JP5523035B2 - 画像処理装置、及び画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、メモリに格納された複数の画像を入力とし、回転、拡大または縮小等の変換処理及び合成処理を行い、表示画像等の合成画像を生成する画像処理装置、及び画像処理方法に関する。
従来の合成処理を行う画像処理装置としては、下層のソース画像の重なり部分を除き、ソース画像を分割画像に分割して分割表示アドレスを算出し、分割表示アドレスからソースアドレスを算出してソース画像を画像メモリから読み出しているものがあった(例えば、特許文献1参照)。この画像処理装置では、合成処理によって上層のソース画像により上書きされ消失してしまうソース画像のデータを画像メモリから読み出さないように、あらかじめソース画像を下層のソース画像の重なり部分を除いた分割画像に分割している。このような処理により、メモリのアクセス量を減らすことで、メモリのコストまたは電力などの削減が可能となる。
図18は特許文献1に記載された従来例の画像処理装置の構成を示す図である。図18において、アトリビュートメモリ1810は、合成画像を形成するためのデータとなる、各ソース画像データのデータ領域を表すソースアドレス、表示画面上における領域を示す表示アドレス、表示優先度等を含むアトリビュート情報を格納するメモリである。画像メモリ1830は、ソース画像データを格納するメモリであり、表示画面1820は、ソース画像を合成した表示画面である。描画回路1840は、アトリビュートメモリ1810に格納されたアトリビュート情報に基づいて画像メモリ1830に格納されたソース画像を読み出し、合成画像を形成し表示画面として出力する。
ここで、描画回路1840は、画像メモリ1830に格納されたソース画像att1、att2、att3、att4から表示画面1820に示す表示画像を形成する。表示優先度は、att1から、att2、att3、att4の順番で高く、att1が最も下層に位置するソース画像であり、att4が最も上層に位置するソース画像である。表示画面1820において、斜線部の各画素領域1821、1822、1823は合成処理によりソース画像間で重なりができる領域となる。描画回路1840は、表示画面のライン単位で合成処理を行う。
図19は表示画面1820のv1〜v2間の領域の画像分割処理を説明する図である。このv1−v2間ソース画像分割処理1850により、表示画面1820のv1〜v2間の領域において、ソース画像を分割画像に分割する。v1−v2間ソース画像分割処理1850では、矩形領域がatt1、att2、att3、att4の各ソース画像を分割した分割画像となり、ソース画像att1は、重なり領域の画素領域1821、1822に相当するh2−h3区間とh4−h5区間の領域を除いた分割画像となる。分割画像の生成後は、生成した分割画像の表示アドレスを算出し、算出した表示アドレスからソースアドレスを算出してソース画像を画像メモリ1830から読み出し、表示画面1820のデータを格納するメモリに出力する。
特開2002−229554号公報
上述したような従来の画像処理装置では、拡大処理または縮小処理等の変換処理に対する処理を想定しておらず、これら変換処理と合成処理を組み合わせた画像処理装置に適用する場合には新たな課題が発生する。
一例として、変換処理として拡大処理を行い、拡大処理後に複数の画像を合成処理する場合を考える。拡大処理を行う場合、拡大処理前のソース画像の1画素は、拡大処理後の複数の画素に使用される。拡大処理において、例えば複数タップのフィルタ演算を実施する場合は、それらタップ数分の隣接画素の参照が必要となる。また、拡大処理では拡大率に応じて、拡大処理後の隣接する複数画素の生成に拡大前の入力画像の同一画素を繰り返し使用することになる。その後、拡大処理後のソース画像と他のソース画像との合成処理を実施する。
このため、変換処理と合成処理を組み合わせて実施する場合、画像メモリに格納されているソース画像について、各画素をリードする(読み出す)必要があるかどうか、リード要否を判定するには、変換処理後(ここでは拡大処理後)のソース画像の画素生成に使用される画素領域の特定を行い、特定された複数の画素に関して、表示画像での出力位置を考慮し、合成処理において他の変換処理後のソース画像との重なり関係を確認して必要か不要かを判定し、複数の画素全ての判定結果から最終的にリードする必要があるかどうかを判定しなければならない。変換処理後の複数の画素全てについて判定結果が不要である場合、対象となる変換処理前のソース画像の画素はリード不要となる。
特許文献1に記載の従来例では、合成処理のみを想定しているため、表示画像における表示アドレスの画素とソース画像におけるソースアドレスの画素とは1対1で対応する。これに対し、変換処理と合成処理を組み合わせた画像処理装置において同様の処理を実施する場合は、ソース画像におけるソースアドレスの画素と表示画像となる変換処理後のソース画像の表示アドレスの画素との対応は1対複数となり、ソース画像の1画素のリードが必要かどうかの判定処理を各画素について複数画素分実施する必要がある。このため、判定処理の演算量が増大するという課題が生じる。
また、このような画像処理装置では、ライン単位あるいは複数画素のブロック単位で処理を行う形態を取り、また、処理効率を向上させるため、一連の処理を画素単位のパイプライン処理で実現する回路構成を取ることが多い。画素単位のパイプライン処理を行う画像処理装置に適用する場合、画像処理装置のスループットを低下させずに実装するには、複数画素分の前記判定処理を並列に処理しなければならず、判定処理のための回路規模が増大するという課題が生じる。あるいは、回路規模の増大を抑制するため、複数画素分の判定処理を並列に処理するのではなく、1画素ごと順次に処理した場合は、上記の複数画素分を逆数とした倍率で画像処理装置のスループットを大きく低下させてしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、変換処理と合成処理を組み合わせた処理においても、回路規模の増大と処理スループットの低下とを招くことなく、上層のソース画像により上書きされる不要なソース画像のデータを、画像メモリから読み出さないようにして、無駄なメモリアクセスの発生を抑制することを可能とした画像処理装置及び画像処理方法を提供することにある。
本発明は、複数のソース画像を入力とし、前記複数のソース画像の各ソース画像に対して個別に変換処理を実行する変換処理部と、前記変換処理部が出力する変換処理後の複数のソース画像に対して合成処理を行い合成画像を生成する合成処理部と、前記変換処理部の変換処理と前記合成処理部の合成処理に関する制御情報を保持する制御情報保持部と、前記変換処理部から出力される変換処理後の複数のソース画像の前記合成画像における重なり情報を示す合成レイアウト情報を生成する合成レイアウト情報生成部と、前記合成レイアウト情報生成部が出力する合成レイアウト情報を参照し、前記複数のソース画像に関して、前記合成処理部の合成処理による上書きのため不要となるソース画像上の領域を示すソース要否情報を生成するソース要否情報生成部と、前記ソース要否情報生成部が出力するソース要否情報を格納するソース要否情報格納メモリと、前記複数のソース画像の各ソース画像を画像メモリからリードする際に、前記ソース要否情報格納メモリのソース要否情報を参照し、不要領域のソース画像データに対するリードアクセスを実施しないリードマスク制御を行うソースリードマスク部と、複数のフレームに対して連続して処理を行い、前記ソース要否情報を生成したフレーム処理の次のフレーム以降のフレーム処理時に、前記ソースリードマスク部を起動し、前記ソース要否情報格納メモリに格納されたソース要否情報を用いて不要領域のソース画像データに対するリードマスク制御を実行する制御部と、を有し、前記制御部は、前記変換処理と前記合成処理とを含むフレーム処理を繰り返し実行するのと並行して、前記合成レイアウト情報生成部を起動し合成レイアウト情報を生成する処理と、前記ソース要否情報生成部を起動し前記合成レイアウト情報を用いてソース要否情報を生成する処理とを、1フレーム、あるいは複数のフレーム処理期間で実行し、前記フレーム処理の開始時に、前記変換処理と前記合成処理に関する制御情報を参照し、以前のフレーム処理時の制御情報と異なる場合は、前記合成レイアウト情報を生成する処理と前記ソース要否情報を生成する処理とを再度実行する画像処理装置を提供する。
また、本発明は、複数のソース画像を入力とし、前記複数のソース画像の各ソース画像に対して個別に変換処理を実行する変換処理部と、前記変換処理部が出力する変換処理後の複数のソース画像に対して合成処理を行い合成画像を生成する合成処理部と、前記変換処理部の変換処理と前記合成処理部の合成処理に関する制御情報を保持する制御情報保持部と、前記変換処理部から出力される変換処理後の複数のソース画像の前記合成画像における重なり情報を示す合成レイアウト情報を生成する合成レイアウト情報生成部と、前記合成レイアウト情報生成部が出力する合成レイアウト情報を参照し、前記複数のソース画像に関して、前記合成処理部の合成処理による上書きのため不要となるソース画像上の領域を示すソース要否情報を生成するソース要否情報生成部と、前記ソース要否情報生成部が出力するソース要否情報を格納するソース要否情報格納メモリと、前記複数のソース画像の各ソース画像を画像メモリからリードする際に、前記ソース要否情報格納メモリのソース要否情報を参照し、不要領域のソース画像データに対するリードアクセスを実施しないリードマスク制御を行うソースリードマスク部と、複数のフレームに対して連続して処理を行い、前記ソース要否情報を生成したフレーム処理の次のフレーム以降のフレーム処理時に、前記ソースリードマスク部を起動し、前記ソース要否情報格納メモリに格納されたソース要否情報を用いて不要領域のソース画像データに対するリードマスク制御を実行する制御部と、を有し、前記制御部は、前記変換処理と前記合成処理とを含むフレーム処理を繰り返し実行するのと並行して、前記合成レイアウト情報生成部を起動し合成レイアウト情報を生成する処理と、前記ソース要否情報生成部を起動し前記合成レイアウト情報を用いてソース要否情報を生成する処理とを、1フレーム、あるいは複数のフレーム処理期間で実行し、前記フレーム処理の開始時に、前記変換処理と前記合成処理に関する制御情報を参照し、以前のフレーム処理時の制御情報と異なる場合は、異なる部分だけについて前記合成レイアウト情報を生成する処理と前記ソース要否情報を生成する処理とを再度実行する画像処理装置を提供する。
本発明は、複数のソース画像を入力とし、各ソース画像の画像データを画像メモリからリードして、各ソース画像に対して個別に変換処理を実行し、変換処理後の複数のソース画像に対して合成処理を行い合成画像を生成する画像処理方法であって、前記変換処理後の複数のソース画像の前記合成画像における重なり情報を示す合成レイアウト情報を生成するステップと、前記合成レイアウト情報を参照し、前記複数のソース画像に関して、前記合成処理による上書きのため不要となるソース画像上の領域を示すソース要否情報を生成するステップと、前記各ソース画像の画像データを画像メモリからリードする際に、前記ソース要否情報を参照し、不要領域のソース画像データに対するリードアクセスを実施しないリードマスク制御を行うステップと、を含み、複数のフレームに対して連続して処理を行い、前記ソース要否情報を生成したフレーム処理の次のフレーム以降のフレーム処理時に、前記リードマスク制御を実行し、前記変換処理と前記合成処理とを含むフレーム処理を繰り返し実行するのと並行して、前記合成レイアウト情報を生成する処理と、前記ソース要否情報を生成する処理とを、1フレーム、あるいは複数のフレーム処理期間で実行し、フレーム処理の開始時に、前記変換処理と前記合成処理に関する制御情報を参照し、以前のフレーム処理時の制御情報と異なる場合は、前記合成レイアウト情報を生成する処理と前記ソース要否情報を生成する処理とを再度実行する画像処理方法を提供する。
