JP5513263B2 - 情報処理装置及びその制御方法、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、複数のソフトウェアコンポーネントを組み合わせてソフトウェアを構築する情報処理システムに関し、特に、ソフトウェアコンポーネント単位でのテスト作業を支援するコンポーネントテスト支援技術に関するものである。
昨今の大規模ソフトウェアシステムの開発では、しばしば1つのシステムをそれぞれ固有の単位機能を有する複数のソフトウェアコンポーネント(以下、コンポーネントと称す)に分割して開発する手法がとられる。ここで、システム全体の機能をコンポーネントに分割する方法の1つとして、過去にシステムを構築した際の分割ノウハウをパターンとして蓄積しておき、新たに同様なシステムを開発する際にこれを適用する方法がある。
例えば、Pipes&Fitersパターンと称される分割方法では、入力されたデータに何らかの変換を加えて出力する処理(以下、この処理をフィルタ処理と称す)を単位機能と考え、データの流れに沿ってコンポーネントに分割する(非特許文献1)。この分割方法は、フィルタ処理コンポーネントの交換や組み合わせの変更によりシステムが実現する機能の切替や拡張を可能とし、映像ストリーム処理システム等の多くの場面に適用される。また、システム全体に対して特定の分割パターンを適用しなくとも、将来の機能拡張を想定し、変更可能性の高い機能を個別のコンポーネントとして分割する方法がある。逆に、複数のシステムで共通して利用可能な機能をコンポーネントとして分割する方法もある。
ここで、いずれの方法で分割されたシステムにおいても、機能は異なるが同一の処理フローを実現する類似のコンポーネント群が存在する場合が多い。上述のPipes&Fitersパターンを適用したシステムにおいては、フィルタ処理コンポーネント群がこの類似のコンポーネント群に相当する。
一方で、複数のコンポーネントによって構成されるシステムの品質を確保するためには、一般に複数の粒度のテストがくり返し実施される。例えば、コンポーネント単位で実施する単体テスト、複数のコンポーネントのまとまりで実施する結合テスト、システム全体を統合して実施するシステムテストという形で段階的に範囲を広げながらテストが実施される。ここで、例えば、単体テストを十分に実施しなかった結果としてコンポーネント単体の品質が低いと、これが波及しシステム全体の品質も低下する。そこで、各粒度でのテストを効率よく進め、システムの品質を確保するために、テストケースのトレーサビリティを向上させ結合テストの結果を単体テストにフィードバックする方法がある(特許文献1)。
特開2005−242751号公報
ソフトウェアアーキテクチャ、近代科学社、2000年、p.52
コンポーネントの単体テストを考えた場合、あるコンポーネントが他のコンポーネントに提供する機能(以下、インタフェースと称す)の呼び出し順は、重複呼び出しを考慮した場合には無限の組み合わせが存在する。また、各インタフェースの引数に代入する値の組み合わせも膨大であるため、すべての組み合わせに対してコンポーネントの単体テストを実施することは困難である。
そこで、一般には、重要なテストケース・バグの発見が期待されるテストケースに絞り単体テストを実施する。例えば、インタフェースの呼び出し順に関しては正常シナリオと典型的な異常シナリオに絞り単体テストを実施する。また、引数については、例えば、2変数の組み合わせのみ網羅し、同値分割や境界値分析等を利用して無限のパラメータ値を有限な値に置換することで、効率・効果的なテストを実施する。しかしながら、これらの方法によるテストケースの絞込み作業は、対象システムに対する過去の経験や個人のスキルに依存する部分も多く、その結果、テストの抜け漏れが発生していた。
ここで、上述のPipes&Fitersパターンを構成するフィルタ処理コンポーネント群のような類似のコンポーネント間では、あるコンポーネントAでバグが発見された場合、同様のバグが別のコンポーネントBに含まれている可能性が高まる。このような場合は、コンポーネントAの開発・テスト担当者からコンポーネントBの開発・テスト担当者に対してバグの内容を伝達することにより、コンポーネントBにて同様のバグが発生していないかを確認することが可能である。より具体的には、コンポーネントBの担当者は、コンポーネントAでバグが発見されたテストと同様のテストをコンポーネントBでも実施済みであるかを確認し、実施していない場合はテストケースを追加することでバグの可能性を潰すことが可能である。
しかしながら、多数の類似するコンポーネントで構成されるシステムの場合、類似するコンポーネントの組み合わせが多数存在し、担当者間のコミュニケーションに依存した相互の確認作業には限界が生ずる。その結果、コンポーネント間に品質の差が生じ、システム全体の品質の低下を招く。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、複数のコンポーネントが連携動作する情報処理システムにおける、コンポーネント単体及びシステム全体の品質を向上することである。
上記の目的を達成するための本発明による情報処理装置は以下の構成を備える。即ち、
複数のソフトウェア部品であるコンポーネントが連携動作することにより実現される1つのシステムにおける、前記コンポーネントのテストを支援する情報処理装置であって、
コンポーネントに対するインタフェースの呼び出し順を記述する、コンポーネントのテストケースを格納するテストケース格納部と、
前記コンポーネントが提供するインタフェースの分類情報を格納するインタフェース分類情報格納部と、
前記テストケース格納部に格納されている前記コンポーネントのテストケースから、前記インタフェース分類情報格納部に格納されているインタフェースの分類情報を用いて、前記テストケースに含まれるコンポーネント固有の情報を取り除き、抽象度を高めた表現に変換したものであるモデル化テストケースを作成するモデル化テストケース作成部と、
前記モデル化テストケース作成部が作成するモデル化テストケースを、複数のコンポーネント間で比較することで差分となるモデル化テストケースを抽出するモデル化テストケース比較抽出部と
を備える。
本発明によれば、複数のコンポーネントが連携動作する情報処理システムにおける、コンポーネント単体及びシステム全体の品質を向上することができる。より具体的には、あるコンポーネントの単体テストで利用するテストケースをもとに、類似する他のコンポーネントのテストケースを追加することで、コンポーネント単体、及びシステム全体の品質を向上することができる。
