JP5500471B1 - 無垢の木の化粧打込み型枠と竹を用いた竹筋コンクリート構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、竹筋コンクリート造を構築する、無垢の木の化粧打込み型枠と竹を用いた竹筋コンクリート構造を提供する。
【解決手段】 竹筋コンクリートの基礎躯体Aの上に、連結部両側面に雇い実挿入溝6を設けて成る無垢の木の化粧打込み型枠1に支持金具7と雇い実8を用いて内部型枠組をなし、竹の外皮部分を外側にして貼り合せた竹筋2と、該竹筋の側面同士を貼り合せたW竹筋3を用いて躯体の配筋を完了させた後に、内外壁の無垢の木の化粧打ち込み型枠1に設けた支持金具7に既成セパレーター9を圧挿入緊結しつつ型枠組を完了させ、コンクリート5を打設して凝固して成る、竹筋コンクリート躯体Bを構築することを特徴とする無垢の木の化粧打込み型枠と竹を用いた竹筋コンクリート構造。
【選択図】図1

Description

本発明は、鉄筋の錆でコンクリート破壊が生じる現状を防止するために、無垢の木の化粧打込み型枠と竹を用いてコンクリート躯体を構成する、無垢の木の化粧打込み型枠と竹を用いた竹筋コンクリート構造に関するものである。
従来のコンクリート構築物は、鉄筋を使用した鉄筋コンクリート造として法体制が確立されて鉄筋コンクリート構造が一般に普及している、
無し
無し
しかしながら、鉄筋コンクリート造には次の問題があった。
近年、鉄筋コンクリートで造られたトンネルは、天井の漏水で鉄筋が錆びて鉄筋の錆びでコンクリートが膨張してコンクリート片が落ちる事故が多発している。
川に架かる橋や高速道路等も漏水や構造疲労などによって、鉄筋が錆びて耐力に問題が生じて崩壊の恐れが生じて、改修・補修などの防災が大きな問題になっている。
また、鉄筋コンクリート造の建物に関しても、鉄筋の錆び問題は、構造耐力の低下や美観に於いて、最良な対策はなく大きな問題になっているのが現状である。
さらに、従来の鉄筋コンクリート造に使用する、鉄筋など鋼材の生産には膨大な化石燃料が使用され、CO2が排出されて地球温暖化を促進している。他方、生産コストが高く鋼材価格が高価で建設コストを引き上げているのが現状である。
しかも、鉄の原料である鉱石や鉱石を溶かす化石燃料などの資源は枯渇するものであり、鉄筋に代わる代替材が強く求められている。
本発明は、上記の課題に鑑み、外国産木材に市場を奪われた、国内産木材を化粧打込み型枠に使用をし、さらに、住宅で使われなくなり国内産木材の植樹林を侵食破壊している竹を、鉄筋の代替材に竹筋として利用する発想に至り、市場性の高い低コストの竹筋コンクリート構築物が構築できる無垢の木の化粧打込み型枠と竹を用いた竹筋コンクリート構造を提供するものである。
この発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、無垢の木の化粧打込み型枠と竹の外皮部分を外側にして、2枚貼り合せた竹筋と、該竹筋の側面同士を貼り合せたW竹筋を用いて配筋をする、無垢の木の化粧打込み型枠と竹を用いた竹筋コンクリート構造であって、均しコンクリートの上に竹筋とW竹筋を用いて基礎の配筋をして、基礎型枠と仮設材と型枠結合金物を使用する在来工法で基礎型枠組をしてコンクリートの打設を完了させ、該コンクリートが凝固して成る竹筋コンクリートの基礎躯体、該竹筋コンクリートの基礎躯体の上に、連結部両側面に雇い実挿入溝を設けて成る無垢の木の化粧打込み型枠、該無垢の木の化粧打込み型枠に支持金具と雇い実を用いて内部型枠組をなし、竹筋とW竹筋を用いて躯体の配筋を完了させた後に、内外壁の無垢の木の化粧打ち込み型枠に設けた支持金具に既成セパレーターを圧挿入緊結しつつ型枠組を完了させ、コンクリートを打設して、該コンクリートが凝固して成る、竹筋コンクリート躯体を構築することを特徴とする無垢の木の化粧打込み型枠と竹を用いた竹筋コンクリート構造(請求項1)を提供する。
