JP5581655B2 - 中継装置、及び中継方法 - Google Patents

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本発明は、優先制御方式がそれぞれ異なるネットワーク間の通信を中継する中継装置、及び中継方法に関する。
従来の技術においては、例えば「無線LANを介して無線端末に接続される無線LAN基地局において、アプリケーション毎に設定されたデータの優先度を示す優先度テーブルを記憶するテーブル記憶手段と、優先度が設定されているデータをバッファする第1バッファ手段と、優先度が設定されていないデータをバッファする第2バッファ手段と、受信されたデータの優先度を前記優先度テーブルに基づき判定し、優先度が設定されているデータを前記第1バッファ手段へ出力し、優先度が設定されていないデータを前記第2バッファ手段へ出力する判定制御手段と、前記無線端末との通信同期をとるビーコン信号を一定間隔に送信するビーコン信号送信手段と、前記第1バッファ手段にバッファされたデータを前記ビーコン信号を基準として一定間隔に宛先へ送信するとともに、前記第1バッファ手段にバッファされたデータの送信後に、前記第2バッファ手段にバッファされたデータを宛先へ送信する送信制御手段とを備えたことを特徴とする無線LAN基地局。」が提案されている(特許文献1参照)。
特開2003−298593号公報
無線ネットワークにおいては通信の品質(QoS:Quality of Service)を向上させるため優先制御が行われる。このような優先制御の方式(QoS方式)は、標準規格などにより定義されている。
例えば、WiFi(IEEE802.11e)では、EDCA(Enhanced Distributed Channel Access)、HCCA(Hybrid Coordination Function(HFC)Controlled Channel Access)などの優先制御方式が定義されている。
また例えば、WiMAX(IEEE802.16e)では、5種類のQoSクラスに分類した優先制御方式が定義されている。
しかしながら、優先制御方式が異なるネットワーク(無線区間)の通信を中継する中継装置においては、双方の無線区間での優先制御を連携することができず、通信品質を維持することができない、という問題点があった。
また、上記特許文献1に記載の技術は、LAN−無線LAN中継装置において、装置内部にQoS設定を解析するヘッダ解析回路を備え、LAN側から流入するフレーム内のToSなどの明示的なQoS設定に基づいて優先度を識別する。そして優先度の高低ごとにバッファし、無線LAN側に送出するビーコンを基準として優先度の高いバッファから送出している。
しかしながら、中継装置がヘッダ解析回路を用いて、フレーム内のToSなどの明示的なQoS設定により優先度を識別する場合、QoS設定を解析するためのパケットのヘッダ解析に多くのリソースを消費する、という問題点があった。
具体的には、ネットワーク網から流入する信号からパケットを復元し、復元したパケット毎にOSI参照モデルの3層フィールドを識別し、さらに8bitで規定されているToSフィールドを識別して、ToS設定された明示的なQoS設定を抽出する解析を行う。このように明示的なQoS設定により優先度を識別する場合には多くのリソースを消費する。
また、例えばWiFiの優先制御方式であるEDCAにおいては、アプリケーションが優先度の高い通信を行う場合、CSMA/CAの処理に従い送信権を取得するまでの待ち時間(バックオフタイム)を短くすることで優先制御を実現している。
しかしながら、この手法では通信データ(IPパケット)にToSなどの明示的なQoS情報が無い限り、中継装置は通信の優先度を認識することができない。このような場合、中継先のネットワークにおける優先制御方式に適切に変換することができず、通信品質を維持することができない、という問題点があった。
例えばWiFiとWiMAXとの間の通信を中継する中継装置において、WiFiからの通信をWiMAXの優先制御に適切に変換できない、という問題点があった。
したがって、優先制御方式が異なるネットワーク間の中継において、通信品質を維持することができる中継装置及び中継方法が望まれていた。
また、中継する通信データを解析することなく、優先度のクラスを識別することができる中継装置及び中継方法が望まれていた。
