JP5509405B1 - 列設型カミソリ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、複数のカミソを平帯体に連続して配設し、任意のカミソリ刃を選択的に使用可能とする列設型カミソリの提供を図る。
【解決手段】複数のカミソリの刃を平帯体に列設したカミソリであって、該カミソリの刃は、前記平帯体に所定の間隔及び所定の傾斜角を有して連続して配設され、該平帯体は、柔軟性を有する樹脂製又はゴム製の素材を用いた一本の平型ベルト、又は平型のエンドレスベルトであり、所定の間隔をおいてミシン目の切取り部が形成され、該平帯体の片辺又は両辺の略縁部には、該平帯体の送り操作を自在とする送り機構用被係合部が連続して形設されていることを基本構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明はカミソリの刃に関し、詳しくは、複数のカミソリ刃を帯状体に連続して備えた列設型のカミソリに関する。
髭や髪、あるいは皮膚の表面の体毛を除去するための刃物としてカミソリがあり、カミソリは老若男女を問わす、見だしなみを整えるために広く一般に使用されている。近年においては三枚刃や四枚刃等といった非常に薄い鋼製の刃を複数並べて切れ味を向上させている製品が主流となっているが、大別すると、これらの複数枚刃と柄を一体化させた簡易構造の使い捨てタイプと、複数枚刃をプラスチックで固定したカートリッジ式の交換タイプに分かれている。特に、出張先や旅行先のホテル等で提供される髭剃用のカミソリは、コスト等の問題から、刃と柄を一体化とした使い捨てタイプが多く、全体デザインも機能も簡素化されている。これに対し、カートリッジ式の交換タイプでは、首振りヘッド機構を備えているものが多い。
一般的に自宅では高機能のカミソリを用い、旅行等では簡易型カミソリを用いることとなる。しかし、旅行等においても高機能のカミソリを使用したいという要求も多く、実際に旅先に自宅のカミソリを持参する人もいる。その際、カミソリヘッドのカートリッジも持参しないと旅先でかみそり刃が消耗した場合に交換が出来ず本来の目的を果たせなくなってしまうこともある。また、旅先でカートリッジを購入することも考えられるが、カートリッジの形状はJIS規格等のような公的に規格化されたものではないし、事実上の標準としての所謂業界標準(デファクト・スタンダード:de fact standard)でもない。さらに、同じメーカーであっても機種ごとに形態が異なる場合も多い。これらの不便を解消するために、1つのカミソリで他の物品を追加することなく、複数の高機能なカミソリヘッドを使用可能なカミソリが求められていた。また、別の使用形態として、ホテルのサービス向上のためにホテルの客室に設置するカミソリを簡易型から高機能型に変えようとした際に、人数分のカミソリを置くよりも柄を1つ、カートリッジを人数分置くほうが経済的である。しかし、カートリッジの交換は慣れないと手間であるし、短時間で複数回交換することは煩雑であることから、返って使用者に不便を感じさせることもあった。
このような不便を解消するために、1つのカミソリで高機能のカミソリヘッドを容易にすばやく変更可能なカミソリが求められていた。また、コスト的にも、両刃カミソリの替刃は一枚あたり約40〜50円であるのに対し、カートリッジ式カミソリの替刃は1個当たり約250〜300円と、両刃カミソリの替刃よりも6倍近くも高いものである。これは構造的な問題や素材にもよるが、カーボンやチタン等の高価な素材を使うことで、切れ味の良さを高めていることの弊害といえる。切れ味が良く、高価な素材を使ったカミソリ刃でも、切れ味が悪くなれば交換をしなければならない。交換を渋り、そのサイクルが長くなると、切れ味が低下し肌にも良くない。ステンレス製の普通のカミソリ刃でも、新しければ良く切れる。
