JP5521158B2 - 無瞬断電源装置 - Google Patents

無瞬断電源装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5521158B2
JP5521158B2 JP2009241415A JP2009241415A JP5521158B2 JP 5521158 B2 JP5521158 B2 JP 5521158B2 JP 2009241415 A JP2009241415 A JP 2009241415A JP 2009241415 A JP2009241415 A JP 2009241415A JP 5521158 B2 JP5521158 B2 JP 5521158B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
noise
noise filter
ups
output
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009241415A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011091890A (ja
Inventor
敬介 泉
正治 川崎
勇太 中嶋
慶直 大川
潔 岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Atomic Energy Agency
Original Assignee
Japan Atomic Energy Agency
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Atomic Energy Agency filed Critical Japan Atomic Energy Agency
Priority to JP2009241415A priority Critical patent/JP5521158B2/ja
Publication of JP2011091890A publication Critical patent/JP2011091890A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5521158B2 publication Critical patent/JP5521158B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Stand-By Power Supply Arrangements (AREA)

Description

この発明は、電源側においてノイズを低減させることにより、負荷側に前記ノイズの影響を与えない無瞬断電源装置に関するものである。
医療施設における電気設備は、JIST1002病院電気施設により規格化されている。この規格は電気設備における感電防止に関しての規格であり、ノイズ環境に関する規格となっていない。
一方、従来より、医療施設の電源装置の品質(ノイズを含む)は、臨床工学士等からは問題視されてきたが医者等の施術者の認識として、臨床手術を重ねることにより、巧みの技術のみが重視されてきたことから、電源装置の品質について軽視されてきた。しかし、近年は、医療機器の電気化、機械化は進化してきており、「医工連携」という名の研究開発が盛んに行われている。この「医工連携」を支える基盤技術として医療現場で使用できるノイズ環境に配慮した電源装置が求められている。
しかしながら、医療用の電源装置として、UPSを停電時の非常用として使用した場合、接続した負荷設備等からの放射ノイズ、伝導ノイズ、漏れ電流等のノイズ低減対策は行われないまま使用されており、UPS本体からのノイズによる医療機器への影響が懸念される。しかも、接続負荷設備又は機器はユーザ側にゆだねられるため、これらのノイズ対策をユーザ側が行うことは極めて困難である。そこで、電源側において、負荷側設備に発生する、電源側からの原因によるノイズを除去又は低減させることが望まれている。
この様なUPSを含む電源装置のノイズ対策として、ノイズフィルタを用いたものが開発されている。特許文献1のものは、高周波を発生する高周波発生回路への直流の出力電圧を発生する電気手術用電源装置において、応答速度を低下することなく、ノーマルモードノイズ及びコモンモードノイズを除去するノイズ除去手段を具備し、このノイズ除去手段として、差動アンプを用いたものである。