また、本発明は、複数のソース画像を入力とし、各ソース画像の画像データを画像メモリからリードして、各ソース画像に対して個別に変換処理を実行し、変換処理後の複数のソース画像に対して合成処理を行い合成画像を生成する画像処理方法であって、前記変換処理後の複数のソース画像の前記合成画像における重なり情報を示す合成レイアウト情報を生成するステップと、前記合成レイアウト情報を参照し、前記複数のソース画像に関して、前記合成処理による上書きのため不要となるソース画像上の領域を示すソース要否情報を生成するステップと、前記各ソース画像の画像データを画像メモリからリードする際に、前記ソース要否情報を参照し、不要領域のソース画像データに対するリードアクセスを実施しないリードマスク制御を行うステップと、を含み、複数のフレームに対して連続して処理を行い、前記ソース要否情報を生成したフレーム処理の次のフレーム以降のフレーム処理時に、前記リードマスク制御を実行し、前記変換処理と前記合成処理とを含むフレーム処理を繰り返し実行するのと並行して、前記合成レイアウト情報を生成する処理と、前記ソース要否情報を生成する処理とを、1フレーム、あるいは複数のフレーム処理期間で実行し、前記フレーム処理の開始時に、前記変換処理と前記合成処理に関する制御情報を参照し、以前のフレーム処理時の制御情報と異なる場合は、異なる部分だけについて前記合成レイアウト情報を生成する処理と前記ソース要否情報を生成する処理とを再度実行する画像処理方法を提供する。
上記構成により、合成レイアウト情報の生成処理、あるいはソース要否情報の生成処理と、不要となるソース画像の画像データのリードマスク制御を行う処理とを、別々のフレーム処理期間で分割して実行可能であり、ソース要否情報の生成が完了した以降のフレーム処理では、不要となるソース画像データのリードマスク制御を継続することが可能となる。これによって、リードマスク制御に用いるソース要否情報の生成に必要な処理量を削減し、回路規模の増大と処理スループットの低下とを招くことなく、画像の変換処理と合成処理を組み合わせた処理を実行することができる。また、リードマスク制御によって不要なソース画像データのリードアクセスを抑制し、画像メモリからの読み出しに際して必要とするメモリ帯域を削減できる。また、合成レイアウト情報を用いることで、変換処理後のソース画像に関する1対複数画素の重なり判定処理を削減可能となる。
本発明によれば、変換処理と合成処理を組み合わせた処理においても、回路規模の増大と処理スループットの低下とを招くことなく、上層のソース画像により上書きされる不要なソース画像のデータを、画像メモリから読み出さないようにして、無駄なメモリアクセスの発生を抑制することを可能とした画像処理装置及び画像処理方法を提供できる。
変換処理と合成処理を組み合わせた処理を実施する画像処理装置の構成例を示すブロック図 図1の画像処理装置におけるソース不要領域算出部の構成例を示す図 拡大処理と合成処理を組み合わせて実施する場合のソース要否判定を行う対象画素を説明する図 本発明の実施の形態1における画像処理装置の構成を示すブロック図 実施の形態1の画像処理装置における画像データの連続フレーム処理フローを示す図 本実施の形態の画像処理装置における変換処理と合成処理の処理例を示す図 図6の処理例における各ソース画像に関する処理内容を示す図 実施の形態1の画像処理装置における画像データの1フレームのフレーム処理フローを示す図 本実施の形態のアドレス変換部によるアドレス変換の概念を示す図 本実施の形態における合成レイアウト情報の概念を示す図 合成レイアウト情報のビットフォーマットの例を示す図 合成レイアウト情報のブロックサイズの対応を示す図 本実施の形態におけるソース要否情報の概念を示す図 ソース要否情報のブロックサイズの対応を示す図 本発明の実施の形態2における画像処理装置の構成を示すブロック図 実施の形態2の画像処理装置における画像データの連続フレーム処理フローを示す図 本発明の実施の形態3における画像処理装置の構成を示すブロック図 従来例の画像処理装置の構成を示す図 図18における表示画面のv1〜v2間の領域の画像分割処理を説明する図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
まず、本実施の形態において実施する変換処理と合成処理を組み合わせた処理について、画像処理装置の構成例を用いて説明する。図1は、変換処理と合成処理を組み合わせた処理を実施する画像処理装置の構成例を示すブロック図である。
画像処理装置1000は、メモリ入力部1001、ソース不要領域算出部1002、変換処理部1003、合成処理部1004、メモリ出力部1005、及び制御情報保持部1006を有して構成される。また、画像処理装置1000には、ソース画像メモリ1010、合成画像メモリ1020が接続される。ソース画像メモリ1010は、画像処理装置1000への入力となるソース画像データを格納するメモリであり、合成画像メモリ1020は、画像処理装置1000から出力される合成画像データを格納するメモリである。
メモリ入力部1001は、ソース画像メモリ1010からソース画像データをリードする(読み出す)メモリインタフェース部であり、リードしたソース画像データは変換処理部1003へ入力される。また、メモリ入力部1001は、ソース不要領域算出部1002からのソース不要領域情報を参照して、リードが不要なデータへのアクセスは実行しない制御を行う。ここで、このソース画像データのリードに関する制御はソース画像メモリ1010へのリードアクセスのマスクとする。
ソース不要領域算出部1002は、ソース画像メモリ1010からのリードが不要となるソース画像領域を算出する。この際、ソース不要領域算出部1002は、制御情報保持部1006で保持された各ソース画像の変換処理前後のサイズ、出力位置、合成による重なり順序、ソース画像メモリ1010上のメモリアドレス等の、画像データの変換処理、合成処理に関連する各種情報、パラメータを含む制御情報を参照する。そして、これらの制御情報に基づき、合成処理において上層に位置する変換処理後のソース画像により、上書きされる画素の生成にのみ使用され、リードが不要となるソース画像領域のアドレスを算出する。
変換処理部1003は、制御情報保持部1006で保持された制御情報に従い、メモリ入力部1001から入力される各ソース画像に対して回転、拡大または縮小、色置換等の画像変換処理を施し、合成処理部1004へ出力する。
合成処理部1004は、制御情報保持部1006で保持された制御情報に従い、変換処理部1003から入力される変換処理後のソース画像の重ね合わせ、または半透明画像を重ね合わせるαブレンディングの合成処理を施して、1枚の表示画像となる合成画像データを生成し、メモリ出力部1005へ出力する。
メモリ出力部1005は、合成処理部1004から入力される合成画像データを、合成画像メモリ1020へ出力してライトする(書き込む)メモリインタフェース部である。
このような構成の画像処理装置1000では、ライン単位あるいは複数画素のブロック単位で処理を行う形態を取り、また、処理効率を向上させるため、一連の処理を画素単位のパイプライン処理で実現する回路構成を取ることが多い。
図2は、図1の画像処理装置1000におけるソース不要領域算出部1002の1つの構成例を示す図である。
ソース不要領域算出部1002は、ソースアドレス生成部1101、表示アドレス変換部1102、重なり判定部1103、及びソース要否判定部1104を有して構成される。
ソースアドレス生成部1101は、座標に相当する画素アドレスをライン方向に順番にインクリメントして表示アドレス変換部1102へ出力する。表示アドレス変換部1102は、入力された画素アドレスの画素データを使用して変換処理部1003の変換処理で生成される表示画像の画素アドレスに変換し、表示画像上の画素アドレスを重なり判定部1103へ出力する。重なり判定部1103は、入力された表示画像上の画素アドレスに対して、上層の変換処理後のソース画像との重なり有無を判定し、判定結果をソース要否判定部1104へ出力する。ソース要否判定部1104は、入力される判定結果から、重なりが有る場合は、さらにαブレンディング処理、または透過色処理により対象となるソース画像の画素が変換処理に必要かどうかの判定を実施する。そして、ソース要否判定部1104は、全ての表示画像の画素アドレスに対して不要と判定した場合は、判定対象のソース画像の画素はリード不要と判定する。
ここで、図1及び図2に示した画像処理装置1000の動作について、図3を用いて説明する。図3は、拡大処理と合成処理を組み合わせて実施する場合のソース要否判定を行う対象画素を説明する図である。
表示アドレス変換部1102による表示画像の画素アドレスへの変換では、通常、1つのソース画像の画素アドレスに対して複数の表示画像の画素アドレスを出力する。これは、変換処理において、フィルタ演算を行う処理では1画素の生成に複数画素の画素データを参照するためであり、さらには拡大処理では同一のソース画像の画素データを複数の表示画像の画素データの生成処理で参照するためである。
図3の例では、ソース画像200に対して拡大処理を実施し、変換処理後ソース画像210が生成されるものとする。ソース画像200は、画像処理装置1000への入力となるソース画像であり、変換処理後ソース画像210は、ソース画像200に変換処理部1003によって変換処理として拡大処理を施したもので、合成処理部1004への入力となる画像である。画素ブロック201はソース画像200の一部の領域を切り出したものであり、矩形1つが1画素を表した3×3画素の画素ブロックである。また、画素ブロック211は画素ブロック201に対応する7×6画素の画素ブロックである。
この場合、変換処理部1003による拡大処理の変換処理において、画素ブロック201の斜線の付いた1画素は、画素ブロック211の斜線が付いた5×4画素の複数の画素の処理時に使用される。この理由は、拡大処理において、例えば水平方向では3タップの、垂直方向では2タップのフィルタ演算を実施するとした場合は、それらタップ数分の隣接画素の参照が必要となるからである。さらには、拡大処理では拡大率に応じて、拡大処理後の隣接する複数画素の生成に拡大前の入力画像の同一画素を繰り返し使用するためである。したがって、ソース画像200の画素ブロック201の斜線付き1画素を、ソース画像メモリ1010からリードする必要があるかどうかを判定するには、変換処理後ソース画像210の複数の画素との対応に基づいて1対複数の重なり判定を行い、リード要否を判定する必要がある。すなわち、表示アドレス変換部1102、重なり判定部1103及びソース要否判定部1104において、変換処理後のソース画像の画素生成に使用される画素領域の特定を行い、特定された複数の画素に関して、表示画像での出力位置を考慮し、合成処理において他の変換処理後のソース画像との重なり関係を確認して必要か不要かを判定し、複数の画素全ての判定結果から最終的にリードする必要があるかどうかを判定しなければならない。前記複数の画素全ての判定結果が不要の判定結果の場合、対象となるソース画像の画素はリード不要となる。
また、ソース画像メモリ1010へのリードアクセスは、メモリ及びバスアクセスの効率の観点からバーストアクセスを行うことが多い。この場合、バーストアクセス単位でリードアクセスが不要かどうかは、バースト長に相当する画素数分のリードが必要があるかどうかの判定処理をしなければならない。図3において、画素ブロック202の連続する8画素がバースト長に相当する画素ブロックとすると、これら8画素分について上記判定処理が必要となる。
