JP5495857B2 - Elevator sleeve wall support structure - Google Patents
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Description
本発明は、エレベータの袖壁支持構造体に関するものである。 The present invention relates to an elevator sleeve wall support structure.
エレベータのかご室内には、各停止階の乗場に対向する前面に、開閉する戸を有しており、さらに、戸の左右両側には、袖壁が設けられている。そして、一方または両方の袖壁に、操作ボタンや階数表示といった操作盤が設けられている。通常、袖壁は、操作盤の裏側にアクセスできるよう、扉のように開閉可能に設けられており、例を示すと、特許文献1に開示された構成がある。特許文献1に開示された構成では、袖壁は、ヒンジによって回動可能に支持されており、ヒンジは、操作盤ケースといった外枠の外側であって、且つ、かご室側壁の外側に配置されていた。
In the elevator cab, there are doors that open and close on the front face of each stop floor, and sleeve walls are provided on both the left and right sides of the doors. One or both sleeve walls are provided with operation panels such as operation buttons and floor number display. Usually, the sleeve wall is provided so as to be openable and closable like a door so that the back side of the operation panel can be accessed. As an example, there is a configuration disclosed in
しかしながら、これまでの袖壁支持構造では、袖壁の交換が必要な場合、作業者は、かご外側の昇降路から手をのばし、袖壁と外枠との締結を外す必要があり、作業が困難になる傾向があった。また、昇降路が狭いときには、外枠をいったん取り外して、作業を行わなければならない場合もあった。 However, in the conventional sleeve wall support structure, when the sleeve wall needs to be replaced, the operator needs to extend his hand from the hoistway outside the car and remove the fastening between the sleeve wall and the outer frame. Tended to be difficult. In addition, when the hoistway is narrow, it may be necessary to remove the outer frame and perform the work.
本発明は、上述した従来の問題に鑑みてなされたものであり、袖壁を取り外し容易に支持することができる、エレベータの袖壁支持構造体を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above-described conventional problems, and an object of the present invention is to provide an elevator sleeve wall support structure capable of easily removing a sleeve wall and supporting it.
上述した目的を達成するため、本発明のエレベータの袖壁支持構造体は、エレベータのかごにおける袖壁と、前記かごにおける袖壁支持部と、前記袖壁及び前記袖壁支持部の間に設けられ、該袖壁を該袖壁支持部に対して開閉可能に支持するヒンジとを備え、前記袖壁は、その開放状態においてスライド動作を介して前記ヒンジに対して着脱可能に取付けられており、前記袖壁の前記スライド動作を規制するストッパを更に備える。 In order to achieve the above-described object, a sleeve wall support structure for an elevator according to the present invention is provided between a sleeve wall in an elevator car, a sleeve wall support in the car, and between the sleeve wall and the sleeve wall support. And a hinge that supports the sleeve wall so as to be openable and closable with respect to the sleeve wall support portion, and the sleeve wall is detachably attached to the hinge through a sliding operation in the opened state. And a stopper for restricting the sliding movement of the sleeve wall.
本発明のエレベータの袖壁支持構造体によれば、袖壁を取り外し容易に支持することができる。 According to the sleeve wall support structure for an elevator of the present invention, the sleeve wall can be easily removed and supported.
以下、この発明に係るエレベータの袖壁支持構造体の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。なお、図中、同一符号は同一又は対応部分を示すものとする。また、本願の明細書及び特許請求の範囲における方向に関する記載は、次のように設定されている。かご室の高さ方向、横幅方向、奥行き方向をそれぞれ、上下方向U、左右方向L、前後方向Fとする。また、袖壁については、閉じている状態での上述した上下方向、左右方向、前後方向に沿う向きをそれぞれ、袖壁に関する長さ方向H、幅方向W、厚さ方向Tとする。なお、袖壁は、後述するように開閉に伴ってほぼ上下に延びる軸心周りに回動するので、開いた状態では、幅方向W及び厚さ方向Tは、上述の左右方向L及び前後方向Fとは一致しなくなる。 DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Embodiments of an elevator sleeve wall support structure according to the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings. In the drawings, the same reference numerals indicate the same or corresponding parts. Moreover, the description regarding the direction in the specification and claims of the present application is set as follows. The height direction, the width direction, and the depth direction of the cab are defined as a vertical direction U, a horizontal direction L, and a front-rear direction F, respectively. For the sleeve wall, the above-described vertical direction, left-right direction, and front-rear direction in the closed state are a length direction H, a width direction W, and a thickness direction T with respect to the sleeve wall, respectively. As will be described later, the sleeve wall rotates around an axial center extending substantially vertically as it opens and closes. Therefore, in the open state, the width direction W and the thickness direction T are the left-right direction L and the front-back direction described above. F no longer matches.
