JP5564603B1 - 中継ノード - Google Patents

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Abstract

【課題】送信元ノードと送信先ノードとの間のデータ伝送の高速化処理をする中継ノードにおいて、高速化処理に加えて中継処理などの他の情報処理をする場合、高速化処理および他の情報処理に利用されるメモリの容量が小さいと、それぞれの処理に遅延が生じるなどの不具合が発生する可能性がある。
【解決手段】少なくとも1つの送信元ノードと複数の送信先ノードとの間のデータ伝送を中継する中継ノードは、メモリと、メモリを用いて、少なくとも1つの送信元ノードと複数の送信先ノードとの間のデータ伝送の高速化処理をする高速化処理部と、メモリを用いて、高速化処理以外の情報処理をする情報処理部と、情報処理部が利用するメモリの第1容量に基づいて、高速化処理部が利用可能なメモリの第2容量を制御するメモリ制御部とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、中継ノードに関する。
特許文献1には、TCPコネクションのスループットを高速化させるTCPコネクション中継装置が記載されている。
特許文献1 特開2006−100919号公報
送信元ノードと送信先ノードとの間のデータ伝送の高速化処理をする中継ノードにおいて、高速化処理に加えて中継処理などの他の情報処理をする場合、高速化処理および他の情報処理に利用されるメモリの容量が小さいと、それぞれの処理に遅延が生じるなどの不具合が発生する可能性がある。
本発明の一態様に係る中継ノードは、少なくとも1つの送信元ノードと複数の送信先ノードとの間のデータ伝送を中継する中継ノードであって、メモリと、メモリを用いて、少なくとも1つの送信元ノードと複数の送信先ノードとの間のデータ伝送の高速化処理をする高速化処理部と、メモリを用いて、高速化処理以外の情報処理をする情報処理部と、情報処理部が利用するメモリの第1容量に基づいて、高速化処理部が利用可能なメモリの第2容量を制御するメモリ制御部とを備える。
上記中継ノードにおいて、複数の送信先ノードのうち一の送信先ノードと中継ノードとの間、または少なくとも1つの送信元ノードのうち一の送信先ノードに対応する一の送信元ノードと中継ノードとの間の通信品質を取得する通信品質取得部をさらに備え、メモリ制御部は、通信品質が予め定められた基準通信品質を満たさない場合、通信品質が基準通信品質を満たす場合よりも、一の送信先ノードに対して第2容量の中から割り当てられるメモリの容量を大きくしてもよい。
上記中継ノードにおいて、メモリ制御部は、通信品質が予め定められた基準通信品質を満たさない場合、第2容量の中から前記メモリの容量を割り当て、高速化処理部に一の送信先ノードに対する高速化処理をさせ、通信品質が基準通信品質を満たす場合、一の送信先ノードに対して第2容量の中から前記メモリの容量を割り当てず、高速化処理部に一の送信先ノードに対する高速化処理をさせなくてもよい。
上記中継ノードにおいて、複数の送信先ノードのそれぞれと中継ノードとの間、または少なくとも一つの送信元ノードのうち複数の送信先ノードのそれぞれに対応するそれぞれの送信元ノードと中継ノードとの間の通信品質を取得する通信品質取得部をさらに備え、メモリ制御部は、複数の送信先ノードのうち、通信品質取得部により取得された通信品質が低い送信先ノードほど、第2容量の中から割り当てられるメモリの容量を大きくしてもよい。
上記中継ノードにおいて、メモリ制御部は、通信品質が予め定められた基準通信品質を満たさない送信先ノードに対して第2容量の中からメモリの容量を割り当て、高速化処理部に基準通信品質を満たさない送信先ノードに対する高速化処理をさせ、基準通信品質を満たす送信先ノードに対して第2容量の中からメモリの容量を割り当てず、高速化処理部に基準通信品質を満たす送信先ノードに対する高速化処理をさせなくてもよい。
上記中継ノードにおいて、メモリ制御部は、複数の送信先ノードのうち予め定められたノード条件を満たす送信先ノードに対して、予め定められたノード条件を満たさない送信先ノードよりも、第2容量の中から割り当てられるメモリの容量を大きくしてもよい。
上記中継ノードにおいて、メモリ制御部は、ノード条件を満たす送信先ノードに対して第2容量の中からメモリの容量を割り当て、高速化処理部にノード条件を満たす送信先ノードに対する高速化処理をさせ、ノード条件を満たさない送信先ノードに対して第2容量の中からメモリの容量を割り当てず、高速化処理部にノード条件を満たさない送信先ノードに対する高速化処理をさせなくてもよい。
上記中継ノードにおいて、メモリ制御部は、複数の送信先ノードのうち中継ノードとの間に確立されたセッションが予め定められたセッション条件を満たす送信先ノードに対して、セッション条件を満たさない送信先ノードよりも、第2容量の中から割り当てられるメモリの容量を大きくしてもよい。
上記中継ノードにおいて、メモリ制御部は、セッション条件を満たす送信先ノードに対して第2容量の中からメモリの容量を割り当て、高速化処理部にセッション条件を満たす送信先ノードに対する高速化処理をさせ、セッション条件を満たさない送信先ノードに対して第2容量の中からメモリの容量を割り当てず、高速化処理部にセッション条件を満たさない送信先ノードに対する高速化処理をさせなくてもよい。
上記中継ノードにおいて、メモリ制御部は、複数の送信先ノードのうち中継ノードとの間の通信に使用されるプロトコルが予め定められたプロトコル条件を満たす送信先ノードに対して、プロトコル条件を満たさない送信先ノードよりも、第2容量の中から割り当てられるメモリの容量を大きくしてもよい。
上記中継ノードにおいて、メモリ制御部は、プロトコル条件を満たす送信先ノードに対して第2容量の中からメモリの容量を割り当て、高速化処理部にプロトコル条件を満たす送信先ノードに対する高速化処理をさせ、プロトコル条件を満たさない送信先ノードに対して第2容量の中からメモリの容量を割り当てず、高速化処理部にプロトコル条件を満たさない送信先ノードに対する高速化処理をさせなくてもよい。
上記中継ノードにおいて、メモリ制御部は、複数の送信先ノードのうち中継ノードとの間でやりとりされるデータを使用して実行されるアプリケーションが予め定められたアプリケーション条件を満たす送信先ノードに対して、アプリケーション条件を満たさない送信先ノードよりも、第2容量の中から割り当てられるメモリの容量を大きくしてもよい。
上記中継ノードにおいて、アプリケーション条件を満たす送信先ノードに対して第2容量の中からメモリの容量を割り当て、高速化処理部にアプリケーション条件を満たす送信先ノードに対する高速化処理をさせ、アプリケーション条件を満たさない送信先ノードに対して第2容量の中からメモリの容量を割り当てず、高速化処理部にアプリケーション条件を満たさない送信先ノードに対する高速化処理をさせなくてもよい。
上記中継ノードにおいて、高速化処理部は、少なくとも1つの送信元ノードのうちの一の送信元ノードからのデータ伝送の第1スループットと、複数の送信先ノードのうちの一の送信先ノードへのデータ伝送の第2スループットとの差が小さくなるように、第1スループットおよび第2スループットの一方のスループットに基づいて他方のスループットを調整して、高速化処理をしてもよい。
