JP5585118B2 - 信号処理システム、信号処理装置及び信号処理プログラム - Google Patents

信号処理システム、信号処理装置及び信号処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、信号処理システム、信号処理装置、及び信号処理プログラムに関する。
特許文献1には、パッチコード内の近端クロストーク応答を測定するためのテスト用計測器であって、(a)前記パッチコードの近端コネクタを受取るために結合された計測器用コネクタと、(b)前記パッチコード内の選択された対の伝送ラインの一方内に刺激パルスを生成するためのパルス発生器と、(c)前記近端コネクタに結合されて、前記選択された対の伝送ラインの別の一方内に前記刺激パルスによって誘起されたクロストーク信号を受取って、前記クロストーク信号の近端パルス応答時間記録を作成するためのディジタイザと、(d)前記ディジタイザに結合されて、前記近端パルス応答時間記録を受取り、前記近端クロストーク応答を遠端クロストーク応答から分離し、かつ、近端の周波数領域の表現を計算するためのマイクロプロセッサとを含む、テスト用計測器が記載されている。
特開平10−78468号公報
本発明は、高速でサンプリングを行う装置により干渉信号を検出する場合に比べ、簡易な構成で不適切な伝送路により信号が送受信されることを防止する、信号処理システム、信号処理装置、及び信号処理プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の信号処理システムは、伝送路が有する複数の信号線のいずれかを用いて予め定められた検査用信号を送信する送信手段と、前記送信手段から送信された前記検査用信号が干渉することにより生じた干渉信号であって、前記送信手段が前記検査用信号の送信に用いた信号線と異なる信号線に生じた干渉信号を受信する受信手段と、信号線の長さと信号線の長さに応じて予め定められた基準電圧値との対応関係を記憶する記憶手段と、信号線の長さを計測する計測手段と、前記受信手段で受信した前記干渉信号の電圧値が一方の入力端子に入力され、前記計測手段により計測した信号線の長さに応じて前記対応関係から求めた前記基準電圧値が他方の入力端子に入力され、入力された前記干渉信号の電圧値と前記基準電圧値とを比較した比較結果を出力する比較回路と、前記比較回路による前記干渉信号の電圧値と前記基準電圧値との比較結果が前記干渉信号の電圧値が前記基準電圧値よりも大きい場合に、比較結果として前記伝送路が不適切である旨を報知するための予め定めた処理を実行する実行手段と、を備える。
上記目的を達成するために、請求項2に記載の信号処理システムは、伝送路が有する複数の信号線のいずれかを用いて予め定められた検査用信号を送信する送信手段と、前記送信手段から送信された前記検査用信号が干渉することにより生じた干渉信号であって、前記送信手段が前記検査用信号の送信に用いた信号線と異なる信号線に生じた干渉信号を受信する受信手段と、信号線の長さと信号線の長さに応じて予め定められた基準電圧値との対応関係を記憶する記憶手段と、信号線の長さを設定する設定手段と、前記受信手段で受信した前記干渉信号の電圧値が一方の入力端子に入力され、前記記憶手段に記憶されている前記対応関係に基づく前記設定手段により設定された信号線の長さに応じた前記基準電圧値が他方の入力端子に入力され、入力された前記干渉信号の電圧値と前記基準電圧値とを比較した比較結果を出力する比較回路と、前記比較回路による前記干渉信号の電圧値と前記基準電圧値との比較結果が前記干渉信号の電圧値が前記基準電圧値よりも大きい場合に、比較結果として前記伝送路が不適切である旨を報知するための予め定めた処理を実行する実行手段と、を備える。
請求項3に記載の信号処理システムは、請求項1または請求項2に記載の信号処理システムにおいて、前記干渉信号の電圧値が零か否かを検出する検出手段を備え、前記検出手段が前記干渉信号の電圧値が零であることを検出した場合は、前記実行手段は、前記予め定めた処理を実行する。
請求項に記載の信号処理システムは、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の信号処理システムにおいて、前記比較回路で比較した比較結果を表示する表示手段を備え、前記実行手段で実行される前記予め定めた処理が、前記表示手段により比較結果を可視表示、可聴表示、及び永久可視表示のうちの少なくとも1つを行う処理である。
請求項に記載の信号処理装置は、複数の信号線を有する伝送路を介して送信装置と接続され、前記伝送路が有する複数の信号線のいずれかを用いて前記送信装置により送信された予め定められた検査用信号が干渉することにより生じた干渉信号であって、前記検査用信号の送信に用いられた信号線と異なる信号線に生じた干渉信号を受信する受信手段と、信号線の長さと信号線の長さに応じて予め定められた基準電圧値との対応関係を記憶する記憶手段と、信号線の長さを計測する計測手段と、前記受信手段で受信した前記干渉信号の電圧値が一方の入力端子に入力され、前記計測手段により計測した信号線の長さに応じて前記対応関係から求めた前記基準電圧値が他方の入力端子に入力され、入力された前記干渉信号の電圧値と前記基準電圧値とを比較した比較結果を出力する比較回路と、前記比較回路による前記干渉信号の電圧値と前記基準電圧値との比較結果が前記干渉信号の電圧値が前記基準電圧値よりも大きい場合に、比較結果として前記伝送路が不適切である旨を報知するための予め定めた処理を実行する実行手段と、を備える。