かかるカミソリの技術分野においては、たとえば、ホルダー部に水平方向に支持される内刃と、これに回転自在に被覆し、ひげの挿入孔を無数に項桁円筒状の外刃とかならなる「安全剃刃」(特許文献1参照)が提案され、公知技術となっている。また、刃台に剃刃を固着して替刃を形成する一方、同替刃を取替え可能に支持固定するための一対の支持部材をホルダーの長さ方向において一定間隔はなれて設け、両支持部材のうち少なくとも一方を替刃を支持する方向へ付勢するための付勢部材を設けた「長柄かみそり」(特許文献2参照)が提案され、公知技術となっている。また、2つのレザーブレードを対抗して1つの柄につけることで、いずれの方向に剃っても逆剃りできる「双方向シェービング装置」(特許文献3参照)が提案され、公知技術となっている。
しかしながら、それらの安全カミソリは、カミソリ刃の消耗に対して、容易にカミソリヘッドを交換し、新しいカミソリ刃に変更可能であるが、変更時にはカートリッジや新しいカミソリ刃を用意しなければならず、前記問題の解決には至っていない。本発明者はそれらの問題を解決しようと、1つの平帯体に複数のカミソリの刃を列設し、任意の刃を選択して容易に使用できることに着目し、「列設型カミソリ」の提案に至るものである。
実用新案出願公開平2−134976号 実用新案出願公開昭61−164668号 特許出願公表2007−519500号
本発明は上記問題点に鑑み、複数のカミソリ刃を帯状体に連続して備えることで、使用者の個人差や、使用状況に応じてカミソリの刃を使い分けることが可能な列設カミソリ刃の提供を図る。
本発明に係る列設型カミソリは、複数のカミソリの刃を平帯体に列設したカミソリであって、該カミソリの刃は、前記平帯体に所定の間隔を有して連続して配設され、該平帯体は、柔軟性を有する樹脂製、ゴム製、金属製のいずれか又はこれらからの組み合わせからなる素材を用いた一以上の平型ベルト状、又は平型エンドレスベルト状であり、所定の間隔をおいて、切取り易くするために脆弱化した切取部が形成され、該平帯体の片辺又は両辺の略縁部には、一本の平型ベルト状、又は平型エンドレスベルト状であり、所定の間隔をおいて切取用溝又はミシン目による切取部が形成され、該平帯体の片辺又は両辺の略縁部には、該平帯体の送り操作を自在とする送り機構用被係合部が連続して形設されている構成手段を採用した。
また、本発明に係る列設型カミソリは、前記平帯体が、少なくとも二枚以上のカミソリの刃の一群を保持するカミソリ保持ブロックの連続する形状に一体に形成され、該カミソリ保持ブロック間に前記切り取り部が設けられている構成手段を採用することもできる。
また、本発明に係る列設型カミソリは、前記列設型カミソリと、これをを内蔵するシェーバーケースから成るカミソリであって、該シェーバーケースは前記列設型カミソリ刃の全体を覆いつつ、使用する一部のカミソリ刃については露出し肌に接触する開口部を有すると共に、前記平帯体に配設されたカミソリ刃に配設された任意の位置のカミソリの刃を選択可能とする送り機構を備える構成手段を採用した列設型カミソリとすることもできる。
また、本発明に係る列設型カミソリは、前記開口部に開口面積可変機構を備える構成手段を採用することもできる。
本発明に係る列設型カミソリによれば、複数のカミソリの刃が連続して連なっているので、剃毛したい使用部位の毛質等に対応する刃の枚数や、消耗に応じて選択可能であることから、カートリッジ等を捜すことなく、容易に新しいカミソリ刃に変更可能であり、使用者の利便性を向上させるものである。
また、本発明に係る列設型カミソリによれば、使用したカミソリの刃の部分だけ切取部から切ることができるため衛生的であり、他方、カミソリの使用頻度の多い人や、髭が濃い人等のように、カミソリ刃の効果サイクルが短かい場合でも、その煩雑な交換作業の負担を軽減することができるという優れた効果を奏する。
