JP5527040B2 - 共創支援装置、共創支援方法およびプログラム - Google Patents

共創支援装置、共創支援方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、共創支援装置、共創支援方法およびプログラムに関する。
近年、企業の競争力強化や社会の問題解決のため、共創が注目されている。共創とは、企業と消費者あるいは制作者と利用者というような立場を超え、協力し合ってサービスやプロダクトを作り出す手法である。共創は単なる協力とは異なり、異なる専門知識を持ったユーザが互いに影響し合いながら、また、場合によっては多くのユーザが関与しながら、質が高く量の多いサービスやプロダクトを作り出すものである。共創を実現するために、共創をシステムで支援することが望まれる。
共創支援における一つの課題として、連携すべき複数のユーザの選定がある。全ユーザが少数の場合は、すべての組み合わせで連携を試みてうまくいく場合を見つけることができるが、全ユーザがある程度の規模になると、ユーザの組み合わせの場合の数は莫大になってしまいすべての組み合わせを試みることができない。そこで、嗜好性、類似度、意外度などに基づいて、ユーザとユーザまたは情報との組み合わせを推薦するシステムの例として、以下の特許文献1ないし4がある。
特許文献1には、ユーザ特性に基づき類似度を計算することで、ユーザに合ったコミュニティを選択するシステムが記載されている。
特許文献2には、ユーザ特性に基づき嗜好性や意外性を考慮して、ユーザに新しいユーザを紹介するシステムが記載されている。
特許文献3には、問診に対するユーザの回答に基づき類似度を計算することで、インターネット上で類似する関心を持つユーザを自動的に見つけるシステムが記載されている。
特許文献4には、活動ログからユーザの嗜好性を学習し、意外性を考慮して情報を推薦するシステムが記載されている。
特開2001−249950号公報 特開2007−323622号公報 特開2001−357068号公報 特開2008−262398号公報
関連する技術の共創支援システムにおいては、次のような問題がある。意外度を算出する場合、記憶部に記憶されているユーザ特性のみから意外度を算出するため、好ましくない共動活動の候補が選出されてしまうことがある。なぜなら、ユーザ特性から様々な特性軸で意外な組み合わせの可能性があるが、ユーザが活動する場、もしくは、環境、もしくは、コミュニティ(以下、場で表記を統一する)において有効であるかは考慮されていないため、場に不適切な特性軸で意外性を出してしまう可能性があるためである。あるいは、類似度が高い場合に、特性が似すぎていて逆に効果が出ない場合もある。
特許文献1ないし4に記載の発明についても、ユーザが活動する場において有効であるかは考慮されていない。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、共動活動の場において有効であるかを考慮して共動活動の候補を選出できる共創支援装置、共創支援方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係る共創支援装置は、
共同活動の場に参加するユーザに共同活動を行う候補者の情報を提供する共創支援装置であって、
前記ユーザの活動に関する特性を示すユーザ特性を記憶するユーザ特性記憶手段と、
前記共同活動に対する評価を含む、前記ユーザの前記共同活動の場における活動の活動ログを取得する手段と、
前記活動ログを分析し、前記ユーザによる前記共同活動の成功または失敗を判断し、成功事例および失敗事例を示す共同活動事例を検出する活動事例検出手段と、
前記活動事例検出手段が検出した前記共同活動事例を記憶する活動事例記憶手段と、
前記共同活動の場に参加するユーザごとに、そのユーザの所定の条件に当てはまる前記共同活動事例において共同活動した相手ユーザの前記ユーザ特性に基づいて、前記ユーザの親和特性を算出する親和特性算出手段と、
対象となる前記ユーザの組み合わせの第1のユーザおよび第2のユーザについて、前記第1のユーザの前記親和特性と前記第2のユーザの前記ユーザ特性との距離から前記第1のユーザの前記第2のユーザに対する親和度を算出する親和度算出手段と、
前記ユーザの中から、前記親和度を含む所定の基準に適合する、前記共同活動を行う前記ユーザの組み合わせの候補を選出する候補選出手段と、
前記候補選出手段が選出した候補の情報を該当する前記ユーザに送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明の第2の観点に係る共創支援方法は、
共同活動の場に参加するユーザに共同活動を行う候補者の情報を提供する共創支援装置が実行する共創支援方法であって、
前記共同活動に対する評価を含む、前記ユーザの前記共同活動の場における活動の活動ログを取得するステップと、
前記活動ログを分析し、前記ユーザによる前記共同活動の成功または失敗を判断し、成功事例および失敗事例を示す共同活動事例を検出して活動事例記憶手段に記憶するステップと、
前記共同活動の場に参加するユーザごとに、そのユーザの所定の条件に当てはまる前記活動事例記憶手段が記憶する前記共同活動事例において、共同活動した相手ユーザの活動に関する特性を示すユーザ特性に基づいて、前記ユーザの親和特性を算出する親和特性算出ステップと、
対象となる前記ユーザの組み合わせの第1のユーザおよび第2のユーザについて、前記第1のユーザの前記親和特性と前記第2のユーザの前記ユーザ特性との距離から前記第1のユーザの前記第2のユーザに対する親和度を算出する親和度算出ステップと、
前記ユーザの中から、前記親和度を含む所定の基準に適合する、前記共同活動を行う前記ユーザの組み合わせの候補を選出する候補選出ステップと、
前記候補選出ステップが選出した候補の情報を該当する前記ユーザに送信する送信ステップと、
