JP5510576B2 - パイロット制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信技術に関し、通信特性制御方法、パイロット制御方法、無線基地局装置、及び無線移動局装置に関する。
図8に示されるように、複数の遠隔アンテナ装置(RAU:Remote Antenna Unit)802を光ファイバなどの有線回線803を通じて、無線基地局装置である制御装置(CU:Control Unit)801に接続し、変復調などのデジタル処理は、CU801にて行うようにしたシステムが知られている。携帯電話等の無線移動局装置804は、複数のRAU802から適切なRAUを選択して通信を行う。なお、アンテナが分散配置されているため、このようなシステムを分散アンテナシステムと称することもできる。
このように、分散アンテナシステムは、数キロメートルの範囲で地理的に分離して配置された複数のアンテナの組合せや、位相回転量、電力比率等を集中制御することができ、安定かつ高速な移動体無線網を構築することが可能な技術として注目されている。
分散アンテナシステムにおける適用可能な技術として、送信ダイバーシティ又はMIMO(Multiple Input Multiple Output)があり、その際に用いて好適な送信制御の例としてのPMI(Precoding Matrix Indicator)制御技術と、パイロット信号制御技術等がある。
PMI制御では、無線移動局装置804が、各RAU802における送信信号の位相回転量や電力比率を選択し、それらの情報を無線基地局装置であるCU801にフィードバックする。CU801は、各無線移動局装置804からのフィードバック情報に基づいて、各RAU802における最適な位相回転量や電力比率を決定して送信処理を実施する。
PMI制御の従来技術として、位相回転量や電力比率の値を直接通知するのではなく、無線移動局装置と無線基地局装置とで位相回転量や電力比率の組合せを定義した共通のコードブックを所有し、そのコードブックのインデックス番号(コードブックインデックス)を通知して、制御通信の効率化を図るものがある。
分散アンテナシステムに関連する複数アンテナの実現技術として、W−CDMA方式の標準化団体3GPP(3rd Generation Partnership Project)にて標準化されたLTE(Long Term Evolution)システムが実用化されているが、このLTEシステムでは例えば、2本の送信アンテナが使用される場合には、図9に示されるようなコードブックが使用される。
同図中、「Codebook index」は、コードブックインデックスを示し、「Number of Layers υ」は、「1」の場合はアンテナ2本を使って通信される信号数が1種類の場合、「2」の場合はアンテナ2本を使って通信される信号数が2種類の場合を示している。
各コードブック行列901〜906の各行列要素値は、ある1つのアンテナの送信信号を基準として他のアンテナについて相対的にどのくらいの位相回転量及び電力比率で送信すべきかを示している。従って、ある1つのアンテナに対して送信信号の位相を回転させたい場合には、対応するコードインデックスを送信することとなる。
「Number of Layers υ=1」の各コードブック行列901〜904は、2行1列の列ベクトルによって構成されるため、1種類の信号が2本のアンテナで送信されることを示している。いわゆる送信ダイバーシティ方式である。そして、各列ベクトル901〜904の第1行目要素値が第1アンテナに、第2行目要素値が第2アンテナに対応している。相対値であるから、第1行目要素値は必ず「1」とされる。
例えば、コードブック列ベクトル901は、第1アンテナから送信される1種類の信号の送信信号に対して、第2アンテナからの送信信号の位相が同位相、電力比率も同比率で送信されることを示している。
また、コードブック列ベクトル902は、第1アンテナから送信される1種類の信号の送信信号に対して、第2アンテナからの送信信号の位相が−180度(=「−1」)回転し、電力比率は同比率で送信されることを示している。
更に、コードブック列ベクトル903は、第1アンテナから送信される1種類の信号の送信信号に対して、第2アンテナからの送信信号の位相が+90度(=「j」)回転し、電力比率は同比率で送信されることを示している。
そして、コードブック列ベクトル904は、第1アンテナから送信される1種類の信号の送信信号に対して、第2アンテナからの送信信号の位相が−90度(=「−j」)回転し、電力比率は同比率で送信されることを示している。
一方、「Number of Layers υ=2」の各コードブック行列905及び906は、2行2列の列ベクトルによって構成されるため、2種類の信号が2本のアンテナで送信されることを示している。いわゆるMIMO方式である。そして、各列ベクトル905−1、905−2、906−1、906−2の第1行目要素値が第1アンテナに、第2行目要素値が第2アンテナに対応している。相対値であるから、第1行目要素値は必ず「1」とされる。
例えば、コードブック列ベクトル905−1は、第1アンテナから送信される第1信号の送信信号に対して、第2アンテナからの第1信号の送信信号の位相が同位相、電力比率も同比率で送信されることを示している。
また、コードブック列ベクトル905−2は、第1アンテナから送信される第2信号の送信信号に対して、第2アンテナからの第2信号の送信信号の位相が−190度(=「−1」)回転し、電力比率は同比率で送信されることを示している。
更に、コードブック列ベクトル906−1は、第1アンテナから送信される第1信号の送信信号に対して、第2アンテナからの第1信号の送信信号の位相が+90度(=「j」)回転し、電力比率は同比率で送信されることを示している。
そして、コードブック列ベクトル906−2は、第1アンテナから送信される第2信号の送信信号に対して、第2アンテナからの第2信号の送信信号の位相が−90度(=「−j」)回転し、電力比率は同比率で送信されることを示している。
次に、LTEシステムにおいて例えば、4本の送信アンテナが使用される場合には、図10に示されるようなコードブックが使用される。このコードブックの見方は、図9の場合と基本的に同じであるが、図10では、コードブック行列は、「Number of Layers υ=1」の場合は4行1列(アンテナ数=4本、信号数=1)、「Num
ber of Layers υ=2」の場合は4行2列(アンテナ数=4本、信号数=2)、「Number of Layers υ=3」の場合は4行3列(アンテナ数=4本、信号数=3)、「Number of Layers υ=4」の場合は4行4列(アンテナ数=4本、信号数=4)となる。
即ち、4本のアンテナによって4種類までの信号を同時に通信することができる。
