JP5587132B2 - 画像処理装置、画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像をベクトル化する画像処理技術に関するものである。特に、ラスタ画像を、3頂点を曲線で結んだメッシュで表現するベクトル化技術に関するものである。
従来から、画像をベクトルデータで表現(ベクトル表現)する技術が知られている。ベクトルデータで表現される画像は、大小さまざまなサイズで再現してもシャギーが目立たない、という利点がある。
ベクトル表現に対し、全ての画素の色データによって画像を表現する方法はラスタ表現と呼ばれる。また、ラスタ表現の画像をベクトル表現に変換することをベクトル化と呼ぶ。
画像をベクトル化する際に、画像内のエッジを線分群として抽出し(以下、エッジ線と呼ぶ)、エッジ線を再現する3頂点直線メッシュを構成する技術(非特許文献1)が知られている。また、エッジ線を再現する3頂点曲線メッシュを構成する技術(非特許文献2)なども知られている。
ここで、3頂点直線メッシュとは各メッシュの頂点が3つであり、頂点間を結ぶメッシュの辺が全て線分であるもの、3頂点曲線メッシュとはメッシュの頂点が3つであり、頂点間を結ぶメッシュの辺の少なくとも1つ以上が曲線であるものと定義する。本明細書において以降の説明では、メッシュは3頂点のものを扱う。そこで、3頂点直線メッシュおよび3頂点曲線メッシュを単に直線メッシュ、曲線メッシュと呼ぶ。
Lakshman Prasad, Alexei Skourikhine, 「Raster to Vector Conversion of Images for Efficient SVG Representation」, In Proceedings of SVGOpen‘05. Tian Xia, Binbin Liao, and Yizhou Yu, 「Patch−Based Image Vectorization with Automatic Curvilinear Feature Alignment」, ACM SIGGRAPH Asia 2009, Vol.28, No.5.
エッジ線を再現する直線メッシュは、制約付きドロネー三角形分割を利用することで高速に生成することができる(非特許文献1)。非特許文献1では、エッジ線を再現するメッシュを生成する方法が述べられているが、同様の方法でエッジ線に限らず画像の特徴を表す線分群(以下、特徴線と呼ぶ)を再現する直線メッシュを生成することが可能である。特徴線の例としてはエッジ線の他に、入力画像を色や距離が近い画素同士が同じ領域になるように領域分割し、各領域の境界を特徴線として用いることなどが考えられる。しかし、特徴線を直線メッシュで精度良く再現するためには、特徴線を多くの線分で表現する必要があり、画像を表現するのに必要なメッシュが多くなる。一般にメッシュ数が増えると、編集に必要な手間が増加するという短所がある。また、曲線で表現された方が望ましい特徴線も線分で表現するため、特に拡大した際に画質の劣化が目立つ。
上記の直線メッシュの問題点は、特徴線を曲線で再現する曲線メッシュを生成することで解決できる。特徴線を再現する曲線メッシュを生成する単純な方法では、特徴線を再現する直線メッシュを生成し、その直線メッシュの辺のうち特徴線を近似するメッシュの辺を曲線化することで、特徴線を曲線で近似する曲線メッシュが生成可能である。このとき、曲線化によって特徴線を近似する精度は向上するため、初めに生成する直線メッシュが特徴線を近似する精度は低くても構わない。しかし、ここで述べた曲線メッシュの生成方法では、直線メッシュを生成する際に何も工夫を加えないと、メッシュの辺を曲線化する際に、メッシュの辺同士が交差し、メッシュが重なってしまう。この様子を図3を用いて説明する。
図3(b)に、図3(a)で示すラスタ画像から構成した特徴線301,302を示す。特徴線301,302を再現するような直線メッシュは、例えば、図3(d)のように生成できる。図3(d)において黒丸の点はメッシュの頂点を表しており、破線および実線は共にメッシュの辺を表している。図3(d)において実線で示された辺は、図3(b)の特徴線を近似する辺、破線で示された辺は特徴線に関係なく生成された辺である。例えば、辺303、304、305は何れも特徴線301を近似する辺である。図3(d)で番号が振られていない実線は特徴線302を近似する辺である。図3(e)は、図3(d)の直線メッシュを特徴線に沿うように曲線化した図である。辺303、304、305がそれぞれ特徴線301に沿うように辺306、307、308へと曲線化されている。特徴線302を近似する辺も同様に曲線化されている。図3(e)から明らかなように、辺の曲線化に伴い、メッシュの重なりが起こってしまう。例えば、辺307と辺309は、辺304を辺307に曲線化したために交差している。
以上で述べたようなメッシュ同士の重なりは、メッシュを利用して画像をベクトル表現する際に画質劣化を引き起こす。これについて以下に詳しく説明する。メッシュ同士が重なっている場合は、いずれかのメッシュが特徴線をまたぐように生成されている。一般に、メッシュを用いて画像をベクトル表現する際は、各メッシュ内の色を再現できるような色情報を持たせるが、各メッシュが持つ色情報はメッシュ内では色の急激な変化が無いことを前提に、滑らかな色変化を表現できるような方式を採ることが多い。特徴線がエッジ線や、前景と背景の境界であった場合などは、特徴線を挟んだ反対側にある画素同士は色が大きく違っているのが一般的である。従って、特徴線をまたいだメッシュの色を、滑らかな色変化を表現する方法で塗ると、メッシュの重なりの近辺で色が滲んでしまい、ベクトル化した画像の画質劣化につながる。
上述したメッシュ同士が重なる問題を発生させずに、エッジ線を曲線で再現する曲線メッシュを生成する方法は非特許文献2で提案されている。非特許文献2ではエッジ線を再現する曲線メッシュを生成する方法が述べられているが、同様の方法でエッジ線に限らず特徴線を再現する曲線メッシュを生成できる。非特許文献2では、まずエッジ線を忠実に再現する十分に短い線分群をメッシュの辺とし、かつラスタ画像の全画素を頂点とする直線メッシュを生成する。次に、優先度の低いメッシュ同士を統合し、大きなメッシュにまとめる処理と、エッジ線に沿うメッシュの辺を曲線化する処理とを交互に繰り返す。その曲線化の際に、メッシュ同士が重なってしまうような統合は行わないという制約を設けることで、メッシュ同士の重なりを防いでいる。この方法の特徴としては、初期状態でメッシュ同士が重ならない十分に細かいメッシュを生成し、メッシュを統合する過程でもメッシュが重ならないように曲線化している点が挙げられる。この方法ではメッシュ同士が重ならない曲線メッシュを生成することが可能であるものの、初期状態で生成するメッシュが非常に細かいため、パッチ統合の回数が非常に多くなり、直線メッシュの生成に比べて処理時間がかかるという課題がある。