図1は、本実施の形態に係るエレベータの袖壁支持構造体が適用されるかご室に関し、室内から前方を見たときのかご室前面を示す図である。エレベータのかご室内の前面は、まず、その中央大部分に、開閉戸51が設けられている。開閉戸51は、かごが各階の乗場に停止しているときにかご室への出入り口を開放すると共に、かご昇降時に当該出入り口を閉塞する。
FIG. 1 is a diagram showing a front surface of a car room when the front is viewed from the room, with respect to the car room to which the elevator sleeve wall support structure according to the present embodiment is applied. The front of the elevator cab is first provided with an opening / closing
開閉戸51の左右両側には、袖壁一体式かご操作盤を構成するものとして、袖壁3が設けられている。袖壁3は、通常、化粧仕上げされた木製または金属製の板部材から構成されている。少なくとも一方(本実施の形態では両方)の袖壁3には、操作盤55が設けられている。操作盤55の構成要素として、本実施の形態では、位置表示部57、インターフォン59、階数指示ボタン61、戸開閉ボタン63、各種スイッチ群のカバー65等が含まれている。
A
袖壁3はそれぞれ、操作盤55の裏側を保守点検できるよう、扉のように開閉可能に設けられている。袖壁3の開閉支持は、本発明に係る袖壁支持構造体によって提供される。袖壁支持構造体は、本実施の形態では、図中、符号Aで示す領域に設けられており、すなわち、一枚の袖壁3につき三つ設けられている。また、袖壁支持構造体は、相互に上下方向に離れて配置されている。袖壁3はそれぞれ、かご室中央寄りすなわち開閉戸51側の開閉端部3aが手前に弧を描くように移動する態様で開く。
Each of the
開閉戸51の上方には、上板67が設けられている。上板67は、開閉戸51よりも更に左右に延びていて、左右の袖壁3の上方にも位置している。
An
次に、本実施の形態に係るエレベータの袖壁支持構造体について説明する。図2の(a)は、図1のII−II線に沿う断面図であり、(b)は、(a)のD部の拡大図である。図3の(a)は、図1のIII−III線に沿う断面図であり、(b)は、(a)のE部の拡大図である。さらに、図4は、これら図2及び図3の矢印IVからみたヒンジ近傍領域を示す図である。 Next, an elevator sleeve wall support structure according to the present embodiment will be described. 2A is a cross-sectional view taken along the line II-II in FIG. 1, and FIG. 2B is an enlarged view of a portion D in FIG. 3A is a cross-sectional view taken along line III-III in FIG. 1, and FIG. 3B is an enlarged view of an E portion in FIG. Further, FIG. 4 is a view showing a region in the vicinity of the hinge as viewed from the arrow IV in FIGS.