図9の場合は、電力比率は全て同比率であったが、図10の場合は、位相回転量だけでなく電力比率も制御されることがわかる。
図9及び図10に示されるようなコードブックを無線移動局装置側と無線基地局装置側でそれぞれ保持することにより、LTEシステムにおいて、2本又は4本の送信アンテナに対する送信信号の位相回転量と電力比率の複雑な組合せの指定を、コードブックインデックスという単純な番号情報の指定で済ませることが可能となる。
分散アンテナシステムにおける他の技術であるパイロット信号の制御技術においては、無線移動局装置が受信信号のチャネル推定を行えるようにするために、無線基地局装置は、全てのサブキャリアに送受信機間で既知なパイロット信号を挿入して送信している。無線移動局装置は、このパイロット信号を受信することにより、受信信号のチャネル推定を行い、各アンテナからの受信信号の位相回転量や電力比率を推定し、それを使って通信を行う。
この場合に、パイロット信号は、無線移動局装置において正確に受信される必要があるため、LTE等の従来の複数アンテナシステムでは、無線基地局装置近傍に集中して接続される複数の送信アンテナからの信号送信が混信しないように、1つの送信アンテナからパイロット信号が送信されるタイミングにおいては、他の送信アンテナからは何も信号が送信されないようにして、パイロット信号の受信品質を高める制御が行われていた。
特開2006−512001号公報 特開2007−53768号公報
しかし、現状実現されているLTE等の複数アンテナシステムは、アンテナ本数が2本又は4本と固定であり、図8に示されるように、RAU802が、無線基地局装置であるCU801に対して、遠隔に配置されその本数も多いような場合には、上述したような従来のPMI制御及びパイロット信号制御では、以下に示す問題点が内在している。
具体的には、前述した従来のコードブックを使用したPMI制御において、図8のRAU802の数が多くなると、PMI制御を実行し得るアンテナ全てに対応したコードブック行列を使うこととなるため、コードブック行列のサイズが大きくなると共に、コードブックインデックス数も劇的に増加してしまう。この結果、携帯電話等の無線移動局装置にコードブックを搭載することが難しくなる。
また、PMI制御対象とするアンテナを柔軟に切り替えようとする場合、PMI制御対象とするアンテナを指定するための情報を送受信することとなり、アンテナを指定するための情報により無線リソースが消費されてしまう。
更に、前述した従来のパイロット信号制御において、図8のRAU802の数が多くなると、多くのアンテナからパイロット信号を送信する必要が生じ、かつそのような増加したパイロット信号の送信によってRAU802においてデータ送信が停止される期間が増加してしまい、通信の実効効率(スループット)が低下してしまう。
課題は、効率の良い送信制御(例えば、PMI制御)とパイロット信号制御を実現することにある。
以下に示す第1の態様は、それぞれ異なるアンテナ識別情報を送信する複数のアンテナを含むアンテナ群を備えた移動通信システムにおける制御方法において、前記アンテナ群の一部であるサブアンテナ群について、該サブアンテナ群に含まれるアンテナ間の識別を可能とする識別情報を該サブアンテナ群に含まれる各アンテナに対して割り当てる第1のステップと、該サブアンテナ群に含まれる各アンテナと前記識別との対応関係を移動局に通知する第2のステップと、該移動局は、通知された該対応関係に基づき、該識別情報を用いて、該サブアンテナ群に含まれるアンテナ間の識別を行う第3のステップを含むことを特徴とする制御方法を用いることとする。
より具体的な第2の態様は、通信回線(103)によって複数のアンテナ(102)が接続される基地局装置(101)が移動局装置(104)との間で、複数のアンテナを使って協調的な無線通信(送信ダイバーシティ、MIMO)を行う無線通信方法において、移動局装置がアンテナ毎に第1の期間毎にチャネル推定を行い、そのチャネル推定に基づいてアンテナに関する通信特性の制御情報(PMI等)を基地局装置との間で通信しながらアンテナ毎の通信特性を制御する方法、又はそれと等価な機能を実現する基地局装置、移動局装置を前提とする。
第5のステップ(201)は、移動局装置において、第1の期間よりも十分に長い第2の期間で、各アンテナからの受信電力を測定する。このとき、第5のステップは例えば、第1の期間よりも十分に長い第2の期間で、各アンテナからのチャネル推定のためのパイロット信号の電力を測定し平均することにより、各アンテナからの受信電力を測定する。
第6のステップ(202)は、移動局装置において、受信電力が強い所定数個のアンテナを通信アンテナ候補として選択しその通信アンテナ候補及びそれに対応する受信電力を基地局装置に通知する。
第7のステップ(301)は、基地局装置において、通知された通信アンテナ候補及びそれに対応する受信電力に基づいて移動局装置との間で通信を行い得る通信可能アンテナを決定し、その決定された通信可能アンテナにアンテナインデックス情報(208)を付与してそれらの対応関係を移動局装置に通知する。
第8のステップ(203)は、移動局装置において、基地局装置から通知された通信可能アンテナに関して、第1の期間毎にチャネル推定を行う。
第9のステップ(204〜206、302、303)は、移動局装置及び基地局装置において、チャネル推定に基づいて通信可能アンテナに関する通信特性の制御情報をアンテナインデックス情報を使って相互に通信しながら、データ通信を実行するアンテナ毎の通信特性を制御する。この第9のステップにおいては例えば、アンテナを使って通信される信号の位相回転量及び電力比率を含む通信特性情報を通信可能アンテナの本数に対応する数だけ指定する通信特性情報組(コードブック行列)を複数組保持する通信特性情報コードブックをそれぞれ保有し、チャネル推定に基づいて、通信特性情報コードブックが保持する通信特性情報組のうちの1組を選択し、その識別情報(コードブックインデックス)を制御情報の一部として通信し、その識別情報とアンテナインデックス情報との対応関係から複数のアンテナの中からその当するアンテナ群を特定し、そのアンテナ群の通信特性を識別情報によってコードブックから特定できる通信特性情報組に基づいて制御する。また、この第9のステップにおいては例えば、通信可能アンテナの本数に対応する数のアンテナのうち通信を停止するアンテナ分だけ通信特性情報コードブックのサイズを削減し、そのサイズが削減された通信特性情報コードブックを識別する識別情報と、通信を行うアンテナを指定するインデックス情報とを、制御情報の一部として通信するように構成することができる。通信特性情報は例えば、電力比率の値として、通信可能アンテナの本数に対応する数のアンテナのうち所定のアンテナについて通信を停止することを指示するゼロ値を含むように構成することができる。
