JP5526903B2 - イベント情報抽出誤り検知装置、方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
トラブルレポートから抽出されるイベント連鎖は、トラブルに至るイベント(事象)の連鎖を記述するものであるので、連鎖中の各イベントの間には、時間的な順序関係が存在する。また、前述した「乗用車の発進時の衝突事故」に関する事例などのように、その事故の前提となる動作において行なうべき手順が存在することも多く、そのような場合には、事故の前提となる動作の手順がイベント連鎖として記述される。
図3に示すシステムは、イベント情報抽出部302、誤り判定情報データベース(以下、「誤り判定情報DB」と記載する)305、制約判定部306、及び誤り評価部307を備える。
図4は、図3に示される構成を有する本実施形態のシステムの処理概要を示す図、図5は、本実施形態の具体的な処理例を示す図である。下記の第0ないし第3のステップの各処理はコンピュータが実行する。
まず、図4又は図5の第0ステップ(S401)は、図3のイベント情報抽出部302の処理を示し、トラブルレポート301から抽出結果イベント連鎖情報303を抽出する。より具体的には、図5に示されるように、トラブルレポート301中の「クラッチを繋いだとき、」という表現から、抽出結果イベント連鎖情報303の順番1のイベント情報として、イベント種別「クラッチ接続」とエラータイプ「エラーなし」が抽出される。また、トラブルレポート301中の「サイドブレーキを戻していなかったので」という表現から、順番2のイベント情報として、イベント種別「サイドブレーキOff」とエラータイプ「行動せず」が抽出される。また、トラブルレポート301中の「加速が足りず」という表現から、順番3のイベント情報として、イベント種別「加速」とエラータイプ「不足」が抽出される。更に、トラブルレポート301中の「後続車に追突された。」という表現から、順番4のイベント情報として、イベント種別「発信前確認」とエラータイプ「エラーなし」が抽出される。なお、この4番目のイベント情報は抽出誤りであり、本実施形態では、後述する処理によりこの抽出誤りを検出することができる。
次に、図4又は図5の第1ステップ(S402)の誤り判定情報作成処理は、上述の第0ステップの処理とは独立に実行される処理であり、判定情報DB305への誤り判定情報の例えば人手による登録処理に対応する。この誤り判定情報は、抽出結果イベント連鎖情報303(図4、図5)を構成するイベント情報の任意の組み合わせが満たすべき制約条件を作成するための情報であり、正常時イベント連鎖情報501とエラータイプ別判定方式情報502とから構成される。正常時イベント連鎖情報501はマニュアル・手順書304から作成され、エラータイプ別判定方式情報502は例えば人手により定義される。
次に、図4又は図5の第2ステップ(S403)の処理は、図3の制約判定処理部306の具体的処理を示す。この処理は、抽出結果イベント連鎖情報303(図4、図5)を構成するイベント情報に対し、以下の手順に従って、図5の制約条件検証結果表503のマトリクス表を作成する。
2.上記1.で取得したイベント情報組を構成する各イベント情報のイベント種別をキーとして、各イベント情報の正常時の順番を、正常時イベント連鎖情報501より取得する。
3.上記1.で取得したイベント情報組を構成する2つのイベント情報のエラータイプをキーとして、各イベント情報に対応する判定方式を、エラータイプ別判定方式情報502より取得する。
4.上記3.で取得した各判定方式に基づき、上記1.で取得したイベント情報組の満たすべき制約条件を作成し、この制約条件にあっているかの判定を実行する。
5.制約条件検証結果表503のマトリクス表中の、上記1.で取得したイベント情報組に対応するセルに、上記4.での判定結果を記入する。
6.取得されるイベント情報組がなくなるまで、上記1.から5.までの一連の処理を繰り返す。
次に、図4又は図5の第3ステップ(S404)の処理は、図3の誤り評価部307の具体的処理を示す。
そこで、図3の誤り評価部307の機能を実現する図4又は図5の第3ステップの誤り評価処理により、制約条件検証結果表503(図5)を、それぞれの抽出結果の誤り評価値に変換する処理を行なう。その処理手順は以下の通りである。
2.図5に示される制約条件検証結果表503をスキャンし、制約条件を満たさない(表中「×」印の)イベント情報組毎に、そのイベント情報組を構成するイベント情報に対応する誤り評価値フィールドの値を1増やす。
3.全てのイベント情報組に対する処理を終了した時点で、誤り評価値フィールドの最小値を算出する。
4.それぞれの誤り評価値から上記最小値を減じたものを、最終的な誤り評価値フィールドの各値とする。評価値フィールドの値が0でない行のイベント種別を、抽出誤りとして検知する。
・行動せず:行なうべき操作を行なわなかったというエラー:判定方式ID=1
・不要:行なうべきでない操作を行なったというエラー:判定方式ID=2
・早過ぎ:操作のタイミングが早過ぎたというエラー:判定方式ID=3
・遅過ぎ:操作のタイミングが遅過ぎたというエラー:判定方式ID=4
・不足:操作量が不足していたというエラー:判定方式ID=0
・過剰:操作量が過剰であったというエラー:判定方式ID=0
・対象ミス:操作の対象が誤っていたというエラー:判定方式ID=0
・方法ミス:操作の方法が誤っていたというエラー:判定方式ID=0
抽出結果イベント連鎖情報303から選択されたイベントの発生する順番が、正常時イベント連鎖情報501中の同じイベントの順番と一致していることを規定する。
抽出結果イベント連鎖情報303から選択されたイベントの順番が、同情報303中でのそのイベントの順番以前の全ての順番を取り得るという条件下で決まる順番が、正常時イベント連鎖情報501中の同じ2つのイベントの順番と比較することを規定する。
抽出結果イベント連鎖情報303から選択されたイベントについては、満たすべき制約が存在せず、したがってそのイベントは常に制約を満たさないものと判定される。
抽出結果イベント連鎖情報303から選択されたイベントの順番が、同情報303中でのそのイベントの直後のイベントの順番との逆転を許す。
抽出結果イベント連鎖情報303から選択されたイベントの順番が、同情報303中でのそのイベントの直前のイベントの順番との逆転を許す。
例えば図12のステップS1201に示されるように、トラブルレポート301中に「クラッチを接続しなかった」という文があった場合、ステップS1202に示されるように、格フレーム1として、用言:「接続する」と、格要素:「クラッチ」(を)が抽出される。
また例えば図13のステップS1301に示されるように、トラブルレポート301中に「クラッチを繋ぐのが遅れてしまった」という文があった場合、ステップS1302に示されるように、格フレーム1として、用言:「繋ぐ」と、格要素:「クラッチ」(を)が抽出される。更に、格フレーム1を受ける格フレーム2として、用言:「遅れる」と格要素:「繋ぐ」(のが)が抽出される。
図12の例では、ステップS1203として示されるように、格フレーム1の用言:「接続する」と格要素:「クラッチ」(を)をキーとして、図6のイベント種別抽出用辞書データ601が検索され、イベント種別:「クラッチ接続」が抽出される。
また図13の例では、ステップS1303として示されるように、格フレーム1の用言:「繋ぐ」と格要素:「クラッチ」(を)をキーとして、図6のイベント種別抽出用辞書データ601が検索され、イベント種別:「クラッチ接続」が抽出される。
