JP5529283B2 - ストレージシステム及びストレージシステムにおけるキャッシュの構成変更方法 - Google Patents

ストレージシステム及びストレージシステムにおけるキャッシュの構成変更方法 Download PDF

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Description

本発明は、ストレージシステム及びストレージシステムにおけるキャッシュの構成変更方法に関し、特に、キャッシュメモリの構成を変更する技術に関するストレージシステムに適用して好適なものである。
近年、サーバ毎に分散配置されていたストレージを一箇所に集約し、SAN(Storage Area Network)等のストレージ専用ネットワークを介してサーバ群に接続するストレージコンソリデーションが普及している。ストレージコンソリデーションの運用形態として、複数のアプリケーションプログラム又はコンテンツによるストレージシステムの共用が増えてきている。ストレージシステムは、例えばディスクアレイ装置を備えている。ディスクアレイ装置は、多数のディスクドライブをアレイ状に配設して構成されるものであり、例えば、RAID(Redundant Array of Independent Inexpensive Disks)に基づいて構築されている。ディスクドライブ群が提供する物理的な記憶領域上には、少なくとも1つの論理ボリュームが形成されている。上位装置は、ストレージシステムに対してライトコマンド又はリードコマンドを発行することにより、論理ボリュームに対するデータの読み書きを行うことができる。
従来のストレージシステムには、ディスクドライブとの間におけるライトデータ又はリードデータを一時的に記憶するためのキャッシュメモリが実装されており、上位装置に対するI/O処理の高速化を実現している。例えば、上位装置からディスクドライブへのライトアクセスに対しては、キャッシュメモリへのライトデータの書き込みを以ってライト処理の完了を上位装置に通知し、データが一定量蓄積された段階でデステージを行う。上位装置からのディスクドライブへのリードアクセスに対しては、リードデータがキャッシュメモリにヒットする場合は、キャッシュメモリから読み出すことにより、高速アクセスを実現する。
従来のストレージシステムでは、キャッシュメモリの構成を変更した場合、一旦再起動する必要があり、一般的には稼働状態のままキャッシュメモリの構成を変更することができなかった。稼働状態において可能とするには、従来のストレージシステムでは、例えば、一時的にキャッシュメモリを経由せず、そのライトデータをディスクドライブの論理ボリュームに直接書き込むことによって、稼働状態であってもキャッシュメモリの構成を変更する手法も考えられていた(例えば特許文献1明細書0077段落参照)。
特開2006−227688号公報
上述のようにキャッシュメモリは、上位装置に対するI/O処理の高速化を実現するための構成である。従って、従来のストレージシステムにおいては、キャッシュメモリの構成を変更するのに、その作業時間にわたりキャッシュメモリを一切使用しないと、上位装置とのI/O処理に関する入出力性能への影響が大きくなる問題点があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、上位装置との入出力性能への影響を最小限に抑制しつつ稼働状態のままキャッシュメモリの構成を変更することができるストレージシステム及びストレージシステムにおけるキャッシュの構成変更方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため、本発明においては、上位装置からアクセス可能な論理ボリュームを提供する記憶デバイスと、前記上位装置からの入出力要求に応答して前記論理ボリュームとのデータの入出力を制御するデータ転送制御部、前記論理ボリュームに入出力されるデータを一時的に格納するキャッシュメモリ、及び、前記データ転送制御部を制御するとともに前記キャッシュメモリの構成を管理するプロセッサを有するコントローラとを備えるストレージシステムにおいて、前記データ転送制御部は、ダーティデータの生成処理の実行を抑止しながらライトアフター方式を用いて前記キャッシュメモリを経由してデータを転送し、前記キャッシュメモリの対象領域に存在するデータであって前記論理ボリュームへの書き込みが完了していないデータとしてのダーティデータの量が規定の閾値未満となったか否かを確認することによって、前記キャッシュメモリの対象領域に対する入出力が一定未満となったか否かを確認し、前記ダーティデータの量が規定の閾値未満となって前記キャッシュメモリの対象領域に対する入出力が一定未満となったことを契機に、前記ライトアフター方式からライトスルー方式に切り換えて前記キャッシュメモリを経由してデータを転送しながら、前記キャッシュメモリの対象領域にダーティデータが存在するか否かを確認することによって、前記キャッシュメモリの対象領域に対する入出力がなくなるまで待ち、前記プロセッサは、前記キャッシュメモリの対象領域に対する入出力がなくなったことを契機に、前記キャッシュメモリの対象領域に関する構成を変更する一方、前記データ転送制御部に、前記ライトスルー方式から前記ライトアフター方式に切り換えさせて、前記キャッシュメモリを経由してデータ転送を再開させることを特徴とする。
また、本発明においては、上位装置からアクセス可能な論理ボリュームを提供する記憶デバイスと、前記上位装置からの入出力要求に応答して前記論理ボリュームとのデータの入出力を制御するデータ転送制御部、前記論理ボリュームに入出力されるデータを一時的に格納するキャッシュメモリ、及び、前記データ転送制御部を制御するとともに前記キャッシュメモリの構成を管理するプロセッサを有するコントローラとを備えるストレージシステムにおけるキャッシュメモリの構成変更方法において、前記データ転送制御部が、ダーティデータの生成処理の実行を抑止しながらライトアフター方式を用いて前記キャッシュメモリを経由してデータを転送し、前記キャッシュメモリの対象領域に対する入出力が一定未満となったことを契機に、前記ライトアフター方式からライトスルー方式に切り換えて前記キャッシュメモリを経由してデータを転送し、前記キャッシュメモリの対象領域に対する入出力がなくなるまで待ち処理を実行する変更準備ステップと、前記キャッシュメモリの対象領域に対する入出力がなくなったことを契機に、前記プロセッサが、前記キャッシュメモリの対象領域に関する構成を変更する構成変更ステップと、前記データ転送制御部が、前記ライトスルー方式から前記ライトアフター方式に切り換えて、前記キャッシュメモリを経由したデータ転送を再開する復元ステップとを備え、前記変更準備ステップは、前記データ転送制御部が、前記キャッシュメモリの対象領域に存在するデータであって前記論理ボリュームへの書き込みが完了していないデータとしてのダーティデータの量が規定の閾値未満となったか否かを確認する第1の変更準備ステップと、前記ダーティデータの量が規定の閾値未満となったことを契機に、前記データ転送制御部が、前記ライトアフター方式からライトスルー方式に切り換えて前記キャッシュメモリを経由してデータを転送しながら、前記キャッシュメモリの対象領域にダーティデータが存在するか否かを確認する第2の変更準備ステップとを有し、前記構成変更ステップでは、前記キャッシュメモリの対象領域にダーティデータが存在しなくなったことを契機に、前記プロセッサが、前記キャッシュメモリの対象領域に関する構成を変更することを特徴とする。
また、かかる課題を解決するため、本発明においては、上位装置からアクセス可能な論理ボリュームを提供する記憶デバイスと、前記上位装置からの入出力要求に応答して前記論理ボリュームとのデータの入出力を制御するデータ転送制御部、前記論理ボリュームに入出力されるデータを一時的に格納するキャッシュメモリ、及び、前記データ転送制御部を制御するとともに前記キャッシュメモリの構成を管理するプロセッサを有するコントローラとを備えるストレージシステムにおけるキャッシュメモリの構成変更方法において、前記データ転送制御部が、ダーティデータの生成処理の実行を抑止しながらライトアフター方式を用いて前記キャッシュメモリを経由してデータを転送し、前記キャッシュメモリの対象領域に存在するデータであって前記論理ボリュームへの書き込みが完了していないデータとしてのダーティデータの量が規定の閾値未満となったか否かを確認し、前記ダーティデータの量が規定の閾値未満となったことを契機として前記キャッシュメモリの対象領域をサーチし、前記キャッシュメモリの対象領域の各セグメントに、前記記憶デバイス又は前記上位装置に転送が完了していないデータとしてのダーティデータが残存していない場合には前記セグメントに印を付ける一方、前記キャッシュメモリの対象領域のセグメントに前記ダーティデータが存在する場合、前記ダーティデータを変更対象外のセグメントに複写し、前記セグメントに前記印を付けた後、前記セグメントに存在する前記ダーティデータを削除する変更準備ステップと、前記キャッシュメモリの対象領域に前記ダーティデータが存在しくなったことを契機に、前記プロセッサが、前記キャッシュメモリの対象領域に関する構成を変更する構成変更ステップと、前記データ転送制御部が、前記キャッシュメモリの対象領域の各セグメントに付けられた前記印を解除し、前記キャッシュメモリを経由したデータ転送を再開する復元ステップとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、上位装置との入出力性能への影響を最小限に抑制しつつ稼働状態のままキャッシュメモリの構成を変更することができる。