より具体的な第3の態様は、通信回線(103)によって複数のアンテナ(102)が接続される基地局装置(101)が移動局装置(104)との間で、複数のアンテナを使って協調的な無線通信を行う無線通信方法において、移動局装置がアンテナ毎に第1の期間毎にチャネル推定を行い、そのチャネル推定に基づいてアンテナに関する選択情報を基地局装置との間で通信しながらアンテナ毎の通信の有無を制御する方法、又はそれと等価な機能を実現する基地局装置、移動局装置を前提とする。
第5のステップ(201)は、移動局装置において、第1の期間よりも十分に長い第2の期間で、各アンテナからの受信電力を測定する。このとき、第5のステップは例えば、第1の期間よりも十分に長い第2の期間で、各アンテナからのチャネル推定のためのパイロット信号の電力を測定し平均することにより、各アンテナからの受信電力を測定する。
第6のステップ(202)は、移動局装置において、受信電力が強い所定数個のアンテナを通信アンテナ候補として選択しその通信アンテナ候補及びそれに対応する受信電力を基地局装置に通知する。
第7のステップ(301)は、基地局装置において、通知された通信アンテナ候補及びそれに対応する受信電力に基づいて移動局装置との間で通信を行い得る通信可能アンテナを決定し、その決定された通信可能アンテナにアンテナインデックス情報を付与してそれらの対応関係を移動局装置に通知する。
第8のステップ(203)は、移動局装置において、基地局装置から通知された通信可能アンテナに関して、第1の期間毎にチャネル推定を行う。
第9のステップは、移動局装置及び基地局装置において、チャネル推定に基づいて通信可能アンテナのうちデータ通信を実行するアンテナを選択し、その選択情報をアンテナインデックス情報を使って相互に通信しながら、データ通信を実行するアンテナを選択する。
より具体的な第4の態様は、それぞれ異なるアンテナ識別情報を送信する複数のアンテナを含むアンテナ群を備えた移動通信システムにおける制御方法において、第10のステップとして、アンテナ群からサブアンテナ群を選択しそのサブアンテナ群に含まれる通信可能アンテナを使って通信を実行し、第11のステップとして、通信可能アンテナからチャネル推定のためのパイロット信号が送信される通信リソースにおいては、その通信可能アンテナ以外のアンテナにおいてデータ通信を実行せず、通信可能アンテナ以外の他アンテナからチャネル推定のためのパイロット信号が送信される通信リソースにおいては、その他アンテナ以外のアンテナにおいてデータ通信を実行する構成を有する。
より具体的な第5の態様は、それぞれ異なるアンテナ識別情報を送信する複数のアンテナを含むアンテナ群を備えた移動通信システムにおける制御方法において、第10のステップとして、アンテナ群からサブアンテナ群を選択しそのサブアンテナ群に含まれる通信可能アンテナを使って通信を実行し、第11のステップとして、データ通信が実行されている通信実行中アンテナからチャネル推定のためのパイロット信号が送信される通信リソースにおいては、そのアンテナ以外のアンテナにおいてデータ通信を実行せず、通信実行中アンテナ以外のアンテナからチャネル推定のためのパイロット信号が送信される通信リソースにおいては、そのアンテナ以外のアンテナにおいてデータ通信を実行する構成を有する。
効率の良い送信制御(例えば、PMI制御)を行うことができる。
また、効率のよいパイロット信号制御を実現することができる。
また、分散アンテナシステムにおいて、PMI制御のためのコードブックサイズを削減することが可能となり、この結果、移動局装置のハードウェア負荷の軽減、移動局装置と基地局装置間のPMI通信負荷の削減が実現される。
また、通信品質を落とさずに分散アンテナシステム上でPMIのコードブックを大幅に絞った上で、効率的な通信を実現することが可能となる。
また、移動局装置に大きな電力が届くRAUからは、パイロット信号のみが受信できるようにし、移動局装置は品質の良いチャネル推定値を得ることが可能になる。そして、その他のRAUのパイロット位置にはデータを割り当てられるので、周波数利用効率を向上させることが可能となる。
また、PMI制御を行わない分散アンテナシステムにおいても、通信に使用するアンテナを最適に選択することが可能となる。
実施形態による分散アンテナシステムのシステム構成図である。 実施形態における図1の無線移動局装置104の構成図である。 実施形態における図1のCU101の構成図である。 CQIテーブルの構成図である。 第2の実施形態におけるコードブックの構成図である。 第4の実施形態におけるパイロット信号とデータのリソース割当て処理の説明図(その1)である。 第4の実施形態におけるパイロット信号とデータのリソース割当て処理の説明図(その2)である。 分散アンテナシステムの一般的なシステム構成図である。 従来のPMIのコードブック(その1)の構成図である。 従来のPMIのコードブック(その1)の構成図である。
以下、図面を参照しながら、最良の実施形態について詳細に説明する。
第1の実施形態
図1は、実施形態によるシステム構成図である。
図1のシステムは、無線移動局装置104と無線通信を行う遠隔配置された複数のアンテナ(複数のRAU)102が、光ファイバなどの有線回線103を通じて、無線基地局装置であるCU101に接続される構成を有する。ここでは、6個のアンテナを図示しているが、6個以上のアンテナを配置してもよい。例えば、M個のアンテナ群があるとする。ここでは、1つの無線基地局にM個のアンテナ群が全て接続されているが、異なる無線基地局に接続される場合もありえる。
図2は、実施形態における図1の無線移動局装置104の構成図、図3は、実施形態における図1のCU101の構成図である。
まず、図2に示される無線移動局装置104において、電力測定部201は、各RAU102からのパイロット信号206の受信電力を測定する。
アンテナ候補判定部202は、この測定値を長時間(例えば、数秒〜数十秒単位程度)で平均し、今後受信した方が良いと考えられる、上位N(N<M)個のサブアンテナ群であるRAU102を決め、それらの電力測定値を、候補基地局電力報告207として、無線送信する。その際、RRCメッセージにて通知することもできる。なお、無線移動局装置は、パイロット信号のパターン情報等のアンテナ識別情報に対応させて測定電力値を報告することで、無線基地局装置側で、アンテナと測定電力値との対応関係を認識することとなる。
