JP5493031B1 - 端末装置、シナリオ実行制御方法、及びプログラム - Google Patents

端末装置、シナリオ実行制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】端末装置が自動化ツールを実行することにより業務システム等における操作を自動的に行う環境において、業務システムや端末装置等の機器に過度の負荷がかからないようにするための技術を提供する。
【解決手段】アプリケーションプログラムのGUIにおける操作を実行するためのアダプタを介して、前記操作の単位となるノードにより構成されたシナリオに従って前記操作を実行する端末装置において、アプリケーションプログラムを実行するサーバの負荷情報を取得し、当該負荷情報を解析し、当該負荷情報が所定の条件を満たすか否かを判定する解析部と、前記解析部により所定の条件を満たすと判定された際に、シナリオの実行速度を低減させる制御部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、業務システム等に対する操作を端末装置において自動的に行う自動化ツールを使用する環境において、業務システムや端末装置の負荷を軽減させる技術に関するものである。
業務システムにおいて、ユーザが端末装置から当該業務システムを操作できるようにコマンドラインによるインターフェース(CLI)が設けられることの他に、より直感的に業務システムを操作できるように、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)が開発されるのが一般的である。
GUIを用いても、多量の業務を人間が行うとすると、多大な稼働が必要になる。そこで、GUI上における人間の操作をエミュレートして、業務を自動化するソフトウェア(以下、「自動化ツール」)が提案されている。
例えば、NTT研究所により、自動化ツール「UMS」が開発されている。このツールは、アプリケーションプログラムのユーザインターフェースと、キーボード・マウス等の入出力デバイスとの間にアダプタを介在させ、当該アダプタからコマンドを実行したり、アプリケーションプログラムの出力結果を取得したりすることを可能としている(特許文献1、非特許文献1参照)。
自動化ツールにより、定型的なGUI操作を、人手を介さずに、高速かつ正確に実行することが可能である。
特開2010−204840号公報
「オペレータの操作を自動化するソフトウェア『UMS』」、NTT技術ジャーナル、2011.5
業務システムは、通常、端末装置におけるGUIを人間が操作するスピードを前提として設計される。具体的には、同時に操作する人間の数や単位時間あたりの処理量の見込みから、それを許容できるような仕様が決定される。
ここで、端末装置において自動化ツールを実行すると、人間による通常の操作と比べて遙かに高速な操作が行われ、業務システムや端末装置の側に想定外の負荷がかかるおそれがある。
特に、前記従来技術のようにアダプタを備える自動化ツールを用いる場合、業務システムの側からGUI上の操作が人間によるものか自動化ツールによるものか判別するのは困難であるため、有効な対処を講じることはできない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、端末装置が自動化ツールを実行することにより業務システム等における操作を自動的に行う環境において、業務システムや端末装置等の機器に過度の負荷がかからないようにするための技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、アプリケーションプログラムのGUIにおける操作を実行するためのアダプタを介して、前記操作の単位となるノードにより構成されたシナリオに従って前記操作を実行する端末装置であって、
アプリケーションプログラムを実行するサーバの負荷情報を取得し、当該負荷情報を解析し、当該負荷情報が所定の条件を満たすか否かを判定する解析部と、
前記解析部により所定の条件を満たすと判定された際に、シナリオの実行速度を低減させる制御部とを備えることを特徴とする端末装置として構成される。
また、本発明は、アプリケーションプログラムのGUIにおける操作を実行するためのアダプタを介して、前記操作の単位となるノードにより構成されたシナリオに従って前記操作を実行する端末装置であって、
