JP5566528B2 - 灌注システムを有する電動外科用組織切断機器 - Google Patents

灌注システムを有する電動外科用組織切断機器 Download PDF

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Description

本発明は、患者体の内部の手術場所に灌注流体を送る還流システムを有する電動外科用組織切断機器に関する。特に、本発明は、機器のチューブ状の外側部材の内部通路とは別の灌注チャンネルを通して灌注流体が送られる電動外科用組織切断機器に関する。
細長いチューブ状の外部部材の内部通路で細長い内側部材が回転する電動外科用組織切断機器は、組織の切除又は切断等の様々な外科処置において、用いられている。このような機器は、特に、内視鏡による可視のもとで行われる内視鏡外科処置又は低侵襲(minimally invasive)外科処置において、用いられる。内視鏡外科処置又は低侵襲外科処置において、内視鏡及びその他の必要な機器は、生まれつき又は人工的に形成された比較的小さいサイズの解剖導入口(anatomical portal)を通って、患者体の内部の手術場所に導入される。一般的に、電動外科用組織切断機器のチューブ状の外側部材は、開口が設けられた先端部を有し、内側部材は、開口から露出し、内部の手術場所で解剖組織と接触する切断要素が設けられた先端部を有する。通常、外側部材及び内側部材の基端部が患者体の外部で保持された状態で、外側部材がポートを通って延設され、内側部材が外側部材の内部に位置し、切断要素が内部の手術場所に位置している。外側部材及び内側部材の基端部は、モータを有する電動外科用ハンドピースに取付けられ、モータによって外側部材の内部通路で内側部材が回転し、切断要素が回転することにより、内部の手術場所で解剖組織が切除又は切断される。一般に、外側部材は、小さい外側径のサイズを有することが望ましく、これにより、サイズが小さくされたポートを通して内部の手術場所に外側部材を導入可能となり、患者の負担(trauma)が軽減される。
外側部材の内部で内側部材が回転する電動外科用組織切断機器は、回転電動外科用組織切断機器と呼ばれてもよい。回転電動外科用組織切断機器は、真直ぐな電動外科用組織切断機器として設計されてもよく、この場合、外側部材が、ハンドピースから先端部まで真直ぐな構成で長手方向に延設され、内側部材が、外側部材と同様の長手方向に真直ぐな構成となる。しかし、多くの外科処置では、回転電動外科用組織切断機器は、湾曲した又は曲がった回転電動外科用組織切断機器として設計した場合が有利であり、これにより、真直ぐな回転電動外科用組織切断機器が到達し難い内部の手術場所に、到達し易くなる。このような処置では、湾曲した又は曲った回転電動外科用組織切断機器によって、真直ぐな回転電動外科用組織切断機器に比べて、内部の手術場所に切断要素がより迅速に導入、位置付け及び操作され、視認性が向上するとともに、患者の負担が軽減される。
湾曲した又は曲った回転電動外科用組織切断機器として周知の機器では、外側部材の中心長手軸は、ハンドピースと外側部材の先端部との間に少なくとも1つの湾曲部、曲がり部又は屈曲部を有し、内側部材は、回転している状態で、外側部材の湾曲した、曲がった又は屈曲した構成に追従する。
回転電動外科用組織切断機器において内側部材の先端部に設けられる切断要素は、切除される解剖組織の種類、及び/又は、機器によって行われる切断動作の種類に対応して、様々な構成を有することが可能である。ある回転電動外科用組織切断機器では、内側部材の先端部に設けられる切断要素が外側部材の先端部に設けられる切断要素と協働し、外側部材の切断要素の近傍を通って内側部材の切断要素が回転することにより、解剖組織が切断される。別の回転電動外科用組織切断機器では、内側部材の先端部に設けられる切断要素がバーチップを備え、バーチップがチューブ状の外側部材の先端部に設けられる開口から露出している。
一般に、回転電動外科用組織切断機器は、内部の手術場所に灌注流体を送る灌注システムを備える。湾曲した回転電動外科用組織切断機器では、アダムス(Adams)が発明者である米国特許6312438号明細書、及び、ピーターズ(Peters)達が発明者である米国特許第6656195号明細書に示されるように、外側部材の外部に設けられ、チューブ状の外側部材の外径表面又は外側径表面に沿って延設される別体の灌注チューブを通して、灌注流体が頻繁に送られる。通常、灌注チューブは、外側部材及び/又は電動ハンドピースに取付けられている。灌注流体は、基端入口を通って灌注チューブに送られ、先端流出口を通って灌注チューブから吐出される。使用時には、灌注チューブは、解剖ポートを通って機器の外側部材に沿って延設され、灌注チューブの基端入口は、患者体の外部に配置されるとともに、灌注流体の源が接続され、灌注チューブの先端流出口は、外側部材の先端部の近傍に配置され、内部の手術場所に灌注流体を吐出する。
回転電動外科用組織切断機器において外付けの灌注チューブによって、嵩、質量、サイズ及び容積が増加することにより、ハンドピースを介して機器を保持する際に術者の負担(fatigue)が大きくなること、及び/又は、ハンドピースを介して術者が機器を適切に操作し難くなることがある。外表面の断面サイズ、及び、外側部材と外付けの灌注チューブとによって形成される混合構成に対応させるため、機器の導入に用いられる解剖ポートが必要以上に大きいサイズとなってしまう。また、外付け灌注チューブによって占められる空間により、術者による内部の手術場所の視認性が低下又は悪化し、及び/又は、患者体の内部において術者が機器及び/又は内視鏡を操作する領域又は空間が小さくなる。
本発明は、細長いチューブ状の外側部材と、前記外側部材の内部に回転可能に配置される細長い内側部材と、前記外側部材及び前記内側部材の基端部に取付けられるハンドピースと、灌注チャンネルを備える灌注システムであって、前記灌注チャンネルは、前記ハンドピースに設けられる第1の灌注通路と、前記外側部材の壁の壁厚に設けられる第2の灌注通路と、から構成される灌注システムと、を備える外科用組織切断機器に関する。スリーブは、前記外側部材を覆う状態に配置される後方端部と、前記外側部材の先端部の近傍に位置する前記第2の灌注通路の流出開口に隣接する前方端部と、を備える。
前記外側部材は、前記ハンドピースに取付けられる開口基端部と、先端部と、内部通路と、前記先端部で前記内部通路に連通する開口と、を備える。前記外側部材は、本体長さ部分と、前記本体長さ部分に連続する基端長さ部分と、を備える。前記本体長さ部分は、外側径を伴う外表面を有し、前記外表面と前記内部通路との間に壁厚を有する。前記基端長さ部分は、前記本体長さ部分の前記外側径より小さい外側径を伴う外表面を有し、前記本体長さ部分の前記外表面と前記基端長さ部分の前記外表面との間に当接表面が形成されている。前記基端長さ部分は、前記ハンドピースのチャンバーで受けられ、前記ハンドピース上の固定位置に前記外側部材を取付けている。前記内側部材は、基端部と、先端部と、前記先端部に設けられる切断要素と、を有する。前記内側部材は、前記外側部材の前記内部通路に回転可能に配置され、前記切断要素は、前記外側部材の前記開口から露出し、前記内側部材が回転することにより、解剖組織が切断又は切除される。前記内側部材の前記基端部は、前記ハンドピースに取付けられるとともに、前記ハンドピースの内部で回転駆動され、前記外側部材の内部で前記内側部材を回転させる。前記外側部材の前記本体長さ部分は、前記ハンドピースと前記外側部材の前記先端部との間に、湾曲した、曲がった又は屈曲した構成を有することが可能である。ある実施形態では、前記内側部材の前記切断要素は、バーである。