請求項6に記載の信号処理装置は、複数の信号線を有する伝送路を介して送信装置と接続され、前記伝送路が有する複数の信号線のいずれかを用いて前記送信装置により送信された予め定められた検査用信号が干渉することにより生じた干渉信号であって、前記検査用信号の送信に用いられた信号線と異なる信号線に生じた干渉信号を受信する受信手段と、信号線の長さと信号線の長さに応じて予め定められた基準電圧値との対応関係を記憶する記憶手段と、信号線の長さを設定する設定手段と、前記受信手段で受信した前記干渉信号の電圧値が一方の入力端子に入力され、前記記憶手段に記憶されている前記対応関係に基づく前記設定手段により設定された信号線の長さに応じた前記基準電圧値が他方の入力端子に入力され、入力された前記干渉信号の電圧値と前記基準電圧値とを比較した比較結果を出力する比較回路と、前記比較回路による前記干渉信号の電圧値と前記基準電圧値との比較結果が前記干渉信号の電圧値が前記基準電圧値よりも大きい場合に、比較結果として前記伝送路が不適切である旨を報知するための予め定めた処理を実行する実行手段と、を備える。
請求項7に記載の信号処理プログラムは、送信装置と受信装置とが複数の信号線を有する伝送路により接続されており、前記伝送路が有する複数の信号線のいずれかを用いて前記送信装置により前記受信装置に送信された予め定められた検査用信号が干渉することにより生じた干渉信号であって、前記検査用信号の送信に用いられた信号線と異なる信号線に生じた干渉信号を受信手段により受信するステップと、信号線の長さと信号線の長さに応じて予め定められた基準電圧値との対応関係を記憶する記憶手段に記憶するステップと、信号線の長さを計測手段により計測するステップと、前記受信手段で受信した前記干渉信号の電圧値が一方の入力端子に入力され、前記計測手段により計測した信号線の長さに応じて前記対応関係から求めた前記基準電圧値が他方の入力端子に入力され、入力された前記干渉信号の電圧値と前記基準電圧値とを比較回路により比較した比較結果を出力するステップと、前記比較回路による前記干渉信号の電圧値と前記基準電圧値との比較結果が前記干渉信号の電圧値が前記基準電圧値よりも大きい場合に、比較結果として前記伝送路が不適切である旨を報知するための予め定めた処理を実行する実行手段により実行するステップと、を備えた処理をコンピュータに実行させるためのものである。
請求項8に記載の信号処理プログラムは、送信装置と受信装置とが複数の信号線を有する伝送路により接続されており、前記伝送路が有する複数の信号線のいずれかを用いて前記送信装置により前記受信装置に送信された予め定められた検査用信号が干渉することにより生じた干渉信号であって、前記検査用信号の送信に用いられた信号線と異なる信号線に生じた干渉信号を受信手段により受信するステップと、信号線の長さと信号線の長さに応じて予め定められた基準電圧値との対応関係を記憶する記憶手段に記憶するステップと、信号線の長さを設定手段により設定するステップと、前記受信手段で受信した前記干渉信号の電圧値が一方の入力端子に入力され、前記記憶手段に記憶されている前記対応関係に基づく前記設定手段により設定された信号線の長さに応じた前記基準電圧値が他方の入力端子に入力され、入力された前記干渉信号の電圧値と前記基準電圧値とを比較回路により比較した比較結果を出力するステップと、前記比較回路による前記干渉信号の電圧値と前記基準電圧値との比較結果が前記干渉信号の電圧値が前記基準電圧値よりも大きい場合に、比較結果として前記伝送路が不適切である旨を報知するための予め定めた処理を実行する実行手段により実行するステップと、を備えた処理をコンピュータに実行させるためのものである。
請求項1、請求項2、請求項5、請求項6請求項7、及び請求項8に係る発明によれば、高速でサンプリングを行う装置により干渉信号を検出する場合に比べ、簡易な構成で不適切な伝送路により信号が送受信されることが防止される。
請求項3に係る発明によれば、本構成を有しない場合に比べ、断線している不適切な伝送路により信号が送受信されることが防止される。
請求項に係る発明によれば、表示手段により比較結果を表示しない場合に比べ、伝送路が適切であるか否かがユーザに認知される。
本実施の形態に係る信号処理システムの概略構成の一例を示す概略図である。 本実施の形態に係る伝送路であるケーブルの具体的一例を説明するための説明図である。 本実施の形態に係る制御装置の概略構成の一例を示す機能ブロック図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の概略構成の一例を示す機能ブロック図である。 本実施の形態に係る検出部の具体的一例を示す概略構成図である。 本実施の形態に係る制御装置の制御部で実行される処理の具体的一例を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る画像形成装置の制御部で実行される処理の具体的一例を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る画像形成装置の記憶部に予め記憶されているケーブル長と閾値電圧との対応関係の具体的一例を説明するための説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
