JP5497197B2 - 複数の並列タイマを使用する、効率的なサービングセル変更のための方法および装置 - Google Patents

複数の並列タイマを使用する、効率的なサービングセル変更のための方法および装置 Download PDF

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Description

本願は、一般的には無線通信に関し、より具体的には、無線通信セッションの間にハンドオーバを扱うことに関する。
他のハンドオーバメカニズムとは対照的に、例えばＷＣＤＭＡＲ９９、ＨＳＰＤＡおよび他の同様な技術によって使用されるものは、ダウンリンクデータ送信について、単一無線リンク（１セクタ）のみを許容する。モバイルハンドセットへデータをＨＳＤＰＡで送信するこのサービングセクタまたはセルは、ＨＳサービングセルと呼ばれる。ＨＳサービングセルは、ネットワークとモバイルハンドセットの両方によってトラッキングされる必要がある。一般的に、そのように行なう方法は、イベント１ｄ（ｅ１ｄ）報告による。
モバイル機器がＨＳ呼び出しを確立するとき、呼び出しをセットアップするセクタまたはセルは、第１の「最良セル(Best Cell)」となり、そしてそれは、ｅ１ｄ測定報告メッセージ（ＭＲＭ）を通じてモバイルハンドセットへ報告されるであろう。モバイルハンドセットが別のセルまたはセクタへ移動するとき、ソフトハンドオーバが生じ、モバイルは、そのアクティブセットの中に新規セルを追加するであろう。モバイルハンドセットは、強度という点から両方のセルを比較し、ｅ１ｄ ＭＲＭを通じて新規セルがより強いかをネットワークに報告するであろう。ネットワークは、そのあとで、再構成メッセージ(reconfiguration message)を送信して、ＨＳサービングセルを新規セルに変更しうる。
従来のｅ１ｄハンドリングでは、最良セル以外のアクティブセットセルがｅ１ｄトリガリング条件を満たすとき、タイマは、そのセルについて開始される。条件がタイマより長い時間期間の間満たされている場合には、ハンドセットは、このセルを最良セルとして設定し、ｅ１ｄ測定報告を送信する。その後で、すべてのタイマはリセットされる。そのタイマの終了前にこの新規最良セルよりもさらに強くなっている他のファストライジング・パイロット(fast rising pilots)がある場合がある。しかしながら、従来のハンドリングでは、新規ファストライジング・パイロットが新規最良セルよりも強くなるときに記録するメカニズムがない。したがって、最も強い新規ファストライジング・パイロットは、報告されるために、また別のタイマ期間、待機する必要があるであろう。
このようなファストライジング・パイロットをトラッキングするためのシステムおよび方法を有することが望ましい。
以下に、そのような態様の基本的な理解を提供するために、1つまたは複数の態様の簡略な概要(summary)を提示する。この概要は、すべての熟考された態様の広範囲な全体像ではなく、すべての態様の重要なあるいは決定的なエレメントを識別することも、あるいは、いずれあるいはすべての態様の範囲を詳細に描写することも、意図されていない。その唯一の目的は、後で示される、より詳細な説明の前置きとして、簡略化された形で1つまたは複数の態様のいくつかの概念を提示することである。
本開示のいくつかの態様によれば、通信システムにおいてサービングセル変更を管理するための方法は、ダウンリンクデータを受信するためにパイロットセルのアクティブセットを維持することと、なお、アクティブセットはソフトハンドオーバのための複数のセルを備え、複数のセルは初期最良セルを備える；第１のセルが初期最良セルよりも強くなるときにパイロットセルのアクティブセットから第１のセルをモニタするために第１のタイマを開始することと、なお、第１のタイマは初期最良セルよりも強くなるべき第１のセルのための第１のモニタリング期間に対応する；第２のセルが初期最良セルよりも強くなるときに初期最良セルについて第２のセルをモニタするために第２のタイマを開始することと、なお、第２のタイマは初期最良セルよりも強くなるべき第２のセルのための第２のモニタリング期間に対応する；第１のタイマの終了時、第１のセルが第１のモニタリング期間の間、初期最良セルよりも強かった場合、第１のセルを新規最良セルとして指定することと；第２のタイマの終了時、第２のセルが第２のモニタリング期間の間、初期最良セルよりも強く、且つ、第１のセルが第１のモニタリング期間の間、初期最良セルよりも強くなかった場合、第２のセルを新規最良セルとして指定することと；を備える。
本開示のいくつかの態様によれば、通信システムにおいてサービングセル変更を管理するように構成された少なくとも１つのプロセッサは、ダウンリンクデータを受信するためにパイロットセルのアクティブセットを維持するための第１のモジュールと、なお、アクティブセットはソフトハンドオーバのための複数のセルを備え、複数のセルは初期最良セルを備える；第１のセルが初期最良セルよりも強くなるときにパイロットセルのアクティブセットから第１のセルをモニタするために第１のタイマを開始するための第２のモジュールと、なお、第１のタイマは初期最良セルよりも強くなるべき第１のセルのための第１のモニタリング期間に対応する；第２のセルが初期最良セルよりも強くなるときに初期最良セルについて第２のセルをモニタするために第２のタイマを開始するための第３のモジュールと、なお、第２のタイマは初期最良セルよりも強くなるべき第２のセルのための第２のモニタリング期間に対応する；第１のタイマの終了時、第１のセルが第１のモニタリング期間の間、初期最良セルよりも強かった場合、第１のセルを新規最良セルとして指定するための第４のモジュールと；第２のタイマの終了時、第２のセルが第２のモニタリング期間の間、初期最良セルよりも強く、且つ、第１のセルが第１のモニタリング期間の間、初期最良セルよりも強くなかった場合、第２のセルを新規最良セルとして指定するための第５のモジュールと；を備える。
いくつかの態様によれば、コンピュータプログラムプロダクトは、コンピュータ可読媒体を備え、コンピュータ可読媒体は、ダウンリンクデータを受信するためにパイロットセルのアクティブセットをコンピュータに維持させるための第１セットのコードと、なお、アクティブセットはソフトハンドオーバのための複数のセルを備え、複数のセルは初期最良セルを備える；第１のセルが初期最良セルよりも強くなるときにパイロットセルのアクティブセットから第１のセルをモニタするために第１のタイマをコンピュータに開始させるための第２セットのコードと、なお、第１のタイマは初期最良セルよりも強くなるべき第１のセルのための第１のモニタリング期間に対応する；第２のセルが初期最良セルよりも強くなるときに初期最良セルについて第２のセルをモニタするために第２のタイマをコンピュータに開始させるための第３セットのコードと、なお、第２のタイマは初期最良セルよりも強くなるべき第２のセルのための第２のモニタリング期間に対応する；第１のタイマの終了時、第１のセルが第１のモニタリング期間の間、初期最良セルよりも強かった場合、第１のセルを新規最良セルとしてコンピュータに指定させるための第４セットのコードと；第２のタイマの終了時、第２のセルが第２のモニタリング期間の間、初期最良セルよりも強く、且つ、第１のセルが第１のモニタリング期間の間、初期最良セルよりも強くなかった場合、第２のセルを新規最良セルとしてコンピュータに指定させるための第５セットのコードと；を備える。
いくつかの態様によれば、装置は、ダウンリンクデータを受信するためにパイロットセルのアクティブセットを維持するための手段と、なお、アクティブセットはソフトハンドオーバのための複数のセルを備え、複数のセルは初期最良セルを備える；第１のセルが初期最良セルよりも強くなるときにパイロットセルのアクティブセットから第１のセルをモニタするために第１のタイマを開始するための手段と、なお、第１のタイマは初期最良セルよりも強くなるべき第１のセルのための第１のモニタリング期間に対応する；第２のセルが初期最良セルよりも強くなるときに初期最良セルについて第２のセルをモニタするために第２のタイマを開始するための手段と、なお、第２のタイマは初期最良セルよりも強くなるべき第２のセルのための第２のモニタリング期間に対応する；第１のタイマの終了時、第１のセルが第１のモニタリング期間の間、初期最良セルよりも強かった場合、第１のセルを新規最良セルとして指定するための手段と；第２のタイマの終了時、第２のセルが第２のモニタリング期間の間、初期最良セルよりも強く、且つ、第１のセルが第１のモニタリング期間の間、初期最良セルよりも強くなかった場合、第２のセルを新規最良セルとして指定するための手段と；を備える。