を備えることを特徴とする。
本発明の第3の観点に係るプログラムは、コンピュータに
共同活動に対する評価を含む、ユーザの前記共同活動の場における活動の活動ログを取得するステップと、
前記活動ログを分析し、前記ユーザによる前記共同活動の成功または失敗を判断し、成功事例および失敗事例を示す共同活動事例を検出して活動事例記憶手段に記憶するステップと、
前記共同活動の場に参加するユーザごとに、そのユーザの所定の条件に当てはまる前記活動事例記憶手段が記憶する前記共同活動事例において、共同活動した相手ユーザの活動に関する特性を示すユーザ特性に基づいて、前記ユーザの親和特性を算出する親和特性算出ステップと、
対象となる前記ユーザの組み合わせの第1のユーザおよび第2のユーザについて、前記第1のユーザの前記親和特性と前記第2のユーザの前記ユーザ特性との距離から前記第1のユーザの前記第2のユーザに対する親和度を算出する親和度算出ステップと、
前記ユーザの中から、前記親和度を含む所定の基準に適合する、前記共同活動を行う前記ユーザの組み合わせの候補を選出する候補選出ステップと、
前記候補選出ステップが選出した候補の情報を該当する前記ユーザに送信する送信ステップと、
を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、共動活動の場において有効であるかを考慮して共動活動の候補を選出できる。
本発明の実施の形態に係る共創支援システムの構成例を示すブロック図である。 実施の形態におけるユーザ特性を説明する図である。 実施の形態における共同活動事例の例を示す図である。 実施の形態に係る共創支援処理の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る共創支援装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
本発明において、活動ログとは、たとえば、Webサーバのアクセスログ、Webブラウザの操作ログなどであって、ユーザが共同活動の場で行った活動や、他のユーザの活動に対して行った評価などを示す。親和度とは、対象となるユーザの組み合わせについて、第1のユーザから見て第2のユーザが共同活動の相手として親和性があるか否かを表現する値であって、第1のユーザの親和特性および第2のユーザのユーザ特性に基づいて算出される。親和特性およびユーザ特性は、ユーザ固有のベクトルであって、ユーザ特性は、当該ユーザの共同活動の場での活動における特性を示すベクトルである。親和特性は、当該ユーザの過去の共同活動の事例のうち、成功したと評価される事例の共同活動を行ったユーザのユーザ特性に基づいて算出される。以下では、2人のユーザの共同活動について説明する。なお、3人以上のユーザの共同活動は2人の共同活動の組み合わせによると考える。
以下に、発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。なお図中、同一または相当部分には同じ符号を付す。
図1は、本発明の実施の形態に係る共創支援システムの構成例を示すブロック図である。共創支援システム100は、ネットワーク8で接続される共創支援装置1とユーザ端末6とで構成される。共創支援装置1は、活動ログ取得部11、活動ログ記憶部12、活動事例検出部13、活動事例記憶部14、ユーザ特性記憶部15、類似度算出部16、意外度算出部17、親和度算出部18、候補選出部19および候補送信部20を備える。なお、端末6は代表して1台で図示するが、実際には複数のユーザ端末6がネットワーク8に接続される。
活動ログ取得部11は、ユーザ端末6からユーザの活動ログを取得する。共創支援装置1が、ネットワーク8を介して直接活動ログを取得するのではなく、共創支援装置1を有する管理サーバが活動ログを取得し、内部で受け取ることとしてもよい。活動ログは活動の履歴だけではなく活動の結果も含み、活動ログ取得部11が受動的に取得するだけでなく能動的に外部から取得してもよい。
活動ログ記憶部12は、活動ログ取得部11が取得した活動ログを記憶している。
活動事例検出部13は、活動ログ記憶部12が記憶した活動ログを分析し、共同活動の成功事例や失敗事例を検出する。すなわち、所定の条件の第1の基準および第2の基準として共同活動の成功または失敗を判断する。判断方法についての詳細は後述する。
活動事例記憶部14は、活動事例検出部13が検出した共同活動の成功事例や失敗事例を記憶する。
活動事例検出部13は、親和度算出部18からの要求によって共同活動事例を検出することとしてもよい。この場合、検出した共同活動事例を、活動事例記憶部14に記憶させるのではなく、直接、親和度算出部18に送信してもよい。
ユーザ特性記憶部15は、共同活動の場におけるユーザの活動に関する特性を示すユーザ特性を記憶している。ユーザ特性は特性ベクトルで表される。なお、共創支援装置1は、ユーザ特性更新部を備え、活動ログ取得部11が取得した活動ログに基づいて、ユーザ特性記憶部15が記憶しているユーザ特性を更新することとしてもよい。
類似度算出部16は、ユーザ特性記憶部15が記憶しているユーザの特性ベクトルからユーザ間の類似度を算出する。たとえば、2ユーザの特性ベクトルどうしの標準内積を類似度とする。
意外度算出部17は、ユーザ特性記憶部15が記憶しているユーザの特性ベクトルからユーザ間の意外度を算出する。たとえば、2ユーザの特性ベクトルどうしの外積の標準偏差を意外度とする。
親和度算出部18は、すべてのユーザについて、活動事例記憶部14が記憶している共同活動事例に基づいて親和特性を算出する。そして、親和度算出部18は、対象となるユーザの組み合わせについて、第1のユーザの親和特性と第2のユーザのユーザ特性との距離を算出して、第1のユーザの第2のユーザに対する親和度とし、第2のユーザの親和特性と第1のユーザのユーザ特性との距離を算出して、第2のユーザの第1のユーザに対する親和度とする。