上記中継ノードにおいて、高速化処理部は、一の送信元ノードから受信したデータに対する受信応答を、一の送信先ノードに代わって代理応答することで、高速化処理をし、メモリ制御部は、メモリの第2容量を用いて、高速化処理部が一の送信元ノードから一の送信先ノードへ中継されるデータについて高速化処理をする場合に一時的に保持するデータ量が基準値より小さくなるように、高速化処理部に受信応答のタイミングを調整させることで、第1スループットと第2スループットとの差を小さくしてもよい。
上記中継ノードにおいて、高速化処理部は、一の送信元ノードから一度に受信可能なデータのサイズを調整することで、高速化処理をし、メモリ制御部は、メモリの第2容量を用いて、高速化処理部が一の送信元ノードから一の送信先ノードへ中継されるデータについて高速化処理をする場合に一時的に保持するデータ量が基準値より小さくなるように、高速化処理部に受信可能なデータのサイズを調整させることで、第1スループットと第2スループットとの差を小さくしてもよい。
上記中継ノードは、少なくとも1つの送信元ノードと有線で通信する有線通信部と、複数の送信先ノードと無線で通信する無線通信部とをさらに備えてもよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本実施形態に係る通信システムの全体構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る通信装置の機能構成を概略的に示す図である。 メモリ制御部が高速化処理部にメモリの容量を割り当てる手順の一例を示すフローチャートである。 通信装置が中継処理を行う手順の一例を示すフローチャートである。 通信装置が高速化処理を行う手順の一例を示すフローチャートである。 通信装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る通信システムの全体構成の一例を示す。通信システムは、アクセスポイント100、通信端末200、通信端末210、通信端末220、通信端末230、基地局300、およびデータ提供装置400を含む。
アクセスポイント100、基地局300、およびデータ提供装置400は、インターネットなどのネットワーク10を介して接続されている。アクセスポイント100は、例えば、無線LANアクセスポイントである。アクセスポイント100は、送信元ノードと送信先ノードとの間のデータ伝送を中継する中継ノードの一例である。基地局300は、例えば、3G、LTE、または4Gなどのセルラー網の基地局である。データ提供装置400は、例えば、Webサーバ、ファイルサーバ、メールサーバなど通信端末200、通信端末210、通信端末220および通信端末230に各種データを提供する装置である。なお、アクセスポイント100は、セルラー網の基地局300に比べて小さいセルでエリアをカバーするフェムトセル基地局またはPHS基地局などの無線通信装置でもよい。
通信端末200は、例えば、アクセスポイント100を介してデータ提供装置400との間でデータを送受信する無線端末である。通信端末210は、例えば、基地局300を介してデータ提供装置400との間でデータを送受信する無線端末である。通信端末210は、テザリング機能を有する。通信端末220は、無線LAN、Bluetooth(登録商標)またはUSBケーブルを介して通信端末210と通信してよい。通信端末220は、例えば、通信端末210のテザリング機能を利用して、通信端末210および基地局300を介してデータ提供装置400との間でデータを送受信してもよい。また、通信端末220は、通信端末210のテザリング機能を利用して、通信端末210およびアクセスポイント100を介してデータ提供装置400との間でデータを送受信してもよい。
通信端末230は、基地局300を介してデータ提供装置400との間でデータを送受信する無線端末である。なお、通信端末200および220は、基地局300を介してデータ提供装置400との間でデータを送受信してもよい。通信端末230は、アクセスポイント100または通信端末210を介してデータ提供装置400との間でデータを送受信してもよい。
通信端末200、通信端末210および通信端末230は、例えばスマートフォンである。通信端末220は、例えばタブレット、ゲーム機器などである。
上記のような通信システムにおいて、通信端末200などの送信先ノードへのデータ伝送のスループットを向上させるべく、送信元ノードと送信先ノードとの間のデータ伝送の高速化処理を実行する高速化処理装置を設置する場合がある。高速化処理を実行する専用の高速化処理装置の場合、CPUおよびメモリを高速化処理の実行に占有させることができる。しかしながら、このような高速化処理装置を、アクセスポイント100または基地局300などスループットを向上させたいネットワークに接続された機器に併設する場合、高速化処理装置を設置するスペースの確保が困難な場合がある。そこで、中継処理などの他の情報処理をするアクセスポイント100などに高速化処理の機能を組み込むことが考えられる。しかし、例えば、中継処理などの他の情報処理を実行するアクセスポイント100が、メモリを用いて他の情報処理に加えて高速化処理をする場合、それぞれの処理にメモリの容量を十分に割り当てられない可能性がある。また、アクセスポイント100が、メモリを用いて、高速化処理に加えて中継処理などの他の情報処理をする場合、メモリの容量が小さいと、それぞれの処理に遅延が生じるなどの不具合が発生する可能性がある。
そこで、アクセスポイント100は、高速化処理を選択的に実行することで、高速化処理に伴う処理の負担を低減させ、高速化処理以外の情報処理に悪影響が及ぶことを防止する。
図2は、アクセスポイント100の機能構成を概略的に示す。アクセスポイント100は、制御部120、有線通信部130および無線通信部140を備える。制御部120は、メモリ102、高速化処理部104、情報処理部106、メモリ制御部108、条件保持部110、および通信品質取得部112を含む。
アクセスポイント100は、データ提供装置400などの少なくとも1つの送信元ノードと、通信端末200および通信端末210などの複数の送信先ノードとの間のデータ伝送を中継する中継ノードの一例である。
有線通信部130は、少なくとも1つの送信元ノードと有線で通信する。有線通信部130は、例えば、データ提供装置400と有線でインターネットを介して通信する。無線通信部140は、複数の送信先ノードと無線で通信する。無線通信部140は、例えば、通信端末200および通信端末210と、WiFiなどの無線で通信する。
高速化処理部104は、メモリ102を用いて、少なくとも1つの送信元ノードと複数の送信先ノードとの間のデータ伝送の高速化処理をする。高速化処理部104は、少なくとも1つの送信元ノードと複数の送信先ノードとの間のデータ伝送に利用されるプロトコルがTCPの場合に高速化処理をしてもよい。高速化処理部104は、利用されるプロトコルがTCPの場合に、送信元ノードから受信したデータに対する受信応答(ACK)を、送信先ノードに代わって代理応答することで、高速化処理をしてもよい。高速化処理部104は、利用されるプロトコルがTCPの場合に、送信元ノードから一度に受信可能なデータのサイズ、例えばウィンドウサイズを調整することで、高速化処理をしてもよい。なお、高速化処理の具体的な処理内容は、上記には限定されない。