本実施の形態によるストレージシステムの概略構成を示すブロック図である。 コントローラの主要構成例を示すブロック図である。 デュアルコントローラによるキャッシュデータの二重書きの概要を示す図である。 LU管理テーブルのテーブル構成の一例を示す図である。 キャッシュパーティション管理テーブルのテーブル構成の一例を示す図である。 キャッシュメモリにおけるパーティション設定の一例を示す図である。 構成変更後のユーザデータ領域の構成の一例を示す図である。 構成変更前におけるホスト装置とLUとの対応関係を示す図である。 構成変更後におけるホスト装置とLUとの対応関係を示す図である。 構成変更後のLU管理テーブルのテーブル構成の一例を示す図である。 構成変更後のキャッシュパーティション管理テーブルのテーブル構成の一例を示す図である。 構成変更前におけるセグメントと親サブセグメント管理ブロック及び子サブセグメント管理ブロックとの対応関係を示す図である。 構成変更後におけるセグメントと親サブセグメント管理ブロック及び子サブセグメント管理ブロックとの対応関係を示す図である。 第1の実施の形態におけるキャッシュメモリの構成変更方法の手順の一例を示す図である。 第2の実施の形態におけるキャッシュメモリの構成変更方法の手順の一例を示す図である。 キャッシュメモリの記憶領域の構成を変更する前のフォーマット例を示す図である。 キャッシュメモリの記憶領域の構成を変更したフォーマット例を示す図である。
以下、図面について、本発明の一実施の形態について詳述する。
(1)第1の実施の形態
(1−1)ストレージシステムの構成
図1は、第1の実施の形態によるストレージシステム10の主要構成を示している。ストレージシステム10は、通信ネットワーク50を介して一台又は複数台の上位装置としてのホスト装置60に接続されている。ホスト装置60は、ストレージシステム10の上位装置として機能する、サーバ装置、コンピュータ、ワークステーション、メインフレーム等である。ホスト装置60には、OS(Operating System)61上で動作する複数のアプリケーションプログラムAP♯0,AP♯1,…,AP♯Nが動作している。ストレージシステム10が提供する記憶資源は、複数のアプリケーションプログラムAP♯0,AP♯1,…,AP♯Nによって共用されている。
通信ネットワーク50としては、例えば、SAN(Storage Area Network)、LAN(Local Area Network)、インターネット、専用回線、公衆回線等を挙げることができる。ホスト装置60がSANを介してストレージシステム10に接続する場合、ホスト装置60は、ファイバチャネルプロトコルに従って、ストレージシステム10の記憶資源のデータ管理単位であるブロックを単位としてデータ入出力を要求する。ホスト装置60がLANを介してストレージシステム10に接続する場合、ホスト装置60は、NFS(Network File System)やiSCSI(internet Small Computer System Interface)等のプロトコルにより、ファイル名を指定してファイル単位でのデータ入出力を要求する。ストレージシステム10がホスト装置60からのファイルアクセス要求を受け付けるためには、NAS(Network Attached Storage)機能を搭載する必要がある。
ストレージシステム10は、二重化されたコントローラ20,30を備えるデュアルコントローラ構成を採用しており、複数のアプリケーションプログラムAP♯0,AP♯1,…,AP♯Nに提供される記憶デバイスとして、複数のディスクドライブ40を備える。ディスクドライブ40として、例えば、ファイバチャネル・ディスクドライブ、シリアルATAディスクドライブ、パラレルATAディスクドライブ、SCSIディスクドライブ等の性能特性の異なる複数のディスクドライブを使用してもよく、或いは、これらのディスクドライブの中からいずれか一種類のディスクドライブを使用してもよい。ここで、性能特性とは、例えば、ディスクドライブに対するアクセス速度をいう。なお、記憶デバイスとしては、これらのディスクドライブに限らず、例えば、光ディスク、半導体メモリ、磁気テープ、フレキシブルディスク等を採用してもよい。
コントローラ20,30は、複数のディスクドライブ40をいわゆるRAID方式に規定されるRAIDレベル(例えば、0,1,5,6)で制御することができる。RAID方式においては、例えば、複数のディスクドライブ40が一つのRAIDグループとして管理される。RAIDグループ上には、ホスト装置60からのアクセス単位である複数の論理ボリュームが定義されている。即ち、ディスクドライブ40は、ホスト装置60からアクセス可能な論理ボリュームを提供している。各論理ボリュームには、LU番号(LUN: Logical Unit Number)と呼ばれる識別子LU♯0,LU♯1,…,LU♯Mが付与されている。このLU番号は、キャッシュメモリ25の記憶領域にも全領域又は複数のパーティションごとに割り当てることができる。なお、以下の説明では論理ボリュームをLUとも称する。
コントローラ20は、CPU21、CPU/PCIブリッジ22、ローカルメモリ(図示のLMに相当)23、データ転送制御部(図示のD−CTLに相当)24、キャッシュメモリ(図示のCMに相当)25、ホストI/F制御部26、ドライブI/F制御部27及びタイマ29を備える。コントローラ20は、タイマ29を備えており、予め設定された時刻になると、CPU21がキャッシュメモリ25の構成を変更する。
ホストI/F制御部26は、ホスト装置60とのインターフェースを制御するコントローラであり、例えば、ファイバチャネルプロトコルによるホスト装置60からのブロックアクセス要求を受信する機能を有する。ドライブI/F制御部27は、ディスクドライブ40とのインターフェースを制御するコントローラであり、例えば、ディスクドライブ40を制御するプロトコルに従って、ディスクドライブ40へのデータ入出力要求を制御する機能を有する。
CPU21は、プロセッサの一例であり、ホスト装置60からのデータの入出力要求に応答し、データ転送制御部24を制御することにより、各ディスクドライブ40とのI/O処理(ライトアクセス又はリードアクセス)を制御する。CPU21は、ストレージシステム10におけるキャッシュメモリ25や記憶デバイス40の構成を管理する。CPU21は、例えば、キャッシュメモリ25の構成に関するLU管理テーブル及びキャッシュパーティション管理テーブルを管理している。ローカルメモリ23には、CPU21のマイクロプログラムが格納されている。CPU/PCIブリッジ22は、CPU21、ローカルメモリ22及びデータ転送制御部24を互いに接続する。
キャッシュメモリ25は、ディスクドライブ40に書き込むためのデータ(以下、ライトデータとも称する)を一次的に格納したり、ディスクドライブ40から読み出したデータ(以下、リードデータとも称する)を一時的に格納したりするバッファメモリである。キャッシュメモリ25は、主電源とは別の電源によりバックアップされており、ストレージシステム10に電源障害が発生した場合でもデータのロストを防ぐ不揮発性メモリとして構成されている。本実施の形態では、キャッシュメモリ25に記憶されたデータをキャッシュデータとも呼んでいる。
データ転送制御部24は、CPU/PCIブリッジ22、キャッシュメモリ25、ホストI/F制御部26、ドライブI/F制御部27に接続されている。データ転送制御部24とCPU/PCIブリッジ22とは、PCIバス28によって接続されている。データ転送制御部24は、CPU21の制御によって、ホスト装置60とディスクドライブ40との間のデータ転送を制御する。
具体的には、ホスト装置60からのライトアクセスがあると、データ転送制御部24は、ホストI/F制御部26を介してそのホスト装置60から受け取ったライトデータをキャッシュメモリ25に書き込む。その後、データ転送制御部24は、そのライトデータをディスクドライブ40へ非同期で書き込むために、ドライブI/F制御部27へ転送する。
