JP5579506B2 - 入退場管理システム - Google Patents
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Description
駐車場管理システムには、例えば駐車場内の個別の駐車区域毎に設定した各端末機、或いは各端末機を集中管理する中央精算機等で精算が完了すると前記駐車区域毎に設けたロック装置のロック板を倒伏させて駐車車両の退場を可能にするシステムや、駐車場の出口において精算が完了すると、ゲート装置のゲートを開けて駐車車両の退場を可能にするシステムがある。
更に、駐車場の入口に駐車券の発券機を設置して発券が行われたときにゲート装置のゲートを開けて車両を入場させる一方、駐車場の出口に駐車券の精算機を設置して精算が完了したときにゲート装置のゲートを開けて駐車車両の退場を可能にするシステムや、駐車場の出口から離れた場所で精算を行い、精算時に挿入された駐車券に精算完了情報を記録して当該駐車券を返却し、返却された駐車券を用いて駐車場の出口に設けたゲート装置のゲートを開けて駐車車両の退場を可能にするシステム等がある。
また、近年、RFID(Radio Frequency Identification)等のICタグを用いた駐車場管理システム等も提案されている。
また特許文献2には、ICタグ等の無線発信装置を用いた無人駐車場管理システムとして、車両及び利用者を特定する識別情報を有する車両識別情報を含んだ無線電波を発信する車両に取り付けられた無線発信装置と、この無線発信装置から発信される無線電波を受信して車両識別情報を読み取る受信手段、車両識別情報を予め登録車両識別情報として記憶する記憶手段、駐車スペースに設けられた車両の進入を制限する車両進入防止手段、及び、前記各手段の制御を行う制御手段を具備し、駐車場における各車両の駐車スペースに設置された駐車管理装置と、をそれぞれ複数備えた無人駐車場管理システムに関する技術が開示されている。
しかしながら、駐車場に出入り口を複数個所設けた場合は、各出入り口にゲート装置を設置することになるが、駐車場への車両の出入りが少ないときは、ゲート装置の稼動回数が少なくなり、エネルギー面で無駄が発生するという問題点があった。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、利用者の利便性を損なうことなく、しかも無駄なエネルギーの消費を抑制することができる入退場管理システムを提供することを目的とする。
本発明によれば、施設のスケジュール情報と日時情報とに基づいて、認証装置とゲート装置の動作モードを決定しているので、例えば施設の複数の出入り口にそれぞれ認証装置とゲート装置が設置されている場合は、車両の通行量等に応じて認証装置とゲート装置の動作を制限することが可能になる。
本発明によれば、動作モード決定手段により第1〜第3動作モードの中から車両の通行量に応じて最適な動作モードを選択することが可能になる。
車両識別情報に車両の利用者情報を記録しておくことで車両だけでなく、車両の利用者によって施設への車両の入退場を管理することが可能になる。
車両識別情報に車両を認証可能な認証装置の情報を記録しておくことで、車両ごとに通行可能な出入り口を制限することが可能になる。
また、本実施の形態では、本発明の入退場管理システムの一例として駐車場管理システムを例に挙げて説明する。
この図1に示す駐車場管理システム1は、第1駐車場2と第2駐車場3の2つの駐車場に出入りする車両100の管理を行う。
第1及び第2駐車場2、3に出入りする車両100は、後述するICタグ(非接触情報記録媒体)30が搭載されている。ICタグ30には、その車両100が第1駐車場2、又は第2駐車場3、或いはその両方に出入り可能な車両であるか否かを管理するための管理情報としてタグID等が記録されている。
アンテナ7−1は、第1タグ認証装置4−1に接続され、車両100に搭載されたICタグ30との送信及び受信を行う際に使用される。
車両検知センサ8−1は、例えばループコイル、光電センサ等により構成され、検知結果を第1タグ認証装置4−1に出力する。
第2駐車場3の各出入り口には、第2駐車場3への車両100の入退場を検知するためのアンテナ7−2、7−3と、車両100の接近を検知する車両検知センサ8−2、8−3がそれぞれ設置されている。これらアンテナ7及び車両検知センサ8は、近傍に設置されている第2タグ認証装置4−2又は第3タグ認証装置4−3のいずれかに接続されている。
管理棟9は、本実施形態の駐車場管理システム1の全体を管理する管理サーバが設置されている。
なお、第1駐車場2と第2駐車場3との間には仕切壁W等が設けられており、第1駐車場2又は第2駐車場3に入場した車両100は、駐車場内において第1駐車場2と第2駐車場3との間を行き来することはできないものとする。
この図2に示す管理サーバ10は、入力部11、計時部12、スケジュール情報登録部13、データベース14、制御部15、及び外部インターフェース(I/F)部16により構成される。
入力部11は、例えばキーボード、マウス等の作業者の入力作業に供される部位である。計時部12は現在の日時を計時する。
スケジュール情報登録部13は、本実施形態の駐車場管理システム1が適用される施設のスケジュール情報が予め登録されている。例えば、本実施形態の駐車場管理システム1が企業の駐車場である場合は、当該企業の就業日や就業時間をスケジュール情報として予め登録しておくようにする。
データベース14には、第1駐車場2及び第2駐車場3に出入り可能な車両100に搭載されたICタグ30のタグIDと、車両100を識別するための各種情報とを対応付けた車両識別情報が登録されている。なお、車両識別情報については後述する。
外部I/F部16は、当該管理サーバ10をLAN(Local Area Network)17に接続する。LAN17には、当該管理サーバ10の他に、本実施形態の駐車場管理システム1を構成する第1〜第3タグ認証装置4−1〜4−3が接続されている。