前記ハンドピースは、先端方向側が前端表面で終結する前端部を有するハウジングと、前記ハウジングの内部に設けられ、前記前端表面のアクセス開口を有するチャンバーと、を備える。前記外側部材の前記基端長さ部分は、前記チャンバーで受けられ、前記当接表面は、前記ハウジングの前記前端表面に接触又は当接する。前記外側部材の前記基端長さ部分は、前記ハウジングの前記チャンバーで同軸に受けられる長手方向に真直ぐな構成を有してもよい。前記ハウジングの前記前端表面及び前記外側部材の前記当接表面は、平面で、前記チャンバーの中心長手軸に対して垂直であってもよい。前記ハウジングは、ネックと、ロック構成部と、をさらに備える。前記チャンバーは、前記ロック構成部及び前記ネックを通って、長手方向に延設されている。前記チャンバーは、前記ハウジングの内側径表面によって規定されてもよく、前記内側径表面は、締り嵌め又はプレス嵌めによって前記外側部材の前記基端長さ部分を受ける径サイズを有する。前記ハンドピースは、灌注延長部をさらに備え、前記灌注延長部は、前記ハウジングの前記前端部から灌注流体の源を接続可能な前記灌注延長部の端部まで、延設されている。ブーツは、前記ロック構成部を覆う状態に配置可能である。
前記灌注システムは、前記ハンドピースの内部の第1の灌注通路、及び、前記外側部材の前記本体長さ部分の前記壁厚の範囲内に設けられる第2の灌注通路から構成される灌注チャンネルと、前記外側部材の前記本体長さ部分を覆う状態に配置されるスリーブと、を備える。第3の灌注通路が、前記本体長さ部分の前記壁厚の範囲内に設けられてもよい。前記第1の灌注通路は、前記灌注延長部の前記端部に設けられる入口ポートと、前記ハウジングの前記前端表面上の出口開口と、を有する。前記第1の灌注通路は、前記入口ポートから前記灌注延長部及び前記ネックを通って、前記出口開口まで延設されている。前記第1の灌注通路は前記ハウジングを通って延設されてもよく、前記出口開口は前記前端表面上に配置されてもよい。
前記第2の灌注通路は、前記外側部材の前記本体長さ部分において前記外表面に溝を備え、前記溝は、前記当接表面上の流入開口と、前記外側部材の前記先端部又は前記先端部の近傍に設けられる流出開口と、を有する。前記第3の灌注通路は、前記第2の灌注通路と同様に構成されてよい。前記溝は、前記本体長さ部分の前記外表面に沿って開口側部を有し、前記本体長さ部分の前記壁厚の範囲内に配置されている。前記当接表面が前記ハウジングの前記前端表面に当接した状態で、前記溝の前記流入開口は、前記第1の灌注通路の前記出口開口に対して位置調整される。前記第1の灌注通路及び位置調整された前記溝によって、前記第1の灌注通路の前記入口ポートから前記溝の前記流出開口まで灌注流体が流れる前記灌注チャンネルが、形成される。前記灌注システムは、後方端部と、前記外側部材の前記本体長さ部分を覆い、前記溝の前記流出開口に隣接して配置される前方端部と、を有するスリーブをさらに備える。前記スリーブは、前記溝の前記流出開口を通しての連通を確保し、かつ、前記灌注チャンネルから灌注流体を吐出可能な状態で、とまり嵌めによって前記本体長さ部分に配置され、これにより、前記第1の灌注通路の前記入口ポートと前記第2の灌注通路の前記流出開口との間で、前記灌注チャンネルが閉塞され、シールされる。前記スリーブは、前記外側部材の前記本体長さ部分で熱収縮され、とまり嵌めを確立してもよい。
本発明から得られる目的、利点及び利益は、図面伴に開示される好ましい実施形態の以下の詳細な説明から、明確になる。
灌注システムを有する電動外科用組織切断機器の側面図。 電動外科用組織切断機器の長手方向の断面、及び、機器の灌注システムの側面図。 電動外科用切断機器及び機器の灌注システムの拡大図。 電動外科用切断機器の長手方向の断面において、ハンドピースの外側部材との接続部を、クローズ・アップして示す側面図。 電動外科用切断機器の長手方向の断面において、ハンドピースの内側部材との接続部を、クローズ・アップして示す側面図。 電動外科用切断機器の長手方向の断面において、先端部をクローズ・アップして示す側面図。 電動外科用切断機器において、第1の灌注通路の出口開口と第2の灌注通との接続部を示す斜視図。 電動外科用組織切断機器のチューブ状の外側部材を図1のA−A断面で示し、機器の灌注システムの灌注通路を示す断面図。
発明の詳細な説明
図1乃至図3には、灌注システム12を有する電動外科用組織切断機器10が示されている。電動外科用組織切断機器10は、細長いチューブ状の外側部材14と、外側部材の内部に移動可能に配置される細長い内側部材16と、外側部材の基端部及び内側部材の基端部に取付けられる電動の外科用ハンドピース18と、を備える。以下でさらに説明するように、内側部材16は、ハンドピース18のモータを介して、外側部材14に対して外側部材14の内部で回転可能であり、したがって、機器10はいわゆる回転電動外科用組織切断機器である。
チューブ状の外側部材14は、中心長手軸19と、先端部又は前端部20と、先端部20又は先端部20の近傍に設けられる先端開口22と、ハンドピース18に取付けられる開口基端部又は開口後端部24と、外側部材14の内部に長手方向に沿って延設される内部通路又は内部ルーメン26と、を有し、内部通路又は内部ルーメン26は、先端開口22及び開口基端部24に連通している。機器10は、例えば湾曲した又は曲がった回転電動外科用組織切断機器であり、機器10の外側部材14、すなわち中心長手軸19は、ハンドピース18と外側部材の先端部20との間に、少なくとも1つの湾曲部、曲がり部又は屈曲部27を有する。このように、外側部材14は、長手方向に沿って、ハンドピース18から先端方向又は前端方向へ延設され、湾曲した、曲がった又は屈曲した構成を備える。ここで用いられる“湾曲部”/“湾曲した”、“曲がり部”/“曲がった”、及び、“屈曲部”/“屈曲した”という用語は、“湾曲した回転電動外科用組織切断機器”の限定の範囲内に包含される。ここでは灌注システム12は湾曲した回転電動外科用組織切断機器において提供されているが、灌注システム12は真直ぐな回転電動外科用組織切断機器において提供されてもよく、真直ぐな回転電動外科用組織切断機器では、外側部材14、すなわち中心長手軸19が、長手方向に沿って、ハンドピース18から先端部20まで連続的に真直ぐな構成で、延設されている。
