JP5521083B2 - 画像符号化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像を符号化する画像符号化装置、符号化画像データを復号化する画像復号化装置及びそれらの方法に関し、特に、動画像をH.264/AVCで算術符号化した符号化画像データを復号化する際に参照するパラメータ情報の制御方法に関する。
「H.264/AVC」は、新しい動画圧縮符号化規格として、ITU−TとISO/IEC JTC1がJVT(Joint Video Team)を結成して標準化を進め、2003年5月に勧告として承認された。このH.264/AVCは、日本の衛星デジタル放送や地上波デジタル放送で使用されているMPEG−2と比較して、約2倍の圧縮率を実現すると言われている。
高い圧縮率を実現するために、H.264/AVCには、多くの動画圧縮技術が実装されており、種々の圧縮技術を適応的に組み合わせて、符号化が行われる。
H.264/AVCで実装されている圧縮技術の一つにエントロピー符号化(可変長符号化)がある。エントロピー符号化方式においては、「CAVLC」と「CABAC」の2つの符号化方式が用意されており、所定のフラグによってどちらか一方を選択するようにしている。
ここで、「CAVLC」とは、Context-Adaptive Variable Length Coding(コンテクスト適応型可変長符号化方式)の略であり、DCT係数を符号化する際、連続する“0”の長さであるランとレベルを、可変長符号化テーブルを用いて、スキャンの方向と反対の方向から符号化を行う方式である。また、「CABAC」とは、Context-based AdaptiveBinary Arithmetic Coding(コンテクスト適応型2値算術符号化方式)の略であり、時間と共に変化する符号化対象の出現頻度を変化させて符号化を行う方式である。
CAVLCとCABACの選択は、ヘッダ情報の「pic_parameter_set_rbsp()」内に符号化される「entropy_coding_mode_flag」に基づいて行われる。この「entropy_coding_mode_flag」が“0”のときにCAVLCが選択され、“1”のときにCABACが選択される。
CABACでは、圧縮すべき符号毎にコンテクストインデックス(以下「ctxIdx」と記す。)を付けて、このctxIdx毎に出現頻度の変更と管理を行うことで、算術符号化による圧縮率を向上させている。ここで、コンテクストインデックスとは、算術符号化における2値データを、シンタックス要素(Syntax Element)や隣接マクロブロック情報等によって分類し、その分類毎に付けられる識別番号のことである。
CABACによる符号化処理は、主に2つの処理に分けられる。1つ目の処理は、シンタックス要素と呼ばれる符号化すべき多値情報を2値データに変換する2値化(binarization)と呼ばれる処理である。2つ目の処理は、2値化によって得られた2値データに対してctxIdxを算出し、算術符号化を行う処理である。
CABACにより符号化された画像データ(以下「符号化画像データ」と記す。)を復号化する処理は、上述した符号化の場合と同様に2つの処理に分けられる。符号化画像データに対して算術復号化を行って2値データを出力する処理と、2値データをシンタックス要素に変換する多値化を行う処理である。
CABACでは、ピクチャ毎及びスライス毎にパラメータを設けて、圧縮率を向上している。具体的には、「pic_width_in_MBs」や「pic_height_in_MBs」、「Slice_QPy」、「cabac_init_idc」、「slice_type」等のパラメータがある。CABACで符号化する際は、これらのパラメータで確率変数などの初期化を行い、設定された画角で符号化を実行する。
上記のパラメータは、「seq_parameter_set_rbsp()」や「pic_parameter_set_rbsp()」、「slice_header()」などで符号化されて、符号化された画像データが格納される「VCL Nal unit」の前に置かれる。
H.264/AVCで符号化されたストリームを復号化する場合は、「seq_parameter_set_rbsp()」や「pic_parameter_set_rbsp()」、「slice_header()」等を復号化して、上記の「entropy_coding_mode_flag」を抽出して、CAVLCで復号化すべきかCABACで復号化すべきかを決定する。CABACで復号する場合は、CABAC復号化に用いるパラメータを抽出し、抽出したパラメータを使用して確率変数などの初期化を行い、算術復号化を実行する。
