JP5561004B2 - Mobile device - Google Patents
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Description
本件は、携帯端末に関する。 This case relates to a mobile terminal.
近年、携帯電話などの携帯端末においては、ユーザからの要望に応えるべく、薄型化や防水性能の向上などが図られている。防水性能の向上を目的とした技術には、例えば、特許文献1、2等に開示されている技術がある。
2. Description of the Related Art In recent years, mobile terminals such as mobile phones have been made thinner and improved in waterproof performance in order to meet user demands. As a technique for improving the waterproof performance, there are techniques disclosed in
携帯端末において防水性能が向上すると、水没時の故障回避はもちろん、水中での積極的な利用が可能になる。例えば、最近の携帯電話において標準的に装備されているカメラによる水中撮影も可能となる。 When the waterproof performance of a portable terminal is improved, it becomes possible to actively use the camera underwater as well as avoid troubles when submerged. For example, underwater photography using a camera that is standard equipment in recent mobile phones is also possible.
上記のような携帯端末では、操作スイッチにシート状のスイッチが多く用いられており、かつ、防水性能を有する携帯端末の内部空間の気圧は一定に保たれている。このため、携帯端末を水深2m程度の水圧下に置くと、スイッチが押された状態となり、誤動作してしまうおそれがある。また、携帯端末で多く用いられている薄型の液晶パネルも、水圧により変形するおそれがある。 In the portable terminal as described above, a sheet-like switch is often used as the operation switch, and the air pressure in the interior space of the portable terminal having waterproof performance is kept constant. For this reason, when the portable terminal is placed under a water pressure of about 2 m in depth, the switch is pushed and there is a risk of malfunction. In addition, a thin liquid crystal panel often used in a mobile terminal may be deformed by water pressure.
このようなスイッチの誤動作や部品の変形を抑制するために、従来は、スイッチを押すのに必要な力が大きくなるようにスイッチの構成部品の選定を行ったり、水圧に耐えうる強度を有する液晶パネルを用いたりしていた。しかしながら、このような手法を採用すると、スイッチの操作感を大きく損なうとともに、携帯端末の大型化や重量増大を招くおそれがあった。 In order to suppress such switch malfunctions and component deformation, conventionally, the switch components are selected so that the force required to push the switch is increased, or the liquid crystal has the strength to withstand water pressure. I was using a panel. However, when such a method is adopted, the operational feeling of the switch is greatly impaired, and there is a risk of increasing the size and weight of the mobile terminal.
そこで本件は上記の課題に鑑みてなされたものであり、外部の圧力の変化による外装体への影響を抑制しつつ、防水性能を向上することが可能な携帯端末を提供することを目的とする。 Therefore, the present invention has been made in view of the above problems, and an object thereof is to provide a portable terminal capable of improving waterproof performance while suppressing an influence on an exterior body due to a change in external pressure. .
本明細書に記載の携帯端末は、電子部品を収容する内部空間を有する外装体と、前記内部空間への外部からの気体及び液体の浸入を、前記外装体とともに防止し、前記内部空間の内部の圧力と前記内部空間の外部の圧力との差に応じて変形する弾性壁と、前記内部空間の内部の気圧を検出する気圧センサと、前記気圧センサの検出値と所定の閾値とを比較した結果に基づいて、電源をオフにする制御装置と、を備える。 The portable terminal described in the present specification prevents an intrusion of gas and liquid from the outside together with the exterior body having an internal space for accommodating electronic components, and the interior of the internal space. The elastic wall deformed according to the difference between the pressure of the internal space and the pressure outside the internal space, the atmospheric pressure sensor detecting the atmospheric pressure inside the internal space, and the detection value of the atmospheric pressure sensor and a predetermined threshold were compared based on the results, obtain Preparations and controller to turn off the power, the.
本明細書に記載の携帯端末は、外部の圧力の変化による外装体への影響を抑制しつつ、防水性能を向上することができるという効果を奏する。 The portable terminal described in the present specification has an effect that the waterproof performance can be improved while suppressing the influence on the exterior body due to a change in external pressure.
