JP5537668B2 - バス接続プログラム及び装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、バス接続プログラム及び装置に関する。
図1は従来の電力系統システムにおける監視装置及びその周辺構成を示す模式図である。従来の電力系統システムでは、複数の機器#1〜#nがデータを監視装置10に送信し、監視装置10aが、当該データを専用バス11を介して電力系統DB12に保存する。監視装置10a内の図示しないプロセッサは、図示しないメモリ内の複数の内部アプリケーションプログラムA〜C(以下、内部アプリケーションA〜Cという)を実行することにより、複数の内部アプリケーション部13A〜13Cとして機能する。複数の内部アプリケーション部13A〜13Cは、適宜、電力系統DB12からデータを読み出し、当該データを含むメッセージを互いに送受信する。
このように、従来の電力系統システムでは、主に内部アプリケーション部13A〜13C同士が直接連携するため、内部アプリケーション部13A〜13C毎に固有の方式によってメッセージが送受信される。このような方式は、相互間接続方式と呼ばれる。
近年、スマートコミュニティの発展により、内部アプリケーションでも複数のアプリケーションへの連携や、外部アプリケーションへの連携が必須となってきた。
そこで、アプリケーション間のメッセージ連携では、図2に示す如き、監視装置10b内の共通バス14を介してメッセージが送受信されるようになる。その後、共通バス14を利用した連携では、図3に示すように、監視装置10c内の複数のバス接続アダプタ15A〜15Cを介してメッセージが送受信されるようになる。このような方式は、共通バス方式と呼ばれる。
各バス接続アダプタ15A〜15Cは、メッセージング層L1、コネクティング層L2及びアダプタ層L3を備えている。メッセージング層L1は、メッセージの送受信機能をもっている。コネクティング層L2は、共通バス14への接続機能をもっている。アダプタ層L3は、メッセージの加工及び既存システムとの連携機能をもっている。
このようなバス接続アダプタ15A〜15Cは、外部アプリケーションに連携させる場合、セキュリティ機能、標準化機能及び個別要求対応機能がアダプタ層L3に必要となる。セキュリティ機能は、暗号化及びユーザ認証等のセキュリティ対策を実施する機能である。標準化機能は、データの送受信に関する業界標準(CIM(Common Information Model):IEC(International Electrotechnical Commission))に対応する機能であり、電力系統システムにおいては、変電所自動化システム IEC61850、系統配電制御システム IEC61970/IEC61968などが関係する(以下、これらのいずれかの規格を示す場合にIECという)。個別要求対応機能は、圧縮、解凍、シリアライズ、マッピング、フィルタリング、プロトコル変換、その他、外部記憶装置から機器情報を取得してメッセージに情報を付加する情報付加等のように、特殊なメッセージ加工を実施する機能である。各機能の内容は、国、地域及び案件毎に、又は利用形態毎に異なる。
よって、バス接続アダプタ15A〜15Cは、図4に示すように、国、地域、案件毎に固有のセキュリティ機能(暗号化A〜C、認証A)、標準化機能(標準対応)及び個別要求対応機能(圧縮A,B)をアダプタ層に組み込んでいる。
特開2009−213238号公報
しかしながら、国、地域、案件毎に固有の機能をバス接続アダプタに組み込むことは、バス接続アダプタのプログラムを増大又は多様化させ、管理を困難とする。また、各機能の内容が後日、変更される場合もあるため、汎用的なバス接続アダプタのプログラムを作成することは困難である。さらに、各機能の変更毎に、固有のバス接続アダプタのプログラムを作成する必要があるため、早急なシステム構築や機能変更等の要請に対応することができない。
本発明が解決しようとする課題は、容易に管理でき、汎用性があり、機能の変更毎に作成する必要が無いバス接続プログラム及び装置を提供することである。
実施形態のバス接続プログラムは、データ記憶部と、内部アプリケーション部と、共通バスとを備えた監視装置に用いられる。
前記データ記憶部は、複数の機器から受信したデータを記憶する。
前記内部アプリケーション部は、前記データ記憶部内のデータを含むメッセージを送受信可能である。
前記共通バスは、前記内部アプリケーション部と外部アプリケーション部との間で前記メッセージを伝送可能である。
前記監視装置は、ファイル記憶手段と、エレメント記憶手段とを更に備えている。
前記ファイル記憶手段は、前記内部アプリケーション部を識別するサービス名と、前記メッセージに各処理を実行するためのエレメントプログラムを識別するエレメント名とを関連付けて記述したファイルを記憶している。
前記エレメント記憶手段は、前記エレメント名の指定によって個別に呼び出し実行される複数のエレメントプログラムを記憶している。
前記複数のエレメントプログラムは、前記共通バスを介して送受信するメッセージを加工処理する複数のプログラムである。前記複数のエレメントプログラムは、標準化機能エレメントプログラム、個別要求対応機能エレメントプログラム及びセキュリティ機能対応エレメントプログラムを含んでいる。
前記標準化機能エレメントプログラムは、前記メッセージを個別要求に基づいて処理するためのプログラムである。
前記個別要求対応機能エレメントプログラムは、前記メッセージを個別要求に基づいて処理するプログラムである。
前記セキュリティ機能対応エレメントプログラムは、前記メッセージをセキュリティ対応に基づいて処理するプログラムである。
前記バス接続プログラムは、前記監視装置を、前記内部アプリケーション部と前記共通バスとを接続するバス接続手段、として更に機能させるためのプログラムである。
前記バス接続手段は、第1受信手段と、第1特定手段と、第1処理手段と、送出手段と、第2受信手段と、第2特定手段と、第2処理手段と、送信手段とを含んでいる。
前記第1受信手段は、前記サービス名及び宛先を指定した前記要求メッセージを前記外部アプリケーション部から前記共通バスを介して受信する。
前記第1特定手段は、前記受信した要求メッセージ内のサービス名に基づいて前記ファイルからエレメント名を特定する。
前記第1処理手段は、前記特定したエレメント名に基づいて、前記各エレメントプログラムを呼出し実行することにより、前記要求メッセージを処理する。
前記送出手段は、前記第1処理手段により処理された要求メッセージからデータを抽出し、当該データを要求メッセージが指定したサービス名又は宛先に対応する内部アプリケーション部に送出する。
前記第2受信手段は、前記サービス名及び宛先を指定した前記送信メッセージを前記内部アプリケーション部から受信する。
前記第2特定手段は、前記受信した送信メッセージ内のサービス名に基づいて前記ファイルからエレメント名を特定する。
前記第2処理手段は、前記第2特定手段により特定したエレメント名に基づいて、前記各エレメントプログラムを呼出し実行することにより、前記送信メッセージを処理する。
前記送信手段は、前記送信メッセージが指定したサービス名又は宛先に対応する外部アプリケーション部に、前記第2処理手段により処理された送信メッセージを送信する。