また、特許文献2のものは、商用電源からの交流出力を直流出力に変換する整流部と、該整流部の出力に接続した二次電池と、該二次電池が出力する直流出力を交流出力に変換するインバータと、該インバータが出力する出力電流を一定値以下に制限する定電流部と、該定電流部の出力に含まれるノイズ成分を除去した出力を負荷に供給するノイズフィルタと、を備えた無停電電源装置において、前記インバータが出力する出力電流の導通角又は導通角及び波高値を制御するインバータ制御部を備え、前記インバータ制御部は、前記インバータが出力する出力電流の導通角及び波高値を制御する場合には、前記商用電源の出力の実効電力と該インバータの出力の実効電力とが略等しくなるように制御する無停電装置である。
特開2005−102750号公報 特許第3676340号公報
しかしながら、前記特許文献1のものは、電気手術用電源装置のノイズ低減を目的としたものであるが、装置内の制御回路に混入するノイズを低減するものであり、当該装置の負荷側での発生ノイズを低減するものではない。
また、特許文献2のものは、負荷に高調波電流が流れないようにインバータが出力する出力電流の導通角および波高値を制御するようにして、負荷に流れる高調波電流を抑制し、高調波ノイズの発生を防止するもので、ここで使用しているノイズフィルタは、コモンモードノイズとノーマルモードノイズの双方に機能する一般的なノイズ対策用のフィルタを用いており、高周波電流を出力する無停電電源装置には不向きである。
そこで、この発明は、特にUPSから成る一般的な無瞬断電源装置乃至は医療用の無新断電源装置において、電源側にノイズフィルタを設けることにより放射ノイズを低減又は除去し、負荷側に前記電源装置のノイズによる悪影響を与えない、無瞬断電源装置乃至は医療用の無瞬断電源装置を提供することを目的としたものである。
請求項1の発明は、UPSから成る無瞬断電源装置において、前記UPSの出力側に種類の異なる第1のノイズフィルタ及び第2のノイズフィルタを複数設け、これらのノイズフィルタの中に、前記出力側から第1のノイズフィルタと第2のノイズフィルタが順に接続されている一組を少なくとも一つ設け、前記第1のノイズフィルタは、入力端と出力端とを結ぶ並行な2つの回線のそれぞれにコイルを設け、これらの各コイルの両端の相対向する各一端をコンデンサを有する回線でそれぞれ接続した四端子回路から成り、前記第2のノイズフィルタは、入力端と出力端とを結ぶ並行な2つの回線のそれぞれにコイルを設け、これらの各コイルの両端の相対向する一端に抵抗器を有する回線を、前記第1のノイズフィルタの出力端に接続される側となる他端にコンデンサを有する回線をそれぞれ接続した四端子回路から成り、前記第2のノイズフィルタは接地されている、無瞬断電源装置とした。
また、請求項2の発明は、無瞬断電源装置としてUPSを用い、当該UPSの出力側に、種類の異なる第1のノイズフィルタ及び第2のノイズフィルタを複数設け、これらのノイズフィルタの中に、前記出力側から第1のノイズフィルタと第2のノイズフィルタが順に接続されている一組を少なくとも一つ設け、前記第1のノイズフィルタは、入力端と出力端とを結ぶ並行な2つの回線のそれぞれにコイルを設け、これらの各コイルの両端の相対向する各一端をコンデンサを有する回線でそれぞれ接続した四端子回路から成り、前記第2のノイズフィルタは、入力端と出力端とを結ぶ並行な2つの回線のそれぞれにコイルを設け、これらの各コイルの両端の相対向する一端に抵抗器を有する回線を、前記第1のノイズフィルタの出力端に接続される側となる他端にコンデンサを有する回線をそれぞれ接続した四端子回路から成り、前記第2のノイズフィルタは接地されており、前記UPS、第1のノイズフィルタ及び第2のノイズフィルタを電磁シールドボックスに収納した、医療用無瞬断電源装置とした。
また、請求項3の発明は、前記請求項2の発明において、前記電磁シールドボックス内で前記UPSの入力側にノイズカットトランスを接続し、当該ノイズカットトランス及び前記UPSを接地する構成とした、医療用無瞬断電源装置とした。