上記特許文献1に記載の従来例では、合成処理のみを想定しており、下層のソース画像の重なり部分を除き、ソース画像を分割画像に分割して分割表示アドレスを算出し、分割表示アドレスからソースアドレスを算出してソース画像の必要となる領域のみを画像メモリからリードするようにしている。この場合、表示画像における表示アドレスの画素とソース画像におけるソースアドレスの画素とは1対1で対応する。これに対し、変換処理と合成処理を組み合わせた画像処理装置において同様の処理を実施する場合は、上述したように、ソース画像におけるソースアドレスの画素と表示画像となる変換処理後のソース画像の表示アドレスの画素との対応は1対複数となり、ソース画像の1画素のリードが必要かどうかの判定処理は複数画素分実施する必要がある。
このため、ソース要否を判定する判定処理の演算量が増大するという課題が生じる。また、画素単位のパイプライン処理を行う画像処理装置に適用する場合、画像処理装置のスループットを低下させずに実装するには、複数画素分の前記判定処理を並列に処理しなければならず、ソース不要領域算出部1002の回路規模が増大するという課題が生じる。
また、変換処理部1003において実施する変換処理として、上記の例では拡大処理を行う場合について説明したが、さらに回転処理を追加した場合では、回転処理による表示アドレスからソースアドレスへの変換のための演算が加わり、回路規模の増大傾向は大きくなる。あるいは、回路規模の増大を抑制するため、複数画素分の判定処理を並列に処理するのではなく、1画素ごと順次に処理した場合は、上記の複数画素分を逆数とした倍率で画像処理装置のスループットを大きく低下させてしまう。
さらには、変換処理部1003において拡大縮小処理を実施する場合には、拡大率あるいは縮小率の設定に応じて、上述した1対複数の対応する複数画素領域のサイズが可変となり、この複数画素領域を特定するための演算が複雑となる。それに伴い、ソース画像のリードが必要かどうかの判定処理を実施する複数画素の画素数も可変となり、処理が複雑化する。このため、画素単位のパイプライン処理を行う画像処理装置に実装するには、制御が複雑となり、実装が困難であるという課題がある。これは拡大縮小処理だけでなく、矩形から台形など任意形状への変形処理を実施する場合も同様である。
そこで、以下の実施の形態において、変換処理と合成処理を組み合わせた処理において、ソース画像のリード要否判定に必要な処理量を削減し、回路規模の増大と処理スループットの低下を抑止することが可能な画像処理装置の構成例を示す。
(実施の形態1)
図4は、本発明の実施の形態1における画像処理装置100の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る画像処理装置100は、メモリ入力部1001、変換処理部1003、合成処理部1004、メモリ出力部1005を有して構成される。この画像処理装置100には、ソース画像メモリ1010、合成画像メモリ1020が接続される。ソース画像メモリ1010は、画像処理装置100への入力となるソース画像データを格納するメモリであり、合成画像メモリ1020は、画像処理装置100から出力される合成画像データを格納するメモリである。
メモリ入力部1001は、ソース画像メモリ1010からソース画像データをリードして入力するメモリインタフェース部であり、リードしたソース画像データは変換処理部1003へ入力される。一方、メモリ出力部1005は、合成処理部1004から入力される合成画像データを合成画像メモリ1020へ出力するメモリインタフェース部である。
また、画像処理装置100は、フレームシーケンス部101、制御情報保持部111を有している。フレームシーケンス部101は、外部からのフレーム単位の処理開始のトリガとなる起動信号を検出し、画像処理装置100における複数フレームにわたる画像データのフレーム処理のシーケンス制御を行い、内部の各処理部に対して起動をかける制御部として機能する。制御情報保持部111は、各ソース画像の変換処理前後のサイズ、出力位置、合成による重なり順序、ソース画像メモリ1010上のメモリアドレス等の、画像データの変換処理と合成処理に必要な各種情報、パラメータを含む制御情報を格納して保持する。
変換処理部1003は、フレームシーケンス部101によるシーケンス制御、及び制御情報保持部111で保持された制御情報に従い、メモリ入力部1001から入力される各ソース画像に対して画像変換処理を施し、合成処理部1004へ出力する。この変換処理部1003は、回転処理を行う回転処理部1003a、拡大または縮小処理を行う拡大縮小処理部としてのリサイズ処理部1003b、色置換または輝度調整、あるいは、エッジ強調処理等の画質を調整する画質調整処理部1003cを有して構成される。メモリ入力部1001から入力されるソース画像の画素データは、回転処理部1003a、リサイズ処理部1003b、画質調整処理部1003cの順に入力され、各々の処理部での処理がパイプライン処理で実行される。
合成処理部1004は、フレームシーケンス部101によるシーケンス制御、及び制御情報保持部111で保持された制御情報に従い、変換処理部1003から入力される変換処理後のソース画像の重ね合わせ、または半透明画像を重ね合わせるαブレンディングの合成処理を施して1枚の表示画像となる合成画像データを生成し、メモリ出力部1005へ出力する。
なお、変換処理部1003の回転処理部1003a、リサイズ処理部1003b、画質調整処理部1003cと、合成処理部1004を含む各処理部は、隣接する処理部間のタイミングを吸収するためのデータバッファを必要に応じて搭載する。
また、画像処理装置100は、パイプライン制御部102、入力カウンタ103、アドレス変換部104、出力カウンタ105、合成レイアウト情報生成部106、合成レイアウト情報格納メモリ107、ソース要否情報生成部108、ソース要否情報格納メモリ109、ソースリードマスク部110を有している。
パイプライン制御部102は、変換処理、合成処理、合成レイアウト情報生成とソース要否情報生成の一連のパイプライン処理のタイミングを制御するものである。よって、パイプライン制御部102は、パイプライン処理に関連する、変換処理部1003、合成処理部1004、合成レイアウト情報生成部106、ソース要否情報生成部108、入力カウンタ103、アドレス変換部104、及び出力カウンタ105のタイミングを制御する。すなわち、パイプライン制御部102は、1つのフレーム処理内の各処理のタイミング制御を行う制御部として機能する。
入力カウンタ103は、変換処理部1003に入力される各ソース画像の画素データのカウンタであり、ソース画像における垂直方向のライン数と水平方向の画素位置を示す座標となるアドレスを出力する。
出力カウンタ105は、変換処理部1003から出力される変換処理後のソース画像の画素データのカウンタであり、変換処理後のソース画像における垂直方向のライン数と水平方向の画素位置を示す座標となるアドレスを出力する。
アドレス変換部104は、出力カウンタ105から出力される変換処理後のソース画像の画素データのアドレス値について、その画素データを変換処理部1003の各処理部が生成するのに必要となるソース画像上の画素データのアドレス値に変換する。
合成レイアウト情報生成部106は、合成処理部1004の合成処理と同期して、変換処理部1003から出力される変換処理後の複数のソース画像の合成画像における重なり情報を示す合成レイアウト情報を生成し、合成レイアウト情報格納メモリ107に書き込む。合成レイアウト情報格納メモリ107は、合成レイアウト情報生成部106からの合成レイアウト情報を格納するメモリである。
ソース要否情報生成部108は、変換処理部1003の変換処理と同期して、合成レイアウト情報格納メモリ107の合成レイアウト情報を参照し、各ソース画像に対して、合成処理による上書きのため不要となるソース画像上の領域を示すソース要否情報を生成し、ソース要否情報格納メモリ109に書き込む。ソース要否情報格納メモリ109は、ソース要否情報生成部108からのソース要否情報を格納するメモリである。
ソースリードマスク部110は、ソース要否情報格納メモリ109のソース要否情報を参照し、メモリ入力部1001が発行するソース画像メモリ1010へのリードアクセス要求の内、ソース不要領域へのリードアクセス要求の発行を停止するリードマスク制御を行う。このリードマスク制御により、ソース画像メモリ1010からソース画像データをリードする際に、不要領域のソース画像データに対するリードアクセスを実施しないようにすることができる。メモリ入力部1001は、ソースリードマスク部110により発行を停止されたリードアクセス要求に対しては対応するリードデータとしてダミーとなるデータを内部で用意し、後段の変換処理部1003に出力する。
次に、図4の画像処理装置100による処理フローを、図5を用いて説明する。図5は、実施の形態1の画像処理装置100において画像データのフレーム処理を連続フレームで処理する時の処理フローを表す図である。本実施の形態では、連続する複数のフレームを有する動画像の画像データについて処理する場合を想定している。図5において、縦軸が画像処理装置100で実施する各処理を、横軸が時間軸を表し、新規処理開始となる1フレーム目の処理から順に2フレーム目、3フレーム目、4フレーム目、・・・の処理期間における各処理の実施の有無を示している。
1フレーム目の処理は、本来の機能となる変換処理と合成処理を変換処理部1003と合成処理部1004により実行するのと並行して、合成レイアウト情報生成の処理を合成レイアウト情報生成部106により実行する。1フレーム目の処理では、ソース要否情報生成とソースリードマスクの処理は実行しない。
2フレーム目の処理は、1フレーム目の処理と同様に変換処理と合成処理を実行し、これと並行して、ソース要否情報生成の処理をソース要否情報生成部108により実行する。合成レイアウト情報生成の処理は1フレーム目の処理で実施済みとなるため、2フレーム目の処理では実行せず、ソースリードマスクの処理も実行しない。
3フレーム目の処理は、1フレーム目の処理と同様に変換処理と合成処理を実行し、これと並行して、リードマスク制御を行うソースリードマスクの処理をソースリードマスク部110により実行する。合成レイアウト情報生成の処理は1フレーム目の処理で実施済みであり、ソース要否情報生成の処理は2フレーム目の処理で実施済みとなるため、3フレーム目の処理ではこれらの処理を実行しない。
4フレーム目の処理以降は、3フレーム目の処理と同じ処理を繰り返し、変換処理とともに、合成処理の処理時に不要となるソース画像データへのリードアクセスをマスクするソースリードマスクの処理を継続する。
ただし、2フレーム目以降の処理において、フレーム処理の開始時に変換処理と合成処理の制御情報をチェックし、前フレーム処理時からソース要否情報に変更がある場合は1フレーム目の処理から再度実行する。ソース要否情報に変更がある場合としては、合成処理において、合成処理するソース画像の枚数の変更、変換処理後のソース画像の合成出力位置の変更、ソース画像のサイズ変更、あるいはリサイズによる変換処理後のソース画像のサイズ変更、上書き処理から半透過合成処理としてのαブレンディング処理への変更、ソース画像の透過色を含むフォーマットへの変更等による合成レイアウト情報の変更がある場合、あるいは、回転処理の変更、リサイズ、画質調整処理のフィルタ処理のタップ数変更等がある場合である。
