JP5510979B1 - 抵抗翼構造体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】抵抗翼構造体40において、カム部材200の第1係止部204には、第1支持部材210の第1被係止部が係止されている。カム部材200の第1カム溝301には、第1抵抗翼101の第1カム突起が係合され、第1支持部材210の一対の第1ガイド溝には、第1抵抗翼101の一対の第1ガイド突起101dが係合されている。カム部材200の第2カム溝302には、第2抵抗翼102の第2カム突起が係合され、第1支持部材210の一対の第2ガイド溝には、第2抵抗翼102の一対の第2ガイド突起102dが係合されている。
【選択図】図5
Description
そこで、砲弾に抵抗翼構造体を設けて、抵抗翼の開翼タイミングや抵抗翼の突出量を調整することによって、砲弾の飛翔距離を制御する手法が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1の抵抗翼構造体では、薬室に収容された火薬の爆発エネルギーでピストンを押し出すことによって抵抗翼を開翼させる構成が採用されている。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、コンパクト化可能な抵抗翼構造体を備えた飛翔体を提供することを目的とする。
本発明の第3の態様に係る飛翔体によれば、第1薬室で火薬を爆発させて第1凸部を切り離すことによって、第1被係止部の係止を解除できる。このように、カム部材を固定/解除するための係止構造体をコンパクトに構成できるので、抵抗翼構造体をよりコンパクト化することができる。
本発明の第4の態様に係る飛翔体によれば、第1係止部と第2係止部とを設けることによって、抵抗翼を2段階で開翼させることができる。そのため、砲弾の飛翔距離をより精度良く調整することができる。
本発明の第5の態様に係る飛翔体によれば、第2薬室で火薬を爆発させて第2凸部を切り離すことによって、第2被係止部の係止を解除できる。従って、係止構造体をよりコンパクトに構成できる。
本発明の第6の態様に係る飛翔体によれば、閉翼状態において、第1溝部が第1ガイド溝に対して傾斜しているので、第1被係止部の係止が解除された場合に、第1カム突起を第1溝部に沿ってスムーズに移動させることができる。また、第1段階の開翼状態において、第2溝部が第1ガイド溝に対して直交しているので、第1カム突起を第2溝部の側面で垂直に受けることができる。従って、カム部材を精度良く停止させることができる。
実施形態に係る砲弾1の全体構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、飛翔している砲弾1の外観を示す斜視図である。図2は、砲弾1の前端部を拡大して示す斜視図である。
なお、本実施形態において、「前」「後」とは、飛翔している砲弾1の進行方向を基準とする用語であり、砲弾1の進む方向が前方に対応し、前方の反対が後方である。また、図1に示すように、砲弾1は、砲弾1の軸心Pを中心とする回転方向Qに回転しながら飛翔する。
弾体10は、軸心Pに沿った柱状の外形を有する。図示しないが、弾体10には炸薬が収容されている。
CPU30は、GPS衛星から送信される自己位置データに基づいて、或いは、発射時の初速及び射角に基づいて、砲弾1の飛翔距離を算出する。CPU30は、後述する抵抗翼構造体40を2段階に開翼させるために、第1開翼指示と第2開翼指示とを抵抗翼構造体40に順次出力する。CPU30は、算出した飛翔距離に基づいて、第1開翼指示及び第2開翼指示の出力タイミングを調整する。
緊塞バンド60は、弾帯50の後方において弾体10の外周に取付けられている。緊塞バンド60は、例えば樹脂などの弾性材料によって構成される。緊塞バンド60は、砲身内を砲弾1が移動する際に、ライフリングとの噛み合いによって摩耗する弾帯50と砲身との隙間から燃料ガスが前方に漏れることを抑制する。
次に、図面を参照しながら、抵抗翼構造体40の構成について説明する。図3は、閉翼状態の抵抗翼構造体40を示す前方斜視図である。図4は、開翼状態の抵抗翼構造体40を示す前方斜視図である。図5は、抵抗翼構造体40の構成を前方から見た分解斜視図である。図6は、抵抗翼構造体40の構成を後方から見た分解斜視図である。
抵抗翼構造体40は、図3乃至図6に示すように、カム部材200と、第1支持部材210と、第2支持部材220と、第1乃至第4抵抗翼101〜104と、を備える。
カム部材200は、円形平板状に形成されている。カム部材200は、第1支持部材210と第2支持部材220との間に配置されている。カム部材200は、図5及び図6に示すように、第1カム主面201と、第2カム主面202と、円筒部203と、第1係止部204と、第2係止部205と、挿通孔206と、を有する。
