JP5518844B2 - シリンジ保持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、シリンジのフランジを保持することによって該シリンジを保持するシリンジ保持構造に関し、特には、シリンジのフランジ形状が種々異なっていても同様の方式で簡単にシリンジを装着することが可能なシリンジ保持構造に関する。
現在、医療用の画像診断装置として、CT(Computed Tomography)スキャナ、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置、PET(Positron
Emission Tomography)装置等が知られている。このような撮像装置を使用する際、患者に造影剤や生理食塩水など(以下、これらを薬液とも言う)を注入することがある。また、この注入を自動的に実行するインジェクタ(薬液注入装置)も種々実用化されている。
インジェクタにシリンジを固定するための機構として、例えば特許文献1には、シリンジのフランジを保持する機構が開示されている。この機構によって保持されるシリンジのフランジは、その左右両側がカットされると共に、外周(円弧部分)に切欠きが2つ形成されている。
特許文献1の機構は、フランジのこの切欠きに係合する一対の爪を有している。フランジをこの機構に固定するには、先ず、フランジのカット部が左右両側となるような姿勢でシリンジを持ち、そのまま下方に(一対の爪の間に入るように)シリンジを移動させる。この時点では、一対の爪は未だ切欠きに入り込まない。次いで、シリンジをその位置で軸周りに90°回転させることによって、爪の先端が切欠きに入り込んで係合し、これにより、シリンジのフランジが固定される。
特開2002−11096
特許文献1の機構は、上記の通り、シリンジを90°回転させるだけでシリンジの固定を行うことができるので非常に簡単である。一方、シリンジのフランジに切欠きが形成されていないタイプのシリンジにおいても、上記文献と同じような簡単な方式で、シリンジを装着できることが望ましい。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、シリンジのフランジ形状が種々異なっていても同様の方式で簡単にシリンジを装着することが可能なシリンジ保持構造を提供することにある。
上記課題を解決するための本願発明のシリンジ保持構造は、
シリンジが挿入される円筒部、および、該円筒部の軸方向端部に形成されたフランジ部分を有するアダプタケースと、
前記フランジ部分を保持するフランジ受け溝を有するシリンジ保持部材と、
前記フランジ部分が前記フランジ受け溝内に挿入され、その後、該フランジ部分が軸周りに所定角度回転させられたときに、該フランジ部分を前記フランジ受け溝内に固定するロック手段と、を備える。
前記アダプタケースのフランジ部分の背面には、前記シリンジのフランジが嵌り込む、該フランジ部分の厚み方向に深さを有する凹部が形成されていてもよい。
本発明の他のシリンジ保持構造では、
前記シリンジ保持部材が、さらに、前記シリンジが前記アダプタケースを介して該シリンジ保持部材に装着された状態で、前記シリンジのフランジの背面に略当接する突起部を有しており、これにより、前記アダプタケースに対する前記シリンジの軸方向位置が固定される。
本発明の他のシリンジ保持構造では、
前記突起部は、前記シリンジ保持部材の左右両側に形成された一対のリブであり、
前記アダプタケースのフランジ部分の背面には2本の縦溝が形成され、
前記フランジ部分を前記フランジ受け溝内に挿入する際、前記各リブが各縦溝内を通ることで、前記各リブと該フランジ部分とが干渉しないようになっており、
その後前記フランジ部分を回転させた状態では前記2本の縦溝が横向きとなり、これにより、前記フランジ部分を前記フランジ受け溝から取り外そうとしても、前記リブが前記フランジ部分の内側と干渉して取外し不可となる。
本発明の他のシリンジ構造では、
前記アダプタケースのフランジ部分の外周に2つの切欠きが設けられ、
前記ロック手段は、前記シリンジ保持部材に設けられた一対の爪付き板バネであり、
前記フランジ部分を前記フランジ受け溝内で90°回転させることによって、前記各板バネ先端の爪が前記各切欠きに係合して前記フランジ部分が固定される。
上述したように、本発明によれば、シリンジのフランジ形状が種々異なっていても同様の方式で簡単にシリンジを装着することが可能なシリンジ保持構造を提供することができる。