RRC(無線資源管理)(Radio Resource Control)プロトコルは、W−CDMA方式において無線回線を制御するレイヤ3プロトコルである。LTEでは、ハンドオーバー時にRRC Connection Reconfiguration メッセージが用いられるが、本実施形態でもこれに準拠して、上記選択されたN個のRAU102を特定するインデックス(アンテナインデックス)を送信すればよい。なお、RRCデータフォーマットの詳細は省略するが、W−CDMA方式の標準化団体3GPP(3rd Generation Partnership Project)が発行する3GPP TS(Technical Specification)の36.331 6.2.2にて詳細に規定されているオプショナルのフィールドを利用すればよい。
なお、無線移動局装置104では、最初はデータ通信を行うRAU102は決定されていないが、上述のRRC通信は、所定のRAU102を使って行われ、アンテナインデックス208の決定後に、選択されたRAU102が使用される。
図3に示されるCU101は、アンテナインデックス決定部301が、無線移動局装置104から送られてくる候補基地局電力報告207に基づき、最大N個のRAU102を選択し、それに識別情報としてのアンテナインデックス208を割り当てる(付与する)。RAU102の選び方としては、上位N個又はN個以内で最大電力が測定されたRAU102からxdB(xは例えば10)以内の測定電力を有するものなどとされる。この処理は、通常ハンドオーバなどが起こる単位、即ち秒単位かそれよりも長い、頻度の低い処理となる。例えば、上記Nが4ならば、アンテナインデックス208は2ビットで表現することができる。
このアンテナインデックス208の決定後、無線移動局装置104から無線基地局装置であるCU101への送信制御情報(例えば、PMI、CQI(後述する)の通知や、CU101から無線移動局装置104への下り制御信号の通知)などにおいて、このアンテナインデックス208を用いてアンテナの識別を行うことで各種の効率的な制御が可能となる。
上記アンテナインデックス決定部301は、上述の選択したN個のRAU102のアンテナ識別情報とそれらのRAU102に付与したアンテナインデックス208との対応関係を、下り制御チャネルを使って無線移動局装置104に通知する。
無線移動局装置104は、通知されたアンテナインデックスを用いてアンテナの識別を行うことができ、例えば、N個のサブアンテナ群の全て又は、選択した一部のアンテナの組をアンテナインデックスにより特定して、特定したアンテナインデックスを無線基地局装置に送信することで、PMIの制御対象のアンテナを選択されたアンテナインデックスに対応するアンテナに制限することもでき、PMIコードブックもこの選択されたアンテナの数に対応するコードブックを用いることができる。従って、コードブックで定義すべき内容の簡略化を図ることができる。
もちろん、無線基地局装置側も、PMI制御対象(PMIフィードバック送信対象)のアンテナをN個のサブアンテナ群から選択したいくつかのアンテナに制限する場合に、選択したアンテナに対応するアンテナインデックスを無線移動局装置に送信してPMI制御対象のアンテナを変更・制限することができる。
通常であれば、アンテナ群内でアンテナ間の識別を可能とするアンテナ固有のアンテナ識別情報を送信すべきところ、このようにサブアンテナ群内でアンテナ間の識別を可能とする識別情報(アンテナインデックス)を用いることで、無線移動局装置、無線基地局装置間でアンテナを識別する際に、送信又は受信するアンテナの指定をより少ない情報量で実現することができる。
無線移動局装置104は、図2に示される チャネル推定部203が、アンテナインデックス208が付与されたRAU102に関するチャネル推定を行う。
続いて、このチャネル推定値に基づき、プリコーディングマトリクス決定部204が、上記アンテナインデックス208が付与されたRAU102に関して、送信ダイバーシティまたはMIMOに適した位相回転量、電力比率のコードブック行列を求めてPMIとする。その際、PMIを求めた対象のアンテナをアンテナインデックスを用いて識別し、好ましくは、PMI情報とともに、無線基地局装置に対して送信すること、無線基地局装置は、通知されたアンテナインデックスで指定されたアンテナについてPMI情報が送信されることを認識できる。なお、PMI情報とは別個に、無線移動局装置から無線基地局装置に対して、PMI制御のためのフィードバック信号を送信する対象のアンテナを指定するためのアンテナインデックス情報を送信することもできる。
PMIについては、前述した図9、図10と同様にして仕様に基づいて定められるコードブックが、無線移動局装置104とCU101とで共有され、プリコーディングマトリクス決定部204がこのコードブックから決定したコードブック行列に対応するコードブックインデックスとして決定されることになる。コードブックは、アンテナインデックスを通知するN個のアンテナより少ないP個のアンテナ数に対応したコードブックとしてもよく、その場合、コードブックの簡素化が図られる。もちろん、N個のアンテナのうち、PMI制御を行うP個のアンテナをどれにするかは柔軟に変更でき、変更後のアンテナの指定は、無線移動局装置、無線基地局装置ともに、アンテナインデックスを用いて、より少ない情報量の情報により実現することができる。
すなわち、図1に示されるような分散アンテナシステムでは、アンテナ間の距離が物理的に離れているため、受信特性が良くなる送信方法としては、M個全てのRAU102を使うよりも、ある特定のRAU102(N個又はP個)のみを用いる方が有利となる場合が多い。そこで、本実施形態では、上記コードブックとしては、前述の選択されたM個又はP個のRAU102の数に適したサイズのコードブックが用意される。このとき、RAU102の数M又はPは十分に制限されるため、コードブック行列の行数が少なくなってコードブックのサイズも小さいものでよく、無線移動局装置104にも十分に収容可能となる。また、コードブックインデックス自体も範囲が狭くなるため、コードブックインデックスの通信に必要なビット数を削減することが可能となる。
CQI決定部205は、プリコーディングマトリクス決定部204が決定したPMIに基づく位相回転量、電力比が上記アンテナインデックス208が付与された各RAU102に対して適用された場合の合成の品質として、CQI(Channel Quality Indicator)を算出する。
CQIとは、通信品質を反映した伝送レートを表すものであり、変調方式、伝送レート、符号化率等の組み合わせでいくつかの伝送レートを表すことができる。
CQIについても、PMIと同様に、図4に示されるようなテーブルを無線移動局装置104とCU101の双方で持つことによって、アンテナインデックスとCQIindexとの組によって、アンテナ毎のCQIを特定することができる。すなわち、無線移動局装置は、各アンテナから受信した信号について受信品質を測定し、受信品質に対応するCQIインデックスを特定し、特定したCQIインデックスを無線基地局装置に対して送信する際に、CQIインデックスを特定したアンテナのアンテナインデックスと、特定したCQIインデックスとの組を無線基地局装置に対して送信する。
