JP5582964B2 - ルーフドレイン用仮設排水装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ベランダ,バルコニー等の露天床面に埋設施工されたルーフドレインに樋管を取付ける迄の間使用する仮設排水装置に関する。
一般に、建物の各階に形成されるベランダ,バルコニー等の露天床面における雨水の排水手段は、各階の露天床面にルーフドレインを埋設施工するとともに、各ルーフドレインに取付けた樋管によって雨水を導いて下水溝へ排水し得るようになっている。
かかる排水手段にあって、各階の露天床面にルーフドレインを埋設施工した後、樋管を取付けるまでの期間中に降雨があると、各ルーフドレインから流れ落ちる雨水によって、階下の露天床面が水浸しになってしまう。
従来、ルーフドレインから階下の露天床面に雨水が流れ落ちることを防止するために使用する仮設排水装置としては、ルーフドレインの排水管部に外嵌される漏斗状の排水受具と、該排水受具の内壁に取付けられた固定金具と、該固定金具を上下に摺動可能に支持するとともに、上端にルーフドレインの受皿部の内底面に係止される回動可能な掛止片を設けた支持杆と、前記排水受具の下部に取付けられる仮設排水ホースとによって構成されたもの(例えば、特許文献1参照)や、仮設排水ホースの上部に取付けられた傘のように開閉する漏斗状の集水部を、外側がシートで覆われた複数の親骨と、各親骨の一端が回転可能に取付けられた固定リングと、該固定リングに下端が固定されたシャフトと、該シャフトにスライド可能に取付けられたスライドパイプと、該スライドパイプと親骨とに亘って取付けられた複数の支持骨とによって構成し、スライドパイプに取付けた目皿状の接合板をルーフドレインの受皿部内に取付けた状態で、スライドパイプに沿ってシャフトを引き上げることによって開かれる集水部を、ルーフドレインの下側に設置するようにしたもの(例えば、特許文献2参照)等が知られている。
特許第3325484号公報 特許第3840105号公報
ところで、上記のような従来構成にあっては、構造が複雑で部品点数が多く、製造時の組み付けに手間が掛かるため、製造コストが高いという問題点があった。
本発明は、かかる従来の問題点を解消するためになされたものであって、仮設排水ホースの着脱が容易にできるとともに、構成が簡単で部品点数が少なく、製造コストを低減し得るルーフドレイン用仮設排水装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、受皿部と該受皿部に連成された排水管部とを備え、コンクリートの打設によって建物の露天床面に埋設施工されたルーフドレインの、その排水管部を囲繞するようにしてコンクリートの打設時に樋管挿通孔を形成する筒状スペーサの樋管挿入端側に連設される環状連結部材と、雨水の流入側端部が前記環状連結部材に内嵌され、該流入側端部からテーパ部を介して小径となる流出側端部に仮設排水ホースが取付けられる継手管とを備えてなり、環状連結部材の内周面と継手管の流入側端部の外周面とに設けられた連結手段によって、環状連結部材と継手管とが着脱可能に連結されるようにしたことを特徴とするルーフドレイン用仮設排水装置である。
前記ルーフドレイン用仮設排水装置にあって、前記連結手段が、環状連結部材の内周面に形成された雌螺子部と、継手管の外周面に形成されて前記雌螺子部と螺合可能な雄螺子部とからなる構成が提案される。
また、前記連結手段が、環状連結部材の内周面と継手管の外周面の、その何れか一方の周面に形成された係止突起と、他方の周面に形成されて前記係止突起が係脱可能に係合される係止溝とからなる構成が提案される。
また、本発明は、受皿部と該受皿部に連成された排水管部とを備え、コンクリートの打設によって建物の露天床面に埋設施工されたルーフドレインの、その排水管部を囲繞するようにしてコンクリートの打設時に樋管挿通孔を形成するものであって、該樋管挿通孔の樋管挿入端側に環状連結部が一体形成された筒状スペーサと、雨水の流入側端部が前記環状連結部に内嵌され、該流入側端部からテーパ部を介して小径となる流出側端部に仮設排水ホースが取付けられる継手管とを備えてなり、環状連結部の内周面と継手管の流入側端部の外周面とに設けられた連結手段によって、筒状スペーサと継手管とが着脱可能に連結されるようにしたことを特徴とするルーフドレイン用仮設排水装置である。