図1は、従来の電力系統システムにおける監視装置及びその周辺構成を示す模式図である。 図2は、従来の共通バス方式を説明するための模式図である。 図3は、従来の共通バス方式を説明するための模式図である。 図4は、従来のバス接続アダプタを説明するための模式図である。 図5は、各実施形態に共通するバス接続カートリッジアダプタを説明するための模式図である。 図6は、各実施形態に共通するバス接続カートリッジアダプタを説明するための模式図である。 図7は、各実施形態に共通するバス接続カートリッジアダプタを説明するための模式図である。 図8は、一般的な各パターンのアプリケーションを説明するための模式図である。 図9は、一つの実施形態に係るバス接続カードリッジアダプタ及びファイルの概要を説明するための模式図である。 図10は、第1の実施形態に係るバス接続プログラムを適用した監視装置及びその周辺構成を示す模式図である。 図11は、同実施形態におけるエレメントプログラムを説明するための模式図である。 図12は、同実施形態におけるエレメントプログラムを説明するための模式図である。 図13は、同実施形態におけるメッセージの送受信パターンを示す模式図である。 図14は、同実施形態における動作を説明するためのフローチャートである。 図15は、同実施形態におけるデータの一例を示す模式図である。 図16は、同実施形態におけるデータの一例を示す模式図である。 図17は、同実施形態におけるデータの一例を示す模式図である。 図18は、同実施形態におけるデータの一例を示す模式図である。 図19は、同実施形態における動作を説明するためのフローチャートである。 図20は、同実施形態におけるデータの一例を示す模式図である。 図21は、第2の実施形態に係るバス接続カートリッジアダプタを説明するための模式図である。 図22は、第3の実施形態に係るバス接続カートリッジアダプタを説明するための模式図である。 図23は、同実施形態におけるファイル記憶部の構成を示す模式図である。 図24は、第4の実施形態に係るバス接続カートリッジアダプタを説明するための模式図である。 図25は、同実施形態におけるメッセージの概要を示す模式図である。 図26は、同実施形態におけるバス接続プログラムを適用した監視装置及びその周辺構成を示す模式図である。 図27は、同実施形態における変形例を説明するための模式図である。 図28は、第5の実施形態に係るバス接続カートリッジアダプタを説明するための模式図である。 図29は、同実施形態におけるバス接続プログラムを適用した監視装置及びその周辺構成を示す模式図である。
以下、各実施形態について図面を用いて説明するが、その前に各実施形態に共通する概要について図5乃至図8を用いて述べる。
図5乃至図7は、各実施形態に共通するバス接続カートリッジアダプタを説明するための模式図である。なお、本明細書中、アダプタからエレメントを呼び出す方式をカートリッジ方式と呼ぶ。また、カートリッジ方式を利用したアダプタをバス接続カートリッジアダプタと呼ぶ。但し、「カートリッジ方式」及び「バス接続カートリッジアダプタ」の用語は、適宜、他の用語に変更してもよい。例えば、「バス接続カートリッジアダプタ」の用語は、バス接続アダプタ、電力系統システムカートリッジアダプタ又は電力系統システムアダプタといった任意の用語に変更してもよい。
バス接続カートリッジアダプタ18は、アダプタ層L3が、エレメント記憶部17から各種エレメント(部品)を呼び出すことにより、複数の機能を使用可能とする。したがって、各アプリケーション毎に、バス接続カートリッジアダプタ18に用いるバス接続プログラムを予め作成する必要はない。なお、エレメント記憶部17は、バス接続カートリッジアダプタ18から読出可能なメモリであり、予め準備した各エレメントファイルを記憶している。ここで、予め準備した各エレメントファイルは、プリエレメントライブラリと呼んでもよい。
一方、従来の電力系統システムは、前述した通り、図8の左側に示すように、共通バス12を利用してアプリケーション間のメッセージ連携を行う。
アプリケーションは、3パターン(App-01)〜(App-03)に大きく分類される。
(App-01) 第1パターンのアプリケーションは、伝統的なアプリケーションであり、ノウハウあるデータの管理に用いられる。
(App-02) 第2パターンのアプリケーションは、オープン環境で開発されたアプリケーションであり、外部インタフェースが整備されている。
(App-03) 第3パターンのアプリケーションは、今後開発されるアプリケーションであり、付加価値をもつ次世代アプリケーションである。
バス接続カートリッジアダプタ18は、各パターンのアプリケーション(App-01)〜(App-03)に応じて、以下の3つのレベル(Level 1)〜(Level 3)でメッセージの受け渡しを行う。
(Level 1) ファイルによる受け渡し。
(Level 2) 外部アプリケーション呼び出しによるメッセージの受け渡し。
(Level 3) API(Application Program Interface)呼び出しによるメッセージの受け渡し。
バス接続カートリッジアダプタ1は、メッセージに応じて、セキュリティ機能、標準化機能、個別要求対応機能を実行する必要がある。
このため、バス接続カートリッジアダプタ18は、図8の右側に示すように、各機能のエレメント(部品プログラム)を呼出すように構成されている。このように、バス接続カートリッジアダプタ18は、メッセージに対応して、各機能を実行できるため、早急なシステム構築、機能変更等が可能となる。また、各機能のエレメントを準備しておくことにより、案件に応じてエレメントを選択可能としている。また、各エレメントは、例えばDLL(Dynamic Link Library)のように用いられ、バス接続カートリッジアダプタ18が呼出し可能なライブラリとして実装されている。
これにより、以下のような効果(i)〜(iv)を得ることができる。
(i)各メッセージに対して共通のバス接続カートリッジアダプタ18を利用できる。機能の追加又は変更がある場合に、バス接続カートリッジアダプタ18本体を変更せずに済む。また、セキュリティ要件等、各種要件が変更となった場合は、エレメントの修正のみで対応できる。
(ii)各機能のエレメントを単発的又は連続的に呼出すことができる。また、各機能のエレメントを順番に呼出すことが可能である。
(iii)エレメント記憶部17内の各エレメントと、バス接続カートリッジアダプタ18とを分離できるため、管理が容易となる。
これらの効果に加え、図9に示すように、バス接続カートリッジアダプタ18内のカートリッジ部cartが、ファイル記憶部16から読み出したXML(Extensible Markup Language)形式のファイルF1を参照して、エレメントを呼び出す構成としてもよい。ファイルF1には、各アプリケーション毎に必要なエレメント名、エレメント呼出し順が記述されているものとする。なお、ファイルF1は、XML形式に限定されない。
図9に示した構成の場合、次の効果(iv)を更に得ることができる。
(iv)アプリケーション毎に、メッセージフォーマット加工、管理が容易となる。外部から要求メッセージを受けた場合は、要求メッセージの内容によって、呼び出すエレメント、呼出順を変更することができる。
以上が各実施形態に共通する概要の説明である。続いて、第1の実施形態から順次、具体的に説明する。
<第1の実施形態>
図10は第1の実施形態に係るバス接続プログラムを適用した監視装置及びその周辺構成を示す模式図であり、図3に示した構成と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明を省略し、ここでは異なる部分について主に述べる。なお、以下の各実施形態も同様にして重複した説明を省略する。なお、図10中、3つの内部アプリケーション部13A〜13Cを図示しているが、各実施形態は、各内部アプリケーション部13A〜13C間の送受信を例に挙げず、1つの内部アプリケーション部13Bと外部アプリケーション部20との間の送受信を例に挙げて説明する。また、図3に示した構成と同一部分とは、監視装置10において、電力系統DB(データ記憶部)12、内部アプリケーション部13B及び共通バス14を備えた構成である。また、電力系統DB12は、複数の機器#1〜#nから受信したデータを記憶する。内部アプリケーション部13Bは、電力系統DB12内のデータを含むメッセージを送受信する。共通バス14は、内部アプリケーション部13Bと共通バス14との間でメッセージを伝送可能なバスである。
すなわち、第1の実施形態は、図3に示した構成に比べ、バス接続アダプタ15A〜15Cに代えて、ファイル記憶部16、エレメント記憶部17及びバス接続カートリッジアダプタ18を更に備えている。
ファイル記憶部16は、サービス名と、エレメント名とを関連付けて記述したファイルF1を記憶している。サービス名は、内部アプリケーション部13A〜13Cを識別する情報である。エレメント名は、メッセージに各処理を実行するためのエレメントプログラムを識別する情報である。ここで、ファイルF1は、サービス名と、エレメントプログラムを識別するエレメント名及び当該エレメントプログラムの呼出し順とを関連付けて記述してもよい。また、ファイルF1は、図9に示したように、XML形式で記述されていてもよい。