候補選出部19は、対象となるユーザの組み合わせから、親和度算出部18が算出した第1のユーザの第2のユーザに対する親和度および第2のユーザの第1のユーザに対する親和度の少なくとも一方が閾値M以下である組み合わせを除外する。そして、候補選出部19は、類似度算出部16が算出した類似度と意外度算出部17が算出した意外度とを統合して候補度を算出し、候補度が閾値L以上である組み合わせを候補として選出する。
候補送信部20は、候補選出部19が選出した候補リストをユーザ端末6に送信する。
ユーザ端末6は、ユーザの活動の入力を受け付ける。ユーザは、ユーザ端末6を用いて共創支援装置1を有するサーバにアクセスし、種々の活動を行う。ユーザ端末6は、ユーザが入力した活動をネットワーク8を介して共創支援装置1に送信する。
本構成において、共同活動の候補の選出には様々な利用形態がある。たとえば、あるユーザをあらかじめ指定して、当該ユーザに対する共同活動の候補を選出する利用形態がある。たとえば、あるユーザグループを指定して、当該グループのメンバであるユーザの組み合わせの中から、共同活動の候補の組み合わせを選出する利用形態がある。さらに、たとえば、活動ログから共同活動事例を検出して、新たな候補の組み合わせが算出できた場合に、それを能動的に送信する利用形態がある。
図2は、実施の形態におけるユーザ特性を説明する図である。ユーザ特性記憶部15は、図2に示すようなユーザ特性を記憶する。ユーザ特性は、ユーザを識別するIDである「ユーザ」と、対象となる活動の種別を示す「活動種別」と、当該活動における特性の分類を示す「特性軸」と、当該特性軸の値を示す「特性値」との項目で構成される。図2の例では、活動種別には「プログラム」や「デザイン」などがある。活動種別「プログラム」における特性軸には「ロジック思考」「ライブラリ知識」「キータイプ速度」などがあり、活動種別「デザイン」における特性軸には「音楽」「絵」「ストーリー」などがある。
実際には、ユーザ特性の特性軸の数をN個とし、特性軸を「特性1」「特性2」・・・「特性N」とすると、ユーザ特性はN次元のベクトルで表現される。ユーザP1のユーザ特性ベクトルをP1tとし、ユーザP2のユーザ特性ベクトルをP2tとし、ユーザP3のユーザ特性ベクトルをP3tとし、ユーザPMのユーザ特性ベクトルをPMtとする。P1t、P2t、P3t・・・PMtの値(特性値)は、事前に質問紙などによって明らかにされているものとし、あらかじめユーザ特性記憶部15に記憶されている。
共創支援装置1がユーザ特性更新部を備える場合は、ユーザ特性更新部は、各ユーザのそれぞれの特性軸に対する得点を特性値として加算していく。たとえば、ユーザP1が作品Xを制作し、ユーザP3が作品Xをストーリー性が高いと評価した場合に、ユーザP1の特性ベクトルの活動種別「デザイン」の特性軸「ストーリー」の得点を増加させる。より複雑な例として、機械学習の手法を用いて特性ベクトルを更新してもよい。
ここで、ユーザP1とユーザP2が共同活動したことを想定する。この共同活動は、候補送信部20によって候補リストが送信されたことがきっかけであっても、そうでなくてもよい。活動ログ取得部11が取得したユーザP1およびユーザP2の活動ログに基づいて、活動事例検出部13はユーザP1およびユーザP2の共同活動を検出する。具体的に共同活動は、たとえば、同じチャットルームで議論をしていたという活動ログから検出したり、ユーザP1が制作した作品をさらにユーザP2が手を加えて作品を作り変えたという活動ログから検出したりする。活動事例検出部13は、活動ログに基づいてユーザP1およびユーザP2の共同活動が成功したか失敗したかを判定し、その事例を活動事例記憶部14に格納する。
図3は、実施の形態における共同活動事例の例を示す図である。活動事例記憶部14は、図3のように、共同活動が実際に成功したか失敗したかを表す共同活動事例を記憶する。共同活動事例は、共同活動を行った第1のユーザを識別するIDである「ユーザ1」と、共同活動を行った第2のユーザを識別するIDである「ユーザ2」と、共同活動を実行した期間を示す「期間」と、対象となる共同活動の種別を示す「活動種別」と、当該共同活動が成功したか失敗したかを示す「成功/失敗」の項目がある。活動種別には、「プログラム」や「デザイン」などがある。共同活動事例に「期間」や「活動種別」の項目を含まず、共同活動事例は、ユーザ1とユーザ2の共同活動が成功したか否かだけを示すこととしてもよい。また、簡単のため、たとえば「ユーザ1」がP1で、および「ユーザ2」がP2の事例は、「ユーザ1」がP2で、「ユーザ2」がP1である事例のレコードを含むこととする。
活動事例検出部13は、活動ログ取得部11が取得した活動ログを分析し、共同活動の成功事例や失敗事例を検出する。共同活動が成功したか失敗したかの判断は、評価が1次元の評価関数である場合は、閾値以上であれば成功と判断し、閾値以下であれば失敗と判断することができる。評価がN次元の座標軸である場合は、第1条件の範囲内にあるものを成功とし、第2条件の範囲内にあるものを失敗としてもよい。たとえば、ユーザP1およびユーザP2の共同活動によって制作されたプログラムXと、ユーザP1およびユーザP2の共同活動によって制作されていないプログラムYとを比較して、閲覧数や、ダウンロード数や、コメント数や、引用数の一部またはすべてにおいて、プログラムXがプログラムYを上回っていた場合に、活動事例検出部13は、ユーザP1およびユーザP2の共同活動の成功事例として検出する。活動事例検出部13は、共同活動によって制作された作品と、共同活動によって制作されていない作品との比較だけでなく、共同活動によって制作された作品と同じ活動種別の他の作品との比較で、成功事例または失敗事例を検出することとしてもよい。