以上をまとめると、特徴線を再現し、かつ重なりのないメッシュを生成する方法は以下の2つがある。1つは制約付きドロネー三角形分割を利用して直線メッシュを高速に生成する方法で、もう1つはラスタ画像の全画素を頂点とする直線メッシュを作り、そのメッシュの統合と曲線化を繰り返すことで、曲線メッシュを生成する方法である。しかし、曲線メッシュを制約付きドロネー三角形分割を利用して生成する方法は、メッシュが重なるという課題があるため実現できていない。
本発明は以上の問題に鑑みてなされたものであり、重なりの無い曲線メッシュを高速に生成する為の技術を提供することを目的とする。
本発明の目的を達成するために、例えば、本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。即ち、入力画像から、該入力画像上の特徴を表す曲線形状の特徴線を検出する検出手段と、
前記入力画像において、前記特徴線上に複数個の点を設定する点設定手段と、
前記点設定手段が設定したそれぞれの点が三角形メッシュの頂点として利用されるように、且つ前記特徴線上で隣接している2点間を結ぶ線分が三角形メッシュの一辺として利用されるように、前記入力画像上に三角形メッシュ群を設定する三角形メッシュ設定手段と、
前記特徴線上で隣接している2点間毎に、該2点間における前記特徴線の形状を近似する曲線を求め、該2点間を結ぶ線分を一辺とする三角形メッシュを、該三角形メッシュの該一辺を該求めた曲線に置き換えた曲線メッシュ、に更新する曲線メッシュ設定手段と、
前記曲線メッシュ設定手段による前記更新の後、前記入力画像上に設定されている曲線メッシュと、該曲線メッシュ以外の曲線メッシュ若しくは三角形メッシュと、の重なりがないように、前記特徴線上の点の数を調整してから前記三角形メッシュ設定手段及び前記曲線メッシュ設定手段を動作させることで、前記入力画像上に、前記重なりがない三角形メッシュ及び曲線メッシュを設定する調整手段と
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、重なりの無い曲線メッシュを高速に生成することができる。
画像処理装置の機能構成例を示すブロック図。 エッジ線として望ましくない結果を説明する図。 入力画像、直線メッシュ、曲線メッシュのそれぞれを示す図。 曲線メッシュ生成部103が行う処理のフローチャート。 コンピュータのハードウェア構成例を示す図。 曲線メッシュ生成部103が行う処理のフローチャート。 制約付きドロネー三角形分割を説明する図。 特徴線を線分により忠実に再現する直線メッシュを生成する為の処理を説明する図。 曲線メッシュ生成部103が行う処理のフローチャート。 エッジ線構成部の動作について説明する図。 領域の境界線を特徴線とするための処理を説明する図。
以下、添付図面を参照し、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、以下説明する実施形態は、本発明を具体的に実施した場合の一例を示すもので、特許請求の範囲に記載の構成の具体的な実施例の1つである。
以下で説明する各実施形態では、特徴線を曲線で再現した曲線メッシュ群を生成する際に、メッシュ同士の重なりが無いようにするための技術を開示する。もちろん、この技術は以下の説明から明らかなように、画像内に、この画像上の特徴を表す線分群から成る曲線形状の特徴線が存在するのであれば、如何なる画像であってもその対象とすることができる。
[第1の実施形態]
本実施形態に係る説明に先立って、先ず、曲線メッシュについて説明する。本実施形態で提案する処理手順に従えば、曲線メッシュを構成する3つの頂点間を結ぶ曲線がベジェ曲線、B−スプライン等の如何なる曲線であっても、重なりが無い曲線メッシュを生成することができる。本実施形態では説明上、各曲線メッシュにパラメトリック曲面の1つである3頂点のベジェパッチを用いる。ベジェパッチの中でも特に3次のベジェパッチでは、曲線メッシュの各辺は3次のベジェ曲線となるため、曲線メッシュを生成したのちに、ユーザによる編集が容易であるというメリットがある。P1、P2、P3を頂点とする3次のベジェパッチ内の点は以下の式で表される。
Figure 0005587132
ここで、s、t、uはパッチ内の重心座標である。また、p1,p2,p3はそれぞれ、頂点P1,P2,P3の座標値である。また、c1,c2,c3,c4,c5,c6、c7は、曲線パッチの形状を定めるパラメータである。
次に、本実施形態に係る画像処理装置の機能構成例について、図1のブロック図を用いて説明する。図1に示す如く、本実施形態に係る画像処理装置は、画像入力部101、特徴線構成部102、曲線メッシュ生成部103、色情報生成部104、符号化部105、を有する。もちろん、画像処理装置の構成はこれに限定するものではなく、図1に示した幾つかの構成要素を1つにまとめても良いし、更なる機能を追加すべく、図1に示した構成にその機能部を加えても良い。
画像入力部101には、ラスタ表現の画像が入力画像として入力される。この入力画像はカラー画像、グレー画像、白黒画像のいずれでも構わない。入力画像は矩形画像でも構わないし、画像の一部をベクトル化したい場合には背景部を透過色に設定した入力画像等が与えられても良い。
特徴線構成部102は、この入力画像から、一部若しくは全部が曲線形状である特徴線を検出する。本実施形態ではこの特徴線の一例としてエッジ線を用いる。然るにこの場合、特徴線構成部102は、エッジ検出部とエッジ線構成部とを有することになる。
エッジ検出部は、入力画像からエッジを構成する画素を検出する。本実施形態ではキャニー法という既知の方法を用いてエッジを構成する画素を検出するが、他の手法を用いても構わない。
エッジ線構成部は、エッジ検出部で検出された画素のうち、隣接する画素同士を結ぶ線分を、エッジを再現する線分群として求める。隣接する画素同士を結んで線分を構成する際に、注目画素の上、下、左、右、にある4つの画素が隣接しているとみなす4連結接続がある。また、この4方向に加えて右上、右下、左上、左下にある4つの画素も隣接していると見なす8連結接続もある。本実施形態では8連結接続を用いる。エッジ検出部がキャニー法を用いた結果に対して、8連結接続で隣接しているとみなせる画素を結ぶと、エッジ線として望ましくない結果が得られる場合がある。その様子を図2を用いて説明する。
図2(a)〜(c)には画像中のある領域を構成する画素群を示しており、1つの四角形が1つの画素を表している。また、斜線で示している四角形がエッジ検出部が検出した画素(エッジ画素)を表しており、斜線がない四角形がエッジ画素以外の画素(非エッジ画素)を表している。
