JP5506005B1 - 黒板拭き - Google Patents
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Abstract
【課題】
従来の黒板拭きでは、スポンジを圧縮して膨張させるときに吸引力を生じさせて、スポンジ内にチョークの粉を吸入する装置となっている。このため、スポンジの多数の微細な穴の中にチョーク粉を貯留させるものであり、スポンジの多数の微細な穴にチョーク粉で目詰まりを起こせば、吸引式黒板拭きの吸引能力は低下するという問題があった。
【解決手段】
黒板拭き100は、一面にチョーク粉通過しチョーク粉を拭きとる材質の拭き取り部7を有するチョーク粉貯留室1と、チョーク粉貯留室1の黒板に接する面以外に連通し手動により動作する空気吸引作動室2と、チョーク粉貯留室1と空気吸引作動室2との間に設けたフィルター17及び弁12と、弁に連動する叩き棒15と、を備えている。
【選択図】 図9
Description
本発明は、拭き取ったチョーク粉の分離が容易な黒板拭きに関する。
従来、黒板にチョークで書かれた文字や図形等を黒板拭きで消す場合には、チョークを拭き取った量によっても異なるが、黒板拭きが汚れると、黒板拭きの拭き取る能力は低下する。そして、汚れた黒板拭きで、黒板のチョークで書かれた文字等を消そうとすると、消すことは出来ないばかりではなく、却って黒板を汚す結果となるものであった。このため、黒板拭きの拭き取り能力を回復させるために、多くの場合は黒板拭きを棒等で叩いて黒板拭きの拭き取り能力を回復させることが行われていた。
この棒等で黒板拭きを叩いて拭き取り能力を回復する行為は、叩くことによって黒板拭きが拭き取って黒板拭きの表面や内部に付着しているチョーク粉を黒板拭きから取り出す作業である。このため、チョーク粉の付着した黒板拭きを叩くことは、チョーク粉を周囲に拡散させる作業であり、室内で行えば、室内をチョーク粉で汚すことになり、一般的には、窓を開けて外部に向かって黒板拭きを叩く必要があった。しかしながら、窓を開けて黒板拭きを叩く作業は、冬等の寒い時期には寒さに耐えて行う作業となり、風が強い場合や風向きによっては、チョーク粉が吹き飛ばされて、黒板拭きを叩く作業者の体がチョーク粉で汚れてしまうという問題があった。
このため、黒板拭きを叩くことなく拭き取り能力を回復するものとして、電動式で電動機の回転によりチョーク粉を吸い取ることができる器具を、外部に別に設けるものや、黒板拭きの内部に設けることや、黒板拭きとホースを接続する等の器具が提案されていた。ところが、電動機を使用する場合には、電池や家庭用電源の供給が必要であり、重さの面や価格の面で使用し難いものであった。これを解決するものとして、電源を使用しない特許文献1のような黒板拭きが提案されていた。
しかしながら、特許文献1の吸引式黒板拭きは、スポンジを圧縮して膨張させるときに吸引力を生じさせて、スポンジ内にチョークの粉を吸入する装置となっている。このため、スポンジの多数の微細な穴の中にチョーク粉を貯留させるものであり、スポンジの多数の微細な穴にチョーク粉が貯留した状態、所謂目詰まりを起こせば、吸引式黒板拭きの吸引能力は低下するという問題があった。そして、スポンジの多数の微細な穴に貯留したチョーク粉を除かないと吸引能力を回復することはできないので、スポンジを吸引式黒板拭きの内部から取り出して従来の黒板拭きと同様の叩くことを行うか、水等で洗浄するか、吸引能力が回復しない場合にはスポンジを交換する必要があった。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
第1発明の黒板拭きは、一面にチョーク粉が通過しチョーク粉を拭きとる材質の拭き取り部を有するチョーク粉貯留室と、前記チョーク粉貯留室の黒板に接する面以外に連通し手動によって動作する空気吸引作動室とを備え、前記空気吸引作動室は、弁を備え、黒板に押し付けることで、前記空気吸引作動室の容積が減少して前記弁から排気し、黒板に押し付ける力が無い状態では、前記弁から吸気することなく、前記チョーク粉貯留室から吸気し、前記チョーク粉貯留室と前記空気吸引作動室の間の上板には連通路が設けられ、前記連通路には、空気は通過するが、チョーク粉は通過しないフィルターが設けられており、前記上板の上側に設けられた逆止弁には前記逆止弁に連動して動き前記フィルターを叩く叩き棒が備えられている。
