JP5531656B2 - ストレージ装置、パトロール方法、パトロールプログラム及びストレージシステム - Google Patents

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Description

本発明は、ストレージ装置、パトロール方法、パトロールプログラム及びストレージシステムに関する。
従来、ストレージデバイスをグループ化し、グループ内のストレージデバイス間でユーザデータの分散や冗長化を行うことで、ストレージ装置としての信頼性を向上させる技術が存在する。例えば、ハードディスク装置をストレージデバイスとしたRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)と呼ばれるディスクアレイ装置が知られている。
かかるストレージ装置では、通常はストレージデバイスへユーザデータを書き込んだ直後に該ユーザデータを再度読み出して両者が一致するか否かを確認する。ストレージ装置では、アーカイブ装置と比較して、書き込み後に読み出し処理が行われる確率が高く、書き込み直後のユーザデータの正当性を保障している。
その反面で、例えばハードディスクに記録されたユーザデータは、磁性の劣化等が原因で不正なデータとなり、CRC(Cyclic Redundancy Check)やブロックIDの検査により不正なデータとして検出される場合がある。このため、ストレージデバイスには書き込まれているものの、不正なデータとなってしまったデータ(以下「バッドデータと呼ぶ」を事前に検出するパトロール診断技術が知られている。
特開平11−24956号公報 特開2008−27240号公報
しかしながら、従来のパトロール診断技術によれば、LUN(Logical Unit Number)全体をパトロール対象とした場合に、多大なパトロール時間を要するという問題点がある。この点を具体的に説明すると、ストレージ装置には、ホスト装置からユーザデータが書き込まれた領域よりも何も書き込まれていない領域が多く存在する。ところが、ストレージ装置は、ユーザデータが書き込まれているストレージデバイスの場所が分からないため、LUN全体をパトロール対象とした場合には、全てのストレージデバイスをパトロールすることとなり、多大なパトロール時間を要する結果となる。特に、新たにストレージ装置が導入された場合には、ユーザデータが書き込まれていない領域が大部分であるにも関わらず、多大のパトロール時間を要することとなり効率的ではない。
さらに、LUN全体をパトロール対象とした場合には、ホスト装置からのI/Oに悪影響を与えないようにするため、例えば数秒に1回と言うタイミングで間欠的にパトロール診断を行うため、パトロールが完了するまでに要する時間が長期化する。
以上のことから、ストレージ全体をパトロール対象とする場合に、いかにして短時間で効率良くパトロールを行うかが重要な課題となっている。なお、ホスト装置のファイルシステムと連携すれば、どの領域にデータが記録されているかを把握することができるが、パトロールのためにホスト装置に負荷を掛けるのはシステム全体への性能影響が大きいために望ましくない。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、ストレージをパトロール対象とする場合に、短時間で効率良くパトロールを行うことができるストレージ装置、パトロール方法、パトロールプログラム及びストレージシステムを提供することを目的とする。
本願の開示するストレージ装置は、一つの態様において、メモリ領域を形成する複数の部分領域にそれぞれビットを割り当て、各部分領域に書込データが存在するか否かにより各部分領域におけるデータの書き込み状態を示す書き込み管理情報をビットに記憶する手段を有する。ストレージ装置は、ホスト装置からの要求に応答して所定の部分領域にデータが書き込まれた場合に、該部分領域に割り当てたビットに書き込まれたことを示す値を設定し、書き込み管理情報記憶手段を形成するビットに基づいて各部分領域をパトロール処理する。
本願の開示するストレージ装置、パトロール方法、パトロールプログラム及びストレージシステムは、ストレージをパトロール対象とする場合に、短時間で効率良くパトロールを行うことができる。
図1は、実施例1に係るストレージ装置の構成を示すブロック図である。 図2は、実施例2に係るディスクアレイ装置の構成を示すブロック図である。 図3は、図2に示したCMの内部構成を示す機能ブロック図である。 図4は、図3に示したパトロール処理部によるパトロール処理を説明するための説明図である。 図5は、ディスクアレイ装置がLUNのフォーマット指示を受け付けた場合の処理手順を示すフローチャートである。 図6は、ディスクアレイ装置がLUNの削除指示を受け付けた場合の処理手順を示すフローチャートである。 図7は、ディスクアレイ装置がホスト装置からデータ書込要求を受け付けた場合の処理手順を示すフローチャートである。 図8は、ディスクアレイ装置がホスト装置からデータ読出要求を受け付けた場合の処理手順を示すフローチャートである。 図9は、ディスクアレイ装置によるパトロール処理手順を示すフローチャートである。 図10は、ビットマップ補正処理部によるパトロール対象ビットマップの補正処理を説明するための説明図である。 図11は、ビットマップ補正処理部によるパトロール対象ビットマップの補正処理手順を示すフローチャートである。 図12は、ビットマップ補正処理部によるパトロール対象ビットマップの他の補正処理手順を示すフローチャートである。 図13は、ビットマップ補正処理部によるパトロール対象ビットマップの他の補正処理手順を示すフローチャートである。
