JP5536172B2 - インバータ一体型電動圧縮機 - Google Patents
インバータ一体型電動圧縮機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5536172B2 JP5536172B2 JP2012230896A JP2012230896A JP5536172B2 JP 5536172 B2 JP5536172 B2 JP 5536172B2 JP 2012230896 A JP2012230896 A JP 2012230896A JP 2012230896 A JP2012230896 A JP 2012230896A JP 5536172 B2 JP5536172 B2 JP 5536172B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inverter
- power
- housing
- resin case
- electric compressor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Compressor (AREA)
Description
すなわち、本発明にかかるインバータ一体型電動圧縮機は、電動モータと圧縮機構とが内蔵されるハウジングの外周にインバータ収容部を設け、その内部に高電圧電源から供給される直流電力を三相交流電力に変換して前記電動モータに給電するインバータ装置を収容設置してなるインバータ一体型電動圧縮機において、前記インバータ装置は、少なくとも半導体スイッチング素子がベア状態で実装されたパワー系金属基板と、CPU等の低電圧で動作する素子を有する制御通信回路が実装されたCPU基板とを樹脂製ケースを介してモジュール化したインバータモジュールを備え、該インバータモジュールは、前記パワー系金属基板と前記CPU基板との間に、前記樹脂製ケースに支持されて介在される金属製シールド板を有し、該金属製シールド板は、前記パワー系金属基板よりも大きくされ、前記樹脂製ケースに支持されている端部に、該樹脂製ケース内に埋め込まれ、その底部まで延長されて前記ハウジングに筐体接地される延長部が一体に設けられていることを特徴とする。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1ないし図4を用いて説明する。
図1には、本発明の第1実施形態にかかるインバータ一体型電動圧縮機の外観側面図が示されている。インバータ一体型電動圧縮機1は、その外殻を構成するハウジング2を備えている。ハウジング2は、電動モータが収容されるモータハウジング3と、図示省略の圧縮機構が収容される圧縮機ハウジング4とをボルト5で一体に締め付け固定することによって構成されている。このモータハウジング3および圧縮機ハウジング4は、耐圧容器であり、アルミ合金を用いたアルミダイカスト製とされている。
また、これらパワー系金属基板22、CPU基板23および金属製シールド板40が設けられている樹脂製ケース21内には、金属製シールド板40の上面を被う位置までエポキシ樹脂等の絶縁用樹脂材42を充填することができる。但し、絶縁用樹脂材42の充填は、必ずしも金属製シールド板40の上面を被う位置までとする必要はなく、図4に示すように、少なくともパワー系金属基板22の上部を被う位置まで充填されておればよい。
さらに、樹脂製ケース21は、図示省略のビスを介してインバータ収容部9の底面に固定設置されるようになっている。
車両に搭載の高電圧電源ユニットから高電圧ケーブルを経て電動圧縮機1のインバータ装置19のP−N端子に供給された直流電力は、ヘッドキャパシタ、インダクタコイル等の高電圧部品により調整され、端子30A,30Bを介してインバータモジュール20に入力される。この直流電力は、インバータモジュール20のパワー系金属基板22に実装されている複数個の半導体スイッチング素子25のスイッチング動作により、図示省略の上位制御装置から指令された制御指令周波数の三相交流電力に変換された後、U−V−W端子30C,30D,30Eからガラス密封端子を経てモータハウジング3内の電動モータに給電される。
このため、信号系へのノイズ伝搬、輻射あるいは高電圧系から電磁ノイズがCPU基板23の制御通信回路に伝搬、輻射されることによる電磁ノイズ干渉を抑制し、それが原因となる制御通信回路の誤動作を防止することができる。よって、インバータ装置19を正常に動作させることができ、製品信頼性を向上させることができる。
次に、本発明の第2実施形態について、図5を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1実施形態に対し、金属製シールド板40の筐体接地構造が異なっている。その他の点については、第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
本実施形態では、金属製シールド板40の延長部40Aに、樹脂製ケース21内に埋め込まれ、樹脂製ケース21底部の取り付け脚部21Aまで延長される折り曲げ部40Bを設け、この折り曲げ部40Bを、樹脂製ケース21を固定設置する図示省略のビスを介してモータハウジング3に筐体接地する構成としている。
2 ハウジング
9 インバータ収容部
19 インバータ装置
20 インバータモジュール
21 樹脂製ケース
21A 取り付け脚部
22 パワー系金属基板
22A ヒートシンク部
23 CPU基板
25 半導体スイッチング素子(ベアチップ)
40 金属製シールド板
40A 延長部
40B 折り曲げ部
42 絶縁用樹脂材
Claims (7)
- 電動モータと圧縮機構とが内蔵されるハウジングの外周にインバータ収容部を設け、その内部に高電圧電源から供給される直流電力を三相交流電力に変換して前記電動モータに給電するインバータ装置を収容設置してなるインバータ一体型電動圧縮機において、
前記インバータ装置は、少なくとも半導体スイッチング素子がベア状態で実装されたパワー系金属基板と、CPU等の低電圧で動作する素子を有する制御通信回路が実装されたCPU基板とを樹脂製ケースを介してモジュール化したインバータモジュールを備え、
該インバータモジュールは、前記パワー系金属基板と前記CPU基板との間に、前記樹脂製ケースに支持されて介在される金属製シールド板を有し、
該金属製シールド板は、前記パワー系金属基板よりも大きくされ、前記樹脂製ケースに支持されている端部に、該樹脂製ケース内に埋め込まれ、その底部まで延長されて前記ハウジングに筐体接地される延長部が一体に設けられていることを特徴とするインバータ一体型電動圧縮機。 - 前記金属製シールド板は、その全周が前記樹脂製ケースにより支持されていることを特徴とする請求項1に記載のインバータ一体型電動圧縮機。
- 前記延長部は、前記樹脂製ケース内に埋め込まれて該樹脂製ケース底部の取り付け脚部まで折り曲げ延長され、前記樹脂製ケースを固定設置するビスを介して前記ハウジングに筐体接地されていることを特徴とする請求項1または2に記載のインバータ一体型電動圧縮機。
- 前記金属製シールド板は、銅板、アルミ板、鉄板等の伝熱、電導材により構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のインバータ一体型電動圧縮機。
