JP5576421B2 - 通信装置、通信方法、及び、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置、通信方法、及び、プログラムに関し、特に、マスタ/スレーブで定義される動作モードに従ってリンクを確立し、通信を行うシステムにおける、通信装置、通信方法、及び、プログラムに関する。
ギガビットイーサネット(登録商標)のクロック同期方法として、接続される2つの装置の一方の動作モードをマスタ、他方をスレーブに設定し、スレーブ装置が、マスタ装置から受信したデータからクロックを抽出し、同期をとる方法が用いられている。
図9は、通信装置における、ギガビットイーサネットに対応したインタフェース部810の構成例を示すブロック図である。図9に示すように、インタフェース部810は、コネクタ811、及び、PHY(Physical Layer Device)812を含む。PHY812は、送信部910、受信部920、クロック抽出部930、位相同期部940、及び、オートネゴシエーション部980を含む。スレーブ装置のクロック抽出部930は、マスタ装置から受信したデータからクロックを抽出する。位相同期部940は、抽出されたクロックをもとに同期クロックを生成し、送信部910、及び、受信部920に供給する。オートネゴシエーション部980は、接続される2つの装置間で、オートネゴシエーションを行い、どちらの装置をマスタ、スレーブに設定するかを決定する。
なお、関連技術として、特許文献1には、ギガビットイーサネットのオートネゴシエーションを行う伝送装置が開示されている。また、特許文献2には、通信の状態に応じて、オートネゴシエーションを再実行する通信装置が開示されている。
特開2007−110457号公報 特開2011−223503号公報
上述のクロック同期方法では、マスタ装置のジッタ性能や、スレーブ装置の位相同期部940の特性が、通信品質に大きな影響を及ぼす。マスタ装置からの送信データのジッタが大きい場合、スレーブ装置でのクロック抽出が正常に行われず、クロックの同期がとれないため、通信エラー、または、リンクダウンが発生する。また、スレーブ装置の位相同期部940の特性が悪い場合にも、正常な同期クロックが生成されず、同様に、通信エラー、または、リンクダウンが発生する。
本発明の目的は、上述の課題を解決し、ギガビットイーサネットのように、2つの通信装置が、マスタ/スレーブで定義される動作モードに従ってリンクを確立し、通信を行うシステムにおいて、通信品質が向上した通信装置、通信方法、及び、プログラムを提供することである。
本発明の通信装置は、自通信装置と他通信装置のうちの一方がマスタ、他方がスレーブとなるように設定された動作モードに従って前記他通信装置との間に確立されたリンクの障害の有無を検出する障害検出手段と、前記障害検出手段により障害が検出された場合に、前記自通信装置の動作モードがスレーブからマスタ、または、マスタからスレーブに変更されるように、前記他通信装置との間で、前記自通信装置と前記他通信装置との動作モードを決定するオートネゴシエーション手段とを備える。
本発明の通信方法は、自通信装置と他通信装置のうちの一方がマスタ、他方がスレーブとなるように設定された動作モードに従って前記他通信装置との間に確立されたリンクの障害の有無を検出し、前記他通信装置との間に確立されたリンクの障害が検出された場合に、前記自通信装置の動作モードがスレーブからマスタ、または、マスタからスレーブに変更されるように、前記他通信装置との間で、前記自通信装置と前記他通信装置との動作モードを決定する。
本発明のプログラムは、コンピュータに、自通信装置と他通信装置のうちの一方がマスタ、他方がスレーブとなるように設定された動作モードに従って前記他通信装置との間に確立されたリンクの障害の有無を検出し、前記他通信装置との間に確立されたリンクの障害が検出された場合に、前記自通信装置の動作モードがスレーブからマスタ、または、マスタからスレーブに変更されるように、前記他通信装置との間で、前記自通信装置と前記他通信装置との動作モードを決定する処理を実行させる。
本発明の効果は、2つの通信装置が、マスタ/スレーブで定義される動作モードに従ってリンクを確立し、通信を行うシステムにおいて、通信品質を向上できることである。
