JP5514291B1 - タブレット型携帯端末機器のホルダー - Google Patents

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Abstract

【課題】タブレット型携帯端末機器の異なるサイズに応じて装着可能なホルダーを提供する。
【解決手段】
タブレット型携帯端末機器の盤状ケース(2)の背面に添設されるベース体(5)と、両側縁を抱持する第1フック手段(6)及び第2フック手段(7)と、前記ベース体に垂直な中心軸(X)の廻りで回転自在に設けられたローター(8)と、前記ローターの外周に嵌合されると共に前記中心軸の廻りで回転自在に設けられた環状操作体(9)を備え、前記第1フック手段と第2フック手段のうち、少なくとも一方のフック手段は、前記ベース体(5)から延長方向の進出方向(F1)と反対方向の後退方向(F2)に関して進退自在とされた可動フック手段(12)を構成し、前記環状操作体(9)と前記可動フック手段(12)の間に進退駆動機構(13)を設け、前記環状操作体(9)の正逆回転運動を前記可動フック手段(12)の進退移動運動に変換して伝達する運動変換手段を構成している。
【選択図】図4

Description

本発明は、タブレット型携帯端末機器を使用する際に、その使用操作を容易とするために所定姿勢で保持できるようにしたホルダーに関する。
公知のように、iPad(登録商標)等のタブレット型携帯端末機器は、盤状ケースの正面に設けられた液晶パネル等による長方形のディスプレイと、前記ディスプレイの縦向き姿勢と横向き姿勢の姿勢変化を検知する検知手段と、前記検知された姿勢に応じて画像を縦向き表示と横向き表示の間で変化させる表示処理手段を備えている。
そこで、ユーザがタブレット型携帯端末機器を使用する際に、使用操作が容易となるように所定姿勢で保持するためのホルダーが提供されており、ホルダーは、ユーザがタブレット型携帯端末機器を片手で保持した状態で使用操作するための係止手段付きホルダーと、ユーザがタブレット型携帯端末機器を机上に起立保持させた状態で使用操作するためのスタンド手段付きホルダーの2種類が提供されている。
前記係止手段付きホルダーは、ホルダーのベース体をタブレット型携帯端末機器の盤状ケースの背面に装着した状態で、該ベース体に垂直な中心軸の廻りに回転自在なローターを設けており、該ローターにユーザの手指に係止可能な係止手段を設けている。従って、ユーザは、掌を上に向けた一方の手を前記係止手段に係止することによりタブレット型携帯端末機器の盤状ケースの背面を一方の手で保持し、他方の手で上向きとされたディスプレイをパネルタッチ操作する際、他方の手でタブレット型携帯端末機器を前記中心軸の廻りに回動させると、前記ローターの回転を介してディスプレイを縦向き姿勢と横向き姿勢の間で容易に姿勢変化させることができるという利便がある。
前記スタンド手段付きホルダーは、ホルダーのベース体をタブレット型携帯端末機器の盤状ケースの背面に装着した状態で、該ベース体に盤状ケースの背面方向に進退自在とされたスタンド手段を設けている。スタンド手段は、ディスプレイを縦向き姿勢にした状態と横向き姿勢にした状態の何れの状態でも、タブレット型携帯端末機器を机上に起立保持し、ディスプレイを後傾姿勢として保持できるように構成されている。従って、ユーザは、タブレット型携帯端末機器を机上に起立保持させた状態で、ディスプレイを容易にパネルタッチ操作することがきるという利便がある。
実用新案登録第3170234号公報 実用新案登録第3164775号公報
ところが、タブレット型携帯端末機器は、メーカーにより盤状ケースのサイズを相違しており、更に近年は、同一メーカーのタブレット型携帯端末機器でも機種により盤状ケースのサイズを相違しているため、ホルダーもタブレット型携帯端末機器のサイズに対応した複数サイズのものを提供しなければ装着できないという問題が発生している。このため、ホルダーの生産性が良好でなく、生産コストを低減することができない。
そして、ユーザにおいても、特定機種のタブレット型携帯端末機器とホルダーを使用していた状態から、タブレット型携帯端末機器を買換えると、旧ホルダーを装着できなくなるので、ホルダーの買換えのための出費を要し、しかも、旧ホルダーの廃棄処理に関する社会的問題がある。