袖壁支持構造体1は、袖壁3と、袖壁支持部5と、ヒンジ7と、ストッパ9とを備えている。袖壁支持部5は、特に限定されるものではないが、本実施の形態では、操作盤ケースである外枠11の一部である。また、本実施の形態は、外枠11と袖壁3と間に気密材を必要としない機種に適用されている。外枠11は、主要壁11aと、中央側壁11bと、外側壁11cと有している。主要壁11aは、袖壁3と間隔をもって位置する平坦な板状部分であり、中央側壁11bは、主要壁11aの室中央側の端部から袖壁3に向けて延びる板状部分であり、外側壁11cは、主要壁11aの室外側の端部から袖壁3に向けて延びる板状部分である。
The sleeve
袖壁支持構造体1は、隅部カバー13によって、覆われている。隅部カバー13の一端は、外枠11に接続しており、隅部カバー13の他端は、かご室の側面壁15に接続されている。
The sleeve
図5は、ヒンジ及びストッパに関する斜視図である。ヒンジ7は、袖壁3と袖壁支持部5との間に設けられ、袖壁3を袖壁支持部5に対して開閉可能に支持するものである。ヒンジ7は、第1片15と、第2片17と、切り欠き部19と、ストッパ当て部21とを有している。第1片15と第2片17とは、所定の回動中心C回りに相互に回動自在に接続されている。
FIG. 5 is a perspective view of the hinge and the stopper. The
第1片15は、ボルト・ナット等のヒンジ締結手段23(図2及び図3参照)によって、袖壁支持部5に固定されている。一方、第2片17は、次のような態様で袖壁3に着脱可能に取付けられている。図4及び図5に示されるように、まず、第2片17のかご室外側の縁部には、複数(本実施の形態では二つ)の切り欠き部19が設けられている。複数の切り欠き部19は、長さ方向Hに所定間隔をもって配置されている。なお、第2片17は、袖壁3を支持しすなわち袖壁3の姿勢を決定するものであるので、第2片17の説明には、袖壁3に関する長さ方向H、幅方向W、厚さ方向Tを用いて説明を行うものとする。切り欠き部19はそれぞれ、幅方向Wの一方向(本実施の形態ではかご室外側方向)に開口している。また、袖壁3における内側(外枠11側)の面には、図3及び図4に示されるように、複数(切り欠き部と同数)のヒンジ押さえ部25が突出するように設けられている。ヒンジ押さえ部25は、その頭部25aが胴部25bよりも膨らんだ形態を有する。具体例として、本実施の形態では、ヒンジ押さえ部25はそれぞれ、円柱状である頭部25aの直径が、円柱状である胴部25bの直径よりも大きいピン状の部材である。なお、ヒンジ押さえ部25の根元には、縦補強部材27を設けておくと好適である。ヒンジ押さえ部25の胴部25bの直径は、第2片17に形成されている切り欠き部19の幅よりも小さくなっており、逆に、頭部25aは、切り欠き部19の幅よりも大きくなっている。また、胴部25bの突出長さは、第2片17の厚みより長いかほぼ同じに設定されている。各ヒンジ押さえ部25の胴部25bを、対応する切り欠き部19に挿入し、頭部25aを第2片17の外側に位置させることで、第2片17が袖壁3に取付けられる。また、ヒンジ押さえ部25の胴部25bを、切り欠き部19の開口に向けて相対的に移動させ、胴部25bを切り欠き部19から退出させることで、第2片17が袖壁3から分離される。このような態様で、第2片17は、袖壁3に着脱可能に取付けられている。
The
ストッパ当て部21は、第2片17におけるかご室外側の上縁部に設けられている。ストッパ当て部21は、幅方向Wに延びる第2片17に対して、厚さ方向Tに延びている板状の部分である。また、ストッパ当て部21の上部は、第2片17よりも上方に延びている。
The
また、ヒンジ7には、ねじりコイルばね29が取付けられている。ねじりコイルばね29は、第1片15及び第2片17の上方にあって、それらにまたがって配置されている。ねじりコイルばね29の一方の端部29aは、第1片15の上面に突出した凸部15aに引っ掛けられ、他方の端部29bは、第2片17の上面に突出した凸部17aに引っ掛けられる。
A