一方、ホスト装置60からのリードアクセスがあると、データ転送制御部24は、ドライブI/F制御部27を介してディスクドライブ40から読みとったリードデータをキャッシュメモリ25に書き込む。その後、データ転送制御部24は、そのリードデータをホストI/F制御部26に転送する。
コントローラ30は、CPU31、CPU/PCIブリッジ32、ローカルメモリ(図示のLM)33、データ転送制御部(図示のD−CTL)34、キャッシュメモリ(図示のCM)35、ホストI/F制御部36及びドライブI/F制御部37を備えている。コントローラ30は、コントローラ20とほぼ同様な構成であるため、説明を省略し、以下では、特に必要がない限り、主としてコントローラ20について説明する。
各コントローラ20,30のデータ転送制御部24,34は、データバスを通じて接続されている。データ転送制御部24,34の間においては、一方のキャッシュメモリ25(又は35)に書き込まれるデータは他方のキャッシュメモリ35(又は25)にも二重に書き込まれるように、データ転送が行われている。また、ディスクドライブ40がRAIDレベル5で管理される場合には、データ転送制御部24,34がパリティデータを演算する。
ストレージシステム10には、システムを保守又は管理するための管理端末70が接続されており、両者間では、ファイバチャネルプロトコル又はTCP/IP等の所定の通信プロトコルに基づいてデータ通信が行われる。なお、管理端末70は、ストレージシステム10に内蔵している構成であっても良いし、或いは外付けの構成であっても良い。管理者は、管理端末70に搭載されたマネージメントアプリケーション(以下、ストレージナビゲータとも称する)を操作することにより、ストレージシステム10の構成を変更することができる。当該ストレージナビゲータは、管理者が入力すべき所定の鍵によって解錠されることにより操作が可能となる。また、このストレージナビゲータは、管理者の操作又は予約に応じて、コントローラ20に搭載された構成管理アプリケーションプログラムに対して指示を出すことにより、ストレージシステム10の構成(例えばキャッシュメモリ25)の変更などの操作を可能とする。このような構成管理アプリケーションとしては、例えば、キャッシュメモリ25のパーティション構成を変更するためのキャッシュパーティションマネージャ、後述するプログラムプロダクト(以下、PPとも称する)を挙げることができる。
このような構成変更としては、一般的には、例えば、ディスクドライブ40上に定義される論理ボリュームの設定、ディスクドライブ40の増設又は取り外し、RAID構成の設定変更を挙げることができる。このようなRAID構成の設定変更としては、例えば、RAIDレベル5からRAIDレベル1への変更を挙げることができる。さらに本実施の形態では、このような構成変更としては、後述するように、個々のアプリケーションプログラムAP♯0,AP♯1,…,AP♯Nに対して、キャッシュメモリ25,35の最適な性能チューニングを挙げることができる。このようなチューニングとしては、例えば、パーティション分割、パーティションサイズ設定、セグメントサイズ設定、二重化要否設定、パーティションへの論理ボリュームの割り当て設定又は割り当て変更を挙げることができる。これらの設定は、上述したLU管理テーブルやキャッシュパーティション管理テーブルにおいて管理されている。
(1−2)キャッシュメモリの記憶領域の構成
図2は、コントローラ20の主要構成例を示す。なお、コントローラ30についてもほぼ同様な構成であるため、主としてコントローラ20について説明する。キャッシュメモリ25は、その記憶領域が主として管理情報領域25A及びユーザデータ領域25Bに分けられて管理されている。
ユーザデータ領域25Bは、後述するキャッシュデータに相当するユーザデータを一時的に格納するための記憶領域であり、上述のように複数のアプリケーションプログラムに対応して、複数のパーティションに分割される。管理情報領域25Aは、ユーザデータを管理する上で必要な管理情報、例えば、データ属性(リードデータ/ライトデータ)、ホスト装置60が指定するユーザデータの論理アドレス、キャッシュメモリ25上の空きエリア情報、キャッシュデータの置き換えに関する優先順位の情報が格納されている。
(1−3)キャッシュデータの二重書き
図3は、デュアルコントローラによるキャッシュデータの二重書きの概要を示している。以下の説明においては、コントローラ20をコントローラCTL♯0と称し、コントローラ30をコントローラCTL♯1とも称する。各々のコントローラCTL♯0,CTL♯1には、排他的にアクセスする権限を有する論理ボリュームが割り当てられている。例えば、コントローラCTL♯0は、論理ボリュームLU♯0に対して排他的にアクセスする権限を有し、コントローラCTL♯1は、論理ボリュームLU♯1に対して排他的にアクセスする権限を有するものとする。どのコントローラCTL♯0,CTL♯1にどの論理ボリュームLU♯0,LU♯1が排他的に割り当てられているかについては、例えば、キャッシュメモリ25,35上の管理情報領域(図2参照)等にその設定情報を書き込むことで、各々のコントローラCTL♯0,CTL♯1が自身のアクセス権限を把握することができる。
キャッシュメモリ25は、複数の記憶領域P01,P02,P03に分割され、キャッシュメモリ35は、複数の記憶領域P11,P12,P13に分割されている。記憶領域P01は、コントローラCTL♯0に対して排他的に割り当てられた論理ボリューム(例えば、LU♯0)に読み書きされるキャッシュデータDATA0を一時的に格納するための記憶領域であり、当該記憶領域P01には、二重書きの設定がなされている(ミラーオン設定)。つまり、記憶領域P01に書き込まれるキャッシュデータDATA0は、コントローラCTL♯0の制御によって、記憶領域P11にも書き込まれる。記憶領域P11は、コントローラCTL♯0によるミラーリング用の記憶領域である。
同様に、記憶領域P12は、コントローラCTL♯1に対して排他的に割り当てられた論理ボリューム(例えば、LU♯1)に読み書きされるキャッシュデータDATA1を一時的に格納するための記憶領域であり、当該記憶領域P12には、二重書きの設定がなされている。つまり、記憶領域P12に書き込まれるキャッシュデータDATA1は、コントローラCTL♯1の制御によって、記憶領域P02にも書き込まれる。記憶領域P02は、コントローラCTL♯1によるミラーリング用の記憶領域である。記憶領域P03,P13は、二重書きの設定がなされていない記憶領域である(ミラーオフ設定)。なお、二重書き設定がなされている記憶領域P01,P02,P11,P12をミラーオン領域と称し、二重書き設定がなされていない記憶領域P03,P13をミラーオフ領域と称する。
(1−4)テーブル構成
図4は、LU管理テーブルのテーブル構成の一例を示す。LU管理テーブルは、LU番号(図示のLUNに相当)ごとに、パーティション番号、容量、RAIDグループ及びRAIDレベルを管理している。LU番号は、上述した論理ボリューム同士を識別するための番号である。パーティション番号は、各パーティションを識別するための番号である。容量は、各論理ボリュームの容量を表している。RAIDグループは、各論理ボリュームが属するRAIDグループを表している。RAIDレベルは、各論理ボリュームがどのRAIDレベルに対応しているかを表している。
図5は、キャッシュパーティション管理テーブルのテーブル構成の一例を示す。キャッシュパーティション管理テーブルは、パーティション番号ごとに、コントローラ種別(図示のCTLに相当)、パーティションサイズ及びセグメントサイズを管理している。
パーティション番号は、上述した図4に示すパーティション番号に対応している。コントローラ種別は、各パーティション番号に対応するパーティションがコントローラCTL#0に割り当てられている場合には0に設定され、コントローラCTL#1に割り当てられている場合には1に設定されている。パーティションサイズは、各パーティションに割り当てられたデータサイズを表している。セグメントサイズは、対応するパーティション内において設定されたセグメントサイズを表している。
(1−4)キャッシュメモリのパーティション設定
図6は、キャッシュメモリ25,35におけるパーティション設定の一例を示す。このパーティション設定は、上述した図4及び図5のレコードに基づいて実際に区画される領域を表している。キャッシュメモリ25,35の記憶領域は、上述した管理情報領域25Aに対応するシステム領域及び、上述したユーザデータ領域25Bを有する。なお、マスターパーティション#0のセグメントサイズは16kBであるものとする。