《第1の実施形態》
以下、携帯端末の第1の実施形態について、図1〜図7に基づいて詳細に説明する。図1には、本実施形態に係る携帯端末100が概略的に示されている。図1(a)は、携帯端末100の正面(前面)、図1(b)は、携帯端末100の側面、図1(c)は、携帯端末100の背面を示す図である。これらの図に示すように、携帯端末100は、筐体10と、筐体10の前面側に設けられたモニタ20と、操作ボタン22と、を備える。
<< First Embodiment >>
Hereinafter, a first embodiment of a mobile terminal will be described in detail with reference to FIGS. FIG. 1 schematically shows a
筐体10は、図1(b)に示すように、前面側筐体12と、背面側筐体14とを有する。モニタ20は、液晶パネルなどから構成されている。操作ボタン22は、例えば、薄いシート状のボタン(メンブレンスイッチやキーシートとも呼ばれる)である。
As shown in FIG. 1B, the
図2(a)は、筐体10を背面側から見た状態を示す斜視図であり、図2(b)は、図2(a)の分解斜視図である。これらの図に示すように、筐体10は、前面側筐体12と背面側筐体14とが重ね合わされた状態となっている。
FIG. 2A is a perspective view showing a state in which the
前面側筐体12は、図2(b)の前面側筐体12を更に分解した状態を斜視図にて示す図3からわかるように、間仕切壁12aを有している。この間仕切壁12aにより、前面側筐体12には、2つの空間16a、空間16bが形成されている。なお、間仕切壁12aには、2つの空間16a、空間16bを連通する貫通孔12bが形成されている。この場合、前面側筐体12と背面側筐体14とが組み合わされた状態では、空間16aは、貫通孔12b以外における気体や液体の流通が防止された空間となる。なお、空間16aは、実際には、筐体10と、モニタ20と、操作ボタン22と、により形成された空間である。すなわち、筐体10と、モニタ20と、操作ボタン22と、を含んだ構造体が、空間16aと携帯端末100の外部空間とを仕切る、外装体であるといえる。
The
空間16a内には、電子部品としての回路基板25が設けられている。この回路基板25には、前述したモニタ20や操作ボタン22が接続されている。回路基板25では、携帯端末100における処理・演算等が行われる。
A
空間16b内には、図2(b)、図3に示すように、弾性壁としてのエアバッグ30が設けられている。このエアバッグ30は、エアバッグ30を拡大して示す図4からわかるように、略直方体状の気体収容部32と、気体収容部32の長手方向中央部近傍に設けられた通気ノズル34と、を備える。気体収容部32は、シリコンゴムなどの弾性部材を材料としており、その内部の気圧と外部の圧力(気圧又は水圧)との差に応じて、変形するようになっている。すなわち、気体収容部32は、外部の圧力のほうが内部の気圧よりも大きければ、内部の容積を減らすように変形する。
In the
エアバッグ30は、通気ノズル34が、図3に示すように、貫通孔12bに対して挿入された状態で、空間16b内で保持される。ここで、通気ノズル34の外周面には、図4に示すように、パッキン(Oリングなど)36が設けられている。このパッキン36の存在により、通気ノズル34の外周面と貫通孔12bとの間における気体や水の流通が防止されている。
As shown in FIG. 3, the
このように、本実施形態では、エアバッグ30の内部空間と、外装体(筐体10、モニタ20、操作ボタン22を含む)の形成する空間16aとが連通状態となっている。すなわち、空間16aと、エアバッグ30の内部空間は、密閉された空間となっており、換言すれば、エアバッグ30は、外部からの気体及び液体の浸入が防止された空間を、外装体とともに形成しているといえる。なお、エアバッグ30の気体収容部32が変形する際には、通気ノズル34を介して、気体収容部32内の気体が、空間16a側に移動することになる。なお、以下においては、上記密閉された空間を、説明の便宜上、「密閉防水空間」と呼ぶものとする。
Thus, in this embodiment, the internal space of the
ここで、図3に示すように、空間16bを形成する前面側筐体12の一部は、取り外し可能な別部材とされている。具体的には、前面側筐体12の端部の壁部分が、取り外し可能な蓋部材18とされている。この蓋部材18には、水や空気の流通を可能にする貫通孔18aが複数形成されている。したがって、空間16b内には、空間16b外の空気や水などが、貫通孔18aを介して浸入できるようになっている。