情報処理部106は、メモリ102を用いて、高速化処理以外の情報処理をする。情報処理部106は、データの中継に関する処理、例えばルーティング処理などを行ってもよい。なお、テザリング機能を有するスマートフォンなどの通信端末210が、中継ノードとして機能する場合には、情報処理部106は、データの中継に関する処理以外の各種アプリケーションに関する情報処理をしてもよい。
メモリ制御部108は、情報処理部106が利用するメモリ102の第1容量に基づいて、高速化処理部104が利用可能なメモリ102の第2容量を制御する。メモリ制御部108は、メモリ102の容量を高速化処理部104よりも情報処理部106に優先的に割り当ててもよい。メモリ制御部108は、高速化処理部104が使用しているメモリ102の容量が第2容量に達した場合には、高速化処理部104による高速化処理の実行を抑制させてもよい。例えば、メモリ制御部108は、高速化処理部104が使用しているメモリ102の容量が第2容量に達した場合には、ノードが新たに確立を要求してきたセッションにおいて高速化処理部104が高速化処理をできないように、新たなセッションあるいは、新たなセッションを要求してきたノードに対して第2容量から新たな容量を割り当てなくもよい。メモリ制御部108は、高速化処理部104が使用しているメモリ102の容量が第2容量に達した場合には、高速化処理が実行されている現在のセッションの中から新たなセッションよりも優先度の低いセッションに対する高速化処理を中断させるべく、新たなセッションよりも優先度の低いセッションに割り当てられているメモリ102の容量を開放してもよい。
また、メモリ制御部108は、高速化処理部104が使用しているメモリ102の容量が第2容量に達した場合に、メモリ102にまだ空き容量がある場合には、ノードが新たに確立を要求してきたセッションにおいて高速化処理部104が高速化処理をできるように、空き容量の中から新たなセッションの確立を要求してきたノードに対して容量を割り当ててもよい。さらに、メモリ制御部108は、その空き容量の残りが予め定められた容量に達した場合には、情報処理部106によりその残りの容量を用いた新たな処理を実行させることを優先させてもよい。この場合、メモリ制御部108は、新たなセッションの確立を要求してきたノードに対して残りの容量の中から容量を割り当てず、そのノードに対しては、高速化処理部104が高速化処理をできないようにしてもよい。
通信品質取得部112は、複数の送信先ノードのうち一の送信先ノードと中継ノードとの間、または少なくとも1つの送信元ノードにうち一の送信先ノードに対応する一の送信元ノードと中継ノードとの間の通信品質を取得してもよい。通信品質取得部112は、複数の送信先ノードのそれぞれと中継ノードとの間、または少なくとも1つの送信元ノードのうち複数の送信先ノードのそれぞれに対応するそれぞれの送信元ノードと中継ノードとの間の通信品質を取得してもよい。
通信品質取得部112は、例えば、通信端末200とアクセスポイント100との間の通信品質を取得してもよい。通信品質取得部112は、通信端末200を含む複数の通信端末のそれぞれとアクセスポイント100との間の通信品質を取得してもよい。
ここで、通信品質とは、複数の送信先ノードへのデータ伝送のスループットに影響を及ぼす通信に関する指標を示す。通信品質取得部112は、送信先ノードにおける受信信号強度(RSSI)、雑音指数(NF)、リンク速度などを通信品質として取得してもよい。通信品質取得部112は、送信先ノードに対して信号を発してから応答が返ってくるまでの時間を示す往復遅延時間(RTT)を通信品質として取得してもよい。通信品質取得部112は、送信先ノードにおけるパケットロス率、再送回数などを通信品質として取得してもよい。通信品質取得部112は、送信元ノードにおけるパケットロス率、再送回数などを通信品質として取得してもよい。通信品質取得部112は、送信先ノードまたは送信元ノードにおける実測スループットを通信品質として取得してもよい。
条件保持部110は、メモリ制御部108が高速化処理を許可する条件を示す条件情報を保持する。メモリ制御部108は、条件保持部110の条件情報を参照して、高速化処理部104にメモリ102の容量を割り当てる。
条件保持部110は、条件情報として、高速化処理を許可する通信品質の閾値を保持してもよい。条件保持部110は、条件情報として、高速化処理を許可するノードを一意に識別するノード識別子を保持してもよい。条件保持部110は、例えば、高速化処理サービスの提供を受ける契約をしているユーザに対応するノード識別子を、保持してもよい。
条件保持部110は、条件情報として、高速化処理を許可するセッションの条件を保持してもよい。条件保持部110は、例えば、条件情報として、一ノード当たりに高速化処理を許可するセッション数を保持してもよい。条件保持部110は、条件情報として、アクセスポイント100が高速化処理を許可する最大のセッション数を保持してもよい。
条件保持部110は、条件情報として、高速化処理を許可するプロトコルまたはアプリケーションを示す情報を保持してもよい。
メモリ制御部108は、通信品質取得部112により取得された通信品質が予め定められた基準通信品質を満たさない場合、通信品質が基準通信品質を満たす場合よりも、送信先ノードに対して第2容量の中から割り当てられるメモリ102の容量を大きくしてもよい。メモリ制御部108は、例えば、通信品質が予め定められた基準通信品質を満たさない場合、送信先ノードである通信端末200に対して第2容量の中から予め定められた単位容量を割り当て、基準通信品質を満たす場合には、通信端末200に対して第2容量の中から容量を割り当てなくてもよい。メモリ制御部108は、通信品質が予め定められた基準通信品質を満たさない送信先ノードに対して第2容量の中からメモリ102の容量を割り当て、高速化処理部104に予め定められた基準通信品質を満たさない送信先ノードに対する高速化処理をさせてもよい。また、メモリ制御部108は、予め定められた基準通信品質を満たす送信先ノードに対して第2容量の中からメモリ102の容量を割り当てず、高速化処理部104に予め定められた基準通信品質を満たす送信先ノードに対する高速化処理をさせなくてもよい。
よって、アクセスポイント100との間の通信品質が比較的悪い通信端末は、アクセスポイント100との間の通信品質が比較的良い通信端末の場合よりも、スループットが低下する可能性が高い。そこで、メモリ制御部108は、アクセスポイント100との間の通信品質が良い通信端末よりも悪い通信端末に対して高速化処理部104に優先的に高速化処理をさせてもよい。この場合、メモリ制御部108は、複数の送信先ノードのうち、通信品質取得部112により取得された通信品質が低い送信先ノードほど、第2容量の中から割り当てられるメモリの容量を大きくしてもよい。
一般にメモリの容量が大きいほど、アクセスポイント100は、例えば、送信元ノードであるデータ提供装置400から送信先ノードである通信端末200に転送するためにメモリ102により多くの量のデータを一時的に保持できる。アクセスポイント100に一時的に保持できるデータの量が多いほど、アクセスポイント100が、通信端末200に一度に送信できるデータの量が増加し、通信端末200に対するスループットを向上させることができる。また、アクセスポイント100に一時的に保持できるデータの量が多いほど、例えばアクセスポイント100におけるキャッシュ機能を効率的に利用できるので、通信端末200に対するスループットを向上させることができる。