本発明の一形態のシリンジ保持構造がインジェクタに適用された例を示す斜視図である。 インジェクタにシリンジが固定された状態を示す斜視図である。 本発明の一形態のシリンジ保持構造を示す斜視図である。 アダプタケースにシリンジが挿入される様子を示す斜視図である。 アダプタケースをその基端側から見た斜視図である。 アダプタケースをその先端側から見た斜視図である。 シリンジ保持部材の斜視図である。 図5のシリンジ保持部材の正面図である。 図5のシリンジ保持部材の平面図である。 図1のシリンジのフランジ形状を示す図である。 アダプタケースをシリンジ保持部材に装着する手順を説明するための図である(装着前)。 アダプタケースをシリンジ保持部材に装着する手順を説明するための図である(挿入)。 アダプタケースをシリンジ保持部材に装着する手順を説明するための図である(固定)。 インジェクタに設けられたアダプタ受けを示す平面図である。 図14のアダプタ受けの内部を示す斜視図である。 シリンジ保持部材の背面(アーム部)を示す図である。 シリンジの他の例を示す斜視図である。 図17のシリンジがアダプタケースを介してシリンジ保持部材に保持された状態を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の一形態を説明する。
図1、図2に示すインジェクタ1は、シリンジを保持するシリンジ保持部と、該シリンジのピストン部材をシリンダ部材に押し込むためのピストン駆動機構等を備え、シリンジ内の薬液を自動注入する。このインジェクタ1には、シリンジ10が直接に装着され、より小径のシリンジ(詳細下記)がシリンジ保持部材50を介して装着される。特に限定されるものではないが、この例では、シリンジ保持部材50はインジェクタ1に対して着脱可能に構成されている(詳細後述)。
本実施形態のシリンジ保持構造はこのシリンジ保持部材50を構成要素の1つとするものであり、具体的には図3に示すように、全体として略筒型に形成されたアダプタケース40と、そのケース40のフランジ部分46を保持するシリンジ保持部材50と、を備えている。
アダプタケース40は、図1のシリンジ10よりも小径なシリンジ80(図4参照)をシリンジ保持部材50に装着させるためのものである。この小径のシリンジ80は、図4に示すように、一般的なシリンジ同様、薬液が充填される円筒状のシリンダ部材81と、そのシリンダ部材にスライド自在に挿入されたピストン部材(不図示)と、を有している。シリンダ部材81の基端部には、輪郭が多角形(この例では八角形)のフランジ86が形成されている。
なお、シリンジ80としては、薬液が予め充填されたプレフィルドタイプのものであってもよいし、空のシリンジに薬液を吸引して使用するタイプのものであってもよい。フランジ86の形状は、多角形に限らず例えば楕円形状であってもよい。
図5、図6に示すように、アダプタケース40は一例として樹脂成形品であり全体として略筒型に形成されている。このアダプタケース40は、シリンジ80(図4参照)のシリンダ部材81が挿入される円筒部41と、その円筒部41の軸方向端部に形成されたフランジ部分46とを有している。
フランジ部分46の輪郭は全体としてほぼ円形であり、左右両側には縦方向のカット部47、47が形成されている。フランジ部分46の上下(円弧部分)には、切欠き45、45が1つずつ形成されている。
図5に示すように、フランジ部分46の背面には、小径のシリンジ80のフランジ86(図4参照)が嵌り込む凹部43が形成されている。この凹部43は、フランジ部分46の厚み方向に掘り込まれており、凹部43内の輪郭形状はフランジ86の輪郭形状に対応して八角形となっている。シリンジ80のフランジ86がこの凹部43に嵌り込むことにより、周方向に関して、シリンジ80とアダプタケース40との位置が固定される(すなわち、シリンジ80がケース40に対して回転しない状態となる)。
図5に示すように、フランジ部分46の背面の左右両側には縦方向の溝49、49が1本ずつ形成されている。この縦溝49は、フランジ部分46の背面から該フランジ部分の厚み方向に所定深さだけ掘り込まれている。縦溝49、49が形成されていることにより、後述するように、フランジ部分46をフランジ受け溝77(図7参照)内に挿入する際にフランジ部分46が一対のリブ55、55と干渉しないようになっている。
図7はシリンジ保持部材50を示す斜視図である。図8はその正面図である。
図7、図8に示すように、このシリンジ保持部材50は全体として略U字形状に形成されており、アダプタケース40のフランジ部分46を保持する略U字形状のフランジ受け溝77を有している。
なお、このフランジ受け溝77に、アダプタケース40のフランジ部分46とシリンジ10のフランジ16との両方を装着できるようになっていてもよいし、または、フランジ受け溝77にはアダプタケース40のフランジ部分46のみが装着可能であり、シリンジ10のフランジ16は装着できないようになっていてもよい。