いくつかの態様によれば、装置は、パイロットセルのアクティブセットを維持するように構成されたアクティブセット処理モジュールと、なお、アクティブセットは、ソフトハンドオーバのための複数のセルを備える；最良セル選択モジュールと；を備え、最良セル選択モジュールは、第１のセルが初期最良セルよりも強くなるときにパイロットセルのアクティブセットから第１のセルをモニタするために第１のタイマを開始することと、なお、第１のタイマは初期最良セルよりも強くなるべき第１のセルのための第１のモニタリング期間に対応する；第２のセルが初期最良セルよりも強くなるときに初期最良セルについて第２のセルをモニタするために第２のタイマを開始することと、なお、第２のタイマは初期最良セルよりも強くなるべき第２のセルのための第２のモニタリング期間に対応する；第１のタイマの終了時、第１のセルが第１のモニタリング期間の間、初期最良セルよりも強かった場合、第１のセルを新規最良セルとして指定することと；第２のタイマの終了時、第２のセルが第２のモニタリング期間の間、初期最良セルよりも強く、且つ、第１のセルが第１のモニタリング期間の間、初期最良セルよりも強くなかった場合、第２のセルを新規最良セルとして指定することと；のために構成される。
前述および関連の目的の達成のために、１つまたは複数の態様は、ここで十分に説明され、特許請求の範囲で特に指摘された特徴を備える。下記の説明および添付図面は、１つまたは複数の態様のある説明の特徴を詳細に記載している。
しかしながら、これらの特徴は、様々な態様の原理が利用されうる様々な方法のうちのいくつかを示しているが、この説明は、すべてのそのような態様およびそれらの均等(equivalents)を含むように意図されている
開示された態様は、添付図面と一緒に、以下に説明され、開示された態様を限定するのではなく説明するために提示されており、同様な名称(designation)は、同様の構成要素を示す。
図１は、様々な説明された態様による、例示的なネットワークアーキテクチャを図示する。 図２は、従来のサービングセルハンドリングプロセスのためのタイミング図を図示する。 図３は、様々な説明された態様による、ユーザインタフェースのハードウェア実装の概念ブロック図である。 図４は、様々な説明された態様による、例示的なサービングセルハンドリングプロセスのためのタイミング図を図示する。 図５は、様々な開示された態様による、サービングセルハンドリングプロセスを図示するフローチャートである。 図６は、様々な開示された態様による、サービングセルハンドリングプロセスのさらなる態様を図示するフローチャートである。 図７は、様々な説明された態様による、サービングセル変更を管理するためのシステムを図示する。
詳細な説明
添付図面に関連して下記で記載される詳細な説明は、様々な構成の説明として意図されており、ここにおいて説明される概念が実践されうる唯一の構成を表すように意図されていない。詳細な説明は、様々な概念の完全な理解を提供するために具体的な詳細を含んでいる。しかしながら、これらの概念がこれらの具体的な詳細なしで実践されることができるということは、当業者にとっては明らかであろう。他の例では、既知の構造およびコンポーネントは、このような概念を不明瞭にすることを回避するために、ブロック図の形で示されている。
通信システムのいくつかの態様は、様々な装置および方法を参照して提示されるであろう。より具体的には、サービングセル変更を扱うプロセスが強化される通信システムが説明されるであろう。複数のタイマが最良セルとなる可能性のあるセルをモニタするために使用される。セルは、現在のサービングセルについてモニタされるだけではなく、互いについてもモニタされる。すなわち、２つのセルが現在のサービングセルよりも強くなる場合、タイマは、互いについてこれらのセルをモニタするために設定されることができる。したがって、ファストライジングセル（fast rising cell）は、別のライジングセルが最良セルになった後、全タイマ期間待機することなく、新規最良セルとなりうる。
これらの装置と方法は、次の詳細な説明の中で説明されており、様々なブロック、モジュール、コンポーネント、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズム等(集約的には「エレメント」と呼ばれる)によって添付図面の中で図示されている。これらのエレメントは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または、それらのいずれの組み合わせを使用して実装されうる。そのようなエレメントがハードウェアまたはソフトウェアとして実装されるかどうかは、特定のアプリケーションと全体のシステムに課された設計制約によって決まる。
様々な装置を利用する通信システムの例は、図１で図示されるネットワークアーキテクチャ１００を参照して提示されるであろう。当業者は、下記の詳細な説明から容易に理解するように、ここで提示された様々な概念は、高速ダウンリンクパケットアクセス（ＨＳＤＰＡ）アプリケーションによく適している。しかしながら、これらの概念は、他の通信規格に容易に拡張されうる。例として、これらの概念は、ロングタームエボリューション（ＬＴＥ）、エボリューションデータ最適化（ＥＶ−ＤＯ）、ウルトラモバイルブロードバンド（ＵＭＢ）、および／または他の通信規格に拡張されうる。概念はまた、３Ｇから２Ｇのセル再選択についてインターシステム測定（ＧＳＭ（登録商標）セル）に拡張されうる。
ここで説明される装置および方法はまた、ＷＣＤＭＡＲ９９アイドルモードセル再選択に適用されうる。アイドルモードでは、モバイルハンドセットは、近隣セルリストを保持し、そしてそれは、現在のサービングセルに対する測定のための１セットのセルを含む。従来のＷＣＤＭＡＲ９９のアイドルモードセル再選択処理では、タイマは、新規最良セルのためのセルでありうる、そのタイマは、３ＧＰＰ ＴＳ２５．３３１で指定されるように、Ｔｒｅｓｅｌｅｃｔｉｏｎタイマと呼ばれ、その内容は、参照によりここに組み込まれる。ここで説明された例示的な態様にしたがって、１より多いＴｒｅｓｅｌｅｃｔｉｏｎタイマは、近隣セルリスト内のセルを比較するために生成されうる。１より多いＴｒｅｓｅｌｅｃｔｉｏｎタイマを提供することは、セル再選択の速度を増大させるので、モバイルハンドセットは、信号強度／品質要件およびタイマ要件を満たしながら適切な強いセル上へとキャンプ（camp）することができる。例えば、ＷＣＤＭＡＲ９９実装では、セルの最大数は、すべての起こりうるイントラ周波数セルが適応されることができるように、３１に設定されうる。タイマの最大数は、限定されうる、また、処理およびメモリリソースを保全するために変動しうる。
図１で図示されるネットワークアーキテクチャ１００は、コアネットワーク１１０とアクセスネットワーク１２０と一緒に図示されている。コアネットワーク１１０は、アクセスネットワーク１２０にパケット交換方式のサービスを提供しうる。例えば、コアネットワーク１１０は、インターネットのようなパケットベースのネットワーク１１２に対し、アクセスネットワーク１２０のための接続を提供しうる。しかしながら、当業者は、本開示全体にわたって提示される様々な概念は他のタイプのパケットベースのネットワークと回路交換ネットワークサービスへのアクセスを提供するコアネットワークに拡張されうるということを容易に理解するであろう。
アクセスネットワーク１２０は、モバイル装置１３０のために、コアネットワーク１１０へのアクセスポイントとしてサービス提供しうる。モバイル装置の例は、セルラ電話、スマートフォン、ＳＩＰ(session initial protocol)フォン、ラップトップ、携帯情報端末（ＰＤＡ）、衛星ラジオ、グローバルポジショニングシステム、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレイヤー（例、ＭＰ３プレイヤー、カメラ、ゲームコンソール、または、いずれの他の同様な機能デバイス、を含む。モバイル装置１３０は、ＨＳＤＰＡおよびＬＴＥのようなアプリケーションではユーザ機器（ＵＥ）と一般的には呼ばれ、また、当業者によって、モバイル局、加入者局、モバイルデバイス、無線デバイス、無線通信デバイス、遠隔デバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、無線端末、遠隔端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または他の何らかの適切な技術、と呼ばれうる。
アクセスネットワーク１２０は、複数のセルにリンク付けされた無線ネットワークコントローラ（ＲＮＣ）１２２を含めうる。参照番号１２４、１２６、および１２８と指定された３つのセルが図１で図示される。セル１２４、１２６、および１２８の各々は、１つまたは別個のノードＢ（図示されず）によってカバーされうる。ノードＢは、無線でＵＥ１３０と通信することができる地上基地局でありうる。セル１２４、１２６、および１２８は、例えば、サービングノードＢのセクタと呼ばれうる、なお、セルは、単一のノードＢによってサービス提供される。
