JP5499196B1 - データベース管理サーバ、それを備えたデータベースサーバ管理システム及びデータベース管理プログラム - Google Patents

データベース管理サーバ、それを備えたデータベースサーバ管理システム及びデータベース管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、データベースサーバの増設時やデータ記憶容量の増加時にデータ移行が不要であり、かつデータ検索時の全検索が不要になるデータベース管理サーバ、それを備えたデータベースサーバ管理システム及びデータベース管理プログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】データベースサーバ管理システム1は、データを格納するDBサーバ群3と、DBサーバ群3にデータを収録する収録サーバ群5と、DBサーバ群3に収録された収録データを検索する検索サーバ群7と、割当サーバ情報管理部9a及び割当サーバ情報変更部9bとを備えた割当管理サーバ9とを有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のデータベースサーバに格納されたデータを管理するデータベース管理サーバ、それを備えたデータベースサーバ管理システム及びデータベース管理プログラムに関する。
従来、データベースサーバ(以下、データベースを「DB」と略記する場合がある)に記憶するデータ量が増加し、DBサーバのデータ記憶容量が不足すると、DBサーバを増設したり、DBサーバへのデータの割り当てを変更したりして、当該データ記憶容量の不足が補われる。このようなデータベース容量を増加させるスケールアウト方式において、すでに格納されていた格納済みのデータに対するデータ検索を可能とする方式には、データ移行方式及び全検索方式の2つの方式が知られている。
データ移行方式は、すでにデータベースに格納されている過去のデータを、新たに増設するDBサーバに移行する方式である。全検索方式は、データ検索する際に、全てのデータベースを検索して、所望のデータを検索する方式である。
また、特許文献1には、要求処理部602は、新たなデータの登録を要求する登録要求に応じて、割当履歴管理部601に記憶された全ての割当履歴情報及び割当情報を用いて、データの登録先のデータベースサーバ70を選出し、選出したデータベースサーバ70に対して、新たなデータの登録を要求する登録要求を送信することが記載されている。
特開2009−181546号公報
データ移行方式は、データ移行に伴う作業量が膨大となり稼働や時間が掛かるという問題を有している。また、全検索方式は、全てのサーバに対してデータ検索を実施する必要があるため、データ検索を頻繁に行うようなシステムや多くのDBサーバにより構成されたシステムには適さないという問題を有している。
本発明の目的は、データベースサーバの増設時やデータ記憶容量の増加時にデータ移行が不要であり、かつデータ検索時の全検索が不要になるデータベース管理サーバ、それを備えたデータベースサーバ管理システム及びデータベース管理プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一態様によるデータベース管理サーバは、所定の条件でデータをグループ化したデータグループと、複数のデータベースサーバへの前記データの割り当ての変更日である割当変更日と、前記複数のデータベースサーバを識別する情報であるデータベースサーバ識別情報とを対応付けた割り当てサーバ情報を格納し格納された前記割当変更日に基づく割り当てサーバ情報の変更履歴と、前記割り当てサーバ情報とを管理する割当サーバ情報管理部と、外部装置から送信された前記割り当てサーバ情報の変更要求に含まれた割り当てサーバ情報を追加して、前記割当サーバ情報管理部で管理された前記割り当てサーバ情報を変更する割当サーバ情報変更部と、前記複数のデータベースサーバにデータを収録する収録サーバ及び前記複数のデータベースサーバに収録された収録データを検索する検索サーバからの前記割り当てサーバ情報の参照要求に応答し、前記データの収録日以前の前記割当変更日のうちの最新の前記割当変更日に対応付けて前記割り当てサーバ情報に含まれた前記データベースサーバ識別情報のデータベースサーバに前記データを収録させるために前記収録サーバに前記割り当てサーバ情報を参照させ、前記データの収録日以前の前記割当変更日に対応付けて前記割り当てサーバ情報に含まれた前記データベースサーバ識別情報のデータベースサーバから前記データを検索させるために前記検索サーバに前記割り当てサーバ情報を参照させる参照要求応答部とを有することを特徴とする。
このような構成によれば、データベースサーバの増設時やデータ記憶容量の増加時にデータ移行が不要であり、かつデータ検索時の全検索を不要にできる。
また、前記割当サーバ情報管理部は、前記割り当てサーバ情報の変更予定日を管理し得る。
このような構成によれば、変更予定日までは、収録対象や検索対象のDBサーバを変更せず、当該変更予定日になると、収録対象や検索対象のDBサーバを当該予定日に対応付けられたDBサーバに変更できる。
前記割当サーバ情報管理部は、前記変更日に加えて、複数のデータベースサーバへの前記データの割り当てを変更する時間も管理し得る。
このような構成によれば、割り当てサーバ情報を時間単位で管理できる。
前記データベースサーバから前記データが削除された場合には、前記割当サーバ情報変更部は、削除された前記データに対応する前記割り当てサーバ情報を前記割当サーバ情報管理部から削除し得る。
このような構成によれば、検索サーバがデータの存在しないデータベースサーバを検索するのを防止できる。
また、上記目的を達成するために、本発明の一態様によるデータベースサーバ管理システムは、データを格納する複数のデータベースサーバと、前記複数のデータベースにデータを収録する収録サーバと、前記複数のデータベースに収録された収録データを検索する検索サーバと、所定の条件でデータをグループ化したデータグループと、複数のデータベースサーバへの前記データの割り当ての変更日である割当変更日と、前記複数のデータベースサーバを識別する情報であるデータベースサーバ識別情報とを対応付けた割り当てサーバ情報を格納し格納された前記割当変更日に基づく割り当てサーバ情報の変更履歴と、前記割り当てサーバ情報とを管理する割当サーバ情報管理部と、外部装置から送信された前記割り当てサーバ情報の変更要求に含まれた割り当てサーバ情報を追加して、前記割当サーバ情報管理部で管理された前記割り当てサーバ情報を変更する割当サーバ情報変更部と、前記複数のデータベースサーバにデータを収録する収録サーバ及び前記複数のデータベースサーバに収録された収録データを検索する検索サーバからの前記割り当てサーバ情報の参照要求に応答する参照要求応答部とを備えたデータベース管理サーバとを有し、前記収録サーバは、前記データの収録日以前の前記割当変更日のうちの最新の前記割当変更日に対応付けて前記割り当てサーバ情報に含まれた前記データベースサーバ識別情報のデータベースサーバに前記データを収録し、前記検索サーバは、前記データの収録日以前の前記割当変更日に対応付けて前記割り当てサーバ情報に含まれた前記データベースサーバ識別情報のデータベースサーバから前記データを検索することを特徴とする。
このような構成によれば、データベースサーバの増設時やデータ記憶容量の増加時にデータ移行が不要であり、かつデータ検索時の全検索を不要にできる。
前記データベース管理サーバは、上記本発明のデータベース管理サーバであり得る。
このような構成によれば、上記本発明のデータベース管理サーバと同様の効果が得られる
また、上記目的を達成するために、本発明の一態様によるデータベース管理サーバプログラムは、コンピュータを、所定の条件でデータをグループ化したデータグループと、複数のデータベースサーバへの前記データの割り当ての変更日である割当変更日と、前記複数のデータベースサーバを識別する情報であるデータベースサーバ識別情報とを対応付けた割り当てサーバ情報を格納し格納された前記割当変更日に基づく割り当てサーバ情報の変更履歴と、前記割り当てサーバ情報とを管理する割当サーバ情報管理部、外部装置から送信された前記割り当てサーバ情報の変更要求に含まれた割り当てサーバ情報を追加して、前記割当サーバ情報管理部で管理された前記割り当てサーバ情報を変更する割当サーバ情報変更部、及び、前記複数のデータベースサーバにデータを収録する収録サーバ及び前記複数のデータベースサーバに収録された収録データを検索する検索サーバからの前記割り当てサーバ情報の参照要求に応答し、前記データの収録日以前の前記割当変更日のうちの最新の前記割当変更日に対応付けて前記割り当てサーバ情報に含まれた前記データベースサーバ識別情報のデータベースサーバに前記データを収録させるために前記収録サーバに前記割り当てサーバ情報を参照させ、前記データの収録日以前の前記割当変更日に対応付けて前記割り当てサーバ情報に含まれた前記データベースサーバ識別情報のデータベースサーバから前記データを検索させるために前記検索サーバに前記割り当てサーバ情報を参照させる参照要求応答部として機能させることを特徴とする。