以下に、本願の開示するストレージ装置、パトロール方法、パトロールプログラム及びストレージシステムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本実施例1に係るストレージシステムの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、このストレージシステムは、ホスト装置1と、ストレージ装置2とを有する。ホスト装置1は、ストレージ装置2に対してデータの読み書き要求を行う上位装置である。
ストレージ装置2は、ホスト装置1によるデータの読み書き要求に応答してデータの格納又は読み出しを行う記憶装置であり、制御部3、メモリ4及びストレージデバイス5を有する。制御部3は、ストレージ装置2の全体制御を行う制御部であり、ビットマップ管理部3a及びパトロール処理部3bを有する。メモリ4には、書込状態ビットマップ4aが記憶されている。ストレージデバイス5は、磁気ディスク装置等の記憶デバイスである。
ここで、書込状態ビットマップ4aとは、ストレージデバイス5により形成されるメモリ領域の部分領域(以下、単に「領域」と言う)にそれぞれビットを割り当て、各領域に書込データが存在する否かによりビットをオン又はオフにしたビットマップである。つまり、この書込状態ビットマップ4aは、ストレージデバイス5のどの領域にデータが書き込まれているかを示す情報を有するものである。
ビットマップ管理部3aは、書込状態ビットマップ4aを管理する管理部であり、ホスト装置1からの要求に応答して所定の領域にデータが書き込まれた場合に、該領域に割り当てられた書込状態ビットマップ4aのビットをオンにする。
パトロール処理部3bは、ストレージデバイス5に記憶されたデータがバッドデータとなっていないか否かを検査するいわゆるパトロール処理を行う。このパトロール処理とは、ストレージ装置2がバックグラウンドで定期的にストレージデバイス5の媒体チェックを行い、媒体エラーや書き込み不良等のチェックを行う処理を言う。
パトロール処理部3bは、書込状態ビットマップ4aを形成するビットに基づいてストレージデバイス5の各領域をパトロール処理する。具体的には、パトロール処理部3bは、書込状態ビットマップ4aを形成するビットがオンとなっている領域に対してのみパトロール処理を行い、ビットがオフとされている領域についてはパトロール処理の対象外とする。なお、本実施例1においては、パトロール処理の対象となる領域を限定した点に特徴があるため、パトロール処理の処理内容については、様々な従来技術を用いることができる。
上記構成を有するストレージ装置2を用いることにより、ストレージデバイス5全体をパトロール処理対象とする場合に、実際にデータが所在する領域のみをパトロール処理し、もって短時間で効率良くパトロールを行うことができる。
上記実施例1では、本発明に係るストレージ装置の特徴部分に焦点を当てて説明したが、本実施例2では、本発明をディスクアレイ装置に適用した場合について具体的に説明する。
図2は、本実施例2に係るディスクアレイ装置の構成を示すブロック図である。同図に示すように、ディスクアレイ装置20は、CE(Controller Enclosure)21と、DE(Device Enclosure)22とを有する。CE21は、CM(Controller Module)23及びCM24を有する。
CM23は、ホスト装置10とのインタフェースであるCA(Channel Adapter)231と、DE22とのインタフェースであるDA(Device Agapter)232と、CPU233と、メモリ234とを有する。同様に、CM24は、CA241及びDA242と、CPU243と、メモリ244とを有する。ホスト装置10は、このCA231及びCA241を介してCM23及びCM24と接続され、DE22内の各ディスク装置は、DA232及びDA242を介してCM23及びCM24と接続される。そして、CPU233及びCPU243上で実行される制御プログラムによって、DE22内の複数のディスク装置が一台の大容量の論理ディスク装置として機能する。
ここで、このCM23及びCM24は、DE22内の複数のディスク装置に格納したデータが、不正なバッドデータ(Bad Data)となっているかどうかをパトロール処理によりチェックする。ディスク装置にはデータが正常に書き込まれたものの、その後の磁性変化等により不正なバッドデータとなる可能性があるからである。このパトロール処理は、基本的にはホスト装置10の主導の下に行われるのではなく、CM23及びCM24自らが主導的に行う。
かかるパトロール処理を短時間で効率的に行うために、本実施例2に係るディスクアレイ装置20は、書込状態ビットマップ234a及びパトロール対象ビットマップ234bをCM23のメモリ234に記憶する。この書込状態ビットマップ234a及びパトロール対象ビットマップ234bは、LUN(Logical Unit Number)ごとに設けられる。そして、CM23のCPU233は、この書込状態ビットマップ234a及びパトロール対象ビットマップ234bを参照しつつ、後述する効率的なパトロール処理を行う。同様に、CM24のメモリ244には、書込状態ビットマップ244a及びパトロール対象ビットマップ244bが記憶され、CPU243は、これらのビットマップを参照しつつ、後述する効率的なパトロール処理を行う。