- 前記樹脂製ケース内には、少なくともパワー系金属基板の上面を被う位置まで絶縁用樹脂材が充填されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のインバータ一体型電動圧縮機。
- 前記絶縁用樹脂材は、前記金属製シールド板の上面を被う位置まで充填されていることを特徴とする請求項5に記載のインバータ一体型電動圧縮機。
- 前記パワー系金属基板は、その底面側がヒートシンク部とされ、前記インバータ収容部が設けられた前記ハウジングの外表面に接触設置されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のインバータ一体型電動圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012230896A JP5536172B2 (ja) | 2012-10-18 | 2012-10-18 | インバータ一体型電動圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012230896A JP5536172B2 (ja) | 2012-10-18 | 2012-10-18 | インバータ一体型電動圧縮機 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007337113A Division JP5117843B2 (ja) | 2007-12-27 | 2007-12-27 | インバータ一体型電動圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013021918A JP2013021918A (ja) | 2013-01-31 |
JP5536172B2 true JP5536172B2 (ja) | 2014-07-02 |
Family
ID=47692781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012230896A Expired - Fee Related JP5536172B2 (ja) | 2012-10-18 | 2012-10-18 | インバータ一体型電動圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5536172B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7156179B2 (ja) | 2019-06-07 | 2022-10-19 | 王子ホールディングス株式会社 | トレイ |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6443377B2 (ja) | 2016-03-31 | 2018-12-26 | 株式会社豊田自動織機 | 流体機械 |
JP7400459B2 (ja) | 2019-12-26 | 2023-12-19 | 株式会社豊田自動織機 | 電動圧縮機 |
JP7447627B2 (ja) * | 2020-03-31 | 2024-03-12 | ニデックパワートレインシステムズ株式会社 | 電動ポンプ |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003153552A (ja) * | 2001-11-07 | 2003-05-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | インバータ回路の配設構造と配設方法及び圧縮機 |
JP2004190525A (ja) * | 2002-12-09 | 2004-07-08 | Denso Corp | 車両用電動コンプレッサ |
JP4457789B2 (ja) * | 2004-07-15 | 2010-04-28 | パナソニック株式会社 | 密閉型電動圧縮機 |
JP4708951B2 (ja) * | 2005-10-21 | 2011-06-22 | ニチコン株式会社 | インバータモジュールおよびそれを用いたインバータ一体型交流モータ |
JP4940777B2 (ja) * | 2006-06-16 | 2012-05-30 | トヨタ自動車株式会社 | 半導体装置 |
-
2012
- 2012-10-18 JP JP2012230896A patent/JP5536172B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7156179B2 (ja) | 2019-06-07 | 2022-10-19 | 王子ホールディングス株式会社 | トレイ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013021918A (ja) | 2013-01-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5117843B2 (ja) | インバータ一体型電動圧縮機 | |
JP5107114B2 (ja) | インバータ一体型電動圧縮機 | |
JP5107133B2 (ja) | インバータ一体型電動圧縮機 | |
JP5221935B2 (ja) | インバータ一体型電動圧縮機 | |
JP5308008B2 (ja) | 車載空調装置用電動圧縮機 | |
JP5511232B2 (ja) | インバータモジュールおよびそれを用いたインバータ一体型電動圧縮機 | |
JP5582749B2 (ja) | インバータ一体型電動圧縮機 | |
JP5839769B2 (ja) | インバータモジュールおよびインバータ一体型電動圧縮機 | |
JP6444605B2 (ja) | インバータ一体型電動圧縮機 | |
JP5733945B2 (ja) | インバータモジュールおよびインバータ一体型電動圧縮機 | |
JP6180810B2 (ja) | インバータ一体型電動圧縮機 | |
JP2009127523A (ja) | インバータ一体型電動圧縮機 | |
WO2014129215A1 (ja) | インバータ一体型電動圧縮機 | |
JP5536172B2 (ja) | インバータ一体型電動圧縮機 | |
JP5595461B2 (ja) | インバータ一体型電動圧縮機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131008 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131015 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131216 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140401 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140423 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5536172 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |