JP5587323B2 - 高開口数多モード光ファイバ - Google Patents

高開口数多モード光ファイバ Download PDF

Info

Publication number
JP5587323B2
JP5587323B2 JP2011529174A JP2011529174A JP5587323B2 JP 5587323 B2 JP5587323 B2 JP 5587323B2 JP 2011529174 A JP2011529174 A JP 2011529174A JP 2011529174 A JP2011529174 A JP 2011529174A JP 5587323 B2 JP5587323 B2 JP 5587323B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
fiber
refractive index
optical fiber
multimode optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011529174A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012516457A (ja
Inventor
エル ベネット,ランディ
アール ビッカム,スコット
シー ジュニア デイニーズ,パウロ
リー,ミンジュン
ジェイ ランコウ,ピーター
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Corning Inc
Original Assignee
Corning Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Corning Inc filed Critical Corning Inc
Publication of JP2012516457A publication Critical patent/JP2012516457A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5587323B2 publication Critical patent/JP5587323B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/02Optical fibres with cladding with or without a coating
    • G02B6/028Optical fibres with cladding with or without a coating with core or cladding having graded refractive index
    • G02B6/0288Multimode fibre, e.g. graded index core for compensating modal dispersion
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/02Optical fibres with cladding with or without a coating
    • G02B6/036Optical fibres with cladding with or without a coating core or cladding comprising multiple layers
    • G02B6/03616Optical fibres characterised both by the number of different refractive index layers around the central core segment, i.e. around the innermost high index core layer, and their relative refractive index difference
    • G02B6/03622Optical fibres characterised both by the number of different refractive index layers around the central core segment, i.e. around the innermost high index core layer, and their relative refractive index difference having 2 layers only
    • G02B6/03627Optical fibres characterised both by the number of different refractive index layers around the central core segment, i.e. around the innermost high index core layer, and their relative refractive index difference having 2 layers only arranged - +
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/02Optical fibres with cladding with or without a coating
    • G02B6/036Optical fibres with cladding with or without a coating core or cladding comprising multiple layers
    • G02B6/03616Optical fibres characterised both by the number of different refractive index layers around the central core segment, i.e. around the innermost high index core layer, and their relative refractive index difference
    • G02B6/03638Optical fibres characterised both by the number of different refractive index layers around the central core segment, i.e. around the innermost high index core layer, and their relative refractive index difference having 3 layers only
    • G02B6/0365Optical fibres characterised both by the number of different refractive index layers around the central core segment, i.e. around the innermost high index core layer, and their relative refractive index difference having 3 layers only arranged - - +
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/02Optical fibres with cladding with or without a coating
    • G02B6/02295Microstructured optical fibre
    • G02B6/02314Plurality of longitudinal structures extending along optical fibre axis, e.g. holes
    • G02B6/02342Plurality of longitudinal structures extending along optical fibre axis, e.g. holes characterised by cladding features, i.e. light confining region
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/02Optical fibres with cladding with or without a coating
    • G02B6/028Optical fibres with cladding with or without a coating with core or cladding having graded refractive index
    • G02B6/0281Graded index region forming part of the central core segment, e.g. alpha profile, triangular, trapezoidal core