外側部材14の基端部24はハンドピース18に取付けられ、又は、固定され、外側部材14は、静止位置又は固定位置、又は、実質的な静止位置又は固定位置で、保持されている。図2乃至図4に示すように、外側部材14は、チューブ状で円筒状の本体長さ部分28と、本体長さ部分28から基端方向に延設されるチューブ状で円筒状の基端長さ部分30と、を備える。本体長さ部分28及び基端長さ部分30は、中心長手軸19と同軸である。
外側部材14の基端長さ部分30は、外側部材14の本体長さ部分28と比べて小さい外側径又は外径となる、外表面を有する。本体長さ部分28は、基端長さ部分30の外側径又は外径と比べて大きい外側径又は外径となる、外表面を有し、本体長さ部分28の基端長さ部分30との接続部には、当接表面32が形成されている。基端長さ部分30は、当接表面32から基端方向又は後端方向へ延設され、外側部材14の開口基端部24で延設が終結する。基端長さ部分30は、長手方向について真直ぐな構成を有し、したがって、中心長手軸19の基端長さ部分30に沿った部分は、長手方向について真直ぐである。当接表面32は環状であり、基端長さ部分30の外表面を一周して周方向又は円周方向に延設されている。当接表面32は平面状であり、当接表面の平面は、中心長手軸19の基端長さ部分30に沿った真直ぐな部分に対して、垂直である。以下にさらに説明するように、基端長さ部分30の外側径は、プレス嵌めによってハンドピース18のチャンバーを受けることが可能なサイズであり、当接表面32がハンドピースの前端表面に当接した状態で、外側部材14がハンドピース18に保持又は固定される。ある実施形態では、基端長さ部分30に(Oリング等の)シール部材33を受ける構成の溝31が規定され、ハンドピース18のチャンバーに対してシールを実現している。外側部材14は、外科的使用に適合した鋼から形成されることが好ましい。
外側部材14は、中心長手軸19と同軸に内部通路26を規定する内径表面又は内側径表面34を、有する。図4に示すように、外側部材は、内表面34と本体長さ部分28の外表面35との間に第1の径方向壁厚T1を有し、内表面34と基端長さ部分30の外表面37との間に第2の径方向壁厚T2を有する。
内表面34は、内部通路26の径サイズに相当する外側部材14の内側径を、規定している。内部通路26は、通路26において内側部材16を回転可能に受けることが可能な、径サイズである。通路26では、外側部材14の先端開口22と開口基端部24との間で、均一の径サイズとなってもよい。基端長さ部分30の外側径に比べ本体長さ部分28の外側径が大きいため、本体長さ部分28の径方向壁厚T1は、基端長さ部分30の径方向壁厚T2より大きくなる。
内側部材16は、外側部材14の内部通路26に回転可能に配置され、内側部材16は、外側部材14の先端開口22から露出する切断要素42を備える先端部又は前方端部40と、タング(tang)45に連結される基端部又は後方端部44と、を有し、後方端部44は例えば溶接によってタング45に連結される。内側部材16は、外側部材14の開口基端部24から基端方向へ延設され、内側部材16の基端部44は、タング45に連結されている。そして、タング45は(概略的に示す)モータ47に連結され、モータ47によって外側部材に対して内側部材が回転する。ハンドピース18の構成によって、モータ47はハンドピース18の基端部に挿入可能であり、タング45(及び切断要素42)は、単純で容易な組立工程によってモータに対してロックされる。このため、ある実施形態では、機器10は、再利用可能な電動モータに取付け可能な、1回使用の製品であってもよい。ある実施形態では、ブッシング91が内側部材16の先端部40に被覆状態で配置され、外側部材14と内側部材16との間のベアリングを形成してもよい。
図6は、外側部材14の先端部20へのプレス嵌めされたブッシング91を示している。
内側部材16は、その長さの区分(segment)に沿って(図示しない)可撓領域を備え、可撓領域は外側部材14の湾曲部、曲がり部又は屈曲部に配置され、可撓領域によって、内側部材16は、外側部材の湾曲した、曲がった、又は、屈曲した構成に追従した状態でも、外側部材14の内部で回転する。可撓領域は、ハンドピース18のモータ47を介して内側部材が回転した際に、内側部材16の基端部44から切断要素42までトルクが伝達される設計であれば、様々な設計が可能である。
外側部材の内部で回転する状態で、内側部材がチューブ状の外側部材の湾曲した、曲がった、又は、屈曲した構成に追従するように、回転外科用組織切断機器において用いられる内側部材に可撓領域を設けることは、回転外科用組織切断機器の分野において周知慣用である。曲がった又は湾曲した回転外科用組織切断機器の内側部材に設けられる可撓領域の一例は、ピーターズ(Peters)達が発明者である米国特許第6656195号明細書、アダムス(Adams)が発明者である米国特許6312438号明細書、及び、ブルネッツ(Brunnett)達が発明者である米国特許7488322号明細書に示されており、これらの開示は、本願での記載に参照として含まれる。内側部材16の可撓領域は、前述の特許で開示された構成と同様であってもよく、その他の適切な構成の可撓領域であってもよい。可撓領域の設計及び/又はその他の要素に対応して、内側部材16は、少なくとも可撓領域に沿ってチューブ状であってもよい。ただし、内側部材16では、内側部材の開口基端部から内側部材の先端部又は先端部近傍の開口まで、チューブ状である、又は、内部通路又は内部ルーメンが設けられてもよい。内側部材の先端開口及び内部通路は、回転外科用組織切断機器の分野で周知慣用であるように、流体及び組織の吸引に用いられてもよい。内側部材16は、外科的使用に適合した鋼から形成されることが好ましい。
内側部材16の先端部40に設けられる切断要素42は、バー(bur)として示され、外側部材14の先端開口22を超えて、配置及び露出されている。このように機器10は、湾曲した回転バー組織切断機器である。このようにここでは、灌注システム12は湾曲した回転バー組織切断機器において提供されるが、灌注システム12が、内側部材の切断要素42がバーとは異なる回転外科用組織切断機器において提供されてもよい。また、灌注システム12は、外側部材14が先端部又は先端部の近傍に切断要素を有する回転外科用組織切断機器に、提供されてもよい。この場合、内側部材の切断要素が外側部材の切断要素の近傍を通って回転する状態で、内側部材の切断要素が外側部材の切断要素と協働して、解剖組織を切断する。ある実施形態では、機器10は、骨を切断する構成である。