まず、本実施の形態に係る信号処理システム全体の概略構成について説明する。図1に、本実施の形態の信号処理システムの概略構成を示すが、これに限定されるものではない。なお、本実施の形態の信号処理システム10では、ケーブル16の品質検査の主制御を画像形成装置14で行う場合について詳細に説明する。
本実施の形態の信号処理システム10は、画像データを示す信号及び画像形成に関する制御信号等を送信する制御装置12、及び制御装置12により制御される画像形成装置14を備えて構成されている。
また、本実施の形態の制御装置12と画像形成装置14とは、制御装置12と画像形成装置14との間で送受信される信号の伝送路となるケーブル16により接続される。図2に、本実施の形態に係るケーブル16の具体的一例を説明するための説明図を示す。ケーブル16は、複数の差動信号線(以下、単に信号線という)を含む伝送路であり、本実施の形態では、具体的一例としてイーサネット(登録商標)の4ペア8芯タイプのツイストペアケーブルであるCAT7のストレートタイプのケーブルが用いられる。図2に示すように、8本の信号線のうち、1ピンの信号線及び2ピンの信号線、3ピンの信号線及び6ピンの信号線、4ピンの信号線及び5ピンの信号線、7ピンの信号線及び8ピンの信号線が各々対になっている。なお、CAT7のケーブルは、信号線の対毎に電磁遮蔽シールドがされており、さらにケーブル全体の表面に箔や編み込み組織による電磁遮蔽シールドが施されている。
制御装置12の概略構成の一例の機能ブロック図を図3に示す。本実施の形態の制御装置12は、制御部20、送受信部22、及びユーザインターフェイス部26を備えて構成されている。
制御部20は、制御装置12全体の制御を行うものであり、具体的には、CPU30、ROM32、及びRAM34を含んで構成されている。CPU30で実行される制御の制御プログラム33は、ROM32に格納されている。なお、本実施の形態では、制御プログラム33は、予め格納されている構成としているがこれに限らず、制御プログラム33をCD−ROMやリムーバブルディスク等の記録媒体等に記憶しておき記録媒体から制御部20にインストールするようにしてもよいし、インターネット等の通信回線を介して外部装置から制御部20にインストールするようにしてもよい。RAM34は、CPU30で制御プログラム33を実行する際の作業用の領域を確保するものである。
送受信部22は、画像形成装置14とケーブル16を介して画像データを示す信号、検査用信号(詳細後述)、及びその他制御信号等の各種信号を送受信するためのものである。そのため、送受信部22に設けられたコネクタ(図示省略)にケーブル16のプラグ(図示省略)が接続される。
ユーザインターフェイス部26は、ユーザが入力する各種指示等を受け付けたり、ユーザに対して各種情報等を表示したりするための機能を有するものであり、具体的一例としては、タッチパネル、ディスプレイ、キーボード、及びスピーカ等が挙げられる。
次に、画像形成装置14の概略構成の一例の機能ブロック図を図4に示す。本実施の形態の画像形成装置14は、制御部40、送受信部42、伝送距離測定部44、検出部46、記憶部47、及びユーザインターフェイス部48を備えて構成されている。また、画像形成装置14には、図示を省略したが、制御装置12から受信した画像データを示す信号や制御信号等に基づいて記録媒体等に画像を形成するための画像形成手段を備えている。
制御部40は、画像形成装置14全体の制御を行うものであり、具体的には、CPU50、ROM52、及びRAM54を含んで構成されている。CPU50で実行される制御の制御プログラム53は、ROM52に格納されている。なお、本実施の形態では、制御プログラム53は、予め格納されている構成としているがこれに限らず、制御プログラム53をCD−ROMやリムーバブルディスク等の記録媒体等に記憶しておき記録媒体から制御部40にインストールするようにしてもよいし、インターネット等の通信回線を介して外部装置から制御部40にインストールするようにしてもよい。RAM54は、CPU50で制御プログラム53を実行する際の作業用の領域を確保するものである。
送受信部42は、画像形成装置14とケーブル16を介して画像データを示す信号、検査用信号(詳細後述)、及びその他制御信号等の各種信号を送受信するためのものである。そのため、送受信部42に設けられたコネクタ(図示省略)にケーブル16のプラグ(図示省略)が接続される。
伝送距離測定部44は、信号を伝送する距離であるケーブル16の長さを測定するためのものである。本実施の形態では、一例として、クロック信号を送受信部42により制御装置12に対して送信し、制御装置12から当該クロック信号が戻ってくるまでの時間を検出し、検出した時間を距離に換算することによりケーブルの長さを測定している。