実施形態1のテスト支援システムの構成を示すブロック図である。 本発明の適用対象とするソフトウェアシステムの一例を示す図である。 実施形態1のコンポAのテストケース群の一例を示す図である。 実施形態1のコンポAのインタフェース分類情報の一例を示す図である。 実施形態1のコンポAのモデル化テストケース群の一例を示す図である。 実施形態1のコンポBのテストケース群の一例を示す図である。 実施形態1のコンポBのインタフェース分類情報の一例を示す図である。 実施形態1のコンポBのモデル化テストケース群の一例を示す図である。 実施形態1のテスト支援手順のフローチャートである。 実施形態1のモデル化テストケース群の作成手順のフローチャートである。 実施形態1のモデル化テストケース群の抽出手順のフローチャートである。 実施形態2に関るテスト支援システムの構成を示すブロック図である。 実施形態2のテスト支援手順のフローチャートである。 実施形態2の重要テストケースの抽出手順のフローチャートである。 実施形態2のテストケース群の作成・追加手順のフローチャートである。 実施形態3のテスト支援手順のフローチャートである。
<発明の概要>
本発明は、複数のソフトウェア部品であるコンポーネントが連携動作することにより1つのシステムを実現する情報処理技術に向けられたものである。特に、本発明では、コンポーネント単位で実施する単体テストで利用するテストシナリオやテスト結果をもとに、類似する他のコンポーネントのテストシナリオを追加し、コンポーネント単体、及びシステム全体の品質を向上する。
例えば、ストリームのフィルタ処理を提供するビデオデコードコンポーネント(コンポーネントA)、及び高画質化処理コンポーネント(コンポーネントB)が存在すると想定する。この場合において、コンポーネントAに対する単体テストでは、
1.ストリーム処理開始
2.ストリーム処理停止
3.ストリームパラメータ設定
というシーケンスを有するテストケースでバグが発見されたとする。この場合には、コンポーネントBに対しても同類のシーケンスを有する複数のテストケースを追加する。
このように、コンポーネントAでバグが発見されたテストケースと類似のテストケースをコンポーネントBに自動的に追加可能とすることで、以下のような効果を得ることができる。
・各コンポーネントの品質を相互に向上させることが可能となる。
・システムの品質が向上する。
また、本発明は、他のアーキテクチャパターンを採用したソフトウェアシステムに対しても同様に適用可能である。例えば、対話型アプリケーションに多く採用されるModel−View−Controllerパターンでは、単一システム内に複数のViewコンポーネントが存在する。そこで、これらのViewコンポーネントに対して、本発明を適用することでこれらのコンポーネント間で品質を相互に向上させることが可能である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。但し、本発明の技術的範囲がこの実施形態に限定されるものではない。
<実施形態1>
図1は実施形態1のコンポーネントテスト支援システムの構成を示すブロック図である。
101はテストケース格納部であり、コンポーネント単位で実施される単体テストのテストケースを格納する。ここで、テストケースとは、テスト対象となるコンポーネントに対するインタフェースの呼び出し順が何らかの方法により記述されたオブジェクトを示すものである。
具体的には、テストケースは、例えば、プログラム言語を用いて記述されたソースコードであっても良いし、XML等を用いた記述や、特定のテストツール上の記述であっても良い。また、テストケースは、テストを実施したい事象(イベント)の数だけ別項に定義され、1つのコンポーネントに対して複数のテストケース(以降、これを単にテストケース群と称す)が定義される。格納するテストケース群は、テストケース格納部101内の記憶部にあらかじめ記憶しておいても良いし、テストケース格納部101内に入力部を設け、ユーザからの入力を記憶部に逐次記憶しても良い。入力部としては、例えば、キーボード、マウス、ディジタイザ、タッチパネル、ジョイスティック等の多様な操作機器が想定されるが、実施形態1では、これらの入力部の配置や有無を規定しない。
102はインタフェース分類情報格納部であり、インタフェースの分類情報を格納する。このインタフェースの分類情報は、複数のコンポーネント間で共通に利用され、また、1つのインタフェースに対して1ないし複数の分類情報が割り当てられる。格納するインタフェースの分類情報は、インタフェース分類情報格納部102の記憶部にあらかじめ記憶しておいても良いし、インタフェース分類情報格納部102内に入力部を設け、ユーザからの入力を記憶部に逐次記憶しても良い。入力部としては、テストケース格納部101の入力部と同様、多様な操作機器が想定されるが、実施形態1ではこれらの入力部の配置や有無を規定しない。また、テストケース格納部101内の入力部と、インタフェース分類情報格納部102内の入力部をハードウェア構成上において共通利用してもよい。
103はモデル化テストケース作成部である。モデル化テストケース作成部103は、テストケース格納部101に格納されているコンポーネントのテストケース群を、インタフェース分類情報格納部102に格納されているインタフェース分類情報を用いて変換することで、モデル化テストケースを作成する。
104はモデル化テストケース比較抽出部であり、モデル化テストケース作成部103が作成するモデル化テストケース群を複数のコンポーネント間で比較し、その差分、つまり、一方のコンポーネントにのみ定義されているモデル化テストケースを抽出する。
尚、図1のシステムを実現するハードウェア構成としては、汎用のコンピュータ(情報処理装置)で実現することができる。この汎用コンピュータに搭載される標準的な構成要素(例えば、CPU、RAM、ROM、ハードディスク、外部記憶装置、ネットワークインタフェース、ディスプレイ、キーボード、マウス等)を有している。
図2は実施形態1の情報処理システムの構造の一例を示す図である。本システムは、例えば、映像ストリーム処理システムのように、入力ストリームに対するDemux(デマルチプレクサ)、デコード、高画質化処理等のフィルタ処理をくり返すことによって出力ストリームに変換するような処理系を想定している。