従って、M個のアンテナ群内でアンテナ間の識別を可能とするアンテナ識別情報を用いるよりも、より少ない情報である識別情報(アンテナインデックス)を用いることで、CQI報告する際に、アンテナの指定をより少ない情報量で行うことができる。
図2において、CQIindexは上記インデックス番号を表し、modulationは変調方式、coding rateは伝送レート(キロビット/秒)、efficiencyは符号化率を表す。
以上のようにしてプリコーディングマトリクス決定部204で決定されたPMIと、CQI決定部205で決定されたCQIが、上り制御信号を用いて、無線移動局装置104からCU101に、PMI報告209及びCQI報告212として通知される。
上り制御信号の詳細は、3GPP TS36.213 7.2.2に規定される。
CU101では、図3に示されるアンテナ間ウェイト決定部302が、上記PMI報告209及びCQI報告212を受信すると、他の無線移動局装置104とのネゴシエーション等を行った後に、実際に送信に使用するアンテナインデックス、位相回転量、電力比率等を決定し、これらをアンテナ間ウェイト情報211として、下り制御信号を使って無線移動局装置104に通知する。
このアンテナ間ウェイト情報211は、図2に示される無線移動局装置104で受信された後にデータ復調部206に設定される。この後、データ復調部206は、アンテナ間ウェイト情報211に基づいて、各RAU102のパイロット信号から得たチャネル推定値にウェイトをかけて、合成のチャネル推定値を求め、この合成チャネル推定値を用いてデータ復調処理を実行する。
その後、図3のCU101内のデータ送信部303から図2の無線移動局装置104内のデータ復調部206への実際のデータ210の送信処理が、決定されたRAU102を使って行われる。
図3のパイロット送信部304は、従来技術の項で説明したパイロット信号を生成して送信する。
以上説明した第1の実施形態により、分散アンテナシステムにおいて、PMI制御のためのコードブックサイズを削減することが可能となり、この結果、無線移動局装置のハードウェア負荷の軽減、無線移動局装置と無線基地局装置間のPMI通信負荷の削減が実現される。
第2の実施形態
第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態の構成は、図1〜図3に示される第1の実施形態の構成と同じである。
第2の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、図2の無線移動局装置104内のプリコーディングマトリクス決定部204におけるPMIの判定と、図3のCU101内のアンテナ間ウェイト決定部302にて用いられるプリコーディングマトリクスである。
図1に示されるような分散アンテナシステムにおいては、RAU102間の距離が、通常の無線基地局装置に配置されている複数アンテナに比べて非常に大きい。従って、従来技術に比べて、各RAU102の平均電力の差が大きくなる。
アンテナ間の電力差が少ない場合は、これらのアンテナから位相を合わせて同時送信することにより、特性が良くなるが、あるアンテナの電力が支配的だとすると、そのアンテナからのみ送信するのが良い。また、多数あるアンテナの中から、2本のみ選択するのが良い場合も多いと考えられる。
図9及び図10に示される従来技術におけるPMIのコードブックは、ほぼ同じ位置にあるアンテナを想定しているため、各アンテナから等電力になるように構成されている。これに対して、第2の実施形態では、図5に示されるように、RAU102間で偏ったコードブックが使用される。
図5において、各列ベクトルの見方は、図9等の場合と同じである。図5では、総RAU数4、最大送信RAU数2、RAU間位相差制御は180度単位に設定されている。勿論、その他のパラメータに関しても、最大送信RAU数を絞ったコードブックの設計が可能である。
そして、図5において、501で示される列ベクトル群では、4本のRAU102のうちただ1本のみが選択されるPMIを示している。また、502で示される列ベクトル群では、4本のRAU102のうち2本のみが選択されるPMIを示している。
このように、第2の実施形態では、分散アンテナシステムを前提として、PMIのコードブックを大幅に絞った上で、通信品質を落とさずに効率的な通信を実現することが可能となる。
第3の実施形態
第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態の構成も、図1〜図3に示される第1の実施形態の構成と同じである。
第3の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、図2の無線移動局装置104内のプリコーディングマトリクス決定部204が、PMI報告209をCU101に通知するときに、PMI以外に、そのとき使うRAU数=M本分のアンテナインデックス番号を通知する。PMIとしては、Mアンテナ分の情報を送れば良いので、その分情報量を削減できるのが特徴である。
RAU102を2本使用するのが適切であると判断された場合には、2本のRAU102のアンテナインデックス番号及びPMIが、CU101にフィードバックされる。
アンテナ数Mの決め方としては、例えば、以下の規則が適用できる。
(1)最大電力が測定されたRAU102から5dB以内の測定電力値を有するRAU102がなければ、M=1
(2)最大電力が測定されたRAU102から5dB以内の測定電力値を有するRAU102が1本あり、それ以外に7dB以内の測定電力値を有するRAU102がなければ、M=2
(3)最大電力が測定されたRAU102から5dB以内の測定電力値を有するRAU102が1本あり、それ以外に7dB以内の測定電力値を有するRAU102がなければ、M=3
また、他ユーザとの公平性の観点から、RAU102数が2ならそのユーザの通信に対する周波数又は時間リソースの割当ては1/2、RAU102数が3なら上記周波数又は時間リソースの割当ては1/3にするなどして、無線通信網全体としての通信品質が良くなるように選択するのが望ましい。
このとき、割り当てられなかったN−M個のRAU102は、他ユーザ向けにデータを割り当てても良いし、割り当てなくても良い。より多くのデータを送信できるという観点からは、他ユーザを割り当てた方が良いが、自分に対する干渉が少なくなるという観点からは、割り当てない方が良い。
第4の実施形態
第4の実施形態について説明する。
第4の実施形態の構成も、図1〜図3に示される第1の実施形態の構成と同じである。
第4の実施形態は、パイロット信号の品質を保ちつつ通信の実効効率を向上させる手法に関する。