このため、本発明は、タブレット型携帯端末機器のサイズが相違する場合でも、サイズに応じて装着可能な調整機構を備えており、しかも、調整機構が嵩張らずコンパクトであり、調整操作を頗る容易としたホルダーを提供するものである。
そこで、本発明が手段として構成したところは、盤状ケースの正面に設けられた長方形のディスプレイと、前記ディスプレイの縦向き姿勢と横向き姿勢の姿勢変化を検知する検知手段と、前記検知された姿勢に応じて画像を縦向き表示と横向き表示の間で変化させる表示処理手段を備えたタブレット型携帯端末機器のホルダーであり、前記盤状ケースの背面に沿って添設されるベース体と、前記ベース体から延長されると共に前記盤状ケースの対向する両側縁をそれぞれ抱持する第1フック手段及び第2フック手段と、前記ベース体の上で該ベース体に垂直な中心軸の廻りで回転自在に設けられたローターと、前記ローターの外周に嵌合されると共に前記中心軸の廻りで回転自在に設けられた環状操作体を備え、前記中心軸の廻りでローターと環状操作体を相互に独立して回転自在とするように構成され、前記独立回転自在なローターは、ユーザの手を係止する係止手段と、前記盤状ケースの背面方向に進退自在とされたスタンド手段のうち、少なくとも一方の手段を設けており、前記第1フック手段と第2フック手段のうち、少なくとも一方のフック手段は、前記ベース体から延長方向の進出方向と反対方向の後退方向に関して進退自在とされた可動フック手段を構成し、前記独立回転自在な環状操作体と前記可動フック手段の間に進退駆動機構を設け、前記進退駆動機構は、前記環状操作体の正逆回転運動を前記可動フック手段の進退移動運動に変換して伝達する運動変換手段を構成して成る点にある。
本発明の第1実施形態では、前記進退駆動機構は、前記可動フック手段に設けられた突起から成る従動手段と、前記環状操作体に設けられた溝から成る駆動手段により構成され、前記突起を溝に嵌入しており、前記突起は、前記可動フック手段の進退方向に所定ピッチPの等間隔をあけて複数配列され、隣り合う突起の間に挿通路を形成し、前記溝は、前記中心軸から径大とされた半径R1に位置する始端部から径小とされた半径R2に位置する終端部に向けて螺旋状に延設され、該溝の両側に前記挿通路に嵌入されるリブを設けている
この場合、前記螺旋状の溝は、始端部から終端部に向けて螺旋経路を形成し、始端部の半径R1と終端部の半径R2を前記突起のピッチPに対してR1−R2=Pとするように構成され、前記始端部と終端部の間で前記リブ及び螺旋経路を分断することにより離間距離Sを設け、前記突起の長さLに対してS≧Lとなるように構成することが好ましく、これにより、前記環状操作体を正転したとき、前記溝が所定突起に対して始端部から終端部まで回動することにより、該所定突起を1ピッチPだけ後退方向に移動すると共に、前記溝の始端部を前記所定突起の進出方向に隣り合う次位の突起に臨ませ、前記環状操作体を逆転したとき、前記溝が所定突起に対して終端部から始端部まで回動することにより、該所定突起を1ピッチPだけ進出方向に移動すると共に、前記溝の終端部を前記所定突起の後退方向に隣り合う次位の突起に臨ませるように構成されることになる
本発明の第2実施形態では、前記進退駆動機構は、前記可動フック手段の進退方向に設けられたラックから成る従動手段と、前記環状操作体の中心軸に設けられたピニオンから成る駆動手段により構成され、前記ラックとピニオンを噛合している。
本発明によれば、タブレット型携帯端末機器1の使用操作を便利とする係止手段10又はスタンド手段11を設けたホルダー4が提供される。そして、ホルダー4は、可動フック手段12を設けると共に、環状操作体9と可動フック手段12の間に進退駆動機構13を設け、環状操作体9の正逆回転運動を可動フック手段12の進退移動運動に変換して伝達する運動変換手段を構成しているので、タブレット型携帯端末機器1のサイズが相違する場合でも、サイズに応じて自在に装着できるという効果がある。
特に本発明によれば、ホルダー4は、係止手段10又はスタンド手段11を設けたローター8と、進退駆動機構13を構成する環状操作体9を相互に独立して回転自在とするように構成しているので、ローター8を回転させることにより、タブレット型携帯端末機器1の縦向き姿勢と横向き姿勢の何れの姿勢においても係止手段10又はスタンド手段11好適に機能させることができる。しかも、前記環状操作体9を回転することにより可動フック手段12を移動させるように構成しているので、ホルダー4の装着及び取外しのための操作が頗る容易である。そして、このように中心軸Xに対して、中央部にローター8を配置すると共に、該ローター8の外周に環状操作体9を配置し、該環状操作体9と可動フック手段12の間に進退駆動機構13を配置しているので、ホルダー4が嵩張ることはなく、コンパクトに設計できるという効果がある。