電動外科用ハンドピース18は、ハウジング46を備え、ハウジング46は、手で握持又は把持するために適切な構成を有することが好ましく、この場合、手によって機器の操作が行われる。ハウジング46はモータ47を覆い、モータ47は、一般的な電動モータであり、適切な手法でモータに連結される内側部材16の回転駆動に用いられる。ハンドピース18は、メドトロニック・サージカル・テクノロジー社(Medtronic Surgical Technologies)のステェイラス/レジェンドハンドピース(Stylus and Legend handpieces)と同様の構成であってもよい。図4に示すように、ハウジング46は、ロック構成部48と、ロック構成部48の基端方向側に連続するネック49と、を備える前端部を有する。ロック構成部48は、第1の溝状ロック部50と、第2の溝状ロック部51と、前端表面52と、ネック49の外表面に連続するショルダー表面53と、を備える。ロック部51,52はそれぞれ、ブーツ(boot)又は保持器57の対応するタブ54,55を受ける構成である。通常ブーツ57は可撓であり、組立てにおいてタブ55が撓み、タブ55がロック部51に挿入される。また、ブーツ57の後方端部は、ショルダー表面53に対向して位置している。ある実施形態では、ロック部50,51は互いに対して垂直であり、タブ54,55のそれぞれはロック部50,51に対向してシールを形成し、ブーツ57及びハウジング46の外部への流体の流出を防止している。ブーツ57の内側径表面61は、外側部材14を受けることが可能なサイズであり、ブーツ57において溝63はロックリング65を受け、ロックリング65はブーツ57を外側部材14に固定する構成である。ネック49の外表面は、外方向に膨らむ状態で、ショルダー表面53から基端又は後端方向へ、延設されている。このように、ネック49の外周の断面は、ショルダー表面53から基端又は後端方向に向かって、サイズが大きくなる。
ハウジング46は内部に長手方向に沿って延設されるチャンバー56を有し、チャンバー56は、チャンバーのアクセス開口58から後端又は基端方向へ延設され、アクセス開口58は前端表面52に又は前端表面52に沿って位置している。チャンバー56は、中心長手軸59を有し、ハウジング46の内側径表面60によって規定されている。チャンバー56及び内側径表面60は、長手方向に沿ってアクセス開口58から基端又は後端方向へ延設され、ロック構成部48及びネック49の内部を通過する。チャンバー56の中心長手軸59は長手方向について真直ぐであり、チャンバー56は、アクセス開口58を通ってチャンバー56に入った外側部材14の基端長さ部分30をプレス嵌め又は締り嵌めによって受けることが可能な径サイズを、有し、プレス嵌め又は締り嵌めによって、外側部材14はハンドピース18に、固定位置又は静止位置、又は、実質的な固定位置又は静止位置で、固定される。すなわち、基端長さ部分30の外側径はハウジング46の内側径表面60と係合可能なサイズであり、プレス嵌め又は締り嵌めを確立し、基端長さ部分30の外表面とハウジングの内側径表面60との間にも、シールが形成されている。シール部材33は、基端長さ部分30と内側径表面60との間に、さらなるシールを提供している。外側部材14の基端長さ部分30がハウジング46のチャンバー56に保持又は固定された際には、中心長手軸19の基端長さ部分30に沿って延設される部分は、チャンバー56の中心長手軸59と同軸である。ハウジング46の前端表面52は、チャンバー56のアクセス開口58を一周して周方向又は円周方向に延設され、前端表面52の平面は、チャンバー56の中心長手軸59に対して垂直であり、これにより、外側部材の基端長さ部分30がチャンバー56で完全に受けられた際に、前端表面52が外側部材14の当接表面32に、面同士で当接又は接触する。外側部材の基端長さ部分30がチャンバー56で完全に受けられた際には、本体長さ部分28はハンドピース18から先端方向へ延設される。外科処置において組織の切断又は切除に機器10を使用する際には、まず先端部から、生まれつき又は人工的に形成された解剖導入口(anatomical portal)を通って、本体長さ部分28が導入され、そして、ハンドピース18が患者体の外部で保持された状態で、本体長さ部分28が患者体の内部の手術場所に到達する。
図2及び図4に示すように、第1の灌注通路68は、ハンドピース18の内部に位置し、灌注システム12の一部を形成している。ハンドピース18は、ハウジング46の前端部に連続する灌注延長部64を備える。灌注延長部64はネック49に連続する前方端部を有し、灌注延長部64は、長手方向に沿って(lengthwise)ネック49から基端又は後端方向に向かって延設され、フィッティング(fitting)66の内部の灌注延長部64の後端部に設けられる入口ポート70で終結する。第1の灌注通路68はフィッティング66において入口ポート70から出口開口又は出口孔72まで延設され、出口開口又は出口孔72は、前端表面52でアクセス開口58と流体的に連通し、ある実施形態では傾斜表面又は面取り表面を形成している。このように灌注通路68は、入口ポート70から灌注延長部64及びネック49を通って、出口開口72まで延設されている。フィッティング66は、灌注流体の源が入口ポート70に接続可能な適切な設計であれば、いかなる設計も可能である。フィッティング66は、灌注流体供給チューブの端部が挿入されるとげ(barb)構成を有する一例として、示されている。開示されている灌注通路68のように、灌注通路68は、入口ポート70から出口開口72まで均一の径であってもよい。灌注延長部64は、チャンバー56の中心長手軸59に対して角度を有して配置されてもよく、灌注通路68は、チャンバー56の中心長手軸59に対して灌注延長部64と同一の角度を有して、配置されてもよい。ハウジング46は、プラスチック等の適切な材料を鋳造することによって形成されることが、好ましい。ロック構成部48及び灌注延長部64は、ハウジング46と一体的に及び統一的に鋳造されることが、好ましい。灌注延長部64の前端部は、ネック49の輪郭の延長に近接して、又は、ネック49の輪郭の延長として、形成されてもよい。ハウジング46は、チャンバー56及び灌注通路68を中心とする、又は、チャンバー56及び灌注通路68を囲む、固体壁又は固体材料構成であってもよい。
第2の灌注通路74a及び第3の灌注通路74bは、外側部材14の内部に配置され、灌注システム12の別の一部を形成している。第2の灌注通路74aは、本体長さ部分28の外表面又は外径表面に、又は、本体長さ部分28の外表面又は外径表面に沿って、溝又は凹部75aを備え、溝又は凹部75aは、アクセス開口58と流体的に連通する状態で当接面32に又は当接面32に沿って位置する溝の流入開口又は入口開口76aから、外側部材14の先端部又は先端部の近傍に位置する溝の流出開口又は吐出開口78aまで、長手方向に沿って延設されている。同様に、第3の灌注通路74bは、本体長さ部分28の外表面又は外径表面に、又は、本体長さ部分28の外表面又は外径表面に沿って、溝又は凹部75bを備え、溝又は凹部75bは、アクセス開口58と流体的に連通する状態で当接面32に又は当接面32に沿って位置する溝の流入開口又は入口開口76bから、外側部材14の先端部又は先端部の近傍に位置する溝の流出開口又は吐出開口78bまで、長手方向に沿って延設されている。図6では、吐出開口78a,78bをクローズ・アップして示している。図8に示すように、溝75a,75bは、全体が外側部材14の本体長さ部分28の壁厚T1の範囲内に位置し、外側部材14において内部通路26の外部に配置されている。溝75a,75bはそれぞれ、本体長さ部分28の外表面に沿って開口側部77a,77bを有し、溝75a,75bはそれぞれ、本体長さ部分28の壁厚T1の範囲内に閉口側部79a,79bを有する。