メモリ制御部108は、複数の送信先ノードのうち予め定められたノード条件を満たす送信先ノードに対して、予め定められたノード条件を満たさない送信先ノードよりも、第2容量の中から割り当てられるメモリ102の容量を大きくしてもよい。メモリ制御部108は、ノード条件を満たす送信先ノードに対して第2容量の中からメモリの容量を割り当て、高速化処理部104にノード条件を満たす送信先ノードに対する高速化処理をさせてもよい。一方、メモリ制御部108は、ノード条件を満たさない送信先ノードに対して第2容量の中からメモリ102の容量を割り当てず、高速化処理部104にノード条件を満たさない送信先ノードに対する高速化処理をさせなくてもよい。
ここで、ノード条件とは、高速化処理を優先的に実行させるべき、または高速化処理を実行することが許可されている送信先ノードを特定するための条件を示す。メモリ制御部108は、例えば、新たなセッションの確立(コネクションの確立)を要求してきたノードのノード識別子が、高速化処理を許可する対象のノード識別子として登録されている場合、ノード条件を満たすノードであると判断してもよい。メモリ制御部108は、例えば、新たなセッションの確立を要求してきたノードのノード識別子が、高速化処理のサービスを受ける契約をしているユーザに対応するノード識別子として登録されている場合、ノード条件を満たすノードであると判断してもよい。
メモリ制御部108は、複数の送信先ノードのうち中継ノードとの間に確立されたセッションが予め定められたセッション条件を満たす送信先ノードに対して、セッション条件を満たさない送信先ノードよりも、第2容量の中から割り当てられるメモリ102の容量を大きくしてもよい。メモリ制御部108は、セッション条件を満たす送信先ノードに対して第2容量の中からメモリ102の容量を割り当て、高速化処理部104にセッション条件を満たす送信先ノードに対する高速化処理をさせてもよい。一方、メモリ制御部108は、セッション条件を満たさない送信先ノードに対して第2容量の中からメモリ102の容量を割り当てず、高速化処理部104にセッション条件を満たさない送信先ノードに対する高速化処理をさせなくてもよい。
メモリ制御部108は、例えば、新たなセッションの確立を要求してきたノードがアクセスポイント100を介してすでに確立しているセッションの数が、条件保持部110に保持されている高速化処理を許可する単位ノード当たりのセッション数より小さい場合には、セッション条件を満たすノードであると判断してもよい。または、メモリ制御部108は、複数のノードがアクセスポイント100を介してすでに確立している合計のセッションの数が、条件保持部110に保持されている高速化処理を許可する最大セッション数より小さい場合に、セッションの条件を満たすノードであると判断してもよい。
条件保持部110は、合計のセッションの数が、予め定められた数に達した段階で、高速化処理を許可する単位ノード当たりのセッション数が小さくなるような条件情報を保持してもよい。この場合、メモリ制御部108は、合計のセッションの数が、予め定められた数に達した段階で、それぞれのノードに対して高速化処理をさせるセッション数を低下させるように、それぞれのノードに対するメモリ102の容量の割り当てを調整してもよい。メモリ制御部108は、合計のセッションの数が、予め定められた数に達した段階で、それぞれのノードまたはセッションに割り当てられるメモリ102の容量を均等化してもよい。メモリ制御部108は、合計のセッションの数が、予め定められた数に達するまで、それぞれのノードまたはセッションに対して割り当てるメモリ102の容量に制限を設けず、合計のセッションの数が、予め定められた数に達した段階で、新たなノードまたは新たなセッションに対してメモリ102の容量を割り当てず、新たなノードまたは新たなセッションに対する高速化処理を高速化処理部104にさせなくてもよい。
メモリ制御部108は、複数の送信先ノードのうち中継ノードとの間の通信に使用されるプロトコルが予め定められたプロトコル条件を満たす送信先ノードに対して、プロトコル条件を満たさない送信先ノードよりも、第2容量の中から割り当てられるメモリ102の容量を大きくしてもよい。メモリ制御部108は、プロトコル条件を満たす送信先ノードに対して第2容量の中からメモリ102の容量を割り当て、高速化処理部104にプロトコル条件を満たす送信先ノードに対する高速化処理をさせてもよい。一方、メモリ制御部108は、プロトコル条件を満たさない送信先ノードに対して第2容量の中からメモリ102の容量を割り当てず、高速化処理部104にプロトコル条件を満たさない送信先ノードに対する高速化処理をさせなくてもよい。
メモリ制御部108は、例えば、新たなセッションの確立を要求してきたノードがアクセスポイント100との間の通信に使用するプロトコルが、高速化処理を許可するプロトコルとして条件保持部110に登録されている場合には、プロトコル条件を満たすノードであると判断してもよい。
メモリ制御部108は、複数の送信先ノードのうち中継ノードとの間でやりとりされるデータを使用して実行されるアプリケーションが予め定められたアプリケーション条件を満たす送信先ノードに対して、アプリケーション条件を満たさない送信先ノードよりも、第2容量の中から割り当てられるメモリの容量を大きくしてもよい。メモリ制御部108は、動画、音声などリアルタイム性が要求されるデータを扱うアプリケーションなど特定のアプリケーションが実行される場合に、実行されるアプリケーションが予め定められたアプリケーション条件を満たすと判断してもよい。
メモリ制御部108は、アプリケーション条件を満たす送信先ノードに対して第2容量の中からメモリ102の容量を割り当て、高速化処理部104にアプリケーション条件を満たす送信先ノードに対する高速化処理をさせてもよい。メモリ制御部108は、アプリケーション条件を満たさない送信先ノードに対して第2容量の中からメモリ102の容量を割り当てず、高速化処理部104にアプリケーション条件を満たさない送信先ノードに対する高速化処理をさせなくてもよい。
メモリ制御部108は、例えば、新たなセッションの確立を要求してきたノードが、新たなセッションにおいてやりとりするデータを使用して実行するアプリケーションが、高速化処理を許可するアプリケーションとして条件保持部110に登録されている場合には、アプリケーション条件を満たすノードであると判断してもよい。
以上のように、メモリ制御部108は、通信端末200などのノードから新たなセッションの確立が要求される毎に、その要求が、予め定められた高速化処理を許可する条件を満たすかどうかを判断する。これにより、高速化処理をすべきセッションが制限される。よって、高速化処理部104により利用されるメモリ102の容量が制限される。これにより、高速化処理に伴うメモリ102の使用の増大を防ぎ、メモリ102を利用して実行される高速化処理以外の情報処理に悪影響が及ぶことを防止できる。
例えば、通信品質が比較的悪いノードに対して優先的に第2容量の中からメモリ102の容量を割り当てることで、高速化処理部104により利用されるメモリ102の容量が制限されていても、通信品質が比較的悪いノードに対して優先的に高速化処理を実行することができる。
