JP5555808B1 - ソーラー発電分極防止装置 - Google Patents

ソーラー発電分極防止装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5555808B1
JP5555808B1 JP2013520316A JP2013520316A JP5555808B1 JP 5555808 B1 JP5555808 B1 JP 5555808B1 JP 2013520316 A JP2013520316 A JP 2013520316A JP 2013520316 A JP2013520316 A JP 2013520316A JP 5555808 B1 JP5555808 B1 JP 5555808B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
power generation
unit
generation module
solar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013520316A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2014125602A1 (ja
Inventor
泰治 福重
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SUNTECH POWER JAPAN CORPORATION
Original Assignee
SUNTECH POWER JAPAN CORPORATION
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SUNTECH POWER JAPAN CORPORATION filed Critical SUNTECH POWER JAPAN CORPORATION
Application granted granted Critical
Publication of JP5555808B1 publication Critical patent/JP5555808B1/ja
Publication of JPWO2014125602A1 publication Critical patent/JPWO2014125602A1/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L31/00Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
    • H01L31/02Details
    • H01L31/02016Circuit arrangements of general character for the devices
    • H01L31/02019Circuit arrangements of general character for the devices for devices characterised by at least one potential jump barrier or surface barrier
    • H01L31/02021Circuit arrangements of general character for the devices for devices characterised by at least one potential jump barrier or surface barrier for solar cells
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M7/00Conversion of ac power input into dc power output; Conversion of dc power input into ac power output
    • H02M7/42Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal
    • H02M7/44Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters
    • H02M7/48Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
    • H02M7/4807Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode having a high frequency intermediate AC stage
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

PID現象が発生した場合に、後付けでソーラー発電分極防止装置30を既設の発電モジュールストリング11とパワーコンディショナ20との電力線接続の間に介在するように設置する。ソーラー発電分極防止装置30は、入力部40、出力部50、電源部60、絶縁トランス部70から構成されている。入力部40は発電モジュールストリング11と絶縁トランス部70との間に、入力端子部41、DC/AC変換部42、交流波形整形部43、漏電遮断部44の順に電力線を介して接続され、入力端子部41に接続された分極防止装置30内の電力線の負極側の点Aを接地する。