コントローラCTL#0側のキャッシュメモリ25では、その記憶領域において、マスターパーティション#0及びミラーリング領域が管理されている。一方、コントローラCTL#1側のキャッシュメモリ25では、その記憶領域において、上記マスターパーティション#0のミラーリング用のミラーリング領域及びマスターパーティション#1が管理されている。このマスターパーティション#1は、コントローラCTL#0側のミラーリング領域にミラーリングされる。
(1−6)ユーザデータ領域の構成変更
図7は、構成変更後のユーザデータ領域の構成の一例を示す。本実施の形態では、一例として、セグメントサイズが16kBであったマスターパーティション#0の一部を別のパーティション#2とし、当該別のパーティション#2のセグメントサイズを32kBに変更するものとする。この場合、コントローラCTL#1側におけるミラーリング領域には、マスターパーティション#0及び当該別のパーティション#2がミラーリングされる。このような構成変更は、上述した構成管理アプリケーションのうちキャッシュパーティションマネージャによって行われる。そして本実施形態では、次のようなLUマッピングがなされる。
(1−7)LUマッピング
図8は、構成変更前におけるホスト装置60と論理ボリューム(LU)との対応関係を示す。図8では、上述したホスト装置60が複数存在する場合を表している。マスターパーティション#0では、一方のホスト装置60Aは論理ユニット番号LU0に対応しており、他方のホスト装置60Bは論理ユニット番号LU1に対応している。
図9は、構成変更後におけるホスト装置60と論理ボリュームとの対応関係を示す。図9では、上述したホスト装置60が複数存在する場合を表している。マスターパーティション#0は、論理ボリュームが割り当てられており、一方のホスト装置60Aが論理ユニット番号LU0に対応しており、マスターパーティション#1では、他方のホスト装置60Bが論理ユニット番号LU1に対応している。
このような構成変更を行うと、ホスト装置60で使用されるキャッシュパーティションが変更される。このパーティションをホスト装置60のI/O特性に合わせてセグメント管理することにより、ホスト装置60とのI/O処理に関する性能を向上させることができる。また、ホスト装置60は、LUマッピングによってLUと結びついており、LUとキャッシュパーティションが結びついている。
従って、当該ホスト装置60のIOパターンに合ったパーティション設定を行うことで、最適な「ホスト装置60−LU−キャッシュパーティション」の組み合わせを得ることができる。
(1−8)構成変更後のテーブル構成
図10は、構成変更後のLU管理テーブルのテーブル構成の一例を示す。LU管理テーブルには、新たなパーティション#1に対応するパーティション番号P01に対応するレコードとして、LU番号(図示のLUNに相当)ごとに、パーティション番号、容量、RAIDグループ及びRAIDレベルを管理している。
図11は、構成変更後のキャッシュパーティション管理テーブルのテーブル構成の一例を示す。このキャッシュパーティション管理テーブルは、上述した図4に示すキャッシュパーティション管理テーブルと同様に、パーティション番号ごとに、コントローラ種別(図示のCTLに相当)、パーティションサイズ及びセグメントサイズを管理している。キャッシュパーティション管理テーブルには、当該新たなパーティション#1に対応するパーティション番号P01に対応するレコードが追加されている。
(1−9)セグメント管理
図12は、構成変更前におけるセグメントと親サブセグメント管理ブロック及び子サブセグメント管理ブロックとの対応関係を示している。本実施の形態において、セグメントは、単一又は複数のサブセグメントから構成されており、セグメントを構成するサブセグメントの個数を調整することで、セグメントサイズを調整している。サブセグメントのサイズは予め固定サイズに設定されている。複数のサブセグメントからセグメントを構成する場合、当該セグメントにおいては、最初にアクセスされたサブセグメントを親サブセグメントと称し、2番目以降にアクセスされたサブセグメントを子サブセグメントと称する。親サブセグメントと子サブセグメントを区別しない場合には、単に、サブセグメントと称する。
同図において、SSEG1〜SSEG8は、アクセスされたサブセグメントを、そのアクセス順番とともに示している。サブセグメントのサイズが16KBにデフォルト設定されている場合、セグメントサイズを64KBにするには、サブセグメントを4つ集めてセグメントを構成する必要がある。例えば、SSEG1を親サブセグメントとし、その後に続くサブセグメントSSEG2を小サブセグメントとして論理的に関連付けないことにより、16KBの一つのセグメントを構成することができる。同様に、SSEG2を親サブセグメントとし、その後に続くサブセグメントSSEG3を子サブセグメントとして論理的に関連付けないことにより、16KBの一つのセグメントを構成することができる。
なお、親サブセグメントと子サブセグメントは、必ずしも連続した記憶領域上に配置されている必要はなく、キャッシュメモリ25上の各所に離散的に点在していてもよい。
親サブセグメント管理ブロック80は、親サブセグメントアドレス81、順方向ポインタ82、逆方向ポインタ83、子サブセグメントポインタ84、及び親サブセグメント管理情報85を含む。親サブサブセグメントアドレス81は、親サブセグメント管理ブロック80が管理する親サブセグメントの位置を示す。順方向ポインタ82は、最も古くアクセスされた順番に親サブセグメント管理ブロック80を指し示す。逆方向ポインタ83は、最も新しくアクセスされた順番に親サブセグメント管理ブロック80を指し示す。子サブセグメントポインタ84は、子サブセグメント管理ブロック90を指し示す。親サブセグメント管理情報85には、親サブセグメントのステータス(ダーティ/クリーン/フリー)等が格納される。ここで、ダーティとは、当該親サブセグメントのデータが記憶デバイス40の論理ボリュームに転送されていないステータスをいう。クリーンとは、当該親サブセグメントのデータが記憶デバイス40の論理ボリュームに転送済みであるステータスをいう。親サブセグメント内にダーティデータとクリーンデータが混在する場合には、ビットマップ情報によって、そのステータスが管理される。
子サブセグメント管理ブロック90は、子サブセグメントアドレス91、順方向ポインタ92、及び子サブセグメント管理情報93を含む。子サブサブセグメントアドレス91は、子サブセグメント管理ブロック90が管理する子サブセグメントの位置を示す。順方向ポインタ92は、最も古くアクセスされた順番に子サブセグメント管理ブロック90を指し示す。子サブセグメント管理情報93には、子サブセグメントのステータス等が格納される。子サブセグメント内にダーティデータとクリーンデータが混在する場合には、ビットマップ情報によって、そのステータスが管理される。先頭ポインタ101は、順方向ポインタ81の最後尾を指し示し、後方ポインタ102は、先頭の逆方向ポインタ82によって指し示される。
このようにして、キュー管理される親サブセグメント管理ブロック80と、子サブセグメント管理ブロック90は、ステータスがダーティ(ダーティデータ)の場合には、ダーティーキューとして管理され、ステータスがクリーン(クリーンデータ)の場合には、クリーンキューとして管理される。親サブセグメントと複数の子サブセグメントを論理的に関連付けてセグメントを構成することにより、親サブセグメントが状態遷移すると、子サブセグメントも状態遷移するので、デステージング処理を高速化できる。
図13は、構成変更後におけるセグメントと親サブセグメント管理ブロック及び子サブセグメント管理ブロックとの対応関係を示している。なお、図13において、上述した図12における説明と重複する部分については、原則として説明を省略する。
同図において、SSEG1〜SSEG8は、アクセスされたサブセグメントを、そのアクセス順番とともに示している。サブセグメントのサイズが16KBにデフォルト設定されている場合、セグメントサイズを32KBにするには、サブセグメントを2つ集めてセグメントを構成する必要がある。例えば、SSEG1を親サブセグメントとし、その後に続く1つのサブセグメントSSEG2を子サブセグメントとして、互いに論理的に関連付けることにより、32KBの一つのセグメントを構成することができる。同様に、SSEG3を親サブセグメントとし、その後に続く1つのサブセグメントSSEG4を子サブセグメントとして、互いに論理的に関連付けることにより、32KBの一つのセグメントを構成することができる。さらに、SSEG5を親サブセグメントとし、その後に続く1つのサブセグメントSSEG6を子サブセグメントとして、互いに論理的に関連付けることにより、32KBの一つのセグメントを構成することができる。