無垢の木の化粧打込み型枠と竹の外皮部分を外側にして、2枚貼り合せた竹筋と、該竹筋の側面同士を貼り合せたW竹筋を用いて配筋をして、竹筋コンクリート躯体の型枠組を完了させることを特徴とする請求項1記載の無垢の木の化粧打込み型枠と竹を用いた竹筋コンクリート構造(請求項2)を提供する。
竹筋と、該竹筋の側面同士を貼り合せたW竹筋は、竹の外皮部分を外側にして2枚貼り合せることで、竹の節が異形鉄筋の形状となり、各々の竹筋が異形鉄筋の役割をすることを特徴とする請求項1または2記載の無垢の木の化粧打込み型枠と竹を用いた竹筋コンクリート構造(請求項3)を提供する。
竹筋と、該竹筋の側面同士を貼り合せたW竹筋の端部に、割れ止め防止の結束バンドで締め固定して、端部小口に楔部材を打込んで端部を拡大して成る辷り防止部を設け、該辷り防止部を設けることで竹筋とコンクリートの付着を増大させて引っ張りに対応させたことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の無垢の木の化粧打込み型枠と竹を用いた竹筋コンクリート構造(請求項4)を提供する。
本発明の特筆すべき大きな効果を列挙する。
イ)鉄筋の代替材に竹を利用することで植樹林の侵食破壊防止と森林保全が可能。
ロ)鉄筋の代替材に竹を利用することで錆びないコンクリート構築物が構築できる。
ハ)鉄筋の代替材に竹を利用することで竹筋の加工によって疲弊した山村は活性化。
二)鉄筋の代替材に竹を利用することで低価格なコンクリート構築物が構築できる。
ホ)無垢の木の化粧打込み型枠を使うことで植樹林の木材を大量に消費することが可能。
へ)無垢の木の化粧打込み型枠を使うことで無垢の木はコンクリートの劣化防止材。
ト)無垢の木の化粧打込み型枠を使うことで無垢の木はコンクリート壁内外の断熱材。
請求項1に係る発明によれば、無垢の木の化粧打込み型枠と竹の外皮部分を外側にして、2枚貼り合せた竹筋と、該竹筋の側面同士を貼り合せたW竹筋を用いて配筋をする、無垢の木の化粧打込み型枠と竹を用いた竹筋コンクリート構造であって、均しコンクリートの上に竹筋とW竹筋を用いて基礎の配筋をして、基礎型枠と仮設材と型枠結合金物を使用する在来工法で基礎型枠組をしてコンクリートの打設を完了させ、該コンクリートが凝固して成る竹筋コンクリートの基礎躯体、竹筋コンクリートの基礎躯体の上に、連結部両側面に雇い実挿入溝を設けて成る無垢の木の化粧打込み型枠、該無垢の木の化粧打込み型枠に支持金具と雇い実を用いて内部型枠組をなし、竹筋とW竹筋を用いて躯体の配筋を完了させた後に、内外壁の無垢の木の化粧打ち込み型枠に設けた支持金具に既成セパレーターを圧挿入緊結しつつ型枠組を完了させ、コンクリートを打設して、該コンクリートが凝固して成る、竹筋コンクリート躯体を構築することで、無垢の木の化粧打込み型枠1の強度と竹筋の強度、さらに、コンクリートの強度が一体となる効果は特に大きい。
請求項2に係る発明によれば、無垢の木の化粧打込み型枠と竹の外皮部分を外側にして、2枚貼り合せた竹筋と、該竹筋の側面同士を貼り合せたW竹筋を用いて配筋をして、竹筋コンクリート躯体の型枠組を完了させることで、竹筋コンクリート構造の構築物が構築できる効果は特に大きい。
請求項3に係る発明によれば、竹筋と、該竹筋の側面同士を貼り合せたW竹筋は、竹の外皮部分を外側にして2枚貼り合せることで、竹の節が異形鉄筋の形状となり、各々の竹筋が異形鉄筋の役割をすることで、竹筋2とW竹筋3の引張強度が最大限引き出せる効果は特に大きい。
請求項4に係る発明によれば、竹筋と、該竹筋の側面同士を貼り合せたW竹筋の端部に、割れ止め防止の結束バンドで締め固定して、端部小口に楔部材を打込んで端部を拡大して成る辷り防止部を設け、該辷り防止部を設けることで竹筋とコンクリートの付着を増大させて引っ張りに対応させたことで、竹筋2とW竹筋3の引張強度が最大限引き出せることは大きな効果である。