Description

本発明は、太陽電池によるソーラー発電時に発生するセル表面の電荷蓄積を予防するソーラー発電分極防止装置に関するものである。
近年、太陽光発電システムの大型化、高電圧化に伴い、従来の小規模太陽光発電システムでは殆ど発生しなかった太陽電池の分極による出力低下の劣化現象が発生することがある。この劣化現象は或る特殊な環境条件において、例えば高温多湿であってソーラーセルから成る発電モジュールのガラス表面が水分で覆われた環境下で、太陽光発電を行うような場合に発生し易いことが分かっており、PID(Potential Induced Degradation)現象と呼ばれている。
PID現象の発生の仕組みは、特許文献1に記載されているように、発電モジュールの枠体であるフレームと発電モジュール回路内に大きな電位差が生じ、上記の特殊な環境条件下になると、漏れ電流がガラス表面の水分を介してフレームと発電モジュール回路の間に発生し、発電モジュールの内部で電荷の分極が発生するためである。
発電モジュールがP型結晶シリコンセルの場合は、フレームが発電モジュールに対して高電位の状態となり、発電モジュールのガラスの表面が朝露等により覆われると絶縁体であったガラスも高電位状態となる。そして、太陽光によって分離した電子が絶縁状態でなくなったガラスを介して高電位であるフレームに吸い寄せられ、微弱な漏れ電流がフレームから発電モジュールに対して発生する。その結果、ガラス下に形成され、太陽光の反射を防止する反射防止膜の表面で分極が発生し、この分極により反射防止膜の表面に溜まったプラスの電荷を持つナトリウムイオン又は漏れ電流により派生した正孔に、太陽光によって発生した電子が再結合してしまう。
N型結晶シリコンセルの場合は、発電モジュールがフレームに対して高電位でかつガラスが上述のような非絶縁体状態になることで、反射防止膜の表面で分極が発生する。反射防止膜の表面にフレームから電子が引き寄せられ、微弱な漏れ電流が発電モジュールからフレームに発生する。そして、太陽光によって分離した正孔が反射防止膜の表面に溜まった電子と再結合してしまうことになる。
このように再結合することで、発電モジュールがP型結晶シリコンセルの場合は電子が負電極へ集められなくなり、またN型結晶シリコンセルの場合は正孔が正電極へ集められなくなるので電流が流れなくなり、発電する電力量が大幅に減少する。
なお、PID現象が発生し発電量が半分以下に低下した場合に、発電モジュール側を上述のように接地することで蓄積された電荷が徐々に減少し、発電量は回復する。回復までに時間を要する接地の対処法に対して、逆向きのバイアスの高電圧を発電モジュールに印加することで、蓄積した電荷が中和され、急速に消滅しセル表面の分極による出力劣化現象が解消することも知られている。
特開2010−225776号公報
近年においては、パワーコンディショナは直流から交流への電力交換効率が優れたトランスレス方式が主流となっている。このトランスレス型パワーコンディショナは発電モジュールの直流回路側と系統電力側は遮断されておらず、電気的に繋がっており、系統電力側が接地された状態であって、直流回路側を接地した場合に、系統電力側及び直流回路側間で地絡電流が流れて短絡状態になるため、上述のように接地することができない。
このように、トランスレス型パワーコンディショナを用いた既設の発電システムにおいて、PID現象を防止するための蓄積電荷を接地によるグランドへ流す処理を施すことができないという問題がある。特に、PID現象は前述のような特殊環境下において発生するため、トランスレス型パワーコンディショナを使用する太陽光発電システムを設置した後にPID現象が発生したり、或いは発生し易い場所であることが運用後に判明した場合に、パワーコンディショナの交換やPIDが発生し難い発電モジュールへの交換等、大規模な交換作業が免れ得ない。特に、パワーコンディショナ、発電モジュールは発電設備の保証、認証関係から、交換するとなると、個々の機器に対して十分な試験等を実施する必要がある。
図3は従来の一般的な家庭用のソーラー発電システムの回路構成図であり、単結晶、多結晶の結晶系シリコン、アモルファスシリコン等の非結晶系シリコンの何れかの基材から成る数10枚のソーラーセルを接続し、両面に電極を設けた発電モジュール10と、複数の発電モジュール10を直列に接続した発電モジュールストリング11と、トランスレス型パワーコンディショナ20とから構成されている。
発電モジュールストリング11の発電モジュール10の筐体であるフレームは、セルのガラスによりソーラーセル内回路とは絶縁されており、感電防止等のために隣合うフレームを連結し、一個所で接地している。発電モジュール10内のセルは故障等を考慮して並列に接続されている。発電モジュールストリング11は分かり易いように直列の1列を図示したが、実際のソーラー発電システムでは複数の発電モジュール10を直列に接続したものを並列にし、接続箱に集約して発電を行っている。