図3のCU101内のデータ送信部303は、通信データを送信するときに、アンテナインデックス208(図2又は図3参照)が割り当てられているRAU102においてパイロット送信部304が割り当てたパイロット信号のリソース位置には、他のRAU102の通信データを割り当てないが、アンテナインデックス208が割り当てられていないRAU102においてパイロット送信部304が割り当てたパイロット信号のリソース位置には、図6の601や602として示されるように、他のRAU102の通信データを割り当てることを許す。
或いは、データ送信部303は、通信データを送信するときに、アンテナインデックス208は割り当てられているが通信データの送信は行っていないRAU102においてパイロット送信部304が割り当てたパイロット信号のリソース位置にも、図7の701として示されるように、他のRAU102の通信データを割り当てることを許すように制御することもできる。
周波数シフトなどにより隣接RAUのパイロットは、同じ位置に割り当てないのが前提である。これにより、受信のために無線移動局装置104のチャネル推定部203が実行するチャネル推定の精度を保ちながら、データの割当て量を増やすことが可能となる。
なお、以上は、図1に示される構成を有する分散アンテナシステムを対象として説明したが、セクター構成された無線基地局装置においても適用可能である。
更に、なんらかの手段で、基地局間通信が可能であり、基地局間で協調スケジューリングが実施され、また各基地局に同じデータが転送されて、それらが同時送信できるシステムであれば、異なる基地局間のアンテナに関しても上記の仕組みが適用可能である。
以上のようにして、第4の実施形態では、無線移動局装置104に大きな電力が届くRAU102からは、パイロット信号のみが受信できるようにし、無線移動局装置104内のチャネル推定部203(図2)は品質の良いチャネル推定値を得ることが可能になる。そして、その他のRAU102のパイロット位置にはデータを割り当てられるので、周波数利用効率を向上させることが可能となる。
また、第3の実施形態のようにPMI送信と同時にM個のRAU102に絞られる場合には、データがパイロットに重ならない範囲をM個まで狭めることも可能である。これにより、データをよりたくさん割り当てることができ、周波数利用効率が更に上がる。
上記第4の実施形態に関連して、アンテナインデックスを決める長期的な電力平均とリソース割り当てを決める短期的な電力平均の中間的な平均値を用いて、パイロット信号と重ならないようなデータの割当てが考えられる。
この場合、無線移動局装置104はデータを受信するために、どのRAU102のパイロット信号と重ならないようにデータが割り当てられているかを知る必要がある。この場合には、下り制御チャネルに、データが割り当てられていないリソースを示す制御情報が追加される。
この制御チャネルへの情報追加は、中間的な平均値のみでなく、他の方法でデータ割り当てを行う場合にも必要である。
更に、この方法は、分散アンテナシステムにおける上り通信でも使用できる。即ち、無線移動局装置104にデータ送信を指示する下り制御信号で、他ユーザのパイロット信号の品質を確保するために、データを送信しない領域を指定する方法である。
また、予め近くのRAU102は、パイロット信号が同じリソースが重ならないように制御するが遠くのRAU102間では重なっても良いという指針で、RAU102にパイロットを割り当て、パイロット信号領域が小さくなるようにしておき、パイロット信号領域にはデータを割り当てないという方法も採用することができる。
第5の実施形態
第5の実施形態について説明する。
第5の実施形態では、第1の実施形態の場合と同様に、アンテナインデックスを決定する構成を有する。
しかし、無線移動局装置104は、PMIをCU101に通知せずに、利用するRAU102のアンテナインデックスのみをCU101に通知する。
CU101は、通知されたRAU102から無線移動局装置104に向けて、送信処理を実行する。
位相制御は行われないため、無線移動局装置104は、それぞれのRAU102のパイロット信号から求めたチャネル推定を単純に足し合わせることにより、合成のチャネル推定値を求め、データ復調を実行する。
また、上り信号の到来方向の推定などから、各RAU102間の位相を合わせる方法も採用可能である。この場合は、CU101から無線移動局装置104に個別パイロットが別途送信され、無線移動局装置104は、この個別パイロットを使ってチャネル推定を行い、データ復調する。
このようにして、第5の実施形態に示されるような、PMI制御を行わない分散アンテナシステムにおいても、通信に使用するアンテナを最適に選択することが可能となる。
以上の第1〜第5の実施形態に関して、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
それぞれ異なるアンテナ識別情報を送信する複数のアンテナを含むアンテナ群を備えた移動通信システムにおける制御方法において、
前記アンテナ群の一部であるサブアンテナ群について、該サブアンテナ群に含まれるアンテナ間の識別を可能とする識別情報を該サブアンテナ群に含まれる各アンテナに対して割り当てる第1のステップと、
該サブアンテナ群に含まれる各アンテナと前記識別情報との対応関係を移動局に通知する第2のステップと、
該移動局は、通知された該対応関係に基づき、該識別情報を用いて、該サブアンテナ群に含まれるアンテナ間の識別を行う第3のステップと、
を含むことを特徴とする制御方法。
(付記2)
該移動局は、前記サブアンテナ群に含まれる特定のアンテナに関する情報を、該特定のアンテナに対応する前記識別情報と対応づけて送信する第4のステップを更に含む、
ことを特徴とする付記1に記載の制御方法。
(付記3)
前記特定のアンテナに関する情報は、該特定のアンテナについてのPMI情報又はCQI情報である、
ことを特徴とする付記2に記載の制御方法。
(付記4)
それぞれ異なるアンテナ識別情報を送信する複数のアンテナを含むアンテナ群を備えた移動通信システムにおける基地局装置において、
前記アンテナ群の一部であるサブアンテナ群について、該サブアンテナ群に含まれるアンテナ間の識別を可能とする識別情報を該サブアンテナ群に含まれる各アンテナに対して割り当てる第1の手段と、
該サブアンテナ群に含まれる各アンテナと前記識別情報との対応関係を移動局に通知する第2の手段と、
を含むことを特徴とする基地局装置。
(付記5)
それぞれ異なるアンテナ識別情報を送信する複数のアンテナを含むアンテナ群を備えた移動通信システムにおける移動局装置において、