書込状態ビットマップ234aは、データの書込状態を示すビットマップであり、LUNを所定サイズに区切った領域ごとにビットを割り当て、各領域の書込データの存在の有無をビットのオンオフで示したものである。ビットが1である場合には、このビットに対応するLUNの領域にホストから書き込まれたデータ等が存在し、ビットが0である場合には、このビットに対応するLUNの領域にデータが存在しないことになる。
パトロール対象ビットマップ234bは、パトロール対象となる領域を示すビットマップであり、LUNを所定サイズに区切った領域ごとにビットを割り当て、各領域がパトロール対象となるか否かをビットのオンオフで示したものである。
ビットが1である場合には、このビットに対応するLUNの領域がパトロール対象となり、ビットが0である場合には、このビットに対応するLUNの領域がパトロール対象とならないことになる。このパトロール対象ビットマップ234bには、ある時点で書込状態ビットマップ234aの内容がコピーされ、LUNへのアクセス状況に応じて適宜補正される。例えば、パトロール処理を終えた時点で、次回のパトロール処理に備えて書込状態ビットマップ234aの内容をパトロール対象ビットマップ234bにコピーする。パトロール対象ビットマップ234bの補正処理については後述する。なお、パトロール対象ビットマップ234bは、書込状態ビットマップと同じサイズである。
図3は、図2に示したCM23の内部構成を示す機能ブロック図である。なお、CM24についても同様の構成となる。同図に示すように、CM23は、RAID制御部31、ビットマップ管理部32及びパトロール処理部33を含む制御部30と、書込状態ビットマップ234a及びパトロール対象ビットマップ234bを記憶したメモリ234とを有する。
RAID制御部31は、DE22内の複数のディスク装置を論理ディスク装置として管理するとともに、RAID0〜6の記憶制御を行う。ビットマップ管理部32は、すでに説明した書込状態ビットマップ234a及びパトロール対象ビットマップ234bの生成、更新、補正並びに開放を含む管理を行う管理部であり、ビットマップ生成処理部32a及びビットマップ補正処理部32bを有する。
ビットマップ生成処理部32aは、書込状態ビットマップ234a及びパトロール対象ビットマップ234bを生成する。具体的には、ビットマップ生成処理部32aは、ホスト装置10からLUNのフォーマット指示を受け付けた際に、LUNのビットマップを確保済みでない場合に、このLUNに対応する書込状態ビットマップ234a及びパトロール対象ビットマップ234bを新たに生成する。なお、LUNにはじめて書き込み処理が行われる際にLUNに対応する書込状態ビットマップ234a及びパトロール対象ビットマップ234bを生成してもよい。また、このビットマップ生成処理部32aは、ホスト装置10からLUNの削除指示を受け付けた場合には、該当するLUNの書込状態ビットマップ234a及びパトロール対象ビットマップ234bの領域を削除して開放する。
ビットマップ補正処理部32bは、パトロール対象ビットマップ234bの内容を補正する。具体的には、ビットマップ補正処理部32bは、ホスト装置10から新たにデータの書込要求を受け付けた場合には、このデータを書き込むLUNの領域に対応する書込状態ビットマップ234a及びパトロール対象ビットマップ234bのビットをオフにする。つまり、データを書き込む時点で、一旦データを読み出して整合性チェックを行っているので、再度パトロール処理する必要がなくなるからである。なお、データを書き込む場合であっても、整合性チェックが行われないことがある場合には、整合性チェックを行っているかを判断し、整合性チェックを行っていると判断された場合に、ビットをオフにするようにしてもよい。
また、ホスト装置10から新たにデータの読出要求を受け付けた場合にも、データを読み出す領域に対応するビットをオフにする。データの読み出しが適正になされた場合には、再度パトロール処理する必要がなくなるからである。
パトロール処理部33は、パトロール対象ビットマップ234bの各ビットのオンオフ状況に応じてパトロール処理を行う。具体的には、パトロール処理部33は、ビットがオンとされた領域はパトロール処理対象とし、ビットがオフとされた領域はパトロール対象外とする。なお、具体的なパトロール処理の詳細は、各種従来技術を利用することができる。
図4は、図3に示したパトロール処理部33によるパトロール処理を説明するための説明図である。図4に示したLUN#0のパトロール対象ビットマップ40が存在する場合には、パトロール処理部33は、このパトロール対象ビットマップ40のビットがオンとされた領域のパトロール処理が行われる。
例えば、パトロール対象ビットマップ40のビット41がLUN#0の領域Aに対応する場合には、LUN#0の領域Aがパトロール処理の対象となる。そして、LUN#0の領域Aは、DE22のディスク装置42〜44の領域A’にそれぞれ対応するため、実際には、DE22のディスク装置42〜44の領域A’のパトロール処理が行われることになる。
ここで、パトロール対象ビットマップ40の1ビット当たりの大きさについて説明する。ディスクアレイ装置20では、パトロール対象ビットマップ40の1ビット当たりの大きさがストライプサイズの倍数であり、かつ、RAIDを構成するディスクの数に応じた値に設定される。例えば、図4の例では、各ディスク装置42〜44の領域A’、領域B’の大きさがそれぞれストライプサイズであるものとし、ストライプサイズが32KB(キロバイト)であるものとする。また、図4の例では、ディスク装置42及び43の領域A’に32KBのストライプサイズのデータが格納され、ディスク装置44にパリティを格納するものとする。