図3は、メモリ制御部108が高速化処理部104にメモリ102の容量を割り当てる手順の一例を示すフローチャートである。メモリ制御部108は、定期的に図3に示す手順を実行してもよい。
メモリ制御部108は、高速化処理以外の情報処理にメモリ102が利用されるか否かを判断する(S100)。メモリ制御部108は、メモリ102を参照して、現時点で高速化処理以外の情報処理にメモリ102が利用される否かを判断してもよい。また、メモリ制御部108は、現時点から予め定められた期間内に高速化処理以外の情報処理にメモリ102が利用される予定があるか否かを、例えば予め作成されているメモリ102の使用スケジュールを参照して判断することで、高速化処理以外の情報処理にメモリ102が利用されるか否かを判断してもよい。
高速化処理以外の情報処理にメモリ102が利用される場合、メモリ制御部108は、高速化処理以外の情報処理に利用されるメモリ102の第1容量を特定し、第1容量に基づいて第2容量を特定する(S102)。メモリ制御部108は、メモリ102の全容量のうち、第1容量以外の容量を第2容量として特定してもよい。メモリ制御部108は、メモリ102の全容量の中の第1容量以外の容量のうち、予め定められた割合の容量を第2容量として特定してもよい。
一方、高速化処理以外の情報処理にメモリ102が利用されていない場合、メモリ制御部108は、メモリ102の全容量から第2容量を特定する(S104)。メモリ制御部108は、メモリ102の全容量を第2容量として特定してもよい。また、メモリ制御部108は、メモリ102の全容量の中から予め定められた割合の容量を第2容量として特定してもよい。
以上のように、メモリ制御部108が、高速化処理以外の情報処理にメモリ102が利用されている場合、またはメモリ102の空き容量が少ない場合には、高速化処理に利用するメモリ102の容量を制限することで、他の情報処理に悪影響が及ぶことを防止できる。また、メモリ制御部108が、メモリ102の空き容量が多い場合でも、高速化処理に利用するメモリ102の容量を制限することで、高速化処理を実行中に新たに他の情報処理が実行される場合に、他の情報処理の実行に悪影響が及ぶことを防止できる。
図4は、TCPに従ってアクセスポイント100が中継処理を行う手順の一例を示すフローチャートである。例えば、アクセスポイント100が、通信端末200がデータ提供装置400との間でセッションを確立するために、通信端末200とデータ提供装置400との間でやりとりされるSYNパケット、SYN/ACKパケット、およびACKパケットを中継し、通信端末200とデータ提供装置400との間に新たなセッション(コネクション)を確立する(S200)。新たなセッションが確立されると、メモリ制御部108は、メモリ102の容量のうち高速化処理部104に対して割り当てられた第2容量の空きに十分な余裕があるか否かを判断する(S202)。メモリ制御部108は、例えば、第2容量のうち予め定められた割合、例えば50%以上の容量が空いているか否かを判断する。第2容量の空きに余裕があれば、メモリ制御部108は、新たなセッションに対して第2容量の中から高速化処理に必要な容量を割り当てて、高速化処理部104が、新たなセッションに対して高速化処理を実行する(S206)。
一方、メモリ制御部108は、メモリ102の容量のうち高速化処理部104に対して割り当てられた第2容量の空きに十分な余裕がない場合、例えば、第2容量のうち予め定められた割合、例えば50%より少ない容量しか空いていない場合、メモリ制御部108は、条件保持部110を参照して、新たなセッションが、高速化処理を許可すべき条件を満たすか否かを判断する(S204)。
メモリ制御部108は、例えば、通信品質取得部112から新たなセッションの確立を要求してきた通信端末200に対する通信品質を取得し、通信端末200に対する通信品質が基準通信品質を満たすか否かを判断する。そして、メモリ制御部108は、通信品質が基準通信品質を満たさない場合、高速化処理を許可すべき条件を満たすと判断してもよい。
メモリ制御部108は、高速化処理を許可すべき条件を満たす場合、第2容量の中から、新たなセッションの確立を要求してきた通信端末200または確立された新たなセッションに対して高速化処理に必要な容量を割り当てる。そして、高速化処理部104が、新たなセッションに対して高速化処理を実行するとともに、情報処理部106は、通信端末200とデータ提供装置400との間のデータ転送を中継する(S206)。
一方、メモリ制御部108は、高速化処理を許可すべき条件を満たさない場合、第2容量の中から、新たなセッションの確立を要求してきた通信端末200または確立された新たなセッションに対して高速化処理に必要な容量を割り当てない。そして、高速化処理部104は、新たなセッションに対して高速化処理を実行せずに、情報処理部106が、通信端末200とデータ提供装置400との間のデータ転送を中継する(S208)。
通信端末200とデータ提供装置400との間のデータ転送が終了すると、セッションが開放され(S210)、メモリ制御部108は、そのセッションに対して割り当てられていたメモリ102の容量を開放し、処理を終了する。
以上の通り、メモリ制御部108は、新たなセッションが確立される毎に、要求してきた通信端末、要求してきた通信端末の通信品質、使用されるプロトコル、または実行されるアプリケーションなどが予め定められた条件を満たすか否かに基づいて、そのセッションに対して高速化処理をすべきか否かを判断する。そして、高速化処理部104は、メモリ制御部108による判断結果に応じて割り当てられるメモリ102の容量に応じて、高速化処理を選択的に実行する。
これにより、高速化処理をすべきセッションが制限される。よって、高速化処理部104により利用されるメモリ102の容量を制限できる。したがって、高速化処理に利用されるメモリ102の容量の増加を抑制でき、メモリ102を利用して実行される高速化処理以外の情報処理に悪影響が及ぶことを防止できる。
ところで、高速化処理部104による高速化処理などにより、送信元ノードであるデータ提供装置400から中継ノードであるアクセスポイント100へのデータ伝送のスループットを必要以上に向上させると、アクセスポイント100が、送信先ノードである通信端末200などにデータを中継するまでに一時的に保持するデータ量が多くなる場合がある。
例えば、高速化処理を実行する専用の装置は、高速化処理のみにメモリを利用することができる。よって、送信元ノードからその装置へのデータ伝送のスループットを向上させ、メモリに一時的に保持するデータ量が増大しても、高速化処理以外の情報処理にそのメモリが利用されないので、不都合は生じない。
しかし、例えば、メモリを用いて高速化処理以外の情報処理を実行するアクセスポイント100、またはテザリング機能を有する通信端末210が、そのメモリを用いて高速化処理を実行する場合、送信元ノードからアクセスポイント100または通信端末210へのデータ伝送のスループットを必要以上に向上させると不都合が生じる可能性がある。