(1−9)ストレージシステムの動作例
ストレージシステム10は、以上のような構成により、次のような動作を行う。なお、
図14は、第1の実施の形態におけるキャッシュメモリ25の構成変更方法の手順の一例を示す。この動作例では、その前提として、データ転送制御部24が、ホスト装置60のデータとキャッシュメモリ25のデータとを同期させて管理しており、キャッシュメモリ25のデータを記憶デバイス40の論理ボリュームのデータとを非同期で管理している。
データ転送制御部24は、ホスト装置60からホストI/F制御部26を介して構成変更指示を受け取ると(SP1)、CPU21の制御によって、以下のような処理を実行する。
(1−9−1)変更準備(第一段階)
データ転送制御部24は、上記構成変更指示の対象となっているキャッシュメモリ25の対象領域(その対象領域のLU)に関し、キャッシュメモリ25の対象領域に対する入出力が一定未満となるよう、ダーティデータ生成処理の実行を抑制しながら、ライトアフター方式を用いて、キャッシュメモリ25の対象領域に割り当てられたLU単位でデステージを開始する(SP2)。ここで、ライトアフター方式とは、ホスト装置60からキャッシュメモリ25に一時的に記憶すると、そのデータを記憶デバイス40に転送する前であっても、キャッシュメモリ25に当該データを格納した時点においてホスト装置60に対し、当該データの格納済み報告を行うデータ転送方法をいう。このようなライトアフター方式を用いると、ホスト装置60とのI/O処理におけるデータ転送性能を落とさずに、高速に、後述する第二段階の変更準備に遷移させることができる。また、ダーティデータ生成処理としては、例えば、クイックフォーマットなどのLUフォーマット処理、強制パリティ回路による処理及びドライブ復旧処理のいずれか又はこれらいずれかの組み合わせを挙げることができる。このような第一段階の変更準備によれば、キャッシュメモリ25の対象領域に対する入出力の負荷が大きい場合には、その時を避けて、後述する第2の変更準備を実行することができる。
(1−9−2)第1の変更準備ステップ
データ転送制御部24は、ライトアフター方式を用いてキャッシュメモリ25を経由してデータを転送しながら、キャッシュメモリ25の対象領域に存在するダーティデータの量が規定の閾値未満となったか否かを確認する(SP3)。即ち、データ転送制御部24は、キャッシュメモリ25の対象領域に対する入出力が一定未満となったか否かを確認している。
なお、ダーティデータとは、キャッシュメモリ25の対象領域に存在するデータであって記憶デバイス40の論理ボリュームに書き込みを完了していないデータをいう。一方、クリーンデータとは、キャッシュメモリ25の対象領域に存在するデータであって記憶デバイス40の論理ボリュームに書き込みを完了したデータをいう。
ここで、ダーティデータの量の確認方法としては、データ転送制御部24が、キャッシュメモリ25などの記憶領域に対応したビットマップ情報を参照し、存在しているか否かを判断している。このビットマップ情報は、例えばキャッシュメモリ25の記憶領域のサブセグメントごとにどのようなデータが存在しているかを示す情報である。
データ転送制御部24は、キャッシュメモリ25の対象領域に存在するダーティデータの量が閾値を下回っていない場合、当該第一段階に移行してから一定時間が経過したか否かを確認する(SP4)。一定時間が経過している場合、データ転送制御部24は、例えばI/O処理の負荷が高いため構成変更を実施できなかったことを管理端末70に通知する(SP5)。一方、データ転送制御部24は、一定時間が経過していない場合、上記ステップSP3に戻って、再度、ダーティデータの量が閾値を下回っているか否かを確認する。
(1−9−3)変更準備(第二段階)
ダーティデータの量が閾値未満となった場合(SP3)、データ転送制御部24は、第二段階の変更準備を実施する。この第二段階の変更準備では、データ転送制御部24が、変更対象となっているキャッシュメモリ25の対象領域であるパーティション(そのLU)に対し、ダーティデータ生成処理を抑制しながら、ライトスルー方式のI/Oによって、例えばLU単位でダーティデータのデステージを開始する。ここで、ライトスルー方式とは、ホスト装置60からキャッシュメモリ25に一時的に格納したデータを記憶デバイス40の論理ボリュームに書き込みが完了した時点で、ホスト装置60に対してデータの書き込みが完了したことを報告するデータ転送方式をいう。
次にデータ転送制御部24は、キャッシュメモリ25を経由してデータを転送しながら、キャッシュメモリ25の対象領域にダーティデータが存在するか否かを確認する(SP6)。このライトスルー方式では、キャッシュメモリ25に格納済みのデータがディスクドライブ40に書き込まれてから、データ転送制御部24がホスト装置60に対して書き込み完了通知を行うため、キャッシュメモリ25の対象領域にはダーティデータが生じない。
データ転送制御部24は、キャッシュメモリ25の対象領域にダーティデータが存在しているか否かを確認する(SP7)。即ち、データ転送制御部24は、キャッシュメモリ25の対象領域に対する入出力がなくなったか否かを確認している。ダーティデータが未だ存在している場合には、データ転送制御部24は、当該第二段階の変更準備に移行してから一定時間が経過したか否かを確認する。データ転送制御部24は、一定時間が経過している場合には上述のステップSP5を実行する一方、一定時間が経過していない場合には上記ステップSP7に戻って再度ダーティデータが存在しているか否かを確認する。
(1−9−4)構成変更ステップ
一方、上記ステップSP7においてキャッシュメモリ25の対象領域にダーティデータが存在しなくなると、データ転送制御部24は、キャッシュメモリ25の対象領域(のLU)をロックし(SP9)、キャッシュメモリ25の対象領域に対する入出力を規制する。次に管理者は、管理端末70に搭載されたストレージナビゲータに対して所定の鍵を入力することで解錠し、キャッシュメモリ25の対象領域の構成を変更する操作を行う。これにより、プロセッサとしてのCPU21は、当該ストレージナビゲータからの入力に基づいて、例えばキャッシュパーティションマネージャによって所定の構成情報(LU管理テーブル、パーティション管理テーブルなどの情報に相当)を変更することにより、キャッシュメモリ25の対象領域に関する構成を変更する(SP10)。以上のような手順を経由すると、キャッシュメモリ25の対象領域をロックしている時間を短くすることができる。
(1−9−5)復元ステップ
データ転送制御部24は、キャッシュメモリ25の対象領域(のLU)のロックを解除し、当該対象領域への入出力の規制を解除する(SP11)。次にデータ転送制御部24は、ダーティデータ生成処理の抑止を解除する。次に、データ転送制御部24は、ライトスルー方式からライトアフター方式に戻すように切り換えて、キャッシュメモリ25を経由したデータ転送を再開する(SP12)。
(1−10)本実施の形態の効果等
第1の実施の形態においては、次のような変更準備ステップが実行される。データ転送制御部24は、ライトアフター方式を用いてキャッシュメモリ25を経由してデータを転送しながら、キャッシュメモリ25の対象領域に対する入出力が一定未満となったことを契機に、ライトアフター方式からライトスルー方式に切り換えてキャッシュメモリ25を経由してデータを転送しながら、キャッシュメモリ25の対象領域に対する入出力がなくなるまで待ち処理を実行する。プロセッサ21は、キャッシュメモリ25の対象領域に対する入出力がなくなったことを契機に、キャッシュメモリ25の対象領域に関する構成を変更する一方、データ転送制御部24に、ライトスルー方式からライトアフター方式に切り換えさせて、キャッシュメモリ25を経由してデータ転送を再開させる。
このようにすると、データ転送制御部24は、キャッシュメモリ25の構成が変更される場合、キャッシュメモリ25の対象領域に対する入出力が一定未満となるまではキャッシュメモリ25を使用し続ける上、この時の転送方法としてライトアフター方式を用いているため、ホスト装置60との入出力性能への影響を抑えることができる。従ってCPU21は、ホスト装置60との入出力性能への影響を抑えながら稼働状態のままキャッシュメモリ25の構成を変更することができる。