本発明の第1の実施の形態の特徴的な構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における、通信装置100の全体的な構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における、インタフェース部110の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における、通信装置100の処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における、現在動作モード情報301の例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における、インタフェース部110の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態における、通信装置100の処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における、正常時動作モード情報302の例を示す図である。 通信装置における、ギガビットイーサネットに対応したインタフェース部810の構成例を示すブロック図である。
(第1の実施の形態)
次に、本発明の第1の実施の形態について説明する。
はじめに、本発明の第1の実施の形態の構成について説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態における、通信装置100の全体的な構成を示すブロック図である。図2は、通信装置100がルータである場合の例を示している。
図2を参照すると、本発明の第1の実施の形態の通信装置100は、インタフェース部110、CPU(Central Processing Unit)120、RAM(Random Access Memory)130、及び、ROM(Read Only Memory)140を含む。
ここで、インタフェース部110は、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)のネットワークへの接続を行う。インタフェース部110は、例えば、RJ−45コネクタ等、イーサネットケーブルが接続されるコネクタ111、及び、ギガビットイーサネット(1000Base−T/IEEE802.3ab)の規格に従って、送信波形の生成、及び、データの送受信を行うPHY(Physical Layer Device)112を含む。CPU120は、例えば、ネットワーク間でのデータ転送を行うためのプログラムを実行する。
図3は、本発明の第1の実施の形態における、インタフェース部110の構成を示すブロック図である。図3を参照すると、インタフェース部110のPHY112は、送信部210、受信部220、クロック抽出部230、位相同期部240、リンク状態監視部250、エラーカウント部260、障害検出部270、及び、オートネゴシエーション部280を含む。
ここで、送信部210は、コネクタ111を介してイーサネットケーブルにより接続された他の通信装置(相手装置)へデータを送信する。受信部220は、相手装置からのデータを受信する。クロック抽出部230は、自通信装置100(自装置)の動作モードがスレーブ(スレーブ装置)の場合、動作モードがマスタである相手装置(マスタ装置)から受信したデータからクロックを抽出する。位相同期部240は、抽出されたクロックをもとに同期クロックを生成し、送信部210、及び、受信部220に供給する。
リンク状態監視部250は、相手装置との間で確立したリンクの状態を監視する。エラーカウント部260は、リンクにおける通信エラー数をカウントする。障害検出部270は、リンクの状態、エラー率をもとに、リンク障害の有無を検出する。
オートネゴシエーション部280は、オートネゴシエーション実行部281、再オートネゴシエーション制御部282、及び、記憶部283を含む。オートネゴシエーション実行部281は、相手装置との間で、オートネゴシエーションを実行し、自装置の動作モードを決定する。再オートネゴシエーション制御部282は、リンク障害が検出された場合に、自装置の動作モードを変更し、オートネゴシエーション実行部281に、再オートネゴシエーションの実行を指示する。記憶部283は、現在動作モード情報301を記憶する。図5は、本発明の第1の実施の形態における、現在動作モード情報301の例を示す図である。現在動作モード情報301は、自装置の現在の動作モード(現在動作モード)を含む。
なお、障害検出部270とオートネゴシエーション部280の全部、または、一部は、CPUとプログラムを記憶した記憶媒体を含み、プログラムに基づく制御によって動作するコンピュータであってもよい。また、障害検出部270とオートネゴシエーション部280の全部、または、一部が、上述のCPU120上で動作するプログラムとRAM130やROM140により実現されてもよい。例えば、障害検出部270、再オートネゴシエーション制御部282がCPU120上のプログラム、記憶部283がRAM130により実現されてもよい。