図12の例では、ステップS1204として示されるように、格フレーム1の用言の文末表現として存在する「しなかった」に基づき、キータイプとして「文末表現」と、キーとして「な(否定の助動詞)」が、図7のエラータイプ推定ルールデータ701上で検索され、エラータイプとして「行動せず」が抽出される。
図13の例では、ステップS1304として示されるように、格フレーム1を受ける格フレーム2の用言として存在する「遅れる」に基づいて、キータイプとして「用言」と、キーとして「遅れる」が、図7のエラータイプ推定ルールデータ701上で検索され、エラータイプとして「遅過ぎ」が抽出される。
図12の例では、ステップS1205として示されるように、イベント種別として「クラッチ接続」とエラータイプとして「行動せず」とからなるイベント情報が出力される。
図13の例では、ステップS1305として示されるように、イベント種別として「クラッチ接続」とエラータイプとして「遅過ぎ」とからなるイベント情報が出力される。
以上の第0ステップのイベント情報抽出処理により、例えば図8に示されるデータ構成を有する抽出結果イベント連鎖情報303が出力される。
まず、前述した制約判定処理の1.から6.までの処理手順を図14と対応付けて説明する。
2.上記1.で取得したイベント情報組を構成する各イベント情報のイベント種別をキーとして、各イベント情報の正常時の順番を、正常時イベント連鎖情報501より取得する(図14の1402)。
3.上記1.で取得したイベント情報組を構成する各イベント情報のエラータイプをキーとして、各イベント情報に対応する判定方式のIDを、エラータイプ別判定方式情報502より取得する(図14の1403)。
4.上記3.で取得した各判定方式に基づき作成された制約条件から、上記1.で取得したイベント情報組の満たすべき制約条件を抽出し、制約条件を満たすかの判定を実行する(図14の1404)。
5.図11に示されるデータ構成例を有する制約条件検証結果表503中の、上記1.で取得したイベント情報組に対応するセルに、上記4.での判定結果(または0)を記入する(図14の1405)。
6.取得されるイベント情報組がなくなるまで、上記1.から5.までの一連の処理を繰り返す(図14の1401から1405までの一連の処理の繰返し)。
1.抽出結果イベント連鎖情報303を構成する1番目と2番目のイベント情報からなるイベント情報組を取得する。具体的には、1番目のイベント情報として、イベント種別「クラッチ接続」とエラータイプ「エラーなし」が取得される。また、2番目のイベント情報として、イベント種別「サイドブレーキOff」とエラータイプ「行動せず」が取得される。
次に、処理1として、イベント種別Aをキーとして正常時イベント連鎖情報501が参照され、その順番Mが取得される。
そして、処理3として、抽出結果イベント連鎖情報303中でのイベント種別A,Bの発生する順番m,nの大小関係が、正常時イベント連鎖情報501中の同じ2つのイベント情報A,Bの順番M,Nの大小関係と一致するか否かが判定される。この結果、これらの大小関係はm≦n及びM≦Nとなって一致するため、「制約条件を満たす」と判定される。
次に、処理1として、イベント種別Aをキーとして正常時イベント連鎖情報501が参照され、その順番Mが取得される。
そして、処理3として、イベント種別Bのエラータイプ「行動せず」に対応して決定される判定方式「それまでの順番を許す」(図10参照)に基づいて、以下のように制約条件が緩和される。即ち、イベント情報Jの順番は、イベント情報Jの順番の前ならばよいことを意味する。従って、抽出結果イベント連鎖情報303において、イベント情報Iとイベント情報Jがトラブルレポート301から正しく抽出されていたならば、制約条件は「常に満たす」となっている。抽出結果イベント連鎖情報303において、イベント種別Bの順番nがイベント種別Aの順番mより前の順序を取り得る状態で、m,nの大小関係がM,Nの大小関係と一致するか否かが判定される。この結果、イベントBがイベントAの前に移動してできる順序はM≦Nとなって一致する。このため、イベント情報A,Bの組は、正常時イベント連鎖における順序「B→A」を満たすことができるので、制約条件が満たされる。この結果、イベント情報A,Bの組は、抽出結果イベント連鎖情報303において正しく抽出されていると判定される。
1.まず、図8に例示される抽出結果イベント連鎖情報303のテーブルに誤り評価値フィールドを追加し、その各フィールド値を0で初期化して、図16に例示される誤り指摘結果表308を作成する。
2−1.制約条件検証結果表503の(1,2)(1,3)(1,4)の各セルをスキャンし、制約を満たしていない(1,4)セルに対応する、誤り指摘結果表308中の「順番」項目値が「1」と「4」に対応する各行の誤り評価値フィールドの各値(図17の「集計値」)に1を加える。
2−2.制約条件検証結果表503の(2,3)(2,4)の各セルをスキャンし、制約を満たさない(2,4)セルに対応する、誤り指摘結果表308中の「順番」項目値が「2」と「4」に対応する各行の誤り評価値フィールドの各値(図17の「集計値」)に1を加える。
2−3.制約条件検証結果表503の(3,4)セルをスキャンし、制約を満たさない(3,4)セルに対応する、誤り指摘結果表308中の「順番」項目値が「3」と「4」に対応する各行の誤り評価値フィールドの各値(図17の「集計値」)に1を加える。
例えば、図11は、制約条件を満たさないイベント情報組があり、抽出結果に誤りが存在していることを示唆する。ここで、誤りが1つしか存在しないと仮定し、その誤りが抽出結果中の1〜4番目のイベント情報の何れかであるとして、各々のイベント情報を除いた場合に制約を満たすイベント情報組でのみ構成される制約条件検証結果表503が得られるか否かをチェックする。図11に示される例の場合には、4番目のイベント情報を除いた時、つまり制約条件検証結果表503における4行目及び4列目を除いた表は、全て制約を満たす。このため、4番目のイベント情報を、誤りと判定することができる。
図19は、図3に示される本実施形態のシステムの機能を実現するためのコンピュータによる全体処理を示すフローチャートである。
まず、文中の格フレームが抽出される(ステップS2001)。
次に、ステップS2002にて格フレームの取得が成功したか否かが判定される(ステップS2003)。
ステップS2005の判定がNOの場合には、ステップS2002又は後述するステップS2016で抽出された格フレームのうち未処理の次の格フレームが取得される(ステップS2016)。そして、その格フレームに対して、上述のステップS2003からS2005までの一連の処理が繰り返し実行されて、イベント種別抽出用辞書データ601から、各格フレームに対応するイベント種別の推定が試みられる。
ステップS2008の判定がYESならば、検出されたレコード中の「エラータイプ」項目の値(図7参照)が、エラータイプの推定結果とされる(ステップS2009)。
ステップS2011の判定がYESならば、検出されたレコード中の「エラータイプ」項目の値(図7参照)が、エラータイプの推定結果として出力される(ステップS2009)。
ステップS2013の判定がYESならば、検出されたレコード中の「エラータイプ」項目の値(図7参照)が、エラータイプの推定結果として出力される(ステップS2009)。
以上の図20に示した処理によりトラブルレポートを文書解析した結果に対して、図6のイベント種別抽出用辞書データ601と図7のエラータイプ推定ルールデータ701を適用することにより、それぞれイベント種別とエラータイプからなる抽出結果イベント連鎖情報303が得られる。
まず、抽出結果イベント連鎖情報303から、最初の未処理の2つイベント情報(イベント種別+エラータイプ)の組合せ(イベント情報組)が取得される(ステップS2101)。
ステップS2101の取得が成功しステップS2102の判定がYESとなると、ステップS2101又は後述するステップS2109で取得されたイベント情報組を構成する各イベント情報のイベント種別をキーとして、各イベント情報の正常時の順番が、正常時イベント連鎖情報501より取得される(ステップS2103)。
ステップS2105で作成された制約条件が満たされステップS2106の判定がYESならば、以下の処理が実行される。即ち、図11に示されるデータ構成例を有する制約条件検証結果表503中の、ステップS2101又は後述するステップS2109で取得したイベント情報組に対応するセルに、ステップS2106での判定結果として「1」(=「制約を満たす」)が格納される(ステップS2107)。
抽出結果イベント連鎖情報303中の1番目のイベント情報(イベント種別:「クラッチ接続」、エラータイプ:「エラーなし」)と、2番目のイベント情報(イベント種別:「サイドブレーキOff」、エラータイプ:「行動せず」)が抽出される(2201)。この処理は、図21のステップS2101に対応する。
次に、ステップS2301での正常時順番の取得が成功したか否かが判定される(ステップS2302)。
次に、ステップS2305での正常時順番の取得が成功したか否かが判定される(ステップS2306)。
即ちまず、イベント情報Iのエラータイプをキーとして、それに対応する判定方式IDが、エラータイプ別判定方式情報502(図10参照)より取得される(ステップS2310)。
一方、変数Mi に値がセットされており、ステップS2309の判定がYESならば、上述のステップS2310とS2311の処理は実行されない。
即ちまず、イベント情報Jのエラータイプをキーとして、それに対応する判定方式IDが、エラータイプ別判定方式情報502(図10参照)より取得される(ステップS2313)。
一方、変数Mj に値がセットされており、ステップS2312の判定がYESならば、上述のステップS2313とS2314の処理は実行されない。
以上のステップS2309からS2314までの一連の処理は、図21のステップS2104の処理に対応する。
正常時イベント連鎖として、左折レーンにいる乗用車が前方の交差点を右折する場合の手順を例として挙げ、以降については、この例を基に説明する。なお、この例における正常時イベント連鎖情報を以下のものとする。
1.右ウィンカーを点灯
2.右レーンに進路変更
3.右折
判定方式ID(すなわちエラータイプ)0.1,2,3,4について、エラータイプによる制約の緩和条件を上記例題に沿って再度説明する。
抽出結果中のイベントの発生順序が、正常時イベント連鎖における発生順序と一致していることを制約とする。
例えば、「ウィンカー点灯」⇒「進路変更」⇒「右折」という連鎖は、正常時イベント連鎖の順序と一致するので、制約条件を満たす。すなわち、抽出ミスはないと判断する候補となる。
抽出結果の順番以前の全ての値を取り得るという条件下で、正常時イベント連鎖におけ発生順序と一致することを制約とする。
例えば、「進路変更」⇒「右折」⇒「ウィンカー点灯せず」という連鎖は、「ウィンカー点灯せず」のエラータイプが「行動せず」であるので、それ以前の全ての位置に配置され得るので、この連鎖の先頭に配置することができ、この時に正常時イベント連鎖の順序と一致するので、制約条件を満たす。
順序比較を行なう他のイベントの正常時イベント順序がいかなる場合でも、常に制約を満たさないと判定される。すなわち抽出ミスがあると判断する候補となる。例えば、上記正常時連鎖に存在しない「カーナビ操作(エラータイプ: 不要)」が該当する。
抽出結果中の直後のイベントとの逆転を許すという条件下で、正常時イベント連鎖における発生順序と一致することを制約とする。
例えば、「ウィンカー点灯」⇒「右折早過ぎ」⇒「進路変更」という連鎖は、「右折早過ぎ」が直後の「進路変更」と逆転させれば、正常時イベント連鎖の順序と一致するので、このイベント連鎖は下記の制約判定において適切であると判定される。
抽出結果中の直前のイベントとの逆転を許すという条件下で、正常時イベント連鎖における発生順序と一致することを制約とする。
例えば、「進路変更」⇒「ウィンカー点灯遅れ」⇒「右折」という連鎖は、「ウィンカー点灯遅れ」を直前の「進路変更」と逆転させれば正常時イベント連鎖の順序と一致するので、このイベント連鎖は下記節の制約判定において適切であると判定される。
上述した、エラータイプによる制約の緩和条件の基で、抽出結果イベント連鎖中のi 番目とj 番目のイベント(i<j)における制約判定方式について、それぞれのエラータイプの組み合わせ毎に説明を行なう。以下、イベントi、jに対する正常時イベント連鎖の順序をNi,Njと記載する。
抽出結果中の2つのイベントに関し、エラータイプがどちらも「正常時イベント順序と一致」
である場合には、制約の緩和は発生せず、制約条件はNi≦Njとなる。ここでNi=Njはどちらを先に行なっても誤りではないイベントには同じ番号を付すことを示す。
例えば、「ウィンカー点灯」⇒「進路変更」という連鎖について、各イベントのエラータイプはどちらも「エラーなし」で、かつ正常時イベント順序はそれぞれNi=1,Nj=2であるので、制約条件を満たす。この連鎖は例えばレポート中の「ウィンカーを出し、進路変更しました」といった自然な表現からの抽出結果に相当する。
一方、「進路変更」⇒「ウィンカー点灯」という連鎖についてはNi=2,Nj=1であるので、制約を満たさない。レポートにおいては、エラーがないイベントについてはその発生順に記載していくことが想定でき、例えば「進路変更し、ウィンカーを点灯しました」といった表現があることは想定できず、従って上記判定結果は妥当である。
イベントi⇒イベントjという抽出結果中のイベント連鎖において、Mj=1であるので、イベントj は抽出結果イベント連鎖中においてそれ以前の全ての順番を取り得る。
ここで、Ni≦Njである時は、イベントjの順番としてjを取れば制約を満たすことになる。一方、Ni>Njである場合も、イベントjの順番として、i より小さい値を取り得るので、その場合に制約を満たすことになる。以上より、全ての場合において制約を満たすことになる。
例えば、「ウィンカー点灯」⇒「進路変更せず」は制約条件を満たす。この連鎖は例えば、レポート中の「ウィンカーは出しましたが、進路を変更できませんでした」といった自然な表現からの抽出結果に相当する。さらに、「進路変更」⇒「ウィンカー点灯せず」という連鎖も制約条件を満たす。これもレポート中の「進路変更をしましたが、ウィンカーを出すのを忘れていました。」といった自然な表現からの抽出結果に相当する。
Mj=2であるので、Ni,Njの値に関わりなく、常に制約を満たさない。
イベントi⇒イベントj という抽出結果中のイベント連鎖において、Mj=3であるので、イベントj は直後のイベントj+1 との逆転を許す。
一方、「進路変更」⇒「ウィンカー点灯早過ぎ」という連鎖については、「ウィンカー点灯早過ぎ」のエラータイプでは、直後との逆転は許すが直前との逆転は許さないから「進路変更」との逆転を許さない。したがって「進路変更」⇒「ウィンカー点灯早過ぎ」という順序は変わらず、Ni=2,Nj=1であるので制約を満たさない。
イベントi⇒ _イベントjという抽出結果中のイベント連鎖において、Mj=4であるので、イベントj は、直前のイベントj-1との逆転を許す。
ここで、Ni≦Njである場合には、抽出結果の順序と正常時順序が一致し制約を満たす。また、j=i+1の場合には、NiとNjの順番を逆転させることができるので、上記制約条件Ni≦Njを満たさない場合には、NiとNjの順番を逆転させることで、制約を満たすことができる。言い換えれば、j=i+1とはイベントiとイベントjの逆転を許すことを表す。以上より、制約条件はj=i+1orNi≦Njとなる。
Mi=1であるので、イベントiについては、発生順序としてi以下の全ての値を取り得る。しかしながら、i以下のどのような値を取る場合でも、jより小さい値となるので、抽出イベント間の順序関係は変わらない。つまり、Mi=1による制約条件の緩和は発生せず、従って、Mi=0,Mj=0と同じ制約条件Ni≦Njとなる。
上述のように、Mi=1による制約条件の緩和は発生しない。つまり、Mi=0,Mj=1の場合と同様に、全て制約条件を満たす。
上述のように、Mi=1による制約条件の緩和は発生しない。つまり、Mi=0,Mj=2の場合と同様に、全て制約条件を満たさない。
上述のように、Mi=1による制約条件の緩和は発生しない。つまり、Mi=0,Mj=3の場合と同様に、制約条件はNi≦Njとなる。
例えば、レポート中の「ウィンカーを出していない中で、進路を変更してしまい早過ぎでした」といった自然な表現から抽出される「ウィンカー点灯せず」⇒「進路変更早過ぎ」という連鎖は制約を満たす。
上述のように、Mi=1による制約条件の緩和は発生しない。つまり、Mi=0,Mj=4の場合と同様に、制約条件はj=i+1orNi≦Njとなる。
例えば、レポート中の「進路変更できなかったのは、ウィンカーを出すのが遅れたためです」という自然な表現から抽出される「進路変更せず」⇒「ウィンカー点灯遅れ」という連鎖は、j=i+1であるので制約を満たす。
・ Mi=2,Mj=0
・ Mi=2,Mj=1
・ Mi=2,Mj=2
・ Mi=2,Mj=3
・ Mi=2,Mj=4
Mi=2であるので、イベントj の正常時順番に関わりなく、制約を満たさない。
・ Mi=3,Mj=0
Mi=3であるので、抽出結果イベント連鎖における直後のイベントとの逆転を許す。つまり、j=i+1である場合には、Ni,Njの値に関わりなく、制約条件を満たすことができる。それ以外はMi=0,Mj=0に準じ、制約条件はj=i+1orNi≦Njとなる。
Mi=3による制約緩和が発生し、j=i+1の場合は制約を満たす。それ以外はMi=0,Mj=1に準ずるが、この場合は全て制約条件を満たすので、結局、この場合も全て制約条件を満たす。
Mi=3による制約緩和は発生するが、Mj=2より、常に制約条件を満たさない。
Mi=3による制約緩和が発生する。それ以外はMi=0,Mj=3に準ずる。以上より、制約条件はj=i+1orNi≦Njとなる。
エラータイプが3の制約は、直後のイベントとの順序逆転を許すというものであり、一方エラータイプが4の制約は、直前のイベントとの順序逆転を許すというものである。この2つ制約緩和を段階的に適用すると、例えば、抽出結果イベント連鎖が「A 早過ぎ」⇒「B」⇒「C遅過ぎ」であった時に、まず、エラータイプ3 の制約緩和を加えることで、「B_」⇒「A」の制約緩和を加えることで、「B_」⇒「C遅過ぎ」⇒_「A早過ぎ」という連鎖でも順序を判定できることになる。
Mi=4であるので、抽出結果イベント連鎖における直前のイベントとの順序逆転を許す。
しかしながら、Mi=1の場合と同様に、直前のイベントとの順序逆転を許しても、制約条件の緩和は発生しない。つまり、Mi=0,Mj=0と同じ制約条件Ni≦Njとなる。
上述のように、Mi=4による制約条件の緩和は発生せず、Mi=0,Mj=1と同じで、常に制約条件を満たす。
例えば、レポート中の「ウィンカーを出すのが遅れ、進路変更できませんでした」という自然な記述から抽出される「ウィンカー点灯遅れ」⇒「進路変更せず」という連鎖は制約条件を満たす。
上述のように、Mi=4による制約条件の緩和は発生せず、Mi=0,Mj=2と同じで、常に制約条件を満たさない。
上述のように、Mi=4による制約条件の緩和は発生せず、Mi=0,Mj=3と同じ制約条件とNi≦Njなる。
例えば、レポート中の「ウィンカーを出すのは遅れたが、強引に進路変更し、右折は却って早過ぎでした。」という自然な表現から抽出される「ウィンカー点灯遅過ぎ」⇒「右折早過ぎ」という連鎖は制約を満たす。
上述のように、Mi=4による制約条件の緩和は発生せず、Mi=0,Mj=4と同じ制約条件はj=i+1orNi≦Njとなる。
例えば、レポート中の「ウィンカーを出すのも、進路を変更するのも遅れました」といった自然な並列表現から抽出される「ウィンカー点灯遅過ぎ」⇒「進路変更遅過ぎ」という連鎖はNi≦Njであり、制約を満たす。またこのような並列表現はしばしば実際の発生順序を無視した記述がなされるので、「進路を変更するのも、ウィンカーを出すのも遅れました」という表現から抽出される「進路変更遅過ぎ」⇒「ウィンカー点灯遅過ぎ」という連鎖も、j=i+1であるので制約を満たす。
以上の結果を、図24の制約条件テーブルにまとめる。
ステップS2501の判定がYESならば、判定結果は「制約を常に満たさない」とされる(ステップS2502)。これは、図24の制約条件テーブル2401においてMi=2又はMj=2の制約条件の作成と判定を実現する
ステップS2501の判定がNOならば、「Mj =1である」が成立するか否かが判定される(ステップS2503)。これは、図24の制約条件テーブル2401においてMi=2,Mj=1であるケースの制約条件の作成と判定を実現する。
ステップS2503の判定がNOならば、「Mj =0である又はMj =3である」が成立するか否かが判定される(ステップS2505)。
ステップS2506の判定がYESならば、「j=i+1 or Ni ≦ Nj」が成立するか否かが判定される(ステップS2507)。これは、図24の制約条件テーブル2401のケースMi=3,Mj=0;Mi=3,Mj=3の制約条件の作成と判定を実現する。
ステップS2510の判定がNOならば、判定結果は「制約を満たさない」とされる(ステップS2512)。
ステップS2513の判定がYESならば、「j=i+1 or Ni ≦ Nj 」が成立するか否かが判定される(ステップS2514)。これは、図24の制約条件テーブル2401のケースMi=3、Mj=4の制約条件の作成と判定を実現する。
ステップS2514の判定がNOならば、判定結果は「制約を満たさない」とされる(ステップS2516)。
ステップS2517の判定がNOならば、判定結果は「制約を満たさない」とされる(ステップS2519)。
次に、ステップS2602での取得が成功したか否かが判定される(ステップS2603)。
検証結果Rが「1」ではなくステップS2604の判定がNOならば、現在のセルに対応するイベント情報組を構成するイベント情報に対応する誤り評価値フィールドの値が1増やされる(ステップS2605)。
抽出結果イベント連鎖情報303のテーブルに誤り評価値フィールドが追加され、その各フィールド値が0で初期化されて、誤り指摘結果表(初期状態)308が成される(ステップ2701)。この処理は、図26のステップS2601に対応する。
図28に示されるコンピュータは、CPU3001、メモリ3002、入出力装置3003、外部記憶装置3005、可搬記録媒体3009が挿入される可搬記録媒体駆動装置3006、及び通信ネットワーク3007を有し、これらがバス3008によって相互に接続された構成を有する。
(付記1)
トラブルレポートから抽出した抽出結果イベント連鎖情報の抽出誤りを検知するイベント情報抽出誤り検知装置であって、
トラブルレポートから抽出したイベント種別と、そのイベント種別が発生をした順番と、どのようなエラーかを表すエラータイプと対応付けて記録した抽出結果イベント連鎖情報を記憶する抽出結果イベント連鎖情報記憶部と、
正常な手順におけるイベント種別とそのイベント種別が発生をする順番を記憶する正常時イベント連鎖情報記憶部と、
前記抽出結果イベント連鎖情報中のイベント種別の順番が前記正常時イベント連鎖情報中の順番と異なっていた場合に、その順番の異なりを許すか許さないかの条件の判定方式を前記エラータイプ毎に記憶するエラータイプ別判定方式情報記憶部と、
前記抽出結果イベント連鎖情報記憶部から複数のイベント種別を抽出し、抽出をした複数のイベント種別が発生をした順番が、正規な手順においてそれらのイベント種別が発生する順番と合っているかを前記正常時イベント連鎖情報記憶部を参照して判断し、順番が異なっていれば、抽出をしたイベント種別のエラータイプと前記エラータイプ別判定方式情報記憶部を参照してその順番の異なりを許すか許さないかを判断する制約判定部と、
前記制約判定部が前記抽出をした複数のデータのイベント種別が行われた順番が前記正規の手順のイベントのイベント種別が行われる順番と比べて異なり、且つ、その順番の異なりを許さないと判断をすると、前記複数のイベント種別に誤り候補であることを示す値を付与する処理を実行する誤り評価部と、
を含むことを特徴とするイベント情報抽出誤り検知装置。
(付記2)
前記誤り評価部は、
前記各イベント種別に付与された誤り候補であることを示す値を比べて、他のイベント種別よりも誤り候補であることを示す値が高いイベント種別を、誤り箇所の候補として出力する誤り評価手段を更に含む、
ことを特徴とする付記1に記載のイベント情報抽出誤り検知装置。
(付記3)
前記誤り評価部は、
前記イベント種別毎に前記異常が判断された数を集計し、
前記集計の結果から最小集計値を検出し、
前記各集計の結果から前記最小集計値を減算し、
前記減算の結果値がゼロとならない集計の結果に対応するイベント種別を、誤り箇所の候補として出力する、
ことを特徴とする付記1に記載のイベント情報抽出誤り検知装置。
(付記4)
前記誤り評価部は、
前記イベント種別毎に前記異常が判断された数を集計し、
1つ又は複数のイベント種別を選択しながら、他のイベント種別の集計結果がゼロである場合に、前記選択されたイベント種別を、誤り箇所の候補として出力する、
ことを特徴とする付記1に記載のイベント情報抽出誤り検知装置。
(付記5)
前記制約判定部は、
複数の前記判定方式の組合せ毎に、対応する複数のイベント種別の前記抽出結果イベント連鎖情報中での順番に関して前記正常時イベント連鎖情報中での順番との関係で満たすべき制約条件を記憶した制約条件テーブルを備え、
前記抽出結果イベント連鎖情報から複数のイベント情報組を順次抽出し、
前記複数のイベント種別の正常時の各順番を前記正常時イベント連鎖情報記憶部より取得し、
前記複数のイベント種別にそれぞれ対応する複数のエラータイプに対応する複数の判定方式を前記エラータイプ判定方式情報記憶部より取得し、
前記複数のエラータイプに対応する複数の判定方式の組合せに対応する制約条件を前記制約条件テーブルから取得し、
前記各順番の順序関係が前記制約条件を満たさないときに、前記複数のイベント種別に誤り候補であることを示す値を付与する、
ことを特徴とする付記1に記載のイベント情報抽出誤り検知装置。
(付記6)
前記制約条件テーブルは、前記複数のイベント種別の順番の順序関係が前記制約条件をみたすとき、
前記複数のイベント種別の順番が前記正常時イベント連鎖情報中の順番と異なっていても前記複数のイベント種別を誤り候補としない場合が存在するように制約条件を緩和する構成となることを特徴とする付記4に記載のイベント情報抽出誤り検知装置。
(付記7)
前記制約判定部は、
前記複数のイベント種別のうちのいずれかの正常時の順番を前記正常時イベント連鎖情報記憶部より取得できなかった場合に、前記正常時の順番を0とし、前記判定方式を、前記イベント種別の順番が、前記抽出結果イベント連鎖情報中での前記イベント種別の順番以前の全ての順番を取り得るという条件下で、前記イベント種別に対応する前記正常時イベント連鎖情報中のイベント情報の順番と一致すべきであることを規定するものに設定する、
ことを特徴とする付記5に記載のイベント情報抽出誤り検知装置。
(付記8)
前記エラータイプが、エラーのない適切な操作であることを示すとき、操作量が不足していたというエラーを示すとき、操作量が過剰であったというエラーを示すとき、操作の対象が誤っていたというエラーを示すとき、又は操作の方法が誤っていたというエラーを示すときに、前記エラータイプに対応する判定方式は、前記抽出結果イベント連鎖情報から選択された前記エラータイプに対応するイベント種別の順番が、前記イベント種別に対応する前記正常時イベント連鎖情報中のイベント情報の順番と一致すべきであるという規定に基づいて前記制約判定部が判定処理を実行する、
ことを特徴とする付記1に記載のイベント情報抽出誤り検知装置。
(付記9)
前記制御判定部は、
前記エラータイプが、行なうべき操作を行なわなかったというエラーを示すときに、前記エラータイプに対応する判定方式は、前記抽出結果イベント連鎖情報から選択された前記エラータイプに対応するイベント種別の順番が、前記抽出結果イベント連鎖情報中での前記イベント種別の順番以前の全ての順番を取り得るという条件下で、前記イベント種別に対応する前記正常時イベント連鎖情報中のイベント種別の順番と一致すべきであるという規定に基づいて判定処理を実行する、
ことを特徴とする付記1に記載のイベント情報抽出誤り検知装置。
(付記10)
前記エラータイプが、行なうべきでない操作を行なったというエラーを示すときに、前記エラータイプに対応する判定方式は、前記抽出結果イベント連鎖情報から選択された前記エラータイプに対応するイベント種別については、常に順番が誤っているという規定に基づいて前記制約判定部が判定処理を実行する、
ことを特徴とする付記1に記載のイベント情報抽出誤り検知装置。
(付記11)
前記エラータイプが、順番は正しいが操作のタイミングが早過ぎたというエラーを示すときに、前記エラータイプに対応する判定方式は、前記抽出結果イベント連鎖情報中での前記イベント種別の順番が、前記抽出結果イベント連鎖情報中での前記イベント種別の直後のイベント種別の順番との逆転を許すという条件下で、前記イベント種別に対応する前記正常時イベント連鎖情報中のイベント種別の順番と一致すべきであるという規定に基づいて前記制約判定部が判定処理を実行する、
ことを特徴とする付記1に記載のイベント情報抽出誤り検知装置。
(付記12)
前記エラータイプが、順番は正しいが操作のタイミングが遅過ぎたというエラーを示すときに、前記エラータイプに対応する判定方式は、前記抽出結果イベント連鎖情報中での前記イベント種別の順番が、前記抽出結果イベント連鎖情報中での前記イベント種別の直前のイベント種別の順番との逆転を許すという条件下で、前記イベント種別に対応する前記正常時イベント連鎖情報中のイベント種別の順番と一致すべきであるという規定に基づいて前記制約判定部が判定処理を実行する、
ことを特徴とする付記1に記載のイベント情報抽出誤り検知装置。
(付記13)
トラブルレポートから抽出した抽出結果イベント連鎖情報の抽出誤りを検知するコンピュータに、
トラブルレポートから抽出したイベント種別と、そのイベント種別が発生をした順番と、どのようなエラーかを表すエラータイプと対応付けて記録した抽出結果イベント連鎖情報を記憶する抽出結果イベント連鎖情報記憶部と、正常な手順におけるイベント種別とそのイベント種別が発生をする順番を記憶する正常時イベント連鎖情報記憶部と、前記抽出結果イベント連鎖情報中のイベント種別の順番が前記正常時イベント連鎖情報中の順番と異なっていた場合に、その順番の異なりを許すか許さないかの条件の判定方式を前記エラータイプ毎に記憶するエラータイプ別判定方式情報記憶部とを参照することにより、前記抽出結果イベント連鎖情報記憶部から複数のイベント種別を抽出し、抽出をした複数のイベント種別が発生をした順番が、正規な手順においてそれらのイベント種別が発生する順番と合っているかを前記正常時イベント連鎖情報記憶部を参照して判断し、順番が異なっていれば、抽出をしたイベント種別のエラータイプと前記エラータイプ別判定方式情報記憶部を参照してその順番の異なりを許すか許さないかを判断する制約判定ステップと、
前記制約判定ステップが前記抽出をした複数のデータのイベント種別が行われた順番が前記正規の手順のイベントのイベント種別が行われる順番と比べて異なり、且つ、その順番の異なりを許さないと判断をすると、前記複数のイベント種別に誤り候補であることを示す値を付与する処理を実行する誤り評価ステップと、
を実行させるためのプログラム。
(付記14)
誤り評価ステップは、
前記各イベント種別に付与された誤り候補であることを示す値を比べて、他のイベント種別よりも誤り候補であることを示す値が高いイベント種別を、誤り箇所の候補として出力する、
ことを特徴とする付記13に記載のプログラム。
(付記15)
前記誤り評価ステップは、
前記イベント種別毎に前記異常が判断された数を集計し、
前記集計の結果から最小集計値を検出し、
前記各集計の結果から前記最小集計値を減算し、
前記減算の結果値がゼロとならない集計の結果に対応するイベント種別を、誤り箇所の候補として出力する、
ことを特徴とする付記13に記載のプログラム。
(付記16)
前記誤り評価ステップは、
前記イベント種別毎に前記異常が判断された数を集計し、
1つ又は複数のイベント種別を選択しながら、他のイベント種別の集計結果がゼロである場合に、前記選択されたイベント種別を、誤り箇所の候補として出力する、
ことを特徴とする付記13に記載のプログラム。
(付記17)
複数の前記判定方式の組合せ毎に、対応する複数のイベント種別の前記抽出結果イベント連鎖情報中での順番に関して前記正常時イベント連鎖情報中での順番との関係で満たすべき制約条件を記憶した制約条件テーブルを備え、
前記繰返し処理において、
前記抽出結果イベント連鎖情報から複数のイベント種別の組を順次抽出し、
前記複数のイベント種別の正常時の各順番を前記正常時イベント連鎖情報記憶部より取得し、
前記複数のイベント種別にそれぞれ対応する複数のエラータイプに対応する複数の判定方式を前記エラータイプ判定方式情報記憶部より取得し、
前記複数のエラータイプに対応する2つの判定方式の組合せに対応する制約条件を前記制約条件テーブルから取得し、
前記各順番の順序関係が前記制約条件を満たさないときに、前記複数のイベント種別に誤り候補であることを示す値を付与する、
ことを特徴とする付記13に記載のプログラム。
(付記18)
前記繰返し処理において、
前記複数のイベント種別のうちのいずれかの正常時の順番を前記正常時イベント連鎖情報記憶部より取得できなかった場合に、前記正常時の順番を0とし、前記判定方式を、前記イベント種別の順番が、前記抽出結果イベント連鎖情報中での前記イベント種別の順番以前の全ての順番を取り得るという条件下で、前記イベント種別に対応する前記正常時イベント連鎖情報中のイベント情報の順番と一致すべきであることを規定するものに設定する、
ことを特徴とする付記17に記載のプログラム。
(付記19)
前記エラータイプが、エラーのない適切な操作であることを示すとき、操作量が不足していたというエラーを示すとき、操作量が過剰であったというエラーを示すとき、操作の対象が誤っていたというエラーを示すとき、又は操作の方法が誤っていたというエラーを示すときに、前記エラータイプに対応する判定方式は、前記抽出結果イベント連鎖情報から選択された前記エラータイプに対応するイベント種別の順番が、前記イベント種別に対応する前記正常時イベント連鎖情報中のイベント情報の順番と一致すべきであるという規定に基づいて前記制約判定ステップが判定処理を実行する、
ことを特徴とする付記13に記載のプログラム。
(付記20)
前記エラータイプが、行なうべき操作を行なわなかったというエラーを示すときに、前記エラータイプに対応する判定方式は、前記抽出結果イベント連鎖情報から選択された前記エラータイプに対応するイベント種別の順番が、前記抽出結果イベント連鎖情報中での前記イベント種別の順番以前の全ての順番を取り得るという条件下で、前記イベント種別に対応する前記正常時イベント連鎖情報中のイベント種別の順番と一致すべきであるという規定に基づいて前記制約判定ステップが判定処理を実行する、
ことを特徴とする付記13に記載のプログラム。
(付記21)
前記エラータイプが、行なうべきでない操作を行なったというエラーを示すときに、前記エラータイプに対応する判定方式は、前記抽出結果イベント連鎖情報から選択された前記エラータイプに対応するイベント種別については、常に順番が誤っているという規定に基づいて前記制約判定ステップが判定処理を実行する、
ことを特徴とする付記13に記載のプログラム。
(付記22)
前記エラータイプが、順番は正しいが操作のタイミングが早過ぎたというエラーを示すときに、前記エラータイプに対応する判定方式は、前記抽出結果イベント連鎖情報中での前記イベント種別の順番が、前記抽出結果イベント連鎖情報中での前記イベント種別の直後のイベント種別の順番との逆転を許すという条件下で、前記イベント種別に対応する前記正常時イベント連鎖情報中のイベント種別の順番と一致すべきであることを規定する、
ことを特徴とする付記13に記載のプログラム。
(付記23)
前記エラータイプが、順番は正しいが操作のタイミングが遅過ぎたというエラーを示すときに、前記エラータイプに対応する判定方式は、前記抽出結果イベント連鎖情報中での前記イベント種別の順番が、前記抽出結果イベント連鎖情報中での前記イベント種別の直前のイベント種別の順番との逆転を許すという条件下で、前記イベント種別に対応する前記正常時イベント連鎖情報中のイベント種別の順番と一致すべきであることを規定する、
ことを特徴とする付記13に記載のプログラム。
(付記24)
コンピュータがトラブルレポートから抽出した抽出結果イベント連鎖情報の抽出誤りを検知するイベント情報抽出誤り検知方法であって、
