JP5531949B2 - piston - Google Patents
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Description
本発明は、例えばレシプロ式内燃機関に用いられるピストンに関する。 The present invention relates to a piston used in, for example, a reciprocating internal combustion engine.
従来、アウタピストンとインナピストンとを備える可変圧縮比ピストンが提案されている。アウタピストンとインナピストンとの間には、皿ばねが収容されている。燃焼室内の圧力が大きくなると、皿ばねがたわむことによってアウタピストンが下がり、それゆえ、燃焼室内の圧力が一定に保たれる(例えば、特許文献1参照)。 Conventionally, a variable compression ratio piston including an outer piston and an inner piston has been proposed. A disc spring is accommodated between the outer piston and the inner piston. When the pressure in the combustion chamber increases, the outer piston is lowered by the deflection of the disc spring, and therefore the pressure in the combustion chamber is kept constant (see, for example, Patent Document 1).
一方、複数の皿ばねを支持するケースが提案されている。このケースは、複数の側壁部によって周囲を囲まれる内側に、複数の皿ばねを収容している。これら複数の皿ばねの上には、押さえ部材が配置される。押さえ部材は、外側に突出する外向き突起が形成されている。複数の側壁部には、外向き突起を移動可能に収容する貫通孔が形成されている。 On the other hand, a case for supporting a plurality of disc springs has been proposed. This case accommodates a plurality of disc springs on the inner side surrounded by a plurality of side wall portions. A pressing member is disposed on the plurality of disc springs. The pressing member is formed with outward protrusions protruding outward. The plurality of side wall portions are formed with through holes for movably accommodating the outward projections.
この構造によって、皿ばねに押さえ部材側から荷重が入力されると、押さえ部材を介して皿ばねに荷重が入力されて皿ばねがたわむ。押さえ部材は、外向き突起が貫通孔内を移動することによって、皿ばねのたわみに追従するように移動する(例えば、特許文献2参照)。 With this structure, when a load is input to the disc spring from the side of the pressing member, the load is input to the disc spring via the pressing member and the disc spring is deflected. The pressing member moves so as to follow the deflection of the disc spring as the outward projection moves in the through hole (see, for example, Patent Document 2).
皿ばねは、たわむことによって径方向に伸縮する。このため、特許文献1の構造では、アウタピストンとインナピストンとにおいて皿ばねの上下端と接する部分は、皿ばねのたわみに合わせて摩擦が生じる。この皿ばね上下端に作用するばね力は大きく、かつ接触面積が小さいため、接触面の面圧は非常に大きなものとなる。このように大きな面圧が作用することによるピストンの陥没、および大きな面圧の発生箇所に摩擦が生じることによって、ピストンが摩耗することが考えられる。
The disc spring expands and contracts in the radial direction by bending. For this reason, in the structure of
また、特許文献1に開示される圧縮比可変ピストンに複数の皿ばねを用いる場合、皿ばねどうしが互いにずれることが考えられる。皿ばねが互いにずれることによって、皿ばね間で作用する応力値が変化する。また、アウタピストン内にインナピストンの移動用の溝などが形成される構造であると、ずれた皿ばねがこの溝に入り込んでしまうことが考えられる。この場合、アウタピストンの移動が阻害される。このため、複数の皿ばねを備える構造において、皿ばねどうしがずれることは、好ましくない。
Moreover, when using a some disc spring for the compression ratio variable piston disclosed by
このため、複数の皿ばねを用いる構造の場合、これら複数の皿ばねどうしのずれの発生を抑制するために、特許文献2に開示されるようなケースを用いることが考えられる。
For this reason, in the case of a structure using a plurality of disc springs, it is conceivable to use a case as disclosed in
しかしながら、特許文献2に開示されるケースでは、皿ばねがたわんでも、側壁部はそのまま残るので、燃焼室内に圧力に応じてアウタピストンが下がることができない。
However, in the case disclosed in
本発明は、ピストンの摩耗を抑制することができるとともに皿ばねがずれることを抑制できるピストンを提供することを目的とする。 An object of this invention is to provide the piston which can suppress wear of a piston and can suppress that a disc spring slip | deviates.