図7に示すように、このシリンジ保持部材50は、具体的には、U字形状の下半分の湾曲部分を構成する(正確には、下半分のうちさらに厚み方向の奥側略半分を構成する)円弧形状のベース部材51と、この部材51に重なるように手前側に取り付けられたU字形状の可動部材61とを有している。
両部材は、可動部材61の下部に設けられた2つのビス孔68、68のところでビス止め(一例)され互いに固定されている。可動部材61は、大別すると、2つのビス孔68付近の一定範囲を占める固定部61Aと、その固定部61Aの両側から上方に延び出した一対のアーム部67、67とを有している。一対のアーム部67、67は、弾性的に撓んで縮拡径するように構成されている。例えば、両アーム部67、67の先端を指で摘んで互いに近づけることにより、アーム部67、67は内側に弾性変形する。指を離すことにより元の形状に復元する。
各アーム部67の先端側には爪付き板バネ65が設けられており、この爪付き板バネ65はその上端が片持ち梁状に支持され、下方に向かって延び出している。板バネ65の先端部には、径方向内側に突出した爪65aが形成されている。この左右一対の爪65a、65aが、アダプタケース40のフランジ部分46の切欠き45、45(図5参照)に係合することにより、フランジ部分46をフランジ受け溝77(詳細下記)内に固定することができる。なお、このような固定方式自体は例えば特開2002-11096等により公知である。
各アーム部67の上端には、フランジ部分を溝内に誘導しやすいように上方に向かってなだらかに広がるガイド部66が形成されている。特に、本実施形態では、このガイド部66がフランジ部分の厚み方向(手前奥方向)および横方向に十分大きく形成されているので、フランジ部分を溝内に入れ易い。
ベース部材51および/または可動部材61の材質としては、例えば、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリアセタール、ABS等の樹脂であってもよい。また、リン青銅等の金属材料であってもよい。両部材がいずれも樹脂材料または金属材料であってもよいし、一方のみが樹脂材料で他方が金属材料であってもよい。
図7に示すように、フランジ受け溝77は、一対のアーム部67、67および固定部61Aの内側に形成されている。図7では、このフランジ受け溝77の奥側の面のみが存在し、手前側の側面が存在しない構成が描かれている。ここで、手前側の側面は、インジェクタ側に予め設けられた面(不図示)であってもよく、このインジェクタ側の面と、図7の可動部材等の内面とが共同して、全体として断面凹型の略U字状のフランジ受け溝77を構成するようになっていてもよい。特に、手前側の面が、例えば金属製で十分な剛性を持った部材に形成された面である場合、薬液注入時にフランジ部分46が手前側に押し付けられたとしても部材の変形や破損等が生じにくく、該フランジ部分46を良好に受けることができる。
図7に示すように、フランジ受け溝77内であって、各アーム部67の中間付近のやや内側には一対のリブ55、55が形成されている。各リブ55は、フランジ受け溝77の奥側の面から手前側に突出するように延び出している。各リブ55は、下側ほど突出量が大きくなるような形状であり、この例では、リブ55の輪郭55aが四分の一円弧状となっている。リブ55の下側は略水平なストレート部55bとなっている。
図9(平面図)に示すように、このようなリブ55、55が形成されていることにより、このリブの部分でのフランジ受け溝77の厚み、つまりフランジが入る隙間d77は部分的に狭くなっている。隙間d77の寸法は、アダプタケース40のフランジ部分46(図5参照)の厚みよりも小さく設定されている。これにより、フランジ部分46は、所定の向きでしかフランジ受け溝77内に挿入できないようになっている。
なお、図7に示すように各アーム部67には、その長さ方向のほぼ中間に凹部69が2つずつ設けられており、シリンジ保持部材としては4つの凹部69が設けられている。この凹部69内に所定の配置でマグネットを設けることで、極性の違い等を利用してシリンジ保持部材50の種別(例えば、何mlのシリンジ用のものであるか等)を識別することができる。なお、これを実現するために、インジェクタ1(図1参照)にはこのマグネットの極性を検出する不図示のセンサーが設けられている。具体的な例として、上下がいずれもN極の場合には200ml用、いずれもS極の場合には100ml用、上がN極で下がS極の場合には50ml用、上がS極で下がN極の場合にはさらに他のサイズ用が検出されるようになっていてもよい。
次に、以上のように構成された本実施形態のシリンジ保持構造におけるアダプタケースの装着手順について説明する。なお、以下の説明では図11〜図13も参照するが、これらの図面では、アダプタケース40内のシリンジの図示は省略されている。