ストッパ9は、袖壁3のスライド動作を規制するものであり、平面視ほぼL字状の板状部材で構成されており、第1部分9aと、第2部分9bとを有している。第1部分9aは、幅方向Wに延びており、第2部分9bは、第1部分9aにおけるかご室外側の端部から厚さ方向Tを袖壁3から離れる向きに延びている。ストッパ9は、第1部分9aにおいて、袖壁3に着脱可能に取付けられている。一例として、本実施の形態では、第1部分9aに貫通穴9cが形成されており、その貫通穴9cには、袖壁3と一体的に設けられたボルト軸部31(ねじ部材)が挿通される。ストッパ9を貫通するボルト軸部31には、ナット33が取付けられる。これによって、ストッパ9が袖壁3に着脱可能に取付けられている。また、ボルト軸部31及びナット33は、平面視、ヒンジ7の回動中心C上か、該回動中心Cよりも袖壁3の開閉端部3a側に配置されている。また、外枠11の外側壁11cにおける袖壁3側は、符号11dに示されるように切り欠かれており、作業者がナット33等にアクセスしやすいようになっている。
The
袖壁3、ヒンジ7及びストッパ9の関係は、次のとおりである。袖壁3と一体的であるヒンジ押さえ部25がヒンジ7の切り欠き部19に挿入され、且つ、ストッパ9の第2部分9bがヒンジ7のストッパ当て部21に突き当てられた状態で、袖壁3と一体的であるボルト軸部31がちょうどストッパ9の貫通穴9cに挿通できるような関係で、袖壁3のヒンジ押さえ部25及びボルト軸部31、ヒンジ7の切り欠き部19及びストッパ当て部21、並びに、ストッパ9の第1部分9a、第2部分9b及び貫通穴9cが用意される。
The relationship between the
次に、このような構成を有する袖壁支持構造体の作用について説明する。通常のエレベータ運転時には、本実施の形態に係る袖壁支持構造体1は、図2及び図3に示された状態にある。すなわち、上述したように、ヒンジ押さえ部25がヒンジ7の切り欠き部19に挿入され、ストッパ9の第2部分(幅方向の一方向側の部位)9bがヒンジ7のストッパ当て部21に突き当てられ、且つ、ストッパ9を貫通したボルト軸部31にナット33が螺合されている。この状態から、袖壁3を取り外して交換する場合、まず、作業者は、図6及び図7に示されるように、袖壁3をかご室内側に引き出すようにして開ける。図6及び図7はそれぞれ、袖壁が開けられたときの図2及び図3と同態様の図である。袖壁3は、ヒンジ7において回動自在に支持されており、図2及び図3の状態から紙面反時計回りに回転されて、図6及び図7に示した状態になる。
Next, the operation of the sleeve wall support structure having such a configuration will be described. During normal elevator operation, the sleeve
図6及び図7に示されたように、袖壁3が開かれた状態では、ヒンジ7の第1片15及び第2片17の角度は、袖壁3が閉じられていた状態よりも狭くなっている。これに従い、ねじりコイルばね29の端部29a,29b同士の角度も狭くなっている。ねじりコイルばね29は、袖壁3が開いている位置で、無負荷状態にあるように設けられている。よって、袖壁3は、作業者が特に強くおさえておくことなく、開いたままの状態に維持されやすくなっている。
As shown in FIGS. 6 and 7, when the
続いて、袖壁3が開いている状態で、ナット33を緩めてボルト軸部31から外し、さらに、ストッパ9をボルト軸部31から外す。ストッパ9が取付けられていたときには、ストッパ9の第2部分9bがヒンジ7のストッパ当て部21に当たっているために、袖壁3をかご室外側方向にスライドさせることが規制されていた。しかし、上記のようにストッパ9を外すことで、このような規制がなくなる。よって、作業者は、ストッパ9を外した後、図6及び図7中の矢印Xで示すように、袖壁3を切り欠き部19における開口側に向けてスライドさせる。これによって、袖壁3と一体的に設けられているヒンジ押さえ部25も同方向にスライドし、ヒンジ押さえ部25が切り欠き部19から退出する。この状態が、図7及び図8に示されている。図8は、図4と同態様の図であって、ナットやストッパを外し、袖壁をスライドさせて、ヒンジ押さえ部を切り欠き部から退出させた状態を示す図である。このようにヒンジ押さえ部25を切り欠き部19から退出させることにより、ヒンジ押さえ部25の頭部25aのヒンジ7に対する引っ掛かりが解消されるので、作業者は、袖壁3をヒンジ7から分離して、外す。
Subsequently, in a state in which the