この場合、活動事例検出部13は、図3の例のように、「ユーザ1」がP1、「ユーザ2」がP2、「活動種別」がプログラムの「成功/失敗」の項目に「○」を入力する。活動事例検出部13は、失敗事例の場合は「成功/失敗」の項目に「×」を入力する。また、共同活動をまだ行っていない場合には、「−」が入力されている。
より具体的には、たとえば、ユーザP1およびユーザP2のチャットルームでの議論がユーザP3によって支持された(たとえば、投票ボタンを押した)ことを活動ログから検出した場合に成功と判断することができる。あるいは、ユーザP1およびP2ユーザが関係して制作した作品がユーザP3によってよいものと評価された(たとえば、ユーザP1が単独で作った作品より多くの拍手ボタンを押した)場合に成功と判断することができる。また、活動種別がプログラムでありコミュニティの目標がよいアルゴリズムを作ることである場合は、プログラムの処理速度が向上したことなどにより判断してもよい。同様に、逆の尺度で共同活動の失敗も判断してもよいし、成功でないものを失敗と判断してもよい。
親和度算出部18は、対象となるユーザについて、活動事例記憶部14に記憶されている共同活動事例に基づいて親和特性を算出する。そして、対象のユーザの組み合わせについて、第1のユーザの親和特性と第2のユーザのユーザ特性との距離を算出して、第1のユーザの第2のユーザに対する親和度とする。同様に、第2のユーザの親和特性と第1のユーザのユーザ特性との距離を算出して、第2のユーザの第1のユーザに対する親和度とする。なお、親和度算出部18は、算出した親和特性を記憶することとしてもよい。
親和特性もN次元のベクトルであり、たとえば、ユーザP1の親和特性は、「P(ユーザP1の成功事例のすべての相手ユーザの特性ベクトルの和)−Q (ユーザP1の失敗事例のすべての相手ユーザの特性ベクトルの和)」の式で算出される。なお、ユーザP1の親和特性をP(ユーザP1の成功事例のすべての相手ユーザの特性ベクトルの和)のみとしてもよいし、ユーザP1の成功事例のすべての相手ユーザの特性ベクトルの平均としてもよい。また、算出したベクトルの特性軸を任意に選択して、親和特性としてもよい。そして、ユーザP1のユーザP2に対する親和度と、ユーザP2のユーザP1に対する親和度は、距離関数Fから算出する。
ユーザP1の親和特性をP1s、ユーザ特性をP1uとし、ユーザP2の親和特性をP2s、ユーザ特性をP2uとすると、距離関数Fは、たとえば、P1sとP2uとの標準内積およびP2sとP1uとの標準内積で定義できる。あるいは、P1sの部分空間のベクトルとP2uの部分空間のベクトルとの標準内積およびP2sの部分空間のベクトルとP1uの部分空間のベクトルとの標準内積を距離関数Fとしてもよい。または、P1sとP2uとのユークリッド距離およびP2sとP1uとのユークリッド距離、二値化したP1sと二値化したP2uとのハミング距離および二値化したP2sと二値化したP1uとのハミング距離などを、距離関数Fとして採用してもよい。なお、ユークリッド距離またはハミング距離を採用する場合は、親和度はこれらの値の逆数、あるいは、距離の最大値からこれらの値を引いた値とする。
なお、共同活動事例の数はユーザや評価傾向などによって様々であり、事例の絶対数が親和度に過度に影響するのは好ましくないため、親和特性および/または親和度の算出において、係数をかけたり正規化を行ったりするとよい。たとえば、共同活動の場がプラス評価しやすい傾向がある場合は、活動事例記憶部14には、成功事例が多く記憶される。この場合、PがQに比べて大きくなりすぎて、Qの意義が希薄になるため、Qに1より大きい係数をかけて補正する。逆の場合も同様である。係数は、事例数によって動的に決定することもできる。たとえば、成功事例数/失敗事例数をQの係数とする。これにより、共同活動の場における評価傾向のばらつきに対応できる。
次に、PとQの正規化について説明する。たとえば、新規に参加してきたユーザの事例は古くから参加しているユーザの事例より少ないなど、活動事例記憶部14に格納される事例はユーザよって偏りがある。偏りがある状態のまま、PとQの引き算をしてしまうと、親和度が正しく算出できない場合がある。そこで、すべてのユーザにおいてPとQを正規化(たとえば標準正規分布に従うように)する、もしくは、すべての親和特性を正規化する。これにより、共同活動事例のばらつきに対応できる。
そして、候補選出部19は、対象となるユーザの組み合わせについて、親和度算出部18が算出した第1のユーザの第2のユーザに対する親和度および第2のユーザの第1のユーザに対する親和度の少なくとも一方が閾値M以下である組み合わせを除外する。閾値Mは、あらかじめ指定しておいてもよいし、他の親和度の統計的数値を用いてもよい。統計的数値には、たとえば、平均値や20%値などがある。そして、候補選出部19は、類似度算出部16が算出した類似度と意外度算出部17が算出した意外度とを統合して候補度を算出し、候補度が閾値L以上である組み合わせを候補として選出する。候補度の算出は、たとえば、重み付き加算による。重み付き加算の重みは、ユーザまたはシステム管理者が任意に設定する。
また、候補度の算出は、類似度算出部16が算出した類似度と意外度算出部17が算出した意外度とを親和度算出部18が算出した第1のユーザの第2のユーザに対する親和度および第2のユーザの第1のユーザに対する親和度を用いて統合することとしてもよい。たとえば、第1のユーザの第2のユーザに対する親和度および第2のユーザの第1のユーザに対する親和度の両方が高い場合に類似度が高いと、逆に特性が重複しすぎて効果がでない場合には、重み付き加算時の重みは、両方の親和度が閾値N以上であれば意外度を重視するように、意外度の重みを2倍にする。第1のユーザの第2のユーザに対する親和度および第2のユーザの第1のユーザに対する親和度の両方が低い場合に意外度が高いと、特性が乖離しすぎて効果がでない場合には、重み付き加算時の重みは、両方の親和度が閾値Nより小さければ類似度を重視するように、類似度の重みを2倍にする。