トラブルレポートから抽出したイベント種別と、そのイベント種別が発生をした順番と、どのようなエラーかを表すエラータイプと対応付けて記録した抽出結果イベント連鎖情報を記憶する抽出結果イベント連鎖情報記憶部と、正常な手順におけるイベント種別とそのイベント種別が発生をする順番を記憶する正常時イベント連鎖情報記憶部と、前記抽出結果イベント連鎖情報中のイベント種別の順番が前記正常時イベント連鎖情報中の順番と異なっていた場合に、その順番の異なりを許すか許さないかの条件の判定方式を前記エラータイプ毎に記憶するエラータイプ別判定方式情報記憶部とを参照することにより、前記抽出結果イベント連鎖情報記憶部から複数のイベント種別を抽出し、抽出をした複数のイベント種別が発生をした順番が、正規な手順においてそれらのイベント種別が発生する順番と合っているかを前記正常時イベント連鎖情報記憶部を参照して判断し、順番が異なっていれば、抽出をしたイベント種別のエラータイプと前記エラータイプ別判定方式情報記憶部を参照してその順番の異なりを許すか許さないかを判断する制約判定ステップと、
前記制約判定ステップが前記抽出をした複数のデータのイベント種別が行われた順番が前記正規の手順のイベントのイベント種別が行われる順番と比べて異なり、且つ、その順番の異なりを許さないと判断をすると、前記複数のイベント種別に誤り候補であることを示す値を付与する処理を実行する誤り評価ステップと、
を含むことを特徴とするイベント情報抽出誤り検知方法。
(付記25)
誤り評価ステップは、
前記各イベント種別に付与された誤り候補であることを示す値を比べて、他のイベント種別よりも誤り候補であることを示す値が高いイベント種別を、誤り箇所の候補として出力する、
ことを特徴とする付記24に記載のイベント情報抽出誤り検知方法。
(付記26)
前記誤り評価ステップは、
前記イベント種別毎に前記異常が判断された数を集計し、
前記集計の結果から最小集計値を検出し、
前記各集計の結果から前記最小集計値を減算し、
前記減算の結果値がゼロとならない集計の結果に対応するイベント種別を、誤り箇所の候補として出力する、
ことを特徴とする付記24に記載のイベント情報抽出誤り検知方法。
(付記27)
前記誤り評価ステップは、
前記イベント種別毎に前記異常が判断された数を集計し、
1つ又は複数のイベント種別を選択しながら、他のイベント種別の集計結果がゼロである場合に、前記選択されたイベント種別を、誤り箇所の候補として出力する、
ことを特徴とする付記24に記載のイベント情報抽出誤り検知方法。
(付記28)
複数の前記判定方式の組合せ毎に、対応する複数のイベント種別の前記抽出結果イベント連鎖情報中での順番に関して前記正常時イベント連鎖情報中での順番との関係で満たすべき制約条件を記憶した制約条件テーブルを備え、
前記繰返し処理において、
前記抽出結果イベント連鎖情報から複数のイベント種別の組を順次抽出し、
前記複数のイベント種別の正常時の各順番を前記正常時イベント連鎖情報記憶部より取得し、
前記複数のイベント種別にそれぞれ対応する複数のエラータイプに対応する複数の判定方式を前記エラータイプ判定方式情報記憶部より取得し、
前記複数のエラータイプに対応する複数の判定方式の組合せに対応する制約条件を前記制約条件テーブルから取得し、
前記各順番の順序関係が前記制約条件を満たさないときに、前記複数のイベント種別に誤り候補であることを示す値を付与する、
ことを特徴とする付記24に記載のイベント情報抽出誤り検知方法。
(付記29)
前記繰返し処理において、
前記2つのイベント種別のうちのいずれかの正常時の順番を前記正常時イベント連鎖情報記憶部より取得できなかった場合に、前記正常時の順番を0とし、前記判定方式を、前記イベント種別の順番が、前記抽出結果イベント連鎖情報中での前記イベント種別の順番以前の全ての順番を取り得るという条件下で、前記イベント種別に対応する前記正常時イベント連鎖情報中のイベント情報の順番と一致すべきであることを規定するものに設定する、
ことを特徴とする付記28に記載のイベント情報抽出誤り検知方法。
(付記30)
前記エラータイプが、エラーのない適切な操作であることを示すとき、操作量が不足していたというエラーを示すとき、操作量が過剰であったというエラーを示すとき、操作の対象が誤っていたというエラーを示すとき、又は操作の方法が誤っていたというエラーを示すときに、前記エラータイプに対応する判定方式は、前記抽出結果イベント連鎖情報から選択された前記エラータイプに対応するイベント種別の順番が、前記イベント種別に対応する前記正常時イベント連鎖情報中のイベント情報の順番と一致すべきであるという規定に基づいて前記制約判定ステップが判定処理を実行する、
ことを特徴とする付記24に記載のイベント情報抽出誤り検知方法。
(付記31)
前記エラータイプが、行なうべき操作を行なわなかったというエラーを示すときに、前記エラータイプに対応する判定方式は、前記抽出結果イベント連鎖情報から選択された前記エラータイプに対応するイベント種別の順番が、前記抽出結果イベント連鎖情報中での前記イベント種別の順番以前の全ての順番を取り得るという条件下で、前記イベント種別に対応する前記正常時イベント連鎖情報中のイベント種別の順番と一致すべきであるという規定に基づいて前記制約判定ステップが判定処理を実行する、
ことを特徴とする付記24に記載のイベント情報抽出誤り検知方法。
(付記32)
前記エラータイプが、行なうべきでない操作を行なったというエラーを示すときに、前記エラータイプに対応する判定方式は、前記抽出結果イベント連鎖情報から選択された前記エラータイプに対応するイベント種別については、常に順番が誤っているという規定に基づいて前記制約判定ステップが判定処理を実行する、
ことを特徴とする付記24に記載のイベント情報抽出誤り検知方法。
(付記33)
前記エラータイプが、順番は正しいが操作のタイミングが早過ぎたというエラーを示すときに、前記エラータイプに対応する判定方式は、前記抽出結果イベント連鎖情報中での前記イベント種別の順番が、前記抽出結果イベント連鎖情報中での前記イベント種別の直後のイベント種別の順番との逆転を許すという条件下で、前記イベント種別に対応する前記正常時イベント連鎖情報中のイベント種別の順番と一致すべきであるという規定に基づいて前記制約判定ステップが判定処理を実行する、
ことを特徴とする付記24に記載のイベント情報抽出誤り検知方法。
(付記34)
前記エラータイプが、順番は正しいが操作のタイミングが遅過ぎたというエラーを示すときに、前記エラータイプに対応する判定方式は、前記抽出結果イベント連鎖情報中での前記イベント種別の順番が、前記抽出結果イベント連鎖情報中での前記イベント種別の直前のイベント種別の順番との逆転を許すという条件下で、前記イベント種別に対応する前記正常時イベント連鎖情報中のイベント種別の順番と一致すべきであることを規定する、
ことを特徴とする付記24に記載のイベント情報抽出誤り検知方法。
102 イベント連鎖
202 抽出結果イベント連鎖
203 確信度
204 抽出誤り
205 正解データ
302 イベント情報抽出部
303 抽出結果イベント連鎖情報
304 マニュアル・手順書
305 誤り判定情報DB
306 制約判定部
307 誤り評価部
308 誤り指摘結果
401 第0ステップ:イベント情報抽出処理
402 第1ステップ:誤り判定情報作成処理
403 第2ステップ:制約判定処理
404 第3ステップ:誤り評価値算出処理
501 正常時イベント連鎖情報
502 エラータイプ別判定方式情報
503 制約条件検証結果表
601 イベント種別抽出用辞書データ