以下に、本発明の実施形態の添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は本発明の無垢の木の化粧打込み型枠と竹を用いた竹筋コンクリート構造の実施例を説明する矩計断面詳細図。
図2は矩計断面詳細図の基礎部分を説明する拡大図。
図3は矩計断面詳細図のスラブの取合い部分を説明する拡大図。
図4は矩計断面詳細図の壁部分を説明する縦断面拡大図。
図5は矩計断面詳細図の壁部分を説明する横断面拡大図。
図6は矩計断面詳細図のスラブ部分を説明する断面拡大図。
図7は竹の外皮部分を外側にして2枚貼り合せた竹筋を説明する原寸図。
図8は図7に示した竹筋を2本貼り合せたW竹筋を説明する原寸図。
本発明の実施例を説明する前に、鉄筋の代替となる竹筋について説明すれば、竹の外皮部分を外側にして、2枚貼り合せた竹筋2(以下竹筋2)と説明をする。該竹筋2の側面同士を貼り合せたW竹筋3(以下竹筋3)として説明をする。また、図7、図8の竹筋端部の処理について説明をすれば、竹筋2図7とW竹筋3図8各々の端部に、割れ止め防止の結束バンド11で締め固定して、端部小口に楔部材12を打込んで端部を拡大して成る辷り防止部13(以下辷り防止部13)として説明をする。さらに、壁の内外面を形成する無垢の木の化粧打ち込み型枠1を緊結する支持金具7についての詳細説明は、本件申請者の特許(特許第5315498号)を用いた工法であることから詳細な説明は省略して(以下支持金具7)として説明をする。
本実施形態の図面について説明すれば、図1は、均しコンクリート4の上に竹筋2とW竹筋3を用いて基礎の配筋をして、内部の無垢の木の化粧打込み型枠1を固定する型枠固定大引14を強制固定して、基礎型枠と仮設材と型枠結合金物を使用する在来工法で基礎型枠組をしてコンクリート5の打設を完了させ、該コンクリート5の凝固をもって竹筋コンクリートの基礎躯体Aをなし、該竹筋コンクリートの基礎躯体Aの上に、連結部両側面に雇い実挿入溝6を設けて成る、壁、スラブの無垢の木の化粧打込み型枠1に支持金具7と雇い実8を用いて内部型枠組をして、竹筋2とW竹筋3を用いて躯体の配筋を完了させた後に、内壁の無垢の木の化粧打ち込み型枠1に設けた支持金具7と外壁の無垢の木の化粧打ち込み型枠1を支持金具7と既成セパレーター9を用いて型枠組を完了させ、コンクリート5を打設して、該コンクリート5が凝固して成る、無垢の木の化粧打込み型枠と竹を用いた竹筋コンクリート構造の矩計断面詳細図である。
図2は、矩計断面詳細図の基礎部分を説明する拡大図で、均しコンクリート4の上に竹筋2とW竹筋3を用いて基礎の配筋をして、型枠固定大引14に内壁の無垢の木の化粧打込み型枠1を固定して、該無垢の木の化粧打込み型枠1に支持金具7と既成セパレーター9を用いて外壁の無垢の木の化粧打込み型枠1を固定した状態を示した基礎部分の拡大断面図である。
図3は、内壁の無垢の木の化粧打込み型枠1の上にスラブの無垢の木の化粧打込み型枠1を載せ固定して、該スラブの無垢の木の化粧打込み型枠1の上に型枠固定大引の固定束18を配して型枠固定大引14を固定する。該型枠固定大引14に内壁の無垢の木の化粧打込み型枠1を固定して、竹筋2とW竹筋3を用いて壁とスラブの配筋をなした後に、支持金具7と既成セパレーター9を用いて、外壁の無垢の木の化粧打込み型枠1をもって型枠組を完了させて、コンクリート5を打設し、該コンクリート5が凝固して成る矩計断面詳細図のスラブの取合い部分を説明する拡大図である。
図4は、壁内外の無垢の木の化粧打込み型枠1を、支持金具7と既成セパレーター9を用いて固定して、竹筋2を用いて壁の配筋をなしコンクリート5を打設し、該コンクリート5が凝固して成る矩計断面詳細図の壁部分を説明する縦断面拡大図である。