図2(a)に示したエッジ画素群について、8連結接続で隣接したエッジ画素を結ぶと、図2(b)に示すように、エッジ画素201、202、203を結ぶようなループが発生してしまう。図2(a)に示すようなエッジ画素が検出された場合、このようなループの発生を抑制する必要がある。そこで本実施形態では、8連結接続を行う前に、Hilditch細線化法という既知の手法を用いることで、この問題を解決する。図2(a)に示したエッジ画素群に対してHilditch細線化を行うと、図2(b)に示したエッジ画素201は非エッジ画素となる。その結果、図2(c)に示すように、エッジ画素(204〜207)がループのない1つのエッジ線によって結ばれることになる。
エッジ線構成部の動作について更に、図10を用いて補足する。図10には画像中のある領域を構成する画素群を示しており、1つの四角形が1つの画素を表している。また、斜線で示している四角形がHilditch細線化法を実施した後に最終的にエッジ画素として残った画素を表しており、斜線がない四角形がHilditch細線化法を実施した後に非エッジ画素として残った画素を表している。エッジ画素1001の周囲8画素のうち3つがエッジ画素であり、このようなエッジ画素は全て8連結接続で繋げるものの、これら全てを分岐の無い単一の線分群で表現することはできない。このような場合、エッジ画素1001を必ずエッジ線の端点に設定し、エッジ線1002、1003、1004のようにエッジ画素1001を端点に持つような3本のエッジ線を構成することで、分岐のないエッジ線を構成することができる。
なお、特徴線構成部102が検出する特徴線はエッジ線以外に、入力画像中のオブジェクトの領域の輪郭などが考えられる。ここでオブジェクトとは、文字や物体像等を指している。
既に述べたように、入力画像の一部をベクトル化するという目的で、入力画像の一部が透過色に設定されている場合は、透過色と非透過色の境界に有る画素がオブジェクトの輪郭画素となる。オブジェクトの輪郭画素を1つの線分群にまとめる処理は、エッジ線構成部が行う処理と同様の処理に従って隣接する画素同士をつなぎ合わせることで実現できる。これは、入力画像内の異なる属性の領域の間の境界線にある画素についても同様である。
また、特徴線構成部102は、入力画像を領域分割し、その境界線を特徴線としても良い。領域分割は最近傍法を用いたもの、EMアルゴリズムを利用したものなど、多くの手法が知られている。以上で述べたような領域分割法によって、例えば図11に示すように、入力画像が、黒く塗りつぶされている領域、斜線の領域、白色の領域、に分けられたとする。このような場合、特徴線はそれぞれの領域の境界線1101、1102、1103となる。
図1に戻って、曲線メッシュ生成部103は、特徴線が再現可能で且つメッシュ同士の重なりが無いように、入力画像をメッシュ群に分割する。本実施形態は、エッジ線を直線メッシュの一辺として用いるという制約条件の下でドロネー三角形分割を入力画像に適用することで直線メッシュ群を高速に生成し、生成した直線メッシュ群から曲線メッシュを生成することを特徴の1つとする。
曲線メッシュ生成部103が行う処理について、同処理のフローチャートを示す図4を用いて説明する。もちろん、図4のフローチャートに示した各ステップにおける処理の主体は何れも曲線メッシュ生成部103である。また、以下の説明では、便宜上、図3(a)に示した入力画像が画像入力部101に入力され、特徴線構成部102によって図3(b)に示したような特徴線301,302が検出された場合を例に取り説明する。そして以下の説明では、曲線メッシュ生成部103は、特徴線301,302が再現可能で且つメッシュ同士が重なること無く、特徴線302で囲まれた領域内をメッシュ群で分割する。しかし、図4のフローチャートに従った処理は、上記のような条件を満たす入力画像が入力された場合であっても同様に適用することができる。
先ずステップS401では、入力画像において、検出した特徴線上、特徴線上以外の領域上、のそれぞれに複数個の点を設定する(点設定)。例えば、特徴線上には図3(c)に示す如く等間隔に適当な数の点を設定し、特徴線上以外の領域には縦横20画素間隔で点を設定する。
なお、図3を用いた説明では、説明を簡単にするために、特徴線上の点のみを用いて処理を進めるが、実際には特徴線上以外の領域に設定した点も用いる。しかし、本実施形態以降はこれに限るものではなく、特徴線上のみに点を設定し、この設定した点を用いて処理を進めても良いし、特徴線上、特徴線上以外の領域上、のそれぞれに複数個の点を設定し、設定したそれぞれの点を用いて処理を進めても良い。
ステップS401では次に、特徴線上の点を制御点として選択する。ここで制御点として選択された点は、本実施形態の処理の結果得られる曲線メッシュの頂点となる。つまりここで制御点として選ばれた2点間を結ぶ特徴線は、最終的に形成される曲線メッシュにおいては2点間を結ぶ曲線によって近似される。従って、隣接する2つの制御点間にある特徴線を十分な精度で近似でき、かつメッシュ数を増やし過ぎないようにできるだけ広い間隔で制御点を選択する必要がある。また、各特徴線の両端は必ず制御点として選択する必要がある。特徴線が以降の第4の実施形態で抽出するようなエッジ線ならば、各エッジ線の両端、及びエッジ線を一方の端点からもう一方の端点に辿った際に通る画素のうち数画素(例えば10画素)に1つを制御点として選択すればよい。
次に、ステップS402では、特徴線上以外の点を、補助点として選択する。例えば、入力画像が矩形画像である場合、画像の4隅を補助点として選択する必要がある。補助点として選択する点は、特徴線上以外にある、入力画像を表現する上で重要な点を選んでも良い。なお、ここでは説明を簡単にするためにステップS402では補助点は選択しないものとする。
次に、ステップS403では、隣接する2つの制御点間毎に、制御点間を結ぶ線分を、以下で行う制約付きドロネー三角形分割の制約条件として設定する。本実施形態では特徴線を再現することが目的であるため、各特徴線を一方の端点からもう一方の端点に辿った際に、通過する順番が隣り合う制御点同士を線分で連結する。図3(b)に示した特徴線301,302に対してステップS403で設定した線分群を図3(c)に示す。
次に、ステップS404では、入力画像に対して制約付きドロネー三角形分割を行うことで、特徴線を再現する直線メッシュ群を生成する。ここでは点群として制御点群(実際には補助点群も含む)、制約条件としてステップS403で設定した線分群、を与える。図3(c)に示した点群及び線分群を用いて制約付きドロネー三角形分割を行うことで生成される直線メッシュ群を図3(d)に示す。