また、袖壁3をヒンジ7に取付ける場合には、上記とほぼ逆の動作となり、まず、袖壁3を矢印Xと逆方向にスライドさせて、ヒンジ押さえ部25をヒンジ7の切り欠き部19に挿入する。なお、ここでも、特別な操作をしていない限り、ヒンジ7の第2片17は、無負荷状態に復元しようとするねじりコイルばね29の作用によって、図6や図7に示す状態に維持される。よって、袖壁3をヒンジ7に取り付ける場合にも、ヒンジ7の第2片17及び第1片15はねじりコイルばね29の作用によって閉じた(なす角度が狭くなった)状態にあり、袖壁3を隅部カバー13のほうへ差し込む際にも、袖壁3がヒンジ7の第2片17と干渉しにくくなっている。袖壁3は、その開いた状態において、矢印Xと逆方向にスライドされて、ヒンジ7に対して着脱可能に取付けられる。ヒンジ押さえ部25の切り欠き部19への挿入が完了したならば、袖壁3と一体のボルト軸部31に貫通されているストッパ9を適切にヒンジ7のストッパ当て部21に突き当てた状態とし、そのうえで、ナット33をストッパ9の上からボルト軸部31にねじ込み、ストッパ9を袖壁3に対して固定する。これにより、袖壁3は、ストッパ9がストッパ当て部21に当接されていることで、ヒンジ7に対して幅方向Wの一方向(切り欠き開口方向)への動きを規制されており、ヒンジ押さえ部25が切り欠き部19に挿入されていることで、ヒンジ7に対して幅方向Wの他方向(切り欠き開口と逆方向)への動きと、長さ方向H及び厚さ方向Tへの動きとを規制されている。すなわち、袖壁3は、三方向(六つの向き)の動きが適切に規制されて支持されている。なお、ヒンジ押さえ部25と切り欠き部19との係合部が間隔をもって二箇所設けられるので、上記三方向を軸心周りとする三つの回転態様も規制されている。
When the
ナット33をストッパ9の上からボルト軸部31にねじ込み、袖壁3のヒンジ7に対する固定が完了したならば、袖壁3を、図6及び図7の状態から紙面時計回りに回転させ、図2及び図3に示されるように閉じ、袖壁3の取付け作業を終了する。
When the
以上のような袖壁支持構造体によれば、袖壁を取り外し容易に支持することができ、しかも、かご室内から着脱が行えるので、作業スペースの制約を受けることなく容易・確実に着脱が行える。また、かご室内から袖壁の着脱が行えるので、保守性が向上している。さらに、外枠などを外すことなく袖壁単体の交換が可能となるので、保守費用の軽減を図ることもできる。
加えて、ヒンジに設けられているねじりコイルばねを、袖壁が開いている位置で無負荷状態にあるように設定しておくことで、袖壁を開放状態に維持しやすく袖壁の取り外し作業を更にしやすくすることができる。
さらに、ボルト軸部やナットは、平面視、ヒンジの回動中心上か、それよりも袖壁の開閉端部側に配置されているので、袖壁の着脱を行う際、作業者がナットにアクセスしやすくすることができる。特に、外側壁11cにおける袖壁3側を符号11dに示すように切り欠いておくと、より一層、ナットへのアクセスを容易にすることができる。
According to the sleeve wall support structure as described above, the sleeve wall can be easily removed and supported, and can be attached and detached from the interior of the car. Therefore, the sleeve wall can be easily and reliably attached and detached without being restricted by the work space. . In addition, since the sleeve wall can be attached and detached from the car room, the maintainability is improved. Furthermore, since the sleeve wall can be replaced without removing the outer frame or the like, the maintenance cost can be reduced.
In addition, the torsion coil spring provided on the hinge is set so that the sleeve wall is in an unloaded state at the position where the sleeve wall is open, so that the sleeve wall can be easily kept open and the sleeve wall is removed. Can be further facilitated.