Description

関連出願の説明
本出願は、名称を「高開口数多モード光ファイバ(High Numerical Aperture Multimode Optical Fiber)」とする、2008年9月26日に出願された米国仮特許出願第61/100404号及び2009年2月23日に出願された米国仮特許第61/154579号及び2009年7月10日に出願された米国仮特許第61/224676号の恩典を特許出願し、それらの優先権を主張する。上記出願の明細書の内容はそれぞれの全体が本明細書に参照として含まれる。
本発明は全般的には光ファイバに関し、さらに詳しくは多モード光ファイバに関する。
コーニング社(Corning incorporated)は、最大相対屈折率Δが約2%でコア径が62.5μmのコアを有する多モード光ファイバである、InfiniCor(登録商標)62.5μm光ファイバを、また最大相対屈折率Δが約1%でコア径が50μmのコアを有する多モード光ファイバである、InfiniCor50μm光ファイバも、製造販売している。コーニング社は、コア径が100μm,アンドープシリカクラッド径が140μm,開口数が0.29の、100/140CPC3マルチモードファイバも製造している。
本発明の課題は、曲げ誘起減衰が小さく、全モード励振帯域幅が広い、高開口数多モードファイバを提供することである。
耐屈撓性多モード光ファイバが本明細書に開示される。本明細書に開示される多モード光ファイバはコア半径が30μmより大きい分布屈折率コア領域及びコア領域を囲むクラッド層領域を有し、クラッド層領域はクラッド層の他の領域に対して凹んだ凹屈折率環状クラッド層領域を有する。ファイバのコアはガラスであることが好ましく、凹屈折率環状領域及びいずれのクラッド層領域もガラスとすることができる。凹屈折率環状クラッド層領域は、約−0.1より小さい屈折率Δ及び少なくとも1μmの幅を有することが好ましく、約−0.2より小さい屈折率Δ及び少なくとも2μmの幅を有することがさらに好ましい。凹屈折率環状クラッド層領域はコアに直接に接することが好ましい。しかし、凹屈折率環状クラッド層領域は、例えば、好ましくは4μmより短く、さらに好ましくは1〜4μmの距離でコアから隔てることができる。本明細書に開示されるような光ファイバは500MHz-kmより大きい、850nmにおける全モード励振帯域幅を示すことができる。本明細書に開示されるファイバは、120μmより小さいことが好ましく、110μmより小さいことがさらに好ましい、ガラスの最外径を有する。
コアの屈折率プロファイルは放物線形または実質的な放物線形を有することが好ましい。凹屈折率環状領域は、例えば、複数の気孔を有するガラスからなるか、あるいはフッ素、ホウ素またはこれらの混合物のような下げドーパントがドープされたガラスからなるか、あるいは1つないしさらに多くのそのような下げドーパントがドープされたガラスとさらに複数の気孔を有するガラスからなることができる。いくつかの好ましい実施形態において、凹屈折率環状領域はフッ素ドープシリカガラスからなる。いくつかの実施形態において、凹屈折率環状領域は、約−0.2%より小さい屈折率Δ及び少なくとも1μmの幅を有することが好ましく、約−0.24より小さい屈折率Δ及び少なくとも2μmの幅を有することがさらに好ましい。
クラッド層が気孔を含むいくつかの実施形態において、いくつかの好ましい実施形態の気孔は凹屈折率環状領域内に非周期的に配置される。「非周期的に配置」は、本明細書において、光ファイバの(軸線に垂直な断面のような)断面をとると、非周期的に配置された気孔がファイバの一部にかけて(例えば凹屈折率環状領域内で)ランダムにまたは非周期的に分布することを意味する。ファイバの長さに沿う別の点においてとられた同様の断面には別のランダムに分布した断面気孔パターンが表れるであろう。すなわち、様々な断面が相異なる気孔パターンを有し、気孔の分布及び気孔の寸法が正確に一致することはないであろう。すなわち、気孔の分布または気孔の寸法に周期性はなく、気孔はファイバ構造内に周期的に配置されてはいない。これらの気孔は光ファイバの長さに沿って(すなわち軸線に平行に)引き延ばされる(細長にされる)が、伝送ファイバの一般的な長さに対して、ファイバ全長にわたって延びることはない。気孔はファイバの長さに沿い、20mより短く、さらに好ましくは10mより短く、さらに一層好ましくは5mより短く、いくつかの実施形態においては1mより短い、距離にかけて延びる。
本明細書に開示される多モードファイバは非常に小さい曲げ誘起減衰、特に、非常に小さい巨視曲げ誘起減衰を示す。したがって、多モード光ファイバは分布屈折率ガラスコア及びコアを囲む凹屈折率環状領域を含む第2のクラッド層を有することができ、凹屈折率環状領域は、好ましくは約−0.2%より小さい屈折率Δ及び少なくとも1μmの幅を有し、さらに好ましくは約−0.24%より小さい屈折率Δ及び少なくとも2μmの幅を有し、ファイバはさらに、850nmにおいて0.4dB/ターン以下の10mm径マンドレル1ターン巻付け減衰増、0.18より大きく、さらに好ましくは0.2より大きく、最も好ましくは0.24より大きい開口数、及び、850nmにおいて700MHz-kmより大きく、さらに好ましくは850nmにおいて1000MHz-kmより大きく、さらに一層好ましくは850nmにおいて1500MHz-kmより大きい全モード励振帯域幅を示す。
本明細書に開示される構造を用いれば、850nmにおいて700MHz-kmより大きく、さらに好ましくは850nmにおいて1000MHz-kmより大きく、さらに一層好ましくは850nmにおいて1500MHz-kmより大きい全モード励振(OFL)帯域幅を提供する、コア径が60μmないしさらに大きい(例えば70μmより大きいかまたは75μmより大きい)多モードファイバを作成することができる。1.5dBより小さく、さらに好ましくは1.0dBより小さく、さらに一層好ましくは0.8dBより小さく、最も好ましくは0.5dBより小さい、波長850nmにおける10mm径マンドレル1ターン巻付け減衰増を維持したまま、このような大きい帯域幅を達成することができる。1.0dBより小さく、さらに好ましくは0.7dBより小さく、最も好ましくは0.5dBより小さい、波長850nmにおける20mm径マンドレル1ターン巻付け減衰増を維持したまま、また1.2dBより小さく、好ましくは1.0dBより小さく、さらに好ましくは0.8dBより小さい、波長850nmにおける15mm径マンドレル1ターン巻付け減衰増を維持したまま、このような大きい帯域幅を達成することもできる。そのようなファイバはさらに、0.18より大きく、さらに好ましくは0.2より大きく、最も好ましくは0.24より大きい開口数(NA)を提供することができる。そのようなファイバはさらに、200MHz-kmより大きく、好ましくは500MHz-kmより大きく、さらに好ましくは1000MHz-kmより大きく、最も好ましくは1500MHz-kmより大きい、1300nmにおけるOFL帯域幅を同時に示すことができる。
本明細書に開示される構造を用いれば、850nmにおいて500MHz-kmより大きく、さらに好ましくは850nmにおいて700MHz-kmより大きく、さらに一層好ましくは850nmにおいて1000MHz-kmより大きい全モード励振(OFL)帯域幅を提供する、コア径が60μmないしさらに大きい(例えば70μmより大きく、一層好ましくは75μmより大きい)多モードファイバを作成することができる。1.0dBより小さく、さらに好ましくは0.5dBより小さく、さらに一層好ましくは0.3dBより小さい、波長850nmにおける3mm径マンドレル1×180°ターン巻付け減衰増を維持したまま、このような大きい帯域幅を達成することができる。0.5dBより小さく、さらに好ましくは0.2dBより小さく、さらに一層好ましくは0.1dBより小さい、波長850nmにおける4mm径マンドレル2×90°ターン巻付け減衰増を維持したまま、このような大きい帯域幅を達成することもできる。入力信号がファイバ中心に位置合せされた場合にも、入力信号がファイバ中心から5μm、さらには10μmもずらされて入射された場合にも、このような曲げ損失及び帯域幅が達成される。
本明細書に開示される多モード光ファイバは、850nmにおいて3.5dB/kmより小さく、好ましくは850nmにおいて3.0dB/kmより小さく、さらに一層好ましくは850nmにおいて2.7dB/kmより小さく、なお一層好ましくは850nmにおいて2.5dB/kmより小さい、スペクトル減衰を示すことが好ましい。本明細書に開示される多モード光ファイバは、1300nmにおいて1.5dB/kmより小さく、好ましくは1300nmにおいて1.2dB/kmより小さく、さらに一層好ましくは1300nmにおいて0.8dB/kmより小さい、スペクトル減衰を示すことが好ましい。いくつかの状況において凹屈折率クラッド層領域を有する光ファイバに対して帯域幅をそのようにさらに向上させることができるように、多モードファイバを撚ることが望ましい場合がある。撚りをかけることは、本明細書において、ファイバに撚りを施すかまたは撚りを与えることを意味し、撚りはファイバが光ファイバプリフォームから線引きされている間、すなわちファイバがまだ少なくともある程度は加熱され、非弾性回転変形を受けることができる間に与えられ、回転変形はファイバが完全に冷却された後に実質的に保持され得る。
本明細書に開示される光ファイバの開口数(NA)は、0.32より小さく0.18より大きいことが好ましく、0.2より大きいことがさらに好ましく、0.32より小さく0.24より大きいことがさらに一層好ましく、0.30より小さく0.24より大きいことが最も好ましい。
コアは中心線から半径Rまで径方向に外側に広がるように構成することができ、R≧30μm、さらに好ましくはR≧40μm、またいくつかの場合にはR≧45μmである。コアは、R≦50μm、好ましくはR≦45μmであるように構成することができる。
コアは、2.5%以下で0.5%より大きく、さらに好ましくは2.2%より小さく0.9%より大きく、最も好ましくは1.8%より小さく1.2%より大きい、最大相対屈折率を有するように構成することができる。コアは1.6%と2.0%の間の最大相対屈折率を有することができる。
本明細書に開示される光ファイバは、800nmと1400nmの間の全ての波長において、1.5dB以下、好ましくは1.0dB以下、さらに好ましくは0.8dB以下、最も好ましくは0.5dB以下の、10mm径マンドレル1ターン巻付け減衰増を示すことができる。
本明細書に開示される多モード光ファイバは、中心軸線の周りに配された、分布屈折率ガラスコア及びコアを囲むガラスクラッド層を有することができる。クラッド層は凹屈折率環状領域及び外周環状領域を有する。凹屈折率環状領域はコアに直接に接することが好ましく、いくつかの実施形態において外周環状領域はアンドープシリカクラッドからなることが好ましいが、別の実施形態において凹屈折率環状領域は光ファイバの最外ガラス径まで広がることができる。本明細書に述べられる屈折率は全て、以下で説明されるように、外周環状領域を基準にしている。
本明細書に開示されるファイバは遠距離通信用のようなファイバのための通常の動作波長において、すなわち少なくとも850nmから1300nmにわたる波長範囲にかけて、多モード動作を行うことができる。
本発明のさらなる特徴及び利点は以下の詳細な説明に述べられ、ある程度は、当業者にはその説明から容易に明らかであろうし、あるいは、以下の詳細な説明及び特許請求の範囲を含み、添付図面も含む、本明細書に説明されるように本発明を実施することによって認められるであろう。
上記の全般的説明及び以下の詳細な説明がいずれも本発明の実施形態を提示し、特許請求されるような本発明の本質及び特質の理解のための概要または枠組みの提供が目的とされていることは当然である。添付図面は本発明のさらに深い理解を提供するために含められ、本明細書に組み入れられて本明細書の一部をなす。図面は本発明の様々な実施形態を示し、記述とともに本発明の原理及び動作の説明に役立つ。
図1は、凹屈折率環状領域がコアから隔てられ、外周環状クラッド層領域に囲まれている、本明細書に開示される多モード光ファイバの一実施形態例のガラス部分の断面の屈折率プロファイルの(比例拡大図ではない)略図を示す。 図2は図1の光導波路ファイバの断面の(比例拡大図ではない)略図を示す。 図3は、凹屈折率環状領域がコアから隔てられておらず、外周環状クラッド層領域に囲まれている、本明細書に開示される多モード光ファイバの一実施形態例のガラス部分の断面の屈折率プロファイルの(比例拡大図ではない)略図を示す。 図4は図3の光導波路ファイバの断面の(比例拡大図ではない)略図を示す。