次に、本発明の第1の実施の形態におけるオートネゴシエーションについて説明する。
上述のように、ギガビットイーサネットでは、接続される2つの通信装置の一方の動作モードをマスタ、他方をスレーブに設定し、スレーブ装置が、マスタ装置から受信したデータからクロックを抽出する。動作モード(マスタ/スレーブ)の設定は、2つの通信装置がイーサネットケーブルで接続されたときのオートネゴシエーションの中で行われる。
オートネゴシエーションでは、2つの通信装置の各々が、自装置に設定を希望する動作モード(マスタ/スレーブ)を指定したネゴシエーション通知を、相手装置に送信する。また、ネゴシエーション通知では、ネゴシエーションの方法として「自動設定」または「強制設定」が指定される。ここで、「自動設定」は、指定した動作モードでの設定を希望するが、2つの通信装置が希望する動作モードが同じ場合は、動作モードを変更可能であることを示す。2つの通信装置が希望する動作モードが同じ場合、例えば、乱数の大小等により、動作モードが決定される。「強制設定」は、指定した動作モードのみの設定が可能であることを示す。
例えば、装置Aが「自動設定:マスタ」を送信し、装置Bが「自動設定:スレーブ」を送信した場合、装置Aがマスタ、装置Bがスレーブに設定される。また、装置Aと装置Bが「自動設定:マスタ」を送信した場合、乱数により、例えば、装置Aがマスタ、装置Bがスレーブに設定される。また、装置Aが「強制設定:マスタ」を送信し、装置Bが「自動設定:マスタ」を送信した場合、装置Aがマスタ、装置Bがスレーブに設定される。
なお、本発明の実施の形態では、各インタフェース部110について、イーサネットケーブルにより相手装置と接続したときの最初のオートネゴシエーションで、「自動設定:マスタ」「自動設定:スレーブ」うちのどちらを送信するかを、管理者等が、予め、設定していると仮定する。
また、本発明の実施の形態では、オートネゴシエーションにより決定された動作モードに従って、相手装置との間でクロック同期が行われ、通信可能となることを、当該相手装置との間の「リンクの確立(リンクアップ)」と定義する。また、ジッタ等の影響により、クロックはずれが発生し、通信不可能となることを場合、「リンクの切断(リンクダウン)」と定義する。
次に、本発明の第1の実施の形態における通信装置100の動作について説明する。図4は、本発明の第1の実施の形態における、通信装置100の処理を示すフローチャートである。
はじめに、インタフェース部110が、イーサネットケーブルにより、相手装置と接続される(ステップS101)。
次に、オートネゴシエーション実行部281は、相手装置との間で、オートネゴシエーションを実行する(ステップS102)。ここで、オートネゴシエーション実行部281は、管理者等による設定に従って、ネゴシエーション通知「自動設定:マスタ」または「自動設定:スレーブ」を送信して、オートネゴシエーションを行い、自装置と相手装置との動作モードを決定する。
例えば、オートネゴシエーション実行部281は、自装置を「スレーブ」、相手装置を「マスタ」に決定する。この場合、自装置において、相手装置から受信したデータから抽出されたクロックをもとに、クロック同期が行われ、リンクが確立する。
再オートネゴシエーション制御部282は、障害検出部270を介して、相手装置との間でリンクが確立(リンクアップ)しているかどうかを確認する(ステップS103)。
リンクアップしている場合(ステップS103/Yes)、再オートネゴシエーション制御部282は、オートネゴシエーション実行部281から、ステップS102で決定された自装置の動作モードを取得する(ステップS104)。再オートネゴシエーション制御部282は、取得した動作モードを現在動作モード情報301の現在動作モードに設定する。
例えば、再オートネゴシエーション制御部282は、図5に示すように、現在動作モード情報301の現在動作モードに、オートネゴシエーション実行部281から取得した動作モード「スレーブ」を設定する。
次に、障害検出部270は、所定の周期で、リンク状態監視部250の監視状態をもとに、相手装置との間でリンクが切断(リンクダウン)しているかどうかを確認する(ステップS105)。リンクダウンしていない場合(ステップS105/No)、障害検出部270は、エラーカウント部260から取得した通信エラー数をもとにエラー率を算出し、エラー率が所定の閾値以上かどうかを確認する(ステップS106)。ここで、エラー率は、例えば、リンクアップしてからの累積受信パケット数に対する累積エラー数の割合である。また、通信エラー率は、直近の所定時間内の受信パケット数に対するエラー数の割合でもよい。