エレメント記憶部17は、エレメント名の指定によって個別に呼び出し実行される複数のエレメントプログラムを記憶している。複数のエレメントプログラムは、共通バス14を介して送受信するメッセージを加工処理する複数のプログラムであって、例えば、標準化機能エレメントプログラム、個別要求対応機能エレメントプログラム及びセキュリティ機能対応エレメントプログラムを含んでいる。標準化機能エレメントプログラムは、メッセージを規格に基づいて処理を実行するためのプログラムである。個別要求対応機能エレメントプログラムは、メッセージを個別要求に基づいて処理を実行するプログラムである。セキュリティ機能対応エレメントプログラムは、メッセージをセキュリティ対応に基づいて処理を実行するプログラムである。標準化機能エレメントプログラム、個別要求対応機能エレメントプログラム及びセキュリティ機能対応エレメントプログラムは、それぞれ標準化機能エレメントプログラム群、個別要求対応機能エレメントプログラム群及びセキュリティ機能対応エレメントプログラム群と呼んでもよい。
このような各エレメントプログラムは、たとえば第1〜第6のエレメントプログラムを含んでいる。
第1のエレメントプログラムは、共通バス14を介して外部アプリケーション部20から受信した要求メッセージを解凍する処理を実行するためのプログラムである。
第2のエレメントプログラムは、解凍された要求メッセージを復号する処理を実行するためのプログラムである。
第3のエレメントプログラムは、復号する処理又は解凍する処理が実行された要求メッセージをIECの規格に基づいて解読する処理を実行するためのプログラムである。
第4のエレメントプログラムは、内部アプリケーション部13A〜13Cから受信した送信メッセージをIECの規格に基づいて標準化する処理を実行するためのプログラムである(例えば、図11を参照)。
第5のエレメントプログラムは、内部アプリケーション部13A〜13Cから受信した送信メッセージ又は標準化された送信メッセージを暗号化する処理を実行するためのプログラムである(例えば、図12を参照)。
第6のエレメントプログラムは、暗号化された送信メッセージを圧縮する処理を実行するためのプログラムである(例えば、図12を参照)。
ここで、第1のエレメントプログラム(解凍処理)及び第6のエレメントプログラム(圧縮処理)は、前述した個別要求対応機能に対応する。第2のエレメントプログラム(復号処理)及び第5のエレメントプログラム(暗号化処理)は、前述したセキュリティ機能に対応する。第3のエレメントプログラム(IECに基づく解読処理)及び第4のエレメントプログラム(IECに基づく標準化処理)は、前述した標準化機能に対応する。なお、個別要求対応機能に対応するエレメントプログラムは、解凍処理、圧縮処理に限らず、たとえば、シリアライズ処理、マッピング処理、フィルタリング処理、プロトコル変換処理、その他、外部記憶装置から機器情報を取得してメッセージに情報を付加する情報付加処理等を行うものが考えられる。
一方、バス接続カートリッジアダプタ(バス接続手段)18は、監視装置10内の図示しないプロセッサが、図示しないメモリ内のバス接続プログラムを実行することにより実現される機能部である。言い換えると、バス接続カートリッジアダプタ18は、ハードウェア資源とソフトウェアとの組合せ構成で実施可能となっている。このソフトウェアとしては、図10、図26及び図29に示すように、予めネットワーク又は非一時的なコンピュータ読取可能な記憶媒体(non-transitory computer-readable storage medium)Mから監視装置10のコンピュータにインストールされ、バス接続カートリッジアダプタ18の機能を当該コンピュータに実現させるためのバス接続プログラムが用いられる。但し、バス接続カートリッジアダプタ18は、ハードウェア資源とソフトウェアとの組合せ構成に限らず、ハードウェア構成のバス接続装置としても実施可能である。
ここで、バス接続カートリッジアダプタ18は、例えば以下の各機能(f18-1)〜(f18-8)をもっている。
(f18-1) サービス名及び宛先を指定した要求メッセージを外部アプリケーション部20から共通バス14を介して受信する第1受信機能。
(f18-2) 受信した要求メッセージ内のサービス名に基づいてファイルF1からエレメント名を特定する第1特定機能。
(f18-3) 特定したエレメント名に基づいて、各エレメントプログラムを呼出し実行することにより、要求メッセージを処理する第1処理機能。
(f18-4) 第1処理機能(f18-3)により処理された要求メッセージからデータを抽出し、当該データを要求メッセージが指定したサービス名又は宛先に対応する内部アプリケーション部13Bに送出する送出機能。
(f18-5) サービス名及び宛先を指定した送信メッセージを内部アプリケーション部13Bから受信する第2受信機能。
(f18-6) 受信した送信メッセージ内のサービス名に基づいてファイルF1からエレメント名を特定する第2特定機能。
(f18-7) 第2特定機能(f18-6)により特定したエレメント名に基づいて、各エレメントプログラムを呼出し実行することにより、送信メッセージを処理する第2処理機能。
(f18-8) 送信メッセージが指定したサービス名又は宛先に対応する外部アプリケーション部20に、第2処理機能(f18-7)により処理された送信メッセージを送信する送信機能。
なお、第1特定機能(f18-2)及び第2特定機能(f18-6)は、サービス名に基づいてファイルF1からエレメント名及び呼出し順を特定してもよい。
また、第1処理機能(f18-3)及び第2処理機能(f18-7)は、特定したエレメント名及び呼出し順に基づいて、各エレメントプログラムを連続して呼出し実行することにより、要求メッセージを処理してもよい。
このようなバス接続カートリッジアダプタ18は、例えば前述同様に、メッセージング層L1、コネクティング層L2及びアダプタ層L3を備えて構成してもよい。メッセージング層L1は、メッセージの送受信機能(f18-1), (f18-4), (f18-5), (f18-8)をもっている。コネクティング層L2は、共通バス14への接続機能をもっている。アダプタ層L3は、メッセージの加工及び既存システムとの連携機能をもっている。また、アダプタ層L3は、メッセージの加工及び既存システムとの連携機能のうち、機能(f18-2), (f18-3), (f18-6), (f18-7)を実現するためのエレメントプログラムを呼出し実行するカートリッジ部cartを備えている。
また、バス接続カートリッジアダプタ18は、例えば管理者の操作に応じてエレメントプログラム又はファイルF1を修正するように、以下の各機能(f18-9)〜(f18-12)を更に備えてもよい。
(f18-9) エレメント名を指定した修正命令及びデータの入力を受け付ける第1受付機能。
(f18-10) 第1受付機能(f18-9)により入力を受け付けた修正命令及びデータに基づいて、当該指定されたエレメント名により識別されたエレメントプログラムを修正する第1修正機能。
(f18-11) ファイルを識別するファイル名、エレメント名を指定した修正命令及び修正エレメント名の入力を受け付ける第2受付機能。
(f18-12) 第2受付機能(f18-11)により入力を受け付けたファイル名、修正命令及び修正エレメント名に基づいて、当該ファイル名及び修正命令により指定されたファイルF1内のエレメント名を修正エレメント名に修正する第2修正機能。
次に、以上のように構成されたバス接続カートリッジアダプタ18を備えた監視装置の動作について図13乃至図19を用いて説明する。なお、以下の説明は、内部アプリケーション部13Bが外部アプリケーション部20と連携する場合を例に挙げて述べるが、これに限らず、内部アプリケーション部13Bが他の内部アプリケーション部13A,13Cと連携してもよい。
外部アプリケーション部20との連携(メッセージの送受信)のパターンとして、図13及び次に示すように4通りの動作[a]〜[d]がある。
[a] 外部アプリケーション部20からのメッセージの受信。
[b] 外部アプリケーション部20へのメッセージの送信。
[c] 外部アプリケーション部20からのメッセージの受信・返信(リクエスト・リプライ型)。
[d] 外部アプリケーション部20への送信・受信(リクエスト・リプライ型)。
以下、順次、説明する。
始めに、図14を用いて、4通りの動作[a]〜[d]に共通したステップST1〜ST3を述べる。