ところで、上述したように、CABACでの符号化及び復号化の処理は2つに分けられる。シンタックス要素の2値化及び多値化の処理と、算術符号化及び算術復号化の処理である。算術符号化の処理は、その性質上、1サイクルに1ビットの符号化しか実施できず、算術復号化の処理は、1サイクルに1ビットの復号化しか実施できない。このため、2値化の処理と算術符号化の処理、及び多値化の処理と算術復号化の処理とは、非同期に行われることが想定される。
従来技術として、入力された符号化画像データを復号する画像復号化方法において、符号化画像データ中の各可変長符号語を一意に対応する中間コードに可変長復号化し、この復号化された中間コードを一時的にバッファに蓄積する。そして、バッファに蓄積された中間コードを読み込み、画像符号化のシンタックスに従って解析を行い、画像を復号することにより、可変長復号と可変長復号以外の処理とを非同期に行う方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1の方法をCABACによる復号化に適用すると、入力した符号化画像データを算術復号化したものを中間コードとし、この中間コードを一時的にバッファに蓄積する。その後、バッファに蓄積されている中間コードを読み込み、中間コードを多値化して画像を復号化する。
図6は、従来の符号化画像データの構造の一例を示す図である。図6に示されるように、従来の符号化画像データのストリームは、「NAL unit」を単位として構成されており、スライスヘッダなどから算術復号化に必要なパラメータ情報を抽出する。
図7は、従来の復号化処理の流れを示すフローチャートである。
まず、符号化画像データの中のSPS及びPPSについて復号化がなされ(S200)、「entropy_coding_mode_flag」が抽出される(S202)。この「entropy_coding_mode_flag」が“1”の場合は(S204:NO)、SPS及びPPSからパラメータ情報が抽出され(S206)、スライスヘッダが復号化される(S208)。なお、「entropy_coding_mode_flag」が“0”の場合は(S204:YES)、算術復号化処理(S212)は実行されない(スキップされる)。
このあと、抽出されたパラメータ情報(S210)を参照して算術復号化処理が実行され(S212)、他に復号化する符号化画像データがない場合は、本処理を終了する(S214:YES)。
上記の特許文献1を適用した画像復号化装置では、入力した符号化画像データのエントロピー符号化にCAVLCが使用されているのか、CABACが使用されているのかを判定するために、「entropy_coding_mode_flag」をデコードし、その値が“1”であった場合にCABACであることがわかる。次に、CABACの算術復号化を行うために、「seq_parameter_set_rbsp()」や「pic_parameter_set_rbsp()」、「slice_header()」等を復号化し、パラメータの抽出を行う。そして、抽出されたパラメータを用いて、確率変数などの初期化を行い、算術復号化処理を実施する。
ここで、中間コードは、復号化された画像データと、「seq_parameter_set_rbsp()」、「pic_parameter_set_rbsp()」、「slice_header()」などで構成されるが、バッファの容量を削減するために、復号化された画像データ以外は、符号化されたままのデータが格納される。
特開2003−259370号公報
しかしながら、上記の従来技術においては、バッファに蓄積した中間コードを読み込み、画像を復元する際は、再度、上記の「seq_parameter_set_rbsp()」、「pic_parameter_set_rbsp()」、「slice_header()」等の復号化を行わなければならないため(S200、S208)、演算処理量が増大したり、LSI回路の増設に伴ってコストが増えてしまうという問題がある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、算術復号化処理において参照するパラメータ情報の復号化に伴う演算処理量の増大及びLSI回路の増設を回避し得る画像符号化装置等を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係る画像符号化装置は、画像データを符号化する画像符号化装置であって、画像データ及び画像パラメータを取得する取得部と、前記画像パラメータを参照して前記画像データを画像符号化して残差係数を生成し、さらに生成された前記残差係数を2値化及びエントロピー符号化することで符号化画像データを生成する画像符号化部と、(1)前記画像パラメータに含まれるパラメータのうち前記符号化画像データのエントロピー復号化の際に参照されるパラメータを符号化せずに第1パラメータ情報として出力するとともに、(2)前記画像パラメータを符号化して第2パラメータ情報として出力するパラメータ加工部と、前記符号化画像データ、前記第1パラメータ情報及び前記第2パラメータ情報を含むストリームを生成し、外部装置に出力するストリーム生成部とを備える。