あるいは、重み付き加算において、親和度を正規化して類似度または意外度の重みとして扱ってもよい。この場合、両方の親和度が閾値N以上の場合は意外度の重みとして、両方の親和度が閾値Nより小さい場合は類類似度の重みとして扱う。なお、活動事例記憶部14が共同活動事例が記憶されていない状態では、類似度および意外度のみに基づいて候補を選出する。
図4は、実施の形態に係る共創支援処理の動作の一例を示すフローチャートである。まず、類似度算出部16,意外度算出部17および親和度算出部18は、処理の開始を指示する候補選出指示を取得する(ステップS11)。候補選出指示は、たとえば、ユーザ端末6から取得することとしてもよいし、共創支援装置1を有する管理サーバから取得することとしてもよいし、活動ログ取得部11から取得することとしてもよい。
類似度算出部16は、ユーザ特性記憶部15が記憶するユーザ特性に基づいて、すべての対象ユーザの組み合わせの類似度を算出する(ステップS12)。意外度算出部17は、ユーザ特性記憶部15が記憶するユーザ特性に基づいて、すべての対象ユーザの組み合わせの意外度を算出する(ステップS13)。親和度算出部18は、活動事例記憶部14が記憶する共同活動事例に基づいて、親和特性を算出し(ステップS14)、親和特性に基づいて、対象ユーザの組み合わせの第1のユーザの第2のユーザに対する親和度および第2のユーザの第1のユーザに対する親和度を算出する(ステップS15)。
次に、候補選出部19は、対象ユーザの組み合わせについて、第1のユーザの第2のユーザに対する親和度および第2のユーザの第1のユーザに対する親和度の少なくとも一方が閾値M以下であるか否かを判定する(ステップS16)。少なくとも一方の親和度が閾値M以下であれば(ステップS16;YES)、当該組み合わせを除外する。(ステップS17)。親和度が両方とも閾値Mより大きければ(ステップS16;NO)、意外度と類似度を統合して候補度を算出する(ステップS18)。候補選出部19は、親和度が両方とも閾値Mより大きいすべての対象ユーザの組み合わせについて、候補度が閾値L以上であるか否かを判定する(ステップS19)。候補度が閾値L以上でなければ(ステップS19;NO)、当該組み合わせを除外する。(ステップS17)。候補度が閾値L以上であれば(ステップS19;YES)、候補として選出する(ステップS20)。そして、候補送信部20は、選出された候補リストをネットワーク8を介してユーザ端末6に送信する(ステップS21)
以上説明したように、実施の形態の共創支援システム100によれば、共同活動の成功事例と失敗事例を検出し、共同活動事例の履歴から親和特性を算出し、親和度の低い共動活動の候補を除外することによって、共動活動の場において有効であるかを考慮して共動活動の候補を選出できる。また、類似度と意外度を統合する候補度の算出に、親和度を加味することによって、共動活動の場に合わせて類似度と意外度の統合することができる。
図5は、本発明に係る共創支援装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。共創支援装置1は、図5に示すように、制御部61、主記憶部62、外部記憶部63、操作部64、表示部65および送受信部66を備える。主記憶部62、外部記憶部63、操作部64、表示部65および送受信部66はいずれも内部バス60を介して制御部61に接続されている。
制御部61はCPU(Central Processing Unit)等から構成され、外部記憶部63に記憶されている制御プログラム70に従って、共創支援に係る処理を実行する。制御部61は、活動事例検出部13、類似度算出部16、意外度算出部17、親和度算出部18および候補選出部19として機能する。
主記憶部62はRAM(Random-Access Memory)等から構成され、外部記憶部63に記憶されている制御プログラム70をロードし、制御部61の作業領域として用いられる。
外部記憶部63は、フラッシュメモリ、ハードディスク、DVD−RAM(Digital Versatile Disc Random-Access Memory)、DVD−RW(Digital Versatile Disc ReWritable)等の不揮発性メモリから構成され、上述の処理を制御部61に行わせるための制御プログラム70を予め記憶する。また、制御部61の指示に従って、この制御プログラム70が記憶するデータを制御部61に供給し、制御部61から供給されたデータを記憶する。活動ログ記憶部12、活動事例記憶部14およびユーザ特性記憶部15は、外部記憶部63に構成される。
操作部64はキーボードおよびマウスなどのポインティングデバイス等と、キーボードおよびポインティングデバイス等を内部バス60に接続するインタフェース装置から構成されている。システム管理者が類似度および意外度を統合する際の重み付け加算の重みや、閾値Mや閾値Lを設定する場合は、操作部64を介して、指示が制御部61に供給される。
表示部65は、CRT(Cathode Ray Tube)またはLCD(Liquid Crystal Display)などから構成され、システム管理者が類似度および意外度を統合する際の重み付け加算の重みや、閾値Mや閾値Lを設定する場合は、操作画面を表示する。
送受信部66は、ネットワークに接続する網終端装置または無線通信装置、およびそれらと接続するシリアルインタフェースまたはLAN(Local Area Network)インタフェースから構成されている。送受信部66は、共創支援装置1とユーザ端末6および作成者端末7とを、ネットワーク8を介して接続する。活動ログ取得部11および候補送信部20は、送受信部66に構成される。
その他、前記のハードウェア構成やフローチャートは一例であり、任意に変更および修正が可能である。