請求項1のピストンは、ピストンボスが形成されるピストン基部と、前記ピストン基部に対して往復動可能なピストン移動部と、前記ピストン基部と前記ピストン移動部との間に形成されて前記ピストン基部に対する前記ピストン移動部の往復動に伴って容積が変化する収容部と、前記収容部内に収容されるケースと、前記ケース内に収容される皿ばねとを備える。更に、前記ピストン基部は、前記ピストンボスとは反対側の面から前記往復動方向上方に凹部を有して突出する基部側突部を備え、前記ピストン移動部は、前記往復動方向下方に突出し、前記凹部に往復動可能に収容される移動部側突部を備え、前記収容部は、前記基部側突部と前記移動部側突部の回りに空間を有して形成される。前記ケースは、前記往復動方向の前記ピストン基部と前記皿ばねとの間に配置される基部側シート部と、前記基部側シート部から前記皿ばねの側端部の一部に沿って前記往復動方向に延出する基部側ガイド部とを具備する基部側ケースと、前記往復動方向の前記ピストン移動部と前記皿ばねとの間に配置される移動部側シート部と、前記移動部側シート部から前記皿ばねの側端部の他部に沿って前記往復動方向に延出する移動部側ガイド部とを具備する移動部側ケースとを備える。前記基部側ケースと前記移動部側ケースは、前記基部側シート部と前記移動部側ガイド部との間、および前記移動部側シート部と前記基部側ガイド部との間に前記収容部の容積の変化を許容する隙間を有して配置される。前記皿ばねは、中央部に前記基部側突部と前記移動部側突部とを通す貫通孔を備えている。
The piston according to
請求項2に記載のピストンでは、請求項1の記載のピストンにおいて、前記皿ばねは、前記往復動方向に複数重ねられる。前記基部側ガイド部は、前記収容部の容積が最大の状態で1つの皿ばねの側端部まで延出する。前記移動部側ガイド部は、前記収容部の容積が最大の状態で前記1つの皿ばねの側端部まで延出する。
In the piston according to
請求項3に記載のピストンでは、請求項1または請求項2の記載において、前記移動部側シート部の厚みは、前記移動部側ガイド部の厚みよりも大きい。 According to a third aspect of the present invention, in the first or second aspect, the thickness of the moving portion side sheet portion is greater than the thickness of the moving portion side guide portion.
請求項4に記載のピストンでは、請求項1から請求項3のうちのいずれか1項の記載において、前記側端部は、前記皿ばねの外側端部である。
The piston according to
請求項5に記載のピストンでは、請求項1から請求項4のうちのいずれか1項の記載において、前記基部側ガイド部は、前記基部側シート部の側端から周方向に間隔を有して複数延出する。前記移動部側ガイド部は、前記移動部側シート部の側端から前記間隔内に位置するように複数延出する。 A piston according to a fifth aspect is the piston according to any one of the first to fourth aspects, wherein the base side guide portion has a gap in a circumferential direction from a side end of the base side seat portion. Multiple extensions. A plurality of the moving part side guide parts extend from the side end of the moving part side sheet part so as to be positioned within the interval.
本発明によれば、ピストンの摩耗を抑制することができるとともに皿ばねがずれることを抑制できるピストンを提供できる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the piston which can suppress abrasion of a piston and can suppress that a disc spring slip | deviates can be provided.
本発明の第1の実施形態に係るピストンを、図1〜4を用いて説明する。図1は、ピストン10を示す断面図である。図2は、ピストン10が分解された状態を示す分解断面図である。図1,2に示すように、ピストン10は、ピストン基部20と、ピストン移動部30と、ケース40と、複数の皿ばね50と、止め輪60とを備えている。
A piston according to a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 1 is a cross-sectional view showing the
ピストン基部20は、本体部21と、ピストンボス22と、突部23とを有している。本体部21は、一例として、平面形状が円であり、一定の厚みを有する形状である。ピストンボス22は、本体部21に形成されている。ピストンボス22は、図示しないコネクティングロッドがピストンピンを介して連結される孔24が形成されている。ピストンピンが孔24を通る。突部23は、本体部21においてピストンボス22とは反対側の面から突出するように、本体部21に形成されている。
The
ピストン移動部30は、ピストンヘッド31と、リング溝32が形成されるリング部33と、スカート部34と、突部35とを有している。スカート部34は、リング部33の周縁部から立ち上がるように一体に形成されており、それゆえ、ピストン移動部30は内側が凹む形状である。
The
ピストン基部20は、ピストン移動部30の内側に収容されている。スカート部34の内壁部36には、ピストン基部20の本体部21の周縁部が移動可能に収容される凹部37が形成されている。凹部37は、外側に凹む形状であり環状に形成されている。凹部37は、ピストン基部20の本体部21に対してピストンヘッド31が近づく移動、または、離れる移動ができる長さが設定されている。このため、ピストン移動部30は、ピストン基部20に対して、往復動が可能である。
The
ピストン基部20に対するピストン移動部30の往復動方向Aを図中矢印で示している。往復動方向Aは、直線方向である。また、往復動方向Aは、ピストン移動部30の外面38に平行な方向である。外面38は、同一方向に延びている。より具体的に説明すると、ピストン基部20に対するピストン移動部30の往復動方向Aは、図示しないシリンダ内でのピストンの往復動方向に平行である。また、往復動方向Aは、ピストン10の中心軸に平行である。