また、前記パラメータ加工部は、前記画像パラメータに含まれるパラメータすべてを符号化することにより前記第2パラメータを生成し、前記画像パラメータに含まれるパラメータのうち、前記エントロピー復号化の際に参照されるパラメータについては、符号化した状態のパラメータと、符号化していない状態のパラメータの両方を、前記第1パラメータ情報および前記第2パラメータ情報として出力するとしてもよい。
また、画像を符号化する画像符号化装置であって、前記画像符号化装置は、画像を表す画像データを算術符号化して、算術符号化された画像データを生成すると共に、算術復号化する際に参照するパラメータ情報と前記算術符号化された画像データに基づいて符号化画像データを生成する算術符号化部を備え、前記算術符号化部は、前記符号化画像データを生成する際に、前記パラメータ情報をまとめて前記符号化画像データ内に組み入れることしてもよい。
なお、前記パラメータ情報は、H.264/AVCのCABACによって算術符号化する際に参照するパラメータであってもよい。
また、前記パラメータ情報は、H.264/AVCのCABACにおけるentropy_coding_mode_flagを含むこととしてもよい。
また、前記パラメータ情報は、H.264/AVCのCABACのslice_data()を含むnal_unitにおいて、nal_unitの先頭から、slice_data()の直前までのデータ量を表わす情報を含むこととしてもよい。
また、前記パラメータ情報は、前記符号化画像データを含むストリーム内で、算術復号化する可変長符号語の前に配置されていてもよい。
また、前記パラメータ情報は、H.264/AVCのCABACにおいて、user_data_unsigned_SEIの中に格納されていてもよい。
また、前記算術符号化部は、前記パラメータ情報を符号化せずに前記符号化画像データ内に組み入れることとしてもよい。
さらに、上記目的を達成するために、本発明は、符号化された画像を復号化する画像復号化装置であって、所定のパラメータ情報と前記算術符号化された画像データとを含む符号化画像データから前記パラメータ情報を抽出し、当該パラメータ情報を参照して、前記算術符号化された画像データを算術復号化する算術復号化部を備え、前記算術復号化部は、前記符号化画像データ内にまとめて組み入れられている前記パラメータ情報を抽出するとしてもよい。
なお、本発明は、上記画像符号化装置又は画像復号化装置における特徴的な構成手段をステップとする画像符号化方法又は画像復号化方法として実現したり、それらのステップをコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現したりすることもできる。そして、そのプログラムをDVD等の記録媒体やインターネット等の伝送媒体を介して広く流通させることができるのは云うまでもない。
本発明によれば、画像復号化装置において、符号化画像データから中間コードへ変換するときに、画像データ以外のパラメータ情報等の復号化処理を不要としたので、装置全体としての処理量の削減、処理時間の短縮化及び回路構成の簡略化が可能になる。
実施の形態に係る画像復号化装置の機能構成の概要を示すブロック図である。 本発明に係る符号化画像データのストリーム構造の一例を示す図である。 実施の形態の画像復号化装置で参照するパラメータ情報の構成例である。 NAL unit typeの値の一覧を示す図である。 実施の形態に係る画像復号化装置における復号化処理の流れを示すフローチャートである。 従来の符号化画像データのストリーム構造の一例を示す図である。 従来の復号化処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明について、以下の実施の形態及び添付の図面を用いて説明を行うが、これは例示を目的としており、本発明がこれらに限定されることを意図しない。
図1は、実施の形態に係る画像復号化装置の機能構成の概要を示すブロック図である。図1に示す画像復号化装置10は、符号化された画像データを算術復号化する際に用いるパラメータ情報の復号化を必要としない装置であり、算術復号化部12、バッファ14、シンタックス要素生成部15及び画像復号化部16を備える。