制御部61、主記憶部62、外部記憶部63、操作部64、内部バス60などから構成される制御処理を行う中心となる部分は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。たとえば、前記の動作を実行するためのコンピュータプログラムを、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM等)に格納して配布し、該コンピュータプログラムをコンピュータにインストールすることにより、前記の処理を実行する共創支援装置1を構成してもよい。また、インターネット等の通信ネットワーク上のサーバ装置が有する記憶装置に該コンピュータプログラムを格納しておき、通常のコンピュータシステムがダウンロード等することで共創支援装置1を構成してもよい。
また、共創支援装置1の機能を、OS(オペレーティングシステム)とアプリケーションプログラムの分担、またはOSとアプリケーションプログラムとの協働により実現する場合などには、アプリケーションプログラム部分のみを記録媒体や記憶装置に格納してもよい。
また、搬送波にコンピュータプログラムを重畳し、通信ネットワークを介して配信することも可能である。たとえば、通信ネットワーク上の掲示板(BBS:Bulletin Board System)に前記コンピュータプログラムを掲示し、ネットワークを介して前記コンピュータプログラムを配信してもよい。そして、このコンピュータプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、前記の処理を実行できるように構成してもよい。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
共同活動の場に参加するユーザに共同活動を行う候補者の情報を提供する共創支援装置であって、
前記ユーザの活動に関する特性を示すユーザ特性を記憶するユーザ特性記憶手段と、
前記ユーザの前記共同活動の場における活動の活動ログを取得する手段と、
前記活動ログから、前記ユーザによる前記共同活動の事例とその評価を含む共同活動事例を検出する活動事例検出手段と、
前記活動事例検出手段が検出した前記共同活動事例を記憶する活動事例記憶手段と、
前記共同活動の場に参加するユーザごとに、そのユーザの所定の条件に当てはまる前記共同活動事例において共同活動した相手ユーザの前記ユーザ特性に基づいて、前記ユーザの親和特性を算出する親和特性算出手段と、
対象となる前記ユーザの組み合わせの第1のユーザおよび第2のユーザについて、前記第1のユーザの前記親和特性と前記第2のユーザの前記ユーザ特性との距離から前記第1のユーザの前記第2のユーザに対する親和度を算出する親和度算出手段と、
前記ユーザの中から、前記親和度を含む所定の基準に適合する、前記共同活動を行う前記ユーザの組み合わせの候補を選出する候補選出手段と、
前記候補選出手段が選出した候補の情報を該当する前記ユーザに送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする共創支援装置。
(付記2)
前記ユーザ特性に基づいて、前記ユーザ間の特性の似ている度合いを示す類似度を算出する類似度算出手段と、
前記ユーザ特性に基づいて、前記ユーザ間の特性の似ていない度合いを示す意外度を算出する意外度算出手段と、をさらに備え、
前記候補選出手段は、前記第1のユーザの前記第2のユーザに対する前記親和度および前記第2のユーザの前記第1のユーザに対する前記親和度の少なくとも一方が所定の値以下の前記ユーザの組み合わせを候補から除外し、前記類似度と前記意外度とを統合して候補度を算出し、前記候補度が所定の値以上である前記ユーザの組み合わせを候補として選出することを特徴とする付記1に記載の共創支援装置。
(付記3)
前記候補選出手段は、前記第1のユーザの前記第2のユーザに対する前記親和度および前記第2のユーザの前記第1のユーザに対する前記親和度の少なくとも一方が所定の値以下の前記ユーザの組み合わせを候補から除外し、前記親和度に基づいて設定した係数で、前記類似度と前記意外度とを統合して前記候補度を算出し、前記候補度が所定の値以上である前記ユーザの組み合わせを候補として選出することを特徴とする付記2に記載の共創支援装置。
(付記4)
前記親和特性算出手段は、前記ユーザが共同活動を行った前記共同活動事例の評価が第1の基準を満たす前記相手ユーザの前記ユーザ特性の和と、前記ユーザが共同活動を行った前記共同活動事例の評価が第2の基準を満たす前記相手ユーザの前記ユーザ特性の和との差で算出することを特徴とする付記1ないし3のいずれか1項に記載の共創支援装置。
(付記5)
前記親和度算出手段は、前記第1のユーザの親和特性および前記第2のユーザのユーザ特性のベクトルの標準内積、前記親和特性および前記ユーザ特性のそれぞれの部分空間のベクトルの標準内積、前記親和特性および前記ユーザ特性のベクトルのユークリッド距離、前記親和特性および前記ユーザ特性のそれぞれの要素を二値化したベクトルのハミング距離のうちいずれか1つの距離で、前記親和度を算出することを特徴とする付記1ないし4のいずれか1項に記載の共創支援装置。
(付記6)
共同活動の場に参加するユーザに共同活動を行う候補者の情報を提供する共創支援装置が実行する共創支援方法であって、
前記ユーザの前記共同活動の場における活動の活動ログを取得するステップと、
前記活動ログから、前記ユーザによる前記共同活動の事例とその評価を含む共同活動事例を検出して活動事例記憶手段に記憶するステップと、
前記共同活動の場に参加するユーザごとに、そのユーザの所定の条件に当てはまる前記活動事例記憶手段が記憶する前記共同活動事例において、共同活動した相手ユーザの活動に関する特性を示すユーザ特性に基づいて、前記ユーザの親和特性を算出する親和特性算出ステップと、