ここで、送信元ノードから高速化処理を実行する中継ノードまでの区間を「A」、中継ノードから送信先ノードまでの区間を「B」とする。また、中継ノードの地点を「X」とする。この場合、中継ノードによる高速化処理により、伝送されるデータは、区間Aにおいて高速に移動する。一方、伝送されるデータは、区間Bにおいて、例えば、TCP(トランスポート)レイヤ以下のネットワークレイヤ、データリンクレイヤまたは物理レイヤのパフォーマンスに応じた速度で移動する。
区間Aのスループットを「TA」、区間Bのスループットを「TB」とした場合、送信元ノード、中継ノード、および送信先ノードにおけるデータ伝送において、TA≧TBという関係が成り立つ。仮に、TA<TBという関係が成り立つと、データ伝送の時間が経過するにつれて、区間Bを移動するデータ量が、区間Aを移動するデータ量を上回ってしまうので、矛盾する。
TA≧TBという関係が成り立つ場合、区間Aを移動してきたデータは、区間Bを移動するまでの間、地点Xにおいて、つまり中継ノードにおいて一時的に保持される。よって、区間Aのスループットが、区間Bのスループットよりも大きいほど、地点Xにおいて一時的保持するデータ量が多くなる。つまり、区間Aのスループットが、区間Bのスループットよりも大きいほど、中継ノードにおいて中継すべきデータを一時的に保持するために必要なメモリの容量が多くなる。
例えば、地点X、つまり中継ノードにおいて、高速化処理に利用されるメモリが、他の情報処理にも利用される場合、高速化処理に利用できるメモリの容量に制限がある。メモリの容量に制限がある場合、上記のように、区間Aのスループットが、区間Bのスループットよりも大きすぎると、高速化処理に悪影響を与え、その結果、区間Aまたは区間Bのスループットの低下を招く可能性がある。
したがって、区間Aのスループットと区間Bのスループットとの差は最小限にすることが好ましい。この差を最小限にすることで、中継ノードにおいて中継すべきデータを一時的に保持するために必要なメモリの容量を少なくできる。これにより、高速化処理に利用できるメモリの容量に制限がある場合でも、高速化処理に悪影響を与えない。その結果、区間Aまたは区間Bのスループットの低下を招くことを防ぐことができる。
そこで、高速化処理部104は、少なくとも1つの送信元ノードのうちの一の送信元ノードからのデータ伝送の第1スループットと、複数の送信先ノードのうちの一の送信先ノードへのデータ伝送の第2スループットとの差が小さくなるように、第1スループットおよび第2スループットの一方のスループットに基づいて他方のスループットを調整して、高速化処理をしてもよい。
メモリ制御部108は、送信元ノードから中継ノードへのデータ伝送の第1スループットと、中継ノードから送信先ノードへのデータ伝送の第2スループットとの差が小さくなるように、第1スループットおよび第2スループットの一方のスループットに基づいて他方のスループットを中継ノードに調整させるスループット調整装置として機能してもよい。
メモリ制御部108は、メモリ102の第2容量を用いて、高速化処理部104が一の送信元ノードから一の送信先ノードへ中継されるデータについて高速化処理をする場合に一時的に保持するデータ量が基準値より小さくなるように、高速化処理部104による高速化処理を調整してもよい。
メモリ制御部108は、例えば、メモリ102の第2容量を用いて、高速化処理部104が一の送信元ノードから一の送信先ノードへ中継されるデータについて高速化処理をする場合に一時的に保持するデータ量が基準値より小さくなるように、高速化処理部104に受信応答のタイミングを調整させることで、第1スループットと第2スループットとの差を小さくしてもよい。
メモリ制御部108は、メモリ102に一時的に保持されるデータ量が基準値より大きい場合、高速化処理部104に送信先ノードに代わって送信させる受信応答のタイミングを遅延させることで、第1スループットを低下させて、第1スループットと第2スループットとの差を小さくしてもよい。
メモリ制御部108は、メモリ102の第2容量を用いて、高速化処理部104が一の送信元ノードから一の送信先ノードへ中継されるデータについて高速化処理をする場合に一時的に保持するデータ量が基準値より小さくなるように、高速化処理部104に一度に受信可能なデータのサイズを調整させることで、第1スループットと第2スループットとの差を小さくしてもよい。
メモリ制御部108は、メモリ102に一時的に保持されるデータ量が基準値より大きい場合、高速化処理部104に一度に受信可能なデータのサイズ、つまりウィンドウサイズを小さくさせることで、第1スループットを低下させて、第1スループットと第2スループットとの差を小さくしてもよい。
図5は、アクセスポイント100が高速化処理を行う手順の一例を示すフローチャートである。高速化処理部104が、高速化処理を開始すると(S300)、メモリ制御部108は、メモリ102に高速化処理により一時的に保持されているデータ量が基準値以下か否かを判断する(S302)。メモリ制御部108が、セッション毎に高速化処理を制御している場合には、セッション毎にメモリ102に一時的に保持されているデータ量が基準値以下か否かを判断してもよい。
データ量が基準値より大きい場合、メモリ制御部108は、高速化処理部104にデータ量が基準値より小さくなるように高速化処理を調整させ、第1スループットと第2スループットとの差を小さくする(S304)。メモリ制御部108は、高速化処理部104に受信応答のタイミングを調整させることで、第1スループットと第2スループットとの差を小さくしてもよい。メモリ制御部108は、高速化処理部104に受信可能なデータのサイズを調整させることで、第1スループットと第2スループットとの差を小さくしてもよい。
例えば、送信元ノードであるデータ提供装置400から送信先ノードである通信端末200へのデータ転送が終了し、セッションが開放されると(S306)、アクセスポイント100は、そのセッションに対する高速化処理を終了する。データ転送が終了していなければ、メモリ制御部108は、改めてメモリ102に一時的に保持されているデータ量を基準値以下か否かを判断して、必要に応じて、高速化処理部104に高速化処理の調整をさせる。
以上の通り、第1スループットと第2スループットとの差が小さくなるように高速化処理を調整することで、高速化処理に利用されるメモリの容量を最小限に抑えることができる。
よって、高速化処理以外の情報処理を実行するアクセスポイント100などの中継ノードが、高速化処理を実行する場合でも、高速化処理に利用するメモリの容量を抑えることができる。これにより、高速化処理以外の情報処理に悪影響を及ぼすことを防止できる。また、高速化処理に利用されるメモリの容量が最小限に抑えられているので、高速化処理に利用可能なメモリの容量が少ない場合でも高速化処理に悪影響を及ぼすことを防止できる。よって、高速化処理に利用されるメモリの容量が制限される場合でも、スループットの低下を招くことを防止できる。
図6は、本実施形態に係るアクセスポイント100のハードウェア構成の一例を示す。本実施形態に係るアクセスポイント100は、ホストコントローラ902により相互に接続されるCPU904、RAM906を有するCPU周辺部と、入出力コントローラ908によりホストコントローラ902に接続されるROM910、通信インターフェイス912、およびアンテナ914を有する入出力部とを備える。入出力部は、ハードディスクドライブ、CD−ROMドライブ、およびUSBインターフェイスをさらに有してよい。