本発明のさらなる特徴及び利点は以下の詳細な説明に述べられ、当業者にはその説明から明らかであろうし、あるいは、特許請求の範囲及び添付図面と合わせて以下の記述に説明されるように本発明を実施することによって認められるであろう。
「屈折率プロファイル」は、屈折率または相対屈折率と導波路ファイバ半径の間の関係である。
「相対屈折率%」は:
で定義される。ここで、nは、別途に明記されない限り、領域iにおける最大屈折率である。相対屈折率%は、別途に明記されない限り、850nmで測定される。本明細書で別途に明記されない限り、n基準はアンドープシリカガラスの屈折率、すなわち、850nmにおいて1.4533である。
本明細書で用いられるように、相対屈折率はΔで表され、その値は、別途に明記されない限り、%単位で与えられる。ある領域の屈折率が基準屈折率n基準より小さい場合、相対屈折率%は負であり、凹領域または凹屈折率を有すると称され、最小相対屈折率は、別途に明記されない限り、相対屈折率が最も負である点において計算される。ある領域の屈折率が基準屈折率n基準より大きい場合、相対屈折率%は正であり、その領域は凸になっているまたは正屈折率を有するということができる。「上げドーパント」は本明細書において純アンドープSiOに対して屈折率を高める性質を有するドーパントと見なされる。「下げドーパント」は本明細書において純アンドープSiOに対して屈折率を低める性質を有するドーパントと見なされる。上げドーパントは、上げドーパントではない1つないしさらに多くの他のドーパントがともなう場合に、負相対屈折率を有する光ファイバの領域に存在することができる。同様に、正相対屈折率を有する光ファイバの領域に、上げドーパントではない1つないしさらに多くの他のドーパントが存在することができる。下げドーパントは、下げドーパントではない1つないしさらに多くの他のドーパントがともなう場合に、正相対屈折率を有する光ファイバの領域に存在することができる。同様に、負相対屈折率を有する光ファイバの領域に、下げドーパントではない1つないしさらに多くの他のドーパントが存在することができる。
別途に明記されない限り、FOTP-62(IEC-60793-1-47)にしたがい、6mm、10mmまたは20mmあるいは同様の直径のマンドレルへの1ターン巻付けを行い、光源が試験下のファイバのコア径の50%より大きいスポットサイズを有する全モード励振入射条件を用いる曲げによる減衰の増大を測定することによって、巨視曲げ性能(例えば、「1×10mm径巨視曲げ損失」または「1×20mm径巨視曲げ損失」)を決定した。いくつかの測定において、中間点近くに1×25mm径マンドレルを入れて布設した2m長のInfiniCor50μm光ファイバの入力端に全モード励振パルスを入射することによって、エンサークルドフラックス入射(EFL)巨視曲げ性能を得た。InfiniCor50μm光ファイバの出力端を試験下のファイバに接続し、曲げ損失測定値は曲げがない状態での減衰に対する規定された曲げ条件下の減衰の比である。
本明細書で用いられるように、ファイバの開口数は、名称を「測定方法及び試験手順−開口数(Measurement Methods and Test Procedures-Numerical Aperture)」とする、TIA SP3-2839-URV2 FOTP-177 IEC-60793-1-43に述べられる方法を用いて測定されるような開口数を意味する。
語句「α-プロファイル」または「アルファプロファイル」は、rを半径としてΔ(r)で表され、式:
にしたがう、%単位の、相対屈折率プロファイルを指す。ここで、rは別途に指定されない限りゼロであり、rはΔ(r)%がゼロである点であり、rはr≦r≦rの範囲内にあって、Δは上で定義され、rはα-プロファイルの始点、rはα-プロファイルの終点で、αは実数の指数である。
凹屈折率環状領域は、本明細書で:
として定義されるプロファイル体積,Vを有する。ここで、定義されるように、R内周は凹屈折率環状領域の内半径であり、R外周は凹屈折率環状領域の外半径である。本明細書に開示されるファイバに対し、Vの絶対値は、120%-μmより大きいことが好ましく、160%-μmより大きいことがさらに好ましく、200%-μmより大きいことがさらに一層好ましい。Vの絶対値は、400%-μmより小さいことが好ましく、300%-μmより小さいことがさらに好ましい。いくつかの好ましい実施形態において、Vの絶対値は、120%-μmより大きく、300%-μmより小さい。別の好ましい実施形態において、Vの絶対値は、160%-μmより大きく、240%-μmより小さい。
本明細書に開示される多モード光ファイバはコア及び、コアを囲み、コアに直接に接する、クラッド層を有する。いくつかの実施形態において、コアはゲルマニウムがドープされたシリカ、すなわち酸化ゲルマニウムドープシリカからなる。AlまたはPのようなゲルマニウム以外のドーパントを単独でまたは組み合わせて、所望の屈折率及び密度を得るために本明細書に開示される光ファイバのコア内に、特に中心線またはその近傍に、用いることができる。いくつかの実施形態において、本明細書に開示される光ファイバの屈折率プロファイルは中心線からコアの外半径まで負にならない。いくつかの実施形態において、光ファイバはコアに屈折率下げドーパントを含有しない。
図1は、ガラスコア20及びガラスクラッド層200を有し、クラッド層が内周環状領域30,凹屈折率環状領域50及び外周環状領域60を有する、一実施形態例の多モード光ファイバのガラス部分の断面の屈折率プロファイルの略図を示す。図2は図1の光導波路ファイバの断面の(比例拡大図ではない)略図である。コア20は外半径R及び最大屈折率デルタΔ1,最大を有する。内周環状領域30は屈折率デルタΔを有し、幅W及び外半径Rを有する。凹屈折率環状領域50は最小屈折率デルタ%,]Δ3,最小、幅W及び外半径Rを有する。凹屈折率環状領域50は内周環状領域30によってコア20からオフセットされて、すなわち隔てられて、示される。好ましい実施形態において、内周環状領域の幅は4.0μm未満とすることができる。
図1に示される実施形態においては、環状領域50が内周環状領域を囲み、外周環状クラッド層領域60が環状領域50を囲んで環状領域50に接する。内周環状領域30は、最大相対屈折率がΔ2,最大で最小相対屈折率がΔ2,最小の、屈折率プロファイルΔ(r)を有し、いくつかの実施形態ではΔ2,最大=Δ2,最小である。凹屈折率環状領域50は最小相対屈折率がΔ3,最小の屈折率プロファイルΔ(r)を有する。外周環状領域60は相対屈折率Δを有する。好ましくはΔ>Δ>Δであり、図1に示される実施形態では、Δ>Δ>Δである。いくつかの実施形態において、内周環状領域30は、一定のΔ(r)をもつ図1に示されるように、実質的に一定の屈折率プロファイルを有する。そのような実施形態のいくつかにおいては、Δ(r)=0%である。いくつかの実施形態において、外周環状領域60は、一定のΔ(r)をもつ図1に示されるように、実質的に一定の屈折率プロファイルを有し、そのような実施形態のいくつかにおいてはΔ(r)=0%である。コアはフッ素を実質的に含有しないことが好ましく、コアはフッ素を全く含有しないことが好ましい。いくつかの実施形態において、内周環状領域30は、最大絶対値が0.05%未満であり、Δ2,最大<0.05%及びΔ2,最小>−0.05%の、相対屈折率プロファイルΔ(r)を有することが好ましく、凹屈折率環状領域50は、クラッド層の相対屈折率が−0.05%未満の値に達した所で始まり、中心線から径方向に外側に広がる。いくつかの実施形態において、外周環状領域60は、最大絶対値が0.05%より小さく−0.05%より大きい、相対屈折率プロファイルΔ(r)を有する。
光ファイバのガラス部分の外径は、120μmより小さいことが好ましく、110μmより小さいことがさらに好ましく、約100μm以下であることがさらに一層好ましい。すなわち、図1に示される実施形態において、外周クラッド層径(2×R)は120μmより小さいことが好ましく、110μmより小さいことがさらに好ましく、100μmより小さいことがさらに一層好ましい。いくつかの実施形態において、コア径(2×R)は35μmと55μmの間、さらに好ましくは37μmと43μmの間であり、外周クラッド層半径Rは、45μmと55μmの間、さらに好ましくは47μmと53μmの間である。いくつかの実施形態において、外周クラッド層領域60は、15μmより小さく、さらに好ましくは10μmより小さく、最も好ましくは7μmより小さい、幅を有する。
本明細書に開示される多モード光ファイバにおいて、コアは分布屈折率コアであり、コアの屈折率プロファイルは放物線形(または実質的に放物線形)であることが好ましい。例えば、コアの屈折率プロファイルは、αの値が850nmで測定して1.9と2.3の間であることが好ましく、約2.1であることがさらに好ましい、α-形状を有することができる。あるいは、コアの屈折率プロファイルは、αの値が850nmで測定して1.9と2.1の間であることが好ましく、約2.0であることがさらに好ましい、α-形状を有することができる。いくつかの実施形態において、コアの屈折率は、コアの最大屈折率及び光ファイバ全体の最大屈折率が中心線から少し離れた所にある、中心線垂下を有することができるが、別の実施形態において、コアの屈折率に中心線垂下はなく、光ファイバ全体の最大屈折率は中心線上にある。放物線形は半径Rまで拡がり、好ましくはファイバの中心線からRまで拡がる。したがって、本明細書に用いられるように、「放物線形」は、コアの1つないしさらに多くの点において、αの値が約2.0から若干変化し、例えば1.9,2.1または2.3であることができる、実質的に放物線形の屈折率プロファイルを含み、また多少の変化及び/または中心線垂下があるプロファイルも含む。図を参照すれば、コア20は、放物線形が終わってクラッド層200の最内周半径と一致する、半径Rにおいて終端すると定義される。
本明細書に開示される光ファイバはシリカベースガラスのコア及びクラッド層を有することが好ましい。クラッド層200の1つないしさらに多くの領域は、例えばレイダウンプロセス中に堆積されたクラッド材料か、またはチューブ内ロッド光プリフォーム構成におけるチューブのような外被の形態で与えられるクラッド材料か、あるいは堆積材料と外被の組合せからなることができる。クラッド層200は、いくつかの実施形態において、少なくとも一つの被覆210で囲むことができ、被覆は低弾性率一次被覆と高弾性率二次被覆を有することができる。被覆は、アクリレートベースポリマーのような、ポリマー被覆とすることができる。
いくつかの実施形態において、凹屈折率環状領域は、非周期的に配置されているかまたは周期的に配置されているか、あるいは非周期的にも周期的にも配置されている、気孔を含む。「非周期的に配置される」または「非周期的分布」は、本明細書において、光ファイバの(軸線に垂直な断面のような)断面がとられたときに、非周期的に配置された気孔がファイバの一領域にかけてランダムにまたは非周期的に分布していることを意味する。ファイバの長さに沿う別の点でとられた同様の断面には別の断面気孔パターンが表れる。すなわち、様々な断面は、気孔の分布及び気孔の寸法が一致しない、相異なる気孔パターンを有するあろう。すなわち、気孔は非周期的であり、ファイバ構造内に周期的に配置されてはいない。そのような気孔は光ファイバの長さに沿って(すなわち軸線に平行に)引き延ばされる(細長にされる)が、伝送ファイバの一般的長さに対し、ファイバ全長にわたって延びることはない。理論に束縛されることは望まないが、気孔が数mも延びることはなく、多くの場合、ファイバの長さに沿って1mまで延びることはないと考えられる。本明細書に開示される光ファイバは、固化ガラスブランクにかなりの量の気体が閉じ込められ、よって固化ガラス光ファイバプリフォーム内に気孔の形成をおこさせるに有効なプリフォーム固化条件を用いる方法によって作成することができる。そのような気孔を取り除く工程を経ずに得られたプリフォームが、内部に気孔を含む光ファイバを形成するために用いられる。本明細書に用いられるように、気孔の直径は、ファイバの軸線に垂直に交わる断面で光ファイバを見たときに、終端が気孔を定めるシリカ内表面上に配置される、最長線分である。