アプリケーションプログラムのGUIを表示する前記端末装置の負荷情報を取得し、当該負荷情報を解析し、当該負荷情報が所定の条件を満たすか否かを判定する解析部と、
前記解析部により所定の条件を満たすと判定された際に、シナリオの実行速度を低減させる制御部とを備えることを特徴とする端末装置として構成することもできる。
また、本発明は、アプリケーションプログラムのGUIにおける操作を実行するためのアダプタを介して、前記操作の単位となるノードにより構成されたシナリオに従って前記操作を実行する端末装置であって、
前記端末装置により実行された各ノードの処理時間を解析し、当該処理時間が所定の条件を満たすか否かを判定する解析部と、
前記解析部により所定の条件を満たすと判定された際に、シナリオの実行速度を低減させる制御部とを備えることを特徴とする端末装置として構成することもできる。
また、本発明は、前記端末装置により実行されるシナリオ実行制御方法、及び、コンピュータを、前記端末装置の各部として機能させるためのプログラムとして構成することもできる。
本発明によれば、端末装置が自動化ツールを実行することにより業務システム等における操作を自動的に行う環境において、業務システムや端末装置等の機器に過度の負荷がかからないようにすることができ、自動化ツールを安定して動作させることができる。
本発明の実施の形態に係るシステム構成図である。 シナリオの例を示す図である。 過負荷状態検出時のシステムの動作手順を示すフローチャートである。 サーバ負荷低減処理の例を示す図である。 変形例における過負荷状態検出時のシステムの動作手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。
本実施の形態では、自動化ツールを実行する端末装置の側において、業務システムを構成するアプリケーションサーバや端末装置自身等の機器の負荷状況を逐次監視し、各機器の負荷が許容レベルを超えないように、自動化ツールの実行速度等を制御する。以下、本実施の形態についてより詳細に説明する。
(システム構成)
図1に、本発明の実施の形態におけるシステムの構成図を示す。図1に示すように、本実施の形態のシステムは、端末装置100とアプリケーションサーバ200とが通信ネットワークを介して接続された構成を有する。なお、図1は、端末装置100及びアプリケーションサーバ200において本発明の実施の形態に特に関係する機能部のみを示すものであり、例えば、端末装置100には図示した機能部以外にも、キーボード・マウス等の入出力デバイス、表示デバイス等が備えられている。
図1に示すように、端末装置100は、自動化ツール110、アプリケーション120、インターフェース(IF)130を有する。自動化ツール110は、前述したようにGUI上における人間の操作をエミュレートして、操作を自動化するソフトウェアにより実現される機能部であり、従来技術による上記のエミュレート機能に加えて、本発明に係る機能を有する。本実施の形態に係る自動化ツール110の詳細については後述する。
アプリケーション120は、GUI121を表示するプログラム(例:Webブラウザ)により実現される機能部である。IF130は、アプリケーションサーバ200と通信を行うインターフェースである。
アプリケーションサーバ200は、端末装置100にIF220を介してGUI121を提供するとともに、自機において、例えば業務システムとして機能するアプリケーションプログラムを実行する。図1にはアプリケーションサーバ200における本発明の実施形態に関係する機能部として、アプリケーションプログラム実行により生成されるログをIF220を介して端末装置100に送信するログ送信部210が示されている。
<自動化ツール110の詳細>
図1に示すとおり、自動化ツール110は、制御部111、シナリオ112、アダプタ113、ログ解析部114、ログ生成部115を備える。
シナリオ112は、端末装置100の記憶装置(メモリ、HDD等)に格納される情報であり、シナリオ112には自動化ツール110で実行する操作プロセスが定義されている。シナリオ112で定義された操作プロセスを制御部111が解釈することで、当該操作プロセスの自動実行が実現される。
図2に、シナリオ112の一例を示す。図2に示すように、シナリオ112はノードとリンクにより表現される。
シナリオ112中の各ノードは、アプリケーションプログラムのGUI上における操作(アクション)の内容を表す。例えば、「マウスクリックアクション」ノードでは、マウス操作の種類(左クリック、右クリック、左ダブルクリック等)、ウィンドウ内におけるマウス操作の座標位置が定義される。