タブレット型携帯端末機器の使用例を示しており、(A)は背面を片手で保持した使用例を示す斜視図、(B)はディスプレイを縦向き姿勢として机上に起立保持した使用例を示す斜視図、(C)はディスプレイを横向き姿勢として机上に起立保持した使用例を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るホルダーをタブレット型携帯端末機器の背面に装着した状態を示しており、(A)は背面図、(B)は側面図である。 本発明の実施形態を示す斜視図である。 本発明の実施形態を分解状態で示す斜視図である。 本発明の実施形態に関して進退駆動機構の第1実施形態を示す斜視図である。 進退駆動機構の第1実施形態を示す断面図である。 進退駆動機構の第1実施形態の拡大図を示しており、(A)は駆動手段と従動手段を連結した状態を示す断面図、(B)は駆動手段と従動手段を分離した状態を示す断面図である。 回転ロック機構の拡大図を示しており、(A)はアンロック状態を示す平面図、(B)はロック状態を示す平面図である。 進退駆動機構の第1実施形態の変形例を示す断面図である。 本発明の実施形態に関して進退駆動機構の第2実施形態を示す断面図である。 本発明の実施形態に関してローターに設けた係止手段の別の実施形態を示す断面図である。
以下図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。
図1は公知のタブレット型携帯端末機器(以下、「タブレット端末機」と略称する。)の使用例を示している。
タブレット端末機1は、盤状ケース2の正面に液晶パネル等から成るパネルタッチ操作を可能とした長方形のディスプレイ3を備えており、図示省略しているが、前記ディスプレイ3の縦向き姿勢と横向き姿勢の姿勢変化を検知する検知手段と、前記検知された姿勢に応じて画像を縦向き表示と横向き表示の間で変化させる表示処理手段を内蔵しており、公知のiPad(登録商標)等の市販品である。
図1(A)は、タブレット端末機1を片手で保持した使用状態を示しており、ユーザは、盤状ケース2の背面を一方の手Hで保持し、他方の手で上向き傾斜されたディスプレイ3をパネルタッチ操作することができる。この際、実線で示すように、タブレット端末機1を縦向き姿勢で保持すれば、ディスプレイ3に画像が縦向き表示され、タブレット端末機1を横向き姿勢で保持すれば、ディスプレイ3に画像が横向き表示される。後述するように、本発明のホルダーをタブレット端末機1に装着した場合、一方の手Hでタブレット端末機1の背面を保持したままの状態で、前記縦向き姿勢と横向き姿勢の間の姿勢変更をワンタッチで行うことが可能である。
図1(B)は、タブレット端末機1を縦向き姿勢として机上に起立保持し、ディスプレイ3に画像を縦向き表示させた使用例を示し、図1(C)は、タブレット端末機1を横向き姿勢として机上に起立保持し、ディスプレイ3に画像を横向き表示させた使用例を示している。従って、ユーザは、傾斜状態で起立保持されたディスプレイ3をパネルタッチ操作することができる。後述するように、本発明のホルダーをタブレット端末機1に装着した場合、タブレット端末機1は縦向き姿勢と横向き姿勢の何れの姿勢でも机上に置くだけで起立保持される。
図2ないし図4に示すように、ホルダー4は、前記盤状ケース2の背面に沿って添設されるベース体5と、前記ベース体5から延長されると共に前記盤状ケース2の対向する両側縁をそれぞれ抱持する第1フック手段6及び第2フック手段7と、前記ベース体5の上で該ベース体5に垂直な中心軸Xの廻りで回転自在に設けられたローター8と、前記ローター8の外周に嵌合されると共に前記中心軸Xの廻りで回転自在に設けられた環状操作体9を備えている。
前記ローター8は、ユーザの手を係止する係止手段10と、前記盤状ケース2の背面方向に進退自在とされるスタンド手段11のうち、少なくとも一方の手段を設けている。即ち、係止手段10だけを設けても良く、スタンド手段11だけを設けても良いが、図面には、両方の手段10、11を設けた実施形態を示している。この際、図示実施形態の場合、スタンド手段11は、ローター8に設けられているが、環状操作体9又はベース体5に設けても良い。