より具体的には本実施の形態では、5Gpsの場合に1CLK(クロック)=200psとなる測定用クロック信号を用いている。光速は3×10(m/s)であるため、1CLKで進む距離は3×10×200×1012=0.06(m)になる。予め定めたクロック信号を制御装置12に送信し、制御装置12から戻ってきた当該予め定めたクロック信号を受信するまでに要したクロック数をカウントし、カウントしたクロック数を1CLKが進む距離に基づいて、距離に換算する。往復の時間をカウントしているため、カウントしたクロック数の半数を距離に換算する、または、全クロック数により換算した距離を1/2にする、のいずれかにより画像形成装置14と制御装置12とを接続するケーブル16の長さを測定する。クロック信号を往復させており、片道よりも2倍時間がかかるため、この場合は、3cmの精度で測定される。
上記では予め定めた1CLKのクロック信号を用いているが、実際には1CLKの信号が画像形成装置14から制御装置12まで伝送されているかどうかわからないため、2CLK、または4CLKのクロック信号を用いてもよい。
なお、ケーブル16の長さを測定する際において、接続されているケーブル16の状態が未だ不明であり、問題が生じている場合が考えられるため、画像データを示す信号等の信号を送受信する際よりも、低レートで測定用クロック信号を送受信するようにするとよい。
検出部46は、基準電圧値である閾値電圧と、検査用信号の送信により他の信号線に生じたクロストーク信号の電圧値と、を比較し、いずれが高いかを検出するための機能を有するものである。検出部46の概略構成の一例の概略構成図を図5に示す。
本実施の形態の検出部46は、CPU60、比較器62、可変抵抗64、ダイオード66、及びコンデンサ68を含んで構成されている。CPU60は、ケーブル16の長さに応じた閾値電圧が比較器62のマイナス側の入力端子に入力されるように可変抵抗64の抵抗値を制御するものである。ダイオード66及びコンデンサ68はクロストーク信号をDC(直流)に変換するものである。比較器62は、閾値電圧と、クロストーク信号の電圧値とを比較し、比較結果を出力する機能を有するものである。
本実施の形態の記憶部47は、詳細を後述する、閾値電圧とケーブル16の長さとの対応関係等が予め記憶されている。
ユーザインターフェイス部48は、ユーザが入力する各種指示等を受け付けたり、ユーザに対して各種情報等を表示したりするための機能を有するものであり、具体的一例としては、タッチパネル、ディスプレイ、キーボード、及びスピーカ等が挙げられる。
次に、本実施の形態の信号処理システム10で実行される、制御装置12と画像形成装置14とを接続するケーブル16の品質の検査を行い、適切なケーブルが接続されているかどうかを信号処理システム10のユーザに示す処理について説明する。本実施の形態では、具体的一例として制御装置12と画像形成装置14とをCAT7のケーブル16で接続する信号処理システム10であるが、ケーブル16を接続するためのコネクタの形状が同一であるため、CAT7よりもカテゴリの低いケーブルを誤接続してしまった場合や、ケーブル16の途中でケーブルを保護するシールドが途切れている場合等に適切なケーブルが接続されていないとして、その旨をユーザに表示する。
まず、制御装置12の制御部20で実行される処理について説明する。図6に、制御部20で実行される処理の具体的一例のフローチャートを示す。なお、本処理は、制御装置12の送受信部22に設けられたコネクタにケーブル16のプラグが接続された場合に実行される。
ステップ100では、検査用信号出力指示を受信したか否かを判断する。本実施の形態の信号処理システム10では、画像形成装置14がケーブル16の品質検査の主制御を行うため、画像形成装置14が検査用信号を出力する指示を制御装置12に送信する。なお、接続されているケーブル16の状態が未だ不明であり、問題が生じている場合が考えられるため、画像形成装置14は、画像データを示す信号等の信号を送受信する際よりも、低レートで出力を指示するための信号を制御装置12に送信するようにするとよい。
ステップ100で、未だ検査用信号出力指示を画像形成装置14から受信していない場合は、否定されて待機状態になり、受信した場合は、肯定されてステップ102へ進む。
ステップ102では、ステップ100で受信した出力指示にともない、検査用信号を画像形成装置14に出力する。検査用信号は、波形が予め定められた信号であれば特に限定されないが、コモンモードのクロック信号がよい。なお、上述の伝送距離測定部44によるケーブル16の長さの測定に用いたクロック信号と略同様のクロック信号を用いるようにしてもよい。また、本実施の形態では、具体的一例として4ピンの信号線に検査用信号(クロック信号)を出力する。
このように検査用信号が送信されると、4ピンの信号線の他の信号線に干渉が起こり、送信された検査用信号に応じてクロストークによる信号(クロストーク信号)が発生する。本実施の形態では、画像形成装置14が6ピンの信号線に発生したクロストーク信号を受信し、受信したクロストーク信号と閾値電圧(詳細後述)とによりケーブル16の品質を検査し、検査結果を制御装置12に送信する。