本実施の形態においては、さらに、上記変更準備ステップとして次のような第1及び第2の変更準備ステップが実行される。第1の変更準備ステップでは、データ転送制御部24が、キャッシュメモリ25の対象領域に存在するデータであって論理ボリュームへの書き込みが完了していないデータとしてのダーティデータの量が規定の閾値未満となったか否かを確認する。一方、第2の変更準備ステップでは、データ転送制御部24は、ダーティデータの量が規定の閾値未満となったことを契機にライトアフター方式からライトスルー方式に切り換えてキャッシュメモリ25を経由してデータを転送しながら、キャッシュメモリ25の対象領域にダーティデータが存在するか否かを確認する。さらに第2の変更準備ステップでは、プロセッサ21は、キャッシュメモリ25の対象領域にダーティデータが存在しなくなったことを契機に、キャッシュメモリ25の対象領域に関する構成を変更する。
このようにすると、第1の変更準備ステップでは、ライトアフター方式を採用しているため、ホスト装置60との入出力性能を落とさないように維持しながら、第2の変更準備ステップを実行すべきタイミングを図ることができる。また、ホスト装置60とのI/O処理の負担が大きい場合には、第2の変更準備ステップを実行しないようにすることができる。一方、第2の変更準備ステップでは、上位装置との入出力性能が一時的に落ちるもののダーティデータを生じないライトスルー方式によりキャッシュメモリ25を経由してデータを転送している。このため、第2の変更準備ステップでは、キャッシュメモリ25におけるダーティデータの発生を抑止し、最終的にはキャッシュメモリ25の対象領域にダーティデータが存在しないようにすることができる。CPU21は、キャッシュメモリ25の対象領域にダーティデータが存在しなくなったことを契機に、キャッシュメモリ25の対象領域に関する構成を変更する。すると、キャッシュメモリ25の対象領域は、電源がオン状態を維持した状態で変更されることになる。最後に、データ転送制御部24は、一時的に切り換えていたライトスルー方式からライトアフター方式に戻し、ホスト装置60との入出力性能を維持しながら、変更後の構成に対応したキャッシュメモリ25の対象領域を経由したデータ転送を再開する。
本実施の形態においては、さらに、データ転送制御部24が、前記キャッシュメモリ25の対象領域に対する入出力が一定未満となるよう、ダーティデータの生成処理の実行を抑止する。
本実施の形態においては、さらに、構成変更ステップでは、データ転送制御部24が、キャッシュメモリ25の対象領域に対する入出力を規制した後、CPU21がキャッシュメモリ25の対象領域に関する構成を変更する。一方、復元ステップでは、データ転送制御部24が、キャッシュメモリ25の対象領域に対する入出力の規制を解除した後、ライトスルー方式からライトアフター方式に切り換えて、キャッシュメモリ25を経由したデータ転送を再開している。
本実施の形態においては、さらに、データ転送制御部24は、キャッシュメモリ25の対象領域に割り当てられた論理ユニット番号に対応する論理ボリュームごとにダーティデータをデステージさせる。
本実施の形態においては、さらに、データ転送部24は、例えば、ホスト装置60のデータとキャッシュメモリ25のデータとを同期させて管理しており、キャッシュメモリ25のデータを記憶デバイス40の論理ボリュームのデータとを非同期で管理している。
このようにすると、ダーティデータがキャッシュメモリ25に生じ易いデータ転送方法(例えばライトアフター方式)を採用していても、ホスト装置60との入出力性能への影響を最小限に抑制しつつ稼働状態のままキャッシュメモリ25の構成を変更することができる。
(2)第2の実施の形態
第2の実施の形態は、第1の実施の形態とほぼ同様であるため、同様の構成には第1の実施の形態と同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる点を中心として説明する。
(2−1)キャッシュメモリの構成変更方法
図15は、第2の実施の形態におけるキャッシュメモリの構成変更方法の手順の一例を示す。なお、図15においては、図14と同一の符号を付した手順については、図14の手順とほぼ同様であるため、以下では主として異なる点を中心に説明する。
第2の実施の形態では、第1の実施の形態におけるステップSP5〜SP7の処理が異なる。第2の実施の形態では、ステップSP3が実行された後に、データ転送制御部24が、転送方式を切り換えることなく、引き続きライトアフター方式を用いてデータ転送を行っており、さらに次のような処理を実行する。なお、第1の実施の形態では、ステップSP3が実行された後、データ転送制御部24が、ライトスルー方式に切り換えてデータ転送を行っている点において少なくともデータ転送方式が異なっている。
まず、データ転送制御部24は、構成変更指示を受領したことを契機に(SP1)、変更準備ステップの一部として、ステップSP2〜SP5を実行する。さらにデータ転送制御部24は、変更準備ステップとして、次のようなステップSP5A,SP7Aを実行する。即ち、データ転送制御部24は、変更対象となるキャッシュメモリ25の対象領域をサーチする(SP5A)。データ転送制御部24は、キャッシュメモリ25の対象領域の各セグメントにダーティデータが残存していない場合、そのセグメントに印を付けることにより、ホスト装置60とのI/O処理において使用されないようにする。
一方、データ転送制御部24は、キャッシュメモリ25の対象領域のセグメントにダーティデータが存在する場合、そのダーティデータを変更対象外のセグメントに複写し、そのセグメントに印を付けて、ホスト装置60とのI/O処理において使用されないようにする。さらにデータ転送制御部24は、変更対象のセグメントのデータをパージ(削除)する。このように変更対象外の領域のセグメントに複写されたデータについては、例えば、データ転送制御部24によって通常のデステージ処理が実施される。
データ転送制御部24は、キャッシュメモリ25の対象領域の全領域をサーチしたか否かを確認する(SP7A)。データ転送制御部24は、全領域をサーチ済みではない場合には上記ステップSP5Aに戻って実行する一方、全領域をサーチ済みである場合にはステップSP9から実行する。このようなサーチ処理をキャッシュメモリ25の対象領域の全領域に対して実施することで、構成変更の対象領域の各セグメントには、ダーティデータが存在しなくなるため、その時点で、ホスト装置60とのI/O処理を停止することなく、プロセッサとしてのCPU21がキャッシュメモリ25の構成を変更することができる。
ステップSP9では、データ転送制御部24が、第1の実施の形態と同様に、キャッシュメモリ25の対象領域に対する構成変更として、例えば、論理ユニットの担当パーティション(以下、PTTという)を変更したり、当該PPTのサイズ/セグメントサイズを変更したり、当該PTTを追加又は削除することを挙げることができる。
次にプロセッサ21が、キャッシュメモリ25の対象領域にダーティデータが存在しくなったことを契機に、キャッシュメモリ25の対象領域に関する構成を変更する(SP10:構成変更ステップ)。データ転送制御部24は、第1の実施の形態と同様に、キャッシュメモリ25の対象領域のロックを解除する(SP11)。次にデータ転送制御部24は、ダーティデータの生成処理の抑止を解除する一方、キャッシュメモリ25の対象領域の各セグメントに付けられた印を解除し、キャッシュメモリ25を経由したデータ転送を再開する(SP12:復元ステップ)。
なお、第2の実施の形態では、構成変更の対象がキャッシュメモリ25の全領域である場合、データ転送制御部24は、まずキャッシュメモリ25の全領域を複数に分けた1つの単位領域ごとに、順に、上記ステップSP5A,SP7A,SP9を実行するようにしても良い。その際、データ転送制御部24は、対象となるセグメントに存在するダーティデータを、現在処理している単位領域とは別の単位領域に複写している。
(2−2)本実施の形態の効果等
以上説明したように、第2の実施の形態では、変更準備ステップにおいて、データ転送制御部24が、ライトアフター方式を用いてキャッシュメモリ25を経由してデータを転送しながら、キャッシュメモリ25の対象領域をサーチし、キャッシュメモリ25の対象領域の各セグメントに、記憶デバイス40又はホスト装置60に転送が完了していないデータとしてのダーティデータが残存していない場合にはセグメントに印を付ける。一方、データ転送制御部24は、キャッシュメモリ25の対象領域のセグメントにダーティデータが存在する場合には、そのダーティデータを変更対象外のセグメントに複写し、そのセグメントに前記印を付けた後、そのセグメントに存在するそのダーティデータを削除する。CPU21は、キャッシュメモリ25の対象領域にダーティデータが存在しくなったことを契機に、キャッシュメモリ25の対象領域に関する構成を変更する。さらに復元ステップでは、データ転送制御部24が、キャッシュメモリ25の対象領域の各セグメントに付けられた印を解除し、キャッシュメモリ25を経由したデータ転送を再開する。