本発明は、上述したように、受皿部と該受皿部に連成された排水管部とを備え、コンクリートの打設によって建物の露天床面に埋設施工されたルーフドレインの、その排水管部を囲繞するようにしてコンクリートの打設時に樋管挿通孔を形成する筒状スペーサの樋管挿入端側に連設される環状連結部材と、雨水の流入側端部が前記環状連結部材に内嵌され、該流入側端部からテーパ部を介して小径となる流出側端部に仮設排水ホースが取付けられる継手管とを備えてなり、環状連結部材の内周面と継手管の流入側端部の外周面とに設けられた連結手段によって、環状連結部材と継手管とが着脱可能に連結されるようにしたルーフドレイン用仮設排水装置であるから、筒状スペーサの樋管挿入端側に連設される環状連結部材は、コンクリートの打設によって予めコンクリート内に固定しておくことができるため、仮設排水ホースを取付けた継手管を、環状連結部材に対して連結手段を介して連結するだけで、仮設排水ホースを簡単に取付けることができる。また、この取付け状態にあって、環状連結部材と継手管との連結手段による連結を解除するだけで継手管とともに仮設排水ホースを簡単に取り外すことができる。そして、本発明にあっては、環状連結部材と、仮設排水ホースが取付けられる継手管とによってルーフドレイン用仮設排水装置が構成されるものであるため、従来構成に比して、構成が簡単で部品点数が少なく、これによって製造コストを低減することができる。
また、前記連結手段が、環状連結部材の内周面に形成された雌螺子部と、継手管の外周面に形成されて前記雌螺子部と螺合可能な雄螺子部とからなる構成にあっては、環状連結部材の雌螺子部に継手管の雄螺子部を螺合した状態で、継手管を緊締方向または弛緩方向に螺回操作するだけで、環状連結部材に対する継手管の着脱を容易に行うことができる。
また、前記連結手段が、環状連結部材の内周面と継手管の外周面の、その何れか一方の周面に形成された係止突起と、他方の周面に形成されて前記係止突起が係脱可能に係合される係止溝とからなる構成にあっては、係止突起と係止溝との係合または係合解除によって環状連結部材に対する継手管の着脱を容易に行うことができる。
また、筒状スペーサに環状連結部を一体形成し、該環状連結部に継手管を着脱可能に連結するようにした構成にあっては、さらに部品点数が減少し、さらなる製造コストの低減が可能となる。
第一実施例にかかるルーフドレイン用仮設排水装置17Aの使用状態を示す縦断面図である。 固定装置9によるルーフドレイン1Aの固定状態を示す縦断面図である。 打設したコンクリートの硬化後に固定装置9を除去した状態を示す縦断面図である。 排水管部3に樋管16を接続した状態を示す施工完了時の縦断面図である。 第二実施例にかかるルーフドレイン用仮設排水装置17Bの使用状態を示す縦断面図である。 同上のルーフドレイン用仮設排水装置17Bを構成する環状連結部材8と継手管18の分離状態を示す縦断面図である。 第三実施例にかかるルーフドレイン用仮設排水装置17Cの使用状態を示す縦断面図である。 第四実施例にかかるルーフドレイン用仮設排水装置17Dの使用状態を示す縦断面図である。
以下に、本発明の第一実施例を、図1〜図4に基づいて説明する。
ルーフドレイン1Aは、図1に示すように、受皿部2と該受皿部2に連成されて下方に延出された排水管部3とを備えてなる縦引きドレイン用として構成されており、バルコニー等の露天床面4に埋設施工されている。ここで、前記受皿部2の上面は、露天床面4に露出する状態で配置される一方、排水管部3は、上面を露天床面4とするコンクリート躯体5内に下方を開放して形成された樋管挿通孔6内に位置するように配置されている。また、樋管挿通孔6の内周面には、ルーフドレイン1Aの露天床面4への埋設施工時に該ルーフドレイン1Aを後述するコンクリート型枠10(図2参照)上に支持するために使用された筒状スペーサ7と環状連結部材8が残留しており、該筒状スペーサ7と、該筒状スペーサ7の下端側となる樋管挿入端側に連設された環状連結部材8とによって樋管挿通孔6が形成されている。尚、環状連結部材8は本発明の要部にかかるものであり、詳しくは後述する。