図5は、連結部両側面に雇い実挿入溝6を設けて成る無垢の木の化粧打込み型枠1を支持金具7と雇い実8を用いて内型枠の型枠組をなし、竹筋2を用いて配筋をして、支持金具7と雇い実8を用いて外壁の無垢の木の化粧打ち込み型枠1を建て込み、既成セパレーター9を圧挿入緊結しつつ型枠組を完了させ、コンクリート5を打設して、該コンクリート5が凝固して成る矩計断面詳細図の壁部分を説明する横断面拡大図である。
図6は、最上階のスラブを示した断面図で、連結部両側面に雇い実挿入溝6を設けて成る、スラブの無垢の木の化粧打込み型枠1を、支持金具7と雇い実8を用いてスラブの型枠組をなし、該スラブの無垢の木の化粧打込み型枠1の上に断熱材を敷き詰めて、竹筋3を用いて配筋をして、コンクリート5を打設して、該コンクリート5が凝固して成る矩計断面詳細図のスラブ部分を説明する断面拡大図である。
図7は、竹筋2の端部処理を示すもので、竹の外皮部分を外側にして、2枚貼り合せた竹筋2の端部を割れ止め防止の結束バンド11で締め固定して、竹筋2端部小口に楔部材12を打込んで辷り止め部13を設けた、側面図、平面図、断面図を示した、竹の外皮部分を外側にして2枚貼り合せた竹筋を説明する原寸図である。
図8は、竹筋3の端部処理を示すもので、竹の外皮部分を外側にして、2枚貼り合せた竹筋2と竹筋2の2本の小口を貼り合せて成るW竹筋3の端部を割れ止め防止の結束バンド11で締め固定して、竹筋3端部小口に楔部材12を打込んで辷り止め部13を設けた、側面図、平面図、断面図を示した、図7に示した竹筋を2本貼り合せたW竹筋を説明する原寸図である。
連結部両側面に雇い実挿入溝6を設けて成る無垢の木の化粧打込み型枠1の実施例を説明すれば、該無垢の木の化粧打込み型枠1は無垢の木(間伐材等)で45mm×150mm程度の長方形の板材の連結部両側面に、各図に示すように雇い実挿入溝6を設けて、該雇い実挿入溝6に支持金具7を打込み固定して、雇い実8を介在しつつ隣接する無垢の木の化粧打込み型枠1を連結して型枠組をなすものである。
鉄筋の代替となる竹筋2の実施例を説明すれば、巾を16mm程度に巾決めをした竹の外皮部分を外側にして、2枚貼り合せたものを竹筋2とする。さらに、竹筋2の端部処理を竹筋2の端部を割れ止め防止の結束バンド11で締め固定して、竹筋2端部小口に楔部材12を打込んで辷り止め部13を設けるものとする。
鉄筋の代替となる竹筋3の実施例を説明すれば、実施例2で説明をした竹筋2と、該竹筋2の側面同士を貼り合せたW竹筋3の端部処理を、該竹筋3の端部を割れ止め防止の結束バンド11で締め固定して、竹筋3端部小口に楔部材12を打込んで辷り止め部13を設けるものとする。
図1を参考にして3層階程度の防災住宅の実施例を説明すれば、均しコンクリート4の上に竹筋2とW竹筋3を用いて基礎の配筋をして、基礎型枠と仮設材と型枠結合金物を使用する在来工法で基礎型枠組をしてコンクリート5の打設を完了させ、該コンクリート5が凝固して成る竹筋コンクリートの基礎躯体Aを構築して、その竹筋コンクリートの基礎躯体Aの上に、連結部両側面に雇い実挿入溝6を設けて成る無垢の木の化粧打込み型枠1、該無垢の木の化粧打込み型枠1に支持金具7と雇い実8を用いて内部型枠組をなし、竹筋2とW竹筋3を用いて躯体の配筋を完了させた後に、内外壁の無垢の木の化粧打ち込み型枠1に設けた支持金具7に既成セパレーター9を圧挿入緊結しつつ型枠組を完了させ、コンクリート5を打設して、該コンクリート5が凝固して成る、1層階の竹筋コンクリート躯体Bを完了させる。以下同様にして3層階を構築する。尚、設備付帯工事は全て本工事としての平行作業が可能となる。
この発明において、実施例や図面に示した形状は一例を示したものであり、同様の機能を果たす多種多様な形状に置き換えることは可能である。例えば、実施例では3層階程度の防災住宅の実施例について説明したが、本発明は規模を限定するものではない。さらに、実施例1〜3で示した寸法や材質について変更することは発明の範囲である。