第1係止部204と第2係止部205とは、板状に形成されており、円筒部203の前端に接続されている。第1係止部204は、軸心Pを中心として第2係止部205の反対に位置する。第1係止部204は、第1凹部204aを有する。第1凹部204aは、第1カム主面201の平面視において円形に形成されている。第2係止部205は、第2凹部205aを有する。第2凹部205aは、第1カム主面201の平面視において、半径方向に沿って長穴形に形成されている。
挿通孔206は、カム部材200を貫通し、円筒部203の内部の孔に通じている。
第1支持部材210は、カム部材200を回動自在に支持するとともに、第2支持部材220に固定される。第1支持部材210は、図5及び図6に示すように、第1支持面211と、軸支部212と、固定部213と、第1被係止部214と、第2被係止部215と、を有する。
固定部213は、軸支部212の中央に立設されている。固定部213は、後述する第2支持部材220の固定孔222に挿通され、第2支持部材220に固定される。これによって、第1支持部材210と第2支持部材220とが連結固定される。
第2支持部材220は、カム部材200を挟んで第1支持部材210の反対に配置される。第2支持部材220は、図5及び図6に示すように、第2支持面221と、固定孔222と、を有する。
第2支持面221は、第2支持部材220の前面であり、第2カム主面202と対向する。第2支持面221には、図5に示すように、一対の第3ガイド溝403と一対の第4ガイド溝404とが形成されている。一対の第3ガイド溝403と一対の第4ガイド溝404とは、それぞれ軸心P及び第1方向に垂直な第2方向に沿って形成されている。一対の第3ガイド溝403と一対の第4ガイド溝404とは、軸心Pを中心として互いに対称に形成されている。
第1抵抗翼101及び第2抵抗翼102は、カム部材200と第1支持部材210との間に配置される。第1抵抗翼101及び第2抵抗翼102それぞれは、半円扇形に形成され、カム部材200の円筒部203を挟み込むように配置される。
第1抵抗翼101は、図6に示すように、第1後面101aと、第1カム突起101bと、を有する。また、第1抵抗翼101は、図5に示すように、第1前面101cと、一対の第1ガイド突起101dと、を有する。第1後面101aは、カム部材200の第1カム主面201に当接される面である。第1カム突起101bは、第1後面101a上に配置されている。第1カム突起101bは、カム部材200の第1カム溝301に摺動自在に係合される。第1前面101cは、第1支持部材210の第1支持面211に当接される面である。一対の第1ガイド突起101dは、第1前面101c上に配置されている。一対の第1ガイド突起101dは、第1支持部材210の一対の第1ガイド溝401に摺動自在に係合される。なお、本実施形態において、一対の第1ガイド突起101dのうち一方は、第1カム突起101bの反対側に配置されている。
第3抵抗翼103は、図5に示すように、第3前面103aと、第3カム突起101bと、を有する。また、第3抵抗翼103は、図6に示すように、第3後面103cと、一対の第3ガイド突起103dと、を有する。第3前面103aは、カム部材200の第2カム主面202に当接される面である。第3カム突起103bは、第3前面103a上に配置されている。第3カム突起103bは、カム部材200の第3カム溝303に摺動自在に係合される。第3後面103cは、第2支持部材220の第2支持面221に当接される面である。一対の第3ガイド突起103dは、第3後面103c上に配置されている。一対の第3ガイド突起103dは、第2支持部材220の一対の第3ガイド溝403に摺動自在に係合される。
次に、図面を参照しながら、抵抗翼の係止構造体について説明する。図7は、カム部材200の第1係止部204に第1支持部材210の第1被係止部214が係止された状態を示す斜視図である。図8は、第1係止部204に対して第1被係止部214が係止された状態を示す断面斜視図である。図9は、第1係止部204に対する第1被係止部214の係止が解除された状態を示す断面斜視図である。なお、図7では、第1支持部材210の本体は省略されている。
ここで、第1被係止部214は、図8に示すように、第1薬室214aと第1凸部214bとによって構成されている。第1薬室214aの内部には、火薬収容スペース214cが形成されており、火薬収容スペース214cには火薬214dが収容されている。第1凸部214bは、第1薬室214aに連結され、かつ、第1係止部204の第1凹部204aに挿入されている。これによって、第1乃至第4抵抗翼101〜104の閉翼状態が維持される。
その後、CPU30から第2開翼指示が出力されることによって、第2被係止部215の係止が解除される。これによって、第1乃至第4抵抗翼101〜104に働く遠心力でカム部材200が回転方向Qにさらに回転され、第1乃至第4抵抗翼101〜104はさらに開翼される(第2段階の開翼)。なお、第2被係止部215は、図7に示す第1被係止部214と同じ構成を有しているため、第2被係止部215の構成についての説明は省略する。