制約付きドロネー三角形分割とは、点群と制約条件を与えると、与えられた点群を頂点とし、かつ制約条件を満たす、直線メッシュを生成するアルゴリズムである。ここで制約条件とは点群の一部を結ぶ線分である。その様子を図7を用いて説明する。
図7(a)は制約付きドロネー三角形分割を行う前に与える点群と制約条件の例を示している。黒丸と実線がそれぞれ点群と制約条件に対応する。図7(b)は図7(a)で与えられた点群と制約条件に対し制約付きドロネー三角形分割を適用して生成した直線メッシュである。点線で示した線分が、追加された辺である。
即ち、本ステップでは、設定したそれぞれの点が直線メッシュ(即ち三角形メッシュ)の頂点として利用されるように、且つ特徴線上で隣接している2点を結ぶ線分が三角形メッシュの一辺として利用されるように、入力画像上に三角形メッシュ群を設定する。然るに、同様の目的を達成できるのであれば、上記の制約付きドロネー三角形分割の代わりに他の方法を用いても構わない。
次に、ステップS405では、特徴線上の隣接する2点間における特徴線の形状を近似する曲線を求め、この2点間を結ぶ線分を一辺とする三角形メッシュを、この三角形メッシュのこの一辺を求めた曲線に置き換えた曲線メッシュ、に更新する。これを特徴線上の隣接する2点間毎に行う。なお、曲線を求める方法には様々な方法が考えられるが、例えば、非特許文献2に記載の技術を用いればよい。即ち、特徴線をベジェ曲線によって近似しても良いし、既に述べたようにB−スプライン曲線等を用いて近似しても良い。特徴線に沿うように曲線のパラメータを設定するアルゴリズムの詳細は非特許文献2では述べられていないが、本実施形態では最小二乗法を用いる。図3(d)に示した三角形メッシュ群に対してステップS405における処理を施した結果を図3(e)に示す。図3(e)に示す如く、特徴線上の制御点間を結ぶ線分である辺303,304,305はそれぞれ、曲線である辺306,307,308に置き換えられている。
次に、ステップS406では、直線メッシュ群及び曲線メッシュ群のそれぞれについて重なりがあるか否かを判断する。この判定の目的は、直線メッシュの一辺を曲線化したことに伴い、このメッシュと他のメッシュとが重なっていないかを判定することである。ここで、メッシュ同士に重なりがあるということは、一方のメッシュの一辺と他方のメッシュの一辺とに交点があることを意味する。ここで、ステップS406における処理の詳細について説明する。
メッシュ同士が重なっているか否かの判定は、メッシュの辺同士が交差しているか否かを判定することで行う。メッシュの辺のうち、線分同士は重ならないことは保証できるため、重なりを判定するまでもない。重なりを判定する必要があるのは線分と曲線の組み合わせ、もしくは曲線と曲線の組み合わせである。然るに、線分と曲線、曲線と曲線の重なりを判定する方法について説明する。
曲線を十分な精度で近似する線分群に置き換えることで、線分と曲線、曲線と曲線の重なり判定はそれぞれ線分と線分群、線分群と線分群の重なり判定に置き換えることができ、それらの重なり判定は線分同士の重なり判定を繰り返すことで実現できる。2次元平面上の点(x1,y1)および(x2,y2)を結ぶ線分と、(x3,y3)および(x4,y4)を結ぶ線分と、が重なるかどうかは以下の条件が満たされているか否かを判断することで判定できる。
{(x1−x2)×(y3−y1)+(y1−y2)×(x1−x3)}×
{(x1−x2)×(y4−y1)+(y1−y2)×(x1−x4)}<0
かつ
{(x3−x4)×(y1−y3)+(y3−y4)×(x3−x1)}×
{(x3−x4)×(y2−y3)+(y3−y4)×(x3−x2)}<0
この条件が満たされていれば、この2つの線分は重なっていると判定され、この条件が満たされていない場合、この2つの線分は重なっていない、と判定される。以上で述べた線分同士の重なり判定を行うことで、線分と曲線および曲線と曲線の重なりが判定できる。
上記の判定の結果、メッシュに重なりがないと判定された場合、曲線メッシュ生成部103は図4のフローチャートに従った処理を終了し、この時点で入力画像上に設定されている直線メッシュ及び曲線メッシュを、以降の符号化に用いるメッシュ群とする。
一方、この判定の結果、メッシュに重なりがあると判定された場合には処理はステップS407に進む。ステップS407では、メッシュの辺同士の重なりが起こりにくくなるように特徴線上の制御点の数を増加させる。特徴線上に制御点を多く配置すればするほど、曲線化する前の線分と、曲線化した後の曲線の誤差は小さくなり、曲線化に伴って辺同士が重なる可能性は低くなる。そこで本実施形態では、重なりが起きた場合は、特徴線上に制御点を増やすことで、曲線化しても重なりが起きにくいメッシュ群を生成する。
制御点を増やす方法としては様々な方法が考えられる。例えば、特徴線上に既に存在する2つの制御点の間を結ぶ特徴線を2分割する位置に新たに制御点を追加するといった方法である。この際、全ての制御点を結ぶ特徴線を2分割する位置に制御点を追加してもよいが、重なっていると判定された曲線が近似する特徴線上に制御点を追加した方が、より少ない制御点の追加で、重なりが起きにくいメッシュを生成できる。もちろん、制御点の間に追加する制御点は特徴線を2分割する点である必要はなく、特徴線を曲線で近似するために有効であると考えられる位置に制御点を追加しても良い。
また、以降の第4の実施形態の例からも分かるように、特徴線上に制御点を配置する際に特徴線を構成する線分同士の全ての繋ぎ目に頂点を追加すれば、その特徴線は曲線化するまでもなく忠実に表現することができる。
図3(e)を用いて制御点を増加させる一例を説明する。「発明が解決しようとする課題」でも述べたとおり、図3(e)の曲線メッシュには曲線である辺307と辺309などにおいて重なりがある。そこで曲線である辺307が近似する特徴線301上に制御点を増やす。図3(f)は、図3(c)で示した制御点に加え、特徴線301上に制御点310、311、312を追加し、ステップS403で制御点間を結ぶ線分を構成した様子を示す図である。このような制御点と制約条件に従ってステップS404及びステップS405を実行すると、図3(g)に示す如く、重なりがない曲線メッシュが得られる。
即ち入力画像上に設定されている曲線メッシュと、三角形メッシュ若しくは曲線メッシュと、の重なりがないように、特徴線上の点の数を調整してから三角形メッシュ設定処理(ステップS404)及び曲線メッシュ設定処理(ステップS405)を動作させる。これにより、入力画像上に、この重なりがない三角形メッシュ及び曲線メッシュを設定する。