まず、図4に示すように小径のシリンジ80をアダプタケース40にセットする。シリンジ80のフランジ86がアダプタケース40の凹部43に嵌り込むことによって、周方向に関して、シリンジ80とアダプタケース40との位置が固定される。なお、このような構成によれば、周方向に関してシリンジ80とアダプタケース40との位置を固定するための特別な部品が不要である点で有利である。
次いで、アダプタケース40にセットされた状態のシリンジ80を、シリンジ保持部材50に装着する。具体的には、図11に示すように、ケース40のフランジ部分46の縦溝49、49が縦向きとなるような姿勢でアダプタケース40を持ち、図3に示すように、該ケースのフランジ部分46をシリンジ保持部材50の受け溝77内に挿入する。
この際、シリンジ保持部材50の一対のリブ55、55(図5参照)は、各縦溝49、49内を通るようになっているので、フランジ部分46とリブ55とが干渉することなく、フランジ部分46を受け溝77内に挿入することができる。
フランジ部分46が受け溝77内に挿入された状態では(図12参照)、各リブ55、55の先端がシリンジ80のフランジ86の背面に当接する。これにより、アダプタケース40に対するシリンジ80の軸方向位置が固定される。このような構成によれば、軸方向に関してシリンジ80とアダプタケース40との位置を固定するための特別な部品が不要である点で有利である。
なお、リブ55は、上記のようにアダプタケース40の軸方向位置を固定する役割を果たすものであれば種々変更可能であり、例えばリブ状ではない他の形状の突起であってもよい。また、シリンジ80がシリンジ保持部材50に装着された状態でリブ先端がフランジ部分背面に完全に当接している必要はない。完全に当接していなくても、実質的にアダプタケース40の軸方向位置は固定されるためである。
次いで、ケースのフランジ部分46を受け溝77内に挿入したら、図13に示すように時計回りまたは反時計回りでシリンジを回転させる(この例では90°)。これにより、フランジ部分46の外周の2つの切欠き45、45に板バネの爪65a、65aが係合し、フランジ部分46がシリンジ保持部材に固定(周方向に関しての固定をいう)される。
薬液注入後、アダプタケース40をシリンジ保持部材50から取り外す場合には、ケース40を時計回りまたは反時計回りに90°回転させることにより、爪が外れて、フランジ部分46をフランジ受け溝77から取り外すことができる。
なお、アダプタケース40がシリンジ保持部材50に装着されている状態では、ケースのフランジ部分背面の2本の縦溝49、49は横向きとなる。その結果、仮にこの状態でアダプタケース40を上方に持ち上げてフランジ部分46をフランジ受け溝77から取り外そうとしても、リブ55、55の下側がフランジ部分46の内側(凹溝43の内周)に干渉するので、フランジ部分46を取り外すことはできない。
以上説明したように本実施形態によれば、図4に示すようにフランジ86の輪郭形状が八角形(一例)でありフランジ外周に切欠きが形成されていないタイプのシリンジ80であっても、アダプタケース40を介して該シリンジ80をシリンジ保持部材50に装着することができ、しかも、その取付け方式は、アダプタケース40のフランジ部分46をフランジ受け溝77内に入れて90°回転させるだけなので非常に簡単である。
また、シリンジ80を装着した際、シリンジ保持部材50の一対のリブ55、55がシリンジ80のフランジ86背面に当接してアダプタケース40とシリンジ80との軸方向位置が固定されるようになっているので、シリンジ80とアダプタケース40との軸方向位置を固定するための特別な部品も不要である。
また、アダプタケース40がシリンジ保持部材50に装着されている状態では、縦溝49が横向きとなり、一対のリブ55、55がフランジ部分46の内側と干渉してフランジ部分46をシリンジ保持部材50から取り外せないようになっているので、薬液注入中にシリンジが外れてしまうことも防止できる。
特に、このリブ55、55は、上記の通り、ケース40に対するシリンジ80の軸方向位置を固定する機能も備えており、このようにリブ55、55に複数の機能をもたせることで、シリンジ保持部材50の構造の簡素化が図られている。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、フランジ部分46をフランジ受け溝77内に挿入した後、90°以外の所定角度回転させることでフランジ部分46がフランジ受け溝77で固定されるようになっていてもよい。