また、本発明に係る列設型カミソリによれば、カミソリの刃が、一本の平型ベルト、又は平型のエンドレスベルトに配設されているため、カートリッジタイプのように、個別のヘッド部材を必要としないためコストがかからないという優れた効果を発揮する。
本発明に係る平帯体(1枚シート状)へのカミソリ刃の配置説明図。 本発明に係る平帯体(複数帯状)へのカミソリ刃の配置説明図。 本発明に係る平帯体(ブロック状)へのカミソリ刃の配置説明図。 本発明に係る平帯体類型(一本型及びエンドレス型)説明図。 エンドレスベルト仕様時のシェービングケース装着状態説明図。 一本の平型ベルト仕様時のシェービングケース装着状態説明図。 枠体列設仕様時のシェービングケース装着状態説明図。 本発明に係る開口面積可変機構説明図。 本発明に係る平帯体がブロック状であってエンドレス型の説明図。 一本の平型ベルト仕様時の簡易ケース装着状態説明図。
本発明である列設型カミソリ1は、カミソリ刃5を複数個平帯体8に連続して配設し、任意のカミソリ刃5を容易に選択しうることで、該カミソリ刃5の消耗による不都合を他の部材を使用することなく解消できることを最大の特徴とする。以下、実施例を図面に基づいて説明する。
なお、本実施例で示される列設型カミソリ1の全体形状及び各部の形状は、下記に述べる実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。
図1から図9に従って本発明を説明する。図1は本発明に係る平帯体が1枚シート状である場合のカミソリ刃の配置説明図であり、図1(a)は3面図、図1(b)は斜視図である。図2は、本発明に係る平帯体8が複数の帯状である場合のカミソリ刃の配置説明図であり図2(a)は3面図、図2(b)は斜視図である。図3は、本発明に係る平帯体8がブロック状の枠体内に、少なくとも二枚以上備えたカミソリ刃の配置説明図である。図3(a)は3面図、図3(b)は斜視図である。図4は、本発明に係る平帯体8の全体説明斜視図であり、図4(a)は一本型平ベルト8bの実施例を、図4(b)は平型エンドレスベルト8aの実施例を示している。
平帯体8は、柔軟性を有する樹脂製又はゴム製の素材を用いた一本の平型ベルト8b、又は平型のエンドレスベルト8aであり、前記平帯体8に所定の間隔及び所定の傾斜角を有してカミソリ刃5を連続して配設する。また、所定の間隔をおいて、切取り易くするために脆弱化した切取部7が形成される。該切取部7は、切り取り用の溝やミシン目が考え得るが、これらに限定させることはなく(現実丹羽)、例えば、所定枚数のカミソリ刃5を1ブロック毎に、粘着剤又はエラストマー系の接着剤で軟性状態にて結合し、係る部分が他の部分と比較してもろくすることなどでも良い。
該平帯体8の片辺又は両辺の略縁部には、該平帯体8の送り操作を自在とする送り機構用被係合部801が連続して形設されている。図1から図4に示されている送り機構用被係合部801は、駆動ローラーに凸部がある場合の例示であり、ダイアル13はハンドル側ローラ10に接し、ダイアル13の回転はすべることなくハンドル側ローラ10に伝達される。ダイアル13とハンドル側ローラ10の接続面は、単に摩擦による接続でもいいし、細かな凸凹形状による接続であってもよい。
素材については特に限定するものではなく、必要な弾性と強度があれば良い。例えば、ニトリルゴムや、シリコンゴム等の合成ゴムが好適である。さらになお、ゴム製とする場合は、耐熱性や耐寒性の低いものは、硬化やぜい化などの劣化現象が起こりやすいので避ける。樹脂であれば、曲げ特性などからフッ素樹脂などがよい。但し、ガラス繊維やアラミドクロスなどの強化繊維を用いると、ミシン目による切取部7の切り取りが困難になるため、曲がりやすく切りやすい樹脂素材を用いる。
図5は、平帯体8に、平型エンドレスベルト8aを用いた仕様時のシェービングケース2装着状態説明図である。図5(a)は斜視図、図5(b)は3面図である。エンドレスベルト8aは開口部側ローラ9、ハンドル側ローラ10によって固定される。ダイアル13はハンドル側ローラ10に接し、ダイアル13の回転はすべることなくハンドル側ローラ10に伝達される。なお、ダイアル13とハンドル側ローラ10の接続面は、単に摩擦による接続でもいいし、細かな凸凹形状による接続であってもよい。
請求項3及び請求項4に係る列設型カミソリ1は、図5から図7に示すように、表側シェーバーケース2aと裏側シェーバーケース2bで覆い、開口部30からカミソリ刃5が露出している構成である。下部にはダイアル13があり、指等で回転可能である。カミソリ刃5はエンドレスベルト8aに固定され、エンドレスベルト8aの移動にしたがって、シェーバーケース2の内部を行き来する。シェーバーケース2は、表側シェーバーケース2aと裏側シェーバーケース2bから構成され、カミソリ刃5を収容可能な幅を持ち、上下の長さは通常のカミソリと同様の長さであるが、収容する平帯体8に収容するカミソリ5の枚数によって若干長くしてもよい。素材については、一般的な合成樹脂等が考えられる。たとえば、ABS樹脂、アクリル樹脂等である。
表側シェーバーケース2a、裏側シェーバーケース2bとも上部は表面方向に傾斜した形状である。裏側シェーバーケース2bの内側側面には、開口部側ローラ9、開口部側傾斜ローラ9a、ハンドル側ローラ10を固定する開口部側ローラ固定部11、ハンドル側ローラ固定部12を持つ。開口部側ローラ固定部11は裏側シェーバーケース2bの上部の内側両面に配置され、開口部側ローラ30を両側から固定すると共にスムーズな回転を促す機能を持つ。ハンドル側ローラ固定部12は裏側シェーバーケース2bの底面の内側の両方に配置されており、ハンドル側ローラ10、ダイアル13を両側から固定する機能を持つ。
また、開口部30の面は前方向に傾斜しているが、髭剃りを快適に行うには持ち手部分に対して、カミソリ刃5又はカミソリカミソリ刃保持ブロック4が斜めに配置されているほうがよい。列設型カミソリ1において持ち手部はケース中央よりやや下部分となるので、開口部30はケースに対して斜めに配置した部分で使用することが好適である。そのため、表側シェーバーケース2aに斜めにカットした形状とし、連続するカミソリ刃保持ブロック4を用いたときも同様に傾斜角度を考慮して位置決めされる。そして、係る傾斜に対応して、図5及び図6に示すように、開口部側ローラ9から所定の角度で、カミソリ刃5の並ぶ平帯体8も斜めに傾斜し、開口部30の開口面に対して水平に位置するように、開口部側傾斜ローラ9aが設けられる。また、髭剃りにおいては、カミソリ刃は骨格に追従して曲がるほうが、より快適に髭剃りできるので、開口部側ローラ9から開口部側傾斜ローラ9aの間は平帯体8の弾性特性に影響される。従って、平帯体8の厚さは使用する素材と、係る追従性等を考慮して決定することになる。
なお、図8(a)に示したように、開口部側ローラ9に接触している平帯部8のカミソリ刃5は刃が立ち上がり、深剃りとなってしまうため、開口部30に露出するカミソリ刃5は、開口部側ローラ9から開口部側傾斜ローラ9aの間の部分を用いる。なお、深剃りのためにシェービングケース2の先端部に深剃り用の開口部を設けることも有効である。
送り機構により、任意に選択したカミソリ刃5が列設型カミソリ1の開口部30に送られると、他のカミソリ刃5は背面へと送られる。平帯体8の送りは、ダイアル13を指等で回転させることによって行われる。ダイアル13の回転運動が、ハンドル側ローラ10を通してエンドレスベルト8aに伝わる。エンドレスベルト8aが送られることでエンドレスベルト8a上に固定されたカミソリ5が送られる。列設型カミソリ1の表面から見て、ダイアル13を下方向に回転されることによって上部にあるカミソリ刃5は、列設型カミソリ1の表面側からヘッド列設型カミソリ1のケース内に入り、裏面から新たなカミソリ刃5が繰り出せることになる。ダイアル13の回転を繰り返すことによって、ケース内のカミソリ刃5を順次開口部30露出させることができる。