ステップS105で、リンクダウンしている場合(ステップS105/Yes)、または、ステップS105で、エラー率が所定の閾値以上の場合(ステップS106/Yes)、障害検出部270は、「リンク障害あり」と判断する。この場合、再オートネゴシエーション制御部282は、現在動作モード情報301の現在動作モードを変更する(ステップS107)。ここで、再オートネゴシエーション制御部282は、現在動作モード情報301の現在動作モードに「スレーブ」が設定されている場合は、「マスタ」に変更し、「マスタ」が設定されている場合は、「スレーブ」に変更する。
例えば、自装置において、相手装置から受信したデータのジッタが大きくなったために、クロックが正常に抽出されず、同期はずれが発生し、障害検出部270でリンクダウンによるリンク障害が検出されたと仮定する。この場合、再オートネゴシエーション制御部282は、現在動作モード情報301の現在動作モードを「マスタ」に変更する。
再オートネゴシエーション制御部282は、変更後の動作モードを指定した「強制設定」によるオートネゴシエーションを、オートネゴシエーション実行部281に指示する。オートネゴシエーション実行部281は、変更後の動作モードを指定して、ネゴシエーション通知「強制設定」を送信して、再度、オートネゴシエーションを行う(ステップS108)。
例えば、オートネゴシエーション実行部281は、「強制設定:マスタ」による再オートネゴシエーションを行う。この結果、オートネゴシエーション実行部281は、自装置を「マスタ」、相手装置を「スレーブ」に決定する。これにより、相手装置において、自装置から受信したデータから抽出されたクロックをもとに、クロック同期が行われ、再度、リンクが確立する。
以降、ステップS105からステップS108が繰り返し実行される。
例えば、上述のように、自装置が「マスタ」、相手装置が「スレーブ」に設定された後に、障害検出部270によりリンク障害が検出されない場合(リンクダウンが発生しておらず、エラー率が所定の閾値未満の場合)、当該動作モードで、通信が続けられる。さらに、その後、再び障害検出部270により障害が検出された場合、オートネゴシエーション実行部281が「強制設定:スレーブ」による再オートネゴシエーションを行うことにより、自装置が「スレーブ」、相手装置が「マスタ」に設定される。
なお、ステップS105からステップS108の繰り返し回数が、所定の回数以上となった場合は、処理を終了してもよい。
以上により、本発明の第1の実施の形態の動作が完了する。
なお、本発明の第1の実施の形態の構成においては、通信方式がギガビットイーサネット(1000Base−T/IEEE802.3ab)の場合を例に、構成、及び、動作を説明したが、動作モード(マスタ/スレーブ)に従って、リンク確立を行うものであれば、通信方式は他の方式でもよい。
また、本発明の第1の実施の形態の構成においては、通信装置100がルータである場合を例に説明したが、動作モード(マスタ/スレーブ)に従って、リンク確立を行うインタフェースを備えるものであれば、通信装置100は他の装置でもよい。
次に、本発明の第1の実施の形態の特徴的な構成を説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態の特徴的な構成を示すブロック図である。
図1を参照すると、通信装置100は、障害検出部270、及び、オートネゴシエーション部280を含む。障害検出部270は、自通信装置と他通信装置のうちの一方がマスタ、他方がスレーブとなるように設定された動作モードに従って他通信装置との間に確立されたリンクの障害の有無を検出する。オートネゴシエーション部280は、障害検出部270により障害が検出された場合に、自通信装置の動作モードがスレーブからマスタ、または、マスタからスレーブに変更されるように、他通信装置との間で、自通信装置と他通信装置との動作モードを決定する。
本発明の第1の実施の形態によれば、2つの通信装置が、マスタ/スレーブで定義される動作モードに従ってリンクを確立し、通信を行うシステムにおいて、通信品質を向上できる。その理由は、リンク障害が検出された場合に、オートネゴシエーション部280が、自装置の動作モードがマスタからスレーブ、または、スレーブからマスタに変更されるように、相手装置との間で再オートネゴシエーションを行うためである。これにより、動作モードに従って行われるクロック同期の性能が向上し、同期はずれに起因したリンクダウンや通信エラーの発生が抑制される。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
本発明の第2の実施の形態においては、相手装置と正常に通信できたときの動作モードを正常時動作モード情報302として記憶し、当該正常時動作モード情報302を用いて、再オートネゴシエーションを行う点において、本発明の第1の実施の形態と異なる。