このような場合には、パトロール対象ビットマップ40の1ビット当たりの大きさは、ストライプサイズ「32KB」の倍数であり、かつ、RAIDを構成するディスクの数「2」に応じた値である「64KB」に設定される。つまり、ストライプサイズおよびディスク装置の数に応じて、1ビット当たりの大きさを設定することで、ディスク装置上のパトロールを連続した領域でパトロールすることができるため、ディスクへのコマンド発行回数が削減できる。なお、上記の説明では、パトロール対象ビットマップ40の1ビット当たりの大きさについて、パリティ領域の大きさを記載していないが、パリティ領域についてもパトロール対象とする。
上記構成を有するディスクアレイ装置を用いることにより、ライト/リードがあるとパトロール対象からはずすので、データが存在し、かつパトロールが必要な領域のみをパトロール処理することができるので、パトロール処理を迅速かつ効率的に行うことが可能となる。
なお、図3に示したRAID制御部31、ビットマップ管理部32及びパトロール処理部33に対応するプログラムは、CM23内の図示しない不揮発性メモリやROMに記憶されている。CPU233が、これらのプログラムを読み込んで実行することで、ビットマップ管理部32及びパトロール処理部33が機能発揮状態となる。また、上記説明では書込状態ビットマップ234a及びパトロール対象ビットマップ234bはRAM等のメモリ上に保持する場合を示したが、電源オフ時や停電時に不揮発性メモリやDE22のディスク装置の未使用の空き領域に待避させることもできる。この場合は、電源再投入時に書込状態ビットマップ234a及びパトロール対象ビットマップ234bをメモリ上に読み込むことになる。
次に、LUNが作成された後に、ディスクアレイ装置20が、ストレージのGUI(Graphical User Interface)またはCLI(Command line interface)からLUNのフォーマット要求を受け付けた場合の処理手順を説明する。図5は、ディスクアレイ装置20がLUNのフォーマット要求を受け付けた場合の処理手順を示すフローチャートである。
図5に示すように、ディスクアレイ装置20が、ストレージのGUIまたはCLIからLUNのフォーマット要求を受け付けたならば(ステップS101:YES)、LUNのフォーマット処理を実行する(ステップS102)。
そして、ディスクアレイ装置20は、フォーマット対象となるLUNについてのビットマップを確保済みであるか否かを調べる(ステップS103)。その結果、ビットマップが確保されていない場合には(ステップS103:NO)、ビットマップ生成処理部32aが書込状態ビットマップ234a及びパトロール対象ビットマップ234bを確保する(ステップS104〜S105)。なお、ビットマップが確保済みである場合には(ステップS103:YES)、ステップS106に移行する。
その後、ディスクアレイ装置20は、書込状態ビットマップ234a及びパトロール対象ビットマップ234bをそれぞれ初期化して(ステップS106〜S107)、LUNのフォーマット処理の終了をストレージのGUIまたはCLIに通知して(ステップS108)、処理を終了する。このように、LUNのフォーマット処理の一環として、書込状態ビットマップ234a及びパトロール対象ビットマップ234bが生成されることになる。
次に、ディスクアレイ装置20がストレージのGUIまたはCLIからLUNの削除要求を受け付けた場合の処理手順を説明する。図6は、ディスクアレイ装置20がホLUNの削除要求を受け付けた場合の処理手順を示すフローチャートである。
図6に示すように、ディスクアレイ装置20が、ストレージのGUIまたはCLIからLUNの削除要求を受け付けたならば(ステップS201:YES)、LUNの削除処理を実行する(ステップS202)。
その後、削除されたLUNの書込状態ビットマップ234a及びパトロール対象ビットマップ234bの領域をそれぞれ開放し(ステップS203〜S204)、削除処理の完了をストレージのGUIまたはCLIに通知して(ステップS205)、処理を終了する。このように、LUNの削除処理の一環として、書込状態ビットマップ234a及びパトロール対象ビットマップ234bが削除されることになる。
次に、ディスクアレイ装置20がホスト装置10からデータ書込要求を受け付けた場合の処理手順を説明する。図7は、ディスクアレイ装置20がホスト装置10からデータ書込要求を受け付けた場合の処理手順を示すフローチャートである。
図7に示すように、ディスクアレイ装置20が、ホスト装置10からデータ書込要求を受け付けたならば(ステップS301:YES)、データの書込処理を実行する(ステップS302)。
その後、ディスクアレイ装置20は、LUN上のデータ書込領域に対応する書込状態ビットマップ234aのビットをオンにする(ステップS303)。つまり、次回のパトロールにおいて、パトロール対象ビットマップ234bを用いてパトロール処理が行われた以降のパトロール処理の対象とするためである。一方、ディスクアレイ装置20は、LUN上のデータ書込領域に対応するパトロール対象ビットマップ234bのビットはオフにする(ステップS304)。すでに書込対象とされた領域は、書込処理時に書込データと読出データの一致チェック等が行われているため、次回のパトロール処理対象から除外するためである。その後、ディスクアレイ装置20は、データ書込の完了をホスト装置10に通知して(ステップS305)、処理を終了する。このように、データ書込の一環としてパトロール対象ビットマップの各ビットがオンに更新される。このように、二つのビットマップを制御することで、書き込み時には異常が発生しないが、その後異常が生じたデータを効率よく検出できる。