The reciprocating direction A of the
ピストン基部20の突部23は、内側にピストン移動部30の突部35を移動可能に収容する凹部25が形成されている。ピストン移動部30の突部35は、凹部25内を往復動方向Aに移動可能に嵌る大きさを有している。
The
止め輪60は、ピストン移動部30がピストン基部20に組み付けられた状態(本体部21の周縁部が凹部37内に収容された状態)において、凹部37の端縁部とピストン基部20の本体部21との間にはめ込まれる。なお、ここで言う凹部37の端縁部とは、凹部37においてスカート部34側の端縁部である。止め輪60が上記のように組み付けられることによって、ピストン移動部30がピストン基部20から外れることが防止される。
The retaining
ここで、ピストン10の状態について説明する。上記のように、ピストン移動部30は、ピストン基部20に対して、往復動方向Aに平行な近づく方向A1と離れる方向A2とに移動可能である。図1に示すようにピストン移動部30がピストン基部20に対して最も離れた位置にある状態を、初期状態P1とする。図1は、初期状態P1を示している。初期状態P1は、本発明で言う収容部の容積が最大の状態である。
Here, the state of the
初期状態P1では、本体部21が止め輪60に接触しており、それゆえ、ピストン基部20に対するピストン移動部30の移動が抑制される状態である。ピストン移動部30がピストン基部20に最も近づいた状態(図示せず)を最大圧縮状態とする。最大圧縮状態は、ピストン基部20の本体部21が凹部37の往復動方向Aの端部に接触し、それゆえ、ピストン基部20に対してピストン移動部30の移動が抑制される状態である。ピストン移動部30の突部35の往復動方向Aにそう長さは、最大圧縮時に凹部25の底面25aに当接するよう設定されている。
In the initial state P1, the
ピストン移動部30がピストン基部20に組み付けられた状態(本体部20の周縁部が凹部37内に収容された状態)において、ピストン基部20とピストン移動部30との間には、収容部70が形成される。本実施形態では、収容部70は、ピストン移動部30の内壁部36と、ピストン基部20の本体部21とによって形成される。
In a state where the
より具体的には、収容部70は、中央に突部23,35が配置されており突部23,35回りに空間を有する形状となる。収容部70のピストン基部20側の端面71は、ピストン基部20の本体部21の表面であり、往復動方向Aに垂直な面である。端面71を往復動方向Aに見る平面形状は、円である。収容部70のピストン移動部30側の端面72は、往復動方向Aに垂直な方向の面であり、往復動方向Aに見る平面形状は、円である。収容部70の側面73は、ピストン移動部30の内壁部36の内面であり、往復動方向Aに平行に延びている。収容部70の容積は、ピストン基部20に対するピストン移動部30の相対位置によって、変化する。つまり、収容部70の容積は、初期状態P1で最大となり、最大圧縮状態で最小となる。
More specifically, the
収容部70内には、ケース40が収容される。図3は、ケース40を示す斜視図である。図1〜3に示すように、ケース40は、基部側ケース80と、移動部側ケース90とを備えている。ケース40は、基部側ケース80と移動部側ケース90とが往復動方向Aに組み合わさることによって、往復動方向Aに伸縮可能な構造である。
The
基部側ケース80は、基部側シート部81と、基部側外ガイド部82とを有している。図1に示すように、基部側シート部81は、収容部70の端面71上に配置される。基部側シート部81は、平面形状が円である厚みが一定の板状であり、中央には突部23を内側に通す貫通孔83が形成される。
The
基部側外ガイド部82は、本発明で言う基部側ガイド部の一例であり、複数設けられる。基部側外ガイド部82の形状は、各々同じである。複数の基部側外ガイド部82は、基部側シート部81の外周縁から垂直に立ち上がっており、基部側シート部81の外周の円形状に合わせて湾曲している。基部側外ガイド部82は、基部側シート部81に一体形成されている。本実施形態では、一例として、基部側ケース80は、厚みが一定の1つの板部材からプレス加工によって形成されており、基部側シート部81と基部側外ガイド部82とが一体に形成されている。なお、上記構造に限定されない。例えば、基部側シート部81と基部側外ガイド部82とが別々の部材であり、互いに溶接されて一体に形成されてもよい。
The base side
基部側外ガイド部82は、基部側ケース80が収容部70内に設置された状態において往復動方向Aに平行に延びる。隣り合う基部側外ガイド部82は、周方向で一定間隔離間して配置されている。本実施形態では、一例として4つの基部側外ガイド部82が設けられており、これら4つの基部側外ガイド部82が、周方向で等間隔離間して配置されている。基部側外ガイド部82の厚みは、基部側シート部81の厚みと同じである。
The base-side
移動部側ケース90は、移動部側シート部91と、移動部側外ガイド部92とを有している。図1に示すように、移動部側シート部91は、収容部70の端面72上(図1中では、端面72の下)に配置される。移動部側シート部91は、平面形状が基部側シート部81と同じ円であり、厚みが一定の平板状である。移動部側シート部91の中央には、突部35を内側に通す貫通孔93が形成される。
The moving
移動部側外ガイド部92は、本発明で言う移動部側ガイド部の一例であり、複数設けられる。移動部側外ガイド部92の形状は、各々同じである。複数の移動部側外ガイド部92は、移動部側シート部91の外周縁から垂直に立ち上がっており、移動部側シート部91の外周の円形状に合わせて湾曲している。移動部側外ガイド部92は、移動部側ケース90が収容部70内に設置された状態において往復動方向Aに平行に延びる。本実施形態では、一例として4つの移動部側外ガイド部92が設けられており、隣り合う移動部側外ガイド部92どうしは、等間隔離間して配置されている。移動部側シート部91の厚みは、移動部側外ガイド部92の厚みよりも大きい。
The moving part side
また、ケース40の中心軸線から基部側外ガイド部82の内面までの長さと、ケース40の中心軸線から移動部側外ガイド部92の内面までの長さとは、同じである。
Further, the length from the central axis of the
シート部91および81には、皿ばねの大きなばね荷重が作用する。 また、皿ばね上下端とシート部91および81との接触箇所は円周状になっており、接触面積が小さい。このためシート部91,81とシート部の接触面圧は非常に大きいものとなる。 ばね荷重による、ピストン基部20およびピストン移動部30の磨耗・陥没等を防ぐためには、移動部側シート部91の往復動方向A(後述される重なる方向B)にそう厚みL2、および基部側シート部81の往復動方向Aにそう厚みL1は十分厚く形成することが好ましい。 一方、皿ばねの応力低減のため、皿ばね直径はできるだけ大きくすることが望ましく、移動部および基部側外ガイド部92,82はできるだけ薄いことが要求される。