請求項1の発明によれば、前記UPSの出力側にラインノイズフィルタとして、第1のノイズフィルタと第2のノイズフィルタを組み合わせて接続することにより、UPSから成る電源装置の負荷側設備に発生する、前記電源装置からの放射ノイズが除去又は低減され、前記負荷側装置において、前記電源装置からの放射ノイズによる悪影響を受けない。
また、請求項2の発明によれば、電磁シールドボックス内にUPS、第1ノイズフィルタ及び第2ノイズフィルタを収納したため、電源装置本体の放射ノイズは除去される。また、前記UPSに接続した負荷側設備から放射ノイズが発生する恐れがあるが、この発明では、ラインノイズフィルタとして、前記第1のノイズフィルタと第2のノイズフィルタを組み合わせて接続することにより、負荷側設備から発生する放射ノイズを抑制することが出来、前記電源装置からの放射ノイズによる悪影響を受けない。従って、医療用電源装置として使用した場合、負荷設備である手術等の医療電気機器に電源装置からの放射ノイズが発生しないため、施術者は熟練を要さず、安心して確実に、また、スムーズに施術ができる。
また、請求項3の発明によれば、UPSの入力側にノイズカットトランスを接続したため、電源の漏れ電流値は、ミクロショックを考慮して100μA
以下となり、電源の漏れ電流を抑制できる。また伝導ノイズ(一次側の電源ラインノイズ)も前記ノイズカットトランスにより抑制できる。また、前記UPS等をすべて電磁シールドボックス内に収納しているためこれら自体から発生する放射ノイズも除去される。また、前記UPSに接続した負荷側設備から放射ノイズが発生する恐れがあるが、この発明では、ラインノイズフィルタとして、前記第1のノイズフィルタと第2のノイズフィルタを組み合わせて接続することにより、負荷側設備から発生する放射ノイズを抑制することが出来る。
従って、医療用電源装置として使用した場合、負荷設備である手術等の医療電気機器に電源装置からの、漏れ電流、伝導ノイズ、放射ノイズが発生しないため、施術者は熟練を要さず、より安心して確実に、また、よりスムーズに施術ができる。
この発明は、UPSから成る無瞬断電源装置において、前記UPSの出力側に、第1のノイズフィルタと第2のノイズフィルタが順に接続されている一組を少なくとも一つ設け、前記UPSに接続した第1のノイズフィルタは、入力端と出力端とを結ぶ並行な2つの回線のそれぞれにコイルを設け、これらの各コイルの両端の相対向する各一端をコンデンサを有する回線でそれぞれ接続した四端子回路から成り、当該第1のノイズフィルタの出力端に接続した第2のノイズフィルタは、入力端と出力端とを結ぶ並行な2つの回線のそれぞれにコイルを設け、これらの各コイルの両端の相対向する一端に抵抗器を有する回線を、他端にコンデンサを有する回線をそれぞれ接続した四端子回路から成る、無瞬断電源装置とした。
これにより、当該無瞬断電源装置の放射ノイズを除去又は低減し、負荷側に当該電源装置の放射ノイズによる影響を与えないようにした。
以下、この発明の実施例1を図に基づいて説明する。図1はこの発明を医療用電源装置として使用した場合の概略構成図であり、無瞬断電源装置であるUPS1の入力側にノイズカットトランス2を接続し、前記UPS1の出力側に第1のノイズフィルタ3、第2のノイズフィルタ4を順に接続し、当該第2のノイズフィルタ4の出力端にアース線付きの負荷側コンセント5を接続している。また、前記ノイズカットトランス2の入力端には、商用電源に接続するコンセント6a付きの電源供給線6を接続している。
そして、前記UPS1、ノイズカットトランス2、第1のノイズフィルタ3、第2のノイズフィルタ4は電磁シールドボックス7に収納されており、当該電磁シールドボックス7の外面に前記負荷側コンセント5が固定されている。また、前記電源供給線6はその先端及びコンセント6aが前記電磁シールドボックス7から外部に導出されている。そして、当該電源供給線6の外周はシールドされている。
また、前記UPS1、ノイズカットトランス2、第2のノイズフィルタ4、及び負荷側コンセント5は、電磁シールドボックス7内に設けたローパスフィルタ8及び電磁シールドボックス7の外周に設けた接地端子7aを通して接地するようになっている。また、前記コンセント6aも前記接地端子7aを介して接地されるようになっている。さらに、前記電磁シールドボックス7の外周には、UPS確認用の開口式窓7b、EMC用ガラリ7c、EMC用ファン7dがそれぞれ設けられている。