前記第1フック手段6と第2フック手段7は、少なくとも一方のフック手段(図示実施形態の場合は第1フック手段6)により、前記ベース体5から延長方向の進出方向F1と反対方向の後退方向F2に関して進退自在とされる可動フック手段12を構成しており、前記環状操作体9と前記可動フック手段12の間に進退駆動機構13が設けられている。前記進退駆動機構13は、後述するように、前記環状操作体9の正逆回転運動を前記可動フック手段6の進退方向の直線的移動運動に変換して伝達する運動変換手段を構成する。
図示実施形態の場合、第1フック手段6により可動フック手段12を構成しており、従って、第2フック手段7は、プラスチックによりベース体5に一体成形された一対のフックを備えた固定フック手段14を構成している。しかしながら、第1フック手段6と第2フック手段7の両方とも可動フック手段12を構成し、環状操作体9を回転したとき、進退駆動機構13により、両方のフック手段6、7を同時に進退方向に移動させるように構成しても良い。
図4及び図5に示すように、前記ベース体5は、プラスチックの一体成形により、底壁15と、前記中心軸Xに対応して底壁15から立設されたボス16と、前記中心軸Xを中心とする円周方向に周設された側壁17と、該側壁の内側に位置する円弧リブ18を設け、前記第2フック手段7の反対側に形成した切欠部に前記可動フック手段12を挿通させると共に、該切欠部に臨んで可動フック手段12を前記進退方向に案内するガイドリブ19を設けている。
前記環状操作体9は、プラスチックの一体成形により、周壁20と、該周壁20の上縁から内向きの内フランジ21を設け、前記周壁20の外周面に回転ロック機構22を構成する歯車状の歯23を列設し、前記内フランジ21の内面(下面)に前記進退駆動機構13を構成する駆動手段24を設けている。そこで、環状操作体9は、前記ベース体5の側壁16に対向して積層状に装着され、前記中心軸Xの廻りに回転自在とされる。尚、図示実施形態の場合、図5に示すように、周壁20の下縁から内向きに突設した係止爪25を前記側壁16の上縁に沿って形成した係止溝に嵌合することにより、抜止め係止状態で回転するように構成している。
前記ローター8は、図4に示すように、プラスチックの一体成形により、中央の円柱状の保持部26の下縁から同心状に張り出す座部27を設け、該座部27の下縁から張り出す外フランジ28を形成し、該外フランジ28と前記座部27の段部により回転ガイド部29を構成している。そこで、ローター8は、前記環状操作体9の下側から、前記回転ガイド部29を内フランジ21の内周縁に沿わせて挿通され、前記外フランジ28を前記ベース体5の円弧リブ18により支持されると共に、該外フランジ28を内フランジ21の下面に係止した抜止め状態で、前記中心軸Xの廻りに回転自在とされる。
前記係止手段10は、伸縮弾性を有する帯片30により構成され、両端部を前記ローター8の保持部26の頂面を貫通して下側に挿出すると共に抜止め状態に固着されており、該帯片30と保持部26の頂面の間にユーザの手指を挿入させる係止空間31を形成している。従って、ユーザが手指を係止空間31に挿入すると、伸縮弾性を有する帯片30が手指を密着状態で保持する。
前記スタンド手段11は、前記ローター8の座部27に形成された軸受部32と、両端を前記軸受部32に軸支されるほぼU形のスタンドフレーム33により構成されており、前記スタンドフレーム33は、前記座部27に臨まされることにより保持部22の外周を囲む格納姿勢(図2(B)に実線で示す)と、盤状ケース2の背面方向に進出させられた突出姿勢(図2(B)に鎖線で示す)との間で、姿勢変更自在とされている。
図示実施形態の場合、スタンドフレーム33は、鋼線から成る弾性骨34を埋設しており、該スタンドフレーム33の両端部の軸着部35、35から前記弾性骨34を内向きに突出させることにより枢軸36を形成し、該枢軸36を前記軸受部32の軸支孔37に挿入している。前記軸着部35、35は、前記弾性骨34の弾発付勢力により、軸受部32の両端部に圧接され、圧接された接触面の相互に係止歯38a、38bを設けている。そこで、スタンドフレーム33は、前記格納姿勢から突出姿勢となるように外力を与えて回動すると、弾性骨34の弾力に抗して前記係止歯38a、38bの噛合を解きながら前記枢軸36の廻りに回動され、任意の回動角度位置で前記外力を解放すると、再び前記係止歯38a、38bが噛合することにより、スタンドフレーム33を所望の角度で保持する。