以上のような、技術的手段を有することにより、以下の効果を有する。
第1発明によれば、一面にチョーク粉が通過しチョーク粉を拭きとる材質の拭き取り部を有するチョーク粉貯留室と、前記チョーク粉貯留室の黒板に接する面以外に連通し手動によって動作する空気吸引作動室と、を備えていることで、スポンジのような目詰まりしやすいものは使わず、チョーク粉を貯留するチョーク粉貯留室を別に設け、空気吸引作動室も別にしている。
第1発明によれば、一面にチョーク粉が通過しチョーク粉を拭きとる材質の拭き取り部を有するチョーク粉貯留室と、前記チョーク粉貯留室の黒板に接する面以外に連通し手動によって動作する空気吸引作動室と、を備えていることで、スポンジのような目詰まりしやすいものは使わず、チョーク粉を貯留するチョーク粉貯留室を別に設け、空気吸引作動室も別にしている。
これにより本発明の黒板拭きは、チョーク粉による目詰まりのない、またチョーク粉を容易に取り出せるものとなっている。
前記空気吸引作動室については、弁を備え、黒板に押し付けることで、前記空気吸引作動室の容積が減少して前記弁から排気し、黒板に押し付ける力が無い状態では、前記弁から吸気することなく、前記チョーク粉貯留室から吸気することで、黒板拭きを黒板に押しつける動作を利用して前記空気吸引作動室の排気動作を行うことができ、黒板拭きを黒板に押しつけることを止めると前記チョーク粉貯留室を吸気する動作が行われるので、黒板拭きで黒板を拭く動作の中で、前記チョーク粉貯留室にチョーク粉を貯留することができる。このため、電力等の外部の力を用いることがないので、安価かつ構造を簡単にすることができる。
前記チョーク粉貯留室と前記空気吸引作動室の間の連通路には、空気は通過するが、チョーク粉は通過しないフィルターが設けられていることで、前記チョーク粉貯留室に貯留したチョーク粉が前記空気吸引作動室に移動することはなく、前記チョーク粉貯留室で効率的にチョーク粉を回収することができ、同時に前記空気吸引作動室の内部がチョーク粉で汚れることや前記空気吸引作動室からチョーク粉が排気時に外部に漏れ出すこともない。
さらに、叩き棒が設けられていることで、黒板拭きが黒板を拭くまたは止めることに連動して、前記弁が開閉動作を繰り返し、前記弁が動くことで、叩き棒がフィルターを叩く動作を繰り返すことになる。これにより、フィルターに吸い寄せられて付着しているチョーク粉がチョーク粉貯留室に叩き落とされて、フィルターのチョーク粉による目詰まりを防ぐことができる。
発明を実施する形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、本発明の黒板拭き100で、下からチョーク粉貯留室1、空気吸引作動室2、カバー3で構成されている。カバー3には空気吸引作動室2からの排気を逃がす換気口4が設けられている。図示されてないが、チョーク粉貯留室1の下部外面は布製の拭き取り部7になっている。黒板拭き100を使用する場合は、黒板拭き100が縦になるように持ち、黒板の表面に拭き取り部7を接触させて黒板拭き100を左右に動かし黒板の表面にあるチョーク粉を拭き取る。
図2は本発明の黒板拭き100のA−A断面図である。(カバーを除いた)黒板拭き100の内部はチョーク粉貯留室1と空気吸引作動室2の二つの空間(部屋)に分割されている。チョーク粉貯留室1は、断面「コ」の字形状の側板1aとチョーク粉取り出し蓋5、取っ手6、吸気口8が設けられた後述する拭き取り部7を構成する硬質材7cの上面と上部吸気口10が設けられた上板9の下側の面で構成されている。なお、チョーク粉貯留室1の下部外面は(後述する)拭き取り部7となっている。チョーク粉貯留室1は、拭き取り部7に設けられた吸気口8及び上板9に設けられた上部吸気口10が塞がれた状態では、密閉空間に近い状態になるように構成されている。