ＵＥ１３０は、サービングセルとして知られる、複数セルのうちの１つを通じて、初期通信を確立しうる。例えば、ＵＥ１３０がセル１２４を通じて通信セッションを確立した場合には、セル１２４は、サービングセルとして知られるであろう。
ＵＥ１３０は、セルのアクティブセット（ＡＳＥＴ）を維持しうる。アクティブセットは、サービングセルに加えて、パイロット信号強度および／またはセルに関連する他の情報を含む。アクティブセット内の他のセルは、信号パイロット強度がサービングセルのものを超える場合にはサービングセルの候補となることがある。例えば、ＵＥ１３０が異なるカバレッジエリアへと移動すると（カバレッジエリアはセル１２６または１２８によって提供される）、１つまたはこれらのセルからのパイロット信号強度は、現在のサービングセル、セル１２４のものを越えることがある。ＡＳＥＴは、一般的には、特定数のセル、例えば３つのセルに限定される。そのため、ＵＥ１３０はまた、さらなる近隣セルをモニタするためにモニタされたセットを維持しうる。
ＨＳＰＤＡのような通信システムでは、サービングセルは、ネットワークとモバイルの両方によってトラッキングされる。すなわち、ＵＥ１３０とアクセスネットワーク１２０の両方は、サービングセルをトラッキングする。一般的に、イベント１ｄ（「ｅ１ｄ」）報告は、ｅ１ｄ測定報告（ＭＲＭ）を使用してサービングセルをトラッキングするために使用される。従来のｅ１ｄハンドリングプロセスでは、３ＧＰＰ仕様にしたがって、ｅ１ｄトリガリング条件は、下記の式によって定義されうる。
Figure 0005497197
上の式では、ＭＮｏｔＢｅｓｔは、現在の最良セルではないセルの測定結果を指し、ＣＩＯＮｏｔＢｅｓｔは現在の最良セルではないセルのセル個々のオフセットを指し、ＭＢｅｓｔは、現在の最良セルの測定結果を指し、ＣＩＯＢｅｓｔは、最良セルのセル個々のオフセットを指し、Ｈ１ｄは、イベント１ｄのためのヒステリシスパラメータを指す。「最良でない」セルは、トリガ条件が満たされるときには「最良セル」よりも強いとみなされる。最良セル以外のＡＳＥＴセルがｅ１ｄトリガ条件を満たすとき、セルのためのＴＴＴ１ｄタイマがイネーブルにされる。トリガ条件がＴＴＴ１ｄタイマによってトラッキングされている時間期間について満たされる場合には、ＵＥは、最良セルとしてこのセルを設定し、ネットワークへｅ１ｄ ＭＲＭを送信する。そのあとで、ｅ１ｄ評価タイマはリセットされる。
図２は、従来のｅ１ｄハンドリングプロセスのためのタイミング図２００を図示する。最初に、セルＡは、最良セルと定義される。時間Ｔ１で、セルＢは右上がりに上がり(rises)、セルＡよりも強くなる。したがって、セルＢのためのタイマＴＴＴ１ｄ（Ｂ）が開始される。このタイマは所定のタイマ値に設定されうる、また、どのくらい長くセルがあるヒステリシス値だけ最良セルよりも強いままでいるかを検出するために使用されうる。時間Ｔ２で、セルＣのためのタイマＴＴＴ１ｄ（Ｃ）は、セルＣがセルＡよりも強くセルＢよりも強くならないときに、開始される。時間Ｔ２で、タイマＴＴＴ１ｄ（Ｂ）の終了前に、セルＣは、セルＡとセルＢの両方よりも強くなっている。時間Ｔ４で、セルＢがセルＡよりも強くなり続けると、タイマＴＴＴ１ｄ（Ｂ）は、終了し、セルＢのためのｅ１ｄ ＭＲＭがネットワークへ送信される。その後で、タイマＴＴＴ１ｄ（Ｂ）とタイマＴＴＴ１ｄ（Ｃ）の両方は、リセットされる。時間Ｔ５で、新しくリセットされたタイマＴＴＴ１ｄ（Ｃ）が終了し、セルＣは、最良セルとなり、セルＣのためのｅ１ｄ ＭＲＭがネットワークへ送信される。図２で図示されるように、セルＢのためのｅ１ｄ ＭＲＭが時間Ｔ４でタイマＴＴＴ１ｄ（Ｃ）をリセットするので、ファストライジング・パイロットセルＣを最良セルとして選択することにおいて遅延がある。
図３は、処理システム３１０を利用しているＵＥ３００のためのハードウェア実装の例を図示する概念ブロック図である。この例では、処理システム３１０は、バスアーキテクチャで実装されうる、そして、一般的にはバス３０２と表される。バス３０２は、処理システム３１０の特定アプリケーションと全体的な設計制約に依存している、任意の数の相互接続しているバスとブリッジを含めうる。バスはプロセッサ３２０と一般的に表される１つまたは複数のプロセッサを含む様々な回路と、コンピュータ可読媒体３３０と一般的に表されるコンピュータ可読媒体を一緒にリンクさせる。バス３０２はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧レギュレータ、パワー管理回路、およびリンクのような様々な他の回路をリンクさせる、また、それらは当技術分野ではよく知られているので、それ以上説明しない。バスインターフェース３４０は、バス３０２とトランシーバ３５０との間でインターフェースを提供する。トランシーバ３５０は、送信媒体上で様々な他の装置と通信するための手段を提供する。ＵＥ３００の性質によっては、ユーザインタフェース３６０（例、キーパッド、ディスプレイ、スピーカー、マイクロフォン等)も提供されうる。
プロセッサ３２０は、コンピュータ可読媒体３３０上で格納されるソフトウェアの実行を含むバスおよび一般的な処理を管理することに関与している。プロセッサの例は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）、プログラマブル論理デバイス（ＰＬＤ）、ステートマシン、ゲート制御された論理、ディスクリートハードウェア回路、および、本開示全体にわたって説明される様々な機能を実行するように構成された他の適切なハードウェア、を含む。処理システムにおける１つまたは複数のプロセッサは、ソフトウェアを実行しうる。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、または、別のものと呼ばれようとも、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味するように広く解釈されるべきである。ソフトウェアはコンピュータ可読媒体上に存在しうる。コンピュータ可読媒体は、例えば、磁気ストレージデバイス（例、ハードディスク、フロッピー（登録商標）ディスク、磁気ストリップ(magnetic strips))、光学ディスク(例、コンパクトディスク（ＣＤ）、デジタル汎用ディスク(digital versatile disk)（ＤＶＤ））、スマートカード、また、フラッシュメモリデバイス（例、カード、スティック、キードライブ等）、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、読み出し専用メモリ（ＲＯＭ）、プログラマブルＲＯＭ（ＰＲＯＭ）、消去可能なＰＲＯＭ（ＥＰＲＯＭ）、電気的消去可能なＰＲＯＭ（ＥＥＰＲＯＭ）、レジスタ、リムーバブルディスク、または、ソフトウェアを格納または送信するためのいずれの他の適切可能な媒体を含めうる。コンピュータ可読媒体は、処理システムに存在しうる、処理システムに対して外付けでありうる、または、処理システムを含んでいる複数のエンティティにわたって分散しうる。コンピュータ可読媒体は、コンピュータプログラムプロダクトにおいて具現化されうる。例えば、コンピュータプログラムプロダクトは、パッケージング材料においてコンピュータ可読媒体を含めうる。当業者は、特定のアプリケーションと全体システムに課された全体的な設計制約に依存して、本開示全体にわたって提示されている説明されている機能をいかに最良に実装するかを理解するであろう。
ここで説明される機能および方法は、ＵＥ３００における様々なモジュールによって実装されうる。ここで使用されるように、用語「モジュール」は、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせ、ソフトウェア、または実行中のソフトウェアを指すように意図されている。例えば、モジュールは、プロセス、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プログラム、アプリケーション、ルーチン、サブルーチン、コードまたは命令のブロック、または、プロセッサ３２０または別の処理デバイスによって実行されたいずれの他のソフトウェア、でありうる。この例では、これらのモジュールは、シングルストレージデバイス、複数のストレージデバイス、または他の媒体を表すコンピュータ可読媒体３３０内に存在しうる。ソフトウェアは、プロセッサ３２０によって実施されるとき、処理システム３１０に、ここで説明される様々な機能を実行させる。コンピュータ可読媒体３３０はまた、ソフトウェアを実行するとき、プロセッサ３２０によって操作されるデータを格納するために使用されうる。