例えば、「指定時間待機アクション」ノードでは、待機時間(秒数)が定義される。例えば、「リンククリックアクション」ノードでは、GUIで形成されているリンク(例:Webサイトへのリンク)を識別、および当該リンクのクリック動作が定義される。
シナリオ112中の各ノードはリンクにより結合される。リンクは、ノードの実行順序を表現する。シナリオ112の「開始」端点から始まり、リンクに従って各ノードで定義されたアクションが順次実行される。シナリオの「終了」端点に到達すると、シナリオの実行が終了する。
また、シナリオ112の実行順序を制御するノードを設けることができる。例えば、「条件分岐」ノードでは、GUIの状態や自動化ツール内部で保持する値などが所定の条件式に合致するか否かを判定する。判定結果がtrueである場合と、falseである場合それぞれについて、次に実行するべきノード/リンクを定義できる。
また、同一のシナリオを連続して実行させて、複数のデータの処理を実行することもできる。このとき、処理すべきデータは、フィールド/レコード形式で定義される。自動化ツール110は、1レコードごとにデータを読み込み、繰返しシナリオを実行する。
シナリオ112は、電子ファイルの形式で端末装置100の記憶装置(HDD等)に記憶させることができる。例えばシナリオ112を、当該端末装置100以外の端末装置に格納することで、当該端末装置においても自動化ツールを実行する際に、制御部にシナリオ112を読み込ませることができ、端末装置100における自動操作と同様の自動操作を実現できる。
図1に示すアダプタ113は、シナリオ112のノードで定義されたプロセスをアプリケーション120に適合するコマンドに変換する。また、端末装置100上で実行されるアプリケーション120の動作や、端末装置100のIF130に入出力される信号を監視し、自動化ツール110に適合するメッセージに変換する。自動化ツール110の制御部111は、このようにアダプタ113により変換されたメッセージを必要に応じて解釈することで、端末装置110やアプリケーション120の状態に応じたシナリオ実行が可能になる。
例えば、図2に示した「ウィンドウ状態待機アクション」ノードでは、アダプタ113が、監視対象のアプリケーション120のウィンドウの状態(例えば、ウィンドウが前面に表示されているか、ウィンドウが最大化されているか、等)を取得する。取得された状態を示す情報を、例えば前記「条件分岐」ノードに適用することにより、シナリオ実行の制御に用いることができる。
制御部111は、シナリオ112に従って自動化ツール110の実行を制御する。自動化ツール110の実行に先立ち、シナリオ112を読み込み、シナリオ112の実行時には、シナリオ112に含まれる各ノードの処理内容をアダプタ113に出力しGUI操作を実行する他、アダプタ113により変換され出力されたメッセージに従い、条件分岐等のシナリオ112の実行制御を行う。
また、制御部111は、シナリオ112の実行速度を設定することができる。この設定では、シナリオ112上で連続するノード(アクション)があるとき、各アクションの間に挿入する遅延時間の長さを設定できる。例えば、実行速度を0から100の指数で表し、指数が「100」のときは遅延時間を0秒とし、指数を減らすとその分遅延時間を加算する。例えば、指数を10減らし「90」とすると、遅延時間が100ミリ秒に設定され、さらに10減らし「80」とすると、遅延時間が200ミリ秒に設定される。
ログ解析部114は、ログメッセージ(後述)に含まれる情報から、アプリケーションサーバ200や端末装置100の負荷に関する値を抽出し、アプリケーションサーバ200や端末装置100が過負荷状態にかるか否かを判定する。例えば、ログメッセージがアプリケーションサーバ200から取得される場合、ログメッセージ中の所定の値(例えば、CPU使用率)が所定の閾値(例えば80%)を超過すると、当該アプリケーションサーバ200が過負荷状態にあると判定する。
ログメッセージが端末装置100から取得される場合、同様に、ログメッセージ中の所定の値と所定の閾値を基に、当該端末装置100が過負荷状態にあると判定する。