図6は、本実施の形態の画像処理装置における変換処理と合成処理の処理例を示す図である。また、図7は、図6の処理例における各ソース画像に関する処理内容を示す図である。画像処理装置100は、ソース画像メモリ1010に格納されたソース画像lyr0(311)、lyr1(312)、lyr2(313)、lyr3(314)の4つのソース画像を入力とし、各ソース画像に対して、図7に示す処理内容の変換処理と合成処理を行い、合成画像320に示す合成画像を生成し、合成画像データを合成画像メモリ1020に出力する。
この場合、図6に示すように、ソース画像の合成処理は、lyr0、lyr1、lyr2、lyr3の順に表示優先度が高くなっている。また、図7に示すように、lyr0は最下層に位置し、lyr1とlyr2は透過色の無い画像で全て上書きされるため、上層の画像と重なる領域にある下層の位置のlyr0とlyr1の画像データは不要となる。しかし、lyr3は下層の画像とαブレンディングを行うため、lyr3の下層の位置のlyr2とlyr0の画像データは必要となる。
図6の合成画像320において、合成画像のフレーム枠に対して、最上位ライン位置y0を原点として垂直下方向にy軸を取り、左端画素位置x0を原点として水平右方向にx軸を取る。合成画像320では、変換処理後のソース画像lyr0は合成画像のフレーム枠と等しいサイズとしている。
図8は、実施の形態1の画像処理装置100において画像データの1フレームのフレーム処理を行う時の処理フローを表す図である。フレームの処理方法としては、ライン単位、あるいは、複数画素の矩形領域となる画素ブロック単位を処理単位として、フレームを処理単位に分割し、分割した回数分の処理単位の処理を繰り返す。この際、フレーム単位の全体のシーケンス制御をフレームシーケンス部101が行い、1フレームのフレーム処理の開始後は、パイプライン制御部102がフレーム内の各処理を制御する。
例えば、処理単位をライン単位とした場合は、図6の合成画像320のy座標が0となる最上位ラインの画素データ生成から処理を開始し、y座標がy7である最下位ラインまで順番に1つ下側のラインの画素データ生成を繰り返して、下方向に1ラインずつライン生成を行う。ライン生成の処理フローとしては、lyr0、lyr1、lyr2、lyr3といった順序で合成処理の表示優先度が低い下層のソース画像から順に処理を行い、各ソース画像の左端の画素から右端の画素までx座標の正の方向となる順に処理を行う。
1フレームのフレーム処理において、lyr0、lyr1、lyr2、lyr3の各ソース画像に対する処理は、ソースリード処理+リードマスク、変換処理+合成処理、合成レイアウト情報生成あるいはソース要否情報生成、合成画像ライト処理の順序で、画素単位のパイプライン処理を実行していく。
ここで、ソースリード処理+リードマスクとしている処理は、ソース画像データのリード処理及びリードマスク制御に関する処理である。すなわち、ソース要否情報の生成が以前のフレーム処理で完了し、リードマスクが可能な状態である場合は、リードマスク制御を加えたソース画像データのリード処理を行い、一方、ソース要否情報の生成が完了していない場合は、リードマスク制御は実行せずにそのままソース画像データのリード処理を行う。
変換処理+合成処理は、各処理に関するパラメータを含む制御情報に従った変換処理と合成処理を実施する処理である。
合成レイアウト情報生成あるいはソース要否情報生成の処理は、図5の連続フレーム処理にあるように、実行中のフレーム処理において、合成レイアウト情報生成あるいはソース要否情報生成の内、どちらかの処理を指示されている場合に、前記指示された処理を変換処理+合成処理と並行して実行する処理である。
合成画像ライト処理は、上記の変換処理+合成処理の内、表示優先度が最も高いlyr3の合成処理と並行して実行する処理であり、最終的な合成画像データとして生成ができたデータを順に外部メモリへライトする処理である。
次に、上述した図5〜図8による連続フレーム処理における各フレームのフレーム処理の動作詳細に関して説明する。
まず、図5の1フレーム目の処理に関して説明する。
画像処理装置100に対してフレーム処理の起動がかけられると、フレームシーケンス部101がフレーム処理起動の信号を検出し、フレーム処理を開始する。フレームシーケンス部101は、内部状態が1フレーム目の最初のフレーム処理であることを確認し、合成レイアウト情報格納メモリ107とソース要否情報格納メモリ109の初期化を行う。次に、フレームシーケンス部101は、図4には図示していない外部メモリにアクセスし、変換処理と合成処理に必要な制御情報を読み出し、制御情報保持部111へ格納する。ここで、画像処理装置100を制御するCPUあるいはマイコン等のホストにより、前記制御情報の一部または全部を予め書き込んでおいてもよい。
制御情報保持部111への制御情報の格納が完了すると、フレームシーケンス部101は、1フレーム目の処理として、変換処理と合成処理に加えて、合成レイアウト情報生成を実行することを決定する。そして、変換処理部1003、合成処理部1004、合成レイアウト情報生成部106及びパイプライン制御部102を起動する。
パイプライン制御部102は、図8を用いて説明した、処理単位となるライン処理の繰り返し制御とライン処理のシーケンス制御を行い、画素パイプライン処理のタイミング制御を行う。
出力カウンタ105は、y座標を保持するカウンタを持ち、y=0の最初のライン処理開始時に0をセットし、以降のライン処理開始時にインクリメントすることで処理中のライン番号を保持する。パイプライン制御部102は、ライン処理を開始すると、ソース画像lyr0、lyr1、lyr2、lyr3と合成処理で下層となるソース画像から順に、ライン処理対象となる合成画像のライン上に該ソース画像が存在するかどうかをチェックする。ここで、存在する場合は該ソース画像の対象ライン上のデータを生成するための変換処理と合成処理を実行し、存在しない場合は該ソース画像の変換処理と合成処理はスキップして次に上層に位置するソース画像の処理に遷移する。前記ソース画像のチェックは、制御情報保持部111に格納された該ソース画像の変換処理後の垂直サイズと、合成画像の出力開始位置を示すy座標のオフセット値のパラメータと、出力カウンタ105が保持するライン処理中のy座標値とから判断することができる。なお、本チェックの処理において、上層に位置するソース画像との重なり判定は実施しない。
前記ソース画像のチェックにより該ソース画像が存在した場合は、パイプライン制御部102は、変換処理と合成処理の実施を開始する。変換処理と合成処理を行う際に、まずは変換処理と合成処理に必要となるソース画像におけるライン領域の特定を行う。ライン領域の特定はアドレス変換部104により実施されるもので、合成画像の座標からソース画像の座標へのアドレス変換処理である。このライン領域の特定処理を図9を用いて説明する。
図9は、アドレス変換部104によるアドレス変換の概念を示す図である。ここでは、合成画像320の座標y=yk(y3≦yk<y4)のライン処理においてソース画像lyr2(313)のアドレス変換処理の例を示している。アドレス変換処理は、合成画像320における変換処理後ソース画像lyr2(322)の出力開始位置を示すオフセット値y2をykから減算して変換処理後ソース画像lyr2(322)におけるy座標とし、垂直拡大縮小率の逆数となるパラメータを乗算することで、ソース画像lyr2(313)における垂直座標vkを算出する。lyr2(313)の縮小処理において4タップのフィルタ処理を実行するとした場合、vkを中心位置とした座標v1とv2の間の4ライン領域の画素ブロック521がソース画像lyr2(313)の変換処理に必要なライン領域となる。
変換処理と合成処理に必要なライン領域の算出が完了すると、パイプライン制御部102は、メモリ入力部1001に特定したライン領域のソース画像データをソース画像メモリ1010から読み出す指示を出す。メモリ入力部1001は、処理対象となるソース画像のライン間の距離を表すストライド、画像フォーマット、ソース画像メモリ1010の格納開始位置となるベースアドレスのパラメータにより、前記特定したライン領域をソース画像メモリ1010のアドレスに変換して順次リードアクセスを行い、読み出したソース画像データを変換処理部1003に入力する。この際、変換処理部1003へのデータ入力は入力カウンタ103によりカウントする。入力カウンタ103のカウンタ値は、ソース画像の水平方向の座標に相当する。
変換処理部1003では、メモリ入力部1001から入力されるソース画像データに対して、回転処理部1003a、リサイズ処理部1003b、及び画質調整処理部1003cの各処理部において、制御情報保持部111の制御情報に従って順番に変換処理を行う。リサイズ処理部1003bの入出力において、縮小処理を行う場合、複数ラインの入力に対して垂直方向のリサイズ処理により1ラインの出力となる。これは、上記説明した、図9のソース画像lyr2(313)の処理例では、4ラインの入力を行い1ラインの出力となる。さらに、リサイズ処理部1003bでは水平方向のソース画像のサイズ変更がなされる。
リサイズ処理部1003bにおける水平方向のサイズ変更は、入力カウンタ103、出力カウンタ105、及びアドレス変換部104によるカウンタ値の比較により、データ入出力数をパイプライン制御部102で制御することにより実現する。出力カウンタ105では、y座標のカウンタとは別に水平方向のx座標のカウンタを持つ。x座標カウンタはリサイズ処理部1003bの出力画素数をカウントし、変換処理後のソース画像の左端画素を0として右端画素までをカウントする。このx座標のカウント値に、合成画像320での出力開始位置を示すx座標のオフセット値を加算することで、合成画像320におけるx座標となる。図9の変換処理後ソース画像lyr2(322)の場合、オフセット値x2を加算すればよい。
アドレス変換部104は、上記y座標の変換処理と同様に、出力カウンタ105のx座標カウンタ値からリサイズ処理に必要となるソース画像の画素領域の座標に変換する。このx座標のアドレス変換処理を図9により説明する。変換処理後ソース画像lyr2(322)のx=xm、y=ykの画素511の座標変換では、xmからx2を減算した(xm−x2)が出力カウンタ105のx座標カウンタが保持するカウンタ値である。このカウンタ値(xm−x2)に水平拡大縮小率の逆数となるパラメータを乗算することで、ソース画像lyr2(313)における水平座標ukを算出する。lyr2(313)の縮小処理において6タップのフィルタ処理を実行するとした場合、ukを中心位置とした座標u1とu2の間の6×4画素領域の画素ブロック522が画素511のリサイズ処理に必要な画素領域となる。同様に、画素ブロック523は画素512のリサイズ処理に必要な画素領域である。
パイプライン制御部102は、上記アドレス変換部104で算出した画素領域のu座標値と入力カウンタ103のカウンタ値とを比較し、ちょうど前記求めた画素領域までの画素データをリサイズ処理部1003bに入力する。画素511のリサイズ処理時では、入力カウンタが画素ブロック522の右端の座標u2となるまでデータ入力を行う。次に画素511の右隣の画素生成となり、上記同様に対応するソース画像の画素領域を求め、画素領域が右側にシフトした場合はシフトした位置までデータ入力を進め、画素領域が同じ場合は前段からのデータ入力をストールさせる。
合成処理部1004は、変換処理部1003から入力される変換処理後ソース画像データの合成処理を行う。合成処理部1004内部に合成画像320のライン幅分のラインメモリを持ち、合成処理結果を書き込む。処理中のソース画像が透過色を含む画像フォーマットである場合は、合成処理する画素が透過色であるかどうかの判定を行い、透過色である場合はラインメモリへの書込みをせず、透過色でない場合はラインメモリの出力位置に相当するアドレスへ上書きする。あるいは、合成処理内容がαブレンディングである場合は、ラインメモリの出力位置に相当するデータを読み出して下層に位置するソース画像のデータを読み出し、画素個別またはソース画像全体で設定されたα値に基づいて、入力画素データとのブレンディング処理を行い、ラインメモリの出力位置に相当するアドレスへ書き戻す。出力位置は合成画像320のx座標であり、出力カウンタ105のx座標カウンタのカウンタ値にソース画像の出力位置となるx座標オフセット値を加算することで求める。