このような構成によれば、データベースサーバの増設時やデータ記憶容量の増加時にデータ移行が不要であり、かつデータ検索時の全検索を不要にできる。
本発明によれば、データベースサーバの増設時やデータ記憶容量の増加時にデータ移行が不要であり、かつデータ検索時の全検索が不要になる。
本発明の一実施の形態によるデータベースサーバ管理システム1の概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態による割当管理サーバ9における割当サーバ情報管理テーブルの一例を示す図である。 本発明の一実施の形態の実施例によるデータベースサーバ管理システム51の概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態によるデータベースサーバ管理システムの動作を説明するためのシーケンス図である。 本発明の一実施の形態によるデータベースサーバ管理システムにおける収録先のデータベースサーバの特定方法の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態によるデータベースサーバ管理システムにおける検索先のデータベースサーバの特定方法の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態によるデータベースサーバ管理システムの動作を模式的に示す図である。 従来のデータベースサーバの問題点を説明するための図であって、データ移行方式を模式的に示している。 従来のデータベースサーバの全検索方式の問題点を説明するための図である。 従来のデータベースサーバの問題点を説明するための図であって、全検索方式を模式的に示している。 本発明の一実施の形態によるデータベースサーバ管理システムのデータ収録方法及びデータ検索方法を模式的に示す図である。 本発明の一実施の形態によるデータベースサーバ管理システムの動作の変形例を説明するためのシーケンス図である。
(データベースサーバ管理システム1及びデータベース管理サーバの概略構成)
本発明の一実施の形態によるデータベース管理サーバ、それを備えたデータベースサーバ管理システム及びデータベース管理プログラムについて、図1から図12を用いて説明する。まず、本実施の形態によるデータベースサーバ管理システム1及びデータベース管理サーバとしての割当管理サーバ9の概略構成について図1及び図2を用いて説明する。
図1は、本実施の形態によるデータベースサーバ管理システム1の概略構成を示すブロック図である。なお、図1では、理解を容易にするため、データベースサーバ管理システム1に接続された通信ネットワーク11とWEBサーバ13とが図示されている。
図1に示すように、本実施の形態によるデータベースサーバ管理システム1は、DBサーバ群3と、収録サーバ群5と、検索サーバ群7と、割当管理サーバ9とを有している。
DBサーバ群3は、所定のデータを格納する複数のDBサーバ3−1、3−2、・・・、3−n(nは自然数。また、以下、「3−1、3−2、・・・、3−n」を「3−1〜3−n」と略記する)を有している。複数のDBサーバ3−1〜3−nには、それぞれのDBサーバを識別する情報である識別情報が付与されている。本例では、DBサーバ3−1には識別情報として識別番号「#1」が付与され、DBサーバ3−2には識別情報として識別番号「#2」が付与され、DBサーバ3−nには識別情報として識別番号「#N」が付与されている。本例では、DBサーバの識別情報は連番で付与されているが、当該識別情報は、これに限られない。例えば、当該識別情報は、各DBサーバが識別できる情報であれば、数値、文字及び記号並びにこれらの組み合わせ等で構成されていてもよい。
収録サーバ群5は、DBサーバ群3に設けられた複数のデータベースサーバ3−1〜3−nにデータを収録する複数の収録サーバ5−1、5−2、・・・、5−n(nは自然数。また、以下、「5−1、5−2、・・・、5−n」を「5−1〜5−n」と略記する)を有している。収録サーバ5−1〜5−nは、例えば通信ネットワーク11から取得したデータを複数のデータベースサーバ3−1〜3−nのうちの所定のデータベースに収録、すなわち格納するようになっている。収録サーバ5−1〜5−nは、異なる機能を発揮するようになっている。本例では、記号「#1」、「#2」、・・・、「#N」を付すことにより、収録サーバ5−1〜5−nが互いに異なる機能を発揮することを表している。本例では、収録サーバ5−1〜5−nには互いに異なる記号が付されているので、収録サーバ5−1〜5−nは互いに異なる機能を発揮するサーバとなる。なお、収録サーバ群5は、同一の機能を発揮する収録サーバを1個又は複数個有していてもよい。
詳細は後述するが、収録サーバ5−1〜5−nは、割当管理サーバ9に設けられた割当サーバ情報管理部9aを参照し、通信ネットワーク11から送信されたデータをDBサーバ群3内のDBサーバ3−1〜3−nのいずれに収録するのかを特定するようになっている。
検索サーバ群7は、複数のデータベースサーバ3−1〜3−nに収録された収録データを検索する複数の検索サーバ7−1、7−2、・・・、7−n(nは自然数。また、以下、「7−1、7−2、・・・、7−n」を「7−1〜7−n」と略記する)を有している。検索サーバ7−1〜7−nは、異なる機能を発揮するようになっている。本例では、記号「#1」、「#2」、・・・、「#N」を付すことにより、検索サーバ7−1〜7−nが互いに異なる機能を発揮することを表している。本例では、検索サーバ7−1〜7−nには互いに異なる記号を付しているので、検索サーバ7−1〜7−nは互いに異なる機能を発揮するサーバとなる。なお、検索サーバ群7は、同一の機能を発揮する検索サーバを1個又は複数個有していてもよい。
詳細は後述するが、検索サーバ7−1〜7−nは、割当管理サーバ9に設けられた割当サーバ情報管理部9aを参照し、DBサーバ群3内のDBサーバ3−1〜3−nのいずれに格納されたデータを検索するのかを特定するようになっている。
割当管理サーバ9は、割当サーバ情報管理部9aと、割当サーバ情報変更部9bと、参照要求応答部9cとを有している。
ここで、割当サーバ情報管理部9aについて図2を用いて説明する。図2は、割当サーバ情報管理部9aにおいて割り当てサーバ情報の管理に用いられている割当サーバ情報管理テーブルの一例を示している。
図2に示すように、割当サーバ情報管理テーブルは、「データグループ」と、「割り当て変更日時」と、「データベースサーバ番号」との3個の項目で構成されている。
「データグループ」欄には、DBサーバ3−1〜3−nに格納されるデータを所定の条件でグループ化したグループが格納される。図2では、「データグループ」欄には、データグループ「A」、「B」及び「C」の3種類のデータグループが格納されている状態が例示されている。ここで、同じデータグループに属するデータとして扱われる当該所定の条件には例えば、データが取得された取得地域の同一性、通信事業者の同一性、APN(Access Point Name)の同一性などがある。当該取得地域は例えば、国、都道府県あるいは市区町村などである。
「割り当て変更日時」欄には、複数のデータベースサーバ3−1〜3−nへのデータの割り当ての変更日時である割当変更日時が格納される。図2では、「割り当て変更日時」欄には、日付(本例では、2012/11/1、2012/11/27及び2012/12/1の3個)のみが格納されているが、日付とともに時間も格納されてもよい。すなわち、割当サーバ情報管理部9aは、割当サーバ情報管理テーブルを用いて、複数のデータベースサーバ3−1〜3−nへのデータの割り当ての変更日である割当変更日に加えて、当該割り当てを変更する時間も管理できるようになっていてもよい。
「データベースサーバ番号」欄には、データグループのデータが格納されたデータベースサーバの識別情報が格納される。図2では、データベースサーバ3−1〜3−nの識別情報として、識別番号「#1」、「#2」及び「#3」が格納されている。