A large spring load of a disc spring acts on the
図3に示すように、隣り合う基部側外ガイド部82間の間隔は、移動部側外ガイド部92が1つ収容される大きさを有している。移動部側外ガイド部92間の間隔は、基部側外ガイド部82が1つ収容できる大きさを有している。本実施形態では、基部側外ガイド部82間の幅は、移動部側外ガイド部92が移動できる程度の隙間を有して嵌合する大きさを有しており、移動部側外ガイド部92間の間隔は、基部側外ガイド部82が移動できる程度の隙間を有して嵌合する大きさを有している。その結果、基部側ケース80と移動部側ケース90は互いに嵌合することによりケース40を中心軸とする回転が抑制され、基部側ケース80と移動部側ケース90とのお互いの磨耗を抑制でき、さらに皿ばね50やピストン基部20、ピストン移動部30に対する磨耗も抑制して、往復動方向Aに伸縮可能なケース40を形成する。
As shown in FIG. 3, the interval between adjacent base-side
また、基部側外ガイド部82と移動部側外ガイド部92の往復動方向Aに沿う長さは同じである。その長さは初期状態P1における収容部70の往復動方向Aに沿う長さの半分よりも長く、ピストン基部20の本体部21に対してピストンヘッド31が最も近づいた際の収容部70の往復動方向Aに沿う長さよりも短い。そのため、ケース40は、ピストン基部20に対するピストン移動部30の移動を妨げない。
Moreover, the length along the reciprocation direction A of the base part side
上記のように構成される基部側ケース80と移動部側ケース90とが図3にように組み合わさって形成されるケース40は、外観形状が、円柱状になる。
The
図1に示すように、本実施形態では、6枚の皿ばね50が用いられている。皿ばね50は、各々同じものである。皿ばね50は、平面形状が円である。皿ばね50は、2枚ずつ同じ向きに重ねられて3つの組に分けられ、それぞれの組が上下逆さまに重ねられてケース40内に収容されている。皿ばね50は、中央に、突部23,35を通す貫通孔51が形成されており、それゆえ、ケース40に収容された状態で収容部70内に収容される。複数の皿ばね50が重なる方向Bは、皿ばね50がたわむ方向であり、往復動方向Aに平行である。なお、皿ばね50の数は、6つに限定されるものではない。その重ね方も上記方法に限定されるものではなく、例えば同じ向きに重ねた3枚1組の皿ばね50を2組用い、それぞれの組を上下逆さまに重ねて用いてもよい。
As shown in FIG. 1, six disc springs 50 are used in the present embodiment. The disc springs 50 are the same. The
つぎに、初期状態P1での皿ばね50の状態とケース40の状態とを説明する。基部側シート部81は、皿ばね50の重なる方向Bに、端面71と皿ばね50との間に配置される。移動部側シート部91は、重なる方向Bに、端面72と皿ばね50との間に配置される。
Next, the state of the
各皿ばね50は、初期状態P1において、外側端部52の周方向全域が基部側外ガイド部82または移動部側外ガイド部92の内面84,94のうちの少なくとも一方に接触する大きさを有している。図4は、移動部側外ガイド部92の内面84が複数の皿ばね50のうちの一部の外側端部52に接触している状態を示す断面図である。
Each
上記したように、移動部側外ガイド部92と基部側外ガイド部82とは、隣り合う。このため、図4中において、移動部側外ガイド部92に隣り合う基部側外ガイド部82の一部を2点鎖線で示している。2点鎖線で示すように、基部側外ガイド部82の内面84は、初期状態P1において、複数の皿ばね50のうち少なくとも移動部側外ガイド部92の内面94に接触してない皿ばね50の外側端部52に接触する。
As described above, the moving portion side
このように、初期状態P1では、複数の皿ばね50のうちの一部の外側端部52が基部側外ガイド部82の内面84に接触しており、少なくとも残りの皿ばね50の外側端部52が移動部側外ガイド部92の内面94に接触している。さらに、収容部70の中央付近に位置する一部の皿ばねは、基部側外ガイド部82の内面84と移動部側外ガイド部92の内面94の両方に接触しており、その結果、周方向全域がケース40の内面と接触している。このため、皿ばね50は、常に、基部側外ガイド部82または移動部側外ガイド部92のいずれか一方に接触している。
Thus, in the initial state P1, a part of the
図4に示すように、ケース40の大きさおよび皿ばね50の大きさは、初期状態P1において、ケース40の内面41(基部側外ガイド部82の内面85と、移動部側外ガイド部92の内面95)と皿ばね50の外側端部52とが接触するように収容されている。なお、皿ばね50は圧縮することで径が小さくなるように設定され、最大圧縮状態でケース40の内面41と皿ばね50の外側端部52との間に隙間が形成される。
As shown in FIG. 4, the size of the
このように形成されるピストン10では、ケース40が基部側シート部81と移動部側シート部91とを備えることによって、皿ばね50が端面71,72に直接接触することがなく、端面71,72に対する接触面圧を小さくすることができるので、端面71,72が陥没することがない。
In the
また、基部側外ガイド部82と移動部側外ガイド部92とが皿ばね50の外側端部52に接触することによって、皿ばね50が複数重ねられた状態においても皿ばね50どうしが互いにずれることが抑制される。このため、皿ばね50がずれることに起因する皿ばね50の損傷の発生を抑制することができる。さらに、皿ばね50によるピストン移動部30の内壁部36の磨耗をも抑制することができる。
Further, when the base-side
また、皿ばね50がずれること抑制されるので、皿ばね50が凹部37内に入り込むことがないので、ピストン基部20に対するピストン移動部30の移動が阻害されることながない。
Further, since the
また、移動部側シート部91の厚みが、移動部側外ガイド部92よりも厚いので、移動部側シート部91によって、ピストン移動部30が皿ばね50のばね荷重によって摩耗したり陥没することを抑制できる。
Moreover, since the thickness of the moving part