このようにすると、第1の実施の形態と同様な効果を発揮するとともに、データ転送方式をライトスルー方式から変更する必要がないため、第1の実施の形態よりも、さらに、ホスト装置60とのI/O処理への影響を抑制することができる。また、キャッシュメモリ25上のダーティデータが多い場合、又は、SATA(Serial Advanced Technology Attachment)などアクセスに時間の掛かるドライブを記憶デバイス40に用いた場合でも、ダーティデータのデステージ処理の実行に掛かる時間を短くし、キャッシュメモリ25の構成変更を短時間で行うことができる。また、障害などにより、キャッシュメモリ25のデータをデステージできない場合でも、キャッシュメモリ25上にデータが残り続けないようにすることができる。
また、第2の実施形態においては、構成変更ステップでは、データ転送制御部24がキャッシュメモリ25の対象領域に対する入出力を規制した後、CPU31がキャッシュメモリ25の対象領域に関する構成を変更する。次に復元ステップでは、データ転送制御部24が、キャッシュメモリ25の対象領域に対する入出力の規制を解除した後、キャッシュメモリ25を経由したデータ転送を再開する。
また、第2の実施の形態においては、変更準備ステップでは、データ転送制御部24が、キャッシュメモリ25の全領域を複数に分けた1つの単位領域ごとに、順に、その単位領域をサーチする。データ転送制御部24は、その単位領域の各セグメントにダーティデータが残存していない場合にはそのセグメントに印を付ける。一方、データ転送制御部34は、その単位領域のセグメントにダーティデータが存在する場合には、そのダーティデータを、現在処理している単位領域とは別の単位領域に複写し、その単位領域に印を付けた後、その単位領域に存在するダーティデータを削除する。
このようにすると、当該全領域を部分的に分けて処理することにより、キャッシュメモリ25の全領域の構成を変更することができる。
(3)キャッシュメモリ25の記憶領域の構成変更例
図16及び図17は、それぞれ、キャッシュメモリ25の記憶領域の構成を変更した例を示す。上段は、コントローラCTL#0側におけるキャッシュメモリ25の記憶領域を表し、下段は、コントローラCTL#1側におけるキャッシュメモリ25の記憶領域を表している。なお、図16は、構成変更前における記憶領域の構成例を示し、図17は、構成変更後における記憶領域の構成例を示す。
図16に示す構成変更前においては、上段に示すコントローラCTL#0におけるキャッシュメモリ25の記憶領域は、システム領域25A(管理情報領域に相当)及び、ユーザデータ領域25Bとしてのマスターパーティション#0及びミラーリング領域を有する。マスターパーティション#0には、当該マスターパーティション#0に所属する3つの論理ユニットが割り当てられている。上記ミラーリング領域は、後述するコントローラCTL#1側におけるキャッシュメモリ25のマスターパーティション#1のミラーリングのための領域である。
一方、図16に示す構成変更前においては、下段に示すコントローラCTL#1におけるキャッシュメモリ25の記憶領域は、システム領域25A及び、ユーザデータ領域25Bとしてのマスターパーティション#0及びミラーリング領域を有する。マスターパーティション#1には、当該マスターパーティション#1に所属する3つの論理ユニットが割り当てられている。上記ミラーリング領域は、後述するコントローラCTL#0側におけるキャッシュメモリ25のマスターパーティション#0のミラーリングのための領域である。
一方、図17に示す構成変更後においては、上段に示すコントローラCTL#0におけるキャッシュメモリ25の記憶領域は、システム領域25A(管理情報領域に相当)及び、ユーザデータ領域25Bとしてのマスターパーティション#0、ミラーリング領域及びPP使用領域を有する。マスターパーティション#0は、容量が小さくなっており、上記同様に、当該マスターパーティション#0に所属する3つの論理ユニットが割り当てられている。上記ミラーリング領域は、小さくなっており、後述するコントローラCTL#1側におけるキャッシュメモリ25のマスターパーティション#1のミラーリングのための領域である。即ち、コントローラCTL#0におけるキャッシュメモリ25の記憶領域には、新たにPP使用領域が形成されている。上記PP使用領域は、上述したプログラムプロダクトによって確保された記憶領域を表している。当該プログラムプロダクトは、キャッシュメモリ25以外の構成を変更することもできるが、上述した第1及び第2の実施の形態では、キャッシュメモリ25に適用した形態に有用となる。
一方、図17に示す構成変更後においては、下段に示すコントローラCTL#1におけるキャッシュメモリ25の記憶領域は、システム領域25A及び、ユーザデータ領域25Bとしてのマスターパーティション#0、ミラーリング領域及びPP使用領域を有する。マスターパーティション#1は、容量が小さくなっており、上記同様に、当該マスターパーティション#1に所属する3つの論理ユニットが割り当てられている。上記ミラーリング領域は、容量が小さくなっており、後述するコントローラCTL#0側におけるキャッシュメモリ25のマスターパーティション#0のミラーリングのための領域である。即ち、コントローラCTL#1におけるキャッシュメモリ25の記憶領域には、新たにPP使用領域が形成されている。
(4)その他の実施形態
上記実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その趣旨を逸脱しない限り、様々な形態で実施することができる。例えば、上記実施形態では、各種プログラムの処理をシーケンシャルに説明したが、特にこれにこだわるものではない。従って、処理結果に矛盾が生じない限り、処理の順序を入れ替え又は並行動作するように構成しても良い。なお、第2の実施の形態は、第1の実施の形態における構成と部分的に組み合わせても良い。
20……コントローラ、21……CPU,24……データ転送制御部、25……キャッシュメモリ、26……ホストI/F、27……ドライブI/F、30……コントローラ、31……CPU、34……データ転送制御部、35……キャッシュメモリ、36……ホストI/F、37……ドライブI/F、40……ディスクドライブ、50……ネットワーク、60……ホスト装置、70……管理端末。

Claims (15)

  1. 上位装置からアクセス可能な論理ボリュームを提供する記憶デバイスと、前記上位装置からの入出力要求に応答して前記論理ボリュームとのデータの入出力を制御するデータ転送制御部、前記論理ボリュームに入出力されるデータを一時的に格納するキャッシュメモリ、及び、前記データ転送制御部を制御するとともに前記キャッシュメモリの構成を管理するプロセッサを有するコントローラとを備えるストレージシステムにおいて、
    前記データ転送制御部は、
    ダーティデータの生成処理の実行を抑止しながらライトアフター方式を用いて前記キャッシュメモリを経由してデータを転送し、
    前記キャッシュメモリの対象領域に存在するデータであって前記論理ボリュームへの書き込みが完了していないデータとしてのダーティデータの量が規定の閾値未満となったか否かを確認することによって、前記キャッシュメモリの対象領域に対する入出力が一定未満となったか否かを確認し、
    前記ダーティデータの量が規定の閾値未満となって前記キャッシュメモリの対象領域に対する入出力が一定未満となったことを契機に、前記ライトアフター方式からライトスルー方式に切り換えて前記キャッシュメモリを経由してデータを転送しながら、前記キャッシュメモリの対象領域にダーティデータが存在するか否かを確認することによって、前記キャッシュメモリの対象領域に対する入出力がなくなるまで待ち、
    前記プロセッサは、
    前記キャッシュメモリの対象領域に対する入出力がなくなったことを契機に、前記キャッシュメモリの対象領域に関する構成を変更する一方、前記データ転送制御部に、前記ライトスルー方式から前記ライトアフター方式に切り換えさせて、前記キャッシュメモリを経由してデータ転送を再開させる
    ことを特徴とするストレージシステム。
  2. 前記データ転送制御部は、前記ダーティデータの生成処理の実行を抑止する処理として、前記論理ボリュームをフォーマットする処理、強制パリティ回路による処理、及び前記論理ボリュームを提供する記憶デバイスを復旧する処理のうちの少なくとも何れかの処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載のストレージシステム。
  3. 前記データ転送制御部は、前記キャッシュメモリの対象領域に対する入出力が一定未満となるよう、前記ダーティデータの生成処理の実行を抑止する
    ことを特徴とする請求項2に記載のストレージシステム。