図３で図示されるように、コンピュータ可読媒体３３０は、近隣リスト処理モジュール３３２と最良セル選択モジュール３３４を含む複数のＵＥ処理モジュールを格納しうる。２つのモジュールが図示されているが、これらの２つのモジュールの機能は複数のモジュールまたはサブモジュールを使用して実行されうる、ということに留意されたい。近隣リスト処理モジュール３３２は、ソフトハンドオーバのための１つまたは複数のセルを維持するように構成されうる。近隣リスト処理モジュール３３２は、アクティブセットを維持しうる、そしてそれは、最良セルとなり得る、またモニタされる予め定義された数の追加セルと、１つの現在の最良セルを含めうる。近隣リスト処理モジュール３３２はまた、モニタされたセットを維持しうるので、アクティブセットのもの以外の追加セルがモニタされることができる。アクティブセットおよびモニタされたセット内のセルの結合数は、例えば３ＧＰＰ仕様で指定されるように最大３２セルを含めうる。
最良セル選択モジュール３３４は、必要に応じて最良セルを更新するように構成されうる。最良セル選択モジュール３３４は、最良セル変更が実行されるべきかを決定するために使用される複数のタイマ３３６を生成するように構成されうる。例えば、最良選択モジュール３３４は、アクティブセット内のセルが最良セルよりも強くなる場合には、１つまたは複数のＴＴＴ（time-to-trigger）タイマを生成するように構成されうる。タイマはまた、ＴＴＴタイマがすでに実行しているいずれのセルよりもモニタされたセットからのセルが強くなる場合には、モニタされたセット内でそれらのセルをモニタするように設定されうる。いくつかの開示された態様によれば、最良セルモジュール３３４は、トランシーバによって検出された１つまたは複数のセルのためにトランシーバから信号強度情報を受信するコンパレータ（comparator）コンポーネントを含めうる。コンパレータコンポーネントは、受信された信号強度値を、最良セルからの信号に対応する格納された信号強度値と比較するように構成されうる。いくつかの例では、コンパレータは、受信された信号強度値が予め定義されたヒステリシス値だけ最良セルのものよりも強いかを決定するように構成されうる。より強くなるセルは、ペンディング最良セル(pending best cell)として知られうる。最良セル選択モジュール３３４はまた、最良セル以外の別のセルと比べて、最良セル以外のセルの強度をモニタする１つまたは複数のタイマを生成するように構成されうる。例えば、アクティブセット内のセルがペンディング最良セルよりも強くなる場合には、タイマは、このセルをモニタするために生成されうる。各タイマは、強くなったセルが強いままであるということを確実にするために所定のヒステリシス期間の間、セルをモニタするように設定されうる。ここで説明されるｅ１ｄトリガリング条件またはいずれの他のトリガリング条件はセルが他のものよりも強いかを決定するために使用されうる、ということに留意されたい。
最良セル選択モジュール３３４はまた、ｅ１ｄ測定報告（ＭＲＭ）を生成し、ネットワークへこれらの報告を送信するように構成されうる。ｅ１ｄ ＭＲＭは、最良セルにおける変更をネットワークに示す。報告は、ＴＴＴタイマの終了時に送信されうる。ｅ１ｄ ＭＲＭが送信されるとき、最良セルについてトラッキングされるＴＴＴタイマはキャンセルされる。ペンディング最良セルについてモニタされているタイマが維持されうる、そして、新規ｅ１ｄ ＭＲＭがこれらのタイマのうちの１つの終了時に送信されうる。
図４は、ここで説明される例示的な態様によるタイミング図４００を図示する。この例では、セルＡは、初め、最良セルである。時間Ｔ１で、セルＢは、セルＡよりも強くなり、第１のｅ１ｄタイマ４０２、例えばタイマＴＴＴ１ｄ（Ｂ，Ａ）が開始される。ここで使用されるように、ＴＴＴ１ｄ（Ｂ，Ａ）という表記は、セルＡが最良セルと設定されるときセルＢの信号強度に基づいて開始されたイベントの１ｄ ＴＴＴタイマを表す。このため、セルＢは、ペンディング最良セルと指定されうる。時間Ｔ２で、第２のｅ１ｄタイマ４０４、例えばタイマＴＴＴ１ｄ（Ｃ，Ａ）は、セルＣがセルＡよりも強いがセルＢよりも弱くなるとき、開始される。したがって、セルＢはペンディング最良セルのままである。
時間Ｔ３で、セルＣは、ペンディング最良セル、セルＢよりも強くなる。したがって、第３のｅ１ｄタイマ４０６、例えばタイマＴＴＴ１ｄ（Ｃ，Ｂ）は、ある時間の量トラッキングするように開始され、セルＣは、セルＢと比べて最も強いままである。時間Ｔ４で、タイマＴＴＴ１ｄ（Ｂ，Ａ）は終了し、セルＢのためのｅ１ｄ ＭＲＭはネットワークへ送信される。このため、この時点で、セルＢは、最良セルとして設定される。さらに、セルＡについて実行しているすべてのタイマはキャンセルされ、他のタイマは実行しているままでありうる。したがって、この例では、タイマＴＴＴ１ｄ（Ｂ，Ａ）とＴＴＴ１ｄ（Ｃ，Ａ）がキャンセルされ、タイマＴＴＴ１ｄ（Ｃ，Ｂ）は、セルＣがペンディング最良セルとなるとき、実行し続ける。時間Ｔ４ａで、ＴＴＴ１ｄ（Ｃ，Ｂ）が終了し、セルＣのためのｅ１ｄ ＭＲＭがネットワークへ送信され、セルＣを最良セルとして指定する。この例示的なプロセスにより、セルＣは、時間Ｔ４ａのときに最良セルとなり、従来プロセスのＴ５よりも早い。言い換えれば、説明された例示的な態様は、タイマが並列に維持されることを可能にすることによって、新規ペンディング最良セルを効率的にトラッキングする。
図４で図示されるように、複数のタイマを有することにより、すべてのセルの全比較が行なわれることができる。さらに、ファストライジングセルが最良セルとなることにおいて遅延するという図２で図示されるシチュエーションが回避される。ここでは、タイマＴＴＴ１ｄ（Ｃ，Ｂ）は、セルＢのためのｅ１ｄ ＭＲＭが送信された後でアクティブのままとなるので、最良セルとなるセルＣにおける遅延が最小化される。すなわち、セルＣは、最良セルとなる前にさらなるＴＴＴ１ｄ時間期間、待機する必要はない、なぜならば、タイマは、セルＣが現在のペンディング最良セルよりも強くなるときに開始され、またそのタイマは、セルＢ、つまり現在のペンディング最良セルが最良セルとなるための必要要件を満たすときキャンセルされないからである。
図４で図示される例では、セルＣがセルＢよりも強いままでいるので、タイマＴＴＴ１ｄ（Ｃ，Ｂ）は、終了までアクティブのままでいる、ということに留意されたい。セルＣがタイマの終了前にセルＢより下にある場合、タイマはキャンセルされる。さらに、タイマＴＴＴ１ｄ（Ｂ，Ａ）が終了する前にセルＢが最良セル（セルＡ）より下にある場合、セルＣは、そのときのペンディング最良セルになり、セルＢについてのすべてのタイマがキャンセルされる。
図５は、サービングセル変更を管理するための例示的な方法を図示するフローチャートである。方法は、例えばＵＥによって実装されうる。５０２で図示されるように、ＵＥは、ダウンリンクデータを受信するために、パイロットセルのアクティブセットを維持しうる。アクティブセットは、ＵＥが信号を獲得した、サービングセルおよび１つまたは複数の他のセルを含めうる。サービングセルは、例えば信号強度および／または品質のような１つまたは複数の予め定義された基準に基づく初期最良セルである。ＵＥは、そのアクティブセット内の各セルから受信された信号をモニタするように構成されうる。初期最良セルよりも強くなる第１のセルの検出時に、ＵＥは、５０４で図示されるように第１のタイマを開始しうる。タイマは、より強くなるセルが予め設定された時間量の間強いままでいるということを確実にするために使用される。
第２のセルはまた、第１のタイマの終了前に、初期最良セルよりも強くなりうる。したがって、５０６で図示されるように、第２のセルが初期最良セルよりも強くなったということが決定される場合には、第２のタイマは、初期最良セルについて第２のセルをモニタするために開始されうる。さらなるタイマが、５０８で図示されるように、それぞれのセルが初期最良セルまたは現在のペンディング最良セルのいずれかよりも強くなるとき、初期最良セルまたは現在のペンディング最良セルのいずれかについて任意のセルをモニタするために開始されうる。
第１のタイマの終了時、第１のセルは、５１０で図示されるように、新規最良セルとして指定されうる。このことは、第１のセルが全タイマ期間の間、初期最良セルよりも強いままであるということを示す。同様に、第２のタイマまたは任意のさらなるタイマの終了時に、それぞれのセルは、５１２および５１４で図示されるように新規最良セルとして指定されうる。例えば、第２のタイマの終了時に第２のセルが初期最良セルよりも強いままであり、第１のタイマの終了時に第１のセルが初期最良セルよりも強くないままである場合には、第２のセルが新規最良セルとして指定されうる。同様な方法で、ペンディング最良セルである、第２のセルよりも強くなった追加セルは、それぞれのタイマの終了時にそれがペンディング最良セルよりも強いままである場合、最良セルとなりうる。