本発明に係る中継装置は、優先制御方式がそれぞれ異なる第1のネットワークと第2のネットワークとの間の通信を中継する中継装置であって、前記第1のネットワークに接続され、第1の優先制御方式により優先制御を行う第1の中継手段と、前記第2のネットワークに接続され、第2の優先制御方式により優先制御を行う第2の中継手段と、前記第1のネットワーク及び前記第2のネットワークうち、一方のネットワークから受信された通信データを、他方のネットワークに送信可能な通信データに変換する変換手段とを備え、前記第1の中継手段は、前記第1のネットワークから受信した通信データより連続送信時間を得て前記通信データの種類を識別し、前記通信データの種類に応じて前記第1の優先制御方式における優先度のクラスに分類し、前記変換手段を介して、前記第2の中継手段へ出力し、前記第2の中継手段は、取得した前記通信データを、前記第1の優先制御方式における優先度のクラスに、前記通信データの種類に応じて対応する、当該第2の優先制御方式における優先度のクラスに分類し、前記第2のネットワークに送信するものである。
本発明に係る中継方法は、優先制御方式がそれぞれ異なる第1のネットワークと第2のネットワークとの間の通信を中継する中継方法であって、前記第1のネットワークから受信した通信データより連続送信時間を得て前記通信データの種類を識別し、前記通信データの種類に応じて第1の優先制御方式における優先度のクラスに分類するステップと、前記通信データを、第2のネットワークに送信可能な通信データに変換するステップと、変換された前記通信データを、前記第1の優先制御方式における優先度のクラスに、前記通信データの種類に応じて対応する、第2の優先制御方式における優先度のクラスに分類するステップと、前記第2の優先制御方式における優先度のクラスに応じて、前記第2のネットワークに送信するステップとを有するものである。
本発明は、第1のネットワークから受信した通信データを、第1の優先制御方式における優先度のクラスに分類し、第1の優先制御方式における優先度のクラスに対応する、第2の優先制御方式における優先度のクラスに分類し、第2のネットワークに送信する。
このため、優先制御方式が異なるネットワーク間の中継において、通信品質を維持することができる。
実施の形態1に係る中継装置の構成図である。 実施の形態1に係るWiFi端末の構成図である。 実施の形態1に係るWiMAX基地局の構成図である。 WiFiのQoS制御を説明する図である。 WiMAXのQoS制御を説明する図である。 実施の形態1に係るQoS対応情報の一例である。 実施の形態1に係る中継装置のアップリンクの動作を説明する図である。 実施の形態1に係る中継装置のダウンリンクの動作を説明する図である。 実施の形態2に係る中継装置の構成図である。 実施の形態2に係るAC設定テーブルの一例である。 実施の形態2に係る中継装置の動作を説明する図である。 実施の形態2に係る中継装置の動作を説明する図である。
実施の形態1.
図1は実施の形態1に係る中継装置の構成図である。
図1に示すように、中継装置1は、第1の中継手段11、第2の中継手段12、変換手段13、記憶手段14を備えている。
本実施の形態における中継装置1は、WiFi(IEEE802.11e規格)の通信を行うWiFi端末2と、WiMAX(IEEE802.16e規格)の通信を行うWiMAX基地局3との間の通信を双方向に中継するものである。
なお、「WiFi」は、本発明における「第1のネットワーク」に相当する。
また、「WiMAX」は、本発明における「第2のネットワーク」に相当する。
第1の中継手段11は、例えばWiFi−AP(Access Point)などにより構成される。この第1の中継手段11は、無線通信方式として例えばWiFi(IEEE802.11e)を適用し、WiFi端末2と無線通信を行う。また、第1の中継手段11は、IEEE802.11e規格に準拠した優先制御方式による優先制御を行う。なお、優先制御方式については後述する。
第2の中継手段12は、例えばWiMAX−CPE(Customer Premises Equipment)などにより構成される。この第2の中継手段12は、無線通信方式として例えばWiMAX(IEEE802.16e)を適用し、WiMAX基地局3と無線通信を行う。また、第2の中継手段12は、IEEE802.16e規格に準拠した優先制御方式による優先制御を行う。なお、優先制御方式については後述する。
変換手段13は、WiFi及びWiMAXうち、一方のネットワークから受信された通信データを、他方のネットワークに送信可能な通信データに変換するものである。
記憶手段14は、WiFiの優先制御方式におけるQoSクラスの分類と、WiMAXの優先制御方式におけるQoSクラスの分類との対応情報(QoS対応情報)が記憶される。詳細は後述する。
図2は実施の形態1に係るWiFi端末の構成図である。
図2に示すように、WiFi端末2は、WiFiによる無線送信を実施する無線送信部21と、WiFiによる無線受信を実施する無線受信部22と、無線動作を制御する無線制御部23とを備える。
無線送信部21は、中継装置1に対して通信データを送信する。
無線受信部22は、中継装置1から送信された通信データを受信する。
図3は実施の形態1に係るWiMAX基地局の構成図である。