また、図1に示すように、自動化ツール110は、自動化ツール110のシナリオ112に含まれるノードの実行時刻等を含むログメッセージを生成するログ生成部115を備えてもよい。この場合、自動化ツール100のシナリオ112に含まれるノードの実行に関する所要時間から、アプリケーションサーバ200又は端末装置100の負荷状態を推定し、これらが過負荷状態にあるか否かを判定することができる。
本実施の形態に係る端末装置100における自動化ツール110は、コンピュータに、本実施の形態で説明する自動化ツール110の処理内容を記述したプログラムを実行させることにより実現可能である。すなわち、自動化ツール110は、コンピュータに内蔵されるCPUやメモリ、ハードディスクなどのハードウェア資源を用いて、自動化ツール110の各部で実施される処理に対応するプログラムを実行することによって実現することが可能である。上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(可搬メモリ等)に記録して、保存したり、配布したりすることが可能である。また、上記プログラムをインターネットや電子メールなど、ネットワークを通して提供することも可能である。
(動作例)
本実施の形態に係るシステムの動作例を図3を参照して説明する。図3は、特に自動化ツール110の制御部111とログ解析部112、及びアプリケーションサーバ200における処理動作を示している。
<ログメッセージ取得に係る処理>
制御部111はシナリオ112を読み込み、ノード(アクション)を実行することで、GUI操作が行われ、アプリケーション120によるアプリケーションサーバ200へのアクセスが発生する(ステップ101)。
本実施の形態におけるアプリケーションサーバ200では、自機の負荷を示す情報、例えばCPU使用率やメモリ占有率等を逐次取得している。
アプリケーションサーバ200は、その情報を定期的に、又は他装置からの要求を受けて、ログメッセージとして他の機器に送信する機能を有している。例えば、syslogのように、アプリケーションサーバ200が定期的又はイベント発生時にログメッセージを出力することとし、当該ログメッセージの送信先を端末装置100として設定することができる。なお、ネットワーク環境によっては、ログメッセージ送信先を個々の端末装置にするのではなく、中継サーバを設置して当該中継サーバを出力先に設定し、当該中継サーバから個々の端末装置にログメッセージを送信することが適切な場合もある。
上記のようにログメッセージの送信先を端末装置100として設定されたアプリケーションサーバ200からログメッセージが端末装置100に送信され、端末装置100は、アプリケーションサーバ200から送信されたログメッセージを受信する(ステップ102)。このとき、アプリケーションプログラムの操作に用いる通信インターフェース130と同じインターフェースで受信してもよいし、ログメッセージ受信用の通信インターフェースを別に設け、その通信インターフェースで受信してもよい。
端末装置100は、受信したログメッセージを、いったんメモリ等の記憶部に蓄積(キャッシュ)した後、当該端末装置100で動作する自動化ツール110のログ解析部114に渡す。ログメッセージは、端末装置100が受信するたびに逐一ログ解析部114に渡してもよいし、自動化ツール110の制御部111によりログメッセージ取得が許可又は要求されたタイミングでのみ渡すこととしてもよい。後者の場合、制御部111がログメッセージの取得を要求するタイミングを、シナリオ中に「ログ取得アクションノード」を設けることで任意に定義することしてもよい。
また、負荷情報(ログメッセージ)受信のためのモニタリングプロセス(モニタリング部)を自動化ツール110と別に並列的に動作させてもよい。このとき、端末装置100は、ログメッセージを当該モニタリングプロセスに渡し、当該モニタリングプロセスと自動化ツール110との間でログメッセージの送受信をする。つまり、モニタリングプロセスから自動化ツール110のログ解析部114にログメッセージが送信され、ログ解析部114が当該ログメッセージを受信する。
なお、ログメッセージの送信に関するプログラム自体がアプリケーションサーバ200の負荷を高める可能性があるため、ログメッセージの送信間隔やイベントの重要性の定義等を予め調整することが望ましい。