In addition, the bolt shaft and nut are arranged on the pivot center of the hinge in plan view, or closer to the open / close end of the sleeve wall. Can be easily accessed. In particular, when the
以上、好ましい実施の形態を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の改変態様を採り得ることは自明である。
例えば、本発明のヒンジについては、一片が他片に対して回動自在に接続されている機構であれば、一般にヒンジと称されているものであるか否かは問わず、用いることが可能である。
Although the contents of the present invention have been specifically described with reference to the preferred embodiments, various modifications can be made by those skilled in the art based on the basic technical idea and teachings of the present invention. It is self-explanatory.
For example, the hinge of the present invention can be used regardless of whether or not it is generally called a hinge as long as one piece is pivotally connected to the other piece. It is.
1 袖壁支持構造体、3 袖壁、5 袖壁支持部、7 ヒンジ、9 ストッパ、19 切り欠き部、21 ストッパ当て部、25 ヒンジ押さえ部、29 ねじりコイルばね、31 ボルト軸部(ねじ部材)。
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記かごにおける袖壁支持部と、
前記袖壁及び前記袖壁支持部の間に設けられ、該袖壁を該袖壁支持部に対して開閉可能に支持するヒンジとを備え、
前記袖壁は、その開放状態においてスライド動作を介して前記ヒンジに対して着脱可能に取付けられており、
前記袖壁の前記スライド動作を規制するストッパを更に備え、
前記ヒンジは、幅方向の一方向に開口した切り欠き部と、ストッパ当て部とを有しており、
前記袖壁の内側には、頭部が膨らんでいるヒンジ押さえ部が突設されており、
前記袖壁は、前記ヒンジ押さえ部が前記切り欠き部に挿入されることで、前記ヒンジに対して前記幅方向の他方向への動きと、厚さ方向への動きとを規制されており、
前記ストッパは、前記ヒンジ押さえ部が前記切り欠き部に挿入されている状態で、ねじ部材を介して前記袖壁に着脱可能に取付けられており、
前記袖壁に取付けられている前記ストッパの前記幅方向の一方向側の部位は、前記ヒンジ押さえ部が前記切り欠き部に挿入されている状態で、前記ストッパ当て部に当接しており、
前記袖壁は、前記ストッパが前記ストッパ当て部に当接されることで、前記ヒンジに対して前記幅方向の一方向への動きを規制されている、
エレベータの袖壁支持構造体。 Sleeve walls in the elevator car,
A sleeve wall support in the basket;
A hinge that is provided between the sleeve wall and the sleeve wall support portion and supports the sleeve wall so as to be openable and closable with respect to the sleeve wall support portion;
The sleeve wall is detachably attached to the hinge through a sliding motion in its open state,
In addition example Bei a stopper for restricting the sliding movement of the sleeve wall,
The hinge has a notch that opens in one direction in the width direction, and a stopper abutment.
On the inner side of the sleeve wall, a hinge pressing part with a bulging head is provided,
The sleeve wall is restricted from moving in the other direction of the width direction and moving in the thickness direction with respect to the hinge by inserting the hinge pressing portion into the notch.
The stopper is detachably attached to the sleeve wall via a screw member in a state where the hinge pressing portion is inserted into the notch portion,
The one-side portion in the width direction of the stopper attached to the sleeve wall is in contact with the stopper abutting portion in a state where the hinge pressing portion is inserted into the notch,
The sleeve wall is restricted from moving in one direction of the width direction with respect to the hinge by the stopper being in contact with the stopper abutting portion.
Elevator sleeve wall support structure.
前記ばねは、前記袖壁が開いている位置で無負荷状態にあるように設けられている、
請求項1のエレベータの袖壁支持構造体。 A spring is attached to the hinge,
The spring is provided so as to be in an unloaded state at a position where the sleeve wall is open,
The elevator sleeve wall support structure according to claim 1.
請求項1又は2のエレベータの袖壁支持構造体。 The screw member is disposed in plan view, on the pivot center of the hinge, or closer to the open / close end of the sleeve wall than the pivot center.
The elevator sleeve wall support structure according to claim 1 or 2 .
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