本実施形態では、ステップS406において重なりが無いと判定されるメッシュ群が作られるまでメッシュの生成を繰り返すため、メッシュの生成を繰り返す回数が非常に大きくなってしまう可能性もある。以下ではメッシュの生成を2回以下に抑える方法を述べる。ステップS407で制御点を追加する際に、特徴線を線分で再現するのに十分な細かさで制御点を配置すれば、必ず重なりの起きない初期メッシュを生成できる。従って、ステップS406で重なり有りと判定された場合は、ステップS407では必ず特徴線を線分で再現するのに十分な細かさで特徴点を配置するようにすれば、メッシュの生成は2回で済む。もちろん今述べた方法を利用すれば、2回ではなく任意のループ回数で必ず重なりの無い初期メッシュを生成する処理フローを作ることができる。
図1に戻って、色情報生成部104は、曲線メッシュ生成部103によって入力画像上に設定された各メッシュ(直線メッシュ及び曲線メッシュのそれぞれ)を塗るために必要な色情報を定める。色情報を生成する為には様々な方法が考えられる。その方法の1つとして考えられるのが、各メッシュを一色で塗る方法である。一色の定め方としては、メッシュの内部に含まれる画素の画素値の平均値を、このメッシュの色情報とする方法などがある。メッシュ内の色をより複雑に表現する方法としては、各メッシュに対して色を表現する関数を生成する方法が考えられる。例えば非特許文献2では、RGBの3成分に対して、メッシュ内の色を塗る薄板スプライン関数を入力画像の色を元に生成している。本実施形態では、各メッシュを更に微小な3頂点からなるメッシュに分割し、その微小なメッシュの頂点の画素の色を入力画像から取得する。レンダリングの際はそれら微小な三角形内の色を双線形補間で補うことで、各メッシュの色を塗ることができる。
符号化部105は、曲線メッシュ生成部103によって生成されたそれぞれのメッシュの形状データ、色情報生成部104が生成した各メッシュの色情報、を符号化し、入力画像に対する符号化データを生成する。
例えば、各メッシュとして3次の3頂点のベジェパッチを用い、各メッシュの色を一色で塗る場合、符号化部105が生成する符号化データには、以下の項目がテキストデータとして記される。
・ メッシュ数を含むヘッダ
・ メッシュの形状データとして、各メッシュについてそれぞれ3つの頂点の座標p1、p2、p3およびパラメータc1、c2、c3、c4、c5、c6、c7
・ 色情報として、各メッシュをそれぞれ何色で塗るかを示すRGB値
なお、本実施形態では、これらの項目が記されたテキストデータをzip符号化して管理しているが、非可逆符号化を含めた他の符号化方式を用いても構わない。そしてこのようにして生成された符号化データは画像処理装置が有するメモリに対して出力しても良いし、外部の装置に対して出力しても良い。
<第1の実施形態の変形例>
図1に示した各部はハードウェアで構成しても良いが、ソフトウェア(コンピュータプログラム)として実装しても良い。この場合、このソフトウェアは、PC(パーソナルコンピュータ)等、一般のコンピュータのメモリにインストールされることになる。そしてこのコンピュータのCPUがこのインストールされたソフトウェアを実行することで、このコンピュータは、上述の画像処理装置の機能(図1に示した各部の機能)を実現することになる。即ち、このコンピュータは、上述の画像処理装置に適用することができる。第1の実施形態に係る画像処理装置に適用可能なコンピュータのハードウェア構成例について、図5のブロック図を用いて説明する。
CPU501は、RAM502やROM503に格納されているコンピュータプログラムやデータを用いて、コンピュータ全体の制御を行うと共に、画像処理装置が行うものとして説明した上述の各処理を実行する。即ち、図1に示した各部が行うものとして上述した各処理を実行する。
RAM502は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体の一例である。RAM502は、外部記憶装置507や記憶媒体ドライブ508からロードされたコンピュータプログラムやデータ、I/F(インターフェース)509を介して外部装置から受信したデータなどを一時的に記憶するためのエリアを有する。更に、RAM502は、CPU501が各種の処理を実行する際に用いるワークエリアを有する。即ち、RAM502は、各種のエリアを適宜提供することができる。ROM503は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体の一例であり、コンピュータの設定データや、ブートプログラムなどが格納されている。
キーボード504、マウス505は、コンピュータの操作者が操作することで、各種の指示をCPU501に対して入力することができる。表示装置506は、CRTや液晶画面などにより構成されており、CPU501による処理結果を画像や文字などでもって表示することができる。例えば、上記入力画像を表示したり、暫定的に設定した直線メッシュ及び曲線メッシュ、最終的に決定した直線メッシュ及び曲線メッシュ、等を表示したりすることができる。
外部記憶装置507は、コンピュータ読み取り記憶媒体の一例であり、ハードディスクドライブ装置に代表される大容量情報記憶装置である。外部記憶装置507には、OS(オペレーティングシステム)や、図1に示した各部の機能をCPU501に実現させるためのコンピュータプログラムやデータ、上記入力画像のデータ、既知の情報として説明した情報等が保存されている。外部記憶装置507に保存されているコンピュータプログラムやデータは、CPU501による制御に従って適宜RAM502にロードされ、CPU501による処理対象となる。
記憶媒体ドライブ508は、CD−ROMやDVD−ROMなどの記憶媒体に記録されているコンピュータプログラムやデータを読み出し、読み出したコンピュータプログラムやデータを外部記憶装置507やRAM502に出力する。なお、外部記憶装置507に保存されているものとして説明した情報の一部若しくは全部をこの記憶媒体に記録させておき、この記憶媒体ドライブ508に読み取らせても良い。
I/F509は、外部装置をコンピュータに接続する為のものである。例えば、ディジタルカメラなど、上記入力画像を取得するための装置を、このI/F509に接続し、この外部装置から入力画像をI/F509を介してRAM502や外部記憶装置507に取得するようにしても良い。510は、上述の各部を繋ぐバスである。
上述構成において、本コンピュータの電源がONになると、CPU501はROM503に格納されている上記ブートプログラムに従って、外部記憶装置507からOSをRAM502にロードする。この結果、キーボード504、マウス505を介した情報入力操作が可能となり、表示装置506にGUIを表示することが可能となる。ユーザが、キーボード504やマウス505を操作し、外部記憶装置507に格納された画像処理用アプリケーションプログラムの起動指示を入力すると、CPU501はこのプログラムをRAM502にロードし、実行する。これにより、本コンピュータが上記の画像処理装置として機能することになる。