対象となる前記ユーザの組み合わせの第1のユーザおよび第2のユーザについて、前記第1のユーザの前記親和特性と前記第2のユーザの前記ユーザ特性との距離から前記第1のユーザの前記第2のユーザに対する親和度を算出する親和度算出ステップと、
前記ユーザの中から、前記親和度を含む所定の基準に適合する、前記共同活動を行う前記ユーザの組み合わせの候補を選出する候補選出ステップと、
前記候補選出ステップが選出した候補の情報を該当する前記ユーザに送信する送信ステップと、
を備えることを特徴とする共創支援方法。
(付記7)
前記ユーザ特性に基づいて、前記ユーザ間の特性の似ている度合いを示す類似度を算出する類似度算出ステップと、
前記ユーザ特性に基づいて、前記ユーザ間の特性の似ていない度合いを示す意外度を算出する意外度算出ステップと、をさらに備え、
前記候補選出ステップでは、前記親和度が所定の値以下の前記ユーザの組み合わせを候補から除外し、前記類似度と前記意外度とを統合して候補度を算出し、前記候補度が所定の値以上である前記ユーザの組み合わせを候補として選出することを特徴とする付記6に記載の共創支援方法。
(付記8)
前記候補選出ステップでは、前記親和度が所定の値以下の前記ユーザの組み合わせを候補から除外し、前記親和度に基づいて設定した係数で、前記類似度と前記意外度とを統合して前記候補度を算出し、前記候補度が所定の値以上である前記ユーザの組み合わせを候補として選出することを特徴とする付記7に記載の共創支援方法。
(付記9)
前記親和特性算出ステップでは、前記ユーザが共同活動を行った前記共同活動事例の評価が第1の基準を満たす前記相手ユーザの前記ユーザ特性の和と、前記ユーザが共同活動を行った前記共同活動事例の評価が第2の基準を満たす前記相手ユーザの前記ユーザ特性の和との差で算出することを特徴とする付記6ないし8のいずれか1項に記載の共創支援方法。
(付記10)
前記親和度算出ステップでは、前記第1のユーザの親和特性および前記第2のユーザのユーザ特性のベクトルの標準内積、前記親和特性および前記ユーザ特性のそれぞれの部分空間のベクトルの標準内積、前記親和特性および前記ユーザ特性のベクトルのユークリッド距離、前記親和特性および前記ユーザ特性のそれぞれの要素を二値化したベクトルのハミング距離のうちいずれか1つの距離で、前記親和度を算出することを特徴とする付記6ないし9のいずれか1項に記載の共創支援方法。
(付記11)
コンピュータに、
ユーザの共同活動の場における活動の活動ログを取得するステップと、
前記活動ログから、前記ユーザによる前記共同活動の事例とその評価を含む共同活動事例を検出して活動事例記憶手段に記憶するステップと、
前記共同活動の場に参加するユーザごとに、そのユーザの所定の条件に当てはまる前記活動事例記憶手段が記憶する前記共同活動事例において、共同活動した相手ユーザの活動に関する特性を示すユーザ特性に基づいて、前記ユーザの親和特性を算出する親和特性算出ステップと、
対象となる前記ユーザの組み合わせの第1のユーザおよび第2のユーザについて、前記第1のユーザの前記親和特性と前記第2のユーザの前記ユーザ特性との距離から前記第1のユーザの前記第2のユーザに対する親和度を算出する親和度算出ステップと、
前記ユーザの中から、前記親和度を含む所定の基準に適合する、前記共同活動を行う前記ユーザの組み合わせの候補を選出する候補選出ステップと、
前記候補選出ステップが選出した候補の情報を該当する前記ユーザに送信する送信ステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。
1 共創支援装置
6 ユーザ端末
8 ネットワーク
11 活動ログ取得部
12 活動ログ記憶部
13 活動事例検出部
14 活動事例記憶部
15 ユーザ特性記憶部
16 類似度算出部
17 意外度算出部
18 親和度算出部
19 候補選出部
20 候補送信部
61 制御部
62 主記憶部
63 外部記憶部
64 操作部
65 表示部
66 送受信部
70 制御プログラム
100 共創支援システム

Claims (10)

  1. 共同活動の場に参加するユーザに共同活動を行う候補者の情報を提供する共創支援装置であって、
    前記ユーザの活動に関する特性を示すユーザ特性を記憶するユーザ特性記憶手段と、
    前記共同活動に対する評価を含む、前記ユーザの前記共同活動の場における活動の活動ログを取得する手段と、
    前記活動ログを分析し、前記ユーザによる前記共同活動の成功または失敗を判断し、成功事例および失敗事例を示す共同活動事例を検出する活動事例検出手段と、
    前記活動事例検出手段が検出した前記共同活動事例を記憶する活動事例記憶手段と、
    前記共同活動の場に参加するユーザごとに、そのユーザの所定の条件に当てはまる前記共同活動事例において共同活動した相手ユーザの前記ユーザ特性に基づいて、前記ユーザの親和特性を算出する親和特性算出手段と、
    対象となる前記ユーザの組み合わせの第1のユーザおよび第2のユーザについて、前記第1のユーザの前記親和特性と前記第2のユーザの前記ユーザ特性との距離から前記第1のユーザの前記第2のユーザに対する親和度を算出する親和度算出手段と、
    前記ユーザの中から、前記親和度を含む所定の基準に適合する、前記共同活動を行う前記ユーザの組み合わせの候補を選出する候補選出手段と、
    前記候補選出手段が選出した候補の情報を該当する前記ユーザに送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする共創支援装置。
  2. 前記ユーザ特性に基づいて、前記ユーザ間の特性ベクトルどうしの標準内積を類似度として算出する類似度算出手段と、
    前記ユーザ特性に基づいて、前記ユーザ間の特性ベクトルどうしの外積の標準偏差を意外度として算出する意外度算出手段と、をさらに備え、