開口部側ローラ固定部11には、エンドレスベルト8aの送り機構用被係合部801に対応する凸部1101を持つ(図4(c)参照)。凸部1101は開口部側ローラ固定部11の上面よりもやや前側に設けられている。エンドレスベルト8aの送り機構用被係合部801は、カミソリヘッド4及びヘッド固定部6の固定位置の側面付近に設けられ、エンドレスベルト8aを送る際にカミソリ刃保持ブロック4を適切な位置で止める効果を持つ。また、凸部1101は、エンドレスベルト8aの送り機構用被係合部801と合致する位置では、エンドレスベルト8aと接触ないが、他の位置では、ある程度エンドレスベルト8aの側面に押し付けられる構造となる。そのため、エンドレスベルト8aの送り出しに対して制動を行う効果を持つ。そのため、エンドレスベルト8aが不用意に送られてしまうことを防止する効果もある。
カミソリ刃5やカミソリ刃保持ブロック4を適切な固定位置で止めるには、ほかにロールの側面に穴、溝を設け弾性部材で押し付ける構造でもいいし、ヘッド固定部6の位置をばね等で緩く規制してもよい。
図6は、一本の平型ベルト仕様時のシェービングケース装着状態説明図である図6(a)は斜視図、図6(b)は3面図である。図面では、開口部30を通過した後、外部に排出されるように示しているが、開口部側ローラ9からハンドル側ローラ11へと反転させ、後部排出としても良い。他の構成については、前記平型エンドレスベルト8aを用いた仕様と同様であるので、実施例1から3と共通する部分は省略する。
他の実施例について図7を用いて説明する。図7は、所定の枚数のカミソリ刃5の一群をカミソリ刃保持ブロック4内に収容し、該カミソリ刃保持ブロック4が連結部を介して連続して一体に成形される構成の平帯体8が、さらにエンドレス状である場合のシェービングケース装着状態説明図である。図7(a)は、斜視図、図7(b)は3面図、図7(c)は分解図である。
係る実施例では、カミソリ刃保持ブロック4内に複数のカミソリ刃5を収容でき、かつ、容易に任意のカミソリ刃保持ブロック4を選択、使用できるので、例えば、3枚刃のカミソリ刃保持ブロック4に対して4枚、5枚刃と、刃の枚数が異なったものや、女性用などの複数の種類のカミソリ刃保持ブロック4を収容可能にすることで、さらに、使用者の利便性を向上できる。
係るカミソリ刃保持ブロック4はゴム製又は樹脂製で、その形状は、わずかに傾斜した略平坦な基台に、カミソリの刃5を連続して配置する。平帯体8への固定は、現在、市販されているカミソリヘッド替刃と同様の構成である。ただし、本願発明に係る列設型カミソリ1では、平帯体8自体のベルト特有の撓みやしなりにより、骨格得への追従性が良いため、特殊な固定部材は不要である。具体的には、溝や穴への嵌合や接着等々種々の結合方法が考え得る。
実施例1から3と同様の部分は省略する。エンドレスベルト8は連続する該カミソリ刃保持ブロック4と該カミソリ刃保持ブロック4間を繋ぐ連結部が一体に形成され、カミソリ刃保持ブロック4の回転等に支障がない位置、厚み、幅が決定されて配置される。
図8は、本発明に係る開口面積可変機構説明図である。前記開口部30に、開口面積可変機構31を備えている。これにより、帯状体8に配設されたカミソリ刃5の枚数など、任意の幅の剃毛領域を自由に調整できる。構造的には、図8に示すような簡易なスライド機構のなどが考えられる。