算術復号化部12は、入力した符号化画像データ中の算術符号化された各可変長符号語を、対応する中間コードに可変長復号化し、この復号化した中間コードを一時的にバッファに格納する。より具体的には、算術復号化部12は、符号化されていないパラメータ情報と算術符号化された画像データとを含む符号化画像データからパラメータ情報を抽出し、このパラメータ情報を参照して、算術符号化された画像データを算術復号化する。
バッファ14は、例えばRAMであり、算術復号化部12で生成された中間コードを格納する。
シンタックス要素生成部15は、バッファ14に格納されている中間コード13を読み出して、シンタックス要素及びその値を生成する。
画像復号化部16は、シンタックス要と及びその値を入力として従来の方法に従って、画像を復元し、画像データ17を出力する。
図2は、本発明に係る符号化画像データのストリーム構造の一例を示す図である。
一般に、H.264/AVCのデータストリームは、複数の「NAL unit」で構成される(図2では図示を省略している)。「NAL unit」は、「NAL unit」内の先頭で符号化されているパラメータ、即ち「nal_unit_type」により、その種類が決定されている。「nal_unit_type=9」のとき、「NAL unit」は、「access unit delimiter」である。なお、「NAL unit type」の一覧を図4に示す。
図2に示す符号化画像データ11は、先頭が「access unit delimiter」であり、そのすぐ後に、「SEI」が置かれる。
「SEI(Supplemental Enhancement Information)」は、VCLを復号化する際に使用される補足的な付加情報を格納するNAL unitである。SEI内のpayloadTypeが5のとき、そのSEIは、「user_data_unsigned_SEI」となる。「user_data_unsigned_SEI」は、ユーザが独自に定義する情報を格納することが可能である。算術復号化の際に参照されるパラメータ情報は、この「user_data_unsigned_SEI」に格納される。
SEIの後は、SPS、PPSが続き、その後ろにVCL NAL unitである「slice_layer_without_partitioning」が置かれる。「VCL NAL unit」は、主に、「slice_header()」と「slice_data()」で構成され、「slice_data()」には、符号化された画像データが格納されている。
「VCL NAL unit」の後ろには、再度「access unit delimiter」が続き、新規のアクセスユニットが開始される。「access unit delimiter」の後には、再び「SEI」が置かれる(同様に、SEIの内部にはパラメータ情報が格納されている)。SEIの後には、「SPS」、「PPS」があってもいいし、なくてもよい。そして、その後ろには、「VCL NAL unit」が続く。
図3は、本実施の形態の画像復号化装置で参照するパラメータ情報の構成例である。これらのパラメータ情報は、全て「SPS」、「PPS」又は「slice_header」内に存在するものである。
図3の中の「MbaffFrameFlag」は、
MbaffFrameFlag = ( mb_adaptive_frame_field_flag && !field_pic_flag ) (1)
で求められるパラメータ情報である。また、「mb_adaptive_frame_field_flag」は、「SPS」の中にあるシンタックス要素であり、「field_pic_flag」は、「slice_header()」の中にあるシンタックス要素である。
さらに、「entropy_coding_mode_flag」は、PPS内にあるシンタックス要素であり、可変長符号化のモードを決定する。「entropy_coding_mode_flag=0」のとき、可変長符号化モードは、「Exp−Golomb」と「CAVLC」が選択され、「entropy_coding_mode_flag=1」のとき、「CABAC」が選択される。CABACが選択されたときのみ、算術復号化処理を実施することとなる。
その他のシンタックス要素は、「slice_data()」のシーケンス処理とCABACの算術復号化処理を実施するときに使用される。
次に、上記のように構成される画像復号化装置10の動作について説明する。
図5は、本実施の形態の算術復号化における復号化処理のフローチャートを示す図である。
画像復号化装置10における復号化処理は、パラメータ情報の抽出から始まる(S100)。パラメータ情報は、SEIの内部に格納されているので、符号化画像データ11を検索して、「nal_unit_type=6」である「NAL unit」(=SEI)を特定する。