図６は、サービングセル処理方法のさらなる詳細を図示するフローチャートである。６０２で図示されるように、セルは、新規最良セルと指定されうる。例えば、図５を参照して説明される第１のセルは、第１のタイマの終了時に新規最良セルと指定されうる、そして、第１のセルは、予め定義されたタイマ期間の間、初期最良セルよりも強いままであるということを示す。第１のセルを例えば新規最良セルとして指定すると、６０４で図示されるように、第１のセルについてのすべてのタイマはキャンセルされうる。管理報告メッセージは、６０６で図示されるように、ネットワークへ送信されうる。管理報告メッセージは、新規に選ばれた最良セルをネットワークに通知する。
図７に戻ると、サービングセル変更を管理するためのシステム７００が図示されている。図示されるように、システム７００は、プロセッサ、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせ（例、ファームウェア）によって実装される機能を表すことができる機能ブロックを含む。システム７００は、共に作用する電子コンポーネントの論理グルーピング７０２を含む。システム７００は、例えばＵＥによって実装されうる。
論理グルーピング７０２は、ダウンリンクデータを受信するためにパイロットセルのアクティブセットを維持するモジュールであって、アクティブセットがソフトハンドオーバのための複数のセルを備え、複数のセルが初期最良セルを備える、モジュール７０４を含むことができる。さらに、論理グルーピング７０２は、第１のセルが初期最良セルよりも強くなるときにパイロットセルのアクティブセットから第１のセルをモニタするために第１のタイマを開始するためのモジュールであって、第１のタイマが初期最良セルよりも強くなるべき第１のセルのための第１のモニタリング期間に対応する、モジュール７０６を含むことができる。論理グループ７０２は、第２のセルが初期最良セルよりも強くなるときに初期最良セルについて第２のセルをモニタするために第２のタイマを開始するためのモジュールであって、第２のタイマが初期最良セルよりも強くなるべき第２のセルのための第２のモニタリング期間に対応する、モジュール７０８と；第１のタイマの終了時、第１のセルが第１のモニタリング期間の間、初期最良セルよりも強かった場合、第１のセルを新規最良セルとして指定するためのモジュール７１０と；第２のタイマの終了時、第２のセルが第２のモニタリング期間の間、初期最良セルよりも強く、且つ、第１のセルが第１のモニタリング期間の間、初期最良セルよりも強くなかった場合、第２のセルを新規最良セルとして指定するためのモジュール７１２と；をさらに含めうる。さらに、システム７００は、電子コンポーネント７０４−７１２と関連づけられた機能を実行するための命令を保持するメモリ７１８を含むことができる。メモリ７１８の外側にあるものとして図示されているが、電子コンポーネント７０４−７１２のうちの１つまたは複数がメモリ７１８内に存在することができるということは理解されるべきである。
本願で使用されるように、用語「または(or)」は、排他的な「または(or)」よりもむしろ包括的な「または(or)」を意味するように意図されている。すなわち、指定されていないかぎり、あるいは、文脈から明瞭でないかぎり、フレーズ「ＸはＡまたはＢを利用する」は、自然な包括置換のいずれかを意味するように意図されている。すなわちフレーズ「ＸはＡまたはＢを利用する(X employs A or B)」は、次の例である「ＸはＡを利用する；ＸはＢを利用する；またはＸはＡとＢの両方を利用する」のうちのいずれかによって満たされる。さらに、本願および特許請求項の範囲で使用されているような冠詞「a」および「an」は、指定されていないかぎり、あるいは、単数形を対象とするように文脈から明らかでないかぎり、「１つまたは複数」を意味するように一般的に解釈されるべきである。
ここで説明される技法は、ＣＤＭＡ、ＴＤＭＡ、ＦＤＭＡ、ＯＦＤＭＡ、ＳＣ−ＦＤＭＡ、ＴＤ−ＳＣＤＭＡおよび他のシステムのような様々な無線通信システムのために使用されうる。「システム」、「ネットワーク」という用語はしばしば置換可能に使用される。ＣＤＭＡシステムは、ユニバーサル地上無線アクセス（ＵＴＲＡ）、ｃｄｍａ２０００などのような無線技術を実装しうる。ＵＴＲＡは、広帯域ＣＤＭＡ（Ｗ−ＣＤＭＡ）およびＣＤＭＡの他の変形を含む。さらに、ｃｄｍａ２０００は、ＩＳ−２０００、ＩＳ−９５、およびＩＳ−８５６規格を含む。ＴＤＭＡシステムは、移動通信グローバルシステム（ＧＳＭ）のような無線技術を実装しうる。ＯＦＤＭＡシステムは、発展型ＵＴＲＡ（Ｅ−ＵＴＲＡ）、ウルトラモバイルブロードバンド(Ultra Mobile Broadband)（ＵＭＢ）、ＩＥＥＥ８０２．２０（Ｗｉ−Ｆｉ）、ＩＥＥＥ８０２．１６（ＷｉＭＡＸ）、ＩＥＥＥ８０２．２０、Ｆｌａｓｈ−ＯＦＤＭ（登録商標）などのような無線技術を実装しうる。ＵＴＲＡとＥ−ＵＴＲＡは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム（ＵＭＴＳ）の一部である。３ＧＰＰロングタームエボリューション（ＬＴＥ）は、Ｅ−ＵＴＲＡを使用するＵＭＴＳのリリースであり、そしてそれは、ダウンリンク上でＯＦＤＭＡを利用し、アップリンク上でＳＣ−ＦＤＭＡを利用する。ＵＴＲＡ、Ｅ−ＵＴＲＡ、ＵＭＴＳ、ＬＴＥおよびＧＳＭは、「第３世代共同プロジェクト」（３ＧＰＰ）と称された団体の文書の中で説明されている。さらに、ｃｄｍａ２０００およびＵＭＢは、「第３世代共同プロジェクト２（３ＧＰＰ２）と称された団体の文書の中で説明されている。さらに、そのような無線通信システムは、ペアでないライセンスされていないスペクトラム(unpaired unlicensed spectrums)、８０２．ｘｘ無線ＬＡＮ、ＢＬＵＥＴＯＯＴＨ（登録商標）、およびいずれの他の短距離のあるいは長距離の無線通信技法をしばしば使用している、ピア・ツー・ピア（例、モバイル・ツー・モバイル）アドホックネットワークシステムを追加的に含めうる。
以上の開示は、説明のための態様および/または実施形態を説明しているが、様々な変更および修正が、特許請求項の範囲によって定義されるような、記載されている態様および/または実施形態の範囲から逸脱することなく、ここにおいてなされることができるであろうということに留意されるべきである。さらに、説明された態様および/または実施形態の構成要素は、単数形で説明あるいは特許請求されうるが、単数形への制限が明示的に述べられていない限り、複数形が意図されている。さらに、いずれの態様および/または実施形態のすべてあるいは一部は、述べられていない限り、いずれの他の態様および/または実施形態のすべてあるいは一部を用いて、利用されうる。
なお、本願の出願当初の請求項と同一の記載を以下に付記する。
［Ｃ１］ ダウンリンクデータ送信のための単一無線リンクを有する通信システムにおいてサービングセル変更を管理するための方法であって、
ダウンリンクデータを受信するためにパイロットセルのアクティブセットを維持することと、なお、前記アクティブセットはソフトハンドオーバのための複数のセルを備え、前記複数のセルは初期最良セルを備える；
第１のセルが前記初期最良セルよりも強くなるときにパイロットセルの前記アクティブセットから前記第１のセルをモニタするために第１のタイマを開始することと、なお、前記第１のタイマは前記初期最良セルよりも強くなるべき前記第１のセルのための第１のモニタリング期間に対応する；
第２のセルが前記初期最良セルよりも強くなるときに前記初期最良セルについて前記第２のセルをモニタするために第２のタイマを開始することと、なお、前記第２のタイマは前記初期最良セルよりも強くなるべき前記第２のセルのための第２のモニタリング期間に対応する；
前記第１のタイマの終了時、前記第１のセルが前記第１のモニタリング期間の間、前記初期最良セルよりも強かった場合、前記第１のセルを新規最良セルとして指定することと；
前記第２のタイマの終了時、前記第２のセルが前記第２のモニタリング期間の間、前記初期最良セルよりも強く、且つ、前記第１のセルが前記第１のモニタリング期間の間、前記初期最良セルよりも強くなかった場合、前記第２のセルを前記新規最良セルとして指定することと；
を備える方法。
［Ｃ２］ 前記第１のセルは前記新規最良セルと指定され、前記方法は、
前記第２のタイマをキャンセルすること、
をさらに備えるＣ１に記載の方法。
［Ｃ３］ 前記第２のセルが前記第１のセルよりも強くなったということを検出すると、前記第１のセルについて前記第２のセルをモニタするために第３のタイマを開始すること、