また、前記UPS1のオンオフスイッチ1aが電磁シールドボックス7の外面から突出しており、これも外周をシールドされている。なお、前記UPS1としては、三菱電機社製の小型UPS,FW−V10−1.0Kを使用した。これはインバータ型のUPSで、常用から非常用への切り替えは無瞬断で切り替えるものである。また、前記ノイズカットトランス2としては、ユニオン社製の超薄型雷サージゼロトランス、NZH−GT−8を使用した。
また、図2は、第1のノイズフィルタ3の二つの回路構成図を示している。
(a)図のものは、第1のノイズフィルタ3aとし、各コイル11は1.1mHであり、各コンデンサ12は0.1μFである。また、(b)図のものは、第1のノイズフィルタ3bとし、各コイル11は1.8mHであり、各コンデンサ12は0.1μFである。
これらは、入力端と出力端とを結ぶ並行な2つの回線のそれぞれに前記コイル11を設け、これらの各コイル11の両端の相対向する各一端を前記コンデンサ12を有する回線でそれぞれ接続した四端子回路から成る。これらの回路としては、(a)図はサンリッツ社製のJNF−015、(b)図はサンリッツ社製のJNF−010ノイズフィルタを使用した。
また、図3は、第2のノイズフィルタ4の回路構成図を示している。これは、入力端と出力端とを結ぶ並行な2つの回線のそれぞれにコイル13を設け、これらの各コイル13の両端の相対向する一端に抵抗器14を有する回線を、他端にコンデンサ15を有する回線をそれぞれ接続した四端子回路から成る。前記各コイル13は0.19mHであり、前記抵抗器14は2MΩ、前記コンデンサ15は0.1μFである。また、この回路は接地線16を設け、前記一方のコイル13に直列にヒューズ17を接続している。回路としては、TDK社製のZUB2210U−22を使用した。
以下、上記実施例の第1のノイズフィルタ3及び第2のノイズフィルタ4の組み合わせを種々に代えて測定実験を行った。前記UPS1、第1のノイズフィルタ3及び第2のノイズフィルタ4はすべて前記実施例のものを使用した。測定方法は、図4に示すように、医療用電源単体及び医療用電源+負荷機器の場合に発生する放射電磁界の測定を電波暗室で図4の接続図にて行った。評価方法は、VCCI(情報処理装置等電波障害自主規制協議会)の自主規制措置運用既定によるクラス分けのクラスBに対しての評価方法に従って行った。また、クラス分けの定義及び妨害波電界強度測定の許容値については以下のようにする。
情報技術装置のクラス分け
クラスB情報技術装置とは、クラスB情報技術装置の妨害許容値を満たす装置である。クラスB情報技術装置は、主に家庭環境で使用あれることを意図した装置であって、例えば、次のような装置が含まれる。
1) 使用場所が固定されていない装置:例えば、くみ込み電池を電源として動作するポータブル装置。
2) 電気通信回路から電源を供給される電気通信端末装置。
3) パーソナルコンピュータ又は携帯用ワードプロセッサ、及びそれらに接続される周辺装置・ファクシミリ。
なお、家庭環境とは、10m以内の距離でラジオ及びテレビジョン放送受信機を使用することが予想される環境を言う。また、クラスA情報技術装置とは、クラスA情報技術装置の妨害許容値を満たすが、クラスB情報技術装置の妨害許容値を満たさないすべての情報技術装置である。
許容値
供試装置の妨害波電界強度の準尖頭値の許容値を表1に示す。また、今回の測定では、電波暗室を使用し測定距離3mにて測定しているため30MHz〜230MHzでは40dB、230MHz〜1000MHzでは47dBが許容値となる。
測定機器
EMIテストレシーバ:ロードアンドシュワルツ社製、型式ESCI、検波方式、尖塔値、通過帯域幅10KHz〜150KHz、150KHz〜30MHz、200Hz、10KHz、100KHzである。
放射ノイズ測定ソフト:東陽テクニカ社製、型式EPS/RE,
バイコニカルアンテナ:シュワルツベック社製、型式(エレメント)BBA910、周波数30〜300MHz、型式(バラン)VHA9103B、編波面水平・垂直、アンテナ高さ1.0m、1.5m
ログペリオディックアンテナ:アドバンテスト社製、型式TR17204、周波数200〜1,000MHz、編波面水平・垂直、アンテナ高さ1.0m、1.5m
Figure 0005521158