また、移動部側ケース90が移動部側外ガイド部92を備え、基部側ケース80が基部側外ガイド部82を備えることによって、皿ばね50と収容部70の側面73との接触を抑制することができる。
Moreover, the moving
また、移動部側外ガイド部92間に基部側外ガイド部82が収容されることによって、基部側ケース80に対する移動部側ケース90の回転の発生を抑制することができるので、基部側ケース80と移動部側ケース90とが摩耗することを抑制できる。さらに、皿ばね50と基部側ケース80との間での摩耗の発生と、皿ばね50と移動部側ケース90との間での摩耗の発生とを抑制することができる。
In addition, since the base-side
また、移動部側シート部91の重なる方向Bにそう厚みを基部側シート部81の重なる方向Bにそう厚みよりも大きくして、移動部側シート部91に入力される熱に起因するケース40の強度低下を抑制している。このため、ケース40の効果が充分発揮されるようになる。
Further, the
また、本実施形態では、移動部側外ガイド部92と基部側外ガイド部82とは、複数の皿ばね50のうち(全ての皿ばね50のうち)、共通する少なくとも1つの皿ばね50の外側端部52を覆う位置まで延びている。このため、全ての皿ばね50は、移動部側外ガイド部92または基部側外ガイド部82によって覆われるので、全ての皿ばね50のずれを防止することができる。
Moreover, in this embodiment, the moving part side
つぎに、本発明の第2の実施形態に係るピストンを、図5〜8を用いて説明する。なお、第1の実施形態と同様の機能を有する構成は、第1の実施形態と同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態では、ケース40の構造が第1の実施形態と異なる。他の構造は、第1の実施形態と同じである。上記異なる構造を具体的に説明する。
Next, a piston according to a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. In addition, the structure which has the same function as 1st Embodiment attaches | subjects the code | symbol same as 1st Embodiment, and abbreviate | omits description. In the present embodiment, the structure of the
図5は、本実施形態のピストン10を示す断面図である。図5に示すように、本実施形態では、ケース40は、基部側外ガイド部82に代えて基部側内ガイド部86を有しており、移動部側外ガイド部92に代えて移動部側内ガイド部96を有している。図6は、ケース40が分解された状態を示す斜視図である。図7は、初期状態P1にあるケース40を側方から見る側面図である。
FIG. 5 is a cross-sectional view showing the
まず、基部側ケース80について説明する。基部側シート部81は、第1の実施形態と同じである。基部側内ガイド部86は、複数設けられている。各基部側内ガイド部86は、同じ形状である。基部側内ガイド部86は、貫通孔83の周縁から立ち上がっており、貫通孔83の周縁に合わせて湾曲している。貫通孔83の縁は、平面形状が円である。各基部側内ガイド部86は、基部側ケース80が収容部70内に設置された状態において往復動方向Aに平行に延出している。本実施形態では、一例として4つの基部側内ガイド部86が設けられており、隣り合う基部側内ガイド部86どうしは、等間隔離間して配置されている。基部側内ガイド部86の厚みは、基部側シート部81の厚みと同じである。
First, the
ついで、移動部側ケース90について説明する。移動部側シート部91は、貫通孔93以外の構造は、第1の実施形態と同じである(L2>L1)。移動部側シート部91の貫通孔93の周縁は、移動部側ケース90が収容部70内に収容された状態において、往復動方向Aに基部側シート部81の貫通孔83に重なる。つまり、貫通孔83,93は、同じ形状である。移動部側内ガイド部96は、複数設けられる。各移動部側内ガイド部96の形状は、同じ形状である。移動部側シート部91の厚みは、移動部側うちガイド部96よりも厚い。移動部側内ガイド部96は、貫通孔93の周縁から垂直に立ち上がっており、貫通孔93の周縁に合わせて湾曲している。移動部側内ガイド部96は、移動部側ケース90が収容部70内に設置された状態において往復動方向Aに平行に延出している。本実施形態では、一例として4つの移動部側内ガイド部96が設けられており、隣り合う移動部側内ガイド部96どうしは、等間隔離間して配置されている。図6及び図7に示すように、隣り合う基部側内ガイド部86の間隔は、移動部側内ガイド部96が1つ収容される大きさを有している。同様に、隣り合う移動部側内ガイド部96の間隔は、基部側内ガイド部86が1つ収容できる大きさを有している。本実施形態では、隣り合う基部側内ガイド部86の間隔は、移動部側内ガイド部96の移動を阻害しない程度の隙間を有しており、隣り合う移動部側内ガイド部96の間隔は、基部側内ガイド部86の移動を阻害しない程度の隙間を有している。その結果、基部側ケース80と移動部側ケース90は互いに嵌合し、往復動方向Aに伸縮可能なケース40を形成する。
Next, the moving
また、基部側内ガイド部86と移動部側内ガイド部96の往復動方向Aにそう長さは同じである。その長さは初期状態P1における収容部70の往復動方向Aにそう長さの半分よりも長く、ピストン基部20の本体部21に対してピストンヘッド31が最も近づいた際の収容部70の往復動方向Aにそう長さよりも短い。そのため、ケース40は、ピストン基部20に対するピストン移動部30の移動を妨げない。
Further, the length is the same in the reciprocating direction A of the base side
図8は、初期状態P1での基部側内ガイド部86と移動部側内ガイド部96との近傍を拡大して示す断面図である。図8中、移動部側内ガイド部96に隣り合う基部側内ガイド部86の一部が2点鎖線で示されている。図5,8に示すように、基部側内ガイド部86と移動部側内ガイド部96とは、複数の皿ばね50の内側に収容される。基部側内ガイド部86の外面87は、複数の皿ばね50の一部の内側端部53に接触している。移動部側内ガイド部96は、少なくとも複数の皿ばね50のうち残りの皿ばね50の内側端部53に接触している。
FIG. 8 is an enlarged cross-sectional view showing the vicinity of the base portion side