図9は、本発明に係る平帯体8が連続するカミソリ刃保持ブロック4であって且つエンドレス型の場合の説明図である。係る構成の場合はカミソリ刃保持ブロック4の部分は肉厚があり曲がりにくいため、素材にはゴムを主として用いるのが望ましく、樹脂を素材にする場合はできるだけ柔軟性の大きな樹脂素材を使用すると共に、カミソリ刃保持ブロック4間を繋ぐ連結部の強度を考慮する。また、図9ではカミソリ刃保持ブロック4が大きく描かれているが、1ブロック辺りの幅(回転方向のブロック幅)を細くし、ローラー部の小型化、延いてはシェーバーケースの薄型化を図ることも有効である。
図10は、一本型平ベルト8b仕様時の簡易ケース装着状態説明図である。発明に係る列設型カミソリ1の平帯体8が一本型平ベルト8bであって、外装するケースには、簡易シェーバーケース40を用い、該簡易シェーバーケース40には、一般的な文具カッターに用いられるララチェット式の送り機構が設けられている。但し、係る送り機構は、この構造に限定されるものではなく、例えば、該一本型平ベルト8bの送り機構用被係合部の平面部にローレット仕上げ等したり、摩擦抵抗の高い軟性材を貼着して摩擦力を高め、これに、ローラーを押しつけて送り出し、ロック機構により固定するなど、種々の構造が考えられる。
発明に係る列設型カミソリ1は、一般家庭はもとより、ホテル等での使用や、携帯性を高めるために複数人のカミソリを1つでまかなうような使用、或いは非常備蓄用のカミソリ等に利用可能であり、本発明におけるヘッド列設型カミソリ1の産業上の利用可能性は大きいと解する。
1 列設型カミソリ
2 シェーバーケース
2a 表側シェーバーケース
2b 裏側シェーバーケース
4 カミソリ刃保持ブロック
5 カミソリ刃
5a カミソリ刃取付用溝
7 切取部
7a ミシン目
7b 切取用溝
8 平帯体
8a エンドレスベルト
8b 一本型平ベルト
9 開口部側ローラ
9a 開口部側傾斜ローラ
10 ハンドル側ローラ
11 開口部側ローラ固定部
12 ハンドル側ローラ固定部
13 ダイアル
16 エンドレスベルトガイドローラ
19 ガイドレール
30 開口部
40 簡易シェーバーケース
31 開口部面積可変機構
801 送り機構用被係合部
802 送り機構
803 レバー
1101 凸部


Claims (4)

  1. 複数のカミソリの刃を平帯体に列設したカミソリであって、
    該カミソリの刃は、前記平帯体に所定の間隔を有して連続して配設され、
    該平帯体は、柔軟性を有する樹脂製、ゴム製、金属製のいずれか又はこれらの組み合わせからなる素材を用いた一以上の平型ベルト状、又は平型エンドレスベルト状であり、
    所定の間隔をおいて、切取り易くするために脆弱化した切取部が形成され、
    該平帯体の片辺又は両辺の略縁部には、該平帯体を内装する外装体の有する送り機構に対応するための送り機構用被係合部が連続して形設されていることを特徴とする列設型カミソリ。
  2. 前記平帯体が、少なくとも二枚以上のカミソリの刃の一群を保持するカミソリ保持ブロックの連続する形状に一体に形成され、
    該カミソリ保持ブロック間に前記切り取り部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の列設型カミソリ。
  3. 前記列設型カミソリを内蔵するシェーバーケースとから成るカミソリであって、
    該シェーバーケースは、前記列設型カミソリ刃の全体を覆いつつ、使用する一部のカミソリ刃については露出し肌に接触する開口部を有すると共に、
    該列設型カミソリ刃に列設された任意の位置のカミソリの刃を選択可能とする送り機構を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の列設型カミソリ。
  4. 前記開口部に、開口面積可変機構を備えたことを特徴とする請求項3に記載の列設型カミソリ。




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