をさらに備え、前記第３のタイマは、前記第１のセルよりも強くなるべき前記第２のセルのための第３のモニタリング期間に対応する、Ｃ１に記載の方法。
［Ｃ４］ 前記第１のセルは前記新規最良セルと指定され、前記方法は、
前記第１のタイマをキャンセルすることと、
前記第３のタイマを維持することと、
をさらに備える、Ｃ３に記載の方法。
［Ｃ５］ 前記第１のセルが前記第１のモニタリング期間の間、前記初期最良セルよりも強かった場合、前記第１のタイマの終了時に前記第１のセルを前記新規最良セルとして識別するアクセスネットワークへの第１の測定報告メッセージを送信すること、をさらに備える、Ｃ１に記載の方法。
［Ｃ６］ 前記第２のセルが前記第２のモニタリング期間の間、前記第１のセルよりも強かった場合、前記第２のタイマの終了時に前記第２のセルを前記新規最良セルとして識別する前記アクセスネットワークへの第２の測定報告メッセージを送信すること、をさらに備える、Ｃ５に記載の方法。
［Ｃ７］ ヒステリシス状態が前記第１のモニタリング期間の間維持されるとき前記第１のタイマの終了が生じる、Ｃ１に記載の方法。
［Ｃ８］ 前記第１のタイマを開始することは、予め定義されたトリガリング条件が満たされたということを決定することを備える、Ｃ１に記載の方法。
［Ｃ９］ 前記予め定義されたトリガリング条件は、下記のパラメータ、前記第１のセルの測定結果、前記第１のセルと関連付けられたセル個々のオフセット、前記最良セルの測定結果、前記最良セルと関連づけられたセル個々のオフセット、およびヒステリシスパラメータ、のうちの１つまたは複数によって定義される、Ｃ８に記載の方法。
［Ｃ１０］ 通信システムにおいてサービングセル変更を管理するように構成された少なくとも１つのプロセッサであって、
ダウンリンクデータを受信するためにパイロットセルのアクティブセットを維持するための第１のモジュールと、なお、前記アクティブセットはソフトハンドオーバのための複数のセルを備え、前記複数のセルは初期最良セルを備える；
第１のセルが前記初期最良セルよりも強くなるときにパイロットセルの前記アクティブセットから前記第１のセルをモニタするために第１のタイマを開始するための第２のモジュールと、なお、前記第１のタイマは前記初期最良セルよりも強くなるべき前記第１のセルのための第１のモニタリング期間に対応する；
第２のセルが前記初期最良セルよりも強くなるときに前記初期最良セルについて前記第２のセルをモニタするために第２のタイマを開始するための第３のモジュールと、なお、前記第２のタイマは前記初期最良セルよりも強くなるべき前記第２のセルのための第２のモニタリング期間に対応する；
前記第１のタイマの終了時、前記第１のセルが前記第１のモニタリング期間の間、前記初期最良セルよりも強かった場合、前記第１のセルを新規最良セルとして指定するための第４のモジュールと；
前記第２のタイマの終了時、前記第２のセルが前記第２のモニタリング期間の間、前記初期最良セルよりも強く、且つ、前記第１のセルが前記第１のモニタリング期間の間、前記初期最良セルよりも強くなかった場合、前記第２のセルを前記新規最良セルとして指定するための第５のモジュールと；
を備えるプロセッサ。
［Ｃ１１］ コンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラムプロダクトであって、
前記コンピュータ可読媒体は、
ダウンリンクデータを受信するためにパイロットセルのアクティブセットをコンピュータに維持させるための第１セットのコードと、なお、前記アクティブセットはソフトハンドオーバのための複数のセルを備え、前記複数のセルは初期最良セルを備える；
第１のセルが前記初期最良セルよりも強くなるときにパイロットセルの前記アクティブセットから前記第１のセルをモニタするために第１のタイマを前記コンピュータに開始させるための第２セットのコードと、なお、前記第１のタイマは前記初期最良セルよりも強くなるべき前記第１のセルのための第１のモニタリング期間に対応する；
第２のセルが前記初期最良セルよりも強くなるときに前記初期最良セルについて前記第２のセルをモニタするために第２のタイマを前記コンピュータに開始させるための第３セットのコードと、なお、前記第２のタイマは前記初期最良セルよりも強くなるべき前記第２のセルのための第２のモニタリング期間に対応する；
前記第１のタイマの終了時、前記第１のセルが前記第１のモニタリング期間の間、前記初期最良セルよりも強かった場合、前記第１のセルを前記新規最良セルとして前記コンピュータに指定させるための第４セットのコードと；
前記第２のタイマの終了時、前記第２のセルが前記第２のモニタリング期間の間、前記初期最良セルよりも強く、且つ、前記第１のセルが前記第１のモニタリング期間の間、前記初期最良セルよりも強くなかった場合、前記第２のセルを前記新規最良セルとして前記コンピュータに指定させるための第５セットのコードと；
を備える、コンピュータプログラムプロダクト。
［Ｃ１２］ 装置であって、
ダウンリンクデータを受信するためにパイロットセルのアクティブセットを維持するための手段と、なお、前記アクティブセットはソフトハンドオーバのための複数のセルを備え、前記複数のセルは初期最良セルを備える；
第１のセルが前記初期最良セルよりも強くなるときにパイロットセルの前記アクティブセットから前記第１のセルをモニタするために第１のタイマを開始するための手段と、なお、前記第１のタイマは前記初期最良セルよりも強くなるべき前記第１のセルのための第１のモニタリング期間に対応する；
第２のセルが前記初期最良セルよりも強くなるときに前記初期最良セルについて前記第２のセルをモニタするために第２のタイマを開始するための手段と、なお、前記第２のタイマは前記初期最良セルよりも強くなるべき前記第２のセルのための第２のモニタリング期間に対応する；
前記第１のタイマの終了時、前記第１のセルが前記第１のモニタリング期間の間、前記初期最良セルよりも強かった場合、前記第１のセルを新規最良セルとして指定するための手段と；
前記第２のタイマの終了時、前記第２のセルが前記第２のモニタリング期間の間、前記初期最良セルよりも強く、且つ、前記第１のセルが前記第１のモニタリング期間の間、前記初期最良セルよりも強くなかった場合、前記第２のセルを前記新規最良セルとして指定するための手段と；
を備える装置。
［Ｃ１３］ 前記第１のセルは前記新規最良セルと指定され、前記装置は、
前記第２のタイマをキャンセルするための手段、
をさらに備えるＣ１２に記載の装置。
［Ｃ１４］ 前記第２のセルが前記第１のセルよりも強くなったということを検出すると、前記第１のセルについて前記第２のセルをモニタするために第３のタイマを開始するための手段と、をさらに備え、前記第３のタイマは、前記第１のセルよりも強くなるべき前記第２のセルのための第３のモニタリング期間に対応する、Ｃ１２に記載の装置。
［Ｃ１５］ 前記第１のセルは前記新規最良セルと指定され、前記装置は、
前記第１のタイマをキャンセルするための手段と、
前記第３のタイマを維持するための手段と、
をさらに備えるＣ１４に記載の装置。
［Ｃ１６］ 前記第１のセルを前記新規最良セルとして指定するための手段は、前記第１のタイマが前記第１のモニタリング期間の間、前記初期最良セルよりも強かった場合、前記第１のタイマの終了時に前記第１のセルを前記新規最良セルとして指定するアクセスネットワークへの第１の測定報告メッセージを送信するための手段、を備える、Ｃ１２に記載の装置。
［Ｃ１７］ 前記第２のセルを前記新規最良セルとして指定する手段は、前記第２のセルが前記第２のモニタリング期間の間、前記第１のセルよりも強かった場合、前記第２のタイマの終了時、前記第２のセルを前記新規最良セルとして指定する前記アクセスネットワークへの第２の測定報告メッセージを送信するための手段、を備える、Ｃ１２に記載の装置。
［Ｃ１８］ ヒステリシス状態が予め定義されたタイマ期間の間維持されるとき前記第１のタイマの終了が生じる、Ｃ１２に記載の装置。
［Ｃ１９］ 前記第１のタイマを開始するための手段は、予め定義されたトリガリング条件が満たされたということを決定するための手段を備える、Ｃ１２に記載の装置。
［Ｃ２０］ 前記予め定義されたトリガリング条件は、下記のパラメータ、前記第１のセルの測定結果、前記第１のセルと関連付けられたセル個々のオフセット、前記最良セルの測定結果、前記最良セルと関連づけられたセル個々のオフセット、およびヒステリシスパラメータ、のうちの１つまたは複数によって定義される、Ｃ１９に記載の装置。
［Ｃ２１］ 装置であって、
ダウンリンクデータを受信するためにパイロットセルのアクティブセットを維持するように構成されたアクティブセット処理モジュールと、なお、前記アクティブセットは、ソフトハンドオーバのための複数のセルの初期最良セルを備える；
最良セル選択モジュールと；
を備え、前記最良セル選択モジュールは、