CPU501が実行する画像処理用のアプリケーションプログラムは、基本的に図1に示す各構成要素に相当する関数を備えることになる。ここで、符号化データは外部記憶装置507に保存することになる。なお、このコンピュータは、以降の各実施形態に係る画像処理装置にも同様に適用可能であることは、以下の説明より明らかである。
[第2の実施形態]
本実施形態に係る画像処理装置の構成は図1に示したものとなるが、曲線メッシュ生成部103の動作が第1の実施形態と異なる。以下では、第1の実施形態と異なる点のみについて説明する。即ち、以下に説明する点以外については第1の実施形態と同様である。
本実施形態に係る曲線メッシュ生成部103が行う処理について、同処理のフローチャートを示す図9を用いて説明する。ステップS901では、基本的には上記のステップS401と同様の処理を行うのであるが、次の点のみが異なる。即ちステップS901では、特徴線上に点を設定する際、点間の間隔を第1の実施形態よりも小さくする点のみが上記のステップS401と異なる。即ち、本実施形態では、特徴線上には第1の実施形態よりも密に点を設定する。従って本実施形態では、制御点の間隔も第1の実施形態よりも小さい。
このことについてより詳細に説明する。本実施形態ではまず、制御点を多く配置した状態のメッシュを作る必要がある。特徴線を線分で再現するのに十分な細かさで制御点を配置すれば、必ず重なりが無いメッシュが生成できる。例えば特徴線がエッジ画素を結ぶエッジ線の場合は全エッジ画素を制御点として設定すれば良い。しかしながら、そのように構成したメッシュは重なりが起こらないことは分かりきっているため、ここではそれよりは制御点を減らした状態でメッシュを生成する。例えば特徴線がエッジ線の場合は、エッジ上の1画素置きに制御点を配置する。
ステップS902〜S906ではそれぞれ、上記のステップS402〜S406と同じ処理を行う。なお、ステップS906で重なりが無いと判断された場合には、処理はステップS908に進み、重なりがあると判断された場合には処理はステップS907に進む。
ステップS908では、メッシュの辺同士の重なりが無く、かつ、できるだけ少数の辺で特徴線を近似することを目的に、特徴線上の制御点の数を減少させる。例えば、特徴線がエッジ線の例では、特徴線上の1画素置きに制御点を配置したメッシュが重なり無しと判定されたら、次は2画素置きに制御点を配置し、それでも重なり無しと判定された場合には3画素置きに配置するということを繰り返す。
ステップS907では、現時点で入力画像上に設定しているメッシュ群は破棄し、1回前のステップS904及びS905にて生成したメッシュ群に戻す。然るに、ステップS904及びS905の処理結果は少なくとも1回前のものをメモリに記録しておく必要がある。例えば、先ほど述べた例で言えば、エッジ線上の4画素置きに制御点を配置して生成したメッシュで重なりが検知された場合は、3画素置きに制御点を配置して生成したメッシュを、最終的に入力画像上に設定するメッシュ群とする。
即ち入力画像上に設定されている曲線メッシュと、三角形メッシュ若しくは曲線メッシュと、の重なりがない場合、重なりが発生するまで、特徴線上の点の数を減少させてから三角形メッシュ設定処理及び曲線メッシュ設定処理を動作させるステップを繰り返す。そして、重なりが発生した時点のステップよりも1つ前のステップで入力画像上に設定した三角形メッシュ及び曲線メッシュを、最終的に入力画像上に設定する三角形メッシュ及び曲線メッシュとする。
なお、1回目のループのステップS906で重なりが検知された場合は、それまでに重なりが無いメッシュは生成できていない。そこで、このような場合は、特徴線を線分で再現するのに十分な細かさで制御点を配置した直線メッシュを生成し、出力する。
[第3の実施形態]
第1の実施形態と第2の実施形態とは適宜組み合わせても良い。例えば、最初は第1の実施形態において追加点の数を大きく設定してから第1の実施形態に係る処理を実行し、重なりが無いと判断されれば、今度は第2の実施形態において削除点の数を小さく設定して第2の実施形態に係る処理を実行する。もちろん、この逆も可能である。即ち、最初は第2の実施形態において削除点の数を大きく設定してから第2の実施形態に係る処理を実行し、重なりがあると判断されれば、今度は第1の実施形態において追加点の数を小さく設定して第1の実施形態に係る処理を実行する。
[第4の実施形態]
上記の第1,2の実施形態では、最終的に用いるメッシュの設定方法に係るものであった。本実施形態では先ず、次の段階での処理に最適な初期状態の直線メッシュ群を生成し、その後、この初期状態の直線メッシュ群から、より少ないメッシュ群へと簡略化して、最終的に用いるメッシュを設定する。
然るに、本実施形態に係る画像処理装置の構成は図1に示したものとなるが、曲線メッシュ生成部103の動作が上記の実施形態と異なる。本実施形態に係る曲線メッシュ生成部103が行う処理について、同処理のフローチャートを示す図6を用いて説明する。
先ず図6のフローチャートに従った処理は、大まかには、初期メッシュ生成処理601と、簡略化されたメッシュ生成処理602と、に分けられる。
先ず、初期メッシュ生成処理601について説明する。初期メッシュ生成処理601の役割は、メッシュ数が多くても構わないから、特徴線を再現するメッシュを生成することである。初期メッシュ生成処理601で生成する初期メッシュ群に求められる条件は、先ず、特徴線を再現するようなメッシュであるという点である。さらに、直線メッシュを生成する場合には、特徴線を再現する辺を特徴線に沿うように曲線化してもメッシュ同士が重ならないという条件が必要である。曲線メッシュを生成する場合には、メッシュ同士が重なっていないことが必要となる。本実施形態では、初期メッシュ生成処理601において、特徴線を線分によって忠実に再現する直線メッシュ、つまり特徴線を構成する全ての線分がメッシュの辺となる直線メッシュを生成する。このように生成した直線メッシュは、特徴線に沿った辺を曲線化するまでもなく特徴線を忠実に再現している為、曲線化に伴ってメッシュ同士が重なるという問題は起きない。非特許文献2では、エッジ線を忠実に再現する十分に短い線分群をメッシュの辺とし、かつラスタ画像の全画素を頂点とする直線メッシュを生成することで、以上の条件を満たす直線メッシュを生成している。しかし本実施形態では、制約付きドロネー三角形分割を利用することで、特徴線を線分によって忠実に再現する直線メッシュを生成する。