図3に示すように、WiMAX基地局3は、WiMAXによる無線送信を実施する無線送信部31と、WiMAXによる無線受信を実施する無線受信部32と、無線動作を制御する無線制御部33とを備える。
無線送信部31は、中継装置1に対して通信データを送信する。
無線受信部32は、中継装置1から送信された通信データを受信する。
以上、本実施の形態における無線システムの構成について説明した。
次に、WiFi、及びWiMAXにおいて、通信品質を向上させるQoS制御の方式(優先制御方式)について説明する。
まず、WiFiにおけるQoS制御の方式について説明する。
本実施の形態1では、EDCAを用いたQoS制御を行う場合について説明する。
なお、本発明はこれに限らず、例えばHCCAなど他の方式を用いても良い。
図4はWiFiのQoS制御を説明する図である。
図4においては、IEEE802.11e規格で定義されるEDCA方式に優先制御の概要を示している。
EDCAにおいては、通信データを、4つの優先度のクラス(アクセスカテゴリs)に分類する。この優先度のクラスとしては、優先度の高い順に、AC_VO(VoIP)、AC_VI(Video)、AC_BE(Best Effort)、AC_BK(Background)のアクセスカテゴリがある。
そして、上位レイヤからの通信データ(パケット)を、通信データの種類に応じて4つのアクセスカテゴリ(AC)にマッピングして、これらアクセスカテゴリごとに設けられた送信キューに、通信データを格納する。
各送信キューに格納された通信データは、優先度の高いクラスの通信データほど待機するランダム時間を短くする。また、AIFS(arbitration IFS)と呼ぶ時間を利用し、AIFSの時間は、優先度に応じて差を付け、優先度の高い通信データほど短く設定する。つまり、音声パケット(VoIP)や映像パケット(Video)などは待機時間を短くし、他の端末よりも先に送信できる確立を高くする。
このような優先制御を行うことにより、音声などの優先度の高い通信データはより多くの送信機会を得ることができ通信品質の向上が可能となる。
なお、「EDCA」は、本発明における「第1の優先制御方式」に相当する。
また、「AC_VO」、「AC_VI」、「AC_BE」、「AC_BK」は、本発明における「第1の優先制御方式における優先度のクラス」に相当する。
図5はWiMAXのQoS制御を説明する図である。
図5においては、IEEE802.16e規格で定義されるWiMAXの優先制御の概要を示している。
WiMAXのQoS制御は、通信データを、5つの優先度のクラス(QoSクラス)に分類する。この優先度のクラスとしては、優先度の高い順に、ErtPS(Extended Real-Time Polling Service)、UGS(Unsolicited Grant Service)、rtPS(Real-Time Polling Service)、nrtPS(Non-Real-Time Polling Service)、BE(Best Effort)がある。
なお、ErtPSは、無音抑制機能を持ったVoIPに対応する。UGSは、VoIPに対応する。rtPSは、ストリーミングなどのリアルタイム性の高いアプリケーションに対応する。nrtPSは、定期的に通信データ更新するFTPなどの非リアルタイムアプリケーションに対応する。BEは、データ通信に対応する。
そして、基地局(BS)からの通信データ(パケット)を、通信データの種類に応じて5つのアクセスカテゴリにマッピングして、これらアクセスカテゴリごとに設けられた送信キューに、通信データを格納する。
そして、優先度の高いカテゴリの送信キューに格納された通信データほど、送信機会を多くすることで、音声などの優先度の高い通信データはより多くの送信機会を得ることができ通信品質の向上が可能となる。
なお、「WiMAXのQoS制御」は、本発明における「第2の優先制御方式」に相当する。
また、「ErtPS」、「UGS」、「rtPS」、「nrtPS」、「BE」は、本発明における「第2の優先制御方式における優先度のクラス」に相当する。
このように、WiFiとWiMAXとはそれぞれ異なる優先制御方式による優先制御を行っている。このためWiFiとWiMAXとの間の通信を中継しようとする場合、双方の通信品質を担保する必要がある。
以下、優先制御方式が異なるネットワーク間の中継において、通信品質を維持することができる中継装置1の動作について説明する。
[Uplink]
図6は実施の形態1に係るQoS対応情報の一例である。
図7は実施の形態1に係る中継装置のアップリンクの動作を説明する図である。
まず、WiFi端末2からの通信データをWiMAX基地局3に対して送信する動作(Uplink)について説明する。
WiFi端末2は、中継装置1に対して通信データを送信する。ここでは、例えばVoIPの通信データが送信された場合について説明する。