基地局から通知された、前記アンテナ群の一部であるサブアンテナ群に含まれるアンテナ間の識別を可能とする識別情報と該サブアンテナ群に含まれる各アンテナとの対応関係に基づき、該識別情報を用いて、該サブアンテナ群に含まれるアンテナ間の識別を行う第3の手段を含む、
ことを特徴とする移動局装置。
(付記6)
前記移動通信システムにおける制御方法は、通信回線によって複数のアンテナが接続される基地局装置が移動局装置との間で、前記複数のアンテナを使って協調的な無線通信を行う無線通信方法において、前記移動局装置が前記アンテナ毎に第1の期間毎にチャネル推定を行い、該チャネル推定に基づいて前記アンテナに関する通信特性の制御情報を前記基地局装置との間で通信しながら前記アンテナ毎の通信特性を制御する方法であり、
前記第1のステップは、
前記移動局装置において、前記第1の期間よりも十分に長い第2の期間で、前記各アンテナからの受信電力を測定する第5のステップと、
前記移動局装置において、前記受信電力が強い所定数個の前記アンテナを通信アンテナ候補として選択し該通信アンテナ候補及びそれに対応する前記受信電力を前記基地局装置に通知する第6のステップと、
前記基地局装置において、前記通知された通信アンテナ候補及びそれに対応する前記受信電力に基づいて前記移動局装置との間で通信を行い得る通信可能アンテナを決定し、該決定された通信可能アンテナに前記識別情報としてアンテナインデックス情報を付与してそれらの対応関係を前記移動局装置に通知する第7のステップと、
を含み、
前記移動局装置において、前記基地局装置から通知された通信可能アンテナに関して、前記第1の期間毎に前記チャネル推定を行う第8のステップと、
前記移動局装置及び前記基地局装置において、前記チャネル推定に基づいて前記通信可能アンテナに関する通信特性の制御情報を前記アンテナインデックス情報を使って相互に通信しながら、データ通信を実行する前記アンテナ毎の通信特性を制御する第9のステップと、
を更に含む、
ことを特徴とする付記1に記載の制御方法における通信特性制御方法。
(付記7)
前記基地局装置及び前記移動局装置は、前記第9のステップにおいて、
前記アンテナを使って通信される信号の位相回転量及び電力比率を含む通信特性情報を前記通信可能アンテナの本数に対応する数だけ指定する通信特性情報組を複数組保持する通信特性情報コードブックをそれぞれ保有し、
前記チャネル推定に基づいて、前記通信特性情報コードブックが保持する前記通信特性情報組のうちの1組を選択し、その識別情報を前記制御情報の一部として通信し、
該識別情報と前記アンテナインデックス情報との対応関係から前記複数のアンテナの中から該当するアンテナ群を特定し、該アンテナ群の通信特性を前記識別情報によって前記コードブックから特定できる前記通信特性情報組に基づいて制御する、
ことを特徴とする付記6に記載の制御方法における通信特性制御方法。
(付記8)
前記通信特性情報は、前記電力比率の値として、前記通信可能アンテナの本数に対応する数の前記アンテナのうち所定のアンテナについて通信を停止することを指示するゼロ値を含む、
ことを特徴とする付記7に記載の制御方法における通信特性制御方法。
(付記9)
前記移動局装置及び前記基地局装置は、前記第9のステップにおいて、
前記通信可能アンテナの本数に対応する数の前記アンテナのうち通信を停止するアンテナ分だけ前記通信特性情報コードブックのサイズを削減し、
該サイズが削減された通信特性情報コードブックを識別する識別情報と、通信を行うアンテナを指定するインデックス情報とを、前記制御情報の一部として通信する、
ことを特徴とする付記7に記載の制御方法における通信特性制御方法。
(付記10)
前記移動通信システムにおける制御方法は、通信回線によって複数のアンテナが接続される基地局装置が移動局装置との間で、前記複数のアンテナを使って協調的な無線通信を行う無線通信方法において、前記移動局装置が前記アンテナ毎に第1の期間毎にチャネル推定を行い、該チャネル推定に基づいて前記アンテナに関する選択情報を前記基地局装置との間で通信しながら前記アンテナ毎の通信の有無を制御する方法であり、
前記第1のステップは、
前記移動局装置において、前記第1の期間よりも十分に長い第2の期間で、前記各アンテナからの受信電力を測定する第5のステップと、
前記移動局装置において、前記受信電力が強い所定数個の前記アンテナを通信アンテナ候補として選択し該通信アンテナ候補及びそれに対応する前記受信電力を前記基地局装置に通知する第6のステップと、
前記基地局装置において、前記通知された通信アンテナ候補及びそれに対応する前記受信電力に基づいて前記移動局装置との間で通信を行い得る通信可能アンテナを決定し、該決定された通信可能アンテナに前記識別情報としてアンテナインデックス情報を付与してそれらの対応関係を前記移動局装置に通知する第7のステップと、
を含み、
前記移動局装置において、前記基地局装置から通知された通信可能アンテナに関して、前記第1の期間毎に前記チャネル推定を行う第8のステップと、
前記移動局装置及び前記基地局装置において、前記チャネル推定に基づいて前記通信可能アンテナのうちデータ通信を実行するアンテナを選択し、その選択情報を前記アンテナインデックス情報を使って相互に通信しながら、データ通信を実行する前記アンテナを選択する第9のステップと、
を更に含むことを特徴とする付記1に記載の制御方法における通信有無制御方法。
(付記11)
前記移動局装置は、前記第5のステップにおいて、前記第1の期間よりも十分に長い第2の期間で、前記各アンテナからのチャネル推定のためのパイロット信号の電力を測定し平均することにより、前記各アンテナからの受信電力を測定する、
ことを特徴とする付記6乃至10の何れか1項に記載の制御方法。
(付記12)
それぞれ異なるアンテナ識別情報を送信する複数のアンテナを含むアンテナ群を備えた移動通信システムにおける制御方法において、
前記アンテナ群からサブアンテナ群を選択し該サブアンテナ群に含まれる通信可能アンテナを使って通信を実行する第10のステップと、
前記通信可能アンテナからチャネル推定のためのパイロット信号が送信される通信リソースにおいては、該通信可能アンテナ以外のアンテナにおいて前記データ通信を実行せず、前記通信可能アンテナ以外の他アンテナから前記チャネル推定のためのパイロット信号が送信される通信リソースにおいては、該他アンテナ以外のアンテナにおいて前記データ通信を実行する第11のステップと、
を含むことを特徴とするパイロット制御方法。
(付記13)
それぞれ異なるアンテナ識別情報を送信する複数のアンテナを含むアンテナ群を備えた移動通信システムにおける制御方法において、
前記アンテナ群からサブアンテナ群を選択し該サブアンテナ群に含まれる通信可能アンテナを使って通信を実行する第10のステップと、