このように、割当サーバ情報管理部9aは、データグループと、割り当て変更日時と、データベースサーバ番号(データベースサーバ識別情報の一例)とを含む割り当てサーバ情報を管理している。また、割当サーバ情報管理部9aは、割り当てサーバ情報に含まれるデータグループと、割り当て変更日時と、データベースサーバ番号とを対応付けて管理している。データグループと、割り当て変更日時と、データベースサーバ番号とは、割当サーバ情報管理テーブルの同じ行に格納されることにより、互いに対応付けられる。また、割当管理サーバ9は、割当サーバ情報管理テーブルを用いて、割り当てサーバ情報に含まれる割り当て変更日時の時系列順に割り当てサーバ情報を管理するようになっている。これにより、割当管理サーバ9は、割り当てサーバ情報が変更された変更履歴も管理できるようになっている。
例えば、本例では、図2に示すように、割当管理サーバ9は、データグループ「A」が割り当て変更日時「2012年11月1日」に識別番号「#1」のDBサーバ3−1(図1参照)に格納され、データグループ「B」が割り当て変更日時「2012年11月1日」に識別番号「#1」のDBサーバ3−1に格納され、データグループ「C」が割り当て変更日時「2012年11月1日」に識別番号「#2」のDBサーバ3−2(図1参照)に格納され、データグループ「B」が割り当て変更日時「2012年11月27日」に識別番号「#3」のDBサーバ(図1では不図示)に格納されたことを管理している。
これにより、割当管理サーバ9は、データグループ「B」に属し、2012年11月1日から同年11月26日の間に収録されたデータが識別番号「#1」のDBサーバ3−1に格納され、データグループ「B」に属し、同年11月27日以降(当該11月27日を含む)に収録されたデータが識別番号「#3」のDBサーバに格納されている、という割当サーバ情報の変更履歴を管理している。割当管理サーバ9は、後述する割当サーバ情報変更部9bからの割り当てサーバ情報の変更要求に基づいて、割り当てサーバ情報を追加するようになっている。
さらに、割当管理サーバ9は、割り当てサーバ情報の変更予定日時を管理できるようになっている。割当サーバ情報管理テーブルの「割り当て変更日時」欄は、未来日を投入できるようになっている。割当サーバ情報管理部9aを参照した収録サーバ5−1〜5−nや検索サーバ7−1〜7−nは、「割り当て変更日時」欄に未来日が投入されている場合は、収録先のデータベースサーバや検索先のデータベースサーバを変更しないようになっている。
例えば、現在の日付が2012年11月30日であり、図2に示すように、例えば、項目欄を除く5行目の「データグループ」欄に「A」、「割り当て変更日時」欄に未来日である「2012/12/1」、「データベースサーバ番号」欄に「#2」が投入されていたとする。この場合に、データグループ「A」に属するデータをDBサーバ群3に収録するために割当サーバ情報管理部9aを参照した収録サーバ5−1〜5−nは、最新の割り当て変更日時は2012年12月1日ではあるものの、当該日付は未来日であると判断する。これにより、収録サーバ5−1〜5−nは、2012年11月1日に割り当て変更された識別番号「#1」のDBサーバ3−1に、収録対象のデータを収録する(割当サーバ情報管理テーブルの項目行を除く1行目参照)。また、この場合に、データグループ「A」に属するデータをDBサーバ群3から検索するために割当サーバ情報管理部9aを参照した検索サーバ7−1〜7−nは、最新の割り当て変更日時は2012年12月1日ではあるものの、当該日付は未来日であると判断する。これにより、検索サーバ7−1〜7−nは、2012年11月1日に割り当て変更された識別番号「#1」のDBサーバ3−1に対して検索対象のデータを検索する。
このように、割当管理サーバ9は、「割り当て変更日時」欄に未来日を投入しておくことにより、当該未来日までは、収録対象や検索対象のDBサーバを変更させず、当該未来日になると、収録対象や検索対象のDBサーバを当該未来日に対応付けられたDBサーバに変更できる。
図1に戻って、割当管理サーバ9に設けられた割当サーバ情報変更部9bは、WEBサーバ(外部装置の一例)13から送信された割り当てサーバ情報の変更要求に基づいて、割当サーバ情報管理部9aで管理された割り当てサーバ情報を変更して更新するようになっている。当該変更要求には、例えば割り当てサーバ情報(データグループ、割り当て変更日時及びデータベースサーバ識別情報)が含まれている。割当サーバ情報変更部9bは、当該変更要求に含まれたデータグループ、割り当て変更日時及びデータベースサーバ識別情報を割当サーバ情報管理部9aの割当サーバ情報管理テーブルの所定欄に投入する。これにより、割当サーバ情報管理部9aの管理している情報が変更される。
また、DBサーバ3−1〜3−nに格納されていたデータが削除された場合には、割当サーバ情報変更部9aは、削除された当該データに対応する割り当てサーバ情報を割当サーバ情報管理部9aから削除するようになっている。これにより、割当管理サーバ9は、検索サーバ7−1〜7−nがデータの存在しないDBサーバ3−1〜3nを検索するのを防止できる。
割当管理サーバ9に設けられた参照要求応答部9cは、収録サーバ5−1〜5−n及び検索サーバ7−1〜7−nからの割り当てサーバ情報の参照要求に応答するようになっている。参照要求応答部9cは、収録サーバ5−1〜5−nや検索サーバ7−1〜7−nから参照要求信号を受信すると、例えば割当サーバ情報管理部9aに設けられた割当サーバ情報管理テーブルの内容を収録サーバ5−1〜5−nや検索サーバ7−1〜7−nに対して開放するようになっている。これにより、収録サーバ5−1〜5−nは、参照要求応答部9cを介して割当サーバ情報管理部9aにアクセスし、割り当てサーバ情報を参照して後述するデータ収録処理を実行できる。また、検索サーバ7−1〜7−nは、参照要求応答部9cを介して割当サーバ情報管理部9aにアクセスし、割り当てサーバ情報を参照して後述するデータ検索処理を実行できる。
また、参照要求応答部9cは、収録サーバ5−1〜5−nや検索サーバ7−1〜7−nから参照要求信号を受信すると、例えば割当サーバ情報管理部9aに設けられた割当サーバ情報管理テーブルの内容を収録サーバ5−1〜5−nや検索サーバ7−1〜7−nに送信するようになっていてもよい。これにより、収録サーバ5−1〜5−nや検索サーバ7−1〜7−nは、割り当てサーバ情報を参照し、データ収録処理やデータ検索処理を実行できる。
WEBサーバ13は、DBサーバ群3に格納されたデータの検索要求やDBサーバ群3に格納された所望のデータの一覧表示のためのユーザインタフェース(例えば、GUI(Graphical User Interface))を提供するサーバである。WEBサーバ13は、検索サーバ群7の検索結果に基づいて、DBサーバ群3から直接データを取得できるように構成されている。
通信ネットワーク11は、所定の通信サービスを提供する複数の通信ネットワーク構成要素と、当該通信ネットワーク構成要素から所定のデータを取得するデータ取得用のプローブとを有している。通信ネットワーク11は、データベースサーバ管理システム1において収録したり検索したりするデータ(例えばトラヒックデータや警報履歴などの時系列のあるデータ)を収録サーバ群5に出力するようになっている。なお、データベースサーバ管理システム1にデータを出力するのは、通信ネットワーク11に限られず、DBサーバ群3に収録するデータを出力する他の装置であってもよい。
(データベースサーバ管理システムの実施例)
次に、データベースサーバ管理システム及びデータベース管理サーバの実施例について図3を用いて説明する。図3は、本実施例によるデータベースサーバ管理システム51及びデータベース管理サーバとしての割当管理サーバ59の概略構成を示すブロック図である。
図3に示すように、本実施例によるデータベースサーバ管理システム51は、DBサーバ群53と、収録サーバ群55と、検索サーバ群57と、割当管理サーバ59とを有している。
DBサーバ群53は、複数のKPI(Key Performance Indicator)蓄積DB53aと、複数のKQI(Key Quality Indicator)蓄積DB53bと、複数の警報管理DB53cとを有している。
KPI蓄積DB53aは、装置や測定器などから取得されるトラヒックデータであるKPIを蓄積するデータベースサーバである。本実施例では、KPIは、例えば通信ネットワーク61において取得された、通信ネットワーク構成要素(不図示)のトラヒックデータや警報情報である。当該トラヒックデータには、例えば通信ネットワーク構成要素に対する通信接続要求数や当該通信ネットワーク構成要素における通信接続完了数が含まれる。