図5は、前記UPS1の負荷として、レフランプ2台(レフランプB及びC)を接続し、放射ノイズを測定した。その結果放射ノイズは周波数30から60MHz付近まで、限度値を超えていた。なお、グラフ図において、水平方向の放射ノイズのレンジ(H,PK)を点線で、垂直方向の放射ノイズのレンジ(V,PK)を実線で夫々示している。
しかしながら、図6〜図11に示すようにUPS1の出力側に、前記第1のノイズフィルタ3a、3b、第2のノイズフィルタ4を組み合わせて接続したものは、いずれも放射ノイズは低減し、限度値を下回っていた。なお、各図において、上部の(A)図は概略回路図、下部の(B)図は前記概略回路を使用した場合のレフランプにおける放射ノイズのレベルを示すグラフ図であり、縦軸はdB(μV/m)、横軸は周波数(MHz)を示す。なお、前記各グラフ図において、水平方向の放射ノイズのレンジ(H,PK)を点線で、垂直方向の放射ノイズのレンジ(V,PK)を実線で示している。これは、後述の図12から図16においても同じである。
図6はUPS1の出力側に第1のノイズフィルタ3a、第2のノイズフィルタ4を順に接続し、後者のノイズフィルタ4を接地したもの、図7はUPS1の出力側に第1のノイズフィルタ3a、2個の第2のノイズフィルタ4、4を順に接続し、各ノイズフィルタ4,4を接地したもの、図8はUPS1の出力側に、2個の第1のノイズフィルタ3a、3a、第2のノイズフィルタ4を順に接続し、ノイズフィルタ4を接地したもの、図9はUPS1の出力側に第1のノイズフィルタ3a、第2のノイズフィルタ4及び第1のノイズフィルタ3aを順に接続し、ノイズフィルタ4を接地したもの,図10はUPS1の出力側に第1のノイズフィルタ3b、2個の第2のノイズフィルタ4、4を順に接続し、各ノイズフィルタ4、4を接地したもの、図11はUPS1の出力側に第1のノイズフィルタ3b、第2のノイズフィルタ4及び第1のノイズフィルタ3bを順に接続し、ノイズフィルタ4を接地したものである。
一方、図12〜図16に示すようにUPS1の出力側に、前記第1のノイズフィルタ3a、3b、第2のノイズフィルタ4を組み合わせて接続したものは、接地しても、いずれも放射ノイズの低減効果がなく、周波数によって、限度値を上回っていた。
図6〜図11のように、UPS1の出力側に、第1のノイズフィルタ、第2のノイズフィルタ4の順に接続した構成の方が、回路全体のインピーダンスが増加していることによるものと思われる。
図12は、UPS1の出力側に第2のノイズフィルタ4、2個の第1のノイズフィルタ3a、3aを順に接続したもの、図13はUPS1の出力側に第2のノイズフィルタ4、第1のノイズフィルタ3aを順に接続したもの、図14はUPS1の出力側に第2のノイズフィルタ4、2個の第1のノイズフィルタ3b、3bを順に接続したもの、図15はUPS1の出力側にUPS1の出力側に第2のノイズフィルタ4、第1のノイズフィルタ3bを順に接続したもの、図16はUPS1の出力側に2個の第2のノイズフィルタ4、4を接続したものである。
これらの実験から、第1のノイズフィルタ3と第2のノイズフィルタ4の組み合わせ配置は、UPS1の出力側から負荷側に、第1のノイズフィルタ3、第2のノイズフィルタ4が順に接続され、かつ、第2のノイズフィルタ4が接地されていれば、放射ノイズの除去又は低減効果が顕著であるのに対し、たんに第1のノイズフィルタ3、第2のノイズフィルタ4が順に接続されていたり、これらの前後に第1のノイズフィルタ3又は第2のノイズフィルタ4が接続されていただけでは、前記放電効果の変動が顕著でないことが分かった。
つまり、この発明は、UPSから成る無瞬断電源装置において、前記UPSの出力側に種類の異なる第1のノイズフィルタ及び第2のノイズフィルタを複数設け、これらのノイズフィルタの中に、前記出力側から第1のノイズフィルタと第2のノイズフィルタが順に接続されている一組を少なくとも一つ設け、かつ、第2のノイズフィルタが接地されていればよいこととなる。
なお、上記記載では、接地を構成要件のように説明したが、これらは例示であって、接地することは必須要件ではない。
この発明の実施例1の概略構成図である。 この発明の実施例1に使用する2種類の第1のノイズフィルタの回路図である。 この発明の実施例1に使用する第2のノイズフィルタの回路図である。 この発明の測定実験装置を示す概略構成図である。 (A)図はこの発明の実施例1に使用するUPS単体の放射ノイズの測定実験における概略回路図及び(B)図は同放射ノイズの測定結果の出力値を示すグラフ図である。 (A)図はこの発明の実施例1に使用するUPS単体の放射ノイズの測定実験における概略回路図及び(B)図は同放射ノイズの測定結果の出力値を示すグラフ図である。 (A)図はこの発明の実施例1に使用するUPS単体の放射ノイズの測定実験における概略回路図及び(B)図は同放射ノイズの測定結果の出力値を示すグラフ図である。 (A)図はこの発明の実施例1に使用するUPS単体の放射ノイズの測定実験における概略回路図及び(B)図は同放射ノイズの測定結果の出力値を示すグラフ図である。 (A)図はこの発明の実施例1に使用するUPS単体の放射ノイズの測定実験における概略回路図及び(B)図は放射ノイズの測定結果の出力値を示すグラフ図である。 (A)図はこの発明の実施例1に使用するUPS単体の放射ノイズの測定実験における概略回路図及び(B)図は放射ノイズの測定結果の出力値を示すグラフ図である。 (A)図はこの発明の実施例1におけるUPSと第1ノイズフィルタと第2のノイズフィルタの組み合わせによる放射ノイズの測定実験の概略回路図及び(B)図は同放射ノイズの測定結果の出力値を示すグラフ図である。 (A)図はこの発明との比較例におけるUPSと第1ノイズフィルタと第2のノイズフィルタの組み合わせによる放射ノイズの測定実験の概略回路図及び(B)図は同放射ノイズの測定結果の出力値を示すグラフ図である。 (A)図はこの発明との比較例におけるUPSと第1ノイズフィルタと第2のノイズフィルタの組み合わせによる放射ノイズの測定実験の概略回路図及び(B)図は同放射ノイズの測定結果の出力値を示すグラフ図である。 (A)図はこの発明との比較例におけるUPSと第1ノイズフィルタと第2のノイズフィルタの組み合わせによる放射ノイズの測定実験の概略回路図及び(B)図は同放射ノイズの測定結果の出力値を示すグラフ図である。 (A)図はこの発明との比較例におけるUPSと第1ノイズフィルタと第2のノイズフィルタの組み合わせによる放射ノイズの測定実験の概略回路図及び(B)図は同放射ノイズの測定結果の出力値を示すグラフ図である。 (A)図はこの発明との比較例におけるUPSと第1ノイズフィルタと第2のノイズフィルタの組み合わせによる放射ノイズの測定実験の概略回路図及び(B)図は同放射ノイズの測定結果の出力値を示すグラフ図である。
1 UPS 2 ノイズカットトランス
3 第1のノイズフィルタ 4 第2のノイズフィルタ
5 負荷側コンセント 6 電源供給線
6a 電源側コンセント 7 電磁シールドボックス
7a UPS確認用開口窓 7b EMC用ガラリ
7b EMC用ファン 8 ローパスフィルタ
11 コイル 12 コンデンサ
13 コイル 14 抵抗器
15 コンデンサ 16 接地線
17 ヒューズ