ルーフドレイン1Aの埋設施工は、図2に示すように、コンクリートの打設前にルーフドレイン1Aをコンクリート型枠10に固定する固定装置9を用いて行われる。この固定装置9は、コンクリート型枠10の所定位置に固定した円形の位置決め板11に環状連結部材8の下端を嵌合するとともに、該環状連結部材8の上端に形成された環状突縁8a内に筒状スペーサ7の下端を嵌合し、該筒状スペーサ7上にルーフドレイン1Aの受皿部2を載置することにより、排水管部3を下方突成した受皿部2の下底面と、コンクリート型枠10との間に、前記排水管部3を囲繞するようにして筒状スペーサ7と環状連結部材8を介装させて、該筒状スペーサ7と環状連結部材8とによってルーフドレイン1Aをコンクリート型枠10に対して所要間隔で支持させる一方、受皿部2上に養生蓋を兼ねた挟圧板12を乗載し、前記位置決め板11の中央部に立設した螺子杆13を該挟圧板12の中心透孔14に挿通させ、その挟圧板12上に突出する螺子杆13の上端部に螺着した蝶ナット15の緊締作用により、挟圧板12をコンクリート型枠10側に圧接して、ルーフドレイン1Aを固定するように構成されている。
そして、このような固定装置9を用いてルーフドレイン1Aを固定した状態でコンクリート型枠10内にコンクリートを打設し、打設したコンクリートが硬化した後、固定装置9を除去すると、図3に示すように、ルーフドレイン1Aの排水管部3を囲繞する筒状スペーサ7と、該筒状スペーサ7の下部に連設された環状連結部材8とがコンクリート躯体5内に残留して固定されることとなる。これにより、筒状スペーサ7と環状連結部材8は、排水管部3に接続される樋管16(図4参照)を下方から挿入するための樋管挿通孔6を形成するものとなる。
次に、本発明の要部について説明する。この第一実施例にかかるルーフドレイン用仮設排水装置17Aは、図3に示すように、コンクリートの打設時に樋管挿通孔6を形成する筒状スペーサ7の下端側、即ち、筒状スペーサ7の樋管挿入端側に連設される環状連結部材8と、該環状連結部材8に連結手段25Aを介して着脱可能に連結される継手管18とを備えている。環状連結部材8と継手管18は、ポリ塩化ビニル,ポリエチレン,ABS等の硬質合成樹脂や鋳物等の金属からなり、環状連結部材8の内周面には雌螺子部24aが形成されている。
一方、継手管18は、その上部に雨水の流入側端部19が前記環状連結部材8に内嵌可能な外径で形成されており、該流入側端部19からテーパ部20を介して小径となる流出側端部21が下部に連成されている。該流出側端部21にはビニルホース等からなる仮設排水ホース22が外嵌されており、該仮設排水ホース22が緊締バンド23の緊締によって脱落不能に取付けられている。また、継手管18の流入側端部19の外周面には、前記環状連結部材8の雌螺子部24aと螺合可能な雄螺子部24bが形成されている。そして、この雌螺子部24aと雄螺子部24bとによって第一実施例における連結手段25Aが構成されている。さらに、継手管18のテーパ部20には、下側方に突出する複数の指掛け片26が外周を等分する位置に突成されており、該指掛け片26によって継手管18の螺回操作が容易となるようにしている。
かかる構成にあって、筒状スペーサ7の樋管挿入端側に連設される環状連結部材8は、コンクリートの打設によって予めコンクリート内に固定しておくことができるため、仮設排水ホース22を取付けた継手管18を、環状連結部材8に対して連結手段25Aを介して連結するだけで、仮設排水ホース22を簡単に取付けることができる。また、この取付け状態にあって、環状連結部材8と継手管18との連結手段25Aによる連結を解除するだけで継手管18とともに仮設排水ホース22を簡単に取り外すことができる。
また、前記連結手段25Aを、環状連結部材8の内周面に形成された雌螺子部24aと、継手管18の外周面に形成されて前記雌螺子部24aと螺合可能な雄螺子部24bとで構成したことにより、環状連結部材8の雌螺子部24aに継手管18の雄螺子部24bを螺合した状態で、継手管18を緊締方向または弛緩方向に螺回操作するだけで、環状連結部材8に対する継手管18の着脱を容易に行うことができる。
そして、環状連結部材8と、仮設排水ホース22が取付けられる継手管18とによってルーフドレイン用仮設排水装置17Aが構成されているため、従来構成に比して、構成が簡単で部品点数が少なくなり、これによって製造コストを低減することができる。
尚、継手管18は、仮設排水ホース22を予め取付けることなく環状連結部材8に連結し、然る後、流出側端部21に仮設排水ホース22を取付けることも可能である。