なお、本実施形態では、特徴線を再現し、かつ画像上の全画素を頂点として持たない直線メッシュを生成するという目的のために制約付きドロネー三角形分割を用いるが、同様の目的を達成できるなら制約付きドロネー三角形分割以外の方法を用いても構わない。
初期メッシュ生成処理601において、制約付きドロネー三角形分割を利用して特徴線を線分によって忠実に再現する直線メッシュを生成するために行う各処理について、図8を用いて説明する。
ステップS603では先ず、入力画像において、検出した特徴線上、特徴線上以外の領域上、のそれぞれに複数個の点を設定する。そして制約付きドロネー三角形分割に与える点群として、特徴線上の点を制御点として選択する。ここでは特徴線を線分で忠実に再現するのに十分な細かさで(十分に小さい間隔で)特徴線上に点を設定し、その中から制御点を選択する。例えば、特徴線構成部102によって、図8(a)に示すような線分801、802、803から成る1つの特徴線が抽出された場合は、この3つの線分801、802、803の両端に対応する4つの点を制御点として選択する。なお、図8(a)の外側の矩形は、入力画像の輪郭を表している。なお、本実施形態のように特徴線をエッジ線としている場合は、エッジ線上の全ての画素を制御点として選べば、特徴線を線分で忠実に再現するのに十分な細かさの制御点を得ることができる。例えば図2(c)の実線で表したようなエッジ線が抽出された場合は、点204、205、206、207を制御点として選択すれば良い。特徴線上以外の領域上については、例えば、入力画像において縦横20画素間隔で点を設定する。もちろん、その設定方法については、特に限定するものではない。
次に、ステップS604では、制約付きドロネー三角形分割に与える点群として、特徴線上以外の領域上の点を補助点として選択する。例えば、入力画像が矩形画像である場合は、入力画像の4隅を補助点として選択する必要がある。補助点として選択された点は、初期メッシュ生成処理601を終えた段階で生成されるメッシュの頂点となるため、特徴線上以外にある、入力画像を表現する上で重要な点を選んでも良い。本実施形態では、入力画像の4隅の他に、4隅を構成する任意の2点の中点を定める。
次に、ステップS605では、隣接する2つの制御点間毎に、制御点間を結ぶ線分を、以下で行う制約付きドロネー三角形分割の制約条件として設定する。本実施形態では、特徴線を忠実に再現する初期メッシュを生成するので、当然、このステップS605では、隣接する2つの制御点間毎に、制御点間を結ぶ線分を、以下で行う制約付きドロネー三角形分割の制約条件として与えなければならない。また、入力画像が矩形画像の場合には、入力画像の4隅を構成する補助点間を結ぶ線分を制約条件として与えなければならない。図8(b)は、図8(a)で示した特徴線が与えられた場合に、ステップS603〜S605の処理を終えた段階での、点群と制約条件を表している。図8(b)の黒丸の点はステップS603で設定された制御点であり、白丸の点はステップS604で設定された補助点であり、黒い実線はステップS605で設定された制約条件となる線分である。実線804、805、806はそれぞれ線分801、802、803を再現するために生成された線分であり、それ以外の実線は、入力画像の輪郭を再現する為に結ばれた線分である。
ステップS606では、入力画像に対して制約付きドロネー三角形分割を行うことで、特徴線を再現する直線メッシュ群を、初期メッシュ群として生成する。図8(b)で示した点群と制約条件に対して制約付きドロネー三角形分割を行うと、図8(c)のような初期メッシュが生成される。なお、図8(c)内に点線で示した線分が、制約付きドロネー三角形分割によって追加された線分である。
次に、簡略化されたメッシュ生成処理602について説明する。簡略化されたメッシュ生成処理602は、「発明が解決しようとする課題」において説明した非特許文献2に記載の方法と同様の手順を踏むことで実現できる。つまり、初期メッシュのうち優先度の低いメッシュ同士を統合し、大きなメッシュにまとめる処理と、エッジ線に沿うメッシュの辺を曲線化する処理と、を繰り返す。その曲線化の際に、メッシュ同士が重なってしまうような統合は行わないという制約を設けることで、メッシュ同士の重なりを防ぐ。簡略化されたメッシュ生成処理602を図8(c)に対して施した場合、例えば図8(d)のようなメッシュ群が得られる。図8(d)では、図8(c)のメッシュよりメッシュ数が少なくなり、特徴線の一部である線分801、802は曲線807により再現されていることが確認できる。
以下では、簡略化されたメッシュ生成処理602のうち、非特許文献2で述べられていない部分を補う形で説明する。簡略化されたメッシュ生成処理602では基本的には、ステップS608(優先度の低いメッシュ同士を統合し、大きなメッシュにまとめる処理)と、ステップS609(エッジ線に沿うメッシュの辺を曲線化する処理)と、を交互に繰り返す。ステップS608,S609は非特許文献2に記載の方法に従って行えば良い。なお非特許文献2では、ステップS608において統合するメッシュを決定する優先度の基準にQuadric error metric法という公知の手法を用いているが、面積の小さいメッシュから優先的に統合するなど、様々な方法が考えられる。また非特許文献2では、ステップS609において特徴線をベジェ曲線によって近似しているが、本実施形態ではB−スプライン曲線等を用いてもかまわない。特徴線に沿うように曲線のパラメータを設定するアルゴリズムの詳細は非特許文献2では述べられていないが、本実施形態では最小二乗法を用いる。
ステップS610では、上記のステップS406と同様にして、直線メッシュ群及び曲線メッシュ群のそれぞれについて重なりがあるか否かを判断する。この判断の結果、重なりがある場合には処理はステップS611に進み、重なりがない場合には処理はステップS607に進む。
ステップS607では、簡略化されたメッシュ生成処理602を行うか否かを判断する。簡略化されたメッシュ生成処理602を行うか否かは、予め設定しておいても良いし、ユーザからの指示に従って決定しても良い。また、処理の中で何らかの基準を満たした場合に行わないと判断しても良い。例えば、メッシュ数が初期メッシュの半分になった場合や、メッシュ数が入力画像に含まれる画素数の1/100になった場合には、行わないと判断する。また、ステップS610において一定回数(例えば10回)以上連続して重なり有りと判定された場合には、行わないと判断する。また、それらの条件の組み合わせを行うか否かの判断基準に用いても良い。
そして簡略化されたメッシュ生成処理602を行うと判断した場合には処理はステップS608に進むし、簡略化されたメッシュ生成処理602を行わないと判断した場合には図6のフローチャートに従った処理を終了する。