フランジ部分46をフランジ受け溝77内で固定するためのロック手段としては、図7に示したような一対の爪付き板バネ65、65に限らず、他の様々な機構を用いることができる。
〔他の実施形態〕
図1、図2に示したように上記実施形態では、シリンジ保持部材50はインジェクタ1に着脱可能なものとして説明したが、このシリンジ保持部材50を取り付ける部分の具体的な構造について以下説明する。図1に示すように、インジェクタ1の上面には、シリンジ保持部材50を装着するためのU溝状のアダプタ受け614aが形成されている。
アダプタ受け614aは、図14に示すように、シリンジ保持部材50の挿入をガイドするために、その両側に縦方向のガイド溝617を有する。各ガイド溝617は、シリンジアダプタの挿入方向(縦方向)に延びた2つのリブ615、616をアダプタ受け114aの内面に形成することにより、それらの間に延びている。
図14、図15に示すように、フランジ受け614aの内部には、シリンジ保持部材50をロックするための一対の係合爪618、618が形成されており、この爪618は溝の内側に張り出すように形成されている。図16に示すように、シリンジ保持部材50の背面(アーム部の背面)には、上記のガイド溝617に挿入される縦方向のリブ92が形成されている。また、アーム部の外側面には、アダプタ受け614a内の爪618に係合する係合爪99が外側に張り出すように形成されている。
次に、このシリンジ保持部材50の装着動作について説明する。
まず、シリンジ保持部材50の両アーム部の先端を摘んで、内側に弾性的に撓ませこの状態で保持部材50をアダプタ受け614a内に挿入する。
アダプタ受け614aに形成された係合爪618とアーム部の係合爪99(図16参照)とが係合することにより、シリンジ保持部材50がアダプタ受け614a内でロックされる。シリンジ保持部材50の背面のリブ92が、アダプタ受け614aのガイド溝617にガイドされるので、挿入もスムーズに行うことができる。
さらに、シリンジ保持部材の背面にリブ92が形成されていることにより、シリンジ保持部材の向きを逆向き(手前奥逆向き)とした場合にはこのリブ92が邪魔になりシリンジ保持部材をアダプタ受けに挿入できない。よって、保持部材50を誤った向きで装着することが防止される。
シリンジ保持部材を取り外すには、上記とは逆に、シリンジ保持部材の両アーム部を摘み各アーム部を内側に撓ませ、保持部材の係合爪99とアダプタ受けの係合爪618との係合を解除し、シリンジ保持部材50を上方に引き抜けばよい。
なお、図16に示すように、アーム部の背面に傾斜リブ96が形成されており、この傾斜リブ96が、アーム部を内側に撓ませたときに、アダプタ受け614a内の縦リブ615の上端部に当接するようになっていることが好ましい。傾斜リブ96の内側の傾斜面と縦リブ615の上端部とが摺動する際のガイド作用により、シリンジ保持部材50に上向きの力が作用する。これにより、保持部材50がアダプタ受け614aから浮き上がることとなり、保持部材50の取出し易さが向上する。
また、アーム部が内側に所定量以上撓ませられて破損してしまうのを防止するために、アーム部の内側への撓み量を制限するための構造が設けられている。具体的には、ベース部材および可動部材のそれぞれに、互いに間隔をあけて対向配置された当接面93、97が設けられており、これがストッパ構造として機能する。アーム部を内側(図16においては左側)へ撓ませると、両当接面93、97が互いに当接し、アーム部はそれ以上内側に変位しない。このような構成により、アームの破損を防止することができる。
なお、アーム部は、部材自体が弾性変形することによってアーム部67、67(図7参照)が撓む構成に限定されるものではない。例えば、固定部61Aとアーム部67、67とが別部材で構成され、かつ、その接続部にスプリング等の付勢部材が設けられており、その付勢部材の付勢力に抗しながらアーム部67、67が内外に動くようになっていてもよい。
また、図7の構成では、フランジ受け溝77の奥側の面のみが存在する例を説明したが、シリンジ保持部材50に手前側の面を追加して、シリンジ保持部材のみで断面凹型のフランジ受け溝を構成するようになっていてもよい。
アダプタケース40に挿入されるシリンジとしては様々なものを利用可能であり、例えば、図17に示すシリンジ180では、シリンダ部材内にロッドレスタイプのピストン部材182がスライド可能に挿入されている。このピストン部材182の背面には、ピストン駆動機構の把持部(不図示)によって掴まれる係止突起182aが形成されている。このシリンジ180は、上記実施形態同様、シリンダ部材のフランジ186の輪郭が八角形(一例)に形成されている。図18に示すように、上記実施形態同様、ケース40がシリンジ保持部材50に保持された状態では、シリンジ保持部材50のリブ55、55(一方のみを図示する)の先端がシリンジ180のフランジ186の背面に当接する。