発電モジュールストリング11は屋外に設置され、発電モジュール10が太陽光を受けて発電を開始すると、その出力を集約し、パワーコンディショナ20に直流電力を出力する。通常では、家庭用であれば10kW程度の発電量があり、パワーコンディショナ20は200〜400Vの電圧を出力する。
パワーコンディショナ20は入力した直流電力を交流電力に変換し、系統電力側に交流出力を行う。交流である系統電力側では、系統電力側に接続する機器保護のために中性点接地を行っている。しかし、この従来例のソーラー発電システムでは、発電モジュールストリング11の出力側である直流回路側を接地することができないので、PID現象が発生した場合は対応が困難である。
本発明の目的は、上述の課題を解消し、発電モジュールストリングスとトランスレス型パワーコンディショナの間に絶縁トランス部を介在するソーラー発電分極防止装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係るソーラー発電分極防止装置は、ソーラーセルから成る複数の発電モジュールの出力を接続した既設の発電モジュールストリングと、既設のトランスレス型パワーコンディショナとの電力線接続の間に後付けで設置するソーラー発電分極防止装置において、前記発電モジュールストリングからの電力線を接続する入力部と、前記トランスレス型パワーコンディショナへの電力線と接続する出力部と、前記入力部と前記出力部とを絶縁する絶縁トランス部と、入力部に電力を供給する電源部とから構成し、これらの各部を筐体内に配置し、前記発電モジュールストリングからの電力線の一極を接地することを特徴とする。
本発明に係るソーラー発電分極防止装置によれば、既設のトランスレス型パワーコンディショナを使用するソーラー発電システムにおいても、発電モジュールストリングスとパワーコンディショナとの間を電気的に絶縁することができ、発電モジュールストリングス側の接地を可能とし、発電モジュール内への電子又は正孔の蓄積を抑制でき、PID現象の発生を防止することができる。
また、発電モジュール側の電力線を接地することで、電力線に乗畳したノイズ等を除去することもでき、ソーラー発電分極防止装置の入力側と出力側とを電気的に絶縁することで、入力側のノイズが出力側まで伝達することはない。従って、ソーラー発電システムにノイズ等の不具合が発生した場合に、電力会社等が管轄する系統電力側に原因があるのか、ソーラー発電側に原因があるのかの探究が容易になる。
実施例1のセルがP型結晶シリコンセルの場合のソーラー発電システムの回路構成図である。 実施例2のセルがN型結晶シリコンセルの場合のソーラー発電システムの回路構成図である。 従来例のソーラー発電システムの回路構成図である。
本発明を図1、図2に図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1はソーラーセルから成る発電モジュール10のセルがP型結晶シリコンセルの場合のソーラー発電システムの回路構成図である。トランスレス型パワーコンディショナ20を含む発電システムにおいて、PID現象が発生した場合に、後付けでソーラー発電分極防止装置30を既設の発電モジュールストリング11とパワーコンディショナ20との電力線接続の間に介在するように設置する。或いは、PID現象が発生し易い場所があることが判明した場合に、分極防止装置30を予め発電モジュールストリング11とパワーコンディショナ20との間に設置するようにしてもよい。発電分極防止装置30の設置個所は、パワーコンディショナ20の近傍でもよいし、適宜に設置しやすい場所にしてもよい。
ソーラー発電分極防止装置30は、入力部40、出力部50、電源部60、絶縁トランス部70から構成され、各部は小型の筐体内に配置されている。入力部40は発電モジュールストリング11からの電力線を接続する入力端子部41と、発電モジュールストリング11からの出力が直流を交流に変換するDC/AC変換部42と、DC/AC変換部42の出力を出力波形を整形する交流波形整形部43と、短絡事故や漏電事故が発生した場合に正・負間の電流差を検出することで地絡等を検知し、ブレーカを起動して正負両極を遮断する漏電遮断部44とから構成されている。この漏電遮断部44を設けることで、モジュールの近傍での地絡があった場合でも迅速に回路遮断を可能にする。
入力部40は発電モジュールストリング11と絶縁トランス部70との間に、入力端子部41、DC/AC変換部42、交流波形整形部43、漏電遮断部44の順に電力線を介して接続され、入力端子部41に接続された分極防止装置30内の電力線の負極側の点Aを接地する。
出力部50は絶縁トランス部70からの交流出力を直流に変換するAC/DC変換部51と、出力波形を整形する直流波形整形部52と、パワーコンディショナ20への電力線を接続する出力端子部53とから構成されている。出力部50は絶縁トランス部70とパワーコンディショナ20との間に、AC/DC変換部51、直流波形整形部52、出力端子部53の順で電力線を介して接続されている。
電源部60は入力端子部41に接続された分極防止装置30の筐体内の電力線を分岐し、DC/DC処理により降圧後に5V〜12V程度の直流電源を、DC/AC変換部42、交流波形整形部43及び漏電遮断部44に対して供給している。