KQI蓄積DB53bは、KPIから算出されたKQIを蓄積するデータベースサーバである。KQIは、例えばKPIから演算できるネットワーク品質に関する指標を表すデータである。当該指標を表すデータには、例えば当該通信接続完了数及び当該通信接続要求数から算出される接続完了率(=接続完了数/接続要求数)が含まれる。
警報管理DB53cは、KQI蓄積DB53bに蓄積されたデータに基づいて警報判定部69(詳細は後述)で得られた警報判定や警報履歴を格納するデータベースである。
収録サーバ群55は、KPI収集部65と、KQI算出部67と、警報判定部69とを有している。
KPI収集部65は、通信ネットワーク61からトラヒックファイルを収集し、収集したトラヒックファイルをKPI蓄積DB53aに格納する機能を発揮するようになっている。KPI収集部65は、トラヒックデータをKPI蓄積DB53aに格納する前に、割当管理サーバ59に設けられた割当サーバ情報管理部59aを参照し、複数のKPI蓄積DB53aのうちのいずれのKPI蓄積DB53aにトラヒックデータを格納するのかを判定する。KPI収集部65は、例えばトラヒックデータ内のグループ単位で収録先のKPI蓄積DB53aを特定するようになっているが、これに限定されない。
KQI算出部67は、KPI蓄積DB53aを検索して検索対象のKPIを取得し、取得したKPIからKQIを算出し、算出したKQIをKQI蓄積DB53bに格納する機能を発揮するようになっている。KQI算出部67は、割当管理サーバ59に設けられた割当サーバ情報管理部59aを参照して検索対象のKPIが複数のKPI蓄積DB53aのうちのいずれのKPI蓄積DB53aに蓄積されているのかを判定するようになっている。また、KQI算出部67は、割当サーバ情報管理部59aを参照し、複数のKQI蓄積DB53bのうちのいずれのKQI蓄積DB53bに算出したKQIを蓄積するのかを判定するようになっている。
警報判定部69は、KQI蓄積DB53bを検索して取得したKQIを所定の閾値と比較する警報判定を実行したり警報履歴を作成したりして、警報判定結果情報や警報履歴情報を警報管理DB53cに格納する機能を発揮するようになっている。警報判定部69は、例えばKQI蓄積DB53bから取得したKQI(例えば接続完了率)が所定の閾値(90%)を超えているか否かを判定し、その判定結果情報(超えている場合は警報不要の非警報判定情報、超えていない場合は警報必要の警報判定情報)を警報管理DB53cに格納する。警報判定部69は、割当サーバ情報管理部59aを参照して検索対象のKQIが複数のKQI蓄積DB53bのうちのいずれのKQI蓄積DB53bに蓄積されているのかを判定するようになっている。また、警報判定部69は、割当サーバ情報管理部59aを参照し、複数の警報管理DB53cのうちのいずれの警報管理DB53cに判定結果情報等を蓄積するのかを判定するようになっている。
上述したように、本実施例におけるKQI算出部67はKPI蓄積DB53aを検索するように構成され、警報判定部69はKQI蓄積DB53bを検索するように構成されている。このため、本実施例では、KQI算出部67及び警報判定部69によって検索サーバ群57が構成される。本実施例では、収録サーバ群55は検索サーバ群57を含んで構成されている。
割当管理サーバ59は、割当サーバ情報管理部59aと、制御部59bとを有している。
割当サーバ情報管理部59aは、割当サーバ情報管理テーブル(不図示)を備え、割り当てサーバ情報と、割当サーバ情報の変更履歴とを管理する機能を発揮する。
本実施例では、割当サーバ情報管理部59aにおいて同じデータグループに属するデータとして扱われる所定の条件は、例えば海外ローミング事業者単位の通信ネットワークの監視の場合には、国やオペレータ(海外通信事業者)の同一性となる。また、当該所定の条件は、仮想移動体通信事業者(MVNO:Mobile Virtual Network Operator)やインターネットサービスプロバイダ(ISP:Internet Services Provider)向けの通信ネットワークの監視の場合には、APNの同一性となる。また、当該所定の条件は、サービスエリア監視の場合には、市町村の同一性となる。
また、本実施例では、割当サーバ情報管理部59aにおいてデータベースサーバ識別情報は、KPI蓄積DB53a、KQI蓄積DB53b及び警報管理DB53cのそれぞれの識別情報となる。
制御部59bは、割当サーバ情報変更部及び参照要求応答部の機能を発揮するようになっている。これにより、制御部59bは、WEBサーバ63からから送信された割り当てサーバ情報の変更要求に基づいて、割当サーバ情報管理部59aで管理された割り当てサーバ情報を変更して更新するようになっている。また、制御部59bは、KPI収集部65、KQI算出部67又は警報判定部69からの割り当てサーバ情報の参照要求に応答する。制御部59bは、当該参照要求の応答として、例えば割り当てサーバ情報管理部59aに設けられた割当サーバ情報管理テーブルの内容を各部65、67、69に対して開放したり、当該内容を各部65、67、69に送信したりするようになっている。
なお、KPI収集部65、KQI算出部67又は警報判定部69は、WEBサーバ63から送信されたデータ収録要求信号やデータ検索要求信号に基づいて、割り当てサーバ情報参照要求を制御部59bに送信する。
WEBサーバ63は、図1に示すWEBサーバ13と同様に、DBサーバ群53に格納されたデータの検索要求やDBサーバ群53に格納された所望のデータの一覧表示のためのユーザインタフェース(例えば、GUI)を提供するサーバである。WEBサーバ63は、検索サーバ群57の検索結果に基づいて、DBサーバ群53から直接データを取得できるように構成されている。
通信ネットワーク61は、図1に示す通信ネットワーク11と同様に、所定の通信サービスを提供する複数の通信ネットワーク構成要素と、当該通信ネットワーク構成要素から所定のデータを取得するデータ取得用のプローブとを有している。通信ネットワーク61は、データベースサーバ管理システム51において収録したり検索したりするデータを収録サーバ群55のKPI収集部65に出力するようになっている。
(データベースサーバ管理システム1の動作)
次に、本実施形態によるデータベースサーバ管理システム1の動作について図1及び図2を参照しつつ、図4から図7を用いて説明する。図4は、本実施形態によるデータベースサーバ管理システム1の動作を説明するためのシーケンス図である。
図4に示すように、WEBサーバ13は割当管理サーバ9に対して割り当て情報変更要求を実行する(ステップS1)。当該割り当て情報変更要求には、割当管理サーバ9に設けられた割当サーバ情報管理部9a(図1参照)において管理される、データグループと、割り当て変更日時と、データ格納対象のデータベースサーバ識別情報(本例では、データベースサーバ番号)とが含まれる。ステップS1では例えば、割当管理サーバ9は、当該割り当て情報変更要求信号を割当サーバ情報変更部9b(図1参照)で受信する。
当該割り当て情報変更要求信号を受信した割当管理サーバ9は、割り当て情報変更処理を実行する(ステップS3)。ステップS3では、割当管理サーバ9は、GUI操作やCUI(Character−based User Interface)操作などにより割り当て情報を変更する。割当サーバ情報変更部9bは、割当サーバ情報管理部9aに設けられた割当サーバ情報管理テーブルの例えば最下欄に、割当情報変更要求信号に含まれたデータグループと、割り当て変更日時と、データ格納対象のデータベースサーバ識別情報を格納する。これにより、割当サーバ情報管理部9aで管理している割り当て情報が変更されて更新される。
次に、例えばデータ収録処理が実行される(ステップS5〜S15)。データ収録処理ではまず、収録サーバ群5に設けられた収録サーバ5−1〜5−n(図1参照)は、割当管理サーバ9に対して割り当てサーバ情報の参照要求を実行する(ステップS5)。ステップS5では例えば、割当管理サーバ9は、収録サーバ5−1〜5−nからの割り当てサーバ情報の参照要求信号を参照要求応答部9c(図1参照)で受信する。
収録サーバ群5の収録サーバ5−1〜5−nは、割り当てサーバ情報の参照要求の応答として、割り当てサーバ情報を取得する(ステップS7)。ステップS7では例えば、参照要求応答部9cは、割当サーバ情報管理部9aに設けられた割当サーバ情報管理テーブルの内容を収録サーバ5−1〜5−nに対して開放したり、あるいは当該内容を収録サーバ5−1〜5−nに送信したりする。これにより、収録サーバ群5の収録サーバ5−1〜5−nは割り当てサーバ情報を取得する。収録サーバ群5は、取得した割り当てサーバ情報を保持する。