監視装置10は、図示しないプロセッサがバス接続プログラムの実行を開始することにより、バス接続カートリッジアダプタ18を起動する(ST1)。
バス接続カートリッジアダプタ18は、初期化処理として、例えばXML形式のファイルF1を読み込む(ST2)。
また、バス接続カートリッジアダプタ18は、初期化処理として、共通バス14及び内部アプリケーション部13Bへの接続処理を行う(ST3)。
続いて、メッセージの受信処理の動作[a]に関するステップST4〜ST7を述べる。この動作[a]においては、次の例1又は例2の場合を想定している。
例1:外部アプリケーション部20からメッセージを定期的に受け取って内部アプリケーション部13Bに保存する場合。
例2:一定周期で、監視対象の機器#1〜#2からエネルギー使用量及びエネルギー発電量等のデータを含むメッセージを取得し、メッセージから抽出したデータを内部データベース(例、電力系統DB12)に保存する場合。この場合、データが機密情報であるため、セキュリティ対策が必要となる。
さてステップST3の後、バス接続カートリッジアダプタ18は、外部アプリケーション部20から共通バス14を介してメッセージを受信したとする(ST4)。受信したメッセージは、ヘッダ部内のプロパティにサービス名及び宛先を指定した要求メッセージであるとする。
バス接続カートリッジアダプタ18は、受信したメッセージの種類を判断する(ST5)。具体的にはバス接続カートリッジアダプタ18は、受信した要求メッセージ内のサービス名(又は宛先)に基づいてファイルF1からエレメント名及び呼出し順を特定する。
バス接続カートリッジアダプタ18においては、カートリッジ部cartが、特定したエレメント名及び呼出し順に基づいて、各エレメントプログラムを呼出し実行することにより、要求メッセージを処理する(ST6)。
ステップST6では、例えば要求メッセージに標準化処理、暗号化処理及び圧縮処理が施されている場合、カートリッジ部cartは、解凍処理A、復号処理(暗号解読処理)A及び標準化解読処理Aの各エレメントプログラムを順番に呼出し実行する。また、例えば要求メッセージに標準化処理及び圧縮処理が施されている場合、カートリッジ部cartは、解凍処理B及び標準化解読処理Aの各エレメントプログラムを順番に呼出し実行する。
ステップST6の後、バス接続カートリッジアダプタ18は、ステップST6で処理された要求メッセージからデータを抽出し、当該データを要求メッセージが指定したサービス名又は宛先に対応する内部アプリケーション部13Bに送出する(ST7)。
内部アプリケーション部13Bは、送出されたデータを書き込む。このデータは、例えば図15に示すように、特定の日時における各機器のデータ(例、機器ID、有効電力、発電出力、電圧及び周波数の値)である。
次に、メッセージの送信処理の動作[b]に関するステップST8〜ST11を述べる。この動作[b]においては、次の例3又は例4の場合を想定している。
例3:外部アプリケーション部20へメッセージ及び命令を送信する場合。
例4:監視対象の機器#1〜#nの異常を検出し、異常を示すエラーメッセージ及び対処命令を送信する場合。ここで、エラー内容に機密情報が含まれる場合には、セキュリティ対策が必要となる。
さてステップST3の後、バス接続カートリッジアダプタ18は、サービス名及び宛先をヘッダ部内のプロパティに指定した送信メッセージを内部アプリケーション部13Bから受信したとする(ST8)。このメッセージは、外部アプリケーション部20への送信メッセージであるとする。このメッセージは、例えば図16に示すように、異常が検出された機器を示す機器ID、エラーメッセージに相当するエラーコード、対処命令に相当する命令コードを有するデータを含んでいる。
バス接続カートリッジアダプタ18は、受信した送信メッセージを解読して、送信先を判断する(ST9)。また、バス接続カートリッジアダプタ18は、受信した送信メッセージ内のサービス名(又は宛先)に基づいてファイルF1からエレメント名及び呼出し順を特定する。
バス接続カートリッジアダプタ18においては、カートリッジ部cartが、特定したエレメント名及び呼出し順に基づいて、各エレメントプログラムを呼出し実行することにより、送信メッセージを処理する(ST10)。
ステップST10では、例えば送信メッセージに標準化処理、暗号化処理及び圧縮処理を施す場合、カートリッジ部cartは、標準化処理A、暗号化処理A及び圧縮処理Aの各エレメントプログラムを順番に呼出し実行する。また、例えば送信メッセージに暗号化処理を施す場合、カートリッジ部cartは、暗号化処理Aのエレメントプログラムを呼出し実行する。この暗号化処理には、例えば、送信先の外部アプリケーション部20又は他の内部アプリケーション部の公開鍵を用いる。なお、メッセージに標準化処理を施さない場合は、通常、内部アプリケーション部と連携する場合である。
ステップST10の後、バス接続カートリッジアダプタ18は、送信メッセージが指定したサービス名又は宛先に対応する外部アプリケーション部20に、ステップST10で処理された送信メッセージを送信する(ST11)。
次に、メッセージの受信・送信処理の動作[c]に関するステップST12〜ST16を述べる。この動作[c]においては、次の例5又は例6の場合を想定している。
例5:外部アプリケーション部20からの要求で必要なデータを返信する場合。
例6:外部アプリケーション部20から電力需給計画等のデータを要求され、結果のデータを要求元に返信する場合。返信の際に、外部アプリケーション部20との連携のため、送信メッセージの標準化処理及び暗号化処理等を実行する。
さてステップST3の後、バス接続カートリッジアダプタ18は、外部アプリケーション部20から共通バス14を介してメッセージを受信したとする(ST12)。
バス接続カートリッジアダプタ18は、受信したメッセージの種類を判断する(ST13)。具体的には、バス接続カートリッジアダプタ18は、受信した要求メッセージ内のサービス名(又は宛先)に基づいてファイルF1からエレメント名及び呼出し順を特定する。
バス接続カートリッジアダプタ18においては、カートリッジ部cartが、特定したエレメント名及び呼出し順に基づいて、各エレメントプログラムを呼出し実行することにより、要求メッセージを処理する(ST14)。
ステップST14では、カートリッジ部cartは、ステップST6と同様に、各エレメントプログラムを順番に呼出し実行する。
ステップST14の後、バス接続カートリッジアダプタ18は、ステップST14で処理された要求メッセージからデータを抽出し、当該データを要求メッセージが指定したサービス名又は宛先に対応する内部アプリケーション部13Bに送出する(ST15)。このデータは、例えば図17に示すように、要求するデータを指定するための機器ID、開始日時及び終了日時を含んでいる。
続いて、バス接続カートリッジアダプタ18は、内部アプリケーション部13Bから処理結果のデータを受信し、このデータを含む返信メッセージを作成する(ST16)。このデータは、例えば、図18に示すように、指定された機器ID、開始日時及び終了日時の間の1時間毎のデータ(例、機器ID、日時、供給力予測、最大電力予測の値)である。ここで、供給力は、発電できる能力を意味する。最大電力は、機器が利用する電力の最大値を意味する。また、バス接続カートリッジアダプタ18は、サービス名及び宛先を返信メッセージのヘッダ部内のプロパティに指定する。
以下、バス接続カートリッジアダプタ18は、ステップST9〜ST11と同様にして、返信メッセージを外部アプリケーション部20に送信する。
次に、メッセージの送信・受信処理の動作[d]に関するステップST20〜ST27を述べる。この動作[d]においては、次の例7又は例8の場合を想定している。
例7:外部のアプリケーション部20へ要求を出し、必要なデータを取得する場合。
例8:外部アプリケーション部20から、機器の一定期間の情報(有効電力、発電出力、電圧、電流、周波数等)を取得する場合。外部アプリケーション部20からデータを取得するため、標準化処理が必要となる。
さてステップST3の後、バス接続カートリッジアダプタ18は、図19に示すように、サービス名及び宛先をヘッダ部内のプロパティに指定した送信メッセージを内部アプリケーション部13Bから受信したとする(ST20)。このメッセージは、例えば図17に示したように、データ取得対象の機器を示す機器ID、一定期間を示す開始日時及び終了日時を有するデータを含んでいる。