従って、検査用信号を出力した後のステップ104では、画像形成装置14でケーブル16の品質を検査した結果を受信したか否か判断する。受信していない場合は、否定されてステップ106へ進み、一定時間が経過したか否か判断する。本実施の形態では、画像形成装置14では、ケーブル16の品質の検査結果が良好である場合は何も制御装置12に出力せずに、不良である場合のみ不良である旨を出力するため、一定時間(予め得ておいた画像形成装置14でケーブル16の品質の検査に要する時間)が経過しても、画像形成装置14から検査結果を受信しない場合は、ケーブル16の品質が良好であるため、ステップ106で肯定された場合は、本処理を終了する。
一方、ステップ106でまだ一定時間が経過していない場合は、ステップ104に戻る。ステップ104で画像形成装置14からケーブル16の品質を検査した結果を受信した場合は、肯定されてステップ108へ進み、受信した結果をユーザインターフェイス部26によりユーザに対して表示した後、本処理を終了する。なお、本実施の形態では、上述のように、ケーブル16が不良である旨を示す表示が行われる。これにより、例えば、制御装置12の周囲に居るユーザに足して、ケーブル16が不良である旨が報知される。
次に、画像形成装置14の制御部40で実行される処理について説明する。図7に、制御部40で実行される処理の具体的一例のフローチャートを示す。なお、本処理は、画像形成装置14の送受信部42に設けられたコネクタにケーブル16のプラグが接続された場合に実行される。
ステップ200では、ケーブル長を測定するか否か判断する。なお、本実施の形態では、具体的一例として、ユーザインターフェイス部48を介してユーザからケーブル16の長さを測定するように指示された場合にケーブル16の長さを測定する。従って、ユーザから指示されていない場合は、否定されてステップ202へ進む。ステップ202では、ユーザインターフェイス部48を介してユーザから入力されたケーブル16の長さを受け付ける。一方、ステップ200で肯定された場合は、ステップ204へ進み、上述のように、ケーブル16の長さを測定するためのクロック信号の送受信を行い、ケーブル16の長さを測定する。なお、ケーブル16の長さの測定を行ったり、ケーブル16の長さを受け付けたりした場合は、当該長さを記憶部47に記憶しておき、次回以降の本処理(ケーブル16の検査処理)において特に指示されない限り、記憶部47に記憶されているケーブルの長さを読み出して本処理に使用するようにしてもよい。
次のステップ206では、ケーブル16の長さに応じた閾値電圧を検出部46に設定する。本実施の形態では、検出部46に閾値電圧を設定する具体的一例として、記憶部47に記憶されているケーブル16の長さ(ケーブル長)と閾値電圧との対応関係に基づいて設定する。ケーブル16の長さが検出部46に指示されると、CPU60が、指示されたケーブル16の長さ(ケーブル長)に対応する閾値電圧を記憶部47から読み取る。記憶部47に予め記憶されているケーブル長と閾値電圧との対応関係の具体的一例を図8に示す。本実施の形態では、CPU60が指示されたケーブル長に対応する閾値電圧を記憶部47から読み取る。なお、指示されたケーブル長が、記憶部47に記憶されている対応関係に示されるケーブル長そのものではない場合(具体的に図8に示した場合では、ケーブル長が、1m、2m、3m、5m、及び10mのいずれでもない、例えば7m等の場合)は、四捨五入や、切り上げ、切り下げ等したり、測定値に近い方の長さとしたりしてもよいし、特に限定はされず、予め定めておけばよい。CPU60は、読み取った閾値電圧が比較器62のマイナス側の入力端子に入力されるように、可変抵抗64の抵抗値を調節する。
なお、検出部46に閾値電圧を設定する方法はこれに限らない。その他の具体的一例としては、ケーブル長に応じて閾値電圧を算出するための計算式(例えば、f(D)=V、D:ケーブル長、V:閾値電圧)を予め得ておき、当該計算式を記憶部47に記憶させておいて当該計算式により算出した閾値電圧が比較器62のマイナス側の入力端子に入力されるように、可変抵抗64の抵抗値を調節するようにしてもよい。
次のステップ208では、検査用信号出力指示(上述の制御装置12のステップ100参照)を制御装置12に送信する。次のステップ210では、6ピンの信号線によりクロストーク信号を受信したか否かを判断する。未だ受信していない場合は、否定されて待機状態になり、一方、受信した場合は、肯定されてステップ212へ進む。送受信部42により受信されたクロスローク信号は、検出部46に入力される。
ステップ212では、検出部46の比較器62で受信したクロストーク信号の電圧値と、閾値電圧とを比較する。本実施の形態では、検出部46に入力されたクロストーク信号は、ダイオード66及びコンデンサ68によりDC(直流信号)に変換されて比較器62のプラス側の入力端子に入力される。比較器62は、マイナス側の入力端子に入力された閾値電圧と、プラス側の入力端子に入力されたクロストーク信号の電圧値とを比較し、比較結果を出力する。本実施の形態の比較器62では、閾値電圧の方が大きい場合は、ロー(L)レベルの信号が出力され、クロストーク信号の方が大きい場合は、ハイ(H)レベルの信号が出力される。
次のステップ214では、クロストーク信号の電圧値が閾値電圧よりも大きいか否かを判断する。ここで本実施の形態の閾値電圧と、クロストーク信号の電圧値と、ケーブル16の状態と、の関係について説明する。本実施の形態の信号処理システム10では上述したように、ケーブル16がCAT7のケーブルである場合にケーブルの品質が良好(適切なケーブルが接続されている)としている。