処理中のライン上で最上位に位置するソース画像の合成処理が完了すると、合成処理部1004は内部のラインメモリ上のデータをメモリ出力部1005へ出力し、メモリ出力部1005により合成画像メモリ1020へ書き込みを行う。
1フレーム目の処理においては、変換処理及び合成処理と並行して合成レイアウト情報生成部106が合成レイアウト情報生成の処理を行う。合成レイアウト情報生成部106は、出力カウンタ105のx座標、y座標のカウンタ値を参照し、合成処理部1004の画素処理と同期して処理を行う。
合成レイアウト情報生成部106は、制御情報保持部111に格納された処理中のソース画像の画像フォーマットと合成処理制御情報を参照し、処理中のソース画像の合成処理の種別を判定する。この際、合成処理として、透過処理の無い上書き処理であるかどうか、あるいは、ソース画像が透過色または透過処理を表すステンシルビットを含む画像であり透過合成が発生するかどうか、あるいは、上書き処理ではなくαブレンディングを行うかどうかの判定処理を行う。ここで、判定結果が合成処理において全ての画素で上書き処理であり、下層のデータを必要とする透過合成またはαブレンディングを行わないソース画像と判定した場合は、合成画像320の合成処理を行う画素位置の合成レイアウト情報として、処理中のソース画像の番号を合成レイアウト情報格納メモリ107に書き込む。なお、合成レイアウト情報格納メモリ107は初期化時に番号0で初期化されている。
なお、透過処理を表すステンシルビットの画素位置、またはαブレンディングのα値が下層の画素データをブレンディングしない数値(例えば、α=0)の画素位置が、連続するフレーム処理で固定となるソース画像に対しては、透過合成またはαブレンディングを行うソース画像であっても、画素毎にステンシルビットまたはα値を判定し、上書き処理する画素位置には処理中のソース画像の番号を合成レイアウト情報格納メモリ107に書き込むようにしてもよい。
上述したソース画像の番号の書き込み処理を、表示優先度が最も低い最下位のソース画像から順に最上位のソース画像まで繰り返し、1フレーム分処理することで、合成画像320の合成レイアウト情報が完成する。図10は、合成レイアウト情報格納メモリ107に格納する合成レイアウト情報の概念図である。
ここで、下層のソース画像の変換処理においてリサイズ処理後の画質調整処理のフィルタ処理等で複数画素領域を必要とする場合は、合成レイアウト情報の生成において、それら複数画素領域を上層のソース画像の番号を書き込むことで上書きして消去しないように、上層のソース画像のフレーム境界から前記必要とする画素領域分はソース番号を上書きしないようにする対応が必要となる。例えば、変換処理後ソース画像lyr1(321)の生成に画質調整処理のフィルタ処理がある場合には、図10の斜線を施した画素領域324は変換処理後ソース画像lyr2(322)により上書きされるが、変換処理後ソース画像lyr1(321)の変換処理後ソース画像lyr2(322)との境界画素の生成処理には必要となるため、合成レイアウト情報生成時に画素領域324にはlyr2の番号を上書きしないように対処する。
変換処理後ソース画像lyr3(323)の領域に関しては、合成処理としてαブレンディングを行うため下層の画像データが必要となり、合成レイアウト情報にはlyr3の番号は上書きされていない。このようにして合成レイアウト情報を生成することで、各画素領域で必要とするソース画像で最下位に位置するソース画像の番号を表すことができる。例えば、x座標x3〜x5、y座標y3〜y5の画素領域の合成レイアウト情報は、lyr2を表す番号2であり、この画素領域ではソース画像lyr2とその上層に位置するlyr3が必要であることを表す。
上記の通り、合成レイアウト情報の生成処理として、合成処理において下層の位置のソース画像が不要となる場合は上層のソース画像の番号を上書きする処理を、1フレーム処理期間において、処理単位となるライン単位で、表示優先度が最も低い最下位のソース画像から順に最上位のソース画像まで繰り返し、ライン単位処理を1フレーム分処理する。このように合成レイアウト情報を生成することで、1フレーム分の画素の重なり状態を示す情報が得られるため、画素ごとの重なり判定が不要であり、従来のような画素単位の逐次処理におけるソース画像間の重なり判定処理を削減することができる。
合成レイアウト情報格納メモリ107のメモリ容量を削減するため、合成レイアウト情報生成部106において、合成レイアウト情報のブロック化を行う。複数の画素ブロック単位で合成レイアウト情報を割り当てることで情報量を削減する。図11は合成レイアウト情報のビットフォーマットの例を示す図、図12は合成レイアウト情報のブロックサイズの対応を示す図である。
図11に示す合成レイアウト情報ビットフォーマット710は、1ブロックあたりの合成レイアウト情報のビットフォーマットであり、1データを4ビットで構成する。画像処理装置100への入力ソース画像数の最大を8画像とし、3ビットでソース画像の番号を表すものとし、このソース画像の識別番号情報を合成レイアウト情報として用いる。この場合、最上位ビットは空きビットとなる。
図12に示す合成レイアウト情報ブロックサイズ対応表720は、合成画像の水平サイズまたは垂直サイズに対応する、合成レイアウト情報の画素ブロックの水平サイズまたは垂直サイズの対応を表で示したものである。ここで、Levelはブロックサイズを分類する番号に相当する。合成画像のサイズに応じてブロックサイズを可変とすることで、1フレームの合成レイアウト情報のサイズ上限を一定としている。例えば、合成画像のサイズが水平720画素(W)×垂直480画素(H)の場合、水平サイズはLevel4、垂直サイズはLevel3に該当し、ブロックサイズは16(W)×8(H)画素ブロックとなる。本対応表の場合、水平方向と垂直方向それぞれの最大ブロック数は64ブロックとなり、合成レイアウト情報の最大サイズは64×64×4ビットで2KByteである。
なお、合成レイアウト情報のブロックサイズの決定は、合成レイアウト情報ブロックサイズ対応表720に限定するものではなく、合成レイアウト情報の最大サイズの上限を変えるようにブロックサイズを変更しても良いし、合成画像のサイズに依存せずに一定のサイズとしても良い。
以上が図5の1フレーム目の処理の動作となる。
次に、図5の2フレーム目の処理に関して説明する。
1フレーム目の処理が完了した後、画像処理装置100に対して新たにフレーム処理の起動がかけられると、フレームシーケンス部101がフレーム処理起動の信号を検出し、フレーム処理を開始する。
フレームシーケンス部101は、内部状態が2フレーム目の処理であることを確認し、1フレーム目の処理と同様に、外部メモリにアクセスし、変換処理と合成処理に必要な制御情報を読み出し、制御情報保持部111へ格納する。
このとき、フレームシーケンス部101は、前回のフレーム処理時の制御情報と比較し、前回のフレーム処理時に生成した合成レイアウト情報に変更が入る要因となる制御情報の差分があるかどうかを評価する。ここで、制御情報に合成レイアウト情報に変更が入る差分を検出した場合は、1フレーム目の処理を実行することを決定し、合成レイアウト情報格納メモリ107の初期化を行った後、変換処理と合成処理に加えて合成レイアウト情報生成の処理を開始する。一方、差分が検出されない場合は、2フレーム目処理として変換処理と合成処理に加えてソース要否情報生成を実行することを決定し、変換処理部1003、合成処理部1004、ソース要否情報生成部108及びパイプライン制御部102を起動する。
なお、前回のフレーム処理時に生成した合成レイアウト情報に変更が入る要因となる制御情報の差分検出は、別途、合成レイアウト情報の変更発生有無を示す制御情報を用意し、制御情報を設定するホストが設定する仕様とし、フレームシーケンス部101の差分検出の処理を簡略化してもよい。
変換処理部1003、合成処理部1004とパイプライン制御部102による変換処理と合成処理の動作は、上記1フレーム目の処理で説明した動作と同じである。
2フレーム目の処理においては、変換処理と合成処理と並行してソース要否情報生成部108がソース要否情報生成の処理を行う。ソース要否情報生成部108は、出力カウンタ105のx座標とy座標のカウンタ値、アドレス変換部104が出力するアドレス変換処理したu座標とv座標の値、及び合成レイアウト情報格納メモリ107の合成レイアウト情報を参照し、変換処理部1003の画素処理と同期して処理を行う。
ソース要否情報生成部108は、出力カウンタ105のx座標とy座標のカウンタ値が示す合成画像の画素位置に対応する合成レイアウト情報を合成レイアウト情報格納メモリ107から読み出し、読み出した合成レイアウト情報のソース画像番号と処理中のソース画像番号とを比較する。この画像番号の比較により、処理中のソース画像の変換処理後の画素データが合成画像320の生成に必要となるかどうかを判定する。この際、処理中のソース画像番号が読み出した合成レイアウト情報のソース画像番号より小さい場合は不要であり、等しいか大きければ必要となる。前記要否判定により、必要との判定結果が出た場合は、アドレス変換部104が算出する出力画素に対応するソース画像の画素領域の画素データが必要となるため、前記画素領域の各画素のソース要否情報として、必要を示すフラグをソース要否情報格納メモリ109に書き込む。図9に示した変換処理後ソース画像lyr2(322)の画素511の場合、ソース画像lyr2(313)の対応する画素ブロック522のソース要否情報にフラグを書き込むこととなる。
一方、ソース要否情報生成部108は、前記要否判定により不要との判定結果が出た場合は、ソース要否情報格納メモリ109へのフラグの書き込みは実施しない。ここで、ソース要否情報は1ビットのデータであり、0はソース不要、1はソース必要を表し、フラグ書き込み時は1を書き込む。なお、ソース要否情報格納メモリ109の初期化時には0で初期化される。
上述したソース画像の要否を示すフラグの書き込み処理を、表示優先度が最も低い最下層のソース画像から順に最上層のソース画像まで繰り返し、1フレーム分処理することで、ソース画像lyr0〜lyr3のソース要否情報が完成する。図13は、ソース要否情報格納メモリ109に格納するソース要否情報の概念図である。図13において、ソース画像lyr0のソース要否情報811とソース画像lyr1のソース要否情報812の斜線部はソース不要領域である。ソース画像lyr2とlyr3のソース要否情報813と814は全てソース必要領域となる。
ソース要否情報格納メモリ109のメモリ容量を削減するため、ソース要否情報生成部108において、ソース要否情報のブロック化を行う。複数の画素ブロック単位でソース要否情報を割り当てることで情報量を削減する。図14はソース要否情報のブロックサイズの対応を示す図である。
図14に示すソース要否情報ブロックサイズ対応表920は、ソース画像の水平サイズまたは垂直サイズに対応する、ソース要否情報の画素ブロックの水平サイズまたは垂直サイズの対応を表で示したものである。ここで、Levelはブロックサイズを分類する番号に相当する。ソース画像のサイズに応じてブロックサイズを可変とすることで、ソース画像のソース要否情報のサイズ上限を一定としている。例えば、ソース画像のサイズが水平360画素(W)×垂直240画素(H)の場合、水平サイズはLevel3、垂直サイズはLevel2に該当し、ブロックサイズは8(W)×4(H)画素ブロックとなる。本対応表の場合、水平方向と垂直方向それぞれの最大ブロック数は64ブロックとなり、ソース要否情報の最大サイズは64×64×1ビットで512Byteである。ソース画像の最大入力数が8画像とすると、ソース要否情報全体の最大サイズは512×8で4KByteとなる。