また、端末装置100からアプリケーションサーバ200にリモートログインし、アプリケーションサーバ200の動作ログを逐次取得するようにしてもよい。例えば端末装置100上でパフォーマンスモニタプログラムを起動させておき、アプリケーションサーバ200から定期的にCPU使用率等の値を取得する。このとき、アプリケーションサーバ200でアカウント権限の管理がされていれば、ログ取得の可能なアカウントで予めログインすることが必要である。パフォーマンスモニタでは、取得したアプリケーションサーバ200のログを、ログファイルの形式で端末装置100内に保存してもよいし、予め設定した閾値を超えたときにアラームを出力するように設定してもよい。このように取得したログは、負荷情報を示すログメッセージとして、ログ解析部114に渡される。
<ログ解析に係る処理>
ログ解析部114にログメッセージが渡されると、ログ解析部114は、所定の条件により、アプリケーションサーバ200の負荷に関係する値(負荷情報)をログメッセージから抽出する。負荷情報としては、具体的には、CPU使用率(Processor_Time)、実行プロセス数(System_Processes)、メモリの未使用容量(Memory_Available_MBytes)、送受信パケット量(Network_Mbps)、ハードディスクの読み書き処理の割合(DiskTime)などがある。
自動化ツール110の制御部111が、シナリオ112中のノードを実行する(ステップ101)と、その実行直後のアプリケーションサーバ200の負荷状況の解析を、ログ解析部114へ要求する(ステップ103)。制御部111がそれぞれのノードについて実行直後に要求を出してもよいし、シナリオ112中に「負荷状態取得アクションノード」というものを設けて、このノードの実行直後でのみ要求を出してもよい。
ログ解析部114は、上記要求を受け、ログメッセージから抽出した負荷情報の最新値が所定の条件を満たすか否かを判定する(ステップ104)。CPU使用率であれば、例えば80%を閾値に設定し、80%超を過負荷状態と判定する。なお、ログメッセージに含まれる複数の値を組み合わせて条件判定を行っても良い(例えば、CPU使用率50%超、かつ、メモリの未使用容量50%以下の場合に過負荷状態と判定する)。また、最新の値の他、過去の履歴を含めた負荷状況を解析することとしてもよい。例えば、統計的な解析により、突発的な負荷増大が見られたときに過負荷状態と判定する。
また、上記のように要求に基づき負荷状態判定を行うことの他、ログ解析部114を制御部111と並行して実行させ、ログ解析部114が過負荷状態を検知したときに制御部111による処理に割り込むよう構成してもよい。
<過負荷状態の解消に係る処理>
ログ解析部114によりアプリケーションサーバ200の過負荷状態が検知された場合(ステップ105のYes)、ログ解析部114は、制御部111へ、過負荷状態を通知する(ステップ106)。この過負荷状態通知を受けると、制御部111は、シナリオ112中で次に実行するべきアクションの直前に、指定時間待機アクションノードを挿入する(ステップ107)。つまり、例えば図4の例1に示すように、アクションAを実行した後に過負荷を検出した場合に、当該アクションAの後で、次に実行するべきアクションBの直前に指定時間待機アクションノードを挿入する。
こうすることで、アプリケーションサーバ200の過負荷状態が解消されるのを待って、次のノードの実行に移ることができる。依然過負荷状態が解消されない場合は、次の指定時間待機アクションノード挿入において、待機時間をより長く設定する。
なお、最後に実行したノードがアプリケーションサーバ200を過負荷状態に陥らせる原因と想定されるならば、指定時間待機アクションノードを、最後に実行したノードの直前に挿入してもよい。一度挿入したノードは、その後のデータ処理においても保存されているので、再びアプリケーションサーバ200を過負荷状態に陥らせることを予防することができる。
指定時間待機アクションノードに設定する待機時間は、一律に既定値としてもよいし、過負荷状態が解消されるまで漸次増加させても良い。
なお、シナリオ112の中の任意の位置に指定時間待機アクションノードを挿入すると、シナリオ全体のプロセス実行に不都合が生じる場合がある。そのため、自動的に指定時間待機アクションノードを挿入することが可能な位置や不可能な位置、待機時間の上限値の設定などを、シナリオ112中にあらかじめ定義することとしてもよい。