空気吸引作動室2は、上板9の上側の面と、四角の筒状の蛇腹11と天板11aとで構成されている。上板9には複数の上部吸気口10が開けられており、複数の上部吸気口10の上面側には全ての上部吸気口10に対して逆止弁12が設けられている。天板11aには複数の排気口13が開けられており、複数の排気口13の上面側には全ての排気口13に対して逆止弁12が設けられている。空気吸引作動室2は側面に設けた蛇腹11が伸び縮みして天板11aが上下に動くことで、空気吸引作動室2内部の容積を変化させることができる。
また、空気吸引作動室2は上板9に設けられた上部吸気口10及び天板11aに設けられた排気口13が塞がれると、密閉空間に近い状態になるように構成されている。そして、上部吸気口10及び排気口13の全てには逆止弁12が取り付けられており、上部吸気口10と排気口13を出来るだけ洩れの少ない状態で塞ぐことができるように構成されている。
図3に示すのは黒板拭き100のチョーク粉貯留室1の上板9を除いた状態の説明図である。黒板拭き100を縦方向で左右に動かすので、チョーク粉は拭き取り部7の裏面の左右に多く拭き取られることになる。
図4を用いて、拭き取り部7について説明する。図4は図3のB―B断面図である。拭き取り部7は下面側から拭き取り布7a、目の荒いフィルターA16、軟質材7b及び硬質材7cで構成されている。軟質材7b及び硬質材7cには連通して穿たれた多数の吸気口8が配置されている。軟質材7bは、ゴムやウレタン等の軟質の素材で、黒板拭き100を黒板に押し付けた場合に変形して、黒板拭き100が黒板を拭きとり易くしている。軟質材7bは内部に空間はあっても独立発泡や表面に被膜を有していることで、内部にチョーク粉は入らない構造となっている。硬質材7cは、木材、合成樹脂、金属等の黒板拭き100を黒板に押し付けた場合に変形し難い強度を持った材質で形成されている。
拭き取り布7aで黒板のチョーク粉が拭き取られると、拭き取り布7aにチョーク粉は付着する。 (目の荒いフィルターA16、)拭き取り布7aと目の荒いフィルターA16は、チョーク粉が通過する材質で形成されており、後述するチョーク粉貯留室1の上部には、空気吸引作動室2があり、黒板拭き100を持って拭き取り動作をする手を緩めると、空気吸引作動室2の作用により、拭き取り布7aから目の荒いフィルターA16と吸気口8を通過する空気の流れが生じる。そして拭き取り布7aに付着しているチョーク粉がチョーク粉貯留室1内に吸引されてくる。そして、チョーク粉貯留室1内に移動する。
チョーク粉貯留室1に溜まったチョーク粉は空気吸引作動室2により生じた空気の流れにより、空気吸引作動室2側に移動しようとする。しかしながら、チョーク粉貯留室1と空気吸引作動室2の間には前述のように上板9が設けられている。この上板9について図5を用いて説明する。
図5は上板9の説明図であり、上側の逆止弁12は取り除いた状態の図である。上板9には、上部の空気吸引作動室2にはチョーク粉が入り込まないように、上板9には開けられた上部吸気口10の全てには上部吸気口10に対応する目の細かなフィルターB17が設けられている。このフィルターB17でチョーク粉はチョーク粉貯留室1の内部に留まる(とどまる)ことになる。このようにしてチョーク粉貯留室1にチョーク粉が溜まってくることになる。
そして一定量チョーク粉が溜まったら、図2及び図3で示した取っ手6を引いてチョーク粉取り出し蓋7を開けることで、溜まったチョーク粉を外部に排出することができる。なお、チョーク粉貯留室1の側板1aよりも下側の部分は上板9とスライドして取り付けるように構成されているので、側板1aよりも下側の部分はスライドして取り外すことができる。側板1aよりも下側の部分が取り外せることで、チョーク粉を排出することが出来ると共に、チョーク粉貯留室1の内部を清掃することも出来るし、フィルターB17の掃除もできる。
フィルターA16とフィルターB17の目の粗さ(フィルターを通過できる粒の大きさ)については、チョーク粉の粒度(粒の大きさ)により適切なものを選択する。チョーク粉について説明する。チョークの原料は炭酸カルシウムや硫酸カルシウムであり、石灰岩、石膏や貝殻の天然材料や精製したものを粉末にして水で練って乾燥させて成形するのが一般的であるとされている。