次に、ディスクアレイ装置20がホスト装置10からデータ読出要求を受け付けた場合の処理手順を説明する。図8は、ディスクアレイ装置20がホスト装置10からデータ読出要求を受け付けた場合の処理手順を示すフローチャートである。
図8に示すように、ディスクアレイ装置20が、ホスト装置10からデータ読出要求を受け付けたならば(ステップS401:YES)、データが図示しないキャッシュ上にデータが存在するか否かを確認する(ステップS402)。
その結果、ディスクアレイ装置20は、キャッシュにデータが存在しない場合には(ステップS402:NO)、ディスク装置から該当するデータを読み出してキャッシュに記憶する(ステップS403)。また、ディスクアレイ装置20は、データを読み出した領域に対応するパトロール対象ビットマップ234bのビットをオフにする(ステップS404)。正常にデータを読み出せた領域は、次回のパトロール対象から除外しても差し支えないためである。なお、キャッシュにデータが存在する場合には(ステップS402:YES)、ステップS405に移行する。
その後、ディスクアレイ装置20は、読み出したデータをホスト装置10に送信して(ステップS405)、処理を終了する。このように、データ読出要求がなされた場合には、該当する領域をパトロール対象から除外することで、より一層のパトロール処理の効率化を図っている。
次に、ディスクアレイ装置20によるパトロール処理手順を説明する。図9は、ディスクアレイ装置20によるパトロール処理手順を示すフローチャートである。図9に示すように、まず書込状態ビットマップ234aの内容がパトロール対象ビットマップ234bにコピーされる(ステップS501)。ここでは説明の便宜上、パトロール処理の一環としてこのコピー処理が行われる場合を説明するが、かかるコピー処理は、前回のパトロール処理が行われた時点で実行される。例えば、該当領域に対するパトロール処理が行われた時点でコピーしてもよいし、すべてのパトロール処理が終わって時点でコピーしてもよいし、処理が終わって所定時間経過してからコピー処理を行ってもよい。
その後、ビットマップ補正処理部32bによってパトロール対象ビットマップ234bの補正処理が行われる(ステップS502)。すでに説明したように、かかる補正処理は、新たなデータ書込要求又はデータ読出要求が行われた場合に実行されるが、図10及び図11を用いて説明する後述する補正処理も併せて実行される。
その後、パトロール処理部33は、パトロール対象ビットマップ234bのビットがオンになっている領域のパトロール処理を行い(ステップS503)、その領域に対するパトロール処理が完了すると、パトロール処理を行った領域に対応するパトロール対象ビットマップ234bのビットをオフにする(ステップS504)。そして、パトロール対象ビットマップ234bにオンのビットが存在すれば(ステップS505:NO)、ステップS503に移行して同様の処理を繰り返す。一方、パトロール対象ビットマップ234bの全てのビットがオフになれば(ステップS505:YES)、パトロール処理を終了する。
次に、図9のステップS502に示したパトロール対象ビットマップ234bの補正処理について説明する。図10は、ビットマップ補正処理部32bによるパトロール対象ビットマップ234bの補正処理を説明するための説明図である。図11は、ビットマップ補正処理部32bによるパトロール対象ビットマップ234bの補正処理手順を示すフローチャートである。
図10に示したパトロール対象ビットマップ50のビット列51は、オン、オフ、オン、オンとなっている。このため、パトロール処理部33が、このパトロール対象ビットマップ50を参照してパトロール処理を行うと、連続する領域であるにも係わらず2回に分けてパトロール処理を行わねばならず、効率的ではない。
このため、パトロール処理部33では、図10に示したパトロール対象ビットマップ50のビット列51を、パトロール対象ビットマップ60のビット列61のように補正してビットの補間処理を行う。これにより、ビット列61は、オン、オン、オン、オンとなるため、連続した領域を一度に効率良くパトロール処理することができる。
具体的には、図11に示すように、あらかじめオン、オフ、オン(1、0、1)のテンプレートを準備しておき、このテンプレートをパトロール対象ビットマップ60に適用して相関値を算出する(ステップS601)。
そして、この相関値が所定の値すなわち「3」であるか否かを調べ(ステップS602)、所定の値である場合には(ステップS602:YES)、中央のビットをオンにする補正処理を行う(ステップS603)。
未処理のビットが存在する場合には(ステップS604:NO)、テンプレートを移動して(ステップS605)、ステップS601に移行させ、同様の処理を繰り返す。そして、全てのビットの処理を終えたならば(ステップS604:YES)、処理を終了する。上記補正処理を行うことにより、連続する領域をまとめてパトロール処理できるので、より一層効率的なパトロール処理が可能となる。
次に、ビットマップ補正処理部32bによるパトロール対象ビットマップ234bの他の補正処理について説明する。図12は、ビットマップ補正処理部32bによるパトロール対象ビットマップ234bの他の補正処理手順を示すフローチャートである。ここでは、パトロール対象となる領域が所定の値以上増えた場合に、全領域をパトロール対象とする場合を示している。