制御コンポーネント201は、複数のフィルタ処理コンポーネント202〜204との相互作用をくり返しながら、システム全体の処理シーケンスを進めるコンポーネントである。
フィルタ処理コンポーネント202〜204はそれぞれ、入力ストリームに対する各種フィルタ処理を担う。ここで、各フィルタ処理コンポーネント202〜204は、それぞれがシステムに対して提供する機能は異なるものの、システム内での配置や他コンポーネントとの関連、制御コンポーネント201との相互作用の手順など類似の構成を有する。そのため、各フィルタ処理コンポーネントがそれぞれ独立して単体テストを実施する場合においても、単体テストに含まれるテストケースの構成は類似する。以下、フィルタ処理コンポーネント202(以下、単にコンポAと称す)とフィルタ処理コンポーネント203(以下、単にコンポBと称す)を例に、コンポAに定義したテストケースの一部をコンポBに適用する場面を想定し説明を続ける。
図3は実施形態1のテストケース格納部101に格納されるコンポAのテストケース群の一例を示す図である。
テストケース301では、コンポAの基本テストケースの1つとしてTestCaseA1()が定義され、それぞれのインタフェースの返値を期待値と確認することを想定した記述がなされている。
行302では、コンポAに定義されているインタフェースcompoAOpen()を呼び出すことが記述されている。行303では、インタフェースcompoAStart()を、引数paramA1を伴って呼び出すことが記述されている。
図4は実施形態1のインタフェース分類情報格納部102に格納されるコンポAのインタフェース分類情報の一例を示している。
列401はコンポAのインタフェース定義を示し、コンポAが外部コンポーネントに公開しているインタフェースが一覧として示される。例えば、コンポAが図2に示す情報処理システムで利用される場合、列401に示すインタフェースを制御コンポーネント201が呼び出すことにより、システム内の処理が進行する。
列402は、列401に示すコンポAのインタフェース定義の各行に対応するインタフェース分類情報を示している。この例では、インタフェース分類情報は、インタフェース分類番号(1〜5)と、インタフェース分類番号を補足する付加的な説明とで表現している。この付加的な説明としては、図4では、前処理、後処理、処理の開始、処理の停止、パラメータ設定の少なくとも1つがある。
行403〜行406は、コンポAのインタフェース定義とインタフェース分類情報の対応付けを示している。行403は、コンポAに定義されているインタフェースcompoAOpen()がインタフェース分類番号1として分類されることを示している。行404は、コンポAに定義されているインタフェースcompoAClose()がインタフェース分類番号2として分類されることを示している。
行405は、コンポAに定義されているインタフェースcompoAStart()をインタフェース分類番号3及び5として分類することを示している。ここで、インタフェースcompoAStart()は、該当インタフェースの呼び出しの中でパラメータparamA1の設定を行なっている。このようなインタフェースについては、パラメータの設定とインタフェースの呼び出しの本体を分けて考え、パラメータの設定を実施した後にインタフェースの本体を呼び出すというシーケンスに置換してインタフェース分類情報を割り当てている。
行406は、コンポAに定義されているインタフェースcompoAStop()がインタフェース分類番号4として分類されることを示している。
図5は実施形態1のモデル化テストケース作成部103によって作成されるコンポAに関するモデル化テストケース群を示す図である。
モデル化テストケース501の例は、テストケース301にインタフェース分類情報402を適用し、変換した結果である。ここで、テストケースからモデル化テストケースへの変換とは、テストケースに含まれるコンポーネント固有の情報(インタフェース名やインタフェースの構成)を取り除き、抽象度を高めた表現に置換する作業を示している。
図6は実施形態1のテストケース格納部101に格納されるコンポBのテストケース群の一例を示す図である。
テストケース601では、コンポBの基本テストケースの1つとしてTestCaseB2()が定義され、それぞれのインタフェースの返値を期待値と確認することを想定した記述がなされている。
図7は実施形態1のインタフェース分類情報格納部102に格納されるコンポBのインタフェース分類情報の一例を示している。
列701はコンポBのインタフェース定義を示し、コンポBが外部コンポーネントに公開しているインタフェースが一覧として示される。
列702は、列701に示すコンポBのインタフェース定義の各行に対応するインタフェース分類情報を示している。ここで、先に示したコンポAに適用するインタフェース分類情報402と、コンポBに適用するインタフェース分類情報702は、同一の分類情報を用いなければならない。
行703〜行707は、コンポAのインタフェース定義とインタフェース分類情報の対応付けを示している。行703は、コンポBに定義されているインタフェースcompoBInitialize()をインタフェース分類番号1として分類することを示している。以下、行704〜行706についても、各行で定義されているインタフェース定義に対して、対応するインタフェース分類番号が対応付けられている。
図8は実施形態1のモデル化テストケース作成部103によって作成されるコンポBに関するモデル化テストケース群を示す図である。
モデル化テストケース801の例は、テストケース601にインタフェース分類情報702を適用し、変換した結果である。
図9は実施形態1のコンポーネントテスト支援手順のフローチャートである。以下では、本フローチャートに沿って、図2〜図8の具体例を交えながら説明する。
ステップS901で、モデル化テストケース作成部103は、テストケース格納部101に格納されているコンポAのテストケース群を、インタフェース分類情報格納部102に格納されているコンポAのインタフェース分類情報を用いて変換する。これにより、モデル化テストケース作成部103は、モデル化テストケース群Aを作成する。
ステップS902で、モデル化テストケース作成部103は、テストケース格納部101に格納されているコンポBのテストケース群を、インタフェース分類情報格納部102に格納されているコンポBのインタフェース分類情報を用いて変換する。これにより、モデル化テストケース作成部103は、モデル化テストケース群Bを作成する。
ステップS903で、モデル化テストケース比較抽出部104は、ステップS901で作成されたモデル化テストケース群Aの中から、ステップS902で作成されたモデル化テストケース群Bに含まれないモデル化テストケースを抽出する。
図10は実施形態1のモデル化テストケース作成部103によるモデル化テストケース群の作成手順の詳細を示すフローチャートである。これは、図9のステップS901及びステップS902に対応する。ここで、ステップS901とステップS902には、どちらも同一の処理を適用できるが、これらの2つの処理は、処理の入力となるテストケース群とインタフェース分類情報とが異なる。以降では、ステップS901、つまり、コンポAに対して処理が実施されたとして説明する。コンポAの処理を実施する場合の入力は、図3に例示するテストケース群と図4に例示するインタフェース分類情報である。
まず、ステップS1001で、モデル化テストケース作成部103は、初期化処理として、変数nに0(n=0)を設定する。
ステップS1002で、モデル化テストケース作成部103は、以降のステップS1003からステップS1014までの処理を、テストケース格納部101に格納されているコンポAのテストケースの数Nだけくり返す。
ステップS1003で、モデル化テストケース作成部103は、テストケース格納部101に格納されているコンポAのテストケースから新たに1つのテストケースを取り出し、これをSeq[n]とする。同時に、モデル化テストケース作成部103は、初期化処理として、変数i及び変数jに0を設定する。コンポAの具体例では、テストケース301が取り出されたとして、以降の処理を説明する。
ステップS1004で、モデル化テストケース作成部103は、以降のステップS1005からステップS1012までの処理を、Seq[n]に定義されているインタフェースの呼び出し数Iだけくり返す。
ステップS1005で、モデル化テストケース作成部103は、Seq[n]の先頭から順にインタフェース呼び出しを1つ取り出し、Seq[n][i]とする。コンポAの具体例では、インタフェース呼び出し303が取り出された場合について処理を説明する。
ステップS1006で、モデル化テストケース作成部103は、ステップS1005で取り出されたインタフェース呼び出しがインタフェース分類情報に定義されているかを判定する。ここで、定義されていると判定した場合(ステップS1006でYES)、ステップS1007に進む。一方、定義されていないと判定した場合(ステップS1006でNO)、ステップS1010に進む。上記の具体例では、該当するインタフェース分類情報が行405に定義されているため、ステップS1007に進む。
ステップS1007で、モデル化テストケース作成部103は、ステップS1008の処理を、該当するインタフェース分類情報に定義されているインタフェース分類情報の数だけくり返す。コンポAの具体例では、行405にインタフェース分類情報が2つ定義されているため、くり返し数は2である。
ステップS1008で、モデル化テストケース作成部103は、ステップS1005で取り出されたインタフェース呼び出しに対するインタフェース分類情報をAbstSeq[n][j]に保持する。また、モデル化テストケース作成部103は、変数jをインクリメントする。
ステップS1010で、インタフェース呼び出しがインタフェース分類情報に定義されていない場合、モデル化テストケース作成部103は、AbstSeq[n][j]に該当するインタフェース分類情報が存在しなかったことを示す“other”を保持する。また、モデル化テストケース作成部103は、変数jをインクリメントする。但し、このステップS1010は省略しても良いし、処理内容を変更しても良い。いずれにせよ、ステップS1010の処理内容に、実施形態1を実施する期間における一貫性があれば良い。
ステップS1011で、モデル化テストケース作成部103は、変数iをインクリメントする。ステップS1013で、モデル化テストケース作成部103は、変数nをインクリメントする。
以上、ステップS1001からステップS1014の処理を実施した結果として、コンポAの例では、モデル化テストケース501をはじめとするモデル化テストケース群がモデル化テストケース作成部103に保持される。
また、図9の処理をコンポBについて適用することで、コンポBの例では、モデル化テストケース801をはじめとするモデル化テストケース群がモデル化テストケース作成部103に保持される。
図11は実施形態1のモデル化テストケース作成部103に保持されるコンポAのモデル化テストケース群とコンポBのモデル化テストケース群の比較手順の詳細を示すフローチャートである。これは、図9のステップS903に対応する。以降は、モデル化テストケース作成部103に、コンポAに関するモデル化テストケース群(図5)とコンポBに関するモデル化テストケース群(図8)が保持されているとして処理を説明する。
まず、ステップS1101で、モデル化テストケース比較抽出部104は、初期化処理として、変数naに0(na=0)を設定する。
ステップS1102で、モデル化テストケース比較抽出部104は、以降のステップS1103からステップS1116までの処理を、モデル化テストケース作成部103に格納されているコンポAのモデル化テストケースの数NAだけくり返す。
ステップS1103で、モデル化テストケース比較抽出部104は、モデル化テストケース作成部103から新たに1つのコンポAのモデル化テストケースを取り出し、AbstSeq[na]とする。同時に、モデル化テストケース比較抽出部104は、初期化処理として、変数nbに0(nb=0)を設定する。上記の具体例では、モデル化テストケース501が取り出されたとして、以降の処理を説明する。
ステップS1104で、モデル化テストケース比較抽出部104は、以降のステップS1105からステップS1113までの処理を、モデル化テストケース作成部103に格納されているコンポBのモデル化テストケースの数NBだけくり返す。
ステップS1105で、モデル化テストケース比較抽出部104は、モデル化テストケース作成部103から新たに1つのコンポBのモデル化テストケースを取り出し、AbstSeq[nb]とする。同時に、モデル化テストケース比較抽出部104は、初期化処理として、変数jに0(j=0)を設定する。上記の具体例では、モデル化テストケース801が取り出されたとして、以降の処理を説明する。
ステップS1106で、モデル化テストケース比較抽出部104は、以降のステップS1107からステップS1110までの処理を、AbstSeq[na]が保持するインタフェース分類情報の数Jだけくり返す。上記の具体例では、モデル化テストケース501はインタフェース分類情報を5つ保持しているため、くり返し数は5である。
ステップS1107で、モデル化テストケース比較抽出部104は、AbstSeq[na]及びAbstSeq[nb]からそれぞれ順にインタフェース分類情報を取り出し、AbstSeq[na][i]、AbstSeq[nb][i]とする。
ステップS1108で、モデル化テストケース比較抽出部104は、ステップS1107で取り出されたコンポA及びコンポBに関するインタフェース分類情報が等しいかを判定する。ここで、等しいと判定した場合(ステップS1108でYES)、ステップS1109に進む。一方、等しくない、すなわち、異なると判定した場合(ステップS1108でNO)、ステップS1112に進む。上記の具体例では、最初に取り出されるインタフェース分類情報がともに‘1’であるため、ステップS1109に進む。
ステップS1109で、モデル化テストケース比較抽出部104は、変数jをインクリメントする。
ステップS1111に到達する場合は、AbstSeq[na]とAbstSeq[nb]のインタフェース分類情報の並びが完全に一致している場合である。そのため、モデル化テストケース比較抽出部104は、AbstSeq[na]をモデル化テストケース群Bに含まれるモデル化テストケースであると判定する。上記の具体例では、コンポAのモデル化テストケース501とコンポBのモデル化テストケース801のインタフェース分類情報の並びが完全に一致しているため、ステップS1111に到達し、モデル化テストケース群Bに含まれると判定される。
ステップS1112に到達する場合は、AbstSeq[na]とAbstSeq[nb]のインタフェース分類情報の並びが異なっている場合である。そのため、モデル化テストケース比較抽出部104は、コンポBから次のモデル化テストケースを取り出すためにnbをインクリメントし、次の比較処理に備える。
ステップS1114に到達する場合は、AbstSeq[na]がコンポBに対するすべてのモデル化テストケースと一致しない場合である。そのため、モデル化テストケース比較抽出部104は、AbstSeq[na]をモデル化テストケース群Bに含まれないモデル化テストケースであると判定する。
ステップS1115で、モデル化テストケース比較抽出部104は、変数naをインクリメントする。
以上、ステップS1101からステップS1116の処理を実施した結果として、モデル化テストケース群Aの中から、モデル化テストケース群Bに含まれないモデル化テストケースが抽出される。また、ステップS1101からステップS1116では、インタフェース分類情報の並びが同一である場合のみ定義済みのモデル化テストケースと判定しているが、これに限定されない。例えば、モデル化テストケースの一部のみ一致している場合にも定義済みのモデル化テストケースと判定しても良い。あるいは、モデル化テストケースの一部が同一である場合に類似のモデル化テストケースと判定しても良い。
以上説明したように、実施形態1によれば、類似するコンポA、コンポBにそれぞれ定義されているテストケースをモデル化テストケースに変換し、これらを比較することで、コンポAのみに定義されているモデル化テストケースを抽出可能となる。
また、実施形態1では、図2の情報処理システムを構成するフィルタ処理コンポーネントを例に処理の詳細を説明しているが、本実施形態は他の構成の情報処理システムにも適用可能であり、情報処理システムを構成によって限定されるものではない。
<実施形態2>
以下、本発明の実施形態2について、実施形態1との差異を中心に説明する。但し、本発明の技術的範囲がこの実施形態に限定されるものではない。
図12は実施形態2のコンポーネントテスト支援システムの構成を示すブロック図である。
1201はテストケース格納部であり、実施形態1のテストケース格納部101と同様にコンポーネント単位で実施される単体テストのテストケースを格納する。1202はテスト結果格納部であり、テストケース格納部1201に格納されたテストケースを実際に動作させて得られるテスト結果を格納する。1203は重要テストケース抽出格納部であり、テスト結果格納部1202に格納されたテスト結果に基づいて、テストケース格納部1201より重要テストケースを選定し、格納する。
1204はインタフェース分類情報格納部であり、実施形態1のインタフェース分類情報格納部102と同様にインタフェースの分類情報を格納する。1205はモデル化テストケース作成部である。モデル化テストケース作成部1205は、格納されているコンポーネントのテストケースを、インタフェース分類情報格納部1204に格納されているインタフェース分類情報を用いて変換することで、モデル化テストケースを作成する。ここでの格納されているコンポーネントのテストケースとは、テストケース格納部1201もしくは重要テストケース抽出格納部1203に格納されているコンポーネントのテストケースである。
1206はモデル化テストケース比較抽出部であり、実施形態1のモデル化テストケース比較抽出部104と同様、モデル化テストケース作成部1205が作成するモデル化テストケースを、複数のコンポーネント間で比較する。そして、モデル化テストケース比較抽出部1206は、その比較によって得られる、その差分、つまり、一方のコンポーネントにのみ定義されているモデル化テストケースを抽出する。
1027はテストケース作成部であり、モデル化テストケース比較抽出部1206により抽出されたモデル化テストケースにインタフェース分類情報格納部1204に格納されているインタフェース分類情報を適用することによってテストケースを作成する。
図13は実施形態2のコンポーネントテスト支援手順のフローチャートである。ここでは、図2に示すコンポAの重要テストケースをコンポBに追加することを想定している。
ステップS1301で、重要テストケース抽出格納部1203は、テスト結果格納部1202に格納されたテスト結果に基づいて、テストケース格納部1201に格納されているテストケースから重要テストケースを選定し、格納する。
ステップS1302で、モデル化テストケース作成部1205は、重要テストケース抽出格納部1203に格納されているコンポAの重要テストケース群を、インタフェース分類情報格納部1204に格納されているコンポAのインタフェース分類情報を用いて変換する。これにより、モデル化テストケース作成部1205は、モデル化テストケース群Aを作成する。このステップS1302は、実施形態1のステップS901に準ずる。
ステップS1303で、モデル化テストケース作成部1205は、テストケース格納部1201に格納されているコンポBのテストケース群を、インタフェース分類情報格納部1204に格納されているコンポBのインタフェース分類情報を用いて変換する。これにより、モデル化テストケース作成部1205は、モデル化テストケース群Bを作成する。このステップS1303は、実施形態1のステップS902に準ずる。
ステップS1304で、モデル化テストケース比較抽出部1206は、作成されたモデル化テストケース群Aの中から、作成されたモデル化テストケース群Bに含まれないモデル化テストケースを抽出する。このステップS1304は、実施形態1のステップS903に準ずる。
ステップS1305で、テストケース作成部1207は、抽出されたモデル化テストケースにインタフェース分類情報格納部1204に格納されているインタフェース分類情報を適用することによって、テストケースを作成し、コンポBに追加する。
図14は実施形態2の重要テストケース抽出格納部1203による重要テストケース群の抽出手順の詳細を示すフローチャートである。これは図13のステップS1301に対応する。
まず、ステップS1401で、重要テストケース抽出格納部1203は、初期化処理として、変数mと変数nそれぞれに0(m=0、n=0)を設定する。
ステップS1402で、重要テストケース抽出格納部1203は、以降のステップS1403からステップS1407までの処理を、テストケース格納部1201に格納されているコンポAのテストケースの数Mだけくり返す。
ステップS1403で、重要テストケース抽出格納部1203は、テストケース格納部1201に格納されているコンポAのテストケースから新たに1つのテストケースを取り出し、これをテストケース[m]とする。
ステップS1404で、重要テストケース抽出格納部1203は、テスト結果格納部1202に格納されるテスト結果情報を用いて、テストケース[m]によってバグが発見されたか否かを判定する。ここで、バグが発見されたと判定した場合(ステップS1404でYES)、ステップS1405に進む。一方、バグが発見されていないと判定した場合(ステップS1404でNO)、ステップS1406に進む。
ステップS1405で、重要テストケース抽出格納部1203は、バグが発見されたテストケース[m]を重要テストケース[n]として保持する。また、重要テストケース抽出格納部1203は、変数nをインクリメントする。
ステップS1406で、重要テストケース抽出格納部1203は、変数mをインクリメントする。
以上、ステップS1401からステップS1407の処理を実施した結果として、コンポAのテストケースの中から、バグの発見されたテストケース、すなわち、重要テストケースが抽出される。ここで、重要テストケースの抽出方法は、実施形態2を適用するシステムに応じて自由に変更可能であり、実施形態2は、重要テストケース抽出格納部1203の処理内容を規定しない。
図15は実施形態2のテストケース作成部1207によるテストケース群の作成・追加手順の詳細を示すフローチャートである。これは、図13のステップS1305に対応する。
まず、ステップS1501で、テストケース作成部1207は、初期化処理として、変数pに0(p=0)を設定する。ステップS1502で、テストケース作成部1207は、以降のステップS1503からステップS1509までの処理を、モデル化テストケース比較抽出部1206に格納されている抽出されたモデル化テストケースの数pだけくり返す。
ステップS1503で、テストケース作成部1207は、モデル化テストケース比較抽出部1206に格納されているモデル化テストケースから新たに1つのテストケースを取り出し、AbstSeq[p]とする。同時に、テストケース作成部1207は、初期化処理として、変数kに0(k=0)を設定する。
ステップS1504で、テストケース作成部1207は、以降のステップS1505からステップS1507までの処理を、AbstSeq[p]に定義されているインタフェース分類情報の数Kだけくり返す。ステップS1505で、テストケース作成部1207は、AbstSeq[p]の先頭から順にインタフェース分類情報を1つ取り出し、AbstSeq[p][k]とする。
ステップS1506で、テストケース作成部1207は、インタフェース分類情報格納部1204に保持されるインタフェース分類情報を用いて、取り出したインタフェース分類情報をインタフェース呼び出しに変換し、Seq[p][k]に保持する。ここで、モデル化テストケースからテストケースへの変換とは、モデル化テストケースに対しコンポーネント固有の情報(インタフェース名やインタフェースの構成)を付加する作業を示す、ステップS1302の逆の処理を実施することとなる。また、テストケース作成部1207は、変数kをインクリメントする。
ステップS1508で、テストケース作成部1207は、変数pをインクリメントする。ステップS1510で、テストケース作成部1207は、これまでの処理で蓄積されたテストケースSeqをコンポBのテストケースとして追加する。
以上、ステップS1501からステップS1510の処理を実施した結果として、コンポBにコンポAの重要テストケースに類似のテストケースが追加される。
以上説明したように、実施形態2によれば、例えば、コンポAに対する単体テストでバグが発見された場合に、類似のテストをコンポBで実施済みか否かを判定し、もし実施していない場合にはテストケースを追加することが可能となる。
また、実施形態2では、図2の情報処理システムを構成するフィルタ処理コンポーネントを例に処理の詳細を説明しているが、本実施形態は他の構成の情報システムにも適用可能であり、情報処理システムを構成によって限定されるものではない。
<実施形態3>
以下、本発明の実施形態3について、実施形態1との差異を中心に説明する。但し、本発明の技術的範囲がこの実施形態に限定されるものではない。
実施形態3における情報処理装置の構成は、実施形態1の図1の情報処理装置の構成に準ずる。
実施形態1では、2つのコンポーネント間での処理について説明したが、実施形態3では、複数のコンポーネント間での処理に拡張した場合の処理について説明する。
図16は実施形態3のコンポーネントテスト支援手順のフローチャートである。
まず、ステップS1601で、モデル化テストケース作成部103は、初期化処理として、変数cとiそれぞれに0(c=0、i=0)を設定する。
ステップS1602で、モデル化テストケース作成部103は、以降のステップS1603からステップS1606までの処理を、システムを構成する類似するコンポーネントの数Cだけくり返す。
ステップS1603で、モデル化テストケース作成部103は、システムを構成する類似するコンポーネントから新たに1つのコンポーネントを取り出し、これをコンポ[c]とする。例えば、図2の場合、フィルタ処理コンポーネントA〜Nから、1つのコンポーネントを取り出すことになる。
ステップS1604では、モデル化テストケース作成部103は、テストケース格納部101に格納されているコンポ[c]のテストケース群を、インタフェース分類情報格納部102格納されているコンポ[c]のインタフェース分類情報を用いて変換する。このステップS1604は、実施形態1のステップS901及びステップS902に準ずる。
ステップS1605で、モデル化テストケース作成部103は、変数cをインクリメントする。ステップS1607で、モデル化テストケース作成部103は、以降のステップS1608からステップS1615までの処理を、システムを構成する類似するコンポーネントの数Cだけくり返す。ステップS1608で、モデル化テストケース作成部103は、初期化処理として、変数jを0(j=0)に設定する。
ステップS1609で、モデル化テストケース作成部103は、以降のステップS1610からステップS1613までの処理を、システムを構成する類似するコンポーネントの数Cだけくり返す。
ステップS1610で、モデル化テストケース作成部103は、変数iと変数jが同値であるか否かを判定する。ここで、同値であると判定した場合(ステップS1610でYES)、ステップS1612に進む。一方、同値でないと判定した場合(ステップS1610でNO)、ステップS1611に進む。
ステップS1611で、モデル化テストケース比較抽出部104は、モデル化テストケース作成部103に格納されているコンポ[i]のモデル化テストケース群の中から、コンポ[j]のモデル化テストケース群に含まれないモデル化テストケースを抽出する。このステップS1611は、実施形態1のステップS903に準ずる。
ステップS1612で、モデル化テストケース作成部103は、変数iをインクリメントする。ステップS1614で、モデル化テストケース作成部103は、変数jをインクリメントする。
以上説明したように、実施形態3によれば、類似する多数のコンポーネントにそれぞれ定義されているテストケースをモデル化テストケースに変換し、これらを比較することで、任意のコンポーネント間でモデル化テストケースの比較・抽出が可能となる。
尚、本発明は、以下の処理を実施することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (11)

  1. 複数のソフトウェア部品であるコンポーネントが連携動作することにより実現される1つのシステムにおける、前記コンポーネントのテストを支援する情報処理装置であって、
    コンポーネントに対するインタフェースの呼び出し順を記述する、コンポーネントのテストケースを格納するテストケース格納部と、
    前記コンポーネントが提供するインタフェースの分類情報を格納するインタフェース分類情報格納部と、
    前記テストケース格納部に格納されている前記コンポーネントのテストケースから、前記インタフェース分類情報格納部に格納されているインタフェースの分類情報を用いて、前記テストケースに含まれるコンポーネント固有の情報を取り除き、抽象度を高めた表現に変換したものであるモデル化テストケースを作成するモデル化テストケース作成部と、
    前記モデル化テストケース作成部が作成するモデル化テストケースを、複数のコンポーネント間で比較することで差分となるモデル化テストケースを抽出するモデル化テストケース比較抽出部と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 複数のソフトウェア部品であるコンポーネントが連携動作することにより実現される1つのシステムにおける、前記コンポーネントのテストを支援する情報処理装置であって、
    コンポーネントに対するインタフェースの呼び出し順を記述する、コンポーネントのテストケースを格納するテストケース格納部と、
    前記テストケース格納部に格納されているコンポーネントのテストケースのテスト結果を格納するテスト結果格納部と、
    前記テストケース格納部に格納されているコンポーネントのテストケースから、前記テスト結果格納部に格納されているテスト結果を用いて、バグが発見されたテストケースである重要なテストケースを抽出して格納する重要テストケース抽出格納部と、
    前記コンポーネントが提供するインタフェースの分類情報を格納するインタフェース分類情報格納部と、
    前記テストケース格納部に格納されているコンポーネントのテストケースから、もしくは前記重要テストケース抽出格納部に格納されている重要なテストケースから、前記インタフェース分類情報格納部に格納されているインタフェースの分類情報を用いて、前記テストケースに含まれるコンポーネント固有の情報を取り除き、抽象度を高めた表現に変換したものであるモデル化テストケースを作成するモデル化テストケース作成部と、
    前記モデル化テストケース作成部が作成するモデル化テストケースを、複数のコンポーネント間で比較することで差分となるモデル化テストケースを抽出するモデル化テストケース比較抽出部と
    前記モデル化テストケース比較抽出部が抽出したモデル化テストケースに対し、前記インタフェース分類情報格納部に格納されているインタフェースの分類情報を用いて、前記コンポーネント固有の情報を付加したものであるテストケースを作成するテストケース作成部と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  3. 前記インタフェース分類情報格納部に格納されているインタフェースの分類情報は、複数のコンポーネント間で共通に利用される分類情報である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記インタフェース分類情報格納部に格納されているインタフェースの分類情報は、1つのインタフェースに対して1ないし複数の分類情報を割り当てる
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記インタフェース分類情報格納部に格納されているインタフェースの分類情報は、前処理、後処理、処理の開始、処理の停止及びパラメータの設定を異なるインタフェースとして分類する情報である
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記モデル化テストケース比較抽出部は、比較するモデル化テストケースに含まれるインタフェースの分類情報が同一である場合に、同一のモデル化テストケースであると判定する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記モデル化テストケース比較抽出部は、比較するモデル化テストケースに含まれるインタフェースの分類情報の一部が同一である場合に、類似のモデル化テストケースであると判定する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 複数のソフトウェア部品であるコンポーネントが連携動作することにより実現される1つのシステムにおける、前記コンポーネントのテストを支援する情報処理装置の制御方法であって、
    モデル化テストケース作成部が、コンポーネントに対するインタフェースの呼び出し順を記述する、コンポーネントのテストケースから、前記コンポーネントが提供するインタフェースの分類情報を用いて、前記テストケースに含まれるコンポーネント固有の情報を取り除き、抽象度を高めた表現に変換したものであるモデル化テストケースを作成する作成工程と、
    モデル化テストケース比較抽出部が、前記作成工程が作成するモデル化テストケースを、複数のコンポーネント間で比較することで差分となるモデル化テストケースを抽出する抽出工程と
    を備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  9. 複数のソフトウェア部品であるコンポーネントが連携動作することにより実現される1つのシステムにおける、前記コンポーネントのテストを支援する情報処理装置の制御方法であって、
    抽出部が、コンポーネントに対するインタフェースの呼び出し順を記述する、コンポーネントのテストケースから、そのテスト結果を用いて、バグが発見されたテストケースである重要なテストケースを抽出する抽出工程と、
    作成部が、前記コンポーネントのテストケースから、もしくは前記重要なテストケースから、前記コンポーネントが提供するインタフェースの分類情報を用いて、前記テストケースに含まれるコンポーネント固有の情報を取り除き、抽象度を高めた表現に変換したものであるモデル化テストケースを作成する作成工程と、
    モデル化テストケース比較抽出部が、前記作成工程が作成するモデル化テストケースを、複数のコンポーネント間で比較することで差分となるモデル化テストケースを抽出するモデル化テストケース比較抽出工程と
    テストケース作成部が、前記モデル化テストケース比較抽出工程が抽出したモデル化テストケースに対し、前記インタフェースの分類情報を用いて、前記コンポーネント固有の情報を付加したものであるテストケースを作成するテストケース作成工程と
    を備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  10. 複数のソフトウェア部品であるコンポーネントが連携動作することにより実現される1つのシステムにおける、前記コンポーネントのテストを支援する情報処理装置の制御をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    コンポーネントに対するインタフェースの呼び出し順を記述する、コンポーネントのテストケースから、前記コンポーネントが提供するインタフェースの分類情報を用いて、前記テストケースに含まれるコンポーネント固有の情報を取り除き、抽象度を高めた表現に変換したものであるモデル化テストケースを作成する作成工程と、
    前記作成工程が作成するモデル化テストケースを、複数のコンポーネント間で比較することで差分となるモデル化テストケースを抽出する抽出工程と
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  11. 複数のソフトウェア部品であるコンポーネントが連携動作することにより実現される1つのシステムにおける、前記コンポーネントのテストを支援する情報処理装置の制御をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    コンポーネントに対するインタフェースの呼び出し順を記述する、コンポーネントのテストケースから、そのテスト結果を用いて、バグが発見されたテストケースである重要なテストケースを抽出する抽出工程と、
    前記コンポーネントのテストケースから、もしくは前記重要なテストケースから、前記コンポーネントが提供するインタフェースの分類情報を用いて、前記テストケースに含まれるコンポーネント固有の情報を取り除き、抽象度を高めた表現に変換したものであるモデル化テストケースを作成する作成工程と、
    前記作成工程が作成するモデル化テストケースを、複数のコンポーネント間で比較することで差分となるモデル化テストケースを抽出するモデル化テストケース比較抽出工程と
    前記モデル化テストケース比較抽出工程が抽出したモデル化テストケースに対し、前記インタフェースの分類情報を用いて、前記コンポーネント固有の情報を付加したものであるテストケースを作成するテストケース作成工程と
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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