図5,図6は、第二実施例を示し、この第二実施例にかかるルーフドレイン用仮設排水装置17Bは、環状連結部材8と継手管18とを着脱可能に連結する連結手段25Bを備えている。該連結手段25Bは、第一実施例における連結手段25Aに代わるものであって、継手管18の流入側端部19の外周面に形成された係止突起27と、環状連結部材8の内周面に形成されて前記係止突起27が係脱可能に係合される係止溝28とによって構成されている。ここで、係止突起27は、継手管18の流入側端部19の外周面を周方向に略等分する位置に複数形成されており、少なくとも流入側端部19の外周面の二箇所に設けられる。また、係止溝28は、各係止突起27に対応する位置に夫々設けられる。各係止溝28は、図6に示すように、環状連結部材8の内周面下端に開口する上下方向の入出溝路29と、該入出溝路29の上端から周方向に延成された所定長さの案内溝路30と、該案内溝路30の奥端から下方向に延成された係止凹部31とによって略コ字形に形成されている。その他、第一実施例と共通する構成部分については、第一実施例と同一の符号を付して重複説明を省略する。
かかる構成からなる連結手段25Bにあって、環状連結部材8に継手管18を連結するには、環状連結部材8の各係止溝28の入出溝路29に、継手管18の各係止突起27を下方で対向させた状態で、継手管18を持ち上げて各係止突起27を各入出溝路29に嵌め込み、次いで継手管18を周方向に回動させて各係止突起27を案内溝路30の奥端まで移動させた後、継手管18を引き下げると、各係止突起27が各係止溝28の係止凹部31に係合されて、継手管18が環状連結部材8に連結される。また、この連結状態を解除するには、上記と逆の手順の操作を行う。このように、連結手段25Bにあっては、係止突起27と係止溝28との係合または係合解除によって環状連結部材8に対する継手管18の着脱を容易に行うことができる。
尚、上記第二実施例にあっては、係止突起27を継手管18の外周面に形成する一方、係止溝28を環状連結部材8の内周面に形成するようにしているが、係止突起27と係止溝28は、その配置関係を逆にすることも可能である。即ち、係止突起27を環状連結部材8の内周面に形成し、係止溝28を継手管18の外周面に形成してもよい。
図7は、第三実施例を示し、この第三実施例にかかるルーフドレイン1Bは、断面L形の受皿部2と該受皿部2に連成されて側方に延出された排水管部3とを備えてなる横引きドレイン用として構成されており、バルコニー等の露天床面4の隅に埋設施工されている。前記排水管部3は、露天床面4から立上がる側壁4’に外側方を開放して形成された樋管挿通孔6内に位置するように配置されている。また、樋管挿通孔6の内周面には、ルーフドレイン1Bの埋設施工時に使用された筒状スペーサ7と環状連結部材8が残留しており、該筒状スペーサ7と、筒状スペーサ7の外端側となる樋管挿入端側に連設された環状連結部材8とによって樋管挿通孔6が形成されている。
また、継手管18は、雨水の流入側端部19が前記環状連結部材8に内嵌され、該流入側端部19からテーパ部20を介して小径となる流出側端部21に仮設排水ホース22が取付けられている。ここで、継手管18は、雨水の自然流下が可能なように、流出側端部21が流入側端部19より低位となるように形成されている。そして、該継手管18と環状連結部材8とによって第三実施例におけるルーフドレイン用仮設排水装置17Cが構成されている。また、環状連結部材8の内周面に形成された係止溝28と、継手管18の流入側端部19の外周面に形成された係止突起27とによって第二実施例と同様の連結手段25Bが構成されており、該連結手段25Bによって、環状連結部材8と継手管18とが着脱可能に連結されるようになっている。その他、第二実施例と共通する構成部分については、第二実施例と同一の符号を付して重複説明を省略する。
このように、本発明は横引きドレイン用として構成されたルーフドレイン1Bにも適用することが可能であり、連結手段25Bを構成する係止突起27と係止溝28との係合または係合解除によって環状連結部材8に対する継手管18の着脱を容易に行うことができる。そして、環状連結部材8と仮設排水ホース22が取付けられる継手管18とによってルーフドレイン用仮設排水装置17Cが構成されているため、従来構成に比して、構成が簡単で部品点数が少なくなり、これによって製造コストを低減することができる。