中継装置1の第1の中継手段11は、WiFi端末2から受信した通信データを、EDCAにおけるアクセスカテゴリ(優先度のクラス)に分類する。つまり、WiFi端末2の用途(通信データの種類)の要求に応じて、優先度(プライオリティ)を付与する。
ここで、各アクセスカテゴリの優先度は、記憶手段14に記憶されたQoS対応情報により取得することができる。
記憶手段14に記憶されるQoS対応情報は、例えば図6に示すように、優先度(Priority No)ごとに、WiMAXのアクセスカテゴリとWiFiのアクセスカテゴリとの対応関係が記憶されている。
例えば、WiFi端末2から取得したVoIPの通信データは、AC_VIのカテゴリに分類され、優先度は「3」が付与されることになる。
次に、第1の中継手段11は、分類した通信データの優先度に応じた優先制御により、データを変換手段13へ出力する。変換手段13は、第1の中継手段11からの通信データを、WiMAXに送信可能な通信データに変換する。
第2の中継手段12は、変換手段13を介して通信データを取得する。そして、記憶手段14に記憶されたQoS対応情報を参照し、当該通信データの優先度を識別する。つまり、第2の中継手段12は、取得した通信データの優先度に対応する、当該優先制御方式における優先度のクラスに分類する。
例えば、優先度が「3」と識別されたWiFiの通信データは、QoS対応情報に基づき、WiMAXのQoS制御における「rtPS」のQoSクラスに分類する。
そして、第2の中継手段12は、分類した通信データの優先度に応じた優先制御(Service flow)を行い、データをWiMAX基地局3に送信する。
このように、QoS対応情報に基づいて、WiFi通信で保証する優先度のクラスと同等の保証を、WiMAX通信でも保証することにより、ネットワーク全体としての通信品質を維持することができる。
[Downlink]
図8は実施の形態1に係る中継装置のダウンリンクの動作を説明する図である。
次に、WiMAX基地局3からの通信データをWiFi端末2に対して送信する動作(Downlink)について説明する。
WiMAX基地局3は、中継装置1に対して通信データを送信する。ここでは、例えばVoIPの通信データが送信された場合について説明する。
中継装置1の第2の中継手段12は、WiMAX基地局3から受信した通信データを、WiMAXのQoS制御におけるアクセスカテゴリ(優先度のクラス)に分類する。つまり、WiMAX基地局3の用途(通信データの種類)の要求に応じて、優先度(プライオリティ)を付与する。
各アクセスカテゴリの優先度は、記憶手段14に記憶されたQoS対応情報により取得することができる。
例えば、WiMAX基地局3から取得したVoIPの通信データは、UGSのカテゴリに分類され、優先度は「3」が付与されることになる。
次に、第2の中継手段12は、分類した通信データの優先度に応じた優先制御により、データを変換手段13へ出力する。変換手段13は、第2の中継手段12からの通信データを、WiFiに送信可能な通信データに変換する。
第1の中継手段11は、変換手段13を介して通信データを取得する。そして、記憶手段14に記憶されたQoS対応情報を参照し、当該通信データの優先度を識別する。つまり、第1の中継手段11は、取得した通信データの優先度に対応する、当該優先制御方式における優先度のクラスに分類する。
例えば、優先度が「3」と識別されたWiMAXの通信データは、QoS対応情報に基づき、WiFiのQoS制御における「AC_VO」のQoSクラスに分類する。
そして、第1の中継手段11は、分類した通信データの優先度に応じた優先制御を行い、データをWiFi端末2に送信する。
このように、QoS対応情報に基づいて、WiMAX通信で保証する優先度のクラスと同等の保証を、WiFi通信でも保証することにより、ネットワーク全体としての通信品質を維持することができる。
以上のように本実施の形態においては、WiFiから受信した通信データを、WiFiの優先制御方式における優先度のクラスに分類し、この優先度のクラスに対応するWiMAXの優先制御方式における優先度のクラスに分類し、WiMAXに送信する。
また、WiMAXから受信した通信データを、WiMAXの優先制御方式における優先度のクラスに分類し、この優先度のクラスに対応するWiFiの優先制御方式における優先度のクラスに分類し、WiFiに送信する。
このため、優先制御方式が異なるネットワーク間の中継において、通信品質を維持することができる。
したがって、異なる無線区間の中継装置において、双方の無線区間での通信品質を保証して、ネットワーク全体としての通信品質を確保することができる。
なお、本実施の形態では、アップリンクとダウンリンクの双方向の通信を行う中継装置について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、アップリンク又はダウンリンクの一方のみを実行する中継装置であっても良い。
実施の形態2.