溝75a,75bの開口側部77a,77bは、流入開口76a,76bから流出開口78a,78bまで長手方向に、延設されている。溝75a,75bは、断面において適切な構成であればよく、溝75a,75bの断面は、流入開口76a,76bから流出開口78a,78bまで均一であってもよい。流入開口76a,76bは、溝75a,75bの閉口側部79a,79bの縁によって規定され、閉口側部79a,79bの縁は、当接表面32の平面に沿って又は平面に、位置している。溝75a,75bは、外側部材14の本体長さ部分28の壁厚T1を切欠くことによって、形成されてもよい。溝75a,75bの一例では、溝の閉口側部79a,79bは、平面状で互いに平行な一対の側壁又は側表面80a,80bを備え、閉口側部79a,79aは、溝の側壁又は側表面80a,80bによって規定され、側壁又は側表面80a,80bは、本体長さ部分28の外表面から平面状の溝の底壁又は底表面82a,82bまで、内方向に延設されている。底壁82a,82bは側壁80a,80bの間に延設され、側壁80a,80bを接続し、底壁82a,82bは、側壁80a,80bに対して垂直である。側壁80a,80b及び底壁82a,82bは、全体が壁厚T1の範囲内に配置され、溝75a,75bは、本体長さ部分28の壁を形成する材料によって、内部通路26から分離されている。溝75a,75bは、中心長手軸19の本体長さ部分28に沿って延設される部分に対して平行に、長手方向に沿って延設されている。外側部材14をハンドピース18に取付ける際には、当接表面32上の流入開口76aが前端表面52上の出口開口72と位置調整された状態で、本体長さ部分28上に溝75aを位置させ、所望の方向付けで本体長さ部分28がハンドピースから延設される。図7は、灌注通路74aの出口開口72に対する位置調整を示している。したがって、外側部材14の場合、溝75aは、本体長さ部分28のトップ(top)に沿って位置している。アクセス開口58において傾斜表面であるため、溝75bの入口開口76bは出口開口72と流体的に連通し、第1の灌注通路68から第3の灌注通路74bへ流体を伝達可能となる。
図4及び図7に示すように、外側部材14の基端長さ部分30は、前述のようにハンドピース18のチャンバー56の内部で固定され、外側部材において灌注通路74aを形成する溝75aの流入開口76aは、ハンドピース18において灌注通路68の出口開口72に対して位置調整されている。ハンドピースの灌注通路68と外側部材の灌注通路74aとの位置調整によって、灌注チャンネル84aが形成され、灌注チャンネル84aでは、灌注延長部64の後端部に設けられるフィッティング66の入口ポート70から、外側部材14の先端部又は先端部の近傍に設けられる溝75aの流出開口78aまで、流体が流れる。このように、灌注チャンネル84aは、ハンドピース18において第1の灌注通路68によって一部が形成され、外側部材14において第2の灌注通路74aによって一部が形成されている。アクセス開口58では、灌注通路68と灌注通路74bとが流体的に連通し、第2の灌注チャンネル84bを形成し、第2の灌注チャンネル84bでは、フィッティング66の入口ポート70から、外側部材14の先端部又は先端部の近傍に設けられる溝75bの流出開口78bまで、灌注流体が流れる。このように、第2の灌注チャンネル84bは、ハンドピース18において第1の灌注通路68によって一部が形成され、外側部材14において第2の灌注通路74bによって一部が形成されている。
機器10における灌注システム12は、灌注チャンネル84a,84bと、とまり嵌め又は締り嵌めによって外側部材14の本体長さ部分28を覆う状態に配置されるチューブ状のスリーブ又はシース86と、を備え、スリーブ又はシース86によって、灌注84a,84bは、第1の灌注通路68の入口ポート70と灌注通路74a,74bの流出開口78a,78bとの間で、囲まれ、シールされる。スリーブ86は、長手方向に沿って熱収縮熱可塑性チューブ等の熱収縮チューブを備え、熱収縮チューブは、半人具46の前端部52から離れて位置する後方端部88と、本体長さ部分28を覆った状態で溝75a,75bの流出開口78a,78bに隣接して配置される前方端部90と、を有する。スリーブ86は、後方端部88から前方端部90まで長手方向に沿って延設されている。別の実施形態では、スリーブ86の後方端部88は、ロック構成部48を覆って配置され、ロック構成部48のショルダー表面53より基端方向まで延設され、ネック49に沿った位置で終結し、この場合、ブーツ57は不要である。
熱収縮を行う前では、スリーブ86は、本体長さ部分28を覆った状態で装着されるために必要な十分な大きさの内径を有し、通常は、外側部材14の先端部をスリーブ86の内部に挿入し、スリーブの後方端部88が外側部材14を適切に覆う位置まで本体長さ部分を覆った状態でスリーブを移動させることにより、スリーブ86が本体長さ部分28に装着される。スリーブ86は、外側部材14の本体長さ部分28を覆った状態で収縮し、スリーブの径サイズが減少し、スリーブ86の本体長さ部分28へとまり嵌め又は締り嵌めされる。ある実施形態では、スリーブ86は、外側部材14に対して収縮した後に、所望のように削り仕上げが行われてもよい。熱収縮スリーブ86は、外側部材14の本体長さ部分28の外表面又は外径表面にとまり係合又は締り係合され、熱収縮スリーブ86は、溝の流出開口78a,78bを通しての連通が保持された状態で、溝75a,75bの開口側部77a,77bを横切って延設され、灌注チャンネル84a,84bから灌注流体を吐出可能となっている。ブーツ57及び熱収縮スリーブ86は、溝75a,75bの開口側部を閉塞し、ハンドピース18と溝の流出開口78a,78bに隣接するスリーブ86の前方端部90との間で、灌注通路74a,74bをシールしている。このように、灌注チャンネル84の全体は、第1の灌注通路68の入口ポート70から第2の灌注通路74aの流出開口78aまでシール及び閉塞され、第2の灌注チャンネルの全体は、第1の灌注通路68の入口ポート70から第3の灌注通路74bの流出開口78bまでシール及び閉塞されている。
スリーブ86として薄い壁厚のチューブを用いることにより、本体長さ部分28を覆うスリーブ86の存在によって、本体長さ部分の外側径がほとんど増加しない。ハウジング46のチャンバー56では、外側部材14の基端長さ部分30の締り嵌め又はプレス嵌めが、シール部材33と伴にシーリングとして機能し、灌注流体の漏れを防止している。したがって、入口ポートに送られた灌注流体は、灌注チャンネル84a,84bを通って流れ、スリーブ86の前方端部90へ流れ、外側部材14の先端部又は先端部近傍に設けられる溝75a,75bの流出開口78a,78bから吐出される。なお、灌注チャンネル84a,84bから灌注流体が吐出する位置は、溝75a,75bに沿ったスリーブ86の前方端部90の位置に、対応して変化する。溝75a,75bに沿ったスリーブ86の前方端部90の位置に対応して変化するため、溝75a,75bの流出開口78a,78bは、溝75a,75bの開口トップ側(open top side)に設けられ、及び/又は、流入開口76a,76bと同様に、本体長さ部分28の壁厚の範囲内において溝の端部開口に設けられてもよい。ある実施形態では、図6に示すように、流出開口78a,78bは、曲がり表面92a,92bを備え、曲がり表面92a,92bによって、外側部材14の先端部22で灌注流体が外方向に曲げられる。