次に、通信ネットワーク(NW)11はDBサーバ群3に収録するための収録データを収録サーバ群5に通知する(ステップS9)。
次に、収録サーバ群5は、ステップS9において取得した収録データの収録先の収録DBサーバを特定する(ステップS11)。
ここで、収録DBサーバの特定処理について図5を用いて説明する。図5は、データベースサーバ管理システム1の動作におけるデータ収録先の収録DBサーバの特定方法の流れの一例を示すフローチャートである。
図5に示すように、データ収録先の収録DBサーバの特定方法の処理ではまず、データグループを抽出し(ステップS101)、ステップS103に移行する。ステップS101では例えば、収録サーバ群5は、割当管理サーバ9から取得した割り当てサーバ情報に含まれるデータグループを抽出する。本例では、複数のデータグループが抽出されたとする。
ステップS101の次のステップS103では、収録先サーバの特定処理をデータグループごとに開始し、ステップS105に移行する。ステップS103では例えば、まず、ステップS101で抽出された複数のデータグループのうちの一のデータグループについて収録先サーバの特定処理が開始される。
ステップS103の次のステップS105では、データ日時を抽出し、ステップS107に移行する。ステップS105では、当該一のデータグループに属するデータのデータ日時、すなわち収録日を通信ネットワーク11から通知された収録データより抽出する。
ステップS105の次のステップS107では、収録先サーバを特定し、ステップS109に移行する。ステップS107では例えば、収録サーバ群5は、割当管理サーバ9から取得した割り当てサーバ情報に含まれ、当該一のデータグループに対応付けられた割り当て変更日時のうち、ステップS105で抽出されたデータ日時以前(当該データ日時と同日を含む)であり、かつ最新の割り当て変更日時を抽出する。次に、収録サーバ群5は、割り当てサーバ情報から抽出した割り当て変更日時に対応付けられたデータベースサーバ番号のDBサーバを、当該一のデータグループに属するデータの収録先データベースサーバと特定する。
ステップS107の次のステップS109では、ステップS107において特定したDBサーバにデータを収録し、ステップS111に移行する。ステップS109では例えば、収録サーバ群5は、一のデータグループに属するデータを例えDBサーバ群3のDBサーバ3−1に収録する(図1のステップS13)。
ステップS109の次のステップS111では、全てのデータグループについて収録先のDBサーバの特定処理が終了しているか否かを判定する。全てのデータグループについて当該処理が終了していると判定したら収録DBサーバの特定処理を終了し、全てのデータグループについて当該特定処理が終了していないと判定したらステップS103に移行する。本例では、全てのデータグループについて当該特定処理が終了していないと判定して、ステップS103に移行する。
ステップS111の次のステップS103では、収録先サーバの特定処理の対象を当該一のデータグループから他のデータグループに切り替えて、ステップS105に移行する。
当該他のデータグループについて、当該一のデータグループにおいて実行したのと同様の処理を実行し(ステップS105〜S109)、例えばステップS107において収録先サーバがDBサーバ3−3と特定されて、当該他のデータグループに属するデータがDBサーバ3−3に収録される(図1のステップS15)。
ステップS109の次のステップS111では例えば、全てのデータグループについて収録先サーバの特定処理が終了したと判定し、収録DBサーバの特定処理は終了する。
図4に戻って、次に、検索サーバ群7は、DBサーバ群3のデータ検索処理を実行する(ステップS17〜S29)。データ検索処理ではまず、検索サーバ群7に設けられた検索サーバ7−1〜7−n(図1参照)は、割当管理サーバ9に対して割り当てサーバ情報の参照要求を実行する(ステップS17)。ステップS17では例えば、割当管理サーバ9は、検索サーバ7−1〜7−nからの割り当てサーバ情報の参照要求信号を参照要求応答部9c(図1参照)で受信する。
検索サーバ群7の検索サーバ7−1〜7−nは、割り当てサーバ情報の参照要求の応答として、割り当てサーバ情報を取得する(ステップS19)。ステップS19では例えば、参照要求応答部9cは、割当サーバ情報管理部9aに設けられた割当サーバ情報管理テーブルの内容を検索サーバ7−1〜7−nに対して開放したり、あるいは当該内容を検索サーバ7−1〜7−nに送信したりする。これにより、検索サーバ群7の検索サーバ7−1〜7−nは割り当てサーバ情報を取得する。検索サーバ群7は取得した割り当てサーバ情報を保持する。
次に、WEBサーバ13はDBサーバ群3のデータを検索するために、検索サーバ群7に対してデータ検索要求を通知する(ステップS21)。
次に、ステップS21で要求された検索対象のデータを格納したDBサーバを特定する(ステップS23)。
ここで、検索DBサーバの特定処理について図6を用いて説明する。図6は、データベースサーバ管理システム1の動作における検索データベースサーバの特定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図6に示すように、検索データベースサーバの特定処理ではまず、データグループを抽出し(ステップS201)、ステップS203に移行する。ステップS201では例えば、検索サーバ群7は、割当管理サーバ9から取得した割り当てサーバ情報に含まれるデータグループを抽出する。本例では、複数のデータグループが抽出されたとする。
ステップS201の次のステップS203では、検索データベースサーバの特定処理をデータグループごとに開始し、ステップS205に移行する。ステップS203では例えば、まず、複数のデータグループのうちの一のデータグループについて検索データベースサーバの特定処理が開始される。
ステップS203の次のステップS205では、データ日時を抽出し、ステップS207に移行する。ステップS205では、当該一のデータグループに属するデータのデータ日時、すなわちDBサーバ群3にデータを収録した収録日をWEBサーバ13から通知された検索対象データより抽出する。
ステップS205の次のステップS207では、検索先データベースサーバの特定をデータ日時毎に開始し、ステップS209に移行する。ステップS207では例えば、ステップS205で抽出されたデータ日時のうち、データ日時が再先のデータについて検索先データベースサーバの特定処理が開始される。
ステップS207の次のステップS209では、検索先データベースサーバを特定し、ステップS211に移行する。ステップS209では例えば、検索サーバ群7は、割当管理サーバ9から取得した割り当てサーバ情報に含まれ、当該一のデータグループに対応付けられた割り当て変更日時のうち、ステップS205で抽出された最先のデータ日時以前(当該データ日時と同日を含む)の全ての割り当て変更日時を抽出する。次に、検索サーバ群7は、割り当てサーバ情報から抽出した割り当て変更日時に対応付けられたデータベースサーバ番号のDBサーバを、当該最先のデータ日時であって当該一のデータグループに属するデータの検索先データベースと特定する。
ステップS209の次のステップS211では、ステップS205で抽出した全てのデータ日時について検索先データベースサーバの特定処理が終了しているか否かを判定する。ステップS205で抽出した全てのデータ日時について当該特定処理が終了していると判定したらステップS213に移行し、当該全てのデータ日時について当該特定処理が終了していないと判定したらステップS207に移行する。
全てのデータ日時について検索先のデータベースサーバを特定するまでステップS207〜S211の処理が繰り返される。
ステップS211の次のステップS213では、データベースサーバ毎に検索要求をマージし、ステップS215に移行する。ステップS213では例えば、検索サーバ群7は、データ日時が異なっていても特定された検索先データサーバが同一のデータについては1つの検索要求にまとめる。
ステップS213の次のステップS215では、データベースサーバに検索要求を実施し、ステップS217に移行する。ステップS215では例えば、検索サーバ群7は、検索対象のデータベースサーバに対して検索要求を実施する。当該検索要求は、ステップS213においてデータベースサーバ毎にマージされている。このため、例えば図4に示すデータ検索(ステップS25)やデータ検索(ステップS27)には、一又は複数のデータ日時に対応付けられた検索対象のデータが含まれる。