なお、本発明の第2の実施の形態においては、相手装置の識別子として、MAC(Media Access Control)アドレスを用いる。
はじめに、本発明の第2の実施の形態の構成について説明する。図6は、本発明の第2の実施の形態における、インタフェース部110の構成を示すブロック図である。図6を参照すると、本発明の第2の実施の形態におけるPHY112は、第1の実施の形態におけるPHY112の構成に加えて、MACアドレス抽出部290を含む。
MACアドレス抽出部290は、相手装置から受信したデータから、当該相手装置のMACアドレスを抽出する。
また、記憶部283は、現在動作モード情報301に加えて、正常時動作モード情報302を記憶する。図8は、本発明の第2の実施の形態における、正常時動作モード情報302の例を示す図である。正常時動作モード情報302は、相手装置のMACアドレス毎に、当該MACアドレスの相手装置との間で確立したリンクが正常であったときの自装置の動作モード(正常時動作モード)を含む。
再オートネゴシエーション制御部282は、正常時動作モード情報302をもとに、オートネゴシエーション実行部281に、再オートネゴシエーションの実行を指示する。
次に、本発明の第2の実施の形態における通信装置100の動作について説明する。図7は、本発明の第2の実施の形態における、通信装置100の処理を示すフローチャートである。
ここでは。相手装置のMACアドレスが「11:11:11:11:11:11」である場合を例に、動作を説明する。
はじめに、インタフェース部110が、イーサネットケーブルにより、相手装置と接続される(ステップS201)。次に、オートネゴシエーション実行部281は、相手装置との間で、オートネゴシエーションを実行する(ステップS202)。
例えば、オートネゴシエーション実行部281は、自装置を「スレーブ」、相手装置を「マスタ」に決定する。
再オートネゴシエーション制御部282は、障害検出部270を介して、相手装置との間でリンクが確立(リンクアップ)しているかどうかを確認する(ステップS203)。
リンクアップしている場合(ステップS203/Yes)、再オートネゴシエーション制御部282は、MACアドレス抽出部290から、相手装置のMACアドレスを取得する。そして、再オートネゴシエーション制御部282は、正常時動作モード情報302に、相手装置のMACアドレスが登録されているかどうかを確認する(ステップS204)。
相手装置のMACアドレスが登録されている場合(ステップS204/Yes)、再オートネゴシエーション制御部282は、正常時動作モード情報302から、相手装置のMACアドレスに対応する正常時動作モードを取得する。再オートネゴシエーション制御部282は、取得した正常時動作モードを指定した「強制設定」によるオートネゴシエーションを、オートネゴシエーション実行部281に指示する。オートネゴシエーション実行部281は、指示された正常時動作モードを指定して、ネゴシエーション通知「強制設定」を送信して、再度、オートネゴシエーションを行う(ステップS205)。また、再オートネゴシエーション制御部282は、取得した正常時動作モードを現在動作モード情報301の現在動作モードに設定する。
一方、相手装置のMACアドレスが登録されていない場合(ステップS204/No)、再オートネゴシエーション制御部282は、第1の実施の形態(ステップS104)と同様に、自装置の動作モードを取得する(ステップS206)。
例えば、相手装置のMACアドレス「11:11:11:11:11:11」が正常時動作モード情報302に登録されていない場合、再オートネゴシエーション制御部282は、図5に示すように、現在動作モード情報301の現在動作モードに、オートネゴシエーション実行部281から取得した動作モード「スレーブ」を設定する。
次に、障害検出部270は、所定の周期で、リンク状態監視部250の監視状態をもとに、相手装置との間でリンクが切断(リンクダウン)しているかどうかを確認する(ステップS207)。リンクダウンしていない場合(ステップS207/No)、障害検出部270は、エラーカウント部260から取得した通信エラー数をもとにエラー率を算出し、エラー率が所定の閾値以上かどうかを確認する(ステップS208)。
ステップS207で、リンクダウンしている場合(ステップS207/Yes)、または、ステップS207で、通信エラー数が所定の閾値以上の場合(ステップS208/Yes)、障害検出部270は、「リンク障害あり」と判断する。そして、本発明の第1の実施形態(ステップS107、S108)と同様に、再オートネゴシエーション制御部282が、現在動作モード情報301の現在動作モードを変更し(ステップS209)、オートネゴシエーション実行部281が、変更後の動作モードを指定して、再度、オートネゴシエーションを行う(ステップS210)。