データベース14には、車両100の識別情報として、車両100を利用している利用者の「会社名」「会社コード」「社員番号」「所属」「利用者名」等との利用者情報と、車両100の「車両番号」「車種」等の車両情報、及び「有効期限」等がICタグ30のタグIDと対応付けて登録されている。
この図4に示すタグ認証装置4は、アンテナ7、リーダライタ21、制御部22、データベース(記憶部)23、表示部24、スピーカ25、及び外部I/F部26により構成される。
リーダライタ21は、外部I/F部26を介して接続される車両検知センサ8において車両の接近を検知したときに電源がオンになり、ICタグ30との間で例えばASK(Amplitude Shift Keying)等の所定の変調方式に基づく搬送電力の送信とタグID等のデータの授受を行う。なお、変調方式としては、ASKに限らずPSK(Phase Shift Keying)方式、FSK(Frequency Shift Keying)方式などでもよいことは言うまでもない。
制御部22は、例えばコンピュータにより構成され、当該タグ認証装置4全体の制御を行う。また制御部22は、リーダライタ21においてICタグ30からタグIDを受信した場合、データベース23に登録された車両識別情報に基づいて、受信したタグIDの認証を行い、その認証結果を表示部24やスピーカ25を介して報知する。
外部I/F部26は、当該タグ認証装置4をLAN17に接続する。また外部I/F部26は、対応するゲート装置5のカーゲート制御線が接続されており、タグ認証装置4において対応するゲート装置5の制御を行うようにしている。即ち、タグ認証装置4は、車両100のICタグ30を認証した結果、正当な車両100、或いは正当な利用者であることが確認された場合は、遮断状態にあるゲート装置5の遮断バー6を開放して車両100の出入りを許可するようにしている。
なお、車両100は、車種によってICタグ30が搭載される場所(高さ)などが異なるため、異なる高さ位置に複数のアンテナ7を設置することも勿論可能である。このように構成すれば、アンテナ7においてICタグ30からの返信電波を確実に受信することができる。
第2動作モードは、通勤ラッシュ時に使用するゲート開放モード(認証あり)であって、タグ認証装置4による認証動作のみを行う。
第3動作モードは、休止時に使用する休止モードであって、タグ認証装置4による認証動作とゲート装置5の遮断バー6によるバー制御を共に休止状態(スリープ状態)にする。
なお、上記以外の動作モードとして、災害時等の非常時に使用するゲート開放モード(認証なし)であって、タグ認証装置4による認証動作とゲート装置5の遮断バー6によるバー制御バーを何れも行わない動作モード等も備えている。
この場合、第1駐車場2の第1タグ認証装置4−1と第1ゲート装置5−1、及び第2駐車場3の第2タグ認証装置4−2と第2ゲート装置5−2は、平日である4/9(金曜日)の通勤ラッシュ時間帯(午前7時〜9時、及び午後5時〜6時)は、ゲート開放モード(認証あり)に設定し、それ以外の時間帯は通常モードに設定する。また休日である4/10(土曜日)は、終日通常モードに設定する。
一方、第2駐車場3の第3タグ認証装置4−3と第3ゲート装置5−3は、平日である4/9(金曜日)の通勤ラッシュ時間帯は、ゲート開放モード(認証あり)に設定すると共に、来客等で利用頻度が比較的多い就業時間帯(午前9時〜午後5時)は通常モードに設定する。そして、利用頻度が比較的少ないそれ以外の時間帯(午前0時〜7時、及び午後6時〜12時)、及び休日は終日、休止モードに設定するようにしている。
この場合、制御部15は、先ず、計時部12から現在の時刻を取得すると共に(S1)、スケジュール情報登録部13からスケジュール情報を取得する(S2)。この後、取得した現在時刻とスケジュール情報とに基づいて動作モードを決定すればよい(S3)。
図8はその場合にデータベースに記録される車両識別情報の一例を示した図である。
この場合、データベース14には、上記図3に示した車両100の識別情報の他に、車両100が出入りを認証するタグ認証装置4の情報が「許可装置」の情報として記録されている。例えば、「許可装置」の情報として「1」、「2」、「3」が記録されている場合は、第1〜第3タグ認証装置4−1〜4−3が設置されている全ての出入り口において入退場を許可し、「許可装置」の情報として「1」のみが記録されている場合は、特定の出入り口のみを通行を許可するといった管理が可能になる。このようすれば、駐車場において車両100の細かい運行管理まで行うことが可能になる。
Claims (4)
- 車両を管理する管理情報が記録された非接触情報記録媒体と、
前記車両に関する車両情報と前記管理情報とを関連付けた車両識別情報と受信した前記管理情報とに基づいて、前記車両の認証を行う複数の認証装置と、
施設への前記車両の入退場を制限するゲート装置と、
前記施設のスケジュール情報を記憶したスケジュール情報記憶手段、日時を計測する計時手段、及び前記スケジュール情報と前記計時手段により計測された日時情報とに基づいて、前記車両の通行量に応じて前記認証装置と前記ゲート装置の動作モードを決定する動作モード決定手段を有する管理装置と、
を備えたことを特徴とする入退場管理システム。 - 前記動作モード決定手段は、前記認証装置による認証動作と前記ゲート装置によりゲートを動作させる第1動作モード、前記認証装置のみを動作させる第2動作モード、及び前記認証装置と前記ゲート装置の動作を休止する第3動作モードの何れかの動作モードを選択することを特徴とする請求項1に記載の入退場管理システム。
- 前記車両識別情報には、前記車両の利用者情報が記録されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の入退場管理システム。
- 前記車両識別情報として、前記車両を認証可能な前記認証装置の情報が記録されていることを特徴とする請求項3に記載の入退場管理システム。
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