尚、連結手段25Bは、第二実施例と同様に、係止突起27と係止溝28の配置関係を逆にすることも可能である。
図8は、第四実施例を示し、この第四実施例にかかるルーフドレイン用仮設排水装置17Dは、コンクリートの打設時に樋管挿通孔6を形成する筒状スペーサ7の樋管挿入端側に環状連結部32が一体形成されており、該環状連結部32の内周面に雌螺子部24aが形成されている。
また、継手管18は、雨水の流入側端部19が前記環状連結部32に内嵌され、該流入側端部19からテーパ部20を介して小径となる流出側端部21に仮設排水ホース22が取付けられており、流入側端部19の外周面には、前記環状連結部32の雌螺子部24aと螺合可能な雄螺子部24bが形成されている。そして、該継手管18と、環状連結部32を備えた筒状スペーサ7とによってルーフドレイン用仮設排水装置17Dが構成されている。また、環状連結部32の内周面に形成された雌螺子部24aと、継手管18の流入側端部19の外周面に形成された雄螺子部24bとによって第一実施例と同様の連結手段25Aが構成されており、該連結手段25Aによって、筒状スペーサ7と継手管18とが着脱可能に連結されるようになっている。その他、第一実施例と共通する構成部分については、第一実施例と同一の符号を付して重複説明を省略する。
かかる構成にあっては、筒状スペーサ7に環状連結部32を一体形成することで、さらに部品点数が減少し、さらなる製造コストの低減が可能となる。
尚、この第四実施例にあって、雌螺子部24aと雄螺子部24bとで構成される連結手段25Aによって筒状スペーサ7と継手管18とを着脱可能に連結するようにしているが、該連結手段25Aに代えて、第二実施例のように係止突起27と係止溝28とで構成される連結手段25Bを適用することも可能である。
1A,1B ルーフドレイン
2 受皿部
3 排水管部
4 露天床面
6 樋管挿通孔
7 筒状スペーサ
8 環状連結部材
17A,17B,17C,17D ルーフドレイン用仮設排水装置
18 継手管
19 流入側端部
20 テーパ部
21 流出側端部
22 仮設排水ホース
24a 雌螺子部
24b 雄螺子部
25A,25B 連結手段
27 係止突起
28 係止溝
32 環状連結部

Claims (4)

  1. 受皿部と該受皿部に連成された排水管部とを備え、コンクリートの打設によって建物の露天床面に埋設施工されたルーフドレインの、その排水管部を囲繞するようにしてコンクリートの打設時に樋管挿通孔を形成する筒状スペーサの樋管挿入端側に連設される環状連結部材と、
    雨水の流入側端部が前記環状連結部材に内嵌され、該流入側端部からテーパ部を介して小径となる流出側端部に仮設排水ホースが取付けられる継手管と
    を備えてなり、
    環状連結部材の内周面と継手管の流入側端部の外周面とに設けられた連結手段によって、環状連結部材と継手管とが着脱可能に連結されるようにしたことを特徴とするルーフドレイン用仮設排水装置。
  2. 連結手段が、環状連結部材の内周面に形成された雌螺子部と、継手管の外周面に形成されて前記雌螺子部と螺合可能な雄螺子部とからなることを特徴とする請求項1記載のルーフドレイン用仮設排水装置。
  3. 連結手段が、環状連結部材の内周面と継手管の外周面の、その何れか一方の周面に形成された係止突起と、他方の周面に形成されて前記係止突起が係脱可能に係合される係止溝とからなることを特徴とする請求項1記載のルーフドレイン用仮設排水装置。
  4. 受皿部と該受皿部に連成された排水管部とを備え、コンクリートの打設によって建物の露天床面に埋設施工されたルーフドレインの、その排水管部を囲繞するようにしてコンクリートの打設時に樋管挿通孔を形成するものであって、該樋管挿通孔の樋管挿入端側に環状連結部が一体形成された筒状スペーサと、
    雨水の流入側端部が前記環状連結部に内嵌され、該流入側端部からテーパ部を介して小径となる流出側端部に仮設排水ホースが取付けられる継手管と
    を備えてなり、
    環状連結部の内周面と継手管の流入側端部の外周面とに設けられた連結手段によって、筒状スペーサと継手管とが着脱可能に連結されるようにしたことを特徴とするルーフドレイン用仮設排水装置。
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