また、過負荷状態を解消させるための他の例として、図4の例2に示すように、各ノードに定義されたアクションの実行間隔を広げるよう、実行速度を遅くする(ノード間に遅延時間を挿入する)こととしてもよい。例えば、ログ解析部114により判定の結果、システムの過負荷状態が検知されると、その後に連続したアクションの実行の前に、一律に遅延時間を挿入して、シナリオ112全体の実行速度を低減させる。
なお、シナリオ実行速度を低減させて過負荷状態を解消させるための処理として、指定時間待機アクションノードを挿入する処理と、アクションの実行間隔を広げる処理の両方を行うこととしてもよい。
このように一度実行速度を低減させた後、実行速度を増加させないことにより、アプリケーションサーバ200にかかる負荷を低減させたままでのシナリオ実行が可能になる。なお、継続してアプリケーションサーバ200のログメッセージを取得して、過負荷状態が解消されたことが確認されれば、元の実行速度を回復するよう、実行速度を復帰又は漸増させてもよい。このとき、ログ解析部114は、実行速度を復帰又は漸増させるための条件を別に保持し、アプリケーションサーバ200のログメッセージが示す負荷状態が当該条件を満たすか否かを判定する。
(変型例1)
自動化ツール110の実行によって、アプリケーションサーバ200の他にも、当該自動化ツール110を実行する端末装置100に負荷をかけるケースも考えられる。このため、端末装置100が、自機の負荷状態を示すログメッセージを生成し、自動化ツール110が当該ログメッセージを取得してログ解析部114に渡すことで、ログ解析部114が端末装置100の過負荷状態を判定するように構成することもできる。この変形例1では、ログメッセージの送信元が端末装置100に変わること以外は、前述の動作と同様の動作が行われる。
なお、端末装置100の負荷状態を判定し、負荷状態に応じてシナリオ実行速度を低減させる処理は、前述したアプリケーションサーバ200の負荷状態を判定し、負荷状態に応じてシナリオ実行速度を低減させる処理と並行して行ってもよいし、どちらか一方を行うこととしてもよい。並行して行う場合、ログ解析部114は、アプリケーションサーバ200が過負荷状態であることを示す所定の条件を満たすか否かを判定するととともに、端末装置100が過負荷状態であることを示す所定の条件を満たすか否かを判定することになる。
負荷状態を示すログメッセージは、さらに他の機器から取得し、解析してもよい。システム全体でボトルネックとなる機器からログメッセージを取得して当該機器の負荷状態を監視することで、より効率的に自動化ツールの実行を制御することができる。
他の機器の例としては、ネットワークを構成するスイッチ、ルータ、プロキシサーバ、ロードバランサ、ファイアウォール等がある。また、通信に関わるスループットやジッタ等を負荷情報として扱ってもよい。
(変形例2)
これまでに説明した例のように、ログメッセージから直接的にアプリケーションサーバ200の負荷情報を解析するのではなく、シナリオ112中の各ノードに係る処理時間を計測し、当該処理時間が所定の閾値を超えたときにアプリケーションサーバ200が過負荷状態となっていると判定することもできる。この場合の例を変形例2として図5を参照して説明する。
アプリケーションサーバ200の設定やネットワーク設計等によっては、端末装置100側でアプリケーションサーバ200のログメッセージを受信できないケースがあるが、自動化ツール110自身のログメッセージを手がかりに、アプリケーションサーバ200の負荷状態を間接的に推定することができる。
変形例2では、自動化ツール110がログ生成部115を備えており、ノードを実行するたびに、ログ生成部115がログメッセージを生成し(図5のステップ202)、ログメッセージをメモリ等の記憶装置に蓄積する。このログメッセージには、実行したノードの識別情報(ノードID)及び当該ノードを実行した時間に関する情報(ノード実行時刻等)が含まれる。
ログ解析部114は、例えば制御部111からの要求(ステップ203)に応じて、ログ生成部115が出力したログメッセージを解析し、ノードの実行に要した所要時間を算出する(ステップ204、205)。この所要時間が所定の閾値を超えた場合、アプリケーションサーバ200のレスポンスが低下した(処理速度が遅くなった、過負荷状態である)、又は端末装置100のレスポンスが低下した(処理速度が遅くなった、過負荷状態である)と判定する(ステップ206のYes)。そして、前述した動作と同様に、制御部111は、シナリオの実行速度を低減させるための処理を行う(ステップ208)。