第１のセルが前記初期最良セルよりも強くなるときにパイロットセルの前記アクティブセットから前記第１のセルをモニタするために第１のタイマを開始することと、なお、前記第１のタイマは前記初期最良セルよりも強くなるべき前記第１のセルのための第１のモニタリング期間に対応する；
第２のセルが前記初期最良セルよりも強くなるときに前記初期最良セルについて前記第２のセルをモニタするために第２のタイマを開始することと、なお、前記第２のタイマは前記初期最良セルよりも強くなるべき前記第２のセルのための第２のモニタリング期間に対応する；
前記第１のタイマの終了時、前記第１のセルが第１のモニタリング期間の間、前記初期最良セルよりも強かった場合、前記第１のセルを新規最良セルとして指定することと；
前記第２のタイマの終了時、前記第２のセルが第２のモニタリング期間の間、前記初期最良セルよりも強く、且つ、前記第１のセルが第１のモニタリング期間の間、前記初期最良セルよりも強くなかった場合、前記第２のセルを前記新規最良セルとして指定することと；
のために構成される、
装置。
［Ｃ２２］ 前記第１のセルは、前記新規最良セルと指定され、前記最良セル選択モジュールは、
前記第２のタイマをキャンセルすることのためにさらに構成される、Ｃ２１に記載の装置。
［Ｃ２３］ 前記最良セル選択モジュールは、
前記第２のセルが前記第１のセルよりも強くなったということを検出すると、前記第１のセルについて前記第２のセルをモニタするために第３のタイマを開始することのためにさらに構成され、前記第３のタイマは、前記第１のセルよりも強くなるべき前記第２のセルのための第３のモニタリング期間に対応する、Ｃ２１に記載の装置。
［Ｃ２４］ 前記第１のセルは前記新規最良セルと指定され、前記最良セル選択モジュールは、
前記第１のタイマをキャンセルすることと、
前記第３のタイマを維持することと、
のためにさらに構成される、Ｃ２３に記載の装置。
［Ｃ２５］ 前記第１のセルを前記新規最良セルとして指定することは、前記第１のセルが前記第１のモニタリング期間の間、前記初期最良セルよりも強かった場合、前記第１のタイマの終了時に前記第１のセルを前記新規最良セルとして指定するアクセスネットワークへの第１の測定報告メッセージを送信すること、を備える、Ｃ２１に記載の装置。
［Ｃ２６］ 前記第２のセルを前記新規最良セルとして指定することは、前記第２のセルが前記第２のモニタリング期間の間、前記第１のセルよりも強かった場合、前記第２のタイマの終了時、前記第２のセルを前記新規最良セルとして指定する前記アクセスネットワークへの第２の測定報告メッセージを送信すること、を備える、Ｃ２５に記載の装置。
［Ｃ２７］ ヒステリシス状態が予め定義されたタイマ期間の間維持されるとき前記第１のタイマの終了が生じる、Ｃ２１に記載の装置。
［Ｃ２８］ 前記第１のタイマを開始することは、予め定義されたトリガリング条件が満たされたということを決定することを備える、Ｃ２１に記載の装置。

Claims (25)

  1. ダウンリンクデータ送信のための単一無線リンクを有する通信システムにおいてサービングセル変更を管理するための方法であって、
    ダウンリンクデータを受信するためにパイロットセルのアクティブセットを維持することと、なお、前記アクティブセットはソフトハンドオーバのための複数のセルを備え、前記複数のセルは初期最良セルを備える；
    第１のセルが前記初期最良セルよりも強くなるときにパイロットセルの前記アクティブセットから前記第１のセルをモニタするために第１のタイマを開始することと、なお、前記第１のタイマは前記初期最良セルよりも強くなるべき前記第１のセルのための第１のモニタリング期間に対応する；
    第２のセルが前記初期最良セルよりも強くなるときに前記初期最良セルについて前記第２のセルをモニタするために第２のタイマを開始することと、なお、前記第２のタイマは前記初期最良セルよりも強くなるべき前記第２のセルのための第２のモニタリング期間に対応する；
    前記第２のセルが前記第１のセルよりも強くなったということを検出すると、前記第１のセルについて前記第２のセルをモニタするために第３のタイマを開始することと、なお、前記第３のタイマは、前記第１のセルよりも強くなるべき前記第２のセルのための第３のモニタリング期間に対応する；
    前記第１のタイマの終了時、前記第１のセルが前記第１のモニタリング期間の間、前記初期最良セルよりも強かった場合、前記第１のセルを新規最良セルとして指定することと；
    前記第２のタイマの終了時、前記第２のセルが前記第２のモニタリング期間の間、前記初期最良セルよりも強く、且つ、前記第１のセルが前記第１のモニタリング期間の間、前記初期最良セルよりも強くなかった場合、前記第２のセルを前記新規最良セルとして指定することと；
    を備える方法。
  2. 前記第１のセルは前記新規最良セルと指定され、前記方法は、
    前記第２のタイマをキャンセルすること、
    をさらに備える請求項１に記載の方法。
  3. 前記第１のセルは前記新規最良セルと指定され、前記方法は、
    前記第１のタイマをキャンセルすることと、
    前記第３のタイマを維持することと、
    をさらに備える、請求項１に記載の方法。
  4. 前記第１のセルが前記第１のモニタリング期間の間、前記初期最良セルよりも強かった場合、前記第１のタイマの終了時に前記第１のセルを前記新規最良セルとして識別するアクセスネットワークへの第１の測定報告メッセージを送信すること、をさらに備える、請求項１に記載の方法。
  5. 前記第２のセルが前記第３のモニタリング期間の間、前記第１のセルよりも強かった場合、前記第３のタイマの終了時に前記第２のセルを前記新規最良セルとして識別する前記アクセスネットワークへの第２の測定報告メッセージを送信すること、をさらに備える、請求項１に記載の方法。
  6. ヒステリシス状態が前記第１のモニタリング期間の間維持されるとき前記第１のタイマの終了が生じる、請求項１に記載の方法。
  7. 前記第１のタイマを開始することは、予め定義されたトリガリング条件が満たされたということを決定することを備える、請求項１に記載の方法。
  8. 前記予め定義されたトリガリング条件は、下記のパラメータ、前記第１のセルの測定結果、前記第１のセルと関連付けられたセル個々のオフセット、前記最良セルの測定結果、前記最良セルと関連づけられたセル個々のオフセット、およびヒステリシスパラメータ、のうちの１つまたは複数によって定義される、請求項７に記載の方法。
  9. 通信システムにおいてサービングセル変更を管理するように構成された少なくとも１つのプロセッサであって、
    ダウンリンクデータを受信するためにパイロットセルのアクティブセットを維持するための第１のモジュールと、なお、前記アクティブセットはソフトハンドオーバのための複数のセルを備え、前記複数のセルは初期最良セルを備える；
    第１のセルが前記初期最良セルよりも強くなるときにパイロットセルの前記アクティブセットから前記第１のセルをモニタするために第１のタイマを開始するための第２のモジュールと、なお、前記第１のタイマは前記初期最良セルよりも強くなるべき前記第１のセルのための第１のモニタリング期間に対応する；
    第２のセルが前記初期最良セルよりも強くなるときに前記初期最良セルについて前記第２のセルをモニタするために第２のタイマを開始するための第３のモジュールと、なお、前記第２のタイマは前記初期最良セルよりも強くなるべき前記第２のセルのための第２のモニタリング期間に対応する；
    前記第２のセルが前記第１のセルよりも強くなったということを検出すると、前記第１のセルについて前記第２のセルをモニタするために第３のタイマを開始するための第４のモジュールと、なお、前記第３のタイマは、前記第１のセルよりも強くなるべき前記第２のセルのための第３のモニタリング期間に対応する；
    前記第１のタイマの終了時、前記第１のセルが前記第１のモニタリング期間の間、前記初期最良セルよりも強かった場合、前記第１のセルを新規最良セルとして指定するための第５のモジュールと；
    前記第２のタイマの終了時、前記第２のセルが前記第２のモニタリング期間の間、前記初期最良セルよりも強く、且つ、前記第１のセルが前記第１のモニタリング期間の間、前記初期最良セルよりも強くなかった場合、前記第２のセルを前記新規最良セルとして指定するための第６のモジュールと；
    を備えるプロセッサ。
  10. コンピュータ可読記憶媒体であって、
    ダウンリンクデータを受信するためにパイロットセルのアクティブセットをコンピュータに維持させるための第１セットのコードと、なお、前記アクティブセットはソフトハンドオーバのための複数のセルを備え、前記複数のセルは初期最良セルを備える；