Here, as shown in FIG. 3, a part of the front-
なお、図2や図3では、説明の便宜上、図示を省略しているが、実際には、図5に示すように、回路基板25と空間16aとの間に存在する隙間を埋めるように、充填部材27が設けられている。この充填部材27は、空間16a内のスペースを極力狭くするための部材である。充填部材27としては、回路基板25の形状に嵌るように成型された樹脂材料などを用いることができる。
2 and 3, illustration is omitted for convenience of explanation, but actually, as shown in FIG. 5, so as to fill a gap existing between the
図6(a)には、本実施形態の携帯端末100が、大気圧下に存在しているときの、筐体10内の状態が模式的に示されている。この図6(a)に示すように、大気圧下においては、エアバッグ30は、膨らんだ状態にあり、空間16aを含む密閉防水空間の内部は、大気圧と同一気圧に維持される。
FIG. 6A schematically shows the state in the
図6(b)には、携帯端末100が、水中に沈められたときの、筐体10内の状態が模式的に示されている。この図6(b)に示すように、水中においては、空間16b内には、水が貫通孔18aを介して浸入してくる。この場合、浸入してきた水の水圧により、エアバッグ30の気体収容部32が凹み、密閉防水空間の内部の容積が減少するので、密閉防水空間の内部の気圧は、筐体10(外装体)の外部にかかる水圧とほぼ同一の気圧となる。なお、図6(b)の状態から、携帯端末100が大気圧下に戻されると、空間16b内の水が貫通孔18aから排出される。そして、エアバッグ30が、図6(a)のように膨らんだ状態に戻り、これにより、密閉防水空間の内部の気圧が大気圧に戻る。
FIG. 6B schematically shows a state in the
図7(a)には、操作ボタン22の概略構成が示されている。この操作ボタン22は、シート状の押圧部材52と、押圧部材52が押されることで接触する電気接点56を有するボタンユニット54と、を有している。ボタンユニット54は、空間16a内に設けられる。この場合、押圧部材52とボタンユニット54との間には、空間62が形成されるが、ボタンユニット54には、所々に貫通孔58が形成されているので、空間62内の気圧は、空間16a内のその他箇所の気圧と同一に維持される。すなわち、押下部材52とボタンユニット54に挟まれた空間62においても、携帯端末100外の気圧又は水圧にかかわらず、外部の気圧又は水圧と同一の気圧に維持されることになる。これにより、本実施形態では、図7(b)に示すように、押下部材52に対して携帯端末100外からかかる圧力Poと携帯端末100内からかかる気圧Piとがほぼ釣り合うようになっている。すなわち、圧力Poのほうが気圧Piよりも大きい場合に生じる、押下部材52の誤動作(圧力Poによりボタンが押されてしまう現象)を抑制することができる。なお、上記においては、操作ボタン22について説明したが、モニタ20に関しても同様のことが言える。すなわち、本実施形態では、モニタ20の表面及び裏面にかかる圧力をほぼ同一に維持することができるので、モニタ20の変形等を抑制することが可能となる。
FIG. 7A shows a schematic configuration of the
ここで、エアバッグ30による作用についてより具体的に説明する。
Here, the effect | action by the
大気圧下での密閉防水空間(エアバッグ30内及び空間16a内)の当初の隙間容積をAとし、水中での密閉防水空間の隙間容積をBとする。また、隙間容積がBのときにエアバッグ30が元の形状に復元しようとする弾性圧力をEとし、水圧をPとする。
The initial clearance volume of the sealed waterproof space (in the
このような場合、密閉防水空間の圧力は、A/Bで表すことができる。従って、この密閉防水空間の圧力と、弾性圧力E、水圧Pとの間には、次式(1)の関係が成立する。
P=A/B+E …(1)
In such a case, the pressure in the sealed waterproof space can be expressed by A / B. Therefore, the relationship of the following formula (1) is established between the pressure in the sealed waterproof space and the elastic pressure E and the water pressure P.