なお、ソース要否情報のブロックサイズの決定は、ソース要否情報ブロックサイズ対応表920に限定するものではなく、ソース要否情報の最大サイズの上限を変えるようにブロックサイズを変更しても良いし、ソース画像のサイズに依存せずに一定のサイズとしても良い。
以上が図5の2フレーム目の処理の動作となる。
次に、図5の3フレーム目の処理に関して説明する。
2フレーム目の処理が完了した後、画像処理装置100に対して新たにフレーム処理の起動がかけられると、フレームシーケンス部101がフレーム処理起動の信号を検出し、フレーム処理を開始する。
フレームシーケンス部101は、内部状態が3フレーム目の処理であることを確認し、1フレーム目の処理と同様に、外部メモリにアクセスし、変換処理と合成処理に必要な制御情報を読み出し、制御情報保持部111へ格納する。
このとき、2フレーム目の処理と同様に、フレームシーケンス部101は、前回のフレーム処理時の制御情報と比較し、前回のフレーム処理時に生成したソース要否情報に変更が入る要因となる制御情報の差分があるかどうかを評価する。ここで、制御情報に合成レイアウト情報に変更が入る差分を検出した場合は、1フレーム目の処理を実行することを決定し、合成レイアウト情報格納メモリ107とソース要否情報格納メモリ109の初期化を行った後、変換処理と合成処理に加えて合成レイアウト情報生成の処理を開始する。一方、差分が検出されない場合は、3フレーム目処理として変換処理と合成処理に加えてリードマスク制御を実行することを決定し、変換処理部1003、合成処理部1004、ソースリードマスク部110及びパイプライン制御部102を起動する。
なお、前回のフレーム処理時に生成したソース要否情報に変更が入る要因となる制御情報の差分検出は、別途、ソース要否情報の変更発生有無を示す制御情報を用意し、制御情報を設定するホストが設定する仕様とし、フレームシーケンス部101の差分検出の処理を簡略化してもよい。
変換処理部1003、合成処理部1004とパイプライン制御部102による変換処理と合成処理の動作は、上記1フレーム目の処理で説明した動作と同じである。
3フレーム目の処理においては、変換処理と合成処理でメモリ入力部1001がソース画像メモリ1010からソース画像データを読み出す際に、ソースリードマスク部110がリードマスク制御の処理を行う。ソースリードマスク部110は、メモリ入力部1001がリードアクセスするソース画像の画素領域の座標を参照し、ソース要否情報格納メモリ109から前記画素領域のソース要否情報を確認する。ここで、ソース画像の不要領域の場合は、メモリ入力部1001に該当リードアクセスの発行を抑制するよう通知する。メモリ入力部1001は、ソースリードマスク部110より発行抑制を通知されたリードアクセスの発行を停止し、ソース画像メモリ1010への不要なソース画像データのリードアクセスを防止する。発行を停止したリードアクセスに対応する画像データは、メモリ入力部1001が内部でダミーとなるデータを用意し、変換処理部1003へ本来の画像データの代わりに出力する。
以上が図5の3フレーム目の処理の動作となる。4フレーム目以降のフレーム処理は、上記3フレーム目の処理と同一の処理である。
上述したように、本実施の形態では、複数フレームの画像データを処理する場合に、合成レイアウト情報の生成処理、ソース要否情報の生成処理、リードマスク制御を行うソースリードマスク処理を、複数のフレーム処理期間に分割し、変換処理と合成処理の処理と並行して処理する。これにより、ソース画像データのリードマスク制御に用いるソース要否情報の生成に必要な処理量を削減し、回路規模の増大と処理スループットの低下とを招くことなく、画像の変換処理と合成処理を組み合わせた処理を実行することができる。また、上層のソース画像により上書きされるために無駄となるソース画像データの画像メモリへのリードアクセスを抑制し、画像処理装置と画像メモリ間のデータ転送量を削減できるので、ソース画像メモリからの読み出しに際して必要とするメモリ帯域を削減することができる。
また、図1〜図3を用いて説明した画像処理装置のようにソース画像の注目画素の画素毎に逐次、重なり判定処理を行うのに対して、本実施の形態では、ソース画像1フレーム分のソース要否情報を1フレーム期間で求めるようにしている。これにより、ソース要否情報の算出に必要な変換処理後のソース画像の重なり判定の処理量を削減できる。例えば、図3の変換処理の例において、ソース画像の注目1画素のソース要否情報算出のために重なり判定が必要となる、変換処理後のソース画像の画素領域211の斜線部で、図1〜図3を用いて説明した画像処理装置では画素毎の逐次処理によりソース画像の画素間で重複する画素の重なり判定処理を行う必要がある。これに対して、本実施の形態では、合成レイアウト情報の生成処理を行うことで、合成処理における上書き処理判定及びソース画像番号の上書きを行う1回の処理で同様の判定結果を得られるため、1対複数画素の重なり判定処理が不要である。
また、図1〜図3を用いて説明した画像処理装置では、画像処理装置の処理スループットを維持するために、ソース画像の注目1画素から重なり判定が必要な変換処理後のソース画像への画素領域へのアドレス変換処理と、前記画素領域の複数画素の重なり判定処理とを並列処理しなければならず、回路規模が増大することがあった。これに対し、本実施の形態では、画像処理装置の処理スループットを維持するために複数画素の重なり判定処理を並列に処理しなくともよく、1画素の重なり判定処理の繰り返し処理とできるため、回路規模の増大を抑制できる。
さらには、合成レイアウト情報の生成処理とソース要否情報の生成処理を別のフレーム処理期間に分割し、1フレーム分の合成レイアウト情報を1フレーム期間で求めるようにすることで、重なり判定処理の処理量を削減できる。これは、1フレーム分の合成レイアウト情報を最下層のソース画像から最上層のソース画像の順に合成画像の出力位置を上書きして生成することで、従来例のような表示画像の分割処理に相当するソース画像間での重なり判定処理を削減することができるからである。
また、合成レイアウト情報とソース要否情報の生成処理を変換処理と合成処理と並行して行い、変換処理の入力カウンタと出力カウンタによる画素データの入出力制御と同期して処理することで、変換処理と合成処理のパイプライン処理の制御と同じにして合成レイアウト情報とソース要否情報の生成処理を組み込むことができる。これにより、制御の複雑化を招くことなく、容易に実装することができる。
なお、本実施の形態において、変換処理部1003を回転処理部1003a、リサイズ処理部1003b、及び画質調整処理部1003cにより構成するとしたが、変換処理部は本構成に限定するものではない。
なお、本実施の形態において、画像処理装置100の動作において、処理単位をライン単位とし、ライン単位の処理の繰り返しによる動作を説明したが、処理単位はライン単位に限定するものではなく、画素ブロック単位等の処理単位としてもよい。
なお、本実施の形態において、画像処理装置100の処理フローとして、1フレーム目で合成レイアウト情報の生成処理を行い、2フレーム目でソース要否情報の生成処理を行うとしたが、1フレーム目と2フレーム目の2フレーム期間での処理に限定するものではない。例えば、3フレーム期間以上のフレーム期間を用いて、合成レイアウト情報とソース要否情報の生成処理を行うようにしてもよい。
(実施の形態2)
図15は、本発明の実施の形態2における画像処理装置1500の構成を示すブロック図である。図15において、図4の実施の形態1と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
実施の形態2の画像処理装置1500において、実施の形態1の画像処理装置100の構成との差分は、合成レイアウト情報生成部1506の動作が異なり、合成レイアウト情報格納メモリ107を有していない点となる。
図16は、実施の形態2の画像処理装置1500において画像データのフレーム処理を連続フレームで処理する時の処理フローを表す図である。図5の実施の形態1の処理フローと異なる点は、1フレーム目の処理において、変換処理及び合成処理と並行して、合成レイアウト情報生成とソース要否情報生成を併せて実行し、2フレーム目以降のフレーム処理で1フレーム目の処理で生成したソース要否情報を用いてソース画像データのリードマスク制御を行う点である。
この場合、画像処理装置1500における合成レイアウト情報生成部1506は、1フレーム期間をかけて合成レイアウト情報を生成するのではないため、1フレーム目の画素毎の逐次処理時に、実施の形態1で説明した合成レイアウト情報生成部106の処理に加えて、複数のソース画像の重なり判定処理を実施する。つまり、合成画像の注目画素に関して、処理中のソース画像に対して、透過合成の発生有無、αブレンディングか上書き処理を行うかの判定処理に追加して、上層となる変換処理後のソース画像全てに対して、重なりが発生するかどうかの重なり判定を実施する。ここで、重なりが発生する場合は、透過合成の発生有無、αブレンディングか上書き処理を行うかの判定処理を行う。このように、上層となる変換処理後のソース画像との重なり判定を含めた処理を行い、実施の形態1と同様の合成レイアウト情報を生成して、ソース要否情報生成部108に出力する。
ソース要否情報生成部108は、合成レイアウト情報の生成と同じフレーム処理において、合成レイアウト情報に基づいてソース画像の要否判定を行い、判定結果を示すフラグによるソース要否情報をソース要否情報格納メモリ109に書き込む。
実施の形態2においては、実施の形態1で削減できた重なり判定処理は必要となるが、実施の形態1では3フレーム目処理からソース画像のリードマスク制御を実施していたのに対して、実施の形態2では連続フレーム処理の2フレーム目処理からリードマスク制御が可能となる。この場合、1フレーム目では合成レイアウト情報生成及びソース要否情報生成の処理を一度に実施するために重なり判定処理を行うが、ソース要否情報の生成処理とリードマスク制御を行うソースリードマスク処理を、複数のフレーム処理期間に分割することにより、ソース画像データのリードマスク制御に用いるソース要否情報の生成に必要な処理量を削減できる。よって、回路規模の増大と処理スループットの低下とを招くことなく、不要なソース画像データへのリードアクセスを抑制し、ソース画像メモリからの読み出しに際して必要とするメモリ帯域を削減することができる。その他の効果は実施の形態1で説明した効果と同様である。
(実施の形態3)
図17は、本発明の実施の形態3における画像処理装置1700の構成を示すブロック図である。図17において、図4の実施の形態1と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
実施の形態3の画像処理装置1700は、変換処理部1703において形状処理部1003dを有し、ソース画像の形状を任意に変形可能となっている。また、合成処理部1004の出力段には、合成画像メモリ1020に対して合成画像データをライトまたはリードして入出力するメモリインタフェース部であるメモリ入出力部1705を備えている。さらに、合成レイアウト情報格納メモリ107の合成レイアウト情報を参照し、合成画像メモリ1020に対するリードマスク制御またはライトマスク制御を行うリード/ライトマスク部1711を備えている。リード/ライトマスク部1711は、メモリ入出力部1705が発行する合成画像メモリ1020へのリードアクセス要求またはライトアクセス要求の内、不要領域へのリードアクセス要求またはライトアクセス要求の発行を停止することで、メモリに対するマスク制御処理を行う。