ステップS215の次のステップS217では、全てのデータグループについて検索先サーバの特定処理が終了しているか否かを判定し、全てのデータグループについて検索先サーバの特定処理が終了していると判定すると、検索データベースサーバの特定処理は終了し、当該特定処理が終了していないと判定すると、ステップS203に移行する。
ステップS217の次のステップS203では、検索先サーバの特定処理の対象のデータグループを切り替えて、ステップS205に移行する。
その後、切り替えたデータグループについてステップS205〜S217の処理を実行する。全てのデータグループについて検索先サーバの特定及び検索要求が終了するまでステップS203〜S217を繰り返し実行し、全てのデータグループについて検索先サーバの特定及び検索要求が終了すると、検索データベースサーバの特定処理は終了する。
図4に戻って、検索サーバ群7は、データ検索が終了すると(ステップS25、S27)、データ検索結果をWEBサーバ13に通知する(ステップS29)。当該データ検索結果通知には、データ検索結果が含まれており、WEBサーバ13は検索対象のデータグループの情報を取得できる。また、当該データ検索結果通知には、データ検索結果ではなく、検索対象のデータベースサーバの識別情報が含まれていてもよい。この場合、WEBサーバ13は、当該識別情報のデータベースサーバにアクセスして検索対象のデータグループの情報を取得する。
図4に示すデータベースサーバ管理システム1の動作において、収録サーバ群5及び検索サーバ群7は、任意のタイミングで割当管理サーバ9から割り当てサーバ情報を取得する。また、割当管理サーバ9は、割り当てサーバ情報に変更があれば割り当てサーバ情報を更新する。本実施形態によるデータベースサーバ管理システム1は、例えば割り当てサーバ情報の変更が日単位で行われるような、割り当てサーバ情報の変更頻度が少ないシステムに適する。
次に、データベースサーバ管理システム1の動作をより具体的に説明する。図7は、データベースサーバ増設時のデータベースサーバ管理システム1の動作の一例を模式的に示す図である。図7では、図4に示す各処理と同一の処理には同一のステップ番号が付されている。
図7では、データベースサーバ3−3の増設によるスケールアウトが例示されている。また、データグループの所定の条件は市町村の同一性である。割当管理サーバ9は、市町村の単位でデータ割り当ての変更を管理している。また、データベースサーバ3−1〜3−3は、例えば収録日毎にテーブルを分ける構成を有している。頻繁にデータベースサーバへのデータの割り当てを変更しないシステムの場合、割り当てサーバ情報の参照を1日当たり1回とすることができ、割当管理サーバへの参照処理の負荷が軽減できる。
図7に示すように、割当管理サーバ9は、WEBサーバ13から割り当て情報変更要求を受信すると(ステップS1)、割当サーバ情報管理部9aで管理されている割当サーバ情報管理テーブルの内容を更新する。本例では、割り当て情報変更要求に、データグループ「川崎市」、割り当て変更日時「2012年11月27日」及びデータベースサーバ番号「3」が含まれている。このため、割当サーバ情報管理テーブルの「データグループ」欄の最下欄には「川崎市」が投入され、「割り当て変更日時」欄の最下欄には「2012/11/27」が投入され、「データベースサーバ番号」欄の最下欄には「3」が投入される。これにより、割当管理サーバ9は、2011年11月1日から2012年11月27日までの割り当てサーバ情報の変更履歴を管理できる。
収録サーバ群5は、任意のタイミング(例えば所定時間に1日1回)で割当管理サーバ9から割り当てサーバ情報を取得し保持する(ステップS5、S7)。収録サーバ群5は、割当管理サーバ情報管理テーブルに格納された割り当て管理サーバ情報を全て取得する。
収録サーバ群5は、通信ネットワーク11からの「川崎市のデータの収録」を含む収録データ通知を受信すると(ステップS9)、データ日時、すなわちデータ収録日(2012年11月27日)以前(データ収録日を含む)であって割り当てサーバ情報のうちの最新の変更日時と、データグループ「川崎市」とに対応付けられたデータベースサーバ番号を抽出する。本例では、収録サーバ群5は、データグループ「川崎」とデータ収録日と同日の変更日時である「2012年11月27」とに対応付けられたデータベースサーバ番号「3」のDBサーバ3−3をデータ収録対象のDBサーバであると特定する。収録サーバ群5は、通信ネットワーク11からの収録データ通知に含まれた収録データ(本例では、データグループ、接続要求数及び接続完了数並びにこれらの日時)をDBサーバ3−3に収録する(ステップS15)。
これにより、DBサーバ3−3に設けられた2012年11月27日のテーブルには、項目行を除く1行目の「日時」欄に「1:00」、「データグループ」欄に「川崎市」、「接続要求数」欄に「70」、「接続完了数」欄に「70」が互いに対応付けられて格納される。また、同様に、DBサーバ3−3に設けられた2012年11月27日のテーブルには、項目行を除く2行目の「日時」欄に「1:01」、「データグループ」欄に「川崎市」、「接続要求数」欄に「60」、「接続完了数」欄に「60」が互いに対応付けられて格納される。
検索サーバ群7は、任意のタイミング(例えば所定時間に1日1回)で割当管理サーバ9から割り当てサーバ情報を取得し保持する(ステップS17、S19)。検索サーバ群7は、割当管理サーバ情報管理テーブルに格納された割り当て管理サーバ情報を全て取得する。
検索サーバ群7は、WEBサーバ13からの「川崎市のデータの検索」を含むデータ検索要求を受信すると(ステップS21)、データ日時、すなわちデータ収録日(2012年11月27日)以前(データ収録日を含む)の割り当て変更日時と、データグループ「川崎市」とに対応付けられたデータベースサーバ番号を抽出する。本例では、検索サーバ群7は、データグループ「川崎」と、データ収録日以前の「2012年11月1日」とに対応付けられたデータベースサーバ番号「1」のDBサーバ3−1をデータ検索対象のDBサーバであると特定する。さらに、検索サーバ群7は、データグループ「川崎」と、データ収録日と同日の変更日時である「2012年11月27」とに対応付けられたデータベースサーバ番号「3」のDBサーバ3−3をデータ検索対象のDBサーバであると特定する。検索サーバ群7は、WEBサーバ13からのデータ検索要求に含まれた検索データ(本例では、データグループ、接続要求数及び接続完了数並びにこれらの日時)をDBサーバ3−1及びDBサーバ3−3から検索する(ステップS25、S27)。
これにより、検索サーバ群7は、DBサーバ3−1に設けられた2012年11月1日から2012年11月26日までの各テーブルに格納されたデータグループ「川崎市」に対応付けられた日時、接続要求数及び接続完了数の各データを検索する。また、検索サーバ群7は、DBサーバ3−3に設けられた2012年11月27日のテーブルの項目行を除く1行目に格納されてデータグループ「川崎市」に対応付けられた「日時」欄の「1:00」、「接続要求数」欄の「70」及び「接続完了数」欄の「70」を検索する。さらに、検索サーバ群7は、DBサーバ3−3の同テーブルの2行目に格納されてデータグループ「川崎市」に対応付けられた「日時」欄の「1:01」、「接続要求数」欄の「60」及び「接続完了数」欄の「60」を検索する。
以上説明したように、本実施形態によるデータベース管理サーバは、データベースサーバへのデータの割り当ての変更日時である割り当てサーバ変更日時の履歴を監視する割当サーバ情報管理部を有している。これにより、本実施形態によるデータベース管理サーバ及びそれを備えたデータベースサーバ管理システムによれば、同じデータグループに属するデータが複数のデータベースに跨って収録されていても、同じデータグループに属する検索対象のデータを格納するデータベースサーバを特定して当該検索対象データを検索することができる。このため、本実施形態によるデータベース管理サーバ及びそれを備えたデータベースサーバ管理システムは、複数のデータベースサーバを全検索しなくても検索対象データを検索できる。これにより、本実施形態によれば、最小限の検索負荷でデータを検索することが可能になる。特に、本実施形態によるデータベース管理サーバ及びそれを備えたデータベースサーバ管理システムは、データ検索を頻繁に行うようなシステムや多くのデータベースサーバを備えたシステムに好適である。