    前記候補選出手段は、前記第1のユーザの前記第2のユーザに対する前記親和度および前記第2のユーザの前記第1のユーザに対する前記親和度の少なくとも一方が所定の値以下の前記ユーザの組み合わせを候補から除外し、前記類似度と前記意外度とを統合して候補度を算出し、前記候補度が所定の値以上である前記ユーザの組み合わせを候補として選出することを特徴とする請求項1に記載の共創支援装置。
  3. 前記候補選出手段は、前記第1のユーザの前記第2のユーザに対する前記親和度および前記第2のユーザの前記第1のユーザに対する前記親和度の少なくとも一方が所定の値以下の前記ユーザの組み合わせを候補から除外し、前記親和度に基づいて設定した係数で、前記類似度と前記意外度とを統合して前記候補度を算出し、前記候補度が所定の値以上である前記ユーザの組み合わせを候補として選出することを特徴とする請求項2に記載の共創支援装置。
  4. 前記親和特性算出手段は、前記ユーザが共同活動を行った前記成功事例の前記相手ユーザの前記ユーザ特性の和と、前記ユーザが共同活動を行った前記失敗事例の前記相手ユーザの前記ユーザ特性の和との差で算出することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の共創支援装置。
  5. 前記親和度算出手段は、前記第1のユーザの親和特性および前記第2のユーザのユーザ特性のベクトルの標準内積、前記親和特性および前記ユーザ特性のそれぞれの部分空間のベクトルの標準内積、前記親和特性および前記ユーザ特性のベクトルのユークリッド距離、前記親和特性および前記ユーザ特性のそれぞれの要素を二値化したベクトルのハミング距離のうちいずれか1つの距離で、前記親和度を算出することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の共創支援装置。
  6. 共同活動の場に参加するユーザに共同活動を行う候補者の情報を提供する共創支援装置が実行する共創支援方法であって、
    前記共同活動に対する評価を含む、前記ユーザの前記共同活動の場における活動の活動ログを取得するステップと、
    前記活動ログを分析し、前記ユーザによる前記共同活動の成功または失敗を判断し、成功事例および失敗事例を示す共同活動事例を検出して活動事例記憶手段に記憶するステップと、
    前記共同活動の場に参加するユーザごとに、そのユーザの所定の条件に当てはまる前記活動事例記憶手段が記憶する前記共同活動事例において、共同活動した相手ユーザの活動に関する特性を示すユーザ特性に基づいて、前記ユーザの親和特性を算出する親和特性算出ステップと、
    対象となる前記ユーザの組み合わせの第1のユーザおよび第2のユーザについて、前記第1のユーザの前記親和特性と前記第2のユーザの前記ユーザ特性との距離から前記第1のユーザの前記第2のユーザに対する親和度を算出する親和度算出ステップと、
    前記ユーザの中から、前記親和度を含む所定の基準に適合する、前記共同活動を行う前記ユーザの組み合わせの候補を選出する候補選出ステップと、
    前記候補選出ステップが選出した候補の情報を該当する前記ユーザに送信する送信ステップと、
    を備えることを特徴とする共創支援方法。
  7. 前記ユーザ特性に基づいて、前記ユーザ間の特性ベクトルどうしの標準内積を類似度として算出する類似度算出ステップと、
    前記ユーザ特性に基づいて、前記ユーザ間の特性ベクトルどうしの外積の標準偏差を意外度として算出する意外度算出ステップと、をさらに備え、
    前記候補選出ステップでは、前記親和度が所定の値以下の前記ユーザの組み合わせを候補から除外し、前記類似度と前記意外度とを統合して候補度を算出し、前記候補度が所定の値以上である前記ユーザの組み合わせを候補として選出することを特徴とする請求項6に記載の共創支援方法。
  8. 前記候補選出ステップでは、前記親和度が所定の値以下の前記ユーザの組み合わせを候補から除外し、前記親和度に基づいて設定した係数で、前記類似度と前記意外度とを統合して前記候補度を算出し、前記候補度が所定の値以上である前記ユーザの組み合わせを候補として選出することを特徴とする請求項7に記載の共創支援方法。
  9. 前記親和特性算出ステップでは、前記ユーザが共同活動を行った前記成功事例の前記相手ユーザの前記ユーザ特性の和と、前記ユーザが共同活動を行った前記失敗事例の前記相手ユーザの前記ユーザ特性の和との差で算出することを特徴とする請求項6ないし8のいずれか1項に記載の共創支援方法。
  10. コンピュータに、
    共同活動に対する評価を含む、ユーザの前記共同活動の場における活動の活動ログを取得するステップと、
    前記活動ログを分析し、前記ユーザによる前記共同活動の成功または失敗を判断し、成功事例および失敗事例を示す共同活動事例を検出して活動事例記憶手段に記憶するステップと、
    前記共同活動の場に参加するユーザごとに、そのユーザの所定の条件に当てはまる前記活動事例記憶手段が記憶する前記共同活動事例において、共同活動した相手ユーザの活動に関する特性を示すユーザ特性に基づいて、前記ユーザの親和特性を算出する親和特性算出ステップと、
    対象となる前記ユーザの組み合わせの第1のユーザおよび第2のユーザについて、前記第1のユーザの前記親和特性と前記第2のユーザの前記ユーザ特性との距離から前記第1のユーザの前記第2のユーザに対する親和度を算出する親和度算出ステップと、
    前記ユーザの中から、前記親和度を含む所定の基準に適合する、前記共同活動を行う前記ユーザの組み合わせの候補を選出する候補選出ステップと、
    前記候補選出ステップが選出した候補の情報を該当する前記ユーザに送信する送信ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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