図5に示すように、ベアリングアセンブリ100によって、内側部材16及びタング45が、ハウジング46対して回転する。図示するように、ベアリングアセンブリ100は、ベアリング102と、ゴムワッシャー104と、押込みリング106と、スペーサ108と、フェルトワッシャー110と、を備える。ベアリングアセンブリ100は、ハウジング46の空洞112の内部に位置している。特に、ベアリング102は、空洞112の第1の内径部114の内部に嵌合するサイズであり、空洞112の内部垂直表面116に当接する。ゴムワッシャー104は、ベアリング102の後端表面に対向して配置され、空洞112の第2の内径部118の内部に嵌合するサイズである。押込みリング106は、ゴムワッシャー104に対向して配置され、押込みリング106は、空洞112の内径部118に対して軸方向負荷を作用させ、空洞112においてベアリング102及びゴムワッシャー104を固定する状態に、撓む構成である。スペーサ108は、タング45に圧着され(crimped)、ベアリング102の後方表面に当接する状態に位置している。フェルトワッシャー110は、バネワッシャー106に当接し、空洞112の内径部118に対して締り嵌め又はプレス嵌めを形成する構成である。
組立てにおいては、内側部材16は(例えば端部44が)、例えばタング145の孔120で、タング45に溶接される。タング145は、タブ122を備え、ハウジング46内でのタングの挿入において、タブ122はベアリングの前端表面を受ける(flush)。これにより、タブ122及びスペーサ108は、タング45をベアリング102に対して軸方向に固定する構成となる。
機器10の組立てにおいて、切断要素43が内側部材16にロウ付けされる。そして、外側部材14が、機械加工され、溝75a,75bが形成される。そして、スリーブ86が、外側部材14を覆った状態で熱収縮され、所望の長さに削り仕上げが行われる。ブッシング91は、例えばプレス嵌め又は締り嵌めによって、外側部材14の先端開口22に挿入される。潤滑剤が、外側部材14の通路26に送られてもよい。ある実施形態では、潤滑剤は、ケイ酸によって濃化された合成炭化水素材料であり、例えば、マサチューセッツ州のフェアーハブン(Fairhaven)が住所であるナイ・ルーブリカンツ社(Nye Lubricants, Inc.)の製品であるNYOGEL(登録商標)670を利用可能である。そして、内側部材16が、外側部材14の内部に挿入され、タング45が、内側部材16に溶接される。ハウジング46の内部では、ベアリング102、ゴムワッシャー104及び押込みリング106が、空洞112の内部に挿入されている。そして、組立てられた外側部材14、内側部材16及びタング45が、ハウジング46の内部で、プレス嵌めされる。スペーサ108は、ベアリング102の後方端表面を受ける状態に、タング45を覆って挿入され、これにより、タング45が、軸方向についてベアリングに対してロックされる。そして、スペーサ108が、タング45に圧着される。そして、フェルトワッシャー110が、空洞112の内部に挿入される。ブーツ57及びリング65はスリーブ86を覆う状態に位置し、最終的に、ブーツ57が、ハウジング46上でロック構成部48に対してロックされる。
機器10が組立てられると、ハウジング46は電動モータに容易に連結され、切断要素42は自動的にロックされ、モータの操作に対応して回転可能となる。したがって、機器10は、モータに連結されることにより所望の外科処置を行う組合せアタッチメント及び組合せ処置具であり、術者及びその他の使用者は、切断要素42をハンドピース18に取付ける工程、及び、ハンドピース18のモータ47への連結、の両方を行う必要はない。
灌注チャンネル84a,84b及びスリーブ86から構成される灌注システム12は、外側部材14の嵩(bulk)又は容積が大きく増加することなく、かつ、外側部材14の外表面断面のサイズが大きく増加しないため、有効である。したがって、外側部材14は、外付けの灌注チューブを有する機器で処置を行う場合に比べて小さい解剖導入口を通して、患者体の内部に導入可能である。また、外側部材14に沿って外付け灌注チューブが設けられていないため、外付けの灌注チューブを有する外側部材に比べて、患者体の内部に内視鏡が可視する空間が大きくなり、患者体の内部において機器を操作する空間が大きくなる。灌注システム12は、術者からほとんど視認不可能であり、視認性及び到達性に影響を与えない。また、灌注システム12は、熱伝達媒体として機能することにより、患者との接触において許容可能なレベルで、機器10の熱性能を保持する。
本発明は、多くの変化、変形、及び詳細な変換が可能であるため、前述し、かつ、図面を添付して開示した全ての事項は、単に例示的なものであり、それに限定するものではない。
本発明は好ましい実施形態を参照して前述してきたが、当業者は、本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく、形状及び詳細を変換することは可能である。

Claims (21)

  1. 開口基端部と、先端部と、内部通路と、前記先端部で前記内部通路と連通する開口と、外側径を有するとともに外表面を有する本体長さ部分と、前記本体長さ部分の前記外側径より小さい外側径を有するとともに外表面を有する基端長さ部分と、前記本体長さ部分の前記外表面と前記基端長さ部分の前記外表面との間の当接表面と、を備える細長いチューブ状の外側部材であって、前記基端長さ部分は前記当接表面から前記外側部材の前記開口基端部まで基端方向へ延設され、前記本体長さ部分は前記当接表面から前記外側部材の前記先端部まで先端方向へ延設される外側部材と、
    前記外側部材の前記内部通路に回転可能に配置される細長い内側部材であって、基端部と、先端部と、前記外側部材の前記開口から露出する状態で前記内側部材の前記先端部に設けられるとともに、前記外側部材の内部で前記内側部材が回転することにより解剖組織を切断する切断要素と、を備える内側部材と、
    前記外側部材の前記開口基端部に取付けられることにより、前記外側部材を静止位置で保持するとともに、前記内側部材の前記基端部に取付けられることにより、前記外側部材の内部で前記内側部材を回転する電動外科用ハンドピースであって、前記電動外科用ハンドピースは、ハウジングを備え、前記ハウジングは、前端表面が設けられる前端部と、前記ハウジングの内部に設けられるとともに、前記前端表面上にアクセス開口を有するチャンバーと、を有し、前記外側部材の前記基端長さ部分は、前記アクセス開口を通って前記ハウジングの前記チャンバーの内部に延設され、前記当接表面は、前記ハウジングの前記前端表面に当接し、前記内側部材の前記基端部は、前記電動外科用ハンドピースの内部で回転駆動される状態で、前記外側部材の前記開口基端部から基端方向に延設される、電動外科用ハンドピースと、