さらに、本実施形態によるデータベース管理サーバ及びそれを備えたデータベースサーバ管理システムによれば、データ移行を伴わずにデータベース容量を増加させるスケールアウトを実行することができる。これにより、本実施形態によれば、データ移行が不要になり、データ移行に伴う作業時間の削減を図ることができる。さらに、本実施形態によれば、スケールアウト時にデータ移行に伴う負荷を考慮する必要がなり、かつシステム運用の制限や停止を伴わなくなる。
ところで、従来、データベースサーバに記憶するデータ量が増加し、DBサーバのデータ記憶容量が不足すると、DBサーバを増設したり、DBサーバへのデータの割り当てを変更したりして、当該データ記憶容量の不足が補われるようになっている。このようなデータベース容量を増加させるスケールアウト方式において、すでにデータベースサーバに格納されていた格納済みのデータに対するデータ検索を可能とする方式として、データ移行方式と全検索方式の2つの方式が知られている。
図8は、データ移行方式を模式的に示す図である。図8(a)は、データベースサーバの増設前、すなわちデータ移行前の状態を模式的に示している。図8(b)は、データベースサーバ増設後、すなわちデータ移行後の状態を模式的に示している。
図8(a)に示すように、収録サーバ105がデータグループBのデータをデータベースサーバ103−1に収録したため、データベースサーバ103−1には、データグループAのデータ及びデータグループBのデータが格納される。これにより、データベースサーバ103−1のデータ記憶容量は不足する。
また、検索サーバ107は、データグループBのデータを検索するために、データベースサーバ103−1を検索する。データグループBのデータはデータベースサーバ103−1のみに記憶されているため、検索サーバ107は、データベースサーバ103−1のみにアクセスすることにより、データグループBのデータを検索できる。
データベースサーバ103−1のデータ記憶容量が不足したため、図8(b)に示すように、データベースサーバ103−3が増設され、データグループBのデータがデータベースサーバ103−3に移行される。
データ移行方式は、すでにデータベースに格納されている過去の全てのデータを新たに増設するDBサーバにデータ移行する方式である。このため、図8(b)の曲線矢印で示すように、データベースサーバ103−1に格納されていたデータグループBの全データはデータベースサーバ103−3に移行される。
データ移行後にデータグループBのデータを収録する場合には、図8(b)に示すように、収録サーバ105は、データベース103−3に当該データを収録する。また、データ移行後にデータグループBのデータを検索する場合には、図8(b)に示すように、検索サーバ107はデータベースサーバ103−3にアクセスして当該データを検索する。このように、データ移行方式では、所望のデータを収録したり検出したりするデータサーバを1つに特定できる。
データ移行方式では、スケールアウト時に、同じデータグループに属するデータが異なるデータベースサーバに分散されないように、当該データは一のデータベースサーバに移行される。データ移行方式はデータ移行が完了して初めてデータ検出が可能になる。このため、データ移行方式は、このデータ移行に伴う作業量が膨大となり稼働に時間が掛かるという問題を有している。さらに、データ移行方式は、データ移行に伴う処理負荷が掛かるため、データ検索やデータ蓄積などのシステムの通常運用に影響を与えることがある。また、データ移行方式は、移行するデータが多量であるとシステムの通常運用を停止する必要が生じてしまうという問題を有している。
図9は、全検索方式を模式的に示す図である。図9(a)は、データベースサーバの増設前の状態を模式的に示している。図9(b)は、データベースサーバ増設後の状態を模式的に示している。
図9(a)に示すように、収録サーバ105がデータグループBのデータをデータベースサーバ103−1に収録したため、データベースサーバ103−1には、データグループAのデータ及びデータグループBのデータが格納される。これにより、データベースサーバ103−1のデータ記憶容量は不足する。
全検索方式は、データ検索する際に、全てのデータベースを検索して、所望のデータを検索する方式である。このため、検索サーバ107は、データグループBのデータを検索するために、データベースサーバ103−1及びデータベースサーバ103−2の両方を検索する。
データベースサーバ103−1のデータ記憶容量が不足したため、図9(b)に示すように、データベースサーバ103−3が増設される。収録サーバ105は、データベースサーバ103−3の増設以後は、データグループBのデータをデータベースサーバ103−3に収録する。
図9(b)に示すように、データベースサーバ103−3の増設により、データグループBのデータがデータベースサーバ103−1及びデータベースサーバ103−3に分離して格納されてしまう。全検索方式は、データ検索に当たって全てのデータベースを検索する方式であるため、同一のデータグループのデータが異なるデータベースサーバに分離して格納されても、同一のデータグループのデータを全て検索することができる。このため、図9(b)に示すように、検索サーバ107は、データベースサーバ103−1〜103−3にアクセスしてデータグループBの全てのデータを検索できる。
このように、全検索方式を採用することにより、同一のデータグループに属するデータが複数のデータベースに跨って格納されても、当該データを検索することができる。このため、データベースサーバの増設に伴ってデータ移行が不要になるので、データ移行に伴う処理負荷を考慮する必要がなくなる。しかしながら、全検索方式は、全てのデータベースサーバに対してデータ検索を実施する必要がある。このため、全検索方式は、データ検索を頻繁に行うようなシステムや多くのDBサーバにより構成されたシステムには適さないという問題がある。
図10は、全検索方式の問題点を説明する図である。
図10に示すように、大規模なサーバ群で構成され、かつ、データベースへの検索を頻繁に行ってリアルタイムに結果を得る必要があるシステムでは、全検索方式は、検索負荷の観点から採用が困難であるという問題を有している。例えば、検索サーバの総数が100台であり、DBサーバの総数が1000台である場合には、各検索サーバが1回のデータ検索を実行すると、検索量は1000×100=100,000件にも及んでしまう。
データ移行方式及び全検索方式には、データ移行に伴う作業量を削減するために全検索方式を採用すると検索量が増大してしまい、検索量を削減するためにデータ移行方式を採用するとデータ移行に伴う作業量が増大してしまうという、トレードオフの関係があった。
これに対し、本実施形態によるデータベース管理サーバおよびそれを備えたデータベースサーバ管理システムは、データ移行方式及び全検索方式のそれぞれの問題点を解決し、スケールアウト時のデータ移行を不要とし、かつ全検索をせずに複数のデータベースサーバから所望のデータを検索できる。
図11は、本実施形態によるデータベース管理サーバおよびそれを備えたデータベースサーバ管理システムを模式的に示している。
図11に示すように、データベース管理サーバとしての割当管理サーバ9は、上述したように、割り当てサーバ情報の変更履歴を管理する割当サーバ情報管理部9aを有している。収録サーバ群5は、割当サーバ情報管理部9aで管理している割り当てサーバ情報の変更履歴を取得して保持している。収録サーバ群5は、割り当てサーバ情報に基づいて、収録先のデータベースサーバを特定し、収録対象データを所定のデータベースサーバに収録できる。また、検索サーバ群7も同様に、割当サーバ情報管理部9aで管理している割り当てサーバ情報の変更履歴を取得して保持している。検索サーバ群7は、割り当てサーバ情報に基づいて、検索対象データの属するデータグループが格納されたデータベースサーバのみを特定し、当該データベースサーバに対して検索対象データを検索できる。
図11の図中に破線の曲線矢印上に「×」印で示すように、本実施形態によれば、データベース増設時(スケールアウト時)にデータ移行が不要になる。さらに、図11の図中に検索サーバ群7上の楕円で示すように、検索サーバ群7は、検索対象のデータグループ(本例では、データグループB)を格納したデータベースサーバ3−1、3−3のみを検索対象とすることができる。これにより、本実施形態によれば、データ移行に伴う作業を不要とし、かつデータ検索に伴う検索量を最小限に抑えることができる。
(変形例)