バス接続カートリッジアダプタ18は、受信したメッセージを解読して、送信先を判断する(ST21)。また、バス接続カートリッジアダプタ18は、受信した送信メッセージ内のサービス名(又は宛先)に基づいてファイルF1からエレメント名及び呼出し順を特定する。
バス接続カートリッジアダプタ18においては、カートリッジ部cartが、特定したエレメント名及び呼出し順に基づいて、各エレメントプログラムを呼出し実行することにより、送信メッセージを処理する(ST22)。ステップST22では、カートリッジ部cartは、ステップST10と同様に、各エレメントプログラムを順番に呼出し実行する。
ステップST22の後、バス接続カートリッジアダプタ18は、送信メッセージが指定したサービス名又は宛先に対応する外部アプリケーション部20に、ステップST22で処理された送信メッセージを送信する(ST23)。
バス接続カートリッジアダプタ18は、外部アプリケーション部20から共通バス14を介してメッセージを受信したとする(ST24)。受信したメッセージは、ヘッダ部内のプロパティにサービス名及び宛先を指定した要求メッセージであるとする。この要求メッセージは、例えば図20に示すように、データ取得対象の機器を示す機器ID、開始日時及び終了日時の間の1時間毎のデータ(例、機器ID、日時、供給力予測、最大電力予測の値)を含んでいる。
以下、バス接続カートリッジアダプタ18は、前述したステップST5〜ST7と同様に、ステップST25〜ST27を実行する。
次に、以上のようなバス接続カートリッジアダプタ18に用いられるエレメントプログラム又はファイルF1を修正する動作を述べる。
監視装置においては、管理者による図示しない入力部の操作により、エレメント名を指定した修正命令及びデータが入力されると、この入力をバス接続カートリッジアダプタ18が受け付ける。
バス接続カートリッジアダプタ18は、入力を受け付けた修正命令及びデータに基づいて、当該指定されたエレメント名により識別されたエレメントプログラムを修正する。
また、監視装置においては、管理者による図示しない入力部の操作により、ファイルF1を識別するファイル名、エレメント名を指定した修正命令及び修正エレメント名が入力されると、この入力をバス接続カートリッジアダプタ18が受け付ける。
バス接続カートリッジアダプタ18は、入力を受け付けたファイル名、修正命令及び修正エレメント名に基づいて、当該ファイル名及び修正命令により指定されたファイルF1内のエレメント名を修正エレメント名に修正する。なお、エレメント名の修正に伴い、エレメントの呼出し順を修正することも可能である。
上述したように本実施形態によれば、バス接続カートリッジアダプタ18が、受信した要求メッセージ又は送信メッセージ内のサービス名に基づいてファイルF1からエレメント名を特定し、特定したエレメント名に基づいて、各エレメントプログラムを呼出し実行する構成により、容易に管理でき、汎用性があり、機能の変更毎に作成する必要が無いバス接続プログラムを提供することができる。
例えば、各メッセージに対して共通のバス接続カートリッジアダプタ18を利用できる。また、機能の追加又は変更がある場合に、バス接続カートリッジアダプタ18本体を変更せずに済む。セキュリティ要件等、各種要件が変更となった場合は、エレメントの修正のみで対応できる。このため、監視装置10をバス接続カートリッジアダプタ18として機能させるバス接続プログラムは、容易に管理でき、汎用性があり、機能の変更毎に作成する必要が無い。
補足すると、電力系統システムでは、セキュリティ、標準化対応、個別要求対応等の機能は、各項目毎の要件が国、案件、地域毎に異なる。これに対し、各機能のプログラムをエレメント化し、エレメントプログラムを内部から呼出し可能とした構成により、複数の機能の組合せに容易に対応可能となり、早急なシステム構築、機能変更等が可能となる。
また、電力系統システムでは、セキュリティ、標準化対応、個別要求対応等の複数の機能を同時に実装する必要がある。これに対し、エレメントの呼出し順に基づいて、各エレメントを連続して呼出し可能とした構成により、同時に複数の機能の実装が可能となる。
さらに、エレメント名及び呼出し順をXML形式のファイルF1に指定した場合、エレメント名及び呼出し順の変更に容易に対応することができる。
また、電力系統システムでは、各種要件が変更となることが多い。よって、内部から各種エレメントを呼出す構成により、バス接続カートリッジアダプタ18を変更せずに、エレメントだけの修正で対応できるため、早急な対応が可能となる。
また、エレメント名及び呼出し順が変更となった場合は、外部のファイルF1の修正によって容易に対応することができる。
また、各エレメントと、バス接続カートリッジアダプタ18とを分離した構成により、バス接続カートリッジアダプタ18と、各エレメントとを別々に管理できるので、アプリケーション管理が容易となる。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態について概要を説明する。
電力系統システムでは、セキュリティ、標準化対応、個別要求対応等の機能がアプリケーション毎に異なる。これに対し、第1の実施形態では、各機能をエレメント化して、内部から呼び出しを可能とした。
一方、第2の実施形態では、図21に示すように、各アプリケーション毎に必要なエレメント名及びエレメントの呼出し順をDB(database)に保存する。
これにより、以下のことが可能となる。
エレメント名及び呼出し順をDBに保持する構成により、様々なアプリケーションからのアクセスを可能にする。また、エレメント名又は呼出し順の変更も一箇所のDBの修正ですむため、容易となる。
以上が第2の実施形態の概要である。続いて、第2の実施形態を具体的に説明する。
第2の実施形態は、第1の実施形態の変形例であり、ファイルF1が、表形式で記述されており、ファイル記憶部16が、サービス名をキーとしてエレメント名を検索可能なデータベースである。なお、ファイル記憶部16は、サービス名をキーとしてエレメント名及び呼出し順を検索可能なデータベースとしてもよい。
以上のような構成によれば、第1の実施形態の効果に加え、データベースを利用して、必要なエレメント名を検索し、エレメント呼出し順を指定することができる。
補足すると、電力系統システムでは、標準化要件等、常に新しい機能を組み込む事が必要となる。また、各機能の組み合わせも要件が変更となることがある。よって、各エレメントのエレメント名及び呼出し順をDBに保存しておく構成により、複数のアプリケーションからのアクセスを可能とし、エレメント名の変更や呼び出し順の変更を一箇所のみで対応できるようにしている。
<第3の実施形態>
次に、第3の実施形態について概要を説明する。
第3の実施形態は、図22に示すように、各アプリケーション毎に必要なエレメント名、エレメント呼出し順をDBに保存し、かつ認証処理に必要な情報もDBに保存する。また、ユーザ認証の結果により、読出(リード)権限、書込(ライト)権限等の権限付与および、必要なエレメントを取得する。例えば、ユーザU1の場合、読出権限付与Aエレメントを実行した後、暗号化Aエレメントを実行する。
これにより、以下のことが可能となる。
認証に必要な情報をDBに保存する構成により、ユーザ毎に読出(リード)権限等の権限の付与および、権限毎に必要なエレメントを定義することができる。また、第2の実施形態と同様に、各種の情報をDBに保持する構成により、様々なアプリケーションからのアクセスを可能にする。また、認証に必要な情報、エレメント名又は呼出し順の変更も一箇所のDBの修正ですむため、容易となる。
以上が第3の実施形態の概要である。続いて、第3の実施形態を具体的に説明する。
第3の実施形態は、第1の実施形態の変形例であり、図22及び図23に示すように、ファイル記憶部16が、認証テーブルT1及びファイルF1を記憶している。
認証テーブルT1は、外部アプリケーション部20を操作するユーザを識別するユーザIDと、当該ユーザを認証するパスワードとを関連付けて記述した情報である。
ファイルF1は、ユーザIDと、サービス名と、エレメント名と、ユーザの権限を示す権限情報とが関連付けて記述されている。