変換処理部1703の形状処理部1003dは、ソース画像ごとに異なる形状データを処理し、形状データ処理で生成した形状にソース画像を変形する。ここで、ソース画像メモリ1010に格納されるソース画像はテクスチャ画像とも呼ぶ。このようなテクスチャ画像はいわゆるコンピュータグラフィックスの画像処理などで用いられる。
形状処理部1003dは、例えば三角形の頂点情報で構成される形状データを複数扱うものとする。この場合、ソース画像メモリ1010に格納されているテクスチャ画像は、その三角形を構成する部分のリードが必要である。形状処理部1003dは生成した三角形に合わせてリードしたテクスチャ画像を変形する。三角形を処理するため、処理の単位は実施の形態1と異なり、ラインまたはブロック単位ではなく、三角形ごとの処理の方が制御または処理効率の観点で優れている。ただし、三角形ごとの処理を行うと、合成処理部1004は任意形状の三角形の処理を行う必要があり、合成処理部1004内部の定まった専用バッファ等に閉じて処理することができない。そのため、合成処理ごとに合成画像メモリ1020に対してリード及びライトを行うことになる。
したがって、ソース要否情報格納メモリ109にあるソース要否情報を用いたソースリードマスク部110によるリードマスク制御だけでなく、合成レイアウト情報格納メモリ107の合成レイアウト情報を用いたリード/ライトマスク部1711によるリードマスク制御またはライトマスク制御を行っても良い。この場合、変換処理部1703へ入力されるソース画像データのリードマスクだけでなく、合成処理部1004に対し入出力される合成画像データのリードマスクまたはライトマスクを行う。この合成手法は、入力する画像データの形状が矩形と定まったものを仮定した実施の形態1では合成処理部1004内部で処理可能なため、基本的には不必要であるが、適用しても問題はない。
合成レイアウト情報生成部106は、三角形形状を把握している形状処理部1003dから直接制御して合成レイアウト情報を生成することも考えられる。この場合、形状すなわち頂点情報から合成画像メモリ1020に対応する位置の情報を算出することになる。これらはグラフィックスエンジンなどで通常に行われていることなので、グラフィックスエンジンに近い構成ならば問題はない。ただし、三角形が多数になれば書き込むべき情報量も増加し、合成レイアウト情報格納メモリ107が大きくなる。これに対しては、実施の形態1で示したように画素ごとでなく複数画素の情報をまとめたブロックごとで行う方法、最前面だけ特定の三角形で占める場合にのみ三角形の識別番号を書き込む方法などを採用する。特に後者は三角形の数に依存しないので、グラフィックスを扱うアプリケーションに有利である。
以上の構成により、画像処理装置1700は三角形を単位とした描画を行う画像処理装置を実現でき、例えばグラフィックスエンジンなどへ適用が可能となる。なお、三角形以上の多角形を扱ってもよい。
ただし、処理単位の三角形が多くなってくると、合成レイアウト情報だけでなくソース要否情報もそれに比例して多くなり、また異なる三角形が重複するソース画像を参照する場合は管理が困難になる。この場合、ソース画像単位でなく三角形単位にソース要否情報を割り当てる。ソース要否情報を最も少なくするのは、三角形ごとに1ビット程度のソース要否情報を持たせることである。三角形が完全に上書きされる場合はマスクあり、一部の領域が合成画像の出力として必要な場合はマスクなしとなる。実際には、ソース要否情報生成部108は三角形ごとに、三角形に属する全ての画素に対して重なり判定を行い、その結果を反映することとなる。すなわち、ソース要否情報生成部108は、ソース要否情報として、多角形の形状データに属する画素全てに対して上書きされるか否かのみを示す情報を生成する。
なお、ソース要否情報は実施の形態1のように管理してもよいし、別途独立したメモリ領域へ書き込む、もしくは制御情報保持部111に入力する三角形単位の管理情報に書き込むようにしてもよい。これらの手法は、三角形の数が多く、その平均面積が十分小さくなるグラフィックス描画に適している。例えば、アニメーションする3D画像であっても、フレームが数枚限定的に繰り返しているものなどに効果がある。
このように、実施の形態3は、多角形のソース画像データを処理するグラフィックスエンジン等の画像処理装置に適用可能であり、実施の形態1と同様の効果が得られる。
(実施の形態4)
実施の形態4は、実施の形態1における合成レイアウト情報生成及びソース要否情報生成の処理の一部を変更した変形例である。実施の形態4の動作を、実施の形態1で使用した図4と図6を用いて説明する。
ソースリードマスク部110は、処理対象のソース画像について、1フレーム前もしくは2フレーム前のソース要否情報の差分の有無を検出する。検出単位としては、ライン単、あるいはブロック単位で検出すればよい。いずれにしても、局所的に変化した部分を管理しやすい単位で抽出する。以下ではライン単位でソース要否情報の変化を検出して処理する場合を説明する。
合成処理における合成出力位置が変化していても、ソース要否情報は2フレーム前のものが確定しているので、常に2フレーム前のものを比較すればよい。ただし、1フレーム前と2フレーム前が同一のものであると前回の結果により検出できているのであれば、1フレーム前のものを比較してもよい。
ソースリードマスク部110は、ライン単位でソース要否情報を比較した結果、差分が出るラインをチェックする。次に、ライン単位で変換処理部1003、合成処理部1004の処理が施されるが、ソース画像をソース画像メモリ1010からリードする際、ソースリードマスク部110は、先にチェックして差分なしと判定したラインだけソース要否情報を参照してリードマスクを行う。一方、差分ありと判定したラインはリードマスクしない。これと同時に、合成レイアウト情報生成部106とソース要否情報生成部108は、最新の合成レイアウト情報とソース要否情報を作成する。以上の処理を繰り返すことにより、フレーム更新が生じても必要最小限のソース画像リードを行うことができる。
例えば、図6においてlyr3がフレーム間でy方向に1ライン分移動したとする。この場合、上部の接線y3と下部の接線y6が下方向に1画素移動する。ライン単位で処理する場合、上記移動に伴ってy3とy6に接するライン情報だけが、1フレーム前と異なることが分かる。したがって、ソース要否情報格納メモリ109にソース要否情報が揃っているのであれば、上記のy3とy6に接するライン以外のソース要否情報の生成に関しては、以前のフレームのソース要否情報が利用できる。逆に、上記のy3とy6に接するラインは、ソース要否情報無しにそのまま画素データをリードする。以上の処理によって、フレームが更新されて合成画像におけるソース画像の位置等が変化する場合であっても、ソース要否情報の更新を待たずに再利用できる。
ただし、実施の形態1で示したように、ソース要否情報の作成に2フレーム期間を要する場合は、2フレーム前のフレームとの差分を検出する必要がある。さらに、2フレーム前のソース要否情報が必要になるため、ソース要否情報の管理が問題となる。ここでは、ソース要否情報が1つだけで、フレーム更新ごとに上書きする例を示しているが、別管理にしても問題ない。
上記の処理はフレームの変化が微小である想定なので、全画面変更する場合は予め差分検出を行わずソース要否情報を利用しなくてもよい。また、ライン単位を想定しているが、これがブロック単位であっても手法は変わらない。
このように実施の形態4によれば、フレーム間の合成画像の変化が少ない場合に、以前のフレームで生成したソース要否情報を利用してリードマスク制御を行うことができ、ソース要否情報を生成する処理量を削減できる。
上述したように、本実施の形態によれば、変換処理と合成処理を組み合わせた処理を実施する場合においても、ソース画像データのリードマスク制御に用いるソース要否情報の生成に必要な処理量を削減でき、回路規模の増大、及び処理スループットの低下を抑制できる。したがって、回路規模の増大と処理スループットの低下とを招くことなく、画像の変換処理と合成処理を組み合わせた処理を実行すると同時に、上層のソース画像により上書きされ消失してしまうソース画像のデータを画像メモリから読み出さないようにし、無駄なメモリアクセスの発生を抑制でき、必要とするメモリ帯域を削減することができる。
なお、本発明は、本発明の趣旨ならびに範囲を逸脱することなく、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が様々な変更、応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記実施形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
上記各実施形態では、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明はソフトウェアで実現することも可能である。
また、上記各実施形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、あるいはLSI内部の回路セルの接続及び設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適応等が可能性としてありえる。
本発明は、変換処理と合成処理を組み合わせた処理においても、回路規模の増大と処理スループットの低下とを招くことなく、上層のソース画像により上書きされる不要なソース画像のデータを画像メモリから読み出さないようにして無駄なメモリアクセスの発生を抑制することが可能となる効果を有する。本発明にかかる画像処理装置及び画像処理方法は、複数の画像データに対して、回転、拡大、縮小、及び変形処理、画質調整処理等の変換処理を行い、合成処理により1枚の表示画像を生成し、表示デバイスに出力する機能を有した機器、特に、携帯電話、携帯TV、ノートPC等の携帯機器、あるいは、デジタルTV、DVD/BDレコーダ、デスクトップPC、車載向けナビゲーション機器等において有用である。
1000 画像処理装置
1002 ソース不要領域算出部
1006 制御情報保持部
1101 ソースアドレス生成部
1102 表示アドレス変換部
1103 重なり判定部
1104 ソース要否判定部
200 ソース画像
201、202 画素ブロック
210 変換処理後ソース画像
211 画素ブロック
100 画像処理装置
101 フレームシーケンス部
102 パイプライン制御部
103 入力カウンタ
104 アドレス変換部
105 出力カウンタ
106 合成レイアウト情報生成部
107 合成レイアウト情報格納メモリ
108 ソース要否情報生成部
109 ソース要否情報格納メモリ
110 ソースリードマスク部
111 制御情報保持部
1001 メモリ入力部
1003 変換処理部
1003a 回転処理部
1003b リサイズ処理部
1003c 画質調整処理部
1003d 形状処理部
1004 合成処理部
1005 メモリ出力部
1010 ソース画像メモリ
1020 合成画像メモリ
311 ソース画像lyr0
312 ソース画像lyr1
313 ソース画像lyr2
314 ソース画像lyr3
320 合成画像
321 変換処理後ソース画像lyr1
322 変換処理後ソース画像lyr2
323 変換処理後ソース画像lyr3
324 画素領域
511、512 画素
521、522、523 画素ブロック
710 合成レイアウト情報ビットフォーマット
720 合成レイアウト情報ブロックサイズ対応表
811 ソース画像lyr0のソース要否情報
812 ソース画像lyr1のソース要否情報