図12に示すように、ビットマップ補正処理部32bは、パトロール対象ビットマップ234bの各ビットのうちオンになっているビットの割合を算定する(ステップS701)。そして、この割合が所定の値以上であるか否かを調べ(ステップS702)、所定の値以上である場合には(ステップS702:YES)、パトロール対象ビットマップ234bの全てのビットをオンにする(ステップS703)。なお、割合が処置の値未満である場合には(ステップS702:NO)、補正を行わずに処理を終了する。
上記補正処理を行うことで、パトロール対象となる領域がある程度以上多い場合に、パトロール対象ビットマップ234bにアクセスしてパトロール対象となる領域を判定するのに要するタイムラグを低減し、パトロール処理の効率化を図ることができる。なお、所定の値は、例えば50パーセントとすることができる。
次に、ビットマップ補正処理部32bによるパトロール対象ビットマップ234bの他の補正処理をさらに説明する。図13は、ビットマップ補正処理部32bによるパトロール対象ビットマップ234bの他の補正処理手順を示すフローチャートである。ここでは、ホスト装置10のファイルシステムと連携してビットマップを補正する場合を示している。
ディスクアレイ装置20は、データが書き込まれたことを把握できるが、このデータが必ずしも有効であるとは限らない。つまり、ホスト装置10のファイルシステムによってデータが削除された場合に、ディスクアレイ装置20に書き込まれたデータ自身が削除されるわけではなく、ファイルアロケーションテーブルのリンクデータのみが削除されるからである。
したがって、実際に有効なデータが存在する領域のみをパトロール処理するためには、ホスト装置10のファイルシステムと連携し、ファイルが削除された場合に対応することが望ましい。このため、ビットマップ補正処理部32bは、ホスト装置10のファイルシステムから削除データに係る情報を受け付け、この情報に基づいて書込状態ビットマップ234a及びパトロール対象ビットマップ234bを更新している。
図13に示すように、ホスト装置10は、ディスクアレイ装置20に対して削除データに係る情報を通知する。具体的には、ファイルを削除する都度、削除したデータのLBA(Logical Block Address)を削除データに係る情報として通知する。
ディスクアレイ装置20は、ホスト装置10から削除データに係る情報を受け付けたならば(ステップS801:YES)、パトロール対象ビットマップ234bの削除データの領域に対応するビットをオフにする(ステップS802)。同様に、書込状態ビットマップ234aの削除データの領域に対応するビットもオフにする(ステップS803)。
上記補正処理を行うことにより、実際に有効なデータが存在する領域のみをパトロール対象とすることができるため、より一層効率的にパトロール処理を行うことが可能となる。なお、ホスト装置10は、定期的に現在使用中のLBAをディスクアレイ装置20に通知して、削除されたデータを特定するよう構成することもできる。また、ホスト装置10のファイルシステムが、書込状態ビットマップ234aそのものを作成してディスクアレイ装置20に通知することもできる。
上述してきたように、本実施例2では、データが書き込まれた領域をビットに対応づけた書込状態ビットマップ234aと、パトロール対象となる領域をビットに対応づけたパトロール対象ビットマップ234bとを設け、パトロール処理部33が、パトロール対象ビットマップ234aを参照しつつデータが存在する領域のみをパトロール処理するよう構成したので、LUN全体をパトロール対象とする場合に、短時間で効率良くパトロールを行うことができる。
以上の各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)メモリ領域を形成する複数の部分領域にそれぞれビットを割り当て、各部分領域に書込データが存在するか否かにより各部分領域におけるデータの書き込み状態を示す書き込み管理情報を前記ビットに記憶する書き込み管理情報記憶手段と、
ホスト装置からの要求に応答して所定の部分領域にデータが書き込まれた場合に、該部分領域に割り当てたビットに書き込まれたことを示す値を設定するビット管理手段と、
前記書き込み管理情報記憶手段を形成するビットに基づいて各部分領域をパトロール処理するパトロール処理手段と
を備えたことを特徴とするストレージ装置。
(付記2)前記メモリ領域を形成する複数の部分領域にそれぞれビットを割り当て、各部分領域が次回のパトロール対象となるか否かにより各部分領域が次回のパトロール対象となるか否かを示すパトロール対象情報を前記ビットに記憶するパトロール対象記憶手段をさらに備え、
前記ビット管理手段は、パトロール処理に先立って前記書き込み管理情報を前記パトロール対象情報に複写処理し、
前記パトロール処理手段は、前記パトロール対象記憶手段を形成するビットのうち次回のパトロール対象となることを示す値が設定されたビットに対応する部分領域をパトロール処理する
ことを特徴とする付記1に記載のストレージ装置。
(付記3)前記ビット管理手段は、前記ホスト装置からの要求に応答して所定の部分領域からデータの読み込みがなされた場合に、該部分領域に対応する前記パトロール対象記憶手段のビットに次回のパトロール対象とならないことを示す値を設定することを特徴とする付記2に記載のストレージ装置。