ケーブル16がCAT7よりもカテゴリの低いケーブルである場合について説明する。CAT7よりもカテゴリの低いケーブルの場合、ケーブルが電磁遮蔽シールドされていないため、CAT7より大きなクロストーク信号が発生する。CAT7のケーブル16を用いて検査用信号が送信された場合に生じるクロストーク信号及び、CAT7よりもカテゴリが低い(例えば、CAT6e)のケーブル16を用いて検査用信号が送信された場合に生じるクロストーク信号をオシロスコープ等のサンプリングレートが高速な装置を用いて予め検出し、各々ピークツーピーク電圧を求め、これにより閾値電圧を予め得ておく。具体的一例として、ケーブル16の長さが10mの場合、CAT7では、クロストーク信号のピークツーピーク電圧は88mVであり、CAT6eでは、クロストーク信号のピークツーピーク電圧は116mVである。従って、本実施の形態では、ケーブル16が10mの場合の閾値電圧を100mVと予め定めておき、受信したクロストーク信号の電圧値が100mV以上の場合に不適切、100mV未満の場合に、適切であると判断している。
また、ケーブル16がCAT7ではあるが、シールドが途切れている場合、カテゴリが低いケーブルが接続されている場合と同様に、通常よりも大きなクロストーク信号が発生する。
このように、クロストーク信号の電圧値が閾値電圧以上である場合は、CAT7よりもカテゴリの低いケーブルが接続されているかシールドが途切れている等の状態にあり、ケーブル16の品質が不良であり、適切なケーブルが接続されていないことがわかる。
ステップ214でクロストーク信号の電圧値が閾値電圧未満の場合は、否定されてステップ216へ進みケーブル16の品質が良好であると判断して本処理を終了する。一方、ステップ214でクロストーク信号の電圧値が閾値電圧以上の場合は、肯定されてステップ218へ進み、ケーブル16の品質が不良であると判断して、ステップ220へ進み、不良である旨を示す結果をユーザに対して表示すると共に、制御装置12に出力した後、本処理を終了する。本実施の形態では、上述のように、ケーブル16が不良である旨を示す表示及び出力が行われる。なお、画像形成装置14では、結果の表示は、ユーザインターフェイス部48等により、可視表示や可聴表示を行う他、結果を示す文章等を記録媒体に画像形成する(プリントアウトする)永久可視表示を行うようにしてもよい。これにより、例えば、画像形成装置14の周囲に居るユーザに対して、ケーブル16が不良である旨が報知される。また、結果を記憶部47に記憶させておくようにしてもよい。また、制御装置12に結果を出力する場合は、ケーブル16の状態が不良であり、不適切であるため、画像データを示す信号等の信号を送受信する際よりも、低レートで送信するか、無線通信等ケーブル16を用いないで通信するようにするとよい。
以上説明したように本実施の形態では、制御装置12と画像形成装置14とが複数(8本)の信号線を有するケーブル16を介して接続された信号処理システム10において、制御装置12が、送受信部22により検査用信号を4ピンの信号線を用いて画像形成装置14に送信する。画像形成装置14では、送信された検査用信号により6ピンの信号線に生じたクロストーク信号を送受信部42で受信する。また、画像形成装置14は、伝送距離測定部44によりケーブル16の長さを測定し、測定したケーブル長に対応する閾値電圧を記憶部47から読み取り、検出部46に設定する。検出部46の比較器62は、受信したクロストーク信号の電圧値と、閾値電圧とを比較し、いずれの値が大きいかを示す比較結果を出力する。クロストーク信号の方が閾値電圧よりも大きい場合は、ケーブル16が不良であり、信号の送受信を行うには不適切であるため、ユーザインターフェイス部48によりユーザに報知すると共に、ユーザインターフェイス部26によりユーザに報知する。
このように本実施の形態では、検査用信号により生じたクロストーク信号の電圧値と閾値電圧値とを比較器62で比較した結果により、ケーブル16の状態を判断できるため、高速でサンプリングを行う装置により干渉信号を検出する場合に比べ、簡易な構成で不適切な伝送路により信号が送受信されることが防止される。
なお、ケーブル16が断線している場合は、クロストークは発生しないため、画像形成装置14の検出部46で受信したクロストーク信号の電圧値が零か否かを検出する構成を備えることにより、断線している不適切なケーブル16により信号が送受信されることが防止される。
また、本実施の形態では、制御装置12と画像形成装置14とがケーブル16を介して接続された信号処理システム10について説明したがこれに限らない。例えば、画像形成機能を有さない信号処理装置と、制御装置とがケーブルを介して接続された信号処理システムであってもよく、ケーブルを介して相互に信号が送受信されるように接続された装置を備えた信号処理システムであればよい。
また、本実施の形態では、画像形成装置14がケーブル16の品質検査の主制御を行う信号処理装置として機能する場合について説明したがこれに限定されず、制御装置12で主制御を行うようにしてもよい。伝送距離測定部44や検出部46を制御装置12が備える構成としてもよい。