813 ソース画像lyr2のソース要否情報
814 ソース画像lyr3のソース要否情報
920 ソース要否情報ブロックサイズ対応表
1500 画像処理装置
1506 合成レイアウト情報生成部
1700 画像処理装置
1703 変換処理部
1705 メモリ入出力部
1711 リード/ライトマスク部
1810 アトリビュートメモリ
1820 表示画面
1821、1822、1823 画素領域
1830 画像メモリ
1840 描画回路
1850 v1−v2間ソース画像分割処理

Claims (14)

  1. 複数のソース画像を入力とし、前記複数のソース画像の各ソース画像に対して個別に変換処理を実行する変換処理部と、
    前記変換処理部が出力する変換処理後の複数のソース画像に対して合成処理を行い合成画像を生成する合成処理部と、
    前記変換処理部の変換処理と前記合成処理部の合成処理に関する制御情報を保持する制御情報保持部と、
    前記変換処理部から出力される変換処理後の複数のソース画像の前記合成画像における重なり情報を示す合成レイアウト情報を生成する合成レイアウト情報生成部と、
    前記合成レイアウト情報生成部が出力する合成レイアウト情報を参照し、前記複数のソース画像に関して、前記合成処理部の合成処理による上書きのため不要となるソース画像上の領域を示すソース要否情報を生成するソース要否情報生成部と、
    前記ソース要否情報生成部が出力するソース要否情報を格納するソース要否情報格納メモリと、
    前記複数のソース画像の各ソース画像を画像メモリからリードする際に、前記ソース要否情報格納メモリのソース要否情報を参照し、不要領域のソース画像データに対するリードアクセスを実施しないリードマスク制御を行うソースリードマスク部と、
    複数のフレームに対して連続して処理を行い、前記ソース要否情報を生成したフレーム処理の次のフレーム以降のフレーム処理時に、前記ソースリードマスク部を起動し、前記ソース要否情報格納メモリに格納されたソース要否情報を用いて不要領域のソース画像データに対するリードマスク制御を実行する制御部と、を有し、
    前記制御部は、
    前記変換処理と前記合成処理とを含むフレーム処理を繰り返し実行するのと並行して、前記合成レイアウト情報生成部を起動し合成レイアウト情報を生成する処理と、前記ソース要否情報生成部を起動し前記合成レイアウト情報を用いてソース要否情報を生成する処理とを、1フレーム、あるいは複数のフレーム処理期間で実行し、
    前記フレーム処理の開始時に、前記変換処理と前記合成処理に関する制御情報を参照し、以前のフレーム処理時の制御情報と異なる場合は、前記合成レイアウト情報を生成する処理と前記ソース要否情報を生成する処理とを再度実行する画像処理装置。
  2. 複数のソース画像を入力とし、前記複数のソース画像の各ソース画像に対して個別に変換処理を実行する変換処理部と、
    前記変換処理部が出力する変換処理後の複数のソース画像に対して合成処理を行い合成画像を生成する合成処理部と、
    前記変換処理部の変換処理と前記合成処理部の合成処理に関する制御情報を保持する制御情報保持部と、
    前記変換処理部から出力される変換処理後の複数のソース画像の前記合成画像における重なり情報を示す合成レイアウト情報を生成する合成レイアウト情報生成部と、
    前記合成レイアウト情報生成部が出力する合成レイアウト情報を参照し、前記複数のソース画像に関して、前記合成処理部の合成処理による上書きのため不要となるソース画像上の領域を示すソース要否情報を生成するソース要否情報生成部と、
    前記ソース要否情報生成部が出力するソース要否情報を格納するソース要否情報格納メモリと、
    前記複数のソース画像の各ソース画像を画像メモリからリードする際に、前記ソース要否情報格納メモリのソース要否情報を参照し、不要領域のソース画像データに対するリードアクセスを実施しないリードマスク制御を行うソースリードマスク部と、
    複数のフレームに対して連続して処理を行い、前記ソース要否情報を生成したフレーム処理の次のフレーム以降のフレーム処理時に、前記ソースリードマスク部を起動し、前記ソース要否情報格納メモリに格納されたソース要否情報を用いて不要領域のソース画像データに対するリードマスク制御を実行する制御部と、を有し、
    前記制御部は、
    前記変換処理と前記合成処理とを含むフレーム処理を繰り返し実行するのと並行して、前記合成レイアウト情報生成部を起動し合成レイアウト情報を生成する処理と、前記ソース要否情報生成部を起動し前記合成レイアウト情報を用いてソース要否情報を生成する処理とを、1フレーム、あるいは複数のフレーム処理期間で実行し、
    前記フレーム処理の開始時に、前記変換処理と前記合成処理に関する制御情報を参照し、以前のフレーム処理時の制御情報と異なる場合は、異なる部分だけについて前記合成レイアウト情報を生成する処理と前記ソース要否情報を生成する処理とを再度実行する画像処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像処理装置であって、
    前記制御部は、
    1フレーム目のフレーム処理時に、前記合成レイアウト情報生成部を起動して合成レイアウト情報を生成する処理を実行し、
    2フレーム目のフレーム処理時に、前記ソース要否情報生成部を起動し、前記1フレーム目のフレーム処理で生成された合成レイアウト情報を用いてソース要否情報を生成する処理を実行し、
    3フレーム目以降のフレーム処理時に、1フレーム目又は2フレーム目と前記変換処理と前記合成処理に関する制御情報に変更がない場合に、前記ソースリードマスク部を起動し、前記2フレーム目のフレーム処理で生成されたソース要否情報を用いて不要領域のソース画像データに対するリードアクセスを実施しないリードマスク制御を実行する画像処理装置。
  4. 請求項1又は2に記載の画像処理装置であって、
    前記制御部は、
    1フレーム目のフレーム処理時に、前記合成レイアウト情報生成部を起動して合成レイアウト情報を生成する処理と、前記ソース要否情報生成部を起動して前記生成された合成レイアウト情報を用いてソース要否情報を生成する処理とを実行し、
    2フレーム目以降のフレーム処理時に、1フレーム目と前記変換処理と前記合成処理に関する制御情報に変更がない場合に、前記ソースリードマスク部を起動し、前記1フレーム目のフレーム処理で生成されたソース要否情報を用いて不要領域のソース画像データに対するリードアクセスを実施しないリードマスク制御を実行する画像処理装置。
  5. 請求項1又は2に記載の画像処理装置であって、
    前記合成レイアウト情報生成部による合成レイアウト情報の生成、前記ソース要否情報生成部によるソース要否情報の生成、前記ソースリードマスク部によるリードマスク制御に関して、表示優先度が最も低い最下層のソース画像の処理から開始し、最上層のソース画像まで順番に上層のソース画像の処理を行う画像処理装置。
  6. 請求項1又は2に記載の画像処理装置であって、
    前記変換処理部は、拡大または縮小処理を行う拡大縮小処理部を含む画像処理装置。
  7. 請求項1又は2に記載の画像処理装置であって、
    前記変換処理部は、回転処理を行う回転処理部を含む画像処理装置。
  8. 請求項1又は2に記載の画像処理装置であって、
    前記合成レイアウト情報生成部は、前記合成レイアウト情報として、前記合成処理において必要な最下位に位置するソース画像の番号を表す識別番号情報を生成する画像処理装置。
  9. 請求項1又は2に記載の画像処理装置であって、
    前記合成レイアウト情報生成部が出力する合成レイアウト情報を格納する合成レイアウト情報格納メモリを有し、
    前記合成レイアウト情報格納メモリは、前記合成レイアウト情報を複数画素により構成されるブロック単位で保持する画像処理装置。
  10. 請求項1又は2に記載の画像処理装置であって、
    前記ソース要否情報格納メモリは、前記ソース要否情報を複数画素により構成されるブロック単位で保持する画像処理装置。
  11. 請求項1又は2に記載の画像処理装置であって、
    前記変換処理部は、多角形の形状データを処理し、前記形状データに従ってソース画像を変形する形状処理部を含む画像処理装置。
  12. 請求項11に記載の画像処理装置であって、
    前記ソース要否情報生成部は、前記ソース要否情報として、前記多角形の形状データに属する画素全てに対して上書きされるか否かのみを示す情報を生成する画像処理装置。
  13. 複数のソース画像を入力とし、各ソース画像の画像データを画像メモリからリードして、各ソース画像に対して個別に変換処理を実行し、変換処理後の複数のソース画像に対して合成処理を行い合成画像を生成する画像処理方法であって、
    前記変換処理後の複数のソース画像の前記合成画像における重なり情報を示す合成レイアウト情報を生成するステップと、
    前記合成レイアウト情報を参照し、前記複数のソース画像に関して、前記合成処理による上書きのため不要となるソース画像上の領域を示すソース要否情報を生成するステップと、
    前記各ソース画像の画像データを画像メモリからリードする際に、前記ソース要否情報を参照し、不要領域のソース画像データに対するリードアクセスを実施しないリードマスク制御を行うステップと、を含み、
    複数のフレームに対して連続して処理を行い、
    前記ソース要否情報を生成したフレーム処理の次のフレーム以降のフレーム処理時に、前記リードマスク制御を実行し、
    前記変換処理と前記合成処理とを含むフレーム処理を繰り返し実行するのと並行して、前記合成レイアウト情報を生成する処理と、前記ソース要否情報を生成する処理とを、1フレーム、あるいは複数のフレーム処理期間で実行し、
    前記フレーム処理の開始時に、前記変換処理と前記合成処理に関する制御情報を参照し、以前のフレーム処理時の制御情報と異なる場合は、前記合成レイアウト情報を生成する処理と前記ソース要否情報を生成する処理とを再度実行する画像処理方法。
  14. 複数のソース画像を入力とし、各ソース画像の画像データを画像メモリからリードして、各ソース画像に対して個別に変換処理を実行し、変換処理後の複数のソース画像に対して合成処理を行い合成画像を生成する画像処理方法であって、
    前記変換処理後の複数のソース画像の前記合成画像における重なり情報を示す合成レイアウト情報を生成するステップと、
    前記合成レイアウト情報を参照し、前記複数のソース画像に関して、前記合成処理による上書きのため不要となるソース画像上の領域を示すソース要否情報を生成するステップと、
    前記各ソース画像の画像データを画像メモリからリードする際に、前記ソース要否情報を参照し、不要領域のソース画像データに対するリードアクセスを実施しないリードマスク制御を行うステップと、を含み、
    複数のフレームに対して連続して処理を行い、
    前記ソース要否情報を生成したフレーム処理の次のフレーム以降のフレーム処理時に、前記リードマスク制御を実行し、
    前記変換処理と前記合成処理とを含むフレーム処理を繰り返し実行するのと並行して、前記合成レイアウト情報を生成する処理と、前記ソース要否情報を生成する処理とを、1フレーム、あるいは複数のフレーム処理期間で実行し、
    前記フレーム処理の開始時に、前記変換処理と前記合成処理に関する制御情報を参照し、以前のフレーム処理時の制御情報と異なる場合は、異なる部分だけについて前記合成レイアウト情報を生成する処理と前記ソース要否情報を生成する処理とを再度実行する画像処理方法。
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