P = A / B + E (1)
ここで、エアバッグ30の材料が非常に柔らかいものであるとすると、Eをほぼ0とすることができるので、
P≒A/B …(2)
が成立し、密閉防水空間内外の圧力差はほぼ同一となる。この結果、携帯端末100の操作ボタン22やモニタ20には機械的な負荷はほとんど生じないことになる。
Here, if the material of the
P≈A / B (2)
The pressure difference between the inside and outside of the sealed waterproof space is almost the same. As a result, almost no mechanical load is generated on the
また、本実施形態では、前述のように、空間16a内に充填部材27を設けている(図5参照)。この充填部材27には、弾性壁の変形に対してA/Bをできるだけ大きくする効果がある。一例として、従来の携帯端末の空間16aにおける部材(回路基板等)の充填率が80%程度であったとし、本実施形態のように充填部材27を設けることで、空間16aにおける部材の充填率が90%になったものとする。この場合において、携帯端末100のサイズが110mm×50mm×10mmであったものとすると、携帯端末100の内部(密閉防水空間の内部)に存在する気体の体積は、5500mm3程度(携帯端末の内容積の10%)となる。
In the present embodiment, as described above, the filling
このとき、エアバッグ30の内容積を、携帯端末100の内部に存在する気体の体積と同程度に設定すれば、最大で、水没時に2気圧まで密閉防水空間の内部の気圧を上昇させることができる。ここで、水深10mごとの水圧の増加量が1気圧であるとすると、上記エアバッグ30を用いることで、水深10m(2気圧)の防水性能を得ることができる。
At this time, if the inner volume of the
なお、防水性能として水深10mを必要としない場合、例えば、水深2mの防水性能で十分の場合には、0.2気圧だけ密閉防水空間の内部(空間16及びエアバッグ30の内分)の圧力が上昇できるようにすれば良い。この場合、必要なエアバッグ30の内容積αは、次式(3)より求めることができる。
α/(5500+α)=0.2
α=1375mm3 …(3)
In addition, when the water depth of 10 m is not required as the waterproof performance, for example, when the waterproof performance of the water depth of 2 m is sufficient, the pressure inside the sealed waterproof space (inside the space 16 and the airbag 30) by 0.2 atm. Can be raised. In this case, the required internal volume α of the
α / (5500 + α) = 0.2
α = 1375 mm 3 (3)
すなわち、エアバッグ30の大きさを、例えば、8mm×48mm×3.5mm程度とすることができる(ただしE≒0とする)。このようにすることで、エアバッグ30の大きさを非常に小さくすることができるので、エアバッグ30を携帯端末100内に設けることによる、携帯端末100の大型化はほとんど生じないことになる。
That is, the size of the
以上、詳細に説明したように、本第1の実施形態によると、筐体10、モニタ20、操作ボタン22を含む外装体が回路基板25を収容する密閉防水空間を形成しており、エアバッグ30が、外装体とともに密閉防水空間への外部からの気体及び液体の浸入を防止し、かつ、密閉防水空間の内部の圧力と密閉防水空間の外部の圧力との差に応じて変形するようになっている。これにより、携帯端末100の外部の圧力が変化した場合でも、エアバッグ30の変形により、密閉防水空間の内部の圧力を外部の圧力とほぼ同一の圧力に維持することができる。これにより、外部の圧力の変化による外装体への影響を抑制しつつ、密閉防水空間内の防水性能を確保することができる。この場合、本実施形態のように、携帯端末100の外装体が、操作ボタン22やモニタ20を含んでいる場合でも、操作ボタン22が誤動作したり、モニタ20(あるいは外装体のうちで強度が弱い部分)が変形等するのを抑制することができる。
As described above in detail, according to the first embodiment, the exterior body including the
また、本第1の実施形態では、回路基板25と空間16aとの隙間の少なくとも一部を埋める充填部材27が設けられているので、充填部材27により密閉防水空間の内容積を小さくすることができる。これにより、エアバッグ30の小型化を図ることができる。また、携帯端末100にエアバッグ30を設けたとしても、携帯端末100の大型化を極力抑制することができる。ただし、元々空間16a内の隙間が小さいような場合等においては、空間16a内に充填部材27を設けないようにしても良い。
In the first embodiment, since the filling
なお、上記第1の実施形態では、図6(a)に模式的に示すように、空間16aにエアバッグ30を設けて、空間16aとエアバッグ30により密閉防水空間を形成する場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、例えば、図8(a)に模式的に示すように、エアバッグ30の内部空間が携帯端末100の外部と連通するように、エアバッグ30を携帯端末100に対して設けることとしても良い。この場合にも、エアバッグ30と筐体10(外装体)とにより、密閉防水空間(ここでは、空間16a及び空間16b)が形成されているといえる。なお、図8(a)では、大気圧下でエアバッグ30の内容積が小さくなるように、エアバッグ30の形状をベローズ形状としている。このようにしても、携帯端末100が水中に入ると、図8(b)に示すように、水がエアバッグ30内に浸入するようになっているので、上記第1の実施形態と同様、携帯端末100内の密閉防水空間の容積を減少させることができる。これにより、上記第1の実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。
In the first embodiment, as schematically illustrated in FIG. 6A, the case where the
なお、エアバッグ30の形状や配置方法は、上記第1の実施形態及び図8(a)、図8(b)の変形例で説明したものに限られるものではない。すなわち、外装体とエアバッグとにより密閉防水空間が形成され、かつエアバッグが密閉防水空間内外の圧力差により変形することができる構成であれば良い。
Note that the shape and arrangement method of the
《第2の実施形態》
次に、携帯端末の第2の実施形態について、図9、図10に基づいて説明する。なお、本第2の実施形態における携帯端末の構成は、上記第1の実施形態と同様である。
<< Second Embodiment >>
Next, 2nd Embodiment of a portable terminal is described based on FIG. 9, FIG. The configuration of the mobile terminal in the second embodiment is the same as that in the first embodiment.