本実施の形態2では、通信データの連続送信時間に基づき、当該通信データの優先度のクラスを識別する形態について説明する。
図9は実施の形態2に係る中継装置の構成図である。
図9に示すように、本実施の形態2における第1の中継手段11は、WiFi受信部101、WiFiフレーム取得部102、連続送信時間タイマ部103、UDP判断部104、フレームバッファ105、フレーム配分部106、AC設定テーブル107、WiFi送信キュー108、及びWiFi送信キュー制御部112を備えている。
本実施の形態2における変換手段13は、WiMAXフレーム構築部109を備えている。
本実施の形態2における第2の中継手段12は、WiMAX送信キュー110、WiMAX送信部111、及びWiMAX送信キュー制御部113を備えている。
なお、その他の構成は上記実施の形態1と同様である。
WiFi受信部101は、WiFi端末2からの通信データを受信する。
WiFiフレーム取得部102は、受信した通信データからWiFiフレームを取得する。
連続送信時間タイマ部103は、受信したWiFiフレーム(受信フレーム)の連続送信時間(TXOP)を測定する。
UDP判断部104は、受信データがUDPか否かを判別する。
フレームバッファ105は、取得したフレームを一時的に保存する。
フレーム配分部106は、フレームバッファ105にストックされたフレームのアクセスカテゴリを識別し、WiFi送信キュー108の各アクセスカテゴリ(AC)に分配する。つまり、受信フレームの優先度のクラスを識別し、この優先度のクラスに応じたWiFi送信キュー108(出力キュー)に、当該通信データを格納する。
AC設定テーブル107は、各WiFi端末2のMACアドレスとACの関連情報を記録する。
WiFi送信キュー108は、記憶装置などにより構成され、WiFiの優先制御方式(例えばEDCA)におけるアクセスカテゴリ(優先度のクラス)ごとに、複数の送信キュー(出力キュー)が設けられている。
WiFi送信キュー制御部112は、WiFi送信キュー108のアクセスカテゴリの優先順位に応じて、複数の送信キューの出力タイミングを制御する。
WiMAXフレーム構築部109は、WiFi送信キュー108から出力された通信データを、WiMAXに送信可能な通信データ(WiMAXのフレーム)に変換する。
また、WiMAXフレーム構築部109は、変換した通信データを、WiFiのアクセスカテゴリに対応したWiMAXのQoSカテゴリにキューイングする。つまり、WiFiの優先制御方式における優先度のクラスに対応する、WiMAXの優先制御方式における優先度のクラスのWiMAX送信キュー110に格納する。
WiMAX送信キュー110は、記憶装置などにより構成され、WiMAXの優先制御方式におけるQoSカテゴリ(優先度のクラス)ごとに、複数の送信キューが設けられている。
WiMAX送信キュー制御部113は、WiMAX送信キュー110のQoSカテゴリの優先順位に応じて、複数の送信キューの送信タイミングを制御する。
WiMAX送信部111は、WiMAXのフレームを送信する。
なお、「WiFi受信部101」は、本発明における「第1のネットワークからの通信データを受信する受信部」に相当する。
また、「連続送信時間タイマ部103」は、本発明における「連続送信時間測定部」に相当する。
また、「フレーム配分部106」は、本発明における「配分部」に相当する。
また、「WiFi送信キュー108」は、本発明における「第1の記憶部」に相当する。
また、「WiFi送信キュー制御部112」は、本発明における「出力キュー制御部」に相当する。
また、「WiMAX送信キュー110」は、本発明における「第2の記憶部」に相当する。
また、「WiMAX送信キュー制御部113」は、本発明における「送信キュー制御部」に相当する。
また、「WiMAX送信部111」は、本発明における「送信部」に相当する。
図10は実施の形態2に係るAC設定テーブルの一例である。
図10に示すように、AC設定テーブル107には、各WiFi端末2のMACアドレスをキーとし、それに関連付けられたAC設定とACカウンタから構成される。このAC設定テーブル107を用いた動作については後述する。
ここで、WiFi(IEEE802.11e)に準拠したEDCAでは、優先制御により、ある端末が送信権を取得した場合、排他的にチャネルの使用が認められる時間を示すパラメータとして、連続送信時間(TXOP:Transmission Opportunity)が規定されている。
このTXOPは、アプリケーションが生成するパケットの長さなどを考慮して定められる。例えばIEEE802.11eに準拠したEDCAでは、各アクセスカテゴリ毎にTXOPlimitとして規定され、例えば、AC_VOは「3.264ms」、AC_VIは「6.016ms」、AC_BEは「0」、AC_BKは「0」と規定される。なお、TXOPが「0」の場合、1つのパケットのみ送信可能となる。
このようにEDCAにより優先制御された送信データは、アプリケーションごとに連続送信時間が異なることになる。
このため、受信したデータの連続送信時間により、当該データがどのアクセスカテゴリに属するか、すなわち当該データの優先度を推定することが可能となる。
以下、中継する通信データを解析することなく、優先度のクラスを識別することができる中継装置1の動作について説明する。
図11は実施の形態2に係る中継装置の動作を説明する図である。
図12は実施の形態2に係る中継装置の動作を説明する図である。
以下、図11及び図12の各ステップに基づき、図10を参照しながら説明する。
(S100)