次に、第1乃至第4カム溝301〜304の構成について、図面を参照しながら説明する。図11は、カム部材200の第1カム主面201の平面図である。
第1カム主面201には、第1及び第2カム溝301、302が形成されている。また、本実施形態において、第1カム主面201には、第2カム主面202に形成されている第3及び第4カム溝303、304が露出している。第1乃至第4カム溝301〜304それぞれの平面形状は互いに同じであるため、以下においては第1カム溝301の構成のみについて説明する。
ここで、第1溝部301Aが延びる第3方向は、第2溝部301Bが延びる第4方向と交差しているため、第1カム溝301は途中で折れ曲がっている。
また、第2溝部301Bは、第2係止部205に対して第2被係止部215が係止されている場合、第1ガイド溝401に対して直交している。換言すれば、第1段階の開翼状態において、第2溝部301Bが延びる第4方向は、第1ガイド溝401が延びる第1方向に対して垂直である。
以下において、抵抗翼構造体40の開翼動作について、図面を参照しながら説明する。図12は、第1及び第2抵抗翼101,102の開翼動作を説明するための抵抗翼構造体40の前方平面図である。図13は、第3及び第4抵抗翼103,104の開翼動作を説明するための抵抗翼構造体40の前方平面図である。ただし、図12では第1支持部材210が省略され、図13では第1支持部材210と第1及び第2抵抗翼101,102とが省略されている。
次に、第2係止部205に対する第2被係止部215の係止が解除され、カム部材200が回転すると、図12(c)に示すように、カム部材200は大きく回転した後に停止される。この場合、第1カム突起101bは、第1カム溝301(第2溝部301B)の外側端に当接され、一対の第1ガイド突起101dは、一対の第1ガイド溝401の外側端に当接される。また、第2カム突起102bは、第2カム溝302の外側端に当接され、一対の第2ガイド突起102dは、一対の第2ガイド溝402の外側端に当接される。
(1)砲弾1に取り付けられる抵抗翼構造体40において、カム部材200の第1係止部204には、第1支持部材210の第1被係止部214が係止されている。カム部材200の第1カム溝301には、第1抵抗翼101の第1カム突起101bが係合され、第1支持部材210の一対の第1ガイド溝401には、第1抵抗翼101の一対の第1ガイド突起101dが係合されている。カム部材200の第2カム溝302には、第2抵抗翼102の第2カム突起102bが係合され、第1支持部材210の一対の第2ガイド溝402には、第2抵抗翼102の一対の第2ガイド突起102dが係合されている。
従って、第1係止部204に対する第1被係止部214の係止を解除すると、第1及び第2カム突起101b,102bを介して伝達される第1及び第2抵抗翼101,102の遠心力によって、カム部材200が回転する。これに伴って、第1及び第2ガイド突起101d,102dが第1及び第2ガイド溝401,402に沿って移動することによって、第1及び第2抵抗翼101,102を開翼することができる。
従って、第1及び第2抵抗翼101,102だけの場合に比べて、抵抗翼全体の翼面積を大きくできるとともに、抵抗翼にかかる空気抵抗のバランスを向上させることができる。
従って、第1薬室214aで火薬を爆発させて第1凸部214bを切り離すことによって、第1被係止部214の係止を解除できる。このように、カム部材200を固定/解除するための係止構造体をコンパクトに構成できるので、抵抗翼構造体40をよりコンパクト化することができる。
このように、第1係止部204と第2係止部205とを設けることによって、抵抗翼を2段階で開翼させることができる。そのため、砲弾1の飛翔距離をより精度良く調整することができる。
このように、閉翼状態において、第1溝部301Aが第1ガイド溝401に対して傾斜しているので、第1被係止部214の係止が解除された場合に、第1カム突起101bを第1溝部301Aに沿ってスムーズに移動させることができる。
また、第1段階の開翼状態において、第2溝部301Bが第1ガイド溝401に対して直交しているので、第1カム突起101bを第2溝部301Bの側面で垂直に受けることができる。従って、カム部材200を精度良く停止させることができる。
本発明は上記の実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
(A)上記実施形態において、抵抗翼構造体40は、第1及び第2抵抗翼101,102と第3及び第4抵抗翼103,104とを備えることとしたが、これに限られるものではない。抵抗翼構造体40は、第1及び第2抵抗翼101,102と第3及び第4抵抗翼103,104とのいずれか一方のみを備えていてもよい。この場合、抵抗翼構造体40は、第1支持部材210と第2支持部材220とのいずれか一方のみを備えていればよい。