(進退駆動機構の第1実施形態)
図5ないし図7は、進退駆動機構13の第1実施形態を示しており、進退駆動機構13は、前記可動フック手段12に設けられた突起39から成る従動手段40と、前記環状操作体9に設けられた溝41から成る駆動手段24により構成され、前記突起39を溝41に嵌入するように構成している。
図7に示すように、前記突起39は、環状操作体9の円周方向に長さLだけ延びるリブにより形成され、前記可動フック手段12の進退方向(図示の進出方向F1及び後退方向F2)に所定ピッチPの等間隔をあけて複数配列され、相互に隣り合う突起39、39の間に挿通路42を形成している。
前記溝41は、該中心軸Xから最も径大とされた半径R1に位置する始端部41aから最も径小とされた半径R2に位置する終端部41bに向けて螺旋状に延設され、R1−R2=Pとなるように構成し、該溝41の両側に前記挿通路42に嵌入されるリブ43、44を設けている。
第1実施形態において、前記リブ43、44は、中途部分を分断されているが、前記溝41は、始端部41aから終端部41bに向けて連続する1本の螺旋経路45を形成しており、前記始端部41aと終端部41bの間に離間距離Sで示すようにリブ43、44並びに螺旋経路45の分断部を形成し、前記突起39の長さLに対して、S≦<Lとなるように構成することが好ましい。
従って、第1実施形態に係る進退駆動機構13によれば、図6に矢印Mで示すように、環状操作体9を正転すると、可動フック手段12に対して、前記溝41が始端部41aから終端部41bまで回動することにより、該溝41に嵌合された所定の突起39を1ピッチPだけ後退方向F2に移動する。第1実施形態の場合、環状操作体9をほぼ1回転することにより可動フック手段12が前記突起39の1ピッチPに相当する距離だけ後退方向F2に移動し、この1動作が終了したとき、前記溝41の始端部41aが前記所定突起39の進出方向F1に隣り合う次位の突起39に臨ませられる。従って、環状操作体9を更に1回転すると、次位の突起39が溝41に嵌合した状態で更に1ピッチPに相当する距離だけ後退方向F2に移動し、このように環状操作体9を連続して正転させることにより、可動フック手段12を所望の距離だけ後退方向F2に移動させることができる。
反対に、環状操作体9を逆転すると、可動フック手段12に対して、前記溝41終端部41bから始端部41aまで回動することにより、該溝41に嵌合された所定の突起39を1ピッチPだけ進出方向F1に移動し、環状操作体9を連続して逆転させることにより、可動フック手段12を所望の距離だけ進出方向F1に移動させることができる。
従って、ホルダー4をタブレット端末機1に装着するときは、環状操作体9を逆転することにより可動フック手段12を進出方向F1に移動させた状態で、固定フック手段14を盤状ケース2の一方の側縁に係止して抱持することによりベース体5を該盤状ケース2の背面に沿わせ、この状態から環状操作体9を正転すれば、可動フック手段12が後退方向F2に引き寄せられて盤状ケース2の他方の側縁を抱持し、これにより、ホルダー4が固定される。
反対にホルダー4をタブレット端末機1から取外すときは、環状操作体9を逆転することにより可動フック手段12を進出方向F1に移動させ、盤状ケース2の側縁から解放すれば良い。
(回転ロック機構)
前記環状操作体9とベース体5の間には、回転ロック機構22が設けられている。図8に示すように、回転ロック機構22は、前記環状操作体9の外周面に形成された歯23と、前記ベース体5から前記歯23に臨んで設けられた爪46と、前記爪46を前記歯23に対して係脱自在に進退させるアクチュエータ47により構成されている。図示実施形態の場合、爪46は、ベース体5に連結された可撓性を有する揺動可能なアーム部46aに設けられており、ベース体5から立設した突片48とアーム部46aの間に楔状のアクチュエータ47を矢印Qで示すように圧入したとき、爪46が歯23に係止するように構成している。
図8(A)に示すようにアクチュエータ47を圧入していない場合、回転ロック機構22はアンロック状態にあり、アーム部46aが原形状を保持することにより爪46を歯23から離反させており、環状操作体9の回転を許す。上述のように環状操作体9を回転することにより可動フック手段12を移動させ、ホルダー4をタブレット端末機1に装着した後、アクチュエータ47を圧入すると、アーム部46aが撓むことにより爪46を歯23に係止し、環状操作体9を回転不能なロック状態にする。従って、タブレット端末機1の使用中に、可動フック手段12が弛んで脱落する危険を防止する。
(進退駆動機構の第1実施形態の変形例)
図9は、進退駆動機構13の第1実施形態の変形例を示している。上述の第1実施形態は、環状操作体9をほぼ1回転することにより可動フック手段12を突起39の1ピッチPに相当する距離だけ進出方向F1又は後退方向F2に移動するように構成しているが、図9に示す変形例は、矢印M1、M2、M3で示すように、環状操作体9を120度だけ回転したとき、可動フック手段12を突起39の1ピッチPに相当する距離だけ進出方向F1又は後退方向F2に移動させ、従って、環状操作体9を1回転すると、可動フック手段12が突起39の3ピッチ(P×3)に相当する距離だけ移動させられるように構成している。
このため、環状操作体9の回転方向に関して、始端部41aから終端部41bに至る溝41とリブ43、44により構成される螺旋経路45は、同一構成とした第1螺旋経路45aと、第2螺旋経路45bと、第3螺旋経路45cのように連ねて、3本が形成されている。尚、螺旋経路45の本数は、必要に応じて任意に設計すれば良い。
その他の構成は上述した第1実施形態と同様であるが、変形例によれば、環状操作体9の回転距離に対して、可動フック手段12の移動距離を大きくすることができ、ホルダー4の装着作業及び取外し作業を迅速容易に行うことが可能となる。
(進退駆動機構の第2実施形態)
図10は、進退駆動機構13の第2実施形態を示しており、進退駆動機構13は、可動フック手段12の進退方向に設けられたラック49から成る従動手段40と、環状操作体9の中心軸Xに設けられたピニオン50から成る駆動手段24により構成され、前記ラック49とピニオン50を噛合している。
従って、環状操作体9を正転したとき、可動フック手段12が後退方向F2に移動し、環状操作体9を逆転したとき、可動フック手段12が進出方向F1に移動する運動変換手段を備えた進退駆動機構13が構成される。
(係止手段の別の実施形態)
図11は、前記ローター8に設けた係止手段10の別の実施形態を示している。係止手段10は、伸縮弾性を有する帯片30により構成され、両端部を前記ローター8の保持部26の頂部に貫設されたスリット26aを挿通して下側に挿出した状態で、折返し部30aを逢着することにより抜止め処理を施されており、保持部26の下側で前記帯片30の両端の折返し部30a、30aを相互に弾性収縮体51により連結している。尚、弾性収縮体51は、スプリングやゴム紐等により形成することが可能である。
従って、常時は、前記弾性収縮体51の張力により両端の折返し部30a、30aが相互に引き寄せられ、帯片30が保持部26の頂部に近接した格納状態とされる。このため、ホルダー4をタブレット端末機1に装着した状態において見栄えが良く、係止手段10を必要としないときに帯片30が邪魔になることはない。
ユーザが保持部26の頂面と帯片30の間に指先を挿入すると、弾性収縮体51の伸長により、図示鎖線で示すように帯片30が持ち上げられ、ユーザの手指を挿入させる係止空間31が形成される。
1 タブレット端末機
2 盤状ケース
3 ディスプレイ
4 ホルダー
5 ベース体
6 第1フック手段
7 第2フック手段
8 ローター
9 環状操作体
10 係止手段
11 スタンド手段
12 可動フック手段
13 進退駆動手段
14 固定フック手段
15 底壁
16 ボス
17 側壁
18 円弧リブ
19 ガイドリブ
20 周壁
21 内フランジ
22 回転ロック機構
23 歯
24 駆動手段
25 係止爪
26 保持部
27 座部
28 外フランジ
29 回転ガイド部
30 帯片
31 係止空間
32 軸受部
33 スタンドフレーム
34 弾性骨
35 軸着部
36 枢軸
37 軸支孔
38a、38b 係止歯
39 突起
40 従動手段
41 溝
41a 始端部
41b 終端部
42 挿通路
43、44 リブ
45 螺旋経路
46 爪
46a アーム部
47 アクチュエータ
48 突片
49 ラック
50 ピニオン
51 弾性収縮体