例えば、障害検出部270でリンク障害が検出された場合、再オートネゴシエーション制御部282は、図5に示す現在動作モード情報301の現在動作モードを「マスタ」に変更する。オートネゴシエーション実行部281は、「強制設定:マスタ」による再オートネゴシエーションを行い、自装置を「マスタ」、相手装置を「スレーブ」に決定する。これにより、相手装置において、自装置から受信したデータから抽出されたクロックをもとに、クロック同期が行われ、再度、リンクが確立する。
一方、ステップS208で、通信エラー数が所定の閾値未満の場合(ステップS208/No)、障害検出部270は、「リンク障害なし」と判断する。この場合、再オートネゴシエーション制御部282は、現在の動作モードにより確立されたリンクは正常であると判断し、正常時動作モード情報302を更新する(ステップS211)。ここで、再オートネゴシエーション制御部282は、MACアドレス抽出部290から相手装置のMACアドレスを取得し、当該MACアドレスと現在の動作モードとの組を正常時動作モード情報302に登録する。
例えば、上述のように、自装置が「マスタ」、相手装置が「スレーブ」に設定された後に、障害検出部270により障害が検出されない場合(リンクダウンが発生しておらず、エラー率が所定の閾値未満の場合)、オートネゴシエーション実行部281は、相手装置のMACアドレス「11:11:11:11:11:11」と動作モード「マスタ」の組を、図8のように、正常時動作モード情報302に登録する。
以降、ステップS207からステップS211が繰り返し実行される。そして、相手装置の電源が一旦オフとなった後にオンとなった場合や、イーサネットケーブルが一旦抜かれた後に再接続された場合、ステップS201からの処理が、再び、実行される。
例えば、MACアドレス「11:11:11:11:11:11」の相手装置と再度接続された場合、相手装置のMACアドレスは、図8のように、正常時動作モード情報302に登録されている。従って、ステップS205において、再オートネゴシエーション制御部282は、MACアドレス「11:11:11:11:11:11」に対応する正常時動作モード「マスタ」を指定した「強制設定」によるオートネゴシエーションを、オートネゴシエーション実行部281に指示する。そして、オートネゴシエーション実行部281は、再オートネゴシエーションを行い、自装置を「マスタ」、相手装置を「スレーブ」に決定する。再オートネゴシエーション制御部282は、現在動作モード情報301の現在動作モードに、動作モード「マスタ」を設定する。
以降、障害検出部270によりリンク障害が検出されない場合、当該動作モードで、通信が続けられる。
なお、本発明の第2の実施の形態では、再オートネゴシエーション制御部282が、リンク障害が検出されない場合に、正常時動作モード情報302を更新している(ステップS211)が、再オートネゴシエーション制御部282は、リンク障害が検出されない状態が所定時間以上継続した場合に、正常時動作モード情報302を更新してもよい。また、再オートネゴシエーション制御部282は、リンク障害後の再オートネゴシエーション(ステップS210)で、リンク障害が検出されなくなった場合(リンクの状態が改善された場合)に、正常時動作モード情報302を更新してもよい。
また、本発明の第2の実施の形態では、相手装置の識別子として、MACアドレスを用いているが、イーサネットケーブルによって接続された相手装置が識別できれば、MACアドレス以外の識別子を用いてもよい。
本発明の第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態に比べて、さらに、短時間で、適切な動作モードが設定できる。その理由は、オートネゴシエーション部280が、相手装置と正常に通信できたときの動作モードを示す正常時動作モード情報302を用いて、再オートネゴシエーションを行うためである。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
100 通信装置
110 インタフェース部
111 コネクタ
112 PHY
120 CPU
130 RAM
140 ROM
210 送信部
220 受信部
230 クロック抽出部
240 位相同期部
250 リンク状態監視部
260 エラーカウント部
270 障害検出部
280 オートネゴシエーション部
281 オートネゴシエーション実行部
282 再オートネゴシエーション制御部
283 記憶部
290 MACアドレス抽出部
301 現在動作モード情報