(付記4)前記ビット管理手段は、前記パトロール対象記憶手段を形成する3つの連続する第1ビットに次回のパトロール対象となることを示す値が設定され、第2ビットに次回のパトロール対象とならないことを示す値が設定され、第3ビットに次回のパトロール対象となることを示す値が設定されている場合に、前記第2ビットに次回のパトロール対象となることを示す値を設定することを特徴とする付記2又は3に記載のストレージ装置。
(付記5)前記ビット管理手段は、前記ホスト装置のファイルシステムを介して所定の部分領域に所在するデータの削除通知を受け付けた場合に、該部分領域に対応する前記書き込み管理情報のビット並びに前記パトロール対象記憶手段のビットに次回のパトロール対象とならないことを示す値を設定することを特徴とする付記2、3又は4に記載のストレージ装置。
(付記6)前記ビット管理手段は、前記パトロール対象記憶手段に次回のパトロール対象となることを示す値が設定されたビット数が所定値以上である場合に、該パトロール対象記憶手段の全てのビットに次回のパトロール対象となることを示す値を設定することを特徴とする付記2、3又は4に記載のストレージ装置。
(付記7)メモリ領域を形成する複数の部分領域にそれぞれビットを割り当て、各部分領域に書込データが存在するか否かにより各部分領域におけるデータの書き込み状態を示す書き込み管理情報を生成するステップと、
ホスト装置からの要求に応答して所定の部分領域にデータが書き込まれた場合に、該部分領域に割り当てたビットに書き込まれたことを示す値を設定するステップと、
前記書き込み管理情報を形成するビットに基づいて各部分領域をパトロール処理するステップと
を含んだことを特徴とするパトロール方法。
(付記8)メモリ領域を形成する複数の部分領域にそれぞれビットを割り当て、各部分領域に書込データが存在するか否かにより各部分領域におけるデータの書き込み状態を示す書き込み管理情報を生成する手順と、
ホスト装置からの要求に応答して所定の部分領域にデータが書き込まれた場合に、該部分領域に割り当てたビットに書き込まれたことを示す値を設定する手順と、
前記書き込み管理情報を形成するビットに基づいて各部分領域をパトロール処理する手順と
をコンピュータに実行させることを特徴とするパトロールプログラム。
(付記9)データの読み書き要求を行うホスト装置と、該ホスト装置からの要求に応答してストレージデバイスに対してデータの書き込み又は読み出しを行うストレージ装置とを有するストレージシステムであって、
前記ホスト装置は、
ファイルの削除操作がなされた場合に、該削除操作されたファイルが書き込まれている部分領域を通知する通知手段を備え、
前記ストレージ装置は、
メモリ領域を形成する複数の部分領域にそれぞれビットを割り当て、各部分領域に書込データが存在するか否かにより各部分領域におけるデータの書き込み状態を示す書き込み管理情報を前記ビットに記憶する書き込み管理情報記憶手段と、
ホスト装置からの要求に応答して所定の部分領域にデータが書き込まれた場合に、該部分領域に割り当てたビットに書き込まれたことを示す値を設定するビット管理手段と、
前記書き込み管理情報記憶手段を形成するビットに基づいて各部分領域をパトロール処理するパトロール処理手段と
を備えたことを特徴とするストレージシステム。
1 ホスト装置
2 ストレージ装置
3 制御部
3a ビットマップ管理部
3b パトロール処理部
4 メモリ
4a 書込状態ビットマップ
5 ストレージデバイス
10 ホスト装置
20 ディスクアレイ装置
21 CE
22 DE
23,24 CM
30 制御部
31 RAID制御部
32 ビットマップ管理部
32a ビットマップ生成処理部
32b ビットマップ補正処理部
33 パトロール処理部
40 パトロール対象ビットマップ
41 ビット
42〜44 ディスク装置
50,60 パトロール対象ビットマップ
51,61 ビット列
231,241 CA
232,242 DA
233,243 CPU
234,244 メモリ
234a,244a 書込状態ビットマップ
234b,244b パトロール対象ビットマップ

Claims (7)

  1. メモリ領域を形成する複数の部分領域にそれぞれ対応するビットに、各部分領域に書込データが存在するか否かにより各部分領域におけるデータの書き込み状態を示す書き込み管理情報を保持する書き込み管理情報記憶手段と、
    前記複数の部分領域にそれぞれ対応するビットに、各部分領域が次回のパトロール対象となるか否かにより各部分領域が次回のパトロール対象となるか否かを示すパトロール対象情報を保持するパトロール対象記憶手段と、
    ホスト装置からの要求に応答して所定の部分領域にデータが書き込まれた場合に、前記書き込み管理情報記憶手段における該部分領域に対応するビット、データが書き込まれたことを示す値を設定するとともに、パトロール処理に先立って前記書き込み管理情報を前記パトロール対象情報に複写処理するビット管理手段と、
    前記書き込み管理情報が複写処理された前記パトロール対象情報を示すビットのうち次回のパトロール対象となることを示す値が設定されたビットに対応する部分領域に対する前記パトロール処理を実行するパトロール処理手段と
    を備えたことを特徴とするストレージ装置。
  2. 前記ビット管理手段は、前記ホスト装置からの要求に応答して所定の部分領域からデータの読み込みがなされた場合に、該部分領域に対応する前記パトロール対象情報を示すビットに次回のパトロール対象とならないことを示す値を設定する
    ことを特徴とする請求項に記載のストレージ装置。