〔アダプタ識別部材〕
上記のようなシリンジ保持部材50は、種々のシリンジをインジェクタに装着するためのシリンジアダプタとしての役割を果たす。
複数種類のシリンジアダプタを用いる場合、どのシリンジアダプタが注入ヘッドに装着されているか、言い換えると、どのシリンジが注入ヘッドに装着されているか、さらには、シリンジアダプタが装着されているか否かを、注入ヘッド側で容易に識別できるようにすると便利である。そこで、シリンジアダプタには、シリンジアダプタの種類を識別するのに用いるアダプタ識別部材を備えることが好ましい。
シリンジアダプタは、アダプタ識別部材として最大で4つの被検出物(図7の符号69内部)を有することができるように構成されており、その被検出物の数、位置、材料および取り付け方の少なくとも1つがシリンジアダプタの種類ごとに異なっている。
一方、注入ヘッドは、シリンジアダプタが装着された状態において被検出物が取り付けられることができる位置と対向する位置に、被検出物を個々に検出する少なくとも1つのセンサを有している。センサが検出した被検出物の組み合わせから、どのシリンジアダプタが装着されているかを識別することができる。また、何れの位置においても被検出物が検出されなければ、シリンジアダプタが装着されていないと判断する。
なお、被検出物の位置および数は特に限定されず、注入ヘッドに装着されるシリンジアダプタの種類に応じて適宜設定することができる。例えば、シリンジアダプタの種類が少なければ、それだけ少ない数の被検出物とすることができる。シリンジアダプタの種類が多く、4つの被検出物だけでは対応できない場合は、被検出物の数を4つ以上とすることもできる。
アダプタ識別部材は、金属やプラスチックなど種々の材料で構成することができる。
アダプタ識別部材を検出するセンサとしては、シリンジアダプタが適切に装着されたときにアダプタ識別部材を検出できる任意のセンサを用いることができる。
特に、物体の有無や位置を非接触で検出する近接センサを好ましく用いることができる。代表的な近接センサは、磁気を検出媒体として物体の有無や位置を検出する。近接センサが検出する磁気の種類としては直流静磁界および交流磁界がある。
(1)センサとして直流磁界を検出媒体とする近接センサを用いる場合、アダプタ識別部材としてはマグネットを用いることができる。マグネットを検出できる近接センサとしては、磁気抵抗素子やホール素子などの半導体磁気センサ、およびフラックスゲート型センサ、MR(Magneto−Resisutive)素子、MI(Magneto−Impedance)素子などの強磁性体磁気センサを用いることができる。
直流静磁界を検出する近接センサは、マグネットの極性を検出する。そこで、アダプタ識別部材として少なくとも1つのマグネットを、個々の極性の向きがシリンジアダプタの種類ごとに異なるように配置する。センサがマグネットの極性を検出するようにすることで、検出したマグネットの極性の組み合わせから、どのシリンジアダプタが装着されているかを識別することができる。ただし、この場合は、センサがマグネットの極性を検出することから、作業ミスによりマグネットの極性を逆にして取り付けてしまった場合には正常な検出ができなくなってしまう。
(2)交流磁界を検出媒体とする近接センサは、アダプタ識別部材として金属を用いることができ、上記のような作業ミスによる問題は生じない。また、交流磁界を検出媒体とする近接センサは、直流静磁界を検出媒体とする近接センサと比べて、アダプタ識別部材を検出できる距離が小さいため、シリンジアダプタが正規の位置に装着されたことをより正確に検出することができる。よって、本発明においては、アダプタ識別部材を検出するセンサとして、交流磁界を検出媒体とする近接センサを用いることが好ましい。
交流磁界を検出媒体とする近接センサは、コイルを有し、このコイルに交流電源から一定の交流電流を流して金属(アダプタ識別部材)に交流磁場を与えるとその金属に渦電流が発生することを利用する。金属に発生した渦電流は磁界を生じ、コイルに誘起電圧が発生する。結果的に、コイルに金属を接近させると、コイルに流した電流に対するコイルに生じた電圧の比であるコイルのインピーダンスが変化し、近接センサはこのインピーダンスの変化を利用して金属を検出する。
この種の近接センサは、1つのコイルが、アダプタ識別部材に交流磁界を与える励磁コイルとしての機能と同時に、アダプタ識別部材から発生した渦電流磁界を検出する検出コイルとしての機能を併せ持つシングルコイル式と、複数のコイルを有するマルチコイル式とに大別することができる。