上記所定の閾値は、ノードで定義されるアクションの種類ごとに設定してもよいし、一律に設定してもよい。また、ユーザによるシナリオ作成時に、各ノードに任意の閾値を設定してもよい。
本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。
100 端末装置
110 自動化ツール
111 制御部
112 シナリオ
113 アダプタ
114 ログ解析部
115 ログ生成部
120 アプリケーション
121 GUI
130 IF
200 アプリケーションサーバ
210 ログ送信部
220 IF

Claims (9)

  1. アプリケーションプログラムのGUIにおける操作を実行するためのアダプタを介して、前記操作の単位となるノードにより構成されたシナリオに従って前記操作を実行する端末装置であって、
    アプリケーションプログラムを実行するサーバの負荷情報を取得し、当該負荷情報を解析し、当該負荷情報が所定の条件を満たすか否かを判定する解析部と、
    前記解析部により所定の条件を満たすと判定された際に、シナリオの実行速度を低減させる制御部と
    を備えることを特徴とする端末装置。
  2. アプリケーションプログラムのGUIにおける操作を実行するためのアダプタを介して、前記操作の単位となるノードにより構成されたシナリオに従って前記操作を実行する端末装置であって、
    アプリケーションプログラムのGUIを表示する前記端末装置の負荷情報を取得し、当該負荷情報を解析し、当該負荷情報が所定の条件を満たすか否かを判定する解析部と、
    前記解析部により所定の条件を満たすと判定された際に、シナリオの実行速度を低減させる制御部と
    を備えることを特徴とする端末装置。
  3. アプリケーションプログラムのGUIにおける操作を実行するためのアダプタを介して、前記操作の単位となるノードにより構成されたシナリオに従って前記操作を実行する端末装置であって、
    前記端末装置により実行された各ノードの処理時間を解析し、当該処理時間が所定の条件を満たすか否かを判定する解析部と、
    前記解析部により所定の条件を満たすと判定された際に、シナリオの実行速度を低減させる制御部と
    を備えることを特徴とする端末装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のうちいずれか1項に記載の端末装置であって、
    前記制御部は、シナリオに含まれるノード間の待機時間を長くすることにより、シナリオの実行速度を低減させることを特徴とする端末装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のうちいずれか1項に記載の端末装置であって、
    前記制御部は、シナリオの実行を待機するためのノードをシナリオに挿入することにより、シナリオの実行速度を低減させることを特徴とする端末装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のうちいずれか1項に記載の端末装置であって、
    前記解析部は、前記サーバが過負荷状態であることを示す所定の条件を満たすか否かを判定することを特徴とする端末装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のうちいずれか1項に記載の端末装置であって、
    前記解析部は、前記端末装置が過負荷状態であることを示す所定の条件を満たすか否かを判定することを特徴とする端末装置。
  8. アプリケーションプログラムのGUIにおける操作を実行するためのアダプタを介して、前記操作の単位となるノードにより構成されたシナリオに従って前記操作を実行する端末装置により実行されるシナリオ実行制御方法であって、
    前記端末装置は、
    アプリケーションプログラムを実行するサーバから、負荷情報を受信し、
    前記受信した負荷情報を解析し、
    当該負荷情報が所定の条件を満たすか否かを判定し、
    前記解析部により所定の条件を満たすと判定された際に、シナリオの実行速度を低減させる
    ことを特徴とするシナリオ実行制御方法。
  9. コンピュータを、請求項1ないし7のうちいずれか1項に記載の前記端末装置の各部として機能させるためのプログラム。
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