302 正常時動作モード情報
810 インタフェース部
812 PHY
811 コネクタ
910 送信部
920 受信部
930 クロック抽出部
940 位相同期部
980 オートネゴシエーション部

Claims (7)

  1. 自通信装置と他通信装置のうちの一方がマスタ、他方がスレーブとなるように設定された動作モードに従って前記他通信装置との間に確立されたリンクの障害の有無を検出する障害検出手段と、
    前記障害検出手段により障害が検出された場合に、前記自通信装置の動作モードがスレーブからマスタ、または、マスタからスレーブに変更されるように、前記他通信装置との間で、前記自通信装置と前記他通信装置との動作モードを決定するオートネゴシエーション手段と
    を備え
    前記オートネゴシエーション手段は、
    前記障害検出手段により障害が検出されない場合、前記他通信装置の識別子と前記自通信装置の動作モードとの組を記憶手段に記憶し、
    リンクを確立するときに、前記記憶手段から、当該リンクに係る他通信装置の識別子に対応する前記自通信装置の動作モードを取得し、前記自通信装置の動作モードが、取得した動作モードとなるように、当該リンクに係る他通信装置との間で、前記自通信装置と当該リンクに係る他通信装置との動作モードを決定する
    通信装置。
  2. 前記障害検出手段は、リンクの切断を検出したとき、または、リンクにおける通信のエラー率が所定値以上のときに、当該リンクの障害として検出する
    請求項に記載の通信装置。
  3. 前記自通信装置と前記他通信装置との間のリンクは、前記自通信装置と前記他通信装置のうちの、動作モードがスレーブの通信装置が、動作モードがマスタの通信装置から受信したデータより抽出されたクロックを用いたクロック同期を行うことにより、確立される
    請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 自通信装置と他通信装置のうちの一方がマスタ、他方がスレーブとなるように設定された動作モードに従って前記他通信装置との間に確立されたリンクの障害の有無を検出し、
    前記他通信装置との間に確立されたリンクの障害が検出された場合に、前記自通信装置の動作モードがスレーブからマスタ、または、マスタからスレーブに変更されるように、前記他通信装置との間で、前記自通信装置と前記他通信装置との動作モードを決定し、
    前記他通信装置との間に確立されたリンクの障害が検出されない場合、前記他通信装置の識別子と前記自通信装置の動作モードとの組を記憶手段に記憶し、
    リンクを確立するときに、前記記憶手段から、当該リンクに係る他通信装置の識別子に対応する前記自通信装置の動作モードを取得し、前記自通信装置の動作モードが、取得した動作モードとなるように、当該リンクに係る他通信装置との間で、前記自通信装置と当該リンクに係る他通信装置との動作モードを決定する
    通信方法。
  5. 前記他通信装置との間に確立されたリンクの障害の有無を検出する場合、リンクの切断を検出したとき、または、リンクにおける通信のエラー率が所定値以上のときに、当該リンクの障害として検出する
    請求項に記載の通信方法。
  6. 前記自通信装置と前記他通信装置との間のリンクは、前記自通信装置と前記他通信装置のうちの、動作モードがスレーブの通信装置が、動作モードがマスタの通信装置から受信したデータより抽出されたクロックを用いたクロック同期を行うことにより、確立される
    請求項4または5に記載の通信方法
  7. コンピュータに、
    自通信装置と他通信装置のうちの一方がマスタ、他方がスレーブとなるように設定された動作モードに従って前記他通信装置との間に確立されたリンクの障害の有無を検出し、
    前記他通信装置との間に確立されたリンクの障害が検出された場合に、前記自通信装置の動作モードがスレーブからマスタ、または、マスタからスレーブに変更されるように、前記他通信装置との間で、前記自通信装置と前記他通信装置との動作モードを決定し、
    前記他通信装置との間に確立されたリンクの障害が検出されない場合、前記他通信装置の識別子と前記自通信装置の動作モードとの組を記憶手段に記憶し、
    リンクを確立するときに、前記記憶手段から、当該リンクに係る他通信装置の識別子に対応する前記自通信装置の動作モードを取得し、前記自通信装置の動作モードが、取得した動作モードとなるように、当該リンクに係る他通信装置との間で、前記自通信装置と当該リンクに係る他通信装置との動作モードを決定する
    処理を実行させるプログラム。
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