シングルコイル式の近接センサの種類としては、高周波発振型およびフィルタ型が挙げられる。高周波発振型の近接センサは、検出コイルを発振回路の一部に組み込み、そのインピーダンス変化に応じて発振振幅や発振周波数の変化を検出する。フィルタ型の近接センサは、検出コイルをLCまたはLRのフィルタ回路の一部に組み込み、検出コイルのインピーダンス変化によってフィルタ特性が変化することを利用する。
マルチコイル式の近接センサの種類としては、ダブルコイル型、差動コイル型およびホークコイル型が挙げられる。
ダブルコイル型の近接センサは、同じ構造の2つのコイルを用い、一方を検出コイルとしてアダプタ識別部材に接近させ、他方を基準コイルにしてアダプタ識別部材の影響を受けないように配置する。2つのコイルを同じ条件で励磁して誘起電圧の差を比較すれば、検出コイルはアダプタ識別部材の接近の影響を受けるため、両者の誘起電圧の差が、アダプタ識別部材の接近によるものであるということになる。検出回路の方式としては、2つのコイルでインピーダンスブリッジを構成し、これを固定発振器で励磁して、不平衡電圧の振幅や励磁電流に対する位相を検出する方法が一般的である。あるいは、ブリッジ回路から得られた不平衡電圧を増幅してブリッジ回路の励磁側に帰還し、回路を発振させてその振幅を検出する方法もある。
差動コイル型の近接センサは、一般的には、励磁コイルの両側に検出コイルを対称の位置に配置し、検出コイルの端子を直列逆極性に接続して検出出力端とする。励磁磁束は検出コイルに等しい誘起電圧を発生するため、励磁磁束による誘起電圧はキャンセルされ、ダブルコイル型と同様、渦電流が作る磁束による誘起電圧だけを取り出すことができる。あとは、ダブルコイル型と同様に、検出コイルの端子の出力電圧の振幅や位相を検出したり、検出コイルの端子の電圧を増幅して励磁コイルに帰還し、発振させたりすればよい。
ホークコイル型の近接センサは、励磁コイルと検出コイルを対向配置して磁気結合を作っておき、その間にアダプタ識別部材を挿入することによって検出コイルに生じた誘起電圧の振幅や位相の変化を検出する。
以上、交流磁界を検出媒体として非接触で金属を検出することのできる種々の近接センサについて説明した。本発明ではこれらのいずれも利用可能である。金属を検出することのできる近接センサを用いた場合、アダプタ識別部材は、全体が金属で構成されていてもよいし、一部が金属で構成されていてもよい。
アダプタ識別部材のサイズおよび形状は、シリンジアダプタの装着の妨げにならなければ任意とすることができる。好ましくは、アダプタ識別部材はボールプランジャであってよい。
アダプタ識別部材としてボールプランジャを用いる場合、ボールプランジャは、そのボールの一部を、シリンジアダプタの表面から突出させて取り付けられるのが好ましい。一方、アダプタ受けには、アダプタ受けにシリンジアダプタが装着された状態でボールプランジャと対向する位置に、近接センサを収容する凹部または貫通孔を設け、この凹部または貫通孔にボールプランジャのボールが係合するように構成することが好ましい。これにより、アダプタ受けに対するシリンジアダプタの補助的なロック機能をアダプタ検出手段に持たせることができる。
近接センサは、例えば、アダプタ受けに形成された凹部または貫通孔内に配置することができ、その場合、近接センサは、凹部または貫通孔内に圧入によって保持されてもよいし、ねじ込み式で保持されてもよい。近接センサをねじ込み式で保持することにより凹部または貫通孔内での近接センサの位置調整、および近接センサの交換のための取り外しを容易に行なうことができるようになる。また、凹部または貫通孔は、樹脂で充填されてもよい。これにより、近接センサの防水性が高まり、薬液等が付着した場合に近接センサが故障するおそれを低減することができる。
1 インジェクタ
10、80、180 シリンジ
11、81 シリンダ部材
15 切欠き
16、86、186 フランジ
17 カット部
40 アダプタケース
41 円筒部
43 凹部
45 切欠き
47 カット部
49 縦溝
50 シリンジ保持部材
51 ベース部材
55 リブ
61 可動部材
61A 固定部
67 アーム部
68 ビス孔
77 フランジ受け溝
96 傾斜リブ
99 係合爪

Claims (21)

  1. シリンジが挿入される円筒部、および、該円筒部の軸方向端部に形成されたフランジ部分を有するアダプタケースと、
    前記フランジ部分を保持するフランジ受け溝を有するシリンジ保持部材であって、注入ヘッドの一部に対して着脱可能に構成されているシリンジ保持部材と、
    前記フランジ部分が前記フランジ受け溝内に挿入され、その後、該フランジ部分が軸周りに所定角度回転させられたときに、該フランジ部分を前記フランジ受け溝内に固定するロック手段と、
    を備えるシリンジ保持構造。