  4. 前記プロセッサは、
    前記データ転送制御部によって前記キャッシュメモリの対象領域に対する入出力が規制された後、前記キャッシュメモリの対象領域に関する構成を変更し、
    その後、前記データ転送制御部は、前記キャッシュメモリの対象領域に対する入出力の規制を解除した後、前記ライトスルー方式から前記ライトアフター方式に切り換えて、前記キャッシュメモリを経由したデータ転送を再開する
    ことを特徴とする請求項1に記載のストレージシステム。
  5. 前記データ転送制御部は、
    前記キャッシュメモリの対象領域に割り当てられた論理ボリュームごとに前記ダーティデータをデステージさせる
    ことを特徴とする請求項1に記載のストレージシステム。
  6. 前記データ転送制御部は、
    前記上位装置のデータと前記キャッシュメモリのデータとを同期させて管理しており、
    前記キャッシュメモリのデータを前記記憶デバイスの論理ボリュームのデータとを非同期で管理している
    ことを特徴とする請求項に記載のストレージシステム。
  7. 上位装置からアクセス可能な論理ボリュームを提供する記憶デバイスと、前記上位装置からの入出力要求に応答して前記論理ボリュームとのデータの入出力を制御するデータ転送制御部、前記論理ボリュームに入出力されるデータを一時的に格納するキャッシュメモリ、及び、前記データ転送制御部を制御するとともに前記キャッシュメモリの構成を管理するプロセッサを有するコントローラとを備えるストレージシステムにおけるキャッシュメモリの構成変更方法において、
    前記データ転送制御部が、ダーティデータの生成処理の実行を抑止しながらライトアフター方式を用いて前記キャッシュメモリを経由してデータを転送し、前記キャッシュメモリの対象領域に対する入出力が一定未満となったことを契機に、前記ライトアフター方式からライトスルー方式に切り換えて前記キャッシュメモリを経由してデータを転送し、前記キャッシュメモリの対象領域に対する入出力がなくなるまで待ち処理を実行する変更準備ステップと、
    前記キャッシュメモリの対象領域に対する入出力がなくなったことを契機に、前記プロセッサが、前記キャッシュメモリの対象領域に関する構成を変更する構成変更ステップと、
    前記データ転送制御部が、前記ライトスルー方式から前記ライトアフター方式に切り換えて、前記キャッシュメモリを経由したデータ転送を再開する復元ステップとを備え
    前記変更準備ステップは、
    前記データ転送制御部が、前記キャッシュメモリの対象領域に存在するデータであって前記論理ボリュームへの書き込みが完了していないデータとしてのダーティデータの量が規定の閾値未満となったか否かを確認する第1の変更準備ステップと、
    前記ダーティデータの量が規定の閾値未満となったことを契機に、前記データ転送制御部が、前記ライトアフター方式からライトスルー方式に切り換えて前記キャッシュメモリを経由してデータを転送しながら、前記キャッシュメモリの対象領域にダーティデータが存在するか否かを確認する第2の変更準備ステップとを有し、
    前記構成変更ステップでは、
    前記キャッシュメモリの対象領域にダーティデータが存在しなくなったことを契機に、前記プロセッサが、前記キャッシュメモリの対象領域に関する構成を変更する
    ことを特徴とするストレージシステムにおけるキャッシュメモリの構成変更方法。
  8. 前記変更準備ステップにおいて前記データ転送制御部が前記ダーティデータの生成処理の実行を抑止する処理は、前記論理ボリュームをフォーマットする処理、強制パリティ回路による処理、及び前記論理ボリュームを提供する記憶デバイスを復旧する処理のうちの少なくとも何れかを含む処理の実行による
    ことを特徴とする請求項7に記載のストレージシステムにおけるキャッシュメモリの構成変更方法。
  9. 前記変更準備ステップでは、
    前記データ転送制御部が、前記キャッシュメモリの対象領域に対する入出力が一定未満となるよう、前記ダーティデータの生成処理の実行を抑止する
    ことを特徴とする請求項8に記載のストレージシステムにおけるキャッシュメモリの構成変更方法。
  10. 前記構成変更ステップでは、
    前記プロセッサは、
    前記データ転送制御部によって前記キャッシュメモリの対象領域に対する入出力が規制された後、前記キャッシュメモリの対象領域に関する構成を変更し、
    前記復元ステップでは、
    前記データ転送制御部が、前記キャッシュメモリの対象領域に対する入出力の規制を解除した後、前記ライトスルー方式から前記ライトアフター方式に切り換えて、前記キャッシュメモリを経由したデータ転送を再開する
    ことを特徴とする請求項7に記載のストレージシステムにおけるキャッシュメモリの構成変更方法。
  11. 前記データ転送制御部は、
    前記キャッシュメモリの対象領域に割り当てられた論理ボリュームごとに前記ダーティデータをデステージさせる
    ことを特徴とする請求項7に記載のストレージシステムにおけるキャッシュメモリの構成変更方法。
  12. 前記データ転送制御部は、
    前記上位装置のデータと前記キャッシュメモリのデータとを同期させて管理しており、
    前記キャッシュメモリのデータを前記記憶デバイスの論理ボリュームのデータとを非同期で管理している
    ことを特徴とする請求項8に記載のストレージシステムにおけるキャッシュメモリの構成変更方法。
  13. 上位装置からアクセス可能な論理ボリュームを提供する記憶デバイスと、前記上位装置からの入出力要求に応答して前記論理ボリュームとのデータの入出力を制御するデータ転送制御部、前記論理ボリュームに入出力されるデータを一時的に格納するキャッシュメモリ、及び、前記データ転送制御部を制御するとともに前記キャッシュメモリの構成を管理するプロセッサを有するコントローラとを備えるストレージシステムにおけるキャッシュメモリの構成変更方法において、
    前記データ転送制御部が、ダーティデータの生成処理の実行を抑止しながらライトアフター方式を用いて前記キャッシュメモリを経由してデータを転送し、前記キャッシュメモリの対象領域に存在するデータであって前記論理ボリュームへの書き込みが完了していないデータとしてのダーティデータの量が規定の閾値未満となったか否かを確認し、前記ダーティデータの量が規定の閾値未満となったことを契機として前記キャッシュメモリの対象領域をサーチし、前記キャッシュメモリの対象領域の各セグメントに、前記記憶デバイス又は前記上位装置に転送が完了していないデータとしてのダーティデータが残存していない場合には前記セグメントに印を付ける一方、前記キャッシュメモリの対象領域のセグメントに前記ダーティデータが存在する場合、前記ダーティデータを変更対象外のセグメントに複写し、前記セグメントに前記印を付けた後、前記セグメントに存在する前記ダーティデータを削除する変更準備ステップと、
    前記キャッシュメモリの対象領域に前記ダーティデータが存在しくなったことを契機に、前記プロセッサが、前記キャッシュメモリの対象領域に関する構成を変更する構成変更ステップと、
    前記データ転送制御部が、前記キャッシュメモリの対象領域の各セグメントに付けられた前記印を解除し、前記キャッシュメモリを経由したデータ転送を再開する復元ステップとを備える
    ことを特徴とするストレージシステムにおけるキャッシュメモリの構成変更方法。
  14. 前記構成変更ステップでは、
    前記データ転送制御部が、前記キャッシュメモリの対象領域に対する入出力を規制した後、前記プロセッサが前記キャッシュメモリの対象領域に関する構成を変更し、
    前記復元ステップでは、
    前記データ転送制御部が、前記キャッシュメモリの対象領域に対する入出力の規制を解除した後、前記キャッシュメモリを経由したデータ転送を再開する
    ことを特徴とする請求項13に記載のストレージシステムにおけるキャッシュメモリの構成変更方法。
  15. 前記変更準備ステップでは、
    前記データ転送制御部が、前記キャッシュメモリの全領域を複数に分けた1つの単位領域ごとに、前記単位領域をサーチし、前記単位領域の各セグメントに前記ダーティデータが残存していない場合には前記セグメントに印を付ける一方、前記単位領域のセグメントに前記ダーティデータが存在する場合には、前記ダーティデータを、現在処理している単位領域とは別の単位領域に複写し、前記単位領域に前記印を付けた後、前記単位領域に存在する前記ダーティデータを削除する
    ことを特徴とする請求項13に記載のストレージシステムにおけるキャッシュメモリの構成変更方法。
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