また、本実施の形態では、制御装置12及び画像形成装置14共に、ケーブル16がコネクタに接続されると上述の処理を実行するようにしているがこれに限らず、例えば、制御装置12から画像形成装置14に画像データを示す信号を送信する前等、画像形成装置14で画像形成を行う毎に上述の処理を実行する用にしてもよい。この場合は、画像形成装置14の制御部40が上述の処理のステップ216でケーブル16の品質が良好であると判断した後、画像形成処理を行うようにすればよい。
また、本実施の形態では、制御装置12は、ケーブル16の4ピンの信号線に検査用信号を出力しているがこれに限定されない。その他のピンの信号線であってもよいし、複数の信号線(例えば対となる信号線の双方)に出力するようにしてもよい。また、画像形成装置14は、ケーブル16の6ピンに生じたクロストーク信号を受信し、当該クロストーク信号を用いているがこれに限定されない。その他のピンの信号線であってもよいし、複数の信号線(例えば対となる信号線の双方)に生じたクロストーク信号を各々受信するようにしてもよい。なお、複数の信号線に生じたクロストーク信号を各々受信する場合は、受信したクロストーク信号の各々を閾値電圧と比較し、少なくともいずれか一方が閾値電圧よりも大きい場合は、ケーブル16の品質が不良であると判断するようにすると、より精度よく、不適切なケーブル16により信号が送受信されることが防止される。このように、検査用信号を送信するための信号線、クロストーク信号を受信するための信号線は特に限定されないが、隣接する信号線を用いることにより、検査用信号により生じるクロストーク(干渉)が大きくなるため好ましい。
また、本実施の形態では、ケーブル16がCAT7よりもカテゴリが低い場合に不適切であるとしているがこれに限らない。例えば、ケーブル16をCAT6としなくてはならない信号処理システム10である場合は、ケーブル16がCAT6よりもカテゴリが高いケーブル(例えば、CAT7)である場合に不適切であるとすればよい。なお、この場合は、検出部46の比較器62によりクロストーク信号が閾値電圧よりも小さいと比較された場合に不適切であるとすればよい。
また、本実施の形態では、ユーザインターフェイス部26及びユーザインターフェイス部48の両方を用いてユーザに報知しているがこれに限らず、いずれか一方のみを用いて報知する等してもよい。
10 信号処理システム
12 制御装置
14 画像形成装置
16 ケーブル
20 制御部
22 送受信部
26 ユーザインターフェイス部
33 制御プログラム
40 制御部
42 送受信部
46 検出部
48 ユーザインターフェイス部
53 制御プログラム
62 比較器

Claims (8)

  1. 伝送路が有する複数の信号線のいずれかを用いて予め定められた検査用信号を送信する送信手段と、
    前記送信手段から送信された前記検査用信号が干渉することにより生じた干渉信号であって、前記送信手段が前記検査用信号の送信に用いた信号線と異なる信号線に生じた干渉信号を受信する受信手段と、
    信号線の長さと信号線の長さに応じて予め定められた基準電圧値との対応関係を記憶する記憶手段と、
    信号線の長さを計測する計測手段と、
    前記受信手段で受信した前記干渉信号の電圧値が一方の入力端子に入力され、前記計測手段により計測した信号線の長さに応じて前記対応関係から求めた前記基準電圧値が他方の入力端子に入力され、入力された前記干渉信号の電圧値と前記基準電圧値とを比較した比較結果を出力する比較回路と、
    前記比較回路による前記干渉信号の電圧値と前記基準電圧値との比較結果が前記干渉信号の電圧値が前記基準電圧値よりも大きい場合に、比較結果として前記伝送路が不適切である旨を報知するための予め定めた処理を実行する実行手段と、
    を備えた信号処理システム。
  2. 伝送路が有する複数の信号線のいずれかを用いて予め定められた検査用信号を送信する送信手段と、
    前記送信手段から送信された前記検査用信号が干渉することにより生じた干渉信号であって、前記送信手段が前記検査用信号の送信に用いた信号線と異なる信号線に生じた干渉信号を受信する受信手段と、
    信号線の長さと信号線の長さに応じて予め定められた基準電圧値との対応関係を記憶する記憶手段と、
    信号線の長さを設定する設定手段と、
    前記受信手段で受信した前記干渉信号の電圧値が一方の入力端子に入力され、前記記憶手段に記憶されている前記対応関係に基づく前記設定手段により設定された信号線の長さに応じた前記基準電圧値が他方の入力端子に入力され、入力された前記干渉信号の電圧値と前記基準電圧値とを比較した比較結果を出力する比較回路と、
    前記比較回路による前記干渉信号の電圧値と前記基準電圧値との比較結果が前記干渉信号の電圧値が前記基準電圧値よりも大きい場合に、比較結果として前記伝送路が不適切である旨を報知するための予め定めた処理を実行する実行手段と、
    を備えた信号処理システム。
  3. 前記干渉信号の電圧値が零か否かを検出する検出手段を備え、
    前記検出手段が前記干渉信号の電圧値が零であることを検出した場合は、前記実行手段は、前記予め定めた処理を実行する、請求項1または請求項2に記載の信号処理システム。