さらに、収容部70の中央付近に位置する一部の皿ばねは、基部側内ガイド部86の外面87と移動部側内ガイド部96の外面97の両方に接触しており、その結果、周方向全域がケース40の外面と接触している。このため、複数の皿ばね50は、常に、基部側内ガイド部86または移動部側内ガイド部96の少なくともいずれか一方に接触している。
Furthermore, some disc springs located near the center of the
なお、皿ばね50の内側端部53は第1の実施形態の外側端部52と同様に初期状態P1と最大圧縮状態とで径方向に変化するため、皿ばね50の特性に応じて基部側内ガイド部86の外面87および移動部側内ガイド部96の外面97と皿ばね50の内側端部53との間に隙間が形成される。また、複数の皿ばね50の外側端部52と収容部70の側面73との間の隙間S4は、最大圧縮状態であっても、外側端部52が側面73に接触しないように考慮されて設定されている。
Since the
本実施形態では、基部側内ガイド部86と移動部側内ガイド部96とによって、皿ばね50がずれることが防止されるので、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
In the present embodiment, since the
また、基部側内ガイド部86と移動部側内ガイド部96は、複数の皿ばね50の内側端部53と接触するように設置されている。そのため、第1の実施形態と比較してケース40と皿ばね50の接触面積が小さい。よって、皿ばね50とケース40の間の摺動抵抗をより低減することができる。
Further, the base-side
また、移動部側シート部91の厚みが、移動部側内ガイド部96の厚みよりも大きいことによって、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
Moreover, when the thickness of the moving part side sheet |
また、基部側内ガイド部86間に移動部側内ガイド部96が収容されることによって、本実施形態においても、基部側ケース80に対する移動部側ケース90の回転の発生を抑制することができるので、基部側ケース80と移動部側ケース90とが摩耗することを抑制できる。さらに、皿ばね50と基部側ケース80との間での摩耗の発生と、皿ばね50と移動部側ケース90との間での摩耗の発生とを抑制することができる。
Further, by accommodating the moving portion side
また、本実施形態では、移動部側内ガイド部96と基部側内ガイド部86とは、複数の皿ばね50のうち(全ての皿ばね50のうち)、共通する少なくとも1つの皿ばね50の内側端部53を覆う位置まで延びている。このため、全ての皿ばね50は、移動部側内ガイド部96または基部側内ガイド部86によって覆われるので、全ての皿ばね50のずれを防止することができる。
Further, in the present embodiment, the moving portion side
また、第1の実施形態では、移動部側外ガイド部92は4つ設けられ、基部側外ガイド部82は4つ設けられている。しかしながら、数は4つに限定されるものではない。ガイド部82,92が複数であることによって、基部側ケース80に対して移動部側ケース90が回転することを抑制することができる。このことによって、ケース40と、皿ばね50、ピストン基部20、ピストン移動部30との間の摩耗の発生を抑制できる。同様に第2の実施形態では、移動部側内ガイド部96は、4つ設けられ、基部側内ガイド部86は4つ設けられている。しかしながら、数は4つに限定されるものではない。ガイド部86,96が複数であることによって、基部側ケース80に対して移動部側ケース90が回転することを抑制することができる。このことによって、ケース40と、皿ばね50、ピストン基部20、ピストン移動部30との間の摩耗の発生を抑制できる。
In the first embodiment, four moving portion side
なお、この発明は、上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。例えば、上述した第1,2の実施形態では、移動部側シート部91の厚みL2を基部側シート部81の厚みL1よりも厚く設定しているが、L2とL1の厚みを同じにし、収容部70の端面72と移動部側シート部91の間に耐熱性に優れた別部材を挟んだ形態にしてもよい。このように、移動部側シート部91の厚みと基部側シート部81の厚みとを同じにして、収容部70の端面72と移動部側シート部91の間に耐熱性に優れた別部材を挟む構造の場合などでは、基部側ケース80と移動部側ケース90とを同一形状としてもよい。この場合、移動部側シート部91の厚みを、移動部側外ガイド部92よりも厚くし(第1の実施形態で説明した構造)、移動部側シート部91の厚みを、移動部側内ガイド部96よりも厚くし(第2の実施形態で説明した構造)、基部側ケース80の構造は、上記した移動部側シート部91の形状と同一形状であることが好ましい。
Note that the present invention is not limited to the above-described embodiment as it is, and can be embodied by modifying the constituent elements without departing from the scope of the invention in the implementation stage. For example, in the first and second embodiments described above, the thickness L2 of the moving portion
なお、移動部側ケース90と基部側ケース80と同一形状とすることは、上記したように、収容部70の端面72と移動部側シート部91の間に耐熱性に優れた別部材を挟む構造や、移動部側シート部91の厚みを移動部側外ガイド部92よりも厚くしたり、移動部側シート部91の厚みを移動部側内ガイド部96よりも厚くすることに限定されるものではない。このように、移動部側ケース90と基部側ケース80と同一形状とすることによって、コストを低減することができる。
Note that the same shape as the moving
また、上述した異なる実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせてもよい。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された内容を付記する。
[1]
ピストンボスが形成されるピストン基部と、前記ピストン基部に対して往復動可能なピストン移動部と、前記ピストン基部と前記ピストン移動部との間に形成されて前記ピストン基部に対する前記ピストン移動部の往復動に伴って容積が変化する収容部と、前記収容部内に収容されるケースと、