図9には、本第2の実施形態における電源制御系70の構成がブロック図にて示されている。この図9に示すように、電源制御系70は、気圧センサ80と、AD変換器82と、制御装置としての制御計算機84と、電源制御回路86と、電源88と、不揮発性メモリ90と、を有する。なお、これら各部は、回路基板25上に実装されているものとする。
FIG. 9 is a block diagram showing the configuration of the power
気圧センサ80は、密閉防水空間(空間16a及びエアバッグ30内の空間)の内部の気圧を検出する。なお、密閉防水空間の内部の気圧と携帯端末100の外側の圧力(気圧や水圧)は、上記第1の実施形態で説明したように、ほぼ同一であるので、気圧センサ80は実質的に携帯端末100の外側の圧力を検出しているともいえる。
The
AD変換器82は、気圧センサ80の検出結果をAD変換する。制御計算機84は、AD変換された気圧センサ80の検出結果を用いて、電源88をオフにするか否かを判定し、当該判定結果を、電源制御回路86に対して出力する。電源制御回路86は、制御計算機84による判定結果を受けて、電源88のオンオフを制御する。
The
不揮発性メモリ90は、制御計算機84が、電源をオフにすると判定したときに、そのときの気圧センサ80の検出値を保存するための記憶媒体である。
The
次に、図9の電源制御系70による処理について、図10のフローチャートに沿って説明する。図10では、まず、ステップS10において、気圧センサ80が密閉防水空間の内部の気圧を検出する。次いで、制御計算機84は、ステップS12において、検出値が所定の閾値以上であるか否かを判断する。なお、この場合の「所定の閾値」とは、携帯端末100が正常に動作する可能性が高い圧力のうちで最も大きい値であるものとする。ここでの判断が否定された場合、すなわち、検出値が閾値未満であった場合には、ステップS10に戻り、ステップS12の判断が肯定されるまで、ステップS10、S12を繰り返す。一方、検出値が閾値以上となって、ステップS12の判断が肯定されると、ステップS14に移行する。ステップS14では、制御計算機84が、不揮発性メモリ90に検出値を保存する。なお、検出値を不揮発性メモリ90に保存するのは、電源88がオフになった原因を携帯端末100内に残すことで、メンテナンスや修理時に作業者が参照することができるからである。作業者は、電源88がオフになった原因を参照することで、メンテナンスや修理の作業効率を高めることができる。
Next, processing by the power
上記のようにしてステップS14の処理が終了すると、ステップS16に移行して、制御計算機84の指示の下、電源制御回路86が電源88をオフにする。なお、気圧センサ80の検出値が閾値以上となった場合に、電源88をオフにするのは、携帯端末100が許容できる範囲の圧力(水深)を超える前に電源88をオフすることで、携帯端末100の誤動作を抑制することができるからである。
When the process of step S14 is completed as described above, the process proceeds to step S16, and the power
以上、詳細に説明したように、本第2の実施形態によると、上記第1の実施形態と同様の構成を備える他、密閉防水空間(空間16a及びエアバッグ30内)の気圧を検出する気圧センサ80を備えている。これにより、上記第1の実施形態と同様の効果が得られるほか、密閉防水空間の内部の気圧を検出することで、携帯端末100の外部の圧力(気圧又は水圧)を間接的に検出することができる。したがって、外部の気圧を測定する必要があるときでも、筐体10の外部に気圧センサを配置する必要がなくなる。これにより、気圧センサ近傍の防水構造を考慮しなくてもよくなり、また、気圧センサを外部に配置することによるデザイン性の劣化を抑制することができる。
As described above in detail, according to the second embodiment, in addition to having the same configuration as the first embodiment, the atmospheric pressure for detecting the atmospheric pressure in the sealed waterproof space (in the
また、本第2の実施形態によると、制御計算機84が、気圧センサ80の検出値が所定の閾値以上となったと判断したときに、電源制御回路86が、電源88をオフにするので、携帯端末100の誤動作を抑制することが可能となる。また、本第2の実施形態によると、制御計算機84は、電源88をオフにする直前の気圧センサ80の検出値を不揮発性メモリ90に記憶(保存)する。これにより、メンテナンスや修理を行う作業者は、電源88がオフになった原因を知ることができるので、作業効率を高めることができるようになる。
Further, according to the second embodiment, the power
なお、上記第2の実施形態では、気圧センサ80の検出値が所定の閾値以上になった場合に、電源88をオフにする場合について説明した。しかしながらこれに限られるものではなく、電源88をオフにするか否かの判断方法は、閾値がどのような値であるかに応じて種々異なる。すなわち、制御計算機84は、気圧センサの検出値とある基準に基づいて定められた閾値(例えば、携帯端末100が正常に動作する範囲を示す閾値)とを比較して、当該比較結果に基づいて、電源88をオフするようにすれば良い。
In the second embodiment, the case where the
なお、上記第2の実施形態では、気圧センサ80の検出値が閾値以上になった場合に、電源88をオフにするとともに、電源88をオフする直前の気圧センサ80の検出値を不揮発性メモリ90に保存する場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、例えば、電源88をオフにするのみでも良い。この場合には、不揮発性メモリ90を省略しても良い。