ホストコントローラ902は、RAM906と、高い転送レートでRAM906をアクセスするCPU904とを接続する。CPU904は、ROM910およびRAM906に格納されたプログラムに基づいて動作して、各部を制御する。入出力コントローラ908は、ホストコントローラ902と、比較的高速な入出力装置である通信インターフェイス912と、ROM910とを接続する。
通信インターフェイス912は、ネットワークを介して有線で他の通信装置と通信する。また、通信インターフェイス912は、アンテナ914を介して無線で他の通信装置と通信する。ハードディスクドライブは、アクセスポイント100内のCPU904が使用するプログラムおよびデータを格納する。CD−ROMドライブは、CD−ROMからプログラムまたはデータを読み取り、RAM906を介してハードディスクドライブに提供する。また、ROM910は、アクセスポイント100が起動時に実行するブート・プログラム、アクセスポイント100のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
RAM906を介してハードディスクドライブに提供されるプログラムは、CD−ROM、またはUSBメモリ等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。プログラムは、記録媒体から読み出され、RAM906を介してアクセスポイント100内のハードディスクドライブにインストールされ、CPU904において実行される。
アクセスポイント100にインストールされて実行されるプログラムは、CPU904等に働きかけて、アクセスポイント100を、図1から図5にかけて説明したメモリ102、高速化処理部104、情報処理部106、メモリ制御部108、条件保持部110、通信品質取得部112、有線通信部130、および無線通信部140として機能させる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
アクセスポイント100が、制御部120を備える例について説明したが、テザリング機能を有する通信端末210、基地局300、あるいはルータが制御部120を備えてもよい。通信端末210が制御部120を備える場合、通信端末210は、例えば、データ提供装置400から基地局300を介して3G、LTE、4Gなどの公衆無線でデータを受信し、WiFiなどの無線LANでそのデータを通信端末220に転送する。
制御部120を備える通信端末210は、データ提供装置400と通信端末220との間のデータ伝送の高速化処理をしてもよい。通信端末210は、通信端末210が実行する高速化処理以外の情報処理に利用されるメモリ102の容量に基づいて、高速化処理に利用するメモリ102の容量を制御してもよい。また、通信端末210は、例えば、通信端末220からの新たなセッションの確立の要求毎に、そのセッションで利用されるアプリケーション、プロトコル、通信端末220における通信品質、確立されているセッション数などをパラメータとして、そのセッションに対して高速化処理をするか否かを判断してよい。なお、送信先ノードに加えて送信元ノードとも無線通信する通信端末210が制御部120を備える場合には、通信品質取得部112は、送信先ノードに加えて、または送信先ノードの代わりに送信元ノードにおける受信信号強度(RSSI)、雑音指数(NF)、リンク速度などを通信品質として取得してもよい。
また、制御部120を備える通信端末210は、データ提供装置400から通信端末210へのデータ伝送のスループットと、通信端末210から通信端末220へのデータ伝送のスループットとの差が小さくなるように、データ提供装置400と通信端末220との間のデータ伝送の中継処理を制御してもよい。制御部120を備える通信端末210は、データ提供装置400から通信端末210へのデータ伝送のスループットと、通信端末210から通信端末220へのデータ伝送のスループットとの差が小さくなるように、高速化処理を調整してよい。
制御部120を備える基地局300は、データ提供装置400から基幹網およびインターネットなどの公衆網を介してデータ提供装置400からデータを受信し、3G、LTE、4Gなどの公衆無線でそのデータを通信端末230に転送する。このような基地局300は、例えば、データ提供装置400と、通信端末230との間のデータ伝送の高速化処理をしてもよい。基地局300は、基地局300が実行する高速化処理以外の中継処理などの情報処理に利用されるメモリ102の容量に基づいて、高速化処理に利用するメモリ102の容量を制御してもよい。また、基地局300は、例えば、通信端末230からの新たなセッションの確立の要求毎に、そのセッションで利用されるアプリケーション、プロトコル、通信端末220における通信品質、確立されているセッション数、通信端末230の契約内容などをパラメータとして、そのセッションに対して高速化処理をするか否かを判断してよい。
また、制御部120を備える基地局300は、データ提供装置400から基地局300へのデータ伝送のスループットと、基地局300から通信端末230へのデータ伝送のスループットとの差が小さくなるように、データ提供装置400と通信端末230との間のデータ伝送の中継処理を制御してもよい。制御部120を備える基地局300は、データ提供装置400から基地局300へのデータ伝送のスループットと、基地局300から通信端末230へのデータ伝送のスループットとの差が小さくなるように、高速化処理を調整してよい。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 ネットワーク
100 アクセスポイント
102 メモリ
104 高速化処理部
106 情報処理部
108 メモリ制御部
110 条件保持部
112 通信品質取得部
120 制御部
130 有線通信部
140 無線通信部
200 通信端末
210 通信端末
220 通信端末
230 通信端末
300 基地局
400 データ提供装置

Claims (17)

  1. 少なくとも1つの送信元ノードと複数の送信先ノードとの間のデータ伝送を中継する中継ノードであって、
    メモリと、
    前記メモリを用いて、前記少なくとも1つの送信元ノードと前記複数の送信先ノードとの間のデータ伝送の高速化処理をする高速化処理部と、
    前記メモリを用いて、前記高速化処理以外の情報処理として、データの中継に関する処理、および前記データの中継に関する処理以外のアプリケーションに関する情報処理の少なくとも一方をする情報処理部と、
    前記情報処理部が利用する前記メモリの第1容量に基づいて、前記高速化処理部が利用可能な前記メモリの第2容量を制御するメモリ制御部と
    を備え、
    前記メモリ制御部は、前記高速化処理部が使用している前記メモリの容量が前記第2容量に達した場合、前記高速化処理部による前記高速化処理の実行を抑制することで、前記高速化処理部よりも前記情報処理部に優先的に前記メモリの容量を割り当てる、中継ノード。
  2. 前記メモリ制御部は、新たなセッションの確立を要求してきた送信先ノードがすでに確立しているセッションの数が、前記高速化処理を許可する単位ノード当たりのセッションの数よりも小さい場合、前記新たなセッションの確立を要求してきた前記送信先ノードの前記新たなセッションに対して前記第2容量の中から前記メモリの容量を割り当てる、請求項1に記載の中継ノード。