    前記電動外科用ハンドピースに設けられる第1の灌注通路であって、灌注流体の源を接続可能な入口ポートを有し、前記前端表面上に出口開口を有する第1の灌注通路と、前記外側部材に設けられる第2の灌注通路であって、前記本体長さ部分の前記外表面に設けられる溝を備え、前記溝は、前記当接表面上の前記溝の流入開口から前記外側部材の前記先端部の近傍の前記溝の流出開口まで、前記本体長さ部分に沿って長手方向に延設され、前記溝の流入開口は、前記出口開口に対して位置調整されることにより、前記第1の灌注通路の前記入口ポートから前記第2の灌注通路の前記流出開口まで灌注流体が流れる灌注チャンネルを形成する第2の灌注通路と、前記外側部材の前記本体長さ部分を覆う状態に配置されるスリーブであって、前記スリーブの後方端部から前記溝の前記流出開口に隣接して位置する前記スリーブの前方端部まで長手方向に沿って延設され、前記溝の前記流出開口を通しての連通を確保し、かつ、前記灌注チャンネルから灌注流体を吐出可能な状態で、前記本体長さ部分にとまり嵌めによって配置されるスリーブと、を備える灌注システムであって、前記スリーブによって前記灌注チャンネルは、前記第1の灌注通路の前記入口ポートと前記第2の灌注通路の前記流出開口との間で閉塞され、シールされる灌注システムと、
    を具備する回転電動外科用組織切断機器。
  2. 前記外側部材の前記基端長さ部分は、シール状態で前記ハウジングの前記チャンバーで保持される、請求項1の回転電動外科用組織切断機器。
  3. 前記基端長さ部分は、プレス嵌めによって、前記チャンバーで保持される、請求項2の回転電動外科用組織切断機器。
  4. 前記スリーブは、前記外側部材の前記本体長さ部分に被覆された状態で熱収縮し、とまり嵌めを確立する、請求項1の回転電動外科用組織切断機器。
  5. 前記ハウジングは、前記前端部から灌注流体の源を接続可能なフィッティングまで延設される灌注延長部を備え、前記第1の灌注通路の前記入口ポートは、前記フィッティングに配置され、前記第1の灌注通路は、前記フィッティング、前記灌注延長部及び前記ハウジングの前記前端部を通って、前記前端表面上の前記出口開口まで延設される、請求項1の回転電動外科用組織切断機器。
  6. 前記外側部材は、前記電動外科用ハンドピースと前記外側部材の前記先端部との間に湾曲した構成を有する中心長手軸を備え、前記内側部材は、前記外側部材の内部で回転する状態において、前記湾曲した構成に追従する、請求項1の回転電動外科用組織切断機器。
  7. 前記切断要素は、バーを備える、請求項6の回転電動外科用組織切断機器。
  8. 前記外側部材と、前記内側部材と、前記電動外科用ハンドピースと、前記灌注システムはそれぞれ、
    中心長手軸と、前記開口基端部と、前記先端部と、前記内部通路と、前記先端部で前記内部通路と連通する前記開口と、前記内部通路を規定する内側径表面と、前記外側径を有するとともに前記外表面を有する前記本体長さ部分であって、前記外表面と前記内側径表面との間に壁厚を有する本体長さ部分と、前記本体長さ部分の前記外側径より小さい前記外側径を有するとともに前記外表面を有する前記基端長さ部分と、を備える細長いチューブ状の前記外側部材であって、前記中心長手軸は、前記基端長さ部分に沿って真直ぐな部分を有し、前記基端長さ部分は、前記当接表面で前記本体長さ部分に連続し、前記基端長さ部分の前記外表面は、前記当接表面から前記外側部材の前記開口基端部まで基端方向へ延設され、前記本体長さ部分の前記外表面は、前記当接表面から前記外側部材の前記先端部まで先端方向へ延設される前記外側部材と、
    前記外側部材の前記内部通路に回転可能に配置される細長い前記内側部材であって、前記基端部と、前記先端部と、前記外側部材の前記開口から露出する状態で前記内側部材の前記先端部に設けられるとともに、前記外側部材の内部で前記内側部材が回転することにより解剖組織を切断する前記切断要素と、を備える前記内側部材と、
    前記外側部材の前記開口基端部に取付けられることにより、前記外側部材を前記静止位置で保持するとともに、前記内側部材の前記基端部に取付けられることにより、前記外側部材の内部で前記内側部材を回転する前記電動外科用ハンドピースであって、前記電動外科用ハンドピースは、前記前端部を有する前記ハウジングを備え、前記前端部は、ネックと、前記ネックから前記ハウジングの前端表面まで延設されるロック構成部と、を備え、前記ハウジングは、前記前端表面上に前記アクセス開口を有するチャンバーを前記ハウジングの内部に規定する内側径表面であって、前記チャンバーが前記アクセス開口から前記ロック構成及び前記ネックを通って長手方向について基端方向へ延設される内側径表面と、前記ハウジングの前記前端部から延設され、灌注流体の源を接続可能な入口ポートで終結する灌注延長部と、を備え、前記外側部材の前記基端長さ部分は、前記アクセス開口を通って延設され、前記チャンバーで同軸に受けられ、前記当接表面は、前記前端表面に当接し、前記内側部材の前記基端部は、前記電動外科用ハンドピースの内部で回転駆動される状態で、前記外側部材の前記開口基端部から基端方向に延設される、前記電動外科用ハンドピースと、
    前記電動外科用ハンドピースに設けられる前記第1の灌注通路であって、前記入口ポートから前記灌注延長部及び前記ハウジングの前記前端部を通って、前記前端表面に沿って設けられる前記第1の灌注通路の出口開口まで延設される前記第1の灌注通路と、前記外側部材の前記本体長さ部分の前記外表面に設けられる前記溝を備える前記第2の灌注通路であって、前記溝は、前記当接表面上の前記溝の前記流入開口から前記外側部材の前記先端部の近傍の前記溝の流出開口まで、前記本体長さ部分に沿って長手方向に延設され、前記溝は、前記本体長さ部分の前記外表面に沿って開口側部を有するとともに、前記溝は、全体が前記本体長さ部分の前記壁厚の範囲内に配置され、前記溝の流入開口は、前記出口開口に対して位置調整されることにより、前記第1の灌注通路の前記入口ポートから前記第2の灌注通路の前記流出開口まで灌注流体が流れる前記灌注チャンネルを形成する前記第2の灌注通路と、前記外側部材の前記本体長さ部分を覆う状態に配置される前記スリーブであって、前記スリーブの後方端部から前記溝の前記流出開口に隣接して位置する前記スリーブの前記前方端部まで長手方向に沿って延設され、前記溝の前記流出開口を通しての連通を確保し、かつ、前記灌注チャンネルから灌注流体を吐出可能な状態で、前記本体長さ部分に前記とまり嵌めによって被覆された状態で配置され、前記ロック構成部に対してシールを形成するとともに、前記溝の前記開口側部を閉塞する前記スリーブと、を備える前記灌注システムであって、前記スリーブによって前記灌注チャンネルは、前記第1の灌注通路の前記入口ポートと前記第2の灌注通路の前記流出開口との間で閉塞され、シールされる前記灌注システムと、