  4. 前記比較回路で比較した比較結果を表示する表示手段を備え、前記実行手段で実行される前記予め定めた処理が、前記表示手段により比較結果を可視表示、可聴表示、及び永久可視表示のうちの少なくとも1つを行う処理である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の信号処理システム。
  5. 複数の信号線を有する伝送路を介して送信装置と接続され、前記伝送路が有する複数の信号線のいずれかを用いて前記送信装置により送信された予め定められた検査用信号が干渉することにより生じた干渉信号であって、前記検査用信号の送信に用いられた信号線と異なる信号線に生じた干渉信号を受信する受信手段と、
    信号線の長さと信号線の長さに応じて予め定められた基準電圧値との対応関係を記憶する記憶手段と、
    信号線の長さを計測する計測手段と、
    前記受信手段で受信した前記干渉信号の電圧値が一方の入力端子に入力され、前記計測手段により計測した信号線の長さに応じて前記対応関係から求めた前記基準電圧値が他方の入力端子に入力され、入力された前記干渉信号の電圧値と前記基準電圧値とを比較した比較結果を出力する比較回路と、
    前記比較回路による前記干渉信号の電圧値と前記基準電圧値との比較結果が前記干渉信号の電圧値が前記基準電圧値よりも大きい場合に、比較結果として前記伝送路が不適切である旨を報知するための予め定めた処理を実行する実行手段と、
    を備えた信号処理装置。
  6. 複数の信号線を有する伝送路を介して送信装置と接続され、前記伝送路が有する複数の信号線のいずれかを用いて前記送信装置により送信された予め定められた検査用信号が干渉することにより生じた干渉信号であって、前記検査用信号の送信に用いられた信号線と異なる信号線に生じた干渉信号を受信する受信手段と、
    信号線の長さと信号線の長さに応じて予め定められた基準電圧値との対応関係を記憶する記憶手段と、
    信号線の長さを設定する設定手段と、
    前記受信手段で受信した前記干渉信号の電圧値が一方の入力端子に入力され、前記記憶手段に記憶されている前対応記関係に基づく前記設定手段により設定された信号線の長さに応じた前記基準電圧値が他方の入力端子に入力され、入力された前記干渉信号の電圧値と前記基準電圧値とを比較した比較結果を出力する比較回路と、
    前記比較回路による前記干渉信号の電圧値と前記基準電圧値との比較結果が前記干渉信号の電圧値が前記基準電圧値よりも大きい場合に、比較結果として前記伝送路が不適切である旨を報知するための予め定めた処理を実行する実行手段と、
    を備えた信号処理装置。
  7. 送信装置と受信装置とが複数の信号線を有する伝送路により接続されており、前記伝送路が有する複数の信号線のいずれかを用いて前記送信装置により前記受信装置に送信された予め定められた検査用信号が干渉することにより生じた干渉信号であって、前記検査用信号の送信に用いられた信号線と異なる信号線に生じた干渉信号を受信手段により受信するステップと、
    信号線の長さと信号線の長さに応じて予め定められた基準電圧値との対応関係を記憶する記憶手段に記憶するステップと、
    信号線の長さを計測手段により計測するステップと、
    前記受信手段で受信した前記干渉信号の電圧値が一方の入力端子に入力され、前記計測手段により計測した信号線の長さに応じて前記対応関係から求めた前記基準電圧値が他方の入力端子に入力され、入力された前記干渉信号の電圧値と前記基準電圧値とを比較回路により比較した比較結果を出力するステップと、
    前記比較回路による前記干渉信号の電圧値と前記基準電圧値との比較結果が前記干渉信号の電圧値が前記基準電圧値よりも大きい場合に、比較結果として前記伝送路が不適切である旨を報知するための予め定めた処理を実行する実行手段により実行するステップと、
    を備えた処理をコンピュータに実行させるための信号処理プログラム。
  8. 送信装置と受信装置とが複数の信号線を有する伝送路により接続されており、前記伝送路が有する複数の信号線のいずれかを用いて前記送信装置により前記受信装置に送信された予め定められた検査用信号が干渉することにより生じた干渉信号であって、前記検査用信号の送信に用いられた信号線と異なる信号線に生じた干渉信号を受信手段により受信するステップと、
    信号線の長さと信号線の長さに応じて予め定められた基準電圧値との対応関係を記憶する記憶手段に記憶するステップと、
    信号線の長さを設定手段により設定するステップと、
    前記受信手段で受信した前記干渉信号の電圧値が一方の入力端子に入力され、前記記憶手段に記憶されている前記対応関係に基づく前記設定手段により設定された信号線の長さに応じた前記基準電圧値が他方の入力端子に入力され、入力された前記干渉信号の電圧値と前記基準電圧値とを比較回路により比較した比較結果を出力するステップと、
    前記比較回路による前記干渉信号の電圧値と前記基準電圧値との比較結果が前記干渉信号の電圧値が前記基準電圧値よりも大きい場合に、比較結果として前記伝送路が不適切である旨を報知するための予め定めた処理を実行する実行手段により実行するステップと、
    を備えた処理をコンピュータに実行させるための信号処理プログラム。
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