前記データ通信が実行されている通信実行中アンテナから前記チャネル推定のためのパイロット信号が送信される通信リソースにおいては、該通信実行中アンテナ以外のアンテナにおいて前記データ通信を実行せず、前記通信実行中アンテナ以外の他アンテナから前記チャネル推定のためのパイロット信号が送信される通信リソースにおいては、該他アンテナ以外のアンテナにおいて前記データ通信を実行する第11のステップと、
を含むことを特徴とするパイロット制御方法。
(付記14)
前記基地局装置は、通信回線によって複数のアンテナが接続され、移動局装置との間で、前記複数のアンテナを使って協調的な無線通信を行うと共に、前記移動局装置が前記アンテナ毎に第1の期間毎にチャネル推定を行い、該チャネル推定に基づいて前記アンテナに関する通信特性の制御情報を前記移動局装置との間で通信しながら前記アンテナ毎の通信特性を制御し、
前記第1の手段は、前記移動局装置から通知された通信アンテナ候補及びそれに対応する受信電力に基づいて前記移動局装置との間で通信を行い得る通信可能アンテナを決定し、該決定された通信可能アンテナにアンテナインデックス情報を付与してそれらの対応関係を前記移動局装置に通知するアンテナインデックス決定手段として構成され、
前記移動局装置でのチャネル推定に基づく前記通信可能アンテナに関する通信特性の制御情報を前記アンテナインデックス情報を使って前記移動局装置との間で相互に通信しながら、データ通信を実行する前記アンテナ毎の通信特性を制御する通信特性制御手段を更に含む、
ことを特徴とする付記4に記載の基地局装置。
(付記15)
前記通信特性制御手段は、
前記アンテナを使って通信される信号の位相回転量及び電力比率を含む通信特性情報を前記通信可能アンテナの本数に対応する数だけ指定する通信特性情報組を複数組保持する通信特性情報コードブックを保有し、
前記移動局装置でのチャネル推定に基づいて、前記通信特性情報コードブックが保持する前記通信特性情報組のうちの1組を選択する識別情報を前記制御情報の一部として受信し、
該識別情報と前記アンテナインデックス情報との対応関係から前記複数のアンテナの中から該当するアンテナ群を特定し、該アンテナ群の通信特性を前記識別情報によって前記コードブックから特定できる前記通信特性情報組に基づいて制御する、
ことを特徴とする付記14に記載の基地局装置。
(付記16)
前記通信特性情報は、前記電力比率の値として、前記通信可能アンテナの本数に対応する数の前記アンテナのうち所定のアンテナについて通信を停止することを指示するゼロ値を含む、
ことを特徴とする付記15に記載の基地局装置。
(付記17)
前記移動局装置は、通信回線によって複数のアンテナが接続される基地局装置との間で、前記複数のアンテナを使って協調的な無線通信を行うと共に、前記アンテナ毎に第1の期間毎にチャネル推定を行い、該チャネル推定に基づいて前記アンテナに関する通信特性の制御情報を前記基地局装置との間で通信しながら前記アンテナ毎の通信特性を制御し、
前記第1の期間よりも十分に長い第2の期間で、前記各アンテナからの受信電力を測定する電力測定手段と、
前記受信電力が強い所定数個の前記アンテナを通信アンテナ候補として選択し該通信アンテナ候補及びそれに対応する前記受信電力を前記基地局装置に通知するアンテナ候補判定手段と、
を更に含み、
前記第3の手段は、
前記基地局装置から、通信可能アンテナとそれに付与されるアンテナインデックス情報とを受信し、該通信可能アンテナに関して、前記第1の期間毎に前記チャネル推定を行うチャネル推定手段と、
前記チャネル推定に基づいて前記通信可能アンテナに関する通信特性の制御情報を前記アンテナインデックス情報を使って前記基地局装置と通信しながら、データ通信を実行する前記アンテナ毎の通信特性を制御する通信特性制御手段と、
を含む、
ことを特徴とする付記5に記載の移動局装置。
(付記18)
前記通信特性制御手段は、
前記アンテナを使って通信される信号の位相回転量及び電力比率を含む通信特性情報を前記通信可能アンテナの本数に対応する数だけ指定する通信特性情報組を複数組保持する通信特性情報コードブックを保有し、
前記チャネル推定に基づいて、前記通信特性情報コードブックが保持する前記通信特性情報組のうちの1組を選択し、その識別情報を前記制御情報の一部として前記基地局装置に送信する、
ことを特徴とする付記17に記載の移動局装置。
(付記19)
前記通信特性情報は、前記電力比率の値として、前記通信可能アンテナの本数に対応する数の前記アンテナのうち所定のアンテナについて通信を停止することを指示するゼロ値を含む、
ことを特徴とする付記18に記載の移動局装置。
(付記20)
前記通信特性制御手段は、
前記通信可能アンテナの本数に対応する数の前記アンテナのうち通信を停止するアンテナ分だけ前記通信特性情報コードブックのサイズを削減し、
該サイズが削減された通信特性情報コードブックを識別する識別情報と、通信を行うアンテナを指定するインデックス情報とを、前記制御情報の一部として前記基地局装置に送信する、
ことを特徴とする付記18に記載の移動局装置。
(付記21)
前記電力測定手段は、前記第1の期間よりも十分に長い第2の期間で、前記各アンテナからのチャネル推定のためのパイロット信号の電力を測定し平均することにより、前記各アンテナからの受信電力を測定する、
ことを特徴とする付記17乃至20の何れか1項に記載の移動局装置。
101、801 CU(制御装置)
102、802 RAU(遠隔アンテナ装置)
103、803 有線回線
104、804 無線移動局装置
201 電力測定部
202 アンテナ候補判定部
203 チャネル推定部
204 プリコーディングマトリクス決定部
205 CQI決定部
206 パイロット信号
207 候補基地局電力報告
208 アンテナインデックス
209 PMI報告
210 データ
211 アンテナ間ウェイト情報
212 CQI報告
301 アンテナインデックス決定部
302 アンテナ間ウェイト決定部
303 データ送信部
304 パイロット送信部

Claims (1)

  1. それぞれ異なるアンテナ識別情報を送信する複数のアンテナを含むアンテナ群を備えた移動通信システムにおける制御方法において、
    前記アンテナ群からサブアンテナ群を選択し該サブアンテナ群に含まれる通信可能アンテナを使って通信を実行する第1のステップと、
    前記通信可能アンテナからチャネル推定のためのパイロット信号が送信される通信リソースにおいては、該通信可能アンテナ以外のアンテナにおいて前記データ通信を実行せず、前記通信可能アンテナ以外の他アンテナから前記チャネル推定のためのパイロット信号が送信される通信リソースにおいては、該他アンテナ以外のアンテナにおいて前記データ通信を実行する第2のステップと、
    を含むことを特徴とするパイロット制御方法。
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