検索されたSEIからパラメータ情報を取得し(S102)、その中から「entropy_coding_mode_flag」を参照する(S104)。「entropy_coding_mode_flag=0」のときは(S104:YES)、可変長符号化モードはCABACではないので、算術復号化処理を実施しないで符号化画像データが終了したかどうかの判断に進む。
「entropy_coding_mode_flag=1」のときは(S104:NO)、「VCL_NAL_unit」を検索する(S106)。「VCL NAL unit」の先頭を検索したら、パラメータ情報の中にあるスライスヘッダのデータ量を元に、スライスヘッダが終了するまで符号化画像データ11をスキップし(S108)、「slice_data()」の先頭までデータを進める。
そして、パラメータ情報を使用して「slice_data()」内にある可変長符号語を算術復号化する(S212)。
算術復号化処理が完了したら、その後に符号化画像データ11が続いているかどうかを確認し、続いている場合は、最初に戻り、処理を続ける。符号化画像データがない場合は、処理を終了する(S100〜S110)。
以上のように、本実施の形態に係る画像復号化装置は、パラメータ情報の復号化を行わずに、符号化画像データの算術復号化が可能である。
(変形例)
本発明は、上記画像復号化装置10に対応するような画像符号化装置を構成することができる。具体的には、画像符号化装置の算術符号化部において、画像を表す画像データを算術符号化して、算術符号化された画像データを生成すると共に、算術復号化する際に参照するパラメータ情報と前記算術符号化された画像データに基づいて符号化画像データを生成する。なお算術符号化部では、符号化画像データを生成する際に、パラメータ情報をまとめて前記符号化画像データ内に組み入れることとする。
なお、上記の実施の形態又は変形例では、SEIの中にパラメータ情報が存在する場合を前提として説明したが、SEIの中にパラメータ情報が存在しない場合は、上記従来の図7のフローチャートで示す手順に従って、算術復号化部における復号化処理を実施することが可能なように画像復号化装置を構成することもできる。このように構成することで、本発明に係る符号化画像データ以外の符号化画像データが入力した場合でも、同一の画像復号化装置でこの符号化画像データを復号化することが可能となる。
本発明は、CABACによって画像を符号化する画像符号化装置、及びその符号化画像データを復号化する画像復号化装置に利用することができる。より具体的には、H.264/AVCに規定されたデータ圧縮技術により符号化されたハイビジョン映像などを符号化する画像符号化装置及び、これによって生成された符号化画像データを復号化する(再生する)ための画像復号化装置に利用が可能である。
10 画像復号化装置
11 符号化画像データ
12 算術復号化部
13 中間コード
14 バッファ
15 シンタックス要素生成部
16 画像復号化部
17 画像データ

Claims (2)

  1. 画像データを符号化する画像符号化装置であって、
    画像データ及び画像パラメータを取得する取得部と、
    前記画像パラメータを参照して前記画像データを画像符号化して残差係数を生成し、さらに生成された前記残差係数を2値化及びエントロピー符号化することで符号化画像データを生成する画像符号化部と、
    (1)前記画像パラメータに含まれるパラメータのうち前記符号化画像データのエントロピー復号化の際に参照されるパラメータを符号化せずに第1パラメータ情報として出力するとともに、(2)前記画像パラメータを符号化して第2パラメータ情報として出力するパラメータ加工部と、
    前記符号化画像データ、前記第1パラメータ情報及び前記第2パラメータ情報を含むストリームを生成し、外部装置に出力するストリーム生成部と
    を備える画像符号化装置。
  2. 画像データを符号化する画像符号化方法であって、
    画像データ及び画像パラメータを取得し、
    前記画像パラメータを参照して前記画像データを画像符号化して残差係数を生成し、
    生成された前記残差係数を2値化及びエントロピー符号化することで符号化画像データを生成し、
    (1)前記画像パラメータに含まれるパラメータのうち前記符号化画像データのエントロピー復号化の際に参照されるパラメータを符号化せずに第1パラメータ情報として出力するとともに、(2)前記画像パラメータを符号化して第2パラメータ情報として出力し、
    前記符号化画像データ、前記第1パラメータ情報及び前記第2パラメータ情報を含むストリームを生成し、外部装置に出力する、
    画像符号化方法。
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