しかしながら、製造業者も多数存在しており、原材料のみならず、粉末にする際の原材料の粒度等に関する製造方法も様々である。さらには、黒板に付着したチョーク粉の粒度は、チョークを付着させた人の筆圧により変化することも考えられることや、湿度の変化によってもチョークが黒板へ付着する状況も変化するため、チョーク粉の粒度を明確に規定することは難しいものとなる。
一般的にはチョーク粉の粒度は5ミクロン程度と考えれば良いとされている。よって、フィルターB17については、安全率を考慮してほとんどのチョーク粉が通過しないと考えられる2〜3ミクロン以下の目の粗さを選択すればよいと考えられる。また、フィルターA16の目の粗さについては、チョーク粉が通過することが必要であるので、安全率を考慮して10ミクロン以上の目の粗さを選択する必要がある。
また、拭き取り部7の拭き取り布7aとフィルターA16の関係については、拭き取り布7aの目の粗さがフィルターA16の目の粗さよりも細かい目の粗さとなる(フィルターA16の目の粗さの方が拭き取り布7aの目の粗さよりも粗い目の粗さとなる)場合については、拭き取り布7aの吸気口8に対応する箇所に孔を開けてチョーク粉が、チョーク粉貯留室1に入るように拭き取り布7aを形成させる。なお、フィルターA16が布や不織布等であり、チョーク粉を拭き取ることに適した材質である場合には、フィルターA16に拭き取り布7aを兼ねさせて拭き取り布7aを省略しても良い。
空気吸引作動室2における空気の流れについて、図2、6によって説明する。
図6は、黒板拭き100を手に持って、黒板に書かれたチョークを拭き取っている状態、言い換えるならば、黒板に黒板拭き100を押しつけた状態を示している。なお、図6も図1のA−A断面図であり、説明の簡略化のためカバー3を除いた状態で図示している。
図6は、黒板拭き100を手に持って、黒板に書かれたチョークを拭き取っている状態、言い換えるならば、黒板に黒板拭き100を押しつけた状態を示している。なお、図6も図1のA−A断面図であり、説明の簡略化のためカバー3を除いた状態で図示している。
黒板に黒板拭き100を押しつけると、空気吸引作動室2は下向きに押し付けられることになり、内部の空気は上板9の上側の逆止弁12の作用で、上部吸気口10の方に逆流することはなく、排気口13の側の逆止弁12を押し開いて排気口13から空気吸引作動室2の外部へ出る。なお、図6には図示してないが、図1の様に黒板拭き100にはカバー3に設けられており、換気口4から黒板拭き100の外部に排出される。そして蛇腹11が縮むことで、空気吸引作動室2の容積は少なくなった状態になっている。
図2で示す状態は、黒板に黒板拭き100を押し付ける力を緩めた状態を示している。この場合に蛇腹11の復元力で空気吸引作動室2が膨張する方向に動き、空気吸引作動室2の内部に空気を吸引する。空気吸引作動室2が外部から空気を吸引する場合には、排気口13側の逆止弁12は閉じる方向に働き、上部吸気口10側の逆止弁12は開く方向に働く。そのため空気吸引作動室2はチョーク粉貯留室1から空気を吸い込むことになる。
チョーク粉貯留室1の空気が吸い込まれると、チョーク粉貯留室1は負圧になり、拭き取り部7の吸気口8から空気を吸い込むことになる。吸気口8から空気が吸い込まれると、拭き取り部7に付着しているチョーク粉がチョーク粉貯留室1に移動する。このようにして、黒板拭き100の表面である拭き取り部7がクリーニングされることになる。
以上のように、黒板拭き100を用いて黒板を拭いたり、拭く動作を止めたりすると言う動作をする中で、自動的に黒板拭き100のクリーニング操作を行うことが可能となる。このような黒板拭き100を用いて黒板を拭くと言う一連の自然な動作を行うことに併せて、黒板拭き100は、手動(電力などの外部の力を用いることなく。)でありながら、自動的にクリーニングが行える仕組みとなっている。
図7は、本発明の他の実施例である黒板拭き101の横方向で切断した説明図である。実施例2は、実施例1の黒板拭き100に蛇腹11の周囲を覆い、カバー3に握り用カバー14を取り付けた場合の実施例である。その他の部品については同一の部品を使用しており、同じ符号を付けて説明を省略する。握り用カバー14で蛇腹11の周囲が覆われていることにより、黒板拭き101で黒板を拭く動作を行う場合に蛇腹11の動きを手で阻害することはないので、黒板拭き101の使用がより楽に行えることになると同時に、空気吸引作動室の動きがスムースで、黒板拭きのクリーニングが効率よく行える。