絶縁トランス部70は単相複巻トランスであり、容量は5kVA程度のものを使用する。この容量はソーラー発電システムの規模に応じて適宜に最適なものを採用する。絶縁トランス部70は入力部40の漏電遮断部44と出力部50のAC/DC変換部51との間に配置され、絶縁トランス部70は入力部40と出力部50とを絶縁状態で交流電力同士を誘導により接続している。なお、絶縁トランス部70、AC/DC変換部51及び直流波形整形部52は電源用電力は不要である。
このように、発電モジュールストリング11からのソーラー発電分極防止装置30への直流電力の入力に対しパワーコンディショナ20への直流電力の出力を行うものであり、絶縁トランス部70によるAC/AC変換は変圧を目的とするものではなく、絶縁トランス部70を用いることで、前述のように分極防止装置30の入力側において電力線の地絡を可能とするために用いられている。従って、絶縁トランス部70の1次巻数と2次巻数は基本的に1対1の関係である。しかし、この分極防止装置30で絶縁トランス部70を介することによる電力の損失や、曇り等の天候による発電量不足から、トランス機能によりパワーコンディショナ20の入力電圧の範囲内で昇圧を行うようにしてもよい。この場合は、タップ等を設けて状況に合わせて適宜に切換えるようにすることが考えられる。
ソーラーセルがP型結晶シリコンセルの場合には、入力端子部41に接続されたソーラー発電分極防止装置30内の電力線の負極側の点Aを接地させることで電圧はゼロV基準となり、発電モジュールストリング11の電位は、発電モジュール10の図1の下から上に向かうにつれて高くなり、常にフレームの電位よりも高くなる。
P型結晶シリコンセルのPID現象は、背景技術で記載したようにフレームがソーラーセルに対して高電位の状態となることが発生原因の1つであるため、電力線の負極側のA点を接地させることで、常に発電モジュール10の電位をフレームの電位よりも高くし、太陽光によって分離した電子がフレーム側に引き寄せられることを防止する。このため、反射防止膜の表面で分極が発生することがなくなり、たとえ高温多湿であって発電モジュール10のガラス表面が水分で覆われた環境になったとしても、発電する電力量が減少することはない。
特許文献1のソーラー発電システムでは、太陽電池モジュールから分極により表面に蓄積した電荷を取り除くための処理を夜間においてスイッチ動作制御装置により行うため、処理をするために太陽光発電とは別に電源を確保する必要がある。これに対し、本実施例はソーラー発電システムが発電している間に、作動する装置であるため、電源供給源を別途に用意する必要はない。
また、特許文献1のソーラー発電システムでは、本実施例のように昼間の発電時に接地することができないため、昼間に急激なPID現象が発生し、発電モジュールのガラス表面に電荷が蓄積した場合には夜間まで待つ必要があり、また、夜間のグランド接地だけでは電荷の蓄積が解消できない場合も生ずる。これに対し、本実施例のようにソーラー発電分極防止装置30を介在することにより、入力部40側を接地することでセル表面の電荷の蓄積自体を未然に防ぐことができ、PID現象が発生しなくなる。
また、ソーラー発電分極防止装置30は既設のパワーコンディショナ20の入力側に接続可能となり、パワーコンディショナ20を交換することなく、分極防止装置30の設置による他の機器に関する調整作業も発生することはない。
図2は実施例2の発電モジュール10のセルがN型結晶シリコンセルの場合の回路構成図である。セルがP型結晶シリコンセルの場合には、ソーラー発電分極防止装置30において、発電モジュールストリング11の電力線の正極側の点Bを接地することで、PID現象の発生を防止することができる。この実施例2の分極防止装置30の構成は、実施例1とほぼ同様であるが、接地点が異なっている。
N型結晶シリコンセルのPID現象は、背景技術で記載したように発電モジュール10がフレームに対して高電位の状態となることが発生原因の1つであるため、電力線の正極側のB点を接地することで、常に発電モジュール10の電位をフレームの電位より低くし、フレームからの電子の移動によるセル表面の電荷蓄積を防止することができる。
なお、接地点であるA点、B点の接続の切換えは設定スイッチ等の切換手段により、P型、N型結晶シリコンセルに合わせて適宜に選択できるようにしてもよい。
本願発明の実施例1、2では、家庭用のソーラー発電システムにソーラー発電分極防止装置30を適用したが、家庭用に限定されるものではなく、小規模、中規模の商業用ソーラ発電システムに分極防止装置30を用いてもよいことは勿論である。
10 発電モジュール
20 パワーコンディショナ
30 ソーラー発電分極防止装置
40 入力部
41 入力端子部
42 DC/AC変換部
43 交流波形整形部
44 漏電遮断部
50 出力部
51 AC/DC変換部
52 直流波形整形部
53 出力端子部
60 電源部
70 絶縁トランス部