まず、WiFi受信部101は、WiFi端末2から送信された通信データを受信する。
(S101)
連続送信時間タイマ部103は、受信データの連続送信時間(TXOP)を測定するため連続受信タイマをスタートさせる。
(S102)
次に、WiFiフレーム取得部102は、WiFi受信部101により受信されたデータからWiFiフレームを取得する。
さらに、WiFiフレーム取得部102は、取得したWiFiフレームからWiFi端末2のMACアドレスを取得する。
(S103)
フレーム配分部106は、AC設定テーブル107を参照し、取得されたMACアドレスに対応するAC設定があるか否かを判断する。
AC設定がある場合は、ステップS200に進み、当該受信フレームを対応するAC設定に従って処理する。ステップS200以降の動作は後述する。
(S104)
一方、AC設定がない場合、WiFiフレーム取得部102は、取得したWiFiフレームをフレームバッファ105に蓄積(ストック)する。
(S105)
WiFiフレーム取得部102は、送信権を持ったWiFi端末2が送信し終わるまで蓄積する繰り返す。
連続送信時間タイマ部103は、送信権を持ったWiFi端末2からの受信が終了したとき、連続受信タイマをストップし、当該WiFi端末2の連続送信時間(TXOP)を取得する。
(S106)
次に、フレーム配分部106は、測定された連続送信時間が3.264msを超えたか否かを判別する。
(S108)
連続送信時間が3.264msを超えない場合、フレーム配分部106は、フレームバッファ105内に蓄積されたWiFiフレーム(受信データ)を、WiFi送信キュー108のAC_BE、又はAC_BKの送信キューにストックする。
(S107)
一方、連続送信時間が3.264msを超えた場合、フレーム配分部106は、測定された連続送信時間が6.016msを超えたか否かを判別する。
なお、ステップS106及びS107における連続受信時間を判定する時間は、例えばEDCA方式の場合の例でありこれに限るものではない。例えば優先制御方式によって適宜設定するようにしても良い。
(S109)
連続送信時間が6.016ms超えない場合、フレーム配分部106は、AC設定テーブル107のうち、当該WiFi端末2のMACアドレスに対応するAC設定を、VoIPに更新する。
また、フレーム配分部106は、当該WiFi端末2のMACアドレスに対応するACカウンタを設定する。例えば、図10の例ではACカウンタを「100」に設定する。
このAC設定の更新により、当該WiFi端末2からの受信データは、ACカウンタがゼロになるまで、ステップS200以降の「AC設定有り時動作」を行うこととなる。詳細は後述する。
(S110)
次に、フレーム配分部106は、フレームバッファ105内に蓄積されたWiFiフレーム(受信データ)を、WiFi送信キュー108のAC_VIの送信キューにストックする。
(S111)
ステップS107において、連続送信時間が6.016ms超えた場合、フレーム配分部106は、AC設定テーブル107のうち、当該WiFi端末2のMACアドレスに対応するAC設定を、Videoに更新する。
また、フレーム配分部106は、当該WiFi端末2のMACアドレスに対応するACカウンタを設定する。例えば、図10の例ではACカウンタを「50」に設定する。
(S112)
次に、フレーム配分部106は、フレームバッファ105内に蓄積されたWiFiフレーム(受信データ)を、WiFi送信キュー108のAC_VOの送信キューにストックする。
以降、WiFi送信キュー制御部112は、WiFi送信キュー108のアクセスカテゴリの優先順位に応じて、各送信キューの出力タイミングを制御する。
WiMAXフレーム構築部109は、WiMAXのフレームに変換し、変換した通信データを、WiFiのアクセスカテゴリに対応したWiMAXのQoSカテゴリにキューイングする。
そして、WiMAX送信キュー制御部113は、WiMAX送信キュー110のQoSカテゴリの優先順位に応じて、複数の送信キューの送信タイミングを制御する。
WiMAX送信部111は、WiMAXのフレームをWiMAX基地局3に対して送信する。
(S200)
上記ステップS103でAC設定があると判断した場合、AC設定有り時動作(図12)を行う。
(S201)
まず、UDP判断部104は、受信された通信データのパケットがTCP又はUDPの何れであるかの判別を行う。
この判別は、例えば、フレームのビットからUDPの特徴点をフィルタして判別する。
(S202)
次に、WiFiフレーム取得部102は、取得したWiFiフレームをフレームバッファ105に蓄積(ストック)する。
(S203)
フレーム配分部106は、受信データのパケットがUDPであるか否かを判別する。
(S204)
パケットがUDPでない場合、フレーム配分部106は、フレームバッファ105内に蓄積されたWiFiフレーム(受信データ)を、WiFi送信キュー108のAC_BE、又はAC_BKの送信キューにストックする。
(S205)
一方、パケットがUDPである場合、フレーム配分部106は、AC設定テーブル107を参照し、当該WiFi端末2のMACアドレスに対応するAC設定がVoIPであるか否かを判別する。
(S206)
AC設定がVoIPである場合、フレーム配分部106は、フレームバッファ105内に蓄積されたWiFiフレーム(受信データ)を、WiFi送信キュー108のAC_VIの送信キューにストックする。
(S207)
一方、AC設定がVoIPでない場合、フレーム配分部106は、フレームバッファ105内に蓄積されたWiFiフレーム(受信データ)を、WiFi送信キュー108のAC_VOの送信キューにストックする。