Claims (3)

  1. UPSから成る無瞬断電源装置において、前記UPSの出力側に種類の異なる第1のノイズフィルタ及び第2のノイズフィルタを複数設け、これらのノイズフィルタの中に、前記出力側から第1のノイズフィルタと第2のノイズフィルタが順に接続されている一組を少なくとも一つ設け、前記第1のノイズフィルタは、入力端と出力端とを結ぶ並行な2つの回線のそれぞれにコイルを設け、これらの各コイルの両端の相対向する各一端をコンデンサを有する回線でそれぞれ接続した四端子回路から成り、前記第2のノイズフィルタは、入力端と出力端とを結ぶ並行な2つの回線のそれぞれにコイルを設け、これらの各コイルの両端の相対向する一端に抵抗器を有する回線を、前記第1のノイズフィルタの出力端に接続される側となる他端にコンデンサを有する回線をそれぞれ接続した四端子回路から成り、前記第2のノイズフィルタは接地されていることを特徴とする、無瞬断電源装置。
  2. 無瞬断電源装置としてUPSを用い、当該UPSの出力側に、種類の異なる第1のノイズフィルタ及び第2のノイズフィルタを複数設け、これらのノイズフィルタの中に、前記出力側から第1のノイズフィルタと第2のノイズフィルタが順に接続されている一組を少なくとも一つ設け、前記第1のノイズフィルタは、入力端と出力端とを結ぶ並行な2つの回線のそれぞれにコイルを設け、これらの各コイルの両端の相対向する各一端をコンデンサを有する回線でそれぞれ接続した四端子回路から成り、前記第2のノイズフィルタは、入力端と出力端とを結ぶ並行な2つの回線のそれぞれにコイルを設け、これらの各コイルの両端の相対向する一端に抵抗器を有する回線を、前記第1のノイズフィルタの出力端に接続される側となる他端にコンデンサを有する回線をそれぞれ接続した四端子回路から成り、前記第2のノイズフィルタは接地されており、前記UPS、第1のノイズフィルタ及び第2のノイズフィルタを電磁シールドボックスに収納した、ことを特徴とする、医療用無瞬断電源装置。
  3. 前記電磁シールドボックス内で前記UPSの入力側にノイズカットトランスを接続し、当該ノイズカットトランス及び前記UPSを接地する構成としたことを特徴とする、請求項2に記載の医療用無瞬断電源装置。
JP2009241415A 2009-10-20 2009-10-20 無瞬断電源装置 Active JP5521158B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009241415A JP5521158B2 (ja) 2009-10-20 2009-10-20 無瞬断電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009241415A JP5521158B2 (ja) 2009-10-20 2009-10-20 無瞬断電源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011091890A JP2011091890A (ja) 2011-05-06
JP5521158B2 true JP5521158B2 (ja) 2014-06-11