ファイル記憶部16は、認証のための認証テーブルT1や権限情報を記憶することから、認証DBと呼んでもよい。
また、エレメント記憶部17内の各エレメントプログラムは、パスワードを用いた認証に成功した要求メッセージ内のサービス名に基づいてファイルF1を検索し、当該検索により得られた権限情報を含むように当該要求メッセージを加工する処理を実行するための第7のエレメントプログラムを更に含んでいる。
バス接続カートリッジアダプタ18は、認証に関連して、以下の機能(f18-13)〜(f18-15)を更に備えている。
(f18-13) ユーザID、パスワード及びサービス名を含む要求メッセージを第1受信機能(f18-1)が受信した場合に、当該受信した要求メッセージ内のユーザID及びパスワードを認証テーブルT1内のユーザID及びパスワードに照合することにより、当該要求メッセージの正当性を認証する認証機能。
(f18-14) 認証に成功した場合に、、前記第1特定手段、前記第1処理手段及び前記送出手段の実行を許可する許可機能。
(f18-15) 認証に失敗した場合に、第1特定機能(f18-2)、第1処理機能(f18-3)及び送出機能(f18-4)の実行を阻止する阻止機能。
次に、以上のように構成されたバス接続カートリッジアダプタ18を備えた監視装置の動作について説明する。この動作は、前述したステップST4,ST12,ST24において、外部アプリケーション部20からメッセージを受信した後に、ユーザ認証を実行し、認証が成功したときにステップST5,ST13,ST25に移行するものである。ステップST4,ST12,ST24は互いに同様の処理なので、ここではステップST4を代表例に挙げて述べる。
すなわち、前述したステップST4において、バス接続カートリッジアダプタ18は、外部アプリケーション部20から共通バス14を介してメッセージを受信したとする。受信したメッセージは、ヘッダ部内のプロパティにユーザID、パスワード及びサービス名を指定した要求メッセージであるとする。
バス接続カートリッジアダプタ18は、当該受信した要求メッセージ内のユーザID及びパスワードを認証テーブルT1内のユーザID及びパスワードに照合することにより、当該要求メッセージの正当性を認証する。
認証に失敗した場合に、バス接続カートリッジアダプタ18は、第1特定機能、第1処理機能及び送出機能の実行を阻止するため、処理を終了する。
一方、認証に成功した場合に、バス接続カートリッジアダプタ18は、第1特定機能、第1処理機能及び送出機能の実行を許可し、前述したステップST5以降の処理を実行する。
上述したように本実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加え、ユーザ認証及び権限付与を実行することができる。
補足すると、電力系統システムでは、ユーザ毎にアクセス権等のセキュリティ処理が必要となる。認証DBを利用して、ユーザ認証することで、ユーザ毎に権限付与を含めた必要なエレメント、エレメント呼出順を取得することができる。
<第4の実施形態>
次に、第4の実施形態について概要を説明する。
第4の実施形態は、図24及び図25に示すように、各アプリケーション毎に必要なエレメント名、エレメント呼出順をメッセージmのヘッダ部(メッセージプロパティ)に保存しておく。ここでは、メッセージプロパティは、サービス名、エレメント名及び呼出し順を含んでいるとする。このメッセージを受信した場合、バス接続カートリッジアダプタ18は、メッセージプロパティ内のエレメント名に基づき、メッセージを元の状態に戻すエレメント名と呼出し順に基づいて各エレメントを呼出し実行する。例えば、メッセージプロパティ内のエレメント名が、「標準化IEC」、「暗号化B」及び「圧縮B」の場合、バス接続カートリッジアダプタ18は、「解凍B」、「復号B」及び「標準化61970対応」のエレメントを呼出し実行する。
これにより、以下のことが可能となる。
エレメント名及び呼出し順序をメッセージプロパティに保持する構成で、あらかじめエレメントの情報を持っていない場合でも、動的にメッセージの内容によって必要なエレメントを判断することができる。
以上が第4の実施形態の概要である。続いて、第4の実施形態を具体的に説明する。
図26は第4の実施形態におけるバス接続プログラムが適用された監視装置及びその周辺構成を示す模式図である。
第4の実施形態は、第1又は第2の実施形態の変形例であり、図10に示した構成に比べ、エレメント名及び呼出し順序等を示すファイルF1を記憶したファイル記憶部16が省略されている。
これに伴い、バス接続カートリッジアダプタ18は、ファイルF1を検索せずに、各エレメントを呼出し実行するように動作する。
具体的には、バス接続カートリッジアダプタ18は、前述した各機能(f18-1)〜(f18-8)に代えて、以下の各機能(f18-1)’〜(f18-8)’を備えている。
(f18-1)’ 内部アプリケーション部13Bを識別するサービス名及び宛先と、エレメントプログラムを識別するエレメント名及び当該エレメントプログラムの呼出し順とを指定した要求メッセージを外部アプリケーション部20から共通バス14を介して受信する第1受信機能。
(f18-2)’ 受信した要求メッセージからエレメント名及び呼出し順を抽出し、当該抽出したエレメント名及び呼出し順とは逆の関係にあるエレメント名及び呼出し順を特定する第1特定機能。この抽出は、例えば要求メッセージのフォーマットに基づいて実行可能である。この特定は、例えば逆の関係をバス接続プログラム内で定義することにより実行可能である。逆の関係とは、メッセージを元の状態に復元する関係を意味している。例えば、各エレメント名“標準化エレメント”、“暗号化エレメント”及び“圧縮エレメント”と、各エレメント名“標準化解読エレメント”、“復号エレメント”及び“解凍エレメント”とは、互いに逆の関係にある。また例えば、最初の呼出し順と、最後の呼出し順とは、互いに逆の関係にある。同様に、最初から2番目の呼出し順と、最後から2番目の呼出し順とは、互いに逆の関係にある。これらは、第2特定機能(f18-6)’でも同様である。
(f18-3)’ 特定したエレメント名及び呼出し順に基づいて、各エレメントプログラムを呼出し実行することにより、要求メッセージを処理する第1処理機能。
(f18-4)’ 第1処理機能(f18-3)’により処理された要求メッセージからデータを抽出し、当該データを要求メッセージが指定したサービス名又は宛先に対応する内部アプリケーション部20に送出する送出機能。
(f18-5)’ 内部アプリケーション部13Bを識別するサービス名及び外部アプリケーション部20を識別する宛先と、エレメントプログラムを識別するエレメント名及び当該エレメントプログラムの呼出し順とを指定した送信メッセージを内部アプリケーション部13Bから受信する第2受信機能。
(f18-6)’ 受信した送信メッセージ内のエレメント名及び呼出し順を抽出し、当該抽出したエレメント名及び呼出し順とは逆の関係にあるエレメント名及び呼出し順を特定する第2特定機能。
(f18-7)’ 特定したエレメント名及び呼出し順に基づいて、各エレメントプログラムを呼出し実行することにより、送信メッセージを処理する第2処理機能。
(f18-8)’ 送信メッセージが指定したサービス名又は宛先に対応する外部アプリケーション部20に、第2処理機能(f18-7)’により処理された送信メッセージを送信する送信機能。
また、バス接続カートリッジアダプタ18は、前述したファイル修正のための各機能(f18-11)及び(f18-12)が省略されている。
なお、監視装置10内の他の構成は、第1の実施形態と同様である。例えば、エレメント記憶部17内の各エレメントプログラムは、第1の実施形態と同様である。
以上のような構成によれば、バス接続カートリッジアダプタ18が、エレメント名及び呼出し順を含むメッセージを受信し、前述したステップST5,ST9,ST13,ST21及びST25において、ファイルF1を用いずに、メッセージからエレメント名及び呼出し順を特定するので、第1又は第2の実施形態の効果に加え、ファイルF1を備えずに、各エレメントプログラムを呼出し実行することができる。
補足すると、本実施形態では、メッセージプロパティの内容に応じて、必要なエレメントを選択、エレメント呼出順を選択できる。すなわち、どのエレメントを使って加工されたかを、メッセージプロパティに保存しておくことにより、加工されたメッセージを受け取った側が、プロパティを参考にして元の状態に戻すことを可能とする。