前記ケース内に収容される皿ばねとを具備し、
前記ケースは、前記往復動方向の前記ピストン基部と前記皿ばねとの間に配置される基部側シート部と、前記基部側シート部から前記皿ばねの側端部の一部に沿って前記往復動方向に延出する基部側ガイド部とを具備する基部側ケースと、前記往復動方向の前記ピストン移動部と前記皿ばねとの間に配置される移動部側シート部と、前記移動部側シート部から前記皿ばねの側端部の他部に沿って前記往復動方向に延出する移動部側ガイド部とを具備する移動部側ケースとを具備し、
前記基部側ケースと前記移動部側ケースは、前記基部側シート部と前記移動部側ガイド部との間、および前記移動部側シート部と前記基部側ガイド部との間に前記収容部の容積の変化を許容する隙間を有して配置されることを特徴とするピストン。
[2]
前記皿ばねは、前記往復動方向に複数重ねられ、前記基部側ガイド部は、前記収容部の容積が最大の状態で1つの皿ばねの側端部まで延出し、前記移動部側ガイド部は、前記収容部の容積が最大の状態で前記1つの皿ばねの側端部まで延出することを特徴とする1に記載のピストン。
[3]
前記移動部側シート部の厚みは、前記移動部側ガイド部の厚みよりも大きいことを特徴とする1または2に記載のピストン。
[4]
前記側端部は、前記皿ばねの外側端部であることを特徴とする1から3のいずれかに記載のピストン。
[5]
前記基部側ガイド部は、前記基部側シート部の側端から周方向に間隔を有して複数延出し、前記移動部側ガイド部は、前記移動部側シート部の側端から前記間隔内に位置するように複数延出することを特徴とする1から4のいずれかに記載のピストン。
[6]
前記基部側ケースと前記移動部側ケースを同一形状としたことを特徴とする1から5のいずれかに記載のピストン。
Moreover, you may combine suitably the several component currently disclosed by different embodiment mentioned above.
The contents described in the claims at the beginning of the application of the present application will be appended.
[1]
A piston base formed with a piston boss, a piston moving part that can reciprocate with respect to the piston base, and a reciprocating of the piston moving part with respect to the piston base that is formed between the piston base and the piston moving part. An accommodating portion whose volume changes with movement, a case accommodated in the accommodating portion,
A disc spring housed in the case,
The case includes the base-side seat portion disposed between the piston base portion and the disc spring in the reciprocating direction, and the reciprocation along a part of the side end portion of the disc spring from the base-side seat portion. A base side case having a base side guide portion extending in a moving direction, a moving portion side seat portion disposed between the piston moving portion and the disc spring in the reciprocating direction, and the moving portion side A moving portion side case including a moving portion side guide portion extending in the reciprocating direction along the other portion of the side end portion of the disc spring from the seat portion;
The base part side case and the moving part side case have a capacity of the accommodating part between the base part side sheet part and the moving part side guide part and between the moving part side sheet part and the base part side guide part. A piston characterized in that it is arranged with a gap that allows a change in the above.
[2]
A plurality of the disc springs are stacked in the reciprocating direction, the base side guide portion extends to a side end portion of one disc spring in a state where the volume of the accommodating portion is maximum, and the moving portion side guide portion is 2. The piston according to 1, wherein the piston extends to a side end portion of the one disc spring in a state where the volume of the accommodating portion is maximum.
[3]
The piston according to 1 or 2, wherein a thickness of the moving part side sheet part is larger than a thickness of the moving part side guide part.