次に、本実施形態の変形例によるデータベースサーバ管理システムの動作について図12を用いて説明する。本変形例による当該動作は、上記実施形態による当該動作とほぼ同様であるため、異なる点のみを簡述する。図12は、本変形例によるデータベースサーバ管理システム1の動作を説明するためのシーケンス図である。なお、図4に示すデータベースサーバ管理システム1の動作と同様の作用・機能を奏する構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図12に示すように、本変形例では、割当管理サーバ9は、割り当てサーバ情報を変更したら(ステップS3)、所定のタイミングで収録サーバ群5に対して割り当てサーバ情報変更通知を実行し(ステップS4)、検索サーバ群7に対して割り当て情報変更通知を実行する(ステップS16)。
これにより、収録サーバ群5及び検索サーバ群7は、割当管理サーバ9からの割当サーバ情報変更通知を受信したタイミングで、割当管理サーバ9に割り当てサーバ情報の参照要求を通知できる。したがって、本変形例によるデータベースサーバ管理システム1は、割り当てサーバの変更頻度が高かったり、リアルタイムに割り当てサーバの変更に対応したりする必要のあるステムに好適である。
本発明は、コンピュータプログラムとして具体化することができる。例えば、割当管理サーバ9や割当管理サーバ59の各部の機能を通信用プログラムとして実現することもできる。したがって、本発明の一部または全ては、ハードウェアまたはソフトウェア(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコード、ステートマシン、ゲートアレイ等を含む)に組み入れることができる。さらに、本発明は、コンピュータによって使用可能な、またはコンピュータ可読の記憶媒体上のコンピュータプログラム製品の形態をとることができ、この媒体には、コンピュータによって使用可能な、またはコンピュータ可読のプログラムコードが組み入れられる。本明細書のコンテキストでは、コンピュータによって使用可能な、またはコンピュータ可読の媒体は、命令実行システム、装置若しくはデバイスによって、またはそれらとともに使用されるプログラムを、収録する、記憶する、通信する、伝搬する、または搬送することのできる、任意の媒体とすることができる。
本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらすすべての実施形態をも含む。さらに、本発明の範囲は、請求項により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、すべての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画されうる。
1 データベースサーバ管理システム
3 サーバ群
5 収録サーバ群
7 検索サーバ群
9 割当管理サーバ
9a 割当サーバ情報管理部
9b 割当サーバ情報変更部
9c 参照要求応答部
11 通信ネットワーク
13 WEBサーバ

Claims (7)

  1. 所定の条件でデータをグループ化したデータグループと、複数のデータベースサーバへの前記データの割り当ての変更日である割当変更日と、前記複数のデータベースサーバを識別する情報であるデータベースサーバ識別情報とを対応付けた割り当てサーバ情報を格納し格納された前記割当変更日に基づく割り当てサーバ情報の変更履歴と、前記割り当てサーバ情報とを管理する割当サーバ情報管理部と、
    外部装置から送信された前記割り当てサーバ情報の変更要求に含まれた割り当てサーバ情報を追加して、前記割当サーバ情報管理部で管理された前記割り当てサーバ情報を変更する割当サーバ情報変更部と、
    前記複数のデータベースサーバにデータを収録する収録サーバ及び前記複数のデータベースサーバに収録された収録データを検索する検索サーバからの前記割り当てサーバ情報の参照要求に応答し、前記データの収録日以前の前記割当変更日のうちの最新の前記割当変更日に対応付けて前記割り当てサーバ情報に含まれた前記データベースサーバ識別情報のデータベースサーバに前記データを収録させるために前記収録サーバに前記割り当てサーバ情報を参照させ、前記データの収録日以前の前記割当変更日に対応付けて前記割り当てサーバ情報に含まれた前記データベースサーバ識別情報のデータベースサーバから前記データを検索させるために前記検索サーバに前記割り当てサーバ情報を参照させる参照要求応答部と
    を有することを特徴とするデータベース管理サーバ。
  2. 前記割当サーバ情報管理部は、前記割り当てサーバ情報の変更予定日を管理すること
    を特徴とする請求項1記載のデータベース管理サーバ。
  3. 前記割当サーバ情報管理部は、前記変更日に加えて、複数のデータベースサーバへの前記データの割り当てを変更する時間も管理すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のデータベース管理サーバ。
  4. 前記データベースサーバから前記データが削除された場合には、前記割当サーバ情報変更部は、削除された前記データに対応する前記割り当てサーバ情報を前記割当サーバ情報管理部から削除すること
    を特徴とする請求項1から3までのいずれか一項に記載のデータベース管理サーバ。
  5. データを格納する複数のデータベースサーバと、
    前記複数のデータベースにデータを収録する収録サーバと、
    前記複数のデータベースに収録された収録データを検索する検索サーバと、
    所定の条件でデータをグループ化したデータグループと、複数のデータベースサーバへの前記データの割り当ての変更日である割当変更日と、前記複数のデータベースサーバを識別する情報であるデータベースサーバ識別情報とを対応付けた割り当てサーバ情報を格納し格納された前記割当変更日に基づく割り当てサーバ情報の変更履歴と、前記割り当てサーバ情報とを管理する割当サーバ情報管理部と、外部装置から送信された前記割り当てサーバ情報の変更要求に含まれた割り当てサーバ情報を追加して、前記割当サーバ情報管理部で管理された前記割り当てサーバ情報を変更する割当サーバ情報変更部と、前記複数のデータベースサーバにデータを収録する収録サーバ及び前記複数のデータベースサーバに収録された収録データを検索する検索サーバからの前記割り当てサーバ情報の参照要求に応答する参照要求応答部とを備えたデータベース管理サーバとを有し、
    前記収録サーバは、前記データの収録日以前の前記割当変更日のうちの最新の前記割当変更日に対応付けて前記割り当てサーバ情報に含まれた前記データベースサーバ識別情報のデータベースサーバに前記データを収録し、
    前記検索サーバは、前記データの収録日以前の前記割当変更日に対応付けて前記割り当てサーバ情報に含まれた前記データベースサーバ識別情報のデータベースサーバから前記データを検索すること
    を特徴とするデータベースサーバ管理システム。
  6. 前記データベース管理サーバは、請求項2から4までのいずれか一項に記載のデータベース管理サーバであること
    を特徴とする請求項5記載のデータベースサーバ管理システム。
  7. コンピュータを、
    所定の条件でデータをグループ化したデータグループと、複数のデータベースサーバへの前記データの割り当ての変更日である割当変更日と、前記複数のデータベースサーバを識別する情報であるデータベースサーバ識別情報とを対応付けた割り当てサーバ情報を格納し格納された前記割当変更日に基づく割り当てサーバ情報の変更履歴と、前記割り当てサーバ情報とを管理する割当サーバ情報管理部、
    外部装置から送信された前記割り当てサーバ情報の変更要求に含まれた割り当てサーバ情報を追加して、前記割当サーバ情報管理部で管理された前記割り当てサーバ情報を変更する割当サーバ情報変更部、及び、
    前記複数のデータベースサーバにデータを収録する収録サーバ及び前記複数のデータベースサーバに収録された収録データを検索する検索サーバからの前記割り当てサーバ情報の参照要求に応答し、前記データの収録日以前の前記割当変更日のうちの最新の前記割当変更日に対応付けて前記割り当てサーバ情報に含まれた前記データベースサーバ識別情報のデータベースサーバに前記データを収録させるために前記収録サーバに前記割り当てサーバ情報を参照させ、前記データの収録日以前の前記割当変更日に対応付けて前記割り当てサーバ情報に含まれた前記データベースサーバ識別情報のデータベースサーバから前記データを検索させるために前記検索サーバに前記割り当てサーバ情報を参照させる参照要求応答部として機能させること
    を特徴とするデータベースサーバ管理プログラム。
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