いくつかの実施形態において、内周領域30はフッ素もゲルマニウムも実質的にドープされていないシリカからなる。環状領域30の幅は、4.0μmより小さいことが好ましく、2.0μmより小さいことがさらに好ましい。いくつかの実施形態において、外周領域60は実質的にアンドープのシリカからなるが、シリカはいくらかの量の塩素、フッ素、ゲルマニウムまたはその他のドーパントを、総合して屈折率を実質的に変えることはない濃度で含有することができる。凹屈折率環状領域50はフッ素及び/またはホウ素がドープされたシリカからなることができる。あるいは、凹屈折率環状領域50は複数の非周期的に配置された気孔を含むシリカからなることができる。気孔は、アルゴン、窒素、クリプトン、CO、SOまたは酸素のような、1つないしさらに多くの気体を含むことができ、あるいは気孔は実質的に気体を含まない真空にすることができる。何らかの気体の存在または不在にかかわらず、環状領域50の屈折率は気孔の存在によって低められる。気孔はクラッド層200の環状領域50内にランダムまたは非周期的に配置され、別の実施形態において、気孔は環状領域50内に周期的に配置される。あるいはまたはさらに、環状領域50における低下屈折率は、環状領域50を(フッ素によるように)下げドーピングするかまたはクラッド層及び/またはコアの1つないしさらに多くの領域を上げドーピングすることによって与えることもでき、例えば、凹屈折率環状領域50は内周環状領域30ほどの大量のドープはされていないシリカである。凹屈折率環状領域50の、最小相対屈折率または、何らかの気孔の存在を考慮しているような、平均実効相対屈折率は、−0.1%より小さいことが好ましく、約−0.2%より小さいことがさらに好ましく、約−0.3%より小さいことがさらに一層好ましく、約−0.4%より小さいことが最も好ましい。
図3は、ガラスコア20及びガラスクラッド層200を有し、クラッド層が凹屈折率環状領域50及び外周環状領域60を有する、別の実施形態例の多モード光ファイバのガラス部分の断面の屈折率プロファイルの略図を示す。図4は図3の光導波路ファイバの断面の(比例拡大図ではない)略図である。コア20は外半径R及び最大屈折率デルタΔ1,最大を有する。凹屈折率環状領域50は最小屈折率デルタ%Δ3,最小、幅W及び外半径Rを有する。凹屈折率環状領域50はコア20を囲み、コア20に直接に接する。すなわち、コア20と凹屈折率環状領域50の間に(Δを有する)内周クラッド層領域30はない。Δ>Δ>Δであることが好ましい。外周環状領域60は凹屈折率環状領域50を囲み、凹屈折率環状領域50に接する。凹屈折率環状領域50は最小相対屈折率がΔ3,最小の屈折率プロファイルΔ(r)を有する。外周環状領域60は最大相対屈折率がΔ4,最大、最小相対屈折率がΔ4,最小の屈折率プロファイルΔ(r)を有し、いくつかの場合にはΔ4,最大=Δ4,最小である。Δ1,最大>Δ3,最小であることが好ましい。コアは酸化ゲルマニウムがドープされ、フッ素を実質的に含有しないことが好ましく、コアはフッ素を全く含有しないことがさらに好ましい。凹屈折率環状領域50は、クラッド層の相対屈折率の値が初めに−0.05%に達する所に始まり、中心線から径方向に外側に拡がる。いくつかの実施形態において、外周環状領域60は、0.05%より小さい最大絶対値を有し、Δ4,最大<0.05%、Δ4,最小>−0.05%である、相対屈折率プロファイルΔ(r)を有し、凹屈折率環状領域50は一定の相対屈折率(Δ)が始まる所で終端する。
光ファイバの開口数(NA)は信号をファイバに送り込む光源のNAより大きいことが好ましい。例えば、光ファイバのNAはVCSEL(縦型キャビティ表面発光レーザ)光源のNAより大きいことが好ましい。
望ましければ、本明細書で論じられるファイバの外周ガラス表面に気密カーボン被覆を施すことができる。被覆の厚さは約100Å未満とすることができる。少なくとも1層、好ましくは2層(軟質一次被覆及び硬質二次被覆)の保護ポリマー被覆をカーボン被覆に重ねて施すことができる。そのようなカーボン被覆を用いると、改善された耐動的疲労性が得られる。例えば、そのような被覆を用いれば、50より大きく、さらに好ましくは100より大きい、動的疲労定数が達成可能であり、400kpsi(2.76×10Pa)より高い、15%ワイブル故障確率が達成可能である。
様々な実施例の屈折率パラメータ及びモデル化光学特性が下の表1に示される。実施例1〜6は図3で説明されたプロファイルと同様の屈折率プロファイルを示す。実施例7及び8は図1で説明されたプロファイルと同様の屈折率プロファイルを示す。詳しくは、コア領域20のΔ,コア領域20の外半径R,コア領域20のα,内周環状領域30のΔ,内周環状領域30の外半径R及び幅W,凹屈折率環状領域50のΔ,凹屈折率環状領域50の外半径R,凹屈折率環状領域50のプロファル体積Vが下の表1に与えられる。クラッド半径はファイバの最外半径(R)であり、外周環状ガラスクラッド層領域60の外半径でもある。ファイバの開口数NA及び開口数とコア径の積(NA・CD)も与えられる。NA・CDは20μmより大きいことが好ましく、22μmより大きいことがさらに好ましい。いくつかの実施形態において、NA・CDは30μmより小さい。外周ガラスクラッド層径は、いくつかの実施形態において、120μmより小さく、好ましくは110μmより小さい。
実施例9〜14の実光ファイバが以下で説明される。これらの実施例にしたがって作成した結果の多モード光ファイバの屈折率プロファイルパラメータ及び特性が下の表2に示される。それぞれの実施例において、ガラス光ファイバの外側に、通常の一次及び二次のウレタンアクリレートベース保護被覆を施した。
実施例9−対照
(ほぼ放物線形(α=2.11)で、純シリカに対する最大相対屈折率が0.96%の)GeO-SiO分布屈折率コアの1m長×26.0mm中実ガラスケーン上に、650gのSiO(密度0.36g/cm)スートを火炎堆積した。次いでこの集成体を以下のようにして焼結した。集成体を初めにヘリウム/3%塩素雰囲気内1000℃で2時間乾燥させ、次いで、スートを焼結してGeO-SiO分布屈折率コア及びシリカ外周クラッド層からなる光学プリフォームにするために、100%ヘリウム雰囲気内で1500℃に設定した高温ゾーンを6mm/分で通過させた。プリフォームを1000℃に設定したアルゴンパージ保持オーブン内に24時間おいた。約8cm長の、ほぼ2000℃に設定した高温ゾーンを有する線引き炉を用いて、10m/秒で、プリフォームを10km長の125μm径ファイバに線引きした。このファイバのOFL帯域幅測定値は、850nm及び1300nmにおいて、それぞれ2315MHz-km及び666MHz-kmであった。20mm径マンドレル上で測定した850nmにおける巨視曲げ損失は1.04dB/ターン、ファイバのNAは0.193であった。
実施例10
(ほぼ放物線形(α=2.16)で、純シリカに対する最大相対屈折率が1.02%の)GeO-SiO分布屈折率コアの1m長×26.0mm中実ガラスケーン上に、673gのSiO(密度0.36g/cm)スートを火炎堆積した。次いでこの集成体を以下のようにして焼結した。集成体を初めにヘリウム/3%塩素雰囲気内1000℃で2時間乾燥させ、次いで50%窒素/50%ヘリウム雰囲気内で1500℃に設定した高温ゾーンを32mm/秒で通過させ、続いて、同じ雰囲気内で高温ゾーンを25mm/秒で通過させて再線引きし、次いで、スートを焼結して「窒素種付け」クラッド層で囲まれた無孔GeO-SiO分布屈折率コアからなるランダムに分布した「窒素種付け」気孔を含む第1のオーバークラッドプリフォームにするために、50%窒素/50%ヘリウム雰囲気内を6mm/分で通過させて最終焼結した。次いでプリフォームを1000℃に設定したアルゴンパージ保持オーブン内に24時間おいた。次いでプリフォームを旋盤に設置して、1m長ケーン上に1086gのSiOスートを火炎堆積した。この集成体を以下のようにして焼結した。集成体を初めにヘリウム/3%塩素雰囲気内1000℃で2時間乾燥させ、続いて、スートを焼結して、GeO-SiO分布屈折率コア、「窒素種付け」ランダム分布気孔を含む第1のクラッド層及び無孔シリカ外周クラッド層からなる光学プリフォームにするために、100%ヘリウム雰囲気内の1500℃に設定した高温ゾーンを6mm/分で通過させた。このプリフォームを1000℃に設定したアルゴンパージ保持オーブン内に24時間おいた。約8cm長の、ほぼ2000℃に設定した高温ゾーンを有する線引き炉を用い、10m/秒で、プリフォームを10km長の125μm径ファイバに線引きした。このファイバのOFL帯域幅測定値は、850nm及び1300nmにおいて、それぞれ781MHz-km及び172MHz-kmであった。20mm径マンドレル上で測定した850nmにおける巨視曲げ損失は0.00dB/ターン、ファイバのNAは0.233であった。
実施例11及び12
(ほぼ放物線形(α=2.02)で、純シリカに対する最大相対屈折率が0.96%の)GeO-SiO分布屈折率コアからなる1m長×25.9mm中実ガラスケーン上に、127gのSiO(密度0.36g/cm)スートを火炎堆積した。次いでこの集成体を以下のようにして焼結した。集成体を初めにヘリウム/3%塩素雰囲気内1125℃で2時間乾燥させ、続いて、ヘリウム/20%SiF雰囲気内1125℃で4時間、スートプリフォームにフッ素をドープし、次いで、スートを焼結して酸化ゲルマニウム-シリカ分布屈折率コア及びフッ素ドープされた第2のクラッド層からなるからなるオーバークラッドプリフォームにするために、100%ヘリウム雰囲気内の1480℃に設定した高温ゾーンを14mm/分で通過させた。次いで、このプリフォームを旋盤に設置して、283gのSiOスートを火炎堆積した。次いでこの集成体を以下のようにして焼結した。集成体を初めにヘリウム/3%塩素雰囲気内1000℃で2時間乾燥させ、続いて、スートを焼結して、GeO-SiO分布屈折率コア、フッ素ドープされた第2のクラッド層及びシリカ外周クラッド層からなる光学プリフォームにするために、100%ヘリウム雰囲気内の1500℃に設定した高温ゾーンを6mm/分で通過させた。このプリフォームを1000℃に設定したアルゴンパージ保持オーブン内に24時間おいた。実施例11については、約8cm長の、ほぼ2000℃に設定した高温ゾーンを有する線引き炉を用い、10m/秒で、プリフォームを10km長の140μm径ファイバに線引きした。このファイバのOFL帯域幅測定値は、850nm及び1300nmにおいて、それぞれ1722MHz-km及び749MHz-kmであった。15mm径及び20mm径マンドレル上で測定した850nmにおける巨視曲げ損失はそれぞれ0.70dB/ターン及び0.45dB/ターン、ファイバのNAは0.202であった。実施例12については、約8cm長の、ほぼ2000℃に設定した高温ゾーンを有する線引き炉を用いて、10m/秒で、プリフォームを7km長の125μm径ファイバに線引きした。このファイバのOFL帯域幅測定値は、850nm及び1300nmにおいて、それぞれ3358MHz-km及び1059MHz-kmであった。15mm径及び20mm径マンドレル上で測定した850nmにおける巨視曲げ損失はそれぞれ0.70dB/ターン及び0.40dB/ターン、ファイバのNAは0.202であった。
実施例13−対照
(ほぼ放物線形(α=2.1)で、純シリカに対する最大相対屈折率が2.1%の)GeO-SiO分布屈折率コアの1m長×26.0mm中実ガラスケーン上に、645gのSiO(密度0.36g/cm)スートを火炎堆積した。次いでこの集成体を以下のようにして焼結した。集成体を初めにヘリウム/3%塩素雰囲気内1000℃で2時間乾燥させ、続いて、スートを焼結してGeO-SiO分布屈折率コア及びシリカ外周クラッド層からなる光学プリフォームにするために、100%ヘリウム雰囲気内で1500℃に設定した高温ゾーンを6mm/分で通過させた。プリフォームを1000℃に設定したアルゴンパージ保持オーブン内に24時間おいた。このプリフォームを1000℃に設定したアルゴンパージ保持オーブン内に24時間おいた。約8cm長の、ほぼ2000℃に設定した高温ゾーンを有する線引き炉を用い、10m/秒で、プリフォームを10km長の125μm径ファイバに線引きした。このファイバのOFL帯域幅測定値は、850nm及び1300nmにおいて、それぞれ720MHz-km及び700MHz-kmであった。15mm径及び20mm径マンドレル上で測定した850nmにおける巨視曲げ損失はそれぞれ0.45dB/ターン及び0.35dB/ターン、ファイバのNAは0.275であった。