  2. 前記アダプタケースのフランジ部分の背面には、前記シリンジのフランジが嵌り込む、該フランジ部分の厚み方向に深さを有する凹部が形成されている、請求項1に記載のシリンジ保持構造。
  3. 前記シリンジ保持部材が、さらに、前記シリンジが前記アダプタケースを介して該シリンジ保持部材に装着された状態で前記シリンジのフランジの背面に略当接する突起部を有しており、これにより、前記アダプタケースに対する前記シリンジの軸方向位置が固定される、請求項1または2に記載のシリンジ保持構造。
  4. 前記突起部は、前記シリンジ保持部材の左右両側に形成された一対のリブであり、
    前記アダプタケースのフランジ部分の背面には2本の縦溝が形成され、
    前記フランジ部分を前記フランジ受け溝内に挿入する際、前記各リブが各縦溝内を通ることで、前記各リブと該フランジ部分とが干渉しないようになっており、
    その後前記フランジ部分を回転させた状態では前記2本の縦溝が横向きとなり、これにより、前記フランジ部分を前記フランジ受け溝から取り外そうとしても、前記リブが前記フランジ部分の内側と干渉して取外し不可となる、請求項3に記載のシリンジ保持構造。
  5. 記シリンジのフランジの輪郭が多角形である、請求項1〜4のいずれか1項に記載のシリンジ保持構造。
  6. 前記アダプタケースのフランジ部分の外周に切欠きが設けられ、
    前記ロック手段は、前記シリンジ保持部材に設けられた爪である、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載のシリンジ保持構造。
  7. 前記フランジ部分を前記フランジ受け溝内で90°回転させることによって、爪が前記切欠きに係合して前記フランジ部分が固定される、請求項6に記載のシリンジ保持構造。
  8. 前記フランジ受け溝は、
    前記フランジ部分を前記アダプタケースの軸方向と直交する径方向に移動させることにより該フランジ部分が前記フランジ受け溝内に挿入されるように構成されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載のシリンジ保持構造。
  9. 請求項1〜のいずれか1項に記載のシリンジ保持構造と、
    そのシリンジ保持構造を介してシリンジを保持するシリンジ保持部、および、前記シリンジのピストン部材を動かすためのピストン駆動機構を有する注入ヘッドと、
    を備える薬液注入装置。
  10. さらに、
    少なくとも、前記アダプタケースに挿入されるシリンジを備える、請求項9に記載の薬液注入装置。
  11. 前記シリンジは薬液が予め充填されたプレフィルドシリンジである、請求項10に記載の薬液注入装置。
  12. 前記シリンジは薬液を充填して使用する空シリンジである、請求項10に記載の薬液注入装置。
  13. 前記シリンジ保持部材が、シリンジ保持部材の種類を識別するための1つまたは複数のアダプタ識別部材を有する、請求項10〜12のいずれか1項に記載の薬液注入装置。
  14. 前記アダプタ識別部材が金属である、請求項13に記載の薬液注入装置。
  15. 前記アダプタ識別部材がマグネットである、請求項13に記載の薬液注入装置。
  16. 前記アダプタ識別部材がボールプランジャである、請求項13に記載の薬液注入装置。
  17. 前記注入ヘッドが、さらに、前記アダプタ識別部材を検出するための検出センサを有する、請求項13〜16のいずれか一項に記載の薬液注入装置。
  18. 前記検出センサは非接触で前記アダプタ識別部材を検出する、請求項17に記載の薬液注入装置。
  19. 前記検出センサは近接センサである、請求項17または18に記載の薬液注入装置。
  20. シリンジが挿入される円筒部、および、該円筒部の軸方向端部に形成されたフランジ部分を有するアダプタケースと、
    前記フランジ部分を保持するフランジ受け溝であって、前記フランジ部分を前記アダプタケースの軸方向と直交する径方向に移動させることにより前記フランジ部分が前記フランジ受け溝内に挿入されるように構成されたフランジ受け溝を有するシリンジ保持手段と、
    前記フランジ部分が前記フランジ受け溝内に挿入され、その後、該フランジ部分が軸周りに所定角度回転させられたときに、該フランジ部分を前記フランジ受け溝内に固定するロック手段と、
    を備えるシリンジ保持構造。
  21. 前記アダプタケースのフランジ部分の背面には、前記シリンジのフランジが嵌り込む、該フランジ部分の厚み方向に深さを有する凹部が形成されている、請求項20に記載のシリンジ保持構造。
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