  3. 前記メモリ制御部は、前記複数の送信先ノードとの間にすでに確立されているセッションの合計の数が予め定められた数に達したことに対応して、前記高速化処理をさせるセッションの数を低下させるように、前記複数の送信先ノードに割り当てられる前記メモリの容量を調整する、請求項1または請求項2に記載の中継ノード。
  4. 前記メモリ制御部は、前記複数の送信先ノードとの間にすでに確立されているセッションの合計の数が予め定められた数に達したことに対応して、前記複数の送信先ノードまたはそれぞれのセッションに対して割り当てられる前記メモリの容量を均等化する、請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の中継ノード。
  5. 前記複数の送信先ノードのうち一の送信先ノードと前記中継ノードとの間、または前記少なくとも1つの送信元ノードのうち前記一の送信先ノードに対応する一の送信元ノードと前記中継ノードとの間の通信品質を取得する通信品質取得部をさらに備え、
    前記メモリ制御部は、前記通信品質が予め定められた基準通信品質を満たさない場合、前記通信品質が前記基準通信品質を満たす場合よりも、前記一の送信先ノードに対して前記第2容量の中から割り当てられる前記メモリの容量を大きくする、請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の中継ノード。
  6. 前記複数の送信先ノードのそれぞれと前記中継ノードとの間、または前記少なくとも一つの送信元ノードのうち前記複数の送信先ノードのそれぞれに対応するそれぞれの送信元ノードと前記中継ノードとの間の通信品質を取得する通信品質取得部をさらに備え、
    前記メモリ制御部は、前記複数の送信先ノードのうち、前記通信品質取得部により取得された前記通信品質が低い送信先ノードほど、前記第2容量の中から割り当てられる前記メモリの容量を大きくする、請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の中継ノード。
  7. 前記メモリ制御部は、前記複数の送信先ノードのうち予め定められたノード条件を満たす送信先ノードに対して、前記ノード条件を満たさない送信先ノードよりも、前記第2容量の中から割り当てられる前記メモリの容量を大きくする、請求項1から請求項6のいずれか1つに記載の中継ノード。
  8. 前記メモリ制御部は、前記複数の送信先ノードのうち前記中継ノードとの間に確立されたセッションが予め定められたセッション条件を満たす送信先ノードに対して、前記セッション条件を満たさない送信先ノードよりも、前記第2容量の中から割り当てられる前記メモリの容量を大きくする、請求項1から7のいずれか1つに記載の中継ノード。
  9. 前記メモリ制御部は、前記セッション条件を満たす前記送信先ノードに対して前記第2容量の中から前記メモリの容量を割り当て、前記高速化処理部に前記セッション条件を満たす前記送信先ノードに対する前記高速化処理をさせ、前記セッション条件を満たさない前記送信先ノードに対して前記第2容量の中から前記メモリの容量を割り当てず、前記高速化処理部に前記セッション条件を満たさない前記送信先ノードに対する前記高速化処理をさせない、請求項8に記載の中継ノード。
  10. 前記メモリ制御部は、前記複数の送信先ノードのうち前記中継ノードとの間の通信に使用されるプロトコルが予め定められたプロトコル条件を満たす送信先ノードに対して、前記プロトコル条件を満たさない送信先ノードよりも、前記第2容量の中から割り当てられる前記メモリの容量を大きくする、請求項1から9のいずれか1つに記載の中継ノード。
  11. 前記メモリ制御部は、前記プロトコル条件を満たす前記送信先ノードに対して前記第2容量の中から前記メモリの容量を割り当て、前記高速化処理部に前記プロトコル条件を満たす前記送信先ノードに対する前記高速化処理をさせ、前記プロトコル条件を満たさない前記送信先ノードに対して前記第2容量の中から前記メモリの容量を割り当てず、前記高速化処理部に前記プロトコル条件を満たさない前記送信先ノードに対する前記高速化処理をさせない、請求項10に記載の中継ノード。
  12. 前記メモリ制御部は、前記複数の送信先ノードのうち前記中継ノードとの間でやりとりされるデータを使用して実行されるアプリケーションが予め定められたアプリケーション条件を満たす送信先ノードに対して、前記アプリケーション条件を満たさない送信先ノードよりも、前記第2容量の中から割り当てられる前記メモリの容量を大きくする、請求項1から請求項11のいずれか1つに記載の中継ノード。
  13. 前記アプリケーション条件を満たす前記送信先ノードに対して前記第2容量の中から前記メモリの容量を割り当て、前記高速化処理部に前記アプリケーション条件を満たす前記送信先ノードに対する前記高速化処理をさせ、前記アプリケーション条件を満たさない前記送信先ノードに対して前記第2容量の中から前記メモリの容量を割り当てず、前記高速化処理部に前記アプリケーション条件を満たさない前記送信先ノードに対する前記高速化処理をさせない、請求項12に記載の中継ノード。
  14. 前記高速化処理部は、前記少なくとも1つの送信元ノードのうちの一の送信元ノードからのデータ伝送の第1スループットと、前記複数の送信先ノードのうちの一の送信先ノードへのデータ伝送の第2スループットとの差が小さくなるように、前記第1スループットおよび前記第2スループットの一方のスループットに基づいて他方のスループットを調整して、前記高速化処理をする、請求項1から請求項13のいずれか1つに記載の中継ノード。
  15. 前記高速化処理部は、前記一の送信元ノードから受信したデータに対する受信応答を、前記一の送信先ノードに代わって代理応答することで、前記高速化処理をし、
    前記メモリ制御部は、前記メモリの前記第2容量を用いて、前記高速化処理部が前記一の送信元ノードから前記一の送信先ノードへ中継されるデータについて前記高速化処理をする場合に一時的に保持するデータ量が基準値より小さくなるように、前記高速化処理部に前記受信応答のタイミングを調整させることで、前記第1スループットと前記第2スループットとの差を小さくする、請求項14に記載の中継ノード。
  16. 前記高速化処理部は、前記一の送信元ノードから一度に受信可能なデータのサイズを調整することで、前記高速化処理をし、
    前記メモリ制御部は、前記メモリの前記第2容量を用いて、前記高速化処理部が前記一の送信元ノードから前記一の送信先ノードへ中継されるデータについて前記高速化処理をする場合に一時的に保持するデータ量が基準値より小さくなるように、前記高速化処理部に前記受信可能なデータのサイズを調整させることで、前記第1スループットと前記第2スループットとの差を小さくする、請求項14または請求項15に記載の中継ノード。
  17. 前記少なくとも1つの送信元ノードと有線で通信する有線通信部と、
    前記複数の送信先ノードと無線で通信する無線通信部と
    をさらに備える請求項1から請求項16のいずれか1つに記載の中継ノード。
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