実施例14
(ほぼ放物線形(α=2.1)で、純シリカに対する最大相対屈折率が2.1%の)GeO-SiO分布屈折率コアからなる1m長×25.9mm中実ガラスケーン上に、234gのSiO(密度0.36g/cm)スートを火炎堆積した。次いでこの集成体を以下のようにして焼結した。集成体を初めにヘリウム/3%塩素雰囲気内1125℃で2時間乾燥させ、続いて、ヘリウム/20%SiF雰囲気内1125℃で4時間、スートプリフォームにフッ素をドープし、次いで、スートを焼結して酸化ゲルマニウム-シリカ分布屈折率コア及びフッ素ドープされた第2のクラッド層からなるからなるオーバークラッドプリフォームにするために、100%ヘリウム雰囲気内の1480℃に設定した高温ゾーンを14mm/分で通過させた。このプリフォームを線引きして直径22mmのケーンにし、旋盤に設置して、245gのSiOスートを火炎堆積した。次いでこの集成体を以下のようにして焼結した。集成体を初めにヘリウム/3%塩素雰囲気内1000℃で2時間乾燥させ、続いて、スートを焼結して、GeO-SiO分布屈折率コア、フッ素ドープされた第2のクラッド層及びシリカ外周クラッド層からなる光学プリフォームにするために、100%ヘリウム雰囲気内の1500℃に設定した高温ゾーンを6mm/分で通過させた。このプリフォームを1000℃に設定したアルゴンパージ保持オーブン内に24時間おいた。約8cm長の、ほぼ2000℃に設定した高温ゾーンを有する線引き炉を用い、10m/秒で、プリフォームを10km長の125μm径ファイバに線引きした。このファイバのOFL帯域幅測定値は、850nm及び1300nmにおいて、それぞれ588MHz-km及び253MHz-kmであった。15mm径及び20mm径マンドレル上で測定した850nmにおける巨視曲げ損失はそれぞれ、0.17dB/ターン及び0.10dB/ターン、ファイバのNAは0.291であった。
表2は実施例9〜15で説明したファイバの光学特性測定値を示す。これらの実施例は、絶対値が、約120%-μmより大きく、さらに好ましくは約160%-μmより大きく、いくつかの実施形態においては約200%-μmより大きい、体積Vを環状領域30が有するときに、広帯域幅及び低曲げ損失が達成され得ることを示す。
表2に示されるように、実施例9〜15は図3で説明されたプロファイルと同様の屈折率プロファイルを示す。詳しくは、コア領域20のΔ,コア領域20の外半径R,コア領域20のα,凹屈折率クラッド層領域50のΔ,凹屈折率クラッド層領域50の外半径R,及び凹屈折率クラッド層領域50のプロファイル体積Vが下の表2に与えられる。クラッド半径はファイバの最外ガラス半径であり、同時に外周環状ガラスクラッド層領域60の外半径である。ファイバの開口数測定値、(850nm及び1300nmで測定した)ファイバの全モード励振帯域幅測定値、1×10mm,1×15mm及び1×20mmの巨視曲げ性能(10mm径,15mm径または20mm径のマンドレル上の1ターン巻付けに対する減衰増)の測定値も与えられている。実施例15については、1×25mm径マンドレルを中間点近くに入れて布設された2m長のInfiniCor50μm光ファイバの入力端に全モード励振パルスを入射させることで得られたエンサークルドフラックス入射(EFL)巨視曲げ性能が与えられている。InfiniCor50μm光ファイバの出力端は試験下のファイバに接続され、曲げ損失測定値は曲げのない状態での減衰に対する規定された曲げ条件下の減衰の比である。様々なEFL試験には、3mm径、4mm径または6mm径のマンドレル上の1×180°巻付けまたは2×90°巻付けを含む。いくつかの場合にパルス入射はファイバ中心に直接に(0μmオフセットで)行い、いくつかの場合にパルス入射はファイバ中心から10μmずらして行った。
すなわち、本明細書に開示される実施形態は、コア半径が30μmより大きく、いくつかの場合には40μmより大きく、さらには50μmより大きい、多モード光ファイバに対して、850nmにおいて700MHz-kmより大きく、好ましくは850nmにおいて1000MHz-kmより大きく、さらに好ましくは850nmにおいて1500MHz-kmより大きい、全モード励振(OFL)帯域幅を達成することができた。1.5dBより小さく、さらに好ましくは1.0dBより小さく、さらに一層好ましくは0.8dBより小さく、最も好ましくは0.8dBより小さい、波長850nmにおける10mm径マンドレル1ターン巻付け減衰増を維持したまま、そのような広帯域幅を達成することができる。1.0dBより小さく、さらに好ましくは0.7dBより小さく、最も好ましくは0.5dBより小さい、波長850nmにおける20mm径マンドレル1ターン巻付け減衰増を維持したまま、そのような広帯域幅を達成することもできる。そのようなファイバはさらに、0.2より大きい(さらに好ましくは0.24より大きい)開口数(NA)、1200MHz-kmより大きい(さらに好ましくは1500MHz-kmより大きい)850nmにおけるOFL帯域幅及び1.2dBより小さい(さらに好ましくは1.0dBより小さい)波長850nmにおける15mm径マンドレル1ターン巻付け減衰増を同時に提供することができる。
実施例15は、コア半径が30μmより大きく、いくつかの場合には35μmより大きく、さらには40μmより大きい、多モードファイバに対して、850nmにおいて500MHz-kmより大きく、さらに好ましくは850nmにおいて700MHz-kmより大きく、さらに好ましくは850nmにおいて1000MHz-kmより大きい、全モード励振(OFL)帯域幅を達成することができる構成を示す。1.0dBより小さく、さらに好ましくは0.5dBより小さく、さらに一層好ましくは0.3dBより小さい、波長850nmにおける3mm径マンドレル1×180°巻付け減衰増を維持したままで、そのような広帯域幅を達成することができる。0.5dBより小さく、さらに好ましくは0.2dBより小さく、さらに一層好ましくは0.1dBより小さい、波長850nmにおける4mm径マンドレル2×90°巻付け/0μmオフセット減衰増を維持したままで、そのような広帯域幅を達成することもできる。そのような曲げ損失及び帯域幅は、入力信号がファイバの中心に合わせられている場合でも、入力信号がファイバの中心に対して5μm、さらには10μmずらされて入射されていても、達成される。そのようなファイバはさらに、0.24より大きい(さらに好ましくは0.28より大きい)開口数(NA)、500MHz-kmより大きい(さらに好ましくは1500MHz-kmより大きい)850nmにおけるOFL帯域幅及び0.5dBより小さい(さらに好ましくは0.3dBより小さい)波長850nmにおける3mm径マンドレル×180°巻付け/0μmオフセット減衰増を同時に提供することができる。
実施例16
実施例15にしたがって作成されたガラスファイバの表面に、ほぼ5nm厚の薄い気密被覆層を施した。米国特許第5346520号明細書に説明される反応炉と同様の反応炉を用いてカーボン被覆を施した。この特許明細書はその全体が本明細書に参照として含まれる。導波路ファイバが線引き炉の高温ゾーンから現れてくるときの、ファイバの表面上へのカーボンの熱分解堆積によって被覆を形成した。ファイバは高温ゾーンから、カーボン含有化合物が反応して導波路表面上にカーボン層を形成する、環境が制御されたチャンバに送られる。次いで、気密被覆の表面上に外装被覆が施される。
ワイブル強度分布及び動的疲労定数をカーボン層の比抵抗の関数として決定するための試験を行って、表3に与えられる故障確率データを得た。平均ワイブル勾配は87であり、これは気密被覆ファイバが密な破壊強度分布を有するであろうことを示す。15%のワイブル故障確率に対応する応力値は試験した全サンプルについて440kpsi(3.03×10Pa)より大きく、好ましい実施形態においては480kpsi(3.31×10Pa)より大きい。動的疲労因子nは50より大きく、100より大きいことが好ましく、150より大きいことがさらに好ましい。気密カーボン層の抵抗値は、90kΩ/cmと170kΩ/cmの間であることが好ましく、110kΩ/cmと160kΩ/cmの間であることがさらに好ましく、120kΩ/cmと150kΩ/cmの間であることが最も好ましい。
本明細書に開示されるファイバには、様々な保護被覆210を外周ガラスクラッド層上に施すことができる。例えば、保護被覆210はその上に第1の比較的硬質な保護被覆を有することができる。例えば、被覆は、硬化すると50,55,60または65より大きいショアーD硬度を示す、硬化ポリマー層とすることができる。そのような材料の例は、例えば米国特許第4973129号明細書に見ることができる。この明細書はその全体が本明細書に参照として含まれる。あるいは、比較的硬質な被覆を気密カーボン被覆として施すことができる。第1の比較的硬質な被覆層を、約120μmと130μmの間、さらに好ましくは約124μmと126μmの間の外周厚を得るに十分な厚さで施すことができる。
望ましければ、第1の硬質保護被覆上に、必要に応じて、通常の一次被覆及び二次被覆を施すことができる。一次被覆は、ファイバが曲げられるか、ケーブルにされるかまたはスプールに巻かれる時の、ガラスファイバコアを緩衝し、保護するためのバッファとしてはたらくが、クラックの成長を促進することができ、故障をおこさせる静的疲労を高めることができる、水の吸着からのガラス表面の保護も行う。二次被覆は一次被覆に重ねて施され、処理及び使用中のガラスファイバの損傷を防止する強靱な保護外周層として機能する。例えば、一次被覆は約0.1MPa〜約3MPaのヤング率及び/または約−100℃〜約−25℃のTを有することができる。本明細書に用いられるように、降下した一次または二次の中間被覆材料のヤング率は、スティーマン(Steeman)等,「光ファイバのためのその場一次被覆弾性率試験の機械的解析(Mechanical analysis of the in-situ Primary Coating Modulus Test for Optical Fibers)」,第52回国際ワイア及びケーブルシンポジウムプロシーディングズ(Proc. of the 52th International Wire and Cable Symposium)(IWCS,2003年11月10〜13日,米国フィラデルフィア),p.41に説明されるような引起こし(プルアウト)タイプのその場弾性率試験を用いて測定される。例えば、チエン(Chien)等の米国特許第6326416号明細書、ウィニンガム(Winningham)等の米国特許第6531522号明細書、フューキス(Fewkes)等の米国特許第6539152号明細書、ウィニンガムの米国特許第6563996号明細書、フューキス等の米国特許第6869981号明細書、ベイカー(Baker)等の米国特許第7010206号明細書及び米国特許第7221842号明細書、及びウィニンガムの米国特許第7423105号明細書に、多くの適する一次被覆が開示されている。これらの明細書はそれぞれの全体が本明細書に参照として含まれる。いくつかの実施形態において、通常の一次被覆及び二次被覆は上述した第1の比較的硬質な保護層に重ねて施される。そのような実施形態において、第1の比較的硬質な保護層は、一次被覆及び二次被覆を第1の保護層から容易に剥きとって、125μm光ファイバを受け入れることができるコネクタまたはその他のコンポーネントへの挿入のために125μm径の第1の保護層を残すことができる、強い接着力を有することが好ましい。
適する一次被覆組成は、約25〜75重量%の1つないしさらに多くのウレタンアクリレートオリゴマー、約25〜約65重量%の1つないしさらに多くの一官能価エチレン不飽和モノマー、約0〜約10重量%の1つないしさらに多くの多官能価エチレン不飽和モノマー、約1〜約5重量%の1つないしさらに多くの光重合開始剤、約0.5〜約1.5pphの1つないしさらに多くの酸化防止剤、約0.5〜約1.5pphの1つないしさらに多くの定着剤、及び約0.01〜約0.5pphの1つないしさらに多くの安定剤を含むが、これらには限定されない。