ステップS611では、現時点で入力画像上に設定しているメッシュ群は破棄し、1回前のステップS608及びS609にて生成したメッシュ群に戻す。然るに、ステップS608及びS609の処理結果は少なくとも1回前のものをメモリに記録しておく必要がある。このように、メッシュ同士が重なるような統合を行った場合はその統合前の状態に戻すことで、常に重なりのないメッシュが作られることを保証する。ステップS611の後に再びステップS608を実行する場合は、メッシュ同士の重なりを引き起こした統合は行わないようにしなければならない。
[第5の実施形態]
第1の実施形態や第2の実施形態で説明した処理によってメッシュ群を設定した後、この設定されたメッシュ群に対して、簡略化されたメッシュ生成処理602を行うようにしても良い。また、上記の各実施形態やそれらの変形例のうち実行する処理を、ユーザ指示などでもって選択して切り替えても良い。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (11)

  1. 入力画像から、該入力画像上の特徴を表す曲線形状の特徴線を検出する検出手段と、
    前記入力画像において、前記特徴線上に複数個の点を設定する点設定手段と、
    前記点設定手段が設定したそれぞれの点が三角形メッシュの頂点として利用されるように、且つ前記特徴線上で隣接している2点間を結ぶ線分が三角形メッシュの一辺として利用されるように、前記入力画像上に三角形メッシュ群を設定する三角形メッシュ設定手段と、
    前記特徴線上で隣接している2点間毎に、該2点間における前記特徴線の形状を近似する曲線を求め、該2点間を結ぶ線分を一辺とする三角形メッシュを、該三角形メッシュの該一辺を該求めた曲線に置き換えた曲線メッシュ、に更新する曲線メッシュ設定手段と、
    前記曲線メッシュ設定手段による前記更新の後、前記入力画像上に設定されている曲線メッシュと、該曲線メッシュ以外の曲線メッシュ若しくは三角形メッシュと、の重なりがないように、前記特徴線上の点の数を調整してから前記三角形メッシュ設定手段及び前記曲線メッシュ設定手段を動作させることで、前記入力画像上に、前記重なりがない三角形メッシュ及び曲線メッシュを設定する調整手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記調整手段は、
    前記重なりがある場合、該重なりが無くなるまで、前記特徴線上の点の数を増加させてから前記三角形メッシュ設定手段及び前記曲線メッシュ設定手段を動作させることを繰り返すことで、前記入力画像上に、前記重なりがない三角形メッシュ及び曲線メッシュを設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記調整手段は、
    前記重なりがない場合、該重なりが発生するまで、前記特徴線上の点の数を減少させてから前記三角形メッシュ設定手段及び前記曲線メッシュ設定手段を動作させるステップを繰り返し、前記重なりが発生した時点のステップよりも1つ前のステップで前記入力画像上に設定した三角形メッシュ及び曲線メッシュを、最終的に前記入力画像上に設定する三角形メッシュ及び曲線メッシュとする
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記三角形メッシュ設定手段は、前記点設定手段が設定したそれぞれの点が三角形メッシュの頂点として利用されるように、且つ前記特徴線上で隣接している2点を結ぶ線分が三角形メッシュの一辺として利用されるように、ドロネー三角形分割を用いて前記入力画像上に三角形メッシュ群を設定することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記検出手段は、前記入力画像内のエッジを前記特徴線として検出することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記検出手段は、前記入力画像内のオブジェクトの領域の境界線を前記特徴線として検出することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記検出手段は、前記入力画像内で異なる属性の領域の境界線を前記特徴線として検出することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記点設定手段は更に、前記特徴線上以外の領域上にも複数個の点を設定することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像処理装置。
  9. 画像処理装置が行う画像処理方法であって、
    前記画像処理装置の検出手段が、入力画像から、該入力画像上の特徴を表す曲線形状の特徴線を検出する検出工程と、
    前記画像処理装置の点設定手段が、前記入力画像において、前記特徴線上に複数個の点を設定する点設定工程と、
    前記画像処理装置の三角形メッシュ設定手段が、前記点設定工程で設定したそれぞれの点が三角形メッシュの頂点として利用されるように、且つ前記特徴線上で隣接している2点間を結ぶ線分が三角形メッシュの一辺として利用されるように、前記入力画像上に三角形メッシュ群を設定する三角形メッシュ設定工程と、
    前記画像処理装置の曲線メッシュ設定手段が、前記特徴線上で隣接している2点間毎に、該2点間における前記特徴線の形状を近似する曲線を求め、該2点間を結ぶ線分を一辺とする三角形メッシュを、該三角形メッシュの該一辺を該求めた曲線に置き換えた曲線メッシュ、に更新する曲線メッシュ設定工程と、
    前記画像処理装置の調整手段が、前記曲線メッシュ設定工程による前記更新の後、前記入力画像上に設定されている曲線メッシュと、該曲線メッシュ以外の曲線メッシュ若しくは三角形メッシュと、の重なりがないように、前記特徴線上の点の数を調整してから前記三角形メッシュ設定工程及び前記曲線メッシュ設定工程を実行させることで、前記入力画像上に、前記重なりがない三角形メッシュ及び曲線メッシュを設定する調整工程と
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  10. コンピュータを、請求項1乃至8の何れか1項に記載の画像処理装置各手段として機能させるためのコンピュータプログラム。
  11. 請求項10に記載のコンピュータプログラムを格納した、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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