Claims (7)

  1. ソーラーセルから成る複数の発電モジュールの出力を接続した既設の発電モジュールストリングと、既設のトランスレス型パワーコンディショナとの電力線接続の間に後付けで設置するソーラー発電分極防止装置において、
    前記発電モジュールストリングからの電力線を接続する入力部と、前記トランスレス型パワーコンディショナへの電力線と接続する出力部と、前記入力部と前記出力部とを絶縁する絶縁トランス部と、入力部に電力を供給する電源部とから構成し、これらの各部を筐体内に配置し、前記発電モジュールストリングからの電力線の一極を接地することを特徴とするソーラー発電分極防止装置。
  2. 前記入力部は前記発電モジュールストリングからの電力線を接続する入力端子部と、前記発電モジュールストリングからの出力が直流を交流に変換するDC/AC変換部と、該DC/AC変換部の出力を出力波形を整形する交流波形整形部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載のソーラー発電分極防止装置。
  3. 前記入力部は地絡、漏電を検知し、ブレーカを起動して正負両極を遮断する漏電遮断部を備え、該漏電遮断部は前記交流波形整形部と前記絶縁トランス部との間に配置したことを特徴とする請求項2に記載のソーラー発電分極防止装置。
  4. 前記出力部は前記絶縁トランス部からの交流出力を直流に変換するAC/DC変換部と、出力波形を整形する直流波形整形部と、前記トランスレス型パワーコンディショナへの電力線を接続する出力端子部とを備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1つの請求項に記載のソーラー発電分極防止装置。
  5. 前記電源部は前記入力端子部に接続された筐体内の電力線を分岐し、DC/DC処理により降圧後に前記入力部に電力を供給することを特徴とする請求項2〜4の何れか1つの請求項に記載のソーラー発電分極防止装置。
  6. 前記電力線の接地は、前記発電モジュールのソーラーセルがP型結晶シリコンセルの場合は前記発電モジュールストリングからの電力線の負極を接地し、前記発電モジュールのソーラーセルがN型結晶シリコンセルの場合は前記発電モジュールストリングからの電力線の正極を接地することを特徴とする請求項1〜5の何れか1つの請求項に記載のソーラー発電分極防止装置。
  7. 前記電力線の負極の接地及び正極の接地は切換手段によって切換え可能としたことを特徴とする請求項6に記載のソーラー発電分極防止装置。
JP2013520316A 2013-02-14 2013-02-14 ソーラー発電分極防止装置 Expired - Fee Related JP5555808B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2013/053576 WO2014125602A1 (ja) 2013-02-14 2013-02-14 ソーラー発電分極防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5555808B1 true JP5555808B1 (ja) 2014-07-23
JPWO2014125602A1 JPWO2014125602A1 (ja) 2017-02-02

Family

ID=51353632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013520316A Expired - Fee Related JP5555808B1 (ja) 2013-02-14 2013-02-14 ソーラー発電分極防止装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5555808B1 (ja)
WO (1) WO2014125602A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016084681A1 (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 三井化学東セロ株式会社 太陽電池モジュール

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104201983A (zh) * 2014-09-23 2014-12-10 阳光电源股份有限公司 一种降低电势诱导衰减的装置
CN106505626B (zh) * 2016-12-21 2019-04-09 阳光电源股份有限公司 一种光伏逆变系统及其pid效应补偿方法和装置
JP6380623B1 (ja) * 2017-07-11 2018-08-29 オムロン株式会社 Dc/dcコンバータ、パワーコンディショナ、及び電源システム
JP7117493B2 (ja) * 2017-09-29 2022-08-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 系統連系システム
JP6996366B2 (ja) * 2018-03-13 2022-01-17 オムロン株式会社 変換装置及びハイブリット電源システム