他の適する一次被覆組成は、約52重量%のポリエーテルウレタンアクリレート(Bomar Specialties社のBR 3741)、約40〜約45重量%の多官能価アクリレートモノマー(CognisのPhotomer 4003またはPhotomer 4960)、0〜約5重量%の一官能価アクリレートモノマー(カプロラクトンアクリレートまたはN-ビニルカプロラクタム)、約1.5重量%までの光重合開始剤(Chiba Specialty ChemicalのIrgacure 819またはIrgacure 184、BASFのLUCIRIN(登録商標)TPO、またはこれらの組合せ)を含み、これに約1pphの定着剤(3-アクリルオキシプロピルトリメトキシシラン)、約1pphの酸化防止剤(Chiba Specialty ChemicalのIrganox 1035)が添加され、必要に応じて、約0.05pphまでの蛍光漂白剤(Chiba Specialty ChemicalのUvitex OB)が、また、必要に応じて、約0.03pphまでの安定剤(Sigma-Aldrichから入手できるペンタエリトリトールテトラキス(3-メルカプトプロピオネート))が添加される。
一次被覆組成の例には、
(1) 52重量%のポリエーテルウレタンアクリレートオリゴマー(BR 3741, Bomar Specialty),40重量%のエトキシレート化(4)ノニルフェノールアクリレート(Photomer 4003, Cognis社),5重量%のN-ビニルピロリジノン,1.5重量%のビス(2,4,6-トリメチルベンゾイル)フェニル-ホスフィンオキサイド(Irgcure 819, Chiba Specialty),1.5重量%の1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(Irgcure 184, Chiba Specialty),1pphのチオジエチレンビス(3,5-ジ-tert-ブチル)-4-ヒドロキシヒドロシナメート(Irganox 1035, Chiba Specialty),及び1pphの3-アクリルオキシプロピルトリメトキシシラン;
(2) 52重量%のポリエーテルウレタンアクリレートオリゴマー(BR 3741, Bomar Specialty),40重量%のエトキシレート化(4)ノニルフェノールアクリレート(Photomer 4003, Cognis社),5重量%のN-ビニルカプロラクタム,1.5重量%のビス(2,4,6-トリメチルベンゾイル)フェニル-ホスフィンオキサイド(Irgcure 819, Chiba Specialty),1.5重量%の1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(Irgcure 184, Chiba Specialty),1pphのチオジエチレンビス(3,5-ジ-tert-ブチル)-4-ヒドロキシヒドロシナメート(Irganox 1035, Chiba Specialty),及び1pphの3-アクリルオキシプロピルトリメトキシシラン;
(3) 52重量%のポリエーテルウレタンアクリレートオリゴマー(BR3731, Sartomer社),45重量%のエトキシレート化(4)ノニルフェノールアクリレート(SR504, Sartomer社),3重量%の(2,6-ジメトキシベンゾイル)-2,4,4-トリメチルペンチルホスフィンオキサイド(Irgcure 1850, Chiba Specialty),1pphのチオジエチレンビス(3,5-ジ-tert-ブチル)-4-ヒドロキシヒドロシナメート(Irganox 1035, Chiba Specialty),1pphのビス(トリメトキシシリレチル)ベンゼン定着剤,及び0.5pphのポリアルコキシポリシロキサンキャリヤー(Tegorad 2200, Goldschmidt);
(4) 52重量%のポリエーテルウレタンアクリレートオリゴマー(BR3731, Sartomer社),45重量%のエトキシレート化(4)ノニルフェノールアクリレート(Photomer 4003, Cognis社),3重量%の(2,6-ジメトキシベンゾイル)-2,4,4-トリメチルペンチルホスフィンオキサイド(Irgcure 1850, Chiba Specialty),1pphのチオジエチレンビス(3,5-ジ-tert-ブチル)-4-ヒドロキシヒドロシナメート(Irganox 1035, Chiba Specialty),1pphのビス(トリメトキシシリレチル)ベンゼン定着剤,及び0.5pphの粘着付与剤(Unitac R-40, Union Camp);
(5) 52重量%のポリエーテルウレタンアクリレートオリゴマー(BR3731, Sartomer社),45重量%のエトキシレート化ノニルフェノールアクリレート(SR504, Sartomer社),及び3重量%の(2,6-ジメトキシベンゾイル)-2,4,4-トリメチルペンチルホスフィンオキサイド(Irgcure 1850, Chiba Specialty);及び
(6) 52重量%のウレタンアクリレートオリゴマー(BR 3741, Bomar),41.5重量%のエトキシレート化ノニルフェノールアクリレートモノマー(Photomer 4003, Cognis),5重量%のカプロラクトンアクリレートモノマー(Tone M-100, Dow),1.5重量%のIrgacure 819光重合開始剤(Chiba),1pphのチオジエチレンビス(3,5-ジ-tert-ブチル)-4-ヒドロキシヒドロシナメート(Irganox 1035, Chiba Specialty),1pphの3-アクリルオキシプロピルトリメトキシシラン(Galest),及び0.032pphのペンタエリトリトールテトラキス(3-メルカプトプロピオネート)(Aldrich);
があるが、これらには限定されない。
二次被覆材料は一般に、重合するときに分子が高度に架橋する液体ウレタンアクリレートを含有する被覆組成の重合品である。二次被覆は高い(例えば25℃で約0.08GPaより高い)ヤング率及び高い(例えば約250℃より高い)Tを有する。ヤング率は約0.1GPaと約8GPaの間であることが好ましく、約0.5GPaと約5GPaの間であることがさらに好ましく、約0.5GPaと約3GPaの間であることが最も好ましい。Tは約50℃と約120℃の間であることが好ましく、約50℃と約100℃の間であることがさらに好ましい。二次被覆の厚さは、約40μmより薄いことが好ましく、約20μm〜約40μmであることがさらに好ましく、約20μm〜約30μmであることが最も好ましい。
二次被覆材料としての使用に適するその他の材料は、またこれらの材料の選択に関する要件も、技術上周知であり、チェイピン(Chapin)の米国特許第4962992号明細書及び米国特許第5104433号明細書に説明されている。これらの明細書はそれぞれの全体が本明細書に参照として含まれる。これらへの代替として、ボテロ(Botelho)等の米国特許第6775451号明細書及びチョウ(Chou)等の米国特許第6689463号明細書に説明されているような、オリゴマー含有量が少なく、ウレタン含有量が少ない、被覆組成系を用いる、高弾性率被覆も得られている。これらの明細書はそれぞれの全体が本明細書に参照として含まれる。さらに、シセル(Schissel)等の米国特許出願公開第2007/0100039号明細書に説明されているように、非反応性オリゴマー成分を用いて高弾性率被覆が達成されている。この明細書はその全体が本明細書に参照として含まれる。外周被覆は一般に、以下でさらに詳細に説明するように、(前硬化がなされているかまたはなされていない)被覆が先に施されているファイバに施され、続いて硬化される。酸化防止剤、触媒、滑剤、低分子量非架橋性樹脂、安定剤、界面活性剤、表面剤、スリップ剤、ワックス、超微粒子ポリテトラフルオロエチレン、等を含む、被覆の1つないしさらに多くの特性を強化する様々な添加剤も存在し得る。二次被覆は、技術上周知であるように、インクを含むこともできる。
適する外周被覆組成は、約0〜20重量%の1つないしさらに多くのウレタンアクリレートオリゴマー、約75〜約95重量%の1つないしさらに多くの一官能価エチレン不飽和モノマー、約0〜約10重量%の1つないしさらに多くの多官能価エチレン不飽和モノマー、約1〜約5重量%の1つないしさらに多くの光重合開始剤、及び約0.5〜約1pphの1つないしさらに多くの酸化防止剤を含むが、これらには限定されない。
他の適する外周被覆組成は、約10重量%のポリエーテルウレタンアクリレートオリゴマー(Bomar Specialty社のKWS 4131),約72〜約82重量%のエトキシレート化(4)ビスフェノールAジアクリレートモノマー(CognisのPhotomer 4028),約5重量%のビスフェノールAジグリシジルジアクリレート(CognisのPhotomer 3016),必要に応じて約10重量%までのジアクリレートモノマー(CognisのPhotomer 4002)またはN-ビニルカプロラクタム,約3重量%までの光重合開始剤(Chiba Specialty ChemicalのIragcure 184またはBASFのLUCIRIN TPOまたはこれらの組合せ)を含み、これに約0.5pphの酸化防止剤(Chiba Specialty ChemicalのIrganox 1035)が添加されるが、これらには限定されない。
外周被覆組成の例には、
(1) 40重量%のウレタンアクリレートオリゴマー(CN981, Sartomer社),17重量%のプロポキシレート化(3)グリセリルトリアクリレートモノマー(SR9020, Sartomer社),25重量%のペンタエリトリトールテトラアクリレート(SR295, Sartomer社),15重量%のエトキシレート化(2)ビスフェノールAジアクリレートモノマー(SR349, Sartomer社),及び3重量%の1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンとビス(2,6-ジメトキシベンゾイル)-2,4,4-トリメチルフェニルホスフィンオキサイドの混合物(Iragcure 1850, Chiba Specialty Chemical);及び
(2) 10重量%のポリエーテルウレタンアクリレート(KWS 131, Bomar),5重量%のビスフェノールAジグリシルジアクリレート(Photomer 3016, Cognis),82重量%のエトキシレート化(4)ビスフェノールAジアクリレート(Photomer 4028, Cognis),1.5重量%のLUCIRIN TPO光重合開始剤(BASF),1.5重量%の1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(Iragcure 184, Chiba),及び0.5pphのチオジエチレンビス(3,5-ジ-tert-ブチル)-4-ヒドロキシヒドロシナメート酸化防止剤(Irganox 1035, Chiba Specialty);
の配合があるが、これらには限定されない。
第1の中間被覆は一般に、一次被覆のヤング率及びTに比較して、比較的高いヤング率及び比較的高いTをもたらす被覆組成の重合品である。ヤング率は、約0.1GPaと約2GPaの間であることが好ましく、約0.2GPaと約1GPaの間であることがさらに好ましく、約0.3GPaと約1GPaの間であることが最も好ましい。Tは、約0℃と約60℃の間であることが好ましく、約10℃と約60℃の間であることがさらに好ましく、約10℃と約50℃の間であることが最も好ましい。第1の中間被覆の厚さは、約25μmより薄く、約20μmより薄いことがさらに好ましく、約15μmより薄いことがさらに一層好ましく、約5μm〜約10μmの範囲にあることが最も好ましい。
上記説明が本発明の例示に過ぎず、特許請求の範囲で定められるような本発明の本質及び特質の理解のための概要の提供が目的とされていることは当然である。添付図面は本発明のさらに深い理解を提供するために含められ、本明細書に組み入れられて、本明細書の一部をなす。図面は本発明の様々な特徴及び実施形態を示し、それぞれの記述とともに、本発明の原理及び動作の説明に役立つ。添付される特許請求の範囲に定められるような本発明の精神または範囲を逸脱することなく本明細書に説明されるような本発明の好ましい実施形態に様々な改変がなされ得ることが当業者には明らかになるであろう。
20 ガラスコア
30 内周環状領域
50 凹屈折率環状領域
60 外周環状領域
200 ガラスクラッド層
210 保護被覆