  3. 前記ビット管理手段は、前記パトロール対象記憶手段により保持される前記パトロール対象情報を示すビットのうち、3つの連続する第1ビットに次回のパトロール対象となることを示す値が設定され、第2ビットに次回のパトロール対象とならないことを示す値が設定され、第3ビットに次回のパトロール対象となることを示す値が設定されている場合に、前記第2ビットに次回のパトロール対象となることを示す値を設定する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のストレージ装置。
  4. 前記ビット管理手段は、前記ホスト装置のファイルシステムを介して所定の部分領域に所在するデータの削除通知を受け付けた場合に、該部分領域に対応する前記書き込み管理情報を示すビットにデータが書き込まれていないことを示す値を設定し、前記パトロール対象情報を示すビットに次回のパトロール対象とならないことを示す値を設定する
    ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載のストレージ装置。
  5. ストレージ装置がおこなうパトロール方法であって、
    前記ストレージ装置は、
    メモリ領域を形成する複数の部分領域にそれぞれ対応するビットに、各部分領域に書込データが存在するか否かにより各部分領域におけるデータの書き込み状態を示す書き込み管理情報を保持する書き込み管理情報記憶手段と、
    前記複数の部分領域にそれぞれ対応するビットに、各部分領域が次回のパトロール対象となるか否かにより各部分領域が次回のパトロール対象となるか否かを示すパトロール対象情報を保持するパトロール対象記憶手段と
    を有し、
    ホスト装置からの要求に応答して所定の部分領域にデータが書き込まれた場合に、前記書き込み管理情報記憶手段における該部分領域に対応するビット、データが書き込まれたことを示す値を設定するステップと、
    パトロール処理に先立って前記書き込み管理情報を前記パトロール対象情報に複写処理するステップと、
    前記書き込み管理情報が複写処理された前記パトロール対象情報を示すビットのうち次回のパトロール対象となることを示す値が設定されたビットに対応する部分領域に対する前記パトロール処理を実行するステップと
    を含んだことを特徴とするパトロール方法。
  6. コンピュータに、ストレージ装置に対するパトロール処理を実行させるパトロールプログラムであって、
    前記ストレージ装置は、
    メモリ領域を形成する複数の部分領域にそれぞれ対応するビットに、各部分領域に書込データが存在するか否かにより各部分領域におけるデータの書き込み状態を示す書き込み管理情報を保持する書き込み管理情報記憶手段と、
    前記複数の部分領域にそれぞれ対応するビットに、各部分領域が次回のパトロール対象となるか否かにより各部分領域が次回のパトロール対象となるか否かを示すパトロール対象情報を保持するパトロール対象記憶手段と
    を有し、
    ホスト装置からの要求に応答して所定の部分領域にデータが書き込まれた場合に、前記書き込み管理情報記憶手段における該部分領域に対応するビット、データが書き込まれたことを示す値を設定する手順と、
    パトロール処理に先立って前記書き込み管理情報を前記パトロール対象情報に複写処理する手順と、
    前記書き込み管理情報が複写処理された前記パトロール対象情報を示すビットのうち次回のパトロール対象となることを示す値が設定されたビットに対応する部分領域に対する前記パトロール処理を実行する手順と
    前記コンピュータに実行させることを特徴とするパトロールプログラム。
  7. データの読み書き要求を行うホスト装置と、該ホスト装置からの要求に応答してストレージデバイスに対してデータの書き込み又は読み出しを行うストレージ装置とを有するストレージシステムであって、
    前記ホスト装置は、
    ファイルの削除操作がなされた場合に、該削除操作されたファイルが書き込まれている部分領域を通知する通知手段を備え、
    前記ストレージ装置は、
    メモリ領域を形成する複数の部分領域にそれぞれ対応するビットに、各部分領域に書込データが存在するか否かにより各部分領域におけるデータの書き込み状態を示す書き込み管理情報を保持する書き込み管理情報記憶手段と、
    前記複数の部分領域にそれぞれ対応するビットに、各部分領域が次回のパトロール対象となるか否かにより各部分領域が次回のパトロール対象となるか否かを示すパトロール対象情報を保持するパトロール対象記憶手段と、
    ホスト装置からの要求に応答して所定の部分領域にデータが書き込まれた場合に、前記書き込み管理情報記憶手段における該部分領域に対応するビット、データが書き込まれたことを示す値を設定し、前記ホスト装置のファイルシステムを介して所定の部分領域に所在するデータの削除通知を受け付けた場合に、該部分領域に対応する前記書き込み管理情報を示すビットにデータが書き込まれていないことを示す値を設定するとともに、パトロール処理に先立って前記書き込み管理情報を前記パトロール対象情報に複写処理するビット管理手段と、
    前記書き込み管理情報が複写処理された前記パトロール対象情報を示すビットのうち次回のパトロール対象となることを示す値が設定されたビットに対応する部分領域に対する前記パトロール処理を実行するパトロール処理手段と
    を備えたことを特徴とするストレージシステム。
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