なお、本実施形態は、サービス名、宛先、エレメント名及び呼出し順に加え、ユーザID及びパスワードを更に含むメッセージと、図27に示すように、認証テーブルT1及び権限テーブルT2を記憶した記憶部19を用い、第3の実施形態と同様に、ユーザ認証及び権限付与をバス接続カートリッジアダプタ18が実行する構成に変形してもよい。この場合、第3の実施形態におけるファイルF1は、権限テーブルT2と読み替える。権限テーブルT2は、第3の実施形態のファイルF1からエレメント名及び呼出し順序が省略された構成であり、ユーザID、サービス名及び権限情報が関連付けて記述されている。
<第5の実施形態>
次に、第5の実施形態について概要を説明する。
第5の実施形態は、図28に示すように、バス接続カートリッジアダプタ18が、各エレメント実行後、結果をクラウドDB21に書き込む。例えば、バス接続カートリッジアダプタ18は、暗号化Aエレメント、圧縮エレメントAを実行した後、実行結果を含むメッセージをクラウドDBへ書き込む、
このことにより、以下が可能となる。
複数の外部アプリケーション部20,…から結果を確認することができる。
クラウドDBの認証システムによるデータへのアクセス制御を実現できる。
クラウドDBへの書込処理により、セキュリティを強化できる。
以上が第5の実施形態の概要である。続いて、第5の実施形態を具体的に説明する。
図29は第5の実施形態におけるバス接続プログラムが適用された監視装置及びその周辺構成を示す模式図である。
本実施形態は、第4の実施形態の変形例であり、バス接続カートリッジアダプタ18が、送信メッセージを外部のクラウドDB21に送信可能な構成となっている。
具体的には、バス接続カートリッジアダプタ18の送信機能(f18-8)’は、以下の機能(f18-8-1)〜(f18-8-3)を備えている。
(f18-8-1) 第2処理機能(f18-7)により処理された送信メッセージが要求メッセージにより要求された結果を含むか否かを判定する判定機能。
(f18-8-2) 判定の結果、要求された結果を含む場合には当該送信メッセージを所定のクラウドDB(外部クラウド記憶手段)21に送信する第1送信機能。なお、この第1送信機能は、クラウドDB21に送信後、たとえば「Success」または「error」などを表す送信結果通知を外部アプリケーション部20に送信することも可能である。
(f18-8-3) 判定の結果、否の場合には当該送信メッセージを外部アプリケーション部20に送信する第2送信機能。
次に、以上のように構成されたバス接続カートリッジアダプタ18の処理の動作について説明する。この動作は、前述したステップST11,ST23の変形例である。ステップST11,ST23は互いに同様の処理なので、ここではステップST11を代表例に挙げて述べる。
すなわち、前述したステップST11において、バス接続カートリッジアダプタ18は、ステップST10により処理された送信メッセージが要求メッセージにより要求された結果を含むか否かを判定する。
バス接続カートリッジアダプタ18は、判定の結果、要求された結果を含む場合には当該送信メッセージを所定のクラウドDB(外部クラウド記憶手段)21に送信する。
バス接続カートリッジアダプタ18は、判定の結果、否の場合には当該送信メッセージを外部アプリケーション部20に送信する。これにより、ステップST11が終了する。
上述したように本実施形態によれば、バス接続カートリッジアダプタ18において、要求された結果を外部アプリケーション部20に返信せずに、結果をクラウドDB21に送信する構成により、第4の実施形態の作用効果に加え、外部アプリケーション部20がクラウドDB21の認証システムにアクセスして結果を確認することができる。
補足すると、処理結果の書込先のクラウドDB21を予めバス接続カートリッジアダプタ18に設定しておく構成により、複数のエレメント実行後の結果に基づき、クラウドDB21のデータを更新する。これにより、様々な外部アプリケーション部20,…からのアクセスを可能とするとともに、データを返信する際のメッセージの加工処理(暗号化など)の負荷を軽減することができる。外部アプリケーション部20,…は、所定のクラウドDB21の認証システムに認証を受けることにより、クラウドDB21に書込まれた結果を確認することができる。
また、本実施形態によれば、クラウドDB21の認証システムによるデータへのアクセス制御を実現することができる。さらに、クラウドDB21への書き込みによるセキュリティの強化を実現することができる。
また、本実施形態は、第4の実施形態に限らず、第1乃至第3の各実施形態に適用してもよい。
以上説明した少なくとも一つの実施形態によれば、バス接続カートリッジアダプタ18が、受信した要求メッセージ又は送信メッセージ内のサービス名に基づいてファイルF1からエレメント名を特定し、特定したエレメント名に基づいて、各エレメントプログラムを呼出し実行する構成により、容易に管理でき、汎用性があり、機能の変更毎に作成する必要が無いバス接続プログラムを提供することができる。
なお、上記の各実施形態に記載した手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、光磁気ディスク(MO)、半導体メモリなどの記憶媒体に格納して頒布することもできる。
また、この記憶媒体としては、プログラムを記憶でき、かつコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であれば、その記憶形式は何れの形態であっても良い。
また、記憶媒体からコンピュータにインストールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)や、データベース管理ソフト、ネットワークソフト等のMW(ミドルウェア)等が上記実施形態を実現するための各処理の一部を実行しても良い。
さらに、各実施形態における記憶媒体は、コンピュータと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝送されたプログラムをダウンロードして記憶または一時記憶した記憶媒体も含まれる。
また、記憶媒体は1つに限らず、複数の媒体から上記の各実施形態における処理が実行される場合も本発明における記憶媒体に含まれ、媒体構成は何れの構成であっても良い。
なお、各実施形態におけるコンピュータは、記憶媒体に記憶されたプログラムに基づき、上記の各実施形態における各処理を実行するものであって、パソコン等の1つからなる装置、複数の装置がネットワーク接続されたシステム等の何れの構成であっても良い。
また、各実施形態におけるコンピュータとは、パソコンに限らず、情報処理機器に含まれる演算処理装置、マイコン等も含み、プログラムによって本発明の機能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。

Claims (8)

  1. 複数の機器から受信したデータを記憶するデータ記憶部と、前記データ記憶部内のデータを含むメッセージを送受信可能な複数の内部アプリケーション部と、前記内部アプリケーション部と外部アプリケーション部との間で前記メッセージを伝送可能な共通バスとを備えた監視装置に用いられるバス接続プログラムであって、
    前記監視装置は、
    前記内部アプリケーション部を識別するサービス名と、前記メッセージに各処理を実行するためのエレメントプログラムを識別するエレメント名とを関連付けて記述したファイルを記憶したファイル記憶手段と、
    前記エレメント名の指定によって個別に呼び出し実行される複数のエレメントプログラムを記憶したエレメント記憶手段と
    を更に備えており、
    前記複数のエレメントプログラムは、前記共通バスを介して送受信するメッセージを加工処理する複数のプログラムであって、
    前記メッセージを規格に基づいて処理するための標準化機能エレメントプログラムと、
    前記メッセージを個別要求に基づいて処理する個別要求対応機能エレメントプログラムと、
    前記メッセージをセキュリティ対応に基づいて処理するセキュリティ機能対応エレメントプログラムと
    を含んでおり、
    前記監視装置を、
    前記内部アプリケーション部と前記共通バスとを接続するバス接続手段、