Claims (12)

  1. 多モード光ファイバにおいて、
    コア屈折率Δ%,Δを有する分布屈折率コア、ここで前記コアは30μmより大きいコア半径を有する、及び
    前記コアを囲み、屈折率Δ%,Δを有する凹屈折率クラッド層領域、ここでΔは約−0.1%より小さく、前記凹屈折率クラッド層領域は少なくとも1μmの幅を有する、
    を有し、
    Δ>Δであり、
    前記ファイバが120μmより小さい全外径を有し、かつ20μmより大きいNA・CD(開口数×コア径)を有し、
    前記ファイバが850nmにおいて500MHz-kmより大きい全モード励振帯域幅を示す、
    ことを特徴とする多モード光ファイバ。
  2. 前記ファイバが、ガラスでつくられ、屈折率Δ%,Δを有する外周クラッド層領域をさらに有し、前記外周クラッド層領域が前記凹屈折率クラッド層領域を囲むことを特徴とする請求項1に記載の多モード光ファイバ。
  3. 前記凹屈折率クラッド層領域が、前記コアに直接に接し、約−0.2%より小さい屈折率Δ%及び少なくとも2μmの幅を有することを特徴とする請求項1に記載の多モード光ファイバ。
  4. 屈折率Δ%,Δを有する内周クラッド層領域をさらに有し、前記内周クラッド層領域が前記コアを囲み、前記凹屈折率クラッド領域が前記内周クラッド層領域を囲み、Δ>Δ>Δであり、前記内周クラッド層領域の幅が4μmより狭いことを特徴とする請求項1に記載の多モード光ファイバ。
  5. 前記コアが35μmより大きいコア半径を有することを特徴とする請求項1に記載の多モード光ファイバ。
  6. 前記ファイバがガラスでつくられ、前記コアが45μmより小さいガラスコア半径を有し、ガラスの前記全外径が110μmより小さいことを特徴とする請求項5に記載の多モード光ファイバ。
  7. 前記ファイバが850nmにおいて700MHz-kmより大きい全モード励振帯域幅を示すことを特徴とする請求項1に記載の多モード光ファイバ。
  8. 多モード光ファイバにおいて、
    35μmより大きい半径を有する分布屈折率コア、及び
    凹屈折率環状領域を含む第1の内周クラッド層、
    を有し、
    前記凹屈折率環状領域が約−0.2%より小さい屈折率Δ%及び少なくとも1μmの幅を有し、
    前記ファイバがさらに、850nmにおいて0.25dB/ターン以下の15mm径マンドレル1ターン巻付け減衰増及び850nmにおいて500MHz-kmより大きい全モード励振帯域幅を示
    前記ファイバが、ガラスでつくられ、前記ファイバのガラス外径が120μmより小さく、かつ20μmより大きいNA・CD(開口数×コア径)を有することを特徴とする多モード光ファイバ。
  9. 前記ファイバがさらに、0.185より大きい開口数を有することを特徴とする請求項8に記載の多モード光ファイバ。
  10. 前記ファイバがさらに、850nmにおいて700MHz-kmより大きい全モード励振帯域幅を示すことを特徴とする請求項8に記載の多モード光ファイバ。
  11. 前記ファイバがさらに、0.28より大きい開口数を有することを特徴とする請求項1に記載の多モード光ファイバ。
  12. 前記ファイバが400kpsi(2.76×10Pa)より大きい15%ワイブル故障確率に対応する応力値を示すことを特徴とする請求項11に記載の多モード光ファイバ。
JP2011529174A 2008-09-26 2009-09-23 高開口数多モード光ファイバ Expired - Fee Related JP5587323B2 (ja)