図8は、本発明の他の実施例である黒板拭き102の縦及び横方向で切断した説明図である。実施例3は、実施例2の黒板拭き101の空気吸引作動室2を空気吸引作動室32に変えた場合の説明図である。空気吸引作動室32は蛇腹11を用いず、天板41aがピストンになり、側板41の内部を密接に移動することで空気吸引作動室32の容積が変化する。また、空気吸引作動室32内部にはピストンに復元力を持たせるためにバネ48が設けられている。また、握り用カバー14は天板41aのピストン棒を兼ねており、握り用カバー14を介して天板41aを押すことができる。その他の部品については同一の部品を使用しており、同じ符号を付けて説明を省略する。
実施例1乃至実施例3については逆止弁12に叩き棒15が設けられている。そして、逆止弁12、叩き棒15およびフィルターB17に関しての構造について図9を用いて説明する。図9は、上板9に設けられた逆止弁12に関して拡大した説明図である。逆止弁12には、連動して動く叩き棒15が設けられている。逆止弁12が上板9を塞いだ状態の時に、叩き棒15の逆止弁12に取り付けられた側の逆の端15aが、フィルターB17を破損することなく接触するように調整して設けられている。
叩き棒15が設けられていることで、黒板拭き100乃至102が黒板を拭くまたは止めることに連動して、逆止弁12が開閉動作を繰り返し、逆止弁12が動くことで、叩き棒15がフィルターB17を叩く動作を繰り返すことになる。これにより、フィルターB17に吸い寄せられて付着しているチョーク粉がチョーク粉貯留室1に叩き落とされて、フィルターB17のチョーク粉による目詰まりを防ぐことができる。
以上、本発明について、実施例に基づき説明してきたが、本発明は何らこれらの実施例の構成に限定するものではない。例えば、黒板拭き100乃至102は直方体で図示して説明されているが、握り易さが担保できれば、円筒形や三角柱等の他の形状のものでも良い。また、換気口4、吸気口8、上部吸気口10、排気口13の個数や取り付け位置に関しては、機能や構造体の強度に併せて適切なものを選択すれば良い。
1:チョーク粉貯留室
1a、41:側板
2、32:空気吸引作動室
3:カバー
4:換気口
5:チョーク粉取り出し蓋
6:取っ手
7:拭き取り部
7a:拭き取り布
7b:軟質材
7c:硬質材
8:吸気口
9:上板
10:上部吸気口
11:蛇腹
11a、41a:天板
12:逆止弁
13:排気口
14:握り用カバー
15:叩き棒
15a:端
16:フィルターA
17:フィルターB
48:バネ
100、101、102:黒板拭き
1a、41:側板
2、32:空気吸引作動室
3:カバー
4:換気口
5:チョーク粉取り出し蓋
6:取っ手
7:拭き取り部
7a:拭き取り布
7b:軟質材
7c:硬質材
8:吸気口
9:上板
10:上部吸気口
11:蛇腹
11a、41a:天板
12:逆止弁
13:排気口
14:握り用カバー
15:叩き棒
15a:端
16:フィルターA
17:フィルターB
48:バネ
100、101、102:黒板拭き
Claims (1)
- 一面にチョーク粉が通過しチョーク粉を拭きとる材質の拭き取り部を有するチョーク粉貯留室と、前記チョーク粉貯留室の黒板に接する面以外に連通し手動によって動作する空気吸引作動室とを備え、前記空気吸引作動室は、弁を備え、黒板に押し付けることで、前記空気吸引作動室の容積が減少して前記弁から排気し、黒板に押し付ける力が無い状態では、前記弁から吸気することなく、前記チョーク粉貯留室から吸気し、前記チョーク粉貯留室と前記空気吸引作動室の間の上板には連通路が設けられ、前記連通路には、空気は通過するが、チョーク粉は通過しないフィルターが設けられており、前記上板の上側に設けられた逆止弁には前記逆止弁に連動して動き前記フィルターを叩く叩き棒が備えられている黒板拭き。
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