(S208、S209)
次に、フレーム配分部106は、ACカウンタの値を1つ減じ、フレーム配分部106は、ACカウンタの値が0か否かを判定する。
(S210)
ACカウンタの値が0である場合、フレーム配分部106は、AC設定テーブル107のAC設定を開放する(初期状態にする)。
一般的に音声・映像通信のアプリケーションは数分から数時間一定時間連続で送信を実施するため、一度音声・映像通信をしていると判別されたMACアドレスに対しては一定期間そのAC設定を使用したほうが効率良い。このためACカウンタはアプリケーションによって適正な値を使用する。
(S211)
一方、ACカウンタの値が0でない場合、フレーム配分部106は、AC設定テーブル107のAC設定を維持する。
以降、WiFi送信キュー制御部112は、WiFi送信キュー108のアクセスカテゴリの優先順位に応じて、各送信キューの出力タイミングを制御する。
WiMAXフレーム構築部109は、WiMAXのフレームに変換し、変換した通信データを、WiFiのアクセスカテゴリに対応したWiMAXのQoSカテゴリにキューイングする。
そして、WiMAX送信キュー制御部113は、WiMAX送信キュー110のQoSカテゴリの優先順位に応じて、複数の送信キューの送信タイミングを制御する。
WiMAX送信部111は、WiMAXのフレームをWiMAX基地局3に対して送信する。
以上のように本実施の形態においては、通信データの連続送信時間(TPOX)に基づき、当該通信データのアクセスカテゴリ(優先度のクラス)を識別して優先制御を行う。
このため、中継する通信データを解析することなく、優先度を識別することができる。
よって、ヘッダ解析に伴う中継装置のリソース消費を低減できる。
また、通信データにToSやCoSなどの明示的なQoS情報が無い場合であっても、優先制御を行うことが可能となる。
よって、通信データを解析することなく、WiFiからの通信をWiMAXの優先制御に適切に変換することができる。
また、中継装置1は、EDCA方式により優先制御された送信データをWiFi端末2から受信する。
このため、受信したデータの連続送信時間を測定することにより、当該データがどのアクセスカテゴリに属するか、すなわち当該データの優先度を推定することが可能となる。
また、フレーム配分部106は、受信された通信データに対応するAC設定がないとき、通信データの連続送信時間に応じて、当該通信データの優先度のクラスを識別する。
このため、受信された通信データに対応するAC設定がある場合には、連続送信時間の判定を行う必要がなく、中継装置のリソース消費をさらに低減できる。
なお、本実施の形態では、WiFi端末2からの通信データをWiMAX基地局3に対して送信する構成について説明したが、本発明はこれに限るものではない。WiMAX基地局3からの通信データをWiFi端末2に対して送信する場合であっても、第2の中継手段12に同様の構成を設けることで、上記説明と同様の動作を行うことができる。さらに、アップリンクとダウンリンクの双方向の通信を行う中継装置であっても適用することができる。
また、本実施の形態1では、EDCAを用いたQoS制御を行う場合について説明したが、これに限らず、例えばHCCAなど他の方式を用いても良い。
また、上記実施の形態1及び2において、WiFiとWiMAXとの間の通信を中継する中継装置1について説明したが、本発明はこれに限るものでなく、他の通信規格に準拠した無線通信方式であっても良い。
1 中継装置、2 WiFi端末、3 WiMAX基地局、11 第1の中継手段、12 第2の中継手段、13 変換手段、14 記憶手段、21 無線送信部、22 無線受信部、23 無線制御部、31 無線送信部、32 無線受信部、33 無線制御部、101 WiFi受信部、102 WiFiフレーム取得部、103 連続送信時間タイマ部、104 UDP判断部、105 フレームバッファ、106 フレーム配分部、107 AC設定テーブル、108 WiFi送信キュー、109 WiMAXフレーム構築部、110 WiMAX送信キュー、111 WiMAX送信部、112 WiFi送信キュー制御部、113 WiMAX送信キュー制御部。

Claims (10)

  1. 優先制御方式がそれぞれ異なる第1のネットワークと第2のネットワークとの間の通信を中継する中継装置であって、
    前記第1のネットワークに接続され、第1の優先制御方式により優先制御を行う第1の中継手段と、
    前記第2のネットワークに接続され、第2の優先制御方式により優先制御を行う第2の中継手段と、
    前記第1のネットワーク及び前記第2のネットワークうち、一方のネットワークから受信された通信データを、他方のネットワークに送信可能な通信データに変換する変換手段とを備え、
    前記第1の中継手段は、
    前記第1のネットワークから受信した通信データより連続送信時間を得て前記通信データの種類を識別し、前記通信データの種類に応じて前記第1の優先制御方式における優先度のクラスに分類し、前記変換手段を介して、前記第2の中継手段へ出力し、
    前記第2の中継手段は、
    取得した前記通信データを、
    前記第1の優先制御方式における優先度のクラスに、前記通信データの種類に応じて対応する、当該第2の優先制御方式における優先度のクラスに分類し、前記第2のネットワークに送信する
    ことを特徴とする中継装置。
  2. 前記第2の中継手段は、
    前記第2のネットワークから受信した通信データを、前記第2の優先制御方式における優先度のクラスに分類し、前記変換手段を介して、前記第1の中継手段へ出力し、