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10040408P 2008-09-26 2008-09-26
US61/100,404 2008-09-26
US15457909P 2009-02-23 2009-02-23
US61/154,579 2009-02-23
US22467609P 2009-07-10 2009-07-10
US61/224,676 2009-07-10
PCT/US2009/057987 WO2010036684A2 (en) 2008-09-26 2009-09-23 High numerical aperture multimode optical fiber

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012516457A JP2012516457A (ja) 2012-07-19
JP5587323B2 true JP5587323B2 (ja) 2014-09-10

Family

ID=41391555

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011529174A Expired - Fee Related JP5587323B2 (ja) 2008-09-26 2009-09-23 高開口数多モード光ファイバ

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8189978B1 (ja)
EP (1) EP2340451A2 (ja)
JP (1) JP5587323B2 (ja)
CN (1) CN102203647B (ja)
WO (1) WO2010036684A2 (ja)

Families Citing this family (56)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL1024015C2 (nl) 2003-07-28 2005-02-01 Draka Fibre Technology Bv Multimode optische vezel voorzien van een brekingsindexprofiel, optisch communicatiesysteem onder toepassing daarvan en werkwijze ter vervaardiging van een dergelijke vezel.
FR2922657B1 (fr) 2007-10-23 2010-02-12 Draka Comteq France Fibre multimode.
WO2009089608A1 (en) * 2008-01-17 2009-07-23 Institut National D'optique Multi-cladding fiber
FR2932932B1 (fr) 2008-06-23 2010-08-13 Draka Comteq France Sa Systeme optique multiplexe en longueur d'ondes avec fibres optiques multimodes
FR2933779B1 (fr) 2008-07-08 2010-08-27 Draka Comteq France Fibres optiques multimodes
FR2940839B1 (fr) 2009-01-08 2012-09-14 Draka Comteq France Fibre optique multimodale a gradient d'indice, procedes de caracterisation et de fabrication d'une telle fibre
EP2388629A4 (en) 2009-01-19 2014-09-03 Sumitomo Electric Industries OPTICAL FIBER WITH MULTIPLE SOULS
DK2209029T3 (en) 2009-01-19 2015-04-13 Sumitomo Electric Industries optical fiber
US8320724B2 (en) 2009-01-20 2012-11-27 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Optical communication system and arrangement converter
FR2946436B1 (fr) 2009-06-05 2011-12-09 Draka Comteq France Fibre optique multimode a tres large bande passante avec une interface coeur-gaine optimisee
FR2953029B1 (fr) 2009-11-25 2011-11-18 Draka Comteq France Fibre optique multimode a tres large bande passante avec une interface coeur-gaine optimisee
US9014525B2 (en) 2009-09-09 2015-04-21 Draka Comteq, B.V. Trench-assisted multimode optical fiber
FR2953030B1 (fr) 2009-11-25 2011-11-18 Draka Comteq France Fibre optique multimode a tres large bande passante avec une interface coeur-gaine optimisee
FR2953606B1 (fr) 2009-12-03 2012-04-27 Draka Comteq France Fibre optique multimode a large bande passante et a faibles pertes par courbure
FR2953605B1 (fr) 2009-12-03 2011-12-16 Draka Comteq France Fibre optique multimode a large bande passante et a faibles pertes par courbure
FR2949870B1 (fr) 2009-09-09 2011-12-16 Draka Compteq France Fibre optique multimode presentant des pertes en courbure ameliorees
FR2950156B1 (fr) 2009-09-17 2011-11-18 Draka Comteq France Fibre optique multimode
US8385703B2 (en) * 2010-03-02 2013-02-26 Corning Incorporated High numerical aperture multimode optical fiber
US8998502B2 (en) * 2010-09-03 2015-04-07 Corning Incorporated Fiber optic connectors and ferrules and methods for using the same
FR2966256B1 (fr) * 2010-10-18 2012-11-16 Draka Comteq France Fibre optique multimode insensible aux pertes par
FR2966255A1 (fr) * 2010-10-18 2012-04-20 Draka Comteq France Fibre optique multimode insensible aux pertes par courbures
DK2482106T5 (da) 2011-01-31 2014-09-22 Draka Comteq Bv Multimode-fiber
FR2971061B1 (fr) 2011-01-31 2013-02-08 Draka Comteq France Fibre optique a large bande passante et a faibles pertes par courbure
BR112013021130A2 (pt) 2011-02-21 2019-08-27 Draka Comteq Bv cabo de interconexão de fibra óptica
EP2503368A1 (en) * 2011-03-24 2012-09-26 Draka Comteq B.V. Multimode optical fiber with improved bend resistance
EP2506044A1 (en) 2011-03-29 2012-10-03 Draka Comteq B.V. Multimode optical fiber
EP2518546B1 (en) 2011-04-27 2018-06-20 Draka Comteq B.V. High-bandwidth, radiation-resistant multimode optical fiber
DE102011109838A1 (de) * 2011-05-27 2012-11-29 J-Plasma Gmbh Lichtleitfaser
CN102193142B (zh) * 2011-06-28 2013-06-26 长飞光纤光缆有限公司 一种抗弯曲大芯径高数值孔径多模光纤
US8842957B2 (en) 2011-06-30 2014-09-23 Corning Incorporated Multimode optical fiber and system incorporating such
DK2541292T3 (en) 2011-07-01 2014-12-01 Draka Comteq Bv A multimode optical fiber
US8965163B2 (en) 2011-11-04 2015-02-24 Corning Incorporated Ge-P co-doped multimode optical fiber
US8588568B2 (en) * 2011-11-04 2013-11-19 Corning Incorporated Bend loss resistant multi-mode fiber
JPWO2013100051A1 (ja) * 2011-12-27 2015-05-11 住友電気工業株式会社 光ファイバおよび光ケーブル
DK2642322T3 (da) 2012-03-23 2019-08-05 Draka Comteq Bv Bøjningsstiv optisk multimodefiber
US9052478B2 (en) 2012-03-30 2015-06-09 Corning Cable Systems Llc Total-internal-reflection fiber optic interface modules with different optical paths and assemblies using same
US9435963B2 (en) 2012-03-30 2016-09-06 Corning Cable Systems Llc Misalignment-tolerant total-internal-reflection fiber optic interface modules and assemblies with high coupling efficiency
US8913858B2 (en) 2012-03-30 2014-12-16 Corning Cable Systems Llc Total-internal-reflection fiber optic interface modules and assemblies
US9201201B2 (en) 2012-04-20 2015-12-01 Corning Cable Systems Llc Fiber trays, fiber optical modules, and methods of processing optical fibers
US9946032B2 (en) 2012-04-20 2018-04-17 Corning Optical Communications LLC Fiber optic modules having a fiber tray, optical-to-optical fiber optic connectors, and methods thereof
US9588306B2 (en) * 2012-04-20 2017-03-07 Corning Cable Systems Llc Fiber optic module assemblies and connector assemblies using the same
US9709731B2 (en) * 2012-09-05 2017-07-18 Ofs Fitel, Llc Multiple LP-mode fiber designs for mode-division multiplexing
US9671552B2 (en) * 2012-09-05 2017-06-06 Ofs Fitel, Llc 9 LP-mode fiber designs for mode-division multiplexing
ES2617491T3 (es) 2012-10-11 2017-06-19 Draka Comteq Bv Fibra óptica de modos múltiples de elevado ancho de banda optimizada para transmisiones de modo único y de modos múltiples
US9110220B2 (en) 2013-07-16 2015-08-18 Corning Incorporated High bandwidth MMF and method of making
JP6273847B2 (ja) 2014-01-09 2018-02-07 住友電気工業株式会社 光ファイバおよび光ケーブル
CN104834053A (zh) * 2014-02-08 2015-08-12 住友电气工业株式会社 多模光纤及其制造方法
US9678269B2 (en) 2014-05-16 2017-06-13 Corning Incorporated Multimode optical fiber transmission system including single mode fiber
US20150331181A1 (en) * 2014-05-16 2015-11-19 Corning Incorporated Multimode optical fiber and system including such
JP2016210651A (ja) 2015-05-08 2016-12-15 住友電気工業株式会社 光ファイバ心線
JP2017007896A (ja) 2015-06-23 2017-01-12 住友電気工業株式会社 光ファイバ及び光ファイバテープ心線
US10126495B2 (en) * 2016-06-29 2018-11-13 Corning Incorporated Coated low loss optical fiber with small diameter
US10162109B2 (en) * 2017-02-07 2018-12-25 Corning Incorporated Multimode optical fibers for attenuators
MX2020010164A (es) * 2018-04-13 2021-01-08 Commscope Technologies Llc Acondicionador modal para usar con fibras opticas multimodo insensibles a la flexion.
EP3928134A1 (en) * 2019-02-22 2021-12-29 Corning Incorporated Puncture-resistant reduced-diameter multimode optical fiber
CN110989072A (zh) * 2019-12-06 2020-04-10 南京邮电大学 一种多包层螺旋结构的大模场单模光纤

Family Cites Families (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59232302A (ja) * 1983-06-15 1984-12-27 Sumitomo Electric Ind Ltd 光伝送用フアイバ
JPH0648325B2 (ja) * 1988-07-18 1994-06-22 住友電気工業株式会社 光ファイバ及びその製造方法
US4973129A (en) 1988-08-29 1990-11-27 Nippon Sheet Glass Co., Ltd. Optical fiber element
US5104433A (en) 1989-05-15 1992-04-14 At&T Bell Laboratories Method of making optical fiber
US4962992A (en) 1989-05-15 1990-10-16 At&T Bell Laboratories Optical transmission media and methods of making same
US5346520A (en) 1992-09-23 1994-09-13 Corning Incorporated Apparatus for applying a carbon coating to optical fibers
US5381504A (en) * 1993-11-15 1995-01-10 Minnesota Mining And Manufacturing Company Optical fiber element having a permanent protective coating with a Shore D hardness value of 65 or more
JP3518089B2 (ja) * 1994-09-16 2004-04-12 東レ株式会社 広帯域光ファイバ、その心線、コード、及び、コネクタ付き光ファイバ心線、コード
CN1119683C (zh) * 1994-09-16 2003-08-27 东丽株式会社 宽频带光纤、光纤芯线、光线缆芯
US5729645A (en) 1996-08-13 1998-03-17 The Trustees Of The University Of Pennsylvania Graded index optical fibers
US6701054B1 (en) * 1997-06-23 2004-03-02 Corning Incorporated Thin carbon coating of optical waveguides
US6326416B1 (en) 1999-04-29 2001-12-04 Corning Incorporated Coating composition for optical fibers
DE60037756T2 (de) 1999-12-30 2009-01-15 Corning Incorporated Optische glasfaser mit einer einen monomer enthaltenden primärbeschichtung welches eine seitengruppe mit hydroxylfunktion aufweist
US6775451B1 (en) 1999-12-30 2004-08-10 Corning Incorporated Secondary coating composition for optical fibers
AU3262001A (en) 1999-12-30 2001-07-16 Corning Incorporated Composition containing tackifier and method of modifying time-sensitive rheological properties of optical fiber coating
EP1254082A1 (en) 1999-12-30 2002-11-06 Corning Incorporated Fast curing primary optical fiber coating
JP3783594B2 (ja) * 2000-11-13 2006-06-07 住友電気工業株式会社 光ファイバ、非線型性光ファイバ、それを用いた光増幅器、波長変換器、及び光ファイバの製造方法
US6869981B2 (en) 2001-09-21 2005-03-22 Corning Incorporated Optical fiber coatings with pressure sensitive adhesive characteristics
US6689463B2 (en) 2001-12-18 2004-02-10 Corning Incorporated Secondary coating composition for optical fibers
US7646955B2 (en) * 2004-07-26 2010-01-12 Corning Incorporated Multimode optical fiber with low differential mode delay
JP4684593B2 (ja) * 2004-08-05 2011-05-18 株式会社フジクラ 低曲げ損失マルチモードファイバ
US7010206B1 (en) 2004-09-08 2006-03-07 Corning Incorporated Coated optical fiber and optical fiber coating system including a fast-gelling primary coating
JP4163187B2 (ja) * 2005-03-24 2008-10-08 古河電気工業株式会社 光伝送体の配線方法および光インターコネクションシステム
US7423105B2 (en) 2005-09-30 2008-09-09 Corning Incorporated Fast curing primary optical fiber coatings
US8093322B2 (en) 2005-10-27 2012-01-10 Corning Incorporated Non-reactive additives for fiber coatings
US7421174B2 (en) * 2006-08-28 2008-09-02 Furakawa Electric North America; Inc. Multi-wavelength, multimode optical fibers
US7787731B2 (en) * 2007-01-08 2010-08-31 Corning Incorporated Bend resistant multimode optical fiber
US7526166B2 (en) 2007-01-31 2009-04-28 Corning Incorporated High numerical aperture fiber
US7903918B1 (en) * 2010-02-22 2011-03-08 Corning Incorporated Large numerical aperture bend resistant multimode optical fiber
US8385703B2 (en) * 2010-03-02 2013-02-26 Corning Incorporated High numerical aperture multimode optical fiber

Also Published As

Publication number Publication date
EP2340451A2 (en) 2011-07-06
WO2010036684A2 (en) 2010-04-01
US8189978B1 (en) 2012-05-29
CN102203647A (zh) 2011-09-28
JP2012516457A (ja) 2012-07-19
WO2010036684A3 (en) 2010-08-05
CN102203647B (zh) 2014-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5587323B2 (ja) 高開口数多モード光ファイバ
US8385703B2 (en) High numerical aperture multimode optical fiber
JP6671410B2 (ja) 低曲げ損失光ファイバ
JP5748746B2 (ja) 曲げに強い多モード光ファイバ
EP1929345B1 (en) Low bend loss optical fiber
CN104169761B (zh) 低弯曲损耗光纤
EP2220524B1 (en) Bend resistant multimode optical fiber
US7433566B2 (en) Low bend loss optical fiber with high modulus coating
US8145026B2 (en) Reduced-size flat drop cable
US8467650B2 (en) High-fiber-density optical-fiber cable
US8165439B2 (en) ADSS cables with high-performance optical fiber
US8031997B2 (en) Reduced-diameter, easy-access loose tube cable
US20080166094A1 (en) Bend resistant multimode optical fiber
KR20130131359A (ko) 멀티-코어 광섬유 리본 및 이를 제조하기 위한 방법
EP2206001A1 (en) Microbend- resistant optical fiber
WO2011066063A1 (en) Large effective area fiber
US20110088433A1 (en) Methods For Drawing Multimode Bend Resistant Optical Fiber

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120924

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130604

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20130904

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20130911

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20131004

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20131011

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20131105

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20131113

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140701

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140723

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5587323

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees