JP5511755B2 - 組み立て式テーブル - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、キャンプや登山などの野外活動に携行でき、容易に組み立てることができる組み立て式テーブルに関するものである。
従来、キャンプや登山など野外活動の際に携行し、調理道具や食器などを載置する多種多様な組み立て式のテーブルが提案されている。
これらは、例えば特許文献1に示されるように、運搬時に嵩張らないよう天板部や脚部が分離収納或いは折り畳み収納できるように構成されている。
特開2004−89556号公報
しかしながら、従来の組み立て式のテーブルは、収納時にコンパクトにするために部品点数を多くして細かく分離な構成にしたり、小さく折り畳めるように構成したりするが故に、組み立てや分解収納する際は、作業に時間を要してしまう。
更に、手先の繊細な作業を必要とするものもあり、このようなものは、例えば、雪山登山など寒くて手袋が外せない状況では、非常に組み立て難い問題があった。
本発明は、上述の問題を解決し、軽量で且つコンパクトに収納できて、しかも、容易に組み立てることができる携帯用の組み立て式テーブルを提供することを目的とする。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
複数の天板形成板部2を面一状態に並設して構成した天板部1に、脚部3を分離自在若しくは折り畳み自在に設けると共に、前記天板形成板部2同士を分離自在若しくは折り畳み自在に構成して分離収納自在若しくは折り畳み収納自在に構成した組み立て式テーブルであって、前記脚部3を、前記天板部1を構成する各前記天板形成板部2に夫々付設する付設部4と、この各付設部4に連設し下方へ突出する垂下接地部5と、この各垂下接地部5間に連設し前記天板形成板部2同士の合せ目7と交差する方向に架設される架設部6とで構成すると共に手で押圧すると弾性変形し得る材料で形成した構成として、この脚部3を複数の前記天板形成板部2間に架設状態にして夫々の前記天板形成板部2に係止し、複数の前記天板形成板部2を並設状態に係止保持して天板部1を組み付け保持する天板保持金具3として構成したことを特徴とする組み立て式テーブルに係るものである。
また、分離自在な二枚の前記天板形成板部2を面一状態に並設して構成した前記天板部1に、この天板部1を構成する二枚の前記天板形成板部2の面一並設状態を係止保持する前記脚部3を、二枚の前記天板形成板部2を並設した合わせ目7に前記架設部6を架設状態にして各前記天板形成板部2にこの脚部3自身の弾性変形を利用して着脱自在に係止した構成とし、この脚部3を前記天板部1から着脱して分離することで、この脚部3と二枚の前記天板形成板部2とを分離重合収納自在に構成としたことを特徴とする請求項1記載の組み立て式テーブルに係るものである。
また、二体の前記脚部3を前記合せ目7に架設状態にして合せ目方向に対向状態に並設した構成とし、この各脚部3を脱着して分離することで二体の前記脚部3と二枚の前記天板形成板部2との四つの部品に分離重合収納自在に構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の組み立て式テーブルに係るものである。
また、前記脚部3は、金属製の線材又は帯板材から成ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の組み立て式テーブルに係るものである。
また、各前記付設部4を各前記天板形成板部2に係脱自在に係止して着脱自在に付設した構成として、前記脚部3を前記天板部1に対して分離自在に設けた構成とし、前記付設部4を前記天板部1から脱着して、前記脚部3を前記天板部1から分離することで前記天板部1の各前記天板形成板部2の係止保持が解除され、前記天板形成板部2同士が分離自在となるように構成して、前記脚部3を前記天板部1から着脱させる天板保持金具3として構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の組み立て式テーブルに係るものである。
また、前記脚部3は、金属製の線材若しくは板材をループ状に形成した構成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の組み立て式テーブルに係るものである。
また、各前記天板形成板部2の端部の表側及び裏側に配設されるように係脱自在に掛け止め係止する前記付設部4に前記垂下接地部5を連設し、この各垂下接地部5間に連設した前記架設部6を前記天板形成板部2の裏面に設けた裏面係合部8に係脱自在に係止する構成として、前記脚部3を前記天板部1から着脱させる前記天板保持金具3として構成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の組み立て式テーブルに係るものである。
また、前記脚部3は、前記天板部1裏面の前記天板形成板部2同士の合せ目7を境にして対向状態に前記垂下接地部5を設け、この垂下接地部5間に前記合せ目7と交差する前記架設部6を設けると共に、前記合せ目7と交差し且つ前記各天板形成板部2の表側及び裏側に配設されるように端部係合部9に係止する前記付設部4を設けて、この付設部4により各前記天板形成板部2に掛け止め係止し且つ前記垂下接地部5若しくは前記架設部6を前記天板形成板部2の裏面に設けた裏面係合部8に係止することで、前記天板部1に着脱自在に付設する構成とすると共に、この脚部3を前記天板部1から着脱することで二枚の前記天板形成板部2から成る前記天板部1を組み付け係止保持・解除自在に構成したことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の組み立て式テーブルに係るものである。
また、前記裏面係合部8を少なくとも前記天板形成板部2同士の前記合せ目7に設けたことを特徴とする請求項7,8のいずれか1項に記載の組み立て式テーブルに係るものである。
また、前記裏面係合部8を、前記天板形成板部2の前記合せ目7及びこれを挟んだ対向位置の各前記天板形成板部2裏面に夫々設け、この裏面係合部8に前記架設部6又は前記垂下接地部5若しくは前記付設部4を係止すると共に、前記付設部4を各前記天板形成板部2の端部に係止して前記架設部6を前記合せ目7と交差するように架設することで、前記脚部3を前記天板部1に着脱自在にして、この天板部1に設ける前記脚部3を、複数の前記天板形成板部2を並設状態に係止保持して前記天板部1を組み付け保持する天板保持金具3として構成したことを構成した請求項7〜9のいずれか1項に記載の組み立て式テーブルに係るものである。
本発明は上述のように構成したから、単に複数の天板形成板部を面一状態に並設して構成した天板部に脚部を取り付けるだけで、この天板部を構成する複数の天板形成板部同士が係止され並設状態を保持して天板部の組み付け状態が保持されてテーブルとして使用できる形態となる極めて簡易な構成で容易に組み立てることができ、しかも、収納時はコンパクトになり、持ち運びが便利な携帯性に優れた画期的な組み立て式テーブルとなる。
また、請求項2〜記載の発明においては、一層簡易な構成で本発明を実現でき、しかも、脚部自身の弾性変形を利用して天板形成板部に脚部を係止させるので、ネジなどの固定具を必要とせず、極めて容易に脚部を取り付けることができ、特に請求項3記載の発明においては、二枚の天板形成板部と二体の脚部との僅か四つの部品のみで構成した極めて簡易な構成で携帯性に優れ、しかも、部品点数が非常に少ないので極めて容易に組み立てることができる実用性に優れた画期的な組み立て式テーブルとなる。
また、請求項記載の発明においては、優れた弾性変形特性を容易に発揮することができ、更に、加工性にも優れ設計実現容易となり極めて簡易に脚部を形成することができると共に脚部を軽量化することができ、本発明をより一層容易に実現することができる実用性に優れた組み立て式テーブルとなる。
また、請求項5〜8記載の発明においては、より一層簡易な構成で本発明を実現できる画期的な組み立て式テーブルとなる。特に、請求項記載の発明においては、脚部を一本の線材若しくは一枚の帯板材でループ状に形成したので、極めてシンプルな構造で、且つ、軽量化した構成となり、収納性、携帯性に優れた画期的な組み立て式テーブルとなる。
また、請求項記載の発明においては、極めて簡易な構成で脚部を天板部に係止することができ、特に請求項10記載の発明においては、一層強固に脚部を天板部に係止可能な構成とすると共に、天板部を構成する複数の天板形成板部同士を強固に係合させて天板部の組み付け状態を強固に保持することができる実用性に優れた組み立て式テーブルとなる。
本実施例を示す説明斜視図である。 本実施例の裏面側を示す説明斜視図である。 本実施例の裏面側を示す分解斜視図である。 本実施例を示す側面図である。 本実施例の脚部を示す説明図である。 本実施例の収納状態を示す参考図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
本発明は、複数の天板形成板部2を面一状態に並設した状態にして天板部1を構成し、この天板部1に脚部3を取り付けることで、この脚部3が面一状態に並設した状態の複数の天板形成板部2同士が分離しないように係止保持するので、天板部1は組み付け状態が保持されることとなる。
即ち、複数の天板形成板部2から成る天板部1の組み付け状態を保持する天板保持金具3と天板部1を支持する脚部3とを兼用した構成としたので、脚部3を天板部1に取り付けることが、同時に複数の天板部1同士の組み付け(係止保持)となり、組み立て工数が簡略化された極めて簡易な組み立て作業で組み上げられる画期的な組み立て式テーブルとなる。
より具体的には、本発明は、天板部1を構成する複数の天板形成板部2と、この複数の天板形成板部2が構成する天板部1の組み付け状態を保持すると共に、この天板部1を支持する脚部3としての天板保持金具3とで構成する極めて簡易な構成であり、即ち、極めて部品点数が少ない構成としているので、極めて容易に組み立てられる。
しかも、天板部1への脚部3の取り付けは、脚部3が有する弾性変形する性質を利用して、脚部3を構成する付設部4若しくは架設部6を天板部1に係止させた状態で、架設部6若しくは付設部4を人の手で押圧して弾性変形させて天板部1に引掛け係止させることで、押圧動作を終え弾性変形が終了した架設部6若しくは付設部4が元の形状に戻り天板部1に強固に係止した状態が保持されることとなり、このように、本発明は、ネジなどの固定具を用いることなく、即ち、ネジ締めなどの繊細な作業を必要とせず、単に天板部1に脚部3を弾性変形させて引掛け係止するだけの極めて簡単な取り付け作業で、この天板部1と脚部3とが強固に係止され、更に、天板部1を構成する複数の天板形成板部2同士もこれによって強固に係止状態が保持されて、天板部1の組み付け状態が保持されて、テーブルとして使用可能な状態になる。
また、収納する際は、組み立て手順と逆の作業、即ち、架設部6若しくは付設部4を係止解除方向に押圧して天板部1との係止状態を解除し、付設部4若しくは架設部6を天板部1から取り外すことで、天板部1から脚部3が取り外され、脚部3を天板部1から取り外すことで天板形成板部2同士の係止保持状態も解除され、天板部1が夫々の天板形成板部2に分かれるので、例えば、バラバラに分かれた天板形成板部2を重ね合わせることで、収納形態を天板形成板部2一枚分の大きさにすることができ、この重ね合わせた天板形成板部2と脚部3とを重ねることでコンパクトに収納袋10に収納することができる。
また、例えば、本発明を二枚の天板形成板部2と二体の脚部3とで構成すれば、僅か四つの部品からなる極めて簡易な構成となるため、より一層、組み立て、分解作業が非常に簡単となり、また、四つの部品が全て分離するので、収納時に非常にコンパクトに収納することができる。
従って、本発明は、キャンプや登山などの野外活動時に携行品に適し、リュックサックなどの背負い袋や運搬用の袋に収納しても嵩張ることなくスッキリと収納できるので、他の道具と一緒にリュックサックに収納して持ち運ぶことができる優れた収納性と携帯性を有し、しかも、簡易な構成で極めて組み立てが容易なので、例えば、冬の野外で寒くて手袋が外せないような悪環境では、組み立て時のネジ締め作業時おいて、小さなネジをつまんだりネジを螺子孔に入れたりする繊細な作業は手袋をしたままではとても厄介な作業であるが、本発明は、このような繊細な組み付け作業を必要とせず、手袋をつけたままでも容易に組み立てることができる組み付け作業性に優れた画期的な組み立て式テーブルとなる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、複数の天板形成板部2で構成する天板部1と脚部3とからなり、複数の天板形成板部2を面一状態に並設して構成した天板部1に脚部3を分離自在に設けると共に、天板形成板部2同士を分離自在に構成して分離収納自在に構成して、キャンプや登山などの野外活動に携行する持ち運びに便利な小型の組み立て式テーブルである。
具体的には、図1,図2に示すように、本実施例の天板部1は、二枚の天板形成板部2を面一状態で隣接するように並設して構成している。
より具体的には、この天板部1を構成する天板形成板部2は、長方形状に形成し、対向する長辺部の一側に上方(表面側)に突出する帯状縁部11を設け、他側に下方(裏面側)に突出する帯状接合部12を設け、対向する短辺部の夫々に後述する脚部3と係合する端部係合部9を設けた構成としている。
より詳しく説明すると、帯状縁部11は、天板部1に食器などを載置した際に、これらが天板部1からはみ出して落下することを防止するために設けられたもので、本実施例では、この帯状縁部11を天板部1の前後端縁に設けた構成とし、具体的には、各天板形成板部2の対向する長辺部の一側端部(具体的には、5〜10mm程度)を上方に向けて直角に折曲して形成した構成としている。
また、帯状接合部12は、夫々の天板形成板部2の帯状接合部12同士を突合せ接合することで、この二枚の天板形成板部2が面一状態で且つ隣接するように並設して天板部1を形成するように構成している。
また、端部係合部9は、天板形成板部2の短辺部の端縁、即ち、天板部1の左右端縁を夫々凹状に切り欠いて形成しており、本実施例では、図3に示すように、天板形成板部2の一短辺部に対して二つ、即ち、天板部1の左右端縁に四つの凹状の端部係合部9を設けた構成としている。
更に、この天板形成板部2は、裏面に脚部3と係脱自在に係合する裏面係合部8を設けた構成としている。
具体的には、この裏面係合部8は、脚部3が引掛け係止し得るようにフック状に形成した構成とし、天板部1を構成した際の天板形成板部2の少なくとも天板形成板部2同士の合せ目7、即ち、天板部1の奥行き方向の中央に配設した構成とし、本実施例では、図2,図3に示すように、この裏面係合部8を天板形成板部2同士の合せ目7に位置する各天板形成板部2の帯状接合部12に設けると共に、この合せ目7(帯状接合部12)を挟んだ対向位置の各天板形成板部2の裏面に夫々設けた構成としている。
また、合せ目7を挟んだ対向位置の各天板形成板部2の裏面に夫々設けた裏面係合部8は、具体的には、板材をフック状に形成し、このフック状の板材を天板形成板部2の裏面に垂設した構成としている。
本実施例では、この合せ目7を挟んで夫々の天板形成板部2の裏面に対向配設する裏面係合部8を、天板形成板部2を裏面側に垂直に切り起こして、天板形成板部2と一体成形した構成としている。
尚、この裏面係合部8は、天板部1の形状や大きさなどによって、その設置数は適宜変更可能なものとする。
また、本実施例の天板部1は、複数の天板形成板部2に分離するように構成して分離収納自在な構成としているが、天板形成板部2同士をヒンジなどの回動連結具で連結して折り畳み収納自在な構成としても良く、また、回動連結具を用いずとも合成樹脂板材を用いて弾性変形可能な折曲部を設けて折り畳み収納自在な構成としても良い。
また、このように構成した天板部1に分離自在に設ける脚部3は、天板部1を構成する各天板形成板部2に夫々付設する付設部4と、この各付設部4に連設し下方へ突出する垂下接地部5と、この各垂下接地部5間に連設し天板形成板部2同士の帯状接合部12を突き合せた合せ目7と交差する方向に架設される架設部6とで構成しており、更に、この脚部3は手で押圧することで弾性変形し得る構成としている。
本実施例では、この付設部4と垂下接地部5及び架設部6とからなる脚部3を金属製の線材で形成した構成としており、具体的には、直径約3mmのステンレス製の線材を用いて形成した構成としている。
また、本実施例の脚部3は、この脚部3を構成する付設部4を、天板部1を構成する複数(本実施例では二枚)の天板形成板部2に係脱自在に係止して着脱自在に付設した構成として、脚部3を天板部1に対して分離自在に設けた構成とし、更に、付設部4を天板部1から脱着して脚部3を天板部1から分離することで、天板部1を構成する各天板形成板部2の係止保持状態、言い換えると、面一で隣接するように並設した状態が解除されて天板形成板部2同士が分離自在となるように構成して、この脚部3を複数の天板形成板部2を並設状態に係止保持して天板部1を組み付け保持する天板保持金具3として構成している。
この天板部1を組み付け保持する天板保持金具3としての作用と、天板部1を支持する脚としての作用との二つの作用を備えた本実施例の脚部3は、具体的には、図4に示すように、各天板形成板部2の端部の表側及び裏側に配設されるように係脱自在に掛け止め係止する付設部4に垂下接地部5を連設し、この各垂下接地部5間に連設した架設部6を天板形成板部2の裏面に設けた裏面係合部8に係脱自在に係止する構成としている。
より具体的には、一本の金属製の線材を折曲して付設部4と垂下接地部5と架設部6とが連設したループ状に形成した構成とし、天板部1を構成する天板形成板部2同士の合せ目7、即ち、天板部1の中心線を境にしてU字状若しくはV字状に形成した垂下接地部5を対向状態に設け、この対向するU字若しくはV字に形成した各垂下接地部5の一端間に天板形成板部2同士の合せ目7と交差する一直線状の架設部6を設け、各垂下接地部5の他端間に架設され天板形成板部2同士の合せ目7と交差し且つ各天板形成板部2の表側及び裏側に配設されるように凹凸形状に形成した付設部4とで構成している。
更に詳細には、本実施例の付設部4は、中央部に凹部、この凹部の両側に凸部を配置した形状に構成し、前述した天板部1の左右端部に設けた端部係合部9に嵌合係止した際に、この付設部4の凸部が天板部1の表面に付設し、凹部が天板部1の裏面に付設すると共に、この凹部が天板形成板部2同士の合せ目7と交差して、天板部1を構成する二枚の天板形成板部2を支持すると共に、この天板部1を構成する二枚の天板形成板部2同士の係止状態を保持するように構成している。
また、本実施例の架設部6は、図5に示すように、付設部4を端部係合部9に嵌合係止した状態では裏面係合部8の係止位置に届かず、この架設部6を手で押圧して弾性変形させることで架設部6を内方に移動させて裏面係合部8に引掛け係止するように構成している。
また、本実施例では、この各天板形成板部2の端部(具体的には左右端部)の表裏に配設した付設部4の表側に配設した部分が、食器などが天板部1の左右端部からはみ出して落下することを防止するストッパーの役割も果たすように構成している。
尚、脚部3は、上述した金属製の線材に限らず、金属製の帯板材(帯状に形成した板バネ材)でも良い。また、この脚部3を形成する際、付設部4と架設部6とを面一状態(段差のない平らな状態)となるように形成しても良く、この場合、取り付けは、上述同様に付設部4若しくは架設部6のいずれかを押圧して(引っ張って)脚部3を弾性変形させて端部係合部9若しくは裏面係合部8のいずれかに引掛け係止すれば良く(変形度合いが大きくなるのでより強固に係止することができる。)、また、分離状態においては脚部3が平らになるので天板形成板部2とこの脚部3とを重合収納した際に、厚みがなく非常にスリムな状態になり、リュックサックなどに収納する際にも場所を取らないので、より一層携帯性が向上する。
また、本実施例では、天板保持金具3となる脚部3を天板部1に対して分離自在に設けた構成としているが、折り畳み自在に設けた構成としても良い。
以上のように、本実施例は、天板部1を構成する二枚の天板形成板部2と、この二枚の天板形成板部2同士を係止保持して天板部1の組み付けを保持する天板保持金具3を兼用する二体の脚部3との僅か四つの部品のみで構成しており、このように部品点数が少ないから、組み立て作業、収納時の分解作業が極めて容易なものとなる。
以下に、本実施例を組み立てる際の組み立て手順を示す。
本実施例を使用状態に組み立てる際は、先ず、二枚の天板形成板部2の帯状接合部12同士を突き合わせて面一状態に並設して天板部1を形成する。
次いで、この天板部1の左右夫々に設けた端部係合部9に脚部3の付設部4を嵌合係止し、この状態で脚部3の架設部6を手で押圧して天板部1(天板形成板部2)の裏面に設けた裏面係合部8に引掛け係止して、組み付け作業は終了する。
また、分解・収納する際は、裏面係合部8に引掛け係止している架設部6を手で押圧して裏面係合部8から脱着した後、付設部4を端部係合部9から外すだけで、天板部1は二枚の天板形成板部2に分離するので、図6に示すように、この分離した天板形成板部2と脚部3とを重ねて天板形成板部2一枚分の大きさにしたものを収納袋10に収納し終了する。
このように、組み立て作業も、分解・収納作業も極めて容易で、しかも、天板部1はアルミ、脚部3は線材で構成したので非常に軽量となるように設計されており、持ち運ぶ際にも嵩張らず、また、重量もないので非常に持ち運びが容易な実用性に優れた画期的な組み立て式テーブルとなる。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 天板部
2 天板形成板部
3 脚部・天板保持金具
4 付設部
5 垂下接地部
6 架設部
7 合せ目
8 裏面係合部
9 端部係合部

Claims (10)

  1. 複数の天板形成板部を面一状態に並設して構成した天板部に、脚部を分離自在若しくは折り畳み自在に設けると共に、前記天板形成板部同士を分離自在若しくは折り畳み自在に構成して分離収納自在若しくは折り畳み収納自在に構成した組み立て式テーブルであって、前記脚部を、前記天板部を構成する各前記天板形成板部に夫々付設する付設部と、この各付設部に連設し下方へ突出する垂下接地部と、この各垂下接地部間に連設し前記天板形成板部同士の合せ目と交差する方向に架設される架設部とで構成すると共に手で押圧すると弾性変形し得る材料で形成した構成として、この脚部を複数の前記天板形成板部間に架設状態にして夫々の前記天板形成板部に係止し、複数の前記天板形成板部を並設状態に係止保持して天板部を組み付け保持する天板保持金具として構成したことを特徴とする組み立て式テーブル。
  2. 分離自在な二枚の前記天板形成板部を面一状態に並設して構成した前記天板部に、この天板部を構成する二枚の前記天板形成板部の面一並設状態を係止保持する前記脚部を、二枚の前記天板形成板部を並設した合わせ目に前記架設部を架設状態にして各前記天板形成板部にこの脚部自身の弾性変形を利用して着脱自在に係止した構成とし、この脚部を前記天板部から着脱して分離することで、この脚部と二枚の前記天板形成板部とを分離重合収納自在に構成としたことを特徴とする請求項1記載の組み立て式テーブル。
  3. 二体の前記脚部を前記合せ目に架設状態にして合せ目方向に対向状態に並設した構成とし、この各脚部を脱着して分離することで二体の前記脚部と二枚の前記天板形成板部との四つの部品に分離重合収納自在に構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の組み立て式テーブル。
  4. 前記脚部は、金属製の線材又は帯板材から成ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の組み立て式テーブル。
  5. 各前記付設部を各前記天板形成板部に係脱自在に係止して着脱自在に付設した構成として、前記脚部を前記天板部に対して分離自在に設けた構成とし、前記付設部を前記天板部から脱着して、前記脚部を前記天板部から分離することで前記天板部の各前記天板形成板部の係止保持が解除され、前記天板形成板部同士が分離自在となるように構成して、前記脚部を前記天板部から着脱させる天板保持金具として構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の組み立て式テーブル。
  6. 前記脚部は、金属製の線材若しくは板材をループ状に形成した構成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の組み立て式テーブル。
  7. 各前記天板形成板部の端部の表側及び裏側に配設されるように係脱自在に掛け止め係止する前記付設部に前記垂下接地部を連設し、この各垂下接地部間に連設した前記架設部を前記天板形成板部の裏面に設けた裏面係合部に係脱自在に係止する構成として、前記脚部を前記天板部から着脱させる前記天板保持金具として構成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の組み立て式テーブル。
  8. 記脚部は、前記天板部裏面の前記天板形成板部同士の合せ目を境にして対向状態に前記垂下接地部を設け、この垂下接地部間に前記合せ目と交差する前記架設部を設けると共に、前記合せ目と交差し且つ前記各天板形成板部の表側及び裏側に配設されるように端部係合部に係止する前記付設部を設けて、この付設部により各前記天板形成板部に掛け止め係止し且つ前記垂下接地部若しくは前記架設部を前記天板形成板部の裏面に設けた裏面係合部に係止することで、前記天板部に着脱自在に付設する構成とすると共に、この脚部を前記天板部から着脱することで二枚の前記天板形成板部から成る前記天板部を組み付け係止保持・解除自在に構成したことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の組み立て式テーブル。
  9. 前記裏面係合部を少なくとも前記天板形成板部同士の前記合せ目に設けたことを特徴とする請求項7,8のいずれか1項に記載の組み立て式テーブル。
  10. 前記裏面係合部を、前記天板形成板部の前記合せ目及びこれを挟んだ対向位置の各前記天板形成板部裏面に夫々設け、この裏面係合部に前記架設部又は前記垂下接地部若しくは前記付設部を係止すると共に、前記付設部を各前記天板形成板部の端部に係止して前記架設部を前記合せ目と交差するように架設することで、前記脚部を前記天板部に着脱自在にして、この天板部に設ける前記脚部を、複数の前記天板形成板部を並設状態に係止保持して前記天板部を組み付け保持する天板保持金具として構成したことを構成した請求項7〜9のいずれか1項に記載の組み立て式テーブル。
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