In the second embodiment, when the detection value of the
なお、上記第2の実施形態では、上記第1の実施形態の携帯端末に、電源制御系70を適用する場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、図8(a)、図8(b)の構成の携帯端末に、電源制御系70を適用することとしても良い。
In the second embodiment, the case where the power
なお、上記第1、第2の実施形態の携帯端末としては、携帯電話、スマートフォン、PHS(Personal Handy-phone System)、PDA(Personal
Digital Assistant)などの携帯端末を採用することができる。また、携帯端末としては、携帯型のテレビ、ラジオ、ポータブルカーナビ、その他携帯可能な装置を採用することとしても良い。
The portable terminals of the first and second embodiments include a mobile phone, a smartphone, a PHS (Personal Handy-phone System), a PDA (Personal
Mobile terminals such as Digital Assistant) can be used. In addition, as a portable terminal, a portable television, a radio, a portable car navigation system, or other portable devices may be adopted.
上述した各実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。 Each embodiment mentioned above is an example of suitable implementation of the present invention. However, the present invention is not limited to this, and various modifications can be made without departing from the scope of the present invention.
10 筐体(外装体の一部)
20 モニタ(外装体の一部)
22 操作ボタン(外装体の一部)
25 回路基板(電子部品)
27 充填部材
30 エアバッグ(弾性壁)
80 気圧センサ
84 制御計算機(制御装置)
88 電源
90 不揮発性メモリ
10 Case (part of exterior body)
20 Monitor (part of exterior body)
22 Operation buttons (part of exterior body)
25 Circuit board (electronic parts)
27 Filling
80
88
Claims (3)
前記内部空間への外部からの気体及び液体の浸入を、前記外装体とともに防止し、前記内部空間の内部の圧力と前記内部空間の外部の圧力との差に応じて変形する弾性壁と、
前記内部空間の内部の気圧を検出する気圧センサと、
前記気圧センサの検出値と所定の閾値とを比較した結果に基づいて、電源をオフにする制御装置と、
を備えることを特徴とする携帯端末。 An exterior body having an internal space for accommodating electronic components;
Intrusion of gas and liquid from the outside into the internal space together with the exterior body, and an elastic wall that deforms according to the difference between the internal pressure of the internal space and the external pressure of the internal space ;
An atmospheric pressure sensor for detecting an atmospheric pressure inside the internal space;
Based on the result of comparing the detected value of the atmospheric pressure sensor and a predetermined threshold, a control device for turning off the power;
Mobile terminal, wherein the obtaining Bei a.
前記制御装置は、前記電源をオフにする直前の前記気圧センサの検出値を前記不揮発性メモリに記憶することを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯端末。 A non-volatile memory;
Wherein the control device, a portable terminal according to claim 1 or 2, characterized in that storing a detection value of the pressure sensor immediately before turning off the power to the non-volatile memory.
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