    である請求項1の回転電動外科用組織切断機器。
  9. 前記ロック構成部を覆う状態に配置され、前記スリーブの前記後方端部と前記第1の灌注通路との間をシールするブーツをさらに具備する、請求項8の回転電動外科用組織切断機器。
  10. 前記ブーツを覆う状態にロックリングが配置され、前記ロックリングによって前記ブーツが前記外側部材に固定される、請求項9の回転電動外科用組織切断機器。
  11. 前記スリーブは、前記外側部材の前記本体長さ部分を覆う状態で熱収縮される、長手方向に沿った薄い壁厚のチューブを備える、請求項10の回転電動外科用組織切断機器。
  12. 前記チャンバーは、中心長手軸を有し、前記前端表面は、平面で、前記チャンバーの前記中心長手軸に垂直であり、前記当接表面は、平面で、前記外側部材の前記中心長手軸の前記真直ぐな部分に垂直である、請求項8の回転電動外科用組織切断機器。
  13. 前記灌注延長部は、前記ハウジングの前記ネックから基端方向へ、前記チャンバーの前記中心長手軸に対して角度を有して延設される、請求項12の回転電動外科用組織切断機器。
  14. 前記外側部材の前記基端長さ部分の前記外表面は、プレス嵌めによって前記チャンバーで受けることが可能なサイズの外側径を有し、前記基端長さ部分と前記ハウジングの前記内側径表面との間をシールしている、請求項8の回転電動外科用組織切断機器。
  15. 前記ロック構成部及び前記灌注延長部は、前記ハウジングと一体的及び統一的に鋳造される、請求項8の回転電動外科用組織切断機器。
  16. 前記溝は、平面状で互いに平行な一対の側壁であって、前記本体長さ部分の前記外表面から前記溝の平面状の底壁まで延設される側壁を備え、前記底壁は前記側壁の問に前記本体長さ部分の前記壁厚の範囲内で延設される、請求項8の回転電動外科用組織切断機器。
  17. 前記外側部材と、前記内側部材と、前記電動外科用ハンドピースと、前記灌注システムはそれぞれ、
    中心長手軸と、前記開口基端部と、前記先端部と、前記中心長手軸と同軸に前記内部通路を規定する内側径表面と、前記先端部で前記内部通路と連通する前記開口と、前記外側径を有するとともに前記外表面を有する前記本体長さ部分であって、前記外表面と前記内側径表面との問に壁厚を有する前記本体長さ部分と、前記本体長さ部分の前記外側径より小さい前記外側径を有するとともに前記外表面を有する前記基端長さ部分と、を備える細長いチューブ状の前記外側部材であって、前記中心長手軸は、前記基端長さ部分に沿って真直ぐな部分を有し、前記基端長さ部分は、前記基端長さ部分の前記外表面を一周する環状の当接表面で前記本体長さ部分に連続し、前記当接表面は、平面で、前記外側部材の前記中心長手軸の前記真直ぐな部分に垂直であり、前記基端長さ部分は、前記当接表面から前記外側部材の前記開口基端部まで基端方向へ延設され、前記本体長さ部分は、前記当接表面から前記外側部材の前記先端部まで先端方向へ延設される前記外側部材と、
    前記外側部材の前記内部通路に回転可能に配置される細長い前記内側部材であって、前起基端部と、前記先端部と、前記外側部材の前記開口から露出する状態で前記内側部材の前記先端部に設けられるとともに、前記外側部材の内部で前記内側部材が回転することにより解剖組織を切断する前記切断要素と、を備える前記内側部材と、
    前記外側部材の前記開口基端部に取付けられることにより、前記外側部材を前記静止位置で保持するとともに、前記内側部材の前記基端部に取付けられることにより、前記外側部材の内部で前記内側部材を回転する前記電動外科用ハンドピースであって、前記電動外科用ハンドピースは、前記前端部を有する前記ハウジングを備え、前記前端部は、ネックと、前記ネックに連続するロック構成部と、平面状の前端表面と、を備え、前記ハウジングは、前記ハウジングの前記前端部から延設され、灌注流体の源を接続可能な入口ポートで終結する灌注延長部と、前記前端表面上に前記アクセス開口を有する前記チャンバーを前記ハウジングの内部に規定する内側径表面をさらに備え、前記チャンバーは、前記前端表面のショルダー表面に対して垂直で真直ぐな中心長手軸を有し、前記外側部材の前記基端長さ部分は、前記アクセス開口を通って延設され、前記ハウジングの前記チャンバーで同軸に受けられ、前記当接表面は、前記ハウジングの前記前端表面に当接し、前記基端長さ部分は、前記基端長さ部分の前記外表面を前記ハウジングの前記内側径表面に係合させることにより、前記チャンバーにおいてシール状態で固定され、前記内側部材の前記基端部は、前記電動外科用ハンドピースの内部で回転駆動される状態で、前記外側部材の前記開口基端部から基端方向に延設される、前記電動外科用ハンドピースと、
    前記電動外科用ハンドピースに設けられる前記第1の灌注通路であって、前記入口ポートから前記灌注延長部、前記ネック及び前記ロック構成部を通って、前記前端表面に位置する前記第1の灌注通路の出口開口まで延設される前記第1の灌注通路と、前記本体長さ部分の前記壁厚の範囲内に設けられる前記溝を備える前記第2の灌注通路であって、前記溝は、前記当接表面上の前記流入開口と、前記外側部材の前記先端部の近傍の前記流出開口と、前記流入開口から前記流出開口まで前記本体長さ部分の前記外表面に沿って長手方向に延設される開口側部と、を有し、前記溝の前記流入開口は、前記前端表面上の前記出口開口に対して位置調整されることにより、前記第1の灌注通路の前記入口ポートから前記第2の灌注通路の前記流出開口まで灌注流体が流れる前記灌注チャンネルを形成する前記第2の灌注通路と、前記外側部材の前記本体長さ部分を覆う状態に配置される前記スリーブであって、前記スリーブの前記後方端部から前記溝の前記流出開口に隣接して位置する前記スリーブの前記前方端部まで長手方向に沿って延設され、前記溝の前記流出開口を通しての連通を確保し、かつ、前記灌注チャンネルから灌注流体を吐出可能な状態で、前記本体長さ部分に前記とまり嵌めによって被覆された状態で配置される前記スリーブと、を備える灌注システムであって、前記スリーブによって前記灌注チャンネルは、前記第1の灌注通路の前記入口ポートと前記第2の灌注通路の前記流出開口との問で閉塞され、シールされる灌注システムと、
    である請求項1の回転電動外科用組織切断機器。
  18. 前記外側部材の前記中心長手軸は、前記本体長さ部分に沿って湾曲され、前記切断要素はバーである、請求項17の回転電動外科用組織切断機器。
  19. 前記溝は、前記外側部材の前記本体長さ部分に沿って、前記外側部材の前記中心長手軸に対して平行に長手方向に延設される、請求項18の回転電動外科用組織切断機器。
  20. ロック窪みは、前記ロック構成部を覆う状態に配置されるブーツのタブを受ける、請求項17の回転電動外科用組織切断機器。
  21. 前記外側部材は、前記第1の灌注通路の前記入口ポートと第3の灌注通路の流出開口との間で、閉塞され、シールされる第2の灌注チャンネルを備える、請求項17の電動外科用組織切断機器。
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