    として更に機能させ、
    前記バス接続手段は、
    前記各内部アプリケーション部を識別するサービス名及び宛先を指定した要求メッセージを前記外部アプリケーション部から前記共通バスを介して受信する第1受信手段と、
    前記受信した要求メッセージ内のサービス名に基づいて前記ファイルからエレメント名を特定する第1特定手段と、
    前記特定したエレメント名に基づいて、前記各エレメントプログラムを呼出し実行することにより、前記要求メッセージを処理する第1処理手段と、
    前記第1処理手段により処理された要求メッセージからデータを抽出し、当該データを要求メッセージが指定した宛先に対応する内部アプリケーション部に送出する送出手段と、
    前記各内部アプリケーション部を識別するサービス名及び前記外部アプリケーション部を識別する宛先を指定した前記送信メッセージを当該サービス名で識別される内部アプリケーション部から受信する第2受信手段と、
    前記受信した送信メッセージ内のサービス名に基づいて前記ファイルからエレメント名を特定する第2特定手段と、
    前記第2特定手段により特定したエレメント名に基づいて、前記各エレメントプログラムを呼出し実行することにより、前記送信メッセージを処理する第2処理手段と、
    前記送信メッセージが指定した宛先に対応する外部アプリケーション部に、前記第2処理手段により処理された送信メッセージを送信する送信手段と
    を含んでいることを特徴とするバス接続プログラム。
  2. 請求項1に記載のバス接続プログラムにおいて、
    前記ファイルは、XML形式で記述されていることを特徴とするバス接続プログラム。
  3. 請求項1に記載のバス接続プログラムにおいて、
    前記ファイルは、表形式で記述されており、
    前記ファイル記憶手段は、前記サービス名をキーとして前記エレメント名を検索可能なデータベースであることを特徴とするバス接続プログラム。
  4. 請求項1に記載のバス接続プログラムにおいて、
    前記監視装置は、
    前記外部アプリケーション部を操作するユーザを識別するユーザIDと、前記ユーザを認証するパスワードとを関連付けて記憶したパスワード記憶手段、
    を更に備えており、
    前記ファイルは、前記ユーザIDと、前記サービス名と、前記エレメント名と、前記ユーザの権限を示す権限情報とを関連付けて記述しており、
    前記各エレメントプログラムは、
    前記パスワードを用いた認証に成功した要求メッセージ内のサービス名に基づいて前記ファイルを検索し、当該検索により得られた権限情報を含むように当該要求メッセージを加工する処理を実行するための第7のエレメントプログラムを更に含んでおり、
    前記バス接続手段は、
    前記ユーザID、前記パスワード及び前記サービス名を含む要求メッセージを前記第1受信手段が受信した場合に、前記受信した要求メッセージ内の前記ユーザID及び前記パスワードを前記パスワード記憶手段内のユーザID及びパスワードに照合することにより、当該要求メッセージの正当性を認証する認証手段と、
    前記認証に成功した場合に、前記第1特定手段、前記第1処理手段及び前記送出手段の実行を許可する許可手段と、
    前記認証に失敗した場合に、前記第1特定手段、前記第1処理手段及び前記送出手段の実行を阻止する阻止手段と
    を更に含んでいることを特徴とするバス接続プログラム。
  5. 請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載のバス接続プログラムにおいて、
    前記バス接続手段は、
    前記ファイルを識別するファイル名、前記エレメント名を指定した修正命令及び修正エレメント名の入力を受け付ける第2受付手段と、
    前記第2受付手段により入力を受け付けたファイル名、修正命令及び修正エレメント名に基づいて、当該ファイル名及び修正命令により指定された前記ファイル内のエレメント名を前記修正エレメント名に修正する第2修正手段と
    を更に含んでいることを特徴とするバス接続プログラム。
  6. 請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載のバス接続プログラムにおいて、
    前記バス接続手段は、
    前記エレメント名を指定した修正命令及びデータの入力を受け付ける第1受付手段と、
    前記第1受付手段により入力を受け付けた修正命令及びデータに基づいて、当該指定されたエレメント名により識別されたエレメントプログラムを修正する第1修正手段と
    を更に含んでいることを特徴とするバス接続プログラム。
  7. 請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載のバス接続プログラムにおいて、
    前記送信手段は、
    前記第2処理手段により処理された送信メッセージが前記要求メッセージにより要求された結果を含むか否かを判定する判定手段と、
    前記判定の結果、前記要求された結果を含む場合には当該送信メッセージを所定の外部クラウド記憶手段に送信する第1送信手段と、
    前記判定の結果、前記否の場合には当該送信メッセージを前記外部アプリケーション部に送信する第2送信手段と
    を含んでいることを特徴とするバス接続プログラム。
  8. 複数の機器から受信したデータを記憶するデータ記憶部と、前記データ記憶部内のデータを含むメッセージを送受信可能な複数の内部アプリケーション部と、前記内部アプリケーション部と外部アプリケーション部との間で前記メッセージを伝送可能な共通バスとを備えた監視装置に用いられ、前記内部アプリケーション部と前記共通バスとを接続するバス接続手段を備えたバス接続装置であって、
    前記監視装置は、
    前記内部アプリケーション部を識別するサービス名と、前記メッセージに各処理を実行するためのエレメントプログラムを識別するエレメント名とを関連付けて記述したファイルを記憶したファイル記憶手段と、
    前記エレメント名の指定によって個別に呼び出し実行される複数のエレメントプログラムを記憶したエレメント記憶手段と
    を更に備えており、
    前記複数のエレメントプログラムは、前記共通バスを介して送受信するメッセージを加工処理する複数のプログラムであって、
    前記メッセージを規格に基づいて処理するための標準化機能エレメントプログラムと、
    前記メッセージを個別要求に基づいて処理する個別要求対応機能エレメントプログラムと、
    前記メッセージをセキュリティ対応に基づいて処理するセキュリティ機能対応エレメントプログラムと
    を含んでおり、
    前記バス接続手段は、
    前記各内部アプリケーション部を識別するサービス名及び宛先を指定した要求メッセージを前記外部アプリケーション部から前記共通バスを介して受信する第1受信手段と、
    前記受信した要求メッセージ内のサービス名に基づいて前記ファイルからエレメント名を特定する第1特定手段と、
    前記特定したエレメント名に基づいて、前記各エレメントプログラムを呼出し実行することにより、前記要求メッセージを処理する第1処理手段と、
    前記第1処理手段により処理された要求メッセージからデータを抽出し、当該データを要求メッセージが指定した宛先に対応する内部アプリケーション部に送出する送出手段と、
    前記各内部アプリケーション部を識別するサービス名及び前記外部アプリケーション部を識別する宛先を指定した前記送信メッセージを当該サービス名で識別される内部アプリケーション部から受信する第2受信手段と、
    前記受信した送信メッセージ内のサービス名に基づいて前記ファイルからエレメント名を特定する第2特定手段と、
    前記第2特定手段により特定したエレメント名に基づいて、前記各エレメントプログラムを呼出し実行することにより、前記送信メッセージを処理する第2処理手段と、
    前記送信メッセージが指定した宛先に対応する外部アプリケーション部に、前記第2処理手段により処理された送信メッセージを送信する送信手段と
    を備えたことを特徴とするバス接続装置。
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