Family

ID=44109616

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009241415A Active JP5521158B2 (ja) 2009-10-20 2009-10-20 無瞬断電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5521158B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011091890A (ja) 2011-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5375322B2 (ja) 充電装置
US10069480B2 (en) Active filter device and circuit arrangement comprising an active filter device
US20130014385A1 (en) Grounding method adapted for power supply
KR20120059129A (ko) Ac 방전 회로
CN104104216A (zh) 开关电源滤波电路
Hartungi et al. Investigation of power quality in health care facility
US20170085169A1 (en) Magnetic capacitive current limit circuit for transformers
US10938205B2 (en) Electronic device
JP2009189143A (ja) 電源システム
JP5521158B2 (ja) 無瞬断電源装置
Trzynadlowski EMI Effects of power converters
Chand et al. EMC evaluation and analysis of UPS
JPH08167822A (ja) 高調波電流抑制器
Trzynadlowski EMI effects of power converters
CN220065403U (zh) 变压器及供电设备
US20100289566A1 (en) Amplitude AC noise filter with universal IEC connection
CN220325315U (zh) 充电电路及充电装置
CN113437865B (zh) 供电设备及其抗电磁干扰装置
Buzdugan et al. An electrical power quality problem in an emergency unit from a hospital–Case study–
Das et al. Conducted and Radiated Emission Tests for Fault Tolerant Power Distribution System ECPS 100 developed for PHWR700MW C&I
KR102317867B1 (ko) Emi 필터
CN102611480B (zh) 宽频电力线网络装置
JP3923628B2 (ja) 変圧器
Buzdugan et al. Some Power Quality Issues in Hospital Facilities
Yegneswari et al. Emission control in UPS system—A systematic approach to achieve EMI compliance

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121009

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130912

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131001

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20131203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140304

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140311

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5521158

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250