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09322555A (ja) * 1996-05-29 1997-12-12 Sanyo Electric Co Ltd 系統連系システム
JP2002359386A (ja) * 2001-05-31 2002-12-13 Canon Inc 太陽電池ストリング、太陽電池アレイ及び太陽光発電システム
WO2010051812A1 (en) * 2008-11-07 2010-05-14 Danfoss Solar Inverters A/S Photovoltaic power plant having an offset voltage source controlling the dc potential at the inverter output
EP2234237A1 (en) * 2009-03-26 2010-09-29 ABB Research Ltd. Method for controlling single-phase DC/AC converters and converter arrangement
JP2010220321A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Omron Corp パワーコンディショナおよび太陽光発電システム
JP2010225776A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Toshiba Corp 太陽光発電システム
WO2013018797A1 (ja) * 2011-08-01 2013-02-07 Jx日鉱日石エネルギー株式会社 地絡検出装置、地絡検出方法、太陽光発電システム、及び地絡検出プログラム

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09322555A (ja) * 1996-05-29 1997-12-12 Sanyo Electric Co Ltd 系統連系システム
JP2002359386A (ja) * 2001-05-31 2002-12-13 Canon Inc 太陽電池ストリング、太陽電池アレイ及び太陽光発電システム
WO2010051812A1 (en) * 2008-11-07 2010-05-14 Danfoss Solar Inverters A/S Photovoltaic power plant having an offset voltage source controlling the dc potential at the inverter output
JP2010220321A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Omron Corp パワーコンディショナおよび太陽光発電システム
JP2010225776A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Toshiba Corp 太陽光発電システム
EP2234237A1 (en) * 2009-03-26 2010-09-29 ABB Research Ltd. Method for controlling single-phase DC/AC converters and converter arrangement
WO2013018797A1 (ja) * 2011-08-01 2013-02-07 Jx日鉱日石エネルギー株式会社 地絡検出装置、地絡検出方法、太陽光発電システム、及び地絡検出プログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016084681A1 (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 三井化学東セロ株式会社 太陽電池モジュール
JPWO2016084681A1 (ja) * 2014-11-28 2017-05-25 三井化学東セロ株式会社 太陽電池モジュール
CN107148678A (zh) * 2014-11-28 2017-09-08 三井化学东赛璐株式会社 太阳能电池模块

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2014125602A1 (ja) 2017-02-02
WO2014125602A1 (ja) 2014-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5555808B1 (ja) ソーラー発電分極防止装置
US20100300508A1 (en) Photovoltaic system
CN103733509B (zh) 用于太阳能电池板的具有保护电路的接线盒
WO2018171765A1 (zh) 兼具pid效应抑制及修复功能的控制装置和控制方法
CN203218893U (zh) 一种解决电势诱导衰减的设备
JP5377018B2 (ja) 太陽光発電システム
JP3189106U (ja) 太陽光発電システム
RU2397590C2 (ru) Преобразовательная подстанция
CN103137730B (zh) 避免或降低晶体硅光伏组件电位诱发衰减的方法和结构
JP6031519B2 (ja) 太陽光発電システムのためにインバータのサージ保護を行う方法および配列
CN103973217A (zh) 一种抑制电池板pid效应的装置
Jafari et al. Study of smart grid protection challenges with high photovoltaic penetration
KR101776159B1 (ko) 태양전지 모듈의 수명 연장이 가능한 접속반을 구비한 태양광 발전 시스템
US20130221755A1 (en) Circuit Arrangement for Setting a Potential of a Photovoltaic Generator
CN103490402A (zh) 一种光伏组件接地装置、监测装置及监测方法
CN103267889A (zh) 一种新型的智能光伏汇流装置
EP2596563B1 (en) Photovoltaic bipolar to monopolar source circuit converter with frequency selective grounding
US8294303B2 (en) Photovoltaic grounding
CN203690905U (zh) 一种用于接地光伏发电系统的绝缘监测系统
JP2014192443A (ja) 直流高電圧印加装置
CN202977458U (zh) 一种智能光伏汇流箱
CN203434163U (zh) 具有提高的寿命的太阳能发电站
KR20160005613A (ko) 태양광 발전 시스템
CN103647504B (zh) 太阳能电池接地装置及方法
CN203608150U (zh) 太阳能电池接地装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140602

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5555808

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees