なる複数の層を有するように符号化された階層符号化データを伝送する階層符号化データ伝送方法であって、
    各層の階層符号化データに対して、ユーザ端末との通信に用いられる周波数帯域の基本単位であるコンポーネントキャリアを層毎に異なるように割り当てる工程と、
    無線基地局が、層毎に割り当てられたコンポーネントキャリアを用いて、前記各層の階層符号化データをユーザ端末に伝送する工程と、を有し、
    前記複数の層は、品質が低い基本層と、前記基本層よりも品質が高い拡張層とを含み、
    前記コンポーネントキャリアは、既存通信方式と次世代通信方式との双方で利用可能なプライマリコンポーネントキャリアと、次世代通信方式で利用可能なセカンダリコンポーネントキャリアとを含み、
    前記割り当てる工程において、前記基本層の階層符号化データに対して前記プライマリコンポーネントキャリアを割り当て、前記拡張層の階層符号化データに対して前記セカンダリコンポーネントキャリアを割り当て、
    前記伝送する工程において、前記無線基地局は、前記プライマリコンポーネントキャリアを用いて前記基本層の階層符号化データを伝送し、前記セカンダリコンポーネントキャリアを用いて前記拡張層の階層符号化データを伝送することを特徴とする階層符号化データ伝送方法。
  2. 前記無線基地局が、単一ストリームで送信された前記基本層の階層符号化データと前記拡張層の階層符号化データとを、層毎に異なるマルチキャストセッションでそれぞれ受信する工程と、
    前記無線基地局が、前記マルチキャストセッションを識別するセッション識別情報に基づいて、受信した階層符号化データの層を識別する工程と、を更に有し、
    前記伝送する工程において、前記無線基地局は、前記プライマリコンポーネントキャリアを用いて前記基本層であると識別された階層符号化データを伝送し、前記セカンダリコンポーネントキャリアを用いて前記拡張層であると識別された階層符号化データを伝送することを特徴とする請求項に記載の階層符号化データ伝送方法。
  3. 前記セッション識別情報は、IPマルチキャストアドレス、APN(Access Point Name)、ポート番号、セッションID、LCID(Logical Channel ID)の少なくとも一つであることを特徴とする請求項に記載の階層符号化データ伝送方法。
  4. 前記無線基地局が、単一ストリームで送信された前記基本層の階層符号化データと前記拡張層の階層符号化データとを、単一のマルチキャストセッションで受信する工程と、
    前記無線基地局が、受信した階層符号化データに含まれる階層識別情報に基づいて、該階層符号化データの層を識別する工程と、を更に有し、
    前記伝送する工程において、前記無線基地局は、前記プライマリコンポーネントキャリアを用いて前記基本層であると識別された階層符号化データを伝送し、前記セカンダリコンポーネントキャリアを用いて前記拡張層であると識別された階層符号化データを伝送することを特徴とする請求項に記載の階層符号化データ伝送方法。
  5. 前記階層識別情報は、DID(Dependency_ID)、TID(Temporal_ID)、QID(Quality_ID)のいずれかであることを特徴とする請求項に記載の階層符号化データ伝送方法。
  6. 前記無線基地局は、前記セカンダリコンポーネントキャリアを用いて階層符号化データが伝送されるか否かを識別する伝送識別情報と、前記セカンダリコンポーネントキャリアを示すコンポーネントキャリア情報と、該セカンダリコンポーネントキャリアを用いて伝送される層の層情報と、を含む制御メッセージをユーザ端末に報知する工程と、
    を更に有することを特徴とする請求項乃至のいずれかに記載の階層符号化データ伝送方法。
  7. 品質が異なる複数の層を有するように符号化された階層符号化データを伝送する無線基地局であって、
    ユーザ端末との通信に用いられる周波数帯域の基本単位であり、かつ、層毎に割り当てられるコンポーネントキャリアを用いて、各層の階層符号化データを伝送する伝送部を具備し、
    前記複数の層は、品質が低い基本層と、前記基本層よりも品質が高い拡張層とを含み、
    前記コンポーネントキャリアは、既存通信方式と次世代通信方式との双方で利用可能なプライマリコンポーネントキャリアと、次世代通信方式で利用可能なセカンダリコンポーネントキャリアとを含み、
    前記コンポーネントキャリアは、前記基本層の階層符号化データに対して前記プライマリコンポーネントキャリアが割り当てられ、前記拡張層の階層符号化データに対して前記セカンダリコンポーネントキャリアが割り当てられ、
    前記伝送部は、前記プライマリコンポーネントキャリアを用いて前記基本層の階層符号化データを伝送し、前記セカンダリコンポーネントキャリアを用いて前記拡張層の階層符号化データを伝送することを特徴とする無線基地局。
  8. 品質が異なる複数の層を有するように符号化された階層符号化データを受信するユーザ端末であって、
    ユーザ端末との通信に用いられる周波数帯域の基本単位であり、かつ、層毎に割り当てられるコンポーネントキャリアを用いて伝送される各層の階層符号化データのうち、自端末が利用可能なコンポーネントキャリアを用いて伝送された層の階層符号化データを受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された階層符号化データを復号する復号部と、
    前記復号部によって復号された復号データの再生処理を行う再生処理部と、
    を具備し、
    前記複数の層は、品質が低い基本層と、前記基本層よりも品質が高い拡張層とを含み、
    前記コンポーネントキャリアは、既存通信方式と次世代通信方式との双方で利用可能なプライマリコンポーネントキャリアと、次世代通信方式で利用可能なセカンダリコンポーネントキャリアとを含み、
    前記コンポーネントキャリアは、前記基本層の階層符号化データに対して前記プライマリコンポーネントキャリアが割り当てられ、前記拡張層の階層符号化データに対して前記セカンダリコンポーネントキャリアが割り当てられ、
    前記プライマリコンポーネントキャリアを用いて前記基本層の階層符号化データが伝送され、前記セカンダリコンポーネントキャリアを用いて前記拡張層の階層符号化データが伝送されることを特徴とするユーザ端末。
  9. 品質が異なる複数の層を有するように符号化された階層符号化データを伝送するためのリソースを割り当てるリソース割り当て装置であって、
    各層の階層符号化データに対して、ユーザ端末との通信に用いられる周波数帯域の基本単位であるコンポーネントキャリアを層毎に異なるように割り当てる割り当て部と、
    前記割り当て部による割り当て結果を無線基地局に通知する通知部と、
    を具備し、
    前記複数の層は、品質が低い基本層と、前記基本層よりも品質が高い拡張層とを含み、
    前記コンポーネントキャリアは、既存通信方式と次世代通信方式との双方で利用可能なプライマリコンポーネントキャリアと、次世代通信方式で利用可能なセカンダリコンポーネントキャリアとを含み、
    前記割り当て部は、前記基本層の階層符号化データに対して前記プライマリコンポーネントキャリアを割り当て、前記拡張層の階層符号化データに対して前記セカンダリコンポーネントキャリアを割り当て、
    前記割り当て結果に基づいて、前記無線基地局によって、前記プライマリコンポーネントキャリアを用いて前記基本層の階層符号化データが伝送され、前記セカンダリコンポーネントキャリアを用いて前記拡張層の階層符号化データが伝送されることを特徴とするリソース割り当て装置。
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