(C)上記実施形態において、抵抗翼構造体40は、2つの係止構造体を有することとしたが、これに限られるものではない。抵抗翼構造体40は、少なくとも第1係止部204と第1被係止部214とを備えていればよい。また、抵抗翼構造体40は、3つ以上の係止構造体を有していてもよい。この場合には、抵抗翼を3段階以上で開翼させることができるので、砲弾の飛翔距離をさらに精度良く調整することができる。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
Claims (7)
- 所定の軸心に沿って柱状に形成される砲弾に取り付けられる抵抗翼構造体を備えた飛翔体であって、
平板状に形成され、第1係止部を有するカム部材と、
前記カム部材を回動自在に支持し、前記第1係止部に係止される第1被係止部を有する第1支持部材と、
前記カム部材と前記第1支持部材との間に配置される第1及び第2抵抗翼と、
を備え、
前記カム部材は、前記軸心に対して垂直な第1カム主面と、前記第1カム主面において前記軸心の半径方向に沿って形成される第1カム溝と、前記第1カム主面において前記軸心を中心として前記第1カム溝と対称に形成される第2カム溝と、を有し、
前記第1支持部材は、前記第1カム主面と対向する第1支持面と、前記支持面において前記軸心に直交する方向に沿ってそれぞれ形成される一対の第1ガイド溝と、前記支持面において前記軸心を中心として前記一対の第1ガイド溝と対称に形成される一対の第2ガイド溝と、を有し、
前記第1抵抗翼は、前記第1カム溝に係合される第1カム突起と、前記一対の第1ガイド溝に係合される一対の第1ガイド突起と、を有し、
前記第2抵抗翼は、前記第2カム溝に係合される第2カム突起と、前記一対の第2ガイド溝に係合される一対の第2ガイド突起と、を有する、
抵抗翼構造体を備えた飛翔体。 - 前記カム部材を挟んで前記第1支持部材の反対に配置され、前記第1支持部材に連結固定される第2支持部材と、
前記カム部材と前記第2支持部材との間に配置される第3及び第4抵抗翼と、
を備え、
前記カム部材は、前記第1カム主面の反対に設けられる第2カム主面と、前記第2カム主面において前記半径方向に沿って形成される第3カム溝と、前記第2カム主面において前記軸心を中心として前記第3カム溝と対称に形成される第4カム溝と、を有し、
前記第2支持部材は、前記第2カム主面と対向する第2支持面と、前記第2支持面において前記一対の第1ガイド溝に直交し、かつ、前記第3カム溝に対して傾斜する方向に沿ってそれぞれ形成される一対の第3ガイド溝と、前記第2支持面において前記軸心を中心として前記一対の第3ガイド溝と対称に形成される一対の第4ガイド溝と、を有し、
前記第3抵抗翼は、前記第3カム溝に係合される第3カム突起と、前記一対の第3ガイド溝に係合される一対の第3ガイド突起と、を有し、
前記第4抵抗翼は、前記第4カム溝に係合される第4カム突起と、前記一対の第4ガイド溝に係合される一対の第4ガイド突起と、を有する、
請求項1に記載の抵抗翼構造体を備えた飛翔体。 - 前記カム部材の前記第1係止部は、第1凹部を有し、
前記第1支持部材の前記第1被係止部は、火薬を収容する第1薬室と、前記第1薬室に連結され前記第1凹部に挿入される第1凸部と、を有する、
請求項1又は2に記載の抵抗翼構造体を備えた飛翔体。 - 前記カム部材は、第2係止部を有し、
前記第1支持部材は、前記第2係止部に挿入される第2被係止部を有し、
前記第2凹部は、前記軸心を中心とする周方向に沿って形成されている、
請求項1乃至3のいずれかに記載の抵抗翼構造体を備えた飛翔体。 - 前記カム部材の前記第2係止部は、第2凹部を有し、
前記第1支持部材の前記第2被係止部は、火薬を収容する第2薬室と、前記第2薬室に連結され前記第2凹部に挿入される第2凸部と、を有する、
請求項4に記載の抵抗翼構造体を備えた飛翔体。 - 前記第1カム溝は、第1溝部と、前記第1溝部の前記半径方向外側に繋がる第2溝部と、を有し、
前記第1溝部は、前記第1被係止部が第1係止部に係止されている場合、前記第1ガイド溝に対して傾斜しており、
前記第2溝部は、前記第1被係止部が第1係止部から解除され、かつ、前記第2被係止部が第2係止部に係止されている場合、前記第1ガイド溝に対して直交している、
請求項4又は5に記載の抵抗翼構造体を備えた飛翔体。 - 請求項4に記載の抵抗翼構造体を備えた飛翔体における開翼方法であって、
前記第1係止部に対する前記第1被係止部の係止を解除することによって、前記軸心を中心として前記カム部材を回転させる工程と、
前記第2係止部に対して前記第2被係止部を係止させることによって、前記カム部材の回転を一旦停止させる工程と、
前記第2係止部に対する前記第2被係止部の係止を解除することによって、前記軸心を中心として前記カム部材を回転させる工程と、
前記第1ガイド溝の外側端に前記第1ガイド突起を当接させることによって、前記カム部材の回転を停止させる工程と、
を備える開翼方法。
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