701 エラータイプ推定ルールデータ
2401 制約条件テーブル
Claims (7)
- トラブルレポートから抽出した抽出結果イベント連鎖情報の抽出誤りを検知するイベント情報抽出誤り検知装置であって、
トラブルレポートから抽出したイベント種別と、そのイベント種別が発生をした順番と、どのようなエラーかを表すエラータイプと対応付けて記録した抽出結果イベント連鎖情報を記憶する抽出結果イベント連鎖情報記憶部と、
正常な手順におけるイベント種別とそのイベント種別が発生をする順番を記憶する正常時イベント連鎖情報記憶部と、
前記抽出結果イベント連鎖情報中のイベント種別の順番が前記正常時イベント連鎖情報中の順番と異なっていた場合に、その順番の異なりを許すか許さないかの条件の判定方式を前記エラータイプ毎に記憶するエラータイプ別判定方式情報記憶部と、
前記抽出結果イベント連鎖情報記憶部から複数のイベント種別を抽出し、抽出をした複数のイベント種別が発生をした順番が、正規な手順においてそれらのイベント種別が発生する順番と合っているかを前記正常時イベント連鎖情報記憶部を参照して判断し、順番が異なっていれば、抽出をしたイベント種別のエラータイプと前記エラータイプ別判定方式情報記憶部を参照してその順番の異なりを許すか許さないかを判断する制約判定部と、
前記制約判定部が前記抽出をした複数のデータのイベント種別が行われた順番が前記正規の手順のイベントのイベント種別が行われる順番と比べて異なり、且つ、その順番の異なりを許さないと判断をすると、前記複数のイベント種別に誤り候補であることを示す値を付与する処理を実行する誤り評価部と、
を含むことを特徴とするイベント情報抽出誤り検知装置。 - 前記誤り評価部は、
前記イベント種別毎に前記誤り候補であることを示す値を集計し、
前記集計の結果から最小集計値を検出し、
前記各集計の結果から前記最小集計値を減算し、
前記減算の結果値がゼロとならない集計の結果に対応するイベント種別を、誤り箇所の候補として出力する
処理を更に実行することを特徴とする請求項1に記載のイベント情報抽出誤り検知装置。 - 前記制約判定部は、
複数の前記判定方式の組合せ毎に、対応する複数のイベント種別の前記抽出結果イベント連鎖情報中での順番に関して前記正常時イベント連鎖情報中での順番との関係で満たすべき制約条件を記憶した制約条件テーブルを備え、
前記抽出結果イベント連鎖情報から複数のイベント情報組を順次抽出し、
前記複数のイベント種別の正常時の各順番を前記正常時イベント連鎖情報記憶部より取得し、
前記複数のイベント種別にそれぞれ対応する複数のエラータイプに対応する複数の判定方式を前記エラータイプ別判定方式情報記憶部より取得し、
前記複数のエラータイプに対応する複数の判定方式の組合せに対応する制約条件を前記制約条件テーブルから取得し、
前記複数のイベント種別の順番の順序関係が前記制約条件を満たさないときに、前記抽出をした複数のデータのイベント種別が行われた順番が前記正規の手順のイベントのイベント種別が行われる順番と比べて異なり、且つ、その順番の異なりを許さないと判断をする、
ことを特徴とする請求項1に記載のイベント情報抽出誤り検知装置。 - 前記制約条件テーブルは、前記複数のイベント種別の順番の順序関係が前記制約条件をみたすとき、前記複数のイベント種別の順番が前記正常時イベント連鎖情報中の順番と異なっていても前記複数のイベント種別を誤り候補としない場合が存在するように制約条件を緩和する構成となることを特徴とする請求項3に記載のイベント情報抽出誤り検知装置。
- 前記制約判定部は、
前記エラータイプが、行なうべき操作を行なわなかったというエラーを示すときに、前記エラータイプに対応する判定方式は、前記抽出結果イベント連鎖情報から選択された前記エラータイプに対応するイベント種別の順番が、前記抽出結果イベント連鎖情報中での前記イベント種別の順番以前の全ての順番を取り得るという条件下で、前記イベント種別に対応する前記正常時イベント連鎖情報中のイベント種別の順番と一致すべきであるという規定に基づいて判定処理を実行する、
ことを特徴とする請求項1に記載のイベント情報抽出誤り検知装置。 - トラブルレポートから抽出した抽出結果イベント連鎖情報の抽出誤りを検知するコンピュータに、
トラブルレポートから抽出したイベント種別と、そのイベント種別が発生をした順番と、どのようなエラーかを表すエラータイプと対応付けて記録した抽出結果イベント連鎖情報を記憶する抽出結果イベント連鎖情報記憶部と、正常な手順におけるイベント種別とそのイベント種別が発生をする順番を記憶する正常時イベント連鎖情報記憶部と、前記抽出結果イベント連鎖情報中のイベント種別の順番が前記正常時イベント連鎖情報中の順番と異なっていた場合に、その順番の異なりを許すか許さないかの条件の判定方式を前記エラータイプ毎に記憶するエラータイプ別判定方式情報記憶部とを参照することにより、前記抽出結果イベント連鎖情報記憶部から複数のイベント種別を抽出し、抽出をした複数のイベント種別が発生をした順番が、正規な手順においてそれらのイベント種別が発生する順番と合っているかを前記正常時イベント連鎖情報記憶部を参照して判断し、順番が異なっていれば、抽出をしたイベント種別のエラータイプと前記エラータイプ別判定方式情報記憶部を参照してその順番の異なりを許すか許さないかを判断する制約判定ステップと、
前記制約判定ステップが前記抽出をした複数のデータのイベント種別が行われた順番が前記正規の手順のイベントのイベント種別が行われる順番と比べて異なり、且つ、その順番の異なりを許さないと判断をすると、前記複数のイベント種別に誤り候補であることを示す値を付与する処理を実行する誤り評価ステップと、
を実行させるためのプログラム。 - コンピュータがトラブルレポートから抽出した抽出結果イベント連鎖情報の抽出誤りを検知するイベント情報抽出誤り検知方法であって、
トラブルレポートから抽出したイベント種別と、そのイベント種別が発生をした順番と、どのようなエラーかを表すエラータイプと対応付けて記録した抽出結果イベント連鎖情報を記憶する抽出結果イベント連鎖情報記憶部と、正常な手順におけるイベント種別とそのイベント種別が発生をする順番を記憶する正常時イベント連鎖情報記憶部と、前記抽出結果イベント連鎖情報中のイベント種別の順番が前記正常時イベント連鎖情報中の順番と異なっていた場合に、その順番の異なりを許すか許さないかの条件の判定方式を前記エラータイプ毎に記憶するエラータイプ別判定方式情報記憶部とを参照することにより、前記抽出結果イベント連鎖情報記憶部から複数のイベント種別を抽出し、抽出をした複数のイベント種別が発生をした順番が、正規な手順においてそれらのイベント種別が発生する順番と合っているかを前記正常時イベント連鎖情報記憶部を参照して判断し、順番が異なっていれば、抽出をしたイベント種別のエラータイプと前記エラータイプ別判定方式情報記憶部を参照してその順番の異なりを許すか許さないかを判断する制約判定ステップと、
前記制約判定ステップが前記抽出をした複数のデータのイベント種別が行われた順番が前記正規の手順のイベントのイベント種別が行われる順番と比べて異なり、且つ、その順番の異なりを許さないと判断をすると、前記複数のイベント種別に誤り候補であることを示す値を付与する処理を実行する誤り評価ステップと、
を含むことを特徴とするイベント情報抽出誤り検知方法。
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