    第１のセルが前記初期最良セルよりも強くなるときにパイロットセルの前記アクティブセットから前記第１のセルをモニタするために第１のタイマを前記コンピュータに開始させるための第２セットのコードと、なお、前記第１のタイマは前記初期最良セルよりも強くなるべき前記第１のセルのための第１のモニタリング期間に対応する；
    第２のセルが前記初期最良セルよりも強くなるときに前記初期最良セルについて前記第２のセルをモニタするために第２のタイマを前記コンピュータに開始させるための第３セットのコードと、なお、前記第２のタイマは前記初期最良セルよりも強くなるべき前記第２のセルのための第２のモニタリング期間に対応する；
    前記第２のセルが前記第１のセルよりも強くなったということを検出すると、前記第１のセルについて前記第２のセルをモニタするために第３のタイマを前記コンピュータに開始させるための第４セットのコードと、なお、前記第３のタイマは、前記第１のセルよりも強くなるべき前記第２のセルのための第３のモニタリング期間に対応する；
    前記第１のタイマの終了時、前記第１のセルが前記第１のモニタリング期間の間、前記初期最良セルよりも強かった場合、前記第１のセルを前記新規最良セルとして前記コンピュータに指定させるための第５セットのコードと；
    前記第２のタイマの終了時、前記第２のセルが前記第２のモニタリング期間の間、前記初期最良セルよりも強く、且つ、前記第１のセルが前記第１のモニタリング期間の間、前記初期最良セルよりも強くなかった場合、前記第２のセルを前記新規最良セルとして前記コンピュータに指定させるための第６セットのコードと；
    を備える、コンピュータ可読記憶媒体。
  11. 装置であって、
    ダウンリンクデータを受信するためにパイロットセルのアクティブセットを維持するための手段と、なお、前記アクティブセットはソフトハンドオーバのための複数のセルを備え、前記複数のセルは初期最良セルを備える；
    第１のセルが前記初期最良セルよりも強くなるときにパイロットセルの前記アクティブセットから前記第１のセルをモニタするために第１のタイマを開始するための手段と、なお、前記第１のタイマは前記初期最良セルよりも強くなるべき前記第１のセルのための第１のモニタリング期間に対応する；
    第２のセルが前記初期最良セルよりも強くなるときに前記初期最良セルについて前記第２のセルをモニタするために第２のタイマを開始するための手段と、なお、前記第２のタイマは前記初期最良セルよりも強くなるべき前記第２のセルのための第２のモニタリング期間に対応する；
    前記第２のセルが前記第１のセルよりも強くなったということを検出すると、前記第１のセルについて前記第２のセルをモニタするために第３のタイマを開始するための手段と、なお、前記第３のタイマは、前記第１のセルよりも強くなるべき前記第２のセルのための第３のモニタリング期間に対応する；
    前記第１のタイマの終了時、前記第１のセルが前記第１のモニタリング期間の間、前記初期最良セルよりも強かった場合、前記第１のセルを新規最良セルとして指定するための手段と；
    前記第２のタイマの終了時、前記第２のセルが前記第２のモニタリング期間の間、前記初期最良セルよりも強く、且つ、前記第１のセルが前記第１のモニタリング期間の間、前記初期最良セルよりも強くなかった場合、前記第２のセルを前記新規最良セルとして指定するための手段と；
    を備える装置。
  12. 前記第１のセルは前記新規最良セルと指定され、前記装置は、
    前記第２のタイマをキャンセルするための手段、
    をさらに備える請求項１１に記載の装置。
  13. 前記第１のセルは前記新規最良セルと指定され、前記装置は、
    前記第１のタイマをキャンセルするための手段と、
    前記第３のタイマを維持するための手段と、
    をさらに備える請求項１１に記載の装置。
  14. 前記第１のセルを前記新規最良セルとして指定するための手段は、前記第１のタイマが前記第１のモニタリング期間の間、前記初期最良セルよりも強かった場合、前記第１のタイマの終了時に前記第１のセルを前記新規最良セルとして指定するアクセスネットワークへの第１の測定報告メッセージを送信するための手段、を備える、請求項１１に記載の装置。
  15. 前記第２のセルを前記新規最良セルとして指定する手段は、前記第２のセルが前記第３のモニタリング期間の間、前記第１のセルよりも強かった場合、前記第３のタイマの終了時、前記第２のセルを前記新規最良セルとして指定する前記アクセスネットワークへの第２の測定報告メッセージを送信するための手段、を備える、請求項１１に記載の装置。
  16. ヒステリシス状態が予め定義されたタイマ期間の間維持されるとき前記第１のタイマの終了が生じる、請求項１１に記載の装置。
  17. 前記第１のタイマを開始するための手段は、予め定義されたトリガリング条件が満たされたということを決定するための手段を備える、請求項１１に記載の装置。
  18. 前記予め定義されたトリガリング条件は、下記のパラメータ、前記第１のセルの測定結果、前記第１のセルと関連付けられたセル個々のオフセット、前記最良セルの測定結果、前記最良セルと関連づけられたセル個々のオフセット、およびヒステリシスパラメータ、のうちの１つまたは複数によって定義される、請求項１７に記載の装置。
  19. 装置であって、
    ダウンリンクデータを受信するためにパイロットセルのアクティブセットを維持するように構成されたアクティブセット処理モジュールと、なお、前記アクティブセットは、ソフトハンドオーバのための複数のセルの初期最良セルを備える；
    最良セル選択モジュールと；
    を備え、前記最良セル選択モジュールは、
    第１のセルが前記初期最良セルよりも強くなるときにパイロットセルの前記アクティブセットから前記第１のセルをモニタするために第１のタイマを開始することと、なお、前記第１のタイマは前記初期最良セルよりも強くなるべき前記第１のセルのための第１のモニタリング期間に対応する；
    第２のセルが前記初期最良セルよりも強くなるときに前記初期最良セルについて前記第２のセルをモニタするために第２のタイマを開始することと、なお、前記第２のタイマは前記初期最良セルよりも強くなるべき前記第２のセルのための第２のモニタリング期間に対応する；
    前記第２のセルが前記第１のセルよりも強くなったということを検出すると、前記第１のセルについて前記第２のセルをモニタするために第３のタイマを開始することと、なお、前記第３のタイマは、前記第１のセルよりも強くなるべき前記第２のセルのための第３のモニタリング期間に対応する；
    前記第１のタイマの終了時、前記第１のセルが第１のモニタリング期間の間、前記初期最良セルよりも強かった場合、前記第１のセルを新規最良セルとして指定することと；
    前記第２のタイマの終了時、前記第２のセルが第２のモニタリング期間の間、前記初期最良セルよりも強く、且つ、前記第１のセルが第１のモニタリング期間の間、前記初期最良セルよりも強くなかった場合、前記第２のセルを前記新規最良セルとして指定することと；
    のために構成される、
    装置。
  20. 前記第１のセルは、前記新規最良セルと指定され、前記最良セル選択モジュールは、
    前記第２のタイマをキャンセルすることのためにさらに構成される、請求項１９に記載の装置。
  21. 前記第１のセルは前記新規最良セルと指定され、前記最良セル選択モジュールは、
    前記第１のタイマをキャンセルすることと、
    前記第３のタイマを維持することと、
    のためにさらに構成される、請求項１９に記載の装置。
  22. 前記第１のセルを前記新規最良セルとして指定することは、前記第１のセルが前記第１のモニタリング期間の間、前記初期最良セルよりも強かった場合、前記第１のタイマの終了時に前記第１のセルを前記新規最良セルとして指定するアクセスネットワークへの第１の測定報告メッセージを送信すること、を備える、請求項１９に記載の装置。
  23. 前記第２のセルを前記新規最良セルとして指定することは、前記第２のセルが前記第３のモニタリング期間の間、前記第１のセルよりも強かった場合、前記第３のタイマの終了時、前記第２のセルを前記新規最良セルとして指定する前記アクセスネットワークへの第２の測定報告メッセージを送信すること、を備える、請求項１９に記載の装置。
  24. ヒステリシス状態が予め定義されたタイマ期間の間維持されるとき前記第１のタイマの終了が生じる、請求項１９に記載の装置。
  25. 前記第１のタイマを開始することは、予め定義されたトリガリング条件が満たされたということを決定することを備える、請求項１９に記載の装置。
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