[4]
The piston according to any one of
[5]
A plurality of the base side guide portions extend in a circumferential direction from the side end of the base side sheet portion, and the moving portion side guide portion is within the interval from the side end of the moving portion side sheet portion. The piston according to any one of 1 to 4, wherein a plurality of the pistons extend so as to be positioned.
[6]
The piston according to any one of
10…ピストン、20…ピストン基部、22…ピストンボス、30…ピストン移動部、40…ケース、50…皿ばね、52…外側端部、53…内側端部、70…収容部、80…基部側ケース、81…基部側シート部、82…基部側外ガイド部(基部側ガイド部)、86…基部側内ガイド部(基部側ガイド部)、90…移動部側ケース、91…移動部側シート部、92…移動部側外ガイド部(移動部側ガイド部)、96…移動部側内ガイド部(移動部側ガイド部)、A…往復動方向、S1…第1の隙間(隙間)、S2…第2の隙間(隙間)。
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記ピストン基部に対して往復動可能なピストン移動部と、
前記ピストン基部と前記ピストン移動部との間に形成されて前記ピストン基部に対する前記ピストン移動部の往復動に伴って容積が変化する収容部と、
前記収容部内に収容されるケースと、
前記ケース内に収容される皿ばねと
を具備し、
更に、
前記ピストン基部は、前記ピストンボスとは反対側の面から前記往復動方向上方に凹部を有して突出する基部側突部を備え、
前記ピストン移動部は、前記往復動方向下方に突出し、前記凹部に往復動可能に収容される移動部側突部を備え、
前記収容部は、前記基部側突部と前記移動部側突部の回りに空間を有して形成され、
前記ケースは、
前記往復動方向の前記ピストン基部と前記皿ばねとの間に配置される基部側シート部と、前記基部側シート部から前記皿ばねの側端部の一部に沿って前記往復動方向に延出する基部側ガイド部とを具備する基部側ケースと、
前記往復動方向の前記ピストン移動部と前記皿ばねとの間に配置される移動部側シート部と、前記移動部側シート部から前記皿ばねの側端部の他部に沿って前記往復動方向に延出する移動部側ガイド部とを具備する移動部側ケースと
を具備し、
前記基部側ケースと前記移動部側ケースは、前記基部側シート部と前記移動部側ガイド部との間、および前記移動部側シート部と前記基部側ガイド部との間に前記収容部の容積の変化を許容する隙間を有して配置され、
前記皿ばねは、中央部に前記基部側突部と前記移動部側突部とを通す貫通孔を備えていることを特徴とするピストン。 A piston base on which a piston boss is formed;
A piston moving part capable of reciprocating with respect to the piston base;
An accommodating portion that is formed between the piston base and the piston moving portion and has a volume that changes as the piston moving portion reciprocates with respect to the piston base;
A case accommodated in the accommodating portion;
A disc spring housed in the case, and
Furthermore,
The piston base includes a base side protrusion that protrudes from the surface opposite to the piston boss with a recess above the reciprocating direction,
The piston moving part includes a moving part-side protrusion that protrudes downward in the reciprocating direction and is accommodated in the recessed part so as to be reciprocally movable.
The accommodating portion is formed with a space around the base side protrusion and the moving portion side protrusion,
The case is
A base side seat portion disposed between the piston base and the disc spring in the reciprocating direction, and extending in the reciprocating direction along a part of the side end portion of the disc spring from the base side seat portion. A base side case including a base side guide portion to be taken out;
The moving portion side seat portion disposed between the piston moving portion and the disc spring in the reciprocating direction, and the reciprocating motion from the moving portion side seat portion along the other portion of the side end portion of the disc spring. A moving part side case including a moving part side guide part extending in a direction,
The base part side case and the moving part side case have a capacity of the accommodating part between the base part side sheet part and the moving part side guide part and between the moving part side sheet part and the base part side guide part. are arranged with a gap to allow the change,
The disc spring is provided with a through hole through which the base side protrusion and the moving part side protrusion pass in a central part .
前記基部側ガイド部は、前記収容部の容積が最大の状態で1つの皿ばねの側端部まで延出し、
前記移動部側ガイド部は、前記収容部の容積が最大の状態で前記1つの皿ばねの側端部まで延出する
ことを特徴とする請求項1に記載のピストン。 A plurality of the disc springs are stacked in the reciprocating direction,
The base side guide portion extends to a side end portion of one disc spring in a state where the volume of the housing portion is maximum,
2. The piston according to claim 1, wherein the moving portion side guide portion extends to a side end portion of the one disc spring in a state in which the volume of the accommodating portion is maximum.
ことを特徴とする請求項1または2に記載のピストン。 The piston according to claim 1 or 2, wherein a thickness of the moving part side sheet part is larger than a thickness of the moving part side guide part.
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のピストン。 The piston according to any one of claims 1 to 3, wherein the side end portion is an outer end portion of the disc spring.
前記移動部側ガイド部は、前記移動部側シート部の側端から前記間隔内に位置するように複数延出する
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のピストン。 A plurality of the base side guide portions extending in a circumferential direction from a side end of the base side sheet portion;
5. The piston according to claim 1, wherein a plurality of the moving part side guide parts are extended from a side end of the moving part side sheet part so as to be positioned within the interval.
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