    前記第1の中継手段は、
    取得した前記通信データを、前記第2の優先制御方式における優先度のクラスに対応する、当該第1の優先制御方式における優先度のクラスに分類し、前記第1のネットワークに送信する
    ことを特徴とする請求項1記載の中継装置。
  3. 前記第1の優先制御方式における優先度のクラスの分類と、前記第2の優先制御方式における優先度のクラスの分類との対応情報が記憶される記憶手段を備え、
    前記第1の中継手段及び第2の中継手段の少なくとも一方は、
    取得した前記通信データを、前記対応情報に基づき、一方の優先制御方式の優先度のクラスに対応する他方の優先制御方式の優先度のクラスに分類する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の中継装置。
  4. 前記第1の中継手段は、
    前記第1の優先制御方式により優先度のクラスに応じた連続送信時間が設定された通信データを受信する
    ことを特徴とする請求項1〜の何れかに記載の中継装置。
  5. 前記第1の中継手段は、
    前記第1のネットワークからの通信データを受信する受信部と、
    前記第1の優先制御方式における優先度のクラスごとに複数の出力キューが設けられた第1の記憶部と、
    前記通信データの優先度のクラスを識別し、該優先度のクラスに応じた前記出力キューに当該通信データを格納する配分部と、
    前記優先度のクラスの優先順位に応じて、前記複数の出力キューの出力タイミングを制御する出力キュー制御部と
    を備え、
    前記第2の中継手段は、
    前記第2の優先制御方式における優先度のクラスごとに複数の送信キューが設けられた第2の記憶部と、
    前記優先度のクラスの優先順位に応じて、前記複数の送信キューの送信タイミングを制御する送信キュー制御部と、
    前記通信データを送信する送信部と
    を備え、
    前記変換手段は、
    前記出力キーから出力された通信データを、前記第2のネットワークに送信可能な通信データに変換し、
    前記第1の優先制御方式における優先度のクラスに対応する、前記第2の優先制御方式における優先度のクラスの前記送信キューに格納する
    ことを特徴とする請求項1〜の何れかに記載の中継装置。
  6. 前記第2の中継手段は、
    前記第2のネットワークからの通信データを受信する受信部と、
    前記第2の優先制御方式における優先度のクラスごとに複数の出力キューが設けられた第2の記憶部と、
    前記通信データの優先度のクラスを識別し、該優先度のクラスに応じた前記出力キューに当該通信データを格納する配分部と、
    前記優先度のクラスの優先順位に応じて、前記複数の出力キューの出力タイミングを制御する出力キュー制御部と
    を備え、
    前記第1の中継手段は、
    前記第1の優先制御方式における優先度のクラスごとに複数の送信キューが設けられた第1の記憶部と、
    前記優先度のクラスの優先順位に応じて、前記複数の送信キューの送信タイミングを制御する送信キュー制御部と、
    前記通信データを送信する送信部と
    を備え、
    前記変換手段は、
    前記出力キーから出力された通信データを、前記第1のネットワークに送信可能な通信データに変換し、
    前記第2の優先制御方式における優先度のクラスに対応する、前記第1の優先制御方式における優先度のクラスの前記送信キューに格納する
    ことを特徴とする請求項1〜の何れかに記載の中継装置。
  7. 前記第1の中継手段は、
    前記通信データの連続送信時間を測定する連続送信時間測定部を備え、
    前記配分部は、
    前記通信データの連続送信時間に応じて、当該通信データの優先度のクラスを識別し、該優先度のクラスに応じた前記出力キューに当該通信データを格納する
    ことを特徴とする請求項又は記載の中継装置。
  8. 前記配分部は、
    受信された前記通信データに、前記優先度のクラスを識別する情報が設定されていないとき、前記通信データの連続送信時間に応じて、当該通信データの優先度のクラスを識別する
    ことを特徴とする請求項の何れかに記載の中継装置。
  9. 前記第1の優先制御方式及び前記第2の優先制御方式のうち、一方は、IEEE802.11e規格で定められるQoS(Quality of Service)の方式であり、他方は、IEEE802.16e規格で定められるQoSの方式である
    ことを特徴とする請求項1〜の何れかに記載の中継装置。
  10. 優先制御方式がそれぞれ異なる第1のネットワークと第2のネットワークとの間の通信を中継する中継方法であって、
    前記第1のネットワークから受信した通信データより連続送信時間を得て前記通信データの種類を識別し、前記通信データの種類に応じて第1の優先制御方式における優先度のクラスに分類するステップと、
    前記通信データを、第2のネットワークに送信可能な通信データに変換するステップと、
    変換された前記通信データを、前記第1の優先制御方式における優先度のクラスに、前記通信データの種類に応じて対応する、第2の優先制御方式における優先度のクラスに分類するステップと、
    前記第2の優先制御方式における優先度のクラスに応じて、前記第2のネットワークに送信するステップと
    を有することを特徴とする中継方法。
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