Claims (4)

  1. 盤状ケースの正面に設けられた長方形のディスプレイと、前記ディスプレイの縦向き姿勢と横向き姿勢の姿勢変化を検知する検知手段と、前記検知された姿勢に応じて画像を縦向き表示と横向き表示の間で変化させる表示処理手段を備えたタブレット型携帯端末機器のホルダーであり、
    前記盤状ケース(2)の背面に沿って添設されるベース体(5)と、前記ベース体から延長されると共に前記盤状ケースの対向する両側縁をそれぞれ抱持する第1フック手段(6)及び第2フック手段(7)と、前記ベース体の上で該ベース体に垂直な中心軸(X)の廻りで回転自在に設けられたローター(8)と、前記ローターの外周に嵌合されると共に前記中心軸の廻りで回転自在に設けられた環状操作体(9)を備え、
    前記中心軸(X)の廻りでローター(8)と環状操作体(9)を相互に独立して回転自在とするように構成され
    前記独立回転自在なローター(9)は、ユーザの手を係止する係止手段(10)と、前記盤状ケースの背面方向に進退自在とされたスタンド手段(11)のうち、少なくとも一方の手段を設けており、
    前記第1フック手段と第2フック手段のうち、少なくとも一方のフック手段は、前記ベース体(5)から延長方向の進出方向(F1)と反対方向の後退方向(F2)に関して進退自在とされた可動フック手段(12)を構成し、
    前記独立回転自在な環状操作体(9)と前記可動フック手段(12)の間に進退駆動機構(13)を設け、
    前記進退駆動機構(13)は、前記環状操作体(9)の正逆回転運動を前記可動フック手段(12)の進退移動運動に変換して伝達する運動変換手段を構成して成ることを特徴とするタブレット型携帯端末機器のホルダー。
  2. 前記進退駆動機構(13)は、前記可動フック手段(12)に設けられた突起(39)から成る従動手段(40)と、前記環状操作体(9)に設けられた溝(41)から成る駆動手段(24)により構成され、前記突起(39)を溝(41)に嵌入しており、
    前記突起(39)は、前記可動フック手段(12)の進退方向(F1)に所定ピッチPの等間隔をあけて複数配列され、隣り合う突起の間に挿通路(42)を形成し、
    前記溝(41)は、前記中心軸(X)から径大とされた半径R1に位置する始端部(41a)から径小とされた半径R2に位置する終端部(41b)に向けて螺旋状に延設され、該溝(41)の両側に前記挿通路(42)に嵌入されるリブ(43,44)を設けて成ることを特徴とする請求項1に記載のタブレット型携帯端末機器のホルダー。
  3. 前記螺旋状の溝(41)は、始端部(41a)から終端部(41b)に向けて螺旋経路(45)を形成し、始端部(41a)の半径R1と終端部(41b)の半径R2を前記突起(39)のピッチPに対してR1−R2=Pとするように構成され、前記始端部(41a)と終端部(41b)の間で前記リブ(43,44)及び螺旋経路(45)を分断することにより離間距離Sを設け、前記突起(39)の長さLに対してS≧Lとなるように構成しており
    前記環状操作体(9)を正転したとき、前記溝(41)が所定突起(39)に対して始端部(41a)から終端部(41b)まで回動することにより、該所定突起(39)を1ピッチPだけ後退方向(F2)に移動すると共に、前記溝(41)の始端部(41a)を前記所定突起の進出方向(F1)に隣り合う次位の突起(39)に臨ませ、
    前記環状操作体(9)を逆転したとき、前記溝(41)が所定突起(39)に対して終端部(41b)から始端部(41a)まで回動することにより、該所定突起(39)を1ピッチPだけ進出方向(F1)に移動すると共に、前記溝(41)の終端部(41b)を前記所定突起の後退方向(F2)に隣り合う次位の突起(39)に臨ませるように構成して成ることを特徴とする請求項2に記載のタブレット型携帯端末機器のホルダー。
  4. 前記進退駆動機構(13)は、前記可動フック手段(12)の進退方向に設けられたラック(49)から成る従動手段(40)と、前記環状操作体(9)の中心軸(X)に設けられたピニオン(50)から成る駆動手段(24)により構成され、前記ラック(49)とピニオン(50)を噛合して成ることを特徴とする請求項1に記載のタブレット型携帯端末機器のホルダー。
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