災害多発国日本の現状は、鉄筋コンクリートで造られたトンネルや川に架かる橋、さらに、高速道路等は鉄筋の錆びや構造疲労によって、構造耐力に問題が生じて改修・補修などの防災が大きな問題になっている。また、鉄筋コンクリートの建物に関しても、鉄筋の錆びや構造疲労は深刻な問題である。これらの鉄筋の錆び問題や構造疲労を解決する開発が求められている。本件の発明は竹で作った竹筋を鉄筋の代替として、さらに、コンクリート構築物を無垢の木の化粧打込み型枠で包み込むことで、コンクリートの劣化が防止できるとともに、耐用年数の長い竹筋コンクリート構築物が構築できる。この竹筋コンクリート構築物が普及することになれば、本発明が建設業界に極めて大きく貢献ができる。
本発明の無垢の木の化粧打込み型枠と竹を用いた竹筋コンクリート構造の実施例 を説明する矩計断面詳細図。 矩計断面詳細図の基礎部分を説明する拡大図。 矩計断面詳細図のスラブの取合い部分を説明する拡大図。 矩計断面詳細図の壁部分を説明する縦断面拡大図。 矩計断面詳細図の壁部分を説明する横断面拡大図。 矩計断面詳細図のスラブ部分を説明する断面拡大図。 竹の外皮部分を外側にして2枚貼り合せた竹筋を説明する原寸図。 図7に示した竹筋を2本貼り合せたW竹筋を説明する原寸図。
1…無垢の木の化粧打込み型枠
2…竹筋
3…W竹筋
4…均しコンクリート
5…コンクリート
6…雇い実挿入溝
7…支持金具
8…雇い実
9…既成セパレーター
10…竹の節
11…結束バンド
12…楔部材
13…辷り防止部
14…型枠固定大引
15…根太
16…床板
17…断熱材
18…型枠固定大引の固定束
A…竹筋コンクリートの基礎躯体
B…竹筋コンクリート躯体

Claims (4)

  1. 無垢の木の化粧打込み型枠と竹の外皮部分を外側にして、2枚貼り合せた竹筋と、該竹筋の側面同士を貼り合せたW竹筋を用いて配筋をする、無垢の木の化粧打込み型枠と竹を用いた竹筋コンクリート構造であって、均しコンクリートの上に竹筋とW竹筋を用いて基礎の配筋をして、基礎型枠と仮設材と型枠結合金物を使用する在来工法で基礎型枠組をしてコンクリートの打設を完了させ、該コンクリートが凝固して成る竹筋コンクリートの基礎躯体、該竹筋コンクリートの基礎躯体の上に、連結部両側面に雇い実挿入溝を設けて成る無垢の木の化粧打込み型枠、該無垢の木の化粧打込み型枠に支持金具と雇い実を用いて内部型枠組をなし、竹筋とW竹筋を用いて躯体の配筋を完了させた後に、内外壁の無垢の木の化粧打ち込み型枠に設けた支持金具に既成セパレーターを圧挿入緊結しつつ型枠組を完了させ、コンクリートを打設して、該コンクリートが凝固して成る、竹筋コンクリート躯体を構築することを特徴とする無垢の木の化粧打込み型枠と竹を用いた竹筋コンクリート構造。
  2. 無垢の木の化粧打込み型枠と竹の外皮部分を外側にして、2枚貼り合せた竹筋と、該竹筋の側面同士を貼り合せたW竹筋を用いて配筋をして、竹筋コンクリート躯体の型枠組を完了させることを特徴とする請求項1記載の無垢の木の化粧打込み型枠と竹を用いた竹筋コンクリート構造。
  3. 竹筋と、該竹筋の側面同士を貼り合せたW竹筋は、竹の外皮部分を外側にして2枚貼り合せることで、竹の節が異形鉄筋の形状となり、各々の竹筋が異形鉄筋の役割をすることを特徴とする請求項1または2記載の無垢の木の化粧打込み型枠と竹を用いた竹筋コンクリート構造。
  4. 竹筋と、該竹筋の側面同士を貼り合せたW竹筋の端部に、割れ止め防止の結束バンドで締め固定して、端部小口に楔部材を打込んで端部を拡大して成る辷り防止部を設け、該辷り防止部を設けることで竹筋とコンクリートの付着を増大させて引っ張りに対応させたことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の無垢の木の化粧打込み型枠と竹を用いた竹筋コンクリート構造。
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